JPH10315003A - 車輪旋盤およびこの車輪旋盤における切削加工方法 - Google Patents

車輪旋盤およびこの車輪旋盤における切削加工方法

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JPH10315003A
JPH10315003A JP13180997A JP13180997A JPH10315003A JP H10315003 A JPH10315003 A JP H10315003A JP 13180997 A JP13180997 A JP 13180997A JP 13180997 A JP13180997 A JP 13180997A JP H10315003 A JPH10315003 A JP H10315003A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一台の車輪旋盤で車輪部に一体に形成された
ブレーキディスクの切削加工を可能にする車輪旋盤を提
供する。 【解決手段】 ベッド19上に対向して配置され、主軸
3,3を各々回転自在に支持するとともに、この主軸の
軸線方向に進退移動自在な二つの主軸台1,1と、前記
主軸の各々に進退移動自在に設けられ、車輪の輪軸の端
部を両側より支持する車輪支持部材2,21と、この車
輪支持部材を前記主軸に対して進退移動させる車輪支持
部材駆動手段60,61,38と、前記主軸の各々に設
けられ、前記車輪と係合して前記主軸の回転を前記車輪
に伝達する回転力伝達手段4,4と、刃物台8,8と、
前記二つの主軸台の少なくともどちらか一方と前記ベッ
ドとのあいだに設けられ、前記主軸台を、前記回転力伝
達手段と前記車輪とが係合可能な第1の位置と、この第
1の位置よりも前記車輪から離間し、ブレーキディスク
を切削加工するための工具が侵入可能な第2の位置のあ
いだで進退移動させる主軸台駆動手段13と、を有する
ことを特徴とする車輪旋盤とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電車および機関
車、客貨車などの車輌において、走行により摩耗,変形
した車輪の削正または成形切削する車輪旋盤にかかり、
特に、輪軸の両側に設けられた車輪部にブレーキディス
クを一体に有する車輪の切削加工を行う車輪旋盤に関す
る。
【0002】
【従来の技術】電車および機関車、客貨車などの車輌に
おいて、走行により摩耗した車輪の削正または新タイヤ
の成形を切削加工する車輪旋盤がある。この種の車輪旋
盤は、車輪を機械正面(または背面)に敷設した搬送レ
ールより搬入し、対向して設けられた主軸台の回転自在
な主軸の前端に設けられたセンタにより車輪を両側より
芯出して支持するとともに、回転力伝達手段を車輪に係
合させて前記主軸の回転を前記車輪に伝達し、輪軸の両
端に設けられた車輪部を一対の刃物台に装着した工具で
加工を行い、加工後は支持を解除して機械背面(または
正面)に搬出される構造になっている。車輪の加工は、
予め設定されたNCプログラムや倣いモデル等に基づい
て行われる。また、前述の構成に加えて車輪を支持する
際、各前記車輪部を搬送レールより所定量高い位置に持
ち上げるようなリフターを設けている。
【0003】ところで、車輪の中には、輪軸の両側に設
けられた車輪部の両側面にブレーキディスクが一体に形
成されたものがある。しかしながら、従来、このような
車輪の前記ブレーキディスクを一台の車輪旋盤で切削加
工しようとしても、刃物台や工具等と主軸台や回転力伝
達手段等が干渉して加工ができないという問題があっ
た。そこで、従来、ブレーキディスクが車輪部に一体に
形成された車輪の前記ブレーキディスクを切削加工する
には、車輪旋盤で踏面やフランジ面等の切削加工を行っ
た後、車輪を車輪旋盤から取り外して、別工程でNC旋
盤等の工作機械により行っていた。そのため、車輪旋
盤、NC旋盤等の工作機械への車輪の着脱および車輪の
搬送に多大な時間と労力とを要しており、作業効率が悪
いという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の問題点
に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、一
台の車輪旋盤で車輪部の踏面やフランジ面を切削加工す
ることができるだけでなく、踏面やフランジ面の切削加
工を終えた車輪を車輪旋盤から取り外すことなく車輪部
の側面に一体に形成されたブレーキディスクを切削加工
することのできる車輪旋盤および車輪旋盤における車輪
の加工方法を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明の車輪旋盤は以下の構成からなる。すなわ
ち、請求項1に記載の発明は、鉄道車両用の車輪の輪軸
の両側に設けられた一対の車輪部と、この車輪部の少な
くとも一方に一体的に形成されたブレーキディスクを切
削加工する車輪旋盤であって、ベッド上に対向して配置
され、軸線を同一線上に有する主軸を各々回転自在に支
持するとともに、この主軸の軸線方向に進退移動自在な
二つの主軸台と、前記主軸の各々に進退移動自在に設け
られ、前記主軸より突出して前記輪軸の端部を両側より
支持する車輪支持部材と、この車輪支持部材を前記主軸
に対して進退移動させる車輪支持部材駆動手段と、前記
主軸の各々に設けられ、前記車輪支持部材によって支持
された前記車輪と係合して前記主軸の回転を前記車輪に
伝達する回転力伝達手段と、前記二つの主軸台に対して
各々一つまたは複数設けられ、前記主軸の軸線方向およ
びこの主軸軸線方向と直交する方向に移動自在であると
ともに、前記車輪部および前記ブレーキディスクを切削
加工する工具が装着された刃物台と、前記二つの主軸台
の少なくともどちらか一方と前記ベッドとのあいだに設
けられ、前記主軸台を、前記回転力伝達手段と前記車輪
とが係合可能な第1の位置と、この第1の位置よりも前
記車輪から離間し、前記ブレーキディスクを加工する
際、前記回転力伝達手段と前記ブレーキディスクとのあ
いだに、前記ブレーキディスクを切削加工するための工
具が侵入可能な第2の位置のあいだで進退移動させる主
軸台駆動手段と、を有することを特徴とする車輪旋盤で
ある。請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車輪
旋盤において、前記主軸台と前記車輪支持部材のあいだ
に各々設けられ、前記車輪支持部材駆動手段の駆動によ
って前記車輪支持部材を前記車輪側に移動させ、前記車
輪支持部材が前記輪軸の端部に当接した状態になったと
きに第1の検知信号を出力する第1の検知手段と、この
第1の検知手段より検知信号が出力されたとき、この第
1の検知信号を出力した側の前記車輪支持部材駆動手段
による駆動を停止させ、両方の前記第1の検知手段より
前記第1の検知信号が出力され前記車輪支持部材駆動手
段が停止した状態より前記車輪支持部材駆動手段を同時
に再始動させる制御を行う制御手段とを有することを特
徴とする車輪旋盤である。請求項3に記載の発明は、請
