JPH10315190A - ワイヤ式切断機、同切断機の装着方法、および同切断機による切断工法 - Google Patents
ワイヤ式切断機、同切断機の装着方法、および同切断機による切断工法Info
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- JPH10315190A JPH10315190A JP12552597A JP12552597A JPH10315190A JP H10315190 A JPH10315190 A JP H10315190A JP 12552597 A JP12552597 A JP 12552597A JP 12552597 A JP12552597 A JP 12552597A JP H10315190 A JPH10315190 A JP H10315190A
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B28—WORKING CEMENT, CLAY, OR STONE
- B28D—WORKING STONE OR STONE-LIKE MATERIALS
- B28D1/00—Working stone or stone-like materials, e.g. brick, concrete or glass, not provided for elsewhere; Machines, devices, tools therefor
- B28D1/02—Working stone or stone-like materials, e.g. brick, concrete or glass, not provided for elsewhere; Machines, devices, tools therefor by sawing
- B28D1/08—Working stone or stone-like materials, e.g. brick, concrete or glass, not provided for elsewhere; Machines, devices, tools therefor by sawing with saw-blades of endless cutter-type, e.g. chain saws, i.e. saw chains, strap saws
- B28D1/088—Sawing in situ, e.g. stones from rocks, grooves in walls
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mining & Mineral Resources (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 周回運動する無端ワイヤ24を押し付けるこ
とによって、例えばコンクリートや鉄骨等の構造物を切
断するワイヤ式切断機において、固定台を切断対象物に
締結するという準備作業が不要なワイヤ式切断機および
同ワイヤ式切断機の装着方法を提供する。 【解決手段】 無端ワイヤ24とこの無端ワイヤ24を
周回運動させる駆動輪20を有するワイヤソー機構2、
および、土木建築用作業機の揺動アーム54の遊端に前
記ワイヤソー機構を装着するためのアダプタ30とを備
えたワイヤ式切断機とした。装着時はアダプタ30に2
箇所設けられた貫通孔と揺動アーム54をピン連結す
る。
とによって、例えばコンクリートや鉄骨等の構造物を切
断するワイヤ式切断機において、固定台を切断対象物に
締結するという準備作業が不要なワイヤ式切断機および
同ワイヤ式切断機の装着方法を提供する。 【解決手段】 無端ワイヤ24とこの無端ワイヤ24を
周回運動させる駆動輪20を有するワイヤソー機構2、
および、土木建築用作業機の揺動アーム54の遊端に前
記ワイヤソー機構を装着するためのアダプタ30とを備
えたワイヤ式切断機とした。装着時はアダプタ30に2
箇所設けられた貫通孔と揺動アーム54をピン連結す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、周回運動する無端
ワイヤを押し付けることによって、例えばコンクリート
や鉄骨等の構造物を切断するワイヤ式切断機、同切断機
の装着方法、および同切断機による切断工法に関する。
ワイヤを押し付けることによって、例えばコンクリート
や鉄骨等の構造物を切断するワイヤ式切断機、同切断機
の装着方法、および同切断機による切断工法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のワイヤ式切断機として
は、無端ワイヤ、無端ワイヤを周回運動させる駆動輪、
および、駆動輪を回転可能に支持しつつこれを切断対象
物に対して相対移動しないように固定するための固定台
からなるものが知られている。
は、無端ワイヤ、無端ワイヤを周回運動させる駆動輪、
および、駆動輪を回転可能に支持しつつこれを切断対象
物に対して相対移動しないように固定するための固定台
からなるものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のワイヤ
式切断機では、新たな対象物を切断しようとする度に、
切断作業の事前工程として固定台を切断対象物の一部に
確実に締結する作業が必要であった。すなわち、周回運
動する無端ワイヤと切断対象物の間に生じる摩擦力の反
作用から、無端ワイヤが駆動輪と固定台を対象物から振
り飛ばそうとする現象が生じるので、上記の固定作業で
は切断対象物にボルトを植え込み、このボルトと固定台
をナットなどで確実に締結する必要があり、この時間と
労力を要する煩雑な作業に対して改善が望まれていた。
しかも、無端ワイヤを駆動輪によって対象物に対して横
向きに押し付けて、対象物を横向きに切り進む必要があ
る場合には、固定作業とは、対象物の切断開始面側と反
対側の垂直面などに固定台を締結することを意味し、更
に困難な作業を強いられていた。そして、この場合、切
断対象物が水面下の地中に埋設された構造物、例えば桟
橋の橋脚などであれば、固定作業は、潜水夫に頼らざる
を得ない内容を大いに伴っていた。また、同様の事情
