JPH1031517A - 可変の有効流量域を有するレストリクタシールド - Google Patents

可変の有効流量域を有するレストリクタシールド

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JPH1031517A
JPH1031517A JP9055339A JP5533997A JPH1031517A JP H1031517 A JPH1031517 A JP H1031517A JP 9055339 A JP9055339 A JP 9055339A JP 5533997 A JP5533997 A JP 5533997A JP H1031517 A JPH1031517 A JP H1031517A
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Abstract

(57)【要約】 ポンプの入口ポート部に配置され、半導体ウェハ処理装
置の処理チャンバからポンプをシールドするための装置
であって、この装置は可変の有効流量域を有している。
詳細に述べると、この装置は、処理中には第1の有効流
量域を有し、ベークアウト中には第2の有効流量域を有
するレストリクタシールドであり、第1の有効流量域は
第2の有効流量域よりも小さいのが基本的である。有効
流量域の選択は、チャンバ内部の温度に直接したがう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体処理装置に関
し、より詳細には、処理チャンバとポンプとの間に設置
され、可変の有効流量域(a variable effective throug
hput area)を有するレストリクタシールドに関する。
【0002】
【従来の技術】半導体ウェハ処理装置の処理チャンバ内
で、半導体ウェハを処理するための十分な真空を作り出
すために、(一般的には、クライオポンプと呼ばれてい
る)クライオジェニックポンプが用いられて、かかる真
空を得ている。クライオポンプを利用した装置は、約10
-9Torrの超高真空(UHV)を必要とする物理的気相堆
積(PVD)装置を含み、最適な処理条件及び処理性能
を達成している。
【0003】典型的には、クライオポンプは処理チャン
バに導管を介して接続されている。ここで、導管の処理
チャンバとの接続点は「クライオポート部」として知ら
れている。クライオポート部の開口部の領域は、堆積処
理中に特定の処理結果を達成するために重要となる。ク
ライオポート部は一定の面積を有しているが、それは、
クライオポート部の有効流量域を画成するクライオポン
プレストリクタシールド(以下、本明細書では「クライ
オシールド」という。)を備えているのが典型的であ
る。典型的なクライオシールドは、約6インチ(15.25c
m)の直径を有するアルミニウムのプレートである。プレ
ートには、予め定められた直径のアパーチャが複数含ま
れている。アパーチャの累積面積が有効流量域を規定し
ている。かくして、所望の特定の処理結果によっては、
異なる有効面積を有する異なったプレートを取り付けて
クライオポート部を覆うようにしている。上述したクラ
イオシールドを使用したPVD装置の1つの例が、カリ
フォルニア州サンタクララのアプライド・マテリアルズ
社によって製造されたエンデュラ・モデル(Endura mode
l)である。
【0004】典型的には、半導体ウェハを処理するため
に処理チャンバを使用する前に、チャンバは「ベークア
ウト」として知られた処理を経て、ランプにより加熱さ
れてチャンバ内のあらゆる揮発性粒子を脱着して蒸発さ
せている。揮発性粒子はポンピングにより、例えば、通
常はターボポンプ、クライオポンプ等を含むポンプ型式
の組み合わせを使用することにより、チャンバを通って
除去される。揮発性粒子がいったんチャンバから排気さ
れると、チャンバはクールダウン期間として知られてい
る一定期間、公称(nominal)温度まで冷却したままにさ
れる。ベークアウト及びクールダウンが完了した後、チ
ャンバが十分な真空(例えば、8×10-9〜5×10-9Tor
r)に達したとき、チャンバが処理に「適した」とみな
される。ベークアウト及びクールダウンの期間は80時
間になる傾向がある。このため、かなりの時間、処理装
置は初期化されてウェハを処理しない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ベークアウト期間及び
クールダウン期間の所要時間は、クライオポート部の有
効流量域に直接比例する。ベークアウト中にガス流量を
高めるために、できるだけ大きいクライオポート部有効
流量域を有しているのが望ましい。しかしながら、チャ
ンバがいったん適したならば、クライオシールドは、処
理を見越して、ベークアウト中に所定位置に存在してい
る。かくして、クライオポート部の有効流量域は、本質
的にクライオシールドのアパーチャ領域に限定される。
【0006】そこで、ベークアウト中は有効流量域が増
加し、処理中は予め定められた面積に設定されうるよ