求項2に記載の車輪旋盤において、前記主軸台と前記車
輪支持部材のあいだに各々設けられ、前記車輪支持部材
駆動手段の駆動によって前記車輪支持部材を前記車輪の
輪軸側に移動させ、前記車輪支持部材が前記車輪を支持
して加工可能な状態になったときに第2の検知信号を出
力する第2の検知手段を有し、前記制御手段は、前記第
2の検知手段より前記第2の検知信号が出力されたと
き、この第2の検知信号を出力した側の前記車輪支持部
材駆動手段による駆動を停止させるように制御するもの
であることを特徴とする車輪旋盤である。また、請求項
4に記載の発明は、鉄道車両の車輪の輪軸の端部を対向
する主軸台に設けられた車輪支持部材で両側より支持
し、主軸台に対して回転自在な主軸に設けられた回転力
伝達手段を前記車輪に係合させて前記主軸の回転を前記
車輪に伝達し、前記車輪に設けられた一対の車輪部とこ
の車輪部の少なくとも一方に一体的に形成されたブレー
キディスクを、前記主軸台に対して前記主軸の軸線方向
およびこの主軸軸線方向に直交する方向に移動自在に設
けられた刃物台に装着された工具により切削加工する車
輪旋盤における切削加工方法であって、一方の前記主軸
台を前記回転力伝達手段が前記車輪に係合可能な第1の
位置に位置決めするとともに、他方の前記主軸台を前記
第1の位置よりも前記車輪から離間し、前記ブレーキデ
ィスクを加工する際、前記回転力伝達手段と前記ブレー
キディスクとのあいだに切削加工するための工具が侵入
可能な第2の位置に移動させ、前記刃物台に設けられた
前記工具により前記他方の車輪部のブレーキディスクを
切削加工することを特徴とする車輪旋盤における切削加
工方法である。請求項5に記載の発明は、請求項4に記
載の車輪旋盤における切削加工方法であって、前記第1
の位置に両方の前記主軸台を移動させて、前記車輪部の
切削加工を行い、前記主軸台のうち前記ブレーキディス
クの切削加工を行う側の前記主軸台を前記第2の位置に
移動させ、前記主軸台が前記第2の位置に移動した側の
前記車輪部のブレーキディスクの切削加工を行い、前記
車輪部と前記ブレーキディスクの各加工面とを同一機械
上で切削加工できるようにしたことを特徴とする車輪旋
盤における切削加工方法である。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の好適な実施形態を図面に
従って詳細に説明する。図1は本発明の車輪旋盤の全体
構成図、図2および図3は本発明の車輪旋盤の主軸の構
成図にかかり、図2は主軸先端側、図3は主軸後端側を
示すもの、図4は本発明の要部の拡大図である。
【0007】[車輪旋盤の全体構成の説明]まず、図1
に従って本発明の車輪旋盤の全体構成を概説する。この
実施形態における車輪旋盤は門形構造のもので、車輪旋
盤の前方または後方に敷設された搬入レールから車輪旋
盤の中央の加工領域に搬入された車輪Wは、この加工領
域内で所定の加工が施され、車輪旋盤の後方または前方
に敷設された搬出レールを介して搬出される。この車輪
旋盤により加工される車輪Wは、輪軸Waの両側に二つ
の車輪部Wb,Wbを有し、車輪部Wb,Wbの各々の
両側面にブレーキディスクWc,Wcが一体的に形成さ
れたものである。車輪旋盤のベッド19の上には、門形
のコラム12が立設されるとともに、一対の主軸台1,
1が対向して設けられている。主軸台1,1の間には車
輪Wが加工される加工領域Sが形成されている。また、
主軸台1,1は、ベッド19の図示しないガイドに沿っ
て後述する主軸3,3の軸線方向に加工領域Sに対して
進退移動自在で、車輪旋盤の両側に配置された主軸台駆
動手段としての第1の主軸台用シリンダ13,13の駆
動によって相接近する方向または相離間する方向に進退
移動する。すなわち、後述する回転力伝達手段が車輪に
係合可能な第1の位置Aと、この第1の位置よりも車輪
より離間して車輪の回転力伝達手段側端面を加工可能な
第2の位置Bとに進退移動する。また、第2の主軸台用
シリンダ13a,13aによって、車輪の搬出入位置
と、加工領域に位置する加工位置とに進退移動する。こ
れら、第1の主軸台用シリンダ13、第2の主軸台用シ
リンダ13aによる主軸台1の移動は、図示しないリミ
ットスイッチ、近接スイッチと図示しない被検知部材等
で確認されている。
【0008】主軸台1,1には、同一軸線上(Z軸軸線
上)にそれぞれ主軸3,3が回転自在に支持されてい
る。主軸3,3の先端のテーパ穴または穴にはセンタ
2,2が装着されたクイル21,21が主軸軸線上で主
軸3,3に対して進退移動自在に設けられている。この
クイル21およびセンタ2等で車輪支持部材が構成され
ている。そして、この車輪支持手段が主軸3,3の先端
から車輪W側へ前進して車輪Wの輪軸Waの両端に形成
された図示しないセンタ穴とセンタ2,2の前端テーパ
部とが係合し、輪軸Waを両側から一定の力でセンタ支
持することにより、車輪Wを加工領域Sで芯出しして支
持する。また、主軸3,3の先端には円盤状の面板3
a,3aが取り付けられ、この面板3a,3aに車輪W
と係合して主軸3,3の回転とともに車輪Wを回転させ
る回転力伝達手段4が設けられている。この回転力伝達
手段4は、同一円周上に均等間隔で複数(この実施形態
では3個)設けられたジョーボディ4bと、このジョー
ボディ4bに圧力流体(この実施形態では圧力)の供給
により進退移動自在に設けられ、圧力流体の供給方向を
切換え弁(図示せず)によって切換えることにより車輪
W側に突出して車輪Wと係合するジョー4aとから構成
されている。
【0009】コラム12には水平方向にクロスレール
5,5が設けられ、このクロスレール5,5に沿ってZ
軸方向(主軸3の軸線方向)に移動自在なサドル6,6
が設けられている。サドル6,6には、Z軸方向に直交
するX軸方向にクロススライド7,7が設けられてい
る。複数の工具が装着され、割出し動作により所定位置
に所定の工具を割り出すことのできる刃物台8は、この
クロススライド7,7に設けられている。符号5a,5
aは左右(図面の左右)のサドル6,6を各々Z軸方向
に移動させる駆動体であるZ軸サーボモータ、符号11
は刃物台8,8をクロススライド7,7に沿ったX軸方
向に移動させる駆動体であるX軸サーボモータであり、
ボールねじ(図示せず)を介して、サドル6,6、刃物
台8,8を移動させる。刃物台8,8は、Z軸方向およ
びX軸方向の所定位置に移動する刃物台本体14,14
と、この刃物台本体14,14の対向する側に設けら
れ、車輪Wの踏面やフランジ面の切削加工を行う複数本
の工具および後述のタッチセンサ等が放射状に取り付け
られるとともに、所定の工具を所定の位置に割り出すこ
とのできるタレットヘッド15,15と、このタレット
ヘッド15,15に設けられたディスク面切削装置1
6,16とを備えている。
【0010】ディスク面切削装置16,16は、図示し
ないシリンダ等の駆動体を有していて、ブレーキディス
クWc,Wcを切削加工するディスク切削工具Ta,T
aを、タレットヘッド15,15の径方向にタレットヘ
ッド15,15から車輪W側に突出した切削位置と、タ
レットヘッド15,15に収納されタレットヘッド15