で、切断対象物の形状や位置の状況が原因で固定台を締
結できないために、無端ワイヤによる切断を断念しなけ
ればならない場合や、固定台を締結する位置が自由に選
択できないために、やむを得ず最適な切断位置から離間
した位置で切断することを強いられる場合があり、改善
の余地があった。本発明の目的は、上に例示した従来構
造のワイヤ式切断機に見られる欠点に鑑み、固定台を切
断対象物に締結するという準備作業が不要なワイヤ式切
断機、バックホウを代表とする土木建築用作業機への同
ワイヤ式切断機の装着方法、および同切断機による切断
工法を提供することにある。尚、ここで、土木建築用作
業機とは、主に、バックホウを始めとし、クローラ等で
自走可能な作業用車両を指すが、固定式の作業機であっ
ても、油圧式の揺動アームを備えたものであればこれも
含まれる。
式切断機では、新たな対象物を切断しようとする度に、
切断作業の事前工程として固定台を切断対象物の一部に
確実に締結する作業が必要であった。すなわち、周回運
動する無端ワイヤと切断対象物の間に生じる摩擦力の反
作用から、無端ワイヤが駆動輪と固定台を対象物から振
り飛ばそうとする現象が生じるので、上記の固定作業で
は切断対象物にボルトを植え込み、このボルトと固定台
をナットなどで確実に締結する必要があり、この時間と
労力を要する煩雑な作業に対して改善が望まれていた。
しかも、無端ワイヤを駆動輪によって対象物に対して横
向きに押し付けて、対象物を横向きに切り進む必要があ
る場合には、固定作業とは、対象物の切断開始面側と反
対側の垂直面などに固定台を締結することを意味し、更
に困難な作業を強いられていた。そして、この場合、切
断対象物が水面下の地中に埋設された構造物、例えば桟
橋の橋脚などであれば、固定作業は、潜水夫に頼らざる
を得ない内容を大いに伴っていた。また、同様の事情
で、切断対象物の形状や位置の状況が原因で固定台を締
結できないために、無端ワイヤによる切断を断念しなけ
ればならない場合や、固定台を締結する位置が自由に選
択できないために、やむを得ず最適な切断位置から離間
した位置で切断することを強いられる場合があり、改善
の余地があった。本発明の目的は、上に例示した従来構
造のワイヤ式切断機に見られる欠点に鑑み、固定台を切
断対象物に締結するという準備作業が不要なワイヤ式切
断機、バックホウを代表とする土木建築用作業機への同
ワイヤ式切断機の装着方法、および同切断機による切断
工法を提供することにある。尚、ここで、土木建築用作
業機とは、主に、バックホウを始めとし、クローラ等で
自走可能な作業用車両を指すが、固定式の作業機であっ
ても、油圧式の揺動アームを備えたものであればこれも
含まれる。
【0004】
〈1〉上記目的を達成するために、本発明の請求項1に
係るワイヤ式切断機では、無端ワイヤとこの無端ワイヤ
を周回運動させる駆動輪を有するワイヤソー機構、およ
び、土木建築用作業機の揺動アームの遊端に前記ワイヤ
ソー機構を装着するためのアダプタとを備えていること
を特徴構成としている。
係るワイヤ式切断機では、無端ワイヤとこの無端ワイヤ
を周回運動させる駆動輪を有するワイヤソー機構、およ
び、土木建築用作業機の揺動アームの遊端に前記ワイヤ
ソー機構を装着するためのアダプタとを備えていること
を特徴構成としている。
【0005】〔発明の効果〕上記の特徴構成のために、
本発明の請求項1に係るワイヤ式切断機では、土木建築
用作業機を切断作業の現場まで移動させ、次に、揺動ア
ームを操作して、揺動アームの遊端に装着されたワイヤ
ソー機構を対象物に近接または接触した位置に保持して
おいて、ワイヤソー機構の無端ワイヤを対象物の周囲に
巻き回した状態にセットすれば、後は、無端ワイヤが緩
まないように調節しながら駆動輪を回転駆動させれば切
断作業が進行するので、結果として、固定台を切断対象
物に固定するという準備作業が不要となるという特有の
作用が生じ、したがって、作業全体の労力や時間が節約
できる。また、(例えば、土木建築用作業機の運転席な
どから)揺動アームを操作することで、ワイヤソー機構
の保持位置を種々に変更できるので、形状や位置に基づ
く切断対象物の適不適が少なくなる。さらに、構造物を
水面下で切断する場合でも、例えば土木建築用作業機の
ブームを下向きに揺動操作すれば、ワイヤソー機構を土
木建築用作業機の置かれたグランドレベルよりも低い、
例えば水面に極く近接したレベルに保持することも可能
であるため、潜水夫に頼らざるを得ない類の作業は不
要、または非常に少なくなって、切断作業全体が円滑に
進捗する。
本発明の請求項1に係るワイヤ式切断機では、土木建築
用作業機を切断作業の現場まで移動させ、次に、揺動ア
ームを操作して、揺動アームの遊端に装着されたワイヤ
ソー機構を対象物に近接または接触した位置に保持して
おいて、ワイヤソー機構の無端ワイヤを対象物の周囲に
巻き回した状態にセットすれば、後は、無端ワイヤが緩
まないように調節しながら駆動輪を回転駆動させれば切
断作業が進行するので、結果として、固定台を切断対象
物に固定するという準備作業が不要となるという特有の
作用が生じ、したがって、作業全体の労力や時間が節約
できる。また、(例えば、土木建築用作業機の運転席な
どから)揺動アームを操作することで、ワイヤソー機構
の保持位置を種々に変更できるので、形状や位置に基づ
く切断対象物の適不適が少なくなる。さらに、構造物を
水面下で切断する場合でも、例えば土木建築用作業機の
ブームを下向きに揺動操作すれば、ワイヤソー機構を土
木建築用作業機の置かれたグランドレベルよりも低い、
例えば水面に極く近接したレベルに保持することも可能
であるため、潜水夫に頼らざるを得ない類の作業は不
要、または非常に少なくなって、切断作業全体が円滑に
進捗する。
【0006】さらに、請求項2に係るワイヤ式切断機の
ように、アダプタに、ワイヤソー機構を支持するための
支持機構と、揺動アームのアーム本体を枢支するための
第1係止手段と、揺動アームに設けられた(例えばバケ
ットシリンダ等の)油圧シリンダの遊端部を枢支可能な
第2係止手段とを設け、これにより、油圧シリンダの伸
縮操作に基づいてアダプタを揺動アームに対して揺動操
作可能としておいても良い。このような構成にしておけ
ば、土木建築用作業機の運転席等からの操作で、切断対
