JPH10314235A - 走行車輌 - Google Patents
走行車輌Info
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- JPH10314235A JPH10314235A JP9129976A JP12997697A JPH10314235A JP H10314235 A JPH10314235 A JP H10314235A JP 9129976 A JP9129976 A JP 9129976A JP 12997697 A JP12997697 A JP 12997697A JP H10314235 A JPH10314235 A JP H10314235A
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- Japan
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- wheel
- brake
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- 230000009194 climbing Effects 0.000 description 11
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 7
- 230000001174 ascending effect Effects 0.000 description 6
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 238000012544 monitoring process Methods 0.000 description 3
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 230000000284 resting effect Effects 0.000 description 2
- 230000033228 biological regulation Effects 0.000 description 1
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 1
- 239000000725 suspension Substances 0.000 description 1
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61G—TRANSPORT, PERSONAL CONVEYANCES, OR ACCOMMODATION SPECIALLY ADAPTED FOR PATIENTS OR DISABLED PERSONS; OPERATING TABLES OR CHAIRS; CHAIRS FOR DENTISTRY; FUNERAL DEVICES
- A61G5/00—Chairs or personal conveyances specially adapted for patients or disabled persons, e.g. wheelchairs
- A61G5/06—Chairs or personal conveyances specially adapted for patients or disabled persons, e.g. wheelchairs with obstacle mounting facilities, e.g. for climbing stairs, kerbs or steps
- A61G5/061—Chairs or personal conveyances specially adapted for patients or disabled persons, e.g. wheelchairs with obstacle mounting facilities, e.g. for climbing stairs, kerbs or steps for climbing stairs
-
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- A61G5/00—Chairs or personal conveyances specially adapted for patients or disabled persons, e.g. wheelchairs
- A61G5/04—Chairs or personal conveyances specially adapted for patients or disabled persons, e.g. wheelchairs motor-driven
- A61G5/041—Chairs or personal conveyances specially adapted for patients or disabled persons, e.g. wheelchairs motor-driven having a specific drive-type
- A61G5/046—Chairs or personal conveyances specially adapted for patients or disabled persons, e.g. wheelchairs motor-driven having a specific drive-type at least three driven wheels
-
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- A61G5/10—Parts, details or accessories
- A61G5/1051—Arrangements for steering
-
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-
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- A61G5/1075—Arrangements for adjusting the seat tilting the whole seat backwards
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 エスカレータへの進入における不具合を抑
え、走行車輌の乗り心地や安全性を向上させる 【解決手段】 電動車椅子は、エスカレータに進入及び
脱出が可能な車椅子であって、車体1と、前輪2及び後
輪3と、駆動モータ6と、フロントブレーキ33とを備
えている。前輪2は車体1の前部に、後輪3は車体1の
後部に、それぞれ装着される。駆動モータ6は後輪3を
駆動する。フロントブレーキ33は前輪2の回転を制動
する。この車椅子では、制御部41によって、前輪2が
エスカレータに進入したときに、フロントブレーキ33
により前輪2を制動するとともに、駆動モータ6によっ
て駆動している後輪3の駆動を休止する。
