JPH10318748A - 位置測定方法および装置 - Google Patents
位置測定方法および装置Info
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- JPH10318748A JPH10318748A JP2014298A JP2014298A JPH10318748A JP H10318748 A JPH10318748 A JP H10318748A JP 2014298 A JP2014298 A JP 2014298A JP 2014298 A JP2014298 A JP 2014298A JP H10318748 A JPH10318748 A JP H10318748A
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- magnetic field
- position measuring
- axis
- oscillator
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 迅速かつ高精度にドリルパイプ先端の位置を
測定する。 【解決手段】 水平ドリリング工法のドリルパイプ51
の先端にはゾンデ10が設置されており、このゾンデ1
0内には3軸直交型の交流磁気センサ、ゾンデ10の回
転および傾斜をそれぞれ測定する角度計およびそれらの
測定データを送信する送信手段が内蔵されている。地表
には、平行線路31が設けられ、発振器30により発生
された交流電流が流されている。平行線路31に流れる
交流電流により発生される交流磁界を前記ゾンデ10内
の3軸直交型交流磁気センサで検出し、該検出した磁界
データを前記角度計からの回転および傾斜の角度のデー
タとともに送信する。この送信されたデータを受信し、
計算機41において演算処理することにより、前記平行
線路31からのゾンデ10の相対位置を算出する。
測定する。 【解決手段】 水平ドリリング工法のドリルパイプ51
の先端にはゾンデ10が設置されており、このゾンデ1
0内には3軸直交型の交流磁気センサ、ゾンデ10の回
転および傾斜をそれぞれ測定する角度計およびそれらの
測定データを送信する送信手段が内蔵されている。地表
には、平行線路31が設けられ、発振器30により発生
された交流電流が流されている。平行線路31に流れる
交流電流により発生される交流磁界を前記ゾンデ10内
の3軸直交型交流磁気センサで検出し、該検出した磁界
データを前記角度計からの回転および傾斜の角度のデー
タとともに送信する。この送信されたデータを受信し、
計算機41において演算処理することにより、前記平行
線路31からのゾンデ10の相対位置を算出する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は位置測定方法および
装置に関し、特に、地中や海底に管路を非開削で建設す
るときなどに、掘削先端のビットの位置を測定するため
に用いて好適なものである。
装置に関し、特に、地中や海底に管路を非開削で建設す
るときなどに、掘削先端のビットの位置を測定するため
に用いて好適なものである。
【0002】
【従来の技術】地中や海底に管路を非開削で建設する方
法として、水平ドリリング工法が知られている。この水
平ドリリング工法では、掘削装置により直径数インチ程
度のドリルパイプを押し込むことにより孔を掘削する。
図15はこのドリルパイプの先端の形状を示す図であ
り、この図に示すようにドリル100の先端は斜めにカ
ットされており、ドリル100を回転させながら押し込
むとドリルパイプは直進し、回転を止めて押し込むと曲
進するようになっている。これにより、掘削の方向や経
路を制御することができる。通常は、発進側と到達側に
縦坑を掘り、ドリルパイプの先端が到達側の縦坑に達し
たあと、ドリルの代わりにプロダクトパイプと呼ばれる
管路をドリルパイプに接続し、発進抗側から引き込む。
プロダクトパイプの径が大きい場合には、ドリルパイプ
とプロダクトパイプの間にリーマを挿入して孔を拡大す
ることが行われる。
法として、水平ドリリング工法が知られている。この水
平ドリリング工法では、掘削装置により直径数インチ程
度のドリルパイプを押し込むことにより孔を掘削する。
図15はこのドリルパイプの先端の形状を示す図であ
り、この図に示すようにドリル100の先端は斜めにカ
ットされており、ドリル100を回転させながら押し込
むとドリルパイプは直進し、回転を止めて押し込むと曲
進するようになっている。これにより、掘削の方向や経
路を制御することができる。通常は、発進側と到達側に
縦坑を掘り、ドリルパイプの先端が到達側の縦坑に達し
たあと、ドリルの代わりにプロダクトパイプと呼ばれる
管路をドリルパイプに接続し、発進抗側から引き込む。
プロダクトパイプの径が大きい場合には、ドリルパイプ
とプロダクトパイプの間にリーマを挿入して孔を拡大す
ることが行われる。
【0003】このような水平ドリリング工法において
は、掘削の経路を知るために地中にあるドリルパイプの
先端の位置を測定することが必要である。この位置を測
定する方法として、次の3通りの方法が知られている。 (1)ドリルパイプの先端に設けたトランスミッタから
電磁波を送出し、その電磁波を陸上のレシーバで検出す
ることによりトランスミッタの位置を測定する方法。 (2)陸上にループ状の電線を張り巡らして、この電線
に直流電流を流し、これにより発生する直流磁界をドリ
ルパイプ先端に取り付けたゾンデ110(図15)で測
定し、該測定した磁界から演算処理によって該ゾンデの
位置を求める方法。 (3)方位を測定するマグネットコンパスとドリルパイ
プの傾斜を測定するセンサを内蔵したゾンデ110をド
リルの先端に設けておき、ゾンデの方位と傾斜と、ドリ
ルパイプの長さから推定できる掘削長を用いてゾンデの
位置と軌跡を測定する方法。
は、掘削の経路を知るために地中にあるドリルパイプの
先端の位置を測定することが必要である。この位置を測
定する方法として、次の3通りの方法が知られている。 (1)ドリルパイプの先端に設けたトランスミッタから
電磁波を送出し、その電磁波を陸上のレシーバで検出す
ることによりトランスミッタの位置を測定する方法。 (2)陸上にループ状の電線を張り巡らして、この電線
に直流電流を流し、これにより発生する直流磁界をドリ
ルパイプ先端に取り付けたゾンデ110(図15)で測
定し、該測定した磁界から演算処理によって該ゾンデの
位置を求める方法。 (3)方位を測定するマグネットコンパスとドリルパイ
プの傾斜を測定するセンサを内蔵したゾンデ110をド
リルの先端に設けておき、ゾンデの方位と傾斜と、ドリ
ルパイプの長さから推定できる掘削長を用いてゾンデの
位置と軌跡を測定する方法。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記(1)の方法にお
いては、通常、測定者がレシーバをトランスミッタの直
上まで運び、トランスミッタの深さと水平位置を測定し
ている。したがって、精密に位置を測定するためには、
測定者はレシーバを置く場所を変えて複数回の測定を行
うことが必要となり、迅速な測定ができず、作業時間の
短縮ができないという問題点があった。また、前記
(2)の方法の場合には、周囲の磁性体や地磁気の影響
を取り除くために、直流電流の方向を変えて2回の測定
を行うことが必要となり、やはり、迅速な測定を行うこ
とが困難であった。さらに、前記(3)の方法の場合に
は、方位の測定にマグネットコンパスを用いているた
め、周囲に磁性体がある場所や地磁気が一様でない場所
では正確な測定が困難となる。また、ドリルパイプの先
端が進んだ距離を積分してその先端の位置を求めている
ため、測定誤差が加算され、掘削長が長くなる場合には
測定精度が劣化するという問題点があった。
いては、通常、測定者がレシーバをトランスミッタの直
上まで運び、トランスミッタの深さと水平位置を測定し
ている。したがって、精密に位置を測定するためには、
測定者はレシーバを置く場所を変えて複数回の測定を行
うことが必要となり、迅速な測定ができず、作業時間の
短縮ができないという問題点があった。また、前記
(2)の方法の場合には、周囲の磁性体や地磁気の影響
を取り除くために、直流電流の方向を変えて2回の測定
を行うことが必要となり、やはり、迅速な測定を行うこ
とが困難であった。さらに、前記(3)の方法の場合に
は、方位の測定にマグネットコンパスを用いているた
め、周囲に磁性体がある場所や地磁気が一様でない場所
では正確な測定が困難となる。また、ドリルパイプの先
端が進んだ距離を積分してその先端の位置を求めている
ため、測定誤差が加算され、掘削長が長くなる場合には
測定精度が劣化するという問題点があった。
【0005】そこで、本発明は、上述した問題点を解決
し、迅速かつ高精度にドリルパイプ先端の位置を測定す
ることができる位置測定方法および装置を提供すること
を目的としている。
し、迅速かつ高精度にドリルパイプ先端の位置を測定す
ることができる位置測定方法および装置を提供すること
を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の位置測定方法は、位置測定用ゾンデを用い
