JPH10319479A - カメラの多分割調光制御装置 - Google Patents

カメラの多分割調光制御装置

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JPH10319479A
JPH10319479A JP13237597A JP13237597A JPH10319479A JP H10319479 A JPH10319479 A JP H10319479A JP 13237597 A JP13237597 A JP 13237597A JP 13237597 A JP13237597 A JP 13237597A JP H10319479 A JPH10319479 A JP H10319479A
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JP
Japan
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light
control
area
circuit
dimming
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP13237597A
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English (en)
Inventor
Katsuto Tanaka
克人 田中
Hideki Osada
英喜 長田
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH10319479A publication Critical patent/JPH10319479A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 撮影画面の構図により主被写体に対する調光
が不適切になるのを低減する。 【解決手段】 調光回路7はAF回路4の測距エリアに
重複して設けられ複数の調光エリアを有し、各調光エリ
アの受光光量を制御部1で設定された重みで加重平均し
た光量を用いてフラッシュ回路9でのフラッシュの発光
停止タイミングを制御する。制御部1はシャッタ操作に
よりS1スイッチから入力される撮影準備信号とS2ス
イッチから入力されるレリーズ信号との時間差Δtをタ
イマ102で計時し、時間差Δt≦所定時間αのときは
撮影画面が測距エリアに主被写体を配置した構図である
と推定し、測距エリアを含む調光エリアの重みを他の調
光エリアの重みより大きくする。Δt≦αのとき、主被
写体に重点をおいた調光制御を行うことで主被写体に対
する調光不良を低減するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラの調光制御
装置に係り、特にフラッシュの被写体からの反射光の光
量を複数の調光エリアに分割して受光し、この受光結果
に基づいてフラッシュの発光量を制御する多分割調光制
御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、カメラのフラッシュの発光制御方
式として多分割調光制御が知られている。多分割調光制
御は、フラッシュ撮影において、撮影レンズを通してフ
ィルム面に入射された被写体からの光束(フラッシュ
光)の当該フィルム面での反射光をSPC等の受光セン
サにより複数の調光エリアに分割して受光し、各調光エ
リアで受光した光量を所定の重みで加重平均した光量を
用いてフラッシュの発光量を制御するものである。すな
わち、フラッシュ撮影において、上記加重平均された光
量が調光制御値として設定された所定の発光量に達する
タイミングでフラッシュの発光を強制的に停止させるこ
とによりフラッシュの発光量を所定の発光量に制御する
ものである。
【0003】従来の多分割調光制御は、一般に、被写体
までの距離、撮影画面全体の輝度及び撮影画面内の主被
写体(フラッシュにより照明される被写体)のサイズ
(像倍率)等を考慮して各調光エリアの重みが設定され
ている。この場合、調光結果ができる限り不適切となら
ないように、主被写体に対する調光エリアでの受光量だ
けでなく背景に対する調光エリアでの受光量もを加味さ
れるように各調光エリアの重みが設定されるようになっ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、調光制御
は、フィルム面での反射光量を検出し、リアルタイムで
フラッシュの発光量を制御するので、測距制御や絞り精
度の影響を受けることが少ないというメリットがある反
面、被写体の反射条件(被写体自身の反射率や画面内の
主被写体の配置やサイズ等)の影響が大きいというデメ
リットがある。従って、例えば撮影画面に対して主被写
体のサイズが小さい構図ではフラッシュ光の大部分は背
景に発散され、主被写体からの反射光量が少なくなるた
め、主被写体に対する調光量が適正値より大きくなる
(調光オーバーの状態となる)。夜間や照明の少ない室
内等で人物をフラッシュ撮影した場合、その人物がフラ
ッシュ光により過剰に照明され、暗い背景に対して異様
に白っぽく撮影されることがあるのは、このためであ
る。
【0005】従来の多分割調光制御では、撮影画面全体
の反射光量を考慮して調光制御を行うようにしているの
で、被写体の反射条件の影響を受けやすく、上述のよう
に背景に対する主被写体のサイズのアンバランスが大き
い場合、例えば背景の暗い撮影画面では調光がオーバー
気味に制御され、逆に背景が明るい撮影画面では調光が
アンダー気味に制御されることになる。
【0006】従って、調光制御で主被写体に対して適切
な調光を得るには、撮影者がレリーズを指示する前に被
写体輝度、被写体距離及び被写体の反射率等を考慮して
撮影画面の構図を工夫する必要がある。
【0007】しかし、撮影者が調光条件を考慮した撮影
準備を行うことはかなりの経験を要し、容易ではない。
特に、フラッシュ発光の有無が自動制御されるカメラで
は、フラッシュ撮影を意識して撮影されることは少な
く、一般のユーザは、撮影画面中央に人物等の主被写体
を配置した構図を決定すると、シャッタボタンを全押し
して直ちに撮影することが少なくない。このため、撮影
画面の構図によりフラッシュ撮影における調光制御が不
適切となることを防止することは容易ではない。
【0008】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、撮影画面の構図により主被写体に対する調光が
不適切になるのを低減することができるカメラの閃光撮
影制御装置を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、撮影画面内に
測距エリアに重複して設けられた複数の調光エリアを有
