JPH10315716A - ゴム状突起付きタイヤ - Google Patents
ゴム状突起付きタイヤInfo
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- JPH10315716A JPH10315716A JP9147162A JP14716297A JPH10315716A JP H10315716 A JPH10315716 A JP H10315716A JP 9147162 A JP9147162 A JP 9147162A JP 14716297 A JP14716297 A JP 14716297A JP H10315716 A JPH10315716 A JP H10315716A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rubber
- tire
- projection
- projections
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- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 自動車の走行でタイヤが熱をもってきても、
ゴム状突起をしっかりと支え且つ該ゴム状突起の軟化を
阻止し、更に、タイヤからゴム状突起が脱落し難いよう
にしたゴム状突起付きタイヤを提供する。 【解決手段】 低硬度材からなる表層5と該表層5の下
に高硬度材からなる下層6との二層成形で構成し、且
つ、底部分31に前記表層5に係る薄層を介して高硬度
材の前記下層6が存在する凹部3を外周面に複数設けた
タイヤ1と、前記凹部3内に固定される硬質のゴム状突
起4と、を具備する。
ゴム状突起をしっかりと支え且つ該ゴム状突起の軟化を
阻止し、更に、タイヤからゴム状突起が脱落し難いよう
にしたゴム状突起付きタイヤを提供する。 【解決手段】 低硬度材からなる表層5と該表層5の下
に高硬度材からなる下層6との二層成形で構成し、且
つ、底部分31に前記表層5に係る薄層を介して高硬度
材の前記下層6が存在する凹部3を外周面に複数設けた
タイヤ1と、前記凹部3内に固定される硬質のゴム状突
起4と、を具備する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両に装着される
タイヤで、特に氷雪路面の走行に有用なゴム状突起付き
タイヤに関する。
タイヤで、特に氷雪路面の走行に有用なゴム状突起付き
タイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】氷雪路面を走行する車両には、従来、金
属製スパイクタイヤが使用されたが、路面を削る問題も
あり、これに代わるタイヤの一つとしてゴム状突起付き
タイヤが登場してきた。斯るゴム状突起付きタイヤは、
タイヤ外周面に凹部を形成し、該凹部にスパイク機能を
発揮させるゴム状突起たる滑り止め具を固定するもので
ある(特開平8−118920号公報,特開平8−27
6710号公報等)。
属製スパイクタイヤが使用されたが、路面を削る問題も
あり、これに代わるタイヤの一つとしてゴム状突起付き
タイヤが登場してきた。斯るゴム状突起付きタイヤは、
タイヤ外周面に凹部を形成し、該凹部にスパイク機能を
発揮させるゴム状突起たる滑り止め具を固定するもので
ある(特開平8−118920号公報,特開平8−27
6710号公報等)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、ゴム状突起
付きタイヤは、自動車の走行でタイヤが熱をもってくる
と、該ゴム状突起がグラついて路面に喰い込むことがで
きず、スパイク性能が落ちていた。ゴム状突起を支持す
る凹部底のタイヤ部分が温度上昇に伴ない軟らかくな
り、ゴム状突起をしっかりと固定できなくなるのであ
る。また、従来の凹部へ取着したゴム状突起8は、図7
のように凹部9に密着(或いは近接)状態にあることが
多く、タイヤTの熱がゴム状突起へ伝わり易いため、ゴ
ム状突起自身も熱を帯びて軟らかくなる欠点があった。
付きタイヤは、自動車の走行でタイヤが熱をもってくる
と、該ゴム状突起がグラついて路面に喰い込むことがで
きず、スパイク性能が落ちていた。ゴム状突起を支持す