う、可変の有効流量域を有するレストリクタシールドに
ついての技術が必要とされる。
【0007】
【課題を解決するための手段】従来技術に技術に関連し
たこれまでの不都合な点が、ポンプの入口ポート部に配
置され、半導体ウェハ処理装置の処理チャンバからポン
プをシールドするためのシールド装置に関する本発明に
よって解消されており、この装置は可変の有効流量域を
有している。詳細に述べると、この装置は、ポンプ用の
レストリクタシールドであって、ウェハ処理中には第1
の有効流量域を有し、ベークアウト中には第2の有効流
量域を有しており、第1の有効流量域は第2の有効流量
域よりも小さいのが基本的である。有効流量域の選択
は、処理チャンバ内部の温度に直接したがっている。
【0008】特に、レストリクタシールドの第1実施形
態では、取り付けリング、シールド部分及びアクチュエ
ータが含まれている。取り付けリングは、直径約6イン
チ(15.25cm)のステンレス鋼の円板であって、直径約
5.35インチ(13.59cm)の中央アパーチャを有してい
る。取り付けリングは、処理チャンバのポンプ取り付け
ポート部(クライオポート部)の直径とほぼ一致し、そ
の直径よりもわずかに大きい外径を有している。さら
に、取り付けリングには複数の取り付け穴があり、従来
のクライオシールドをクライオポート部に取り付けるた
めに典型的に用いられるチャンバ壁内の取り付け穴と整
合している。このため、本発明が、現存のクライオシー
ルドに取って代わることにより、現存の処理チャンバに
後から取り付けられうるようになる。
【0009】シールド部分は、複数のアパーチャ(例え
ば、6つのアパーチャ)を含む円板である。円板は取り
付けリングのアパーチャ内部に嵌まるように作られてお
り、すなわち、この円板はマウンティング内部のアパー
チャの直径よりもわずかに小さい。複数のアパーチャの
累積開口面積が、レストリクタシールドの第1の有効流
量域を画成している。第1の有効流量域の特定の寸法
は、ウェハ処理装置で達成される特定の処理によって定
められるのが基本的である。
【0010】アクチュエータは、第1の端部においてシ
ールド部分に取り付けられ、第2の端部において取り付
け部分に取り付けられたバイメタルの帯状体であるのが
基本的である。バイメタルの帯状体は細長く、基本的に
は長方形であって、互いに結合した2つの異なる材料を
含むエレメントである。材料は金属又は金属合金である
のが基本的である。バイメタルの帯状体を構成する各材
料の異なる熱膨張速度により、帯が加熱されるにつれ、
帯が変形する(曲がる)。曲げ量はバイメタルの温度に
比例する。帯を構成する材料を慎重に選択することによ
り、処理チャンバ内部に温度プロファイルが与えられる
と、帯は同じ量だけ繰り返して曲がるよう設計されうる
ようになる。したがって、チャンバがベークアウト中に
加熱されると、帯が曲がり、シールド部分を移動させて
ポンプポート部から離れるようになる。かくして、シー
ルド部分の縁部と取り付け部分の内縁部との間には、開
口部が形成される。この開口部はレストリクタシールド
の有効流量域を増し、すなわち第2の有効流量域を作り
出す。
【0011】第2の実施形態では、取り付けリング及び
シールド部分が単一のシールド・エレメント、例えば複
数のアパーチャを含んでいる円板になっている。単一(s
ingular)の円板は、処理チャンバのクライオポート部の
直径にほぼ一致するよう、処理チャンバのクライオポー
ト部の直径よりもわずかに小さくなるように作られてい
る。複数のアパーチャの累積開口面積が、レストリクタ
シールドの第1の有効流量域を画成している。
【0012】第2の実施形態では、アクチュエータが、
第1の端部においてシールド部分に取り付けられ、第2
の端部においてクライオポート部に近接した処理チャン
バの壁に取り付けられたバイメタルの帯状体になってい
る。バイメタルの帯状体は細長く、基本的には長方形で
あって、互いに結合した2つの異なる材料を含むエレメ
ントである。したがって、チャンバがベークアウト中に
加熱されたときには、帯が曲がり、シールド部分を移動
させてクライオポート部から離れるようになる。かくし
て、シールド部分の縁部とクライオポート部との間に
は、開口部が形成される。この開口部はレストリクタシ
ールドの有効流量域を増し、すなわち第2の有効流量域
を作り出す。
【0013】第3の実施形態では、第1実施形態のシー
ルド部分が2つの部分、すなわち上側部分及び下側部分
にセグメント化されている。下側部分は、前に議論した
バイメタルの帯状体すなわち第1のアクチュエータによ
って、取り付けリングに取り付けられている。上側部分
は第2のアクチュエータを介して下側部分に移動可能に
取り付けられている。基本的には、第1のアクチュエー
タ及び第2のアクチュエータは同一の材料から製造さ
れ、類似した寸法を有している。ベークアウト期間が進
行して、処理チャンバ内の温度が上昇するにつれ、第1
のアクチュエータは、取り付けリングに対して、シール
ドの下側部分を移動させ、第2のアクチュエータはシー
ルドの上側部分を下側部分に対して移動させる。このた
