JPH10316193A - 浮屋根式貯蔵タンクのデッキ補修方法 - Google Patents
浮屋根式貯蔵タンクのデッキ補修方法Info
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- JPH10316193A JPH10316193A JP9125279A JP12527997A JPH10316193A JP H10316193 A JPH10316193 A JP H10316193A JP 9125279 A JP9125279 A JP 9125279A JP 12527997 A JP12527997 A JP 12527997A JP H10316193 A JPH10316193 A JP H10316193A
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Landscapes
- Working Measures On Existing Buildindgs (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 比較的大きい貫通部が生じた場合でも、浮屋
根式貯蔵タンクの使用を停止することなく、その流出を
防止しデッキの貫通部を安全に補修することができる浮
屋根式貯蔵タンクのデッキ補修方法を提供する。 【解決手段】 デッキ3を貫通して上下方向に延び、上
端が吃水8aより上方に位置する複数の中空管10をデ
ッキ面に分散して予め水密に取り付けておく。補修時に
中空管を通して中空弾性袋12をデッキ下面に挿入し、
次いで中空弾性袋内にチューブ12aを介して圧縮ガス
を供給し膨張させる。複数の中空弾性袋を複数の中空管
から挿入して膨張させることにより、浮屋根の浮力を高
めて吃水8aをデッキ下面まで下げて補修ができる。ま
た、デッキ貫通部9に隣接する中空管を通して中空弾性
袋を貫通部のあるデッキ下面に挿入して膨張させ、貫通
部を囲むデッキ下面に密着させることにより貫通部をデ
ッキ下面からシールして補修ができる。
根式貯蔵タンクの使用を停止することなく、その流出を
防止しデッキの貫通部を安全に補修することができる浮
屋根式貯蔵タンクのデッキ補修方法を提供する。 【解決手段】 デッキ3を貫通して上下方向に延び、上
端が吃水8aより上方に位置する複数の中空管10をデ
ッキ面に分散して予め水密に取り付けておく。補修時に
中空管を通して中空弾性袋12をデッキ下面に挿入し、
次いで中空弾性袋内にチューブ12aを介して圧縮ガス
を供給し膨張させる。複数の中空弾性袋を複数の中空管
から挿入して膨張させることにより、浮屋根の浮力を高
めて吃水8aをデッキ下面まで下げて補修ができる。ま
た、デッキ貫通部9に隣接する中空管を通して中空弾性
袋を貫通部のあるデッキ下面に挿入して膨張させ、貫通
部を囲むデッキ下面に密着させることにより貫通部をデ
ッキ下面からシールして補修ができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浮屋根式貯蔵タン
クのデッキ補修方法に関する。
クのデッキ補修方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図4(A)は、石油等の油タンクとして
用いられる浮屋根式貯蔵タンクの模式図である。この図
において、1は基礎、2は側板、3はデッキ、4はポン
ツーン、5はシール装置、6はウェザーシールドであ
り、デッキ3、ポンツーン4、シール装置5及びウェザ
ーシールド6で浮屋根7が構成される。
用いられる浮屋根式貯蔵タンクの模式図である。この図
において、1は基礎、2は側板、3はデッキ、4はポン
ツーン、5はシール装置、6はウェザーシールドであ
り、デッキ3、ポンツーン4、シール装置5及びウェザ
ーシールド6で浮屋根7が構成される。
【0003】図4(B)は(A)のA部拡大図である。
浮屋根式貯蔵タンクでは石油等の内容物8が通常可燃性
があるため、内容物8の吃水8aがデッキ3よりも高く
設定されている。従って、浮力を発生させるポンツーン
4は、デッキ3の周辺の上側に通常設けられる。シール
装置5は、リング状の弾性部材であり、ポンツーン4の
外周面と側板2の内面の間をシールする。また、ウェザ
ーシールド6は下端がポンツーン4の上面に取り付けら
れ、上端が側板2の内面に摺動する薄板であり、雨水等
がシール装置5に侵入しないようになっている。
浮屋根式貯蔵タンクでは石油等の内容物8が通常可燃性
