JPH10315632A - 熱転写プリンタ用インクフィルム - Google Patents
熱転写プリンタ用インクフィルムInfo
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- JPH10315632A JPH10315632A JP9132116A JP13211697A JPH10315632A JP H10315632 A JPH10315632 A JP H10315632A JP 9132116 A JP9132116 A JP 9132116A JP 13211697 A JP13211697 A JP 13211697A JP H10315632 A JPH10315632 A JP H10315632A
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- layer
- resin
- ink film
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 熱転写プリンタに使用して光沢のある高印刷
品位のフルカラー画像を得ることのできるインクフィル
ムを提供することを目的とする。 【解決手段】 熱転写プリンタ用インクフィルム15と
して、熱溶融性のインク層18と該インク層が形成され
ていない樹脂層19の領域からなり、前記樹脂層19は
前記インク層の溶融したインクと接着しない耐熱性樹脂
がが塗布されている構成とした。このインクフィルム1
5を用いて、受像紙14に前記インク層18を溶融・転
写して画像記録を行なった後に、前記樹脂層19を介し
て記録後の画像形成領域部分を前記サーマルヘッド7を
用いて再加熱するようにした。
品位のフルカラー画像を得ることのできるインクフィル
ムを提供することを目的とする。 【解決手段】 熱転写プリンタ用インクフィルム15と
して、熱溶融性のインク層18と該インク層が形成され
ていない樹脂層19の領域からなり、前記樹脂層19は
前記インク層の溶融したインクと接着しない耐熱性樹脂
がが塗布されている構成とした。このインクフィルム1
5を用いて、受像紙14に前記インク層18を溶融・転
写して画像記録を行なった後に、前記樹脂層19を介し
て記録後の画像形成領域部分を前記サーマルヘッド7を
用いて再加熱するようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱転写プリンタに
使用するインクフィルムにかかり、特に熱溶融性インク
を用いて光沢があり且つ擦過性に優れたフルカラー画像
を得るのに適したインクフィルムに関する。
使用するインクフィルムにかかり、特に熱溶融性インク
を用いて光沢があり且つ擦過性に優れたフルカラー画像
を得るのに適したインクフィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、熱転写プリンタは、その高記
録品質、低騒音、低コスト及びメンテナンスの容易性な
どの理由により、コンピュータ、ワードプロセッサ等の
出力装置として広く使用されている。このような熱転写
プリンタにおいては、サーマルヘッドに形成された複数
の発熱素子を選択的に駆動制御して、インクフィルムの
インクを受像紙(記録用紙)に溶融・転写させること
で、所望の画像の記録を行なうようにしている。
録品質、低騒音、低コスト及びメンテナンスの容易性な
どの理由により、コンピュータ、ワードプロセッサ等の
出力装置として広く使用されている。このような熱転写
プリンタにおいては、サーマルヘッドに形成された複数
の発熱素子を選択的に駆動制御して、インクフィルムの
インクを受像紙(記録用紙)に溶融・転写させること
で、所望の画像の記録を行なうようにしている。
【0003】つまり、ポリエチレンテレフタレート、ポ
リエチレンナフタレート、ポリアリレート等からなる1
〜5ミクロン程度の厚さの耐熱性フィルム上に、常温で
は固体となるインク層を均一に約0.5〜4ミクロン程
度の厚さで塗布したインクフィルムを用い、このインク
フィルムと受像紙とを介してサーマルヘッドをプラテン
に圧接した状態で、サーマルヘッドの発熱素子を記録信
号に基づいて選択的に駆動制御してインクフィルムのイ
ンク層を溶融し受像紙に転写させた後、インクフィルム
を受像紙から引き剥がすことで、所望の画像を記録する
ようにしているものである。
リエチレンナフタレート、ポリアリレート等からなる1
〜5ミクロン程度の厚さの耐熱性フィルム上に、常温で
は固体となるインク層を均一に約0.5〜4ミクロン程
度の厚さで塗布したインクフィルムを用い、このインク
フィルムと受像紙とを介してサーマルヘッドをプラテン
に圧接した状態で、サーマルヘッドの発熱素子を記録信
号に基づいて選択的に駆動制御してインクフィルムのイ
ンク層を溶融し受像紙に転写させた後、インクフィルム
を受像紙から引き剥がすことで、所望の画像を記録する
ようにしているものである。
【0004】この熱転写プリンタには、サーマルヘッド
を搭載したキャリッジをプラテンに沿って印字桁方向に
往復移動させて記録を行なうシリアルタイプと、1ライ
ン分(印字幅分)の発熱素子を形成したサーマルヘッド
をプラテンに圧接し、インクフィルムと受像紙とを搬送
しながら記録を行なうラインタイプとがある。このよう
な熱転写プリンタにおいて、受像紙にフルカラー画像を
記録する場合は、少なくともイエロー、マゼンタ及びシ
アンの3色のインクをディザ法や誤差拡散法を用いて擬
似的に階調表現を行なったり、1ドットの径を変化させ
るドット径可変方式を用いて多値階調表現を行なってい
る。
を搭載したキャリッジをプラテンに沿って印字桁方向に
往復移動させて記録を行なうシリアルタイプと、1ライ
ン分(印字幅分)の発熱素子を形成したサーマルヘッド
をプラテンに圧接し、インクフィルムと受像紙とを搬送
しながら記録を行なうラインタイプとがある。このよう
な熱転写プリンタにおいて、受像紙にフルカラー画像を
