JPH10316393A - 車両におけるセンサの固定構造 - Google Patents

車両におけるセンサの固定構造

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JPH10316393A
JPH10316393A JP12597597A JP12597597A JPH10316393A JP H10316393 A JPH10316393 A JP H10316393A JP 12597597 A JP12597597 A JP 12597597A JP 12597597 A JP12597597 A JP 12597597A JP H10316393 A JPH10316393 A JP H10316393A
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JP
Japan
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lead wire
sensor
sealing member
vehicle
lead
Prior art date
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Pending
Application number
JP12597597A
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English (en)
Inventor
Kenji Kayano
憲治 茅野
Yoshihisa Iwanaga
嘉寿 岩永
Masaya Hyodo
正哉 兵藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 センサを覆うセンサカバーからリード線が引
き出されたセンサを粉塵や水等の悪影響から保護する。 【解決手段】 リアアクスルビームのアッパブラケット
12上にキングピン15の回動角を検出するポテンショ
メータ21を設け、このポテンショメータ21をセンサ
カバー27にて覆う。ポテンショメータ21のリード線
29をセンサカバー27に設けた切り欠き部30から外
部に引き出す。切り欠き部30には、その弾性変形によ
りリード線29を封止状態で保持するとともに切り欠き
部30を封止するキャップ34を係止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、産業車両等の車両
におけるポテンショメータ等のセンサの固定構造に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、フォークリフトでは、車
両の旋回時において遠心力により車両が過度に傾斜しな
いようにするために、例えば旋回時のリアアクスルのス
イング量を規制する揺動制御を行っている。このとき、
揺動制御は、例えば、車速及び操舵角に基づいて実行さ
れている。操舵角を検出する方法としては、例えば、 特
公平4−24270号公報にて開示されるもののよう
に、ステアリングシリンダに設けた変位センサにてピス
トンの変位量を検出し、その変位量から操舵角を算出す
る方法がある。ところが、この方法では、操舵角を簡単
に求めることができない。そこで、本出願人は、アクス
ルビームにおいてキングピンを支持するアッパブラケッ
ト上にポテンショメータを設け、このポテンショメータ
でキングピンの回動角を直接検出し、この回動角から操
舵角を求めることを考案した。
【0003】図10は、アッパブラケット51の上面に
ポテンショメータ52を設けた状態を示している。ポテ
ンショメータ52は、センサブラケット53を介してア
ッパブラケット51の上面に固定する。ポテンショメー
タ52の図示しない入力軸は、センサブラケット53を
挿通して図示しないキングピンに連結する。
【0004】ところで、アッパブラケット51は車両外
部であるホイールハウス内に配設されるため、ポテンシ
ョメータ52もホイールハウス内に露出する。従って、
ポテンショメータ52は、操舵輪が跳ね飛ばす小石等に
直接晒されることになる。そこで、ポテンショメータ5
2を小石等から保護するために、金属等で形成したセン
サカバー54にてポテンショメータ52を覆うようにす
る。このとき、ポテンショメータ52に接続されたリー
ド線55は、センサカバー54の端部に設けたリード線
引き出し部54aから引き出すようにする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ホイー
ルハウス内は操舵輪にて跳ね飛ばされる小石のみならず