があるため、内容物8の吃水8aがデッキ3よりも高く
設定されている。従って、浮力を発生させるポンツーン
4は、デッキ3の周辺の上側に通常設けられる。シール
装置5は、リング状の弾性部材であり、ポンツーン4の
外周面と側板2の内面の間をシールする。また、ウェザ
ーシールド6は下端がポンツーン4の上面に取り付けら
れ、上端が側板2の内面に摺動する薄板であり、雨水等
がシール装置5に侵入しないようになっている。
【0004】なお、図4におけるデッキ3は、1枚の金
属板で構成されるシングルデッキ式の場合を示している
が、デッキ3を2枚の金属板で構成するダブルデッキ式
の場合もある。
属板で構成されるシングルデッキ式の場合を示している
が、デッキ3を2枚の金属板で構成するダブルデッキ式
の場合もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した浮屋根式貯蔵
タンクは、例えば直径が約50m程度の大型石油タンク
であり、通常5年程度の間隔で定期的に内容物を空に
し、点検と補修を実施する。しかし、デッキ3は風雨に
晒されるため腐食が激しく、使用中に貫通孔が開いた
り、地震時のスロッシングによる液面揺動、或いは台風
等の強風時の波打現象等により、シングルデッキ上の一
番弱い箇所である継手部等に亀裂が入ったり破損するこ
とがある。
タンクは、例えば直径が約50m程度の大型石油タンク
であり、通常5年程度の間隔で定期的に内容物を空に
し、点検と補修を実施する。しかし、デッキ3は風雨に
晒されるため腐食が激しく、使用中に貫通孔が開いた
り、地震時のスロッシングによる液面揺動、或いは台風
等の強風時の波打現象等により、シングルデッキ上の一
番弱い箇所である継手部等に亀裂が入ったり破損するこ
とがある。
【0006】デッキ3に貫通孔、亀裂、破損等の貫通部
9が一旦できると、前述のように吃水がデッキ3より高
くなっているため、内容物8がデッキ上へ流出し、吃水
高さ(200〜300mm)に達するまで止まらなくな
る。内容物8は可燃物であり、デッキ面積は非常に広い
ため、火災・爆発等の可能性もあり流出物の除去は困難
を究める。そのため、通常はこのように破損箇所が大き
い場合には、タンクの運用スケジュールを変更して内容
物を空にし補修することになる。しかし、この点検・補
修作業には数千万円〜1億円にも達する費用がかかるば
かりでなく、特に大型石油タンクに予備又は余裕がない
場合、或いは1基しかない場合にはそのタンクの内容物
が供給できなくなり、施設全体の稼働を停止せざるをえ
なくなる等の問題点があった。
9が一旦できると、前述のように吃水がデッキ3より高
くなっているため、内容物8がデッキ上へ流出し、吃水
高さ(200〜300mm)に達するまで止まらなくな
る。内容物8は可燃物であり、デッキ面積は非常に広い
ため、火災・爆発等の可能性もあり流出物の除去は困難
を究める。そのため、通常はこのように破損箇所が大き
い場合には、タンクの運用スケジュールを変更して内容
物を空にし補修することになる。しかし、この点検・補
修作業には数千万円〜1億円にも達する費用がかかるば
かりでなく、特に大型石油タンクに予備又は余裕がない
場合、或いは1基しかない場合にはそのタンクの内容物
が供給できなくなり、施設全体の稼働を停止せざるをえ
なくなる等の問題点があった。
【0007】かかる問題点を解決するため、従来はデッ
キ上面を頻繁に点検し、腐食等による損傷を早期に補修
し、或いは貫通部が軽微な段階でパテ等で塞いでいる。
しかし、そのため、早期発見が不可欠であり、保守管理
に手間がかかる問題点があった。また、軽微な貫通部の
発見はデッキ上面の汚れ等の影響で熟練を要するため、
その早期発見を逸しパテ等では流出を止められなくなる
こともある。
キ上面を頻繁に点検し、腐食等による損傷を早期に補修
し、或いは貫通部が軽微な段階でパテ等で塞いでいる。
しかし、そのため、早期発見が不可欠であり、保守管理
に手間がかかる問題点があった。また、軽微な貫通部の
発見はデッキ上面の汚れ等の影響で熟練を要するため、
その早期発見を逸しパテ等では流出を止められなくなる
こともある。
【0008】本発明はかかる問題点を解決するために創
案されたものである。すなわち、本発明の目的は、パテ
等では流出を止められない大きさの貫通部が生じた場合
でも、浮屋根式貯蔵タンクの使用を停止することなく、
その流出を防止しデッキの貫通部を安全に補修すること