記録する場合は、少なくともイエロー、マゼンタ及びシ
アンの3色のインクをディザ法や誤差拡散法を用いて擬
似的に階調表現を行なったり、1ドットの径を変化させ
るドット径可変方式を用いて多値階調表現を行なってい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た熱転写プリンタにおいては、インクフィルムが受像紙
から引き剥がされる際に受像紙に転写されたインク層の
表面に凹凸が生じたり、転写されたドットのエッジがめ
くれたりすることで、インク層の表面で白色光の乱反射
が起こり、色の彩度が低下することでくすみが生じ、高
品質の記録画像を得るための阻害要因となっている。こ
のため、熱溶融性インクフィルムを用いて記録を行なう
場合でも、転写されたインク層表面の凹凸によるくすみ
がなく、また擦過性に優れた記録画像を得ることが求め
られている。
た熱転写プリンタにおいては、インクフィルムが受像紙
から引き剥がされる際に受像紙に転写されたインク層の
表面に凹凸が生じたり、転写されたドットのエッジがめ
くれたりすることで、インク層の表面で白色光の乱反射
が起こり、色の彩度が低下することでくすみが生じ、高
品質の記録画像を得るための阻害要因となっている。こ
のため、熱溶融性インクフィルムを用いて記録を行なう
場合でも、転写されたインク層表面の凹凸によるくすみ
がなく、また擦過性に優れた記録画像を得ることが求め
られている。
【0006】本発明はこれらの点に鑑みなされたもの
で、熱転写プリンタを用いて受像紙に画像特にフルカラ
ー画像を記録する場合においても、くすみがなくより高
品質の記録画像を得ることができるとともに、擦過性に
優れた記録画像を得ることのできるインクフィルムを提
供することを目的とするものである。
で、熱転写プリンタを用いて受像紙に画像特にフルカラ
ー画像を記録する場合においても、くすみがなくより高
品質の記録画像を得ることができるとともに、擦過性に
優れた記録画像を得ることのできるインクフィルムを提
供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ため特許請求の範囲の請求項1に記載の本発明の熱転写
プリンタ用インクフィルムの特徴は、インク層と該イン
ク層が形成されていない樹脂層の領域からなり、該樹脂
層領域が前記インク層の溶融したインクと接着しない耐
熱性樹脂がが塗布されていることにある。そして、この
ように構成としたことにより、受像紙に転写されたイン
ク層の表面を強制的に平滑化でき、その結果、くすみの
ない高品質の画像を得ることができる。また、転写され
たインク層は、その一部が受像紙の表面に形成された微
細孔の中に浸透するために、擦過性に対しても優れたも
のとなる。
ため特許請求の範囲の請求項1に記載の本発明の熱転写
プリンタ用インクフィルムの特徴は、インク層と該イン
ク層が形成されていない樹脂層の領域からなり、該樹脂
層領域が前記インク層の溶融したインクと接着しない耐
熱性樹脂がが塗布されていることにある。そして、この
ように構成としたことにより、受像紙に転写されたイン
ク層の表面を強制的に平滑化でき、その結果、くすみの
ない高品質の画像を得ることができる。また、転写され
たインク層は、その一部が受像紙の表面に形成された微
細孔の中に浸透するために、擦過性に対しても優れたも
のとなる。
【0008】また、特許請求の範囲の請求項2に記載の
本発明の熱転写プリンタ用インクフィルムの特徴は、そ
の長手方向に、イエロー、マゼンタ、シアンの3色のイ
ンク層あるいはこれらの3色にブラックをあわせた4色
のインク層に加えてインク層が形成されていない樹脂層
部分が順次繰り返して形成されたカラーインクフィルム
としたことにある。
本発明の熱転写プリンタ用インクフィルムの特徴は、そ
の長手方向に、イエロー、マゼンタ、シアンの3色のイ
ンク層あるいはこれらの3色にブラックをあわせた4色
のインク層に加えてインク層が形成されていない樹脂層
部分が順次繰り返して形成されたカラーインクフィルム
としたことにある。
【0009】さらにまた、特許請求の範囲の請求項3に
記載された発明の特徴は、前記耐熱性樹脂は、ニトロセ
ルロース樹脂、フッ素樹脂、シリコーン樹脂あるいはこ
れらの変性樹脂であるシリコーン変性ウレタン樹脂、シ
リコーン変性アクリル樹脂の内から選択したことにあ
る。
記載された発明の特徴は、前記耐熱性樹脂は、ニトロセ
ルロース樹脂、フッ素樹脂、シリコーン樹脂あるいはこ
れらの変性樹脂であるシリコーン変性ウレタン樹脂、シ
リコーン変性アクリル樹脂の内から選択したことにあ
る。
【0010】そして本発明の熱転写プリンタ用インクフ
ィルムは、上述の構成としたことにより、インク層部分
を用いて受像紙に転写・記録でき、この記録されたイン
ク層の表面を前記樹脂層を介して再溶融することで強制
的に平滑化でき、その結果、くすみのない高品質の画像
を、1工程で得ることができるものである。また、前記
樹脂層には、溶融したインク層とは接着しない耐熱樹脂
が塗布されているために再溶融時に受像紙に転写された
インク層がインクフィルムに接着することがなく、記録
画像のインクが剥がれてしまうことがない。
ィルムは、上述の構成としたことにより、インク層部分
を用いて受像紙に転写・記録でき、この記録されたイン
ク層の表面を前記樹脂層を介して再溶融することで強制
的に平滑化でき、その結果、くすみのない高品質の画像
を、1工程で得ることができるものである。また、前記
樹脂層には、溶融したインク層とは接着しない耐熱樹脂
が塗布されているために再溶融時に受像紙に転写された
インク層がインクフィルムに接着することがなく、記録
画像のインクが剥がれてしまうことがない。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図を参照して説明する。図1から図3は、本発明の熱転
写プリンタ用インクフィルムの一実施形態を示すもの