る凹部底のタイヤ部分が温度上昇に伴ない軟らかくな
り、ゴム状突起をしっかりと固定できなくなるのであ
る。また、従来の凹部へ取着したゴム状突起8は、図7
のように凹部9に密着(或いは近接)状態にあることが
多く、タイヤTの熱がゴム状突起へ伝わり易いため、ゴ
ム状突起自身も熱を帯びて軟らかくなる欠点があった。
【0004】本発明は上記問題点を解決するもので、自
動車の走行でタイヤが熱をもってきても、ゴム状突起を
しっかりと支え且つ該ゴム状突起の軟化を阻止し、更
に、タイヤからゴム状突起が脱落し難いようにしたゴム
状突起付きタイヤを提供することを目的とする。
動車の走行でタイヤが熱をもってきても、ゴム状突起を
しっかりと支え且つ該ゴム状突起の軟化を阻止し、更
に、タイヤからゴム状突起が脱落し難いようにしたゴム
状突起付きタイヤを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
請求項1に記載の本発明の要旨は、低硬度材からなる表
層と該表層の下に高硬度材からなる下層との二層成形で
構成し、且つ、底部分に前記表層に係る薄層を介して高
硬度材の前記下層が存在する凹部を外周面に複数設けた
タイヤと、前記凹部内に固定される硬質のゴム状突起
と、を具備することを特徴とするゴム状突起付きタイヤ
にある。ここで、「薄層」とは0.2mm〜5mmの範
囲の厚みの層をいう。また、請求項2に記載の本発明の
ゴム状突起付きタイヤは、請求項1で、ゴム状突起は基
部上に突起本体が一体成形され、該突起本体の径を前記
凹部の内径より小さくして、凹部内に固定した突起本体
周りに空所が設けられるようにしたことを特徴とする。
請求項3に記載の本発明のゴム状突起付きタイヤは、請
求項1または2で、凹部の底部分に顎部のある雄軸をタ
イヤに一体成形で立設する一方、前記ゴム状突起の底面
に該雄軸に嵌合する雌穴を設け、該雌穴に雄軸を嵌め込
むことにより、ゴム状突起が凹部内に嵌着固定されるこ
とを特徴とする。
請求項1に記載の本発明の要旨は、低硬度材からなる表
層と該表層の下に高硬度材からなる下層との二層成形で
構成し、且つ、底部分に前記表層に係る薄層を介して高
硬度材の前記下層が存在する凹部を外周面に複数設けた
タイヤと、前記凹部内に固定される硬質のゴム状突起
と、を具備することを特徴とするゴム状突起付きタイヤ
にある。ここで、「薄層」とは0.2mm〜5mmの範
囲の厚みの層をいう。また、請求項2に記載の本発明の
ゴム状突起付きタイヤは、請求項1で、ゴム状突起は基
部上に突起本体が一体成形され、該突起本体の径を前記
凹部の内径より小さくして、凹部内に固定した突起本体
周りに空所が設けられるようにしたことを特徴とする。
請求項3に記載の本発明のゴム状突起付きタイヤは、請
求項1または2で、凹部の底部分に顎部のある雄軸をタ
イヤに一体成形で立設する一方、前記ゴム状突起の底面
に該雄軸に嵌合する雌穴を設け、該雌穴に雄軸を嵌め込
むことにより、ゴム状突起が凹部内に嵌着固定されるこ
とを特徴とする。
【0006】請求項1の発明のごとく、底部分に表層に
係る薄層を介して高硬度材の下層が存在する凹部を設
け、該凹部内にゴム状突起を固定すると、高硬度材の下
層がゴム状突起をしっかりと支持するので、走行でタイ
ヤに熱が蓄積されてきてもゴム状突起がグラつき難くス
パイク性能が発揮される。そして、下層を覆う表層に低
硬度材が用いられているので、グリップ力は損なわれ
ず、制動力が保持される。また、請求項2の発明のごと
く、突起本体の径を凹部内径より小さくして、凹部内に
固定した突起本体周りに空所が設けられるようにする
と、氷雪路面を長時間走行しても空所内に雪水が入れ替
わり入り込んでゴム状突起を冷やすので、スパイク性能
が継続維持される。請求項3の発明のごとく、雌穴に顎
部のある雄軸を嵌め込むことにより、ゴム状突起が凹部
内に嵌着固定されるようにすると、ゴム状突起が凹部内
に頑強に固定されることとなり、ゴム状突起の脱落をよ
り確実に防止できる。
係る薄層を介して高硬度材の下層が存在する凹部を設
け、該凹部内にゴム状突起を固定すると、高硬度材の下
層がゴム状突起をしっかりと支持するので、走行でタイ
ヤに熱が蓄積されてきてもゴム状突起がグラつき難くス
パイク性能が発揮される。そして、下層を覆う表層に低
