JPH1031386A - 支持体上にボリュームグラフトエラストマー表面を施す方法 - Google Patents

支持体上にボリュームグラフトエラストマー表面を施す方法

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JPH1031386A
JPH1031386A JP9068764A JP6876497A JPH1031386A JP H1031386 A JPH1031386 A JP H1031386A JP 9068764 A JP9068764 A JP 9068764A JP 6876497 A JP6876497 A JP 6876497A JP H1031386 A JPH1031386 A JP H1031386A
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elastomer
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S Badesha Santoku
エス.バデシャ サントク
J Heakes George
ジェイ.ヒークス ジョージ
W Henry Arnold
ダブリュー.ヘンリー アーノルド
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 十分な靱性と化学的、物理的、熱的安定性を
有するボリュームグラフトエラストマー表面を、低コス
ト、短時間で支持体上に施す方法を提供する。 【解決手段】 本発明の方法は;フルオロエラストマー
を溶解する工程;前記フルオロエラストマーの重量に基
づいて約0.5 〜約10%のアミノシランを脱フッ化水素処
理剤及び硬化剤として添加する工程;重合開始剤、ポリ
オルガノシロキサン、及び必要に応じて追加量のアミノ
シランを添加して均質のボリュームグラフトポリマーを
形成する工程;その後前記支持体に均質のボリュームグ
ラフトエラストマーの少なくとも1つの層を施す工程;
を含む。アミノシランはNH2(CH2)nNH(CH2) m Si[(OR)
t (R')w ] の式からなり、n 及びm は約1 〜約20の数、
t+w=3 、R 及びR'は約1 〜約20の炭素原子を有する脂肪
族鎖又は例えば約4 〜約18の炭素原子を有する芳香族基
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する分野】本発明は、エラストマー表面と、
支持体上にエラストマー表面を施す方法に関する。得ら
れる表面は、ドナーロール、加圧ロール、フューザロー
ル、トナー移送ベルト又はローラの表面等の、静電写真
方法、特にゼログラフィック方法におけるコンポーネン
トの表面として有用である。具体例では、本発明はボリ
ューム(volume)グラフトエラストマー表面を提供する
ための全処理における硬化処理中にカプリング剤及び架
橋剤を添加する必要をなくすことによって、ユニット製
造コストの削減を可能にする。さらに、本発明の方法で
は最終のボールミル粉砕工程が不必要であるので、硬化
に必要な時間が低減され、コストも低下する。得られる
ボリュームグラフトエラストマー表面は、公知の方法を
用いて硬化された表面と比較して十分な靱性を有し、化
学的、物理的及び熱的安定性が増大される。
【0002】
【従来の技術】一般に、例えばドナーロール、加圧ロー
ル、フューザロール、トナー移送ベルト又はローラの表
面等の支持体上にエラストマー表面を提供する方法とし
ては、典型的な溶媒中にフルオロエラストマーを溶解
し、その後脱フッ化水素処理剤と重合開始剤とポリオル
ガノシランを添加してボリュームグラフトポリマーを形
成する方法がある。次いで架橋剤と促進剤含む求核性硬
化剤が添加され、その後粒子形状の塩基性金属酸化物が
添加される。その後、反応混合物が長時間にわたってボ
ールミル磨砕されることにより微細な分散液が形成さ
れ、次いでそれを使用して従来の作成技術によってエラ
ストマー表面が作成される。エラストマーが支持体上に
提供された後、支持体には段階熱硬化処理が施される。
【0003】硬化工程はボリュームグラフトエラストマ
ー表面の製造の本質的な部分であると考えることができ
る。硬化レベルは、エラストマーの化学的特性と物理的
特性の両特性と共に高温安定性に影響を与えるという点
で非常に重要である。高温安定性はフュージングサブシ
ステムアプリケーションに対しては重要なことである
が、不完全な硬化は液状及び乾式トナーの転写効率に悪
影響を及ぼすおそれがある。今までは、フルオロエラス
トマーは脱フッ化水素処理剤の添加を含む上記工程を用
いて硬化された。脱フッ化水素処理剤はフルオロエラス
トマー上に架橋サイトを提供する二重結合をつくり出
す。硬化剤の例には、例えばビス(2,4−ジクロロベ
ンゾイル)ペルオキサイド、ジ−ベンゾイルペルオキサ
