JPH10318352A - 車両の終減速装置 - Google Patents
車両の終減速装置Info
- Publication number
- JPH10318352A JPH10318352A JP16940197A JP16940197A JPH10318352A JP H10318352 A JPH10318352 A JP H10318352A JP 16940197 A JP16940197 A JP 16940197A JP 16940197 A JP16940197 A JP 16940197A JP H10318352 A JPH10318352 A JP H10318352A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- differential carrier
- preventing member
- screwed
- differential
- lock nut
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H48/00—Differential gearings
- F16H48/38—Constructional details
- F16H48/42—Constructional details characterised by features of the input shafts, e.g. mounting of drive gears thereon
- F16H2048/423—Constructional details characterised by features of the input shafts, e.g. mounting of drive gears thereon characterised by bearing arrangement
- F16H2048/426—Constructional details characterised by features of the input shafts, e.g. mounting of drive gears thereon characterised by bearing arrangement characterised by spigot bearing arrangement, e.g. bearing for supporting the free end of the drive shaft pinion
Landscapes
- Motor Power Transmission Devices (AREA)
- Retarders (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 終減速装置のリングギヤのリダクションピニ
オンとの噛合部背面に当接することによって、同リング
ギヤの倒れを防止するため、ディファレンシャルキャリ
ヤに螺着される傾斜防止部材のロックナット締付け時
に、同傾斜防止部材の連れ回りを防止して、正確かつ容
易にディファレンシャルキャリヤ上に固定する。 【解決手段】 傾斜防止部材に、ディファレンシャルキ
ャリヤに螺合される第1ねじ軸部と、ロックナットが螺
合される第2ねじ軸と、第1及び第2ねじ軸部材間に同
軸的に形成された非円形断面の係合部を設ける。一方、
ディファレンシャルキャリヤのねじ孔の外方開口端にお
けるロックナットの座面に凹部を設ける。上記傾斜防止
部材をディファレンシャルキャリヤに螺着し正規取付位
置に調整したのち、上記係合部にロック部材を嵌装して
上記凹部内に挿入することにより、傾斜防止部材のディ
ファレンシャルキャリヤに対する相対回転を禁止し、ロ
ックナット締付け時の傾斜防止部材の連れ回りを防止す
る。
オンとの噛合部背面に当接することによって、同リング
ギヤの倒れを防止するため、ディファレンシャルキャリ
ヤに螺着される傾斜防止部材のロックナット締付け時
に、同傾斜防止部材の連れ回りを防止して、正確かつ容
易にディファレンシャルキャリヤ上に固定する。 【解決手段】 傾斜防止部材に、ディファレンシャルキ
ャリヤに螺合される第1ねじ軸部と、ロックナットが螺
合される第2ねじ軸と、第1及び第2ねじ軸部材間に同
軸的に形成された非円形断面の係合部を設ける。一方、
ディファレンシャルキャリヤのねじ孔の外方開口端にお
けるロックナットの座面に凹部を設ける。上記傾斜防止
部材をディファレンシャルキャリヤに螺着し正規取付位
置に調整したのち、上記係合部にロック部材を嵌装して
上記凹部内に挿入することにより、傾斜防止部材のディ
ファレンシャルキャリヤに対する相対回転を禁止し、ロ
ックナット締付け時の傾斜防止部材の連れ回りを防止す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トラック、バス等
の車両に採用されて好適な車両用終減速装置に関するも
のである。
の車両に採用されて好適な車両用終減速装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来の大型トラック等に採用されている
終減速装置の構成の一例を、図7の断面図を参照して説
明する。図中符号10は総括的に終減速装置を示し、同
終減速装置10は後述するリダクションギヤ及びディフ
ァレンシャルギヤ装置を内蔵するハウジング又はケーシ
ングを形成するディファレンシャルキャリヤ12を備え
ている。
終減速装置の構成の一例を、図7の断面図を参照して説
明する。図中符号10は総括的に終減速装置を示し、同
終減速装置10は後述するリダクションギヤ及びディフ
ァレンシャルギヤ装置を内蔵するハウジング又はケーシ
ングを形成するディファレンシャルキャリヤ12を備え
ている。
【0003】上記ディファレンシャルキャリヤ12に
は、ベアリングリテーナ14がボルト16により着脱自
在に装着され、同ベアリングリテーナ14にはハイポイ
ドギヤ18aを備えたリダクションピニオン20の大端
側の軸部18bが、夫々テーパローラベアリングからな
るインナベアリング22及びアウタベアリング24を介
して回転自在に支持されている。同リダクションピニオ
ン20の上記軸部18bのディファレンシャルキャリヤ