て物体の位置を測定する方法であって、交流磁界発生源
により既知の交流磁界を発生させるステップ、前記物体
に取り付けられた前記位置測定用ゾンデにより、該位置
測定用ゾンデの長軸方向に一致したX3軸と該X3軸と鉛
直方向を含む平面内に位置するZ3軸により定められる
直交座標系X3Y3Z3における各軸方向の交流磁界、前
記Y3軸周りの回転角および前記X3軸周りの回転角を測
定するステップ、および、前記位置測定用ゾンデからの
前記各測定データに基づいて、前記位置測定用ゾンデの
前記交流磁界発生源からの相対位置を算出するステップ
を含むものである。
に、本発明の位置測定方法は、位置測定用ゾンデを用い
て物体の位置を測定する方法であって、交流磁界発生源
により既知の交流磁界を発生させるステップ、前記物体
に取り付けられた前記位置測定用ゾンデにより、該位置
測定用ゾンデの長軸方向に一致したX3軸と該X3軸と鉛
直方向を含む平面内に位置するZ3軸により定められる
直交座標系X3Y3Z3における各軸方向の交流磁界、前
記Y3軸周りの回転角および前記X3軸周りの回転角を測
定するステップ、および、前記位置測定用ゾンデからの
前記各測定データに基づいて、前記位置測定用ゾンデの
前記交流磁界発生源からの相対位置を算出するステップ
を含むものである。
【0007】また、本発明の他の位置測定方法は、水平
ドリリング工法におけるドリルの位置を測定する位置測
定方法であって、当該掘削予定位置の直上に交流磁界発
生源を配置し、該交流磁界発生源により既知の交流磁界
を発生させるステップ、前記ドリルの先端近傍に取り付
けられた位置測定用ゾンデにより、該位置測定用ゾンデ
の長軸方向に一致したX3軸と該X3軸と鉛直方向を含む
平面内に位置するZ3軸により定められる直交座標系X3
Y3Z3における各軸方向の交流磁界、前記Y3軸周りの
回転角および前記X3軸周りの回転角である傾斜角を測
定するステップ、および、前記位置測定用ゾンデからの
前記各測定データに基づいて、前記ドリルの位置を算出
するステップを含むものである。
ドリリング工法におけるドリルの位置を測定する位置測
定方法であって、当該掘削予定位置の直上に交流磁界発
生源を配置し、該交流磁界発生源により既知の交流磁界
を発生させるステップ、前記ドリルの先端近傍に取り付
けられた位置測定用ゾンデにより、該位置測定用ゾンデ
の長軸方向に一致したX3軸と該X3軸と鉛直方向を含む
平面内に位置するZ3軸により定められる直交座標系X3
Y3Z3における各軸方向の交流磁界、前記Y3軸周りの
回転角および前記X3軸周りの回転角である傾斜角を測
定するステップ、および、前記位置測定用ゾンデからの
前記各測定データに基づいて、前記ドリルの位置を算出
するステップを含むものである。
【0008】さらに、本発明の位置測定装置は、既知の
交流磁界を発生させる交流磁界発生源と、3軸直交型の
交流磁気センサ、傾斜計および回転計を有する位置測定
用ゾンデであって、前記3軸直交型の交流磁気センサは
該位置測定用ゾンデの長軸方向に一致したX3軸と該X3
軸と鉛直方向を含む平面内に位置するZ3軸により定め
られる直交座標系X3Y3Z3における各軸方向の交流磁
界を測定し、前記回転計は前記Y3軸周りの回転角を測
定し、前記傾斜計は前記X3軸周りの回転角を測定する
ようになされている位置測定用ゾンデと、該位置測定用
ゾンデからの前記各測定データと前記既知の交流磁界と
に基づいて該位置測定用ゾンデの位置を算出する演算手
段とを有するものである。さらにまた、前記位置測定用
ゾンデは、水平ドリリング工法におけるドリルの先端部
近傍に取り付けられているものである。
交流磁界を発生させる交流磁界発生源と、3軸直交型の
交流磁気センサ、傾斜計および回転計を有する位置測定
用ゾンデであって、前記3軸直交型の交流磁気センサは
該位置測定用ゾンデの長軸方向に一致したX3軸と該X3
軸と鉛直方向を含む平面内に位置するZ3軸により定め
られる直交座標系X3Y3Z3における各軸方向の交流磁
界を測定し、前記回転計は前記Y3軸周りの回転角を測
定し、前記傾斜計は前記X3軸周りの回転角を測定する
ようになされている位置測定用ゾンデと、該位置測定用
ゾンデからの前記各測定データと前記既知の交流磁界と
に基づいて該位置測定用ゾンデの位置を算出する演算手
段とを有するものである。さらにまた、前記位置測定用
ゾンデは、水平ドリリング工法におけるドリルの先端部
近傍に取り付けられているものである。
【0009】さらにまた、前記位置測定用ゾンデは、電
源電池と、前記各センサからの測定出力をディジタルデ
ータに変換するアナログデジタル変換器と、該アナログ
デジタル変換器の出力が入力される変調器と、該変調器
の出力に基づいて変調された交流磁界を放出するコイル
とを有しており、該コイルから放出された交流磁界が第
2のコイルにより検知されて電気信号に変換され、復調
器を介して前記演算手段内に取り込まれようになされて
いるものである。さらにまた、前記位置測定用ゾンデ
は、地上の装置から電源供給線を介して電源が供給され
るようになされているとともに、前記各測定データをデ
ジタルデータに変換するアナログデジタル変換器と、該
アナログデジタル変換器の出力が入力される変調器と、
該変調器の出力を前記電源供給線に出力する送信手段と
を有しており、前記電源供給線を介して送信された前記
測定データが前記演算手段に入力されるようになされて
いるものである。
源電池と、前記各センサからの測定出力をディジタルデ
ータに変換するアナログデジタル変換器と、該アナログ
デジタル変換器の出力が入力される変調器と、該変調器
の出力に基づいて変調された交流磁界を放出するコイル
とを有しており、該コイルから放出された交流磁界が第
2のコイルにより検知されて電気信号に変換され、復調
器を介して前記演算手段内に取り込まれようになされて
いるものである。さらにまた、前記位置測定用ゾンデ
は、地上の装置から電源供給線を介して電源が供給され
るようになされているとともに、前記各測定データをデ
ジタルデータに変換するアナログデジタル変換器と、該
アナログデジタル変換器の出力が入力される変調器と、
該変調器の出力を前記電源供給線に出力する送信手段と
を有しており、前記電源供給線を介して送信された前記
測定データが前記演算手段に入力されるようになされて
いるものである。
【0010】さらにまた、前記他の位置測定方法および
前記位置測定装置において、前記交流磁界発生源は、発
振器と該発振器からの交流電流が供給される当該掘削予
定位置の直上に配置された平行線路とされているもので
ある。さらにまた、前記交流磁界発生源は、発振器と該
発振器からの交流電流が供給される当該掘削予定位置の
直上を含むように任意の多角形形状に配置された線路と
されているものである。さらにまた、前記交流磁界発生
源は、発振器と該発振器からの交流電流が供給される2
本の線路を有し、該2本の線路のうちの1本の線路は当
該掘削予定位置の直上に配置され、他の線路はそれより
も十分に離れた位置に配置されているものである。さら
にまた、前記交流磁界発生源は、発振器と該発振器から
の交流電流が供給される当該掘削予定位置の直上に配置
されその先端が接地された1本の線路により構成されて
おり、当該交流電流の帰路は大地または海水とされてい
るものである。
前記位置測定装置において、前記交流磁界発生源は、発
振器と該発振器からの交流電流が供給される当該掘削予
定位置の直上に配置された平行線路とされているもので
ある。さらにまた、前記交流磁界発生源は、発振器と該
発振器からの交流電流が供給される当該掘削予定位置の
直上を含むように任意の多角形形状に配置された線路と
されているものである。さらにまた、前記交流磁界発生
源は、発振器と該発振器からの交流電流が供給される2
本の線路を有し、該2本の線路のうちの1本の線路は当
該掘削予定位置の直上に配置され、他の線路はそれより
も十分に離れた位置に配置されているものである。さら
にまた、前記交流磁界発生源は、発振器と該発振器から
の交流電流が供給される当該掘削予定位置の直上に配置
されその先端が接地された1本の線路により構成されて
おり、当該交流電流の帰路は大地または海水とされてい
るものである。
【0011】既知の交流磁界を3軸直交交流磁気センサ
を用いて測定しているので、周囲の磁性体や地磁気の影
響を受けること無く、高精度の測定を迅速に行うことが
可能となる。
を用いて測定しているので、周囲の磁性体や地磁気の影
響を受けること無く、高精度の測定を迅速に行うことが
可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の位置測定方法および装置
は、既知の交流磁界内であればどのような場合でも適用
することができるものであるが、ここでは、水平ドリリ
ング工法のドリル位置の測定に適用した場合を例にとっ
て説明する。 [第1の測定方法]図1は、本発明の第1の位置測定方
法が適用された水平ドリリング工法における地上の装置
とドリルパイプおよび位置測定用ゾンデの関係を示す図
である。この図において50は水平ドリリング装置であ
り、図示するように、該水平ドリリング装置50から地
中にドリルパイプ51を延伸しつつ掘削が行われる。こ
のドリルパイプ51の先端近くには位置測定用ゾンデ1