め、本発明の他の実施形態のいずれのものによって作り
出された開口部と比較して、より大きな開口部(より大
きな第2の有効流量域)が作り出される。第2の有効流
量域をさらに増加させるために、シールドの上側部分と
下側部分との間の相互接続部が波形に仕上げられて、目
違いつぎ様式配置(tongue-in-groove like arrangemen
t)をなし、ベークアウト温度の間では、波形部が開口し
て別のアパーチャを形成するようになる。
【0014】本発明の上述の任意の実施形態では、処理
チャンバの温度がクルーダウン中に低下するとき、アク
チュエータは元の形状に戻り、再び、取り付けリングと
整列してシールド部分を配置させる。かくして、レスト
リクタシールドの有効流量域が第1の有効流量域に戻っ
て、チャンバがいつでもウェハを処理できるようになっ
ている。
【0015】可変の有効流量域を有するレストリクタの
利用により、ベークアウト期間の大幅な低減が達成され
る。例えば、経験的なデータでは、典型的なベークアウ
ト期間が60〜80時間を必要としているのが証明され
ている。対照的に、本発明を用いた装置のベークアウト
期間は30〜35時間まで減じられる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の教示内容は、添付図面と
共に以下の詳細な説明を考察することにより容易に理解
され得るであろう。
【0017】なお、理解を容易にするため、可能な場合
には、同一の参照符号を用いて、各図に共通である同一
の要素を示すこととした。
【0018】本発明は、一般に、処理チャンバとポンプ
との間に設置され、可変の有効流量域を有するレストリ
クタシールドである。詳細には、レストリクタシールド
はベークアウト中に、第1の有効流量域と第2の有効流
量域を有しており、第1の有効流量域が第2の有効流量
域よりも小さいのが一般的である。任意の特定時にアク
チュエータが使用され、特定の有効流量域を選択するの
が容易となる。アクチュエータは熱感応性のアクチュエ
ータであって、有効流量域が処理チャンバの温度に直接
したがうようになっている。かくして、チャンバがベー
クアウト期間にあるとき、第2の有効流量域が作り出さ
れて、ベークアウト期間が減じられるようになる。第1
の有効流量域はウェハ処理中に使用され、処理チャンバ
の出口ポート部用に予め定められた有効流量域を作り出
すようにしている。したがって、本発明は、特定の処理
結果を達成するための出口ポート部の最適な有効流量域
に影響を与えることなく、ベークアウト期間の低減を容
易にしている。
【0019】図1は、本発明のレストリクタシールド1
12の第1実施形態を組み入れる半導体製造装置100
の従来の処理チャンバ102の概略図である。図示実施
形態では、レストリクタシールドが処理チャンバとクラ
イオジェニックポンプとの間に設置されている。しか
し、広い意味では、本発明のレストリクタシールドは、
あらゆるタイプのポンプの可変流量調節器である。
【0020】本発明を組み入れる基本的なウェハ処理装
置には、処理中に装置内にウェハを支持するウェハチャ
ック104、ベークアウト中にチャンバを加熱するヒー
タランプ106、クライオポンプ110(或いは他のポ
ンプ類)、クライオポンプをチャンバに接続する真空導
管108、及び、導管108とチャンバ102とを接続
部に設置されたクライオポート部114が含まれてい
る。そのような装置の一例が、カリフォルニア州サンタ
クララのアプライド・マテリアルズ社により、型名エン
デュラで製造されたPVD装置である。
【0021】本発明のレストリクタシールド112は、
従来のクライオシールドに取って代えられて、従来のク
ライオシールドを現在使用している装置に後から取り付
けられるようになっている。かくして、レストリクタシ
ールドはクライオポート部114に取り付けられ、クラ
イオポート部に近接した処理チャンバ102の壁に取り
付けられる。基本的に、本発明のレストリクタシールド
は、従来のクライオシールド用の取り付け穴と整列した
取り付け穴116を用いてチャンバ壁にねじ止めされて
いる。
【0022】図2は、本発明のレストリクタシールド1
12の第1実施形態の正面図である。レストリクタシー
ルドには、取り付けリング200、シールド部分202
及びアクチュエータ204が含まれている。取り付けリ
ング200は、直径約6インチ(15.25cm)のステンレス
鋼の円板であって、直径約5.35インチ(13.59cm)の
中央アパーチャ206を有している。取り付けリング
は、処理チャンバのポンプ取り付け部(クライオポート
部)の直径にほぼ一致し、その直径よりわずかに大きい
外径を有している。さらに、取り付けリングには、複数
の取り付け穴116があり、従来のクライオシールドを
クライオポート部に取り付けるために典型的に用いられ
るチャンバ壁内の取り付け穴と整合している。 シール
ド部分202はアルミニウムの円板であって、中央アパ
ーチャの直径よりわずかに小さい直径、例えば約5.2
5インチ(13.34cm)を有し、厚さが約0.06インチ(0.
