JPH10313495A - 音響装置 - Google Patents

音響装置

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JPH10313495A
JPH10313495A JP9120833A JP12083397A JPH10313495A JP H10313495 A JPH10313495 A JP H10313495A JP 9120833 A JP9120833 A JP 9120833A JP 12083397 A JP12083397 A JP 12083397A JP H10313495 A JPH10313495 A JP H10313495A
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JP
Japan
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speaker
sound
speakers
sound guide
acoustic device
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JP9120833A
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Masaru Sato
勝 佐藤
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; ELECTRIC HEARING AIDS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R5/00Stereophonic arrangements
    • H04R5/02Spatial or constructional arrangements of loudspeakers
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; ELECTRIC HEARING AIDS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R2499/00Aspects covered by H04R or H04S not otherwise provided for in their subgroups
    • H04R2499/10General applications
    • H04R2499/15Transducers incorporated in visual displaying devices, e.g. televisions, computer displays, laptops

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Obtaining Desirable Characteristics In Audible-Bandwidth Transducers (AREA)
  • Details Of Audible-Bandwidth Transducers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 設定しようとするスピーカ部の位置に係わら
ず、明瞭な音(音像)が得られる音響装置を提供する。 【解決手段】 スピーカ部30と、スピーカ部30に一
端部が接続され、他端部が開口された複数の導音管3
2,32と、各導音管32,32の長さがほぼ同じで、
各導音管32,32により導かれたスピーカ部30から
発する音が互いに衝突するように、各導音管32,32
の他端部が配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気機器、例えば
テレビジョンセットやオーディオセット等に設定される
音響装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電気機器としてたとえばテレビジョンセ
ットを例に挙げると、テレビジョンセットは、たとえば
表示内容を表示するための表示画面と、音声を伝達する
音響装置を備えている。表示装置としては、たとえば陰
極線管(CRT)が用いられ、音響装置は複数個のスピ
ーカを有しているのが一般的である。
【0003】この種のテレビジョンセットは、デザイン
上の要求から、キャビネットの前面位置に音響装置を取
付けるスペースをなかなか確保することができず、音響
装置はどうしてもキャビネットの後方に設置される場合
が多い。
【0004】図12ないし図16は、従来のテレビジョ
ンセットの例を示している。図12の従来のテレビジョ
ンセットのキャビネット300は、陰極線管301と2
つのスピーカ302,303を内蔵している。これらの
スピーカ302,303は陰極線管301の後方に位置