で、図1はその構成を示す平面図、図2はインク層部分
の構造を示す断面図であり図3は樹脂層部分の構造を示
す断面図である。また、図4及び図5は本発明のインク
フィルムを使用する熱転写プリンタの説明するためのも
のであり、図4は概略構成を示す平面図、図5はその要
部構成を説明するための側面図である。また、図6は受
像紙の部分断面図であり、そして図7は熱転写プリンタ
の制御部の概略を示すブロック図である。
図を参照して説明する。図1から図3は、本発明の熱転
写プリンタ用インクフィルムの一実施形態を示すもの
で、図1はその構成を示す平面図、図2はインク層部分
の構造を示す断面図であり図3は樹脂層部分の構造を示
す断面図である。また、図4及び図5は本発明のインク
フィルムを使用する熱転写プリンタの説明するためのも
のであり、図4は概略構成を示す平面図、図5はその要
部構成を説明するための側面図である。また、図6は受
像紙の部分断面図であり、そして図7は熱転写プリンタ
の制御部の概略を示すブロック図である。
【0012】図4に示すように、熱転写プリンタ1のフ
レーム2には、印字幅領域にわたって平板状のプラテン
3が配設され、フレーム2の左右の両側板2a,2b間
には該プラテン3と平行にガイドシャフト4が架け渡さ
れている。また、図1において下方に示すフレーム2の
全面板2cの端縁には、プラテン3に向って延出された
平面略平板状のフランジ部5が形成されている。
レーム2には、印字幅領域にわたって平板状のプラテン
3が配設され、フレーム2の左右の両側板2a,2b間
には該プラテン3と平行にガイドシャフト4が架け渡さ
れている。また、図1において下方に示すフレーム2の
全面板2cの端縁には、プラテン3に向って延出された
平面略平板状のフランジ部5が形成されている。
【0013】前記ガイドシャフト4には、キャリッジ6
がプラテン3に沿って往復動自在に保持されており、こ
のキャリッジ6には複数の発熱素子7aがキャリッジ6
の移動方向と垂直に整列されたサーマルヘッド7が、そ
の発熱素子7aの形成面がプラテン3に対向する位置と
なるように搭載され、図示しないヘッド圧接機構により
プラテン3に対して接離自在とされている。
がプラテン3に沿って往復動自在に保持されており、こ
のキャリッジ6には複数の発熱素子7aがキャリッジ6
の移動方向と垂直に整列されたサーマルヘッド7が、そ
の発熱素子7aの形成面がプラテン3に対向する位置と
なるように搭載され、図示しないヘッド圧接機構により
プラテン3に対して接離自在とされている。
【0014】また、キャリッジ6は、図5に示すように
その前端縁側の突部6aがフレーム2の前記フランジ部
に摺動自在に支持されるようになっている。さらに、キ
ャリッジ6の下方には、無端状の歯付ベルト8が配設さ
れており、その一部がキャリッジ6に固着されている。
また、この歯付ベルト8は、フレーム2の図1において
左右両端部近傍に配設された一対のプーリ9a,9bに
架け渡されている。この1対のプーリ9a,9bのうち
一方のプーリ9aは、図4において破線にて示すステッ
ピングモータ10の駆動力が伝達されて回転駆動される
駆動プーリ9aであり、他方は歯付ベルト8の移動に伴
って回転自在な従動プーリ9bである。そして、ステッ
ピングモータ10を駆動することにより、歯付ベルト8
が駆動されることでキャリッジ6がプラテン3に沿って
ガイドシャフト4及びフランジ部上を往復移動するよう
になっている。
その前端縁側の突部6aがフレーム2の前記フランジ部
に摺動自在に支持されるようになっている。さらに、キ
ャリッジ6の下方には、無端状の歯付ベルト8が配設さ
れており、その一部がキャリッジ6に固着されている。
また、この歯付ベルト8は、フレーム2の図1において
左右両端部近傍に配設された一対のプーリ9a,9bに
架け渡されている。この1対のプーリ9a,9bのうち
一方のプーリ9aは、図4において破線にて示すステッ
ピングモータ10の駆動力が伝達されて回転駆動される
駆動プーリ9aであり、他方は歯付ベルト8の移動に伴
って回転自在な従動プーリ9bである。そして、ステッ
ピングモータ10を駆動することにより、歯付ベルト8
が駆動されることでキャリッジ6がプラテン3に沿って
ガイドシャフト4及びフランジ部上を往復移動するよう
になっている。
【0015】さらにまた、キャリッジ6の上面には、後
述する長尺状のインクフィルム15を収納し、このイン
クフィルム15をサーマルヘッド7の前方に案内するリ
ボンカセット11が装着可能とされている。そして、キ
ャリッジ6には、巻取りボビン12及び供給ボビン13
がそれぞれキャリッジ6の上面から突出するようにして
配設されている。この巻取りボビン12及び供給ボビン
13は周知のインクフィルム15の走行機構の一部を構
成するものであり、記録時には、図示しない巻取りモー
タにより巻取りボビン12が回転駆動されてインクフィ
ルム15を巻き取ることで、記録に使用したインクフィ
ルム15を受像紙14から引き剥がすとともにインクフ
ィルム15を走行させるようになっている。
述する長尺状のインクフィルム15を収納し、このイン
クフィルム15をサーマルヘッド7の前方に案内するリ
ボンカセット11が装着可能とされている。そして、キ
ャリッジ6には、巻取りボビン12及び供給ボビン13
がそれぞれキャリッジ6の上面から突出するようにして
配設されている。この巻取りボビン12及び供給ボビン
13は周知のインクフィルム15の走行機構の一部を構
成するものであり、記録時には、図示しない巻取りモー
タにより巻取りボビン12が回転駆動されてインクフィ
ルム15を巻き取ることで、記録に使用したインクフィ
ルム15を受像紙14から引き剥がすとともにインクフ
ィルム15を走行させるようになっている。
【0016】図1〜図3は本発明に係るインクフィルム
を示す説明図であり、図1はその構成を説明するための
平面図、図2はそのインク層部分の断面図であり、図3