の旋回時にスプラッシュカバー(図示せず)、クロスレ
ール5等と干渉しない退避位置との間で進退移動させ
る。また、ディスク面切削装置16,16にはディスク
面計測装置17,17が設けられている。このディスク
面計測装置17,17は、ブレーキディスクWc,Wc
の位置(摩耗量)を計測するための計測ヘッドTb,T
bを有しているとともに、図示しないシリンダ等の駆動
体を有していて、タレットヘッド15,15の径方向で
あってかつディスク切削工具Ta,Taの突出方向とは
反対の方向に突出する。
【0011】そして、計測ヘッドTb,Tbはタレット
ヘッド15,15から突出し、車輪Wのブレーキディス
クWc,Wcと当接可能な計測位置と、タレットヘッド
15,15に収納されタレットヘッド15の旋回時にサ
ドル6、スプラッシュカバー(図示せず)等と干渉しな
い退避位置との間で進退移動する。なお、計測ヘッドT
b,Tbは、ブレーキディスクWc,Wcに接触子が接
触したときに信号を出力するようになっている。そし
て、この信号を受信した図示しないNC装置は、左右の
刃物台8,8の前記信号の出力時の移動データから、ブ
レーキディスクWc,Wcのディスク面の最大径と最小
径の間の複数箇所(例えば4か所)の端面位置を読み取
って摩耗量のデータとし、この摩耗量のデータから切り
込み量のデータを作成する。両方のディスク面切削装置
16,16は、前記摩耗量から作成された切り込み量
(例えば摩耗量+α)に基づいて、ディスク切削工具T
a,Taにより両方のブレーキディスクWc,Wcを同
時にまたはほぼ同時に切削加工することになる。なお、
図1において符号9は、加工領域Sの下方に設けられ、
搬送レール9aを介して車輪旋盤に搬入されてきた車輪
Wを所定高さ位置まで上昇させるリフターである。
【0012】この車輪旋盤には、主軸台1,1の回転力
伝達手段4,4が加工領域Sでセンタ2,2により支持
された車輪Wの車輪部Wb,Wbと係合可能な第1の位
置Aまたは、この第1の位置Aよりも車輪Wから離間
し、ブレーキディスクWc,Wcの加工を行う際に刃物
台8,8やディスク切削工具Ta,Taが主軸台1,1
や回転力伝達手段4,4と干渉しない第2の位置Bで主
軸台1,1を位置決めする位置決め手段が設けられてい
る。この実施形態において前記位置決め手段は、ベッド
19の加工領域S寄りに設けられた位置決めシリンダ5
5A,55Aと、この位置決めシリンダ55A,55A
よりも加工領域Sから遠い位置に設けられた位置決めシ
リンダ55B,55Bと、主軸台1,1に形成され、位
置決めシリンダ55A,55Bによりベッド19から出
没する係合部56A,56Bと係合する係合穴57,5
7とから構成されている。
【0013】位置決めシリンダ55Aが駆動して係合部
56Aを備えたピストンロッドを上昇させ、係合穴57
に係合させると、主軸台1は加工領域S寄りの位置、つ
まり、第1の位置Aで位置決めされ、位置決めシリンダ
55Bが駆動して係合部56Bを備えたピストンロッド
を上昇させ、係合穴57に係合させると、主軸台1は加
工領域Sより遠い位置、つまり、第2の位置Bで位置決
めされる。位置決めされた主軸台1,1は図示しない固
定手段によりベッド19に固定される。また、位置決め
シリンダ55A,55Bによる係合部の進退動作は、図
示しないリミットスイッチ、近接スイッチ等で確認がさ
れている。なお、主軸台1,1を第1の位置Aまたは第
2の位置Bで位置決めすることができるものであれば、
上記位置決めシリンダ55A,55B等に限らず他の手
段であってもよい。また、上記位置決めシリンダ55
A,55Bを主軸台1,1側に設け、係合穴57,57
をベッド19側に形成するものとしてもよい。更に、位
置決めと固定とを兼ねるようなシリンダを主軸台1,1
とベッド19との間に設けてもよい。
【0014】[主軸3の説明]次に、この車輪旋盤の主
軸3の構成を図2および図3に従って説明する。なお、
主軸3,3は対称な同一の構成を有しているので、一方
の主軸3(図1において左側の主軸台1の主軸3)につ
いてのみ図示および説明をし、他方の主軸3については
図示および詳しい説明は省略する。また、以下の説明に
おいて「前」というときには図2および図3の右側を指
し、「後」というときには同左側を指すものとする。図
2および図3に示すように、主軸3は主軸台1の後端側
から前端側まで挿通していて、前端側と後端側を軸受1
8a,18bによって主軸台1に回転自在に支持されて
いる。この主軸3は、駆動体である主軸用モータ10
(図1参照)の駆動により回転される。すなわち、図1
に示すように、主軸用モータ10の駆動軸と主軸3とは
ベルト10aにより連結されていて、主軸用モータ10
の駆動により図示しない歯車列を介して主軸歯車3aが
回転され、主軸3が回転される。
【0015】[クイルの説明]主軸3には主軸軸線に沿
って貫通穴3bが形成されている。この貫通穴3bは、
前端側の大径部3b1 と後端側の小径部3b2 とから構
成されている。大径部3b1 の前端側には、大径部3b
1 より所定量小径のクイル摺動穴部3b3 が形成されて
いる。貫通穴3bのクイル摺動穴部3b3 には、前端側
からクイル21が挿入されている。このクイル21は、
外周面がクイル摺動穴部3b3 と摺接して、主軸3に対
して図示しない回転規制部材によって回転が規制されて
いるとともに、主軸軸線方向に進退移動自在に支持され
ている。クイル21の前端の第1のテーパ穴21bには
センタ保持部材22が嵌着され、このセンタ保持部材2
2の第2のテーパ穴22aにセンタ2が装着され主軸軸
線上で保持されている。また、クイル21の後端には、
主軸軸線上にねじ穴23aを有するナット部材23がボ
ルト23bで取り付けられている。
【0016】[ねじ軸24の説明]貫通穴3bには、小
径部3b2 から大径部3b1 まで挿通するねじ軸24が
主軸軸線上に設けられている。このねじ軸24は、前端
側のねじ部24aと後端側の軸部24bと、ねじ部24
aと軸部24bの間に形成されたフランジ部24cとか
ら構成されている。ねじ部24aは前端側からナット部
材23のねじ穴23aに螺入されている。また、軸部2
4bは、後述するスライド部材30の円筒部30bの前
端にボルトで取り付けられた係合部材27に保持された
軸受29aによって、主軸3に対して回転自在に支持さ
れている。また、係合部材27とフランジ部24cとの
間にはスラスト軸受28が介在していて、係合部材27
に対してフランジ部24cが相対回転できるようになっ
ている。符号50は軸部24bのねじ部に螺着されたナ
ットで、軸受29aが抜け出さないように規制している
とともに、軸受29a,係合部材27,軸受28をフラ
ンジ部24cとの間に固定している。
【0017】[軸体25およびばね保持部材34の説
明]貫通穴3bの小径部3b2 には、後端側から軸体2
5が挿入されている。この軸体25は、ねじ軸24の軸
部24bが嵌め込まれる嵌合穴25aを有する大径の前
端部25cを有し、主軸軸線上に回転自在に設けられて
いる。ねじ軸24は、滑りキー26を介して軸部24b