え、走行車輌の乗り心地や安全性を向上させる 【解決手段】 電動車椅子は、エスカレータに進入及び
脱出が可能な車椅子であって、車体1と、前輪2及び後
輪3と、駆動モータ6と、フロントブレーキ33とを備
えている。前輪2は車体1の前部に、後輪3は車体1の
後部に、それぞれ装着される。駆動モータ6は後輪3を
駆動する。フロントブレーキ33は前輪2の回転を制動
する。この車椅子では、制御部41によって、前輪2が
エスカレータに進入したときに、フロントブレーキ33
により前輪2を制動するとともに、駆動モータ6によっ
て駆動している後輪3の駆動を休止する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走行車輌、特に、
エスカレータに進入及び脱出が可能な走行車輌に関す
る。
エスカレータに進入及び脱出が可能な走行車輌に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば電動車椅子がエスカレータに進入
していくと、昇りのエスカレータでは、前方の段差に前
輪あるいは車体が衝突して車椅子に衝撃がかかるという
不具合が発生する恐れがある。また、下りのエスカレー
タでは、勢い余って前方に落下するという恐れがある。
していくと、昇りのエスカレータでは、前方の段差に前
輪あるいは車体が衝突して車椅子に衝撃がかかるという
不具合が発生する恐れがある。また、下りのエスカレー
タでは、勢い余って前方に落下するという恐れがある。
【0003】図15に、従来の電動車椅子90が昇りエ
スカレータ91に進入した状態を示す。ここでは、車椅
子90の前輪とエスカレータ91のステップ91aの角
部とが衝突して車椅子90に衝撃がかかっている。図1
6に、従来の電動車椅子90が下りエスカレータ92に
進入した状態を示す。ここでは、車椅子90の前輪がエ
スカレータ92のステップ92aの位置で止まらずに勢
い余って前方に落下している。これにより、車椅子90
には衝撃がかかる。
スカレータ91に進入した状態を示す。ここでは、車椅
子90の前輪とエスカレータ91のステップ91aの角
部とが衝突して車椅子90に衝撃がかかっている。図1
6に、従来の電動車椅子90が下りエスカレータ92に
進入した状態を示す。ここでは、車椅子90の前輪がエ
スカレータ92のステップ92aの位置で止まらずに勢
い余って前方に落下している。これにより、車椅子90
には衝撃がかかる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、エス
カレータへの進入における不具合を抑え、乗り心地や安
全性を向上させることにある。
カレータへの進入における不具合を抑え、乗り心地や安
全性を向上させることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の走行車
輌は、エスカレータに進入及び脱出が可能な走行車輌で
あって、車体と、前輪及び後輪と、駆動手段と、フロン
トブレーキとを備えている。前輪は車体の前部に、後輪
は車体の後部に、それぞれ装着される。駆動手段は前輪
及び後輪の少なくとも一方を駆動する。フロントブレー
キは前輪の回転を制動する。この走行車輌では、前輪が
エスカレータに進入したときに、フロントブレーキによ
り前輪を制動するとともに、駆動手段によって駆動して
いる前輪あるいは後輪あるいは前輪及び後輪の駆動を休
止する。
輌は、エスカレータに進入及び脱出が可能な走行車輌で
あって、車体と、前輪及び後輪と、駆動手段と、フロン
トブレーキとを備えている。前輪は車体の前部に、後輪
は車体の後部に、それぞれ装着される。駆動手段は前輪
及び後輪の少なくとも一方を駆動する。フロントブレー
キは前輪の回転を制動する。この走行車輌では、前輪が
エスカレータに進入したときに、フロントブレーキによ
り前輪を制動するとともに、駆動手段によって駆動して
いる前輪あるいは後輪あるいは前輪及び後輪の駆動を休
止する。
【0006】この走行車輌がエスカレータに進入すると
きには、まず、エスカレータのステップ上面に前輪が載
る。ここで、フロントブレーキをかけて前輪の回転を抑
え、かつ駆動を休止するので、走行車輌に作用する力
は、前輪とエスカレータのステップ上面との摩擦を介し
てエスカレータから作用する力だけとなる。すなわち、
エスカレータに前輪が載った後は、エスカレータの動き
により走行車輌がエスカレータに引き込まれる。
きには、まず、エスカレータのステップ上面に前輪が載
る。ここで、フロントブレーキをかけて前輪の回転を抑
え、かつ駆動を休止するので、走行車輌に作用する力
は、前輪とエスカレータのステップ上面との摩擦を介し
てエスカレータから作用する力だけとなる。すなわち、
エスカレータに前輪が載った後は、エスカレータの動き
により走行車輌がエスカレータに引き込まれる。
【0007】このように、エスカレータに前輪が載った
後は、走行車輌はエスカレータの動きに従って動くだけ
でエスカレータ上を自走しないため、昇りのエスカレー
タにおいて前方の段差に前輪あるいは車体が衝突して衝
撃がかかったり、下りのエスカレータにおいて勢い余っ
て前方に落下するという現象が抑えられる。これによ
り、走行車輌の安全性及び乗り心地が向上する。
後は、走行車輌はエスカレータの動きに従って動くだけ
でエスカレータ上を自走しないため、昇りのエスカレー
タにおいて前方の段差に前輪あるいは車体が衝突して衝
撃がかかったり、下りのエスカレータにおいて勢い余っ
て前方に落下するという現象が抑えられる。これによ
り、走行車輌の安全性及び乗り心地が向上する。
【0008】なお、前輪のエスカレータへの進入を自動
的に検知するセンサーなどを設け、フロントブレーキ及
び駆動手段を自動的に制御することにより、前輪がエス
カレータに進入したときの前輪の制動及び前輪等の駆動
の休止を行うことが望ましい。請求項2に記載の走行車
輌は、請求項1に記載の走行車輌において、制御手段を
さらに備えている。この制御手段は前輪進入認識装置を
有している。前輪進入認識装置は、前輪及び後輪の少な
くとも一方の回転数の変化を検知することにより、前輪
のエスカレータへの進入を認識する。
的に検知するセンサーなどを設け、フロントブレーキ及
び駆動手段を自動的に制御することにより、前輪がエス
カレータに進入したときの前輪の制動及び前輪等の駆動
の休止を行うことが望ましい。請求項2に記載の走行車
輌は、請求項1に記載の走行車輌において、制御手段を
さらに備えている。この制御手段は前輪進入認識装置を
有している。前輪進入認識装置は、前輪及び後輪の少な
くとも一方の回転数の変化を検知することにより、前輪
のエスカレータへの進入を認識する。
【0009】前輪がエスカレータに進入する前は、前輪
及び後輪が接地している各接地面の車体に対する相対速
度が等しい。前輪がエスカレータに進入すると、前輪が
接地する接地面は動いているエスカレータのステップ面
となるため、前輪の接地面と後輪の接地面とが相対的に
離れていく。これにより、前輪がエスカレータに進入す
ると、前輪及び後輪の少なくとも一方の回転数が変化す
る。
