JPH10320200A - インタラクティブ制御装置 - Google Patents

インタラクティブ制御装置

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JPH10320200A
JPH10320200A JP9125135A JP12513597A JPH10320200A JP H10320200 A JPH10320200 A JP H10320200A JP 9125135 A JP9125135 A JP 9125135A JP 12513597 A JP12513597 A JP 12513597A JP H10320200 A JPH10320200 A JP H10320200A
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JP
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dsp
general
control
processing
interactive
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JP9125135A
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Takashi Iguchi
高志 井口
Masaaki Nagai
雅明 長井
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 制御対象となるアミューズメント機器の規模
や構成に応じて、処理能力を損なうことなく、コンパク
トで柔軟な計算機構成が組めるようなメンテナンスビリ
ティの良いインタラクティブ制御装置を構築すること。 【解決手段】 汎用CPU2にDSP装置3を付加した
リアルタイムコンピュータをホスト計算機1とし、汎用
CPU2だけでは負荷が重い、演算性能が要求される処
理や並列動作が可能な処理をDSP装置3に分散処理さ
せ、広大な3次元空間を自由に移動可能なインタラクテ
ィブ体感システムでゲスト操作により発生するイベント
に対応した映像表示・音響出力・揺動出力のリアルタイ
ム同時制御を可能にする。また、MIDIインタフェー
スで音響機器を制御するパソコン4以外の、汎用CPU
2、DSP装置3、及び、インタラクティブ機器の入出
力装置を全て1台の制御盤内に収め、更に、各DSP上
で動作する制御プログラムを全て汎用CPU2でDSP
にダウンロードする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はVMEにDSPを組
み込んだインタラクティブ制御装置に関し、例えば、1
ユニットで多人数が載れる参加体感型インタラクティブ
機器を複数ユニット並べてユニット間での競争を可能と
するようなテーマパーク向け大型アミューズメント機器
のリアルタイム制御装置に適用して有用なものである。
【0002】
【従来の技術】従来型のテーマパーク向け大型アミュー
ズメント機器のインタラクティブ制御装置は、HOST
(ホスト)計算機にパーソナルコンピュータ(以下、パ
ソコンという)を十数台つないで、アミューズメント機
器各ユニットの映像表示・音響出力・揺動出力をリアル
タイムで制御するシステムであった。
【0003】図6により、従来のインタラクティブ制御
装置を説明する。図6において、#1〜#nは1〜2人
乗りのアミューズメント用キャビンを示し、各キャビン
#1〜#nそれぞれに映像機器、音響機器及び揺動機器
を具えている。インタラクティブ制御装置としては、全
体の監視及び制御を行うホスト計算機Hと、各キャビン
宛の画像発生装置用制御装置G1〜Gnと、同じく各キ
ャビン宛の音響機器及び揺動機器制御用の補助制御装置
A1〜Anからなる。画像発生装置用制御装置G1〜G
n及び補助制御装置A1〜Anはパソコンで構成されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
