JPH10315518A - サーマルヘッド - Google Patents

サーマルヘッド

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JPH10315518A
JPH10315518A JP12892497A JP12892497A JPH10315518A JP H10315518 A JPH10315518 A JP H10315518A JP 12892497 A JP12892497 A JP 12892497A JP 12892497 A JP12892497 A JP 12892497A JP H10315518 A JPH10315518 A JP H10315518A
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heating resistor
thermal head
common electrode
insulator
heating
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 抵抗値のバラツキが増大せず、かつ製造時の
歩留まりが低下せず、さらにプリントの濃度を高めるサ
ーマルヘッドを提供する。 【解決手段】 1は、ステンレス基板であり、ステンレス層2が表面
ク゛レース゛カ゛ラス3と裏面ク゛レース゛カ゛ラス4とで挟まれて形成されて
いる。5は、ステンレス層2の突起部である。6,7は、表
面ク゛レース゛カ゛ラス3が、それぞれ反紡錘形状に形成されたク゛レ
ース゛部である。第1の発熱抵抗体9、・・および第2の発熱抵
抗体10、・・は、共通電極11とそれぞれの個別リート゛電極12、
・・および13、・・との間の通電状態において熱エネルキ゛ーを発
生するものである。第1の発熱抵抗体9、・・と、第2の発熱
抵抗体10、・・とは紙送り方向において、同一直線上に形
成されず、どちらもピッチの値が「P」で形成されてい
るが、第1の発熱抵抗体9、・・と、第2の発熱抵抗体10、・・
とは、配設されている位置が、「P/2」づつずれた千鳥
状となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サーマルプリンタ
に用いて好適なサーマルヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】カラープリンタなどに用いられる複数の
発熱抵抗体が並列に2列で配設されたダブルラインサー
マルヘッドの構造を、図5、図6および図7を参照して
説明する。図5は、複数の発熱抵抗体が並列に2列で配
設されたダブルヘッドラインのサーマルヘッドの斜視図
である。図6は、図5に示すサーマルヘッドの平面図で
ある。図7は、図6に示すサーマルヘッドのA−A’線
視断面図である。
【0003】これらの図において、102は、ステンレ
ス基板であり、上面にサーマルヘッドの部品が形成され
ている。103は、表面グレーズガラスであり、ステン
レス基板102の上面に絶縁層として形成されている。
104は、裏面グレーズガラスであり、ステンレス基板
102の裏面に絶縁層として形成されている。105
は、ステンレス基板102の突起部であり、ステンレス
基板102の所定の部分を突出形成したものである。
【0004】106および107は、突起部105の側
壁部に、表面グレーズガラス3が、それぞれ反紡錘形状
に形成されたグレーズ部である。108、108、・・・
は、グレーズ部107上面に密着形成された第1の発熱
抵抗体であり、共通電極109とそれぞれの個別リード
電極110、110、・・・との間の通電状態において熱
エネルギーを発生するものである。
【0005】111、111、・・・は、グレーズ部10
6上面に密着形成された第2の発熱抵抗体であり、共通
電極109とそれぞれの個別リード電極112、11
2、・・・との間の通電状態において熱エネルギーを発生
するものである。ここで、共通電極109は、第1の発
熱抵抗体108、108、・・・および第2の発熱抵抗体
111、111、・・・の全てに共通の電極であり、突起
部105と接続されている。
【0006】113は、表面グレーズガラス104上面
に配設されたコントロールICであり、第1の発熱抵抗
体108、108、・・・に対する通電を制御するもので
ある。116、116、・・・は、コントロールIC11
5の個別リード接続用パッドであり、それぞれ個別リー