細かい粉塵や雨水等にも激しく晒されるため、センサカ
バー54に設けたリード線引き出し部54aを通ってセ
ンサカバー54内に粉塵や雨水が侵入することが考えら
れる。従って、ポテンショメータ52が粉塵や雨水等に
対して十分に保護されないため、その信頼性が低下した
り、寿命が短くなる問題がある。
【0006】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであって、その目的は、センサを車両外部か
ら覆うセンサカバーからリード線が引き出されたセンサ
を粉塵や雨水等の悪影響から保護することができる車両
におけるセンサの固定構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、請求項1に記載の発明は、車両の構成部材に対して
車両外部に露出する状態で設けたセンサを前記構成部材
に固定したセンサーカバーにて覆い、前記センサに接続
したリード線を前記センサカバーに形成したリード線引
き出し部から該センサカバーの外部に引き出した車両に
おけるセンサの固定構造であって、前記リード線引き出
し部には、その全体変形によりリード線挿通孔にて前記
リード線を封止状態で保持するとともに該リード線引き
出し部を封止する封止部材を設けた。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記封止部材には、前記リード線挿通
孔に前記リード線をその周面から挿通させる切り込みを
設けた。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項1又は請
求項2に記載の発明において、前記リード線引き出し部
は、前記センサカバーの端部に設けられた切り欠き部で
ある。
【0010】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の発明において、前記封止部材は、前記切り欠き部の周
縁を挟持する係合溝を備えている。請求項5に記載の発
明は、請求項3又は請求項4に記載の発明において、前
記切り欠き部は、その開口端よりも奥部分の幅が前記開
口端の幅よりも狭く形成されている。
【0011】請求項6に記載の発明は、請求項1〜請求
項5のいずれかに記載の発明において、前記封止部材
は、前記リード線挿通孔を中心として左右対称に形成さ
れている。
【0012】請求項7に記載の発明は、請求項1〜請求
項6のいずれかに記載の発明において、前記封止部材
は、合成ゴムにて形成された。請求項8に記載の発明
は、請求項1〜請求項7のいずれかに記載の発明におい
て、前記構成部材は、フォークリフトのアクスルビーム
のキングピンを支持するブラケットであり、前記センサ
は同キングピンの回動量を検出するポテンショメータで
ある。
【0013】請求項1に記載の発明によれば、車両外部
に露出する状態で設けられるセンサがセンサーカバーに
て覆われ、センサに接続されたリード線がセンサカバー
に形成されたリード線引き出し部から引き出される。こ
こで、リード線引き出し部に設けられた封止部材が、そ
の弾性変形によりリード線挿通孔にてリード線を封止状
態で保持するとともにリード線引き出し部を封止する。
従って、センサを遮蔽するセンサカバー内へのリード線
引き出し部からの粉塵や水の侵入が防止される。
【0014】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の作用に加えて、リード線は、切り込み部
の幅を拡げることにより周面からリード線挿通孔に挿通
される。
【0015】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
又は請求項2に記載の発明の作用に加えて、センサカバ
ーの端部に設けられた切り欠き部から封止部材を介して
リード線が引き出されるとともに切り欠き部が封止され
る。従って、センサカバーを構成部材に組み付けると
き、封止部材を所定位置に配置した状態で組み付けが可
能となる。
【0016】請求項4に記載の発明によれば、請求項3
に記載の発明の作用に加えて、封止部材は係合溝が切り
欠き部の周縁を挟持した状態で切り欠き部に係止され
る。そして、周縁と封止部材との間が封止される。
【0017】請求項5に記載の発明によれば、請求項4
に記載の発明の作用に加えて、切り欠き部はその開口端
よりも奥部分の幅が開口端幅よりも狭く形成されている
ため、封止部材を開口端側から切り欠き部に嵌合するの
が容易となる。
【0018】請求項6に記載の発明によれば、請求項1
〜請求項5のいずれかに記載の発明の作用に加えて、封
止部材は、リード線挿通孔を中心として左右対称に形成