技術では1台のホスト計算機Hに十数台のパソコンG1
〜Gn及びA1〜Anをつなげて、多数キャビンの映像
表示・音響出力・揺動出力制御を行っている場合が殆ど
である。
【0005】従って、ホスト計算機Hと各パソコンG1
〜Gn及びA1〜Anとの間のデータ通信により計算機
間の同期制御及び排他制御を行って分散処理を実現する
のであるから、制御するユニット(キャビン)数が多い
場合や、制御対象となるシステムの規模が大きい場合に
は、ホスト計算機Hに接続するパソコンG1〜Gn6及
びA1〜Anを増設する必要がある。
【0006】しかし、ホスト計算機Hを中心に計算機間
のデータ通信量が増大するため、下記(1)〜(3)等
の問題が生ずる。 (1)分散協調処理の複雑化 (2)通信機能の高負荷化 (3)各計算機に搭載される制御プログラムの分散化よ
るS/W(ソフトウェア)管理上の品質及び信頼性の低下
【0007】また、別の観点から下記(4)〜(6)の
問題がある。 (4)画像発生装置用制御装置G1〜Gnに対しては、
送信可能な情報量が画面上の移動物体の位置情報程度に
限定されている。従って、多数のキャラクターを画面上
に登場させたり、それらに複雑な動きをさせることが難
しい。 (5)音響機器及び揺動機器についてはパソコンクラス
の補助制御装置A1〜Anで制御している。そのため、
複雑な制御機能を組み込むことが難しい。 (6)画像発生装置用制御装置G1〜Gnと補助制御装
置A1〜An間で多大な通信データ量が発生するので、
各制御装置間のデータI/F(インタフェース)を簡素
化する必要がある。そのため、複雑な機能を実現するの
に必要な複雑なデータI/Fを持たせることができな
い。
【0008】本発明の課題は、これらの問題点に対し、
制御対象となるシステムの規模や構成に応じて処理能力
を損なうことなく、コンパクトで柔軟な計算機構成が組
めるようなメンテナンスビリティの良い制御系を構築す
るためのソリューションとなるインタラクティブ制御装
置を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に係る発明のインタラクティブ制御装置
は、VMEシャーシに実装された汎用ボードCPUとD
SPとを具備し、3次元空間を自由に移動可能なインタ
ラクティブ機器でゲスト操作により発生するイベントに
対応した映像表示・音響出力・揺動出力のリアルタイム
同時制御を可能とする組み込み型インタラクティブ制御
装置であって、前記汎用ボードCPUだけでは負荷が重
い、演算性能が要求される処理及び並列動作が可能な処
理のうち、少なくとも1つを前記DSPで分散処理する
構成であることを特徴とする。
【0010】請求項2に係る発明のインタラクティブ制
御装置は、前記汎用ボードCPU及び前記DSPとは別
に、MIDIインタフェースで音響機器を制御する手段
としてパソコンを具備することを特徴とし、請求項3に
係る発明のインタラクティブ制御装置は、前記汎用ボー
ドCPUと、前記DSPと、前記インタラクティブ機器
の入出力装置とが全て1台の制御盤内に収められている
ことを特徴とし、請求項4に係る発明のインタラクティ
ブ制御装置は、前記汎用ボードCPUは前記DSP上で
動作する制御プログラムを全て同CPU経由でDSPに
ダウンロードする構成であることを特徴とする。
【0011】なお、VMEはVersa Module Europe の略
語であり、IEEE P1014という標準化バス(データ幅8/
16/32ビット、アドレス幅8/24/32ビット)
規格を指し、VMEシャーシ(VME Chassis)とはこ
のVMEバス規格を備えたVMEボード組み込み用の筺
体(ラック)のことである。汎用ボードCPUとはボー
ド上に構成された汎用の中央処理装置のことであり、以
下汎用CPUという。また、DSPとはディジタル信号
処理装置のことであり、MIDIとは電子楽器のディジ
タル制御用インタフェース規格のことである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図5に基づき、本発
明の実施の形態例に係るインタラクティブ制御装置を説