12外部に突出した端部にコンパニオンフランジ26が
スプライン連結され、同コンパニオンフランジ26は、
図示しないでプロペラシャフトを介して車両の原動機で
あるエンジンのクランク軸に連結されている。
は、ベアリングリテーナ14がボルト16により着脱自
在に装着され、同ベアリングリテーナ14にはハイポイ
ドギヤ18aを備えたリダクションピニオン20の大端
側の軸部18bが、夫々テーパローラベアリングからな
るインナベアリング22及びアウタベアリング24を介
して回転自在に支持されている。同リダクションピニオ
ン20の上記軸部18bのディファレンシャルキャリヤ
12外部に突出した端部にコンパニオンフランジ26が
スプライン連結され、同コンパニオンフランジ26は、
図示しないでプロペラシャフトを介して車両の原動機で
あるエンジンのクランク軸に連結されている。
【0004】上記リダクションピニオン20の小端側
に、上記軸部18bと協働する軸部18cが同軸的に突
設され、同軸部18cは上記ディファレンシャルキャリ
ヤ12に配設されたパイロットベアリング28に回転自
在に支持されている。また、同ディファレンシャルキャ
リヤ12には、左右のサイドベアリング30を介してデ
ィファレンシャルケース32が回転自在に支持され、同
ディファレンシャルケース32は、左右に分割された左
方ケース32Lと右方ケース32Rとからなり、左右ケ
ース32L及び32Rは複数のボルト34によって一体
的に結合されている。
に、上記軸部18bと協働する軸部18cが同軸的に突
設され、同軸部18cは上記ディファレンシャルキャリ
ヤ12に配設されたパイロットベアリング28に回転自
在に支持されている。また、同ディファレンシャルキャ
リヤ12には、左右のサイドベアリング30を介してデ
ィファレンシャルケース32が回転自在に支持され、同
ディファレンシャルケース32は、左右に分割された左
方ケース32Lと右方ケース32Rとからなり、左右ケ
ース32L及び32Rは複数のボルト34によって一体
的に結合されている。
【0005】上記左方ケース32Lに、複数のボルト3
6によって大径のリングギヤ38が固着され、同リング
ギヤ38は上記リダクションピニオン20のハイポイド
ギヤ18aと噛合するハイポイド歯を備えていて、同リ
ダクションピニオン20と共にリダクションギヤ装置を
構成する。また、上記ディファレンシャルケース32内
に、左右のディファレンシャルギヤ40L及び40R
と、ピニオンスパイダ42上に回転自在に支持され上記
ディファレンシャルギヤ40L及び40Rに夫々噛合す
る複数のディファレンシャルピニオン44とからなるデ
ィファレンシャルギヤ装置が収容され、上記左右のディ
ファレンシャルギヤ40L及び40Rには、図示されて
いない左右の駆動輪を駆動する車軸が連結される。
6によって大径のリングギヤ38が固着され、同リング
ギヤ38は上記リダクションピニオン20のハイポイド
ギヤ18aと噛合するハイポイド歯を備えていて、同リ
ダクションピニオン20と共にリダクションギヤ装置を
構成する。また、上記ディファレンシャルケース32内
に、左右のディファレンシャルギヤ40L及び40R
と、ピニオンスパイダ42上に回転自在に支持され上記
ディファレンシャルギヤ40L及び40Rに夫々噛合す
る複数のディファレンシャルピニオン44とからなるデ
ィファレンシャルギヤ装置が収容され、上記左右のディ
ファレンシャルギヤ40L及び40Rには、図示されて
いない左右の駆動輪を駆動する車軸が連結される。
【0006】さらに、上記リングギヤ38のリダクショ
ンピニオン20と噛合する噛合郡背面46に対向する位
置において、上記ディファレンシャルキャリヤ12上に
リングギヤ38の傾斜防止部材48が螺合されている。
同傾斜防止部材48は、無負荷時に、その先端部50と
上記リングギヤの噛合部背面46との間予め設定された
微小間隔が保持されるように上記ディファレンシャルキ
ャリヤ12に調整可能に螺合されたのち、ロックナット
52によって固定される。
ンピニオン20と噛合する噛合郡背面46に対向する位
置において、上記ディファレンシャルキャリヤ12上に
リングギヤ38の傾斜防止部材48が螺合されている。
同傾斜防止部材48は、無負荷時に、その先端部50と
上記リングギヤの噛合部背面46との間予め設定された
微小間隔が保持されるように上記ディファレンシャルキ
ャリヤ12に調整可能に螺合されたのち、ロックナット
52によって固定される。
【0007】車両の走行中、エンジンの駆動力を受けて
リダクションピニオン20が駆動され、同リダクション
ピニオンのハイポイドギヤ18aに噛合するリングギヤ
38がディファレンシャルケース32と一体に減速駆動
される。同ディファレンシャルケース32の回転は、周
知のディファレンシャルギヤ装置の作用により左右のデ
ィファレンシャルギヤ40L及び40Rに伝達され、さ
らに左右の車軸を介して左右の駆動輪に伝達される。
リダクションピニオン20が駆動され、同リダクション
ピニオンのハイポイドギヤ18aに噛合するリングギヤ
38がディファレンシャルケース32と一体に減速駆動
される。同ディファレンシャルケース32の回転は、周
知のディファレンシャルギヤ装置の作用により左右のデ
ィファレンシャルギヤ40L及び40Rに伝達され、さ
らに左右の車軸を介して左右の駆動輪に伝達される。
【0008】車両の走行中、リダクションピニオン20
及びリングギヤ38の伝達トルクが極めて大きくなった
場合、リングギヤ38のリダクションピニオン20との
噛合部に生起する噛合い反力が大きくなり、横方向即ち
図7における左向きの噛合い反力によってリングギヤ3
8の噛合部が左方に押されて傾き即ち倒れが発生する。
及びリングギヤ38の伝達トルクが極めて大きくなった
場合、リングギヤ38のリダクションピニオン20との
噛合部に生起する噛合い反力が大きくなり、横方向即ち
図7における左向きの噛合い反力によってリングギヤ3
8の噛合部が左方に押されて傾き即ち倒れが発生する。
【0009】リングギヤ38が大きく傾くと、リダクシ
ョンピニオン20との噛合いが正しく行なわれなくな
り、歯当りが悪くなるので、歯面の異常摩耗や歯の折損
を起す不具合がある。このような場合、図示の終減速装
