JPH10319757A - 定着用部材及び定着装置、画像形成方法 - Google Patents
定着用部材及び定着装置、画像形成方法Info
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- JPH10319757A JPH10319757A JP12583297A JP12583297A JPH10319757A JP H10319757 A JPH10319757 A JP H10319757A JP 12583297 A JP12583297 A JP 12583297A JP 12583297 A JP12583297 A JP 12583297A JP H10319757 A JPH10319757 A JP H10319757A
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- Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 トナーに対する離型性に富み、耐久性に優
れ、かつ、高画質適性に優れた定着用部材、この定着用
部材を備えた定着装置、この定着装置を用いる画像形成
方法を提供する。 【解決手段】 担体上に層を有する定着用部材におい
て、該層の最外層が、両末端部にシラノール基を有する
フルオロアルキルシロキサンもしくはハイブリッドシリ
コーンにより架橋させた含フッ素エラストマーを含有す
る定着用部材からなる。含フッ素エラストマーは、無機
充填材を含有し、また、この無機充填材が、含フッ素シ
ランカップリング剤で処理されており、含フッ素シラン
カップリング剤が、パーフルオロアルキル基、パーフル
オロアルキルエーテル基、またはパーフルオロアルコキ
シ基から選ばれた基を有することが望ましい。
れ、かつ、高画質適性に優れた定着用部材、この定着用
部材を備えた定着装置、この定着装置を用いる画像形成
方法を提供する。 【解決手段】 担体上に層を有する定着用部材におい
て、該層の最外層が、両末端部にシラノール基を有する
フルオロアルキルシロキサンもしくはハイブリッドシリ
コーンにより架橋させた含フッ素エラストマーを含有す
る定着用部材からなる。含フッ素エラストマーは、無機
充填材を含有し、また、この無機充填材が、含フッ素シ
ランカップリング剤で処理されており、含フッ素シラン
カップリング剤が、パーフルオロアルキル基、パーフル
オロアルキルエーテル基、またはパーフルオロアルコキ
シ基から選ばれた基を有することが望ましい。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加熱及び冷却のサ
イクルや機械的な圧接を常時受ける電子写真方式に用い
られる複写装置、プリンターその他の種々の画像形成装
置等の定着部等に用いられる加熱ロールやベルト等の定
着用部材とこの定着用部材を用いた定着装置、この定着
装置を用いる画像形成方法に関する。
イクルや機械的な圧接を常時受ける電子写真方式に用い
られる複写装置、プリンターその他の種々の画像形成装
置等の定着部等に用いられる加熱ロールやベルト等の定
着用部材とこの定着用部材を用いた定着装置、この定着
装置を用いる画像形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式に用いられる複写装置、プ
リンターその他の種々の画像形成装置等において、用紙
上に形成されたトナー像を定着させる方法としては、通
常、内部にランプ等の発熱体を配置することによって加
熱され、かつ、互いに圧接された二つの回転体対間にト
ナー像が形成された紙等の担持体を通し、トナー像を支
持体上に融着させる方法が採られている。
リンターその他の種々の画像形成装置等において、用紙
上に形成されたトナー像を定着させる方法としては、通
常、内部にランプ等の発熱体を配置することによって加
熱され、かつ、互いに圧接された二つの回転体対間にト
ナー像が形成された紙等の担持体を通し、トナー像を支
持体上に融着させる方法が採られている。
【0003】このような方法で用いられる定着装置の例
としては、図4に示されるように熱ロール定着装置が挙
げられ、この熱ロール定着装置は加熱ロール1と加圧ロ
ール11の一対のロールから構成される。加熱ロール1
は、アルミニウム、鉄等の円筒状の中空芯金2の表面に
フッ素ゴム、シリコーンゴム、ポリテトラフルオロエチ
レン(PTFE)、テトラフルオロエチレンとパーフル
オロアルキルビニルエーテルの共重合体(PFA)等の
フッ素系樹脂といった離型性に優れた耐熱性エラストマ
ーまたは耐熱性樹脂からなる最外層4が被覆されてい
る。また、加熱ロール1の内部には、ハロゲンランプ等
の発熱体21が配置されてヒートロールの機能を有する
ようになっている。
としては、図4に示されるように熱ロール定着装置が挙
げられ、この熱ロール定着装置は加熱ロール1と加圧ロ
ール11の一対のロールから構成される。加熱ロール1
は、アルミニウム、鉄等の円筒状の中空芯金2の表面に
フッ素ゴム、シリコーンゴム、ポリテトラフルオロエチ
レン(PTFE)、テトラフルオロエチレンとパーフル
オロアルキルビニルエーテルの共重合体(PFA)等の
フッ素系樹脂といった離型性に優れた耐熱性エラストマ
ーまたは耐熱性樹脂からなる最外層4が被覆されてい
る。また、加熱ロール1の内部には、ハロゲンランプ等
の発熱体21が配置されてヒートロールの機能を有する
ようになっている。
【0004】一方、加圧ロール11は、アルミニウム、
鉄等の円筒状の中空芯金12の表面に加熱ロール1と同
種または別種の離型性に優れた耐熱性エラストマーまた
は耐熱性樹脂からなる最外層14が被覆されている。そ
して、加熱ロール1と加圧ロール11は、互いにバネ等
により圧接されている。なお、図中、27はインレッ
と、28はアウトレットであり、29は加熱ロール1の
表面に離型剤を塗布する離型剤塗布装置である。
鉄等の円筒状の中空芯金12の表面に加熱ロール1と同
種または別種の離型性に優れた耐熱性エラストマーまた
は耐熱性樹脂からなる最外層14が被覆されている。そ
して、加熱ロール1と加圧ロール11は、互いにバネ等
により圧接されている。なお、図中、27はインレッ
と、28はアウトレットであり、29は加熱ロール1の
表面に離型剤を塗布する離型剤塗布装置である。
【0005】この熱ロール定着装置においては、表面に
トナー像32を有する紙31は、加熱ロール1と加圧ロ
ール11の間に搬送され、トナー像32は紙31上に定
着された後、アウトレット28を経て一対のロール間よ
り搬送される。
トナー像32を有する紙31は、加熱ロール1と加圧ロ
ール11の間に搬送され、トナー像32は紙31上に定
着された後、アウトレット28を経て一対のロール間よ
り搬送される。
【0006】ロール等の担体表面に被覆される定着用部
材は、融着したトナー像の一部が回転体側に付着するホ
ットオフセットといった現象や、トナー像が回転体から
分離せずに担持体と共に回転体への巻き付きといった現
象ができるだけ起こらないことが要求される。
材は、融着したトナー像の一部が回転体側に付着するホ
ットオフセットといった現象や、トナー像が回転体から
分離せずに担持体と共に回転体への巻き付きといった現
象ができるだけ起こらないことが要求される。
【0007】その一方で、装置の可動時には設定温度と
して200℃の高温に加熱され、停止時には室温まで冷
却されるという加熱と冷却のサイクルが繰り返されるた
め、このサイクルにも耐えられることが要求されてい
る。さらに、回転体の最表面では対向して取り付けられ
ている定着用部材同士が圧接しており、また、用紙の巻
きつきを防止するための分離爪が常時圧接している等の
過酷な条件にさらされ、常時ストレスが加わっている。
して200℃の高温に加熱され、停止時には室温まで冷
却されるという加熱と冷却のサイクルが繰り返されるた
め、このサイクルにも耐えられることが要求されてい
る。さらに、回転体の最表面では対向して取り付けられ
ている定着用部材同士が圧接しており、また、用紙の巻
きつきを防止するための分離爪が常時圧接している等の
過酷な条件にさらされ、常時ストレスが加わっている。
【0008】したがって、定着装置の回転体上に被覆さ
れる離型性に優れた耐熱性エラストマーまたは耐熱性樹
脂はフッ素ゴム、シリコーンゴム、フッ素樹脂等のシリ
コーン系またはフッ素系の高分子材料に限られている。
しかし、これらの高分子材料もそれぞれいくつかの問題
点を有する。
れる離型性に優れた耐熱性エラストマーまたは耐熱性樹
脂はフッ素ゴム、シリコーンゴム、フッ素樹脂等のシリ
コーン系またはフッ素系の高分子材料に限られている。
しかし、これらの高分子材料もそれぞれいくつかの問題
点を有する。
【0009】まず、離型材料にフッ素ゴムを使用した場
合、紙等のトナー像担持体との摩擦に対する耐久性を確
保するためにSiO2 等の無機酸化物やカーボンブラッ
ク等の無機充填剤が添加されるが、その結果、トナーに
対する離型性が十分でなくなる。そこで、離型性を確保
するために、未定着像に直接圧接する側の加熱回転体の
表面に外部からシリコーンオイル等の離型剤を供給し、
未定着像と回転体表面との間に形成される離型剤の層で
分断して未定着像を剥離させることが行われている。
合、紙等のトナー像担持体との摩擦に対する耐久性を確
保するためにSiO2 等の無機酸化物やカーボンブラッ
ク等の無機充填剤が添加されるが、その結果、トナーに
対する離型性が十分でなくなる。そこで、離型性を確保
するために、未定着像に直接圧接する側の加熱回転体の
表面に外部からシリコーンオイル等の離型剤を供給し、
未定着像と回転体表面との間に形成される離型剤の層で
分断して未定着像を剥離させることが行われている。
【0010】ところが、離型剤が定着時にトナー像担持
体に付着し、その結果紙やOHPフイルムの表面がべと
つき、テープ類が付着しないという問題点や外部から離
