JPH10318920A - 流体濃度測定方法および装置 - Google Patents
流体濃度測定方法および装置Info
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- JPH10318920A JPH10318920A JP14302897A JP14302897A JPH10318920A JP H10318920 A JPH10318920 A JP H10318920A JP 14302897 A JP14302897 A JP 14302897A JP 14302897 A JP14302897 A JP 14302897A JP H10318920 A JPH10318920 A JP H10318920A
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Landscapes
- Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)
- Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 測定誤差を排除し、より正確な測定を行うこ
とができ、洗浄頻度を可及的に少なくした流体濃度測定
方法および装置を提供することである。 【構成】 線透過濃度を測定するに際し、少なくとも2
つの異なる測定距離において線透過強度を求め、併せて
それらの透過距離を与え、補正演算式に基づいて補正す
ることにより、透過区画部材の汚れなどによる透過率変
化を解消し、被測定流体の正確な線透過濃度を得るもの
である。2つの異なる測定距離における線透過強度を求
めるには、線源および線束強度センサからなる2組の線
束透過濃度測定系を設け、両者の線束が透過する被測定
流体の厚さを任意に規定した異なる寸法に設定すること
により求めるか、または、1組の線束透過濃度測定系を
設け、線源と線束強度センサ間の距離、または、被測定
流体の測定距離の厚さを任意に設定した寸法に機械的に
交互2段階に変更することにより求めることができる。
とができ、洗浄頻度を可及的に少なくした流体濃度測定
方法および装置を提供することである。 【構成】 線透過濃度を測定するに際し、少なくとも2
つの異なる測定距離において線透過強度を求め、併せて
それらの透過距離を与え、補正演算式に基づいて補正す
ることにより、透過区画部材の汚れなどによる透過率変
化を解消し、被測定流体の正確な線透過濃度を得るもの
である。2つの異なる測定距離における線透過強度を求
めるには、線源および線束強度センサからなる2組の線
束透過濃度測定系を設け、両者の線束が透過する被測定
流体の厚さを任意に規定した異なる寸法に設定すること
により求めるか、または、1組の線束透過濃度測定系を
設け、線源と線束強度センサ間の距離、または、被測定
流体の測定距離の厚さを任意に設定した寸法に機械的に
交互2段階に変更することにより求めることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、可視光線、紫外
線、赤外線、β線などの放射線、その他のエネルギー線
を線源とする線束が流体を透過したときの強度の変化か
ら流体の濃度を測定するようにした流体濃度測定方法お
よび装置に関するものである。さらに詳しくは、例え
ば、燃焼排ガス中のダスト濃度測定装置、ダム貯水・タ
ンク貯水・工業排水・生活排水などの液体濁度測定装
置、化学物質・生物生成物質などの生産工程における反
応液・培養液・発酵液などの線束透過濃度測定装置など
は、可視光線を使用して流体の濃度を測定する装置であ
る。また、可視光線以外の紫外線、赤外線、β線などの
放射線、その他のエネルギー線を線源とする線束を測定
媒体として流体の濃度分析や測定をする装置がある。本
発明は、これらの線源からの線束が流体を透過したとき
の強度の変化から流体の濃度を測定するための流体濃度
測定方法および装置に関するものである。
線、赤外線、β線などの放射線、その他のエネルギー線
を線源とする線束が流体を透過したときの強度の変化か
ら流体の濃度を測定するようにした流体濃度測定方法お
よび装置に関するものである。さらに詳しくは、例え
ば、燃焼排ガス中のダスト濃度測定装置、ダム貯水・タ
ンク貯水・工業排水・生活排水などの液体濁度測定装
置、化学物質・生物生成物質などの生産工程における反
応液・培養液・発酵液などの線束透過濃度測定装置など
は、可視光線を使用して流体の濃度を測定する装置であ
る。また、可視光線以外の紫外線、赤外線、β線などの
放射線、その他のエネルギー線を線源とする線束を測定
媒体として流体の濃度分析や測定をする装置がある。本
発明は、これらの線源からの線束が流体を透過したとき
の強度の変化から流体の濃度を測定するための流体濃度
測定方法および装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】線束透過による流体濃度測定装置は、線
源と、線束強度センサと、これらの間に置かれ、被測定
流体を区画する透過区画部材とを必要とするが、透過区
画部材の汚れなどによる線束透過率変化が測定誤差とな
り、連続測定の障害となっている。ただし、流体の線束
(光)透過濃度を実験室にて非連続的に測定する場合に
は、測定線束(光)を透過させるシェル、カラムなどの
容器に、被測定流体を収容する前と後に透過率を測定す
ることにより、測定誤差を排除することができる。
源と、線束強度センサと、これらの間に置かれ、被測定
流体を区画する透過区画部材とを必要とするが、透過区
画部材の汚れなどによる線束透過率変化が測定誤差とな
り、連続測定の障害となっている。ただし、流体の線束
(光)透過濃度を実験室にて非連続的に測定する場合に
は、測定線束(光)を透過させるシェル、カラムなどの
容器に、被測定流体を収容する前と後に透過率を測定す
ることにより、測定誤差を排除することができる。
【0003】例えば、従来の排ガスに光を透過させて濃
度を測定する装置においては、透過区画部材のガス側面
に清浄空気を供給し非測定ガスの接触を防止する方法が
採られている。
度を測定する装置においては、透過区画部材のガス側面
に清浄空気を供給し非測定ガスの接触を防止する方法が
採られている。
【0004】また、従来、排ガス光透過濃度測定装置に
置いて、流体を区画する部材として複数のビームスリッ
タを使用し、そのガス接触面に付着した汚れを演算補正
する原理の装置が提案されている。
置いて、流体を区画する部材として複数のビームスリッ
タを使用し、そのガス接触面に付着した汚れを演算補正
する原理の装置が提案されている。
【0005】従来の光透過測定装置である濁度計にあっ
ては、区画透過部材である板ガラスに超音波振動を与え
てガラス面の汚れを落すようにした製品や汚れが付着し
ないようにした製品が市販された例がある。
ては、区画透過部材である板ガラスに超音波振動を与え
てガラス面の汚れを落すようにした製品や汚れが付着し
ないようにした製品が市販された例がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】清浄空気を供給する方
法では、汚れを完全に防止することはできないので、頻
繁、かつ定期的な清浄が必要であり、また、温度変化な
どに依存する透過区画部材自体の透過率変化は排除でき
ない。
法では、汚れを完全に防止することはできないので、頻
繁、かつ定期的な清浄が必要であり、また、温度変化な
どに依存する透過区画部材自体の透過率変化は排除でき
ない。
【0007】汚れを演算補正する原理の装置では、光学
系の構成、および演算式が複雑であり、光学部材の価格
が高価であり、演算誤差がより大きくなる難点は否めな
い。
系の構成、および演算式が複雑であり、光学部材の価格
が高価であり、演算誤差がより大きくなる難点は否めな
い。
【0008】超音波振動を与えて汚れが付着しないよう
にした製品では、その効果は期待されたほどではなく、
頻繁、かつ定期的なガラス面の清浄を必要とするという
問題があった。
にした製品では、その効果は期待されたほどではなく、
頻繁、かつ定期的なガラス面の清浄を必要とするという
問題があった。
【0009】流体の線束透過率濃度測定装置にあって、
透過区画部材の洗浄を行うためにはその間、測定を中断
しなければならず、さらに、連続運転設備におけるノン
サンプリング排ガス光透過濃度測定装置などにあって
は、透過区画部材を清掃した後の零点調整、スパン調整
は設備の運転を停止しなければできないという問題があ
った。
透過区画部材の洗浄を行うためにはその間、測定を中断
しなければならず、さらに、連続運転設備におけるノン
サンプリング排ガス光透過濃度測定装置などにあって
は、透過区画部材を清掃した後の零点調整、スパン調整
は設備の運転を停止しなければできないという問題があ
った。
【0010】本発明の目的は、測定誤差を排除し、より
正確な測定を行うことができる流体濃度測定装置を提供
することである。
正確な測定を行うことができる流体濃度測定装置を提供
することである。
【0011】本発明の他の目的は、区画部材面の洗浄に
必要な頻度、測定を中断する頻度、対象設備の運転を中
断する頻度を、それぞれ可及的に少なくした流体濃度測
定装置を提供することである。
必要な頻度、測定を中断する頻度、対象設備の運転を中
断する頻度を、それぞれ可及的に少なくした流体濃度測