15cm)になっている。レストリクタシールドの第1の有
効流量域を画成するために、シールド部分は、複数のア
パーチャ208(例えば、直径が3インチの円に沿って
60゜置きに配置された、直径0.906インチ(2.30c
m)の6つの円状アパーチャ)を含んでいる。このような
アパーチャは、シールド部分の中央部を取り巻いた円状
のパターンをなして等間隔に配置されて、存在してい
る。アパーチャのこのようなパターンは単に例示的なも
のとして考えられるべきであって、このパターンは、達
成される処理の性質及びレストリクタを通る所望の流れ
方式によって画成されるものである。さらに、レストリ
クタシールドの第1の有効流量域を画成するアパーチャ
の特定の直径は、達成される特定の処理よって定められ
る。
【0023】シールド部分202は、取り付けリング2
00にアクチュエータ204を介して取り付けられてい
る。アクチュエータは、異なる熱膨張率を有する2種の
材料から製造されるバイメタルの帯状体である。アクチ
ュエータ204を形成するには、これら2種の材料を成
形して個々の帯にし、それから互いに結合する。帯は、
ある温度にさらされたときに、短手軸線208の周りで
変形する(曲がる)ようになる。部材202用の材料を
慎重に選択することにより、帯の変形は明確に定められ
る(well-difined)温度の比例関数となる。さらに、チャ
ンバをポンプに接続する導管内部にシールド部分が移動
するのを確実にするため、相対的に小さい熱膨張率をも
った材料がポンプと対向している。
【0024】上述した材料は、以下の基準を満足すべき
である。
【0025】(a)2つの材料が処理に影響を及ぼさず
(process transparent)、又は、処理適合性を有してい
なければならない。
【0026】(b)帯が、ベークアウトや処理によって
定められる温度範囲で応じて十分に曲がらなければなら
ない。
【0027】(c)帯は、ベークアウトが終了した後
に、元の形状に復帰していなければならない。
【0028】(d)材料は容易に入手可能であり、費用
有効性(cost effecive)のあるものでなければならな
い。
【0029】このような基準を満たすバイメタルの帯状
体は、テキサス州オースチンのテキサス・インスツルメ
ンツのサーモスタット事業部門から市販されている。一
例は、「B1-Truflex」として入手可能なバイメタルの帯
状体である。この帯は、ステンレス鋼(高膨張合金)と
アンバー(低膨張合金)との組み合わせから製造され
る。この種の帯を用いて5.25インチ(13.34cm)のシ
ールド部分を支持するアクチュエータの寸法は、おおよ
そ、長さ1.25インチ(3.17cm)、幅0.5インチ(1.2
7cm)、そして厚さ0.045インチである。テキサス・
インスツルメンツから入手可能なバイメタルの他の一例
は「P675-Truflex」であって、アンバーと高モリブデン
合金との組み合わせから作られる。以下の議論は、アク
チュエータが上述の寸法を有するB1-Truflexから製造さ
れていると仮定する。
【0030】アクチュエータ204は第1の端部210
において、リベット、ねじとナットと組み合わせ、スポ
ット溶接等のような締結具を使用して、シールド部分2
02に取り付けられている。取り付けリングに対してシ
ールド部分が自由に動くことが容易となるよう、アクチ
ュエータの取り付け位置に近接したシールド部分及び取
り付けリングの縁部に、(おおよそ幅が0.600イン
チ(1.52cm)の)長方形のノッチ部が切削加工されてい
る。
【0031】図3は、処理チャンバ102内部におい
て、(第1の有効流量域を作り出す)閉位置にあるレス
トリクタシールド112の(図2の3−3線に沿った)
垂直断面図であり、図4は、(第2の有効流量域を作り
出す)開位置にあるレストリクタシールドの垂直断面図
である。本発明の機能を最も適切に理解するために、読
者は図3及び図4の両者を参照すべきである。
【0032】処理チャンバ102を、例えばウェハ処理
中、プリベークアウト(pre-bakeout)又はクールダウン
中のような比較的低い温度にするとき、レストリクタシ
ールド112は閉位置にある。B1-Truflexバイメタルを
アクチュエータ204として使用しているとき、閉じた
状態になっているレストリクタシールドの温度は50℃
以下である。上述した温度では、シールド部分が取り付
けリングと整列し、レストリクタシールドが本質的にク
ライオポート部を覆っている。かくして、パーティクル
がクライオポンプに進入する有効流量域(第1の有効流