型剤を供給する装置が必要なことから定着装置の小型化
及び低コスト化が制約されるという問題を有する。この
ため、回転体表面に供給される離型剤の量を減らすか、
あるいは離型剤を全く使用しないで定着する方法が要求
されている。
体に付着し、その結果紙やOHPフイルムの表面がべと
つき、テープ類が付着しないという問題点や外部から離
型剤を供給する装置が必要なことから定着装置の小型化
及び低コスト化が制約されるという問題を有する。この
ため、回転体表面に供給される離型剤の量を減らすか、
あるいは離型剤を全く使用しないで定着する方法が要求
されている。
【0011】次に離型材料にシリコーンゴムを使用した
場合、初期の段階ではシリコーンゴム中に含まれるフリ
ーオイルが表面に滲み出してくることから、フッ素ゴム
のように離型剤を塗布する必要はないが、離型性の低下
が激しく実際は離型剤を塗布せざるを得ず、離型剤によ
ってはゴムが膨潤して強度が低下する問題がある。
場合、初期の段階ではシリコーンゴム中に含まれるフリ
ーオイルが表面に滲み出してくることから、フッ素ゴム
のように離型剤を塗布する必要はないが、離型性の低下
が激しく実際は離型剤を塗布せざるを得ず、離型剤によ
ってはゴムが膨潤して強度が低下する問題がある。
【0012】また、離型材料にフッ素樹脂を使用した場
合、離型性は十分であることから、離型剤の塗布は必ず
しも必要てはない。しかし、フッ素樹脂そのものが弾性
に乏しいためトナー像が潰れて均一に定着することがで
きず、高画質適性が低いという問題がある。
合、離型性は十分であることから、離型剤の塗布は必ず
しも必要てはない。しかし、フッ素樹脂そのものが弾性
に乏しいためトナー像が潰れて均一に定着することがで
きず、高画質適性が低いという問題がある。
【0013】また、従来の材料の長所を生かしながら欠
点を補うことで、離型性や耐摩耗性を維持しつつ弾性を
有するような定着部材やそれに用いられるゴム組成物が
次のように提案されている。例えば、特開昭63−11
2674号公報および特公平6−100876号公報で
は、ゴム層、フッ素樹脂とフッ素ゴムの混合層、フッ素
樹脂層の順で被覆された定着ロールが提案されている。
この定着ロールは、離型性と弾性、耐摩耗性はあるが、
最表面のフッ素樹脂膜が10μmと薄く、塗装焼成時に
膜厚のコントロールが難しく平滑な膜が作りにくい。そ
こで、膜厚を厚くすると、弾性が損なわれる等の欠点を
有している。
点を補うことで、離型性や耐摩耗性を維持しつつ弾性を
有するような定着部材やそれに用いられるゴム組成物が
次のように提案されている。例えば、特開昭63−11
2674号公報および特公平6−100876号公報で
は、ゴム層、フッ素樹脂とフッ素ゴムの混合層、フッ素
樹脂層の順で被覆された定着ロールが提案されている。
この定着ロールは、離型性と弾性、耐摩耗性はあるが、
最表面のフッ素樹脂膜が10μmと薄く、塗装焼成時に
膜厚のコントロールが難しく平滑な膜が作りにくい。そ
こで、膜厚を厚くすると、弾性が損なわれる等の欠点を
有している。
【0014】また、特開平7−149987号公報で
は、フロオロシリコーンオイルを混合して相溶化させた
フッ素ゴムとフルオロシリコーンゴムのブレンドゴム組
成物を定着部材に用いることが提案されている。しかし
ながら、定着装置は200℃近い高熱に長時間さらされ
るため、フロオロシリコーンオイルが分解し、腐蝕性の
有害ガス(フッ化水素酸)が蒸発拡散する恐れがあり、
安全性や環境に悪影響が与えることが懸念される。
は、フロオロシリコーンオイルを混合して相溶化させた
フッ素ゴムとフルオロシリコーンゴムのブレンドゴム組
成物を定着部材に用いることが提案されている。しかし
ながら、定着装置は200℃近い高熱に長時間さらされ
るため、フロオロシリコーンオイルが分解し、腐蝕性の
有害ガス(フッ化水素酸)が蒸発拡散する恐れがあり、
安全性や環境に悪影響が与えることが懸念される。
【0015】また、特開平6−73258号公報および
特開平8−134307号公報では、シリル化されたビ
スフエノールAFをポリオール架橋剤として用いたフッ
素ゴム組成物を定着部材に用いることが提案されてい
る。この組成物を定着部材として用いた場合、離型性を
有するが、物性は従来のゴムと大差はない。したがっ
て、定着部材における機械的ストレスに対する耐久性は
特に向上がみられない。以上のように、従来技術では、
離型剤の量を減らすか、ほとんど使用しない状態で離型
性や高画質適性の全て満たすことは困難であった。
特開平8−134307号公報では、シリル化されたビ
スフエノールAFをポリオール架橋剤として用いたフッ
素ゴム組成物を定着部材に用いることが提案されてい
る。この組成物を定着部材として用いた場合、離型性を
有するが、物性は従来のゴムと大差はない。したがっ
て、定着部材における機械的ストレスに対する耐久性は
特に向上がみられない。以上のように、従来技術では、
離型剤の量を減らすか、ほとんど使用しない状態で離型
性や高画質適性の全て満たすことは困難であった。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の技術
的背景に鑑みてなされたものであって、(1)離型剤を
減らした状態においてもトナーに対する離型性に富み、
(2)摩耗に強く、耐久性に優れ、(3)未定着像を均
一に定着でき、定着後の画像表面の平滑性が高く高画質
である、定着用部材と、この定着用部材を有する定着装
置と、この定着装置を用いる画像形成方法を提供するこ
とを目的とする。
的背景に鑑みてなされたものであって、(1)離型剤を
減らした状態においてもトナーに対する離型性に富み、
(2)摩耗に強く、耐久性に優れ、(3)未定着像を均
一に定着でき、定着後の画像表面の平滑性が高く高画質
である、定着用部材と、この定着用部材を有する定着装
置と、この定着装置を用いる画像形成方法を提供するこ
とを目的とする。
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意研究
した結果、担体上に層を有する定着用部材において、該
層の最外層が、両末端部にシラノール基を有するフルオ
ロアルキルシロキサンもしくはハイブリッドシリコーン
により架橋させた含フッ素エラストマーを含有すると、
離型剤の量が少ない状態においても離型性や耐久性、か
つ、高画質適性に優れた表面材料を形成できることを見
い出し、本発明を完成するに至った。
した結果、担体上に層を有する定着用部材において、該
層の最外層が、両末端部にシラノール基を有するフルオ
ロアルキルシロキサンもしくはハイブリッドシリコーン
により架橋させた含フッ素エラストマーを含有すると、
離型剤の量が少ない状態においても離型性や耐久性、か
つ、高画質適性に優れた表面材料を形成できることを見
い出し、本発明を完成するに至った。
【0017】本発明の定着用部材は、電子写真方式を用
いた複写装置、プリンターその他種々の画像形成装置に
用いられるものであって、特に加熱と冷却のサイクルや
機械的な圧接を常時受ける画像定着用ロールやベルト等
の定着部材に好適に使用される。また、本発明の定着用
部材は、画像形成用部材と同様な過酷な条件で使用され
るロールやベルト等の部材として幅広く利用することが
できる。
いた複写装置、プリンターその他種々の画像形成装置に
用いられるものであって、特に加熱と冷却のサイクルや
機械的な圧接を常時受ける画像定着用ロールやベルト等
の定着部材に好適に使用される。また、本発明の定着用
部材は、画像形成用部材と同様な過酷な条件で使用され
るロールやベルト等の部材として幅広く利用することが
できる。
【0018】
【発明の実施の形態】定着用部材の担体の材料として
は、無機基材としては熱伝導性の良好なアルミニウムや
銅、ニッケル等の金属、ステンレスやニッケル合金等の
合金、あるいはセラミックス等が挙げられる。また、充
填材として無機基材を含む耐熱性樹脂基材としては、金
属やSiO2 、TiO2 、Al2 O3 、MgO、Ca
O、Fe2O3 等の無機酸化物、SiC(炭化珪素)、
BN(窒化ホウ素)の微粒子を添加したポリアミド、ポ
リアミドイミド、ポリイミド、ポリアリーレンスルフィ
ド、ポリエーテル等の耐熱性樹脂が挙げられる。
は、無機基材としては熱伝導性の良好なアルミニウムや
銅、ニッケル等の金属、ステンレスやニッケル合金等の
合金、あるいはセラミックス等が挙げられる。また、充
填材として無機基材を含む耐熱性樹脂基材としては、金
属やSiO2 、TiO2 、Al2 O3 、MgO、Ca
O、Fe2O3 等の無機酸化物、SiC(炭化珪素)、
BN(窒化ホウ素)の微粒子を添加したポリアミド、ポ
リアミドイミド、ポリイミド、ポリアリーレンスルフィ
ド、ポリエーテル等の耐熱性樹脂が挙げられる。
【0019】無機基材を充填材として耐熱性樹脂に添加
する場合、0.1重量%から50重量%含有させるが、
好ましくは、1重量%から30重量%含有するのが望ま
しい。また、5μm以上の粗大粒子は耐熱性樹脂から粒
子が脱落しやすくなることから、無機基材の粒径は5μ
mよりも小さいことが望ましい。
する場合、0.1重量%から50重量%含有させるが、
好ましくは、1重量%から30重量%含有するのが望ま
しい。また、5μm以上の粗大粒子は耐熱性樹脂から粒
子が脱落しやすくなることから、無機基材の粒径は5μ
mよりも小さいことが望ましい。
【0020】これらの担体は、例えば、無機基材の場
合、金属では中空芯金等のロールやNi電鋳シート等の
ベルトであり、無機基材を添加した耐熱性樹脂としては
ポリイミドフイルム等のベルトといった形態で提供され
るが、これらに限定されるものではない。また、担体表
面は接着層を強固に接着させるために表面処理を行って
も良い。例えば、金属表面の場合、有機溶媒を用いた脱
脂処理およびサンドブラスト等による粗面化処理を行う
ことができる。
合、金属では中空芯金等のロールやNi電鋳シート等の