が嵌合穴25aに嵌入されることにより、軸体25と一
体に回転するとともに、軸体25に対して前後に進退移
動自在である。勿論、前記滑りキー26に代えてねじ軸
24の軸部24bをスプライン軸とし嵌合穴25aをス
プライン穴として形成してもよい。また、軸体25に
は、フランジ部34aを有する円筒状のばね保持部材3
4が外嵌されている。
【0018】軸体25は、ばね保持部材34の貫通穴3
4cに嵌入された軸受29b,29cによってばね保持
部材34に対して回転自在に支持されている。図3にお
いて符号54は、ばね保持部材34の後端に取り付けら
れ、軸受29cが貫通穴34cから抜け出さないように
規制する押え部材である。軸体25の移動は、前端部2
5c、軸受29b、ばね保持部材34の本体部34b、
軸受29c、押え部材54により規制される。また、軸
体25の後端にはスプロケット38がキー38aを介し
て取り付けられている。このスプロケット38は車輪支
持部材駆動手段であるクイル駆動用モータ60に固定さ
れたスプロケット60aとチェーン61(図1参照)に
よって連結され、前記クイル駆動用モータの駆動によっ
て回転する。クイル駆動用モータ60は主軸台1に取付
部材を介して固定されている。スプロケット38の回転
は軸体25を介してねじ軸24に伝達され、ねじ軸24
を回転させる。前記したクイル駆動用モータ60は、図
示しないNC装置の指令信号等によって他方の主軸台1
のクイル駆動用モータと同時に回転可能なモータであ
る。
【0019】[スライド部材の説明]主軸3の後端には
スライド部材30が前後方向に移動可能に設けられてい
る。このスライド部材30は、主軸3の貫通穴3bに嵌
入された筒状の円筒部30bと、この円筒部30bの後
端の外周部側に形成された複数本(この実施形態では2
本)の係合凸部30aとから構成されている。スライド
部材30の円筒部30bの前端には、係合部材27がボ
ルトによって取り付けられている。前述のように、係合
部材27は、ねじ軸24を回転自在に支持する軸受29
aとスラスト軸受28とで挟持されているから、スライ
ド部材30はねじ軸24と一体になって主軸軸線に沿っ
た前後方向に進退移動する。係合凸部30aは、取付部
材48に形成された凹部48a内を進退移動する。
【0020】[ばね受け部材の説明]ばね保持部材34
の円筒部34bにはセンタ付勢手段である圧縮コイルば
ね37(以下、ばね37と記載)が嵌装されている。こ
のばね37の後端はフランジ部34aに受け止められ、
前端はばね保持部材34の前端側から外嵌されたばね受
け部材35によって受け止められている。フランジ部3
5bの外周側のスライド部材30と対向する部分は、凸
部35dとなっており、係合凸部30aと同様に、取付
部材48の凹部48a内を進退移動する。ばね受け部材
35は、スライド部材30の円筒部30bの貫通穴内に
挿入された円筒状の本体35aと、この本体35aの後
端に形成されたフランジ部35bとからなり、フランジ
部35bの後面は傾斜状の当接面35cとして形成され
ている。ばね受け部材35は、本体35aがばね保持部
材34の本体34bに外嵌された後、ばね保持部材34
の本体34bの前端側に螺着した二つのナット36,3
6によってばね保持部材34から抜け出さないように位
置固定されている。つまり、センタ2,2間に車輪Wを
保持していない状態においては、ばね受け部材35は、
ばね37の付勢力により常時ナット36,36に押し付
けられているわけである。図において符号33はばね受
け部材35の本体35aとスライド部材30の円筒部3
0bとの間に設けられた滑りキーで、スライド部材30
に対するばね受け部材35の相対回転を規制するととも
に、スライド部材30に対するばね受け部材35の主軸
軸線方向に沿った相対移動を可能にしている。勿論、滑
りキー33に代えて、ばね受け部材35とスライド部材
30とをスプライン結合として形成してもよい。
【0021】[ストッパの説明]ばね保持部材34に
は、外周方向に均等間隔で複数(この実施形態では2
個)のストッパ47が設けられている。このストッパ4
7は、主軸3の径方向から主軸3の中心、つまり主軸軸
線側に移動してばね受け部材35の当接面35cと当接
し、ばね受け部材35が所定量以上後退しないように規
制するものである。ストッパ47は、ばね保持部材34
の外周上に均等間隔で配置された2個のシリンダ45に
よって進退移動される。すなわち、図示するように、ば
ね保持部材34にはばね37の外側に円筒状の取付部材
48が外嵌され、この取付部材48の外周面上にシリン
ダ45であるシリンダ本体とシリンダカバーとが突出し
てボルトで固定されている。シリンダ45のシリンダ室
45a内にはピストン46が主軸3の径方向に進退移動
自在に設けられ、このピストン46から突出するピスト
ンロッド46aの先端にストッパ47が取り付けられて
いる。ばね受け部材35の当接面35cと対向するスト
ッパ47の一面は、当接面35cと同一傾斜の傾斜面と
して形成されている。そして、図示しない圧力流体供給
部からロータリジョイントを経てシリンダ室45aの一
方の側45b、または他方の側45cに供給された圧力
流体によってピストン46が主軸3の径方向に進退移動
し、ストッパ47を進退移動させる。
【0022】ばね受け部材35とスライド部材30との
間には隙間Lが設けられている。そして、この隙間Lに
ある皿ばね43が主軸軸線と平行方向に複数個重ね合わ
せて設けられている。すなわち、皿ばね43を、複数個
(この実施形態では8個)縦列に並べ、中央の穴を挿通
するガイドピン42によって支持させるとともに、この
ガイドピン42をスライド部材30に取り付けている。
スライド部材30のフランジ部30aおよびばね受け部
材35のフランジ部35aにはそれぞればね受け用の穴
41a,41bに形成され、皿ばね43はこの穴41
a,41bに嵌装されている。なお、ばね受け部材35
側の穴41aの底部にはガイドピン42が挿入される穴
42aが形成され、スライド部材30がばね受け部材3
5に対して相対移動する際に、ガイドピン42がばね受
け部材35に干渉しないようになっている。上記した複
数個の皿ばね43からなる付勢手段は、ばね受け部材3
5とスライド部材30との間に円周方向に沿って均等間
隔で複数箇所(例えば2箇所)に設けられるが、前記付
勢手段による付勢力は、センタ2が主軸3から突出して
輪軸Waの端部に当接する際に、ねじ部材24およびセ
ンタ2を介して輪軸Waに付与される。
【0023】ところで、この実施形態においては、両主
軸台1,1を車輪Wの輪軸Waの端部からの距離が異な
る二つの位置(第1の位置Aおよび第2の位置B)で位
置決めして停止させているため、第1の位置Aで位置決
めされている一方の主軸台1のセンタ2が、他方の主軸
台1のセンタ2よりも早く輪軸Waの端部に達する。そ
のため、輪軸Waの端部に先に当接したセンタ2によっ
て車輪Wが押されて、車輪Wがリフター装置9から移動
することがないように、前記付勢力は十分小さくする必
要がある。例えば、車輪Wの重量が1500kgfであ
る場合に、車輪Wとリフター装置9との摩擦係数μが