硬度材が用いられているので、グリップ力は損なわれ
ず、制動力が保持される。また、請求項2の発明のごと
く、突起本体の径を凹部内径より小さくして、凹部内に
固定した突起本体周りに空所が設けられるようにする
と、氷雪路面を長時間走行しても空所内に雪水が入れ替
わり入り込んでゴム状突起を冷やすので、スパイク性能
が継続維持される。請求項3の発明のごとく、雌穴に顎
部のある雄軸を嵌め込むことにより、ゴム状突起が凹部
内に嵌着固定されるようにすると、ゴム状突起が凹部内
に頑強に固定されることとなり、ゴム状突起の脱落をよ
り確実に防止できる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るゴム状突起付
きタイヤについて詳述する。
きタイヤについて詳述する。
【0008】(1)実施形態1 図1〜図4は、本発明のゴム状突起付きタイヤの一形態
で、図1はゴム状突起付きタイヤの部分断面図、図2は
図1に使用したゴム状突起の斜視図、図3は路面接地部
から凹部底までの温度分布図と凹部及びゴム状突起周り
の断面図、図4は図1のゴム状突起付きタイヤのトレッ
ドパターンの部分展開平面図である。
で、図1はゴム状突起付きタイヤの部分断面図、図2は
図1に使用したゴム状突起の斜視図、図3は路面接地部
から凹部底までの温度分布図と凹部及びゴム状突起周り
の断面図、図4は図1のゴム状突起付きタイヤのトレッ
ドパターンの部分展開平面図である。
【0009】ゴム状突起付きタイヤは、タイヤ1の外周
面2に設けた複数のブロック7に凹部3を設け、該凹部
内に硬質のゴム状突起4を固定したものである。タイヤ
1には、例えば、図4のようなトレッドパターンが採用
されるが、タイヤ赤道Sが通るセンター部Cの複数のブ
ロック7に円柱形の凹部3を設ける。そして、該タイヤ
1を低硬度材からなる表層5と該表層5の下に高硬度材
からなる下層6との二層成形で構成する。低硬度材とは
従来からタイヤトレッドの雪上用,氷上用に使用されて
きた地面にグリップする力を重視したゴム質の材料(例
えば、スチレン・ブタジエンゴム,ブタジエンゴム,天
然ゴム等)をいう。一方、高硬度材とは該低硬度材より
硬い材料をいい、より好ましくはゴム状突起4のグラつ
きを防止できる硬さをもつ材料である(例えば、上記低
硬度材に充填剤等を添加し硬化させたゴム等)。
面2に設けた複数のブロック7に凹部3を設け、該凹部
内に硬質のゴム状突起4を固定したものである。タイヤ
1には、例えば、図4のようなトレッドパターンが採用
されるが、タイヤ赤道Sが通るセンター部Cの複数のブ
ロック7に円柱形の凹部3を設ける。そして、該タイヤ
1を低硬度材からなる表層5と該表層5の下に高硬度材
からなる下層6との二層成形で構成する。低硬度材とは
従来からタイヤトレッドの雪上用,氷上用に使用されて
きた地面にグリップする力を重視したゴム質の材料(例
えば、スチレン・ブタジエンゴム,ブタジエンゴム,天
然ゴム等)をいう。一方、高硬度材とは該低硬度材より
硬い材料をいい、より好ましくはゴム状突起4のグラつ
きを防止できる硬さをもつ材料である(例えば、上記低
硬度材に充填剤等を添加し硬化させたゴム等)。
【0010】具体的には、低硬度材(表層)の硬度HS
範囲が室温(20℃)下で50゜〜60゜で、且つ、0
℃で55゜〜65゜である。一方、高硬度材(下層)の
硬度HS 範囲は室温下で60゜〜75゜で、且つ、0℃
で67゜〜77゜である。下層6に用いられる高硬度材
の硬度HS が斯る範囲より小さいと、ゴム状突起4のグ
ラつきを抑えることが難しくなり、一方、この範囲を越
えると、二層成形に支障をきたすようになるからであ
る。より好ましくは、表層5の硬度HS として53゜〜
57゜(at 20℃)で且つ55゜〜62゜(at 0℃)
のものを採用し、下層6の硬度HS としては、65゜〜
68゜(at 20℃)で且つ67゜〜70゜(at 0℃)
のものである。本実施形態もこれを採用している。上記
硬度はJIS K 6301に規定するスプリング硬さ
(記号HS )の表示法による。タイヤ1には、図示しな
いカーカスコードやベルトが一体化されるが、ここで用
いる表層5若しくは下層6の硬度はこれらを除いたゴム
質自身の硬度で示す。