ベルトであり、無機基材を添加した耐熱性樹脂としては
ポリイミドフイルム等のベルトといった形態で提供され
るが、これらに限定されるものではない。また、担体表
面は接着層を強固に接着させるために表面処理を行って
も良い。例えば、金属表面の場合、有機溶媒を用いた脱
脂処理およびサンドブラスト等による粗面化処理を行う
ことができる。
【0021】次に担体上に形成される層のうち、その最
外層に形成される含フッ素エラストマー組成物について
説明する。該組成物は、次のような構成からなることが
望ましい。すなわち、含フッ素ポリマーと、両末端シラ
ノールフルオロアルキルシロキサンと両末端シラノール
ハイブリッドシリコーンのうちいずれか一方からなる架
橋剤、架橋助剤、含フッ素基を有するシランカップリン
グ剤で処理された充填材、その他種々の添加剤からな
る。
外層に形成される含フッ素エラストマー組成物について
説明する。該組成物は、次のような構成からなることが
望ましい。すなわち、含フッ素ポリマーと、両末端シラ
ノールフルオロアルキルシロキサンと両末端シラノール
ハイブリッドシリコーンのうちいずれか一方からなる架
橋剤、架橋助剤、含フッ素基を有するシランカップリン
グ剤で処理された充填材、その他種々の添加剤からな
る。
【0022】含フッ素ポリマーについては、1)メチレ
ン基(−CH2 −)を分子内に有するモノマーとしてビ
ニリデンフルオライド(VDF)、エチレン、プロピレ
ン等に基づくモノマーの中から少なくとも1種と、2)
高度にフッ素化されたモノマーとしてテトラフルオロエ
チレン(TFE)、ヘキサフルオロプロピレン(HF
P)、パーフルオロ(アルキルビニルエーテル)(PA
VE)、クロロトリフルオロエチレン、VDFに基づく
モノマーの中から少なくとも1種を共重合することによ
って生成される共重合体からなる。
ン基(−CH2 −)を分子内に有するモノマーとしてビ
ニリデンフルオライド(VDF)、エチレン、プロピレ
ン等に基づくモノマーの中から少なくとも1種と、2)
高度にフッ素化されたモノマーとしてテトラフルオロエ
チレン(TFE)、ヘキサフルオロプロピレン(HF
P)、パーフルオロ(アルキルビニルエーテル)(PA
VE)、クロロトリフルオロエチレン、VDFに基づく
モノマーの中から少なくとも1種を共重合することによ
って生成される共重合体からなる。
【0023】これらの中では、耐熱性や離型性といった
定着部材に必要な性能を満たしているという理由で、V
DF−HFP二元系共重合体、VDF−HFP−TFE
三元系共重合体が望ましい。
定着部材に必要な性能を満たしているという理由で、V
DF−HFP二元系共重合体、VDF−HFP−TFE
三元系共重合体が望ましい。
【0024】架橋剤は、両末端シラノールフルオロアル
キルシロキサンと両末端シラノールハイブリッドシリコ
ーンのうち、いずれか一方からなる。両末端シラノール
フルオロアルキルシロキサンは、式(1)で表される含
フッ素基を有するシロキサン単位を少なくとも一単位含
み、かつ両末端がシラノールで構成されていることが必
須要件であるが、一部に式(2)で表されるシロキサン
単位で構成した共重合体でも構わない。
キルシロキサンと両末端シラノールハイブリッドシリコ
ーンのうち、いずれか一方からなる。両末端シラノール
フルオロアルキルシロキサンは、式(1)で表される含
フッ素基を有するシロキサン単位を少なくとも一単位含
み、かつ両末端がシラノールで構成されていることが必
須要件であるが、一部に式(2)で表されるシロキサン
単位で構成した共重合体でも構わない。
【0025】仮に、含フッ素基を有する式(1)で表さ
れる単位を含まないシロキサンを架橋剤とした場合、含
フッ素ポリマーとの親和性が悪く、混合した時に架橋剤
が分離し、十分な架橋が行われず、含フッ素エラストマ
ーとして機能しなくなる。
れる単位を含まないシロキサンを架橋剤とした場合、含
フッ素ポリマーとの親和性が悪く、混合した時に架橋剤
が分離し、十分な架橋が行われず、含フッ素エラストマ
ーとして機能しなくなる。
【0026】それぞれのシロキサン単位が混在している
場合、式(1)で表される含フッ素シロキサン単位と式
(2)で表されるシロキサン単位で比率は、架橋剤とし
ての特性を損なわない限り特に規定しないが、式(2)
で表されるシロキサン単位1に対して式(1)で表され
るシロキサン単位が1〜1000になるような共重合比
が望ましい。また、ランダム共重合体、ブロック共重合
体、交互共重合体のいずれかでもよいが、ブロック共重
合体か交互共重合体のいずれかが望ましい。
場合、式(1)で表される含フッ素シロキサン単位と式
(2)で表されるシロキサン単位で比率は、架橋剤とし
ての特性を損なわない限り特に規定しないが、式(2)
で表されるシロキサン単位1に対して式(1)で表され
るシロキサン単位が1〜1000になるような共重合比
が望ましい。また、ランダム共重合体、ブロック共重合
体、交互共重合体のいずれかでもよいが、ブロック共重
合体か交互共重合体のいずれかが望ましい。
【0027】
【化1】 (R1 、R2 、R3 :一価の脂肪族基で、R2 とR3 は
互いに異なっても同じであってもよい。n=1〜10の
整数、Rf :1価のパーフロオロアルキル基、1価のパ
ーフロオロアルキルエーテル基もしくは1価のパーフロ
オロアルコキシ基)
互いに異なっても同じであってもよい。n=1〜10の
整数、Rf :1価のパーフロオロアルキル基、1価のパ
ーフロオロアルキルエーテル基もしくは1価のパーフロ
オロアルコキシ基)
【0028】含フッ素シロキサン単位における1価のパ
ーフロオロアルキル基に関しては、Cn F2n+1(nは1
以上の整数)の一般式で表される。直鎖構造あるいは分
岐構造のいずれでもよいが、直鎖構造のものが望まし
い。また、炭素原子数が7以上、特に7〜20の範囲の
ものが望ましい。
ーフロオロアルキル基に関しては、Cn F2n+1(nは1
以上の整数)の一般式で表される。直鎖構造あるいは分
岐構造のいずれでもよいが、直鎖構造のものが望まし
い。また、炭素原子数が7以上、特に7〜20の範囲の
ものが望ましい。
【0029】含フッ素シロキサン単位における1価のパ
ーフロオロアルキルエーテル基に関しては、−CF2 O
−、−CF2 CF2 O−、−CF(CF3 )O−、等の
繰り返し単位を少なくとも1種以上含んでおり、直鎖構
造あるいは分岐構造のいずれでもよいが、直鎖構造のも
のが望ましい。パーフロオロアルキルエーテル基の炭素
原子数は5以上、特に5〜20のものが望ましい。特
に、好適なものとしては、例えば、式(3)に例示した
構造式からなるものが挙げられる。
ーフロオロアルキルエーテル基に関しては、−CF2 O
−、−CF2 CF2 O−、−CF(CF3 )O−、等の
繰り返し単位を少なくとも1種以上含んでおり、直鎖構
造あるいは分岐構造のいずれでもよいが、直鎖構造のも
のが望ましい。パーフロオロアルキルエーテル基の炭素
原子数は5以上、特に5〜20のものが望ましい。特
に、好適なものとしては、例えば、式(3)に例示した
構造式からなるものが挙げられる。
【0030】
【化2】
【0031】また、含フッ素シロキサン単位における1
価のパーフロオロアルコキシ基に関しては、−OCn F
2n+1(nは1以上の整数)の一般式で表される。Cn F
2n+1の部分については、直鎖構造あるいは分岐構造のい
ずれでもよいが、直鎖構造のものが望ましい。また、炭
素原子数は7以上、特に7〜20のものが望ましい。
価のパーフロオロアルコキシ基に関しては、−OCn F
2n+1(nは1以上の整数)の一般式で表される。Cn F
2n+1の部分については、直鎖構造あるいは分岐構造のい
ずれでもよいが、直鎖構造のものが望ましい。また、炭
素原子数は7以上、特に7〜20のものが望ましい。
【0032】次に両末端シラノールハイブリッドシリコ
ーンは、式(4)で表される2価のパーフロオロアルキ
ル基、2価のパーフロオロアリール基、2価のパーフロ
オロアルキルエーテル基のうちいずれかを含む単位を少
なくとも1単位含み、かつ両末端がシラノールで構成さ
れていることが必須条件であるが、一部を式(1)や式
(2)で表されるシロキサン単位で構成した共重合体で
も構わない。しかし、架橋剤の含フッ素エラストマーへ
の親和性を高めることによって発明が解決しようとする
課題に記載された特性がより向上するという理由から、
式(1)で表される含フッ素シロキサン単位を有する共
重合体が望ましい。
ーンは、式(4)で表される2価のパーフロオロアルキ
ル基、2価のパーフロオロアリール基、2価のパーフロ
オロアルキルエーテル基のうちいずれかを含む単位を少
なくとも1単位含み、かつ両末端がシラノールで構成さ
れていることが必須条件であるが、一部を式(1)や式
(2)で表されるシロキサン単位で構成した共重合体で
も構わない。しかし、架橋剤の含フッ素エラストマーへ
の親和性を高めることによって発明が解決しようとする
課題に記載された特性がより向上するという理由から、
式(1)で表される含フッ素シロキサン単位を有する共
重合体が望ましい。
【0033】 ──(CH2 )n −Z−(CH2 )n ─── 式(4) Z:2価のパーフロオロアルキル基、2価のパーフロオ
ロアリール基、もしくは2価のパーフロオロアルキルエ
ーテル基 n=1〜10整数
ロアリール基、もしくは2価のパーフロオロアルキルエ
ーテル基 n=1〜10整数
【0034】両末端シラノールハイブリッドシリコーン
における2価のパーフロオロアルキル基に関しては、−
Cn F2n− (nは1以上の整数)の一般式で表され
る。直鎖構造あるいは分岐構造のいずれでもよいが、直
鎖構造のものが望ましい。両末端シラノールハイブリッ
ドシリコーンにおける2価のパーフロオロアリール基
は、芳香族基を含む部分的にもしくは全ての水素をフッ
素で置換した含フッ素炭化水素基で、例えば、式(5)