し、閃光撮影時に被写体からの閃光の反射光を各調光エ
リア毎にそれぞれ受光する受光手段と、上記調光エリア
に対して所定の重みを設定する重み設定手段と、上記受
光手段で得られた上記調光エリア毎の光量を上記重み設
定手段で設定された重みを用いて加重平均した光量に基
づいて閃光の発光量を制御する発光制御手段とを備えた
カメラの多分割調光制御装置において、シャッタボタン
の操作により入力される撮影準備を指示する信号とレリ
ーズを指示する信号との入力タイミングの時間差を計時
する計時手段と、上記計時手段の計時結果が予め設定さ
れた所定の時間以下であるか否かを判別する判別手段と
を備え、上記計時結果が上記所定の時間以下のとき、上
記重み設定手段は、上記測距エリアを含まない調光エリ
アの重みに対する上記測距エリアを含む調光エリアの重
みの比率を大きくするものである。
【0010】上記構成によれば、閃光撮影において、シ
ャッタ操作が行われると、シャッタボタンの操作量に応
じて撮影準備を指示する信号とレリーズを指示する信号
とがこの順に入力され、両信号の入力タイミングの時間
差が計時される。この計時結果が予め設定された所定の
時間以下であれば(すなわち、シャッタボタンが一気に
押し込まれて撮影準備の指示信号とレリーズの指示信号
とが連続して入力されていれば)、測距エリアを含まな
い調光エリアの重みに対する測距エリアを含む調光エリ
アの重みの比率を大きくした所定の重みが設定される。
すなわち、調光制御のためのフラッシュ光の受光量は撮
影画面の焦点調節の対象となるエリア(すなわち、撮影
画面内の主被写体)を重視するように重みが設定され
る。
【0011】一方、上記計時結果が所定の時間を超えて
いれば(すなわち、撮影準備の指示信号とレリーズの指
示信号との入力間隔が比較的大きければ)、測距エリア
を含まない調光エリアの重みに対する測距エリアを含む
調光エリアの重みの比率を小さくした所定の重みが設定
される。すなわち、調光制御のためのフラッシュ光の受
光量は撮影画面の焦点調節の対象とならないエリアも加
味して(すなわち、撮影画面全体を平均化するように)
重みが設定される。
【0012】そして、閃光撮影において、閃光が発光さ
れると、各調光エリア毎に受光された被写体からの閃光
の反射光の光量を重み設定手段で設定された重みで加重
平均した光量に基づいてその閃光の発光を強制的に停止
させることにより閃光の発光量が制御される。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る多分割調光
制御装置を備えたカメラの閃光撮影制御装置に関する制
御回路のブロック図である。
【0014】同図において、制御部1はマイクロコンピ
ュータからなり、カメラの撮影動作を集中制御する制御
回路である。カメラはFM制御による発光制御機能とT
TL(Through the taking Lens)ダイレクト測光方式
の多分割調光制御による発光制御機能とを有し、制御部
1はFM制御及び多分割調光制御によるフラッシュ回路
9の発光タイミング及び発光量も制御する。
【0015】制御部1はFM制御における発光停止タイ
ミングをカウントするためのカウンタ101を内蔵して
いる。また、シャッタボタンの半押し操作により撮影準
備を指示する信号が入力されてから実際にレリーズが開
始される直前まで(なお、本実施の形態ではレリーズを
指示する信号が入力されるまでとしている。)の時間Δ
tを計時するタイマ102も内蔵している。このタイマ
102により計時された時間Δtは、後述するように多
分割調光制御における各調光エリアの重み制御を行う際
に利用されるものである。
【0016】DX回路2はフィルム容器に付されたDX
コードを光学的手段、磁気的手段等を用いて読み取るも
のである。DXコードにはフィルム感度(ISO感度)
のデータが含まれている。
【0017】測光回路3は被写体輝度を測光するもので
ある。測光回路3は、被写体を複数の領域に分割して測
光する多分割測光センサを有し、各分割領域で得られた
測光データを制御部1に出力する。測光回路3は、図3
に示すように、14個の測光エリアに分割された測光窓
(測光領域)301を有するICチップからなり、図2
に示すように、カメラ10のファインダ光学系15の上
部に設けられている。
【0018】測光回路3は、図5に示すように、長方形
の測光領域301内にハニカム状に13個の六角形の測
光エリアS1〜S13が設けられ、これら測光エリアS
1〜S13を囲むエリアが測光エリアS0となってい
る。また、測光回路3は、ファインダ視野枠21内の略
中央部の被写体輝度を測光し得るように配置されてい
る。
【0019】制御部1は、フィルム感度と上記測光回路
3から入力される測光データとから露出制御値を算出す
る。
【0020】AF回路4は位相差検出方式によりカメラ
の焦点を自動的に調節するものである。AF回路4は、
図6に示すように、ファインダ視野枠21内の略中央の
画像を2つに分離して取り込むAFセンサ41を有して
いる。
【0021】上記AF回路4は、図2に示すように、メ
インミラー16の下方位置であって撮影レンズ14に対
してフィルム面Fと等価な結像位置に設けられ、撮影レ
ンズ14及びメインミラー16を透過した光像の一部が
メインミラー16の背面に設けられたサブミラー18に
より下方位置に反射され、更にミラー19でAFセンサ
41に導かれるようになっている。
【0022】AFセンサ41と上記ミラー19間にはセ
パレータレンズ20が設けられ、上記光像はこのセパレ
ータレンズ20で分離された後、それぞれAFセンサ4
1の基準部AF0と参照部AF1とに結像される。
【0023】AF回路4は、基準部AF0に取り込まれ
た基準画像と参照部AF1に取り込まれた参照画像との
結像位置のずれから合焦データを算出し、制御部1に出
力する。制御部1は、この合焦データに基づき撮影レン
ズ14内の焦点調節用のレンズ群141を移動させて焦
点を自動調節する。
【0024】なお、本実施の形態ではAFセンサ41を
1個だけ用いたシングル測距方式を採用しているが、複
数のAFセンサを用いたマルチ測距方式を採用してもよ
い。
【0025】エンコーダ5は被写体距離Dを検出するエ
ンコーダである。エンコーダ5は撮影レンズ14の静止
側(境胴側)と回転側(焦点調節用レンズ駆動側)に対
向配置された、例えば位置をコード化したビットマーク
部材とこのビットマーク部材の各ビットの情報を読み取
る読取部材とから構成され、上記焦点調節用レンズ群1
41の繰出量に応じた距離情報をコードデータとして制
御部1に出力する。
【0026】エンコーダ6は焦点距離fを検出するエン
コーダである。エンコーダ6は、エンコーダ5と同様の
構成を有し、撮影レンズ14の焦点距離fに応じた情報