象物に対するワイヤソー機構の向きを種々に変更できる
ので、周回運動する無端ワイヤが作る面を駆動輪の面と
一致させる操作を簡単に実現でき、無端ワイヤの駆動輪
からの脱落が未然に極力防止できて、結果として、切断
作業全体が円滑に進捗する。ここで、第2係止手段が油
圧シリンダの遊端部を枢支するとは、油圧シリンダから
伸縮自在に延びた油圧ピストンの先端に揺動可能に設け
られたバケットリンクを介しての枢支をも意味する。
ように、アダプタに、ワイヤソー機構を支持するための
支持機構と、揺動アームのアーム本体を枢支するための
第1係止手段と、揺動アームに設けられた(例えばバケ
ットシリンダ等の)油圧シリンダの遊端部を枢支可能な
第2係止手段とを設け、これにより、油圧シリンダの伸
縮操作に基づいてアダプタを揺動アームに対して揺動操
作可能としておいても良い。このような構成にしておけ
ば、土木建築用作業機の運転席等からの操作で、切断対
象物に対するワイヤソー機構の向きを種々に変更できる
ので、周回運動する無端ワイヤが作る面を駆動輪の面と
一致させる操作を簡単に実現でき、無端ワイヤの駆動輪
からの脱落が未然に極力防止できて、結果として、切断
作業全体が円滑に進捗する。ここで、第2係止手段が油
圧シリンダの遊端部を枢支するとは、油圧シリンダから
伸縮自在に延びた油圧ピストンの先端に揺動可能に設け
られたバケットリンクを介しての枢支をも意味する。
【0007】アダプタの具体的な構造は、例えば、請求
項3に記載された発明のように、平面状の主プレート
と、主プレートの第1面に立設された補助プレートを備
えたものとし、支持手段は主プレートに形成された貫通
孔を含み、第1と第2係止手段としては、各々、補助プ
レート上の互いに離間した二箇所に形成された貫通孔と
すれば良い。そして、揺動アームのアーム本体を補助プ
レートに隣接させておいて、例えば、前記アーム本体に
設けられた貫通孔と前記第1貫通孔を一致させて此処に
ピンを挿通させ、一方、油圧シリンダから延びている伸
縮ピストンの先端に設けられた貫通孔と前記第2貫通孔
とを一致させて此処に別のピンを挿通させれば良い。
項3に記載された発明のように、平面状の主プレート
と、主プレートの第1面に立設された補助プレートを備
えたものとし、支持手段は主プレートに形成された貫通
孔を含み、第1と第2係止手段としては、各々、補助プ
レート上の互いに離間した二箇所に形成された貫通孔と
すれば良い。そして、揺動アームのアーム本体を補助プ
レートに隣接させておいて、例えば、前記アーム本体に
設けられた貫通孔と前記第1貫通孔を一致させて此処に
ピンを挿通させ、一方、油圧シリンダから延びている伸
縮ピストンの先端に設けられた貫通孔と前記第2貫通孔
とを一致させて此処に別のピンを挿通させれば良い。
【0008】また、請求項4に記載された発明のよう
に、アダプタの主プレートの第1面と対向する第2面
を、切断対象物と接当してアダプタから切断対象物まで
の距離を一定に保持する接当面とし、この接当によって
一体的になった駆動輪と切断対象物を無端ワイヤが内側
に締め付けた状態で切断を進めれば、無端ワイヤに充分
な大きさの張力を与え易い上に、無端ワイヤと切断対象
物の間の摩擦係数の時間的な変化などに起因して生じる
駆動輪の振動を前記接当によって押さえ込むことができ
るので、結果的に、切断能率を高めることができる。
に、アダプタの主プレートの第1面と対向する第2面
を、切断対象物と接当してアダプタから切断対象物まで
の距離を一定に保持する接当面とし、この接当によって
一体的になった駆動輪と切断対象物を無端ワイヤが内側
に締め付けた状態で切断を進めれば、無端ワイヤに充分
な大きさの張力を与え易い上に、無端ワイヤと切断対象
物の間の摩擦係数の時間的な変化などに起因して生じる
駆動輪の振動を前記接当によって押さえ込むことができ
るので、結果的に、切断能率を高めることができる。
【0009】〈2〉上記目的を達成するために、本発明
の請求項5に係るワイヤ式切断機の装着方法では、ワイ
ヤ式切断機を、無端ワイヤとこの無端ワイヤを周回運動
させる駆動輪を有するワイヤソー機構、および、土木建
築用作業機の揺動アームの遊端に前記ワイヤソー機構を
装着するためのアダプタとを備えたワイヤ式切断機と
し、次の工程を含むワイヤ式切断機の装着方法とした。 (1)アダプタに設けられた支持手段を介して、アダプ
タにワイヤソー機構を支持させる、(2)アダプタに設
けられた第1係止手段に、揺動アームのアーム本体を枢
支させる、(3)アダプタの、第1係止手段とは異なる
位置に設けられた第2係止手段に、揺動アームに揺動可
能に設けられた油圧シリンダの遊端部を枢支させる。
の請求項5に係るワイヤ式切断機の装着方法では、ワイ
ヤ式切断機を、無端ワイヤとこの無端ワイヤを周回運動
させる駆動輪を有するワイヤソー機構、および、土木建
築用作業機の揺動アームの遊端に前記ワイヤソー機構を
装着するためのアダプタとを備えたワイヤ式切断機と
し、次の工程を含むワイヤ式切断機の装着方法とした。 (1)アダプタに設けられた支持手段を介して、アダプ
タにワイヤソー機構を支持させる、(2)アダプタに設
けられた第1係止手段に、揺動アームのアーム本体を枢
支させる、(3)アダプタの、第1係止手段とは異なる
位置に設けられた第2係止手段に、揺動アームに揺動可
能に設けられた油圧シリンダの遊端部を枢支させる。
【0010】〔発明の効果〕上記の特徴構成のために、
本発明の請求項5に係るワイヤ式切断機の装着方法で
は、必要に応じて土木建築用作業機を切断作業の現場ま
で移動させ、次に、揺動アームを操作して、揺動アーム
の遊端に装着されたワイヤソー機構を対象物に近接(こ
こで、近接とは対象物と接触する状態を含む)した位置
に保持しておいて、ワイヤソー機構の無端ワイヤを対象
物の周囲に巻き回した状態にセットし、後は、無端ワイ
ヤが緩まないように調節しながら駆動輪を回転駆動させ
れば切断作業を進行させることができるので、結果とし
て、固定台を切断対象物に固定するという準備作業が不
要となるという特有の作用が生じ、したがって、作業全
体の労力や時間が節約できる。また、例えば土木建築用
作業機の運転席等から揺動アームを操作することで、ワ
イヤソー機構の保持位置を種々に変更できるので、形状
や位置に基づく切断対象物の適不適が少なくなる。さら