イド、ジ−クミルペルオキサイド、ジ−t−ブチルペル
オキサイド、及び2,5−ジメチル−2,5−ビス(t
−ブチルペルオキシ)ヘキサン等のペルオキサイド、ジ
アミン、水素化物、酸化物等が含まれる。好適な硬化剤
は、塩基性金属酸化物(MgO及びCa(OH)2 )、
脂肪族アミン及び芳香族アミン(芳香族基はベンゼン、
トルエン、ナフタリン、アントラセン等であり得る)で
あった。特に好適な硬化剤は、例えば促進剤(第四ホス
ホニウム塩等)を含むVITON CURATIVE
VC−50(登録商標)等の求核硬化剤であり、架橋剤
(ビスフェノールAF)もまたポリオルガノシロキサン
をフルオロエラストマーに架橋するために添加された。
VC−50は、より熱的に安定した生成物を提供するの
で好適である。硬化工程の後には2〜24時間継続する
ボールミル磨砕工程が行われる。硬化性成分はボールミ
ル磨砕の後にも溶液形態で添加される。得られたボリュ
ームグラフトエラストマーが支持体上に提供される。通
常、次には、約93℃で2時間、149℃で2時間、1
77℃で2時間、208℃で16時間加熱硬化すること
により段階加熱硬化が行われる。
【0004】本明細書中に挙げるもののような公知の硬
化処理には、例えばMgOやCa(OH)2 のような塩
基性金属酸化物等の脱フッ化水素処理剤に加え、硬化剤
及び架橋剤の添加が必要である。塩基性金属酸化物と共
にこれら硬化剤及び架橋剤は、硬化処理のコストを大幅
に増大する。さらに、公知の硬化手順には通常ロールミ
ル粉砕工程及び/又はボールミル磨砕工程が必要であ
る。ボールミル磨砕工程及びロールミル粉砕工程は極め
てコストと時間のかかるものであり、約2〜24時間程
の時間が必要である。さらに、十分な靱性と共に十分な
化学的、物理的及び熱的安定性を有するボリュームグラ
フトエラストマーを形成するには、硬化手順は非常に注
意深く細部にこだわって行わなければならない。
【0005】故に、十分な靱性と十分な化学的、物理的
及び熱的安定性を有するエラストマーを得ることのでき
る、よりコスト効率がよく時間のかからないボリューム
グラフトエラストマー表面を提供する方法を得ることが
望ましい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
の利点の多くを備える電子写真コンポーネント及び方法
を提供することである。
【0007】さらに本発明の目的は、脱フッ化水素処理
剤としての塩基性金属酸化物や添加物としてのカプリン
グ剤及び架橋剤の使用を必要とせずにボリュームグラフ
トエラストマー表面を支持体上に提供する方法と共にボ
リュームグラフトエラストマー表面を提供することであ
る。
【0008】本発明の別の目的は、再分散を必要とする
硬化剤の使用を必要とせずにボリュームグラフトエラス
トマー表面を支持体上に提供する方法と共にボリューム
グラフトエラストマー表面を提供することである。
【0009】本発明のまた別の目的は、時間とコストの
かかるボールミル磨砕工程及び又はロールミル粉砕工程
を必要とせずにボリュームグラフトエラストマー表面を
支持体上に提供する方法と共にボリュームグラフトエラ
ストマー表面を提供することである。
【0010】本発明の方法(本明細書中でこの具体例を
さらに説明する)により得られるボリュームグラフトエ
ラストマー表面及びフューザ部材は、カプリング剤及び
架橋剤等のコスト高の材料を付加する必要なく、そして
時間とコストのかかるロールミル粉砕工程及び/又はボ
ールミル磨砕工程を行うことなく、十分な靱性と十分な
化学的、物理的及び熱的安定性を示す。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の支持体上にボリ
ュームグラフトエラストマー表面を施す方法は、a)フ
ルオロエラストマーを溶解するステップと、b)前記フ
ルオロエラストマーの重量に基づいて約0.5〜約10
重量%のアミノシランを脱フッ化水素処理剤及び硬化剤
として添加するステップと、c)重合開始剤、ポリオル
ガノシロキサン、及び必要に応じて追加量のアミノシラ
ンを添加して均質のボリュームグラフトポリマーを形成
するステップと、d)その後、前記支持体に均質のボリ
ュームグラフトエラストマーの少なくとも1つの層を施
すステップと、を含むことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】公知のフュージングシステムは、
フュージング表面を有する加熱された円筒形のフューザ
ロールを含み、フューザロールは円筒形の加圧ロールと
接してその間にフュージングニップを形成する。フュー
ザロールに離型剤を配給する離型剤ドナーロールも備え
られる。これらの各ロール、特にこれらの機能表面の物
理的特徴及び性能特徴は、所望のフュージングシステム
の種々の特徴によって正確には同一でないが、静電写真