をコードデータとして制御部1に出力する。
【0027】調光回路7はTTLダイレクト測光により
フラッシュ回路9の発光停止タイミングを検出する回路
である。調光回路7は、被写体を複数の領域に分割して
この被写体からのフラッシュの反射光を受光する多分割
調光センサを有し、各分割領域(以下、調光エリアとい
う。)の受光量に基づきフラッシュ回路9の発光停止タ
イミングを検出し、このタイミングで発光停止信号ST
1を発光制御信号生成回路8に出力する。
【0028】上記調光回路7は、図4に示すように、4
個の調光エリアCA0〜CA3に分割された受光窓(調
光領域)701を有するICチップからなり、図2に示
すように、上記AF回路4の上方位置に、その光軸をフ
ィルム面Fの方向に向けて設けられている。調光回路7
は、図7に示すように、長方形の調光領域701内に横
方向に配列された3個の正方形の調光エリアCA1〜C
A3とこれらのエリアを囲む調光エリアCA0とを有し
ている。上記フィルム面Fで反射された光は上記受光窓
701に導かれ、被写体からの反射光が上記調光エリア
CA0〜CA3に分割されて受光される。
【0029】このように調光領域701を分割している
のは、ポートレート撮影における主被写体に対する調光
を確実に行うとともに、主被写体が画面の周辺に配置さ
れた場合にもこの主被写体に対する調光を比較的容易に
できるようにするためである。
【0030】本実施の形態では、ハイビジョン、パノラ
マ及び標準の各サイズのプリントが可能な横長の露光領
域Gを有しており、上記横長の調光領域701のサイズ
は、図7〜図9に示すように、いずれのプリントフォー
マットで撮影された場合にも有効に多分割調光をし得る
ように、上記3種類のプリントフォーマットが重複する
領域内に含まれるサイズとなっている。
【0031】すなわち、露光領域Gのサイズを横寸法W
G、縦寸法HGとすると、寸法比WG/HGはハイビジョン
フォーマット(以下、Hフォーマットという。)のプリ
ント領域GHのアスペクト比16/9と略同一となって
いる。また、標準フォーマット(以下、Cフォーマット
という。)で撮影される場合、プリント領域GCの縦寸
法HCは露光領域Gの縦寸法HGと略同一で、横寸法WC
は露光領域Gの横寸法WGの略4/3となり(図8参
照)、パノラマフォーマット(以下、Pフォーマットと
いう。)で撮影される場合、プリント領域GPの横寸法
Pは露光領域Gの横寸法WGと略同一で、縦寸法HP
露光領域Gの縦寸法HGの略2/3となる(図9参
照)。従って、調光領域701の横寸法Wは露光領域G
の横寸法WGの略80%以下、調光領域701の縦寸法
Hは露光領域Gの縦寸法HGの略60%以下となり、調
光領域701の面積Sは露光領域Gの面積SGの略50
%以下となっている。
【0032】また、調光エリアCA1〜CA3は、図1
0に示すようにポートレート撮影においては主被写体の
みの反射光で調光が成し得るように、上記露光領域Gに
対して所定のサイズに設定されている。すなわち、本実
施の形態では、各調光エリアCA1〜CA3の横寸法
W′は露光領域Gの横寸法WGの略20%以下、各調光
エリアCA1〜CA3の縦寸法H′は露光領域Gの縦寸
法HGの略10%以下に設定され、各調光エリアCA1
〜CA3の面積S′は露光領域Gの面積SGの略10%
以下となっている。
【0033】なお、本実施の形態では調光エリアCA1
〜CA3は全て同一サイズで構成しているが、少なくと
も1個の調光エリアを上記サイズに設定してもよい。
【0034】また、調光回路7は、図11に示すよう
に、調光エリアCA2が露光領域Gの中央のAF回路4
の測距エリア411と重複する位置に配置され、調光エ
リアCA2のサイズは、縦寸法H′が測距エリア411
の縦寸法HAFの略3倍、横寸法W′が測距エリア411
の横寸法WAFと略同一となるように設定されている。こ
れは、AF回路4と調光回路7との間の位置精度を緩和
し、多少の位置ずれがある場合にも確実に調光エリアC
A2が測距エリア411内に含まれ、主被写体からの反
射光に基づく多分割調光制御を確実に行えるようにする
ためである。
【0035】なお、本実施の形態では、調光領域701
の中央の調光エリアCA2を測距エリア411に重複さ
せるようにしているが、調光エリアCA1(又はCA
3)を測距エリア411に重複させるようにしてもよ
い。
【0036】また、マルチ測距方式を採用する場合、図
12に示すように、中央部の調光エリアCA1,CA
2,CA3がそれぞれ測距エリア411,412,41
3と重複するように配置するとよい。
【0037】図13は、調光回路7の回路構成図であ
る。調光回路7は、受光部71と発光停止信号生成部7
2とからなる。受光部71は上記4つの調光エリアCA
0〜CA3に入射したフラッシュ光をそれぞれ受光する
同一回路構成の受光回路711〜714とこれら受光回
路711〜714で受光された各受光信号を制御部1か
ら入力された重みデータに基づき加重して加算する加算
回路715とにより構成されている。
【0038】受光回路711は、SPC(Silicon Phot
o Cell)からなる受光素子711a、受光素子711a
で検出された光電流を増幅するオペアンプからなる増幅
器711b及び増幅器711aの出力電流を対数圧縮す
る帰還ダイオード711cで構成されている。受光素子
711aはオペアンプ711bの両入力端間に接続さ
れ、帰還ダイオード711cはオペアンプ711bの出
力端と逆相入力端間に接続されている。
【0039】加算回路715は、各受光回路711〜7
14に対応して4個のアンプを有し、各アンプの出力電
流を加算する。各アンプのゲインは制御部1から入力さ
れた重みデータに基づき設定され、これにより受光回路
711〜714の出力電流は重み付けされて加算され
る。すなわち、受光回路711〜714の各出力電流を
I1,I2,I3,I4とし、各アンプのゲインをA
1,A2,A3,A4とすると、加算回路715からは
I=(A1・I1+A2・I2+A3・I3+A4・I
4)の光電流が出力される。
【0040】発光停止信号生成部72は、調光用トラン
ジスタTr1、ダイオードD1、コンデンサC1、可変
電圧源VR、スイッチ回路SW1及びコンパレータCO
MPからなり、上記受光部71で検出された光電流を上
記コンデンサC1で電圧VCに変換し、この電圧VCが上
記可変電圧源VRで設定される基準電圧VR(調光レベ
ル)に達すると、コンパレータCOMPから発光停止信
号ST1を出力するようになっている。
【0041】調光用トランジスタTr1はnpn型トラ
ンジスタからなり、そのエミッタは定電圧源に接続さ
れ、そのコレクタはコンパレータCOMPの逆相入力端
に接続されている。ダイオードD1は上記トランジスタ
Tr1のベースにバイアス電圧を与えるとともに、受光
