JPH10316990A - 金属塑性加工用の水性潤滑剤 - Google Patents
金属塑性加工用の水性潤滑剤Info
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- JPH10316990A JPH10316990A JP9128497A JP12849797A JPH10316990A JP H10316990 A JPH10316990 A JP H10316990A JP 9128497 A JP9128497 A JP 9128497A JP 12849797 A JP12849797 A JP 12849797A JP H10316990 A JPH10316990 A JP H10316990A
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- alkali salt
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 潤滑性能を増大させた金属塑性加工用の水性
潤滑剤を提供すること。 【解決手段】 金属塑性加工に際して使用され、ポリカ
ルボン酸アルカリ塩を含有する水性潤滑剤。ポリカルボ
ン酸アルカリ塩に加えて、更に、炭素数4〜8のアルド
ン酸周期表2族塩を必須成分として含有する。
潤滑剤を提供すること。 【解決手段】 金属塑性加工に際して使用され、ポリカ
ルボン酸アルカリ塩を含有する水性潤滑剤。ポリカルボ
ン酸アルカリ塩に加えて、更に、炭素数4〜8のアルド
ン酸周期表2族塩を必須成分として含有する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属塑性加工用の
水性潤滑剤(以下、単に「水性潤滑剤」という。)に関
する。
水性潤滑剤(以下、単に「水性潤滑剤」という。)に関
する。
【0002】ここで塑性加工には、鍛造、プレス加工、
スピニング、転造、圧延、押出し及び引き抜きが含まれ
るが、本発明の水性潤滑剤は、特に、鍛造に好適なもの
である。
スピニング、転造、圧延、押出し及び引き抜きが含まれ
るが、本発明の水性潤滑剤は、特に、鍛造に好適なもの
である。
【0003】
【従来の技術】昨今、油性潤滑剤に代わって、発煙・引
火等のおそれがなく、非汚染性である黒鉛を含有しな
い、ポリカルボン酸アルカリ塩を含有する各種水性潤滑
剤が提案されている。
火等のおそれがなく、非汚染性である黒鉛を含有しな
い、ポリカルボン酸アルカリ塩を含有する各種水性潤滑
剤が提案されている。
【0004】例えば、フマル酸のアルカリ塩を用いた潤
滑剤(特開昭58−52935号)、フタル酸のアルカ
リ塩を用いた潤滑剤(特開昭58−84898号)等が
ある。
滑剤(特開昭58−52935号)、フタル酸のアルカ
リ塩を用いた潤滑剤(特開昭58−84898号)等が
ある。
【0005】これらの潤滑剤は、黒鉛系水性潤滑剤に比
べると潤滑性や皮膜形成、耐熱性等が劣るとされている
(特開平1−299896号公報の「従来の技術」の項
参照。)。
べると潤滑性や皮膜形成、耐熱性等が劣るとされている
(特開平1−299896号公報の「従来の技術」の項
参照。)。
【0006】そこで、上記特開平1−299896号に
おいて、下記構成の水性潤滑剤が提案されている。
おいて、下記構成の水性潤滑剤が提案されている。
【0007】「フマル酸のアルカリ塩とアジピン酸のア
ルカリ塩との混合物0.1〜30重量%と、水溶性高分
子化合物0.01〜20重量%を含有する水性組成物か
らなる組成加工用水溶性潤滑剤。」
ルカリ塩との混合物0.1〜30重量%と、水溶性高分
子化合物0.01〜20重量%を含有する水性組成物か
らなる組成加工用水溶性潤滑剤。」
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記水性潤滑
剤は、本発明者らが、追跡試験をした結果、潤滑被膜の
形成性においては、問題はないが、潤滑性能において
(特に高温雰囲気において)、必ずしも十分とは言えな
いことが分かった。
剤は、本発明者らが、追跡試験をした結果、潤滑被膜の
形成性においては、問題はないが、潤滑性能において
(特に高温雰囲気において)、必ずしも十分とは言えな
いことが分かった。
【0009】本発明は、上記にかんがみて、潤滑性能を
増大させた金属塑性加工用の水性潤滑剤を提供すること
を目的とする。