に、構造物を水面下で切断する場合でも、例えば土木建
築用作業機のブームを下向きに揺動操作すれば、ワイヤ
ソー機構を土木建築用作業機の置かれたグランドレベル
よりも低い、例えば水面に極く近接したレベルに保持す
ることも可能であるため、潜水夫に頼らざるを得ない類
の作業は不要、または非常に少なくなって、切断作業全
体が円滑に進捗する。
本発明の請求項5に係るワイヤ式切断機の装着方法で
は、必要に応じて土木建築用作業機を切断作業の現場ま
で移動させ、次に、揺動アームを操作して、揺動アーム
の遊端に装着されたワイヤソー機構を対象物に近接(こ
こで、近接とは対象物と接触する状態を含む)した位置
に保持しておいて、ワイヤソー機構の無端ワイヤを対象
物の周囲に巻き回した状態にセットし、後は、無端ワイ
ヤが緩まないように調節しながら駆動輪を回転駆動させ
れば切断作業を進行させることができるので、結果とし
て、固定台を切断対象物に固定するという準備作業が不
要となるという特有の作用が生じ、したがって、作業全
体の労力や時間が節約できる。また、例えば土木建築用
作業機の運転席等から揺動アームを操作することで、ワ
イヤソー機構の保持位置を種々に変更できるので、形状
や位置に基づく切断対象物の適不適が少なくなる。さら
に、構造物を水面下で切断する場合でも、例えば土木建
築用作業機のブームを下向きに揺動操作すれば、ワイヤ
ソー機構を土木建築用作業機の置かれたグランドレベル
よりも低い、例えば水面に極く近接したレベルに保持す
ることも可能であるため、潜水夫に頼らざるを得ない類
の作業は不要、または非常に少なくなって、切断作業全
体が円滑に進捗する。
【0011】〈3〉上記目的を達成するために、本発明
の請求項6に係るワイヤ式切断機による切断工法では、
土木建築用作業機の揺動アームの遊端に装着されたワイ
ヤソー機構を用いた切断工法であって、ワイヤソー機構
は無端ワイヤと、この無端ワイヤを周回運動させる駆動
輪と、無端ワイヤに掛けられる張力を変更可能な張力調
節機構を有し、切断工法は次の工程を含むことを特徴構
成とする。 (1)土木建築用作業機およびその揺動アームの操作に
より、ワイヤソー機構を切断対象物に近接させる、
(2)無端ワイヤが前記駆動輪と切断対象物の双方に押
し付けられる状態を張力調節機構によって維持しつつ、
駆動輪の回転駆動によって無端ワイヤを周回運動させ
て、切断対象物を切断する。
の請求項6に係るワイヤ式切断機による切断工法では、
土木建築用作業機の揺動アームの遊端に装着されたワイ
ヤソー機構を用いた切断工法であって、ワイヤソー機構
は無端ワイヤと、この無端ワイヤを周回運動させる駆動
輪と、無端ワイヤに掛けられる張力を変更可能な張力調
節機構を有し、切断工法は次の工程を含むことを特徴構
成とする。 (1)土木建築用作業機およびその揺動アームの操作に
より、ワイヤソー機構を切断対象物に近接させる、
(2)無端ワイヤが前記駆動輪と切断対象物の双方に押
し付けられる状態を張力調節機構によって維持しつつ、
駆動輪の回転駆動によって無端ワイヤを周回運動させ
て、切断対象物を切断する。
【0012】〔発明の効果〕上記の特徴構成のために、
本発明の請求項6に係るワイヤ式切断機による切断工法
では、必要に応じて土木建築用作業機を切断作業の現場
まで移動させ、次に、揺動アームを土木建築用作業機の
運転席等から操作して、揺動アームの遊端に装着された
ワイヤソー機構を対象物に近接(ここで、近接とは対象
物と接触する状態を含む)した位置に保持しておいて、
ワイヤソー機構の無端ワイヤを対象物の周囲に巻き回し
た状態にセットし、後は、無端ワイヤが緩まないように
張力調節機構によって調節しながら駆動輪を回転駆動さ
せれば切断作業を進行させることができるので、結果と
して、固定台を切断対象物に固定するという準備作業が
不要となるという特有の作用が生じ、したがって、作業
全体の労力や時間が節約できる。また、例えば土木建築
用作業機の運転席等から揺動アームを操作することで、
ワイヤソー機構の保持位置を種々に変更できるので、形
状や位置に基づく切断対象物の適不適が少なくなる。さ
らに、構造物を水面下で切断する場合でも、例えば土木
建築用作業機のブームを下向きに揺動操作すれば、ワイ
ヤソー機構を土木建築用作業機の置かれたグランドレベ
ルよりも低い、例えば水面に極く近接したレベルに保持
することも可能であるため、潜水夫に頼らざるを得ない
類の作業は不要、または非常に少なくなって、切断作業
全体が円滑に進捗する。
本発明の請求項6に係るワイヤ式切断機による切断工法
では、必要に応じて土木建築用作業機を切断作業の現場
まで移動させ、次に、揺動アームを土木建築用作業機の
運転席等から操作して、揺動アームの遊端に装着された
ワイヤソー機構を対象物に近接(ここで、近接とは対象
物と接触する状態を含む)した位置に保持しておいて、
ワイヤソー機構の無端ワイヤを対象物の周囲に巻き回し
た状態にセットし、後は、無端ワイヤが緩まないように
張力調節機構によって調節しながら駆動輪を回転駆動さ
せれば切断作業を進行させることができるので、結果と
して、固定台を切断対象物に固定するという準備作業が
不要となるという特有の作用が生じ、したがって、作業
全体の労力や時間が節約できる。また、例えば土木建築
用作業機の運転席等から揺動アームを操作することで、
ワイヤソー機構の保持位置を種々に変更できるので、形
状や位置に基づく切断対象物の適不適が少なくなる。さ
らに、構造物を水面下で切断する場合でも、例えば土木
建築用作業機のブームを下向きに揺動操作すれば、ワイ
ヤソー機構を土木建築用作業機の置かれたグランドレベ
ルよりも低い、例えば水面に極く近接したレベルに保持
することも可能であるため、潜水夫に頼らざるを得ない
類の作業は不要、または非常に少なくなって、切断作業
全体が円滑に進捗する。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明に係るワイヤ式切断機の実
施形態の一例について、図面に基づいて解説する。図1
と図2には、ワイヤソー機構2とアダプタ30で構成さ
れたワイヤ式切断機が示されている。アダプタ30を利
用することにより、ワイヤソー機構2を図3に二点鎖線
で例示したバックホウ(土木建築用作業機の一例)の揺