0が取り付けられており、後述するように、この位置測
定用ゾンデ10の内部には交流磁界を測定するための3
軸直交磁気センサ、該位置測定用ゾンデ10の傾斜角お
よび回転角を測定するための傾斜センサ(傾斜計)およ
び回転センサ(回転計)、ならびに、前記各センサから
の測定データを送信するための手段等が設けられてい
る。なお、この実施の形態においては、前記送信するた
めの手段として、前記測定データにより変調された交流
磁界を放出する手段が設けられている。
は、既知の交流磁界内であればどのような場合でも適用
することができるものであるが、ここでは、水平ドリリ
ング工法のドリル位置の測定に適用した場合を例にとっ
て説明する。 [第1の測定方法]図1は、本発明の第1の位置測定方
法が適用された水平ドリリング工法における地上の装置
とドリルパイプおよび位置測定用ゾンデの関係を示す図
である。この図において50は水平ドリリング装置であ
り、図示するように、該水平ドリリング装置50から地
中にドリルパイプ51を延伸しつつ掘削が行われる。こ
のドリルパイプ51の先端近くには位置測定用ゾンデ1
0が取り付けられており、後述するように、この位置測
定用ゾンデ10の内部には交流磁界を測定するための3
軸直交磁気センサ、該位置測定用ゾンデ10の傾斜角お
よび回転角を測定するための傾斜センサ(傾斜計)およ
び回転センサ(回転計)、ならびに、前記各センサから
の測定データを送信するための手段等が設けられてい
る。なお、この実施の形態においては、前記送信するた
めの手段として、前記測定データにより変調された交流
磁界を放出する手段が設けられている。
【0013】また、前記水平ドリリング装置50による
掘削予定経路の直上の地表面には、図示するように、2
本の平行電線(平行線路)31が張られている。この平
行線路31には交流電流を供給する発振器30が接続さ
れており、掘削に先だって、前記平行線路31に前記発
振器30により発生させた交流電流を流しておく。そし
て、前記位置測定用ゾンデ10の近くの地上にはレシー
バ40が置かれている。このレシーバ40の内部構成は
図示していないが、前記位置測定用ゾンデ10からの前
記測定データにより変調された交流磁界を検出するコイ
ル、フィルタ、アンプ、復調器、マイクロプロセッサ、
電源等から構成されており、前記コイルで受信された交
流磁界は、フィルタとアンプを介して復調器に入力さ
れ、該復調器により復調される。この復調された測定デ
ータはレシーバ40内のマイクロプロセッサを介して演
算手段となる計算機41に入力され、該計算機41では
後述する方法により演算処理をして、前記位置測定用ゾ
ンデ10の位置を計算し、該位置がそのディスプレイに
表示されることとなる。
掘削予定経路の直上の地表面には、図示するように、2
本の平行電線(平行線路)31が張られている。この平
行線路31には交流電流を供給する発振器30が接続さ
れており、掘削に先だって、前記平行線路31に前記発
振器30により発生させた交流電流を流しておく。そし
て、前記位置測定用ゾンデ10の近くの地上にはレシー
バ40が置かれている。このレシーバ40の内部構成は
図示していないが、前記位置測定用ゾンデ10からの前
記測定データにより変調された交流磁界を検出するコイ
ル、フィルタ、アンプ、復調器、マイクロプロセッサ、
電源等から構成されており、前記コイルで受信された交
流磁界は、フィルタとアンプを介して復調器に入力さ
れ、該復調器により復調される。この復調された測定デ
ータはレシーバ40内のマイクロプロセッサを介して演
算手段となる計算機41に入力され、該計算機41では
後述する方法により演算処理をして、前記位置測定用ゾ
ンデ10の位置を計算し、該位置がそのディスプレイに
表示されることとなる。
【0014】図2に、前記位置測定用ゾンデ10の一構
成例を示す。この位置測定用ゾンデ10は非磁性体で作
られた円柱状の水密容器を有しており、前記ドリルパイ
プ51の先端部分に内蔵されている。この位置測定用ゾ
ンデ10において、図示するように、直交座標系X3Y3
Z3を、X3軸が位置測定用ゾンデ10の長軸方向に一致
し、Z3軸がX3軸と鉛直方向を含む平面内に位置するよ
うに定める。なお、X3軸はドリルの先端が進む方向と
一致している。
成例を示す。この位置測定用ゾンデ10は非磁性体で作
られた円柱状の水密容器を有しており、前記ドリルパイ
プ51の先端部分に内蔵されている。この位置測定用ゾ
ンデ10において、図示するように、直交座標系X3Y3
Z3を、X3軸が位置測定用ゾンデ10の長軸方向に一致
し、Z3軸がX3軸と鉛直方向を含む平面内に位置するよ
うに定める。なお、X3軸はドリルの先端が進む方向と
一致している。
【0015】位置測定用ゾンデ10の内部には、3軸直
交型の交流磁気センサ(以下、「3軸磁気センサ」とい
う)11、位置測定用ゾンデ10のY3軸周りの回転角
を測定する傾斜計12、位置測定用ゾンデ10のX3軸
周りの回転角を測定する角度計13、電源電池14、制
御回路15と信号変調器16からなる電子回路、およ
び、コイル17が内蔵されている。
交型の交流磁気センサ(以下、「3軸磁気センサ」とい
う)11、位置測定用ゾンデ10のY3軸周りの回転角
を測定する傾斜計12、位置測定用ゾンデ10のX3軸
周りの回転角を測定する角度計13、電源電池14、制
御回路15と信号変調器16からなる電子回路、およ
び、コイル17が内蔵されている。
【0016】この3軸磁気センサ11は、図示していな
いが、お互いに直交するように配置された3個の1軸磁
気センサから構成されており、各1軸磁気センサは、特
定の一方向の磁界のみに感度を有している。この1軸磁
気センサとしてフラックスゲート磁気センサを使用する
ことができ、市販されている直流から1kHz程度まで
の周波数帯域を持つ3軸直交型フラックスゲート磁気セ
ンサを使用することができる。なお、この3軸磁気セン
サ11は、おのおのの1軸磁気センサの感度の方向がそ
れぞれ前記X3軸、Y3軸およびZ3軸に一致するように
配置されている。
いが、お互いに直交するように配置された3個の1軸磁
気センサから構成されており、各1軸磁気センサは、特
定の一方向の磁界のみに感度を有している。この1軸磁
気センサとしてフラックスゲート磁気センサを使用する
ことができ、市販されている直流から1kHz程度まで
の周波数帯域を持つ3軸直交型フラックスゲート磁気セ
ンサを使用することができる。なお、この3軸磁気セン
サ11は、おのおのの1軸磁気センサの感度の方向がそ
れぞれ前記X3軸、Y3軸およびZ3軸に一致するように
配置されている。
【0017】次に、図3を参照して、前記傾斜計12と
角度計13により測定される角度について説明する。こ
の図において、座標系X3Y3Z3は前述した位置測定用
ゾンデ10に固定された座標系である。また、X1Y1Z
1は地面に固定された座標系であり、Z1軸が鉛直方向
に、X1軸がZ1軸とX3軸を含む平面内に配置されるよ
うに定義されている。さらに、座標系X2Y2Z2は、X2
軸がX3軸に、Y2軸がY 1軸に一致するように定義され
ている。ΘとΦはオイラー角を表しており、前記傾斜計
12は位置測定用ゾンデ10のY3軸周りの傾斜角Θを
測定し、前記角度計13は位置測定用ゾンデ10のX3
軸まわりの回転角Φを測定するようになされている。な
お、これら傾斜計12と角度計13としては、小型の重
力加速度計であるサーボ加速度計などを利用することが
できる。
角度計13により測定される角度について説明する。こ
の図において、座標系X3Y3Z3は前述した位置測定用
ゾンデ10に固定された座標系である。また、X1Y1Z
1は地面に固定された座標系であり、Z1軸が鉛直方向
に、X1軸がZ1軸とX3軸を含む平面内に配置されるよ
うに定義されている。さらに、座標系X2Y2Z2は、X2
軸がX3軸に、Y2軸がY 1軸に一致するように定義され
ている。ΘとΦはオイラー角を表しており、前記傾斜計
12は位置測定用ゾンデ10のY3軸周りの傾斜角Θを
測定し、前記角度計13は位置測定用ゾンデ10のX3
軸まわりの回転角Φを測定するようになされている。な
お、これら傾斜計12と角度計13としては、小型の重
力加速度計であるサーボ加速度計などを利用することが
できる。
【0018】図4は前記位置測定用ゾンデ10の電気的
な構成を示す図である。この図に示すように、前記制御
回路15の内部には、前記3軸磁気センサ11、傾斜計
12および角度計13からの出力がそれぞれ入力される
ように接続されたフィルタおよび増幅器21〜23、前
記各フィルタおよび増幅器21〜23からの出力を選択
して出力するマルチプレクサ24、該マルチプレクサ2
4により選択された信号をデジタルデータに変換するア
ナログデジタル変換器(A/D変換器)25、および、
前記A/D変換器25の出力が入力されるマイクロプロ
セッサ26が設けられている。そして、前記マイクロプ
ロセッサ26の出力は信号変調器16に接続され、該信
号変調器16の出力はコイル17に接続されている。
な構成を示す図である。この図に示すように、前記制御
回路15の内部には、前記3軸磁気センサ11、傾斜計
12および角度計13からの出力がそれぞれ入力される
ように接続されたフィルタおよび増幅器21〜23、前
記各フィルタおよび増幅器21〜23からの出力を選択