印刷システムにおけるフュージングシステム中の1つ以
上のロールに対して同種類の材料が用いられるのが典型
的である。
【0013】具体例において、本発明の方法は図1で示
されるフューザアセンブリと共に述べられる表面を生成
する。図1において、参照番号1は適切なベース部材4
上にエラストマー表面2を備えるフューザロールを示
し、ベース部材4はアルミニウム、陽極酸化アルミニウ
ム、スチール、ニッケル、銅等のような任意の適切な金
属から製造されたコア又は中空シリンダーであり、シリ
ンダーと同じ空間に存在する中空部分に配置される適切
な加熱素子6を有する。バックアップ又は加圧ロール8
はフューザロール1と協働してニップ又は接触弧10を
形成し、このニップ10をコピーシート又は他の支持体
12が通過することにより、支持体12上のトナー画像
14がフューザロール1のエラストマー表面2と接触す
る。図1で示されるように、バックアップロール8は剛
性スチールコア16を有し、その上にはエラストマー表
面又は層18が存在する。サンプ20にはポリマー離型
剤22が含まれ、離型剤22は室温にて固体又は液体で
あり得るが、動作温度では流体である。
【0014】エラストマー表面2にポリマー離型剤22
が与えられる図1の具体例では、示される方向に回転す
るように取り付けられる2つの離型剤配給ロール17及
び19が備えられ、エラストマー表面2に離型剤22が
移送される。配給ロール17は、サンプ20中に部分的
に浸され、その表面上の離型剤をサンプから配給ロール
19へと移送する。計量ブレード24を使用することに
より、ポリマー離型液の層は、サブミクロンから数ミク
ロンの範囲に厚みを調整されて、まず配給ロール19に
与えられ、その後エラストマー2に与えられる。このよ
うに、約0.1〜2μm又はそれ以上の厚さの離型液が
計量デバイス24によりエラストマー表面2に与えられ
ることができる。
【0015】本発明の実施に際し、有用なボリュームグ
ラフトエラストマーの例は、米国特許第5,166,0
31号、第5,281,506号、第5,366,77
2号、第5,370,931号、第4,257,699
号、第5,017,432号、及び第5,061,96
5号で詳述されているものである。それらの特許で述べ
られているように、詳細にはビニリデンフルオライドヘ
キサボリュームグラフトプロピレン及びテトラフルオロ
エチレンのコポリマー及びターポリマーのクラスに属す
るボリュームグラフトエラストマーは、VITON
A、VITONB、VITON E、VITON E6
0C、VITON E430、VITON 910、V
ITON GH及びVITON GF(いずれも登録商
標)のような種々の名称で商業的に知られている。VI
TONという名称は、デュポン社(E. I. DuPont de Ne
mours, Inc. )の登録商標である。他の市販の材料とし
ては、FLUOREL 2170、FLUOREL 2
174、FLUOREL2176、FLUOREL 2
177及びFLUOREL LVS 76(FLUOR
ELは3Mカンパニー(3M Company)の登録商標であ
る)等がある。さらなる市販の材料としては、ポリ(プ
ロピレン−テトラフルオロエチレン)のAFLAS(商
標)とポリ(プロピレン−テトラフルオロエチレンビニ
リデンフルオライド)のFLUOREL II(LII900)
(登録商標)(いずれも3Mカンパニーから入手可)、
並びにFOR−60KIR(登録商標)、FOR−LH
F(登録商標)、NM(登録商標)、FOR−THF、
FOR−TFS(登録商標)、TH(登録商標)、TN
505(登録商標)(モンテディソンスペシャルティケ
ミカルカンパニー(Montedison Specialty Chemical Co
mpany )から入手可)等があげられる。VITON組成
物の中には硬化サイトモノマーとして少量の臭素末端オ
レフィンを含むものがある。これによりジ求核剤又はペ
ルオキサイドによる硬化が可能となる。
【0016】好適な具体例では、フルオロエラストマー
は、例えばデュポン社から入手できるVITON GF
中に比較的少量のビニリデンフルオライドを有するもの
である。VITON GFは、35重量%のビニリデン
フルオライド、34重量%のヘキサボリュームグラフト
プロピレン、29重量%のテトラフルオロエチレン、及
び2重量%の硬化サイトモノマーを有する。本発明の表
面を得るために使用されるボリュームグラフトエラスト
マーの量は、表面材料の層の所望の厚さを形成するのに
必要な量に依存する。詳細には、フルオロエラストマー
は約1〜75重量%の量で添加され、好ましくは約5〜
約30重量%の量で添加される。
【0017】表面の例にはボリュームグラフトエラスト
マーと共に上記タイプのエラストマーが含まれる。ボリ
ュームグラフトエラストマーはハイドロフルオロエラス