に例示された構造式のものが望ましい。
における2価のパーフロオロアルキル基に関しては、−
Cn F2n− (nは1以上の整数)の一般式で表され
る。直鎖構造あるいは分岐構造のいずれでもよいが、直
鎖構造のものが望ましい。両末端シラノールハイブリッ
ドシリコーンにおける2価のパーフロオロアリール基
は、芳香族基を含む部分的にもしくは全ての水素をフッ
素で置換した含フッ素炭化水素基で、例えば、式(5)
に例示された構造式のものが望ましい。
【0035】
【化3】
【0036】両末端シラノールハイブリッドシリコーン
における2価のパーフロオロアルキルエーテル基に関し
ては、−CF2 O−、−CF2 CF2 O−、−CF(C
F3)O−、等のパーフロオロアルキル基とエーテル結
合を含む繰り返し単位を少なくとも1種以上含んでお
り、直鎖構造あるいは分岐構造のいずれでもよいが、直
鎖構造のものが望ましい。
における2価のパーフロオロアルキルエーテル基に関し
ては、−CF2 O−、−CF2 CF2 O−、−CF(C
F3)O−、等のパーフロオロアルキル基とエーテル結
合を含む繰り返し単位を少なくとも1種以上含んでお
り、直鎖構造あるいは分岐構造のいずれでもよいが、直
鎖構造のものが望ましい。
【0037】上記の架橋剤は、含フッ素ポリマー100
重量部に対して0.1〜20重量部、好ましくは0.5
〜10重量部の割合で配合される。0.1重量部未満で
は、架橋剤として量的に不十分であり、20重量部より
多いと配合及び混練作業が著しく困難とものとなり、実
質的に被覆が困難となるだけでなく、架橋度の向上の有
意性がなく経済的にも不利である。
重量部に対して0.1〜20重量部、好ましくは0.5
〜10重量部の割合で配合される。0.1重量部未満で
は、架橋剤として量的に不十分であり、20重量部より
多いと配合及び混練作業が著しく困難とものとなり、実
質的に被覆が困難となるだけでなく、架橋度の向上の有
意性がなく経済的にも不利である。
【0038】架橋を促進させるためには、任意に架橋助
剤を用いる。架橋助剤としては、塩化ベンジルジアザビ
シクリウンデセン等の4級アンモニウム塩、塩化ベンジ
ルトリフェニルホスフィン等の4級ホスホニウム塩が挙
げられる。上記の架橋助剤は、含フッ素ポリマー100
重量部に対して0.1〜10重量部、好ましくは0.5
〜5重量部の割合で配合される。0.1重量部未満では
架橋助剤として量的に不十分であり、10重量部より多
くしても架橋の促進の有意性がなく、経済的にも不利で
ある。
剤を用いる。架橋助剤としては、塩化ベンジルジアザビ
シクリウンデセン等の4級アンモニウム塩、塩化ベンジ
ルトリフェニルホスフィン等の4級ホスホニウム塩が挙
げられる。上記の架橋助剤は、含フッ素ポリマー100
重量部に対して0.1〜10重量部、好ましくは0.5
〜5重量部の割合で配合される。0.1重量部未満では
架橋助剤として量的に不十分であり、10重量部より多
くしても架橋の促進の有意性がなく、経済的にも不利で
ある。
【0039】含フッ素基を有するシランカップリング剤
で処理された充填材については、無機充填材を含フッ素
基を有するシランカップリング剤で処理することによっ
て得られる。処理すべき無機充填材としては、Si
O2 、TiO2 、Al2 O3 、MgO、CaO、Fe2
O3 等の無機酸化物、SiC(炭化珪素)、BN(窒化
ホウ素)、ケイ酸塩等が挙げられる。これらの無機充填
材の平均粒径は、5μm以下の範囲に設定することが望
ましい。平均粒径が5μmを越えると、脱落しやすくな
る可能性が高い。
で処理された充填材については、無機充填材を含フッ素
基を有するシランカップリング剤で処理することによっ
て得られる。処理すべき無機充填材としては、Si
O2 、TiO2 、Al2 O3 、MgO、CaO、Fe2
O3 等の無機酸化物、SiC(炭化珪素)、BN(窒化
ホウ素)、ケイ酸塩等が挙げられる。これらの無機充填
材の平均粒径は、5μm以下の範囲に設定することが望
ましい。平均粒径が5μmを越えると、脱落しやすくな
る可能性が高い。
【0040】無機充填材の処理に使用するシランカップ
リング剤としては、次の式(6)で表される化合物であ
る。 (Rf )4- n−(CH2 )n −Si−(X)n n=1〜3の整数 式(6) Rf :1価のパーフロオロアルキル基、1価のパーフロ
オロアルキルエーテル基もしくは1価のパ−フロオロア
ルコキシ基 −(CH2 )n −:メチレン鎖(nは2以上の整数) X:クロロ基(Cl)、アルコキシ基〔O(C
n H2n+1)、nは1以上の整数〕等の反応基、
リング剤としては、次の式(6)で表される化合物であ
る。 (Rf )4- n−(CH2 )n −Si−(X)n n=1〜3の整数 式(6) Rf :1価のパーフロオロアルキル基、1価のパーフロ
オロアルキルエーテル基もしくは1価のパ−フロオロア
ルコキシ基 −(CH2 )n −:メチレン鎖(nは2以上の整数) X:クロロ基(Cl)、アルコキシ基〔O(C
n H2n+1)、nは1以上の整数〕等の反応基、
【0041】1価のパーフロオロアルキル基、1価のパ
ーフロオロアルキルエーテル基もしくは1価のパ−フロ
オロアルコキシ基は、上記の架橋剤に含まれる1価の含
フッ基に含まれるものと同一の基あるいは異なる基のい
ずれでもよい。
ーフロオロアルキルエーテル基もしくは1価のパ−フロ
オロアルコキシ基は、上記の架橋剤に含まれる1価の含
フッ基に含まれるものと同一の基あるいは異なる基のい
ずれでもよい。
【0042】シランカップリング剤における1価のパー
フロオロアルキル基は、直鎖構造あるいは分岐構造のい
ずれでもよいが、直鎖構造のものが望ましい。また、パ
ーフロオロアルキル基の炭素原子数は多いほど、離型性
が向上し、炭素原子数が7以上、特に7〜20の範囲の
ものが望ましい。
フロオロアルキル基は、直鎖構造あるいは分岐構造のい
ずれでもよいが、直鎖構造のものが望ましい。また、パ
ーフロオロアルキル基の炭素原子数は多いほど、離型性
が向上し、炭素原子数が7以上、特に7〜20の範囲の
ものが望ましい。
【0043】シランカップリング剤における1価のパー
フロオロアルキルエーテル基は、直鎖構造あるいは分岐
構造のいずれでもよいが、直鎖構造のものが望ましい。
また、パーフロオロアルキルエーテル基の炭素原子数は
多いほど、離型性が向上し、炭素原子数が5以上、特に
5〜20の範囲のものが望ましい。特に好適なものとし
て例えば、一般式(3)に記載のものが望ましい。
フロオロアルキルエーテル基は、直鎖構造あるいは分岐
構造のいずれでもよいが、直鎖構造のものが望ましい。
また、パーフロオロアルキルエーテル基の炭素原子数は
多いほど、離型性が向上し、炭素原子数が5以上、特に
5〜20の範囲のものが望ましい。特に好適なものとし
て例えば、一般式(3)に記載のものが望ましい。
【0044】また、シランカップリング剤における1価
のパーフロオロアルコキシ基は、直鎖構造あるいは分岐
構造のいずれでもよいが、直鎖構造のものが望ましい。
また、パーフロオロアルコキシ基の炭素原子数は多いほ
ど、離型性が向上し、炭素原子数が7以上、特に7〜2
0の範囲のものが望ましい。
のパーフロオロアルコキシ基は、直鎖構造あるいは分岐
構造のいずれでもよいが、直鎖構造のものが望ましい。
また、パーフロオロアルコキシ基の炭素原子数は多いほ
ど、離型性が向上し、炭素原子数が7以上、特に7〜2
0の範囲のものが望ましい。
【0045】上記のシランカップリング剤による無機充
填材の処理は、有機溶媒にシランカップリング剤を溶解
し、この溶液中に無機充填材を浸漬攪拌することによっ
て得られる。この処理は、耐熱性エラストマーに対する
充填材の分散性を損なわない程度に行われる。処理時に
用いられる有機溶媒として、反応性基がクロロ基の場合
には、クロロ基が加水分解されやすいという理由で含ハ
ロゲン系溶媒、炭化水素系溶媒、エーテル系溶媒等の非
水性有機溶媒が望ましく、これらの溶媒のうち、複数の
ものを混合しても差し支えない。また、反応性基がアル
コキシ基の場合、シランカップリング剤を溶解するもの
であれば、どのような溶媒でも構わないが、酢酸を少量
の水と5〜50%加えたエタノール中で処理することが
望ましい。
填材の処理は、有機溶媒にシランカップリング剤を溶解
し、この溶液中に無機充填材を浸漬攪拌することによっ
て得られる。この処理は、耐熱性エラストマーに対する
充填材の分散性を損なわない程度に行われる。処理時に
用いられる有機溶媒として、反応性基がクロロ基の場合
には、クロロ基が加水分解されやすいという理由で含ハ
ロゲン系溶媒、炭化水素系溶媒、エーテル系溶媒等の非
水性有機溶媒が望ましく、これらの溶媒のうち、複数の
ものを混合しても差し支えない。また、反応性基がアル
コキシ基の場合、シランカップリング剤を溶解するもの
であれば、どのような溶媒でも構わないが、酢酸を少量
の水と5〜50%加えたエタノール中で処理することが
望ましい。
【0046】このシランカップリング剤による処理がな
された無機充填材は、表面層の含フッ素エラストマー組
成物中に0.1重量%から50重量%含有することが好
ましく、より好ましくは1重量%から30重量%含有す
る。以上の成分の他に本発明の定着用部材である含フッ
素エラストマー組成物は、受酸剤、着色剤、可塑剤、老
化防止剤等の一般的なゴム配合剤として公知の種々の無
機および有機添加剤を配合することができる。
された無機充填材は、表面層の含フッ素エラストマー組
成物中に0.1重量%から50重量%含有することが好
ましく、より好ましくは1重量%から30重量%含有す
る。以上の成分の他に本発明の定着用部材である含フッ
素エラストマー組成物は、受酸剤、着色剤、可塑剤、老
化防止剤等の一般的なゴム配合剤として公知の種々の無
機および有機添加剤を配合することができる。
【0047】受酸剤は、架橋反応によって生成されるフ
ッ酸(HF)を中和するもので、酸化マグネシウム、酸