置10では、ディファレンシャルキャリヤ12のリング
ギヤ38の噛合部背面46に対向する部分に傾斜防止部
材48が螺合されていて、重負荷時にリングギヤ38が
噛合い反力によって設定限度以上傾いた場合、上記傾斜
防止部材48の先端部50がリングギヤの噛合部背面4
6に当接して同ギヤのより以上の傾きを抑止するように
構成されている。
ョンピニオン20との噛合いが正しく行なわれなくな
り、歯当りが悪くなるので、歯面の異常摩耗や歯の折損
を起す不具合がある。このような場合、図示の終減速装
置10では、ディファレンシャルキャリヤ12のリング
ギヤ38の噛合部背面46に対向する部分に傾斜防止部
材48が螺合されていて、重負荷時にリングギヤ38が
噛合い反力によって設定限度以上傾いた場合、上記傾斜
防止部材48の先端部50がリングギヤの噛合部背面4
6に当接して同ギヤのより以上の傾きを抑止するように
構成されている。
【0010】上記傾斜防止部材48は、リダクションピ
ニオン20及びリングギヤ38の伝達トルクが大きくリ
ングギヤ38の倒れが設定値に達したときに、その先端
部が上記噛合部背面46に当接するが、伝達トルクが相
対的に小さい通常運転時は、上記先端部50と噛合部背
面46とが当接しないように、無負荷状態において、同
先端部50と噛合部背面46との間に、予め設定された
微小間隙tが形成されるべくディファレンシャルキャリ
ヤ12に対し正確に位置決めされる必要がある。
ニオン20及びリングギヤ38の伝達トルクが大きくリ
ングギヤ38の倒れが設定値に達したときに、その先端
部が上記噛合部背面46に当接するが、伝達トルクが相
対的に小さい通常運転時は、上記先端部50と噛合部背
面46とが当接しないように、無負荷状態において、同
先端部50と噛合部背面46との間に、予め設定された
微小間隙tが形成されるべくディファレンシャルキャリ
ヤ12に対し正確に位置決めされる必要がある。
【0011】上記傾斜防止部材48をディファレンシャ
ルキャリヤ12に対し正しく位置決めするために、上記
従来の装置では、図8の部分的拡大断面図に良く示され
ているように、上記傾斜防止部材48のねじ軸部48a
をディファレンシャルキャリヤ12の対応するねじ孔5
4に螺合したのち、同ねじ軸部48aの基端部に設けら
れた小径のボルト頭部48bにスパナ等の工具を適用し
て、先端部50がリングギヤ38の噛合部背面46に当
接するまでねじ軸部48aを締め込み、次に予め設定さ
れた回転角だけねじ戻して、上記先端部50とリングギ
ヤの噛合部背面46との間に設定間隙tを形成し、その
後、ねじ軸部48aの基端部側にロックナット52を螺
合して傾斜防止部材48をその位置に固定する作業が行
なわれていた。
ルキャリヤ12に対し正しく位置決めするために、上記
従来の装置では、図8の部分的拡大断面図に良く示され
ているように、上記傾斜防止部材48のねじ軸部48a
をディファレンシャルキャリヤ12の対応するねじ孔5
4に螺合したのち、同ねじ軸部48aの基端部に設けら
れた小径のボルト頭部48bにスパナ等の工具を適用し
て、先端部50がリングギヤ38の噛合部背面46に当
接するまでねじ軸部48aを締め込み、次に予め設定さ
れた回転角だけねじ戻して、上記先端部50とリングギ
ヤの噛合部背面46との間に設定間隙tを形成し、その
後、ねじ軸部48aの基端部側にロックナット52を螺
合して傾斜防止部材48をその位置に固定する作業が行
なわれていた。
【0012】上記ロックナット52の締付けに際して
は、弛み止めのために締付トルクが規定され、通常は、
ロックナット52にソケット56を嵌装して同ソケット
56をトルクレンチ58により回転させる作業が行なわ
れる。しかしながら、上記ロックナット52の締付け時
に、ねじ軸部48aが連れ回りすることがあり、もし連
れ回りすると、上記設定間隙tが保持されず連れ回り回
転角に比例した誤差が発生する不具合があるが、ロック
ナット52に上記ソケット56を嵌装すると、傾斜防止
部材48の基端部がソケット56により覆われて視認す
ることができなくなるため、上記連れ回りの有無を検知
することができず、結局、上記設定間隙tを正しく確保
することは実際上困難であり、ロックナット52の締付
けによって狂いが生じている可能性が高いという問題が
あった。
は、弛み止めのために締付トルクが規定され、通常は、
ロックナット52にソケット56を嵌装して同ソケット
56をトルクレンチ58により回転させる作業が行なわ
れる。しかしながら、上記ロックナット52の締付け時
に、ねじ軸部48aが連れ回りすることがあり、もし連
れ回りすると、上記設定間隙tが保持されず連れ回り回
転角に比例した誤差が発生する不具合があるが、ロック
ナット52に上記ソケット56を嵌装すると、傾斜防止
部材48の基端部がソケット56により覆われて視認す
ることができなくなるため、上記連れ回りの有無を検知
することができず、結局、上記設定間隙tを正しく確保
することは実際上困難であり、ロックナット52の締付
けによって狂いが生じている可能性が高いという問題が
あった。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事情に
鑑み創案されたもので、上記傾斜防止部材をディファレ
ンシャルキャリヤに螺合してロックナットにより所定位
置に位置決め固定する際に、同傾斜防止部材の上記連れ
回りを確実に防止して、傾斜防止部材を所定位置に正確
かつ容易に固定することができるようにした車両の終減
速装置を提供することを目的とするものである。
鑑み創案されたもので、上記傾斜防止部材をディファレ
ンシャルキャリヤに螺合してロックナットにより所定位
置に位置決め固定する際に、同傾斜防止部材の上記連れ
回りを確実に防止して、傾斜防止部材を所定位置に正確
かつ容易に固定することができるようにした車両の終減
速装置を提供することを目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、原動機からの駆動力を受けて回転駆動さ
れるリダクションピニオンと、ディファレンシャルキャ
リヤに回転自在に支持され上記リダクションピニオンに
噛合して駆動されると共にディファレンシャルギヤ装置