されており、スピーカ302,303は陰極線管301
の電子銃の付近に配置されている。
【0005】図13の従来のテレビジョンセットのキャ
ビネット400は、陰極線管401と2つのスピーカ4
02,403を有している。2つのスピーカ402,4
03は陰極線管401の後方に位置されており、ホーン
404,405にそれぞれ接続されている。
【0006】図14のテレビジョンセットのキャビネッ
ト500は、陰極線管501と2つのスピーカ502,
503を内蔵しており、スピーカ502,503は、斜
め前方に向けて配置されている。
【0007】図15のテレビジョンセットのキャビネッ
ト600は、陰極線管601、4つのスピーカ602な
いし605を内蔵している。2つのスピーカ602,6
03は陰極線管601の後方に位置されているが、残り
の2つの小型のスピーカ604,605はキャビネット
600の正面側の陰極線管601の左右位置に配置され
ている。
【0008】図16のテレビジョンセットのキャビネッ
ト700は、陰極線管701とスピーカ702,703
を有しており、このスピーカ702,703は斜め前方
に向いている。そしてキャビネット700は、ネット状
の部分の704,705を有しており、これらのネット
状の部分704,705は陰極線管701の付近に位置
されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来のテレビジョンセットのキャビネットでは、次のよう
な問題がある。図12のテレビジョンセットは最も簡単
な構造になっているが、2つのスピーカ302,303
から発生する音は、陰極線管301の前面側に位置して
いるユーザからみると、音がキャビネット300の後方
にあり、前面では音がこもって聴こえる。
【0010】図13の従来のテレビジョンセットでは各
スピーカ402,403はそれぞれホーン404,40
5に接続されて、これらのホーン404,405の開口
部分は陰極線管401の左右位置まで導かれている。し
かし、簡易形のスピーカと簡易形のホーンを組み合わせ
ると、こもり音が発生して聴きずらくなる。
【0011】図14の従来のテレビジョンセットでは、
スピーカ502,503から発生する音は、キャビネッ
ト500の内側で一度反射させて、陰極線管501の左
右位置の穴504,505から前方に出すようになって
いるが、この前方の穴504,505の開口率が低い
と、音がこもってしまうことがあり、しかもキャビネッ
ト500にビリツキ音を発生させる原因にもなる。高音
は比較的聴き易いが低音はこもってしまう。
【0012】図15の従来のテレビジョンセットでは、
高域用のウーハ用のスピーカ604,605が陰極線管
601の左右位置に位置されているが、これは高域音を
明瞭化させるためである。しかし、後側にある低域用の
ウーハ用のスピーカ602,603のこもり音は、図1
2の従来例と同様にして発生してしまう。特に、ナレー
ションや会話にこもり音が出る点は、図12の例と同様
である。
【0013】図16の従来のテレビジョンセットでは、
後方側に位置しているスピーカ702,703の音を、
網状の部分704,705をとおして前面側に出そうと
するものであるが、この網状の部分704,705の開
口率が低いと、やはり音がこもってしまう。
【0014】そこで本発明の上記課題を解消し、設定し
ようとするスピーカ部の位置に係わらず、明瞭な音(音
像)が得られる音響装置を提供することを目的としてい
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解消するため
に、本発明はスピーカ部と、スピーカ部に一端部が接続
され、他端部が開口された複数の導音管と、各導音管の
長さがほぼ同じで、各導音管により導かれたスピーカ部
から発する音が互いに衝突するように、各導音管の他端
部が配置されていることを特徴とする音響装置により、
達成される。
【0016】本発明では、複数の導音管の一端部がスピ
ーカ部に接続され、複数の導音管の他端部が開口されて
いる。これらの導音管の長さはほぼ同じで、しかも各導
音管により導かれたスピーカ部から発する音が、互いに
衝突するように、各導音管の他端部が配置されている。
これにより、各導音管の長さがほぼ同じであり、しかも
音が互いに衝突するようになっているので、同一位相の
音が互いに衝突することで合成され、あたかもスピーカ
部がその各導音管の他端部側に位置しているような音像
が得られる。これによりスピーカ部の位置に係わらず、
明瞭な音を発することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、
技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明
の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨
の記載がない限り、これらの形態に限られるものではな
い。
【0018】図1は、本発明の音響装置の好ましい実施
の形態が設定されている電気機器としてのテレビジョン
セットの一例を示している。このテレビジョンセット1
0は、たとえば表示装置として、陰極線管(CRT)1
2と、ステレオ用の2つの音響装置14,14を有して
いる。これら陰極線管12と2つの音響装置14,14
は、キャビネット16内に位置しており、2つの音響装
置14,14は、キャビネット16の前面側であってし
かも陰極線管12の左の位置および右の位置に位置され
ている。
【0019】陰極線管12は、図1(A)あるいは図1
(B)に示す方式のものを採用している。図1(A)に
示す陰極線管12は、縦形のアパーチャグリル12aを
有し、螢光面12bに対して対面して配置されている。
また、図1(B)に示す陰極線管12は、シャドウマス
ク12cを有し、このシャドウマスク12cも螢光面1
2dに対面している。これらのアパーチャグリル12
a、シャドウマスク12cは、電子銃12fあるいは1
2gの形式に対応して設定されるものである。音響装置
14は、陰極線管12が設定されているテレビジョンセ
ット10のキャビネット16の前面部の左部分20と右
部分22にそれぞれ開口して配置されている。
【0020】図2と図3は、図1に示す音響装置14の
構造を詳しく示している。図2と図3を参照すると、こ
の音響装置14は、概略的にはスピーカ部30と導音管
32,32を有している。まず、スピーカ部30は、第
1スピーカ34と第2スピーカ36およびスピーカ収容
体38および出口部40を有している。
【0021】スピーカ収容体38は、たとえば円筒状の
ものであり、スピーカ収容体38の一方の開口部には第
1スピーカ34が配置され、他方の開口部には第2スピ
ーカ36が配置されている。これらの第1スピーカ34
と第2スピーカ36の向きは180°反対方向に向いて
いる。すなわち第1スピーカ34の軸CL1は、第2ス
ピーカ36の軸CL2と一致はしているが、第1スピー
カ34の振動板の振動方向D1と第2スピーカ36の振
動方向D2は、180°反対方向に向いている。スピー
カ収容体38の中間部分には上述した出口部40が接続
をされており、出口部40の自由端は開口部40aとな
っている。この出口部40は、円筒状のスピーカ収容体
38内で振動する第1スピーカ34と第2スピーカ36
が発生する圧力を外部に抜く部分である。
【0022】次に、2つの導音管32,32について説
明する。図3に示すように、導音管32,32は、第1
導音部分50と第2導音部分52をそれぞれ有してい
る。第1導音部分50の一方の開口部54は、第1スピ
ーカ34に密接して接続されている。また、第2導音部
分52の一方の開口部58は、第2スピーカ36に密接
して接続されている。第1導音部分50の他方の開口部
56と第2導音部分52の他方の開口部60は接続され
ており、この開口部56と開口部60は合成開口部62
を形成している。この合成開口部62は、図1と図2に
示すように、たとえば長方形状になっている。
【0023】導音管32,32の構造について更に詳し
く説明すると、図2と図3に示すように第1導音部分5
0は、外壁部分70と、内壁部分72および側壁部分7
4,76を有している。一方の導音管32の第1導音部
分50と、他方の導音管32の第2導音部分52は、セ
ンターラインCL3を中心として、線対称の形状を有し
ている。従って、第2導音部分52は、外壁部分80、
内壁部分82および側壁部分84,86から構成されて
いる。第1導音部分50の開口部54から開口部56に
向けて、その第1導音部分50の断面でみた面積は徐々
に大きくなるように設定されている。同様にして第2導
音部分52においても、開口部58から開口部60に向
けて、断面でみた面積が徐々に大きくなるように設定さ
れている。そして、内壁部分72と内壁部分82の接続
部86は、センターラインCL3の線上にあり、しかも
合成開口部62からみることができる。
【0024】図4ないし図9は、図1ないし図3の音響
装置14を構成するに至る試行の過程の例を示してい
る。図4は、使用者であるリスナーMの右側に1つのス
ピーカSPが位置されている状態を示している。スピー
カの発生する音は、リスナーMにとっては右側から聞こ
えているが、このスピーカSPが出す音ができるだけリ
スナーMにとって身近になるようにする方式を検討して
みると、たとえば図5のようになる。図5では、スピー
カSPに関してラッパ状のホーンHNを接続して、ホー
ンHNの開口部OPをリスナーMの耳の近くに位置させ
る。このようにスピーカSPに対してホーンHNを付け
ると、ホーンHNが正しく動作すれば、スピーカSPの
音はリスナーMにとっては身近に聞こえる。
【0025】また、スピーカの発する音がリスナーMに
とって身近になるようにするための別の方式としては、