されているため、封止部材の表裏を変えてリード線挿通
孔に係止してもリード線が所定位置で保持される。
【0019】請求項7に記載の発明によれば、請求項1
〜請求項6のいずれかに記載の発明の作用に加えて、天
然ゴムにて形成される場合よりも封止部材の耐候性が高
くなる。
【0020】請求項8に記載の発明によれば、フォーク
リフトの操舵輪が配置されるホイールハウス内に露出す
る状態で設けられるポテンショメータの固定構造におい
て、請求項1〜請求項7のいずれかに記載の各作用が得
られる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明を車両としてのフォ
ークリフトのリアアクスルビームのキングピンの回転角
を検出するポテンショメータの組み付け構造に具体化し
た一実施の形態を図1〜図5に従って説明する。
【0022】図3はフォークリフトの操舵輪を支持する
リアアクスルビーム1を示す平面図である。リアアクス
ルビーム1には、図示しないハンドルの操作に基づいて
操舵輪2を操舵するためのベルクランク3がベルクラン
クピン4にて回動可能に支持されている。ベルクランク
3は一対の操舵ロッド5,6を介してリアアクスルビー
ム1の両端で操舵輪2を支持するステアリングナックル
7,8に連結されている。操舵ロッド5の一端はベルク
ランク3に固着された連結ピン9aに対して回動可能に
連結され、他端はステアリングナックル7に固着された
連結ピン10aに回動可能に連結されている。操舵ロッ
ド6の一端はベルクランク3に固着された連結ピン9b
に対して回動可能に連結され、他端はステアリングナッ
クル8に固着された連結ピン10bに対して回動可能に
連結されている。
【0023】図4はリアアクスルビーム1の一方の断面
を示している。リアアクスルビーム1のアッパビーム1
1には構成部材としてのアッパブラケット12が固着さ
れ、ロアビーム13にはロアブラケット14が固着され
ている。アッパブラケット12には上下に貫通する軸受
孔12aが形成され、ロアブラケット14には上下に貫
通する軸受孔14aが形成されている。回動軸としての
キングピン15は、軸受孔12a及び軸受孔14aにそ
れぞれニードルベアリング16を介して回動可能に支持
されている。キングピン15には、ステアリングナック
ル7が一体回動可能に固着されている。ステアリングナ
ックル7の軸部17には一組のテーパローラベアリング
18,19を介して操舵輪2が回転可能に支持されてい
る。
【0024】アッパブラケット12の上面12bには、
センサブラケット20を介してセンサとしてのポテンシ
ョメータ21が(後述するセンサカバー27の装着前に
は)車両外部であるホイールハウス内に露出する形で組
み付けられている。図1及び図5に示すように、ポテン
ショメータ21は、円筒状の本体部22と、該本体部2
2の両側に設けられた取付部23と、本体部22の下面
に設けられた円筒状のインロウ部24と、該インロウ部
24の下面から突出する入力軸25とを備えている。イ
ンロウ部24は、センサブラケット20に設けられた取
付穴20aに嵌合されている。各取付部23は、取付ね
じ26にてセンサブラケット20に取着されている。入
力軸25の先端には断面D字形状の係合部25aが設け
られ、この係合部25aはキングピン15の上端に設け
られた断面D字形状の係合穴15aに係合されている。
【0025】センサブラケット20の上面には、ポテン
ショメータ21を覆うセンサカバー27がガスケット2
8を介して取着されている。センサカバー27は、例え
ばアルミニウム合金のダイキャスト成形にて形成されて
いる。図5に示すように、センサカバー27の端部に
は、ポテンショメータ21に接続されたリード線29を
引き出すためのリード線引き出し部としての切り欠き部
30が設けられている。この切り欠き部30は、センサ
カバー27の下端から等幅で上方に延びる長方形状の下
部31と、同下部31の上側に設けられる半円状の上部
32とが連続した形状に形成されている。従って、切り
欠き部30は、開口端の幅よりもその奥部分(すなわち
上部側)の幅が小さくなるように形成されている。セン
サーカバー27は、センサブラケット20とともにアッ
パブラケット12に対してボルト33にて固定されてい
る。
【0026】切り欠き部30には、封止部材としてのキ
ャップ34が取着されている。キャップ34は、耐候性
が高いシリコンゴム等の合成ゴムにて一体的に成形され
ている。図2に示すように、キャップ34は略直方体状
に形成された下部35と略半円柱状に形成された上部3
6とを組み合わせた形状に形成されている。キャップ3
4の周面34aには、センサブラケット20に当接する