定装置を提供することである。
【0012】本発明のさらに他の目的は、区画部材面の
洗浄に要する労務を減じ、省力化を図る流体濃度測定装
置を提供することである。
洗浄に要する労務を減じ、省力化を図る流体濃度測定装
置を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、被測定流体
に、線源からの線束を透過させて透過線束強度I1、I2
を線束強度センサで感知し、線束強度が被測定流体の線
束透過率に応じて減衰する度合いを測定する流体濃度測
定方法において、前記被測定流体2の同一または互いに
近傍の測定位置における第1、第2測定点を、予め設定
された2つの互いに異なる測定距離X1、X2をもって設
定し、これら第1、第2測定点におけるそれぞれの透過
線束強度I1、I2を測定する工程と、これらの透過線束
強度I1、I2のいずれか一方を他方で除算し、この除算
した値を対数演算して、第1、第2測定点の流体濃度を
得る工程と、前記測定距離X1、X2のいずれか一方から
他方を減算し、この減算値の逆数を演算する工程と、前
記第1、第2測定点の流体濃度値と前記測定距離X1、
X2の減算値の逆数値とを乗算して第1、第2測定点に
おける単位測定距離の流体濃度を求める工程とからな
り、被測定流体以外の原因による透過線束強度の減衰お
よび/または変化を除去して流体の濃度を測定するよう
にしたことを特徴とする流体濃度測定方法である。
に、線源からの線束を透過させて透過線束強度I1、I2
を線束強度センサで感知し、線束強度が被測定流体の線
束透過率に応じて減衰する度合いを測定する流体濃度測
定方法において、前記被測定流体2の同一または互いに
近傍の測定位置における第1、第2測定点を、予め設定
された2つの互いに異なる測定距離X1、X2をもって設
定し、これら第1、第2測定点におけるそれぞれの透過
線束強度I1、I2を測定する工程と、これらの透過線束
強度I1、I2のいずれか一方を他方で除算し、この除算
した値を対数演算して、第1、第2測定点の流体濃度を
得る工程と、前記測定距離X1、X2のいずれか一方から
他方を減算し、この減算値の逆数を演算する工程と、前
記第1、第2測定点の流体濃度値と前記測定距離X1、
X2の減算値の逆数値とを乗算して第1、第2測定点に
おける単位測定距離の流体濃度を求める工程とからな
り、被測定流体以外の原因による透過線束強度の減衰お
よび/または変化を除去して流体の濃度を測定するよう
にしたことを特徴とする流体濃度測定方法である。
【0014】線束透過濃度を測定するに際し、異なる2
つの測定距離X1、X2において線束透過強度を求め、併
せて双方の測定距離を与え、補正演算式に基づいて補正
することにより、透過区画部材の汚れなどによる透過率
変化を解消し、被測定流体の正確な線束透過濃度を得る
ことができる。
つの測定距離X1、X2において線束透過強度を求め、併
せて双方の測定距離を与え、補正演算式に基づいて補正
することにより、透過区画部材の汚れなどによる透過率
変化を解消し、被測定流体の正確な線束透過濃度を得る
ことができる。
【0015】同一流体の線束透過濃度を測定するに際
し、線源および線束強度センサからなる2組の線束透過
濃度測定系を設け、両者の線束が透過する被測定流体の
厚さを任意に規定した異なる寸法に配することにより、
異なる2つの測定距離における線束透過濃度を求める。
し、線源および線束強度センサからなる2組の線束透過
濃度測定系を設け、両者の線束が透過する被測定流体の
厚さを任意に規定した異なる寸法に配することにより、
異なる2つの測定距離における線束透過濃度を求める。
【0016】また、流体の線束透過濃度を測定するに際
し、線源と線束強度センサからなる1組の線束透過濃度
測定系を設け、線源と線束強度センサ間の距離または被
測定流体の線束透過部の厚さを任意に規定した寸法に機
械的に交互2段階に変更することにより異なる2つの測
定距離における線束透過濃度を求めることもできる。
し、線源と線束強度センサからなる1組の線束透過濃度
測定系を設け、線源と線束強度センサ間の距離または被
測定流体の線束透過部の厚さを任意に規定した寸法に機
械的に交互2段階に変更することにより異なる2つの測
定距離における線束透過濃度を求めることもできる。
【0017】測定媒体である線源は可視光線に限定され
るものでなく、被測定流体の透過特性に応じて紫外線、
赤外線などの光線、β線などの放射線、その他のエネル
ギー線を線源とすることも可能である。
るものでなく、被測定流体の透過特性に応じて紫外線、
赤外線などの光線、β線などの放射線、その他のエネル
ギー線を線源とすることも可能である。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明による流体濃度測定装置の
一実施例を図面に基づき説明する。以下、被測定流体が
ガスで、測定媒体である線源が可視光線の場合を例とし
て説明する。図1は、本発明の補正演算原理を説明する
図であり、被測定流体(以下、被測定ガスとする)2の
流路1は、途中から径の異なる流路61、71となって
おり、それぞれの流路61、71の位置に、線束(以
下、測定光とする)11、21を透過させ、かつ各流路
61、71を外部と区画する区画部材としての透過ガラ
ス部材12、22が設けられ、これらの透過ガラス部材
12、22の位置に、それぞれ線束透過濃度測定系(以
下、第1、第2の投・受光系統とする)10、20が設
けられている。前記第1の投・受光系統10は、第1線
源(以下、第1投光源とする)13と第1線束強度セン
サ(以下、第1受光センサとする)14からなり、ま
た、対応する両側の透過ガラス部材12間の被測定ガス
2層の厚さをX1とする。前記第2の投・受光系統20
は、第2線源(以下、第2投光源とする)23と第2線
束強度センサ(以下、第2受光センサとする)24から
なり、また、対応する両側の透過ガラス部材22間の被
測定ガス2層の厚さをX2とする。
一実施例を図面に基づき説明する。以下、被測定流体が
ガスで、測定媒体である線源が可視光線の場合を例とし
て説明する。図1は、本発明の補正演算原理を説明する
図であり、被測定流体(以下、被測定ガスとする)2の
流路1は、途中から径の異なる流路61、71となって
おり、それぞれの流路61、71の位置に、線束(以
下、測定光とする)11、21を透過させ、かつ各流路
61、71を外部と区画する区画部材としての透過ガラ
ス部材12、22が設けられ、これらの透過ガラス部材
12、22の位置に、それぞれ線束透過濃度測定系(以
下、第1、第2の投・受光系統とする)10、20が設
けられている。前記第1の投・受光系統10は、第1線
源(以下、第1投光源とする)13と第1線束強度セン
サ(以下、第1受光センサとする)14からなり、ま
た、対応する両側の透過ガラス部材12間の被測定ガス
2層の厚さをX1とする。前記第2の投・受光系統20
は、第2線源(以下、第2投光源とする)23と第2線
束強度センサ(以下、第2受光センサとする)24から
なり、また、対応する両側の透過ガラス部材22間の被
測定ガス2層の厚さをX2とする。
【0019】以後、第1の投・受光系統10の位置を第
1測定点、また、第2の投・受光系統20の位置を第2
測定点とし、それぞれの測定光11、21が透過する被
測定ガス2の厚さX1、X2を測定距離と称する。なお、
測定距離X1である第1測定点と、測定距離X2である第
2測定点は、正確には異なる位置であるが、同一流路1
の相互に近傍であって径の異なる流路61、71の位置
に設定され、それぞれの測定光11、21は、同一濃度
のガス2を透過しており、また、被測定ガス2を区画す
る透過ガラス部材12、22の汚れ度合い、光透過率の
変化度合いも同一であるとする。
1測定点、また、第2の投・受光系統20の位置を第2
測定点とし、それぞれの測定光11、21が透過する被
測定ガス2の厚さX1、X2を測定距離と称する。なお、
測定距離X1である第1測定点と、測定距離X2である第
2測定点は、正確には異なる位置であるが、同一流路1
の相互に近傍であって径の異なる流路61、71の位置
に設定され、それぞれの測定光11、21は、同一濃度
のガス2を透過しており、また、被測定ガス2を区画す
る透過ガラス部材12、22の汚れ度合い、光透過率の
変化度合いも同一であるとする。
【0020】図1において、 X1:第1測定点における測定距離 X2:第2測定点における測定距離 α1:第1測定点におけるガスの光透過率(流体の線束
透過率) α2:第2測定点におけるガスの光透過率(流体の線束
透過率) I01:第1測定点の投光強度(発射線束強度) I02:第2測定点の投光強度(発射線束強度) I1:第1測定点の受光強度(透過線束強度) I2:第2測定点の受光強度(透過線束強度) β :汚れを含む透過ガラス部材の透過率
透過率) α2:第2測定点におけるガスの光透過率(流体の線束
透過率) I01:第1測定点の投光強度(発射線束強度) I02:第2測定点の投光強度(発射線束強度) I1:第1測定点の受光強度(透過線束強度) I2:第2測定点の受光強度(透過線束強度) β :汚れを含む透過ガラス部材の透過率
【0021】第1、第2両測定点におけるガス2の光透
過率をα1、α2、両側の透過ガラス部材12、22の汚
れを含む透過率をβ、測定光11、21の投光強度をI