を介して車軸に駆動力を伝達するリングギヤと、先端部
が上記リングギヤの噛合部背面に当接することによって
同リングギヤの倒れを抑止すべく上記ディファレンシャ
ルキャリヤに螺着されると共に、基端部に設けられるボ
ルト頭部と上記ディファレンシャルキャリヤに螺合され
る第1ねじ軸部との間に非円形断面の係合部が形成さ
れ、さらに同係合部とボルト頭部との間に第2ねじ軸部
が設けられた傾斜防止部材と、同傾斜防止部材のディフ
ァレンシャルキャリヤに対する螺着位置調整後に同傾斜
防止部材の回転を禁止するため上記係合部と上記ディフ
ァレンシャルキャリヤとの間に介装されるロック部材
と、上記第2ねじ軸部に螺着されて上記ロック部材の介
装後に上記傾斜防止部材を上記ディファレンシャルキャ
リヤに固定するロックナットとを備えたことを特徴とす
る車両の終減速装置を提案するものである。
め、本発明は、原動機からの駆動力を受けて回転駆動さ
れるリダクションピニオンと、ディファレンシャルキャ
リヤに回転自在に支持され上記リダクションピニオンに
噛合して駆動されると共にディファレンシャルギヤ装置
を介して車軸に駆動力を伝達するリングギヤと、先端部
が上記リングギヤの噛合部背面に当接することによって
同リングギヤの倒れを抑止すべく上記ディファレンシャ
ルキャリヤに螺着されると共に、基端部に設けられるボ
ルト頭部と上記ディファレンシャルキャリヤに螺合され
る第1ねじ軸部との間に非円形断面の係合部が形成さ
れ、さらに同係合部とボルト頭部との間に第2ねじ軸部
が設けられた傾斜防止部材と、同傾斜防止部材のディフ
ァレンシャルキャリヤに対する螺着位置調整後に同傾斜
防止部材の回転を禁止するため上記係合部と上記ディフ
ァレンシャルキャリヤとの間に介装されるロック部材
と、上記第2ねじ軸部に螺着されて上記ロック部材の介
装後に上記傾斜防止部材を上記ディファレンシャルキャ
リヤに固定するロックナットとを備えたことを特徴とす
る車両の終減速装置を提案するものである。
【0015】上記構成によれば、傾斜防止部材をディフ
ァレンシャルキャリヤに螺合して設定螺着位置に調整し
たのち、上記非円形断面の係合部にロック部材を介装す
ることによって、傾斜防止部材のディファレンシャルキ
ャリヤに対する相対回転が禁止されるので、ロックナッ
トにより同傾斜防止部材をディファレンシャルキャリヤ
に固定する際に、同傾斜防止部材の連れ回りが防止さ
れ、正しく上記設定螺着位置に固定される。
ァレンシャルキャリヤに螺合して設定螺着位置に調整し
たのち、上記非円形断面の係合部にロック部材を介装す
ることによって、傾斜防止部材のディファレンシャルキ
ャリヤに対する相対回転が禁止されるので、ロックナッ
トにより同傾斜防止部材をディファレンシャルキャリヤ
に固定する際に、同傾斜防止部材の連れ回りが防止さ
れ、正しく上記設定螺着位置に固定される。
【0016】本発明において、上記ロック部材は上記係
合部に相対回転不能に外嵌される環状部と、同環状部か
ら外方に突出する爪部とを有し、上記ディファレンシャ
ルキャリヤの上記ロックナット座面には、上記ロック部
材を回転不能に収容する凹部が形成されていることが好
ましい。この構成により、傾斜防止部材にロックナット
を螺合する際に、正常な締付作業時には、ロック部材が
上記ディファレンシャルキャリヤのロックナット座面の
凹部に収容されることによって傾斜防止部材の連れ回り
が禁止される。また、上記ロックナットの締付作業時
に、何等かの理由でロック部材が上記凹部から逸出する
と、ロック部材の爪部がロックナットとディファレンシ
ャルキャリヤの座面との間に挟まれることとなるので、
締付作業の終了後、締付作業が正常に行なわれなかった
ことが容易に発見される。
合部に相対回転不能に外嵌される環状部と、同環状部か
ら外方に突出する爪部とを有し、上記ディファレンシャ
ルキャリヤの上記ロックナット座面には、上記ロック部
材を回転不能に収容する凹部が形成されていることが好
ましい。この構成により、傾斜防止部材にロックナット
を螺合する際に、正常な締付作業時には、ロック部材が
上記ディファレンシャルキャリヤのロックナット座面の
凹部に収容されることによって傾斜防止部材の連れ回り
が禁止される。また、上記ロックナットの締付作業時
に、何等かの理由でロック部材が上記凹部から逸出する
と、ロック部材の爪部がロックナットとディファレンシ
ャルキャリヤの座面との間に挟まれることとなるので、
締付作業の終了後、締付作業が正常に行なわれなかった
ことが容易に発見される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下本発明の好ましい実施形態
を、図1ないし図6を参照して説明する。(なお、図7
及び図8を参照して説明した従来の終減速装置と実質的
に同一又は対応する部材には同一の符号を用い、重複説
明は省略する。)図7の矢印Iで示した傾斜防止部材取
付け部分に対応する図1の拡大断面図に良く示されてい
るように、リングギヤ38のリダクションピニオン20
と噛合する噛合部背面46に対向するディファレンシャ
ルキャリヤ12の部位に設けられたねじ孔54に、傾斜
防止部材48の第1ねじ軸部48aが螺合され、その先
端部50と上記リングギヤの噛合部背面46との間に、
無負荷状態において、予め設定された間隙tが形成され
る。上記先端部50は、一例として、傾斜防止部材48
の一端自由端部に装着された減摩合金製のキャップ60
の端面によって形成される。また上記キャップ60に代
え、耐摩耗性が高いセラミックス製のパッド等を用いる
ことができる。
を、図1ないし図6を参照して説明する。(なお、図7
及び図8を参照して説明した従来の終減速装置と実質的
に同一又は対応する部材には同一の符号を用い、重複説
明は省略する。)図7の矢印Iで示した傾斜防止部材取
付け部分に対応する図1の拡大断面図に良く示されてい
るように、リングギヤ38のリダクションピニオン20
と噛合する噛合部背面46に対向するディファレンシャ
ルキャリヤ12の部位に設けられたねじ孔54に、傾斜
防止部材48の第1ねじ軸部48aが螺合され、その先
端部50と上記リングギヤの噛合部背面46との間に、
無負荷状態において、予め設定された間隙tが形成され