は樹脂層部分の断面図である。図示したように、インク
フィルム15は、ポリエチレンテレフタレート、ポリエ
チレンナフタレートあるいはポリアリレート等の耐熱性
樹脂フィルムからなる厚さ1〜5ミクロン程度の基材1
6の表面に、その長手方向に、厚さ0.1〜0.5ミク
ロンの剥離層17を介して厚さが0.5〜5ミクロン程
度のイエロー(Y)18a、マゼンタ(M)18b及び
シアン(C)18cの着色剤を含有するインク層18部
分と、シアン18cの後にインク層18ではなく、ニト
ロセルロース樹脂、フッ素樹脂、シリコーン樹脂あるい
はこれらの変性樹脂であるシリコーン変性ウレタン樹
脂、シリコーン変性アクリル樹脂等の耐熱性樹脂からな
るスティック防止層(S)が形成された厚さが0.05
〜5.5ミクロン樹脂層19部分とがこの順序を1単位
として、繰り返し形成された構造となっている。なお、
図5に示すように、前記樹脂層19と基材16との間に
は前記剥離層17は設けていない。
を示す説明図であり、図1はその構成を説明するための
平面図、図2はそのインク層部分の断面図であり、図3
は樹脂層部分の断面図である。図示したように、インク
フィルム15は、ポリエチレンテレフタレート、ポリエ
チレンナフタレートあるいはポリアリレート等の耐熱性
樹脂フィルムからなる厚さ1〜5ミクロン程度の基材1
6の表面に、その長手方向に、厚さ0.1〜0.5ミク
ロンの剥離層17を介して厚さが0.5〜5ミクロン程
度のイエロー(Y)18a、マゼンタ(M)18b及び
シアン(C)18cの着色剤を含有するインク層18部
分と、シアン18cの後にインク層18ではなく、ニト
ロセルロース樹脂、フッ素樹脂、シリコーン樹脂あるい
はこれらの変性樹脂であるシリコーン変性ウレタン樹
脂、シリコーン変性アクリル樹脂等の耐熱性樹脂からな
るスティック防止層(S)が形成された厚さが0.05
〜5.5ミクロン樹脂層19部分とがこの順序を1単位
として、繰り返し形成された構造となっている。なお、
図5に示すように、前記樹脂層19と基材16との間に
は前記剥離層17は設けていない。
【0017】また、基材16の裏面(サーマルヘッドが
当接する面)には、ニトロセルロース樹脂、フッ素樹
脂、シリコーン樹脂あるいはこれらの変性樹脂であるシ
リコーン変性ウレタン樹脂、シリコーン変性アクリル樹
脂等の耐熱性樹脂からなる背面層20が0.3から1ミ
クロン程度の厚さで設けられている。さらに、各色のイ
ンク層18の先頭部には、各インク層18の色あるいは
樹脂層19であることを識別するための識別マーカ21
a,21b,21c,21dが形成されており、キャリ
ッジ6上に配設された反射型の光センサ22(図5参
照)でこの識別マーカ21a,21b,21c,21d
が検出されることで、インク層18の色あるいは樹脂層
19であることを検出できるようになっている。
当接する面)には、ニトロセルロース樹脂、フッ素樹
脂、シリコーン樹脂あるいはこれらの変性樹脂であるシ
リコーン変性ウレタン樹脂、シリコーン変性アクリル樹
脂等の耐熱性樹脂からなる背面層20が0.3から1ミ
クロン程度の厚さで設けられている。さらに、各色のイ
ンク層18の先頭部には、各インク層18の色あるいは
樹脂層19であることを識別するための識別マーカ21
a,21b,21c,21dが形成されており、キャリ
ッジ6上に配設された反射型の光センサ22(図5参
照)でこの識別マーカ21a,21b,21c,21d
が検出されることで、インク層18の色あるいは樹脂層
19であることを検出できるようになっている。
【0018】さらにまた、プラテン3の下方には、受像
紙14をプラテン3とサーマルヘッド7との間に搬送す
るための紙送りローラ23が回転可能に配設されてい
る。この紙送りローラ23に対して、回転自在に保持さ
れた複数の小ローラ24a,24bが圧接可能となるよ
うに配設され、紙送りローラ23と小ローラ24a、2
4bとで受像紙14を挟持した状態で、紙送りモータP
Mの回転力が伝達されて紙送りローラ23が回転駆動さ
れることで受像紙14の搬送を行なうようになってい
る。また、紙送りローラ23の周囲の一部に、その外周
に所定の間隔を持って沿わせた受像紙14の走行経路を
構成する紙ガイド25が配設されている。さらに、小ロ
ーラ24aの紙送り方向下流側で且つ小ローラ24bの
紙送り方向上流側には、受像紙14の有無を検出するた
めの用紙検出手段26が備えられている。
紙14をプラテン3とサーマルヘッド7との間に搬送す
るための紙送りローラ23が回転可能に配設されてい
る。この紙送りローラ23に対して、回転自在に保持さ
れた複数の小ローラ24a,24bが圧接可能となるよ
うに配設され、紙送りローラ23と小ローラ24a、2
4bとで受像紙14を挟持した状態で、紙送りモータP
Mの回転力が伝達されて紙送りローラ23が回転駆動さ
れることで受像紙14の搬送を行なうようになってい
る。また、紙送りローラ23の周囲の一部に、その外周
に所定の間隔を持って沿わせた受像紙14の走行経路を
構成する紙ガイド25が配設されている。さらに、小ロ
ーラ24aの紙送り方向下流側で且つ小ローラ24bの
紙送り方向上流側には、受像紙14の有無を検出するた
めの用紙検出手段26が備えられている。
【0019】図6は、受像紙14の構造を示す断面図で
ある。図示したように、通常の用紙等よりなる基材14
aの表面に、1〜20ミクロン程度の厚さの、例えばポ
リプロピレン等の透明フィルムからなるコート層14b
が形成されている。そして、このコート層14bには、
その径が5〜20ミクロン程度の非常に多くの微細孔1
4cが形成されている。なお、該コート層14bの厚さ
については厚くなりすぎると、前記微細孔14cの表面
と底面との段差が大きくなって後述するインクが転写さ
れにくく、薄すぎるとコーティング自体ができない。ま
た、前記微細孔14cの径が大きくなるすぎると、転写
されるインクが全て該孔内に入り込むため、完全にイン