01、I02、受光強度をI1、I2とすると、それらの関係
は次式(1)(2)の通りである。 I1=α1・β・β・I01=α1・β2・I01 ……(1) I2=α2・β・β・I02=α2・β2・I02 ……(2) これら(1)(2)式から第1、第2両測定点における
被測定ガス2の光透過率の逆数をとれば、次式(3)
(4)式となる。 1/α1=(I01/I1)・β2 ……(3) 1/α2=(I02/I2)・β2 ……(4)
過率をα1、α2、両側の透過ガラス部材12、22の汚
れを含む透過率をβ、測定光11、21の投光強度をI
01、I02、受光強度をI1、I2とすると、それらの関係
は次式(1)(2)の通りである。 I1=α1・β・β・I01=α1・β2・I01 ……(1) I2=α2・β・β・I02=α2・β2・I02 ……(2) これら(1)(2)式から第1、第2両測定点における
被測定ガス2の光透過率の逆数をとれば、次式(3)
(4)式となる。 1/α1=(I01/I1)・β2 ……(3) 1/α2=(I02/I2)・β2 ……(4)
【0022】ここでガス透過率の逆数のlog10をとれ
ば、定義により第1測定点、第2測定点における光学濃
度(Optical Density)となる。 log10(1/α1)=log10{(I01/I1)・β2} ……(5) log10(1/α2)=log10{(I02/I2)・β2} ……(6) これら(5)(6)両式を変形して、一方の式から他方
の式を減算すると、汚れを含む透過ガラス部材12、2
2の透過率βは、以下のように消滅する。
ば、定義により第1測定点、第2測定点における光学濃
度(Optical Density)となる。 log10(1/α1)=log10{(I01/I1)・β2} ……(5) log10(1/α2)=log10{(I02/I2)・β2} ……(6) これら(5)(6)両式を変形して、一方の式から他方
の式を減算すると、汚れを含む透過ガラス部材12、2
2の透過率βは、以下のように消滅する。
【0023】第1、第2両測定点における光学濃度は、
同一ガスであるから、ランバート・ベールの法則に基づ
き、単位測定距離における光学濃度に変換すれば両者は
同一値であり以下の(8)式が成り立つ。 (1/X1)・log10(1/α1)=(1/X2)・log10(1/α2) ……(8) 移項して第2測定点の光学濃度を求めると log10(1/α2)=(X2/X1)・log10(1/α1) ……(9) 得られた第2測定点の光学濃度{log10(1/α2)}を上記
の(7)式に代入し、 log10(1/α2)−log10(1/α1) =(X2/X1)・log10(1/α1)−log10(1/α1) =(X2/X1−1)・log10(1/α1) =(X2−X1)・{(1/X1)・log10(1/α1)} ……(10) この(10)式における右辺の{(1/X1)・log10(1/
α1)}項は、第1測定点における単位測定距離の光学濃
度であり、 (1/X1)・log10(1/α1) ={1/(X2−X1)}・{log10(1/α2)−log10(1/α1)} ={1/(X2−X1)}・{log10(1/α2)/(1/α1)} ={1/(X2−X1)}・log10{(I02/I2)/(I01/I1)} ……(11) すなわち、第1、第2両測定点における投・受光量(I
02、I2、I01、I1)と、それぞれの測定距離X1、X2
が与えられれば、(11)式から透過ガラス部材12、
22の透過率βの項を抹消した被測定ガス2の単位測定
距離の光学濃度 {(1/X1)・log10(1/α1)} が得られる。
同一ガスであるから、ランバート・ベールの法則に基づ
き、単位測定距離における光学濃度に変換すれば両者は
同一値であり以下の(8)式が成り立つ。 (1/X1)・log10(1/α1)=(1/X2)・log10(1/α2) ……(8) 移項して第2測定点の光学濃度を求めると log10(1/α2)=(X2/X1)・log10(1/α1) ……(9) 得られた第2測定点の光学濃度{log10(1/α2)}を上記
の(7)式に代入し、 log10(1/α2)−log10(1/α1) =(X2/X1)・log10(1/α1)−log10(1/α1) =(X2/X1−1)・log10(1/α1) =(X2−X1)・{(1/X1)・log10(1/α1)} ……(10) この(10)式における右辺の{(1/X1)・log10(1/
α1)}項は、第1測定点における単位測定距離の光学濃
度であり、 (1/X1)・log10(1/α1) ={1/(X2−X1)}・{log10(1/α2)−log10(1/α1)} ={1/(X2−X1)}・{log10(1/α2)/(1/α1)} ={1/(X2−X1)}・log10{(I02/I2)/(I01/I1)} ……(11) すなわち、第1、第2両測定点における投・受光量(I
02、I2、I01、I1)と、それぞれの測定距離X1、X2
が与えられれば、(11)式から透過ガラス部材12、
22の透過率βの項を抹消した被測定ガス2の単位測定
距離の光学濃度 {(1/X1)・log10(1/α1)} が得られる。
【0024】前記(11)式において、2つの投光強度
I01、I02が同一であれば、これらが除去され、つぎの
(11’)式のように簡略化される。 (1/X1)・log10(1/α1) ={1/(X2−X1)}・log10(I1/I2)} ……(11’) なお、(8)式から明らかなように、第1、第2両測定
点における単位測定距離の光学濃度は、同一である。
I01、I02が同一であれば、これらが除去され、つぎの
(11’)式のように簡略化される。 (1/X1)・log10(1/α1) ={1/(X2−X1)}・log10(I1/I2)} ……(11’) なお、(8)式から明らかなように、第1、第2両測定
点における単位測定距離の光学濃度は、同一である。
【0025】前述の演算式においては、光学濃度の定義
から常用対数を採用しているが、これを自然対数に代え
ても結果は同一である。
から常用対数を採用しているが、これを自然対数に代え
ても結果は同一である。
【0026】また、(3)式から(7)式までの演算の
手順を、例えば、つぎの(12)式から(14)式のよ
うに変えても同じ結果が得られ、等価となる。 α1/α2=(I02/I2)・{1/(I01/I1)} ……(13) その後、対数を採ると、 log10(1/α2)−log10(1/α1) =log10(I02/I2)−log10(I01/I1) ……(14) となり、(14)式は、前述の(7)式の演算と同じ結
果が得られる。
手順を、例えば、つぎの(12)式から(14)式のよ
うに変えても同じ結果が得られ、等価となる。 α1/α2=(I02/I2)・{1/(I01/I1)} ……(13) その後、対数を採ると、 log10(1/α2)−log10(1/α1) =log10(I02/I2)−log10(I01/I1) ……(14) となり、(14)式は、前述の(7)式の演算と同じ結
果が得られる。
【0027】さらにまた、他の演算について説明する
と、ランバート・ベールの法則によれば、 (1/α1)(1/X1)=(1/α2)(1/X2) ……(15) であるから、この(15)式を変形し、つぎの(16)
式を得る。 1/α2=(1/α1)(X2/X1)=1/α1 (X2/X1) ……(16) この(16)式を、基本式の左辺と右辺を除算してβ項
を消去した前記(12)式に代入してα2を消去する
と、 α1/α2=(I1/I2)・(I02/I01) =(I02/I2)・{1/(I01/I1)} =α1・(1/α1)(X2/X1)=α1・(1/α1 (X2/X1)) =α1 (X1/X2)・α1 -(X2/X1))=α1 (X1-X2)/X1 =(1/α1)(X2-X1)/X1={(1/α1)1/X1}X2-X1 ……(17) 移項して (1/α1)1/X1={(I02/I01)/(I01/I1)}1/(X2-X1) …(18) 対数をとり (1/X1)・log10(1/α1) ={1/(X2−X1)}・log10{(I02/I2)/(I01/I1)} ……(19) このように、異なる演算手順によっても前記と同一とな
る。
と、ランバート・ベールの法則によれば、 (1/α1)(1/X1)=(1/α2)(1/X2) ……(15) であるから、この(15)式を変形し、つぎの(16)
式を得る。 1/α2=(1/α1)(X2/X1)=1/α1 (X2/X1) ……(16) この(16)式を、基本式の左辺と右辺を除算してβ項
を消去した前記(12)式に代入してα2を消去する
と、 α1/α2=(I1/I2)・(I02/I01) =(I02/I2)・{1/(I01/I1)} =α1・(1/α1)(X2/X1)=α1・(1/α1 (X2/X1)) =α1 (X1/X2)・α1 -(X2/X1))=α1 (X1-X2)/X1 =(1/α1)(X2-X1)/X1={(1/α1)1/X1}X2-X1 ……(17) 移項して (1/α1)1/X1={(I02/I01)/(I01/I1)}1/(X2-X1) …(18) 対数をとり (1/X1)・log10(1/α1) ={1/(X2−X1)}・log10{(I02/I2)/(I01/I1)} ……(19) このように、異なる演算手順によっても前記と同一とな