0.3であるときは、輪軸Waの端部から450kgの
付勢力を加えることにより車輪Wは移動を始めるから、
この値を考慮して前記付勢力を約100kgf程度とす
れば問題がない。
【0024】固定部である主軸台1の後端には、ブラケ
ット32cを介して検知手段である近接スイッチ32a
が取り付けられている。また、スライド部材30には、
径方向に突出して円環状の被検知部材31が取り付けら
れている。近接スイッチ32aは、スライド部材30が
皿ばね43の付勢力により主軸3の後端に押し付けられ
た位置(図3または図4に示す位置)から皿ばね43の
付勢力に抗して若干量後退した位置、すなわち皿ばね4
3の付勢力で約100kgfの付勢力でセンタ2が輪軸
Waの端部を押圧している位置(図4において二点鎖線
で示す位置)まで移動したときに、被検知部材31を検
出して検知信号を出力するように、スライド部材30の
前後方向の移動にともなう被検知部材31の移動経路に
対向して設けられている。なお、この実施形態では、図
3に示すように、スライド部材30がばね受け部材35
に当接した後、所定量移動した位置、すなわち、ばね3
7の付勢力でセンタ2が輪軸Waを支持して加工が可能
な押圧力で押圧している位置に移動したときに被検知部
材31を検知して検知信号を出力する検知手段としての
近接スイッチ32bが、ブラケット32cの近接スイッ
チ32aと干渉しない位置に設けられている。この近接
スイッチ32bは、ばね37による付勢力を略一定にす
るもので、この付勢力を超える過大な付勢力がセンタ2
に付与されるのを防止するためのもので、近接スイッチ
32bの検知信号を受信したNC装置はただちに前記ク
イル駆動用モータ60の駆動を停止させる。
【0025】なお、上記したばね保持部材34のフラン
ジ部34a,取付部材48には、円周方向に均等間隔で
後端側から前端側まで貫通するボルト穴51が形成され
ている。ばね保持部材34,取付部材48は、ボルト穴
51を挿通して主軸3の後端面のねじ穴53に螺入され
たボルト52によって主軸3の後端に取り付けられてい
る。すなわち、ばね保持部材34,取付部材48は主軸
3と一体となって回転する。
【0026】また、図2において符号39は、ばね保持
部材34,取付部材48,ばね受け部材35および主軸
3を挿通して、主軸3の貫通穴3bの大径部3b1 に突
出する検知バーである。ばね保持部材34の後端から突
出する検知バー39の後端には被検知部材39aが取り
付けられ、この被検知部材39aの移動経路に対向して
検知手段である近接スイッチ39bがブラケット32c
に取り付けられている。この検知バー39は、クイル2
1が原点位置に後退移動したことを確認するものであ
る。検知バー39はばね39cによって常時前方に付勢
されている。すなわち、ナット部材23が所定位置まで
後退すると、検知バー39を押圧し検知バー39を後方
に移動させ、被検知部材39aを後退させ、所定位置に
移動したことを近接スイッチ39bで検知している。ま
た、近接スイッチ32aは、スライド部材30が後退し
て、皿ばね43よりセンタ2に付与される荷重が車軸を
移動させない所定の荷重(例えば100kgf)になっ
たことを検知するものであり、近接スイッチ32bはス
ライド部材30がさらに後退してスライド部材30とば
ね受け部材35が当接し、ばね37によりセンタ2に付
与される付勢力が車輪Wの支持に必要な一定の付勢力
(例えば2t)になったことを検知するものである。つ
まり、センタ2が車輪Wの輪軸Waを両側から挟み込ん
で支持する際には、センタ2の後退とともにスライド部
材30が後退してばね受け部材35に当接し、ばね37
の付勢力に抗してばね受け部材35を所定量後退させ
る。所定量後退したところで、近接スイッチ32bが被
検知部材31を検知して検知信号を出力し、これを受信
した制御装置がクイル駆動用モータ60の駆動を停止さ
せる。
【0027】なお、上記の説明では、隙間Lに設ける付
勢手段として皿ばね43を例に挙げて説明したが、スラ
イド部材30を一定の付勢力で前方側に付勢することが
できるものであれば他のばねやゴム,あるいはエアシリ
ンダであってもよい。また、検知手段として近接スイッ
チを例に挙げて説明したが、スライド部材30が所定位
置まで後退したことを検知することができるものであれ
ば、リミットスイッチや光電スイッチ等であってもよ
い。また、検知手段はこれらスイッチ類に限定されるも
のではない。さらに、クイル駆動用モータ60のトルク
(電流値)等を検出して検知するものであってもよい。
さらに、上記の説明では、ディスク面切削装置16,1
6およびディスク面計測装置17,17は刃物台8,8
のタレットヘッド15,15の対向する面に設けられて
いるとして説明したが、ディスク面切削装置16,16
やディスク面計測装置17,17を設ける位置は前記し
たタレットヘッド15,15に限られず、また、刃物台
8,8とは別体の刃物台に設けるものとしてもよい。
【0028】[車輪旋盤の作用および方法の発明の説
明]次に本発明の車輪旋盤における車輪の切削加工方法
を、上記の車輪旋盤の作用ととともに説明する。なお、
図5および図6は本発明の車輪旋盤における車輪の加工
方法の説明図で、図5(a) は主軸台間に車輪が搬入さ
れ、リフター装置に載置され踏面等の加工を行うときの
状態を示す図、図5(b) はリフター装置が上昇するとと
もに、両方の主軸台が第1の位置に移動位置決めされた
後、両方の車輪支持部材を前進させ、両方のセンタが車
輪に当接したときの状態を示す図、図5(c) は踏面等の
加工を行うときの状態を示す図である。図6(a) はリフ
ター装置が上昇し、一方の主軸台が第1の位置に、他方
の主軸台が第2の位置に位置決めされた後、両方の車輪
支持部材を前進させ、第1の位置にある主軸台側のセン
タが車輪に当接した状態を示す図、図6(b) は車輪が車
輪支持部材にセンタ支持されるとともに、一方の主軸台
の回転力伝達手段が車輪に係合した状態を示す図、図6
(c) は車輪を回転させてブレーキディスクの切削加工を
行う状態を示す図である。
【0029】車輪Wは搬送レール9a上を転動して加工
領域Sに搬入され、リフター装置9上に載置される。こ
のとき、主軸台1,1はセンタ2,2や回転力伝達手段
4,4等が車輪Wと干渉しない車輪搬出入位置(車輪部
Wbより距離L3の位置)まで第2の主軸台用シリンダ1
3aによって後退して待機している(図5(a) で示す状
態)。また、車輪支持部材は原点位置に位置している。
リフター装置9のサーボモータ等の図示しない駆動体が
駆動することにより、輪軸Waの軸線が主軸軸線と一致
または略一致する高さまで車輪Wが持ち上げられる。こ
のリフター装置9の上昇動作と同期して下降する刃物台
8(図1参照)には、図示しないタッチセンサが装着さ
れ、このタッチセンサが車輪Wに当接することによりタ
ッチ信号が出力される。このタッチ信号が出力される
と、リフター装置9を上昇させる駆動体の駆動が停止さ
れる。
【0030】リフター装置9により輪軸Waの軸線が主
軸軸線と一致または略一致する高さ位置まで持ち上げら
