JPH10315943A - 車輌の挙動制御装置 - Google Patents
車輌の挙動制御装置Info
- Publication number
- JPH10315943A JPH10315943A JP13921297A JP13921297A JPH10315943A JP H10315943 A JPH10315943 A JP H10315943A JP 13921297 A JP13921297 A JP 13921297A JP 13921297 A JP13921297 A JP 13921297A JP H10315943 A JPH10315943 A JP H10315943A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wheel
- control amount
- vehicle
- calculated
- amount
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Hydraulic Control Valves For Brake Systems (AREA)
- Regulating Braking Force (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 低中速走行時のドリフトアウト状態を効果的
に抑制しつつ高速走行時のドリフトアウト抑制制御に起
因するスピンの発生を確実に防止する。 【解決手段】 スピン状態量SS及びドリフトアウト状
態量DSを演算し(ステップ100、150)、トータ
ルのヨーモーメント制御量Mt 及びトータルの減速制御
量Gt を演算し(ステップ200)、目標ヨーモーメン
ト制御量Mreq 及び目標減速制御量Greq を演算し(ス
テップ250、300)、各輪の制御量Dsjが演算され
(ステップ350)、各輪の制動圧を制御量Dsjに応じ
て制御し、これによりドリフトアウト時には車輌を減速
すると共に車輌に旋回補助ヨーモーメントを与える(ス
テップ450〜550)。特に旋回内側後輪の制御量D
srinは高車速域に於いては車速Vが高いほど小さくなる
よう車速に応じて補正される(ステップ400)。
に抑制しつつ高速走行時のドリフトアウト抑制制御に起
因するスピンの発生を確実に防止する。 【解決手段】 スピン状態量SS及びドリフトアウト状
態量DSを演算し(ステップ100、150)、トータ
ルのヨーモーメント制御量Mt 及びトータルの減速制御
量Gt を演算し(ステップ200)、目標ヨーモーメン
ト制御量Mreq 及び目標減速制御量Greq を演算し(ス
テップ250、300)、各輪の制御量Dsjが演算され
(ステップ350)、各輪の制動圧を制御量Dsjに応じ
て制御し、これによりドリフトアウト時には車輌を減速
すると共に車輌に旋回補助ヨーモーメントを与える(ス
テップ450〜550)。特に旋回内側後輪の制御量D
srinは高車速域に於いては車速Vが高いほど小さくなる
よう車速に応じて補正される(ステップ400)。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等の車輌の
旋回時に於けるドリフトアウトを抑制し低減する挙動制
御装置に係る。
旋回時に於けるドリフトアウトを抑制し低減する挙動制
御装置に係る。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車輌の旋回時に於ける挙動を
制御する装置の一つとして、例えば本願出願人の出願に
かかる特願平8−61911号明細書及び図面には、車
輌の旋回挙動の不安定度合としてドリフトアウト状態量
を推定する手段と、後輪のスリップ角を推定する手段
と、ドリフトアウト状態量がその基準値を越えていると
きには後輪のスリップ角に基づき後輪の横力が実質的に
最大になるよう各輪の目標スリップ率を増減する手段
と、各輪のスリップ率が目標スリップ率となるよう制動
力を制御する制動力制御手段とを有し、ドリフトアウト
状態量が基準値を越えた時点より所定の時間の間は旋回
内側後輪の制動力のみを制御するよう構成された車輌の
挙動制御装置が既に提案されている。
制御する装置の一つとして、例えば本願出願人の出願に
かかる特願平8−61911号明細書及び図面には、車
輌の旋回挙動の不安定度合としてドリフトアウト状態量
を推定する手段と、後輪のスリップ角を推定する手段
と、ドリフトアウト状態量がその基準値を越えていると
きには後輪のスリップ角に基づき後輪の横力が実質的に
最大になるよう各輪の目標スリップ率を増減する手段
と、各輪のスリップ率が目標スリップ率となるよう制動
力を制御する制動力制御手段とを有し、ドリフトアウト
状態量が基準値を越えた時点より所定の時間の間は旋回
内側後輪の制動力のみを制御するよう構成された車輌の
挙動制御装置が既に提案されている。
【0003】かかる挙動制御装置によれば、ドリフトア
ウト状態量が基準値を越えた時点より所定の時間の間
は、換言すればドリフトアウト抑制制御の初期には旋回
内側後輪にのみ制動力が与えられることにより前輪の横
力が低下することが防止されると共に若干の減速が達成
され、ドリフトアウト抑制制御開始後の所定時間が経過
した後には車輌に十分な内向きのヨーモーメントが与え
られると共に車輌が十分に減速されるので、車輌の状況
に応じて旋回補助ヨーモーメントの大きさを最適化する
ことによって過不足なく車輌の旋回を補助することがで
き、これによりスピンの発生を防止しつつドリフトアウ
トをできるだけ効果的に抑制することができる。
ウト状態量が基準値を越えた時点より所定の時間の間
は、換言すればドリフトアウト抑制制御の初期には旋回
内側後輪にのみ制動力が与えられることにより前輪の横
力が低下することが防止されると共に若干の減速が達成
され、ドリフトアウト抑制制御開始後の所定時間が経過
した後には車輌に十分な内向きのヨーモーメントが与え
られると共に車輌が十分に減速されるので、車輌の状況
に応じて旋回補助ヨーモーメントの大きさを最適化する
ことによって過不足なく車輌の旋回を補助することがで
き、これによりスピンの発生を防止しつつドリフトアウ
トをできるだけ効果的に抑制することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般に、高速道路走行
時の如き車輌の高速走行時には、操舵角の大きさが高い
値にならないので、車輌が過度のアンダステア状態にな
ることは殆どない。しかるに上述の先の提案にかかる挙
動制御装置の如き従来の挙動制御装置に於いては、車速
に拘らずドリフトアウト状態量に対する旋回補助ヨーモ
ーメントの大きさの比が一定であるため、低中速走行時
に於けるドリフトアウト状態を効果的に抑制しようとす
ると、車輌の高速走行時には旋回補助ヨーモーメントが
過大になり易いという問題がある。
時の如き車輌の高速走行時には、操舵角の大きさが高い
値にならないので、車輌が過度のアンダステア状態にな
ることは殆どない。しかるに上述の先の提案にかかる挙
動制御装置の如き従来の挙動制御装置に於いては、車速
に拘らずドリフトアウト状態量に対する旋回補助ヨーモ
ーメントの大きさの比が一定であるため、低中速走行時
に於けるドリフトアウト状態を効果的に抑制しようとす
ると、車輌の高速走行時には旋回補助ヨーモーメントが
過大になり易いという問題がある。
【0005】本発明は、従来の挙動制御装置に於ける上
述の如き問題に鑑みてなされたものであり、本発明の主
要な課題は、車輌の高速走行時には車速に応じてドリフ
トアウト抑制制御量を最適化することによって過不足な
く車輌の旋回を補助することにより、低中速走行時に於
けるドリフトアウト状態を効果的に抑制しつつ高速走行
時に於けるドリフトアウト抑制制御に起因するスピンの
発生を確実に防止することである。
述の如き問題に鑑みてなされたものであり、本発明の主
要な課題は、車輌の高速走行時には車速に応じてドリフ
トアウト抑制制御量を最適化することによって過不足な
く車輌の旋回を補助することにより、低中速走行時に於
けるドリフトアウト状態を効果的に抑制しつつ高速走行
時に於けるドリフトアウト抑制制御に起因するスピンの
発生を確実に防止することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の主要な課題は、本
発明によれば、請求項1の構成、即ち車輌の旋回時に少
なくとも旋回内側後輪の車輪速を低下させることにより
車輌を減速し若しくは車輌に旋回補助ヨーモーメントを
与える旋回補助制御を行う車輌の挙動制御装置に於い
て、車速を検出する手段と、車速が高いほど前記旋回補
助制御の制御量を低減する制御量補正手段とを有する車
輌の挙動制御装置によって達成される。
発明によれば、請求項1の構成、即ち車輌の旋回時に少
なくとも旋回内側後輪の車輪速を低下させることにより
車輌を減速し若しくは車輌に旋回補助ヨーモーメントを
与える旋回補助制御を行う車輌の挙動制御装置に於い
て、車速を検出する手段と、車速が高いほど前記旋回補
助制御の制御量を低減する制御量補正手段とを有する車
輌の挙動制御装置によって達成される。
【0007】上述の請求項1の構成によれば、旋回補助
制御の制御量は制御量補正手段により車速が高いほど低
減されるので、低中速走行時に於けるドリフトアウト状