部71から入力される光電流の電源側への流出を阻止す
るもので、上記定電圧源とベース間に順方向に接続され
ている。
【0042】また、コンパレータCOMPの逆相入力端
とアース間に上記コンデンサC1とスイッチ回路SW1
とが並列接続され、コンパレータCOMPの正相入力端
とアース間に上記可変電圧源VRが接続されている。
【0043】上記スイッチ回路SW1はコンデンサC1
の残留電荷を放電するための放電回路を構成するもの
で、制御部1から入力される調光開始信号(パルス信
号)により開閉が制御される。上記可変電圧源VRはフ
ィルム感度に応じて基準電圧VRが設定可能になされ、
制御部1からの調光レベル信号に基づき所定の基準電圧
Rが設定される。
【0044】調光開始信号が入力されると、スイッチ回
路SW1が一瞬、オフになり、コンデンサの残留電荷が
スイッチ回路SW1を介して放電され、調光が開始され
る。受光回路711では、受光素子711aで光電変換
された光電流が増幅器711bから対数圧縮されて出力
される。同様に、受光回路712〜714も受光素子で
検出された各光電流が対数圧縮されて出力される。
【0045】受光回路711〜714から出力された各
光電流は、加算回路715で各調光エリアに対応する重
みが加重された後、加算されて発光停止信号生成部72
のトランジスタTr1のベースに入力される。
【0046】トランジスタTr1のベースに受光部71
からの出力電流が入力されると、そのコレクタ電流がコ
ンデンサC1に流入し、コンデンサC1が充電される。
そして、この充電電圧VCが基準電圧VRを越えると、コ
ンパレータCOMPの出力レベルがハイレベルからロー
レベルに反転し、この反転信号が発光停止信号ST1と
して出力される。
【0047】上記のように、発光停止信号ST1は受光
回路711〜714の全受光電流の加重加算値を用いて
生成されるので、この発光停止信号ST1により多分割
調光制御が行われると、フラッシュ回路9は調光エリア
CA0〜CA3の加重平均露出値が適正となるようにそ
の発光量が制御される。
【0048】図1に戻り、発光制御信号生成回路8は、
制御部1から出力される発光開始信号ST0及び調光回
路7から出力される発光停止信号ST1から多分割調光
制御による発光制御信号SFLを生成し、制御部1から
出力される発光開始信号ST0及び発光停止信号ST2
からFM制御による発光制御信号SFLを生成するもの
である。
【0049】なお、上記発光開始信号ST0はローレベ
ルからハイレベルに反転する立上り信号であり、上記発
光停止信号ST1,ST2はハイレベルからローレベル
に反転する立下り信号である。
【0050】制御部1は、後述するように像倍率β及び
被写体距離DによりFM制御又は多分割調光制御のいず
れかの制御方式を選択してフラッシュ回路9の発光量を
制御する。
【0051】制御部1は、FM制御方式によりフラッシ
ュ回路9の発光量を制御するときは、調光回路7への調
光開始信号を出力することなく発光制御信号生成回路8
に発光開始信号ST0を出力し、同時にカウンタ101
で所定の発光時間TFMのカウントを開始する。そして、
発光時間TFMのカウントが終了すると、発光停止信号S
T2を発光制御信号生成回路8に出力する。
【0052】なお、発光時間TFMは、撮影レンズ14に
設定された絞り値Fとエンコーダ5で検出され被写体距
離Dとから算出されるフラッシュ回路9の適正な発光量
に対応するフラッシュの発光時間である。
【0053】FM制御方式が選択された場合は、発光制
御信号生成回路8には調光回路7から発光停止信号ST
1が入力されないので、発光制御信号生成回路8からフ
ラッシュ回路9に上記発光開始信号ST0及び発光停止
信号ST2から生成された発光制御信号SFL(FM制
御による発光制御信号)が入力され、フラッシュ回路9
の発光/停止タイミング及び発光量はこの発光制御信号
SFLにより制御される。
【0054】一方、多分割調光制御方式により上記発光
量を制御する場合は、制御部1は、発光制御信号生成回
路8に上記発光開始信号ST0を出力するとともに、調
光回路7からフラッシュ回路9の発光開始信号を出力
し、発光停止信号ST2の出力は行わない。調光回路7
は上記発光開始信号ST0により調光を開始し、フラッ
シュ光の被写体からの反射光が所定の調光レベルに達す
ると、上記発光停止信号ST1を発光制御信号生成回路
8に出力する。
【0055】多分割調光制御方式が選択された場合は、
発光制御信号生成回路8には制御部1から発光停止信号
ST2が入力されないので、発光制御信号生成回路8か
らフラッシュ回路9に上記発光開始信号ST0及び発光
停止信号ST1から生成された発光制御信号SFL(多
分割調光制御による発光制御信号)が入力され、フラッ
シュ回路9の発光/停止タイミング及び発光量はこの発
光制御信号SFLにより制御される。
【0056】図14は、上記発光制御信号生成回路8の
回路構成図である。同図に示す回路は、OR回路81に
より発光停止信号ST1及び発光停止信号ST2の論理
積を取り、AND回路82によりこの論理積信号と発光
開始信号ST0との論理和を取り、この論理和信号を発
光制御信号SFLとして出力するようにしたものであ
る。
【0057】OR回路81には同時に発光停止信号ST
1と発光停止信号ST2とが入力されることはないの
で、いずれか一方が入力されると、その信号がOR回路
81から出力される。従って、AND回路82からはO
R回路81に入力された発光停止信号ST1(又はST
2)と発光開始信号ST0との論理和信号が出力され
る。
【0058】例えばFM制御方式が選択された場合、図
15に示すように、OR回路81からは発光停止信号S
T2が出力されるので、AND回路82からは、発光開
始信号ST0の立上りタイミングで立ち上り(オンにな
り)、発光停止信号ST2の立下りタイミングで立ち下
がる(オフになる)発光制御信号SFLが出力される。
【0059】なお、FM制御方式が選択された場合、A
ND回路82からは、発光開始信号ST0の立上りタイ
ミングで立ち上り(オンになり)、発光停止信号ST1
の立下りタイミングで立ち下がる(オフになる)発光制
御信号SFLが出力されることになる。
【0060】フラッシュ回路9は閃光を発生する回路
で、例えば図16に示す回路で構成されている。
【0061】フラッシュ回路9は、電源電池E、電池電
圧VBATを所定の直流高圧電圧に変換するDC−DCコ
ンバータ91、コンバータ出力を整流するダイオードD
2、フラッシュの放電エネルギーを蓄積するメインコン
デンサCM、メインコンデンサCMの蓄積電荷を放電する
ことにより閃光を発生するキセノン管92、キセノン管
92にトリガー電圧を印加するトリガー回路93及び発
光制御信号SFLによりキセノン管92の発光制御を行