る。上記先端部50は、一例として、傾斜防止部材48
の一端自由端部に装着された減摩合金製のキャップ60
の端面によって形成される。また上記キャップ60に代
え、耐摩耗性が高いセラミックス製のパッド等を用いる
ことができる。
【0018】上記傾斜防止部材48には、図4の平面図
および図5の正面図に良く示されているように、上記第
1ねじ軸48aの基端部側に、ロックナット52が螺合
される第2ねじ軸部48cが同軸的に設けられ、上記第
1ねじ軸48aと第2ねじ軸部48cとの間に非円形断
面の係合部48dが形成されると共に、上記第2ねじ軸
部48cの係合部48dとは反対側の端部に傾斜防止部
材48をディファレンシャルキャリヤ12のねじ孔54
に螺着するためのボルト頭部48bが形成されている。
および図5の正面図に良く示されているように、上記第
1ねじ軸48aの基端部側に、ロックナット52が螺合
される第2ねじ軸部48cが同軸的に設けられ、上記第
1ねじ軸48aと第2ねじ軸部48cとの間に非円形断
面の係合部48dが形成されると共に、上記第2ねじ軸
部48cの係合部48dとは反対側の端部に傾斜防止部
材48をディファレンシャルキャリヤ12のねじ孔54
に螺着するためのボルト頭部48bが形成されている。
【0019】上記非円形断面の係合部48dは、図示の
例では、12の頂点部を有する12ポイントとして形成
されているが、例えば正六角形、正八角形、或いはセレ
ーションもしくはスプライン断面等任意の非円筒断面の
係合部を採用することができる。また、上記第2ねじ軸
部48cの外径は、上記係合部48dの外径より小さく
形成されている。
例では、12の頂点部を有する12ポイントとして形成
されているが、例えば正六角形、正八角形、或いはセレ
ーションもしくはスプライン断面等任意の非円筒断面の
係合部を採用することができる。また、上記第2ねじ軸
部48cの外径は、上記係合部48dの外径より小さく
形成されている。
【0020】一方、上記ディファレンシャルキャリヤ1
2におけるロックナット52が当接する座面62には、
図3に良く示されているように、上記ねじ孔54に対し
同軸的に形成された環状部64aと、同環状部64aか
ら半径方向外方に延在した1個以上の半径方向リセス6
4bとからなる凹部64が設けられている。
2におけるロックナット52が当接する座面62には、
図3に良く示されているように、上記ねじ孔54に対し
同軸的に形成された環状部64aと、同環状部64aか
ら半径方向外方に延在した1個以上の半径方向リセス6
4bとからなる凹部64が設けられている。
【0021】上記凹部64には、図6に示されているロ
ック部材66が収容される。同ロック部材66は、その
内周に上記係合部48dに嵌合することができる12の
頂点を有する12ポイントの係合孔68を設けた環状部
66aと、環状部66aの外周に半径方向外方に延在し
て突設された爪部66bとから形成され、好ましくは、
鋼板をプレスで打抜き加工して形成される。
ック部材66が収容される。同ロック部材66は、その
内周に上記係合部48dに嵌合することができる12の
頂点を有する12ポイントの係合孔68を設けた環状部
66aと、環状部66aの外周に半径方向外方に延在し
て突設された爪部66bとから形成され、好ましくは、
鋼板をプレスで打抜き加工して形成される。
【0022】上記傾斜防止部材48をディファレンシャ
ルキャリヤ12に組付ける場合、先ず、第1ねじ軸部4
8aをねじ孔54に螺合してボルト頭部48bにスパナ
或いは動力締付装置等の工具を適用し、先端部50がリ
ングギヤ38の噛合部背面46に当接するまで締付けた
のち、所要の回転角だけねじ戻すことによって、上記先
端部50と噛合部背面46との間に設定間隙tが形成さ
れる。
ルキャリヤ12に組付ける場合、先ず、第1ねじ軸部4
8aをねじ孔54に螺合してボルト頭部48bにスパナ
或いは動力締付装置等の工具を適用し、先端部50がリ
ングギヤ38の噛合部背面46に当接するまで締付けた
のち、所要の回転角だけねじ戻すことによって、上記先
端部50と噛合部背面46との間に設定間隙tが形成さ
れる。
【0023】次に、ロック部材66をボルト頭部48b
側から外嵌して軸線方向に移動させ、その環状部66a
をロックナット座面62に設けた凹部64の環状部64
aに嵌挿して12ポイントの係合孔68を傾斜防止部材
48の12ポイントの係合部48dに嵌合させると共
に、爪部66bを凹部64の半径方向外方に延びたリセ
ス64bに嵌合させる。上記係合孔68と係合部48d
との係合により、傾斜防止部材48とロック部材66と
の相対回転が禁止され、また上記爪部66bとリセス6
4bとの係合により、ロック部材66とディファレンシ
ャルキャリヤ12との相対回転が禁止されるので、結
局、傾斜防止部材48がディファレンシャルキャリヤ1
2に対し回転不能に係止されることとなる。
側から外嵌して軸線方向に移動させ、その環状部66a
をロックナット座面62に設けた凹部64の環状部64
aに嵌挿して12ポイントの係合孔68を傾斜防止部材
48の12ポイントの係合部48dに嵌合させると共
に、爪部66bを凹部64の半径方向外方に延びたリセ
ス64bに嵌合させる。上記係合孔68と係合部48d
との係合により、傾斜防止部材48とロック部材66と
の相対回転が禁止され、また上記爪部66bとリセス6
4bとの係合により、ロック部材66とディファレンシ
ャルキャリヤ12との相対回転が禁止されるので、結
局、傾斜防止部材48がディファレンシャルキャリヤ1
2に対し回転不能に係止されることとなる。
【0024】続いて、傾斜防止部材48の第2ねじ軸部
48cにロックナット52を螺合し、図8に示した従来
の作業方法と同様に、ソケット56及びトルクレンチ5
8を用いてロックナット52を締付けることにより、傾
斜防止部材48を、連れ回りを禁止しながらディファレ
ンシャルキャリヤ12に対し正確かつ容易に固定するこ
とができる。
48cにロックナット52を螺合し、図8に示した従来
の作業方法と同様に、ソケット56及びトルクレンチ5
8を用いてロックナット52を締付けることにより、傾
斜防止部材48を、連れ回りを禁止しながらディファレ
ンシャルキャリヤ12に対し正確かつ容易に固定するこ