下面34bを除いて、その厚さ方向の中央に係合溝37
が形成されている。キャップ34には、上部36のほぼ
中心に当たる位置に厚さ方向に貫通するリード線挿通孔
38が形成されている。このリード線挿通孔38には、
キャップ34の周面上端から切り込み39が連通されて
いる。前記キャップ34は、リード線挿通孔38を中心
として左右対称に形成されている。
【0027】キャップ34は、切り欠き部30の周縁を
係合溝37が挟持することにより同切り欠き部30に係
止されている。このとき、切り欠き部30の周面30a
には、係合溝37の底面37aが押圧されている。又、
キャップ34の下面34bは、センサブラケット20の
上面に押圧されている。ポテンショメータ21に接続さ
れたリード線29は、キャップ34のリード線挿通孔3
8を貫通してセンサカバー27の外部に引き出されてい
る。このとき、キャップ34は、リード線29を封止状
態で保持するようになっている。尚、リード線29を被
覆するシース29aは、キャップ34の表側面に当接さ
れている。
【0028】以上のように構成された車両におけるセン
サの固定構造の作用について説明する。ポテンショメー
タ21をアッパブラケット12に組み付けるには、先
ず、組み付け前のポテンショメータ21に接続されたリ
ード線29を、キャップ34の切り込み39からリード
線挿通孔38に挿通させる。この状態でアッパブラケッ
ト12の上面に載置したセンサブラケット20の取付孔
20aに、ポテンショメータ21のインロウ部24を嵌
合させるとともに、入力軸25の係合部25aを係合孔
15aに係合させる。そして取付ねじ26にてセンサブ
ラケット20にポテンショメータ21を固定する。
【0029】ここで、図5に示すように、リード線29
を係止しているキャップ34の下面34bをセンサブラ
ケット20の上面に当接させた状態とし、この上からセ
ンサカバー27をセンサブラケット20上の所定位置に
降ろしていく。この際、切り欠き部30の周縁にキャッ
プ34の係合溝37を係合させていく。このとき、切り
欠き部30は開口端側の下部31の幅よりも奥部分の上
部32の幅が狭くなるように形成されているため、キャ
ップ34が容易に嵌合する。
【0030】センサカバー27がセンサブラケット20
の上面に配置されると、切り欠き部30の周縁を係合溝
37が挟持した状態でキャップ34の係合溝37が同切
り欠き部30に係止される。又、キャップ34の底面3
4bがセンサブラケット20の上面に押圧される。従っ
て、キャップ34の弾性変形により、リード線29がリ
ード線挿通孔38にて封止状態で保持され、又、切り欠
き部30とセンサブラケット20の上面とで形成された
孔がキャップ34にて封止される。
【0031】ポテンショメータ21を組み付け後、図示
しないハンドルが回動操作されると、その回動量に基づ
いてベルクランク3が操作され、操舵ロッド5,6を介
してステアリングナックル7,8が操作される。そし
て、操舵輪2がハンドルの回動量に基づく操舵角だけ操
作される。このとき、入力軸25がキングピン15の回
動量だけ回動し、ポテンショメータ21にて操舵角が検
出される。
【0032】以上のように構成された車両におけるセン
サの固定構造により得られる効果を列挙する。 (a) センサカバー27にて覆われたセンサ(ポテン
ショメータ21)に接続されたリード線29を、センサ
カバー27に設けたリード線引き出し部(切り欠き部3
0)から外部に引き出した。リード線引き出し部には、
その弾性変形によりリード線29を封止状態で保持する
とともにリード線引き出し部を封止する封止部材(キャ
ップ34)を設けた。従って、リード線引き出し部から
のセンサカバー27内への粉塵や水の侵入が封止部材に
て阻止される。その結果、センサを車両外部(ホイール
ハウス内)から遮蔽するセンサカバー27からリード線
29が引き出されたセンサを粉塵や水の悪影響から保護
し、その検出精度の低下や耐久性の低下を防止すること
ができる。
【0033】(b) 封止部材(キャップ34)には、
その周面からリード線挿通孔38に連通する切り込み3
9を設けた。その結果、リード線29をリード線挿通孔
38に容易に挿通させることができる。
【0034】(c) センサカバー27の端部に切り欠
き部30を設け、同切り欠き部30に設けた封止部材を
介してリード線29を引き出した。従って、構成部材
(アッパブラケット12)に固定されたセンサブラケッ
ト20にセンサカバー27を組み付ける際に切り欠き部
30の開口端から封止部材が嵌合するため、組み付けが
容易になる。
【0035】(d) 封止部材(キャップ34)に設け
た係合溝37が切り欠き部30の周縁を挟持するように