ができる浮屋根式貯蔵タンクのデッキ補修方法を提供す
ることにある。
案されたものである。すなわち、本発明の目的は、パテ
等では流出を止められない大きさの貫通部が生じた場合
でも、浮屋根式貯蔵タンクの使用を停止することなく、
その流出を防止しデッキの貫通部を安全に補修すること
ができる浮屋根式貯蔵タンクのデッキ補修方法を提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、デッキ
を貫通して上下方向に延び、上端が吃水より上方に位置
する複数の中空管をデッキ面に分散して予め水密に取り
付けておき、前記中空管を通して中空弾性袋をデッキ下
面に挿入し、次いで中空弾性袋内に圧縮ガスを供給して
膨張させる、ことを特徴とする浮屋根式貯蔵タンクのデ
ッキ補修方法が提供される。
を貫通して上下方向に延び、上端が吃水より上方に位置
する複数の中空管をデッキ面に分散して予め水密に取り
付けておき、前記中空管を通して中空弾性袋をデッキ下
面に挿入し、次いで中空弾性袋内に圧縮ガスを供給して
膨張させる、ことを特徴とする浮屋根式貯蔵タンクのデ
ッキ補修方法が提供される。
【0010】この方法により、中空管の上端が吃水より
上方に位置するので、中空管を通して内容物が流出する
ことはない。また、この中空管は、既設のルーフサポー
トを用いてもよく、別に備えてもよい。なお、通常時に
は蓋をし、揮発分等の流出を防止するのがよい。中空弾
性袋は耐油性のゴム(例えばNBR)からなる袋であ
り、中空管を通して中空弾性袋をデッキ下面に挿入し窒
素ガス等を内部に供給して膨張させる。この方法により
貫通部を内側からシールすることができると共に、中空
弾性袋を多数用いることにより浮屋根全体の浮力調整が
でき、吃水を調節することができる。
上方に位置するので、中空管を通して内容物が流出する
ことはない。また、この中空管は、既設のルーフサポー
トを用いてもよく、別に備えてもよい。なお、通常時に
は蓋をし、揮発分等の流出を防止するのがよい。中空弾
性袋は耐油性のゴム(例えばNBR)からなる袋であ
り、中空管を通して中空弾性袋をデッキ下面に挿入し窒
素ガス等を内部に供給して膨張させる。この方法により
貫通部を内側からシールすることができると共に、中空
弾性袋を多数用いることにより浮屋根全体の浮力調整が
でき、吃水を調節することができる。
【0011】本発明の好ましい実施形態によれば、複数
の中空弾性袋を複数の中空管からそれぞれデッキ下面に
挿入し、次いで各中空弾性袋内に圧縮ガスを供給して膨
張させ、これにより浮屋根の浮力を高めて吃水をデッキ
下面まで下げる。この方法によれば、既設のルーフサポ
ート又は別に備えた中空管を利用して、複数の中空弾性
袋(風船)をデッキ下面に挿入し、各中空弾性袋内に圧
縮ガスを供給して膨張させることにより、浮屋根下面側
に浮力を増して吃水を下げることができ、デッキ上への
内容物の流出を完全に停止した状態で補修することがで
きる。
の中空弾性袋を複数の中空管からそれぞれデッキ下面に
挿入し、次いで各中空弾性袋内に圧縮ガスを供給して膨
張させ、これにより浮屋根の浮力を高めて吃水をデッキ
下面まで下げる。この方法によれば、既設のルーフサポ
ート又は別に備えた中空管を利用して、複数の中空弾性
袋(風船)をデッキ下面に挿入し、各中空弾性袋内に圧
縮ガスを供給して膨張させることにより、浮屋根下面側
に浮力を増して吃水を下げることができ、デッキ上への
内容物の流出を完全に停止した状態で補修することがで
きる。
【0012】また、デッキ貫通部に隣接する中空管を通
して中空弾性袋を貫通部のあるデッキ下面に挿入し、次
いで中空弾性袋内に圧縮ガスを供給して膨張させて、貫
通部を囲むデッキ下面に密着させ、これにより貫通部を
デッキ下面からシールしてもよい。この方法によれば、
1つ或いは少数の中空弾性袋を貫通部(破損部)近傍の
ルーフサポート部よりデッキ下面に挿入し、これを膨張
させて貫通部を囲むデッキ下面に密着させて貫通部をデ
ッキ下面からシールし、内容物の流出を防止した状態で
補修することができる。
して中空弾性袋を貫通部のあるデッキ下面に挿入し、次
いで中空弾性袋内に圧縮ガスを供給して膨張させて、貫
通部を囲むデッキ下面に密着させ、これにより貫通部を
デッキ下面からシールしてもよい。この方法によれば、
1つ或いは少数の中空弾性袋を貫通部(破損部)近傍の
ルーフサポート部よりデッキ下面に挿入し、これを膨張
させて貫通部を囲むデッキ下面に密着させて貫通部をデ