動アーム56の遊端に装着可能である。一旦、前記装着
を行えば、バックホウの操縦席からの操作で、ワイヤソ
ー機構2を揺動アーム56に対して揺動させることが可
能となる。
施形態の一例について、図面に基づいて解説する。図1
と図2には、ワイヤソー機構2とアダプタ30で構成さ
れたワイヤ式切断機が示されている。アダプタ30を利
用することにより、ワイヤソー機構2を図3に二点鎖線
で例示したバックホウ(土木建築用作業機の一例)の揺
動アーム56の遊端に装着可能である。一旦、前記装着
を行えば、バックホウの操縦席からの操作で、ワイヤソ
ー機構2を揺動アーム56に対して揺動させることが可
能となる。
【0014】(ワイヤソー機構の構造)ワイヤソー機構
2は、無端ワイヤ24と、無端ワイヤ24を周回運動さ
せる駆動輪20を有する。無端ワイヤ24は、直径が約
10mmで適当な長さを備えた多数の単位ワイヤ同士
を、かしめ等によって連結して無端状に形成されてお
り、各単位ワイヤの外周には切断用のダイヤモンド粒子
が固着されている。一方、駆動輪20の外周付近には、
無端ワイヤ24を受け入れるための環状溝20aが形成
されており、環状溝20aの全周には無端ワイヤ24と
の摩擦係数を高め、および、駆動輪20自身が前記ダイ
ヤモンド粒子によって磨耗することを抑制するための、
ゴム製のライニングが取り付けられている。また、ワイ
ヤソー機構2は、固定台4と固定台4から垂直に立設さ
れた支持ポール6を備えている。固定台4は鋳物などか
らなる剛体の金属製で、中央に取り付け用の貫通孔4c
が垂直に形成されている。また、支持ポール6は鋼製
で、正方形または矩形の断面形状を持っており、その一
側面には図3、図4および図6に示すように支持ポール
6の長手方向に沿って延びたラックギヤ6aが固着され
ている。さらに、支持ポール6上には駆動ユニット8
が、摺動可能に外嵌保持されており、この駆動ユニット
8は、駆動輪20を回転駆動させるための第1油圧モー
タ10を含んでいる。
2は、無端ワイヤ24と、無端ワイヤ24を周回運動さ
せる駆動輪20を有する。無端ワイヤ24は、直径が約
10mmで適当な長さを備えた多数の単位ワイヤ同士
を、かしめ等によって連結して無端状に形成されてお
り、各単位ワイヤの外周には切断用のダイヤモンド粒子
が固着されている。一方、駆動輪20の外周付近には、
無端ワイヤ24を受け入れるための環状溝20aが形成
されており、環状溝20aの全周には無端ワイヤ24と
の摩擦係数を高め、および、駆動輪20自身が前記ダイ
ヤモンド粒子によって磨耗することを抑制するための、
ゴム製のライニングが取り付けられている。また、ワイ
ヤソー機構2は、固定台4と固定台4から垂直に立設さ
れた支持ポール6を備えている。固定台4は鋳物などか
らなる剛体の金属製で、中央に取り付け用の貫通孔4c
が垂直に形成されている。また、支持ポール6は鋼製
で、正方形または矩形の断面形状を持っており、その一
側面には図3、図4および図6に示すように支持ポール
6の長手方向に沿って延びたラックギヤ6aが固着され
ている。さらに、支持ポール6上には駆動ユニット8
が、摺動可能に外嵌保持されており、この駆動ユニット
8は、駆動輪20を回転駆動させるための第1油圧モー
タ10を含んでいる。
【0015】また、支持ポール6の基端部付近からは、
やはり鋼製の水平ロッド16が延びており、水平ロッド
16には四個の補助プーリ18(18a,18b,18
c,18d)が各々着脱および位置変更可能に取り付け
られており、無端ワイヤ24を、駆動輪20と補助プー
リ18の双方にわたって巻き回すことができる。図4に
最も良く示されるように、水平ロッド16は、支持ポー
ル6に対して着脱、および位置を水平方向で変更可能な
ように、ボルトの締め付けなどによって取り付けられて
いる。ワイヤソー機構2には、駆動輪20と無端ワイヤ
24の間に、必要な摩擦力を得るために、無端ワイヤに
掛かる張力を所定値以上にするための張力調節機構が設
けられている。この張力調節機構は、第1張力調節機構
と第2張力調節機構からなる。第1張力調節機構は、駆
動輪20または駆動ユニット8から固定台4までの間隔
を変更するための位置変更手段であり、これは、図1と
図2に示されるように、駆動ユニット8自身を支持ポー
ル6上で摺動駆動させるために駆動ユニット8内に設け
られている第2油圧モータ12からなり、第2油圧モー
タ12の回転運動を確実に駆動ユニット8の摺動運動に
変換するために、第2油圧モータ12の回転軸に設けら
れたピニオン12aは常に支持ポール6上のラックギヤ
6aと噛合状態にある(図6を参照)。一方、第2張力
調節機構は選択的に使用可能な前述の補助プーリ18
(18a,18b,18c,18d)からなる。
やはり鋼製の水平ロッド16が延びており、水平ロッド
16には四個の補助プーリ18(18a,18b,18
c,18d)が各々着脱および位置変更可能に取り付け
られており、無端ワイヤ24を、駆動輪20と補助プー
リ18の双方にわたって巻き回すことができる。図4に
最も良く示されるように、水平ロッド16は、支持ポー
ル6に対して着脱、および位置を水平方向で変更可能な
ように、ボルトの締め付けなどによって取り付けられて
いる。ワイヤソー機構2には、駆動輪20と無端ワイヤ
24の間に、必要な摩擦力を得るために、無端ワイヤに
掛かる張力を所定値以上にするための張力調節機構が設
けられている。この張力調節機構は、第1張力調節機構
と第2張力調節機構からなる。第1張力調節機構は、駆
動輪20または駆動ユニット8から固定台4までの間隔
を変更するための位置変更手段であり、これは、図1と
図2に示されるように、駆動ユニット8自身を支持ポー
ル6上で摺動駆動させるために駆動ユニット8内に設け
られている第2油圧モータ12からなり、第2油圧モー
タ12の回転運動を確実に駆動ユニット8の摺動運動に
変換するために、第2油圧モータ12の回転軸に設けら
れたピニオン12aは常に支持ポール6上のラックギヤ
6aと噛合状態にある(図6を参照)。一方、第2張力
調節機構は選択的に使用可能な前述の補助プーリ18
(18a,18b,18c,18d)からなる。
【0016】(アダプタの構造)一方、アダプタ30
は、概して平板状の鋼製の主プレート32と、主プレー