化鉛、水酸化カルシウム、ステアリン酸ナトリウム等が
挙げられる。また、着色剤としては、酸化チタン、Fe
2 O3 (ベンガラ)、カーボンブラック、フタロシアニ
ン系有機顔料、ペリレン系有機顔料等が挙げられる。し
かし、これらの添加物はトナーに対する表面の離型性を
損なわない程度に添加することが必要である。
ッ酸(HF)を中和するもので、酸化マグネシウム、酸
化鉛、水酸化カルシウム、ステアリン酸ナトリウム等が
挙げられる。また、着色剤としては、酸化チタン、Fe
2 O3 (ベンガラ)、カーボンブラック、フタロシアニ
ン系有機顔料、ペリレン系有機顔料等が挙げられる。し
かし、これらの添加物はトナーに対する表面の離型性を
損なわない程度に添加することが必要である。
【0048】また、基材と表面層との中間には弾性層を
介在させることもできる。弾性層には、耐熱性エラスト
マーとしてフッ素ゴム、シリコーンゴム等が挙げられる
が、特にシリコーンゴムが望ましい。
介在させることもできる。弾性層には、耐熱性エラスト
マーとしてフッ素ゴム、シリコーンゴム等が挙げられる
が、特にシリコーンゴムが望ましい。
【0049】本発明の含フッ素エラストマーは、例え
ば、以下に示すような方法で被覆される。すなわち、溶
媒を用いたコーティングでは、含フッ素ポリマー、加硫
剤や加硫助剤、上記の方法でシランカップリング剤で処
理された無機充填材、そ他の添加剤を加えて混練してコ
ンパウンドとした後、上記の耐熱性エラストマーを有機
溶媒に溶解させ、担体を浸漬させディップやスプレー等
がコーティングした後、焼付けを行い架橋を完了させて
担体上に表面層が形成される。
ば、以下に示すような方法で被覆される。すなわち、溶
媒を用いたコーティングでは、含フッ素ポリマー、加硫
剤や加硫助剤、上記の方法でシランカップリング剤で処
理された無機充填材、そ他の添加剤を加えて混練してコ
ンパウンドとした後、上記の耐熱性エラストマーを有機
溶媒に溶解させ、担体を浸漬させディップやスプレー等
がコーティングした後、焼付けを行い架橋を完了させて
担体上に表面層が形成される。
【0050】また、ディスパージョン塗料による方式で
は、含フッ素ポリマー、加硫剤や加硫助剤、上記の方法
でシランカップリング剤で処理された無機充填材と、そ
の他の添加剤を溶媒中に混合して界面活性剤を用いて懸
濁分散させたディスパージョン塗料を、担体に表面にス
プレーコーティング等で塗布後、焼付けを行い架橋を完
了させて担体上に表面層が形成される。
は、含フッ素ポリマー、加硫剤や加硫助剤、上記の方法
でシランカップリング剤で処理された無機充填材と、そ
の他の添加剤を溶媒中に混合して界面活性剤を用いて懸
濁分散させたディスパージョン塗料を、担体に表面にス
プレーコーティング等で塗布後、焼付けを行い架橋を完
了させて担体上に表面層が形成される。
【0051】本発明の定着装置は、転写体上のトナー画
像を加熱して定着を行う定着装置において、転写体上の
トナー画像に接触する定着部材が、担体上に層を有して
おり、該層の最外層が、上記した含フッ素エラストマー
組成物からなる。すなわち、含フッ素エラストマー組成
物からなる層を有する定着用部材としては、加熱ロール
と加圧ロールのうちトナー画像に接触する加熱ロール、
あるいは加熱ベルトと加圧ロールのうちトナー画像に接
触する加熱ベルト等が挙げられる。
像を加熱して定着を行う定着装置において、転写体上の
トナー画像に接触する定着部材が、担体上に層を有して
おり、該層の最外層が、上記した含フッ素エラストマー
組成物からなる。すなわち、含フッ素エラストマー組成
物からなる層を有する定着用部材としては、加熱ロール
と加圧ロールのうちトナー画像に接触する加熱ロール、
あるいは加熱ベルトと加圧ロールのうちトナー画像に接
触する加熱ベルト等が挙げられる。
【0052】また、本発明の画像形成方法は、潜像保持
体上に潜像を形成する工程、該潜像を現像剤を用いて現
像する工程、該現像像を転写体上に転写する工程を有す
る画像形成方法において、上記した含フッ素エラストマ
ー組成物からなる最外層を有する層を定着用部材を用い
て転写体上のトナー像を接触定着する方法である。
体上に潜像を形成する工程、該潜像を現像剤を用いて現
像する工程、該現像像を転写体上に転写する工程を有す
る画像形成方法において、上記した含フッ素エラストマ
ー組成物からなる最外層を有する層を定着用部材を用い
て転写体上のトナー像を接触定着する方法である。
【0053】
【実施例】次に実施例により本発明をさらに詳細に説明
する。本発明は以下の実施例に限定されるものではな
い。実施例1 (無機充填材の表面処理)パーフロオロアルキル基を有
するシランカップリング剤として〔2−(パーフロオロ
オクチル)エチル〕トリクロロシラン〔式(7)〕を1
0-2mol/lの濃度でn−ヘキサデカン/四塩化炭素
混合溶媒(体積比=4:1)に溶解し、この溶液100
重量部に対して充填材として平均粒径が0.05μmの
TiO2 微粒子を10重量部を加えて窒素雰囲気下で混
合攪拌を3時間行った。攪拌終了後、引き続いて溶液中
から取り出したTiO2 微粒子をn−ヘキサデカンで洗
浄し、しかる後純水で洗浄し大気下150℃、2時間で
乾燥した。
する。本発明は以下の実施例に限定されるものではな
い。実施例1 (無機充填材の表面処理)パーフロオロアルキル基を有
するシランカップリング剤として〔2−(パーフロオロ
オクチル)エチル〕トリクロロシラン〔式(7)〕を1
0-2mol/lの濃度でn−ヘキサデカン/四塩化炭素
混合溶媒(体積比=4:1)に溶解し、この溶液100
重量部に対して充填材として平均粒径が0.05μmの
TiO2 微粒子を10重量部を加えて窒素雰囲気下で混
合攪拌を3時間行った。攪拌終了後、引き続いて溶液中
から取り出したTiO2 微粒子をn−ヘキサデカンで洗
浄し、しかる後純水で洗浄し大気下150℃、2時間で
乾燥した。
【0054】 F3 C(CF2 )7 −(CH2 )2 −SiCl3 式(7)
【0055】(図1における加熱ロール1の作製)含フ
ッ素ポリマーであるVDF−HFP−TFE三元系共重
合体に、式(8)で示す両末端シラノールフルオロアル
キルシロキサンによる架橋剤、処理された無機充填材
(処理済みTiO2 微粒子)と、添加剤等を下記の割合
で配合し、二本ロールで混練し含フッ素エラストマーコ
ンパウンドとした。担体は、硬度50度のシリコーンゴ
ムを2.5mmの厚さで弾性層3として被覆したアルミ
ニウム製中空芯金2を用意し、予めシリコーンゴムと含
フッ素をエラストマーの接着用プライマーを塗布した
後、このフッ素コンパウンドを有機溶媒(メチルエチル
ケトンとメチルイソブチルケトンの混合溶媒)に混合溶
解させた後、担体を溶液中に浸漬させてコーティングし
て25℃、3時間で乾燥し、焼付けを250℃、4時間
で行い、含フッ素エラストマー組成物からなる表面層4
を形成させた加熱ロール1を作製した。
ッ素ポリマーであるVDF−HFP−TFE三元系共重
合体に、式(8)で示す両末端シラノールフルオロアル
キルシロキサンによる架橋剤、処理された無機充填材
(処理済みTiO2 微粒子)と、添加剤等を下記の割合
で配合し、二本ロールで混練し含フッ素エラストマーコ
ンパウンドとした。担体は、硬度50度のシリコーンゴ
ムを2.5mmの厚さで弾性層3として被覆したアルミ
ニウム製中空芯金2を用意し、予めシリコーンゴムと含
フッ素をエラストマーの接着用プライマーを塗布した
後、このフッ素コンパウンドを有機溶媒(メチルエチル
ケトンとメチルイソブチルケトンの混合溶媒)に混合溶
解させた後、担体を溶液中に浸漬させてコーティングし
て25℃、3時間で乾燥し、焼付けを250℃、4時間
で行い、含フッ素エラストマー組成物からなる表面層4
を形成させた加熱ロール1を作製した。
【0056】 含フッ素ポリマー(VDF−HFP−TEF三元系共重合体)100重量部 架橋剤 10重量部 加硫助剤(塩化ベンジルトリフェニルホスフィン) 5重量部 受酸剤(MgO) 5重量部 処理済みTiO2 微粒子 15重量部
【0057】
【化4】
【0058】(図1における加圧ロール11の作製)基
材として1.5mmの厚さで硬度50度のシリコーンゴ
ムを弾性層13として被覆したアルミニウム製中空芯金
12を用意した後、加熱ロールと同様な方法で含フッ素
エラストマー組成物からなる表面層を有する加圧ロール
11を作製した。
材として1.5mmの厚さで硬度50度のシリコーンゴ
ムを弾性層13として被覆したアルミニウム製中空芯金
12を用意した後、加熱ロールと同様な方法で含フッ素
エラストマー組成物からなる表面層を有する加圧ロール
11を作製した。
【0059】このようにして得られた定着用ロールを図
1に示すような構成からなる複写装置(富士ゼロックス
(株)製 635Acolor)を改造して装着した。
図1において、図4に示す従来の装置における部材と実
質的に同一の部材は、同一符号で示している。この装置
で連続して複写を行い、定着後の画像の平滑性評価をグ
ロスメーターGM−26D(村上色彩技術研究所(株)
製)を用いてサンプルへの入射光を75°として行っ
た。条件は以下の通りである。 トナー:富士ゼロックス(株)製Acolor635シ
アントナー トナー像:ソリッド像(20mm×5cm)、トナー量
=1mg/cm2 紙:富士ゼロックス(株)製カラー用紙J紙 搬送速度:100mm/sec 離型剤オイル量:2μl/A用紙1枚当たり なお、上記の離型剤オイル量は、通常の量に比べてほぼ
10分の1以下である。
1に示すような構成からなる複写装置(富士ゼロックス
(株)製 635Acolor)を改造して装着した。
図1において、図4に示す従来の装置における部材と実
質的に同一の部材は、同一符号で示している。この装置
で連続して複写を行い、定着後の画像の平滑性評価をグ
ロスメーターGM−26D(村上色彩技術研究所(株)
製)を用いてサンプルへの入射光を75°として行っ