図6に示すように、左側のスピーカSP1と右側のスピ
ーカSP2を、リスナーMに対して離して等距離に配置
し、これによりスピーカSP1、スピーカSP2が、仮
想音源SをリスナーMの正面側に位置させる。左右のス
ピーカSP1,SP2に対して同一の信号を入力すると
(すなわちモノラルの音)、リスナーMの目の前には仮
想音源Sが形成されるので、リスナーMにとって比較的
簡単に仮想音源SをリスナーMの身近に位置させること
ができる。
【0026】図6の仮想音源Sを発生させる例につい
て、図7により物理的な原理を考えてみると、左のスピ
ーカSP1による音波W1と、右のスピーカSP2によ
る音波W2からは、同一の位相の音が発生しており、両
方の音は仮想音源Sのところで衝突する。すなわち音波
W1,W2がリスナーMの正面の位置、すなわち左右の
スピーカSP1,SP2の真ん中の位置で衝突する。
【0027】図8に示すように、左のスピーカSP1と
右のスピーカSP2に対してそれぞれ導音管HN1と導
音管HN2をそれぞれ同じ長さで設定する。これらの導
音管HN1,HN2の開口部は、リスナーMの正面側に
位置している。従ってこれらの開口部の中心位置に仮想
音源Sを形成することができる。
【0028】そのように導音管HN1,HN2の開口部
をそれぞれ向き合わせるようにすれば、スピーカSP
1,SP2から発生している同一位相の音を衝突させて
仮想音源Sを形成することができる。そして、図9に示
すように、これらのスピーカSP1,SP2を反対方向
に向けて近づけて配置し、それぞれのホーンHN1,H
N2を丸めることによりホーンが占める幅を小さくする
ことができ、これらの導音管HN1,HN2の長さもほ
ぼ同一にする。この状態が図9(A)に示す状態であ
る。
【0029】しかし、図9(B)に示すように、仮想音
源Sにおける合成音は、リスナーMが聞こえれば良いの
で、導音管HN1,HN2の開口部において、リスナー
Mから離れている側は、閉鎖板CPで塞ぐようにしても
勿論構わない。図9(B)のように形成された音響装置
を具体的に図示すると、図2および図3のようになる。
【0030】図2および図3において、スピーカ収容体
38は、第1スピーカ34および第2スピーカ36を固
定する役割の他に、第1スピーカ34および第2スピー
カ36が発生する同一位相の音が外部にもれないように
する役目も果たしている。ただし、第1スピーカ34お
よび第2スピーカ36をたとえば振動板が振動する時に
は、スピーカ収容体38内の圧力が変動するので、スピ
ーカ収容体38は出口部40を有しており、スピーカ収
容体38の押圧力を外に逃すようにしている。
【0031】次に、図1ないし図3における1つの音響
装置14の動作について説明する。図3の制御部100
から制御信号が与えられると、増幅器101は、第1ス
ピーカ34および第2スピーカ36のたとえばボイスコ
イルに対しての電流を供給する。これにより、たとえば
コーン形の振動板は図3の第1スピーカ34においては
振動方向D1に振動し、第2スピーカ36においては振
動方向D2に振動する。同一位相の音が第1スピーカ3
4から導音部分50に供給され、第2スピーカ36から
導音部分52に供給される。このように第1スピーカ3
4と第2スピーカ36は同一位相の信号、すなわちモノ
ラル再生をした時に、それぞれの音が第1スピーカ34
および第2スピーカ36から導音部分50,52を介し
て、開口部56,60に送られる。そして合成開口部6
2において、これらの同一位相の音は、衝突(合成)し
て、合成された仮想音源Sの音は、ほぼセンターライン
CL3において定位する。これは第1導音部分50およ
び第2導音部分52の経路長がほぼ同一もしくは同一で
あり、しかも、それぞれの断面の開口面積が同じで形状
が同一であるからである。同一の音を2つの第1導音部
分50および第2導音部分52で図1のキャビネット1
6の左部分20と右部分22に導くことにより、音を合
成(衝突)すると、あたかもセンターラインCL3、す
なわち合成開口部62において、各々あたかも1つのス
ピーカがあるようにリスナーMは聞こえることになる。
つまり、図1において、スピーカ部30が陰極線管12
の電子銃12dの付近に位置していたとしても、スピー
カ部30から発する音は、合成開口部62の位置にスピ
ーカがあたかもあるようにして聞くことができる。
【0032】図1のテレビジョンセット10では、キャ
ビネット16の左部分20に1つの音響装置14が配置
され、キャビネット16の右部分22にも別の音響装置
14が配置されている。左部分20の音響装置14のス
ピーカ部30の2つのスピーカに対しては、左側のチャ
ンネル用の信号が供給されるが、右部分22の音響装置
14には右側のチャンネル用の信号が供給される。これ
により、図1のテレビジョンセット10では、リスナー
Mが陰極線管12の画像を見ながら、左部分20の音響
装置14と右部分22の音響装置14からステレオ放送