れると、車輪Wは当該高さ位置で保持される。また、第
2の主軸台用シリンダ13a,13a(図1参照)が駆
動してピストンロッド13b,13bを伸長させ、主軸
台1,1を車輪W側の加工位置に移動させる。主軸台
1,1は第2のシリンダ13,13によって車輪Wに近
い第1の位置Aに位置し、位置決めシリンダ55Aが駆
動して係合部56Aが係合穴57に係合することにより
位置決めされ、固定手段により固定される。次いで、ク
イル駆動用モータ60が駆動してねじ軸24が正面視し
て(センタ2側から見て)反時計回り方向に回転する。
クイル21は回転が規制されているため、ねじ軸24の
反時計回り方向の回転によって、クイル21,21が各
々車輪側に原点位置より前進することになる。クイル2
1,21の前進動作はほぼ同時に、かつ、ほぼ同速度で
行われる。輪軸Waの端面に形成されたセンタ穴にセン
タ2が当接することによりセンタ2およびクイル21の
前進が規制される。
【0031】すなわち、輪軸Waにセンタ2が当接する
ことにより、センタ2に付与される輪軸Waからの反力
が、ねじ軸24とともにスライド部材30を後退させ
る。このとき、輪軸Waには皿ばね43の付勢力が付与
されるが、前述のようにこの付勢力は、車輪Wの自重に
対して十分に小さいものであるので、車輪Wを移動させ
るということはない。スライド部材30が、ばね受け部
材35に当接しない一定距離だけ後退すると、近接スイ
ッチ32aがスライド部材30に取り付けられた被検知
部材31を検知して検知信号を出力し、前記ねじ軸回転
用モータの駆動を停止させる。このとき、輪軸Waには
皿ばね43より、移動しない程度の荷重(例えば100
kgf)が付与されている(図5(b) 参照)。
【0032】両方の主軸台1の近接スイッチ32aが検
知信号を出力すると、この状態より両方のねじ軸回転用
モータを同時に始動させてスプロケット38を回転させ
る。前記ねじ軸回転用モータの駆動によって両方のスラ
イド部材30はほぼ同時にばね受け部材35,35に当
接し、ほぼ同じタイミングでばね受け部材35を後退さ
せる。従って、ばね37,37によりセンタ2,2に付
与される付勢力は、常にほぼ同じである。ばね37,3
7によりセンタ2,2に付与される付勢力が一定(例え
ば2000kgf)になると、被検知部材31を近接ス
イッチ32bが検知して検知信号が出力され、クイル駆
動用モータの駆動を停止させる。
【0033】同時に、シリンダ45が駆動してストッパ
47を主軸軸線側に移動させ、ばね受け部材35の当接
面35cに押し当ててばね受け部材35の後退を規制す
る。従って、車輪Wを両側からセンタ2,2で支持した
状態で、両センタ2,2に付勢されるばね37の付勢力
が一定(例えば2000kgf)に保持されるととも
に、例えば切削加工の途中において主軸軸線方向に切削
分力等が作用しても、センタ2,2が後方へ移動すると
いうことがない。また、シリンダ45の駆動とほぼ同時
に回転力伝達手段4のジョー4aがジョーボディ4bか
ら突出して車輪Wと係合する。これにより、車輪Wは主
軸3とともに回転が可能になる。センタ2,2が車輪W
を両側から支持した後は、リフター装置9は下降する。
次に、車輪Wの車輪部Wbの踏面やフランジ面等の計測
が行われる。例えば、刃物台8,8の下部に装着された
タッチセンサ(図示せず)等により、前記踏面の直径や
フランジ部厚および振れ等を自動的に計測する。NC装
置は、こうして計測されたデータに基づいて、切り込み
量をそれぞれ作成する。
【0034】次に、両方のタレットヘッド15,15を
回転して必要な工具(例えば、踏面切削用バイト)を加
工位置に順次割り出す。そして、左右の主軸駆動用の主
軸用モータ10,10(図1参照)を駆動して両主軸
3,3を同期して回転させ、所定の回転数で車輪Wを回
転させる。主軸3および車輪Wの回転とともに、センタ
2,2,クイル21,21,ねじ軸24,軸体25,ス
ライド部材30,ばね保持部材34,ばね受け部材3
5,スプロケット38,シリンダ45等は一体となって
回転する。このとき、クイル駆動用モータは電源を遮断
した状態にしてあるので、いわゆる空転するフリーの状
態になっていて、スプロケット38等の回転を妨げない
ようになっている。さらに、Z軸サーボモータ5a,5
aを駆動して、両サドル6,6をZ軸方向に、X軸サー
ボモータ11,11を駆動してクロススライド7,7を
サドル6,6に対してX軸方向に移動させることにより
車輪を所望の形状に加工する。こうして、刃物台8,8
をX軸,Z軸方向の所要位置に移動させることにより、
車輪Wの車輪部Wbを切削加工する(図5(c) 参照)。
車輪部Wbの切削作業が終了すると、主軸用モータ1
0,10を停止して車輪Wの回転を止め、前記タッチセ
ンサにより車輪部Wbの踏面等の切削後計測して高精度
な切削加工がなされたことを確認する。
【0035】次に、リフター装置9を上昇させる。ジョ
ー4aをジョーボディ4b側に後退させるとともにシリ
ンダ45のピストン46を後退させる。車輪支持部材を
クイル駆動用モータ60,60により、原点位置に後退
させ、車輪のセンタ穴よりセンタ2,2を離脱させる。
原点位置に達すると、近接スイッチ39bより検知信号
が出力され、クイル駆動用モータ60,60は停止す
る。車輪はリフター装置上に受け渡され載置された状態
となる。
【0036】一方の側(例えば、図1の左側)の主軸台
1を第1の主軸台用シリンダ13によって第2の位置に
移動させる。すなわち、一方の側の主軸台1の固定を解
除し、位置決めシリンダ55Aを係合穴57より離脱す
るように後退させ、係合穴57より係合部56Aが離脱
した状態で、第1の主軸台用シリンダ13で第1の位置
より第2の位置に移動させる。位置決めシリンダ55B
を前進させて係合穴57に係合部56Bを係合させて位
置決めし、主軸台1を固定手段で固定する。両方の車輪
支持部材をクイル駆動用モータ60,60によって原点
位置より車輪側にほぼ同一の速度で前進移動させる。
【0037】一方の主軸台1は車輪の車輪部WbよりL1
離れた第1の位置に位置し、他方の主軸台1は車輪の車
輪部WbよりL2離れた第2の位置に位置しているので、
他方の主軸台1のセンタ2のほうが車輪の輪軸Waのセ
ンタ穴に先に当接する。そして、近接スイッチ32aが
被検知部材31の所定位置への移動を検知して検知信号
を制御装置に出力するので、制御装置は他方のクイル駆
動用モータ60の駆動を停止させる(図6(a) 参照)。
遅れて、一方の主軸台1のセンタ2が車輪の輪軸Waの
センタ穴に当接する。そして、近接スイッチ32aが被
検知部材31の移動を検知して検知信号を出力するの
で、制御装置は一方のクイル駆動用モータ60の駆動を
停止させる。
【0038】次に、制御装置は、この状態より、同時に
両方のクイル駆動用モータを同時に始動させる。さら
に、ほぼ同一の移動速度で車輪支持部材を前進移動させ
る。両方のスライド部材30,30が皿ばね43,43
の付勢力に抗して、ばね受け部材35,35側に後退し
てスライド部材30,30がばね受け部材35,35に
当接する。ばね37,37の付勢力に抗して、ばね受け