範囲が室温(20℃)下で50゜〜60゜で、且つ、0
℃で55゜〜65゜である。一方、高硬度材(下層)の
硬度HS 範囲は室温下で60゜〜75゜で、且つ、0℃
で67゜〜77゜である。下層6に用いられる高硬度材
の硬度HS が斯る範囲より小さいと、ゴム状突起4のグ
ラつきを抑えることが難しくなり、一方、この範囲を越
えると、二層成形に支障をきたすようになるからであ
る。より好ましくは、表層5の硬度HS として53゜〜
57゜(at 20℃)で且つ55゜〜62゜(at 0℃)
のものを採用し、下層6の硬度HS としては、65゜〜
68゜(at 20℃)で且つ67゜〜70゜(at 0℃)
のものである。本実施形態もこれを採用している。上記
硬度はJIS K 6301に規定するスプリング硬さ
(記号HS )の表示法による。タイヤ1には、図示しな
いカーカスコードやベルトが一体化されるが、ここで用
いる表層5若しくは下層6の硬度はこれらを除いたゴム
質自身の硬度で示す。
【0011】そして、凹部3の底部分31にわずかに低
硬度材(具体的には、0.2mm〜5mmの範囲の厚
み)が介在するタイヤ1の基層(下層6)を形成する。
本実施形態は、更に、図1のように凹部3の底部分31
で迫り上がり部分61を下層6によって形成し、ゴム状
突起の基部41を取り囲む。ゴム状突起4をより一層安
定保持するためである。また、ブロック7の芯部62を
隆起した下層6で形成する格好になっている。ブロック
7の芯部62を高硬度材からなる下層6で形成すること
で、パターンブロックの剛性がアップし、エッジ効果が
高まっている。表層5は、下層6を所定厚みで覆ったゴ
ム質部分で、トレッドパターンのブロック7,ブロック
周りの大きな溝やサイプ8などのタイヤ意匠面Eを形づ
くる。ブロック7等のタイヤ意匠面Eを形成する表層5
に低硬度材のものを採用するのは、柔かい方が微小な路
面の凹凸の追従性に優れ、面グリップ力に優れるからで
ある。
硬度材(具体的には、0.2mm〜5mmの範囲の厚
み)が介在するタイヤ1の基層(下層6)を形成する。
本実施形態は、更に、図1のように凹部3の底部分31
で迫り上がり部分61を下層6によって形成し、ゴム状
突起の基部41を取り囲む。ゴム状突起4をより一層安
定保持するためである。また、ブロック7の芯部62を
隆起した下層6で形成する格好になっている。ブロック
7の芯部62を高硬度材からなる下層6で形成すること
で、パターンブロックの剛性がアップし、エッジ効果が
高まっている。表層5は、下層6を所定厚みで覆ったゴ
ム質部分で、トレッドパターンのブロック7,ブロック
周りの大きな溝やサイプ8などのタイヤ意匠面Eを形づ
くる。ブロック7等のタイヤ意匠面Eを形成する表層5
に低硬度材のものを採用するのは、柔かい方が微小な路
面の凹凸の追従性に優れ、面グリップ力に優れるからで
ある。
【0012】凹部3はブロック面に設けた円柱形の凹み
である。凹部3は、その内径dが該凹部内に固定される
ゴム状突起4の基部41の外径D1 にほぼ一致し、その
深さhがゴム状突起4の高さHにほぼ等しくなってい
る。ここでは、ゴム状突起高さHを10mm程度とし
て、これより凹部深さhの方を若干浅くする(図3)。
斯る構成で、新品タイヤの初期性能を上げることができ
る。凹部3の内径d及び基部41の外径D1 は6mmφ
〜10mmφで、ゴム状突起4の突起本体42の径D2
が4mmφ〜8mmφの範囲に設定する。
である。凹部3は、その内径dが該凹部内に固定される
ゴム状突起4の基部41の外径D1 にほぼ一致し、その
深さhがゴム状突起4の高さHにほぼ等しくなってい
る。ここでは、ゴム状突起高さHを10mm程度とし
て、これより凹部深さhの方を若干浅くする(図3)。
斯る構成で、新品タイヤの初期性能を上げることができ
る。凹部3の内径d及び基部41の外径D1 は6mmφ
〜10mmφで、ゴム状突起4の突起本体42の径D2
が4mmφ〜8mmφの範囲に設定する。
【0013】ゴム状突起4は、硬質のゴム成形品(例え
ば、ポリノルボルネン等)である。その形状は、図2の
ような台座となる基部41上に一回り径の小さなほぼ円
柱形の突起本体42を一体化成形したピン状体になって
いる。突起本体42の上半部分にはテーパ421がつけ
られている。ゴム状突起4の硬度は、ここでは、70゜