とができる。
【0025】上記ロックナット52の締付作業時に、何
等かの理由でロック部材66が軸線方向外方に移動して
爪部66bがリセス64bから脱出しかつ同リセス64
bに対し整合しない状態でロックナット52の締付けが
行なわれたときは、ロックナット52の締付終了後に、
上記爪部66bが同ロックナット52とディファレンシ
ャルキャリヤ12の座面62との間に挟まって隙間がで
きるので、作業者は容易にロックナット52の締付けが
正しく行なわれなかったことを発見することができ、従
って、作業者は一旦ロックナット52を緩め、ロック部
材66を正規の位置に挿入して再度締付けを行なえば良
い。
等かの理由でロック部材66が軸線方向外方に移動して
爪部66bがリセス64bから脱出しかつ同リセス64
bに対し整合しない状態でロックナット52の締付けが
行なわれたときは、ロックナット52の締付終了後に、
上記爪部66bが同ロックナット52とディファレンシ
ャルキャリヤ12の座面62との間に挟まって隙間がで
きるので、作業者は容易にロックナット52の締付けが
正しく行なわれなかったことを発見することができ、従
って、作業者は一旦ロックナット52を緩め、ロック部
材66を正規の位置に挿入して再度締付けを行なえば良
い。
【0026】なお、図示の実施形態では、傾斜防止部材
48の係合部48dを12ポイントとし、協働するロッ
ク部材66の係合孔68も12ポイントとしたが、何れ
か一方、例えば係合孔68を係合部48dの12ポイン
トに相対回転不能に嵌合する六角形等多角形の孔とする
ことができる。さらに、上記係合部48d及び係合孔6
8を互に回転不能に嵌合するセレーション軸部及びセレ
ーション孔とし、又は多角形軸部及び協働する多角形孔
とすることができる。
48の係合部48dを12ポイントとし、協働するロッ
ク部材66の係合孔68も12ポイントとしたが、何れ
か一方、例えば係合孔68を係合部48dの12ポイン
トに相対回転不能に嵌合する六角形等多角形の孔とする
ことができる。さらに、上記係合部48d及び係合孔6
8を互に回転不能に嵌合するセレーション軸部及びセレ
ーション孔とし、又は多角形軸部及び協働する多角形孔
とすることができる。
【0027】さらに、上記ロック部材66の係合孔68
を傾斜防止部材48の係合部48dに嵌合させると共
に、爪部66bを凹部64のリセス64bに嵌合させる
際に、爪部66bとリセス64bが整合するとは限ら
ず、両者を嵌合させるために、傾斜防止部材48を最初
に位置決めしたのち、僅かに回動させて爪部66bとリ
セス64bとリセス64bとを整合させることが必要な
場合があるが、この際の傾斜防止部材48の回転角は僅
少であるため、上記設定間隙tに生じる微少な変化量
は、従来、ロックナット52の締付時に傾斜防止部材4
8が連れ回りする場合の大きな回転角によって生じる間
隙tの変化量に較べて遙かに小さいので、実用上差支え
がない。
を傾斜防止部材48の係合部48dに嵌合させると共
に、爪部66bを凹部64のリセス64bに嵌合させる
際に、爪部66bとリセス64bが整合するとは限ら
ず、両者を嵌合させるために、傾斜防止部材48を最初
に位置決めしたのち、僅かに回動させて爪部66bとリ
セス64bとリセス64bとを整合させることが必要な
場合があるが、この際の傾斜防止部材48の回転角は僅
少であるため、上記設定間隙tに生じる微少な変化量
は、従来、ロックナット52の締付時に傾斜防止部材4
8が連れ回りする場合の大きな回転角によって生じる間
隙tの変化量に較べて遙かに小さいので、実用上差支え
がない。
【0028】上記爪部66bとリセス64bとを整合さ
せるための相対回転角度をさらに小さくするためには、
ロック部材66の係合孔68及び(又は)係合部48d
を図示の12ポイント以上の辺数を有する正多角形とす
るか、又は12ポイントよりピッチが小さいセレーショ
ン或いはスプラインとすることが好ましく、これにより
上記設定間隙tの変化量を極めて小さくすることができ
る。従って、この明細書において、上記ロック部材66
に関し、傾斜防止部材48のディファレンシャルキャリ
ヤ12に対する螺着位置調整後に、上記係合部48dに
係合することによって傾斜防止部材48の回転を禁止す
る、という表現には、上記爪部66bとリセス64bと
を整合させ嵌合させるための傾斜防止部材48の微少角
度の回転又は嵌合部のガタの範囲の微少な相対回転は含
まれず、前記連れ回りのような大きな回転角の相対回転
を禁止することを意味するものと解釈するべきである。
せるための相対回転角度をさらに小さくするためには、
ロック部材66の係合孔68及び(又は)係合部48d
を図示の12ポイント以上の辺数を有する正多角形とす
るか、又は12ポイントよりピッチが小さいセレーショ
ン或いはスプラインとすることが好ましく、これにより
上記設定間隙tの変化量を極めて小さくすることができ
る。従って、この明細書において、上記ロック部材66
に関し、傾斜防止部材48のディファレンシャルキャリ
ヤ12に対する螺着位置調整後に、上記係合部48dに
係合することによって傾斜防止部材48の回転を禁止す
る、という表現には、上記爪部66bとリセス64bと
を整合させ嵌合させるための傾斜防止部材48の微少角
度の回転又は嵌合部のガタの範囲の微少な相対回転は含
まれず、前記連れ回りのような大きな回転角の相対回転
を禁止することを意味するものと解釈するべきである。
【0029】
【発明の効果】叙上のように、本発明に係る車両の終減
速装置は、原動機からの駆動力を受けて回転駆動される
リダクションピニオンと、ディファレンシャルキャリヤ
に回転自在に支持され上記リダクションピニオンに噛合
して駆動されると共にディファレンシャルギヤ装置を介
して車軸に駆動力を伝達するリングギヤと、先端部が上
記リングギヤの噛合部背面に当接することによって同リ
ングギヤの倒れを抑止すべく上記ディファレンシャルキ
ャリヤに螺着されると共に、基端部に設けられるボルト
頭部と上記ディファレンシャルキャリヤに螺合される第
1ねじ軸部との間に非円形断面の係合部が形成され、さ
らに同係合部とボルト頭部との間に第2ねじ軸部が設け
られた傾斜防止部材と、同傾斜防止部材のディファレン