クが転写されず、小さすぎると孔内に浸透しなくなる。
ある。図示したように、通常の用紙等よりなる基材14
aの表面に、1〜20ミクロン程度の厚さの、例えばポ
リプロピレン等の透明フィルムからなるコート層14b
が形成されている。そして、このコート層14bには、
その径が5〜20ミクロン程度の非常に多くの微細孔1
4cが形成されている。なお、該コート層14bの厚さ
については厚くなりすぎると、前記微細孔14cの表面
と底面との段差が大きくなって後述するインクが転写さ
れにくく、薄すぎるとコーティング自体ができない。ま
た、前記微細孔14cの径が大きくなるすぎると、転写
されるインクが全て該孔内に入り込むため、完全にイン
クが転写されず、小さすぎると孔内に浸透しなくなる。
【0020】そして、前記サーマルヘッド、ヘッド駆動
機構、リボン走行機構及び紙送りモータ等は、制御手段
からの制御信号により駆動されるようになっている。ま
た、フレーム2の所定の位置には、この熱転写プリンタ
1の前記各部の動作を制御するための制御手段27が配
設されている。この制御手段27は、図7に示すよう
に、少なくともCPU28と、適宜な容量のROM、R
AM等により構成されたメモリ29と、熱転写プリンタ
1の前記各部を駆動するためのコントローラ30とを有
している。
機構、リボン走行機構及び紙送りモータ等は、制御手段
からの制御信号により駆動されるようになっている。ま
た、フレーム2の所定の位置には、この熱転写プリンタ
1の前記各部の動作を制御するための制御手段27が配
設されている。この制御手段27は、図7に示すよう
に、少なくともCPU28と、適宜な容量のROM、R
AM等により構成されたメモリ29と、熱転写プリンタ
1の前記各部を駆動するためのコントローラ30とを有
している。
【0021】前記メモリ29には、少なくとも記録のた
めの記録情報がイエロー、マゼンタ、シアンの3色に色
分解されて色別毎の記録データとして格納されるように
なっており、実際の記録を行なう際に記録に使用される
インクフィルム15のインク層18の色に対応する色の
記録データをコントローラ30へ出力し、このコントロ
ーラ30がサーマルヘッド7の発熱素子7aを記録デー
タに応じて選択的に駆動するようになっている。
めの記録情報がイエロー、マゼンタ、シアンの3色に色
分解されて色別毎の記録データとして格納されるように
なっており、実際の記録を行なう際に記録に使用される
インクフィルム15のインク層18の色に対応する色の
記録データをコントローラ30へ出力し、このコントロ
ーラ30がサーマルヘッド7の発熱素子7aを記録デー
タに応じて選択的に駆動するようになっている。
【0022】また、メモリ29には、少なくとも前記イ
ンクフィルム15の各色のインク層18を重ねて受像紙
14に転写・記録した後、樹脂層19を介してこの記録
部分を再加熱することで記録画像領域のインク層の表面
を強制的に平滑化するプログラムを格納した画像調整部
31を有している。この画像調整部31には、再加熱動
作を行なう際に、インクフィルム15のインク層18を
溶融・転写する際に前記サーマルヘッド7の発熱素子7
aに供給する最大エネルギよりも少ない通電エネルギ、
例えば、記録時のサーマルヘッド7の発熱素子7aへ供
給する最大の通電エネルギを100%とすると、再加熱
を行なう際の通電エネルギを例えば10〜50%程度に
制御するようなプログラムが格納された制御部31aが
設けられている。なお、この再加熱を行なう際のサーマ
ルヘッド7の発熱素子7aに供給される通電エネルギ
は、使用する受像紙14の種類やインクフィルム15の
厚さなどにより適正な値を設定すればよい。また、通電
エネルギを調整する手段として、キャリッジ6の移動速
度を記録時よりも早くすることで、制御するようにして
もよい。
ンクフィルム15の各色のインク層18を重ねて受像紙
14に転写・記録した後、樹脂層19を介してこの記録
部分を再加熱することで記録画像領域のインク層の表面
を強制的に平滑化するプログラムを格納した画像調整部
31を有している。この画像調整部31には、再加熱動
作を行なう際に、インクフィルム15のインク層18を
溶融・転写する際に前記サーマルヘッド7の発熱素子7
aに供給する最大エネルギよりも少ない通電エネルギ、
例えば、記録時のサーマルヘッド7の発熱素子7aへ供
給する最大の通電エネルギを100%とすると、再加熱
を行なう際の通電エネルギを例えば10〜50%程度に
制御するようなプログラムが格納された制御部31aが
設けられている。なお、この再加熱を行なう際のサーマ
ルヘッド7の発熱素子7aに供給される通電エネルギ
は、使用する受像紙14の種類やインクフィルム15の
厚さなどにより適正な値を設定すればよい。また、通電
エネルギを調整する手段として、キャリッジ6の移動速
度を記録時よりも早くすることで、制御するようにして
もよい。
【0023】さらに、メモリ29には、記録情報に基づ
いて、少なくとも記録時のサーマルヘッド7の発熱素子
7aへの通電制御、プラテン3に対するサーマルヘッド
7の接離動作、キャリッジ6の駆動制御、あるいは紙送
り機構による受像紙の搬送動作等の各部の動作を制御す
るプログラムや、リボンカセット11中に収納されたイ
ンクフィルム15の各インク層18の識別マーカク21
a〜21dの検出等のプログラム31bも格納されてい
る。
いて、少なくとも記録時のサーマルヘッド7の発熱素子
7aへの通電制御、プラテン3に対するサーマルヘッド
7の接離動作、キャリッジ6の駆動制御、あるいは紙送
り機構による受像紙の搬送動作等の各部の動作を制御す
るプログラムや、リボンカセット11中に収納されたイ
ンクフィルム15の各インク層18の識別マーカク21
a〜21dの検出等のプログラム31bも格納されてい
る。
【0024】次に、上述した構成からなるインクフィル
ムを用いての熱転写プリンタにおける作用について説明
する。コンピュータ等の外部装置(図示せず)より熱転