乃至95゜(環境温度 20℃)とする。従って、通常
のアスファルト路面の走行では、ブロック面71が路面
Rに接触するために路面を傷つけることはない。一方、
氷雪路面の走行時は、低硬度材からなる表層5が路面R
からの圧力を受けて圧縮変形する(図3の鎖線)。その
ため、相対的にゴム状突起4に係る突起本体42が凹部
3から突き出ることになり、路面Rに喰い込んでスパイ
ク作用が働く構成である。
ば、ポリノルボルネン等)である。その形状は、図2の
ような台座となる基部41上に一回り径の小さなほぼ円
柱形の突起本体42を一体化成形したピン状体になって
いる。突起本体42の上半部分にはテーパ421がつけ
られている。ゴム状突起4の硬度は、ここでは、70゜
乃至95゜(環境温度 20℃)とする。従って、通常
のアスファルト路面の走行では、ブロック面71が路面
Rに接触するために路面を傷つけることはない。一方、
氷雪路面の走行時は、低硬度材からなる表層5が路面R
からの圧力を受けて圧縮変形する(図3の鎖線)。その
ため、相対的にゴム状突起4に係る突起本体42が凹部
3から突き出ることになり、路面Rに喰い込んでスパイ
ク作用が働く構成である。
【0014】ゴム状突起4は、凹部底面3aに接着固定
している。接着剤には、シアノアクリレートタイプの接
着剤が用いられる。凹部3内にゴム状突起4が固定され
ると、凹部内に固定した突起本体周りに環状の空所Oが
設けられる。空所Oは、その幅Wが1mm〜3mmの範
囲内が好適である。氷雪路面の走行する際、上記範囲の
空所幅Wがあると、雪水が空所内を侵入して突起本体4
2を冷やす。従って、突起本体42が所定の硬度を維持
して路面に喰い込むスパイク性能を発揮する。空所幅W
が1mm未満だと、雪水の置換が困難となり突起本体4
2に所定の硬度を維持させるのが難しくなる。空所幅W
が1mm未満だと、折角設けた空所幅Wも侵入した雪水
が滞留することとなり、冷却作用が働かない。また、空
所幅Wが3mmを越えると、凹部面積に対する突起本体
42の占有面積が小さくなりすぎ、スパイク性能が落ち
る。
している。接着剤には、シアノアクリレートタイプの接
着剤が用いられる。凹部3内にゴム状突起4が固定され
ると、凹部内に固定した突起本体周りに環状の空所Oが
設けられる。空所Oは、その幅Wが1mm〜3mmの範
囲内が好適である。氷雪路面の走行する際、上記範囲の
空所幅Wがあると、雪水が空所内を侵入して突起本体4
2を冷やす。従って、突起本体42が所定の硬度を維持
して路面に喰い込むスパイク性能を発揮する。空所幅W
が1mm未満だと、雪水の置換が困難となり突起本体4
2に所定の硬度を維持させるのが難しくなる。空所幅W
が1mm未満だと、折角設けた空所幅Wも侵入した雪水
が滞留することとなり、冷却作用が働かない。また、空
所幅Wが3mmを越えると、凹部面積に対する突起本体
42の占有面積が小さくなりすぎ、スパイク性能が落ち
る。
【0015】ところで、既述のごとく、ゴム状突起4は
センター部Cのブロック7に設けられた凹部3内に固定
される。これはセンター部Cが接地しやすい箇所であ
り、常にスパイク効果が要求されるゾーンだからであ
る。一方、ショルダー部Bが接地するケースでは、車両
が不安定な状態にある時であり、高いグリップ性が要求
される。こうしたこともあって、ショルダー部Bは、ト
レッド両脇のゴム状突起4によるスパイク効果とあわせ
て、柔らかでグリップ力に優れる低硬度材の表層5が機
能する。本実施形態は、ワンピッチに6個のゴム状突起
4を配し、トータル96個のゴム状突起4を設ける(タ
イヤサイズは2.75−14)。勿論、他のタイヤサイ
ズ、2.25−17,2.50−17,3.00−10
などにも適用できる。
センター部Cのブロック7に設けられた凹部3内に固定
される。これはセンター部Cが接地しやすい箇所であ
り、常にスパイク効果が要求されるゾーンだからであ
る。一方、ショルダー部Bが接地するケースでは、車両
が不安定な状態にある時であり、高いグリップ性が要求
される。こうしたこともあって、ショルダー部Bは、ト
レッド両脇のゴム状突起4によるスパイク効果とあわせ
て、柔らかでグリップ力に優れる低硬度材の表層5が機
能する。本実施形態は、ワンピッチに6個のゴム状突起