うIGBTからなるスイッチング素子94から構成され
ている。
【0062】上記電源電池EはDC−DCコンバータ9
1の入力端に並列接続され、メインコンデンサCMはD
C−DCコンバータ91の出力端に上記ダイオードD2
を介して並列接続されている。また、メインコンデンサ
Mにはキセノン管92、ダイオードD3及びIGBT
94の直列回路が並列に接続されている。
【0063】トリガー回路93は、主として昇圧トラン
スTからなり、このトランスTの一次巻線L1の一方端
は抵抗R1及びコンデンサC2の直列回路を介してメイ
ンコンデンサCMの正極に接続され、二次巻線L2の一
方端はキセノン管92のトリガー端子に接続され、一次
巻線L1及び二次巻線L2の他方端は共にメインコンデ
ンサCMの負極(アースライン)に接続されている。ま
た、抵抗R1とコンデンサC2の接続点aはダイオード
D3のカソードに接続されるとともに、コンデンサC3
を介してダイオードD3のアノードに接続されている。
また、ダイオードD3のアノードとアースラインには抵
抗R2が設けられている。
【0064】上記DC−DCコンバータ91は制御部1
から入力される充電制御信号SCにより駆動が制御さ
れ、この駆動制御によりメインコンデンサCMの充電が
制御される。
【0065】上記構成において、充電制御信号SCによ
りDC−DCコンバータ91を起動すると、DC−DC
コンバータ91から電池電圧VBATを数100V(例え
ば300〜400V)に昇圧した電圧が出力され、この
昇圧電圧でメインコンデンサCMが充電される。同時に
コンデンサC2が抵抗R1を通して、また、コンデンサ
C3が抵抗R1,R2を通してそれぞれ図示に示す極性
に充電される。
【0066】メインコンデンサCMの充電完了後、IG
BT94に発光制御信号SFLが入力されると、発光制
御信号SFLのハイレベル(図15のタイミングA参
照)で、IGBT94がオン状態になり、等価的にキセ
ノン管92及びダイオードD3の直列回路がメインコン
デンサCMに並列接続され、メインコンデンサCMの蓄積
電荷の放電経路が形成される。
【0067】同時にコンデンサC2,C3の+側がIG
BT94を介してアースラインに接地され、コンデンサ
C2の蓄積電荷がIGBT94を介して流れることによ
り昇圧トランスTの二次巻線に誘起された数kVの高電
圧がトリガー電圧としてキセノン管92に印加される。
一方、キセノン管92にはメインコンデンサCMの電圧
とコンデンサC3の電圧とを加算した電圧(すなわち、
メインコンデンサCMの略2倍の電圧)が印加され、こ
れによりメインコンデンサCMの蓄積電荷がキセノン管
92、ダイオードD3及びIGBT94の直列回路に放
電されて閃光発光が行われる。
【0068】この後、発光制御信号SFLがハイレベル
からローレベルに反転すると(図15のタイミングB参
照)、IGBT94がオフ状態になり、キセノン管92
の放電経路が遮断されて発光が停止される。従って、I
GBT94のオン期間を制御することによりフラッシュ
回路9の発光量が制御される。
【0069】図1に戻り、レンズ回路10は、撮影レン
ズ14に設定されている絞り値(FNo)、撮影レンズ1
4の瞳中心位置からフィルム面Fまでの距離等のレンズ
情報を検出する回路である。また、プリントフォーマッ
ト設定スイッチ11は、カメラ本体に設けられ、プリン
ト時のフォーマットを指定するスイッチである。
【0070】本実施の形態では、上記のように露光領域
GはHフォーマットサイズに設定されており、フィルム
にはHフォーマットで撮影される。プリントフォーマッ
ト設定スイッチ11は、撮影者がHフォーマットで撮影
された写真をCフォーマット又はPフォーマットでプリ
ントしたい場合、そのフォーマットを指定できるように
するためのスイッチである。
【0071】プリントフォーマット設定スイッチ11に
より設定されたプリントフォーマットの情報は、例えば
各コマに対応して磁気記録部が形成された磁気記録可能
なフィルムやパトローネに記憶部を有する場合は、その
磁気記録部若しくは記憶部に記録される。
【0072】調光指示スイッチ12はカメラ本体に設け
られ、多分割調光制御のみを撮影者がマニュアルで指定
できるようにするためのスイッチである。また、S1ス
イッチは、図略のシャッタボタンの半押し操作でONに
なる撮影準備を指示するスイッチであり、S2スイッチ
は、シャッタボタンの全押し操作でONになるレリーズ
を指示するスイッチである。
【0073】次に、フラッシュ撮影におけるFM制御方
式と多分割調光制御方式との選択設定について、図17
のフローチャートを用いて説明する。
【0074】図17は、フラッシュ撮影におけるFM制
御方式及び多分割調光制御方式の切換設定を制御するフ
ローチャートで、例えばレリーズボタン半押しで行われ
るAF/AE制御等の撮影準備処理時に行われる。
【0075】なお、このフローチャートでは、上記プリ
ントフォーマット設定スイッチ11で設定可能なプリン
トフォーマットをHフォーマットとPフォーマットとに
簡略化している。
【0076】このフローチャートに移行すると、まず、
調光指示スイッチ12によりスポット調光が指示されて
いるか否かが判別され(#2)、スポット調光が指示さ
れていれば(#2でYES)、各調光エリアCA0〜C
A3に対応する重みWT0〜WT3がそれぞれWT0=
WT1=WT3=0、WT2=1に設定され(#1
0)、更に像倍率βの閾値βPが予め設定された所定値
β1に設定される(#12)。
【0077】スポット調光が指示されていなければ(#
2でNO)、レンズ回路10で検出された撮影レンズ1
4の瞳中心位置からフィルム面Fまでの距離PZが予め
設定された所定値K1(例えば50mm)以下であるか否
か(#4)、レンズ回路10で検出された撮影レンズ1
4の絞り値(FNo)が予め設定された所定値K2(例え
ばF8)以上であるか否か(#6)、プリントフォーマ
ット設定スイッチ11によりHフォーマットが設定され
ているか否か(#8)が順次、判別され、PZ≦K1
(#4でYES)、FNo≧K2(#6でYES)又はH
フォーマットが設定されていれば(#8でYES)、上
記重みWT0〜WT3がそれぞれWT0=0、WT1=
WT3=WT2=1に設定され(#14)、更に上記閾
値βPが予め設定された所定値β2(>β1)に設定さ
れる(#16)。
【0078】また、PZ>K1(#4でNO)及びFNo
<K2(#6でNO)、且つ、Pフォーマットが設定さ
れていれば(#8でNO)、上記重みWT0〜WT3が
それぞれWT0=WT1=WT3=WT2=1に設定さ
れ(#14)、更に上記閾値βPが予め設定された所定
値β3(>β2>β1)に設定される(#20)。
【0079】スポット調光が設定されている場合は、撮
影者により撮影画面中央に配置された主被写体を中心に