部材35,35、スライド部材30,30が一体となっ
て後退移動する。近接スイッチ32bが被検知部材31
が所定の位置に移動したことを検知して、クイル駆動用
モータ60,60の駆動を停止させる。すなわち、ばね
37,37の付勢力(約2000kgf)の力で車輪を
両側より支持した状態となる。シリンダ45のピストン
46を前進させて、ストッパ47をばね受け部材35に
当接させる。リフター装置9を下降させて車輪を車輪支
持部材に受け渡す。ジョー4aをジョーボディ4bより
突出させて、他方の側のジョー4aが車輪と係合する
(図6(b) 参照)。
【0039】次に、タレットヘッド15,15を回転さ
せて、ディスク面計測装置17を加工位置、すなわち車
輪W,W側に割り出す。そして、図示しないシリンダを
駆動して、計測ヘッドTb,Tbをタレットヘッド1
5,15の径方向に突出させ、X軸サーボモータ11,
11およびZ軸サーボモータ5a,5aの駆動により両
計測ヘッドTb,Tbを両ブレーキディスクWc,Wc
の一側表面に当接させて同時に計測を行う。例えば、先
端の計測ヘッドTb,Tbの接触子をブレーキディスク
Wc,Wcの一側(図面右側)の表面の複数箇所(例え
ば4か所)に当接させ、接触信号を出力した位置データ
(Z軸方向のデータ)の最大差を算出することにより、
ブレーキディスクWc,Wcの摩耗量を計測する。な
お、このとき、図示するように第2の位置Bで位置決め
されている他方の主軸台1および回転力伝達手段4と車
輪部Wbとの間には十分な隙間が形成されているので、
ディスク面計測装置17の計測ヘッドTbはブレーキデ
ィスクWcと回転力伝達手段4との間に侵入することが
可能である。NC装置は、こうして計測されたブレーキ
ディスクWc,Wcの摩耗量から、切り込み量を作成す
る。
【0040】次に、計測ヘッドTb,Tbを退避位置ま
で退避させた後、タレットヘッド15,15を回転して
ディス面切削装置16,16を加工位置、すなわち車輪
W,W側に割り出す。次いで、主軸3,3用の主軸用モ
ータ10,10を駆動して主軸3,3とともに車輪Wを
一定回転数で回転させる。そして、ディスク切削工具T
a,Taをタレットヘッド15,15の径方向に突出さ
せ、X軸サーボモータ11,11およびZ軸サーボモー
タ5a,5aの駆動により両ディスク切削工具Ta,T
aを移動させて両ブレーキディスクWc,Wcの一側面
の切削加工を同時に行う(図6(c) 参照)。なお、この
ときも、図示するように第2の位置Bで位置決めされて
いる他方の主軸台1の回転力伝達手段4とブレーキディ
スクWcとの間には十分な隙間が形成されているので、
ディスク切削工具Taは侵入することが可能となってい
る。
【0041】ブレーキディスクWc,Wcの一側面の加
工を終了した後は、ディスク切削工具Ta,Taを退避
させるとともに刃物台8,8を退避させ、リフター装置
9を上昇させる。そして、リフター装置9に車輪Wを載
置した状態でジョー4a,4aを後退させるとともに、
前記とは逆の方向に前記クイル駆動用モータ60,60
を駆動させてセンタ2,2を原点位置に後退させる。な
お、この場合は、両方のセンタ2,2がほぼ同時に後退
するので、一方のセンタ2を所定の位置で待機させる必
要はない。センタ2,2の後退により、車輪Wの支持が
解除されて車輪Wがリフター装置9に受け渡される。そ
して、シリンダ45のピストン46を後退させる。次
に、ブレーキディスクWc,Wcの他側面の計測および
加工を行う。近接スイッチ39bが被検知部材39aが
所定位置まで後退したことを検知した原点位置まで戻し
た状態で、一方の主軸台1を第2の位置Bに位置決め
し、他方の主軸台1を第1の位置Aに位置決めする。こ
の後、図6(a) 〜図6(c) に示す手順を上記と同様に繰
り返してブレーキディスクWc,Wcの他側面の計測お
よび加工を行う。ブレーキディスクWc,Wcの両側面
の切削加工を終了した後は、リフター装置9に車輪Wを
受け渡す。リフター装置9は下降して車輪Wを搬送レー
ル9a上に降ろす。そして、車輪Wは搬送レール9a上
を転動することにより、車輪旋盤より搬出される。
【0042】[車輪旋盤の他の実施形態]本発明の好適
な実施形態について説明してきたが、本発明は上記実施
形態により何ら限定されるものではない。例えば、上記
の実施形態では、一方のセンタ2が輪軸Waの端部に当
接したときにねじ軸回転用のモータの駆動を停止させ、
他方のセンタ2が輪軸Waの端部に当接したときに両セ
ンタ2,2のねじ軸回転用モータを同時に始動させて回
転させるものとして説明したが、本発明は上記の実施形
態により何ら限定されるものではない。要は、異なる二
位置(第1の位置Aと第2の位置B)に位置決めした主
軸台1,1からセンタ2,2をそれぞれ突出させて車輪
Wを支持させる際に、車輪Wの両側から支持のための付
勢力を同期して付与することができればよいのである。
そのためには、例えば、主軸台1,1をまず同じ位置
(例えば第1の位置A)で位置決めして停止させ、両セ
ンタ2,2を同期して突出させて車輪Wを両側から均等
に付勢し、所定の付勢力(例えば前記した2t)になっ
たところで、一方のセンタ2の付勢力を維持したままで
主軸台1を進退移動させる駆動体を駆動させ、第2の位
置Bまで移動させるものとしてもよい。この場合は、ね
じ軸回転用モータの駆動と主軸台1を進退移動させる前
記駆動体の駆動とを同期させる必要がある。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、一台の車輪旋盤で車輪
部の踏面等の切削加工に引き続いて、車輪部に一体に形
成されたブレーキディスクの切削加工を行うことがで
き、車輪旋盤から車輪を取り外して別工程でブレーキデ
ィスクの切削加工を行う必要がなくなる。従って、車輪
の切削加工工程を集約することができ、工程間の車輪の
搬送や別の工作機械への車輪の着脱等の作業が不要にな
り、作業効率を向上させることができる。また、踏面等
からブレーキディスクまでの一連の切削加工を自動によ
り行うことができるので、長時間の連続無人運転も可能
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車輪旋盤の全体構成図である。
【図2】本発明の車輪旋盤の主軸の構成図にかかり、主
軸先端側を示す一部を省略した断面図である。
【図3】本発明の車輪旋盤の主軸の構成図にかかり、主
軸後端側を示す断面図である。
【図4】本発明の要部の部分拡大断面図である。
【図5】本発明の車輪旋盤における車輪の切削加工方法
の説明図で、(a)は主軸台間に車輪が搬入され、リフ
ター装置に載置されたときの状態を示す図、(b)はリ
フター装置が上昇するとともに、両方の主軸台が第1の
位置に位置決めされた後、両方の車輪支持部材を前進さ
せ、両方のセンタが車輪に当接したときの状態を示す
図、(c)は踏面等の加工を行うときの状態を示す図で
ある。
【図6】本発明の車輪旋盤における車輪の切削加工方法
の説明図で、(a)はリフター装置が上昇し、一方の主
軸台が第1の位置に、他方の主軸台が第2の位置に位置