を楽しむことができる。
【0033】また、図3に示すように、第1スピーカ3
4および第2スピーカ36のそれぞれの振動板が振動す
る方向は、振動方向D1とD2であり、反対になってい
るので、それぞれの第1スピーカ34、第2スピーカ3
6の反動は互いに打ち消しあうことになる。第1スピー
カ34と第2スピーカ36のそれぞれの振動方向D1,
D2は図1と図3におけるZ方向(上下方向)であるの
で、図1に示すアパーチャグリル12aやシャドウマス
ク12c(特に最近のインライン電子銃タイプ等)に与
えた色信号が、色分離の方向(陰極線管12の左右方
向)とみると垂角であるので、振動方向D1とD2は色
分離の動作に影響を与えず好都合である。
【0034】次に、図10は、本発明の音響装置の別の
実施の形態を示している。図10の音響装置104は、
スピーカ部130を備えており、このスピーカ部130
は1つのスピーカ110を有している。スピーカ部13
0のスピーカ収容体138の一端の開口部分には、スピ
ーカ110は固定されており、他端には出口部140が
設けられている。この出口部140はスピーカ110が
振動した場合におけるスピーカ収容体138の音圧を抜
くための部分である。
【0035】スピーカ部130のスピーカ110に対し
ては、導音管132,132が設けられている。この導
音管132,132には、図1に示す導音管32,32
と同様のものであるが、1つのスピーカ110に対して
密接して接続されている。この導音管132,132は
第1導音部分150と第2導音部分152をそれぞれ備
えている。一方の導音管132の第1導音部分150
は、外壁部分170、内壁部分172、側壁部分17
4,174を有している。他方の導音管132の第2導
音部分152も同様にして、外壁部分180、内壁部分
182および側壁部分184,184を有している。
【0036】これらの第1導音部分150および第2導
音部分152は、断面でみて矩形であり、同じセンター
ラインCL4に関して、線対称の形状を有している。第
1導音部分150の開口部154から開口部156に近
づくに従って、その断面の面積が徐々に増加している。
同様にして、第2導音部分152の開口部158から開
口部160に近づくに従って、やはり断面図の面積が徐
々に増加している。開口部156と160の接続部18
6には、合成開口部162が形成されている。
【0037】スピーカ110が発する音は半円分づつ第
1導音部分150と第2導音部分152にそれぞれ分か
れて、合成開口部162により衝突(合成)される。こ
のように1つのスピーカを用いても、スピーカの半円ど
うしの音はほぼ同一であるので、スピーカ部130にお
いてあたかも2つのスピーカが配置されているかのよう
にしてスピーカ110の音を合成開口部162で合成す
ることができる。
【0038】次に、図11の実施の形態を説明する。図
11の音響装置204は、スピーカ部230,231を
有している。スピーカ部230は2つのスピーカ23
4,236を有し、もう1つのスピーカ部231はスピ
ーカ237,239を有している。
【0039】スピーカ部230のスピーカ収容体238
は、これらのスピーカ234,236を固定しており、
もう1つのスピーカ収容体241は2つのスピーカ23
7,239を収容している。スピーカ収容体238で
は、2つのスピーカ234,236は180°反対方向
に向くように固定しており、もう1つのスピーカ収容体
141でも、2つのスピーカ237,239は180°
反対方向に向くように固定している。導音管232,2
32は、第1導音部分250と第2導音部分252をそ
れぞれ有して、また別の導音管332,332は、第1
導音部分350と第2導音部分351をそれぞれ有して
いる。導音部分250,252の長さはほぼ同じであ
り、導音管350,351の長さもほぼ同じである。ス
ピーカ収容体238には出口部240が形成されてお
り、同様にしてもう1つのスピーカ収容体241にも出
口部243が形成されている。
【0040】第1導音部分250と第2導音部分252
の開口部288,289は、合成箱360に接続されて
いる。ただし、開口部288,289は対向した位置に
ある。同様にして第1導音部分350と第2導音部分3
51の開口部298と299も合成箱360に対して対
向した位置に開口されている。従って、これらの開口部
288,289,298,299は、それぞれ90°ご
との位相をおいて配置されている。開口部288,28
9,298,299の中央位置には、案内部380が設
けられており、4つの開口部288,289,298,
299から出る音波は、この案内部380の4つの斜面
381を介して、合成(衝突)して矢印R方向(前方方
向)に出るようになっている。なお、4つのスピーカ2
34,236,237,239は同一位相のいわゆる
音、すなわちモノラル再生を行なうようになっている。