写プリンタ1の制御部に入力された記録情報は、使用さ
れるイエロー、マゼンタ及びシアンの3色の色情報に分
解されて各色別の記録データとしてメモリ29に保存さ
れる。そして、記録開始位置まで搬送された受像紙14
に対して記録が行なわれるが、まず、巻取りボビン12
を駆動してインクフィルム15を巻取り、光センサ22
にてイエロー18aの識別マーカ21aを検出する。こ
の光センサ22の位置から記録部(サーマルヘッド7の
発熱素子7aの前面)までは所定の距離があるので、さ
らに巻取りボビン12を回転させてインクフィルム15
を搬送し、イエロー18aのインク層18の先頭部をサ
ーマルヘッド7の前方に位置させる。そして、ヘッド圧
接機構を駆動してサーマルヘッド7をプラテン3に圧接
させて、キャリッジ6を移動させながら、イエロー18
aの記録データに基づいて発熱素子7aを選択的に駆動
してインク層18を溶融・転写させて記録を行なう。イ
エロー18aでの記録を終えると、サーマルヘッド7を
プラテン3から離間させてキャリッジ6を駆動し印字開
始位置まで戻す。
ムを用いての熱転写プリンタにおける作用について説明
する。コンピュータ等の外部装置(図示せず)より熱転
写プリンタ1の制御部に入力された記録情報は、使用さ
れるイエロー、マゼンタ及びシアンの3色の色情報に分
解されて各色別の記録データとしてメモリ29に保存さ
れる。そして、記録開始位置まで搬送された受像紙14
に対して記録が行なわれるが、まず、巻取りボビン12
を駆動してインクフィルム15を巻取り、光センサ22
にてイエロー18aの識別マーカ21aを検出する。こ
の光センサ22の位置から記録部(サーマルヘッド7の
発熱素子7aの前面)までは所定の距離があるので、さ
らに巻取りボビン12を回転させてインクフィルム15
を搬送し、イエロー18aのインク層18の先頭部をサ
ーマルヘッド7の前方に位置させる。そして、ヘッド圧
接機構を駆動してサーマルヘッド7をプラテン3に圧接
させて、キャリッジ6を移動させながら、イエロー18
aの記録データに基づいて発熱素子7aを選択的に駆動
してインク層18を溶融・転写させて記録を行なう。イ
エロー18aでの記録を終えると、サーマルヘッド7を
プラテン3から離間させてキャリッジ6を駆動し印字開
始位置まで戻す。
【0025】次に、マゼンタ18bのインク層18の部
分で、イエロー部分に重ねてマゼンタ18bの記録信号
に基づいて記録を行なう。マゼンタ18bの記録を終え
ると、前述と同様にしてシアン18cでの記録を行な
う。3色での記録を終えると、インクフィルム15の樹
脂層19部分を用いて、再加熱を行ない、記録画像のイ
ンク層を再溶融させ、再溶融したインク層が冷却固化し
てからインクフィルム15を受像紙14から引き剥が
す。樹脂層19部分での再加熱を終えると、キャリッジ
6は、サーマルヘッド7をプラテン3から離間させた状
態で、印字開始位置まで戻る。この状態で、紙送りロー
ラ23が回転駆動され、サーマルヘッド7の発熱素子7
a幅分だけ受像紙14が搬送され、前述と同様にして次
行の記録、再加熱が行われる。この動作を複数回繰り返
して1頁分の記録が完了する。
分で、イエロー部分に重ねてマゼンタ18bの記録信号
に基づいて記録を行なう。マゼンタ18bの記録を終え
ると、前述と同様にしてシアン18cでの記録を行な
う。3色での記録を終えると、インクフィルム15の樹
脂層19部分を用いて、再加熱を行ない、記録画像のイ
ンク層を再溶融させ、再溶融したインク層が冷却固化し
てからインクフィルム15を受像紙14から引き剥が
す。樹脂層19部分での再加熱を終えると、キャリッジ
6は、サーマルヘッド7をプラテン3から離間させた状
態で、印字開始位置まで戻る。この状態で、紙送りロー
ラ23が回転駆動され、サーマルヘッド7の発熱素子7
a幅分だけ受像紙14が搬送され、前述と同様にして次
行の記録、再加熱が行われる。この動作を複数回繰り返
して1頁分の記録が完了する。
【0026】このように、各行において3色のインク層
18を用いてのフルカラー画像を形成した後、インクフ
ィルム15の樹脂層19部分を用いて画像形成領域が再
加熱されることにより、転写されたインク層の表面は平
滑化され、光沢を持った高品質の画像となる。また、再
加熱されることで、受像紙14の表面コート層14bの
微細孔14cが熱収縮を起こし、転写されたインク層は
このコート層14bにて保護されることになる。このた
め、擦れに対しインク層が剥がれにくくなりいわゆる擦
過性に優れたものとなる。
18を用いてのフルカラー画像を形成した後、インクフ
ィルム15の樹脂層19部分を用いて画像形成領域が再
加熱されることにより、転写されたインク層の表面は平
滑化され、光沢を持った高品質の画像となる。また、再
加熱されることで、受像紙14の表面コート層14bの
微細孔14cが熱収縮を起こし、転写されたインク層は
このコート層14bにて保護されることになる。このた
め、擦れに対しインク層が剥がれにくくなりいわゆる擦
過性に優れたものとなる。
【0027】図8は、本発明に係るインクフィルムのの
他の実施形態を示すもので、上述した第1実施形態とは
異なり、ライン方式の熱転写プリンタ用のインクフィル
ムである。また、図9は、このインクフィルムを使用す
るライン方式の熱転写プリンタの要部構成図である。図
8に示すように、インクフィルム32は、イエロー33
a、マゼンタ33b及びシアン33cのインク層33及
び樹脂層34部分が受像紙31の画像記録領域の面積と
同等もしくはそれ以上となるように形成されており、そ
れぞれのインク層33及び樹脂層34の先頭部には、各
色のインク層33あるいは樹脂層34部分を識別するた
めの識別マーカ35a,35b,35c,35dが形成
されており、記録に際しては、これらの識別マーカ35
a〜35dが図示しない識別センサにて検出される。
尚、このインクフィルム32の断面構造は、前述したイ
ンクフィルム15の構造と同じであるため説明を省略す