決めされた後、両方の車輪支持部材を前進させ、第1の
位置にある主軸台側のセンタが車輪に当接した状態を示
す図、(b)は車輪が車輪支持部材にセンタ支持される
とともに、一方の主軸台の回転力伝達手段が車輪に係合
した状態を示す図、(c)は車輪を回転させてブレーキ
ディスクの切削加工を行う状態を示す図である。
【符号の説明】
W 車輪 Wa 輪軸 Wb 車輪部 Wc ブレーキディスク Ta ディスク切削工具 Tb 計測ヘッド S 加工領域 A 第1の位置 B 第2の位置 1 主軸台 2 センタ 3 主軸 4 回転力伝達手段 4a ジョー 4b ジョーボディ 8 刃物台 9 リフター装置 13 第1の主軸台用シリンダ 13a 第2の主軸台用シリンダ 16 ディスク面切削装置 17 ディスク面計測装置 19 ベッド 21 クイル 23 ナット部材 24 ねじ軸 25 軸体 27 係合部材 30 スライド部材 31 被検知部材 32a 近接スイッチ(第1の検知手段) 32b 近接スイッチ(第2の検知手段) 35 ばね受け部材 37 ばね 38 スプロケット 43 皿ばね 55A,55B 位置決めシリンダ 56A,56B 係合部 57 係合穴 60 クイル駆動用モータ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄道車両用の車輪の輪軸の両側に設けら
    れた一対の車輪部と、この車輪部の少なくとも一方に一
    体的に形成されたブレーキディスクを切削加工する車輪
    旋盤であって、 ベッド(19)上に対向して配置され、軸線を同一線上
    に有する主軸(3,3)を各々回転自在に支持するとと
    もに、この主軸の軸線方向に進退移動自在な二つの主軸
    台(1,1)と、 前記主軸の各々に進退移動自在に設けられ、前記主軸よ
    り突出して前記輪軸の端部を両側より支持する車輪支持
    部材(2,2,21,21,…)と、 この車輪支持部材を前記主軸に対して進退移動させる車
    輪支持部材駆動手段(60,60,61,61,38,
    38,…)と、 前記主軸の各々に設けられ、前記車輪支持部材によって
    支持された前記車輪と係合して前記主軸の回転を前記車
    輪に伝達する回転力伝達手段(4,4)と、 前記二つの主軸台に対して各々一つまたは複数設けら
    れ、前記主軸の軸線方向およびこの主軸軸線方向と直交
    する方向に移動自在であるとともに、前記車輪部および
    前記ブレーキディスクを切削加工する工具が装着された
    刃物台(8,8)と、 前記二つの主軸台の少なくともどちらか一方と前記ベッ
    ドとのあいだに設けられ、前記主軸台を、前記回転力伝
    達手段と前記車輪とが係合可能な第1の位置と、この第
    1の位置よりも前記車輪から離間し、前記ブレーキディ
    スクを加工する際、前記回転力伝達手段と前記ブレーキ
    ディスクとのあいだに、前記ブレーキディスクを切削加
    工するための工具が侵入可能な第2の位置のあいだで進
    退移動させる主軸台駆動手段(13)と、 を有することを特徴とする車輪旋盤。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の車輪旋盤において、 前記主軸台と前記車輪支持部材のあいだに各々設けら
    れ、前記車輪支持部材駆動手段の駆動によって前記車輪
    支持部材を前記車輪側に移動させ、前記車輪支持部材が
    前記輪軸の端部に当接した状態になったときに第1の検
    知信号を出力する第1の検知手段(32a)と、 この第1の検知手段より検知信号が出力されたとき、こ
    の第1の検知信号を出力した側の前記車輪支持部材駆動
    手段による駆動を停止させ、両方の前記第1の検知手段
    より前記第1の検知信号が出力され前記車輪支持部材駆
    動手段が停止した状態より前記車輪支持部材駆動手段を
    同時に再始動させる制御を行う制御手段とを有すること
    を特徴とする車輪旋盤。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の車輪旋盤において、 前記主軸台と前記車輪支持部材のあいだに各々設けら
    れ、前記車輪支持部材駆動手段の駆動によって前記車輪
    支持部材を前記車輪の輪軸側に移動させ、前記車輪支持
    部材が前記車輪を支持して加工可能な状態になったとき
    に第2の検知信号を出力する第2の検知手段(32b)
    を有し、 前記制御手段は、前記第2の検知手段より前記第2の検
    知信号が出力されたとき、この第2の検知信号を出力し
    た側の前記車輪支持部材駆動手段による駆動を停止させ
    るように制御するものであることを特徴とする車輪旋
    盤。
  4. 【請求項4】 鉄道車両の車輪の輪軸の端部を対向する
    主軸台に設けられた車輪支持部材で両側より支持し、 主軸台に対して回転自在な主軸に設けられた回転力伝達
    手段を前記車輪に係合させて前記主軸の回転を前記車輪
    に伝達し、 前記車輪に設けられた一対の車輪部とこの車輪部の少な
    くとも一方に一体的に形成されたブレーキディスクを、
    前記主軸台に対して前記主軸の軸線方向およびこの主軸
    軸線方向に直交する方向に移動自在に設けられた刃物台
    に装着された工具により切削加工する車輪旋盤における
    切削加工方法であって、 一方の前記主軸台を前記回転力伝達手段が前記車輪に係
    合可能な第1の位置に位置決めするとともに、他方の前
    記主軸台を前記第1の位置よりも前記車輪から離間し、
    前記ブレーキディスクを加工する際、前記回転力伝達手
    段と前記ブレーキディスクとのあいだに切削加工するた
    めの工具が侵入可能な第2の位置に移動させ、 前記刃物台に設けられた前記工具により前記他方の車輪
    部のブレーキディスクを切削加工することを特徴とする
    車輪旋盤における切削加工方法。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の車輪旋盤における切削
    加工方法であって、 前記第1の位置に両方の前記主軸台を移動させて、前記
    車輪部の切削加工を行い、 前記主軸台のうち前記ブレーキディスクの切削加工を行
    う側の前記主軸台を前記第2の位置に移動させ、前記主
    軸台が前記第2の位置に移動した側の前記車輪部のブレ
    ーキディスクの切削加工を行い、 前記車輪部と前記ブレーキディスクの各加工面とを同一
    機械上で切削加工できるようにしたことを特徴とする車
    輪旋盤における切削加工方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101469499B1 (ko) * 2013-09-23 2014-12-05 광주광역시도시철도공사 전동차 대차의 제동디스크 삭정장치
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