る。
【0028】その他にも結果が等価になる演算式表現お
よび手順はあるが、「2つの異なる測定距離によって得
られたそれぞれの線束透過率と、2つの測定距離とを入
力として与え、被測定ガス以外の原因による透過結束強
度の減衰および/または変化を除去した線束透過濃度が
得られる演算はすべて等価である。
よび手順はあるが、「2つの異なる測定距離によって得
られたそれぞれの線束透過率と、2つの測定距離とを入
力として与え、被測定ガス以外の原因による透過結束強
度の減衰および/または変化を除去した線束透過濃度が
得られる演算はすべて等価である。
【0029】図2は、流路1(61、71)の一方の側
(図中左側)に、第1、第2投光源13、23、第1、第
2ビームスプリッター16、26および第1、第2受光
センサ14、24を併せて設け、対向する側(図中右側)
に、第1、第2反射器15、25を設けることにより、
測定光11、21を被測定ガス2中で往復させる、いわ
ゆるダブルビーム方式の2系統の第1、第2投・受光系
統10、20の場合について補正演算を説明するための
図である。図中の前記第1、第2ビームスリッター1
6、26は、第1、第2投光源13、23からの全光束
を、第1、第2反射器15、25側に透過させ、戻りの
反射光を第1、第2受光センサ14、24へ全反射させ
る光学部材である。
(図中左側)に、第1、第2投光源13、23、第1、第
2ビームスプリッター16、26および第1、第2受光
センサ14、24を併せて設け、対向する側(図中右側)
に、第1、第2反射器15、25を設けることにより、
測定光11、21を被測定ガス2中で往復させる、いわ
ゆるダブルビーム方式の2系統の第1、第2投・受光系
統10、20の場合について補正演算を説明するための
図である。図中の前記第1、第2ビームスリッター1
6、26は、第1、第2投光源13、23からの全光束
を、第1、第2反射器15、25側に透過させ、戻りの
反射光を第1、第2受光センサ14、24へ全反射させ
る光学部材である。
【0030】第1測定点および第2測定点における被測
定ガス2の光透過率をα1、α2、測定光路中に配されて
いる第1、第2透過ガラス部材12、22の汚れを含む
透過率をβ、第1、第2反射器15、25の反射率をγ
11、γ21、第1、第2ビームスリッタ16、26の透過
・反射率をγ12、γ22、測定光の投光強度をI01、
I02、受光強度をI1、I2とすると、それらの関係は次
式(20)(21)の通りである。 I1=α1 2・β4・γ11・γ12・I01 ……(20) I2=α2 2・β4・γ21・γ22・I02 ……(21) 第1、第2両測定点において測定光が往復したときの被
測定ガス2の光透過率の逆数をとれば、 1/α1 2=(I01/I1)・β4・γ11・γ12 ……(22) 1/α2 2=(I02/I2)・β4・γ21・γ22 ……(23)
定ガス2の光透過率をα1、α2、測定光路中に配されて
いる第1、第2透過ガラス部材12、22の汚れを含む
透過率をβ、第1、第2反射器15、25の反射率をγ
11、γ21、第1、第2ビームスリッタ16、26の透過
・反射率をγ12、γ22、測定光の投光強度をI01、
I02、受光強度をI1、I2とすると、それらの関係は次
式(20)(21)の通りである。 I1=α1 2・β4・γ11・γ12・I01 ……(20) I2=α2 2・β4・γ21・γ22・I02 ……(21) 第1、第2両測定点において測定光が往復したときの被
測定ガス2の光透過率の逆数をとれば、 1/α1 2=(I01/I1)・β4・γ11・γ12 ……(22) 1/α2 2=(I02/I2)・β4・γ21・γ22 ……(23)
【0031】ここでガス透過率の逆数のlog10をとれ
ば、定義により第1測定点、第2測定点における光学濃
度(Optical Density)となる。 log10(1/α1 2)=log10{(I01/I1)・β4・γ11・γ12} ……(24) log10(1/α2 2)=log10{(I02/I2)・β4・γ21・γ22} ……(25) γ11=γ21、γ12=γ22として、(24)(25)両式
を変形し、減算すると、透過ガラス部材12、22の汚
れを含む透過率βおよび第1、第2反射器15、25と
第1、第2ビームスリッタ16、26の反射率γ11・γ
21・γ12・γ22は、以下の(26)式のように消滅す
る。
ば、定義により第1測定点、第2測定点における光学濃
度(Optical Density)となる。 log10(1/α1 2)=log10{(I01/I1)・β4・γ11・γ12} ……(24) log10(1/α2 2)=log10{(I02/I2)・β4・γ21・γ22} ……(25) γ11=γ21、γ12=γ22として、(24)(25)両式
を変形し、減算すると、透過ガラス部材12、22の汚
れを含む透過率βおよび第1、第2反射器15、25と
第1、第2ビームスリッタ16、26の反射率γ11・γ
21・γ12・γ22は、以下の(26)式のように消滅す
る。
【0032】第1、第2両測定点における光学濃度は、
同一ガスであるから、単位測定距離の光学濃度に変換す
れば、両者は同一値となり、以下の(27)式が成り立
つ。 {1/(2・X1)}・log10(1/α1 2)={1/(2・X2)}・log10(1/α2 2) ……(27) 移項して第2測定点における被測定ガス2の光学濃度を
もとめると、 log10(1/α2 2)=(X2/X1)・log10(1/α1 2) ……(28) 第2測定点の光学濃度{log10(1/α2 2)}を上記(2
8)式に代入すれば log10(1/α2 2)−log10(1/α1 2) =(X2/X1)・log10(1/α1 2)−log10(1/α1 2) =(X2/X1−1)・log10(1/α1 2) =2・(X2−X1)・{1/(2・X1)}・log10(1/α1 2) ……(29)
同一ガスであるから、単位測定距離の光学濃度に変換す
れば、両者は同一値となり、以下の(27)式が成り立
つ。 {1/(2・X1)}・log10(1/α1 2)={1/(2・X2)}・log10(1/α2 2) ……(27) 移項して第2測定点における被測定ガス2の光学濃度を
もとめると、 log10(1/α2 2)=(X2/X1)・log10(1/α1 2) ……(28) 第2測定点の光学濃度{log10(1/α2 2)}を上記(2
8)式に代入すれば log10(1/α2 2)−log10(1/α1 2) =(X2/X1)・log10(1/α1 2)−log10(1/α1 2) =(X2/X1−1)・log10(1/α1 2) =2・(X2−X1)・{1/(2・X1)}・log10(1/α1 2) ……(29)
【0033】この(29)式中の右辺の{(1/(2・
X1)}・log10(1/α1 2)}は、第1測定点における単位
測定距離の光学濃度であり、移項すると {1/(2・X1)}・log10(1/α1 2) =[1/{2・(X2−X1)}]・{log10(1/α2 2)−log10(1/α1 2)} =[1/{2・(X2−X1)}]・log10{(1/α2 2)/(1/α1 2)} =[1/{2・(X2−X1)}]・log10{(I02/I2)2/(I01/I1)2} =[1/{2・(X2−X1)}]・log10{(I02/I2)/(I01/I1)}2 =[1/{2・(X2−X1)}]・2・log10{(I02/I2)/(I01/I1)} ={1/(X2−X1)}・log10{(I02/I2)/(I01/I1)} ……(30) となり、この(30)式は、前記(11)式と全く同一
となる。この(30)式において、第1、第2両測定点
における投・受光量(I02、I2、I01、I1)と、それぞ
れの測定距離X2、X1を与えれば、第1、第2透過ガラ
ス部材12、22の汚れを含む透過率βおよび第1、第
2反射器15、25と第1、第2ビームスリッタ16、
26の反射率(γ11、γ21、γ12、γ22)の項を抹消した
被測定ガス2の単位測定距離における光学濃度[{1/
(2・X1)}・log10(1/α1 2)]が得られる。
X1)}・log10(1/α1 2)}は、第1測定点における単位
測定距離の光学濃度であり、移項すると {1/(2・X1)}・log10(1/α1 2) =[1/{2・(X2−X1)}]・{log10(1/α2 2)−log10(1/α1 2)} =[1/{2・(X2−X1)}]・log10{(1/α2 2)/(1/α1 2)} =[1/{2・(X2−X1)}]・log10{(I02/I2)2/(I01/I1)2} =[1/{2・(X2−X1)}]・log10{(I02/I2)/(I01/I1)}2 =[1/{2・(X2−X1)}]・2・log10{(I02/I2)/(I01/I1)} ={1/(X2−X1)}・log10{(I02/I2)/(I01/I1)} ……(30) となり、この(30)式は、前記(11)式と全く同一
となる。この(30)式において、第1、第2両測定点
における投・受光量(I02、I2、I01、I1)と、それぞ
れの測定距離X2、X1を与えれば、第1、第2透過ガラ
ス部材12、22の汚れを含む透過率βおよび第1、第
2反射器15、25と第1、第2ビームスリッタ16、
26の反射率(γ11、γ21、γ12、γ22)の項を抹消した