ト32の第1面に立設された二枚のやはり鋼製の補助プ
レート34a,34bを備えている。主プレート32の
複数箇所には、固定台4をボルト手段4aで締結するた
めの貫通孔32a(支持手段の一例)が形成されてお
り、各補助プレート34a,34bには、アダプタ30
をバックホウの揺動アーム54に連結するための第1貫
通孔36,36(第1係止手段の一例)と第2貫通孔3
8,38(第2係止手段の一例)が互いに補助プレート
34a,34bに離間した状態で形成されている。ま
た、アダプタ30とワイヤソー機構2の間には、支持ポ
ール6の主プレート32に対する角度を設定変更可能な
角度調節手段が設けられている。角度調節手段の具体的
な例としては、図4と図5に最も良く示されるように、
固定台4の四隅の設けられたボルト4a,4a,..で
実現できる。すなわち、図5−イまたは図5−ロに示さ
れるように、ボルト4a,4a,..の内の一部のボル
トを固定台4から下に突出させておいて、ボルト手段4
bで締結することによって、支持ポール6が主プレート
32に対して垂直ではなく、適宜傾斜した状態で連結す
ることができる。
は、概して平板状の鋼製の主プレート32と、主プレー
ト32の第1面に立設された二枚のやはり鋼製の補助プ
レート34a,34bを備えている。主プレート32の
複数箇所には、固定台4をボルト手段4aで締結するた
めの貫通孔32a(支持手段の一例)が形成されてお
り、各補助プレート34a,34bには、アダプタ30
をバックホウの揺動アーム54に連結するための第1貫
通孔36,36(第1係止手段の一例)と第2貫通孔3
8,38(第2係止手段の一例)が互いに補助プレート
34a,34bに離間した状態で形成されている。ま
た、アダプタ30とワイヤソー機構2の間には、支持ポ
ール6の主プレート32に対する角度を設定変更可能な
角度調節手段が設けられている。角度調節手段の具体的
な例としては、図4と図5に最も良く示されるように、
固定台4の四隅の設けられたボルト4a,4a,..で
実現できる。すなわち、図5−イまたは図5−ロに示さ
れるように、ボルト4a,4a,..の内の一部のボル
トを固定台4から下に突出させておいて、ボルト手段4
bで締結することによって、支持ポール6が主プレート
32に対して垂直ではなく、適宜傾斜した状態で連結す
ることができる。
【0017】(揺動アーム等の構造)図3に示されるよ
うに、バックホウの旋回台50からは、上下方向に揺動
可能なブーム52が延びており、ブーム52の先端には
揺動アーム54がブームに対して少なくとも上下方向に
揺動可能に枢支されている。揺動アーム54は、揺動ア
ーム本体56と、揺動アーム本体56の所定箇所に上下
方向に揺動可能に取り付けられたバケットシリンダ58
(油圧シリンダの一例)で構成されている。図1および
図2に示されるように、揺動アーム本体56の遊端に
は、水平に延びた二つの貫通孔56a,56bが、互い
に揺動アームの長手方向に離間した状態で形成されてい
る。また、バケットシリンダ58から突出した、油圧操
作で伸縮操作可能なピストン58aの遊端にも、水平に
延びた一つの貫通孔58bが形成されている。揺動アー
ム本体56の基端側の貫通孔56aには、一対の第1バ
ケットリンク60,60の一端が一本のピンを介して枢
支されており、ピストン58aの遊端に設けられた貫通
孔58bには、第1バケットリンク60の他端と、別の
一対の第2バケットリンク62,62の一端とが一本の
ピンで同時に枢支されている。
うに、バックホウの旋回台50からは、上下方向に揺動
可能なブーム52が延びており、ブーム52の先端には
揺動アーム54がブームに対して少なくとも上下方向に
揺動可能に枢支されている。揺動アーム54は、揺動ア
ーム本体56と、揺動アーム本体56の所定箇所に上下
方向に揺動可能に取り付けられたバケットシリンダ58
(油圧シリンダの一例)で構成されている。図1および
図2に示されるように、揺動アーム本体56の遊端に
は、水平に延びた二つの貫通孔56a,56bが、互い
に揺動アームの長手方向に離間した状態で形成されてい
る。また、バケットシリンダ58から突出した、油圧操
作で伸縮操作可能なピストン58aの遊端にも、水平に
延びた一つの貫通孔58bが形成されている。揺動アー
ム本体56の基端側の貫通孔56aには、一対の第1バ
ケットリンク60,60の一端が一本のピンを介して枢
支されており、ピストン58aの遊端に設けられた貫通
孔58bには、第1バケットリンク60の他端と、別の
一対の第2バケットリンク62,62の一端とが一本の
ピンで同時に枢支されている。
【0018】(ワイヤソー機構と揺動アームの連結工
程)図1と図2に例示するように、バックホウの揺動ア
ーム54にワイヤソー機構2を装着する際には、次の工
程に従えば良い。 〈1〉アダプタ30の主プレート32の貫通孔32aの
一つと固定台4の貫通孔4cを合わせ、ここにボルト手
段4aを挿通して両者を締結する。 〈2〉アダプタ30の第1貫通孔36,36に揺動アー
ム本体56の先端側の貫通孔56bをピンで連結し(枢
支の一例)、 〈3〉アダプタ30の第2貫通孔38,38に第2バケ
ットリンク62,62の他端をピンで連結する(枢支の
一例)。 このようにして、バックホウの揺動アーム54にワイヤ
ソー機構2が装着されると、バックホウの運転席からの
バケットシリンダ58を油圧操作によって、アダプタ3
0および支持ポール6が揺動アーム本体56に対してな
す角度を調節することができる。
程)図1と図2に例示するように、バックホウの揺動ア
ーム54にワイヤソー機構2を装着する際には、次の工
程に従えば良い。 〈1〉アダプタ30の主プレート32の貫通孔32aの
一つと固定台4の貫通孔4cを合わせ、ここにボルト手
段4aを挿通して両者を締結する。 〈2〉アダプタ30の第1貫通孔36,36に揺動アー
ム本体56の先端側の貫通孔56bをピンで連結し(枢
支の一例)、 〈3〉アダプタ30の第2貫通孔38,38に第2バケ
ットリンク62,62の他端をピンで連結する(枢支の
一例)。 このようにして、バックホウの揺動アーム54にワイヤ
ソー機構2が装着されると、バックホウの運転席からの
バケットシリンダ58を油圧操作によって、アダプタ3
0および支持ポール6が揺動アーム本体56に対してな