した。従って、切り欠き部30の開口端から周縁に係合
した係合溝がその周縁を挟持することにより同切り欠き
部30を封止する。その結果、切り欠き部30が確実に
封止される。
【0036】(e) 切り欠き部30の開口端側の下部
31を等幅の直方形状とし開口端よりも奥部分となる上
部32を半円状として、開口端の幅よりも奥部分の幅が
小さくなるようにした。そして、封止部材は、上部32
に係合する半円柱状の上部36と、下部31に係合する
直方体形状の下部35からなる形状とした。従って、封
止部材の係合溝37が切り欠き部30の周縁にその開口
端側から容易に嵌合可能となるため、封止部材の組み付
けが容易になる。
【0037】(f) 封止部材をリード線挿通孔38を
中心として左右対称形状に形成したので、表裏に関係な
くリード線引き出し部に係合してリード線29を所定位
置で保持する。従って、封止部材をその表裏を区別せず
に使用することができ、組み付け時の作業性を向上させ
ることができる。
【0038】(g) 封止部材を合成ゴムにて形成した
ので、天然ゴムよりも高い耐候性を得ることができる。
その結果、天然ゴムで形成した封止部材よりも耐久性が
向上する。
【0039】(h) 切り欠き部30の上部32を半円
状とするとともに、封止部材の上部36を同上部32に
係合する半円柱状としたので、上部36における係合溝
37の底面37aが上部32の周面30aに均一に密接
する。従って、リード線引き出し部をより高度に封止す
ることができるため、粉塵や水の侵入をより高度に防止
することができる。
【0040】(i) フォークリフトのホイールハウス
内に露出する状態で設けられ、リアアクスルビーム1の
キングピン15の回転角を検出するポテンショメータ2
1の固定構造において、上記各効果を得ることができ
る。
【0041】尚、実施の形態は上記に限定されるもので
はなく、例えば以下のように変更してもよい。 ○ 図6(a)に示すように、キャップ34の上部36
において、係合溝37の両側の周面34aを下方に向け
たテーパ面となる形状に形成する。このような構成で
は、図6(b)に示すように、組み付けた状態で周面3
4aが水平とならず周面34a上に水がとどまらないた
め、封止部材とセンサカバー27との間からの水の侵入
が防止される。その結果、水の侵入をより効果的に防止
することができる。
【0042】○ 図7(a)に示すように、リード線引
き出し部にはその周面30aに沿って延びる係合溝30
bを形成するとともに、封止部材の周面34aには同係
合溝30bに係合する凸状係合部40を設ける。さら
に、封止部材の表側面が、センサカバー27の表側面と
面一となるようにする。このような構成では、周面34
aが外部に露出せず、又、係合溝30bが底面を上側に
して設けられるため、封止部材とセンサカバー27との
間からの水の侵入がより効果的に防止される。
【0043】○ 図7(b)に示すように、リード線引
き出し部の周面30aを凹んだ断面円弧状に形成すると
ともに封止部材の周面34aをその周面30aに密接す
る断面円弧状に形成する。このような構成によっても、
粉塵や水の侵入を防止することができる。
【0044】○ 図8に示すように、封止部材34を、
リード線引き出し部よりも若干大きな形状に形成した圧
入部41と、同圧入部41からフランジ状に突出してセ
ンサカバー27の表側でリード線引き出し部を遮蔽する
遮蔽部42とから構成する。そして、リード線29をリ
ード線挿通孔38に挿通させた状態で、圧入部41をリ
ード線引き出し部に圧入し、圧入部41の外周面41a
とリード線引き出し部の周面30aとを圧接させること
により同リード線引き出し部を封止する。このとき、リ
ード線29の長さを長めにしておき、リード線挿通孔3
8に挿通させた後、圧入部41の圧入時にセンサカバー
27内に余分のリード線29を押し込むようにする。こ
のような構成では、封止部材の組み付けをセンサカバー
27の組み付け後に行うことができる。
【0045】○ 図9(a)に示すように、リード線引
き出し部をセンサカバー27に設けたリード線引き出し
孔43とする。一方、封止部材44は、同リード線引き
出し孔43に圧入により係止されるような形状に形成す
る。この封止部材44は、リード線引き出し孔43の周
面43aに圧接する胴部45にセンサカバー27の内側
面に係止する係止部45aと、外側面を遮蔽する遮蔽部
45bとを備えている。組み付け時には、胴部45をリ
ード線引き出し孔43に圧入して係止部45aをリード
線引き出し孔43に係止させる。このとき、予めリード
線29をリード線引き出し孔43に挿通させ、その挿通
させたリード線29をリード線挿通孔38に挿通させた