ド線112、112、・・・の個別リードパッド部11
7、117、・・・と、おのおのボンディングワイヤ11
8、118、・・・を介して接続されている。
【0007】119は、フレキシブル基板であり、図に
示されないプリンタ本体からコントロールIC113を
制御するための制御信号が入力される。120、12
0、・・・は、フレキシブル基板119の接続ターミナル
用パッドであり、ワイヤ121、121、・・・を介し
て、おのおのコントロールIC115の制御信号線用パ
ッド122、122、・・・に接続されている。
【0008】123は、表面グレーズガラス104上面
に配設されたコントロールICであり、第2の発熱抵抗
体111、111、・・・に対する通電を制御するもので
ある。124、124、・・・は、コントロールIC12
3の個別リード接続用パッドであり、それぞれ個別リー
ド線110、110、・・・の個別リードパッド部12
5、125、・・・と、おのおのボンディングワイヤ12
6、126、・・・を介して接続されている。
【0009】127は、フレキシブル基板であり、図に
示されないプリンタ本体からコントロールIC123を
制御するための制御信号が入力される。128、12
8、・・・は、フレキシブル基板127の接続ターミナル
用パッドであり、ワイヤ129、129、・・・を介し
て、おのおのコントロールIC123の制御信号線用パ
ッド130、130、・・・に接続されている。
【0010】次に、上述したサーマルヘッドの動作を、
図8を参照して説明する。図8は、上述したダブルライ
ンサーマルヘッドの等価回路を示している。この図にお
いて、図5の各部に対応する部分には同一の符号を付け
る。共通電極10(図5参照)は、接地されている。
【0011】131は、接地とコントロールIC115
の入力端子(図示略)との間に介挿された直流電源であ
り、サーマルヘッドの第1の発熱抵抗体108、10
8、・・・に対して、それぞれが発熱するための駆動電力
を供給する。また、同様に132は、サーマルヘッドの
第2の発熱抵抗体111、111、・・・に対して、それ
ぞれが発熱するための駆動電力を供給する。
【0012】そして、コントロールIC115は、第1
の発熱抵抗体108、108、・・・に対して、入力され
る第1の印刷データDATA1に応じたパルス幅の第1
のパルス電圧V1を印加するか 、または印加しないとい
うスイッチング制御を行う。上記スイッチング制御は、
図示しないプリンタ本体より入力される第1のクロック
信号CLOK1、第1の印刷データDATA1、第1の
ラッチ信号LATCH1および第1のストローブ信号S
TROB1に基づいて行われる。
【0013】そして、コントロールIC123は、第2
の発熱抵抗体111、111、・・・に対して、入力され
る第2の印刷データDATA2に応じたパルス幅の第2
のパルス電圧V2を印加するか 、または印加しないとい
うスイッチング制御を行う。上記スイッチング制御は、
図示しないプリンタ本体より入力される第2のクロック
信号CLOK2、第2の印刷データDATA2、第1の
ラッチ信号LATCH2および第2のストローブ信号S
TROB2に基づいて行われる。
【0014】上述した、ダブルラインサーマルヘッドに
は大きく分けて、以下に示す2通りの使い方がある。 おのおののコントロールICへ別々のデータを入力
させ、ダブルラインの発熱抵抗体のそれぞれのラインに
おいては、別々のプリントを行わせる。原理的には、プ
リント速度は、発熱抵抗体が1列並んだシングルライン
サーマルヘッドのプリント速度の2倍となる。
【0015】 ダブルラインサーマルヘッドにおい
て、1ラインづつのプリントが行われる。すなわち、1
ラインのプリントに必要な熱エネルギーを2つの発熱抵
抗体のラインで別々に与える。つまり、プリント対象物
は、第1の発熱抵抗体において、バイアスエネルギーが
供給され、第2の発熱抵抗体において、諧調エネルギー
が供給される。このため、プリント速度は、発熱抵抗体
が1列並んだシングルラインサーマルヘッドのプリント
速度の2倍となる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図6に
示されるように、従来のダブルラインサーマルヘッド
は、プリントにおける紙送りの方向において、第1の発
熱抵抗体と第2の発熱抵抗体とによるプリントが互いに
同一直線上に行われるため、プリントの分解能を高める