る。
他の実施形態を示すもので、上述した第1実施形態とは
異なり、ライン方式の熱転写プリンタ用のインクフィル
ムである。また、図9は、このインクフィルムを使用す
るライン方式の熱転写プリンタの要部構成図である。図
8に示すように、インクフィルム32は、イエロー33
a、マゼンタ33b及びシアン33cのインク層33及
び樹脂層34部分が受像紙31の画像記録領域の面積と
同等もしくはそれ以上となるように形成されており、そ
れぞれのインク層33及び樹脂層34の先頭部には、各
色のインク層33あるいは樹脂層34部分を識別するた
めの識別マーカ35a,35b,35c,35dが形成
されており、記録に際しては、これらの識別マーカ35
a〜35dが図示しない識別センサにて検出される。
尚、このインクフィルム32の断面構造は、前述したイ
ンクフィルム15の構造と同じであるため説明を省略す
る。
【0028】インクフィルム32の両端部は巻取りリー
ル36a及び供給リール36bに巻回されており、巻取
りリール36aが回転することにより、インクフィルム
32が巻き取られるようになっている。また、プラテン
ローラ37は円筒形状であり、このプラテンローラ37
を挟んで紙送りローラ38と排紙ローラ39とがそれぞ
れ図示しないモータにより回転駆動されるように配設さ
れている。また、紙送りローラ38及び排紙ローラ39
にはそれぞれ回転自在な複数の小ローラ40及び41が
圧接可能に配設されている。これらサーマルヘッド3
0、プラテンローラ37及び紙送り機構等を制御するた
めの制御部においては、上述した第1の実施形態と基本
的に同様の構成であるので詳細な説明については省略す
る。さらに、使用する受像紙31についても、上述した
第1の実施形態にて説明した受像紙と同じ構造であるた
め説明を省略する。
ル36a及び供給リール36bに巻回されており、巻取
りリール36aが回転することにより、インクフィルム
32が巻き取られるようになっている。また、プラテン
ローラ37は円筒形状であり、このプラテンローラ37
を挟んで紙送りローラ38と排紙ローラ39とがそれぞ
れ図示しないモータにより回転駆動されるように配設さ
れている。また、紙送りローラ38及び排紙ローラ39
にはそれぞれ回転自在な複数の小ローラ40及び41が
圧接可能に配設されている。これらサーマルヘッド3
0、プラテンローラ37及び紙送り機構等を制御するた
めの制御部においては、上述した第1の実施形態と基本
的に同様の構成であるので詳細な説明については省略す
る。さらに、使用する受像紙31についても、上述した
第1の実施形態にて説明した受像紙と同じ構造であるた
め説明を省略する。
【0029】次に、このインクフィルムを使用した熱転
写プリンタの記録方法について説明する。まず紙送りロ
ーラ38の駆動により記録開始位置まで受像紙31が搬
送され、インクフィルム32のイエロー33aの先頭部
がサーマルヘッド30に対向する位置まで送られると、
サーマルヘッド30がプラテンローラ37にこれらのイ
ンクフィルム32及び受像紙31を介して圧接される。
この状態で、プラテンローラ37、インクフィルム巻取
り機構及び紙送り機構が駆動されてインクフィルム32
の巻取り動作及び受像紙31の搬送動作を行ないなが
ら、サーマルヘッド30の発熱素子がイエローでの記録
信号により選択的に駆動されて、受像紙31にイエロー
33aのインク層33を用いての記録が行なわれる。
写プリンタの記録方法について説明する。まず紙送りロ
ーラ38の駆動により記録開始位置まで受像紙31が搬
送され、インクフィルム32のイエロー33aの先頭部
がサーマルヘッド30に対向する位置まで送られると、
サーマルヘッド30がプラテンローラ37にこれらのイ
ンクフィルム32及び受像紙31を介して圧接される。
この状態で、プラテンローラ37、インクフィルム巻取
り機構及び紙送り機構が駆動されてインクフィルム32
の巻取り動作及び受像紙31の搬送動作を行ないなが
ら、サーマルヘッド30の発熱素子がイエローでの記録
信号により選択的に駆動されて、受像紙31にイエロー
33aのインク層33を用いての記録が行なわれる。
【0030】このイエロー33aのインク層33での記
録を終了すると、サーマルヘッド30はプラテンローラ
37から離間され、受像紙31のみが紙送りローラ38
及び排紙ローラ39が逆回転されることで逆搬送され、
記録開始位置まで戻される。次に、マゼンタ33bのイ
ンク層33を用いて同様に記録が行なわれる。マゼンタ
33bでの記録を追えると、前述と同様にしてシアン3
3cのインク層33での記録が行なわれカラー画像の記
録を終了する。インクフィルム32の3色のインク層3
3を用いての記録が終了すると、樹脂層34の部分を用
いてこのカラー画像領域をサーマルヘッド30により再
加熱する。これにより、転写されているインク層は受像
紙31の微細孔の内部に浸透するとともに表面のPPフ
イルム層が軟化して微細孔の径が収縮する。従って、前
述した第1の実施形態と同様に、転写されたインク層の
表面は平滑化され、光沢を持った高品質の画像となり、
また、再加熱されることで、受像紙31の表面コート層
の微細孔が熱収縮を起こし、転写されたインク層はこの
コート層にて保護され、擦れに対しインク層が剥がれに
くくなりいわゆる擦過性に優れたものとなる。
録を終了すると、サーマルヘッド30はプラテンローラ
37から離間され、受像紙31のみが紙送りローラ38
及び排紙ローラ39が逆回転されることで逆搬送され、
記録開始位置まで戻される。次に、マゼンタ33bのイ
ンク層33を用いて同様に記録が行なわれる。マゼンタ
33bでの記録を追えると、前述と同様にしてシアン3
3cのインク層33での記録が行なわれカラー画像の記
録を終了する。インクフィルム32の3色のインク層3
3を用いての記録が終了すると、樹脂層34の部分を用
いてこのカラー画像領域をサーマルヘッド30により再
加熱する。これにより、転写されているインク層は受像