量域)は、実質的にシールド部分202のアパーチャに
よって画成される。
【0033】処理チャンバを比較的高温にするとき、例
えば、加熱ランプが処理チャンバの内部を照明している
ベークアウト中に、レストリクタシールドは開位置に移
動する。ベークアウト中のレストリクタシールドの温度
は190℃に達することができるが、基本的には約12
5℃になっている。アクチュエータ204としてB1-Tru
flexバイメタルを使用している場合は、100℃の温度
変化が生じてベークアウト温度に達したとき、取り付け
リング200の内縁部406とシールド部分202の縁
部402との間の開口部400が、1インチより大きく
なる傾向にある。温度が上昇してチャンバ内部から揮発
性粒子を放出して蒸発するにつれ、バイメタルはチャン
バの温度に比例した量だけ変形し、シールド部分を閉位
置から開位置まで変位させるカンチレバーを形成する。
かくして、ベークアウト中には、レストリクタシールド
の有効流量域は実質的に増加する。したがって、シール
ドが開位置にあるときには、クライオポンプに対するパ
ーティクルの処理能力は増大し、処理チャンバが急速に
排気され処理に十分な真空になる。
【0034】ベークアウト後に、ランプを消し、チャン
バを冷やしてウェハ処理が開始される前にプリベークア
ウトの温度にする。プリベークアウトの温度及び処理温
度では、レストリクタシールドはその閉位置に自動的に
戻り、第1の有効流量域を作り出す。
【0035】本発明を従来のPVD装置に用いることに
より、結果としてベークアウト期間がかなり低減するよ
うになる。従来のレストリクタシールドを使用したPV
D装置が所要の状態(qualified status)を得るために、
60〜80時間のベークアウト/クールダウン期間を必
要としているが、本発明を使用した同一のPVD装置は
所要の状態を得るため、30〜35時間のベークアウト
/クールダウン期間しか必要としない。
【0036】図5は、本発明のレストリクタシールドの
第2実施形態を示している。シールド部分500はアル
ミニウムの円板であって、直径がクライオポート部の直
径、例えば約6インチ(15.25cm)よりもわずかに大き
く、また、厚さが約0.06インチ(0.15cm)になってい
る。レストリクタシールドの第1の有効流量域を画成す
るために、シールド部分が複数のアパーチャ504(例
えば、6つの円状のアパーチャ)を含んでいる。アパー
チャは、(例えば、直径が3インチの円に沿って60゜
置きに配置された、直径が0.906インチ(2.30cm)の
円状の6つのアパーチャ)を含んでいる。このようなア
パーチャは、シールド部分の中央部を取り巻いた円状の
パターンをなして等間隔に配置されて、存在している。
アパーチャのこのようなパターンは単に例示的なものと
して考えられるべきであって、このパターンは、達成さ
れる処理の性質及びレストリクタを通る所望の流れ方式
によって画成されるものである。さらに、レストリクタ
シールドの第1の有効流量域を画成するアパーチャの特
定の直径は、達成される特定の処理よって定められる。
【0037】シールド部分500はアクチュエータ20
4を介してチャンバ壁に直接取り付けられている。アク
チュエータは、異なる熱膨張率を有する2種の材料から
製造されるバイメタルの帯状体である。B1-Truflexの帯
を用いて6インチのシールド部分を支持しているアクチ
ュエータの基本的な寸法は、おおよそ、長さ7インチ(1
7.78cm)、幅1インチ(2.54cm)、そして厚さ0.045
インチ(0.11cm)になっている。
【0038】アクチュエータ502は第1の端部508
において、リベット、ねじとナットとの組み合わせ、ス
ポット溶接等のような締結具を使用して、シールド部分
500に取り付けられている。部材の第2の端部510
はクライオポート部に近接したチャンバ壁に同様に取り
付けられている。
【0039】図6は、(第2の有効流量域を作り出す)
開位置にあるレストリクタシールド112の(図5の6
−6線に沿った)垂直断面図である。処理チャンバを比
較的高温にしたとき、例えば、加熱ランプが処理チャン
バの内部を照明しているベークアウト中に、レストリク
タシールドは開位置に移動する。アクチュエータ502
としてB1-Truflexバイメタルを使用している場合は、1
00℃の温度変化が生じてベークアウト温度に達すると
き、チャンバ壁とシールド部分500の縁部602との
間の開口部600が、1インチ(2.54cm)より大きくなる
傾向にある。温度が上昇してチャンバ内部から揮発性粒
子を放出して蒸発するにつれ、バイメタルは変形し、