トマーの特別な形態であり、フルオロエラストマーとポ
リオルガノシロキサンが略均一に全体的な相互貫入網目
構造となった複合組成物である。ボリュームグラフト
は、求核性脱フッ化水素処理剤によりフルオロエラスト
マーを脱フッ化水素処理し、その後アルケン又はアルキ
ンを官能末端基とするポリオルガノシロキサン及び重合
開始剤を添加することによる付加重合により形成され
た。本発明の表面に対する好適なエラストマーは、ボリ
ュームグラフトエラストマーである。
【0018】具体例では、ボリュームグラフトとはフル
オロエラストマーとポリオルガノシロキサンが略均一に
全体的な相互貫入網目構造の複合組成物のことを指し、
フューザ部材の異なる部分をスライスした場合にフルオ
ロエラストマーとポリオルガノシロキサンの構造及び組
成の両方は略均一である。ボリュームグラフトエラスト
マーは、求核性の脱フッ化水素処理剤によりフルオロエ
ラストマーを脱フッ化水素処理し、その後アルケン又は
アルキンを官能末端基とするポリオルガノシロキサンを
添加することにより付加重合を行うことによって形成さ
れるフルオロエラストマーとポリオルガノシロキサンの
複合組成物である。
【0019】具体例では、相互貫入網目構造とは、フル
オロエラストマーとポリオルガノシロキサンのポリマー
ストランドが互いに絡み合った付加重合マトリクスのこ
とをいう。
【0020】具体例では、複合組成物とは、ランダムに
配置されたフルオロエラストマーブロックとポリオルガ
ノシロキサンブロックとを含むボリュームグラフト組成
物のことである。
【0021】一般に、本発明によるボリュームグラフト
化は2つの工程で実行される。第1の工程は、好ましく
はアミンを用いてのフルオロエラストマーの脱フッ化水
素処理を含む。この工程中に、フッ化水素酸が除去され
て、不飽和、即ち炭素と炭素の二重結合をフルオロエラ
ストマーに生成する。第2の工程は、フルオロエラスト
マーの炭素と炭素の二重結合とアルケン又はアルキンを
末端基とするポリオルガノシロキサンの、フリーラジカ
ルペルオキサイドにより誘導される付加重合である。具
体例では、グラフトコポリマーを含む溶液に酸化銅を添
加することができる。次いでグラフトコポリマーの溶液
にアミノシランが添加される。次にこの分散液がフュー
ザ部材に提供される。
【0022】本発明では、フルオロエラストマーの溶解
に適する任意の公知の溶媒を使用できる。本発明の適切
な溶媒の例としては、メチルエチルケトン、メチルイソ
ブチルケトン等が含まれる。溶媒はフルオロエラストマ
ーを溶解するのに十分な量で使用される。詳細には、例
えば溶媒は約25〜99重量%、好ましくは約70〜約
95重量%の量で添加される。
【0023】具体例では、本発明による官能性を有する
ポリオルガノシロキサンは以下の式を有する。
【0024】
【化1】
【0025】具体例では、式中、Rは、約1〜約24の
炭素原子を有するアルキル、又は約2〜約24の炭素原
子を有するアルケニル、又は約4〜約18の炭素原子を
有する置換若しくは未置換のアリールであり;Aは、約
6〜約24の炭素原子を有するアリール、又は約2〜約
8の炭素原子を有する置換若しくは未置換のアルケン、
又は約2〜約8の炭素原子を有する置換若しくは未置換
のアルキンであり;nは約2〜約400個、好ましくは
約10〜約200の数である。
【0026】好適な具体例では、Rはアルキル、アルケ
ニル若しくはアリールである。ここでアルキルは約1〜
約24、好ましくは約1〜約12の炭素原子を有し;ア
ルケニルは約2〜約24の、好ましくは約2〜約12の
炭素原子を有し;アリールは約6〜約24の炭素原子
を、好ましくは約6〜約18の炭素原子を有する。Rは
置換アリール基であってよく、ここでアリールはアミ
ノ、ヒドロキシ、メルカプトで置換されるか、又は例え
ば約1〜約24の、好ましくは約1〜約12の炭素原子
を有するアルキルで置換されるか、又は約2〜約24の
炭素原子、好ましくは約2〜約12の炭素原子を有する
アルケニルで置換されることが可能である。好適な具体
例では、Rはメチル、エチル及びフェニルから独立に選
択される。官能基Aは、約2〜約8の炭素原子、好まし
くは約2〜約4の炭素原子を有するアルケン基若しくは
アルキン基であってもよく、及び必要に応じて例えば約
1〜約12の炭素原子、好ましくは約1〜約12の炭素
原子を有するアルキルで置換されることもでき、又は例
えば約6〜約24の炭素原子、好ましくは約6〜約18
の炭素原子を有するアリール基であってよい。官能基A
はまた、各アルコキシ基、ヒドロキシ、又はハロゲンに
約1〜約10、好ましくは約1〜約6の炭素原子を有す
るモノアルコキシシラン、ジアルコキシシラン若しくは
トリアルコキシシランであることができる。好適なアル
コキシ基はメトキシ、エトキシ等を含む。好適なハロゲ
ンは、塩素、臭素及びフッ素を含む。Aはまた、約2〜