態が効果的に抑制されると共に、高速走行時に於けるド
リフトアウト抑制制御に起因するスピンの発生が確実に
防止される。
制御の制御量は制御量補正手段により車速が高いほど低
減されるので、低中速走行時に於けるドリフトアウト状
態が効果的に抑制されると共に、高速走行時に於けるド
リフトアウト抑制制御に起因するスピンの発生が確実に
防止される。
【0008】
【課題解決手段の好ましい態様】本発明の一つの好まし
い態様によれば、上述の請求項1の構成に於て、制御量
補正手段は車速が基準値以上であるときにのみ車速が高
いほど旋回補助制御の制御量を低減するよう構成される
(好ましい態様1)。
い態様によれば、上述の請求項1の構成に於て、制御量
補正手段は車速が基準値以上であるときにのみ車速が高
いほど旋回補助制御の制御量を低減するよう構成される
(好ましい態様1)。
【0009】また本発明の他の一つの好ましい態様によ
れば、上述の好ましい態様1の構成に於て、制御量補正
手段は車速が基準値以上であり操舵角速度の大きさが基
準値以上であるときには旋回補助制御の制御量の低減量
を低減するよう構成される(好ましい態様2)。
れば、上述の好ましい態様1の構成に於て、制御量補正
手段は車速が基準値以上であり操舵角速度の大きさが基
準値以上であるときには旋回補助制御の制御量の低減量
を低減するよう構成される(好ましい態様2)。
【0010】また本発明の他の一つの好ましい態様によ
れば、上述の請求項1の構成に於て、車輌のスピン状態
量を推定する手段と、車輌のドリフトアウト状態量を推
定する手段と、スピン状態量及びドリフトアウト状態量
に基づき目標ヨーモーメント制御量及び目標減速制御量
を演算する手段と、目標ヨーモーメント制御量及び目標
減速制御量に基づき各輪の制御量を演算する手段とを有
するよう構成される(好ましい態様3)。
れば、上述の請求項1の構成に於て、車輌のスピン状態
量を推定する手段と、車輌のドリフトアウト状態量を推
定する手段と、スピン状態量及びドリフトアウト状態量
に基づき目標ヨーモーメント制御量及び目標減速制御量
を演算する手段と、目標ヨーモーメント制御量及び目標
減速制御量に基づき各輪の制御量を演算する手段とを有
するよう構成される(好ましい態様3)。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に添付の図を参照しつつ、本
発明を実施形態について詳細に説明する。
発明を実施形態について詳細に説明する。
【0012】図1は本発明による挙動制御装置の一つの
実施形態の油圧回路及び電気式制御装置を示す概略構成
図である。
実施形態の油圧回路及び電気式制御装置を示す概略構成
図である。
【0013】図1に於て、制動装置10は運転者による
ブレーキペダル12の踏み込み操作に応答してブレーキ
オイルを第一及び第二のポートより圧送するマスタシリ
ンダ14と、マスタシリンダ内のオイル圧力に対応する
圧力(レギュレータ圧)にブレーキオイルを増圧するハ
イドロブースタ16とを有している。マスタシリンダ1
4の第一のポートは前輪用のブレーキ油圧制御導管18
により左右前輪用のブレーキ油圧制御装置20及び22
に接続され、第二のポートは途中にプロポーショナルバ
ルブ24を有する後輪用のブレーキ油圧制御導管26に
より左右後輪用の3ポート2位置切換え型の電磁式の制
御弁28に接続されている。制御弁28は導管30によ
り左後輪用のブレーキ油圧制御装置32及び右後輪用の
ブレーキ油圧制御装置34に接続されている。
ブレーキペダル12の踏み込み操作に応答してブレーキ
オイルを第一及び第二のポートより圧送するマスタシリ
ンダ14と、マスタシリンダ内のオイル圧力に対応する
圧力(レギュレータ圧)にブレーキオイルを増圧するハ
イドロブースタ16とを有している。マスタシリンダ1
4の第一のポートは前輪用のブレーキ油圧制御導管18
により左右前輪用のブレーキ油圧制御装置20及び22
に接続され、第二のポートは途中にプロポーショナルバ
ルブ24を有する後輪用のブレーキ油圧制御導管26に
より左右後輪用の3ポート2位置切換え型の電磁式の制
御弁28に接続されている。制御弁28は導管30によ
り左後輪用のブレーキ油圧制御装置32及び右後輪用の
ブレーキ油圧制御装置34に接続されている。
【0014】また制動装置10はリザーバ36に貯容さ
れたブレーキオイルを汲み上げ高圧のオイルとして高圧
導管38へ供給するオイルポンプ40を有している。高
圧導管38はハイドロブースタ16に接続されると共
に、前輪用の切換弁42及び後輪用の切換弁44に接続
されており、高圧導管38の途中にはオイルポンプ40
より吐出される高圧のオイルをアキュムレータ圧として
蓄圧するアキュムレータ46が接続されている。図示の
如く切換弁42及び44も3ポート2位置切換え型の電
磁式の切換弁である。
れたブレーキオイルを汲み上げ高圧のオイルとして高圧
導管38へ供給するオイルポンプ40を有している。高
圧導管38はハイドロブースタ16に接続されると共
に、前輪用の切換弁42及び後輪用の切換弁44に接続
されており、高圧導管38の途中にはオイルポンプ40
より吐出される高圧のオイルをアキュムレータ圧として
蓄圧するアキュムレータ46が接続されている。図示の
如く切換弁42及び44も3ポート2位置切換え型の電
磁式の切換弁である。
【0015】左右前輪用のブレーキ油圧制御装置20及
び22はそれぞれ対応する車輪に対する制動力を制御す
るホイールシリンダ48FL及び48FRと、3ポート2位
置切換え型の電磁式の制御弁50FL及び50FRと、リザ
ーバ36に接続されたリターン通路としての低圧導管5
2とハイドロブースタ16の吐出ポートとの間に接続さ
れたレギュレータ圧供給導管53の途中に設けられた常
開型の電磁式の開閉弁54FL及び54FR及び常閉型の電
磁式の開閉弁56FL及び56FRとを有している。それぞ
れ開閉弁54FL、54FRと開閉弁56FL、56FRとの間
のレギュレータ圧供給導管53は接続導管58FL、58
FRにより制御弁50FL、50FRに接続されている。
び22はそれぞれ対応する車輪に対する制動力を制御す
るホイールシリンダ48FL及び48FRと、3ポート2位
置切換え型の電磁式の制御弁50FL及び50FRと、リザ
ーバ36に接続されたリターン通路としての低圧導管5
2とハイドロブースタ16の吐出ポートとの間に接続さ
れたレギュレータ圧供給導管53の途中に設けられた常
開型の電磁式の開閉弁54FL及び54FR及び常閉型の電
磁式の開閉弁56FL及び56FRとを有している。それぞ
れ開閉弁54FL、54FRと開閉弁56FL、56FRとの間
のレギュレータ圧供給導管53は接続導管58FL、58
FRにより制御弁50FL、50FRに接続されている。
【0016】左右後輪用のブレーキ油圧制御装置32、
34は制御弁28と低圧導管52との間にて導管30の
途中に設けられた常開型の電磁式の開閉弁60RL、60
RR及び常閉型の電磁式の開閉弁62RL、62RRと、それ
ぞれ対応する車輪に対する制動力を制御するホイールシ
リンダ64RL、64RRとを有し、ホイールシリンダ64
RL、64RRはそれぞれ接続導管66RL、66RRにより開
閉弁60RL、60RRと開閉弁62RL、62RRとの間の導
管30に接続されている。
34は制御弁28と低圧導管52との間にて導管30の
途中に設けられた常開型の電磁式の開閉弁60RL、60
RR及び常閉型の電磁式の開閉弁62RL、62RRと、それ
ぞれ対応する車輪に対する制動力を制御するホイールシ
リンダ64RL、64RRとを有し、ホイールシリンダ64
RL、64RRはそれぞれ接続導管66RL、66RRにより開
閉弁60RL、60RRと開閉弁62RL、62RRとの間の導
管30に接続されている。
【0017】制御弁50FL及び50FRはそれぞれ前輪用
のブレーキ油圧制御導管18とホイールシリンダ48FL
及び48FRとを連通接続し且つホイールシリンダ48FL
及び48FRと接続導管58FL及び58FRとの連通を遮断
する図示の第一の位置と、ブレーキ油圧制御導管18と
ホイールシリンダ48FL及び48FRとの連通を遮断し且
つホイールシリンダ48FL及び48FRと接続導管58FL
及び58FRとを連通接続する第二の位置とに切替わるよ
うになっている。
のブレーキ油圧制御導管18とホイールシリンダ48FL
及び48FRとを連通接続し且つホイールシリンダ48FL
及び48FRと接続導管58FL及び58FRとの連通を遮断
する図示の第一の位置と、ブレーキ油圧制御導管18と
ホイールシリンダ48FL及び48FRとの連通を遮断し且
つホイールシリンダ48FL及び48FRと接続導管58FL
及び58FRとを連通接続する第二の位置とに切替わるよ
うになっている。
【0018】レギュレータ圧供給導管53と左右後輪用
制御弁28との間には左右後輪用のレギュレータ圧供給
導管68が接続されており、制御弁28はそれぞれ後輪
用のブレーキ油圧制御導管26と開閉弁60RL、60RR
とを連通接続し且つ開閉弁60RL、60RRとレギュレー
タ圧供給導管68との連通を遮断する図示の第一の位置
と、ブレーキ油圧制御導管26と開閉弁60RL、60RR
との連通を遮断し且つ開閉弁60RL、60RRとレギュレ
ータ圧供給導管68とを連通接続する第二の位置とに切