増大させた金属塑性加工用の水性潤滑剤を提供すること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る金属塑性加
工用の水性潤滑剤は、金属塑性加工に際して使用され、
ポリカルボン酸アルカリ塩を含有する水性潤滑剤であっ
て、ポリカルボン酸アルカリ塩に加えて、更に、炭素数
4〜8のアルドン酸周期表2族塩を必須成分として含有
することを特徴とするものである。
工用の水性潤滑剤は、金属塑性加工に際して使用され、
ポリカルボン酸アルカリ塩を含有する水性潤滑剤であっ
て、ポリカルボン酸アルカリ塩に加えて、更に、炭素数
4〜8のアルドン酸周期表2族塩を必須成分として含有
することを特徴とするものである。
【0011】
【構成の詳細な説明】以下の説明で、重量単位は、特に
断らない限り、重量単位とする。
断らない限り、重量単位とする。
【0012】(1) 本発明に係る金属塑性加工用の水性潤
滑剤は、金属塑性加工に際して使用され、ポリカルボン
酸アルカリ塩を含有することを前提的用件とする。
滑剤は、金属塑性加工に際して使用され、ポリカルボン
酸アルカリ塩を含有することを前提的用件とする。
【0013】ここで、ポリカルボン酸アルカリ塩として
は、低分子ポリカルボン酸アルカリ塩、高分子ポリカル
ボン酸アルカリ塩を含むが、通常、耐熱性・金型付着性
の見地から、低分子ポリカルボン酸アルカリ塩と高分子
ポリカルボン酸アルカリ塩を併用することが望ましい
(特開平6−212184・8−157860号公報等
参照)。
は、低分子ポリカルボン酸アルカリ塩、高分子ポリカル
ボン酸アルカリ塩を含むが、通常、耐熱性・金型付着性
の見地から、低分子ポリカルボン酸アルカリ塩と高分子
ポリカルボン酸アルカリ塩を併用することが望ましい
(特開平6−212184・8−157860号公報等
参照)。
【0014】なお、アルカリ塩としては、ナトリウム
塩、カリウム塩、リチウム塩を好適に使用できるが、特
に、ナトリウム塩が好ましい。
塩、カリウム塩、リチウム塩を好適に使用できるが、特
に、ナトリウム塩が好ましい。
【0015】(i) 低分子ポリカルボン酸アルカリ塩とし
ては、前述の、コハク酸・グルタル酸・アジピン酸・ピ
メリン酸、リンゴ酸・フマル酸等の脂肪族飽和・不飽和
ジカルボン酸のアルカリ塩他に、フタル酸・テレフタル
酸・トリメリット酸等の芳香族ポリカルボン酸のアルカ
リ塩を使用できる。
ては、前述の、コハク酸・グルタル酸・アジピン酸・ピ
メリン酸、リンゴ酸・フマル酸等の脂肪族飽和・不飽和
ジカルボン酸のアルカリ塩他に、フタル酸・テレフタル
酸・トリメリット酸等の芳香族ポリカルボン酸のアルカ
リ塩を使用できる。
【0016】低分子ポリカルボン酸アルカリ塩も併用す
ることが望ましく、特に、不飽和・飽和ジカルボン酸塩
の併用が望ましく、例えば、フマル酸アルカリ塩とアジ
ピン酸アルカリ塩と併用する。
ることが望ましく、特に、不飽和・飽和ジカルボン酸塩
の併用が望ましく、例えば、フマル酸アルカリ塩とアジ
ピン酸アルカリ塩と併用する。
【0017】フマル酸とアジピン酸との各アルカリ塩の
配合比は、通常、前者/後者=2/8〜8/2(望まし
くは4/6〜6/4)、とし、かつ、両者の水溶液組成
の合計含有量は、0.1〜40%(望ましくは0.5〜
20%)とする。
配合比は、通常、前者/後者=2/8〜8/2(望まし
くは4/6〜6/4)、とし、かつ、両者の水溶液組成
の合計含有量は、0.1〜40%(望ましくは0.5〜
20%)とする。
【0018】不飽和または飽和の一方のカルボン酸アル
カリ塩が過多/過少となると、潤滑性能及び離型性能と
もに、実用上のものを得難くなる。また、希釈時の両ア
ルカリ塩の合計含有量が、過少であると、水性潤滑剤と
高温の金型との付着性が低下し、均一な潤滑皮膜が得ら
れないので、潤滑性に難点が生じ、カジリ、ハリツキ等
が発生するおそれがある。他方、過多となると、金型ま
わりにベタツキや堆積が生じるおそれがある。
カリ塩が過多/過少となると、潤滑性能及び離型性能と
もに、実用上のものを得難くなる。また、希釈時の両ア
ルカリ塩の合計含有量が、過少であると、水性潤滑剤と
高温の金型との付着性が低下し、均一な潤滑皮膜が得ら
れないので、潤滑性に難点が生じ、カジリ、ハリツキ等
が発生するおそれがある。他方、過多となると、金型ま
わりにベタツキや堆積が生じるおそれがある。
【0019】(ii)高分子ポリカルボン酸アルカリ塩とし
ては、マレイン酸共重合体アルカリ塩、ポリアクリル酸
アルカリ塩等を挙げることができる。これらの内、マレ