ッキ下面からシールし、内容物の流出を防止した状態で
補修することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形態
を図面を参照して説明する。なお、各図において共通す
る部分には同一の符号を付して使用する。図1は、本発
明の方法を模式的に示す図であり、図2は、図1の部分
拡大図である。
を図面を参照して説明する。なお、各図において共通す
る部分には同一の符号を付して使用する。図1は、本発
明の方法を模式的に示す図であり、図2は、図1の部分
拡大図である。
【0014】本発明の方法では、複数の中空管10をデ
ッキ面全体に分散して予め水密に取り付けておく。この
中空管10は、デッキ3を貫通して上下方向に延び、上
端が吃水8aより上方に位置するようにする。すなわ
ち、吃水8aのデッキからの高さが200〜300mm
である場合に、中空管10を垂直に配置する場合には例
えば400mm以上にする。或いは、中空管10を傾斜
して配置してもよく、この場合でも、上端が吃水8aよ
り高くなるようにする。この構成により、中空管10を
通して内容物8が流出することなく、デッキ上面から中
空管10を通してデッキの下側にアクセスすることがで
きる。
ッキ面全体に分散して予め水密に取り付けておく。この
中空管10は、デッキ3を貫通して上下方向に延び、上
端が吃水8aより上方に位置するようにする。すなわ
ち、吃水8aのデッキからの高さが200〜300mm
である場合に、中空管10を垂直に配置する場合には例
えば400mm以上にする。或いは、中空管10を傾斜
して配置してもよく、この場合でも、上端が吃水8aよ
り高くなるようにする。この構成により、中空管10を
通して内容物8が流出することなく、デッキ上面から中
空管10を通してデッキの下側にアクセスすることがで
きる。
【0015】また、中空管10の上部には適当なシール
を有する蓋11を備え、不使用時に中空管10を通して
内部に汚水が侵入したり、揮発分が外部に流出しないよ
うにする。中空管10の内径は、後述する中空弾性袋を
通せる大きさにするのがよく、例えば約80mm以上に
するのがよい。なお、既設の浮屋根式貯蔵タンクでは、
タンク開放時のルーフサポートとして同様の中空管を備
えているものがあり、これをそのまま用いてもよく、ま
た別に備えてもよい。
を有する蓋11を備え、不使用時に中空管10を通して
内部に汚水が侵入したり、揮発分が外部に流出しないよ
うにする。中空管10の内径は、後述する中空弾性袋を
通せる大きさにするのがよく、例えば約80mm以上に
するのがよい。なお、既設の浮屋根式貯蔵タンクでは、
タンク開放時のルーフサポートとして同様の中空管を備
えているものがあり、これをそのまま用いてもよく、ま
た別に備えてもよい。
【0016】次に、デッキ3に貫通孔、亀裂、破損等の
貫通部9を発見した場合に、中空管10を通して中空弾
性袋12をデッキ下面に挿入し、次いで中空弾性袋12
内に圧縮ガスを供給して膨張させる。中空弾性袋12は
耐油性のゴム(例えばNBR)からなる袋であるのがよ
く、ガス供給チューブ12aを有しており、このチュー
ブ12aから窒素ガス等の圧縮ガスを内部に供給して膨
張させることができる。この中空弾性袋12は、収縮時
には、中空管10を通りやすいように棒状に縮まり、膨
張時にはデッキ下面に密着するように平面的に広がるよ
うになっているのがよい。
貫通部9を発見した場合に、中空管10を通して中空弾
性袋12をデッキ下面に挿入し、次いで中空弾性袋12
内に圧縮ガスを供給して膨張させる。中空弾性袋12は
耐油性のゴム(例えばNBR)からなる袋であるのがよ
く、ガス供給チューブ12aを有しており、このチュー
ブ12aから窒素ガス等の圧縮ガスを内部に供給して膨
張させることができる。この中空弾性袋12は、収縮時
には、中空管10を通りやすいように棒状に縮まり、膨
張時にはデッキ下面に密着するように平面的に広がるよ
うになっているのがよい。
【0017】図1及び図2に示すように、本発明の第1
の方法によれば、複数の中空弾性袋12を複数の中空管
10からそれぞれデッキ下面に挿入し、次いで各中空弾
性袋12内にチューブ12aを介して圧縮ガスを供給し
て膨張させ、これにより浮屋根7の浮力を高めて吃水8
aをデッキ下面まで下げる。この方法によれば、既設の
ルーフサポート又は別に備えた中空管10を利用して、
複数の中空弾性袋12(風船)をデッキ下面に挿入し、
各中空弾性袋12内に圧縮ガスを供給して膨張させるこ