及び後輪が接地している各接地面の車体に対する相対速
度が等しい。前輪がエスカレータに進入すると、前輪が
接地する接地面は動いているエスカレータのステップ面
となるため、前輪の接地面と後輪の接地面とが相対的に
離れていく。これにより、前輪がエスカレータに進入す
ると、前輪及び後輪の少なくとも一方の回転数が変化す
る。
【0010】ここでは、この前輪及び後輪の少なくとも
一方の回転数の変化を検知することで前輪のエスカレー
タへの進入を認識させ、制御手段によってフロントブレ
ーキをかけて前輪を制動するとともに、駆動手段によっ
て駆動している前輪あるいは後輪あるいは前輪及び後輪
の駆動を休止させる。請求項3に記載の走行車輌は、請
求項2に記載の走行車輌において、リアブレーキをさら
に備えている。このリアブレーキは後輪の回転を制動す
るものである。そして制御手段は、後輪がエスカレータ
に進入したときに、リアブレーキによって後輪を制動す
る。
一方の回転数の変化を検知することで前輪のエスカレー
タへの進入を認識させ、制御手段によってフロントブレ
ーキをかけて前輪を制動するとともに、駆動手段によっ
て駆動している前輪あるいは後輪あるいは前輪及び後輪
の駆動を休止させる。請求項3に記載の走行車輌は、請
求項2に記載の走行車輌において、リアブレーキをさら
に備えている。このリアブレーキは後輪の回転を制動す
るものである。そして制御手段は、後輪がエスカレータ
に進入したときに、リアブレーキによって後輪を制動す
る。
【0011】ここでは、後輪がエスカレータに進入する
と、リアブレーキがかかって後輪の回転が制動されるた
め、エスカレータ上において走行車輌の前輪及び後輪が
ともにブレーキのかかった状態となり、エスカレータ上
の走行車輌の安定度が増す。後輪のエスカレータへの進
入の検知及び認識については、例えば、後輪の回転数を
監視しておいて、後輪の回転数がなくなった(0となっ
た)ときに後輪がエスカレータに進入したと認識させる
ことができる。
と、リアブレーキがかかって後輪の回転が制動されるた
め、エスカレータ上において走行車輌の前輪及び後輪が
ともにブレーキのかかった状態となり、エスカレータ上
の走行車輌の安定度が増す。後輪のエスカレータへの進
入の検知及び認識については、例えば、後輪の回転数を
監視しておいて、後輪の回転数がなくなった(0となっ
た)ときに後輪がエスカレータに進入したと認識させる
ことができる。
【0012】請求項4に記載の走行車輌は、請求項3に
記載の走行車輌において、制御手段は、前輪がエスカレ
ータから脱出する前に、フロントブレーキを解除して前
輪を回転自由な状態とする。また、前輪がエスカレータ
から脱出した後でかつ後輪がエスカレータから脱出する
前に、駆動手段による駆動を再開させるとともに、リア
ブレーキを解除する。
記載の走行車輌において、制御手段は、前輪がエスカレ
ータから脱出する前に、フロントブレーキを解除して前
輪を回転自由な状態とする。また、前輪がエスカレータ
から脱出した後でかつ後輪がエスカレータから脱出する
前に、駆動手段による駆動を再開させるとともに、リア
ブレーキを解除する。
【0013】ここでは、前輪がエスカレータから脱出す
る前にフロントブレーキが解除されるため、前輪がエス
カレータから脱出するときに、エスカレータからエスカ
レータと相対移動している普通の床面への前輪の載り移
りがスムースとなる。なお、この前輪の脱出時には、後
輪とエスカレータのステップ上面との摩擦を介してエス
カレータから走行車輌に作用する力により走行車輌が移
動させられ、前輪がエスカレータから押し出される。
る前にフロントブレーキが解除されるため、前輪がエス
カレータから脱出するときに、エスカレータからエスカ
レータと相対移動している普通の床面への前輪の載り移
りがスムースとなる。なお、この前輪の脱出時には、後
輪とエスカレータのステップ上面との摩擦を介してエス
カレータから走行車輌に作用する力により走行車輌が移
動させられ、前輪がエスカレータから押し出される。
【0014】さらに、前輪がエスカレータから脱出した
後でかつ後輪がエスカレータから脱出する前に、駆動手
段による駆動が再開され、リアブレーキが解除される。
これにより、走行車輌が自走し始め、後輪がエスカレー
タから脱出し、走行車輌のエスカレータからの脱出が完
了する。請求項5に記載の走行車輌は、請求項4に記載
の走行車輌において、制御手段は、傾斜認識装置と、前
輪脱出認識装置とをさらに有している。傾斜認識装置は
車体の傾斜状態の変化を検知する。前輪脱出認識装置
は、前輪の回転数の変化を検知することにより、前輪の
エスカレータからの脱出を認識する。
後でかつ後輪がエスカレータから脱出する前に、駆動手
段による駆動が再開され、リアブレーキが解除される。
これにより、走行車輌が自走し始め、後輪がエスカレー
タから脱出し、走行車輌のエスカレータからの脱出が完
了する。請求項5に記載の走行車輌は、請求項4に記載
の走行車輌において、制御手段は、傾斜認識装置と、前
輪脱出認識装置とをさらに有している。傾斜認識装置は
車体の傾斜状態の変化を検知する。前輪脱出認識装置
は、前輪の回転数の変化を検知することにより、前輪の
エスカレータからの脱出を認識する。
【0015】エスカレータに載っている走行車輌がエス
カレータの終端部(脱出部)に近づくと、走行車輌の傾
斜が水平に近づく。ここでは、車体の傾斜状態の変化を
検知することで、前輪がエスカレータから脱出する直前
であることを認識して、フロントブレーキを解除させ
る。また、前輪がエスカレータ上にあるときには、前輪
及び後輪は接地している各エスカレータのステップ面に
対して移動しない、すなわち前輪及び後輪は回転してい
ない。前輪がエスカレータから脱出すると、前輪が床面
に対して回転を始める。
カレータの終端部(脱出部)に近づくと、走行車輌の傾
斜が水平に近づく。ここでは、車体の傾斜状態の変化を
検知することで、前輪がエスカレータから脱出する直前
であることを認識して、フロントブレーキを解除させ
る。また、前輪がエスカレータ上にあるときには、前輪
及び後輪は接地している各エスカレータのステップ面に
対して移動しない、すなわち前輪及び後輪は回転してい
ない。前輪がエスカレータから脱出すると、前輪が床面
に対して回転を始める。
【0016】ここでは、この前輪の回転数の変化を検知
することで前輪のエスカレータからの脱出を認識させて
いる。請求項6に記載の走行車輌は、請求項4又は5に
記載の走行車輌において、制御手段は、前輪がエスカレ
ータから脱出した後でかつ後輪がエスカレータから脱出
する前に行う駆動手段による駆動及びリアブレーキの解
除を、後輪がエスカレータから脱出する直前に行う。
することで前輪のエスカレータからの脱出を認識させて
いる。請求項6に記載の走行車輌は、請求項4又は5に
記載の走行車輌において、制御手段は、前輪がエスカレ
ータから脱出した後でかつ後輪がエスカレータから脱出
する前に行う駆動手段による駆動及びリアブレーキの解
除を、後輪がエスカレータから脱出する直前に行う。
【0017】ここでは、前輪がエスカレータから脱出し