イン酸共重合体アルカリ塩が、希釈液粘度を増大させ、
耐熱性・金型付着性向上作用を奏するため望ましい。
ては、マレイン酸共重合体アルカリ塩、ポリアクリル酸
アルカリ塩等を挙げることができる。これらの内、マレ
イン酸共重合体アルカリ塩が、希釈液粘度を増大させ、
耐熱性・金型付着性向上作用を奏するため望ましい。
【0020】高分子ポリカルボン酸アルカリ塩の含有量
は、水溶液組成で、前者1〜15%(望ましくは、2〜
10%)とする。
は、水溶液組成で、前者1〜15%(望ましくは、2〜
10%)とする。
【0021】高分子ポリカルボン酸アルカリ塩の含有量
が、過少では、水性潤滑剤の粘性が低いため、300℃
を越える高温での金型への付着性が悪くなり、また、過
多では、水性潤滑剤の粘度が高くなりすぎるため、塗布
作業性等の取扱性が悪くなり、使用上好ましくない。
が、過少では、水性潤滑剤の粘性が低いため、300℃
を越える高温での金型への付着性が悪くなり、また、過
多では、水性潤滑剤の粘度が高くなりすぎるため、塗布
作業性等の取扱性が悪くなり、使用上好ましくない。
【0022】使用可能なマレイン酸共重合体としては、
イソブチレン・マレイン酸共重合体、スチレン・マレイ
ン酸共重合体及びビニルエチルエーテル・マレイン酸共
重合体等を挙げることができ、イソブチレン・マレイン
酸共重合体を好適に使用できる。
イソブチレン・マレイン酸共重合体、スチレン・マレイ
ン酸共重合体及びビニルエチルエーテル・マレイン酸共
重合体等を挙げることができ、イソブチレン・マレイン
酸共重合体を好適に使用できる。
【0023】(2) 上記水性潤滑剤において、ポリカルボ
ン酸アルカリ塩に加えて、更に、炭素数4〜8のアルド
ン酸周期表2族塩を必須成分として含有することを特徴
的要件とする。
ン酸アルカリ塩に加えて、更に、炭素数4〜8のアルド
ン酸周期表2族塩を必須成分として含有することを特徴
的要件とする。
【0024】このアルドン酸周期表2族塩は、潤滑性増
大作用を奏する。
大作用を奏する。
【0025】アルドン酸としては、炭素数4〜8のもの
なら特に限定されないが、グルコン酸が望ましい。ここ
で、周期表2族塩としては、マグネシウム塩、カルシウ
ム塩、バリウム塩等を好適に使用できるが、特に、カル
シウム塩が好ましい。
なら特に限定されないが、グルコン酸が望ましい。ここ
で、周期表2族塩としては、マグネシウム塩、カルシウ
ム塩、バリウム塩等を好適に使用できるが、特に、カル
シウム塩が好ましい。
【0026】このアルドン酸周期表2族塩の含有量は、
水溶液組成で、0.1〜40%(望ましくは0.5〜2
0%)とする。
水溶液組成で、0.1〜40%(望ましくは0.5〜2
0%)とする。
【0027】(3) 更に、上記水性潤滑剤において、10
0℃前後での金型への付着性を担保するために、上記ポ
リカルボン酸アルカリ塩及び炭素数4〜8のアルドン酸
周期表2族塩に加えて、必要により、水溶性高分子化合
物を型付着剤として添加してもよい。
0℃前後での金型への付着性を担保するために、上記ポ
リカルボン酸アルカリ塩及び炭素数4〜8のアルドン酸
周期表2族塩に加えて、必要により、水溶性高分子化合
物を型付着剤として添加してもよい。
【0028】使用可能な水溶性高分子化合物としては、
ポリアクリル酸アミド、ヒドロキシエチルセルロース、
カルボキシメチルセルロース、ポリカルボン酸アンモニ
ウム、ポリビニルアルコール等を挙げることができる。
このとき、ポリアクリル酸アミドが、潤滑性増大作用も
奏するため望ましい。
ポリアクリル酸アミド、ヒドロキシエチルセルロース、
カルボキシメチルセルロース、ポリカルボン酸アンモニ
ウム、ポリビニルアルコール等を挙げることができる。
このとき、ポリアクリル酸アミドが、潤滑性増大作用も
奏するため望ましい。
【0029】この水溶性高分子の添加量は、水溶液組成
で、通常、0.01〜5%(望ましくは、0.02〜2
%)とする。
で、通常、0.01〜5%(望ましくは、0.02〜2
%)とする。
【0030】(4) 本発明の水性潤滑剤の調製方法は、特
別な装置あるいは特別な方法を必要とするものではな
く、適当な容器において、上記各成分と水とを常温常圧
で充分に混合することで調製することができる。通常、
各薬剤の合計含有量が、略2.0〜75%の水溶液とな
るようにする。
別な装置あるいは特別な方法を必要とするものではな
く、適当な容器において、上記各成分と水とを常温常圧