明する。
【0013】なお、本例では、アミューズメント機器と
して多人数参加型の航空機ゲーム機を想定し、各ユニッ
トは下記各機器〜を備えているものとして説明す
る。 機体モデル(キャビン)の揺動機器:6個のシリンダ
により、キャビンを6軸の自由度で揺動する。 音響機器:MIDIインターフェースで与えられる信
号により、全体効果音、機銃音、ミサイル射撃音、機銃
命中音、ミサイル命中音、被弾音、通過音、その他の効
果音を発生する。 映像機器:キャラクタ(人物)、移動体(航空機)、
操縦装置、射撃装置、トリガ、押釦スイッチ、背景、銃
弾、効果映像、その他の映像を写し出す。 ゲスト(参加者)操作機器:射撃用トリガ、押釦スイ
ッチ、アクセルペダル、8個のXYジョイスティック
等。 個別表示器:シューター得点表示、残り運転表示など
を行う。
【0014】図1に本実施の形態におけるインタラクテ
ィブ制御装置の概略構成を示す。図1中の符号で、1は
ホスト計算機、2はVME組み込み型汎用CPU、3は
アミューズメント機器全ユニット用のDSP装置、4は
音響機器をMIDIインタフェースで制御する1台のパ
ソコン(パーソナルコンピュータ)をそれぞれ示す。パ
ソコン4は全ユニット共通に用いられる。
【0015】なお、VME組み込み型(VME Embeded
Computer )とは、VMEシャーシに組み込まれるVM
Eボード(汎用CPUも含む)で構成されるVME計算
機システムのことを指す。
【0016】DSP装置3はDSPボード上にDSPチ
ップを複数個(図1では、DSP3AとDSP3B)搭
載して構成したボードコンピュータである。
【0017】図1に示したインタラクティブ制御装置
は、ホスト計算機1としてVMEシャーシに実装された
汎用CPU2とDSP装置3とを具備し、3次元空間を
自由に移動可能なインタラクティブ機器でゲスト操作に
より発生するイベントに対応した映像表示・音響出力・
揺動出力のリアルタイム同時制御を可能とする組み込み
型インタラクティブ制御装置であり、基本的には、汎用
CPU2だけでは負荷が重い、演算性能が要求される処
理及び並列動作が可能な処理のうち、少なくとも1つを
DSP装置3で分散処理する構成である。
【0018】また、このインタラクティブ制御装置で
は、音響機器制御用の1台のパソコン4を除き、ホスト
計算機1及びインタラクティブ機器の入出力装置を全て
1台の制御盤内に収めている。そして、この制御盤内の
ホスト計算機1でシステム全体の制御を賄うために、上
述の如くホスト計算機1をVME組み込み型汎用CPU
2と、DSP装置3とで構築してある。更に、DSP装
置3の各DSP上で動作する制御プログラムを全て汎用
CPU2経由で該当するDSPにダウンロードする構成
としてある。これら汎用CPU2とDSP装置3とはラ
イン41により結合してある。また、汎用CPU2と、
DSP装置3と、音響機器制御用パソコン4とは、ライ
ン42により相互に結合してある。
【0019】このようなホスト計算機1において、そし
て、汎用CPU2上にリアルタイムOSを搭載し、複数
個のDSPを高速バスによりバス結合させて、DSPの
最大の特長である並列動作及び強力な数値演算性能をフ
ルに引き出している。これにより、下記(1)〜(3)
の機能を有する基本的な制御構成が確立する。 (1)インタラクティブなゲスト操作入力に基づく機体
モデル演算、モーションシステム制御アルゴリズム演算
等の膨大な数値演算の繰り返し処理が可能である。 (2)発生イベントに対応した仕掛けの実行が、ユニッ
ト毎に並列処理可能である。 (3)制御対象となるユニット数が増大しても、DSP
を複数個用いることで多数ユニットの制御系が構築でき
る。
【0020】DSPはリアルタイム信号処理用に開発さ
れたプロセッサであり、H/W(ハードウェア)的に下
記〜の特長を持つ。 高速のH/W乗算器を内蔵する。 プロセッサ内部にプログラム/データ格納用のRA
M、ROMを内蔵する。 各命令の実行時間は高速であり、且つ、1マシンサイ