状態で、胴部45と共に余分のリード線29をセンサカ
バー27の中に押し込むようにする。
【0046】又、図9(b)に示すように、同じリード
線引き出し孔43に係止する封止部材46を同リード線
引き出し孔43に圧入される胴部47にセンサカバー2
7の外側面に密接する遮蔽部47aを備えた形状に形成
する。組み付け時には、胴部47をリード線引き出し孔
43に圧入して該胴部47を周面43aに圧接させるこ
とによりリード線引き出し孔43に保持させる。このと
き、予め引き出した余分のリード線29をセンサカバー
27内に押し込むようにする。
【0047】○ 封止部材を、2つの部材から構成され
各部材の当接面を合わせた状態で装着されるものとして
もよい。つまり、各部材の当接面に挿通溝を設け、両当
接面を合わせた状態で両方の挿通溝にてリード線挿通孔
が形成されるようにする。組み付け時には、両部材の挿
通溝間でリード線29を挟むことにより、形成されるリ
ード線挿通孔にリード線29を挿通させる。この状態で
封止部材をリード線引き出し部に係合させる。この構成
では、切り込み39を設ける必要がないため、封止部材
の加工が容易になる。尚、このような封止部材は、リー
ド線引き出し部が切り欠き部30であるときにもリード
線引き出し孔43であるときにも使用することができ
る。
【0048】○ 合成ゴムの代わりに、例えば、天然ゴ
ム、発泡プラスチック、その他の合成樹脂等からなる封
止部材としてもよい。 ○ 液状化したシリコンゴム等の封止材にて、リード線
引き出し部に装着した封止部材とセンサカバーとの間を
密封するようにしてもよい。この場合には、粉塵や水の
侵入をより高度に防止することができる。
【0049】○ フォークリフトにおいて、アッパブラ
ケット12に固定されキングピン15の回動量を検出す
るポテンショメータ21の固定構造に限らず、その他、
例えば、ベルクランクピン4をベルクランク3と一体回
動するようにしたフォークリフトで、ベルクランクピン
4の回動量を検出するためにアッパビーム11に設けた
ポテンショメータの固定構造に実施する。
【0050】又、操舵ロッド5,6に対する回動ピン9
a,9bの回動量を検出するために操舵ロッド5,6に
設けたポテンショメータの固定構造に実施する。操舵ロ
ッド5,6に対する回動ピン10a,10bの回動量を
検出するために操舵ロッド5,6に設けたポテンショメ
ータの固定構造に実施する。
【0051】以下、特許請求の範囲に記載された技術的
思想の外に前述した各実施の形態から把握される技術的
思想をその効果とともに記載する。 (1) 請求項3に記載の車両におけるセンサの固定構
造において、前記封止部材には、前記リード線引き出し
部の周縁の表側面に密接して同リード線引き出し部を遮
蔽する遮蔽部を設け、同遮蔽部の周面上側をリード線引
き出し部から遠ざかるほど下方となるように傾斜するよ
うに形成した。このような構成によれば、周面上側に水
が止まらないため、封止部材とリード線引き出し部との
間からの水の侵入を防止することができる (2) その弾性変形によりリード線を封止状態で保持
するリード線挿通孔を備え、センサを覆うセンサカバー
に設けられ前記リード線が挿通されるリード線引き出し
部を封止する封止部材。このような構成によれば、セン
サカバーにて覆われ、リード線がセンサカバーから引き
出されるセンサを封止することができる。
【0052】尚、この明細書において、発明の構成に係
る手段及び部材は、以下のように定義されるものとす
る。 (1) センサとは、例えばフォークリフトにおいて操
舵輪を支持するキングピン等の回動軸の回転変位を検出
するポテンショメータ等の回転変位検出器に限らず、例
えば、車両速度を検出すために設けた速度センサ、車両
加速度を検出するために設けた加速度センサ等を含む、
車両に搭載される全ての車両用センサを含むものとす
る。
【0053】(2) 封止部材とは、シリコンゴム等の
エラストマー、天然ゴム、弾性を有する発泡プラスチッ
ク、その他の合成樹脂等にて形成され、その弾性変形に
よりセンサカバーのリード線引き出し部に挿通されるリ
ード線を封止状態で保持するとともに同リード線引き出
し部を封止する部材を意味する。
【0054】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1〜請求項
8に記載の発明によれば、センサを車両外部に対して覆
うセンサカバーからリード線が引き出されたセンサを粉
塵や水等の悪影響から保護することができる。その結
果、粉塵や水によるセンサの検出精度の低下や耐久性の
低下を防止することができる。
【0055】請求項2に記載の発明によれば、リード線