被測定ガス2の単位測定距離における光学濃度[{1/
(2・X1)}・log10(1/α1 2)]が得られる。
【0034】図3は、図2にて説明したダブルビーム方
式の流体透過率測定において、第1、第2反射器15、
25側の第1、第2透過ガラス部材12、22を省略
し、第1、第2反射器15、25に被測定ガス2を区画
する機能を与え、直接被測定ガスに接触させるようにし
た場合の補正演算式を説明する図である。第1、第2反
射器15、25は、被測定ガス2に接して汚れが付着す
るので、それぞれの反射率(γ11)、(γ21)は変化する
が、相互に近傍に配置されており、反射率変化度合い
は、同じであるとしてよい。
式の流体透過率測定において、第1、第2反射器15、
25側の第1、第2透過ガラス部材12、22を省略
し、第1、第2反射器15、25に被測定ガス2を区画
する機能を与え、直接被測定ガスに接触させるようにし
た場合の補正演算式を説明する図である。第1、第2反
射器15、25は、被測定ガス2に接して汚れが付着す
るので、それぞれの反射率(γ11)、(γ21)は変化する
が、相互に近傍に配置されており、反射率変化度合い
は、同じであるとしてよい。
【0035】第1、第2両測定点における被測定ガス2
の光透過率をα1、α2、投・受光器両側の汚れによる透
過率をβ、第1、第2反射器15、25の反射率を
γ11、γ21、第1、第2ビームスリッター16、26の
透過・反射率をγ12、γ22、第1、第2測定光11、2
1の投光強度をI01、I02、受光強度をI1、I2とする
と、それらの関係は次(31)(32)式の通りであ
る。 I1=α1 2・β2・γ11・γ12・I01 ……(31) I2=α2 2・β2・γ21・γ22・I02 ……(32) すなわち、図2における(12)式と(13)式による
補正式を求める過程における第1、第2透過ガラス部材
12、22による光透過率が4乗から2乗に変わっただ
けであり、同じ手順でβ項、γ項は、いずれも消去され
るので、この場合にも同じ補正演算式が適用できる。
の光透過率をα1、α2、投・受光器両側の汚れによる透
過率をβ、第1、第2反射器15、25の反射率を
γ11、γ21、第1、第2ビームスリッター16、26の
透過・反射率をγ12、γ22、第1、第2測定光11、2
1の投光強度をI01、I02、受光強度をI1、I2とする
と、それらの関係は次(31)(32)式の通りであ
る。 I1=α1 2・β2・γ11・γ12・I01 ……(31) I2=α2 2・β2・γ21・γ22・I02 ……(32) すなわち、図2における(12)式と(13)式による
補正式を求める過程における第1、第2透過ガラス部材
12、22による光透過率が4乗から2乗に変わっただ
けであり、同じ手順でβ項、γ項は、いずれも消去され
るので、この場合にも同じ補正演算式が適用できる。
【0036】ここでは説明を簡単にするため、測定媒体
として、可視光線を採用した場合について説明したが、
前述のように、、紫外線、赤外線などの光、β線などの
放射線、その他のエネルギー線源、線束を採用しても同
じである。
として、可視光線を採用した場合について説明したが、
前述のように、、紫外線、赤外線などの光、β線などの
放射線、その他のエネルギー線源、線束を採用しても同
じである。
【0037】以上に説明したように、同一流体2の線束
透過率を2つの測定距離X1、X2において測定して、第
1、第2両測定点における発射線束強度(I01、I02)お
よび被測定流体2を透過した透過線束強度(I1、I2)
と、それぞれの測定距離(X1、X2)が得られれば、透
過区画部材の汚れを含む透過率βなどの光学系の誤差要
因を抹消した被測定流体2の単位距離における濃度 [{1/(2・X1)}・log10(1/α1 2)] が本発明の補正演算式によってもとめることができる。
透過率を2つの測定距離X1、X2において測定して、第
1、第2両測定点における発射線束強度(I01、I02)お
よび被測定流体2を透過した透過線束強度(I1、I2)
と、それぞれの測定距離(X1、X2)が得られれば、透
過区画部材の汚れを含む透過率βなどの光学系の誤差要
因を抹消した被測定流体2の単位距離における濃度 [{1/(2・X1)}・log10(1/α1 2)] が本発明の補正演算式によってもとめることができる。
【0038】本発明の具体的実施例を、図4以下の図面
に基づき説明する。図4は、燃焼排ガスなどのガス体の
光透過濃度を測定する装置における第1、第2投・受光
系統10、20のうちの1つを具体的に説明する図であ
り、煙道などのガスの流路1に対応した位置の両側に、
それぞれ導光管5、6が連通して設けられ、一方の導光
管5側に投光器18、他方の導光管6側に受光器19が
取付けられる。前記投光器18の内部には、投光ランプ
などの投光源13、コンデンサレンズ17および流路1
の内外を気密に区画して測定光11を透過させるための
透過ガラス部材12が設けられ、また、前記受光器19
の内部には、受光センサ14、コンデンサレンズ17お
よび透過ガラス部材12が設けられている。
に基づき説明する。図4は、燃焼排ガスなどのガス体の
光透過濃度を測定する装置における第1、第2投・受光
系統10、20のうちの1つを具体的に説明する図であ
り、煙道などのガスの流路1に対応した位置の両側に、
それぞれ導光管5、6が連通して設けられ、一方の導光
管5側に投光器18、他方の導光管6側に受光器19が
取付けられる。前記投光器18の内部には、投光ランプ
などの投光源13、コンデンサレンズ17および流路1
の内外を気密に区画して測定光11を透過させるための
透過ガラス部材12が設けられ、また、前記受光器19
の内部には、受光センサ14、コンデンサレンズ17お
よび透過ガラス部材12が設けられている。
【0039】前記投光器18と受光器19には、それぞ
れ清浄空気3が供給され、導光管5、6内に被測定ガス
2が流入することを防止するためのパージ接続口52、
53が設けられている。これらのパージ接続口52、5
3からそれぞれ供給された清浄空気3は、導光管5、6
に充満し、流路1内に吹き込まれるが、その供給流量が
少ないため被測定ガスの流れに応じて流路1の内壁に沿
うように流れ、排出されるようになっている。
れ清浄空気3が供給され、導光管5、6内に被測定ガス
2が流入することを防止するためのパージ接続口52、
53が設けられている。これらのパージ接続口52、5
3からそれぞれ供給された清浄空気3は、導光管5、6
に充満し、流路1内に吹き込まれるが、その供給流量が
少ないため被測定ガスの流れに応じて流路1の内壁に沿
うように流れ、排出されるようになっている。
【0040】前記投光器18から発射される測定光11
は、流路1内を流れる被測定ガス2の流れに直交して透
過し、受光器19に至るが、導光管5、6の内部は、清
浄空気3で満たされており、測定光11が減衰すること
はない。この場合の測定距離は、流路1の内径Xとして
よく、流量を最小限に制限したパージ用清浄空気3の流
路1内への吹き出しは、測定距離Xに影響を与えること
はない。ガス体を測定対象とする投・受光系統にあって
は、以後の説明において図示が省かれていたり、説明文
中の記載が省かれていても、特に断わりのない限り導光
管5、6内に清浄空気3が供給されているものとする。
は、流路1内を流れる被測定ガス2の流れに直交して透
過し、受光器19に至るが、導光管5、6の内部は、清
浄空気3で満たされており、測定光11が減衰すること
はない。この場合の測定距離は、流路1の内径Xとして
よく、流量を最小限に制限したパージ用清浄空気3の流
路1内への吹き出しは、測定距離Xに影響を与えること
はない。ガス体を測定対象とする投・受光系統にあって
は、以後の説明において図示が省かれていたり、説明文
中の記載が省かれていても、特に断わりのない限り導光
管5、6内に清浄空気3が供給されているものとする。
【0041】図5は、ガス体の光透過濃度測定におい
て、被測定ガス流路1の径を変更せずに、測定距離
X1、X2の第1、第2の異なる2つの投・受光系統1
0、20に設置する方法を説明する図である。途中で径
の変わらない同一径の流路(1)に、被測定ガス2の流れ
に略直交して測定光11を投射するように第1の投・受
光系統10を配置し、また、第2の投・受光系統20
を、被測定ガスの流れ2に傾斜した角度、例えば45度
の傾斜で測定光21を投射するように、かつ、第1の投
・受光系統10と交差するように配置する。すると、そ
れぞれの測定光11、21が被測定ガス中を透過する距
離がX1、X2の異なる2つの測定距離を与えることがで
きる。この第1、第2の投・受光系統10、20が互い
に交差する方式は、流路径が異なる場合についても可能
であるが、図1、図2および図3と略同様であるから、
説明を省略する。
て、被測定ガス流路1の径を変更せずに、測定距離
X1、X2の第1、第2の異なる2つの投・受光系統1
0、20に設置する方法を説明する図である。途中で径
の変わらない同一径の流路(1)に、被測定ガス2の流れ
に略直交して測定光11を投射するように第1の投・受
光系統10を配置し、また、第2の投・受光系統20
を、被測定ガスの流れ2に傾斜した角度、例えば45度
の傾斜で測定光21を投射するように、かつ、第1の投
・受光系統10と交差するように配置する。すると、そ