して出力するマルチプレクサ24、該マルチプレクサ2
4により選択された信号をデジタルデータに変換するア
ナログデジタル変換器(A/D変換器)25、および、
前記A/D変換器25の出力が入力されるマイクロプロ
セッサ26が設けられている。そして、前記マイクロプ
ロセッサ26の出力は信号変調器16に接続され、該信
号変調器16の出力はコイル17に接続されている。
【0019】このように構成された位置測定用ゾンデ1
0において、前記各センサ11〜13からの測定信号
は、それぞれ前記フィルタおよび増幅器21〜23に入
力され、フィルタにより必要な信号が抽出されたのち、
増幅されて、マルチプレクサ24に印加される。マルチ
プレクサ24には、マイクロプロセッサ26の制御のも
とに、前記フィルタおよび増幅器21〜23の出力を選
択して、A/D変換器25に出力する。A/D変換器2
5は、前記マルチプレクサ24から出力されるアナログ
測定信号をデジタルデータに変換する。マイクロプロセ
ッサ26は、このA/D変換器25においてデジタル信
号に変換された測定データを取り込み、信号変調器16
に出力する。このマイクロプロセッサ26からの出力は
信号変調器16において、例えば周波数シフトキーイン
グ(FSK)などの変調信号に変換されたのち、電気信
号としてコイル17の両端に加えられ、コイル17から
該変調信号によって変調された交流磁界が放出される。
このようにしてコイル17から、前記3軸磁気センサ1
1によって検知した交流磁界の3方向成分の振幅と相対
的な位相関係を含む測定信号、傾斜計12および角度計
13による測定信号が伝送される。
0において、前記各センサ11〜13からの測定信号
は、それぞれ前記フィルタおよび増幅器21〜23に入
力され、フィルタにより必要な信号が抽出されたのち、
増幅されて、マルチプレクサ24に印加される。マルチ
プレクサ24には、マイクロプロセッサ26の制御のも
とに、前記フィルタおよび増幅器21〜23の出力を選
択して、A/D変換器25に出力する。A/D変換器2
5は、前記マルチプレクサ24から出力されるアナログ
測定信号をデジタルデータに変換する。マイクロプロセ
ッサ26は、このA/D変換器25においてデジタル信
号に変換された測定データを取り込み、信号変調器16
に出力する。このマイクロプロセッサ26からの出力は
信号変調器16において、例えば周波数シフトキーイン
グ(FSK)などの変調信号に変換されたのち、電気信
号としてコイル17の両端に加えられ、コイル17から
該変調信号によって変調された交流磁界が放出される。
このようにしてコイル17から、前記3軸磁気センサ1
1によって検知した交流磁界の3方向成分の振幅と相対
的な位相関係を含む測定信号、傾斜計12および角度計
13による測定信号が伝送される。
【0020】なお、上述した実施の形態においては、位
置測定用ゾンデ10による測定信号の伝送を変調した交
流磁界で行っているが、位置測定用ゾンデ10と地上の
計算機41との間に信号用電線を引くことができる場合
には、有線方式で信号を伝送することも可能である。図
5は、位置測定用ゾンデ10と地上の計算機41との間
に有線方式で信号を伝送するようにした実施の形態にお
ける前記地上の装置とドリルパイプおよび位置測定用ゾ
ンデの関係を示す図である。この図において、前記図1
と同一の構成要素には同一の番号を付して、説明の重複
を避けることとする。60は前記位置測定用ゾンデ10
と同様に3軸磁気センサ、回転角センサおよび傾斜各セ
ンサを有する位置測定用ゾンデである。この実施の形態
においては、前記位置測定用ゾンデ60は前記水平ドリ
リング装置50から電源供給線を介して動作用電源が供
給されるようになされており、該電源供給線を介して前
記各センサによる測定データを伝送するようになされて
いる。したがって、前記位置測定用ゾンデ60からの測
定データは、前記電源供給線を介して前記水平ドリリン
グ装置50に伝送され、該水平ドリリング装置50にお
いて、測定データが分離されて信号線42を介して前記
計算機41に入力されるようになされている。この実施
の形態によれば、前述したレシーバ40を設置すること
が不要となり、測定の実施が容易となる。
置測定用ゾンデ10による測定信号の伝送を変調した交
流磁界で行っているが、位置測定用ゾンデ10と地上の
計算機41との間に信号用電線を引くことができる場合
には、有線方式で信号を伝送することも可能である。図
5は、位置測定用ゾンデ10と地上の計算機41との間
に有線方式で信号を伝送するようにした実施の形態にお
ける前記地上の装置とドリルパイプおよび位置測定用ゾ
ンデの関係を示す図である。この図において、前記図1
と同一の構成要素には同一の番号を付して、説明の重複
を避けることとする。60は前記位置測定用ゾンデ10
と同様に3軸磁気センサ、回転角センサおよび傾斜各セ
ンサを有する位置測定用ゾンデである。この実施の形態
においては、前記位置測定用ゾンデ60は前記水平ドリ
リング装置50から電源供給線を介して動作用電源が供
給されるようになされており、該電源供給線を介して前
記各センサによる測定データを伝送するようになされて
いる。したがって、前記位置測定用ゾンデ60からの測
定データは、前記電源供給線を介して前記水平ドリリン
グ装置50に伝送され、該水平ドリリング装置50にお
いて、測定データが分離されて信号線42を介して前記
計算機41に入力されるようになされている。この実施
の形態によれば、前述したレシーバ40を設置すること
が不要となり、測定の実施が容易となる。
【0021】図6は、前記位置測定用ゾンデ60の内部
構成を示す図である。この図に示すように、この位置測
定用ゾンデ60においても水密容器が用いられており、
該水密容器内に、3軸磁気センサ11、傾斜計12、角
度計13、制御回路と信号変調器61および電力分離回
路70が封入されている。前記電力分離回路70には前
記水平ドリリング装置50に接続された電力供給線71
が接続されており、この電力分離回路70において、電
源電圧と信号変調器から出力される測定データにより変
調された信号との分離が行われる。
構成を示す図である。この図に示すように、この位置測
定用ゾンデ60においても水密容器が用いられており、
該水密容器内に、3軸磁気センサ11、傾斜計12、角
度計13、制御回路と信号変調器61および電力分離回
路70が封入されている。前記電力分離回路70には前
記水平ドリリング装置50に接続された電力供給線71
が接続されており、この電力分離回路70において、電
源電圧と信号変調器から出力される測定データにより変
調された信号との分離が行われる。
【0022】図7は、前記位置測定用ゾンデ60の電気
的構成を示すブロック図である。この図において、前記
図4と同一の構成要素には同一の番号を付し、説明を省
略することとする。図7と前記図4とを比較して明らか
なように、この実施の形態における位置測定用ゾンデ6
0においては、前記信号変調器16の出力が電力分離回
路70に接続されており、該電力分離回路70を介し
て、前記信号変調器16の出力が電力供給線71を介し
て前記水平ドリリング装置50に供給され、さらに、前
述のように、信号線42を介して前記計算機41に入力
されるようになされている。なお、前記信号変調器16
における変調方式としては、前述の場合と同様にFSK
方式等を用いることができる。
的構成を示すブロック図である。この図において、前記
図4と同一の構成要素には同一の番号を付し、説明を省
略することとする。図7と前記図4とを比較して明らか
なように、この実施の形態における位置測定用ゾンデ6
0においては、前記信号変調器16の出力が電力分離回
路70に接続されており、該電力分離回路70を介し
て、前記信号変調器16の出力が電力供給線71を介し
て前記水平ドリリング装置50に供給され、さらに、前
述のように、信号線42を介して前記計算機41に入力
されるようになされている。なお、前記信号変調器16
における変調方式としては、前述の場合と同様にFSK
方式等を用いることができる。
【0023】次に、上述のように掘削予定経路の直上に
平行線路31を配置する本発明の第1の位置測定方法に
おいて、前記計算機41において位置測定のために実行
される演算について詳細に説明する。まず、この位置測
定方法による測定の分解能について検討する。 (測定の分解能)前述したように、周波数帯域が直流か
ら1kHz程度のフラックスゲート型磁気センサは市販
されているので、前記発振器30から前記平行線路31
に流す交流電流の周波数は、直流から1kHz程度まで
の周波数を使用することができる。また、前記平行線路
31の間隔を20cm、掘削深さを1.5メートル、前
記交流電流の電流値を1Aと仮定して、後述する近似式
を用いて磁界の大きさを計算すると、深さ方向の磁界は
Bz=18[nT(nano Tesla)]、横方向の磁界はB
y=24y[nT](ここで、yは平行電線の中心と3
軸磁気センサの間の水平面内での距離を表している)と
なる。なお、単位はMKS単位系を使っている。仮に、
位置測定用ゾンデ10が横方向に1cm移動すると、磁
界が24/100=0.24[nT]変化する。市販さ
れているフラックスゲート磁気センサのノイズレベルの