4を配し、トータル96個のゴム状突起4を設ける(タ
イヤサイズは2.75−14)。勿論、他のタイヤサイ
ズ、2.25−17,2.50−17,3.00−10
などにも適用できる。
【0016】このように構成したゴム状突起付きタイヤ
は、ゴム状突起4が高硬度材からなる下層6に支えられ
ているので、グラつかず、スパイク性能を存分に発揮で
きる。そして、下層6が高硬度材であるため、温度上昇
しても軟化し難く、ゴム状突起4が安定した状態を保
つ。更に、本実施形態では、高硬度材の迫り上がり部分
61がゴム状突起4の基部周りを取り囲んでいるので、
ゴム状突起4が下層6に一層確実に安定保持される。一
方、高硬度材からなる下層6の上に低硬度材からなる表
層5を形成しているので、スパイク性能を発揮しながら
も、スタッドレスの柔らかさを保持して路面にしっかり
とグリップすることができる。そして、図4のようなパ
ターンブロックが形成されているので、面グリップ,エ
ッジトラクション,サイプトラクション等を働かせ、氷
雪路面であっても、路面をグリップする力を高めること
ができる。加えて、ブロック7の芯部62は高硬度材か
らなる下層6が盛り上がって形成されているので、剛性
が従来品より増して、ブロックのエッジトラクション性
能等が向上する。また、空所Oの形成によってここへの
雪水の置換が容易になり、たとえ、タイヤ温度が上がっ
ても、ゴム状突起4を低温維持できる。従って、ゴム状
突起4のスパイク性能が効果的に発揮される。図3は氷
雪路面下でのゴム状突起4の温度変化をゴム状突起4周
りの断面図に対応して表すが、1mm〜3mmの空所幅
Wを設けると、路面接地部から基部41の上面までのゴ
ム状突起温度がほぼ雪水の温度に等しくなり、スパイク
性能が低下しないのが確認されている。
は、ゴム状突起4が高硬度材からなる下層6に支えられ
ているので、グラつかず、スパイク性能を存分に発揮で
きる。そして、下層6が高硬度材であるため、温度上昇
しても軟化し難く、ゴム状突起4が安定した状態を保
つ。更に、本実施形態では、高硬度材の迫り上がり部分
61がゴム状突起4の基部周りを取り囲んでいるので、
ゴム状突起4が下層6に一層確実に安定保持される。一
方、高硬度材からなる下層6の上に低硬度材からなる表
層5を形成しているので、スパイク性能を発揮しながら
も、スタッドレスの柔らかさを保持して路面にしっかり
とグリップすることができる。そして、図4のようなパ
ターンブロックが形成されているので、面グリップ,エ
ッジトラクション,サイプトラクション等を働かせ、氷
雪路面であっても、路面をグリップする力を高めること
ができる。加えて、ブロック7の芯部62は高硬度材か
らなる下層6が盛り上がって形成されているので、剛性
が従来品より増して、ブロックのエッジトラクション性
能等が向上する。また、空所Oの形成によってここへの
雪水の置換が容易になり、たとえ、タイヤ温度が上がっ
ても、ゴム状突起4を低温維持できる。従って、ゴム状
突起4のスパイク性能が効果的に発揮される。図3は氷
雪路面下でのゴム状突起4の温度変化をゴム状突起4周
りの断面図に対応して表すが、1mm〜3mmの空所幅
Wを設けると、路面接地部から基部41の上面までのゴ
ム状突起温度がほぼ雪水の温度に等しくなり、スパイク
性能が低下しないのが確認されている。
【0017】(2)実施形態2 本実施形態は、図5のように凹部3の底部分31に雄軸
63を立設する一方、該雄軸63に嵌合する雌穴43を
底面に設けたゴム状突起4を準備し、雄軸63に雌穴4
3を嵌め込んでゴム状突起4を凹部3内に固定するもの
である。勿論、斯る構成に代え、ゴム状突起4の底に雄
軸を設け、凹部3の底部分31に該雄軸に嵌合する雌穴
を設ける仕様にすることもできる。雄軸63の上部には
顎部64が形成され、ゴム状突起4が凹部3内に嵌合固
定されると、顎部64が戻り機能を発揮し嵌め殺し状態
となる。そして、ゴム状突起4が硬質の成形品で、ま
た、雄軸63は下層6の高硬度材が芯材になって形成さ
れるため、たとえ温度上昇があっても両者は柔らかくな
らず、一旦両者が嵌合すると抜け難くなる。勿論、接着
剤と併用してゴム状突起4を凹部内に嵌合固定しても構
わない。尚、ここでは、凹部内に固定したゴム状突起高
さを凹部深さに等しくし、ゴム状突起4の上面をブロッ