(矢印で図示されるように)シールド部分を閉位置から
開位置まで変位させるカンチレバーを形成するようにな
る。かくして、ベークアウト中には、レストリクタシー
ルドの有効流量域はかなり増加する。したがって、シー
ルドが開位置にあるときには、クライオポンプに対する
パーティクルの処理能力は増大し、処理チャンバが急速
に排気され基板処理に十分な真空になる。
【0040】ベークアウト後に、ランプを消してチャン
バを冷やして、ウェハ処理が開始される前にプリベーク
アウトの温度にする。プリベークアウトの温度及び処理
温度では、レストリクタシールドは閉位置に自動的に戻
り、第1の有効流量域を作り出す。
【0041】かかる低温では、シールド部分500はチ
ャンバ壁に接し、レストリクタシールドがクライオポー
ト部を本質的に覆う。かくして、パーティクルがクライ
オポンプに進入する有効流量域(第1の有効流量域)
が、実質的にシールド部分500のアパーチャによって
画成される。
【0042】図7は、本発明のレストリクタシールド1
12の第3実施形態の正面図である。レストリクタシー
ルドは、取り付けリング700、シールド部分702、
第1のアクチュエータ704及び第2のアクチュエータ
706を含んでいる。取り付けリング700は、図2、
図3及び図4について上述された取り付けリング200
と同一のものである。
【0043】シールド部分202はアルミニウムの円板
であって、中央アパーチャの直径よりわずかに小さい直
径、例えば約5.25インチ(13.34cm)を有し、厚さが
約0.06インチ(0.15cm)になっている。レストリクタ
シールドの第1の有効流量域を画成するために、シール
ド部分は、複数のアパーチャ204(例えば、直径が3
インチの円に沿って60゜置きに配置された、直径が
0.906インチ(2.30cm)の円状の6つのアパーチャ)
を含んでいる。このようなアパーチャは、シールド部分
の中央部を取り巻いた円状のパターンをなして等間隔に
配置されて、存在している。かかる第3実施形態では、
シールド部材が下側部分710(第1の部分)と上側部
分712(第2の部分)とを含んでおり、各部分は直線
縁部(staright edge)724,726及び弓状縁部73
2,734を有する半月の形をしている。
【0044】下側シールド部分710は、取り付けリン
グ700に第1のアクチュエータ704を介して取り付
けられている。上側シールド部分712は、下側シール
ド部分に第2のアクチュエータ706を介して取り付け
られている。各アクチュエータはバイメタルの帯状体で
ある。B1-Truflex型の帯を用いて直径が5.25インチ
(13.34cm)のシールド部分を支持する各アクチュエータ
の基本的寸法は、おおよそ、長さ1.25インチ(3.17c
m)、幅0.5インチ(1.27cm)、そして厚さ0.045イ
ンチ(0.11cm)となっている。
【0045】アクチュエータ704は第1の端部716
において、リベット、ねじとナットの組み合わせ、スポ
ット溶接等のような締結具722を使用して、下側シー
ルド部分710、その弓状部分732の最下部に取り付
けられている。部材の第2の端部718は取り付けリン
グ700に同様に取り付けられている。取り付けリング
に対してシールド部分が自由に動くことが容易となるよ
う、第1のアクチュエータの取り付け位置に近接したシ
ールド部分の縁部及び取り付けリングの縁部、及び、第
2のアクチュエータの取り付け位置に近接した両シール
ドの直線縁部に、(おおよそ幅が0.600インチ(1.5
2cm)の)長方形のノッチ部が切削加工されている。
【0046】第2のアクチュエータは、下側シールド部
分710に取り付けられた第1の端部718と、上側シ
ールド部分712に取り付けられた第2の端部720と
を有している。取り付けは、シールド部分の直線縁部7
24,726に沿った中間位置(a point midway)におい
てなされ、締結具722を用いて達成される。
【0047】レストリクタシールドが開位置にあるとき
に第2の流量域をさらに増すため、直線縁部724,7
26が波形に仕上げられ(すなわち、目違いつぎ式配置
を有し)、上側シールド部分が、下側シールド部分の溝
部に延在した複数の突部を有するようになっており、逆
の場合も同様になっている。閉位置では、突部分及び溝
部分はかみ合って、上側及び下側シールド部分が単一の
(unitary)シールド部分を実質的に形成している。逆に
言えば、開位置では、突部分が移動して溝部分から外
れ、溝部を開けて別のアパーチャを形成するようにして
いる。
【0048】図8は、処理チャンバ102内部におい