シャルキャリヤに対する螺着位置調整後に同傾斜防止部
材の回転を禁止するため上記係合部と上記ディファレン
シャルキャリヤとの間に介装されるロック部材と、上記
第2ねじ軸部に螺着されて上記ロック部材の介装後に上
記傾斜防止部材を上記ディファレンシャルキャリヤに固
定するロックナットとを備えたことを特徴とし、上記傾
斜防止部材をディファレンシャルキャリヤに螺合してロ
ックナットにより所定位置に固定する際に、同傾斜防止
部材の連れ回りを確実に防止して、傾斜防止部材を上記
所定位置に正確かつ容易に固定することができ、この結
果、無負荷時において、傾斜防止部材の先端部をリング
ギヤの噛合部背面との間に、予め設定された間隔を正し
く形成し得る利点がある。
速装置は、原動機からの駆動力を受けて回転駆動される
リダクションピニオンと、ディファレンシャルキャリヤ
に回転自在に支持され上記リダクションピニオンに噛合
して駆動されると共にディファレンシャルギヤ装置を介
して車軸に駆動力を伝達するリングギヤと、先端部が上
記リングギヤの噛合部背面に当接することによって同リ
ングギヤの倒れを抑止すべく上記ディファレンシャルキ
ャリヤに螺着されると共に、基端部に設けられるボルト
頭部と上記ディファレンシャルキャリヤに螺合される第
1ねじ軸部との間に非円形断面の係合部が形成され、さ
らに同係合部とボルト頭部との間に第2ねじ軸部が設け
られた傾斜防止部材と、同傾斜防止部材のディファレン
シャルキャリヤに対する螺着位置調整後に同傾斜防止部
材の回転を禁止するため上記係合部と上記ディファレン
シャルキャリヤとの間に介装されるロック部材と、上記
第2ねじ軸部に螺着されて上記ロック部材の介装後に上
記傾斜防止部材を上記ディファレンシャルキャリヤに固
定するロックナットとを備えたことを特徴とし、上記傾
斜防止部材をディファレンシャルキャリヤに螺合してロ
ックナットにより所定位置に固定する際に、同傾斜防止
部材の連れ回りを確実に防止して、傾斜防止部材を上記
所定位置に正確かつ容易に固定することができ、この結
果、無負荷時において、傾斜防止部材の先端部をリング
ギヤの噛合部背面との間に、予め設定された間隔を正し
く形成し得る利点がある。
【0030】また上記発明において、上記ロック部材は
上記係合部に相対回転不能に外嵌される環状部と、同環
状部から外方に突出する爪部とを有し、上記ディファレ
ンシャルキャリヤの上記ロックナット座面には、上記ロ
ック部材を回転不能に収容する凹部が形成されているこ
とにより、ロック部材が構造簡単でかつ組付けが容易で
あり、さらにロックナットの締付けに際して、ロック部
材が正規位置から脱出してロックナットの締付けが正常
に行なわれなかった場合に、作業者が容易にこれを発見
し、必要な処理を施すことができる利点がある。
上記係合部に相対回転不能に外嵌される環状部と、同環
状部から外方に突出する爪部とを有し、上記ディファレ
ンシャルキャリヤの上記ロックナット座面には、上記ロ
ック部材を回転不能に収容する凹部が形成されているこ
とにより、ロック部材が構造簡単でかつ組付けが容易で
あり、さらにロックナットの締付けに際して、ロック部
材が正規位置から脱出してロックナットの締付けが正常
に行なわれなかった場合に、作業者が容易にこれを発見
し、必要な処理を施すことができる利点がある。
【図1】本発明の好ましい実施形態を示す要部断面図で
ある。
ある。
【図2】図1の矢印II方向から視た正面図である。
【図3】図1におけるロックナット52の締付け座面6
2の正面図である。
2の正面図である。
【図4】図1における傾斜防止部材48を示す平面図で
ある。
ある。
【図5】図4の矢印V方向から視た正面図である。
【図6】図1におけるロック部材66の平面図である。
【図7】従来の車両用終減速装置を示す断面図である。
【図8】図7における傾斜防止部材48をロックナット
52の締付けにより固定する作業態様を示した断面図で
ある。
52の締付けにより固定する作業態様を示した断面図で
ある。
10…終減速装置、12…ディファレンシャルキャリ
ヤ、20…リダクションピニオン、32…ディファレン
シャルケース、38…リングギヤ、40L及び40R…
ディファレンシャルギヤ、42…ピニオンスパイダ、4
4…ディファレンシャルピニオン、46…リングギヤの
噛合部背面、48…傾斜防止部材、48a…第1ねじ軸
部、48b…ボルト頭部、48c…第2ねじ軸部、48
d…係合部、50…傾斜防止部材の先端部、52…ロッ
クナット、54…ねじ孔、56…ソケット、58…トル
クレンチ、62…座面、64…凹部、64a…環状部、
64b…リセス、66…ロック部材、66a…環状部、
66b…爪部。
ヤ、20…リダクションピニオン、32…ディファレン
シャルケース、38…リングギヤ、40L及び40R…
ディファレンシャルギヤ、42…ピニオンスパイダ、4
4…ディファレンシャルピニオン、46…リングギヤの
噛合部背面、48…傾斜防止部材、48a…第1ねじ軸
部、48b…ボルト頭部、48c…第2ねじ軸部、48
d…係合部、50…傾斜防止部材の先端部、52…ロッ
クナット、54…ねじ孔、56…ソケット、58…トル
クレンチ、62…座面、64…凹部、64a…環状部、
64b…リセス、66…ロック部材、66a…環状部、
66b…爪部。
Claims (2)
- 【請求項1】 原動機からの駆動力を受けて回転駆動さ
れるリダクションピニオンと、ディファレンシャルキャ
リヤに回転自在に支持され上記リダクションピニオンに
噛合して駆動されると共にディファレンシャルギヤ装置
を介して車軸に駆動力を伝達するリングギヤと、先端部
が上記リングギヤの噛合部背面に当接することによって
同リングギヤの倒れを抑止すべく上記ディファレンシャ
ルキャリヤに螺着されると共に、基端部に設けられるボ
ルト頭部と上記ディファレンシャルキャリヤに螺合され
る第1ねじ軸部との間に非円形断面の係合部が形成さ
れ、さらに同係合部とボルト頭部との間に第2ねじ軸部
が設けられた傾斜防止部材と、同傾斜防止部材のディフ
ァレンシャルキャリヤに対する螺着位置調整後に同傾斜
防止部材の回転を禁止するため上記係合部と上記ディフ
ァレンシャルキャリヤとの間に介装されるロック部材