ク面71にレベル一致させている。他の構成は実施形態
1と同様で、その説明を省略する。
63を立設する一方、該雄軸63に嵌合する雌穴43を
底面に設けたゴム状突起4を準備し、雄軸63に雌穴4
3を嵌め込んでゴム状突起4を凹部3内に固定するもの
である。勿論、斯る構成に代え、ゴム状突起4の底に雄
軸を設け、凹部3の底部分31に該雄軸に嵌合する雌穴
を設ける仕様にすることもできる。雄軸63の上部には
顎部64が形成され、ゴム状突起4が凹部3内に嵌合固
定されると、顎部64が戻り機能を発揮し嵌め殺し状態
となる。そして、ゴム状突起4が硬質の成形品で、ま
た、雄軸63は下層6の高硬度材が芯材になって形成さ
れるため、たとえ温度上昇があっても両者は柔らかくな
らず、一旦両者が嵌合すると抜け難くなる。勿論、接着
剤と併用してゴム状突起4を凹部内に嵌合固定しても構
わない。尚、ここでは、凹部内に固定したゴム状突起高
さを凹部深さに等しくし、ゴム状突起4の上面をブロッ
ク面71にレベル一致させている。他の構成は実施形態
1と同様で、その説明を省略する。
【0018】このように構成したゴム状突起付きタイヤ
は、雄軸63と雌穴43の嵌合によって、ゴム状突起4
がガッチリとタイヤ1に嵌着固定されるので、実施形態
1よりも車両走行中の衝撃,振動等によってゴム状突起
4がタイヤから脱落し難くなっている。他の作用,効果
は実施形態1とほぼ同じである。
は、雄軸63と雌穴43の嵌合によって、ゴム状突起4
がガッチリとタイヤ1に嵌着固定されるので、実施形態
1よりも車両走行中の衝撃,振動等によってゴム状突起
4がタイヤから脱落し難くなっている。他の作用,効果
は実施形態1とほぼ同じである。
【0019】(3)実施形態3 本実施形態は、図6のように、ゴム状突起4が凹部3内
に配置されると、基部41の上面に小突起65が張り出
す構成である。この小突起65はゴム状突起4を係止す
るストッパの役目を果たす。図6では、突起本体42が
円錐台になっている。他の構成は実施形態1と同様で、
その説明を省略する。このように構成したゴム状突起付
きタイヤも、ゴム状突起4が凹部3内に嵌合固定される
と、小突起65のストッパ作用でゴム状突起4がタイヤ
1から脱落し難くなる。他の作用,効果は実施形態1と
ほぼ同じである。
に配置されると、基部41の上面に小突起65が張り出
す構成である。この小突起65はゴム状突起4を係止す
るストッパの役目を果たす。図6では、突起本体42が
円錐台になっている。他の構成は実施形態1と同様で、
その説明を省略する。このように構成したゴム状突起付
きタイヤも、ゴム状突起4が凹部3内に嵌合固定される
と、小突起65のストッパ作用でゴム状突起4がタイヤ
1から脱落し難くなる。他の作用,効果は実施形態1と
ほぼ同じである。
【0018】尚、本発明においては、前記実施例に示す
ものに限られず、目的,用途に応じて本発明の範囲で種
々変更できる。タイヤ1,凹部3,ゴム状突起4,表層
5,下層6,ブロック7等の形状,大きさ,材質等は用
途に応じて適宜選択できる。
ものに限られず、目的,用途に応じて本発明の範囲で種
々変更できる。タイヤ1,凹部3,ゴム状突起4,表層
5,下層6,ブロック7等の形状,大きさ,材質等は用
途に応じて適宜選択できる。
【0019】
【発明の効果】以上のごとく、本発明に係るゴム状突起
付きタイヤは、ゴム状突起を安定固持し且つ該ゴム状突
起の温度上昇を抑えてスパイク性能をいかんなく発揮さ
せ、更には、ゴム状突起を脱落し難い構造にすることで
品質維持を図れるなど極めて有益である。
付きタイヤは、ゴム状突起を安定固持し且つ該ゴム状突
起の温度上昇を抑えてスパイク性能をいかんなく発揮さ
せ、更には、ゴム状突起を脱落し難い構造にすることで
品質維持を図れるなど極めて有益である。
【図1】実施形態1に係るゴム状突起付きタイヤの部分
断面図である。
断面図である。
【図2】図1に使用したゴム状突起の斜視図である。
【図3】路面接地部から凹部底までの温度変化グラフが
対応付加された凹部及びゴム状突起周りの断面図であ
る。
対応付加された凹部及びゴム状突起周りの断面図であ
る。
【図4】図1のゴム状突起付きタイヤのトレッドパター
ンの部分展開平面図である。
ンの部分展開平面図である。
【図5】実施形態2に係るゴム状突起付きタイヤの部分