約8の炭素原子を有するアルキンであってもよく、必要
に応じて、約1〜約24の炭素原子を有するアルキル又
は約6〜約24の炭素原子を有するアリールで置換され
てもよい。nは、約2〜約400、具体例では約2〜約
350、好ましくは約5〜約100の数である。さら
に、好適な具体例では、nはフルオロエラストマーにグ
ラフトする十分な数の反応基を提供するように約60〜
約80である。上記式において、典型的なR基はメチ
ル、エチル、プロピル、オクチル、ビニル、アリルクロ
トニル、フェニル、ナフチル及びフェナントリルを含
み、置換される典型的なアリール基はオルト、メタ及び
パラ位において、約1〜約15の炭素原子を有する低級
アルキル基で置換される。典型的なアルケン及びアルケ
ニル官能基は、典型的にメチル、プロピル、ブチル、ベ
ンジル、トリル基等で置換され得るアセテニル、ビニ
ル、アクリル、クロトンを含む。
【0027】フルオロエラストマーを攻撃して不飽和を
生成する脱フッ化水素処理剤は、例えばペルオキサイ
ド、水素化物、塩基、酸化物等の強力な求核剤の群から
選択される。強力な求核剤の例には、第1アミン、第2
アミン、第3アミン、脂肪族アミン及び芳香族アミンが
含まれ、ここで脂肪族アミンと芳香族アミンは約2〜約
15の炭素原子を有する。また、約2〜約15の炭素原
子を有する脂肪族ジアミン及び芳香族ジアミンと脂肪族
トリアミン及び芳香族トリアミンも含まれ、ここで芳香
族基はベンゼン、トルエン、ナフタリン、アントラセン
等であり得る。一般に芳香族ジアミン及びトリアミンに
対しては、芳香族基がオルト、メタ及びパラ位で置換さ
れることが好ましい。典型的な置換基としては、エチル
アミノ、プロピルアミノ及びブチルアミノ等の低級アル
キルアミノ基が挙げられ、プロピルアミノが好ましい。
【0028】本発明ではボリュームグラフトポリマーの
製造中にはアミノシラン化合物が使用される。アミノシ
ランは硬化剤として使用される機能に加えて脱フッ化水
素処理剤としても使用できる。アミノシランを脱フッ化
水素処理剤として添加する場合には、反応複合物中の残
留アミノシラン化合物は硬化剤としても作用することが
できる。この場合には、ボリュームグラフトエラストマ
ーの硬化に硬化剤の添加は必要ない。あるいは、ボリュ
ームグラフトエラストマーの形成後にアミノシランを硬
化剤として添加することもできる。この場合には、脱フ
ッ化水素処理剤はアミノシランでもよいしアミノシラン
以外のものであってもよい。アミノシランはNH2 (C
2 n NH(CH2 m Si[(OR)
t (R’)w ]の一般式からなり、式中、n及びmは約
1〜約20、好ましくは約2〜約6の数であり;t+w
=3であり;R及びR’は同じでも異なってもよく、約
1〜約20の炭素原子を有する脂肪族鎖、又は約4〜約
18の炭素原子からなる芳香族基であり、具体例では例
えばベンゼン、トリル、キシリル等である。アミノシラ
ンの例には、4−アミノブチルジメチルメトキシシラ
ン、4−アミノブチルトリエトキシシラン、(アミノエ
チルアミノメチル)フェニルトリエトキシシラン、N−
(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルメチルジメ
トキシシラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノ
プロピルトリメトキシシラン、N−(2−アミノエチ
ル)−3−アミノプロピルトリス(2−エチル−ヘキソ
キシ)シラン、N−(6−アミノヘキシル)アミノプロ
ピル−トリメトキシシラン、3−(1−アミノプロポキ
シ)−3,3−ジメチル−1−プロペニル−トリメトキ
シシラン、3−アミノプロピルトリス(メトキシエトキ
シエトキシ)−シラン、3−アミノプロピルジメチルエ
トキシシラン、3−アミノプロピルメチルジエトキシシ
ラン、3−アミノプロピルジイソプロピルエトキシシラ
ン、3−アミノプロピルトリエトキシシラン、3−アミ
ノプロピルトリメトキシシラン、3−アミノプロピルト
リス(トリメチルシロキシ)シランが含まれる。本発明
で使用される好適なアミノシランは、ヒュルスオブアメ
リカ社(Huls of America, Inc. )の製造するAO70
0[N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピル−
トリメトキシシラン]である。
【0029】硬化剤及び/又は脱フッ化水素処理剤とし
てのアミノシランは、フルオロエラストマーの重量に基
づいて約0.5〜約10重量%で反応複合物中に存在す
る。アミノシランは約1〜約5重量%で存在するのが好
ましい。詳細には、約1〜約2重量%の量が好ましい。
【0030】ボリュームグラフトエラストマー表面を提
供する処理の開始時に脱フッ化水素処理剤としてアミノ
シランを使用し、アミノシランを追加しないのが好まし