をリード線挿通孔に容易に保持させることができ、リー
ド線の組み付け作業性を向上させることができる。請求
項3に記載の発明によれば、リード線を切り欠き部に容
易に挿通させることができ、組み付け性を向上させるこ
とができる。
【0056】請求項4に記載の発明によれば、封止部材
の係合溝にて切り欠き部周縁を挟持して封止することが
でき、封止をより確実に行うことができる。請求項5に
記載の発明によれば、封止部材を切り欠き部に容易に嵌
合させることができ、封止部材の組み付けを容易に行う
ことができる。
【0057】請求項6に記載の発明によれば、封止部材
の表裏を区別する必要がなく、その組み付け作業性を向
上させることができる。請求項7に記載の発明によれ
ば、天然ゴムで形成した場合よりも耐久性を向上させる
ことができる。
【0058】請求項8に記載の発明によれば、フォーク
リフトのアクスルビームのキングピンを支持するブラケ
ットにセンサカバーにて覆われた状態で設けられ、同キ
ングピンの回動量を検出するポテンショメータについ
て、粉塵や水等による検出精度の低下や耐久性の低下を
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ポテンショメータの固定構造を示す断面図。
【図2】 キャップを示す斜視図。
【図3】 フォークリフトのリアアクスルを示す平面
図。
【図4】 リアアクスルの一部を示す断面図。
【図5】 キャップの組み付け構造を示す分解斜視図。
【図6】 (a)別例のキャップを示す斜視図、(b)
同キャップの組み付け構造を示す断面図。
【図7】 (a)別例のキャップの組み付け構造を示す
断面図、(b)別例のキャップの組み付け構造を示す断
面図。
【図8】 別例のキャップの組み付け構造を示す断面
図。
【図9】 (a)別例のキャップの組み付け構造を示す
断面図、(b)別例のキャップの組み付け構造を示す断
面図。
【図10】 従来のポテンショメータの固定構造を示す
分解斜視図。
【符号の説明】
1…リアアクスルビーム、15…キングピン、12…構
成部材としてのアッパブラケット、21…センサとして
のポテンショメータ、27…センサカバー、29…リー
ド線、30…リード線引き出し部として切り欠き部、3
0a…周面、34…封止部材としてのキャップ、37…
係合溝、38…リード線挿通孔、39…切り込み。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の構成部材に対して車両外部に露出
    する状態で設けたセンサを前記構成部材に固定したセン
    サーカバーにて覆い、前記センサに接続したリード線を
    前記センサカバーに形成したリード線引き出し部から該
    センサカバーの外部に引き出した車両におけるセンサの
    固定構造であって、 前記リード線引き出し部には、その弾性変形によりリー
    ド線挿通孔にて前記リード線を封止状態で保持するとと
    もに該リード線引き出し部を封止する封止部材を設けた
    車両におけるセンサの固定構造。
  2. 【請求項2】 前記封止部材には、前記リード線挿通孔
    に前記リード線をその周面から挿通させる切り込みを設
    けた請求項1に記載の車両におけるセンサの固定構造。
  3. 【請求項3】 前記リード線引き出し部は、前記センサ
    カバーの端部に設けられた切り欠き部である請求項1又
    は請求項2に記載の車両におけるセンサの固定構造。
  4. 【請求項4】 前記封止部材は、前記切り欠き部の周縁
    を挟持する係合溝を備えている請求項3に記載の車両に
    おけるセンサの固定構造。
  5. 【請求項5】 前記切り欠き部は、その開口端よりも奥
    部分の幅が前記開口端の幅よりも狭く形成されている請
    求項4に記載の車両におけるセンサの固定構造。
  6. 【請求項6】 前記封止部材は、前記リード線挿通孔を
    中心として左右対称に形成されている請求項1〜請求項
    5のいずれかに記載の車両におけるセンサの固定構造。
  7. 【請求項7】 前記封止部材は、合成ゴムにて形成され
    た請求項1〜請求項6のいずれかに記載の車両における
    センサの固定構造。
  8. 【請求項8】 前記構成部材は、フォークリフトのリア
    アクスルビームのキングピンを支持するブラケットであ
    り、前記センサは同キングピンの回動量を検出するポテ
    ンショメータである請求項1〜請求項7のいずれかに記
    載の車両におけるセンサの固定構造。
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