クルで命令の実行が可能である。 1命令で複数の処理が可能である。 複数の内部バスにより高速のパイプライン処理及び多
重処理が可能である。 アナログ入出力及びディジタル入出力機能を内蔵す
る。 乗算器の出力を加減算ユニットに直接つなげることに
より、積和演算が高速である。 処理の高速化を追求するための命令セットが限定化さ
れている。 特に、DSPは並列の乗算器を内蔵しているために、
汎用のCPU(プロッセサ)と比較して、乗算速度及び
浮動小数点演算が約10倍、命令の実行速度が2〜3倍
という高性能を有する。
【0021】一般的に、複数台からなるVMEだけのシ
ステム構成では、例えば33.3msという限られた時
間内に、機体モデル演算等の膨大な量の数値演算や、ゲ
スト操作に応じて発生する各種イベントの処理等膨大な
量の繰り返し処理を、複数ユニットの全てに対して同時
に実行しきることは非常に厳しい状況である。
【0022】これに対して、上述した特長を有するDS
Pを汎用CPU2に付加することで、膨大な量の数値演
算や繰り返し処理が複数ユニットに対して同時並列に実
行可能となり、システム規模の拡大にも充分対応しきれ
るだけのシステム全体として余裕のある制御系が構築で
きる。
【0023】従って、ホスト計算機1の構成要素とし
て、VME組み込み型汎用CPU2にDSP装置3を組
み合わせることで、マルチプロセッシングによるVME
システムの高速化を図ることができる。また、1筐体内
に統合化された汎用CPU2とDSP装置3との間での
最適な分散協調処理により、多チャンネルのI/O処理
を含む複数ユニットの動作状態監視及び制御が実現でき
る。つまり、VME組み込み型汎用CPU2とDSP装
置3とでホスト計算機1を構築してDSPの有効性を十
分発揮させるので、テーマパーク向け大型アミューズメ
ント機器のインタラクティブ制御に極めて好適である。
【0024】次に、図1中の各プロセッサ(汎用CPU
2、DSP装置3、パソコン4)について、プロセッサ
別の機能を、図2及び図3を参照して説明する。
【0025】図2は、ホスト計算機1に必要な処理機能
のうち、汎用CPU2が分担する機能を示し、大別する
と、システム運転管理2Aと、シナリオ管理2Bと、シ
ステム状態監視2Cと、モーションシステム監視2D
と、画像表示制御2Eと、個別表示器制御2Fと、プリ
ンタ出力制御2Gと、レーザディスク出力制御2Hとを
有する。これら8個の処理機能2A〜2Hの詳細は次の
通りである。 システム運転管理2A:制御装置の起動と終了処理、
制御装置の非常停止処理、リアルタイム制御装置(本イ
ンタラクティブ制御装置)コンソールの入出力処理、運
用モードの切替処理、ローカル運転モードの実行制御、
ローカル保守モードの実行制御、及び、ウォッチドッグ
監視処理。 シナリオ管理2B:ユニット別のシナリオ進行管理。 システム状態監視2C:制御装置状態監視処理、及
び、モーションシステム状態監視処理。 モーションシステム監視2D:モーションシステム状
態信号の入力処理、制御装置状態信号の出力処理、運転
モードの開始信号及び終了信号の入力処理、シリンダテ
ストの開始信号及び終了信号の入力処理、及び、非常停
止信号の入力処理。 画像表示制御2E:移動体表示制御、衝突検知処理、
アニメーションシーケンスの実行制御、及び、ビデオ映
像の出力制御。 個別表示器制御2F:シューター得点の表示処理、ラ
イド状態の表示処理、運転残り時間の表示処理、及び、
その他イベントやアラート等の表示処理。 プリンタ出力制御2G:運転結果及び射撃結果の印刷
処理。 レーザディスク出力制御2H:プレショーの開始信号
及び終了信号の制御。
【0026】図3に、DSP装置3とパソコン4がそれ
ぞれ分担する機能を示す。
【0027】DSP装置3はホスト計算機1に必要な処
理機能のうち、演算性能が要求される処理及び並列動作
が可能な処理として、シナリオ実行制御と、モーション
システム制御を分担する。本例ではDSP装置3を2個
のDSP3A、3Bで構成しているので、特に、DSP
3Aがシナリオ実行制御を行い、DSP3Bがモーショ
ンシステム制御を行うようにしている。これらDSP3