代表的なものは 0.03[nT/√Hz]であるの
で、帯域1Hz程度のフィルタを使用すれば、1cm程
度の分解能を実現することは容易である。また、電流値
を大きくしたり、平行電線の間隔を広げることにより、
さらに分解能を高めることも可能である。
平行線路31を配置する本発明の第1の位置測定方法に
おいて、前記計算機41において位置測定のために実行
される演算について詳細に説明する。まず、この位置測
定方法による測定の分解能について検討する。 (測定の分解能)前述したように、周波数帯域が直流か
ら1kHz程度のフラックスゲート型磁気センサは市販
されているので、前記発振器30から前記平行線路31
に流す交流電流の周波数は、直流から1kHz程度まで
の周波数を使用することができる。また、前記平行線路
31の間隔を20cm、掘削深さを1.5メートル、前
記交流電流の電流値を1Aと仮定して、後述する近似式
を用いて磁界の大きさを計算すると、深さ方向の磁界は
Bz=18[nT(nano Tesla)]、横方向の磁界はB
y=24y[nT](ここで、yは平行電線の中心と3
軸磁気センサの間の水平面内での距離を表している)と
なる。なお、単位はMKS単位系を使っている。仮に、
位置測定用ゾンデ10が横方向に1cm移動すると、磁
界が24/100=0.24[nT]変化する。市販さ
れているフラックスゲート磁気センサのノイズレベルの
代表的なものは 0.03[nT/√Hz]であるの
で、帯域1Hz程度のフィルタを使用すれば、1cm程
度の分解能を実現することは容易である。また、電流値
を大きくしたり、平行電線の間隔を広げることにより、
さらに分解能を高めることも可能である。
【0024】(第1の方法の測定の原理)以下に、本実
施の形態における測定原理について説明する。 a.座標系の変換。 図8はこの演算に用いる座標系を表した図である。この
図において、P(y,z)は前記3軸磁気センサ11の
位置を示している。また、XYZは平行線路31に固定
された座標系、X0Y0Z0は前記3軸磁気センサ11の
位置を原点としXYZに平行な座標系、X3Y3Z3は前
記3軸磁気センサ11に固定された座標系、Ψ、Θ、Φ
はオイラー角である。これらオイラー角Ψ、ΘおよびΦ
は、それぞれ、水平面内の3軸磁気センサ11の方向、
ピッチングおよび回転角に相当する。
施の形態における測定原理について説明する。 a.座標系の変換。 図8はこの演算に用いる座標系を表した図である。この
図において、P(y,z)は前記3軸磁気センサ11の
位置を示している。また、XYZは平行線路31に固定
された座標系、X0Y0Z0は前記3軸磁気センサ11の
位置を原点としXYZに平行な座標系、X3Y3Z3は前
記3軸磁気センサ11に固定された座標系、Ψ、Θ、Φ
はオイラー角である。これらオイラー角Ψ、ΘおよびΦ
は、それぞれ、水平面内の3軸磁気センサ11の方向、
ピッチングおよび回転角に相当する。
【0025】前記3軸磁気センサ11において検知され
た磁界ベクトルBhat(3)を
た磁界ベクトルBhat(3)を
【数1】 とする。ここで、上付の(3)はX3Y3Z3座標系で表
されていることを示している。また、式中に、アルファ
ベットの上に山形の記号が付されている文字について
は、文中では、「Bhat」のように、当該アルファベッ
トにhatという文字を付加して表現することとする。
されていることを示している。また、式中に、アルファ
ベットの上に山形の記号が付されている文字について
は、文中では、「Bhat」のように、当該アルファベッ
トにhatという文字を付加して表現することとする。
【0026】さて、前述のように、3軸磁気センサ11
のピッチングΘと回転角Φは傾斜計12および角度計1
3により測定される。このようにピッチングΘと回転角
Φが既知の場合には、次の式(2)を用いて、前記
(1)式の磁界ベクトルBhat(3)をX1Y1Z1座標系で
表すことができる。
のピッチングΘと回転角Φは傾斜計12および角度計1
3により測定される。このようにピッチングΘと回転角
Φが既知の場合には、次の式(2)を用いて、前記
(1)式の磁界ベクトルBhat(3)をX1Y1Z1座標系で
表すことができる。
【数2】 ここで、
【数3】
【数4】 である。
【0027】さらに、上記式(2)のX1Y1Z1座標系
で表わされた磁界ベクトルBhat(1)を次の式(5)を用
いることによりX0Y0Z0座標系で表わすことができ
る。
で表わされた磁界ベクトルBhat(1)を次の式(5)を用
いることによりX0Y0Z0座標系で表わすことができ
る。
【数5】 したがって、X0Y0Z0座標系で表わされた磁界ベクト
ルBhat(0)は、式(6)で表わされる。
ルBhat(0)は、式(6)で表わされる。
【数6】
【0028】磁気ベクトルの方向は、平行線路31に直
交するので、前記式(6)におけるベクトルのx成分B
(1) x=0である。従って、前記次の式(7)を導くこと
ができる。
交するので、前記式(6)におけるベクトルのx成分B
(1) x=0である。従って、前記次の式(7)を導くこと
ができる。
【数7】 この式(7)より、水平面内の3軸磁気センサの方向Ψ
を求めることができる。
を求めることができる。
【0029】以上により、オイラー角Θ,Φ,Ψがすべ
て既知となり、前記3軸磁気センサ11により検知した
磁界は、式(2)と式(5)によりX0Y0Z0座標系で
表すことが可能になった。また、X0Y0Z0座標系とX
YZ座標系は平行なので、ベクトルB(0)=ベクトルB
である。結局、3軸磁気センサ11で検知した交流磁界
はXYZ座標系で表すことができる。そこで、以下の説
明においては、図9に示すXYZ座標系を用いて説明を
行うこととする。
て既知となり、前記3軸磁気センサ11により検知した
磁界は、式(2)と式(5)によりX0Y0Z0座標系で
表すことが可能になった。また、X0Y0Z0座標系とX
YZ座標系は平行なので、ベクトルB(0)=ベクトルB
である。結局、3軸磁気センサ11で検知した交流磁界
はXYZ座標系で表すことができる。そこで、以下の説
明においては、図9に示すXYZ座標系を用いて説明を
行うこととする。
【0030】b.磁界の記述。 図9において、任意の点P(x,y)における磁界は次
の式(8)および式(9)で表される。
の式(8)および式(9)で表される。
【数8】
【数9】
【0031】c.近似解。 まず、近似解を求める。次の式(10)の条件が成立す
るものと仮定すると、式(11)の近似が成立し、前記
式(8)のByは式(12)のように変形される。
るものと仮定すると、式(11)の近似が成立し、前記
式(8)のByは式(12)のように変形される。
【数10】
【数11】
【数12】
【0032】同様に、式(11)の近似を用いると、前
記式(9)のBzは次式(13)のように変形される。
記式(9)のBzは次式(13)のように変形される。
【数13】 さらに、次の式(14)の近似が成立すると仮定する
と、式(15)が得られる。
と、式(15)が得られる。
【数14】
【数15】
【0033】したがって、前記式(12)と式(15)
から次の式(16)と式(17)を得ることができる。
から次の式(16)と式(17)を得ることができる。
【数16】
【数17】 ベクトルB=ベクトルBhatとして以上の手順を用いる
ことにより、3軸磁気センサ11が置かれている点P
(x,y)の近似的な位置を知ることができる。すなわ
ち、前記位置測定用ゾンデ10あるいは60の前記平行
線路31からの相対位置を算出することができる。
ことにより、3軸磁気センサ11が置かれている点P
(x,y)の近似的な位置を知ることができる。すなわ
ち、前記位置測定用ゾンデ10あるいは60の前記平行
線路31からの相対位置を算出することができる。
【0034】d.ニュートン法による数値計算手順。 次に、ニュートン法を用いて、より正確な位置の計算を
行う手順を示す。ベクトルt、f(t)、行列J(t)
を次の式(18)〜(22)のように定義する。また、
ByとBzは前記式(8)と式(9)で表される。なお、
ΔyとΔzとしては十分小さい値を採用するものとす
る。
行う手順を示す。ベクトルt、f(t)、行列J(t)
を次の式(18)〜(22)のように定義する。また、
ByとBzは前記式(8)と式(9)で表される。なお、
ΔyとΔzとしては十分小さい値を採用するものとす
る。
【数18】
【数19】
【数20】
【数21】
【数22】
【0035】まず、前記式(16)および式(17)を
用いて、ベクトルtの初期値ベクトルt(1)=(y(1),
z(1))tを求める。次に、式(23)を用いて、
t(2),t(3),t(4),・・・を順次計算する。
用いて、ベクトルtの初期値ベクトルt(1)=(y(1),
z(1))tを求める。次に、式(23)を用いて、
t(2),t(3),t(4),・・・を順次計算する。
【数23】 εを十分小さい正数として、|t(v+1)−t(v)|<εと
なるまで、前記式(23)の計算を繰り返し、ベクトル
t(v+1)を求める解とする。このようにして、より正確
な3軸磁気センサ11の位置P(x,y)を求めること
ができる。
なるまで、前記式(23)の計算を繰り返し、ベクトル
t(v+1)を求める解とする。このようにして、より正確