ことができない欠点がある。
【0017】また、通常の方法で分解能を高めようとす
ると、たとえば、図9に示す300DPI(Dots
per inch)を図10に示す倍密度の600DP
Iへするように、発熱抵抗体の加工パターンを微細化し
て、プリントの密度を上げる以外にない。
【0018】ところが、単純にプリントの密度を上げる
と、以下の問題が発生する。 発熱抵抗体の加工幅が細くなるほど、発熱抵抗体の
抵抗値のバラツキが増大する。
【0019】 発熱抵抗体の加工幅が細くなるほど、
サーマルヘッドの製造における歩留まりが低下する。
【0020】 図9および図10に示す発熱抵抗体と
発熱抵抗体との間の絶縁ギャップの値Gは、発熱抵抗体
の加工幅に関係なく一定である。この絶縁ギャップ部
は、発熱しないため、基本的に熱転写または感熱発色に
対して関係しない。ただし、両側の発熱抵抗体の発熱エ
ネルギーを増大させると、この発熱エネルギーの回り込
みにより、絶縁ギャップ部においてもプリントが行われ
る可能性がある。そして、発熱抵抗体の面積に対してこ
の絶縁ギャップ部の占める面積の比は、発熱抵抗体の加
工寸法を微細化するほど大きくなる。そのため、プリン
ト濃度は、低下してしまう。
【0021】図9に示す300DPIの間隔で形成され
た発熱抵抗体によるサーマルヘッドにおいて、昇華プリ
ント方式によりプリントした結果を図11に示す。ま
た、図10に示す600DPIの間隔で形成された発熱
抵抗体によるサーマルヘッドにおいて、昇華プリント方
式によりプリントした結果を図12に示す。
【0022】この図11と図12とのプリントした結果
で明らかなように、プリントに密度を上げるほど、プリ
ント濃度を高くすることが困難となる。そして、たとえ
ば、図11および図12に示す84.7×84.7μm
2の1ドット領域に対する、それぞれのプリントされた
面積の割合は、46%と35%とになる。結果として、
300DPIから600DPIへ分解能を高めることに
より、プリント濃度の低下の問題が発生する。
【0023】本発明は、このような背景の下になされた
もので、抵抗値のバラツキが増大せず、かつ製造時の歩
留まりが低下せず、さらにプリントの濃度を高めるサー
マルヘッドを提供することを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
サーマルヘッドにおいて、その中央表面に所定長さの共
通電極部が突出形成された基板と、前記共通電極部より
一方の側の、前記基板の表面に形成された第1の絶縁体
と、前記共通電極部より他方の側の、前記基板の表面に
形成された第2の絶縁体と、前記第1の絶縁体の表面に
長尺方向に所定の間隔D1で形成され、かつその一端部
が前記共通電極部に電気的に接合された複数の第1の発
熱抵抗体と、前記第2の絶縁体の表面に長尺方向に所定
の間隔D1で形成され、かつその一端部が前記共通電極
部に電気的に接合された複数の第2の発熱抵抗体とを具
備し、前記第1の発熱抵抗体と前記第2の発熱抵抗体と
が、長尺方向にD1>D2である間隔D2ずらされて形
成されていることを特徴とする。
【0025】請求項2記載の発明は、請求項1記載のサ
ーマルヘッドにおいて、前記第1の発熱抵抗体と前記第
2の発熱抵抗体とは、長尺方向に、間隔D1の1/2の
距離ずらされて形成されていることを特徴とする。
【0026】請求項3記載の発明は、請求項1または請
求項3記載のサーマルヘッドにおいて、前記第1の発熱
抵抗体と前記第2の発熱抵抗体との間隔は、印刷時にお
いて、走査方向と副走査方向との印刷間隔が等しくなる
値であることを特徴とする。
【0027】請求項4記載の発明は、請求項1ないし請
求項3のいずれかに記載のサーマルヘッドにおいて、そ
の出力端子が前記第1の発熱抵抗体の他端部に接続さ
れ、前記第1の発熱抵抗体の前記他端部と、前記共通電
極部との間に、印刷データに応じたパルス幅の第1のパ
ルス電圧を印加する第1の制御手段と、その出力端子が
前記第2の発熱抵抗体の他端部に接続され、前記第2の
発熱抵抗体の前記他端部と、前記共通電極部との間に、
前記印刷データに応じたパルス幅の第2のパルス電圧を
印加する第2の制御手段とを具備することを特徴とす
る。
【0028】請求項5記載の発明は、請求項1ないし請
求項4のいずれかに記載のサーマルヘッドにおいて、前
記基板は、金属材料により形成されていることを特徴と
する。
【0029】請求項6記載の発明は、請求項1ないし請