したフラッシュ撮影が指示されているのであるから、撮
影画面中央の調光エリアCA2のみで調光を行うため、
この調光エリアCA2の重みWT2のみを「1」に設定
している。
【0080】また、PZ≦K1又はFNo≧K2の場合
は、調光回路7の調光領域701の周辺部に被写体から
の反射光が十分に入射せず、実質的に調光領域701が
狭くなる場合で、この場合は、調光領域701の周辺部
はあまり調光に寄与しないので、画面中央部の調光エリ
アCA1〜CA3の重みWT1〜WT3のみ「1」に設
定し、中央重点の調光を行うようにしている。また、P
フォーマットが設定されている場合は、図9に示すよう
に、プリント領域が撮影画面の中央部となるので、この
領域の露出を最適にするため、PZ≦K1又はFNo≧K
2の場合と同様、調光エリアCA1〜CA3の重みWT
1〜WT3のみ「1」に設定し、中央重点の調光を行う
ようにしている。
【0081】一方、PZ>K1、且つ、FNo<K2の場
合、若しくはHフォーマットが設定されている場合は、
上述した調光領域701の狭隘化の問題がなく、画面全
体について適正露出を行う必要があると考えられるの
で、全調光エリアCA0〜CA3の重みWT0〜WT3
を「1」に設定し、画面全体で平均調光を行うようにし
ている。
【0082】上記像倍率の閾値βPは多分割調光制御と
FM制御とを切り換える切換ポイントである。調光エリ
アが撮影画面の中央に集中するほど、閾値βPを小さく
しているのは、スポット調光、中央重点調光及び画面全
体の平均調光の各調光モードにおける実質的な調光領域
の大きさはそれぞれ調光エリアCA2、調光エリアCA
1〜CA3、調光エリアCA0〜CA3となり、スポッ
ト調光が最も小さく、平均調光が最も大きくなるからで
ある。
【0083】例えば金屏風を背にした人物のように背景
に高反射物のある撮影シーン(以下、高反射撮影シーン
という。)や暗闇を背景にした人物のように背景が低反
射率の撮影シーン(以下、低反射撮影シーンという。)
において、多分割調光制御によりフラッシュ撮影を行っ
た場合、調光領域に背景が含まれると、フラッシュ光の
背景部分の反射光量の影響を大きく受け、撮影写真の露
出が適正でなくなる。
【0084】このため、本発明では撮影シーンにより調
光領域が背景の影響を受けるとき、すなわち、実質的な
調光領域に背景が含まれるときは、FM制御によりフラ
ッシュの発光量を制御し、調光領域が背景の影響を受け
ないときは(実質的な調光領域に背景が含まれないとき
は)、多分割調光制御によりフラッシュの発光量を制御
するようにしている。
【0085】スポット調光では実質的な調光領域が最も
小さいので、撮影画面内における人物等の主被写体のサ
イズが比較的小さい場合(すなわち、像倍率βが比較的
小さい場合)でも調光エリアCA2がその人物で覆われ
るので、多分割調光制御に切り換える切換ポイントβP
を最も小さくしている。一方、平均調光では実質的な調
光領域が最も大きいので、撮影画面内における人物等の
主被写体のサイズが比較的大きい場合(すなわち、像倍
率βが比較的大きい場合)でも調光エリアCA0〜CA
3に背景が含まれる場合があるので、上記切換ポイント
βPを最も大きくしている。中央重点調光は実質的な調
光領域の大きさがスポット調光と平均調光との中間にな
るので、上記切換ポイントβPはスポット調光と平均調
光と中間となっている。
【0086】なお、上記切換ポイントβPの具体的な閾
値β1〜β3は、実験的乃至は経験的に適宜の値が設定
される。
【0087】像倍率の閾値βPが設定されると、続いて
被写体距離Dと焦点距離fとから算出された像倍率βが
上記閾値βP以上であるか否かが判別される(#2
2)。なお、上記像倍率βは、制御部1によりエンコー
ダ5で検出された被写体距離Dとエンコーダ6で検出さ
れた焦点距離fとからβ=k・f/D(k;比例係数)
の演算式で算出される。
【0088】上記判別は、実質的な調光領域が主被写体
で完全に覆われているか否かを推定するものである。β
≧βPであれば(#22でYES)、実質的な調光領域
が主被写体で完全に覆われていると推定されるので、多
分割調光制御が設定され(#26)、リターンする。
【0089】β<βPであれば(#22でNO)、更に
被写体距離Dが予め設定された所定値D1を越えている
か否かが判別され(#24)、D≦D1であれば(#2
4でNO)、多分割調光制御が設定され(#26)、D
>D1であれば(#24でYES)、FM制御が設定さ
れ(#28)、リターンする。
【0090】上記被写体距離Dによる判別は、被写体が
所定の近距離内にある近接撮影であるか否かを判別する
ものである。近接撮影ではフラッシュの配光特性を改善
するため、撮影レンズ14に拡散板が装着される可能性
が高いが、被写体距離があまり短いと、フラッシュの配
光特性が悪化する場合がある。
【0091】このため、実質的な調光領域が背景の影響
を受ける撮影シーンであってもフラッシュの配光特性が
悪化するような近接撮影では多分割調光制御を行うこと
により発光制御の適正化を図っている。
【0092】上記発光制御の設定処理によりFM制御が
設定されていると、フラッシュ撮影においては、まず、
制御部1により絞り値F、被写体距離D及びその被写体
距離Dの検出精度に基づき発光時間TFMが設定される。
続いて、制御部1からフラッシュ回路9に充電制御信号
SCが出力され、フラッシュ回路9の充電が行われる。
【0093】フラッシュ回路9の充電完了後、所定のタ
イミングで制御部1から発光制御信号生成回路8に発光
開始信号ST0が出力されるとともに、カウンタ101
により上記発光時間TFMのカウントが開始される。上記
発光開始信号ST0は発光制御信号生成回路8を介して
そのままフラッシュ回路9に入力され、この入力タイミ
ングでフラッシュが発光される。
【0094】そして、この発光時間TFMのカウントが終
了すると、発光停止信号ST2が発光制御信号生成回路
8を介してフラッシュ回路9に入力され、この入力タイ
ミングでフラッシュの発光が停止される。
【0095】一方、多分割調光制御が設定されている
と、制御部1からフラッシュ回路9に充電制御信号SC
が出力され、フラッシュ回路9の充電が行われる。ま
た、制御部1から調光回路7に重みデータWT0〜WT
3と調光レベル信号が入力され、調光回路7の各調光エ
リアCA0〜CA3の加重平均値の重みと基準電圧VR
が設定される。
【0096】フラッシュ回路9の充電完了後、所定のタ
イミングで制御部1から発光制御信号生成回路8に発光
開始信号ST0が出力されるととともに、調光回路7に
調光開始信号とが出力される。上記発光開始信号ST0
は発光制御信号生成回路8を介してそのままフラッシュ
回路9に入力され、この入力タイミングでフラッシュが