た後でかつ後輪がエスカレータから脱出する前に、駆動
手段による駆動が再開され、リアブレーキが解除され
る。これにより、走行車輌が自走し始め、後輪がエスカ
レータから脱出し、走行車輌のエスカレータからの脱出
が完了する。ここで、走行車輌の水平方向の絶対的な速
度を考えると、駆動手段による駆動が再開されるまでは
エスカレータの水平方向の速度と一致する。次に、駆動
が再開されると、エスカレータの速度に駆動による自走
速度が加わった速度となる。そして、走行車輌がエスカ
レータから脱出した後は、駆動による自走速度となる。
すなわち、走行車輌がエスカレータから脱出する際に、
駆動が再開されて一時的に速度が上がった後に、エスカ
レータからの脱出が完了して速度が下がる。
た後でかつ後輪がエスカレータから脱出する前に、駆動
手段による駆動が再開され、リアブレーキが解除され
る。これにより、走行車輌が自走し始め、後輪がエスカ
レータから脱出し、走行車輌のエスカレータからの脱出
が完了する。ここで、走行車輌の水平方向の絶対的な速
度を考えると、駆動手段による駆動が再開されるまでは
エスカレータの水平方向の速度と一致する。次に、駆動
が再開されると、エスカレータの速度に駆動による自走
速度が加わった速度となる。そして、走行車輌がエスカ
レータから脱出した後は、駆動による自走速度となる。
すなわち、走行車輌がエスカレータから脱出する際に、
駆動が再開されて一時的に速度が上がった後に、エスカ
レータからの脱出が完了して速度が下がる。
【0018】ここでは、駆動手段による駆動及びリアブ
レーキの解除を後輪がエスカレータから脱出する直前に
行っているため、一時的に速度が上がる時間帯をなく
し、あるいは最小限に抑えることができる。この後輪が
脱出する直前については、例えばエスカレータの移動速
度、走行車輌の寸法などのパラメータから計算を行い、
前輪がエスカレータから脱出した時から後輪がエスカレ
ータから脱出する直前までの時間を割り出すことにより
決定することが可能である。すなわち、前輪がエスカレ
ータから脱出した時を起点としてタイマーを作動させ
て、所定時間後に駆動手段による駆動及びリアブレーキ
の解除を行わせることができる。
レーキの解除を後輪がエスカレータから脱出する直前に
行っているため、一時的に速度が上がる時間帯をなく
し、あるいは最小限に抑えることができる。この後輪が
脱出する直前については、例えばエスカレータの移動速
度、走行車輌の寸法などのパラメータから計算を行い、
前輪がエスカレータから脱出した時から後輪がエスカレ
ータから脱出する直前までの時間を割り出すことにより
決定することが可能である。すなわち、前輪がエスカレ
ータから脱出した時を起点としてタイマーを作動させ
て、所定時間後に駆動手段による駆動及びリアブレーキ
の解除を行わせることができる。
【0019】このように駆動手段による駆動及びリアブ
レーキの解除を後輪がエスカレータから脱出する直前に
行わせることにより、走行車輌のエスカレータからの脱
出がスムースとなり、走行車輌の乗り心地が向上する。
レーキの解除を後輪がエスカレータから脱出する直前に
行わせることにより、走行車輌のエスカレータからの脱
出がスムースとなり、走行車輌の乗り心地が向上する。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態による走行車
輌である電動車椅子を図面に基づいて説明する。図1は
本実施形態の車椅子の側面図である。図1において、車
椅子は、車体1と、車体1の下面前部に装着される左右
の前輪2と、下面後部に装着される左右の後輪3と、車
体1の前部左右端に配置された前支持部4と、後部左右
端に配置された後支持部5とを有している。前輪2は、
図示しないステアリング機構によって操向制御のための
操舵が可能である。また、後輪3は駆動モータ6により
正逆回転が可能である。車体1の上面には座席部7と操
作パネル8とが設けられている。座席部7と操作パネル
8とは、車体1に対して常に水平姿勢を維持するよう
に、座席支持部7aに支持されている。操作パネル8に
は、メインスイッチと、走行速度、前後進及び前輪2の
操舵角を制御するための操作レバーと、ブレーキスイッ
チと、他のキー及びボタン類と、表示装置とが設けられ
ている。
輌である電動車椅子を図面に基づいて説明する。図1は
本実施形態の車椅子の側面図である。図1において、車
椅子は、車体1と、車体1の下面前部に装着される左右
の前輪2と、下面後部に装着される左右の後輪3と、車
体1の前部左右端に配置された前支持部4と、後部左右
端に配置された後支持部5とを有している。前輪2は、
図示しないステアリング機構によって操向制御のための
操舵が可能である。また、後輪3は駆動モータ6により
正逆回転が可能である。車体1の上面には座席部7と操
作パネル8とが設けられている。座席部7と操作パネル
8とは、車体1に対して常に水平姿勢を維持するよう
に、座席支持部7aに支持されている。操作パネル8に
は、メインスイッチと、走行速度、前後進及び前輪2の
操舵角を制御するための操作レバーと、ブレーキスイッ
チと、他のキー及びボタン類と、表示装置とが設けられ
ている。
【0021】前後の支持部4,5は、エスカレータに搭
乗する際にエスカレータのステップ面上に接地して車体
1を支持するものである。前支持部4は、車体1を前部
で支持するものであり、昇り用エスカレータに搭乗する
際にステップ面に接地可能な第1支持面9と、下り用エ
スカレータに搭乗する際にステップ面に接地可能な第2
支持面10とを備えている。後支持部5は、車体1を後
部で支持するものであり、昇り用エスカレータに搭乗す
る際にステップ面に接地可能な第1支持面11と、下り
用エスカレータに搭乗する際にステップ面に接地可能な
第2支持面12とを備えている。
乗する際にエスカレータのステップ面上に接地して車体
1を支持するものである。前支持部4は、車体1を前部
で支持するものであり、昇り用エスカレータに搭乗する
際にステップ面に接地可能な第1支持面9と、下り用エ
スカレータに搭乗する際にステップ面に接地可能な第2
支持面10とを備えている。後支持部5は、車体1を後
部で支持するものであり、昇り用エスカレータに搭乗す
る際にステップ面に接地可能な第1支持面11と、下り
用エスカレータに搭乗する際にステップ面に接地可能な
第2支持面12とを備えている。
【0022】前輪2、後輪3及び前後の支持部4,5の
寸法は、エスカレータの規定に応じて定められる。図2
に示すように、前輪2と後輪3との間隔(ホイールベー
ス)をWB,前輪2の中心から支持面9,10の境界部
までの距離(又は後輪3の中心から支持面11,12の
境界部までの距離)をA、前輪2の外周から支持面9,
10の境界部までの距離(後輪3の外周から支持面1
1,12の境界部までの距離)をBとし、前支持部4の
第2支持面10(又は後支持部5の第1支持面11)が
水平面となす角度をα,前支持部4の第1支持面9(又
は後支持部5の第2支持面12)が水平面となす角度を
β、前輪2及び後輪3を直径Dとする。
寸法は、エスカレータの規定に応じて定められる。図2