AとDSP3A、3Bの各処理機能の詳細は次の通りで
ある。 DSP3Aのシナリオ実行制御:運転操作信号の入力
処理、射撃操作信号の入力処理、シリンダストロークの
現在値の入力処理、イベントのチェック処理、イベント
の処理実行、照準表示位置の演算処理、及び、移動体表
示位置の演算処理。 DSP3Bのモーションシステム制御:機体モデルの
演算処理、モーションコントロールアルゴリズムの演算
処理、及び、シリンダストローク指令値の出力処理。
【0028】パソコン4は音響機器制御として、全体効
果音の出力処理、機銃及びミサイルの射撃音の出力処
理、機銃及びミサイルの命中音の出力処理、被弾音及び
通過音の出力処理、及び、その他の効果音の出力処理を
行う。
【0029】次に、図4と図5(図4中A部の詳細)を
参照して、ホスト計算機1の具体的なハードウェア構成
例を説明する。但し、この例では、アミューズメント機
器のユニット数を4としている。
【0030】図4及び図5に示すホスト計算機1では、
汎用CPU2と分散処理を行うDSPとして、DSP3
A及びDSP3Bに加え、パラレルIO用にDSP7及
びDSP11、クロック発生用にDSP12、入力処理
用にDSP13A、出力処理用にDSP13Bを用いて
いる。DSP13AとDSP13Bは図5に示すよう
に、4個のユニット(1〜4)用の各入出力処理装置1
0を構成している。
【0031】汎用CPU2は、図2にて前述したよう
に、システム運転管理2Aと、シナリオ管理2Bと、シ
ステム状態監視2Cと、モーションシステム監視2D
と、画像表示制御2Eと、個別表示器制御2Fと、プリ
ンタ出力制御2Gと、レーザディスク出力制御2Hとを
行う。
【0032】この汎用CPU2には、SCSIケーブル
20によりハードディスク装置5を接続し、同ハードデ
ィスク装置5にリアルタイムOSと、各DSP用の制御
プログラムと、ゲームのシナリオと、その他データを格
納してある。
【0033】また、汎用CPU2にはDSP3AをVM
Eリンクバス22及びDSPリンク23により接続し、
更に、DSP3AにDSP3BをDSPリンク25によ
り接続してある。
【0034】更に、汎用CPU2には、バス21により
IO(入出力)チップ6を接続し、VMEリンクバス2
2によりパラレルIO用のDSP7、シリアルIOチッ
プ8、及び、イサーネット素子9を接続してある。
【0035】DSP3Aには、MTTリンクバス24に
より、パラレルIO用のDSP11、クロック発生用の
DSP12、及び、4個のユニット(1〜4)用の各入
出力処理装置10を接続してある。また、各入出力処理
装置10には、MTTリンクバス26によりDSP3B
を接続し、クロックライン27によりクロック発生用の
DSP12を接続してある。
【0036】DSP3A、DSP3B、及び、DSP1
1について、下記(1)〜(3)にそれらの役割を説明
する。 (1)DSP3Aは、図3に示したシナリオ進行制御や
機体モデル演算等の主要機能を実行するDSP装置3の
一演算処理部であり、図4中A部のユニット1〜4用の
各入出力装置10うち、入力処理用のDSP13A(図
5参照)を制御すると共にDSP3Bのマスタでもあ
る。 (2)DSP3Bは、図3に示したシナリオ進行制御や
機体モデル演算等の主要機能を実行するDSP装置3の
一演算処理部であり、図4中A部のユニット1〜4用の
各入出力装置10うち、出力処理用のDSP13B(図
5参照)を制御すると共にDSP3Aのスレーブとな
る。 (3)DSP11は、各ユニット1〜4に搭載される機
銃用ジョイスティックトリガ及びミサイル発射用押釦に
入力信号を検出してDSP3A及びDSP3Bにそれら
の情報を送信するDIO(ディジタルIO)信号入出力
ボードを構成している。
【0037】下記(1)〜(3)に、VMEリンクバス
22、DSPリンク(TisKink)23及びMTT
リンクバス24、26の機能を示す。 (1)VMEリンクバス22はリアルタイム制御装置
(本インタラクティブ制御装置)の基幹バスであり、こ
のVMEリンクバス22上に接続される各VMEボード