れぞれの測定光11、21が被測定ガス中を透過する距
離がX1、X2の異なる2つの測定距離を与えることがで
きる。この第1、第2の投・受光系統10、20が互い
に交差する方式は、流路径が異なる場合についても可能
であるが、図1、図2および図3と略同様であるから、
説明を省略する。
【0042】このような第1、第2の投・受光系統1
0、20が交差する方式を採用する場合、ダストの性状
によっては、第1、第2の2系統の投・受光系統10、
20のいずれか一方の測定光による散乱光成分の他方の
測定光への影響が無視できないこともある。その場合に
は、相互の測定光11、21が互いに交差せず、しか
も、できるだけ近い位置に第1、第2のそれぞれの投・
受光系統10、20を配置すればよい。
0、20が交差する方式を採用する場合、ダストの性状
によっては、第1、第2の2系統の投・受光系統10、
20のいずれか一方の測定光による散乱光成分の他方の
測定光への影響が無視できないこともある。その場合に
は、相互の測定光11、21が互いに交差せず、しか
も、できるだけ近い位置に第1、第2のそれぞれの投・
受光系統10、20を配置すればよい。
【0043】図6は、ガス体の光透過濃度測定におい
て、同一径の被測定ガス流路1に、測定距離の異なる第
1、第2の2つの投・受光系統10、20を設置する他
の実施例を説明する図である。この図6において、第
1、第2の2つの投・受光系統10、20のうちの一
方、例えば第1の投・受光系統10における投光器側導
光管5と受光器側導光管6のいずれか一方、または両方
を流路1内まで伸長して取付け、測定光11が透過する
被測定ガス2層の厚さX1を短くする。また、第2の投
・受光系統20は、流路1の内径をそのまま測定距離X
2とする。その結果、第1、第2の2つの投・受光系統
10、20は、2つの異なる測定距離X1、X2における
透過率を得ることができる。
て、同一径の被測定ガス流路1に、測定距離の異なる第
1、第2の2つの投・受光系統10、20を設置する他
の実施例を説明する図である。この図6において、第
1、第2の2つの投・受光系統10、20のうちの一
方、例えば第1の投・受光系統10における投光器側導
光管5と受光器側導光管6のいずれか一方、または両方
を流路1内まで伸長して取付け、測定光11が透過する
被測定ガス2層の厚さX1を短くする。また、第2の投
・受光系統20は、流路1の内径をそのまま測定距離X
2とする。その結果、第1、第2の2つの投・受光系統
10、20は、2つの異なる測定距離X1、X2における
透過率を得ることができる。
【0044】この図6に示した方法において、流路1内
に伸長するのは、第1、第2の投・受光系統10、20
の一方の導光管5、6に限定するものではなく、第1、
第2の両系統の導光管5、6を伸長してもよく、要する
に、伸長寸法に相違があり、2つの異なる測定距離
X1、X2が得られるならば差し支えない。
に伸長するのは、第1、第2の投・受光系統10、20
の一方の導光管5、6に限定するものではなく、第1、
第2の両系統の導光管5、6を伸長してもよく、要する
に、伸長寸法に相違があり、2つの異なる測定距離
X1、X2が得られるならば差し支えない。
【0045】図7は、いずれか一方の、例えば第1の投
・受光系統10の測定光軸方向に、2位置に進退可動す
るレジューシング管8を設け、被測定ガス流路1内に測
定光11の軸中心を移動軸としてシーケンシャルに自動
往復運転させて異なる2つの測定距離X1、X2における
光透過強度値を得るための原理を説明する図である。前
記レジューシング管8は、投光器18側と受光器19側
のいずれに設けてもよく、レジューシング管8を排ガス
流路1内に前進端まで挿入した時の測定距離をX1と
し、後退端まで戻した時の測定距離をX2とする。
・受光系統10の測定光軸方向に、2位置に進退可動す
るレジューシング管8を設け、被測定ガス流路1内に測
定光11の軸中心を移動軸としてシーケンシャルに自動
往復運転させて異なる2つの測定距離X1、X2における
光透過強度値を得るための原理を説明する図である。前
記レジューシング管8は、投光器18側と受光器19側
のいずれに設けてもよく、レジューシング管8を排ガス
流路1内に前進端まで挿入した時の測定距離をX1と
し、後退端まで戻した時の測定距離をX2とする。
【0046】この方法は、レジューシング管8内を往復
する運動位置に拘らず、常に清浄空気3で充満させ、レ
ジューシング管8の内部に被測定ガス2が侵入すること
を防止するが、レジューシング管8を挿入する時間およ
び導光管5、6内を清浄空気3で満たすための時間を待
って受光強度を得なければならず、補正演算部に透過強
度値を間欠的に与えることになり、補正結果を連続した
瞬時値として得ることはできない、という若干の問題が
ある。レジューシング管8を自動往復運動させる構造、
機構、およびその制御方法については公知の技術の応用
により実現可能である。
する運動位置に拘らず、常に清浄空気3で充満させ、レ
ジューシング管8の内部に被測定ガス2が侵入すること
を防止するが、レジューシング管8を挿入する時間およ
び導光管5、6内を清浄空気3で満たすための時間を待
って受光強度を得なければならず、補正演算部に透過強
度値を間欠的に与えることになり、補正結果を連続した
瞬時値として得ることはできない、という若干の問題が
ある。レジューシング管8を自動往復運動させる構造、
機構、およびその制御方法については公知の技術の応用
により実現可能である。
【0047】また、図3をもって説明したダブルビーム
方式においては、異なる2つの測定距離X1、X2の第
1、第2の2つの投・受光系統10、20でそれぞれ光
透過強度値を測定したが、これに限られるものではな
く、いずれか一方、例えば第1の投・受光系統10の反
射器15を流路1内で測定光軸方向に沿って往復運動さ
せて2位置を得ることによっても同じく、1つの投・受
光系統で異なる2つの測定距離X1、X2における光透過
強度値を間欠的に測定することができる。
方式においては、異なる2つの測定距離X1、X2の第
1、第2の2つの投・受光系統10、20でそれぞれ光
透過強度値を測定したが、これに限られるものではな
く、いずれか一方、例えば第1の投・受光系統10の反
射器15を流路1内で測定光軸方向に沿って往復運動さ
せて2位置を得ることによっても同じく、1つの投・受
光系統で異なる2つの測定距離X1、X2における光透過
強度値を間欠的に測定することができる。
【0048】図8は、河川、貯水層、貯水ダム、反応槽
など液体の光透過濃度を測定するために、第1、第2の
投・受光系統10、20の要部を防水ハウジング9に収
納した構造を示した図である。この図8において、第
1、第2の投・受光系統10、20を1つのユニットに
構成し、連結したケーブルで垂下して被測定液体2内に
直接投入するなどにより、投光部13、23、受光部1
4、24の気密を保ち、測定光路の透過ガラス部材1
2、22の間に被測定液体2を侵入、充満させて2つの
異なる測定距離X1、X2における光透過率の測定が可能
となる。
など液体の光透過濃度を測定するために、第1、第2の
投・受光系統10、20の要部を防水ハウジング9に収
納した構造を示した図である。この図8において、第
1、第2の投・受光系統10、20を1つのユニットに
構成し、連結したケーブルで垂下して被測定液体2内に
直接投入するなどにより、投光部13、23、受光部1
4、24の気密を保ち、測定光路の透過ガラス部材1
2、22の間に被測定液体2を侵入、充満させて2つの
異なる測定距離X1、X2における光透過率の測定が可能
となる。
【0049】図9は、本発明の演算方法を説明するブロ
ックダイヤグラムである。2つの測定距離は、固定値で
あるから測定距離設定器31、32により測定距離
X1、X2が固定値として与えられる。測定距離X1に対
応する受光強度I1の電気信号は、第1端子41に与え
られ、また、測定距離X2に対応する受光強度I2の電気
信号は、第2端子42に与えられる。測定距離演算系統
において、減算器33は、測定距離設定器31、32か
ら入力した測定距離X1、X2を減算し、その演算出力3
4である(X2−X1)を次段の除算器35に与える。こ
の除算器35は、逆数{1/(X2−X1)}を求め、その演
算出力36を乗算器50に与える。
ックダイヤグラムである。2つの測定距離は、固定値で
あるから測定距離設定器31、32により測定距離
X1、X2が固定値として与えられる。測定距離X1に対
応する受光強度I1の電気信号は、第1端子41に与え
られ、また、測定距離X2に対応する受光強度I2の電気
信号は、第2端子42に与えられる。測定距離演算系統
において、減算器33は、測定距離設定器31、32か
ら入力した測定距離X1、X2を減算し、その演算出力3
4である(X2−X1)を次段の除算器35に与える。こ
の除算器35は、逆数{1/(X2−X1)}を求め、その演
算出力36を乗算器50に与える。
【0050】一方、受光量演算系統において、除算器4
3は、2つの投・受光量I01、I02、I1、I2または受
光量I1、I2の信号を受けて、その出力に受光量の除算
値44として{(I02/I2)/(I01/I1)}または(I1
/I2)を得る。ここで、2つの受光量I1、I2のみの
信号を受ける場合とは、2つの投光量I01、I02が同じ
であれば、前記(11’)式で説明したように、その投