替わるようになっている。
制御弁28との間には左右後輪用のレギュレータ圧供給
導管68が接続されており、制御弁28はそれぞれ後輪
用のブレーキ油圧制御導管26と開閉弁60RL、60RR
とを連通接続し且つ開閉弁60RL、60RRとレギュレー
タ圧供給導管68との連通を遮断する図示の第一の位置
と、ブレーキ油圧制御導管26と開閉弁60RL、60RR
との連通を遮断し且つ開閉弁60RL、60RRとレギュレ
ータ圧供給導管68とを連通接続する第二の位置とに切
替わるようになっている。
【0019】制御弁50FL、50FR、28はマスタシリ
ンダ圧遮断弁として機能し、これらの制御弁が図示の第
一の位置にあるときにはホイールシリンダ48FL、48
FR、64RL、64RRが導管18、26と連通接続され、
各ホイールシリンダへマスタシリンダ圧が供給されるこ
とにより、各輪の制動力が運転者によるブレーキペダル
12の踏み込み量に応じて制御され、制御弁50FL、5
0FR、28が第二の位置にあるときには各ホイールシリ
ンダはマスタシリンダ圧より遮断される。
ンダ圧遮断弁として機能し、これらの制御弁が図示の第
一の位置にあるときにはホイールシリンダ48FL、48
FR、64RL、64RRが導管18、26と連通接続され、
各ホイールシリンダへマスタシリンダ圧が供給されるこ
とにより、各輪の制動力が運転者によるブレーキペダル
12の踏み込み量に応じて制御され、制御弁50FL、5
0FR、28が第二の位置にあるときには各ホイールシリ
ンダはマスタシリンダ圧より遮断される。
【0020】また切換弁42及び44はホイールシリン
ダ48FL、48FR、64RL、64RRへ供給される油圧を
アキュムレータ圧とレギュレータ圧との間にて切換える
機能を果し、制御弁50FL、50FR、28が第二の位置
に切換えられ且つ開閉弁54FL、54FR、60RL、60
RR及び開閉弁56FL、56FR、62RL、62RRが図示の
位置にある状態にて切換弁42及び44が図示の第一の
位置に維持されるときには、ホイールシリンダ48FL、
48FR、64RL、64RRへレギュレータ圧が供給される
ことにより各ホイールシリンダ内の圧力がレギュレータ
圧にて制御され、これによりブレーキペダル12の踏み
込み量及び他の車輪の制動圧に拘わりなくその車輪の制
動圧がレギュレータ圧による増圧モードにて制御され
る。
ダ48FL、48FR、64RL、64RRへ供給される油圧を
アキュムレータ圧とレギュレータ圧との間にて切換える
機能を果し、制御弁50FL、50FR、28が第二の位置
に切換えられ且つ開閉弁54FL、54FR、60RL、60
RR及び開閉弁56FL、56FR、62RL、62RRが図示の
位置にある状態にて切換弁42及び44が図示の第一の
位置に維持されるときには、ホイールシリンダ48FL、
48FR、64RL、64RRへレギュレータ圧が供給される
ことにより各ホイールシリンダ内の圧力がレギュレータ
圧にて制御され、これによりブレーキペダル12の踏み
込み量及び他の車輪の制動圧に拘わりなくその車輪の制
動圧がレギュレータ圧による増圧モードにて制御され
る。
【0021】尚各弁がレギュレータ圧による増圧モード
に切換え設定されても、ホイールシリンダ内の圧力がレ
ギュレータ圧よりも高いときには、ホイールシリンダ内
のオイルが逆流し、制御モードが増圧モードであるにも
拘らず実際の制動圧は低下する。
に切換え設定されても、ホイールシリンダ内の圧力がレ
ギュレータ圧よりも高いときには、ホイールシリンダ内
のオイルが逆流し、制御モードが増圧モードであるにも
拘らず実際の制動圧は低下する。
【0022】また制御弁50FL、50FR、28が第二の
位置に切換えられ且つ開閉弁54FL、54FR、60RL、
60RR及び開閉弁56FL、56FR、62RL、62RRが図
示の位置にある状態にて切換弁42及び44が第二の位
置に切換えられると、ホイールシリンダ48FL、48F
R、64RL、64RRへアキュムレータ圧が供給されるこ
とにより各ホイールシリンダ内の圧力がレギュレータ圧
よりも高いアキュムレータ圧にて制御され、これにより
ブレーキペダル12の踏み込み量及び他の車輪の制動圧
に拘わりなくその車輪の制動圧がアキュームレータ圧に
よる増圧モードにて制御される。
位置に切換えられ且つ開閉弁54FL、54FR、60RL、
60RR及び開閉弁56FL、56FR、62RL、62RRが図
示の位置にある状態にて切換弁42及び44が第二の位
置に切換えられると、ホイールシリンダ48FL、48F
R、64RL、64RRへアキュムレータ圧が供給されるこ
とにより各ホイールシリンダ内の圧力がレギュレータ圧
よりも高いアキュムレータ圧にて制御され、これにより
ブレーキペダル12の踏み込み量及び他の車輪の制動圧
に拘わりなくその車輪の制動圧がアキュームレータ圧に
よる増圧モードにて制御される。
【0023】更に制御弁50FL、50FR、28が第二の
位置に切換えられた状態にて開閉弁54FL、54FR、6
0RL、60RRが第二の位置に切換えられ、開閉弁56F
L、56FR、62RL、62RRが図示の状態に制御される
と、切換弁42及び44の位置に拘らず各ホイールシリ
ンダ内の圧力が保持され、制御弁50FL、50FR、28
が第二の位置に切換えられた状態にて開閉弁54FL、5
4FR、60RL、60RR及び開閉弁56FL、56FR、62
RL、62RRが第二の位置に切換えられると、切換弁42
及び44の位置に拘らず各ホイールシリンダ内の圧力が
減圧され、これによりブレーキペダル12の踏み込み量
及び他の車輪の制動圧に拘わりなくその車輪の制動圧が
減圧モードにて制御される。
位置に切換えられた状態にて開閉弁54FL、54FR、6
0RL、60RRが第二の位置に切換えられ、開閉弁56F
L、56FR、62RL、62RRが図示の状態に制御される
と、切換弁42及び44の位置に拘らず各ホイールシリ
ンダ内の圧力が保持され、制御弁50FL、50FR、28
が第二の位置に切換えられた状態にて開閉弁54FL、5
4FR、60RL、60RR及び開閉弁56FL、56FR、62
RL、62RRが第二の位置に切換えられると、切換弁42
及び44の位置に拘らず各ホイールシリンダ内の圧力が
減圧され、これによりブレーキペダル12の踏み込み量
及び他の車輪の制動圧に拘わりなくその車輪の制動圧が
減圧モードにて制御される。
【0024】切換弁42及び44、制御弁50FL、50
FR、28、開閉弁54FL、54FR、60RL、60RR及び
開閉弁56FL、56FR、62RL、62RR、は後に詳細に
説明する如く電気式制御装置70により制御される。電
気式制御装置70はマイクロコンピュータ72と駆動回
路74とよりなっており、マイクロコンピュータ72は
図1には詳細に示されていないが例えば中央処理ユニッ
ト(CPU)と、リードオンリメモリ(ROM)と、ラ
ンダムアクセスメモリ(RAM)と、入出力ポート装置
とを有し、これらが双方向性のコモンバスにより互いに
接続された一般的な構成のものであってよい。
FR、28、開閉弁54FL、54FR、60RL、60RR及び
開閉弁56FL、56FR、62RL、62RR、は後に詳細に
説明する如く電気式制御装置70により制御される。電
気式制御装置70はマイクロコンピュータ72と駆動回
路74とよりなっており、マイクロコンピュータ72は
図1には詳細に示されていないが例えば中央処理ユニッ
ト(CPU)と、リードオンリメモリ(ROM)と、ラ
ンダムアクセスメモリ(RAM)と、入出力ポート装置
とを有し、これらが双方向性のコモンバスにより互いに
接続された一般的な構成のものであってよい。
【0025】マイクロコンピュータ72の入出力ポート
装置には車速センサ76より車速Vを示す信号、実質的
に車体の重心に設けられた横加速度センサ78より車体
の横加速度Gy を示す信号、ヨーレートセンサ80より
車体のヨーレートγを示す信号、操舵角センサ82より
操舵角θを示す信号、実質的に車体の重心に設けられた
前後加速度センサ84より車体の前後加速度Gx を示す
信号、車輪速センサ86FL〜86RRよりそれぞれ左右前
輪及び左右後輪の車輪速(周速)Vwi( i=fl、fr、r
l、rr)を示す信号が入力されるようになっている。尚
横加速度センサ78及びヨーレートセンサ80等は車輌
の左旋回方向を正として横加速度等を検出し、前後加速
度センサ84は車輌の加速方向を正として前後加速度を
検出するようになっている。
装置には車速センサ76より車速Vを示す信号、実質的
に車体の重心に設けられた横加速度センサ78より車体
の横加速度Gy を示す信号、ヨーレートセンサ80より
車体のヨーレートγを示す信号、操舵角センサ82より
操舵角θを示す信号、実質的に車体の重心に設けられた
前後加速度センサ84より車体の前後加速度Gx を示す
信号、車輪速センサ86FL〜86RRよりそれぞれ左右前
輪及び左右後輪の車輪速(周速)Vwi( i=fl、fr、r
l、rr)を示す信号が入力されるようになっている。尚
横加速度センサ78及びヨーレートセンサ80等は車輌
の左旋回方向を正として横加速度等を検出し、前後加速
度センサ84は車輌の加速方向を正として前後加速度を
検出するようになっている。
【0026】またマイクロコンピュータ72のROMは
後述の如く種々の制御フロー及びマップを記憶してお