た。条件は以下の通りである。 トナー:富士ゼロックス(株)製Acolor635シ
アントナー トナー像:ソリッド像(20mm×5cm)、トナー量
=1mg/cm2 紙:富士ゼロックス(株)製カラー用紙J紙 搬送速度:100mm/sec 離型剤オイル量:2μl/A用紙1枚当たり なお、上記の離型剤オイル量は、通常の量に比べてほぼ
10分の1以下である。
【0060】その結果、ロールの優れた離型性のため
に、平滑性が高く定着されても剥離が可能で鮮明な画像
が得られた。画像の発色性はグロス値が40を越えると
ころで満たされており、その定着温度は125℃から1
75℃であった。また、複写枚数が15万枚を越えても
画像の乱れ(画像ヌケ等)や定着ロール上のオフセッ
ト、摩耗が見られなかった。
に、平滑性が高く定着されても剥離が可能で鮮明な画像
が得られた。画像の発色性はグロス値が40を越えると
ころで満たされており、その定着温度は125℃から1
75℃であった。また、複写枚数が15万枚を越えても
画像の乱れ(画像ヌケ等)や定着ロール上のオフセッ
ト、摩耗が見られなかった。
【0061】実施例2 (無機充填材の表面処理)酢酸を少量加えてpH(水素
イオン濃度)を5.5とし、水を5〜50%加えたエタ
ノールを調製した。上記のエタノール溶液中にパーフロ
オロアルキル基を有するシランカップリング剤として
〔2−(パーフロオロオクチル)エチル〕トリメトキシ
シラン〔式(9)〕を10-2mol/lの濃度で溶解し
た後、この溶液100重量部に充填材として平均粒径が
0.06μmのSiO2 微粒子10重量部を加えて窒素
雰囲気下で攪拌しながら70℃で加熱還流を3時間を行
った。攪拌終了後、引き続いて溶液中から取り出したS
iO2 微粒子を1,1,2−トリクロロ−1,2,2−
トリフルオロエタンで洗浄して、しかる後純水で洗浄
し、空気下で150℃で2時間加熱処理した。
イオン濃度)を5.5とし、水を5〜50%加えたエタ
ノールを調製した。上記のエタノール溶液中にパーフロ
オロアルキル基を有するシランカップリング剤として
〔2−(パーフロオロオクチル)エチル〕トリメトキシ
シラン〔式(9)〕を10-2mol/lの濃度で溶解し
た後、この溶液100重量部に充填材として平均粒径が
0.06μmのSiO2 微粒子10重量部を加えて窒素
雰囲気下で攪拌しながら70℃で加熱還流を3時間を行
った。攪拌終了後、引き続いて溶液中から取り出したS
iO2 微粒子を1,1,2−トリクロロ−1,2,2−
トリフルオロエタンで洗浄して、しかる後純水で洗浄
し、空気下で150℃で2時間加熱処理した。
【0062】 F3 C(CF2 )7 −(CH2 )2 −Si(OCH3 )3 式(9)
【0063】(図1に示す加熱ロール1の作製)架橋剤
を式(10)に示す両末端シラノールフロオロアルキル
シロキサンを用い、含フッ素エラストマーコンパウンド
の配合を下記の通りに行った以外は実施例1と同様にし
てフッ素エラストマー組成物被膜の加熱ロール1を作製
した。 含フッ素ポリマー(VDF−HFP−TEF三元系共重合体)100重量部 架橋剤 15重量部 加硫助剤(塩化ベンジルトリフェニルホスフィン) 5重量部 受酸剤(MgO) 5重量部 処理済TiO2 微粒子 15重量部
を式(10)に示す両末端シラノールフロオロアルキル
シロキサンを用い、含フッ素エラストマーコンパウンド
の配合を下記の通りに行った以外は実施例1と同様にし
てフッ素エラストマー組成物被膜の加熱ロール1を作製
した。 含フッ素ポリマー(VDF−HFP−TEF三元系共重合体)100重量部 架橋剤 15重量部 加硫助剤(塩化ベンジルトリフェニルホスフィン) 5重量部 受酸剤(MgO) 5重量部 処理済TiO2 微粒子 15重量部
【0064】
【化5】
【0065】(図1に示す加圧ロール11の作製)基材
として1.5mmの厚さで硬度50度のシリコーンゴム
を弾性層13として被覆したアルミニウム製中空芯金1
2を用意した後、加熱ロール1と同様な方法で含フッ素
エラストマー組成物からなる表面層を有する加圧ロール
11を作製した。
として1.5mmの厚さで硬度50度のシリコーンゴム
を弾性層13として被覆したアルミニウム製中空芯金1
2を用意した後、加熱ロール1と同様な方法で含フッ素
エラストマー組成物からなる表面層を有する加圧ロール
11を作製した。
【0066】このようにして得られた定着用ロールを図
1に示すような構成からなる複写装置(富士ゼロックス
(株)製 635Acolor)を改造して装着し、こ
の装置で連続して複写を行い、定着後の画像の平滑性評
価を行った。条件は実施例1と同様である。その結果、
ロールの優れた離型性のために、平滑性が高く定着され
ても剥離が可能で鮮明な画像が得られた。画像の発色性
はグロス値が40を越えるところで満たされており、そ
の定着温度は125℃から175℃であった。また、複
写枚数が17万枚を越えても画像の乱れ(画像ヌケ等)
や定着ロール上のオフセット、摩耗が見られなかった。
1に示すような構成からなる複写装置(富士ゼロックス
(株)製 635Acolor)を改造して装着し、こ
の装置で連続して複写を行い、定着後の画像の平滑性評
価を行った。条件は実施例1と同様である。その結果、
ロールの優れた離型性のために、平滑性が高く定着され
ても剥離が可能で鮮明な画像が得られた。画像の発色性
はグロス値が40を越えるところで満たされており、そ
の定着温度は125℃から175℃であった。また、複
写枚数が17万枚を越えても画像の乱れ(画像ヌケ等)
や定着ロール上のオフセット、摩耗が見られなかった。
【0067】実施例3 (無機充填材の表面処理)パーフロオロアルキルエーテ
ル基を有するシランカップリング剤として〔式(1
1)〕に示すシランカップリング剤を10-2mol/l
の濃度でn−ヘキサデカン/四塩化炭素混合溶媒(体積
比=4:1)に溶解し、この溶液100重量部に対して
充填材として平均粒径が0.05μmのTiO2 微粒子
を10重量部を加えて窒素雰囲気下で混合攪拌を3時間
行った。攪拌終了後、引き続いて溶液中から取り出した
TiO2 微粒子をn−ヘキサデカンで洗浄し、しかる後
純水で洗浄し大気下150℃、2時間で乾燥した。
ル基を有するシランカップリング剤として〔式(1
1)〕に示すシランカップリング剤を10-2mol/l
の濃度でn−ヘキサデカン/四塩化炭素混合溶媒(体積
比=4:1)に溶解し、この溶液100重量部に対して
充填材として平均粒径が0.05μmのTiO2 微粒子
を10重量部を加えて窒素雰囲気下で混合攪拌を3時間
行った。攪拌終了後、引き続いて溶液中から取り出した
TiO2 微粒子をn−ヘキサデカンで洗浄し、しかる後
純水で洗浄し大気下150℃、2時間で乾燥した。
【0068】
【化6】
【0069】(図1に示す加熱ロール1の作製)架橋剤
を式(10)に示す両末端シラノールフロオロアルキル
シロキサンを用い、含フッ素エラストマーコンパウンド
の配合を下記の通りに行った以外は実施例1と同様にし
てフッ素エラストマー組成物被膜の加熱ロール1を作製
した。 含フッ素ポリマー(VDF−HFP−TEF三元系共重合体)100重量部 架橋剤 15重量部 加硫助剤(塩化ベンジルトリフェニルホスフィン) 5重量部 受酸剤(MgO) 5重量部 処理済TiO2 微粒子 15重量部
を式(10)に示す両末端シラノールフロオロアルキル
シロキサンを用い、含フッ素エラストマーコンパウンド
の配合を下記の通りに行った以外は実施例1と同様にし
てフッ素エラストマー組成物被膜の加熱ロール1を作製
した。 含フッ素ポリマー(VDF−HFP−TEF三元系共重合体)100重量部 架橋剤 15重量部 加硫助剤(塩化ベンジルトリフェニルホスフィン) 5重量部 受酸剤(MgO) 5重量部 処理済TiO2 微粒子 15重量部
【0070】(図1に示す加圧ロール11の作製)基材
として1.5mmの厚さで硬度50度のシリコーンゴム
を弾性層13として被覆したアルミニウム製中空芯金1
2を用意した後は、加熱ロール1と同様な方法で含フッ
素エラストマー組成物からなる表面層を有する加圧ロー
ル11を作製した。
として1.5mmの厚さで硬度50度のシリコーンゴム
を弾性層13として被覆したアルミニウム製中空芯金1
2を用意した後は、加熱ロール1と同様な方法で含フッ
素エラストマー組成物からなる表面層を有する加圧ロー
ル11を作製した。
【0071】(評価試験)このようにして得られた定着
用ロールを図1に示すような構成からなる複写装置(富
士ゼロックス(株)製 635Acolor)を改造し
て装着し、この装置で連続して複写を行い、定着後の画
像の平滑性評価を行った。条件は実施例1と同様であ
る。その結果、ロールの優れた離型性のために、平滑性
が高く定着されても剥離が可能で鮮明な画像が得られ
た。画像の発色性はグロス値が40を越えるところで満
たされており、その定着温度は125℃から175℃で
あった。また、複写枚数が17万枚を越えても画像の乱
れ(画像ヌケ等)や定着ロール上のオフセット、摩耗が
見られなかった。
用ロールを図1に示すような構成からなる複写装置(富
士ゼロックス(株)製 635Acolor)を改造し
て装着し、この装置で連続して複写を行い、定着後の画
像の平滑性評価を行った。条件は実施例1と同様であ
る。その結果、ロールの優れた離型性のために、平滑性
が高く定着されても剥離が可能で鮮明な画像が得られ
た。画像の発色性はグロス値が40を越えるところで満
たされており、その定着温度は125℃から175℃で
あった。また、複写枚数が17万枚を越えても画像の乱
れ(画像ヌケ等)や定着ロール上のオフセット、摩耗が
見られなかった。
【0072】実施例4 (無機充填材の表面処理)実施例1に記載の方法と同様
に行った。 (図2における加熱ベルト6の作製)含フッ素ポリマー
であるVDF−HFP−TEF三元系共重合体のラテッ
クス液(含フッ素ポリマー濃度50%)に、処理済Ti