で充分に混合することで調製することができる。通常、
各薬剤の合計含有量が、略2.0〜75%の水溶液とな
るようにする。
【0031】なお、上記調製に際して、アルカリ塩の形
で供給して混合も良いが、通常、各二塩基酸と水酸化ア
ルカリとの形で供給して混合する。水酸化アルカリは、
二塩基酸の合計等量より、若干多めに供給する。
で供給して混合も良いが、通常、各二塩基酸と水酸化ア
ルカリとの形で供給して混合する。水酸化アルカリは、
二塩基酸の合計等量より、若干多めに供給する。
【0032】この水性潤滑剤を使用する場合には、原液
のままでもよいが、通常、水で2〜20倍に適宜希釈し
て、スプレーまたは刷毛で金型に塗布する。
のままでもよいが、通常、水で2〜20倍に適宜希釈し
て、スプレーまたは刷毛で金型に塗布する。
【0033】
【実施例】表1に示す配合物を各配合量ずつそれぞれ配
合し、常温で十分に混合して、実施例1〜2及び比較例
1〜3、従来例1〜2とする。
合し、常温で十分に混合して、実施例1〜2及び比較例
1〜3、従来例1〜2とする。
【0034】(1) 上記方法で調製した実施例・比較例・
従来例について、リング圧縮実験により摩擦係数を求め
た。
従来例について、リング圧縮実験により摩擦係数を求め
た。
【0035】φ100×50mmの金型(SKD61)上
下を約200℃に加熱し、10倍希釈した水性潤滑剤資
料15mLを、上下金型のリングとの接触面にスプレー
塗布(エアー圧:0.39MPa(4kg/cm2 ))
する。一方、φ30×φ15×10mmのリング(S45
C材)を電気炉にて1100℃に加熱する。
下を約200℃に加熱し、10倍希釈した水性潤滑剤資
料15mLを、上下金型のリングとの接触面にスプレー
塗布(エアー圧:0.39MPa(4kg/cm2 ))
する。一方、φ30×φ15×10mmのリング(S45
C材)を電気炉にて1100℃に加熱する。
【0036】100t機械プレスを使用し、この金型及
びリングの高さの減少率(加工度)と内径の変化率を
「工藤によるエネルギー法」(Proc. 5th. Japan Nat.C
ong.Appl. Mech. (1955), 75)によって求められる理論
曲線にプロットして摩擦係数を求めた。それぞれの摩擦
係数を表1に示す。
びリングの高さの減少率(加工度)と内径の変化率を
「工藤によるエネルギー法」(Proc. 5th. Japan Nat.C
ong.Appl. Mech. (1955), 75)によって求められる理論
曲線にプロットして摩擦係数を求めた。それぞれの摩擦
係数を表1に示す。
【0037】表1に示す結果から、フマル酸ナトリウム
塩とアジピン酸ナトリウム塩との組み合わせをベースと
し、水溶性高分子化合物(型付着剤)としてヒドロキシ
エチルセルロースを添加した従来例1・2、及び、上記
ベースにポリアクリル酸ナトリウム塩、さらに、マレイ
ン酸共重合体ナトリムウ塩を加えた比較例1〜3に比し
て、マレイン酸共重合体ナトリムウ塩とグルコン酸カル
シウム(アルドン酸周期表2族塩)とを組み合わせて含
有させた本発明の各実施例は、摩擦係数が低いことが分
かる。さらに、水溶性高分子化合物として、ポリアクリ
ル酸アミドを添加した実施例1は、ポリアクリル酸ナト
リウムを用いた実施例2に比して、更に、摩擦係数が低
減していることが分かる。
塩とアジピン酸ナトリウム塩との組み合わせをベースと
し、水溶性高分子化合物(型付着剤)としてヒドロキシ
エチルセルロースを添加した従来例1・2、及び、上記
ベースにポリアクリル酸ナトリウム塩、さらに、マレイ
ン酸共重合体ナトリムウ塩を加えた比較例1〜3に比し
て、マレイン酸共重合体ナトリムウ塩とグルコン酸カル
シウム(アルドン酸周期表2族塩)とを組み合わせて含
有させた本発明の各実施例は、摩擦係数が低いことが分
かる。さらに、水溶性高分子化合物として、ポリアクリ
ル酸アミドを添加した実施例1は、ポリアクリル酸ナト
リウムを用いた実施例2に比して、更に、摩擦係数が低
減していることが分かる。
【0038】
【表1】
【0039】(2) 次に、実施例の実機による試験を行な
った。
った。
【0040】実施例1の水性潤滑剤を水で20倍に希釈
し、2500t機械プレスにて、約100〜300℃に
熱せられた鍛造型にスプレー塗布して、約1100〜1
200℃に熱せられたS30Lの素材の熱間鍛造(製品
重量:810g×2 解放型)を行なった。約1000
0個鍛造しても、ハリツキ、欠肉もなく、また金型への