す角度を調節することができる。
【0019】(ワイヤ式切断機による切断工程) 〈1〉先ず、バックホウの運転席からの操作で、バック
ホウを移動したり、揺動アーム54を揺動操作などする
ことにより、バックホウの揺動アーム54に装着された
ワイヤソー機構2を、切断対象物Pに近接させ、ワイヤ
ソー機構2の駆動輪20の垂直レベルを切断箇所(図7
の例では、切断対象物Pは桟橋を支持する橋脚であり、
切断箇所は水面Sの下に没している)に出来るだけ合わ
せる。 〈2〉無端ワイヤ24を適当なジョイント部(図示され
ず)で切り離しておき、これを駆動輪20と切断対象物
の双方を取り囲むように巻き回して、ジョイント部を再
びかしめによって接続し、本来の無端ワイヤ24の状態
にする。但し、遊端部を持つ構造物など、切断対象物の
形態や状態によっては、無端ワイヤ24を一旦切り離す
操作を施すことなく、無端ワイヤ24を切断対象物に巻
き回す工程が実行可能である。 〈3〉バックホウの運転席からの操作で、揺動アーム5
4を揺動操作することで、ワイヤソー機構2の姿勢を調
節する。特に、無端ワイヤ24の作る面が、駆動輪20
の面とできるだけ一致するようにする。揺動アーム54
の操作だけでは、充分に一致しない場合には、アダプタ
30とワイヤソー機構2の間の前記角度調節手段(ボル
ト4b,4b,..)の設定変更によって調整すれば良
い。
ホウを移動したり、揺動アーム54を揺動操作などする
ことにより、バックホウの揺動アーム54に装着された
ワイヤソー機構2を、切断対象物Pに近接させ、ワイヤ
ソー機構2の駆動輪20の垂直レベルを切断箇所(図7
の例では、切断対象物Pは桟橋を支持する橋脚であり、
切断箇所は水面Sの下に没している)に出来るだけ合わ
せる。 〈2〉無端ワイヤ24を適当なジョイント部(図示され
ず)で切り離しておき、これを駆動輪20と切断対象物
の双方を取り囲むように巻き回して、ジョイント部を再
びかしめによって接続し、本来の無端ワイヤ24の状態
にする。但し、遊端部を持つ構造物など、切断対象物の
形態や状態によっては、無端ワイヤ24を一旦切り離す
操作を施すことなく、無端ワイヤ24を切断対象物に巻
き回す工程が実行可能である。 〈3〉バックホウの運転席からの操作で、揺動アーム5
4を揺動操作することで、ワイヤソー機構2の姿勢を調
節する。特に、無端ワイヤ24の作る面が、駆動輪20
の面とできるだけ一致するようにする。揺動アーム54
の操作だけでは、充分に一致しない場合には、アダプタ
30とワイヤソー機構2の間の前記角度調節手段(ボル
ト4b,4b,..)の設定変更によって調整すれば良
い。
【0020】〈4〉駆動輪20と無端ワイヤ24の間の
摩擦力に基づいて、駆動輪20の回転力がなるべく確実
に無端ワイヤ24の周回運動に転換されるように、張力
調節機構を用いて、無端ワイヤ24に掛かる張力を適宜
調節する。すなわち、〈3〉の工程終了後に無端ワイヤ
24の緩み程度が例えば10cm程度など、僅かであれ
ば、第1張力調節機構、すなわち、第2電動モータ12
を駆動させて、駆動ユニット8を支持ポール6上で摺動
移動させるだけで調節できる。一方、無端ワイヤ24の
緩み程度が大きければ、第2張力調節機構、すなわち、
水平ロッド16に回転自在に枢支されている複数の補助
プーリ18a,18b,18c,18dの内の適当なも
のに、無端ワイヤ24を巻き回すことによって、緩みを
取れば良い。 〈5〉駆動輪20を回転駆動させて、切断作業を行う。
この時、切断が進行するにしたがって無端ワイヤ24に
緩みが生じて来るので、第1張力調節機構、すなわち、
第2電動モータ12を駆動させて、駆動ユニット8を支
持ポール6上で摺動移動させることで、駆動輪20を切
断対象物から遠ざけて、必要な張力を無端ワイヤ24に
与えながら切断作業を進めれば良い。尚、無端ワイヤ2
4または切断対象物の切断箇所に水を注ぎながら切断を
行えば、粉塵の発生が未然に防止されるのみでなく、切
断効率が向上し、また、無端ワイヤ24の摩耗速度が低
減される。 〈6〉切断対象物の特性(材質または形状)のために、
上記〈5〉工程の方法では、駆動輪24を含めたワイヤ
ソー機構2、および、揺動アーム54の遊端が大きく振
動して切断が円滑に進行しない場合には、主プレート3
2の第2面40に設けられた接当面を、切断対象物と継
続的に接当させた状態で切断作業を進めれば良い。
摩擦力に基づいて、駆動輪20の回転力がなるべく確実
に無端ワイヤ24の周回運動に転換されるように、張力
調節機構を用いて、無端ワイヤ24に掛かる張力を適宜
調節する。すなわち、〈3〉の工程終了後に無端ワイヤ
24の緩み程度が例えば10cm程度など、僅かであれ
ば、第1張力調節機構、すなわち、第2電動モータ12
を駆動させて、駆動ユニット8を支持ポール6上で摺動
移動させるだけで調節できる。一方、無端ワイヤ24の
緩み程度が大きければ、第2張力調節機構、すなわち、
水平ロッド16に回転自在に枢支されている複数の補助
プーリ18a,18b,18c,18dの内の適当なも
のに、無端ワイヤ24を巻き回すことによって、緩みを
取れば良い。 〈5〉駆動輪20を回転駆動させて、切断作業を行う。
この時、切断が進行するにしたがって無端ワイヤ24に
緩みが生じて来るので、第1張力調節機構、すなわち、
第2電動モータ12を駆動させて、駆動ユニット8を支
持ポール6上で摺動移動させることで、駆動輪20を切
断対象物から遠ざけて、必要な張力を無端ワイヤ24に
与えながら切断作業を進めれば良い。尚、無端ワイヤ2
4または切断対象物の切断箇所に水を注ぎながら切断を
行えば、粉塵の発生が未然に防止されるのみでなく、切
断効率が向上し、また、無端ワイヤ24の摩耗速度が低
減される。 〈6〉切断対象物の特性(材質または形状)のために、
上記〈5〉工程の方法では、駆動輪24を含めたワイヤ
ソー機構2、および、揺動アーム54の遊端が大きく振
動して切断が円滑に進行しない場合には、主プレート3
2の第2面40に設けられた接当面を、切断対象物と継
続的に接当させた状態で切断作業を進めれば良い。
【0021】〔別実施形態〕上記実施形態では、土木建
築用作業機としてバックホウを用いた例を挙げたが、土
木建築用作業機としては、クローラや車輪等で自走可能
な他の作業用車両を用いても良く、また、油圧シリンダ