発光される。
【0097】この後、調光回路7で受光した上記フラッ
シュ光の被写体からの反射光量が所定の調光レベルに達
すると、発光停止信号ST2が発光制御信号生成回路8
を介してフラッシュ回路9に入力され、この入力タイミ
ングでフラッシュの発光が停止される。
【0098】次に、多分割調光制御のみで調光制御を行
う際の調光エリアの重み設定について、図18のフロー
チャートを用いて説明する。
【0099】図18は、S1スイッチがONになった後
の撮影制御を示すフローチャートである。
【0100】シャッタボタンが半押し操作されてS1ス
イッチがONになると、タイマ102による計時が開始
される(#30)。続いて、測光回路3により被写体輝
度が検出され(#32)、この検出結果を用いて露出制
御値(絞り値、シャッタスピード)が演算、設定される
(#34)。更に、AF回路4により被写体まで距離が
測定され(#36)、この測距結果を用いて撮影レンズ
14の焦点が調節され(#38)、これにより撮影準備
の処理が終了し、レリーズの指示待ち状態となる(#4
0のループ)。
【0101】そして、シャッタボタンが全押し操作され
てS2スイッチがONになると(#40でYES)、測
光回路3により検出された被写体輝度の情報からフラッ
シュ発光の要否が判別される(#42)。フラッシュ発
光が不要であれば(#42でNO)、ステップ#54に
移行して自然光下での露出制御が行われてレリーズ処理
を終了する。
【0102】フラッシュ発光が必要であれば(#42で
YES)、更に調光指示スイッチ12により多分割調光
制御が強制設定されているか否かが判別され(#4
4)、多分割調光制御が強制設定されていなければ(#
44でNO)、発光制御の選択処理(上述したFM制御
方式と多分割調光制御方式との選択設定の処理)が行わ
れる(#46)。そして、ステップ#54に移行し、選
択された発光制御方式によりフラッシュの発光量が制御
されてフラッシュ撮影における露出制御が行われる。
【0103】一方、多分割調光制御が強制設定されてい
れば(#44でYES)、タイマ102により計時され
た時間Δtが予め設定された所定の時間αを超えている
か否かが判別される(#48)。この時間Δtは、S1
スイッチがONになってからS2スイッチがONになる
までの時間に相当するものである。そして、ステップ#
48の判断は、撮影者のシャッタボタンがどのように操
作されたかを推定するものである。
【0104】すなわち、この時間Δtが長いときは、撮
影者は、AFロックの状態(合焦状態を保持した状態)
でフレーミングをしていると推定され、この時間Δtが
極めて短いときは、撮影者はフレーミングをすることな
く一気にシャッタボタンを押し込んで撮影したと推定さ
れるから、ステップ#48は、撮影者がフレーミングを
した後(すなわち、構図の修正をした後)にレリーズを
指示したものであるか、殆どフレーミングをすることな
く(すなわち、殆ど構図の修正をすることなく)レリー
ズを指示したものであるかを判別するものである。
【0105】通常、AFロックの状態でフレーミングを
行う場合は少なくとも1秒程度の時間を要し、シャッタ
ボタンが一気に押し込まれる場合は、時間Δtは0.5
秒以内となるから、上記判別をするための所定の時間α
は、0.5〜1.0秒程度の時間が設定される。
【0106】そして、Δt≦αであれば(#48でYE
S)、焦点調節される主被写体に重点をおいた調光制御
が行われるように、測距エリアを含まない調光エリアの
重みに対する測距エリアを含む調光エリアの重みの比率
を大きくした各調光エリアCA0〜CA3に対する重み
WT0〜WT3が設定され(#50)、Δt>αであれ
ば(#48でNO)、撮影画面全体に対して調光制御が
行われるように、全ての調光エリアCA0〜CA3の受
光量が加味された各調光エリアCA0〜CA3に対する
重みWT0〜WT3が設定される(#52)。
【0107】下記表1は、図11に示すように、撮影画
面内に1個の測距領域411が設けられている場合の各
調光エリアCA0〜CA3に対する重みWT0〜WT3
の設定例である。同表においては、Δt≦αの場合、測
距エリア411と重複する調光エリアCA2に対する重
みWT2のみを「1」とし、他の調光エリアCA0,C
A1,CA3に対する重みWT0,WT1,WT3を全
て「0」としているので、測距エリア411に含まれる
主被写体からのフラッシュの反射光量のみで調光が行わ
れ、主被写体に対する調光が適正に行われるようになっ
ている。
【0108】一方、Δt>αの場合は、全ての調光エリ
アCA0〜CA3に対する重みWT0〜WT3を「1」
としているので、主被写体及びその回りの背景について
平均的に調光が行われ、主被写体を含む周辺全体に対し
て適正に調光が行われることになる。
【0109】
【表1】
【0110】下記表2は、図12に示すように、撮影画
面内に3個の測距領域411〜413が設けられている
場合の各調光エリアCA0〜CA3に対する重みWT0
〜WT3の設定例である。同表において、Δt≦αの場
合を(1)〜(3)に分類しているのは、焦点調節にお
いて、測距エリア411〜413のいずれかが選択的に
利用されることを考慮したものである。すなわち、Δt
≦αの場合の(1)〜(3)のケースは、それぞれ測距
エリア411,412,413が選択された場合を示し
ている。いずれの場合も表1におけるΔt≦αの場合と
同様に選択された測距エリア411(又は412又は4
13)に含まれる主被写体からのフラッシュの反射光量
のみで調光が行われ、主被写体に対する調光が適正に行
われるようになっている。
【0111】
【表2】
【0112】なお、3個の測距エリアのうちいずれか2
個の測距エリアを用いて焦点調節が行われる場合は、選
択された2個の測距エリアを含む2個の調光エリアに対
する重みを「1」とし、他の測距エリアに対する重みを
「0」とするようにすればよい。例えば測距エリア41
1,412が選択された場合は、調光エリアCA0〜C
A3に対する重みWT0〜WT3をWT0=WT3=
0,WT1=WT2=1に設定する。
【0113】上記のように、Δt≦αの場合に測距エリ
アを含む調光エリアに対する重みを他の調光エリアのに
対する重みより大きくしているのは、シャッタボタンが
一気に押し込まれる場合は、通常、撮影画面の構図は測
距エリアに調光すべき主被写体が配置された構図となっ
ていることが多く、測距エリアを含む調光エリアに重点
をおいて調光制御を行えば、主被写体に対して適切に調
光が行われる確率が高いからである。
【0114】これに対し、Δt>αの場合は、AFロッ
ク機能を用いて撮影画面の構図が変更される可能性が高
く、測距エリアに調光すべき主被写体が配置された構図
となっているとは限らないので、できる限り調光制御の