な3軸磁気センサ11の位置P(x,y)を求めること
ができる。
【0036】[第2の測定方法]上述した第1の測定方
法においては、平行線路31に交流電流を流し、この交
流電流により発生する交流磁界を測定するようにした
が、この第2の方法においては、任意の多角形状に張っ
た電線に交流電流を流し、この交流電流から発生する交
流磁界を前記位置測定用ゾンデを用いて計測することに
より位置測定用ゾンデの相対位置を測定する。
法においては、平行線路31に交流電流を流し、この交
流電流により発生する交流磁界を測定するようにした
が、この第2の方法においては、任意の多角形状に張っ
た電線に交流電流を流し、この交流電流から発生する交
流磁界を前記位置測定用ゾンデを用いて計測することに
より位置測定用ゾンデの相対位置を測定する。
【0037】図10に、この第2の位置測定方法が適用
された場合における、地上の装置とドリルパイプおよび
位置測定装置用ゾンデの関係の一実施の形態を示す。こ
の実施の形態では、掘削に先だって、予定されている経
路の真上の一部分に任意の形状に線路(電線)32を張
り、発振器30により発生される交流電流を流してお
く。位置測定用ゾンデやレシーバ、計算機等の構成およ
び配置、および地上の計算機との間の信号伝送方法等は
前記図1に示した第1の実施の形態の場合と同様であ
る。
された場合における、地上の装置とドリルパイプおよび
位置測定装置用ゾンデの関係の一実施の形態を示す。こ
の実施の形態では、掘削に先だって、予定されている経
路の真上の一部分に任意の形状に線路(電線)32を張
り、発振器30により発生される交流電流を流してお
く。位置測定用ゾンデやレシーバ、計算機等の構成およ
び配置、および地上の計算機との間の信号伝送方法等は
前記図1に示した第1の実施の形態の場合と同様であ
る。
【0038】また、前記図5に示した第2の実施の形態
のように、測定信号を有線伝送する位置測定用ゾンデを
用いた場合における、地上の装置とドリルパイプおよび
位置測定用ゾンデの関係を図11に示す。この図に示す
ように、この場合には、前記図6および図7に示した位
置測定用ゾンデ60を用いている点が前記図10の場合
と相違している。
のように、測定信号を有線伝送する位置測定用ゾンデを
用いた場合における、地上の装置とドリルパイプおよび
位置測定用ゾンデの関係を図11に示す。この図に示す
ように、この場合には、前記図6および図7に示した位
置測定用ゾンデ60を用いている点が前記図10の場合
と相違している。
【0039】(第2方法の測定の原理)図10および図
11に示したような、掘削予定経路の直上の一部分に任
意の多角形形状に線路32を設けた場合における位置測
定用ゾンデの位置の計算方法について説明する。 a.座標系の定義 地面に固定した直交座標系XYZと球座標系rαβを図
12のように定める。2つの座標系の原点Oは、電流ル
ープ33のほぼ重心に一致するように定義する。また、
X軸とY軸は水平面内に、Z軸を鉛直方向に定義する。
3軸磁気センサ11は点Pにあるものとする。また、図
示していないが、座標系X1Y1Z1、X2Y2Z2およびX
3Y3Z3を前述した第1の実施の形態と同様に定義す
る。これらの座標系の原点は点Pに固定されている。X
3Y3Z3は3軸磁気センサ11に固定された座標系であ
り、おのおのの軸は各1軸磁気センサの感度を有する方
向と一致している。X1Y1Z1はXYZと平行な座標系
である。
11に示したような、掘削予定経路の直上の一部分に任
意の多角形形状に線路32を設けた場合における位置測
定用ゾンデの位置の計算方法について説明する。 a.座標系の定義 地面に固定した直交座標系XYZと球座標系rαβを図
12のように定める。2つの座標系の原点Oは、電流ル
ープ33のほぼ重心に一致するように定義する。また、
X軸とY軸は水平面内に、Z軸を鉛直方向に定義する。
3軸磁気センサ11は点Pにあるものとする。また、図
示していないが、座標系X1Y1Z1、X2Y2Z2およびX
3Y3Z3を前述した第1の実施の形態と同様に定義す
る。これらの座標系の原点は点Pに固定されている。X
3Y3Z3は3軸磁気センサ11に固定された座標系であ
り、おのおのの軸は各1軸磁気センサの感度を有する方
向と一致している。X1Y1Z1はXYZと平行な座標系
である。
【0040】前述した第1の実施の形態の場合と同様
に、傾斜計12と角度計13とを内蔵することにより、
位置測定用ゾンデ10あるいは60のピッチングΘと回
転角Φを測定することができるので、X3Y3Z3座標系
で表現された3軸磁気センサ11の出力ベクトルBhat
(3)をX1Y1Z1座標系に変換し、ベクトルBhat(1)とす
ることができる。また、X1Y1Z1とXYZは平行な座
標系であるので、ベクトルBhat(1)=ベクトルBhatで
ある。従って、X3Y3Z3座標系で表現された3軸磁気
センサ11の出力ベクトルBhat(3)はベクトルBhatに
変換することができ、以下の解析においては、点P
(x,y)における磁界の測定値はベクトルBhatで表
すこととする。
に、傾斜計12と角度計13とを内蔵することにより、
位置測定用ゾンデ10あるいは60のピッチングΘと回
転角Φを測定することができるので、X3Y3Z3座標系
で表現された3軸磁気センサ11の出力ベクトルBhat
(3)をX1Y1Z1座標系に変換し、ベクトルBhat(1)とす
ることができる。また、X1Y1Z1とXYZは平行な座
標系であるので、ベクトルBhat(1)=ベクトルBhatで
ある。従って、X3Y3Z3座標系で表現された3軸磁気
センサ11の出力ベクトルBhat(3)はベクトルBhatに
変換することができ、以下の解析においては、点P
(x,y)における磁界の測定値はベクトルBhatで表
すこととする。
【0041】b.近似解 まず近似解を求め、次のニュートン法による数値計算の
初期値として使用する。電流ループを原点Oに存在する
微少電流ループ33で置き換え、その磁気モーメントを
mとする。電流ループの面積をSとすると、
初期値として使用する。電流ループを原点Oに存在する
微少電流ループ33で置き換え、その磁気モーメントを
mとする。電流ループの面積をSとすると、
【数24】 が成立する。なお、mの方向は、Z軸に一致する。
【0042】磁気モーメントmによる磁界は、XYZ座
標系で次のように表される。
標系で次のように表される。
【数25】
【数26】
【数27】 上記式(25)と(26)より、βは次のように表され
る。
る。
【数28】
【0043】BX-Yを式(29)のように定義する。
【数29】 したがって、BX-Y/BZの符号に応じて、αは式(3
0)または式(31)のように表すことができる。
0)または式(31)のように表すことができる。
【数30】
【数31】
【0044】このようにして求められたαとβを、前記
式(25)または(26)または(27)に代入するこ
とにより、rを計算することができる。ベクトルB=ベ
クトルBhatとして以上の手順を用いることにより、3
軸磁気センサ11が置かれている点Pの近似的な位置を
知ることができる。
式(25)または(26)または(27)に代入するこ
とにより、rを計算することができる。ベクトルB=ベ
クトルBhatとして以上の手順を用いることにより、3
軸磁気センサ11が置かれている点Pの近似的な位置を
知ることができる。
【0045】c.ニュートン法による数値計算手順。 次に、ニュートン法を用いた、より正確な計算法につい
て説明する。ビオサバールの法則により、点P(xp,
yp)の磁界ベクトルB(Bx,By,Bz)は、次の式
(32)〜(34)で表される。
て説明する。ビオサバールの法則により、点P(xp,
yp)の磁界ベクトルB(Bx,By,Bz)は、次の式
(32)〜(34)で表される。
【数32】
【数33】
【数34】 ここで、積分は電流ループ33に沿って行う。
【0046】ベクトルt、f(t)、行列J(t)を、
それぞれ次の式(35)〜(40)のように定義する。
ここで、ΔyとΔzは十分小さい値を採用する。また、
Bx、By、Bzは前記式(32)〜(34)により計算
される磁界である。
それぞれ次の式(35)〜(40)のように定義する。
ここで、ΔyとΔzは十分小さい値を採用する。また、
Bx、By、Bzは前記式(32)〜(34)により計算
される磁界である。
【数35】
【数36】
【数37】
【数38】
【数39】
【数40】
【0047】まず、前節において算出された近似解を用
いて、ベクトルtの初期値ベクトルt(1)を求める。次
に、式(41)により、t(2),t(3),t(4),・・・
を順次計算する。
いて、ベクトルtの初期値ベクトルt(1)を求める。次
に、式(41)により、t(2),t(3),t(4),・・・
を順次計算する。
【数41】 εを十分小さい正数として、|ベクトルt(v+1)−ベク
トルt(v)|<εとなるまで、前記式(41)の計算を
繰り返し、該ベクトルt(v+1)を求める解とする。この
ようにして、3軸磁気センサ11の正確な位置を算出す
ることができる。
トルt(v)|<εとなるまで、前記式(41)の計算を
繰り返し、該ベクトルt(v+1)を求める解とする。この
ようにして、3軸磁気センサ11の正確な位置を算出す