り、CPUは上述の種々のセンサにより検出されたパラ
メータに基づき後述の如く種々の演算を行い、車輌の旋
回挙動を判定すると共に、車輌の旋回挙動を安定化させ
るための各車輪の目標制動力を演算し、その演算結果に
基づき各車輪の制動力を制御するようになっている。
後述の如く種々の制御フロー及びマップを記憶してお
り、CPUは上述の種々のセンサにより検出されたパラ
メータに基づき後述の如く種々の演算を行い、車輌の旋
回挙動を判定すると共に、車輌の旋回挙動を安定化させ
るための各車輪の目標制動力を演算し、その演算結果に
基づき各車輪の制動力を制御するようになっている。
【0027】次に図2に示されたゼネラルフローチャー
トを参照して車輌の挙動制御の概要について説明する。
尚図2に示されたフローチャートによる制御は図には示
されていないイグニッションスイッチの閉成により開始
され、所定の時間毎に繰返し実行される。
トを参照して車輌の挙動制御の概要について説明する。
尚図2に示されたフローチャートによる制御は図には示
されていないイグニッションスイッチの閉成により開始
され、所定の時間毎に繰返し実行される。
【0028】まずステップ50に於いては車速センサ7
6により検出された車速Vを示す信号等の読込みが行わ
れ、ステップ100に於いては図3に示されたフローチ
ャートに従って車輌のスピンの度合を示すスピン状態量
SSが演算され、ステップ150に於いては図4に示さ
れたフローチャートに従って車輌のドリフトアウトの度
合を示すドリフトアウト状態量DSが演算される。
6により検出された車速Vを示す信号等の読込みが行わ
れ、ステップ100に於いては図3に示されたフローチ
ャートに従って車輌のスピンの度合を示すスピン状態量
SSが演算され、ステップ150に於いては図4に示さ
れたフローチャートに従って車輌のドリフトアウトの度
合を示すドリフトアウト状態量DSが演算される。
【0029】ステップ200に於いては図5に示された
フローチャートに従ってトータルのヨーモーメント制御
量Mt 及びトータルの減速制御量Gt が演算され、ステ
ップ250に於いては図6に示されたフローチャートに
従って目標ヨーモーメント制御量Mreq が演算され、ス
テップ300に於いては図7に示されたフローチャート
に従って目標減速制御量Greq が演算される。
フローチャートに従ってトータルのヨーモーメント制御
量Mt 及びトータルの減速制御量Gt が演算され、ステ
ップ250に於いては図6に示されたフローチャートに
従って目標ヨーモーメント制御量Mreq が演算され、ス
テップ300に於いては図7に示されたフローチャート
に従って目標減速制御量Greq が演算される。
【0030】ステップ350に於いては図8に示された
フローチャートに従って各輪の制御量Dsj(j=fin 、
fout、rin 、rout)が演算され、ステップ400に於い
ては図9に示されたフローチャートに従って旋回内側後
輪の制御量Dsrin が補正され、ステップ450に於い
ては図10に示されたフローチャートに従って各輪の目
標車輪速Vwti が演算される。
フローチャートに従って各輪の制御量Dsj(j=fin 、
fout、rin 、rout)が演算され、ステップ400に於い
ては図9に示されたフローチャートに従って旋回内側後
輪の制御量Dsrin が補正され、ステップ450に於い
ては図10に示されたフローチャートに従って各輪の目
標車輪速Vwti が演算される。
【0031】ステップ500に於いては各輪のデューテ
ィ比Dri(i=fl、fr、rl、rr)が下記の数1に従って
演算される。尚下記の数1に於いて、Kp 及びKd は車
輪速フィードバック制御に於ける比例項及び微分項の比
例定数である。
ィ比Dri(i=fl、fr、rl、rr)が下記の数1に従って
演算される。尚下記の数1に於いて、Kp 及びKd は車
輪速フィードバック制御に於ける比例項及び微分項の比
例定数である。
【数1】Dri=Kp *(Vwi−Vwti )+Kd *d(V
wi−Vwti )/dt
wi−Vwti )/dt
【0032】ステップ550に於いては切換弁42、4
4及び制御弁28、50FL、50FRに対し制御信号が出
力されることによってその制御弁が第二の位置に切換え
設定されると共に、同じく各輪の開閉弁に対しデューテ
ィ比Driに対応する制御信号が出力されることによりホ
イールシリンダ48FL、48FR、66RL、66RRに対す
るアキュームレータ圧の給排が制御され、これにより各
輪の制動圧が制御される。
4及び制御弁28、50FL、50FRに対し制御信号が出
力されることによってその制御弁が第二の位置に切換え
設定されると共に、同じく各輪の開閉弁に対しデューテ
ィ比Driに対応する制御信号が出力されることによりホ
イールシリンダ48FL、48FR、66RL、66RRに対す
るアキュームレータ圧の給排が制御され、これにより各
輪の制動圧が制御される。
【0033】この場合デューティ比Driが負の基準値と
正の基準値との間の値であるときには上流側の開閉弁が
第二の位置に切換え設定され且つ下流側の開閉弁が第一
の位置に保持されることにより、対応するホイールシリ
ンダ内の圧力が保持され、デューティ比が正の基準値以
上のときには上流側及び下流側の開閉弁が図1に示され
た位置に制御されることにより、対応するホイールシリ
ンダへアキュームレータ圧が供給されることによって該
ホイールシリンダ内の圧力が増圧され、デューティ比が
負の基準値以下であるときには上流側及び下流側の開閉
弁が第二の位置に切換え設定されることにより、対応す
るホイールシリンダ内のブレーキオイルが低圧導管52
へ排出され、これにより該ホイールシリンダ内の圧力が
減圧される。
正の基準値との間の値であるときには上流側の開閉弁が
第二の位置に切換え設定され且つ下流側の開閉弁が第一
の位置に保持されることにより、対応するホイールシリ
ンダ内の圧力が保持され、デューティ比が正の基準値以
上のときには上流側及び下流側の開閉弁が図1に示され
た位置に制御されることにより、対応するホイールシリ
ンダへアキュームレータ圧が供給されることによって該
ホイールシリンダ内の圧力が増圧され、デューティ比が
負の基準値以下であるときには上流側及び下流側の開閉
弁が第二の位置に切換え設定されることにより、対応す
るホイールシリンダ内のブレーキオイルが低圧導管52
へ排出され、これにより該ホイールシリンダ内の圧力が
減圧される。
【0034】図3に示されたスピン状態量SS演算ルー
チンのステップ102に於いては横加速度Gy と車速V
及びヨーレートγの積V*γとの偏差Gy −V*γとし
て横加速度の偏差、即ち車輌の横すべり加速度Vydが演
算され、ステップ104に於いては横すべり加速度Vyd
が積分されることにより車体の横すべり速度Vy が演算
され、車体の前後速度Vx (=車速V)に対する車体の
横すべり速度Vy の比Vy /Vx として車体のスリップ
角βが演算される。
チンのステップ102に於いては横加速度Gy と車速V
及びヨーレートγの積V*γとの偏差Gy −V*γとし
て横加速度の偏差、即ち車輌の横すべり加速度Vydが演
算され、ステップ104に於いては横すべり加速度Vyd
が積分されることにより車体の横すべり速度Vy が演算
され、車体の前後速度Vx (=車速V)に対する車体の
横すべり速度Vy の比Vy /Vx として車体のスリップ
角βが演算される。
【0035】ステップ106に於いてはK1 及びK2 を
それぞれ正の定数として車体のスリップ角β及び横すべ
り加速度Vydの線形和K1 *β+K2 *Vydとしてスピ
ンバリューSVが演算され、ステップ108於いてはヨ
ーレートγの符号に基づき車輌の旋回方向が判定され、
スピン状態量SSが車輌が左旋回のときにはSVとし
て、車輌が右旋回のときには−SVとして演算され、演
算結果が負の値のときにはスピン状態量は0とされる。
尚スピンバリューSVは車体のスリップ角β及びその微
分値βd の線形和として演算されてもよい。
それぞれ正の定数として車体のスリップ角β及び横すべ
り加速度Vydの線形和K1 *β+K2 *Vydとしてスピ
ンバリューSVが演算され、ステップ108於いてはヨ
ーレートγの符号に基づき車輌の旋回方向が判定され、
スピン状態量SSが車輌が左旋回のときにはSVとし
て、車輌が右旋回のときには−SVとして演算され、演
算結果が負の値のときにはスピン状態量は0とされる。
尚スピンバリューSVは車体のスリップ角β及びその微
分値βd の線形和として演算されてもよい。
【0036】また図4に示されたドリフトアウト状態量
DS演算ルーチンのステップ152に於いてはKh をス
タビリティファクタとし、Hをホイールベースとし、R
g をステアリングギヤ比として下記の数2に従って目標
ヨーレートγc が演算されると共に、Tを時定数としs
をラプラス演算子として下記の数3に従って基準ヨーレ
ートγt が演算される。尚目標ヨーレートγc は動的な
ヨーレートを考慮すべく車輌の横加速度Gy を加味して
演算されてもよい。
DS演算ルーチンのステップ152に於いてはKh をス
タビリティファクタとし、Hをホイールベースとし、R
g をステアリングギヤ比として下記の数2に従って目標
ヨーレートγc が演算されると共に、Tを時定数としs