とにより、浮屋根下面側に浮力を増して吃水8aを下げ
ることができ、デッキ上への内容物の流出を完全に停止
した状態で補修することができる。
の方法によれば、複数の中空弾性袋12を複数の中空管
10からそれぞれデッキ下面に挿入し、次いで各中空弾
性袋12内にチューブ12aを介して圧縮ガスを供給し
て膨張させ、これにより浮屋根7の浮力を高めて吃水8
aをデッキ下面まで下げる。この方法によれば、既設の
ルーフサポート又は別に備えた中空管10を利用して、
複数の中空弾性袋12(風船)をデッキ下面に挿入し、
各中空弾性袋12内に圧縮ガスを供給して膨張させるこ
とにより、浮屋根下面側に浮力を増して吃水8aを下げ
ることができ、デッキ上への内容物の流出を完全に停止
した状態で補修することができる。
【0018】図3は、本発明の第2の方法を模式的に示
す図である。この図に示すように、デッキ貫通部9に隣
接する中空管10を通して中空弾性袋12を貫通部9の
あるデッキ下面に挿入し、次いで中空弾性袋12内に圧
縮ガスを供給して膨張させて、貫通部9を囲むデッキ下
面に密着させ、これにより貫通部をデッキ下面からシー
ルする。
す図である。この図に示すように、デッキ貫通部9に隣
接する中空管10を通して中空弾性袋12を貫通部9の
あるデッキ下面に挿入し、次いで中空弾性袋12内に圧
縮ガスを供給して膨張させて、貫通部9を囲むデッキ下
面に密着させ、これにより貫通部をデッキ下面からシー
ルする。
【0019】この方法によれば、1つ或いは少数の中空
弾性袋12を貫通部9(破損部)近傍のルーフサポート
部よりデッキ下面に挿入し、これを膨張させて貫通部9
を囲むデッキ下面に密着させて貫通部9をデッキ下面か
らシールし、内容物の流出を防止した状態で補修するこ
とができる。第1の方法と第2の方法は、別々に行って
もよく、或いは両方を併用してもよい。また、デッキの
補修は、内容物の着火等のおそれのない方法、例えば、
セメント、接着剤、パテ等で行うのがよい。更に、以上
の説明は、主としてシングルデッキについて述べている
が、ダブルデッキ式の下部デッキについても同様に適用
することができる。
弾性袋12を貫通部9(破損部)近傍のルーフサポート
部よりデッキ下面に挿入し、これを膨張させて貫通部9
を囲むデッキ下面に密着させて貫通部9をデッキ下面か
らシールし、内容物の流出を防止した状態で補修するこ
とができる。第1の方法と第2の方法は、別々に行って
もよく、或いは両方を併用してもよい。また、デッキの
補修は、内容物の着火等のおそれのない方法、例えば、
セメント、接着剤、パテ等で行うのがよい。更に、以上
の説明は、主としてシングルデッキについて述べている
が、ダブルデッキ式の下部デッキについても同様に適用
することができる。
【0020】なお、本発明は上述した実施形態に限定さ
れず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更できる
ことは勿論である。
れず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更できる
ことは勿論である。
【0021】
【発明の効果】上述したように、本発明の浮屋根式貯蔵
タンクのデッキ補修方法は、パテ等では流出を止められ
ない大きさの貫通部が生じた場合でも、浮屋根式貯蔵タ
ンクの使用を停止することなく、その流出を防止しデッ
キの貫通部を安全に補修することができる等の優れた効
果を有する。
タンクのデッキ補修方法は、パテ等では流出を止められ
ない大きさの貫通部が生じた場合でも、浮屋根式貯蔵タ
ンクの使用を停止することなく、その流出を防止しデッ
キの貫通部を安全に補修することができる等の優れた効
果を有する。
【図1】本発明の方法を模式的に示す図である。
【図2】図1の部分拡大図である。
【図3】本発明の別の方法を模式的に示す図である。
【図4】浮屋根式貯蔵タンクの模式図である。
1 基礎 2 側板 3 デッキ 4 ポンツーン 5 シール装置 6 ウェザーシールド 7 浮屋根 8 内容物 8a 吃水 9 貫通部 10 中空管 11 蓋 12 中空弾性袋(風船) 12a ガス供給チューブ
Claims (3)
- 【請求項1】 デッキを貫通して上下方向に延び、上端
が吃水より上方に位置する複数の中空管をデッキ面に分
散して予め水密に取り付けておき、 前記中空管を通して中空弾性袋をデッキ下面に挿入し、
次いで中空弾性袋内に圧縮ガスを供給して膨張させる、