ることができる。
【0048】[第3の測定方法]次に、本発明のさらに
他の測定方法について説明する。図13はこの測定方法
における前記地上の装置、ドリルパイプおよび位置測定
用ゾンデの関係を示す図である。なお、この図において
は、前記図6および図7に関して説明した測定データを
有線伝送により送信するタイプの位置測定用ゾンデ60
を使用する場合を例にとって記載してあるが、前記図2
および図4に示した電池を内蔵するタイプの位置測定用
ゾンデ10を用いてもよい。
他の測定方法について説明する。図13はこの測定方法
における前記地上の装置、ドリルパイプおよび位置測定
用ゾンデの関係を示す図である。なお、この図において
は、前記図6および図7に関して説明した測定データを
有線伝送により送信するタイプの位置測定用ゾンデ60
を使用する場合を例にとって記載してあるが、前記図2
および図4に示した電池を内蔵するタイプの位置測定用
ゾンデ10を用いてもよい。
【0049】図13に示すように、この実施の形態にお
いては、前記発振器30から交流信号が供給される2本
の線路のうちの1本は掘削予定経路の直上、すなわち位
置測定用ゾンデ60のほぼ直上に直線上に配置し、他の
電線を十分に離れた位置となるように線路34を配置し
ている。なお、その他の構成は前述した実施の形態の場
合と同様である。
いては、前記発振器30から交流信号が供給される2本
の線路のうちの1本は掘削予定経路の直上、すなわち位
置測定用ゾンデ60のほぼ直上に直線上に配置し、他の
電線を十分に離れた位置となるように線路34を配置し
ている。なお、その他の構成は前述した実施の形態の場
合と同様である。
【0050】(第3の方法の測定の原理)このように線
路34が配置された場合において、図13に示すよう
に、前記掘削予定経路の直上の線路と一致する方向をX
軸とし、鉛直方向をZ軸とするように地上のXYZ座標
系を定める。ゾンデ60の位置を(X,Y)とすると、
該ゾンデの位置における交流磁界は、次の式(42)お
よび式(43)により近似することができる。
路34が配置された場合において、図13に示すよう
に、前記掘削予定経路の直上の線路と一致する方向をX
軸とし、鉛直方向をZ軸とするように地上のXYZ座標
系を定める。ゾンデ60の位置を(X,Y)とすると、
該ゾンデの位置における交流磁界は、次の式(42)お
よび式(43)により近似することができる。
【数42】
【数43】
【0051】上記式(42)および式(43)より、
(X,Y)は次の式(44)および式(45)のように
表される。
(X,Y)は次の式(44)および式(45)のように
表される。
【数44】
【数45】
【0052】前述のように、傾斜計12と角度計13と
を用いることにより、前記3軸磁気センサ11により検
知した磁界(X3Y3Z3座標系)は、XYZ座標系に変
換することができる。すなわち、前記ByとBzを求める
ことができ、これに基づいて前記式(44)および式
(45)によりゾンデの位置(X,Y)を求めることが
できる。このように、この実施の形態においても、前記
3軸磁気センサ11、傾斜計12および角度計13の測
定データから当該ゾンデの位置を算出することができ
る。
を用いることにより、前記3軸磁気センサ11により検
知した磁界(X3Y3Z3座標系)は、XYZ座標系に変
換することができる。すなわち、前記ByとBzを求める
ことができ、これに基づいて前記式(44)および式
(45)によりゾンデの位置(X,Y)を求めることが
できる。このように、この実施の形態においても、前記
3軸磁気センサ11、傾斜計12および角度計13の測
定データから当該ゾンデの位置を算出することができ
る。
【0053】[第4の測定方法]本発明のさらに他の位
置測定方法について、図14を参照して説明する。この
方法は、前記発振器30の出力の一方をアースに接続す
るとともに、発振器30の他の出力端に接続した電線
(線路)35を前記掘削予定位置の直上、すなわち、ゾ
ンデ60のほぼ直上に直線上に配置し、その先端をアー
スに接続している。この場合、交流電流の帰路は大地と
なる。このような配置は、特に海底面下を掘削する場合
に有効である。なお、このときには前記交流電流の帰路
は海水となる。
置測定方法について、図14を参照して説明する。この
方法は、前記発振器30の出力の一方をアースに接続す
るとともに、発振器30の他の出力端に接続した電線
(線路)35を前記掘削予定位置の直上、すなわち、ゾ
ンデ60のほぼ直上に直線上に配置し、その先端をアー
スに接続している。この場合、交流電流の帰路は大地と
なる。このような配置は、特に海底面下を掘削する場合
に有効である。なお、このときには前記交流電流の帰路
は海水となる。
【0054】図14において、XYZ座標系を前記図1
3の場合と同様に定義し、ゾンデの位置を(X,Y)と
すると、この実施の形態においても、ゾンデの位置にお
ける交流磁界は上記式(42)および式(43)により
近似することができる。したがって、前記図13に示し
た実施の形態と同様にしてゾンデの位置(X,Y)を算
出することができる。なお、この実施の形態において
も、前記図2および図3に示した電池を内蔵したタイプ
の位置測定用ゾンデを採用することができる。
3の場合と同様に定義し、ゾンデの位置を(X,Y)と
すると、この実施の形態においても、ゾンデの位置にお
ける交流磁界は上記式(42)および式(43)により
近似することができる。したがって、前記図13に示し
た実施の形態と同様にしてゾンデの位置(X,Y)を算
出することができる。なお、この実施の形態において
も、前記図2および図3に示した電池を内蔵したタイプ
の位置測定用ゾンデを採用することができる。
【0055】なお、以上においては、水平ドリリング工
法における掘削先端部の位置を測定する場合を例にとっ
て説明したが、本発明の位置測定装置はこれに限られる
ことなく、既知の交流磁界中の位置の測定であれば、同
様に適用することができる。
法における掘削先端部の位置を測定する場合を例にとっ
て説明したが、本発明の位置測定装置はこれに限られる
ことなく、既知の交流磁界中の位置の測定であれば、同
様に適用することができる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の位置測定
方法および装置によれば、非常に高精度の位置測定を行
なうことができる。また、交流磁界を利用しているため
周囲の磁性体や地磁気の影響を受けることがなく、ま
た、レシーバを置く場所を変更して測定を繰り返す必要
がないので、迅速に測定を行なうことができる。さら
に、測定データにより変調された交流磁界を用いて、レ
シーバに測定データを送信する本発明によれば、ドリル
パイプの接続作業時間を短縮することが可能となる。そ
のため、掘削工事の効率が向上し、工事に要する時間を
短縮することが可能となる。
方法および装置によれば、非常に高精度の位置測定を行
なうことができる。また、交流磁界を利用しているため
周囲の磁性体や地磁気の影響を受けることがなく、ま
た、レシーバを置く場所を変更して測定を繰り返す必要
がないので、迅速に測定を行なうことができる。さら
に、測定データにより変調された交流磁界を用いて、レ
シーバに測定データを送信する本発明によれば、ドリル
パイプの接続作業時間を短縮することが可能となる。そ
のため、掘削工事の効率が向上し、工事に要する時間を
短縮することが可能となる。
【図1】 水平ドリリング工法に本発明の第1の位置測
定方法を適用した実施の形態における各装置の関係を説
明するための図である。
定方法を適用した実施の形態における各装置の関係を説
明するための図である。
【図2】 本発明の位置測定方法および装置に使用され
る位置測定用ゾンデの構成を示す図である。
る位置測定用ゾンデの構成を示す図である。
【図3】 本発明に使用される位置測定用ゾンデに搭載
された傾斜計12および角度計13により測定される角
度を説明するための図である。
された傾斜計12および角度計13により測定される角
度を説明するための図である。
【図4】 本発明に使用される位置測定用ゾンデの一構
成例の電気的構成を示すブロック図である。
成例の電気的構成を示すブロック図である。
【図5】 水平ドリリング工法に本発明の第1の位置測
定方法を適用した場合の他の実施の形態における各装置
の関係を説明するための図である。
定方法を適用した場合の他の実施の形態における各装置
の関係を説明するための図である。
【図6】 図5に示した位置測定方法および装置におい
て使用される位置測定用ゾンデの構成例を示す図であ
る。
て使用される位置測定用ゾンデの構成例を示す図であ
る。
【図7】 図6に示した位置測定用ゾンデの電気的構成
を示す図である。
を示す図である。
【図8】 本発明の第1の位置測定方法における座標系
を説明するための図である。
を説明するための図である。
【図9】 本発明の第1の位置測定方法におけるXYZ
座標系を説明するための図である。
座標系を説明するための図である。
【図10】 水平ドリリング工法に本発明の第2の位置
測定方法を適用した場合の各装置の関係を説明するため
の図である。
測定方法を適用した場合の各装置の関係を説明するため
の図である。