に示すように、前輪2と後輪3との間隔(ホイールベー
ス)をWB,前輪2の中心から支持面9,10の境界部
までの距離(又は後輪3の中心から支持面11,12の
境界部までの距離)をA、前輪2の外周から支持面9,
10の境界部までの距離(後輪3の外周から支持面1
1,12の境界部までの距離)をBとし、前支持部4の
第2支持面10(又は後支持部5の第1支持面11)が
水平面となす角度をα,前支持部4の第1支持面9(又
は後支持部5の第2支持面12)が水平面となす角度を
β、前輪2及び後輪3を直径Dとする。
【0023】また、昇り用エスカレータと下り用エスカ
レータとは、ステップ面の移動する方向が異なるだけで
あるため、その最大傾斜角及び各ステップ面の角部間の
距離は同一である。したがって直径Dが200mmの場
合、図3に示すように、エスカレータの最大傾斜角を
γ,最大傾斜部での各ステップ面の角部間の距離をL、
最大傾斜角γにおけるステップ面の蹴上がり高さをS
H,ステップ面の奥行きをSDとすると、 L<WB<2L+230 100<A<SD−100 10<B<SD γ−7<α<γ+13 γ−12<β<γ の範囲に設定するのが好ましい。
レータとは、ステップ面の移動する方向が異なるだけで
あるため、その最大傾斜角及び各ステップ面の角部間の
距離は同一である。したがって直径Dが200mmの場
合、図3に示すように、エスカレータの最大傾斜角を
γ,最大傾斜部での各ステップ面の角部間の距離をL、
最大傾斜角γにおけるステップ面の蹴上がり高さをS
H,ステップ面の奥行きをSDとすると、 L<WB<2L+230 100<A<SD−100 10<B<SD γ−7<α<γ+13 γ−12<β<γ の範囲に設定するのが好ましい。
【0024】なお、角度αの上限値αmax は下記(1)
式、下限値αmin は下記(2) 式、角度βの下限値βmin
は下記(3) 式でそれぞれ算出したものである。
式、下限値αmin は下記(2) 式、角度βの下限値βmin
は下記(3) 式でそれぞれ算出したものである。
【0025】
【数1】
【0026】具体的なエスカレータの規定(建築基準法
施行令第129条の11)では、最大傾斜角γは30度
以下とされており、一般的にはγ=30度、SH=20
0mm,SD=400mmが標準となっている。ここ
で、上記(1),(2),(3) 式に上記標準値を代入すると、α
max =43度、αmin =23度及びβmin =18度とな
り、上記角度設定用の不等式が導かれる。
施行令第129条の11)では、最大傾斜角γは30度
以下とされており、一般的にはγ=30度、SH=20
0mm,SD=400mmが標準となっている。ここ
で、上記(1),(2),(3) 式に上記標準値を代入すると、α
max =43度、αmin =23度及びβmin =18度とな
り、上記角度設定用の不等式が導かれる。
【0027】このため、最も好ましいのは、前輪2及び
後輪3の直径Dが200mmの場合、ホイールベースW
B=620mm、距離A=104mm、距離B=45m
m、角度α=39度、角度β=24度である。このよう
な範囲に各パラメータを設定すると、昇り用エスカレー
タ51において、図4(A)に示すように、エスカレー
タ51の最大傾斜部で前支持部4の第1支持面9がステ
ップ面S1に接地すると、後輪3をステップ面S3に接
地させることができる。また、図4(B)に示すよう
に、前輪2がステップ面S1に接地すると、後支持部5
の第1支持面11をステップ面S3に接地させることが
できる。
後輪3の直径Dが200mmの場合、ホイールベースW
B=620mm、距離A=104mm、距離B=45m
m、角度α=39度、角度β=24度である。このよう
な範囲に各パラメータを設定すると、昇り用エスカレー
タ51において、図4(A)に示すように、エスカレー
タ51の最大傾斜部で前支持部4の第1支持面9がステ
ップ面S1に接地すると、後輪3をステップ面S3に接
地させることができる。また、図4(B)に示すよう
に、前輪2がステップ面S1に接地すると、後支持部5
の第1支持面11をステップ面S3に接地させることが
できる。
【0028】また、下り用エスカレータ52において、
図5(A)に示すように、エスカレータ52の最大傾斜
部で前支持部4の第2支持面10がステップ面S3に接
地すると、後輪3をステップ面S1に接地させることが
できる。また、図5(B)に示すように、前輪2がステ
ップ面S3に接地すると、後支持部5の第2支持面12
をステップ面S1に接地させることができる。このよう
な姿勢で接地すると、車輪の一方が常に接地するので、
エスカレータ52からスムースに脱出することができ
る。
図5(A)に示すように、エスカレータ52の最大傾斜
部で前支持部4の第2支持面10がステップ面S3に接
地すると、後輪3をステップ面S1に接地させることが
できる。また、図5(B)に示すように、前輪2がステ
ップ面S3に接地すると、後支持部5の第2支持面12
をステップ面S1に接地させることができる。このよう
な姿勢で接地すると、車輪の一方が常に接地するので、
エスカレータ52からスムースに脱出することができ
る。
【0029】また、この車椅子には図6に示すように制
御部41が設けられている。この制御部41には、操作
パネル8、車体1の傾斜を監視する傾斜計21、前輪2
の回転数を監視する第1回転計22、後輪3の回転数を
監視する第2回転計23、後輪3を駆動する駆動モータ
6、前輪2及び後輪3の制動を行うためのフロントブレ
ーキ33及びリアブレーキ34が接続されている。制御
部41は、CPU,ROM,RAM,タイマー等を含む
マイクロコンピュータ42と、このマイクロコンピュー
タ42に情報を送る前輪進入認識装置43、前輪脱出認
識装置44、後輪進入認識装置45、及び傾斜認識装置
46とを備えている。
御部41が設けられている。この制御部41には、操作
パネル8、車体1の傾斜を監視する傾斜計21、前輪2
の回転数を監視する第1回転計22、後輪3の回転数を
監視する第2回転計23、後輪3を駆動する駆動モータ
6、前輪2及び後輪3の制動を行うためのフロントブレ
ーキ33及びリアブレーキ34が接続されている。制御
部41は、CPU,ROM,RAM,タイマー等を含む
マイクロコンピュータ42と、このマイクロコンピュー
タ42に情報を送る前輪進入認識装置43、前輪脱出認
識装置44、後輪進入認識装置45、及び傾斜認識装置
46とを備えている。
【0030】前輪進入認識装置43は、第1回転計22
のデータを取り込んで、前輪2の回転数がエスカレータ
の移動速度の分だけ少なくなる変化を検知することで前
輪2のエスカレータへの進入を認識して、この情報をマ
イクロコンピュータ42に送る。前輪脱出認識装置44
は、第1回転計22のデータを取り込んで、前輪2の回
転数が0の状態からエスカレータの移動速度の分だけ大
きくなる変化を検知することで前輪2のエスカレータか
らの脱出を認識して、この情報をマイクロコンピュータ
42に送る。
のデータを取り込んで、前輪2の回転数がエスカレータ
の移動速度の分だけ少なくなる変化を検知することで前