て、(第2の有効流量域を作り出す)開位置にあるレス
トリクタシールド112の(図7の8−8線に沿った)
垂直断面図である。処理チャンバを比較的高温にしたと
き、例えば、加熱ランプが処理チャンバの内部を照明し
ているベークアウト中に、レストリクタシールドは開位
置にある。アクチュエータ704,706としてB1-Tru
flexバイメタルを使用するとき、取り付けリング700
の内縁部806とシールド部分702の縁部802との
間には、開口部800が形成される。温度が上昇してチ
ャンバ内部から揮発性粒子を放出して蒸発するにつれ、
バイメタルは変形し、シールド部分を閉位置から開位置
まで変位させるカンチレバーを形成する。
【0049】ベークアウト後に、ランプを消してチャン
バを冷やし、ウェハ処理が開始される前にプリベークア
ウトの温度にする。プリベークアウトの温度及び処理温
度では、レストリクタシールドはその閉位置に自動的に
戻り、第1の有効流量域を作り出す。
【0050】以上のように、可変の有効流量域を有する
新しい種類のレストリクタシールドを示し且つ述べた。
しかしながら、本発明の多くの変更、修正、変形及び他
の使用並びに適用が、実施形態を開示する本明細書及び
添付図面を考慮した後の当業者にとって明らかとなる。
本発明の趣旨と範囲とを逸脱しない上述の変更、修正、
変形及び他の使用並びに適用は、上述する特許請求の範
囲によってのみ限定される本発明に含まれると考えられ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を組み入れた処理チャンバの概略斜視図
である。
【図2】本発明のレストリクタシールドの第1実施形態
の正面図である。
【図3】閉位置にある図2のレストリクタシールドの垂
直断面図である。
【図4】開位置にある図2のレストリクタシールドの垂
直断面図である。
【図5】本発明のレストリクタシールドの第2実施形態
の正面図である。
【図6】開位置にある図5のレストリクタシールドの垂
直断面図である。
【図7】本発明のレストリクタシールドの第3実施形態
の正面図である。
【図8】開位置にある図7のレストリクタシールドの垂
直断面図である。
【符号の説明】
100…半導体処理装置、102…処理チャンバ、11
0…クライオポンプ、112…レストリクタシールド、
114…クライオポート部、200,700…取り付け
リング、202,500,702…シールド部分、20
4,502…アクチュエータ、208,504…アパー
チャ、400,600,800…開口部、704…第1
のアクチュエータ、706…第2のアクチュエータ。

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体ウェハ処理装置の処理チャンバか
    らポンプをシールドするためのシールド装置であって、 前記ポンプに対する入口ポート部をシールドするための
    シールド部分と、 前記シールド部分及び前記処理チャンバに取り付けら
    れ、前記シールド部分を第1の位置から第2の位置まで
    移動させるためのアクチュエータと、を備えることを特
    徴とするシールド装置。
  2. 【請求項2】 前記シールド部分の前記第1位置によ
    り、パーティクルが通過して前記ポンプに至る第1の有
    効流量域が画成され、且つ、前記シールド部分の前記第
    2位置により、パーティクルが通過して前記ポンプに至
    る第2の有効流量域が画成されることを特徴とする請求
    項1に記載のシールド装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の有効流量域が、前記シールド
    部分にある複数のアパーチャにより画成されていること
    を特徴とする請求項2に記載のシールド装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の有効流量域が、前記シールド
    部分にある前記複数のアパーチャにより画成され、且
    つ、前記チャンバと前記シールド部分との間には、開口
    部により画成されていることを特徴とする請求項3に記
    載のシールド装置。
  5. 【請求項5】 前記アクチュエータが、前記処理チャン
    バの内部の温度に応じて、前記シールド部材を第1の位
    置から第2の位置まで動かすことを特徴とする請求項1
    に記載のシールド装置。
  6. 【請求項6】 前記アクチュエータがバイメタルの帯状
    体であることを特徴とする請求項1に記載のシールド装