求項5のいずれかに記載のサーマルヘッドにおいて、前
記共通電極部の幅は、0mmを超え、2mm以下で形成
されることを特徴とする。
【0030】請求項7記載の発明は、請求項1ないし請
求項6のいずれかに記載のサーマルヘッドにおいて、前
記第1の絶縁体および前記第2の絶縁体は、共にガラス
材料により形成されていることを特徴とする。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。図1は本発明の一実施形態に
よるサーマルヘッドの外観構成を示す一部裁断斜視図で
ある。図2は、図1に示すB−B’線視断面図である。
【0032】これらの図において、1は、ステンレス基
板であり、ステンレス層2が表面グレーズガラス3と裏
面グレーズガラス4とで挟まれた形状で形成され、上面
にサーマルヘッドの部品が配設されている。表面グレー
ズガラス層3は、ステンレス基層2の上面に絶縁層とし
て形成されている。
【0033】裏面グレーズガラス層4は、ステンレス基
板2の裏面に絶縁層として形成されている。5は、ステ
ンレス層2の突起部であり、ステンレス層2の所定の部
分を突出形成したものである。
【0034】6および7は、突起部5の側壁部に、表面
グレーズガラス3が、それぞれ反紡錘形状に形成された
グレーズ部である。8は、抵抗体膜であり、第1の発熱
抵抗体9、9、・・・と第2の発熱抵抗体10、10、・・・
とを形成している。第1の発熱抵抗体9、9、・・・は、
グレーズ部7上面に密着形成され、共通電極11とそれ
ぞれの個別リード電極12、12、・・・との間の通電状
態において熱エネルギーを発生するものである。
【0035】第2の発熱抵抗体10、10、・・・は、グ
レーズ部7上面に密着形成され、共通電極11とそれぞ
れの個別リード電極13、13、・・・との間の通電状態
において熱エネルギーを発生するものである。ここで、
共通電極11は、第1の発熱抵抗体9、9、・・・および
第2の発熱抵抗体10、10、・・・の全てに共通の電極
であり、突起部5と抵抗体膜8を介して接続されてい
る。
【0036】ここで、第1の発熱抵抗体9、9、・・・
と、第2の発熱抵抗体10、10、・・・とは、プリント
時の紙送り方向(図1に示すX方向)において、同一直
線上に形成されていない。すなわち、第1の発熱抵抗体
9、9、・・・と、第2の発熱抵抗体10、10、・・・と
は、どちらもピッチ(間隔)の値が「P」で形成されて
いるが、第1の発熱抵抗体9、9、・・・と、第2の発熱
抵抗体10、10、・・・とは、配設されている位置が、
相対的に「P/2」づつずれた図3に示す形状(以下、
千鳥状とする)となっている。
【0037】また、第1発熱抵抗体9、9、・・・と、第
2の発熱抵抗体10、10、・・・との間の距離Dは、副
走査方向のプリントピッチが等間隔となるように定めら
れている。すなわち、基本的には、以下の式で表される
値である。 D=(n + 1/2)×P (nは自然数、n≧1) さらに、図3に示す一実施形態の絶縁ギャップGは、図
9および図10に示す従来例の絶縁ギャップGと比較し
て大きな値となっている。
【0038】図2において、14は、保護膜であり、印
字される用紙との接触による摩耗から、第1の発熱抵抗
体9、9、・・・および第2の発熱抵抗体10、10、・・・
を保護している。
【0039】図1および図2において、15は、表面グ
レーズガラス層3の上面に配設されたコントロールIC
であり、第1の発熱抵抗体9、9、・・・に対する通電を
制御するものである。16、16、・・・は、コントロー
ルIC15の個別リード接続用パッドであり、それぞれ
個別リード線12、12、・・・の個別リードパッド部1
7、17、・・・と、おのおのボンディングワイヤ18、
18、・・・を介して接続されている。
【0040】19は、フレキシブル基板であり、図に示
されないプリンタ本体からコントロールIC15を制御
するための制御信号が入力される。20、20、・・・
は、フレキシブル基板19の接続ターミナル用パッドで
あり、ワイヤ21、21、・・・を介して、おのおのコン
トロールIC15の制御信号線用パッド22、22、・・
・に接続されている。
【0041】23は、表面グレーズガラス3の上面に配
設されたコントロールICであり、第2の発熱抵抗体1
0、10、・・・に対する通電を制御するものである。2
4、24、・・・は、コントロールIC23の個別リード
接続用パッドであり、それぞれ個別リード線13、1