(汎用CPU2、DSP3A、パラレルIO用DSP
7、シリアルIO用チップ8、及び、イサーネット素子
9)間のデータ及び制御信号の通信路となる。VMEリ
ンクバス22のデータ転送速度の理論値は最大57.2
MB/秒である。 (2)DSPリンク(TisKink)23はVMEバ
ス上の汎用CPU2とマスタDSP3A間の双方向通信
ポートを指し、Tisサーバ/クライアント通信ソフト
を使って理論上の通信速度は20MB/秒である。 (3)MTTリンクバス24、26はVMEバスとは独
立したDSPボード間のデータ及び制御信号伝送用の専
用バスであり、バスのデータ転送速度の理論値は最大2
0MB/秒である。
【0038】IOチップ6、パラレルIO用DSP7、
シリアルIO用チップ8、イサーネット素子9及びパラ
レルIO用DSP11は、以下のように他の機器と接続
されている。 IOチップ6はRS−232Cケーブル28によりリ
アルタイム制御装置(本インタラクティブ制御装置)の
コンソールに接続され、また、イーサネットケーブル2
9により画像発生装置に接続されている。 パラレルIO用DSP7はパラレルケーブル30と3
1により、主制御盤の出力部と主制御盤の入力部に接続
され、また、パラレルケーブル32によりアクセル切替
装置、ゲストID表示灯切替器、非常灯切替器の各入力
部に接続されている。 シリアルIO用チップ8はRS−232Cケーブル3
3〜35により、リアルタイム制御装置(本インタラク
ティブ制御装置)の状態監視用モニタ、個別表示器制御
用のリンクターミナル及びレーザーディスク装置に接続
されている。 イサーネット素子9はイサーネットケーブル36によ
り、音響機器制御用パソコン(図1の符号4参照)、及
び、複数台のプリンタに接続されている。 パラレルIO用DSP11はパラレルケーブル37〜
40により、4個のユニットの各射撃用トリガを出力す
るスイッチに接続されている。
【0039】次に、図4中A部の各ユニット(1〜4)
用の入出力処理装置10を、図4及び図5を参照して説
明する。
【0040】各入出力処理装置10は図5に示すよう
に、それぞれ2個のDSP13A、13Bからなる。こ
れらのDSP13A、13Bは、それぞれMTTリンク
バス24と26によりDSP3A、3Bを介在して汎用
CPU2に接続されている。また、各DSP13A、1
3Bはクロックライン27を通してクロック発生用DS
P12から供給されるクロックで動作する。
【0041】図5に示すように、各入出力処理装置10
の1台目のDSP13AはDSP3Aの制御の下で、該
当するユニットの6個のシリンダの各現在値、8個のジ
ョイスティックのX及びY座標の値、及び、アクセルペ
ダルの値をアナログ信号で入力し、A/D変換機能によ
りディジタル信号に変換して、DSP3Aへ転送する。
DSP3Aはこれを受けて所定の演算処理等を行う。即
ち、図3に示したように、シナリオ実行制御として運転
操作信号の入力処理、射撃操作信号の入力処理、シリン
ダストロークの現在値の入力処理、イベントのチェック
処理、イベントの処理実行、照準表示位置の演算処理、
及び、移動体表示位置の演算処理を行う。
【0042】各入出力処理装置10の2台目のDSP1
3BはDSP3Bの制御の下で、同DSP3Bから転送
されてきた各ユニットの6個のシリンダに対する指令値
をD/A変換機能によりアナログ信号に変換して、該当
するユニットの6軸揺動機器に与える。DSP3Bは、
図3に示したように、モーションシステム制御として機
体モデルの演算処理、モーションコントロールアルゴリ
ズムの演算処理、及び、シリンダストローク指令値の出
力処理を行う。
【0043】上述した本発明の実施の形態によれば、複
数ユニットで構成されるシステム全体のクリティカルな
リアルタイム制御の大半をDSP3A、3B等に分担さ
せたことにより、VMEシステムの基本構成要素である
汎用CPU2の処理能力に余裕を持たせることができ
た。従って、汎用CPU2においてはリアルタイム処理
の中でもクリティカル性のあまり高くないシステム全体