    置。
  7. 【請求項7】 処理チャンバに取り付けられた取り付け
    リングを備え、 前記アクチュエータが前記シールド部分及び前記取り付
    けリングに取り付けられていることを特徴とする請求項
    1に記載のシールド装置。
  8. 【請求項8】 半導体ウェハ処理装置の処理チャンバか
    らポンプをシールドするためのシールド装置であって、 前記処理チャンバに取り付けられた取り付けリングと、 前記ポンプに対する入口ポート部をシールドするための
    シールド部分と、 前記シールド部分及び前記取り付けリングに取り付けら
    れ、前記シールド部分を第1の位置から第2の位置まで
    動かすためのアクチュエータと、を備えることを特徴と
    するシールド装置。
  9. 【請求項9】 前記シールド部分の前記第1位置によ
    り、パーティクルが通過して前記ポンプに至る第1の有
    効流量域が画成され、且つ、前記シールド部分の前記第
    2位置により、パーティクルが通過して前記ポンプに至
    る第2の有効流量域が画成されることを特徴とする請求
    項8に記載のシールド装置。
  10. 【請求項10】 前記第1の有効流量域が、前記シール
    ド部分にある複数のアパーチャにより画成されているこ
    とを特徴とする請求項9に記載のシールド装置。
  11. 【請求項11】 前記第1の有効流量域が、前記シール
    ド部分にある前記複数のアパーチャにより画成され、且
    つ、前記チャンバと前記シールド部分との間には、開口
    部により画成されていることを特徴とする請求項10に
    記載のシールド装置。
  12. 【請求項12】 前記アクチュエータが、前記処理チャ
    ンバの内部の温度に応じて、前記シールド部材を第1の
    位置から第2の位置まで移動させることを特徴とする請
    求項8に記載のシールド装置。
  13. 【請求項13】 前記アクチュエータがバイメタルの帯
    状体であることを特徴とする請求項8に記載のシールド
    装置。
  14. 【請求項14】 前記シールド部分が第1の部分及び第
    2の部分を備え、 前記第1の部分が第2のアクチュエータによって前記第
    2の部分に取り付けられていることを特徴とする請求項
    8に記載のシールド装置。
  15. 【請求項15】 前記第1の部分及び前記第2の部分
    が、直線縁部及び弓状縁部を有する半月形状になってい
    ることを特徴とする請求項14に記載のシールド装置。
  16. 【請求項16】 前記第1の部分及び前記第2の部分の
    前記直線縁部が、目違いつぎ式縁部パターンを備えてい
    ることを特徴とする請求項15に記載のシールド装置。
  17. 【請求項17】 半導体ウェハ処理装置の処理チャンバ
    からポンプをシールドするための方法であって、 前記処理チャンバから、前記ポンプに対する入口ポート
    部をシールドするシールド部分を設ける工程と、 前記シールド部分を第1の位置から第2の位置に移動さ
    せる工程と、を備え、 前記シールド部分の第1の位置により、パーティクルが
    通過して前記ポンプに至る第1の有効流量域が画成さ
    れ、且つ、 前記シールド部分の第2の位置により、パーティクルが
    通過して前記ポンプに至る第2の有効流量域が画成され
    ていることを特徴する方法。
  18. 【請求項18】 前記移動工程が、前記処理チャンバの
    内部の温度に応じて、前記シールドを第1の位置から第
    2の位置まで移動させる工程を備えていることを特徴と
    する請求項17に記載の方法。
  19. 【請求項19】 バイメタルのアクチュエータを用い
    て、前記入口ポート部に近接した前記シールドを支持す
    る工程と、 前記処理チャンバの内部の温度に応じて、前記バイメタ
    ルのアクチュエータを変形し、前記シールドを前記第1
    の位置から前記第2の位置まで移動させる工程と、を備
    えること特徴とする請求項18に記載の方法。
JP9055339A 1996-03-08 1997-03-10 可変の有効流量域を有するレストリクタシールド Withdrawn JPH1031517A (ja)

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US08/612651 1996-03-08
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