などで操作される揺動アームを備えていれば固定式の作
業機でも良い。
築用作業機としてバックホウを用いた例を挙げたが、土
木建築用作業機としては、クローラや車輪等で自走可能
な他の作業用車両を用いても良く、また、油圧シリンダ
などで操作される揺動アームを備えていれば固定式の作
業機でも良い。
【図1】本発明に係るワイヤ式切断機の分解斜視図
【図2】図1のワイヤ式切断機を揺動アーム遊端に取り
付けた状態を示す斜視図
付けた状態を示す斜視図
【図3】図1のワイヤ式切断機を土木用作業機の揺動ア
ーム全体と共に示す斜視図
ーム全体と共に示す斜視図
【図4】図1のワイヤ式切断機の駆動プーリ付近を示す
一部破断側面図
一部破断側面図
【図5】図1のワイヤ式切断機の角度調節手段を示す一
部破断側面図
部破断側面図
【図6】図1のワイヤ式切断機の第1張力調節機構を示
す一部破断側面図
す一部破断側面図
【図7】図1のワイヤ式切断機のワイヤ式切断機の使用
状況を例示する斜視図
状況を例示する斜視図
2 ワイヤソー機構 4 固定台 6 支持ポール 8 駆動ユニット 10 油圧モータ 12 電動モータ 20 駆動輪 24 無端ワイヤ 30 アダプタ 32 主プレート 34 補助プレート 36 第1貫通孔 38 第2貫通孔 54 揺動アーム 56 揺動アーム本体 58 バケットシリンダ 60 第1バケットリンク 62 第1バケットリンク S 水面 P 切断対象物
Claims (6)
- 【請求項1】 無端ワイヤとこの無端ワイヤを周回運動
させる駆動輪を有するワイヤソー機構、および、土木建
築用作業機の揺動アームの遊端に前記ワイヤソー機構を
装着するためのアダプタとを備えたワイヤ式切断機。 - 【請求項2】 前記アダプタには、前記ワイヤソー機構
を支持するための支持手段と、前記揺動アームのアーム
本体を枢支するための第1係止手段と、前記揺動アーム
に設けられた油圧シリンダの遊端部を枢支可能な第2係
止手段とが設けられており、これにより、前記油圧シリ
ンダの伸縮操作に基づいて前記ワイヤソー機構を前記揺
動アームに対して揺動操作可能である請求項1に記載の
ワイヤ式切断機。 - 【請求項3】 前記アダプタは、平面状の主プレート
と、前記主プレートの第1面に立設された補助プレート
を備え、前記支持手段は前記主プレートに形成された貫
通孔を含み、前記第1と第2係止手段は、各々、前記補
助プレート上の互いに離間した二箇所に形成された貫通
孔である請求項2に記載のワイヤ式切断機。 - 【請求項4】 前記主プレートの、前記第1面と対向す
る第2面が、切断対象物と接当して前記アダプタから前
記切断対象物までの距離を一定に保持する接当面である
請求項1から3のいずれか1項に記載のワイヤ式切断
機。 - 【請求項5】 無端ワイヤとこの無端ワイヤを周回運動
させる駆動輪を有するワイヤソー機構、および、土木建
築用作業機の揺動アームの遊端に前記ワイヤソー機構を
装着するためのアダプタとを備えたワイヤ式切断機の装
着方法であって、次の工程を含むワイヤ式切断機の装着
方法。 (1)前記アダプタに設けられた支持手段を介して、前
記アダプタに前記ワイヤソー機構を支持させる、 (2)前記アダプタに設けられた第1係止手段に、前記
揺動アームのアーム本体を枢支させる、 (3)前記アダプタの、前記第1係止手段とは異なる位
置に設けられた第2係止手段に、前記揺動アームに揺動
可能に設けられた油圧シリンダの遊端部を枢支させる。 - 【請求項6】 土木建築用作業機の揺動アームの遊端に
ワイヤソー機構を装着してなるワイヤ式切断機による切
断工法であって、前記ワイヤソー機構は無端ワイヤと、
この無端ワイヤを周回運動させる駆動輪と、前記無端ワ
イヤに掛けられる張力を変更可能な張力調節機構を有
し、前記切断工法は次の工程を含む。 (1)前記土木建築用作業機およびその揺動アームの操
作により、前記ワイヤソー機構を切断対象物に近接させ
る、 (2)前記無端ワイヤが前記駆動輪と前記切断対象物の
双方に押し付けられる状態を前記張力調節機構によって
維持しつつ、前記駆動輪の回転駆動によって前記無端ワ
イヤを周回運動させて、前記切断対象物を切断する。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9125525A JP2987346B2 (ja) | 1997-05-15 | 1997-05-15 | ワイヤ式切断機および同切断機による切断工法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9125525A JP2987346B2 (ja) | 1997-05-15 | 1997-05-15 | ワイヤ式切断機および同切断機による切断工法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10315190A true JPH10315190A (ja) | 1998-12-02 |
| JP2987346B2 JP2987346B2 (ja) | 1999-12-06 |
Family
ID=14912339
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9125525A Expired - Lifetime JP2987346B2 (ja) | 1997-05-15 | 1997-05-15 | ワイヤ式切断機および同切断機による切断工法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2987346B2 (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100714433B1 (ko) | 2005-07-22 | 2007-05-07 | (주) 대호바콘텍 | 말뚝 및 콘크리트 선형 구조물 절단장치 |
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| KR101037004B1 (ko) * | 2010-09-02 | 2011-05-25 | 김영운 | 커터 이동장치 |
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