い。アミノシランは硬化剤としての作用に加えて脱フッ
化水素処理剤としても作用する。しかし、脱フッ化水素
処理剤、重合開始剤及びポリオルガノシランを添加した
後に追加量のアミノシランを添加して、さらなる硬化剤
として作用させることができる。
【0031】アミノシランの使用による反応のメカニズ
ムは正確にはわからないが、アミノ化合物は架橋剤及び
カプリング剤の両方として作用する。故に、硬化プロセ
ス中に追加のカプリング剤及び架橋剤を添加する必要が
ない。詳細には、アミノシランはアミノアルキル官能基
を有するシランであり、一端にアミン官能基を、そして
他端にトリアルコキシシランを有する。アミノシランの
二つの官能基は、アミン官能基がフルオロポリマーに化
学結合することにより、トリアルキルシラン官能基が所
定の条件の下でフルオロポリマー分子同士の間に縮合反
応を起こすことができることを示唆している。対照的
に、VC−50及び他の公知の硬化剤に対する最もあり
得るメカニズムは、フルオロポリマー鎖の架橋が単一の
反応官能基を通じて起こることである。
【0032】硬化時間は約30分〜約24時間であり、
好ましくは約1〜約4時間、特に好ましくは約1〜約2
時間である。硬化の温度は、約100〜約150℃であ
り、約130〜約150℃が好ましい。
【0033】この目的に対する典型的なフリーラジカル
重合開始剤は、ペルオキサイド及びアゾニトリル、詳細
にはベンゾイルペルオキサイド及びアゾイソブチロニト
リル(AIBN)である。重合開始剤は反応複合物中に
約1〜約20%、好ましくは約2〜約10%の量で存在
する。
【0034】フューザ部材は、適切な支持体への熱可塑
性トナー画像の定着に使用されるロール、ベルト、平
面、又は他の適切な形状であってよい。それはフューザ
部材、加圧部材又は離型剤ドナー部材の形態をとること
が可能であり、円筒形ロールの形態であるのが好まし
い。フューザ部材は、剛性及び構造の完全性を維持する
と共にシリコンエラストマーをコーティングされてしっ
かりと固着されることのできるように選択される所定の
プラスチック材料、又は銅、アルミニウム、スチール等
の中空の円筒形金属コアからなるのが典型的である。支
持体は約1〜約6mmの外層を有する円筒形スリーブであ
るのが好ましい。
【0035】あるいは、必要であれば支持体と硬化エラ
ストマーの外層の間に1つ以上の、好ましくは10層ま
での中間層が存在してもよい。
【0036】好ましくはフューザ部材の外層は、例えば
メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等の典型
的な溶媒中にフルオロエラストマーを溶解することによ
り製造される。次いでアミン、好ましくはアミノシラン
等の求核性脱フッ化水素処理剤がフルオロエラストマー
の重量に基づいて約0.5〜約10%、好ましくは約1
〜約5%、より好ましくは約1〜約2%の量で添加さ
れ、その後45℃〜85℃にて15〜60分間攪拌され
る。この後、一般にはトルエン等の芳香族の溶媒中に溶
解された重合開始剤が添加され、5〜25分間攪拌が継
続される。その後、ポリオルガノシロキサンが添加さ
れ、45℃〜85℃の温度で30分〜10時間攪拌され
ることにより、ボリュームグラフトエラストマーが形成
される。必要に応じて、得られた均質のこのボリューム
グラフトエラストマー溶液に、任意の追加量のアミノシ
ランがフルオロエラストマーの重量に基づいて約0.5
〜約10%、好ましくは約1〜約5%、特に好ましくは
約1〜約2%の量で添加されることができる。次いで、
得られた溶液を使用して、吹付、浸漬、フローコーティ
ング等の従来の溶液コーティング方法によりフューザ部
材の外層が製造される。外層の厚さは、特定のアプリケ
ーションに依存して約12.5〜約125μmの範囲で
変化させることができるが、フューザアプリケーション
の場合、約25〜約75、好ましくは約35〜約50μ
mの厚さである。
【0037】この厚さの範囲はフュージングの大きな熱
障壁とならない程度に薄く、適度な摩耗寿命を可能とす
る程度に厚みのある層が得られるように選択される。成
形、押出成形及びラッピング技術は使用可能な別の手段
であるが、溶媒溶液を連続的に吹き付けるのが好まし
い。所望の厚さのコーティングが得られると、コーティ
ングは硬化され、これによりロール表面に固着される。
【0038】本発明は支持体上にボリュームグラフトエ
ラストマー表面を提供するのにかかるコストと時間を大
きく減少する。詳細には、本発明では、例えば塩基性金
属酸化物と共にカプリング剤や架橋剤といった以前は硬
化に必要であった材料に付加的なコストがかからない。
アミノシランは脱フッ化水素処理剤と硬化剤の両方の働
きをする。さらに、硬化プロセスに関わる主なコスト
は、ロールミル粉砕工程と最終のボールミル磨砕工程で