紙31の微細孔の内部に浸透するとともに表面のPPフ
イルム層が軟化して微細孔の径が収縮する。従って、前
述した第1の実施形態と同様に、転写されたインク層の
表面は平滑化され、光沢を持った高品質の画像となり、
また、再加熱されることで、受像紙31の表面コート層
の微細孔が熱収縮を起こし、転写されたインク層はこの
コート層にて保護され、擦れに対しインク層が剥がれに
くくなりいわゆる擦過性に優れたものとなる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明においては、
熱転写プリンタ用インクフィルムとして、熱溶融性のイ
ンク層と該インク層が形成されていない樹脂層の領域か
らなり、前記樹脂層は前記インク層の溶融したインクと
接着しない耐熱性樹脂がが塗布されている構成としたこ
とにより、前記インクフィルムのインク層を用いて画像
記録を行なった後にインク層が形成されていない樹脂層
を介して記録後の画像形成領域部分を前記サーマルヘッ
ドを用いて再加熱することにより、受像紙に転写された
インク層の表面を強制的に平滑化でき、その結果、くす
みのない高品質の画像を得ることができる、という優れ
た効果を奏する。
熱転写プリンタ用インクフィルムとして、熱溶融性のイ
ンク層と該インク層が形成されていない樹脂層の領域か
らなり、前記樹脂層は前記インク層の溶融したインクと
接着しない耐熱性樹脂がが塗布されている構成としたこ
とにより、前記インクフィルムのインク層を用いて画像
記録を行なった後にインク層が形成されていない樹脂層
を介して記録後の画像形成領域部分を前記サーマルヘッ
ドを用いて再加熱することにより、受像紙に転写された
インク層の表面を強制的に平滑化でき、その結果、くす
みのない高品質の画像を得ることができる、という優れ
た効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかるインクフィルムの
構成を説明するための平面図である。
構成を説明するための平面図である。
【図2】図1に示したインクフィルムのインク層部分の
構造を説明するための断面図である。
構造を説明するための断面図である。
【図3】図1に示したインクフィルムの樹脂層部分の構
造を説明するための断面図である。
造を説明するための断面図である。
【図4】図1に示したインクフィルムを使用する熱転写
プリンタの一例を示す概略構成を示す平面図である。
プリンタの一例を示す概略構成を示す平面図である。
【図5】図4に示した熱転写プリンタの要部構成を示す
側面図である。
側面図である。
【図6】熱転写プリンタに使用する受像紙の構造を示す
部分断面図である。
部分断面図である。
【図7】熱転写プリンタの制御部の概略構成を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図8】本発明の他の実施形態にかかるインクフィルム
の構成を説明するための平面図である。
の構成を説明するための平面図である。
【図9】本発明の他の実施形態にかかるインクフィルム
を使用する熱転写プリンタの一例を示す要部構成図であ
る。
を使用する熱転写プリンタの一例を示す要部構成図であ
る。
3 プラテン 6 キャリッジ 7 サーマルヘッド 7a 発熱素子 14,31 受像紙 14b コート層 14c 微細孔 15,32 インクフィルム 18,33 インク層 19,34 樹脂層 27 制御手段
Claims (3)
- 【請求項1】 熱溶融性のインク層と該インク層が形成
されていない樹脂層の領域からなり、前記樹脂層は前記
インク層の溶融したインクと接着しない耐熱性樹脂が塗
布されていることを特徴とする熱転写プリンタ用インク
フィルム。 - 【請求項2】 前記インクフィルムは、その長手方向
に、少なくてもイエロー、マゼンタ、シアンの3色の熱
溶融性のインク層と該インク層が形成されていない前記
樹脂層とが順次繰り返して形成されたカラーインクフィ
ルムであることを特徴とする請求項1又は2記載の熱転
写プリンタ用インクフィルム。 - 【請求項3】 前記耐熱性樹脂は、ニトロセルロース樹
脂、フッ素樹脂、シリコーン樹脂あるいはこれらの変性
樹脂であるシリコーン変性ウレタン樹脂、シリコーン変
性アクリル樹脂の内から選択されたものであることを特
徴とする請求項1又は2に記載の熱転写プリンタ用イン
クフィルム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9132116A JPH10315632A (ja) | 1997-05-22 | 1997-05-22 | 熱転写プリンタ用インクフィルム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9132116A JPH10315632A (ja) | 1997-05-22 | 1997-05-22 | 熱転写プリンタ用インクフィルム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10315632A true JPH10315632A (ja) | 1998-12-02 |
Family
ID=15073803
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9132116A Pending JPH10315632A (ja) | 1997-05-22 | 1997-05-22 | 熱転写プリンタ用インクフィルム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10315632A (ja) |
-
1997
- 1997-05-22 JP JP9132116A patent/JPH10315632A/ja active Pending
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