の運転管理や、汎用CPU2でのみ実行可能なI/O処
理等に専念することできる。
【0044】つまり、上記インタラクティブ制御装置は
VMEシャーシに汎用CPU2とDSP3A、3B等を
実装した組み込み型のリアルタイムコンピュータであ
り、汎用CPU2だけでは負荷が重い処理のうち、演算
性能が要求される処理や並列動作が可能な処理をDSP
3A、3B等に分散処理させたことにより、広大な3次
元空間を自由に移動可能なインタラクティブ体感システ
ムでゲスト操作により発生するイベントに対応した映像
表示・音響出力・揺動出力のリアルタイム同時制御が可
能である。また、従来のホスト計算機に多数のパソコン
をつなげる場合に比べて、コンパクトな装置になった。
【0045】また、汎用CPU2及びDSP3A、3B
等とは別に、MIDIインタフェースで音響機器を制御
するパソコン4を備えたことにより、汎用CPU2の処
理能力に一層余裕を持たせることができた。
【0046】更に、MIDIインタフェースで音響機器
を制御するパソコン4以外は、汎用CPU2とDSP3
A、3B等とを搭載してなるVME組み込み型ホスト計
算機1、及び、インタラクティブ機器の入出力装置10
を、全て1台の制御盤内に収めたことにより、非常にコ
ンパクトでメンテナンスビリティの良い、機能分散型の
高性能並列計算機システムが構築できた。
【0047】更にまた、DSP3A、3B等上で動作す
る制御プログラムは全て汎用CPU2経由でDSPにダ
ウンロードするため、DSP3A、3B等を含むVME
システムの制御プログラムを一元管理することができ
た。従って、従来のパソコンを複数台接続して構築する
システムと比べて、各プロセッサ間のデータ通信におけ
るスループットが格段に向上すると共に、各プロセッサ
上に搭載される制御プログラムの品質管理面での信頼性
が大幅に向上した。
【0048】
【発明の効果】請求項1の発明に係るインタラクティブ
制御装置によれば、VMEシャーシに実装された汎用ボ
ードCPUとDSPとを具備し、3次元空間を自由に移
動可能なインタラクティブ機器でゲスト操作により発生
するイベントに対応した映像表示・音響出力・揺動出力
のリアルタイム同時制御を可能とする組み込み型インタ
ラクティブ制御装置であって、汎用ボードCPUだけで
は負荷が重い、演算性能が要求される処理及び並列動作
が可能な処理のうち、少なくとも1つをDSPで分散処
理する構成であるから、下記の作用効果がある。 システム全体のクリティカルなリアルタイム制御の多
くをDSPが分担し、VMEシステムの基本構成要素で
ある汎用ボードCPUの処理能力に余裕が生じる。従っ
て、汎用ボードCPUにおいては、リアルタイム処理の
中でもクリティカル性のあまり高くないシステム全体の
運転管理や、汎用ボードCPUでのみ実行可能なI/O
処理等に専念することできる。 換言すれば、VMEシャーシに汎用ボードCPUとD
SPを実装した組み込み型のリアルタイムコンピュータ
であり、演算性能が要求される処理や並列動作が可能な
処理をDSPで分散処理することにより、広大な3次元
空間を自由に移動可能なインタラクティブ体感システム
でゲスト操作により発生するイベントに対応した映像表
示・音響出力・揺動出力のリアルタイム同時制御が可能
である。 演算性能が要求される処理や並列動作が可能な処理を
DSPで分散処理するので、制御対象となるシステムの
規模や構成にはDSPの実装個数で対処することがで
き、処理能力を損なうことなく、コンパクトで柔軟な計
算機構成が組める。従って、従来のホスト計算機に多数
のパソコンをつなげる場合に比べて、コンパクトでメン
テナンスビリティの良いインタラクティブ制御装置が実
現する。
【0049】請求項2の発明に係るインタラクティブ制
御装置によれば、汎用ボードCPU及びDSPとは別
に、MIDIインタフェースで音響機器を制御する手段
としてパーソナルコンピュータを具備するから、汎用ボ
ードCPUの処理能力に一層余裕が生じる。
【0050】請求項3の発明に係るインタラクティブ制
御装置によれば、汎用ボードCPUと、DSPと、イン