ある。本発明ではロールミル粉砕工程及び/又は最終の
ボールミル磨砕工程が必要ないので、時間と費用が削減
される。従って、本発明の具体例によりユニット製造コ
ストが実質的に低減できる。
【0039】コストと時間の削減に加え、本発明の具体
例では、十分な化学的、物理的及び熱的安定性を有する
ボリュームグラフトエラストマー表面が提供される。
【0040】
【実施例】
[実施例1] ボリュームグラフト溶液の製造 以下のようにしてボリュームグラフト溶液を製造した。
25リットルのメチルエチルケトン(MEK)中に2,
500gのViton GFを溶解し、室温(25℃)
にて攪拌した。機械的攪拌機を用いて強く攪拌すること
により行う。溶解を達成するには攪拌の強さに依存して
約2〜4時間かかる。色が透明に変化するまで攪拌す
る。次いで上記溶液を反応容器に移し、250mlのア
ミン脱フッ化水素処理剤、3−(N−ストリルメチル−
2−アミノエチルアミノ)プロピルトリメトキシシラン
ヒドロクロライド[S−1590、米国ニュージャージ
ー州ピスカタウェイのヒュルスオブアメリカ社(Huls o
f America, Inc. )から入手可]を添加した。次いで、
温度を55℃〜60℃に維持しながら機械的攪拌機を使
用してフラスコの内容物を攪拌した。30分攪拌した
後、100センチストークのビニル末端ポリシロキサン
(PS−441、これもヒュルスオブアメリカ社から入
手可)を500ml添加して、もう10分間攪拌し続け
た。次に、トルエンとMEK(80:20)の複合物1
000ml中に100gのベンゾイルペルオキサイドの
溶液を添加した。フラスコの内容物を約55℃で加熱し
ながらもう2時間攪拌し続けた。この時間に溶液の色が
ライトイエローに変わると、この溶液をプラスチック貯
蔵ボトルに注入した。
【0041】[実施例2](比較例) 標準的な硬化剤(VC−50)によるボリュームグラフ
トの硬化 以下の方法により上記溶液からボリュームグラフトのフ
リースタンディングフィルムを製造した。磨砕媒体、2
2.5部のメチルエチルケトン中の2.5gのデュポン
(DuPont)社の硬化剤VC−50触媒架橋剤、1.1g
の水酸化カルシウム、2.2gの酸化マグネシウムと共
に、実施例1で得られたボリュームグラフト溶液500
gを粉砕ジャーに入れた。次いでジャーの内容物を17
〜24時間ボールミル磨砕した。次に、ボールミル磨砕
を行った後、得られた複合物を従来の吹付方法によりア
ルミニウム支持体上に空中吹き付けし、24時間空気乾
燥させた。次いでこのフィルムに93℃で2時間、14
9℃で2時間、177℃で2時間、208℃で16時間
という標準的な段階加熱硬化処理を行った。アルミニウ
ム支持体から離した後の硬化フィルムの機械的特性を測
定し、これを熱老化させた。熱老化はフィルムを400
°Fのオーブン中に保持することにより大気中で行っ
た。インストロン引張試験機により熱老化前と熱老化後
の機械的特性を測定した。熱老化による機械的特性の変
化が見られた。それを下記の表1にリストする。この表
は、サンプルの乾燥硬化フィルムの厚さ、耐摩耗性を示
す靱性(in-lb/in3 )、伸び率、及び引張強さ(psi )
を示している。上記フィルムは13.3ミルの厚さであ
り、1,317in-lb/in3 の靱性、365%の伸び率、
770psi の引張強さを示した。400°Fで空気中に
て7日間熱老化させると、靱性は1,213in-lb/in3
に低下し、伸び率は376%に増大し、引張強さは69
2psi に低下した。
【0042】[実施例3] アミノシランによるボリュームグラフトの硬化 以下のようにアミノシランを用いて上記溶液からボリュ
ームグラフトのフリースタンディングフィルムを製造し
た。実施例1で得たボリュームグラフト500gに、5
gのN−(2−アミノエチル−3−アミノプロピル)−
トリメトキシシラン(AO700、ニュージャージー州
ピスカタウェイのヒュルスオブアメリカ社から入手可)
を添加した。機械的攪拌機を用いて数分間この溶液を複
合し、従来の吹付け方法によりアルミニウム支持体上に
空中吹き付けし、24時間空気乾燥させた。次いでこの
フィルムに93℃で2時間、149℃で2時間、177
℃で2時間、208℃で16時間という標準的な段階加
熱硬化処理を行った。アルミニウム支持体から離した後
の硬化フィルムの機械的特性を測定し、フィルムを熱老
化させた。熱老化はフィルムを400°Fのオーブン中
に保持することにより大気中で行った。インストロン引
張試験機により熱老化前と熱老化後の機械的特性を測定
した。熱老化による機械的特性の変化が見られた。それ
を下記の表1にリストする。表1は、サンプルの乾燥硬
化フィルムの厚さ、耐摩耗性を示す靱性(in-lb/i
n3 )、伸び(%)、及び引張強さ(psi )を示してい
る。上記フィルムは14.4ミルの厚さであり、351