輪2のエスカレータへの進入を認識して、この情報をマ
イクロコンピュータ42に送る。前輪脱出認識装置44
は、第1回転計22のデータを取り込んで、前輪2の回
転数が0の状態からエスカレータの移動速度の分だけ大
きくなる変化を検知することで前輪2のエスカレータか
らの脱出を認識して、この情報をマイクロコンピュータ
42に送る。
【0031】後輪進入認識装置45は、第2回転計23
のデータを取り込んで、後輪3の回転数がエスカレータ
の移動速度に対応した回転数から0になる変化を検知す
ることで後輪3のエスカレータへの進入を認識して、こ
の情報をマイクロコンピュータ42に送る。傾斜認識装
置46は、傾斜計21のデータを取り込んで、車体1の
傾斜が水平面に対して傾斜している状態から水平に近づ
く変化を検知することで車椅子がエスカレータの終端部
(脱出部)に近づいたことを認識して、この情報をマイ
クロコンピュータ42に送る。
のデータを取り込んで、後輪3の回転数がエスカレータ
の移動速度に対応した回転数から0になる変化を検知す
ることで後輪3のエスカレータへの進入を認識して、こ
の情報をマイクロコンピュータ42に送る。傾斜認識装
置46は、傾斜計21のデータを取り込んで、車体1の
傾斜が水平面に対して傾斜している状態から水平に近づ
く変化を検知することで車椅子がエスカレータの終端部
(脱出部)に近づいたことを認識して、この情報をマイ
クロコンピュータ42に送る。
【0032】次に、車椅子が昇り用エスカレータ51に
進入する際の動作を説明する。図7に、エスカレータ5
1の始端部に近づいている車椅子を示す。ここでは、駆
動モータ6の駆動によって後輪3を回転させることで、
車椅子が自走している。図8に、自走してきた車椅子の
前輪2がエスカレータ51のステップ面S4に載った状
態を示す。前輪2がエスカレータ51に進入すると、前
輪進入認識装置43がこれを認識して、この情報をマイ
クロコンピュータ42に送る。マイクロコンピュータ4
2は、前輪2がエスカレータ51に進入したことを受け
て、フロントブレーキ33に前輪2の制動の命令を発す
るとともに、駆動モータ6に駆動休止の命令を発する。
これにより、前輪2が回転不能の状態となり、後輪3が
回転自由の状態となる。
進入する際の動作を説明する。図7に、エスカレータ5
1の始端部に近づいている車椅子を示す。ここでは、駆
動モータ6の駆動によって後輪3を回転させることで、
車椅子が自走している。図8に、自走してきた車椅子の
前輪2がエスカレータ51のステップ面S4に載った状
態を示す。前輪2がエスカレータ51に進入すると、前
輪進入認識装置43がこれを認識して、この情報をマイ
クロコンピュータ42に送る。マイクロコンピュータ4
2は、前輪2がエスカレータ51に進入したことを受け
て、フロントブレーキ33に前輪2の制動の命令を発す
るとともに、駆動モータ6に駆動休止の命令を発する。
これにより、前輪2が回転不能の状態となり、後輪3が
回転自由の状態となる。
【0033】エスカレータ51の動きにより、ステップ
面S4が図8の右側に移動し、図8の状態から図9の状
態に移る。このときには、前輪2とステップ面S4との
摩擦を介してエスカレータ51から車椅子に力が作用し
て、車椅子がステップ面S4の移動に従ってエスカレー
タ51に引き込まれる。すなわち、車椅子はエスカレー
タ51の動きによって移動させられる。
面S4が図8の右側に移動し、図8の状態から図9の状
態に移る。このときには、前輪2とステップ面S4との
摩擦を介してエスカレータ51から車椅子に力が作用し
て、車椅子がステップ面S4の移動に従ってエスカレー
タ51に引き込まれる。すなわち、車椅子はエスカレー
タ51の動きによって移動させられる。
【0034】エスカレータ51に引き込まれる車椅子
は、図9の状態を経て、図10に示すように後輪3がエ
スカレータ51のステップ面S6に載った状態となる。
後輪3がエスカレータ51に引き込まれると、後輪進入
認識装置45がこれを認識して、この情報をマイクロコ
ンピュータ42に送る。マイクロコンピュータ42は、
後輪3がエスカレータ51に載ったことを受けて、リア
ブレーキ34に後輪3の制動の命令を発する。これによ
り、前輪2及び後輪3がともに回転不能の状態となり、
エスカレータ51上における車椅子の位置の保持が安定
する。
は、図9の状態を経て、図10に示すように後輪3がエ
スカレータ51のステップ面S6に載った状態となる。
後輪3がエスカレータ51に引き込まれると、後輪進入
認識装置45がこれを認識して、この情報をマイクロコ
ンピュータ42に送る。マイクロコンピュータ42は、
後輪3がエスカレータ51に載ったことを受けて、リア
ブレーキ34に後輪3の制動の命令を発する。これによ
り、前輪2及び後輪3がともに回転不能の状態となり、
エスカレータ51上における車椅子の位置の保持が安定
する。
【0035】以上、車椅子が昇り用のエスカレータ51
に進入するときの動作を説明したが、下り用のエスカレ
ータに進入するときの動作についても同様である。この
ように、エスカレータ上を車椅子が自走しないように制
御し、エスカレータの動きを利用して車椅子をエスカレ
ータに進入させるため、昇りのエスカレータにおいて前
方の段差に前支持部4が衝突して衝撃がかかったり、下
りのエスカレータにおいて勢い余って前方に落下すると
いう現象が抑えられる。これにより、エスカレータ進入
時の車椅子の安全性及び乗り心地が向上している。
に進入するときの動作を説明したが、下り用のエスカレ
ータに進入するときの動作についても同様である。この
ように、エスカレータ上を車椅子が自走しないように制
御し、エスカレータの動きを利用して車椅子をエスカレ
ータに進入させるため、昇りのエスカレータにおいて前
方の段差に前支持部4が衝突して衝撃がかかったり、下
りのエスカレータにおいて勢い余って前方に落下すると
いう現象が抑えられる。これにより、エスカレータ進入
時の車椅子の安全性及び乗り心地が向上している。
【0036】次に、車椅子が昇り用エスカレータ51か
ら脱出する際の動作を説明する。図11に、エスカレー
タ51の終端部に近づいている車椅子を示す。この状態
までは、ステップ面S7に載った前輪2及びステップ面
S8に載った後輪3が回転不能の状態となっており、駆
動モータ6も駆動休止の状態である。図11の状態とな
ると、それまで傾斜していた車体1の傾きがほぼ水平と
なるため、傾斜認識装置46が車椅子のエスカレータ5
1終端部への接近を認識してこの情報をマイクロコンピ
ュータ42に送る。マイクロコンピュータ42は、これ
を受けて、フロントブレーキ33に前輪2の制動解除の
命令を発する。これにより、前輪2が回転自由の状態と
なる。なお、後輪3は回転不能の状態のままである。
ら脱出する際の動作を説明する。図11に、エスカレー
タ51の終端部に近づいている車椅子を示す。この状態
までは、ステップ面S7に載った前輪2及びステップ面
S8に載った後輪3が回転不能の状態となっており、駆
動モータ6も駆動休止の状態である。図11の状態とな
ると、それまで傾斜していた車体1の傾きがほぼ水平と