O2 微粒子と界面活性剤、水を下記の割合で配合したも
のをA液とし、一方、水に式(8)で示す両末端シラノ
ールフロオロアルキルシロキサンによる架橋剤、各種添
加剤、界面活性剤等を下記の割合で配合したものをB液
とした。図2(B)に示すように、担体として0.1m
mの厚さで硬度30度のシリコーンゴムを弾性体層8と
して被覆したポリイミド製シート7を用意し、予めシリ
コーンゴムと含フッ素エラストマーとの接着用プライマ
ーを塗布した後、A液100重量部に対してB液を28
重量部配合したディスパージョン塗料液をスプレーコー
ティングを行い、100℃で間挿、焼付けを250℃、
4時間行って含フッ素エラストマー表面層9を形成させ
た加熱ベルト6を作製した。
に行った。 (図2における加熱ベルト6の作製)含フッ素ポリマー
であるVDF−HFP−TEF三元系共重合体のラテッ
クス液(含フッ素ポリマー濃度50%)に、処理済Ti
O2 微粒子と界面活性剤、水を下記の割合で配合したも
のをA液とし、一方、水に式(8)で示す両末端シラノ
ールフロオロアルキルシロキサンによる架橋剤、各種添
加剤、界面活性剤等を下記の割合で配合したものをB液
とした。図2(B)に示すように、担体として0.1m
mの厚さで硬度30度のシリコーンゴムを弾性体層8と
して被覆したポリイミド製シート7を用意し、予めシリ
コーンゴムと含フッ素エラストマーとの接着用プライマ
ーを塗布した後、A液100重量部に対してB液を28
重量部配合したディスパージョン塗料液をスプレーコー
ティングを行い、100℃で間挿、焼付けを250℃、
4時間行って含フッ素エラストマー表面層9を形成させ
た加熱ベルト6を作製した。
【0073】 (A液) 含フッ素ポリマー(VDF−HFP−TFE三元系共重合体) のラテックス液 100重量部 処理済TiO2 微粒子 15重量部 水 0.1重量部 界面活性剤 0.1重量部
【0074】 (B液) 水 100重量部 架橋剤 45重量部 加硫助剤(塩化ベンジルトリフェニルホスフィン) 15重量部 受酸剤(MgO) 15重量部 界面活性剤 0.3重量部
【0075】(図2における加圧ロール11の作製)実
施例1に記載の方法と同様な方法で加圧ロール11を作
製した。 (評価試験)このようにして得られた定着用加熱ベルト
と加圧ロールを図2(A)に示すような構成からなる複
写装置(富士ゼロックス(株)製 635Acolo
r)を改造して装着した。図2(A)において、22は
ヒーター、23は加圧パッド、24はベルト駆動ロー
ル、25はベルト搬送ロールである。実施例1と同様な
条件で連続して複写を行い、実施例1と同様な評価を行
った。その結果、ベルトの優れた離型性のために、平滑
性が高く定着されても剥離が可能で鮮明な画像が得られ
た。画像の発色性はグロス値が40を越えるところで満
たされており、その定着温度は125℃から175℃で
あった。また、複写枚数が15万枚を越えても画像の乱
れや定着ロール上のオフセット、摩耗が見られなかっ
た。
施例1に記載の方法と同様な方法で加圧ロール11を作
製した。 (評価試験)このようにして得られた定着用加熱ベルト
と加圧ロールを図2(A)に示すような構成からなる複
写装置(富士ゼロックス(株)製 635Acolo
r)を改造して装着した。図2(A)において、22は
ヒーター、23は加圧パッド、24はベルト駆動ロー
ル、25はベルト搬送ロールである。実施例1と同様な
条件で連続して複写を行い、実施例1と同様な評価を行
った。その結果、ベルトの優れた離型性のために、平滑
性が高く定着されても剥離が可能で鮮明な画像が得られ
た。画像の発色性はグロス値が40を越えるところで満
たされており、その定着温度は125℃から175℃で
あった。また、複写枚数が15万枚を越えても画像の乱
れや定着ロール上のオフセット、摩耗が見られなかっ
た。
【0076】実施例5 (図3における加熱ロール1の作製)担体として、予め
含フッ素エラストマーと金属を接着するプライマーを塗
布したアルミニウム製中空芯金2を用意し、実施例4と
同様のディスパージョン塗料液を用いてスプレーコーテ
ィングを行い、100℃で乾燥・焼付けを250℃、4
時間行って含フッ素エラストマー組成物からなる表面層
4を形成させた加熱ロール1を作製した。
含フッ素エラストマーと金属を接着するプライマーを塗
布したアルミニウム製中空芯金2を用意し、実施例4と
同様のディスパージョン塗料液を用いてスプレーコーテ
ィングを行い、100℃で乾燥・焼付けを250℃、4
時間行って含フッ素エラストマー組成物からなる表面層
4を形成させた加熱ロール1を作製した。
【0077】(図3における加圧ロール11の作製)基
材として1.5mmの厚さで硬度50度のシリコーンゴ
ムを弾性層13として被覆したアルミニウム製中空芯金
12上にフッ素樹脂フイルム15をチュービングによっ
て被膜させて加圧ロール11を作製した。
材として1.5mmの厚さで硬度50度のシリコーンゴ
ムを弾性層13として被覆したアルミニウム製中空芯金
12上にフッ素樹脂フイルム15をチュービングによっ
て被膜させて加圧ロール11を作製した。
【0078】(評価試験)このようにして得られた定着
用ロールを図3に示すような構成からなる複写装置(富
士ゼロックス(株)製 Vivace 500)を改造
して装着し、連続して複写を行い、定着温度を換えた場
合のソリッド画像の剥離性を評価した。条件は次の通り
である。 トナー:富士ゼロックス(株)製 ViVace 50
0用白黒トナー トナー像:ソリッド像(20mm×5cm)、トナー量
=1mg/cm2 紙:富士ゼロックス(株)製白黒用紙L紙 搬送速度:300mm/sec 離型剤オイル量: なし
用ロールを図3に示すような構成からなる複写装置(富
士ゼロックス(株)製 Vivace 500)を改造
して装着し、連続して複写を行い、定着温度を換えた場
合のソリッド画像の剥離性を評価した。条件は次の通り
である。 トナー:富士ゼロックス(株)製 ViVace 50
0用白黒トナー トナー像:ソリッド像(20mm×5cm)、トナー量
=1mg/cm2 紙:富士ゼロックス(株)製白黒用紙L紙 搬送速度:300mm/sec 離型剤オイル量: なし
【0079】その結果、ロールの優れた離型性のため
に、幅広い温度が剥離が可能で鮮明な画像を得られた。
剥離可能な定着温度は155℃から200℃であった。
また、30万枚を越えても画像の乱れ(画像ヌケ等)や
定着ロール上のオフセット、摩耗が見られなかった。
に、幅広い温度が剥離が可能で鮮明な画像を得られた。
剥離可能な定着温度は155℃から200℃であった。
また、30万枚を越えても画像の乱れ(画像ヌケ等)や
定着ロール上のオフセット、摩耗が見られなかった。
【0080】比較例1 架橋剤をビスフェノールAFに変えたことと、充填材を
未処理の平均粒径が0.05μmのTiO2 微粒子に変
えたこと以外は、実施例1と同様の方法で定着用ロール
を作製し、評価を行った。その結果、グロス値が40を
越える定着温度は125℃1から150℃であり、実施
例1の125℃から175℃に比べて劣っていた。ま
た、複写枚数が10万枚を越えたところで画像の乱れ
(画像ヌケ等)や定着用ロール上へのオフセットが観察
された。
未処理の平均粒径が0.05μmのTiO2 微粒子に変
えたこと以外は、実施例1と同様の方法で定着用ロール
を作製し、評価を行った。その結果、グロス値が40を
越える定着温度は125℃1から150℃であり、実施
例1の125℃から175℃に比べて劣っていた。ま
た、複写枚数が10万枚を越えたところで画像の乱れ
(画像ヌケ等)や定着用ロール上へのオフセットが観察
された。
【0081】比較例2 架橋剤を式(12)に示すシラノール末端アルキルシロ
キサン8重合部に変えたことと、充填材を未処理の平均
粒径が0.05μmのTiO2 微粒子に変えたこと以外
は、実施例1と同様の方法で定着用ロールを作製したと
ころ、架橋剤が十分に混合されず架橋反応が進行しなか
った。したがって、含フッ素エラストマー被覆定着用部
材の使用は不可能であった。
キサン8重合部に変えたことと、充填材を未処理の平均
粒径が0.05μmのTiO2 微粒子に変えたこと以外
は、実施例1と同様の方法で定着用ロールを作製したと
ころ、架橋剤が十分に混合されず架橋反応が進行しなか
った。したがって、含フッ素エラストマー被覆定着用部
材の使用は不可能であった。
【0082】
【化7】
【0083】比較例3 ディスパージョン塗料液において、架橋剤をビスフェノ
ールAFに変えたことと、充填材を未処理の平均粒径が
0.05μmのTiO2 微粒子に変えたこと以外は、実
施例4と同様の方法で定着用加熱ベルトと加圧ロールを
作製し、評価を行った。その結果、グロス値が40を越
える定着温度は125℃1から145℃であり、実施例
4の125℃から170℃に比べて劣っていた。また、
複写枚数が10万枚を越えたところで画像の乱れ(画像
ヌケ等)や定着用ロール上へのオフセットが観察され
た。
ールAFに変えたことと、充填材を未処理の平均粒径が
0.05μmのTiO2 微粒子に変えたこと以外は、実
施例4と同様の方法で定着用加熱ベルトと加圧ロールを
作製し、評価を行った。その結果、グロス値が40を越
える定着温度は125℃1から145℃であり、実施例
4の125℃から170℃に比べて劣っていた。また、
複写枚数が10万枚を越えたところで画像の乱れ(画像
ヌケ等)や定着用ロール上へのオフセットが観察され
た。
【0084】比較例4 ディスパージョン塗料液を比較例3の同様なものに変え
た以外は、実施例5と同様な方法で定着用ロールを作製
し、評価を行った。その結果、剥離可能な定着温度は1
65℃から195℃であり、実施例5の155℃から2
00℃に比べて劣っていた。また、複写枚数が23万枚
を越えたところで画像の乱れや定着用ロール上へのオフ
セットが観察された。
た以外は、実施例5と同様な方法で定着用ロールを作製