3、・・・の個別リードパッド部25、25、・・・と、おの
おのボンディングワイヤ26、26、・・・を介して接続
されている。
【0042】27は、フレキシブル基板であり、図に示
されないプリンタ本体からコントロールIC23を制御
するための制御信号が入力される。28、28、・・・
は、フレキシブル基板27の接続ターミナル用パッドで
あり、ワイヤ29、29、・・・を介して、おのおのコン
トロールIC123の制御信号線用パッド30、30、
・・・に接続されている。
【0043】次に、上述した一実施形態の動作を図1お
よび図8を参照して説明する。図8に示す等価回路は、
図1に示すサーマルヘッドの等価回路である。この図に
おいて、図1の各部に対応する部分には同一の符号を付
ける。共通電極11(図1参照)は、接地されている。
131は、接地とコントロールIC15の入力端子(図
示略)との間に介挿された直流電源であり、サーマルヘ
ッドの第1の発熱抵抗体9、9、・・・に対して、それぞ
れが発熱するための駆動電力を供給する。また、同様に
132は、接地とコントロールIC23の入力端子(図
示略)との間に介挿された直流電源であり、サーマルヘ
ッドの第2の発熱抵抗体10、10、・・・に対して、そ
れぞれが発熱するための駆動電力を供給する。
【0044】そして、コントロールIC15は、第1の
発熱抵抗体9、9、・・・に対して、入力される第1の印
刷データDATA1に応じたパルス幅の第1のパルス電
圧V1を印加するか 、または印加しないというスイッチ
ング制御を行う。上記スイッチング制御は、図示しない
プリンタ本体より入力される第1のクロック信号CLO
K1、第1の印刷データDATA1、第1のラッチ信号
LATCH1および第1のストローブ信号STROB1
に基づいて行われる。
【0045】そして、コントロールIC23は、第2の
発熱抵抗体10、10、・・・に対して、入力される第2
の印刷データDATA2に応じたパルス幅の第2のパル
ス電圧V2を印加するか 、または印加しないというスイ
ッチング制御を行う。上記スイッチング制御は、図示し
ないプリンタ本体より入力される第2のクロック信号C
LOK2、第2の印刷データDATA2、第1のラッチ
信号LATCH2および第2のストローブ信号STRO
B2に基づいて行われる。
【0046】たとえば、図示していないプリンタ本体か
ら送られてくる一定周期のクロック信号CLK1に同期
して、第1の発熱抵抗体9、9、・・・に対応した印刷デ
ータDATA1がコントロールIC15に送られてく
る。そして、印刷データDATA1は、ラッチ信号LA
TCH1の「立ち上がり」でコントロールIC15の記
憶部へ記憶される。この記憶された情報に基づき、たと
えば、ストローブ信号STROB1が「1」のとき、第
1の発熱抵抗体9、9、・・・は、対応する印刷データD
ATA1の示す時間において通電され、熱エネルギーを
発生する。
【0047】同様に、たとえば、図示していないプリン
タ本体から送られてくる一定周期のクロック信号CLK
2に同期して、第2の発熱抵抗体10、10、・・・に対
応した印刷データDATA2がコントロールIC23に
送られてくる。そして、印刷データDATA2は、ラッ
チ信号LATCH2の「立ち上がり」でコントロールI
C23の記憶部へ記憶される。この記憶された情報に基
づき、たとえば、ストローブ信号STROB2が「1」
のとき、第2の発熱抵抗体10、10、・・・は、対応す
る印刷データDATA2の示す時間において通電され、
熱エネルギーを発生する。
【0048】そして、次のラインをプリントするため、
下記送りが図に示されないプリンタ本体により行われ
る。この一実施形態の600DPIのサーマルヘッドを
用いたプリンタにおいて、プリント時における1ライン
当たりの用紙搬送の距離は、300DPIのプリンタに
おける1ライン当たりの用紙搬送の距離の1/2とな
る。
【0049】上述した操作により、図3に示す第1の発
熱抵抗体9、9、・・・と、第2の発熱抵抗体10、1
0、・・・との形状を持つサーマルヘッドにおいて、昇華
プリント方式によるプリント結果を図4に示す。図4の
結果からも判るように、第1の発熱抵抗体9、9、・・・
のプリントしたドットと、第2の発熱抵抗体10、1
0、・・・のプリントしたドットとが、ドット領域におい
て互い違いにプリントされ、ドット密度が高くなり、し
かも主走査方向で重なり合うため、プリントの濃度は、