なるため、傾斜認識装置46が車椅子のエスカレータ5
1終端部への接近を認識してこの情報をマイクロコンピ
ュータ42に送る。マイクロコンピュータ42は、これ
を受けて、フロントブレーキ33に前輪2の制動解除の
命令を発する。これにより、前輪2が回転自由の状態と
なる。なお、後輪3は回転不能の状態のままである。
【0037】エスカレータ51の動きにより、ステップ
面S8が図11の右側に移動し、図11の状態から図1
2の状態に移る。この移行は、後輪3とステップ面S8
との摩擦を介してエスカレータ51から車椅子に作用す
る力により、車椅子がステップ面S8の移動に従ってエ
スカレータ51から押し出されるように移動することで
行われる。このときに、前輪2はステップ面7から床面
61に移って回転を始める。このとき、前輪脱出認識装
置44から前輪2のエスカレータ51からの脱出の情報
を受けたマイクロコンピュータ42は、マイクロコンピ
ュータ42に内蔵されているタイマーを作動させる。
面S8が図11の右側に移動し、図11の状態から図1
2の状態に移る。この移行は、後輪3とステップ面S8
との摩擦を介してエスカレータ51から車椅子に作用す
る力により、車椅子がステップ面S8の移動に従ってエ
スカレータ51から押し出されるように移動することで
行われる。このときに、前輪2はステップ面7から床面
61に移って回転を始める。このとき、前輪脱出認識装
置44から前輪2のエスカレータ51からの脱出の情報
を受けたマイクロコンピュータ42は、マイクロコンピ
ュータ42に内蔵されているタイマーを作動させる。
【0038】後輪3とステップ面S8との摩擦を介して
エスカレータ51から力を受けて図12の右側に移動し
ていく車椅子は、所定時間(t1)後に、後輪3がエス
カレータ51から脱出する直前の状態(図13参照)と
なる。この所定時間(t1)は、マイクロコンピュータ
42に内蔵されているタイマーのセット時間であり、ホ
イールベースWB及びエスカレータ51の移動速度から
演算される。この図13の状態になると、マイクロコン
ピュータ42は、リアブレーキ34に後輪3の制動解除
の命令を発するとともに、駆動モータ6の駆動休止を解
除して駆動を再開させる。
エスカレータ51から力を受けて図12の右側に移動し
ていく車椅子は、所定時間(t1)後に、後輪3がエス
カレータ51から脱出する直前の状態(図13参照)と
なる。この所定時間(t1)は、マイクロコンピュータ
42に内蔵されているタイマーのセット時間であり、ホ
イールベースWB及びエスカレータ51の移動速度から
演算される。この図13の状態になると、マイクロコン
ピュータ42は、リアブレーキ34に後輪3の制動解除
の命令を発するとともに、駆動モータ6の駆動休止を解
除して駆動を再開させる。
【0039】これにより、図13の状態からは車椅子が
自走し始め、後輪3がステップ面S8から床面61に移
り、車椅子が完全にエスカレータ51から脱出する。そ
の後、図14に示すように、車椅子は床面61上を自走
していく。以上、車椅子が昇り用のエスカレータ51か
ら脱出するときの動作を説明したが、下り用のエスカレ
ータから脱出するときの動作についても同様である。
自走し始め、後輪3がステップ面S8から床面61に移
り、車椅子が完全にエスカレータ51から脱出する。そ
の後、図14に示すように、車椅子は床面61上を自走
していく。以上、車椅子が昇り用のエスカレータ51か
ら脱出するときの動作を説明したが、下り用のエスカレ
ータから脱出するときの動作についても同様である。
【0040】ここで、車椅子の水平方向の絶対的な速度
を考えると、駆動モータ6による駆動が再開されるまで
はエスカレータ51の水平方向の速度と一致する。次
に、駆動が再開されると、エスカレータ51の速度に駆
動モータ6による自走速度が加わった速度となる。そし
て、車椅子がエスカレータ51から脱出した後は、駆動
モータ6による自走速度となる。すなわち、車椅子がエ
スカレータ51から脱出する際に、駆動が再開されて一
時的に速度が上がった後に、エスカレータ51からの脱
出が完了して速度が下がる。
を考えると、駆動モータ6による駆動が再開されるまで
はエスカレータ51の水平方向の速度と一致する。次
に、駆動が再開されると、エスカレータ51の速度に駆
動モータ6による自走速度が加わった速度となる。そし
て、車椅子がエスカレータ51から脱出した後は、駆動
モータ6による自走速度となる。すなわち、車椅子がエ
スカレータ51から脱出する際に、駆動が再開されて一
時的に速度が上がった後に、エスカレータ51からの脱
出が完了して速度が下がる。
【0041】ここでは、駆動モータ6による駆動及びリ
アブレーキ34の制動解除を、タイマーを使って後輪3
がエスカレータ51から脱出する直前(図13の状態の
時)に行うように制御しているため、一時的に速度が上
がる時間帯がほぼなくなる。すなわち、後輪3がエスカ
レータ51上にあるときには車椅子はエスカレータ51
の移動速度で移動し、後輪3がエスカレータ51から脱
出した後には車椅子は自走速度で移動することになる。
したがって、エスカレータ51から脱出した直後の自走
速度をエスカレータ51の移動速度に近い値に設定する
ことにより、エスカレータ51から脱出するときの車椅
子の動きをスムースにすることができる。
アブレーキ34の制動解除を、タイマーを使って後輪3
がエスカレータ51から脱出する直前(図13の状態の
時)に行うように制御しているため、一時的に速度が上
がる時間帯がほぼなくなる。すなわち、後輪3がエスカ
レータ51上にあるときには車椅子はエスカレータ51
の移動速度で移動し、後輪3がエスカレータ51から脱
出した後には車椅子は自走速度で移動することになる。
したがって、エスカレータ51から脱出した直後の自走
速度をエスカレータ51の移動速度に近い値に設定する
ことにより、エスカレータ51から脱出するときの車椅
子の動きをスムースにすることができる。
【0042】
【発明の効果】本発明では、エスカレータに前輪が進入
した後は、エスカレータ上を自走させずエスカレータの
動きを利用して走行車輌をエスカレータに引き込むよう
に制御しているため、昇りのエスカレータにおいて前方
の段差に前輪あるいは車体が衝突して衝撃がかかった
り、下りのエスカレータにおいて勢い余って前方に落下
するという現象が抑えられ、走行車輌の安全性及び乗り
心地が向上する。
した後は、エスカレータ上を自走させずエスカレータの
動きを利用して走行車輌をエスカレータに引き込むよう
に制御しているため、昇りのエスカレータにおいて前方
の段差に前輪あるいは車体が衝突して衝撃がかかった
り、下りのエスカレータにおいて勢い余って前方に落下
するという現象が抑えられ、走行車輌の安全性及び乗り
心地が向上する。
【図1】本発明の一実施形態における車椅子の側面図。
【図2】車椅子下部の概略構成図。
【図3】エスカレータのステップ面を示す概略構成図。
【図4】昇り用エスカレータでの姿勢を示す模式図。
【図5】下り用エスカレータでの姿勢を示す模式図。
【図6】制御ブロック図。
【図7】昇り用エスカレータに進入する際の動作を示す