堆積も生ずることがなく、良好な結果を得た。
し、2500t機械プレスにて、約100〜300℃に
熱せられた鍛造型にスプレー塗布して、約1100〜1
200℃に熱せられたS30Lの素材の熱間鍛造(製品
重量:810g×2 解放型)を行なった。約1000
0個鍛造しても、ハリツキ、欠肉もなく、また金型への
堆積も生ずることがなく、良好な結果を得た。
【0041】同様に、実施例1の水性潤滑剤を水で15
倍に希釈し、1600t機械プレスにて、約100〜3
00℃に熱せられた鍛造型にスプレー塗布して、約11
00〜1200℃に熱せられたS45の素材を熱間鍛造
(製品重量:1200g 密閉型)を行なった。約10
000個鍛造しても、ハリツキ、欠肉もなく、また金型
への堆積も生ずることがなく、良好な結果を得た。
倍に希釈し、1600t機械プレスにて、約100〜3
00℃に熱せられた鍛造型にスプレー塗布して、約11
00〜1200℃に熱せられたS45の素材を熱間鍛造
(製品重量:1200g 密閉型)を行なった。約10
000個鍛造しても、ハリツキ、欠肉もなく、また金型
への堆積も生ずることがなく、良好な結果を得た。
【0042】同様に、実施例2の水性潤滑剤を、160
0t機械プレスにて、約100〜350℃に熱せられた
鍛造型にスプレー塗布して、約1100〜1200℃に
熱せられたSCR20の素材を熱間鍛造(製品重量:8
50g 密閉型)を行なった。約7000個鍛造して
も、ハリツキ、欠肉もなく、また金型への堆積も生ずる
ことがなく、良好な結果を得た。
0t機械プレスにて、約100〜350℃に熱せられた
鍛造型にスプレー塗布して、約1100〜1200℃に
熱せられたSCR20の素材を熱間鍛造(製品重量:8
50g 密閉型)を行なった。約7000個鍛造して
も、ハリツキ、欠肉もなく、また金型への堆積も生ずる
ことがなく、良好な結果を得た。
【0043】
【発明の効果】本発明の水性潤滑剤は、ポリカルボン酸
アルカリ塩に加えて、更に、炭素数4〜8のアルドン酸
周期表2族塩を必須成分として含有する構成により下記
に示すような効果を奏する。
アルカリ塩に加えて、更に、炭素数4〜8のアルドン酸
周期表2族塩を必須成分として含有する構成により下記
に示すような効果を奏する。
【0044】前記実施例で示す如く、低分子ポリカルボ
ン酸に水溶性高分子化合物を加えた従来例の、低分子・
高分子ポリカルボン酸塩を併用した比較例の各水性潤滑
剤に比して、摩擦係数が小さく押えられているともに、
金型への塗布堆積もない。
ン酸に水溶性高分子化合物を加えた従来例の、低分子・
高分子ポリカルボン酸塩を併用した比較例の各水性潤滑
剤に比して、摩擦係数が小さく押えられているともに、
金型への塗布堆積もない。
【0045】即ち、本発明の水性潤滑剤は、金型に塗布
して使用した場合、潤滑性能が良好で、金型へのハリツ
キ、欠肉もなく、さらには、金型への堆積も生じること
がない。
して使用した場合、潤滑性能が良好で、金型へのハリツ
キ、欠肉もなく、さらには、金型への堆積も生じること
がない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C10N 10:02 30:06 40:24 40:36
Claims (7)
- 【請求項1】 金属塑性加工に際して使用され、ポリカ
ルボン酸アルカリ塩を含有する水性潤滑剤であって、 前記ポリカルボン酸アルカリ塩に加えて、更に、炭素数
4〜8のアルドン酸周期表2族塩を必須成分として含有
することを特徴とする金属塑性加工用の水性潤滑剤。 - 【請求項2】 請求項1において、前記アルドン酸周期
表2族塩がグルコン酸カルシウムであることを特徴とす
る金属塑性加工用の水性潤滑剤。 - 【請求項3】 請求項1又は2において、前記ポリカル
ボン酸アルカリ塩が、低分子ポリカルボン酸アルカリ塩
と高分子ポリカルボン酸アルカリ塩の併用系であること
を特徴とする金属塑性加工用の水性潤滑剤。 - 【請求項4】 請求項3において、前記低分子ジカルボ
ン酸アルカリ塩が、フマル酸・アジピン酸アルカリ塩の
併用系であり、前記高分子ポリカルボン酸アルカリ塩が
マレイン酸共重合体のアルカリ塩であることを特徴とす
る金属塑性加工用の水性潤滑剤。 - 【請求項5】 請求項4において、前記ジカルボン酸ア
ルカリ塩:0.1〜30wt%、前記マレイン酸共重合体
アルカリ塩:1〜15wt%、前記アルドン酸周期表2族
塩:0.1〜30wt%の水溶液組成であることを特徴と