高められる。
【0050】そして、1ドット領域の面積に対するプリ
ントされたドットの面積の比は、図9に示す300DP
Iの46%および図10に示す600DPIの35%に
対して103%と向上している。
【0051】また、実際のプリント濃度を測定した結
果、一実施形態のサーマルヘッドのマクベス濃度値は、
「2.2」であり、図9に示すサーマルヘッドのマクベ
ス濃度値「1.8」および図10に示すサーマルヘッド
のマクベス濃度値「1.4」に比較して、大幅に向上し
ている。
【0052】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、サーマル
ヘッドにおいて、その中央表面に所定長さの共通電極部
が突出形成された基板と、前記共通電極部より一方の側
の、前記基板の表面に形成された第1の絶縁体と、前記
共通電極部より他方の側の、前記基板の表面に形成され
た第2の絶縁体と、前記第1の絶縁体の表面に長尺方向
に所定の間隔D1で形成され、かつその一端部が前記共
通電極部に電気的に接合された複数の第1の発熱抵抗体
と、前記第2の絶縁体の表面に長尺方向に所定の間隔D
1で形成され、かつその一端部が前記共通電極部に電気
的に接合された複数の第2の発熱抵抗体とを具備し、前
記第1の発熱抵抗体と前記第2の発熱抵抗体とが、長尺
方向にD1>D2である間隔D2ずらされて形成されて
いるため、第1の発熱抵抗体によりプリントされるドッ
トと、第2の発熱抵抗体によりプリントされるドットと
が互い違いに千鳥状の位置関係となるので、プリントさ
れるドットの密度が高められ、かつ、これらの発熱抵抗
体の加工寸法が、従来とほぼ同一なので発熱抵抗体の抵
抗値のバラツキや歩留まりの低下を起こさずサーマルヘ
ッドを製造できる効果がある。
【0053】請求項2記載の発明によれば、サーマルヘ
ッドにおいて、前記第1の発熱抵抗体と前記第2の発熱
抵抗体とは、長尺方向に、間隔D1の1/2の距離ずら
されて形成されているため、第1の発熱抵抗体によりプ
リントされるドットと、第2の発熱抵抗体によりプリン
トされるドットとが互い違いに千鳥状の位置関係となる
ので、プリントされるドットの密度が高められる効果が
ある。
【0054】請求項3記載の発明によれば、サーマルヘ
ッドにおいて、前記第1の発熱抵抗体と前記第2の発熱
抵抗体との間隔は、印刷時において、走査方向と副走査
方向との印刷間隔が等しくなる値であるため、第1の発
熱抵抗体によりプリントされるドットと、第2の発熱抵
抗体によりプリントされるドットとが互い違いに一定の
間隔で千鳥状の位置関係となるので、プリント結果が見
やすくなる効果がある。
【0055】請求項4記載の発明によれば、サーマルヘ
ッドにおいて、その出力端子が前記第1の発熱抵抗体の
他端部に接続され、前記第1の発熱抵抗体の前記他端部
と、前記共通電極部との間に、印刷データに応じたパル
ス幅の第1のパルス電圧を印加する第1の制御手段と、
その出力端子が前記第2の発熱抵抗体の他端部に接続さ
れ、前記第2の発熱抵抗体の前記他端部と、前記共通電
極部との間に、前記印刷データに応じたパルス幅の第2
のパルス電圧を印加する第2の制御手段とを具備するた
め、第1の発熱抵抗体と第2の発熱抵抗体との発熱制御
を別々に行うことが可能なので、各発熱抵抗体の前後の
発熱における発熱エネルギーを考慮したきめ細かな制御
ができ、かつ、第1の発熱抵抗体と第2の発熱抵抗体と
で異なったデータをプリントできる効果がある。
【0056】請求項5記載の発明によれば、サーマルヘ
ッドにおいて、前記基板は、金属材料により形成されて
いるため、突出形成された共通電極部に大電流を流すこ
とが可能となり、かつ、発熱抵抗体の熱エネルギーによ
るストレスに対応できる効果がある。
【0057】請求項6記載の発明によれば、サーマルヘ
ッドにおいて、前記共通電極部の幅は、0mmを超え、
2mm以下で形成されるため、第1の発熱抵抗体のドッ
トのラインと第2の発熱抵抗体のドットのラインとの間
隔が狭められるので、これらの発熱抵抗体を同時にプリ
ントさせる場合のドット密度を上げる効果がある。
【0058】請求項7記載の発明によれば、サーマルヘ
ッドにおいて、前記第1の絶縁体および前記第2の絶縁
体は、共にガラス材料により形成されているため、容易
に作成でき、かつ高い絶縁性をもつ効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態によるサーマルヘッドの