し、評価を行った。その結果、剥離可能な定着温度は1
65℃から195℃であり、実施例5の155℃から2
00℃に比べて劣っていた。また、複写枚数が23万枚
を越えたところで画像の乱れや定着用ロール上へのオフ
セットが観察された。
【0085】
【発明の効果】本発明の定着用部材は、表面層を形成す
る含フッ素エラストマーが、両末端がシラノールフルオ
ロアルキルシロキサンもしくはハイブリッドシリコーン
からなる架橋剤を用いてポリオール加硫されるため、剥
離剤を減らした状態においてもトナーに対する剥離性に
富み、摩耗に強く耐久性に優れ、未定着像を均一に定着
でき、定着後の画像表面の平滑性が高く高画質であり、
この効果は、含フッ素エラストマー中に含フッ素基を有
するシランカップリング剤で処理された無機充填材が分
散されるより高いものとなる。したがって、上記の定着
用部材を電子写真方式を用いた複写装置、プリンター等
の画像形成装置等の定着装置に用いた場合、維持性が向
上し、トナーのオフセット防止や用紙への巻き付き防止
を図ることかでき、かつ、鮮やかな画像を得ることがで
きる。また、離型剤の使用量が抑えられるので、定着像
のべとつきや画像担持体へのテープの付着性が改善され
るだけでなく、定着装置の小型化や低コスト化が可能と
なる。
る含フッ素エラストマーが、両末端がシラノールフルオ
ロアルキルシロキサンもしくはハイブリッドシリコーン
からなる架橋剤を用いてポリオール加硫されるため、剥
離剤を減らした状態においてもトナーに対する剥離性に
富み、摩耗に強く耐久性に優れ、未定着像を均一に定着
でき、定着後の画像表面の平滑性が高く高画質であり、
この効果は、含フッ素エラストマー中に含フッ素基を有
するシランカップリング剤で処理された無機充填材が分
散されるより高いものとなる。したがって、上記の定着
用部材を電子写真方式を用いた複写装置、プリンター等
の画像形成装置等の定着装置に用いた場合、維持性が向
上し、トナーのオフセット防止や用紙への巻き付き防止
を図ることかでき、かつ、鮮やかな画像を得ることがで
きる。また、離型剤の使用量が抑えられるので、定着像
のべとつきや画像担持体へのテープの付着性が改善され
るだけでなく、定着装置の小型化や低コスト化が可能と
なる。
【図1】本発明の実施例1〜実施例3における定着方法
に使用されたフルカラー複写機用ロール組み込み型定着
装置を示す概略的断面図である。
に使用されたフルカラー複写機用ロール組み込み型定着
装置を示す概略的断面図である。
【図2】(A)は本発明の実施例4における定着方法に
使用されたフルカラー複写機用ベルト組み込み型定着装
置を示す概略的断面図、(B)は(A)の装置における
ベルトの要部断面図である。
使用されたフルカラー複写機用ベルト組み込み型定着装
置を示す概略的断面図、(B)は(A)の装置における
ベルトの要部断面図である。
【図3】本発明の実施例5における定着方法に使用され
た白黒複写機用ロール組み込み型定着装置を示す概略的
断面図である。
た白黒複写機用ロール組み込み型定着装置を示す概略的
断面図である。
【図4】従来の定着装置の例を示す概略的構成図であ
る。
る。
1,12 加熱ロール 2 中空芯金 3,8,13 弾性層 4,9,14 表面層 6 加熱ベルト 7 耐熱性シート 11 加圧ロール 15 フッ素樹脂製フイルム 21,22,26 ヒーター 23 加圧パッド 24 ベルト駆動ロール 25 ベルト搬送ロール 27 インレット 28 アウトレット 29 離型剤塗布装置 31 紙 32 トナー像
Claims (13)
- 【請求項1】 担体上に層を有する定着用部材におい
て、該層の最外層が、両末端部にシラノール基を有する
フルオロアルキルシロキサンもしくはハイブリッドシリ
コーンにより架橋させた含フッ素エラストマーを含有す
ることを特徴とする定着用部材。 - 【請求項2】 含フッ素エラストマーが、無機充填材を
含有することを特徴とする請求項1に記載の定着用部
材。 - 【請求項3】 無機充填材が、含フッ素シランカップリ
ング剤で処理されている請求項2に記載の定着用部材。 - 【請求項4】 含フッ素シランカップリング剤が、パー
フルオロアルキル基、パーフルオロアルキルエーテル
基、またはパーフルオロアルコキシ基から選ばれた基を
有することを特徴とする請求項3に記載の定着用部材。 - 【請求項5】 両末端部にシラノール基を有するフルオ
ロアルキルシロキサンもしくはハイブリッドシリコーン
が、含フッ素エラストマー100重量部に対して0.1
乃至20重量部添加されていることを特徴とする請求項
1に記載の定着用部材。 - 【請求項6】 含フッ素シランカップリング剤で処理さ
れた無機充填材が、含フッ素エラストマーに対して0.
1乃至50重量%含有されていることを特徴とする請求
項3に記載の定着用部材。 - 【請求項7】 両末端にシラノール基を有するハイブリ
ッドシリコーンが、2価のパーフルオロアルキル基、2
価のフルオロアリール基、2価のパーフルオロアルキル
エーテル基から選ばれた基を有することを特徴とする請
求項1の記載の定着用部材。 - 【請求項8】 担体上に、弾性体層、最外層を順次積層
したことを特徴とする請求項1に記載の定着用部材。 - 【請求項9】 両末端にシラノール基を有するフルオロ
アルキルシロキサンが、パーフルオロアルキル基、パー
フロオロアルキルエーテル基またはパーフロオロアルコ
キシ基から選ばれた基を有することを特徴とする請求項
1に記載の定着用部材。 - 【請求項10】 両末端にシラノール基を有するフルオ
ロアルキルシロキサンのパーフルオロアルキル基、パー
フロオロアルキルエーテル基またはパーフロオロアルコ
キシ基から選ばれた基が炭素数5乃至20であることを
特徴とする請求項9に記載の定着用部材。 - 【請求項11】 無機充填材の平均粒径が大きくとも5
μmであることを特徴とする請求項2に記載の定着用部
材。 - 【請求項12】 転写体上のトナー画像を加熱して定着
を行う定着装置において、転写体上のトナー画像に接触
する定着部材が、担体上に層を有しており、該層の最外
層が、両末端部にシラノール基を有するパーフロオロア
ルキルシロキサンもしくはハイブリッドシリコーンによ
り架橋された含フッ素エラストマーを含有することを特
徴とする定着装置。 - 【請求項13】 潜像保持体上に潜像を形成する工程、
該潜像を現像剤を用いて現像する工程、該現像像を転写
体上に転写する工程を有する画像形成方法において、両
末端にシラノール基を有するパーフロオロアルキルシロ
キサンもしくはハイブリッドシリコーンにより架橋され
た含フッ素エラストマーを含有する定着用部材を用いて
転写体上のトナー像を接触定着することを特徴とする画
像形成方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12583297A JPH10319757A (ja) | 1997-05-15 | 1997-05-15 | 定着用部材及び定着装置、画像形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12583297A JPH10319757A (ja) | 1997-05-15 | 1997-05-15 | 定着用部材及び定着装置、画像形成方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10319757A true JPH10319757A (ja) | 1998-12-04 |
Family
ID=14920051
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12583297A Pending JPH10319757A (ja) | 1997-05-15 | 1997-05-15 | 定着用部材及び定着装置、画像形成方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10319757A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009542888A (ja) * | 2006-07-11 | 2009-12-03 | サン−ゴバン グラス フランス | 疎水性処理および上塗のための組成物 |
| WO2024190267A1 (ja) * | 2023-03-10 | 2024-09-19 | 信越化学工業株式会社 | 剥離シート用軽剥離添加剤、剥離シート用樹脂組成物及び剥離シート |
-
1997
- 1997-05-15 JP JP12583297A patent/JPH10319757A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009542888A (ja) * | 2006-07-11 | 2009-12-03 | サン−ゴバン グラス フランス | 疎水性処理および上塗のための組成物 |
| US20090324968A1 (en) * | 2006-07-11 | 2009-12-31 | Saint-Gobain Glass France | Composition for hydrophobic treatment and glazing |
| US8415016B2 (en) * | 2006-07-11 | 2013-04-09 | Saint-Gobain Glass France | Hydrophobic treatment composition and glazing |
| WO2024190267A1 (ja) * | 2023-03-10 | 2024-09-19 | 信越化学工業株式会社 | 剥離シート用軽剥離添加剤、剥離シート用樹脂組成物及び剥離シート |
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