断面図である。
断面図である。
【図6】実施形態3に係るゴム状突起付きタイヤの部分
断面図である。
断面図である。
【図7】従来技術の説明断面図である。
1 タイヤ 2 外周面 3 凹部 31 底部分 4 ゴム状突起 41 基部 42 突起本体 43 雌穴 5 表層 6 下層 63 雄軸 64 顎部 d 凹部の内径 D2 突起本体の径 O 空所
Claims (3)
- 【請求項1】 低硬度材からなる表層と該表層の下に高
硬度材からなる下層との二層成形で構成し、且つ、底部
分に前記表層に係る薄層を介して高硬度材の前記下層が
存在する凹部を外周面に複数設けたタイヤと、前記凹部
内に固定される硬質のゴム状突起と、を具備することを
特徴とするゴム状突起付きタイヤ。 - 【請求項2】 前記ゴム状突起は基部上に突起本体が一
体成形され、該突起本体の径を前記凹部の内径より小さ
くして、凹部内に固定した突起本体周りに空所が設けら
れるようにした請求項1記載のゴム状突起付きタイヤ。 - 【請求項3】 前記凹部の底部分に顎部のある雄軸をタ
イヤに一体成形で立設する一方、前記ゴム状突起の底面
に該雄軸に嵌合する雌穴を設け、該雌穴に雄軸を嵌め込
むことにより、ゴム状突起が凹部内に嵌着固定される請
求項1または2に記載のゴム状突起付きタイヤ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9147162A JPH10315716A (ja) | 1997-05-21 | 1997-05-21 | ゴム状突起付きタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9147162A JPH10315716A (ja) | 1997-05-21 | 1997-05-21 | ゴム状突起付きタイヤ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10315716A true JPH10315716A (ja) | 1998-12-02 |
Family
ID=15423999
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9147162A Pending JPH10315716A (ja) | 1997-05-21 | 1997-05-21 | ゴム状突起付きタイヤ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10315716A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001180226A (ja) * | 1999-12-21 | 2001-07-03 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 自動二輪車用タイヤ |
| KR100808297B1 (ko) | 2006-06-26 | 2008-02-27 | 금호타이어 주식회사 | 스노우 타이어 |
| CN102046397A (zh) * | 2008-05-29 | 2011-05-04 | 米其林技术公司 | 具有设置成提高其在轮胎中的保持力的凹进的轮胎防滑钉 |
-
1997
- 1997-05-21 JP JP9147162A patent/JPH10315716A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001180226A (ja) * | 1999-12-21 | 2001-07-03 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 自動二輪車用タイヤ |
| KR100808297B1 (ko) | 2006-06-26 | 2008-02-27 | 금호타이어 주식회사 | 스노우 타이어 |
| CN102046397A (zh) * | 2008-05-29 | 2011-05-04 | 米其林技术公司 | 具有设置成提高其在轮胎中的保持力的凹进的轮胎防滑钉 |
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