と、上記第2ねじ軸部に螺着されて上記ロック部材の介
装後に上記傾斜防止部材を上記ディファレンシャルキャ
リヤに固定するロックナットとを備えたことを特徴とす
る車両の終減速装置。 - 【請求項2】 上記ロック部材は上記係合部に相対回転
不能に外嵌される環状部と、同環状部から外方に突出す
る爪部とを有し、上記ディファレンシャルキャリヤの上
記ロックナット座面には、上記ロック部材を回転不能に
収容する凹部が形成されていることを特徴とする請求項
1記載の車両の終減速装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16940197A JPH10318352A (ja) | 1997-05-22 | 1997-05-22 | 車両の終減速装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16940197A JPH10318352A (ja) | 1997-05-22 | 1997-05-22 | 車両の終減速装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10318352A true JPH10318352A (ja) | 1998-12-04 |
Family
ID=15885926
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16940197A Pending JPH10318352A (ja) | 1997-05-22 | 1997-05-22 | 車両の終減速装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10318352A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100778224B1 (ko) | 2006-09-27 | 2007-11-20 | 다이모스(주) | 종감속기어장치 |
| EP2404082A4 (en) * | 2009-03-02 | 2013-03-20 | Scania Cv Ab | MOTOR VEHICLE WITH DIFFERENTIAL LOCK |
-
1997
- 1997-05-22 JP JP16940197A patent/JPH10318352A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100778224B1 (ko) | 2006-09-27 | 2007-11-20 | 다이모스(주) | 종감속기어장치 |
| EP2404082A4 (en) * | 2009-03-02 | 2013-03-20 | Scania Cv Ab | MOTOR VEHICLE WITH DIFFERENTIAL LOCK |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6227716B1 (en) | Differential unit having an adjustable bearing assembly | |
| JPS63246537A (ja) | 差動機アセンブリ及びその組立て法 | |
| US20090215569A1 (en) | Travel Assembly | |
| US6193320B1 (en) | Play-eliminating wheel fitting | |
| US11920632B2 (en) | Endplay or preload settable lock nut | |
| JP4013675B2 (ja) | 転がり軸受装置 | |
| US7399252B2 (en) | Arrangement for driving a wheel of a vehicle, and a planet carrier | |
| CN1835851A (zh) | 用于汽车轴的车轮轴承结构 | |
| JP2003509280A (ja) | 車輪懸架装置、特に非駆動車軸用の車輪懸架装置 | |
| JPH10318352A (ja) | 車両の終減速装置 | |
| EP1902862A2 (en) | Rolling bearing apparatus for wheel | |
| CN218558456U (zh) | 一种工程机械用轮边锁紧装置 | |
| JPS63306966A (ja) | ホイールと軸との連結装置 | |
| CN117601599A (zh) | 一种驱动桥轮边总成及驱动桥 | |
| US6134986A (en) | Steering wheel assembly with improved gear | |
| CN214171153U (zh) | 一种驱动桥轮毂轴承锁紧结构及车辆 | |
| JP3324369B2 (ja) | 車両用終減速機の構造とその組立方法 | |
| EP3730357B1 (en) | Rotation restriction mechanism for maintenance | |
| JP2002120506A (ja) | 車輪駆動用軸受ユニット | |
| JP2002106557A (ja) | 車輪駆動用軸受ユニット | |
| JP2914290B2 (ja) | 自動車の車軸装置 | |
| US12188517B2 (en) | Wheel bearing assembly | |
| JP2007045306A (ja) | 車輪軸受装置の加工方法 | |
| JPH0727202A (ja) | 車両のリダクション及びディファレンシャルギヤ装置 | |
| WO2024261445A1 (en) | Wheel retaining device |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060210 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20060221 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060822 |