外観構成を示す表面図である。
【図2】 図1に示すB−B’線視断面図である。
【図3】 本発明の一実施形態によるサーマルヘッドの
発熱抵抗体の加工状態を示す図である。
【図4】 図3に示す発熱抵抗体を持つサーマルヘッド
における昇華プリント方式によるプリント結果を示す図
である。
【図5】 従来のサーマルヘッドの外観構成を示す斜視
図である。
【図6】 従来のサーマルヘッドの外観構成を示す表面
図である。
【図7】 図6に示すA−A’線視断面図である。
【図8】 サーマルヘッドの電気的構成を示す等価回路
の図である。
【図9】 300DPIのサーマルヘッドにおける発熱
抵抗体の加工状態を示す図である。
【図10】 600DPIのサーマルヘッドにおける発
熱抵抗体の加工状態を示す図である。
【図11】 図9に示す発熱抵抗体を持つサーマルヘッ
ドにおける昇華プリント方式によるプリント結果を示す
図である。
【図12】 図10に示す発熱抵抗体を持つサーマルヘ
ッドにおける昇華プリント方式によるプリント結果を示
す図である。
【符号の説明】
1 ステンレス基板 2 ステンレス層 3 表面グレーズガラス層 4 裏面グレーズガラス層 5 突起部 6、7 グレーズ部 8 半導体膜 9 第1の発熱抵抗体 10 第2の発熱抵抗体 11 共通電極 15、23 コントロールIC

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 その中央表面に所定長さの共通電極部が
    突出形成された基板と、 前記共通電極部より一方の側の前記基板の表面に形成さ
    れた第1の絶縁体と、 前記共通電極部より他方の側の前記基板の表面に形成さ
    れた第2の絶縁体と、 前記第1の絶縁体の表面に長尺方向に所定の間隔D1で
    形成され、かつその一端部が前記共通電極部に電気的に
    接合された複数の第1の発熱抵抗体と、 前記第2の絶縁体の表面に長尺方向に所定の間隔D1で
    形成され、かつその一端部が前記共通電極部に電気的に
    接合された複数の第2の発熱抵抗体と、 を具備し、 前記第1の発熱抵抗体と前記第2の発熱抵抗体とが、長
    尺方向にD1>D2である間隔D2ずらされて形成され
    ていることを特徴とするサーマルヘッド。
  2. 【請求項2】 前記第1の発熱抵抗体と前記第2の発熱
    抵抗体とは、長尺方向に、間隔D1の1/2の距離ずら
    されて形成されていることを特徴とする請求項1記載の
    サーマルヘッド。
  3. 【請求項3】 前記第1の発熱抵抗体と前記第2の発熱
    抵抗体との間隔は、印刷時において、走査方向と副走査
    方向との印刷間隔が等しくなる値であることを特徴とす
    る請求項1または請求項2記載のサーマルヘッド。
  4. 【請求項4】 その出力端子が前記第1の発熱抵抗体の
    他端部に接続され、前記第1の発熱抵抗体の前記他端部
    と、前記共通電極部との間に、印刷データに応じたパル
    ス幅の第1のパルス電圧を印加する第1の制御手段と、 その出力端子が前記第2の発熱抵抗体の他端部に接続さ
    れ、前記第2の発熱抵抗体の前記他端部と、前記共通電
    極部との間に、前記印刷データに応じたパルス幅の第2
    のパルス電圧を印加する第2の制御手段とを具備するこ
    とを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記
    載のサーマルヘッド。
  5. 【請求項5】 前記基板は、金属材料により形成されて
    いることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれ
    かに記載のサーマルヘッド。
  6. 【請求項6】 前記共通電極部の幅は、0mmを超え、
    2mm以下で形成されることを特徴とする請求項1ない
    し請求項5のいずれかに記載のサーマルヘッド。
  7. 【請求項7】 前記第1の絶縁体および前記第2の絶縁
    体は、共にガラス材料により形成されていることを特徴
    とする請求項1または請求項6のいずれかに記載のサー
    マルヘッド。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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