をラプラス演算子として下記の数3に従って基準ヨーレ
ートγt が演算される。尚目標ヨーレートγc は動的な
ヨーレートを考慮すべく車輌の横加速度Gy を加味して
演算されてもよい。
【0037】
【数2】γc =V*θ/(1+Kh *V2 )*H/Rg
【数3】γt =γc /(1+T*s)
【0038】ステップ154に於いては下記の数4に従
ってドリフトバリューDVが演算される。尚ドリフトバ
リューDVは下記の数5に従って演算されてもよい。
ってドリフトバリューDVが演算される。尚ドリフトバ
リューDVは下記の数5に従って演算されてもよい。
【0039】
【数4】DV=(γt −γ)
【数5】DV=H*(γt −γ)/V
【0040】ステップ156に於いてはヨーレートγの
符号に基づき車輌の旋回方向が判定され、ドリフトアウ
ト状態量DSが車輌が左旋回のときにはDVとして、車
輌が右旋回のときには−DVとして演算され、演算結果
が負の値のときにはドリフトアウト状態量は0とされ
る。
符号に基づき車輌の旋回方向が判定され、ドリフトアウ
ト状態量DSが車輌が左旋回のときにはDVとして、車
輌が右旋回のときには−DVとして演算され、演算結果
が負の値のときにはドリフトアウト状態量は0とされ
る。
【0041】図5に示されたトータルのヨーモーメント
制御量Mt 及びトータルの減速制御量Gt 演算ルーチン
のステップ202に於いては、スピン状態量SSに基づ
き図11に示されたグラフに対応するマップよりスピン
に対するヨーモーメント制御量Mtsが演算され、ステッ
プ204に於いてはスピン状態量SSに基づき図12に
示されたグラフに対応するマップよりスピンに対する減
速制御量Gtsが演算される。
制御量Mt 及びトータルの減速制御量Gt 演算ルーチン
のステップ202に於いては、スピン状態量SSに基づ
き図11に示されたグラフに対応するマップよりスピン
に対するヨーモーメント制御量Mtsが演算され、ステッ
プ204に於いてはスピン状態量SSに基づき図12に
示されたグラフに対応するマップよりスピンに対する減
速制御量Gtsが演算される。
【0042】同様にステップ206に於いてはドリフト
アウト状態量DSに基づき図13に示されたグラフに対
応するマップよりドリフトに対するヨーモーメント制御
量Mtdが演算され、ステップ208に於いてはドリフト
アウト状態量DSに基づき図14に示されたグラフに対
応するマップよりドリフトに対する減速制御量Gtdが演
算される。
アウト状態量DSに基づき図13に示されたグラフに対
応するマップよりドリフトに対するヨーモーメント制御
量Mtdが演算され、ステップ208に於いてはドリフト
アウト状態量DSに基づき図14に示されたグラフに対
応するマップよりドリフトに対する減速制御量Gtdが演
算される。
【0043】ステップ210に於いてはスピンに対する
ヨーモーメント制御量Mtsがドリフトに対するヨーモー
メント制御量Mtd以上であるか否かの判別が行われ、肯
定判別が行われたときにはステップ212に於いてトー
タルのヨーモーメント制御量Mt がスピンに対するヨー
モーメント制御量Mtsに設定され、否定判別が行われた
ときにはステップ214に於いてトータルのヨーモーメ
ント制御量Mt がドリフトに対するヨーモーメント制御
量Mtdに設定される。
ヨーモーメント制御量Mtsがドリフトに対するヨーモー
メント制御量Mtd以上であるか否かの判別が行われ、肯
定判別が行われたときにはステップ212に於いてトー
タルのヨーモーメント制御量Mt がスピンに対するヨー
モーメント制御量Mtsに設定され、否定判別が行われた
ときにはステップ214に於いてトータルのヨーモーメ
ント制御量Mt がドリフトに対するヨーモーメント制御
量Mtdに設定される。
【0044】同様にステップ216に於いてはスピンに
対する減速制御量Gtsがドリフトに対する減速制御量G
td以上であるか否かの判別が行われ、肯定判別が行われ
たときにはステップ218に於いてトータルの減速制御
量Gt がスピンに対する減速制御量Gtsに設定され、否
定判別が行われたときにはステップ220に於いてトー
タルの減速制御量Gt がドリフトに対する減速制御量G
tdに設定される。
対する減速制御量Gtsがドリフトに対する減速制御量G
td以上であるか否かの判別が行われ、肯定判別が行われ
たときにはステップ218に於いてトータルの減速制御
量Gt がスピンに対する減速制御量Gtsに設定され、否
定判別が行われたときにはステップ220に於いてトー
タルの減速制御量Gt がドリフトに対する減速制御量G
tdに設定される。
【0045】図6に示された目標ヨーモーメント制御量
Mreq 演算ルーチンのステップ252に於いては、gを
重力加速度として例えば下記の数6に従って車輪に対す
る路面の摩擦係数μが推定演算され、ステップ254に
於いては摩擦係数μに基づき図には示されていないマッ
プより上限値βrlが演算される。
Mreq 演算ルーチンのステップ252に於いては、gを
重力加速度として例えば下記の数6に従って車輪に対す
る路面の摩擦係数μが推定演算され、ステップ254に
於いては摩擦係数μに基づき図には示されていないマッ
プより上限値βrlが演算される。
【数6】μ=(Gx2+Gy2)1/2 /g
【0046】ステップ256に於いてはLf を車輌の重
心と前輪車軸との間の距離として前輪のスリップ角βf
が下記の数7に従って演算され、また前輪の実舵角速度
δfdが前輪の実舵角δf (=θ/Rg )の微分値として
演算され、更にはTs を位相進みの時定数として下記の
数8に従って後輪の目標スリップ角βrtを演算するため
の基準値βfsが演算される。
心と前輪車軸との間の距離として前輪のスリップ角βf
が下記の数7に従って演算され、また前輪の実舵角速度
δfdが前輪の実舵角δf (=θ/Rg )の微分値として
演算され、更にはTs を位相進みの時定数として下記の
数8に従って後輪の目標スリップ角βrtを演算するため
の基準値βfsが演算される。
【0047】
【数7】βf =β+Lf *γ/V −θ/Rg
【数8】βfs=βf +Ts *δfd
【0048】尚基準値βfsは下記の数9に従って演算さ
れてもよい。
れてもよい。
【数9】βfs=DV+Ts *δfd
【0049】ステップ258に於いては基準値βfsに基
づき図15に示されたグラフに対応するマップより後輪
の目標スリップ角βrtが演算される。尚図15に示され
たグラフの直線部の傾きは、Cf を前輪のコーナリング
パワーとし、Cr を後輪のコーナリングパワーとし、L
r を車輌の重心と後輪車輌との間の距離とすると(Cf
*Lf )/(Cr *Lr )であり、上限及び下限はそれ
ぞれβrl、−βrlである。
づき図15に示されたグラフに対応するマップより後輪
の目標スリップ角βrtが演算される。尚図15に示され
たグラフの直線部の傾きは、Cf を前輪のコーナリング
パワーとし、Cr を後輪のコーナリングパワーとし、L
r を車輌の重心と後輪車輌との間の距離とすると(Cf
*Lf )/(Cr *Lr )であり、上限及び下限はそれ
ぞれβrl、−βrlである。
【0050】尚後輪の目標スリップ角βrtは、Cを図1
5に示されたグラフの傾き(Cf *Lf )/(Cr *L
r )に等しい値として下記の数10に従って演算されて
もよい。
5に示されたグラフの傾き(Cf *Lf )/(Cr *L
r )に等しい値として下記の数10に従って演算されて
もよい。
【数10】βrt=βrl*tanh(βfs*C)
【0051】ステップ260に於いては下記の数11に
従ってヨーモーメント制御係数Kmが演算され、ステッ
プ262に於いては下記の数12に従って目標ヨーモー
メント制御量Mreq が演算される。
従ってヨーモーメント制御係数Kmが演算され、ステッ
プ262に於いては下記の数12に従って目標ヨーモー
メント制御量Mreq が演算される。
【0052】
【数11】Km =βr −βrt+Vyd
【数12】Mreq =Km *Mt
【0053】図7に示された目標減速制御量Greq 演算
ルーチンのステップ302に於いては、減速制御係数K
g がステップ252に於いて演算され路面の摩擦係数μ
に等しい値に設定され、ステップ304に於いては下記
の数13に従って目標減速制御量Greq が演算される。
ルーチンのステップ302に於いては、減速制御係数K
g がステップ252に於いて演算され路面の摩擦係数μ
に等しい値に設定され、ステップ304に於いては下記
の数13に従って目標減速制御量Greq が演算される。
【数13】Greq =Kg *Gt
【0054】図8に示された各輪の制御量Dsj演算ルー
チンのステップ352に於いては、目標ヨーモーメント
制御量Mreq に基づきそれぞれ図16乃至図19に示さ
れたグラフに対応するマップより旋回内側前輪、旋回外
側前輪、旋回内側後輪、旋回外側後輪のヨーモーメント
配分比Rmj(j=fin 、fout、rin 、rout)が演算さ
れ、ステップ354に於いては下記の数14に従って各
輪のヨーモーメント制御量Dsmj が演算される。
チンのステップ352に於いては、目標ヨーモーメント
制御量Mreq に基づきそれぞれ図16乃至図19に示さ
れたグラフに対応するマップより旋回内側前輪、旋回外