する金属塑性加工用の水性潤滑剤 - 【請求項6】 請求項5において、前記ジカルボン酸ア
ルカリ塩のフマル酸アルカリ塩とアジピン酸アルカリ塩
との配合比が、前者/後者=2/8〜8/2であること
を特徴とする金属塑性加工用の水性潤滑剤。 - 【請求項7】 請求項1において、更に、ポリアクリル
酸アミドが潤滑性増大のために添加されていることを特
徴とする金属塑性加工用の水性潤滑剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9128497A JPH10316990A (ja) | 1997-05-19 | 1997-05-19 | 金属塑性加工用の水性潤滑剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9128497A JPH10316990A (ja) | 1997-05-19 | 1997-05-19 | 金属塑性加工用の水性潤滑剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10316990A true JPH10316990A (ja) | 1998-12-02 |
Family
ID=14986212
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9128497A Withdrawn JPH10316990A (ja) | 1997-05-19 | 1997-05-19 | 金属塑性加工用の水性潤滑剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10316990A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003014533A1 (en) * | 2001-08-03 | 2003-02-20 | Akita Fine Blanking Co., Ltd. | Method of manufacturing turbine frame of vgs type turbo charger, turbine frame manufactured by the method, exhaust gas guide assembly of vgs type turbo charger using the turbine frame, and vgs type turbo charger incorporating the exhaust gas guide assembly |
| JP2022131151A (ja) * | 2021-02-26 | 2022-09-07 | 大同化学株式会社 | 鋼の温熱間鍛造用水溶性潤滑離型剤 |
| JP2025068874A (ja) * | 2023-10-17 | 2025-04-30 | 大同化学株式会社 | クロム含有金属の温熱間塑性加工用水溶性潤滑離型剤 |
-
1997
- 1997-05-19 JP JP9128497A patent/JPH10316990A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003014533A1 (en) * | 2001-08-03 | 2003-02-20 | Akita Fine Blanking Co., Ltd. | Method of manufacturing turbine frame of vgs type turbo charger, turbine frame manufactured by the method, exhaust gas guide assembly of vgs type turbo charger using the turbine frame, and vgs type turbo charger incorporating the exhaust gas guide assembly |
| JP2022131151A (ja) * | 2021-02-26 | 2022-09-07 | 大同化学株式会社 | 鋼の温熱間鍛造用水溶性潤滑離型剤 |
| JP2025068874A (ja) * | 2023-10-17 | 2025-04-30 | 大同化学株式会社 | クロム含有金属の温熱間塑性加工用水溶性潤滑離型剤 |
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