光量I01、I02は消去され、不要であるからである。対
数演算器45は、受光量の除算値44を入力し、対数演
算出力46を乗算器50に与える。乗算器(50)は、単
位測定距離における被測定流体2の光学濃度値である補
正演算出力51として前記(11)(30)式で表わし
た {1/(X2−X1)}・log10{(I02/I2)/(I01/I1)} を出力するので、これにより求める補正演算値が得られ
る。
3は、2つの投・受光量I01、I02、I1、I2または受
光量I1、I2の信号を受けて、その出力に受光量の除算
値44として{(I02/I2)/(I01/I1)}または(I1
/I2)を得る。ここで、2つの受光量I1、I2のみの
信号を受ける場合とは、2つの投光量I01、I02が同じ
であれば、前記(11’)式で説明したように、その投
光量I01、I02は消去され、不要であるからである。対
数演算器45は、受光量の除算値44を入力し、対数演
算出力46を乗算器50に与える。乗算器(50)は、単
位測定距離における被測定流体2の光学濃度値である補
正演算出力51として前記(11)(30)式で表わし
た {1/(X2−X1)}・log10{(I02/I2)/(I01/I1)} を出力するので、これにより求める補正演算値が得られ
る。
【0051】この例では、演算過程の説明を容易にする
ため、図9のブロックダイヤグラムについて説明した
が、演算手段は、アナログ方式、デジタル方式を問わ
ず、この原理に基づいた演算プログラムを組み込んでコ
ンピュータにより演算結果を求めることも任意であり、
いずれも公知の技術を応用して実現可能である。演算手
段として、デジタル手段またはコンピュータを採用する
場合には、2つの測定距離X1、X2は固定値であり、一
旦設定すれば、同一測定場所においては変更する必要が
ないので、設定操作をプログラムに含み、測定距離の値
X1、X2または測定距離演算系統の演算結果値{1/(X
2−X1)}を決められたレジスタに書込み、必要な度に読
み出す方法が有利である。さらに、演算式、演算手段に
ついては、前述の説明に基づく複数の入力が与えられ、
等価の結果が得られるものであれば、前記例に限られる
ものではない。
ため、図9のブロックダイヤグラムについて説明した
が、演算手段は、アナログ方式、デジタル方式を問わ
ず、この原理に基づいた演算プログラムを組み込んでコ
ンピュータにより演算結果を求めることも任意であり、
いずれも公知の技術を応用して実現可能である。演算手
段として、デジタル手段またはコンピュータを採用する
場合には、2つの測定距離X1、X2は固定値であり、一
旦設定すれば、同一測定場所においては変更する必要が
ないので、設定操作をプログラムに含み、測定距離の値
X1、X2または測定距離演算系統の演算結果値{1/(X
2−X1)}を決められたレジスタに書込み、必要な度に読
み出す方法が有利である。さらに、演算式、演算手段に
ついては、前述の説明に基づく複数の入力が与えられ、
等価の結果が得られるものであれば、前記例に限られる
ものではない。
【0052】
【発明の効果】本発明によれば、上記に説明したよう
に、流体の線束透過濃度を測定する場合に、流体と線
源、線束強度センサとを区画する透過部材の汚れなどに
よる線束透過率変動を、さらには温度変化などに起因す
る透過部材自体の透過率変動をも容易に、安価な手段で
補正し、正確な流体の線束透過濃度を得ることができる
ものである。また、本発明を適用するにあたり、採用で
きる線源は可視光線に限らず、赤外線、紫外線、または
他のエネルギー線を使用しても同じ効果が得られる利点
があり、その用途範囲も広いものである。
に、流体の線束透過濃度を測定する場合に、流体と線
源、線束強度センサとを区画する透過部材の汚れなどに
よる線束透過率変動を、さらには温度変化などに起因す
る透過部材自体の透過率変動をも容易に、安価な手段で
補正し、正確な流体の線束透過濃度を得ることができる
ものである。また、本発明を適用するにあたり、採用で
きる線源は可視光線に限らず、赤外線、紫外線、または
他のエネルギー線を使用しても同じ効果が得られる利点
があり、その用途範囲も広いものである。
【0053】線束透過濃度を測定するに際し、異なる少
なくとも2つの測定距離において線束透過強度を求め、
併せてそれらの測定距離を与え、補正演算式に基づいて
補正することにより、透過区画部材の汚れなどによる透
過率変化を解消し、被測定流体の正確な線束透過濃度を
得ることができる。
なくとも2つの測定距離において線束透過強度を求め、
併せてそれらの測定距離を与え、補正演算式に基づいて
補正することにより、透過区画部材の汚れなどによる透
過率変化を解消し、被測定流体の正確な線束透過濃度を
得ることができる。
【0054」同一流体の線束透過濃
度を測定するに際し、線源および線束強度センサからな
る2組の線束透過濃度測定系を設け、両者の線束が透過
する被測定流体の厚さを任意に規定した異なる寸法に設
定することにより、異なる2つの測定距離における線束
透過濃度を求めることができる。 【0055】また、線源および線束強度センサからなる
1組の線束透過濃度測定系を設け、線源と線束強度セン
サ間の距離を、または、被測定流体の測定距離の厚さを
任意に規定した寸法に機械的に交互2段階に変更するこ
とにより異なる2つの測定距離における線束透過濃度を
求めることもできる。
度を測定するに際し、線源および線束強度センサからな
る2組の線束透過濃度測定系を設け、両者の線束が透過
する被測定流体の厚さを任意に規定した異なる寸法に設
定することにより、異なる2つの測定距離における線束
透過濃度を求めることができる。 【0055】また、線源および線束強度センサからなる
1組の線束透過濃度測定系を設け、線源と線束強度セン
サ間の距離を、または、被測定流体の測定距離の厚さを
任意に規定した寸法に機械的に交互2段階に変更するこ
とにより異なる2つの測定距離における線束透過濃度を
求めることもできる。
【図1】図は、本発明による流体濃度測定装置の原理的
な説明図で、同一流路における径の異なる近傍2個所に
第1、第2の投・受光系統10、20を設けて、異なる
測定距離X1、X2における透過率を得て補正演算する原
理的な説明図である。
な説明図で、同一流路における径の異なる近傍2個所に
第1、第2の投・受光系統10、20を設けて、異なる
測定距離X1、X2における透過率を得て補正演算する原
理的な説明図である。
【図2】図は、ダビルビーム方式を採用した本発明によ
る流体濃度測定装置の原理的な説明図で、第1、第2の
投・受光系統10、20に、それぞれ第1、第2反射器
15、25を設け、第1、第2ビームスリッタ16、2
6によって受光光束を分離する原理的な説明図である。
る流体濃度測定装置の原理的な説明図で、第1、第2の
投・受光系統10、20に、それぞれ第1、第2反射器
15、25を設け、第1、第2ビームスリッタ16、2
6によって受光光束を分離する原理的な説明図である。
【図3】図は、図2におけるダブルビーム方式を変形し
た本発明による流体濃度測定装置の原理的な説明図で、
受光側の透過ガラス部材12、22の代わりに、第1、
第2反射器15、25を流路1に臨ませて配置した原理
的な説明図である。
た本発明による流体濃度測定装置の原理的な説明図で、
受光側の透過ガラス部材12、22の代わりに、第1、
第2反射器15、25を流路1に臨ませて配置した原理
的な説明図である。
【図4】図は、本発明による流体濃度測定装置の具体的
な第1実施例を示す断面図である。
な第1実施例を示す断面図である。
【図5】図は、本発明による流体濃度測定装置の具体的
な第2実施例を示す断面図で、同一径の流路1におい
て、測定光11、21の透過路を交差させて異なる2つ
の測定距離X1、X2を得るようにした例を示す断面図で
ある。
な第2実施例を示す断面図で、同一径の流路1におい
て、測定光11、21の透過路を交差させて異なる2つ
の測定距離X1、X2を得るようにした例を示す断面図で
ある。
【図6】図は、本発明による流体濃度測定装置の具体的
な第3実施例を示す断面図で、第1、第2の投・受光系
統10、20のいずれか一方における導光管5、6を流
路1内まで伸ばして2つの異なる測定距離X1、X2を得
るようにした例を示す断面図である。
な第3実施例を示す断面図で、第1、第2の投・受光系
統10、20のいずれか一方における導光管5、6を流
路1内まで伸ばして2つの異なる測定距離X1、X2を得
るようにした例を示す断面図である。
【図7】図は、本発明による流体濃度測定装置の具体的
な第4実施例を示す断面図で、第1、第2の線束透過濃
度測定系10、20のいずれか一方における導光管5、
6のいずれか一方に、進退自在にレジューシング管8を
設けて、2つの異なる測定距離X1、X2を得るようにし
た例を示す断面図である。
な第4実施例を示す断面図で、第1、第2の線束透過濃
度測定系10、20のいずれか一方における導光管5、
6のいずれか一方に、進退自在にレジューシング管8を
設けて、2つの異なる測定距離X1、X2を得るようにし
た例を示す断面図である。
【図8】図は、本発明による流体濃度測定装置の具体的
な第5実施例を示す断面図で、防水ハウジング9内に、
第1、第2の線束透過濃度測定系10、20を収容し
て、被測定流体2中に浸漬し、光透過濃度を測定するよ