ことを特徴とする浮屋根式貯蔵タンクのデッキ補修方
法。 - 【請求項2】 複数の中空弾性袋を複数の中空管からそ
れぞれデッキ下面に挿入し、次いで各中空弾性袋内に圧
縮ガスを供給して膨張させ、これにより浮屋根の浮力を
高めて吃水をデッキ下面まで下げる、ことを特徴とする
請求項1に記載の浮屋根式貯蔵タンクのデッキ補修方
法。 - 【請求項3】 デッキ貫通部に隣接する中空管を通して
中空弾性袋を貫通部のあるデッキ下面に挿入し、次いで
中空弾性袋内に圧縮ガスを供給して膨張させて、貫通部
を囲むデッキ下面に密着させ、これにより貫通部をデッ
キ下面からシールする、ことを特徴とする請求項1に記
載の浮屋根式貯蔵タンクのデッキ補修方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9125279A JPH10316193A (ja) | 1997-05-15 | 1997-05-15 | 浮屋根式貯蔵タンクのデッキ補修方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9125279A JPH10316193A (ja) | 1997-05-15 | 1997-05-15 | 浮屋根式貯蔵タンクのデッキ補修方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10316193A true JPH10316193A (ja) | 1998-12-02 |
Family
ID=14906148
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9125279A Pending JPH10316193A (ja) | 1997-05-15 | 1997-05-15 | 浮屋根式貯蔵タンクのデッキ補修方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10316193A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007176530A (ja) * | 2005-12-27 | 2007-07-12 | Ishii Iron Works Co Ltd | 浮屋根ポンツーン構造 |
| JP2009078826A (ja) * | 2007-09-26 | 2009-04-16 | Ishii Iron Works Co Ltd | 貯槽の浮屋根の形成方法及び貯槽の浮屋根 |
| JP2009149353A (ja) * | 2007-12-21 | 2009-07-09 | Central Res Inst Of Electric Power Ind | スロッシング抑制方法 |
| KR101350494B1 (ko) * | 2011-12-27 | 2014-01-10 | 삼성중공업 주식회사 | 슬로싱 억제 장치 |
| CN110451104A (zh) * | 2018-05-07 | 2019-11-15 | 中国石油化工股份有限公司 | 全接触柔性轻质橡胶浮盘及其应用 |
| KR102368719B1 (ko) * | 2021-08-27 | 2022-02-25 | 손용엽 | 유류 저장 탱크의 플로팅 커버용 다각형 폰툰 |
| CN117550249A (zh) * | 2022-08-05 | 2024-02-13 | 中国石油化工股份有限公司 | 应用于液体存储设备中的气囊及使用方法 |
-
1997
- 1997-05-15 JP JP9125279A patent/JPH10316193A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| KR102368719B1 (ko) * | 2021-08-27 | 2022-02-25 | 손용엽 | 유류 저장 탱크의 플로팅 커버용 다각형 폰툰 |
| CN117550249A (zh) * | 2022-08-05 | 2024-02-13 | 中国石油化工股份有限公司 | 应用于液体存储设备中的气囊及使用方法 |
| CN117550249B (zh) * | 2022-08-05 | 2026-03-10 | 中国石油化工股份有限公司 | 应用于液体存储设备中的气囊及使用方法 |
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