失敗を防止するため、全ての調光エリアでの受光量を加
味して調光制御を行うものである。
【0115】このように、撮影画面内での主被写体の配
置が推定できるときは、その主被写体に対して調光を制
御することにより撮影画面の構図によってフラッシュの
調光が不適切になるのを低減することができるようにし
ている。
【0116】図18のフローチャートに戻り、多分割調
光制御における各調光エリアCA0〜CA3に対する重
みWT0〜WT3が設定されると、フラッシュ撮影にお
ける露出制御が行われてレリーズ処理を終了する(#5
4)。このフラッシュ撮影においては、各調光エリアで
受光された光量をステップ#50,#52で設定された
重みWT1〜WT3で加重平均した光量を用いてフラッ
シュの発光量が制御され、シャッタボタンが一気に押し
込まれた場合は、撮影画面内の測距エリアに含まれる主
被写体に対してフラッシュの照明量が好適となるように
フラッシュの調光が行われる。
【0117】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
閃光撮影において、シャッタ操作が行われると、シャッ
タボタンの操作に応じて入力される撮影準備を指示する
信号とレリーズを指示する信号との時間差を計時し、こ
の時間差が所定の時間以下となるときは、AFロックを
した後、測距エリアから主被写体を構図振りする時間が
ないと考えられるため、撮影画面内の構図は測距エリア
に主被写体を配置した構図であるとと推定し、測距エリ
アを含まない調光エリアの重みに対する測距エリアを含
む調光エリアの重みの比率を大きくした所定の重みで各
調光エリアで受光された光量を加重平均した光量を用い
て閃光の調光を制御するようにしたので(すなわち、調
光すべき主被写体に重点をおいた調光制御を行うように
したので)、撮影画面の構図により主被写体に対する調
光制御が不適切となるのを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る多分割調光制御装置を備えたカメ
ラの閃光撮影制御装置に関する制御回路のブロック図で
ある。
【図2】カメラに設けられた各種センサとフラッシュ回
路の位置関係を示す図である。
【図3】測光回路を示す図である。
【図4】調光回路を示す図である。
【図5】多分割測光回路の各分割領域及びファインダ視
野枠内における測光位置を示す図である。
【図6】AFセンサのファインダ視野枠内における測光
位置を示す図である。
【図7】多分割調光回路の各調光エリア及び露光領域内
におけるハイビジョンフォーマットエリアとの関係を示
す図である。
【図8】多分割調光回路の各調光エリア及び露光領域内
における標準フォーマットエリアとの関係を示す図であ
る。
【図9】多分割調光回路の各調光エリア及び露光領域内
におけるパノラマフォーマットエリアとの関係を示す図
である。
【図10】ポートレート撮影における多分割調光回路の
調光エリアのサイズと被写体のサイズとの関係を示す図
である。
【図11】測光エリアと調光エリアとの関係を示す図で
ある。
【図12】マルチ測距方式における測光エリアと調光エ
リアとの関係を示す図である。
【図13】調光回路の回路構成図である。
【図14】発光制御信号生成回路の回路構成図である。
【図15】発光制御信号生成回路の動作を説明するため
のタイムチャートである。
【図16】フラッシュ回路の回路構成図である。
【図17】フラッシュ撮影におけるFM制御方式及び多
分割調光制御方式の切換設定を制御するフローチャート
である。
【図18】S1スイッチがONになった後の撮影制御を
示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 制御部(重み設定手段,判別手段) 101 カウンタ 102 タイマ(計時手段) 2 DX回路 3 測光回路 4 AF回路 41 AFセンサ 5 エンコーダ 6 エンコーダ 7 調光回路(発光制御手段) 71 受光部(受光手段) 701 受光窓 711〜714 受光回路 715 加算回路 72 発光停止信号生成部 8 発光制御信号生成回路 81 OR回路 82 AND回路 9 フラッシュ回路 91 DC−DCコンバータ 92 キセノン管 93 トリガー回路 94 スイッチング素子 10 レンズ回路 11 プリントフォーマット設定スイッチ 12 調光指示スイッチ 13 カメラ 14 撮影レンズ 15 ファインダ光学系 16 メインミラー 17 ペンタプリズム 18 サブミラー 19 ミラー 20 セパレータレンズ CM メインコンデンサ C1〜C3 コンデンサ COMP コンパレータ D1〜D3 ダイオード E 電池 R1,R2,R3 抵抗 SW1 スイッチ回路 Tr1 トランジスタ VR 可変電圧源

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影画面内に測距エリアに重複して設け
    られた複数の調光エリアを有し、閃光撮影時に被写体か
    らの閃光の反射光を各調光エリア毎にそれぞれ受光する
    受光手段と、上記調光エリアに対して所定の重みを設定
    する重み設定手段と、上記受光手段で得られた上記調光
    エリア毎の光量を上記重み設定手段で設定された重みを
    用いて加重平均した光量に基づいて閃光の発光量を制御
    する発光制御手段とを備えたカメラの多分割調光制御装
    置において、シャッタボタンの操作により入力される撮
    影準備を指示する信号とレリーズを指示する信号との入
    力タイミングの時間差を計時する計時手段と、上記計時
    手段の計時結果が予め設定された所定の時間以下である
    か否かを判別する判別手段とを備え、上記計時結果が上
    記所定の時間以下のとき、上記重み設定手段は、上記測
    距エリアを含まない調光エリアの重みに対する上記測距
    エリアを含む調光エリアの重みの比率を大きくすること
    を特徴とするカメラの多分割調光制御装置。
JP13237597A 1997-05-22 1997-05-22 カメラの多分割調光制御装置 Withdrawn JPH10319479A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008065053A (ja) * 2006-09-07 2008-03-21 Ricoh Co Ltd 撮像装置

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JP2008065053A (ja) * 2006-09-07 2008-03-21 Ricoh Co Ltd 撮像装置

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