【0041】以上のように本発明の実施の形態では、導
音管(ホーンともいう)を用いた音響装置であり、ほぼ
等しいあるいは等しい長さの導音管を複数個用いて、1
つまたは複数のスピーカから出る音を対向させて合成開
口部で合成(衝突)をすることにより、あたかも合成開
口部に1つのスピーカが配置されているような音像を得
られることにより、音のくもった感じやこもった感じを
軽減できる。図1に示すように、本発明の実施の形態で
は2つの音響装置14,14を用いて、ステレオ放送を
聴取することができるようにしている。しかし、これに
限らず、電気機器としてはテレビジョンセットに限らず
たとえばオーディオ装置にも本発明の音響装置を用いた
り、他の種類および他の分野における電気機器の音響装
置として、たとえばコンピュータにおける音響装置とし
ても用いることが可能である。
【0042】また、ホーンとも呼ばれている導音管の形
状は断面でみて矩形状ではなく、円形状もしくは楕円形
状であっても勿論構わない。また、導音管のスピーカ側
の開口の面積が、末端側の開口部の面積よりも小さく設
定されており、スピーカ側から末端側に進むに従ってそ
の面積が拡大していくようないわゆるホーン形の導音管
を用いることもできる。しかし、スピーカ側の断面積と
末端側の開口部の断面積が同じであるような等断面積を
有する導音管を採用することは勿論可能である。また、
スピーカの数は1つまたは2つあるいは4つに限らず3
つあるいは5つ以上配置することは勿論可能である。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、設定しようとするスピ
ーカ部の位置に係わらず、明瞭な音(音像)が得られる
音響装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の音響装置の好ましい実施の形態が適用
されている電気機器の一例としてテレビジョンセットを
示す斜視図。
【図2】図1の音響装置を示す斜視図。
【図3】図2の音響装置の内部構造を示す断面図。
【図4】図1ないし図3の音響装置の構成原理を示すた
めに、リスナーと右側のスピーカの配置を示す図。
【図5】図4のリスナーと右側のスピーカの間にホーン
を設定した例を示す図。
【図6】図5のホーンを設定するのに代えて、左側のス
ピーカと右側のスピーカをリスナーに対して配置して仮
想音源を設定した例を示す図。
【図7】図6の仮想音源の物理的な説明を示す図。
【図8】左右のスピーカとリスナーとの間に導音管を設
定した例を示した図。
【図9】図8の導音管を丸めて左右のスピーカを反対向
きに対向させた状態を示した図。
【図10】本発明の音響装置の別の実施の形態を示す
図。
【図11】本発明の音響装置のさらに別の実施の形態を
示す図。
【図12】従来の音響装置の方式を適用したテレビジョ
ンセットを示す図。
【図13】従来の音響装置の方式を適用したテレビジョ
ンセットを示す図。
【図14】従来の音響装置の方式を適用したテレビジョ
ンセットを示す図。
【図15】従来の音響装置の方式を適用したテレビジョ
ンセットを示す図。
【図16】従来の音響装置の方式を適用したテレビジョ
ンセットを示す図。
【符号の説明】
14…音響装置、32…導音管、34…第1スピーカ、
38…スピーカ収容体、36…第2スピーカ、62…合
成開口部。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スピーカ部と、 スピーカ部に一端部が接続され、他端部が開口された複
    数の導音管と、 各導音管の長さがほぼ同じで、各導音管により導かれた
    スピーカ部から発する音が互いに衝突するように、各導
    音管の他端部が配置されていることを特徴とする音響装
    置。
  2. 【請求項2】 導音管の断面はどの位置においても等断
    面積である請求項1に記載の音響装置。
  3. 【請求項3】 導音管の断面積は、一端部から他端部に
    至るに従い大きくなっている請求項1に記載の音響装
    置。
  4. 【請求項4】 スピーカ部は、複数のスピーカを反対方
    向に向けて配置し、各スピーカが発生する音波の位相は
    同一である請求項1に記載の音響装置。
  5. 【請求項5】 陰極線管の付近に配置されており、各ス
    ピーカの振動板の振動方向は上下方向である請求項4に
    記載の音響装置。
  6. 【請求項6】 スピーカ部が複数個のスピーカを有する
    場合には、対向位置に配置されたスピーカ同志の音波が
    衝突する請求項1に記載の音響装置。
  7. 【請求項7】 スピーカ部が奇数個のスピーカを有する
    場合には、各スピーカの音波が衝突するように配置され
    ている請求項1に記載の音響装置。
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