側前輪、旋回内側後輪、旋回外側後輪のヨーモーメント
配分比Rmj(j=fin 、fout、rin 、rout)が演算さ
れ、ステップ354に於いては下記の数14に従って各
輪のヨーモーメント制御量Dsmj が演算される。
【数14】Dsmj =Rmj*Mreq
【0055】ステップ356に於いては目標ヨーモーメ
ント制御量Mreq に基づきそれぞれ図20乃至図23に
示されたグラフに対応するマップより旋回内側前輪、旋
回外側前輪、旋回内側後輪、旋回外側後輪の減速度配分
比Rdj(j=fin 、fout、rin 、rout)が演算され、ス
テップ358に於いては各輪の減速度制御量Dsdj が下
記の数15に従って演算される。
ント制御量Mreq に基づきそれぞれ図20乃至図23に
示されたグラフに対応するマップより旋回内側前輪、旋
回外側前輪、旋回内側後輪、旋回外側後輪の減速度配分
比Rdj(j=fin 、fout、rin 、rout)が演算され、ス
テップ358に於いては各輪の減速度制御量Dsdj が下
記の数15に従って演算される。
【数15】Dsdj =Rdj*Greq
【0056】ステップ360に於いては各輪の制御量D
sjがヨーモーメント制御量Dsmj と減速度制御量Dsdj
との和として下記の数16に従って演算される。
sjがヨーモーメント制御量Dsmj と減速度制御量Dsdj
との和として下記の数16に従って演算される。
【数16】Dsj=Dsmj +Dsdj
【0057】図9に示された旋回内側後輪の制御量Dsr
in補正ルーチンのステップ402に於いては、車速Vが
基準値Vc (80km/h 程度の正の定数)以上であるか
否かの判別が行われ、肯定判別が行われたときにはステ
ップ406へ進み、否定判別が行われたときにはステッ
プ404に於いて補正係数Kv 及び補正係数Ks がそれ
ぞれ1に設定される。
in補正ルーチンのステップ402に於いては、車速Vが
基準値Vc (80km/h 程度の正の定数)以上であるか
否かの判別が行われ、肯定判別が行われたときにはステ
ップ406へ進み、否定判別が行われたときにはステッ
プ404に於いて補正係数Kv 及び補正係数Ks がそれ
ぞれ1に設定される。
【0058】ステップ406に於いては車速Vに基づき
図24に示されたグラフに対応するマップより補正係数
Kv が演算され、ステップ408に於いては例えば操舵
角θの時間微分値として操舵角速度θd が演算されると
共に、操舵角速度θd の絶対値に基づき図25に示され
たグラフに対応するマップより補正係数Ks が演算さ
れ、ステップ410に於いては下記の数17に従って旋
回内側後輪の補正後の制御量Dsrinが演算される。
図24に示されたグラフに対応するマップより補正係数
Kv が演算され、ステップ408に於いては例えば操舵
角θの時間微分値として操舵角速度θd が演算されると
共に、操舵角速度θd の絶対値に基づき図25に示され
たグラフに対応するマップより補正係数Ks が演算さ
れ、ステップ410に於いては下記の数17に従って旋
回内側後輪の補正後の制御量Dsrinが演算される。
【数17】Dsrin=Kv *Ks *Dsrin
【0059】図10に示された各輪の目標車輪速度Vti
演算ルーチンのステップ452に於いては、車輌の横加
速度Gy と目標ヨーモーメント制御量Nreq との積が正
であるか否かの判別、即ち目標ヨーモーメント制御量が
旋回補助方向のヨーモーメント制御量であるか否かの判
別が行われ、肯定判別が行われたときにはステップ46
0へ進み、否定判別が行われたときにはステップ454
へ進む。
演算ルーチンのステップ452に於いては、車輌の横加
速度Gy と目標ヨーモーメント制御量Nreq との積が正
であるか否かの判別、即ち目標ヨーモーメント制御量が
旋回補助方向のヨーモーメント制御量であるか否かの判
別が行われ、肯定判別が行われたときにはステップ46
0へ進み、否定判別が行われたときにはステップ454
へ進む。
【0060】ステップ454に於いてはヨーレートγが
正であるか否かの判別、即ち車輌が左旋回状態にあるか
否かの判別が行われ、肯定判別が行われたときにはステ
ップ456に於いて下記の数18に従って各輪の目標車
輪速Vwti が演算され、否定判別か行われたときにはス
テップ458に於いて下記の数19に従って各輪の目標
車輪速Vwti が演算される。
正であるか否かの判別、即ち車輌が左旋回状態にあるか
否かの判別が行われ、肯定判別が行われたときにはステ
ップ456に於いて下記の数18に従って各輪の目標車
輪速Vwti が演算され、否定判別か行われたときにはス
テップ458に於いて下記の数19に従って各輪の目標
車輪速Vwti が演算される。
【0061】
【数18】Vwtfl=(1−Dsfin)Vwfr Vwtfr=Vwfr Vwtrl=(1−Dsrin)Vwfr Vwtrr=(1−Dsrout)Vwfr
【数19】Vwtfl=Vwfl Vwtfr=(1−Dsfin)Vwfl Vwtrl=(1−Dsrout )Vwfl Vwtrr=(1−Dsrin)Vwfl
【0062】同様にステップ460に於いてはヨーレー
トγが正であるか否かの判別が行われ、肯定判別が行わ
れたときにはステップ462に於いて下記の数20に従
って各輪の目標車輪速Vwti が演算され、否定判別が行
われたときにはステップ464に於いて下記の数21に
従って各輪の目標車輪速Vwti が演算される。
トγが正であるか否かの判別が行われ、肯定判別が行わ
れたときにはステップ462に於いて下記の数20に従
って各輪の目標車輪速Vwti が演算され、否定判別が行
われたときにはステップ464に於いて下記の数21に
従って各輪の目標車輪速Vwti が演算される。
【0063】
【数20】Vwtfl=Vwfl Vwtfr=(1−Dsfout )Vwfl Vwtrl=(1−Dsrin)Vwfl Vwtrr=(1−Dsrout)Vwfl
【数21】Vwtfl=(1−Dsfout )Vwfr Vwtfr=Vwfr Vwtrl=(1−Dsrout)Vwfr Vwtrr=(1−Dsrin)Vwfr
【0064】かくして図示の実施形態によれば、ステッ
プ100及び150に於いてそれぞれスピン状態量SS
及びドリフトアウト状態量DSが演算され、ステップ2
00に於いてこれらの状態量に基づきトータルのヨーモ
ーメント制御量Mt 及びトータルの減速制御量Gt が演
算され、ステップ250及び300に於いてこれらの制
御量に基づき目標ヨーモーメント制御量Mreq 及び目標
減速制御量Greq が演算される。
プ100及び150に於いてそれぞれスピン状態量SS
及びドリフトアウト状態量DSが演算され、ステップ2
00に於いてこれらの状態量に基づきトータルのヨーモ
ーメント制御量Mt 及びトータルの減速制御量Gt が演
算され、ステップ250及び300に於いてこれらの制
御量に基づき目標ヨーモーメント制御量Mreq 及び目標
減速制御量Greq が演算される。
【0065】そしてステップ350に於いて目標ヨーモ
ーメント制御量Mreq 及び目標減速制御量Greq に基づ
き各輪の制御量Dsjが演算され、ステップ450に於い
て各輪の目標車輪速Vwti が演算され、ステップ500
に於いて制御量Dsjに基づき各輪のデューティ比Driが
演算され、ステップ550に於いて各輪の制動圧がデュ
ーティ比Driに応じて制御され、これにより車輌が減速
されると共に車輌に必要なヨーモーメントが与えられ
る。
ーメント制御量Mreq 及び目標減速制御量Greq に基づ
き各輪の制御量Dsjが演算され、ステップ450に於い
て各輪の目標車輪速Vwti が演算され、ステップ500
に於いて制御量Dsjに基づき各輪のデューティ比Driが
演算され、ステップ550に於いて各輪の制動圧がデュ
ーティ比Driに応じて制御され、これにより車輌が減速
されると共に車輌に必要なヨーモーメントが与えられ
る。
【0066】例えば車輌がスピン状態になると、スピン
状態量SSが高い値になり、これに対応してアンチスピ
ン方向の目標ヨーモーメント制御量Mreq 及び目標減速
制御量Greq が演算され、これらに基づき各輪の制御量
Dsjが演算されることにより、車輌にアンチスピン方向
のヨーモーメントが与えられると共に車輌が減速され、
これによりスピン状態が低減される。
状態量SSが高い値になり、これに対応してアンチスピ
ン方向の目標ヨーモーメント制御量Mreq 及び目標減速
制御量Greq が演算され、これらに基づき各輪の制御量
Dsjが演算されることにより、車輌にアンチスピン方向
のヨーモーメントが与えられると共に車輌が減速され、
これによりスピン状態が低減される。
【0067】また車輌がドリフトアウト状態になると、
ドリフトアウト状態量DSが高い値になり、これに対応
して旋回補助方向の目標ヨーモーメント制御量Mreq 及
び目標減速制御量Greq が演算され、これらに基づき各
輪の制御量Dsjが演算されることにより、車輌に旋回補
助方向のヨーモーメントが与えられると共に車輌が減速
され、これによりドリフトアウト状態が低減される。
ドリフトアウト状態量DSが高い値になり、これに対応
して旋回補助方向の目標ヨーモーメント制御量Mreq 及
び目標減速制御量Greq が演算され、これらに基づき各
輪の制御量Dsjが演算されることにより、車輌に旋回補