【図11】 水平ドリリング工法に本発明の第2の位置
測定方法を適用した場合の他の実施の形態における各装
置の関係を説明するための図である。
測定方法を適用した場合の他の実施の形態における各装
置の関係を説明するための図である。
【図12】 本発明の第2の位置測定方法における座標
系を説明するための図である。
系を説明するための図である。
【図13】 水平ドリリング工法に本発明の第3の位置
測定方法を適用した場合の各装置の関係を説明するため
の図である。
測定方法を適用した場合の各装置の関係を説明するため
の図である。
【図14】 水平ドリリング工法に本発明の第4の位置
測定方法を適用した場合の各装置の関係を説明するため
の図である。
測定方法を適用した場合の各装置の関係を説明するため
の図である。
【図15】 水平ドリリング工法に用いられるドリルの
構成を説明するための図である。
構成を説明するための図である。
10、60、110 位置測定用ゾンデ 11 3軸磁気センサ 12 傾斜計 13 角度計 14 電池 15 制御回路 16 信号変調器 17 コイル 21〜23 フィルタおよび増幅器 24 マルチプレクサ 25 A/D変換器 26 マイクロプロセッサ 30 発振器 31 平行線路 32、34、35 線路 33 電流ループ 40 レシーバ 41 計算機 42 信号線 50 水平ドリリング装置 51 ドリルパイプ 61 制御回路と信号変調器 70 電力分離回路 71 電力供給線 100 ドリル
Claims (14)
- 【請求項1】 位置測定用ゾンデを用いて物体の位置
を測定する方法であって、 交流磁界発生源により既知の交流磁界を発生させるステ
ップ、 前記物体に取り付けられた前記位置測定用ゾンデによ
り、該位置測定用ゾンデの長軸方向に一致したX3軸と
該X3軸と鉛直方向を含む平面内に位置するZ3軸により
定められる直交座標系X3Y3Z3における各軸方向の交
流磁界、前記Y3軸周りの回転角および前記X3軸周りの
回転角を測定するステップ、 および、 前記位置測定用ゾンデからの前記各測定データに基づい
て、前記位置測定用ゾンデの前記交流磁界発生源からの
相対位置を算出するステップを含むことを特徴とする位
置測定方法。 - 【請求項2】 水平ドリリング工法におけるドリルの
位置を測定する位置測定方法であって、 当該掘削予定位置の直上に交流磁界発生源を配置し、該
交流磁界発生源により既知の交流磁界を発生させるステ
ップ、 前記ドリルの先端近傍に取り付けられた位置測定用ゾン
デにより、該位置測定用ゾンデの長軸方向に一致したX
3軸と該X3軸と鉛直方向を含む平面内に位置するZ3軸
により定められる直交座標系X3Y3Z3における各軸方
向の交流磁界、前記Y3軸周りの回転角および前記X3軸
周りの回転角を測定するステップ、および、 前記位置測定用ゾンデからの前記各測定データに基づい
て、前記ドリルの位置を算出するステップを含むことを
特徴とする位置測定方法。 - 【請求項3】 前記交流磁界発生源は、発振器と該発
振器からの交流電流が供給される当該掘削予定位置の直
上に配置された平行線路とされていることを特徴とする
前記請求項2記載の位置測定方法。 - 【請求項4】 前記交流磁界発生源は、発振器と該発
振器からの交流電流が供給される当該掘削予定位置の直
上を含むように任意の多角形形状に配置された線路とさ
れていることを特徴とする前記請求項2記載の位置測定
方法。 - 【請求項5】 前記交流磁界発生源は、発振器と該発
振器からの交流電流が供給される2本の線路を有し、該
2本の線路のうちの1本の線路は当該掘削予定位置の直
上に配置され、他の線路はそれよりも十分に離れた位置
に配置されていることを特徴とする前記請求項2記載の
位置測定方法。 - 【請求項6】 前記交流磁界発生源は、発振器と該発
振器からの交流電流が供給される当該掘削予定位置の直
上に配置されその先端が接地された1本の線路により構
成されており、当該交流電流の帰路は大地または海水と
されていることを特徴とする前記請求項2記載の位置測
定方法。 - 【請求項7】 既知の交流磁界を発生させる交流磁界
発生源と、 3軸直交型の交流磁気センサ、傾斜計および回転計を有
する位置測定用ゾンデであって、前記3軸直交型の交流
磁気センサは該位置測定用ゾンデの長軸方向に一致した
X3軸と該X3軸と鉛直方向を含む平面内に位置するZ3
軸により定められる直交座標系X3Y3Z3における各軸
方向の交流磁界を測定し、前記回転計は前記Y3軸周り
の回転角を測定し、前記傾斜計は前記X3軸周りの回転
を測定するようになされている位置測定用ゾンデと、 該位置測定用ゾンデからの前記各測定データと前記既知
の交流磁界とに基づいて該位置測定用ゾンデの位置を算
出する演算手段とを有することを特徴とする位置測定装
置。 - 【請求項8】 前記位置測定用ゾンデは、水平ドリリ
ング工法におけるドリルの先端部近傍に取り付けられて
いることを特徴とする前記請求項7に記載の位置測定装
置。 - 【請求項9】 前記位置測定用ゾンデは、電源電池
と、前記各測定データをディジタルデータに変換するア
ナログデジタル変換器と、該アナログデジタル変換器の
出力が入力される変調器と、該変調器の出力に基づいて
変調された交流磁界を放出するコイルとを有しており、 該コイルから放出された交流磁界が第2のコイルにより
検知されて電気信号に変換され、復調器を介して前記演
算手段内に取り込まれようになされていることを特徴と
する前記請求項7あるいは8に記載の位置測定装置。 - 【請求項10】 前記位置測定用ゾンデは、地上の装
置から電源供給線を介して電源が供給されるようになさ
れているとともに、前記各測定データをデジタルデータ
に変換するアナログデジタル変換器と、該アナログデジ
タル変換器の出力が入力される変調器と、該変調器の出
力を前記電源供給線に出力する送信手段とを有してお
り、 前記電源供給線を介して送信された前記測定データが前
記演算手段に入力されるようになされていることを特徴
とする前記請求項7あるいは8に記載の位置測定装置。 - 【請求項11】 前記交流磁界発生源は、発振器と該
発振器からの交流電流が供給される当該掘削予定位置の
直上に配置された平行線路とされていることを特徴とす
る前記請求項8記載の位置測定装置。 - 【請求項12】 前記交流磁界発生源は、発振器と該
発振器からの交流電流が供給される当該掘削予定位置の
直上を含むように任意の多角形形状に配置された線路と
されていることを特徴とする前記請求項8記載の位置測
定装置。 - 【請求項13】 前記交流磁界発生源は、発振器と該
発振器からの交流電流が供給される2本の線路を有し、
該2本の線路のうちの1本の線路は掘削予定位置の直上
に配置され、他方の線路はそれよりも十分に離れた位置
に配置されていることを特徴とする前記請求項8記載の
位置測定装置。 - 【請求項14】 前記交流磁界発生源は、発振器と該
発振器からの交流電流が供給される当該掘削予定位置の
直上に配置されその先端が接地された1本の線路により
構成されており、当該交流電流の帰路は大地または海水
とされていることを特徴とする前記請求項8記載の位置
測定装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2014298A JPH10318748A (ja) | 1997-03-19 | 1998-01-19 | 位置測定方法および装置 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8474497 | 1997-03-19 | ||
| JP9-84744 | 1997-03-19 | ||
| JP2014298A JPH10318748A (ja) | 1997-03-19 | 1998-01-19 | 位置測定方法および装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10318748A true JPH10318748A (ja) | 1998-12-04 |
Family
ID=26357045
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2014298A Withdrawn JPH10318748A (ja) | 1997-03-19 | 1998-01-19 | 位置測定方法および装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10318748A (ja) |
Cited By (10)
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| JP2009229443A (ja) * | 2008-02-29 | 2009-10-08 | Shimadzu Corp | 目標体探査システム |
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-
1998
- 1998-01-19 JP JP2014298A patent/JPH10318748A/ja not_active Withdrawn
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