4in-lb/in3 の靱性、723%の伸び率、1407psi
の引張強さを示した。400°Fで空気中にて7日間熱
老化させると、靱性は3175in-lb/in3 に低下し、伸
びは736%に増大し、引張強さは1207psi に低下
した。表1に記載される結果から、本発明のアミノシラ
ンによるボリュームグラフトは標準的な硬化方法に比べ
て優れた機械的特性を有するということが明らかであ
る。
【0043】
【表1】
【0044】[実施例4](比較例) 比較の目的で、ダウコーニングリキッドシリコンラバー
590(Dow CorningLiquid Silicone Rubber 590)の
コーティングを有するコアから2つのシリコンエラスト
マードナーロールを0.25インチの厚さに作製した。
実施例2の技術に従って従来の硬化剤VC−50により
硬化されたボリュームグラフトで上記ロールのうちの1
つをコーティングし、N−(2−アミノエチル−3−ア
ミノプロピル)−トリメトキシシラン(AO700、ヒ
ュルスオブアメリカ社から入手)の硬化剤を用いてボリ
ュームグラフトによりもう1つのロールをコーティング
した。硬化されたボリュームグラフトの厚さを両ケース
とも1.0ミルに維持した。ゼロックス5090テスト
機において従来のシリコンオイル離型剤を供給する離型
剤ドナーロールとしてこれらの両ロールを使用した。V
C−50で硬化されたボリュームグラフトをコーティン
グされたロールは3百万枚印刷した後にゲル沈積を示し
はじめたので、この後テストを終了したが、N−(2−
アミノエチル−3−アミノプロピル)−トリメトキシシ
ランでコーティングされたロールはこのようなゲル沈積
の兆候は見られず、優れた性能を示した。失敗もなくテ
ストは終了した。両方のドナーロールが優れたオイル移
送性を示し、トナーによる汚染も物理的又は化学的性質
の低下も見られなかった。さらに、このテストで使用し
たトナーには、米国特許第4,560,635号に述べ
られているジステアリルジメチルアンモニアメチルスル
フェート(DDAMS)、即ち帯電強化添加剤が含まれ
ていた。帯電強化添加剤はロール表面の硬化とその後の
酸化を引き起こすことが知られており、ロール表面の表
面エネルギーを増大させ、不規則な摩耗を生じさせる。
この帯電強化添加剤は本発明に従って製造されたドナー
ロール表面には悪影響を与えないことがわかった。
【0045】上述の実施例は表1で示される結果と共
に、本発明の方法により製造されたボリュームグラフト
エラストマーの十分な靱性と化学的、物理的及び熱的安
定性の増大を示している。このように本発明によれば、
寿命の長いフューザ部材が得られ、これは機能的若しく
は非機能的離型剤の使用を必要とするフュージングシス
テムにおけるドナーロールとしても使用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の具体例のフューザ部材を備えるフュー
ザシステムの概略図を示す。
【符号の説明】
1 フューザロール 2 エラストマー表面 4 ベース部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジョージ ジェイ.ヒークス アメリカ合衆国 14617 ニューヨーク州 ロチェスター オウククレスト ドライ ブ 72 (72)発明者 アーノルド ダブリュー.ヘンリー アメリカ合衆国 14534 ニューヨーク州 ピッツフォード ディア クリーク ロ ード 43

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a)フルオロエラストマーを溶解するス
    テップと、 b)前記フルオロエラストマーの重量に基づいて約0.
    5〜約10重量%のアミノシランを脱フッ化水素処理剤
    及び硬化剤として添加するステップと、 c)重合開始剤、ポリオルガノシロキサン、及び必要に
    応じて追加量のアミノシランを添加して均質のボリュー
    ムグラフトポリマーを形成するステップと、 d)その後、前記支持体に均質のボリュームグラフトエ
    ラストマーの少なくとも1つの層を施すステップと、を
    含むことを特徴とする支持体上にボリュームグラフトエ
    ラストマー表面を施す方法。
  2. 【請求項2】 アミノシランが、NH2 (CH2 n
    H(CH2 m Si[(OR)t (R’)w ]の式から
    なり、式中、n及びmは約1〜約20の数であり;t+
    w=3であり;R及びR’は約1〜約20の炭素原子を
    有する脂肪族鎖、又は例えば約4〜約18の炭素原子を
    有する芳香族基である、ことを特徴とする請求項1に記
    載の支持体上にボリュームグラフトエラストマー表面を
    施す方法。
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