助方向のヨーモーメントが与えられると共に車輌が減速
され、これによりドリフトアウト状態が低減される。
【0068】特にこの場合、旋回内側後輪の制御量Dsr
inはステップ400に於いて補正される。即ちステップ
402に於いて車速Vが基準値Vc 以上であるか否かの
判別が行われ、肯定判別が行われたときにはステップ4
06に於いて車速Vが高いほど大きくなるよう補正係数
Kv が演算され、ステップ408に於いて操舵角速度θ
d の大きさが大きいほど大きくなるよう補正係数Ks が
演算され、ステップ410に於いて補正係数Kv 及び補
正係数Ks と旋回内側後輪の補正前の制御量Dsrinとの
積として旋回内側後輪の補正後の制御量Dsrinが演算さ
れる。
inはステップ400に於いて補正される。即ちステップ
402に於いて車速Vが基準値Vc 以上であるか否かの
判別が行われ、肯定判別が行われたときにはステップ4
06に於いて車速Vが高いほど大きくなるよう補正係数
Kv が演算され、ステップ408に於いて操舵角速度θ
d の大きさが大きいほど大きくなるよう補正係数Ks が
演算され、ステップ410に於いて補正係数Kv 及び補
正係数Ks と旋回内側後輪の補正前の制御量Dsrinとの
積として旋回内側後輪の補正後の制御量Dsrinが演算さ
れる。
【0069】従って車速Vが基準値Vc 以上である高車
速域に於いては、車速が高いほど旋回内側後輪の制御量
Dsrinが低減されるので、車輌がアンダステア状態にな
り難い車輌の高速走行時にドリフトアウト抑制制御によ
る旋回内側後輪の制動力が過剰になり、これによりドリ
フトアウト抑制制御に起因して車輌がスピン状態になる
ことが確実に防止され、また車輌の低中速走行時に於け
る旋回内側後輪の制動力が不足して車輌の減速及び旋回
補助ヨーモーメントが過剰に不足することが回避され、
これによりドリフトアウト状態が効果的に抑制される。
速域に於いては、車速が高いほど旋回内側後輪の制御量
Dsrinが低減されるので、車輌がアンダステア状態にな
り難い車輌の高速走行時にドリフトアウト抑制制御によ
る旋回内側後輪の制動力が過剰になり、これによりドリ
フトアウト抑制制御に起因して車輌がスピン状態になる
ことが確実に防止され、また車輌の低中速走行時に於け
る旋回内側後輪の制動力が不足して車輌の減速及び旋回
補助ヨーモーメントが過剰に不足することが回避され、
これによりドリフトアウト状態が効果的に抑制される。
【0070】また図示の実施形態によれば、補正係数K
s はステップ408に於いて操舵角速度θd の大きさが
大きいほど大きくなるよう演算されるので、例えば車輌
の高速走行時に於ける緊急回避操舵のような場合に旋回
内側後輪の制動力が過剰に低下して車輌の減速及び旋回
補助ヨーモーメントが過剰に不足することが回避され
る。
s はステップ408に於いて操舵角速度θd の大きさが
大きいほど大きくなるよう演算されるので、例えば車輌
の高速走行時に於ける緊急回避操舵のような場合に旋回
内側後輪の制動力が過剰に低下して車輌の減速及び旋回
補助ヨーモーメントが過剰に不足することが回避され
る。
【0071】尚図示の実施形態によれば、車輌がスピン
状態にあるときにも旋回内側後輪の制御量Dsrinの補正
が行われるが、車輌がスピン状態にあるときには旋回内
側後輪の制御量はそれ程高い値にならないのに対し、旋
回外側前輪の制御量は高い値になるので、旋回内側後輪
の制御量Dsrinの補正によりスピン抑制制御の効果が大
きく低減されることはない。
状態にあるときにも旋回内側後輪の制御量Dsrinの補正
が行われるが、車輌がスピン状態にあるときには旋回内
側後輪の制御量はそれ程高い値にならないのに対し、旋
回外側前輪の制御量は高い値になるので、旋回内側後輪
の制御量Dsrinの補正によりスピン抑制制御の効果が大
きく低減されることはない。
【0072】以上に於ては本発明を特定の実施形態につ
いて詳細に説明したが、本発明は上述の実施形態に限定
されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実
施形態が可能であることは当業者にとって明らかであろ
う。
いて詳細に説明したが、本発明は上述の実施形態に限定
されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実
施形態が可能であることは当業者にとって明らかであろ
う。
【0073】例えば図示の実施形態に於いては、ステッ
プ408に於いて補正係数Ks が操舵角速度θd の大き
さが大きいほど大きくなるよう演算されることにより、
操舵角速度の大きさが大きいほど旋回内側後輪の制御量
Dsrinの低減補正量が低減されるようになっているが、
補正係数Ks による旋回内側後輪の制御量Dsrinの補正
は省略されてもよい。
プ408に於いて補正係数Ks が操舵角速度θd の大き
さが大きいほど大きくなるよう演算されることにより、
操舵角速度の大きさが大きいほど旋回内側後輪の制御量
Dsrinの低減補正量が低減されるようになっているが、
補正係数Ks による旋回内側後輪の制御量Dsrinの補正
は省略されてもよい。
【0074】また図示の実施形態に於いては、スピン状
態量SS及びドリフトアウト状態量DSが演算され、こ
れらの状態量に基づきトータルのヨーモーメント制御量
Mt及びトータルの減速制御量Gt が演算され、これら
の制御量に基づき目標ヨーモーメント制御量Mreq 及び
目標減速制御量Greq が演算され、これらの制御量に基
づき各輪の制御量Dsjが演算されるようになっている
が、制御量Dsjはドリフトアウト状態量に基づきドリフ
トアウトを抑制するための制御量として演算される限
り、任意の態様にて演算されてよい。
態量SS及びドリフトアウト状態量DSが演算され、こ
れらの状態量に基づきトータルのヨーモーメント制御量
Mt及びトータルの減速制御量Gt が演算され、これら
の制御量に基づき目標ヨーモーメント制御量Mreq 及び
目標減速制御量Greq が演算され、これらの制御量に基
づき各輪の制御量Dsjが演算されるようになっている
が、制御量Dsjはドリフトアウト状態量に基づきドリフ
トアウトを抑制するための制御量として演算される限
り、任意の態様にて演算されてよい。
【0075】更に図示の実施形態に於いては、ドリフト
アウトを抑制するための減速及び旋回補助ヨーモーメン
ト方向の付与は各輪の制動力の制御により達成されるよ
うになっているが、各輪の駆動力の制御又は各輪の制動
力及び駆動力の制御により達成されてもよい。
アウトを抑制するための減速及び旋回補助ヨーモーメン
ト方向の付与は各輪の制動力の制御により達成されるよ
うになっているが、各輪の駆動力の制御又は各輪の制動
力及び駆動力の制御により達成されてもよい。
【0076】
【発明の効果】以上の説明より明らかである如く、本発
明の請求項1の構成によれば、旋回補助制御の制御量は
制御量補正手段により車速が高いほど低減されるので、
低中速走行時に於けるドリフトアウト状態を効果的に抑
制することができると共に、高速走行時に於けるドリフ
トアウト抑制制御に起因するスピンの発生を確実に防止
することができる。
明の請求項1の構成によれば、旋回補助制御の制御量は
制御量補正手段により車速が高いほど低減されるので、
低中速走行時に於けるドリフトアウト状態を効果的に抑
制することができると共に、高速走行時に於けるドリフ
トアウト抑制制御に起因するスピンの発生を確実に防止
することができる。
【図1】本発明による挙動制御装置の一つの実施形態の
油圧回路及び電気式制御装置を示す概略構成図である。
油圧回路及び電気式制御装置を示す概略構成図である。
【図2】本発明による挙動制御装置の一つの実施形態に
より達成される挙動制御の概要を示すゼネラルフローチ
ャートである。
より達成される挙動制御の概要を示すゼネラルフローチ
ャートである。
【図3】図示の実施形態に於けるスピン状態量SSの演
算ルーチンを示すフローチャートである。
算ルーチンを示すフローチャートである。
【図4】図示の実施形態に於けるドリフトアウト状態量
DSの演算ルーチンを示すフローチャートである。
DSの演算ルーチンを示すフローチャートである。
【図5】図示の実施形態に於けるトータルのヨーモーメ
ント制御量Mt 及びトータルの減速制御量Gt の演算ル
ーチンを示すフローチャートである。
ント制御量Mt 及びトータルの減速制御量Gt の演算ル
ーチンを示すフローチャートである。
【図6】図示の実施形態に於ける目標ヨーモーメント制
御量Mreq の演算ルーチンを示すフローチャートであ
る。
御量Mreq の演算ルーチンを示すフローチャートであ
る。
【図7】図示の実施形態に於ける目標減速制御量Greq
の演算ルーチンを示すフローチャートである。
の演算ルーチンを示すフローチャートである。
【図8】図示の実施形態に於ける各輪の制御量Dsjの演
算ルーチンを示すフローチャートである。
算ルーチンを示すフローチャートである。
【図9】図示の実施形態に於ける旋回内側後輪の制御量
Dsrinの補正ルーチンを示すフローチャートである。
Dsrinの補正ルーチンを示すフローチャートである。
【図10】図示の実施形態に於ける各輪の目標車輪速V
wti の演算ルーチンを示すフローチャートである。
wti の演算ルーチンを示すフローチャートである。