うにした例を示す断面図である。
な第5実施例を示す断面図で、防水ハウジング9内に、
第1、第2の線束透過濃度測定系10、20を収容し
て、被測定流体2中に浸漬し、光透過濃度を測定するよ
うにした例を示す断面図である。
【図9】図は、本発明による流体濃度測定装置の演算原
理および演算手順を説明するためのブロックダイヤグラ
ムである。
理および演算手順を説明するためのブロックダイヤグラ
ムである。
1、61、71…被測定流体の流路、2…被測定流体、
3…清浄空気、5、6…導光管、8…レジューシング
管、10、20…線束透過濃度測定系(投・受光系
統)、13、23…線源(投光源)、14、24…線束
強度センサ(受光センサ)、15、25…反射器、1
6、26…ビームスリッタ、17…コンデンサレンズ、
18…投光器、19…受光器、31、32…測定距離設
定器、33…減算器、35…除算器、41…受光入力端
子、42…受光入力端子、43…除算器、44…除算
値、45…対数演算器、46…対数演算出力、50…乗
算器、51…補正演算出力、52、53…パージ接続
口。
3…清浄空気、5、6…導光管、8…レジューシング
管、10、20…線束透過濃度測定系(投・受光系
統)、13、23…線源(投光源)、14、24…線束
強度センサ(受光センサ)、15、25…反射器、1
6、26…ビームスリッタ、17…コンデンサレンズ、
18…投光器、19…受光器、31、32…測定距離設
定器、33…減算器、35…除算器、41…受光入力端
子、42…受光入力端子、43…除算器、44…除算
値、45…対数演算器、46…対数演算出力、50…乗
算器、51…補正演算出力、52、53…パージ接続
口。
Claims (7)
- 【請求項1】 被測定流体に、線源からの線束を透過さ
せて透過線束強度を線束強度センサで感知し、この透過
線束強度が被測定流体の線束透過率に応じて減衰する度
合いを測定する流体濃度測定方法において、 前記被測定流体2の測定位置における第1、第2測定点
を、予め設定された2つの互いに異なる測定距離X1、
X2をもって設定し、これら第1、第2測定点における
それぞれの透過線束強度I1、I2を測定する工程と、 これらの透過線束強度I1、I2と測定距離X1、X2から
被測定流体以外の原因による透過線束強度の減衰および
/または変化を除去して流体の濃度を測定する工程とか
らなることを特徴とする流体濃度測定方法。 - 【請求項2】 被測定流体に、線源からの線束を透過さ
せて透過線束強度I1、I2を線束強度センサで感知し、
線束強度が被測定流体の線束透過率に応じて減衰する度
合いを測定する流体濃度測定方法において、 前記被測定流体2の同一または互いに近傍の測定位置に
おける第1、第2測定点を、予め設定された2つの互い
に異なる測定距離X1、X2をもって設定し、これら第
1、第2測定点におけるそれぞれの透過線束強度I1、
I2を測定する工程と、 これらの透過線束強度I1、I2のいずれか一方を他方で
除算し、この除算した値を対数演算して、第1、第2測
定点の流体濃度を得る工程と、 前記測定距離X1、X2のいずれか一方から他方を減算
し、この減算値の逆数を演算する工程と、 前記第1、第2測定点の流体濃度値と前記測定距離
X1、X2の減算値の逆数値とを乗算して第1、第2測定
点における単位測定距離の流体濃度を求める工程とから
なり、 被測定流体以外の原因による透過線束強度の減衰および
/または変化を除去して流体の濃度を測定するようにし
たことを特徴とする流体濃度測定方法。 - 【請求項3】 被測定流体の一方側の線源からの線束
を、被測定流体の他方側の線束強度センサで感知して透
過線束強度を測定し、被測定流体以外の原因による透過
線束強度の減衰および/または変化を除去して流体の濃
度を測定するようにしたことを特徴とする請求項1また
は2記載の流体濃度測定方法。 - 【請求項4】 被測定流体の一方側の線源からの線束
を、被測定流体の他方側の反射器で反射し、測定距離X
1、X2間で線束を少なくとも1往復して線束強度センサ
で感知して透過線束強度を測定し、被測定流体以外の原
因による透過線束強度の減衰および/または変化を除去
して流体の濃度を測定するようにしたことを特徴とする
請求項1または2記載の流体濃度測定方法。 - 【請求項5】 線束を発射する線源と被測定流体を通過
した透過線束強度を感知する線束強度センサとからなる
線束透過濃度測定系と、前記線源と線束強度センサの間
における異なる測定距離X1、X2を設定する測定距離設
定手段と、予め設定された測定距離X1、X2のデータと
前記線束強度センサで検出した透過線束強度データとか
ら被測定流体以外の原因による透過線束強度の減衰およ
び/または変化を除去して流体の濃度を演算する演算手
段とを具備したことを特徴とする流体濃度測定装置。 - 【請求項6】 線束透過濃度測定系は、それぞれ独立し
た第1、第2の線束透過濃度測定系10、20からな
り、前記第1の線束透過濃度測定系10は、測定距離X
1をもって線源13と線束強度センサ14とを配置し、
前記第2の線束透過濃度測定系20は、測定距離X2を
もって線源23と線束強度センサ24とを配置してなる
ことを特徴とする請求項5記載の流体濃度測定装置。 - 【請求項7】 線束透過濃度測定系は、所定距離をもっ
て配置した1組の線源と線束強度センサとからなり、測
定距離設定手段は、異なる測定距離X1、X2に対応する
ように、被測定流体の流路の間隔を調整自在に設けてな
ることを特徴とする請求項5記載の流体濃度測定装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14302897A JPH10318920A (ja) | 1997-05-16 | 1997-05-16 | 流体濃度測定方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14302897A JPH10318920A (ja) | 1997-05-16 | 1997-05-16 | 流体濃度測定方法および装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10318920A true JPH10318920A (ja) | 1998-12-04 |
Family
ID=15329237
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14302897A Pending JPH10318920A (ja) | 1997-05-16 | 1997-05-16 | 流体濃度測定方法および装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10318920A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005186382A (ja) * | 2003-12-25 | 2005-07-14 | Fuji Photo Film Co Ltd | 濃度検出方法、濃度検出装置、およびインクジェット記録装置 |
| JP2008512652A (ja) * | 2004-09-07 | 2008-04-24 | トランソニック システムズ インク | 離間した壁間の材料に対する非侵入型試験 |
| EP1983204A4 (en) * | 2006-02-01 | 2010-06-02 | Ntn Toyo Bearing Co Ltd | LUBRICANT DETERIORATION DETECTOR AND BEARING WITH DETECTOR |
| CN119901641A (zh) * | 2025-01-22 | 2025-04-29 | 杭州老板电器股份有限公司 | 一种气溶胶颗粒浓度的测量方法、装置、设备及介质 |
-
1997
- 1997-05-16 JP JP14302897A patent/JPH10318920A/ja active Pending
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| US8214168B2 (en) | 2004-09-07 | 2012-07-03 | Transonic Systems, Inc. | Noninvasive testing of a material intermediate spaced walls |
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| US8436292B2 (en) | 2006-02-01 | 2013-05-07 | Ntn Corporation | Lubricant deterioration detection device with a plurality of light detectors, a plurality of light guide elements of different lengths and a linear light source |
| CN119901641A (zh) * | 2025-01-22 | 2025-04-29 | 杭州老板电器股份有限公司 | 一种气溶胶颗粒浓度的测量方法、装置、设备及介质 |
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