タラクティブ機器の入出力装置とが全て1台の制御盤内
に収められていることから、非常にコンパクトでメンテ
ナンスビリティの良い、機能分散型の高性能並列計算機
システムが構築できる。
【0051】請求項4の発明に係るインタラクティブ制
御装置によれば、汎用ボードCPUがDSP上で動作す
る制御プログラムを全て同汎用ボードCPU経由でDS
Pにダウンロードする構成であるから、DSP上で動作
する制御プログラムは全て汎用CPU経由でDSPにダ
ウンロードされ、DSPを含むVMEシステムの制御プ
ログラムを一元管理することができる。従って、従来の
パソコンを複数台接続して構築するシステムと比べて、
各プロセッサ間のデータ通信におけるスループットが格
段に向上すると共に、各プロセッサ上に搭載される制御
プログラムの品質管理面での信頼性が大幅に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るインタラクティブ制
御装置の概略構成図。
【図2】図1中の汎用CPUの機能構成を示す図。
【図3】図1中のDSP装置及び音響機器制御用パソコ
ンの各機能構成を示す図。
【図4】図1のインタラクティブ制御装置の具体的なハ
ードウェア構成を示す図。
【図5】図4中のA部の詳細を示す図。
【図6】従来の技術の概要を示す図。
【符号の説明】
1 ホスト計算機 2 汎用CPU 3 DSP装置 3A、3B DSP 4 音響機器制御用パソコン 5 ハードディスク装置 6 IO用DSP 7 パラレルIO用DSP 8 シリアルIO用チップ 9 イサーネット素子 10 各ユニット用の入出力処理装置 11 ディジタルIO用DSP 12 クロック発生用DSP 13A、13B DSP 20 SCSIケーブル 21 バス 22 VMEリンクバス 23、25 DSPリンク 24、26 MTTリンクバス 27 クロックライン 28、33、34、35 RS−232Cケーブル 29、36 イサーネットケーブル 30、31、32、37、38、39、40 パラレル
ケーブル 41、42 ライン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 VMEシャーシに実装された汎用ボード
    CPUとDSPとを具備し、3次元空間を自由に移動可
    能なインタラクティブ機器でゲスト操作により発生する
    イベントに対応した映像表示・音響出力・揺動出力のリ
    アルタイム同時制御を可能とする組み込み型インタラク
    ティブ制御装置であって、 前記汎用ボードCPUだけでは負荷が重い、演算性能が
    要求される処理及び並列動作が可能な処理のうち、少な
    くとも1つを前記DSPで分散処理する構成であること
    を特徴とするインタラクティブ制御装置。
  2. 【請求項2】 前記汎用ボードCPU及び前記DSPと
    は別に、MIDIインタフェースで音響機器を制御する
    手段としてパーソナルコンピュータを具備することを特
    徴とする請求項1に記載のインタラクティブ制御装置。
  3. 【請求項3】 前記汎用ボードCPUと、前記DSP
    と、前記インタラクティブ機器の入出力装置とが全て1
    台の制御盤内に収められていることを特徴とする請求項
    1または2に記載のインタラクティブ制御装置。
  4. 【請求項4】 前記汎用ボードCPUは前記DSP上で
    動作する制御プログラムを全て同汎用ボードCPU経由
    でDSPにダウンロードする構成であることを特徴とす
    る請求項1または2または3に記載のインタラクティブ
    制御装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114955552A (zh) * 2022-06-23 2022-08-30 上海大族富创得科技有限公司 一种smif开合器与自动搬送系统交互的控制方法及smif开合器

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