【図11】スピン状態量SSとスピンのヨーモーメント
制御量Mtsとの間の関係を示すグラフである。
制御量Mtsとの間の関係を示すグラフである。
【図12】スピン状態量SSとスピンの減速制御量Gts
との間の関係を示すグラフである。
との間の関係を示すグラフである。
【図13】ドリフトアウト状態量DSとドリフトのヨー
モーメント制御量Mtdとの間の関係を示すグラフであ
る。
モーメント制御量Mtdとの間の関係を示すグラフであ
る。
【図14】ドリフトアウト状態量DSとドリフトの減速
制御量Gtdとの間の関係を示すグラフである。
制御量Gtdとの間の関係を示すグラフである。
【図15】基準値βfsと後輪の目標スリップ角βrtとの
間の関係を示すグラフである。
間の関係を示すグラフである。
【図16】目標ヨーモーメント制御量Mreq と旋回内側
前輪のヨーモーメント配分比Rmfinとの間の関係を示す
グラフである。
前輪のヨーモーメント配分比Rmfinとの間の関係を示す
グラフである。
【図17】目標ヨーモーメント制御量Mreq と旋回外側
前輪のヨーモーメント配分比Rmfout との間の関係を示
すグラフである。
前輪のヨーモーメント配分比Rmfout との間の関係を示
すグラフである。
【図18】目標ヨーモーメント制御量Mreq と旋回内側
後輪のヨーモーメント配分比Rmrinとの間の関係を示す
グラフである。
後輪のヨーモーメント配分比Rmrinとの間の関係を示す
グラフである。
【図19】目標ヨーモーメント制御量Mreq と旋回外側
後輪のヨーモーメント配分比Rmrout との間の関係を示
すグラフである。
後輪のヨーモーメント配分比Rmrout との間の関係を示
すグラフである。
【図20】目標ヨーモーメント制御量Mreq と旋回内側
前輪の減速度配分比Rdfinとの間の関係を示すグラフで
ある。
前輪の減速度配分比Rdfinとの間の関係を示すグラフで
ある。
【図21】目標ヨーモーメント制御量Mreq と旋回外側
前輪の減速度配分比Rdfout との間の関係を示すグラフ
である。
前輪の減速度配分比Rdfout との間の関係を示すグラフ
である。
【図22】目標ヨーモーメント制御量Mreq と旋回内側
後輪の減速度配分比Rdrinとの間の関係を示すグラフで
ある。
後輪の減速度配分比Rdrinとの間の関係を示すグラフで
ある。
【図23】目標ヨーモーメント制御量Mreq と旋回外側
後輪の減速度配分比Rdrout との間の関係を示すグラフ
である。
後輪の減速度配分比Rdrout との間の関係を示すグラフ
である。
【図24】車速Vと旋回内側後輪の制御量に対する補正
係数Kv との間の関係を示すグラフである。
係数Kv との間の関係を示すグラフである。
【図25】操舵角速度θd の絶対値と旋回内側後輪の制
御量に対する補正係数Ks との間の関係を示すグラフで
ある。
御量に対する補正係数Ks との間の関係を示すグラフで
ある。
10…制動装置 14…マスタシリンダ 16…ハイドロブースタ 20、22、32、34…ブレーキ油圧制御装置 28、50FL、50FR…制御弁 42、44…切換弁 44FL、44FR、64RL、64RR…ホイールシリンダ 54FL、54FR、60RL、60RR…開閉弁 56FL、56FR、62RL、62RR…開閉弁 70…電気式制御装置 76…車速センサ 78…横加速度センサ 80…ヨーレートセンサ 82…操舵角センサ 84…前後加速度センサ 86FL〜86RR…車輪速センサ
Claims (1)
- 【請求項1】車輌の旋回時に少なくとも旋回内側後輪の
車輪速を低下させることにより車輌を減速し若しくは車
輌に旋回補助ヨーモーメントを与える旋回補助制御を行
う車輌の挙動制御装置に於いて、車速を検出する手段
と、車速が高いほど前記旋回補助制御の制御量を低減す
る制御量補正手段とを有する車輌の挙動制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13921297A JPH10315943A (ja) | 1997-05-14 | 1997-05-14 | 車輌の挙動制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13921297A JPH10315943A (ja) | 1997-05-14 | 1997-05-14 | 車輌の挙動制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10315943A true JPH10315943A (ja) | 1998-12-02 |
Family
ID=15240141
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13921297A Pending JPH10315943A (ja) | 1997-05-14 | 1997-05-14 | 車輌の挙動制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10315943A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1078831A2 (en) | 1999-08-24 | 2001-02-28 | Mazda Motor Corporation | Yaw controlling apparatus for an automobile |
| JP2009035103A (ja) * | 2007-08-01 | 2009-02-19 | Nissan Motor Co Ltd | 車両の制駆動制御装置及び制駆動制御方法 |
| JP2012056511A (ja) * | 2010-09-10 | 2012-03-22 | Fuji Heavy Ind Ltd | 車両挙動制御装置 |
-
1997
- 1997-05-14 JP JP13921297A patent/JPH10315943A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1078831A2 (en) | 1999-08-24 | 2001-02-28 | Mazda Motor Corporation | Yaw controlling apparatus for an automobile |
| US6409287B1 (en) | 1999-08-24 | 2002-06-25 | Mazda Motor Corporation | Yaw controlling apparatus for an automobile |
| JP2009035103A (ja) * | 2007-08-01 | 2009-02-19 | Nissan Motor Co Ltd | 車両の制駆動制御装置及び制駆動制御方法 |
| JP2012056511A (ja) * | 2010-09-10 | 2012-03-22 | Fuji Heavy Ind Ltd | 車両挙動制御装置 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3248411B2 (ja) | 車輌の挙動制御装置 | |
| JP3269421B2 (ja) | 車両の自動減速制御装置 | |
| JP3132371B2 (ja) | 車輌の挙動制御装置 | |
| JP3248413B2 (ja) | 車輌の挙動制御装置 | |
| US6691017B2 (en) | Vehicle behavior control device | |
| JP3454011B2 (ja) | 後輪駆動車の制動力制御装置 | |
| US20030102713A1 (en) | Vehicle-behavior control apparatus and method | |
| JP3257392B2 (ja) | 車輌の挙動制御装置 | |
| JP3248412B2 (ja) | 車輌の挙動制御装置 | |
| JP3435924B2 (ja) | 車輌の制動力制御装置 | |
| JP3116787B2 (ja) | 車輌の挙動制御装置 | |
| JPH09301142A (ja) | 車両の制動力制御装置 | |
| JP3267137B2 (ja) | 車輌の挙動制御装置 | |
| JPH09118214A (ja) | 車輌の挙動制御装置 | |
| JP3239724B2 (ja) | 車輌の挙動制御装置 | |
| JP3502209B2 (ja) | 車輌の挙動制御装置 | |
| JPH09109855A (ja) | 車輌の挙動制御装置 | |
| JPH10315943A (ja) | 車輌の挙動制御装置 | |
| JP3731290B2 (ja) | 車輌の挙動制御装置 | |
| JP3134716B2 (ja) | 車輌の挙動制御装置 | |
| JP3218885B2 (ja) | 車輌の挙動制御装置 | |
| JP3275576B2 (ja) | 車輌の挙動制御装置 | |
| JP3275646B2 (ja) | 車輌の制動力制御装置 | |
| JP3595049B2 (ja) | 車輌の挙動制御装置 | |
| JP3401987B2 (ja) | 車輌の挙動制御装置 |