模式図。
模式図。
【図8】昇り用エスカレータに進入する際の動作を示す
模式図。
模式図。
【図9】昇り用エスカレータに進入する際の動作を示す
模式図。
模式図。
【図10】昇り用エスカレータに進入する際の動作を示
す模式図。
す模式図。
【図11】昇り用エスカレータから脱出する際の動作を
示す模式図。
示す模式図。
【図12】昇り用エスカレータから脱出する際の動作を
示す模式図。
示す模式図。
【図13】昇り用エスカレータから脱出する際の動作を
示す模式図。
示す模式図。
【図14】昇り用エスカレータから脱出する際の動作を
示す模式図。
示す模式図。
【図15】従来の電動車椅子の昇り用エスカレータに進
入する際の動作を示す模式図。
入する際の動作を示す模式図。
【図16】従来の電動車椅子の下り用エスカレータに進
入する際の動作を示す模式図。
入する際の動作を示す模式図。
1 車体 2 前輪 3 後輪 6 駆動モータ(駆動手段) 33 フロントブレーキ 34 リアブレーキ 41 制御部 43 前輪進入認識装置 44 前輪脱出認識装置 46 傾斜認識装置
Claims (6)
- 【請求項1】エスカレータに進入及び脱出が可能な走行
車輌であって、 車体と、 前記車体の前部及び後部にそれぞれ装着される前輪及び
後輪と、 前記前輪及び後輪の少なくとも一方を駆動する駆動手段
と、 前記前輪の回転を制動するフロントブレーキとを備え、 前記前輪が前記エスカレータに進入したときに前記フロ
ントブレーキにより前記前輪を制動するとともに前記駆
動手段による駆動を休止させる、走行車輌。 - 【請求項2】前記前輪及び後輪の少なくとも一方の回転
数の変化を検知することにより前記前輪の前記エスカレ
ータへの進入を認識する前輪進入認識装置を有する制御
手段をさらに備えた、請求項1に記載の走行車輌。 - 【請求項3】前記後輪の回転を制動するリアブレーキを
さらに備え、 前記制御手段は、前記後輪が前記エスカレータに進入し
たときに、前記リアブレーキにより前記後輪を制動す
る、請求項2に記載の走行車輌。 - 【請求項4】前記制御手段は、前輪が前記エスカレータ
から脱出する前に前記フロントブレーキを解除して前記
前輪を回転自由な状態とし、前記前輪が前記エスカレー
タから脱出した後でかつ前記後輪が前記エスカレータか
ら脱出する前に前記駆動手段による駆動を再開させると
ともに前記リアブレーキを解除する、請求項3に記載の
走行車輌。 - 【請求項5】前記制御手段は、前記車体の傾斜状態の変
化を検知する傾斜認識装置と、前記前輪の回転数の変化
を検知することにより前記前輪の前記エスカレータから
の脱出を認識する前輪脱出認識装置とをさらに有してい
る、請求項4に記載の走行車輌。 - 【請求項6】前記制御手段は、前輪が前記エスカレータ
から脱出した後でかつ前記後輪が前記エスカレータから
脱出する前に行う前記駆動手段による駆動及び前記リア
ブレーキの解除を、前記後輪が前記エスカレータから脱
出する直前に行う、請求項4又は5に記載の走行車輌。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9129976A JPH10314235A (ja) | 1997-05-20 | 1997-05-20 | 走行車輌 |
| DE19822462A DE19822462A1 (de) | 1997-05-20 | 1998-05-19 | Motorisierter Rollstuhl |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9129976A JPH10314235A (ja) | 1997-05-20 | 1997-05-20 | 走行車輌 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10314235A true JPH10314235A (ja) | 1998-12-02 |
Family
ID=15023099
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9129976A Pending JPH10314235A (ja) | 1997-05-20 | 1997-05-20 | 走行車輌 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10314235A (ja) |
| DE (1) | DE19822462A1 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP3338752A1 (en) | 2016-12-26 | 2018-06-27 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Traveling vehicle and method of controlling the traveling vehicle |
| CN116018571A (zh) * | 2020-08-06 | 2023-04-25 | 三菱电机楼宇解决方案株式会社 | 自主移动体的控制装置以及自主移动体 |
-
1997
- 1997-05-20 JP JP9129976A patent/JPH10314235A/ja active Pending
-
1998
- 1998-05-19 DE DE19822462A patent/DE19822462A1/de not_active Ceased
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP3338752A1 (en) | 2016-12-26 | 2018-06-27 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Traveling vehicle and method of controlling the traveling vehicle |
| JP2018102496A (ja) * | 2016-12-26 | 2018-07-05 | 国立大学法人 東京大学 | 走行車両及び走行車両の制御方法 |
| US10266097B2 (en) | 2016-12-26 | 2019-04-23 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Traveling vehicle and method of controlling the traveling vehicle |
| CN116018571A (zh) * | 2020-08-06 | 2023-04-25 | 三菱电机楼宇解决方案株式会社 | 自主移动体的控制装置以及自主移动体 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| DE19822462A1 (de) | 1998-12-03 |
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