JPH10320837A - 光記録媒体の初期化方法および初期化補助層 - Google Patents

光記録媒体の初期化方法および初期化補助層

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JPH10320837A
JPH10320837A JP12871697A JP12871697A JPH10320837A JP H10320837 A JPH10320837 A JP H10320837A JP 12871697 A JP12871697 A JP 12871697A JP 12871697 A JP12871697 A JP 12871697A JP H10320837 A JPH10320837 A JP H10320837A
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JP
Japan
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recording medium
optical recording
initialization
auxiliary layer
layer
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JP12871697A
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English (en)
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Hideki Kojima
英樹 小島
Tomoya Yamaho
智也 山舗
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Toray Industries Inc
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Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】初期化に使用される波長での光記録媒体の反射
率に限定されず、光記録媒体の初期化を良好に行う方法
を提供する。 【解決手段】光記録媒体の初期化に用いられるレーザー
光に対する反射率が4%に満たなかったり40%を越え
ていて初期化できない場合に、該光記録媒体のレーザー
光入射側に初期化補助層を装着することによって、該レ
ーザー光反射率を4%以上40%以下にし、該光記録媒
体の初期化を可能とする初期化方法および初期化補助
層。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光の照射により、情
報の記録、消去、再生が可能である光情報記録媒体の初
期化方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光記録媒体の初期化方法としては、レー
ザー光を照射させる方法が一般的である。ここでいう光
記録媒体とは、情報の記録、消去、再生が可能である光
情報記録媒体のことであり、記録層の結晶とアモルファ
スの可逆的な相変化を利用した相変化型光記録媒体や記
録層に磁気材料を用いて磁化方向の差異を利用した光磁
気記録媒体を指す。
【0003】これらの光記録媒体における初期化につい
て説明する。相変化型光記録媒体の場合、初期化とはア
モルファス状態の記録層を結晶状態にすることであり、
その実現方法としてはレーザー光を記録層に照射させる
ことによって記録層の温度を結晶化温度まで上げる方法
が一般的である。
【0004】光磁気記録媒体の場合、初期化とは記録層
の磁化方向を同一方向にすることであり、その実現方法
としては同一方向の外部磁界をかけたままレーザー光を
記録層に照射させて記録層の温度をキューリ点温度まで
上げる方法が一般的である。
【0005】特に相変化型光記録媒体においては、通
常、記録媒体としては記録層が結晶状態であることを初
期状態として用いられるにもかかわらず、相変化型光記
録媒体に用いられる記録層は、スパッタリングなどの一
般的な薄膜形成法で作製された場合、非晶質の状態で形
成される。従って、工場出荷前に初期化して、結晶状態
にすることが必要である。
【0006】現在、初期化装置として(株)シバソク製
のLK101や日立コンピュータ機器(株)製POP5
01等が、販売、利用されている。これらの装置では、
初期化を短時間で効率よく済ますために、約700mW
の高パワー、約1×55μmの広いスポット径が実現で
きる、波長約810nmのレーザーダイオードが使用さ
れている。
【0007】これらの初期化装置では、レーザー光を光
記録媒体の記録層上にフォーカスさせるためには、通
常、光記録媒体のレーザー光反射率は4%以上40%以
下であり、レーザー光反射率が4%に満たないディスク
や40%を越す光記録媒体ではフォーカスを合わせるこ
とができず、初期化できない。
【0008】近年、光記録媒体のさらなる高密度化への
対応技術として、記録層に照射されるレーザー光のスポ
ットサイズをより小さくするため、光記録システムに使
用されるレーザー波長は810nmから780nmへ、
さらに680nmへと短くなってきている。一方で、光
記録媒体の初期化において、現在の長波長レーザーダイ
オードに置き換わるような、目的とする光記録システム
と同じ短波長で高パワー出力が可能なレーザーダイオー
ドは知られていない。よって、記録・再生に使用される
レーザー波長と初期化に使用されるレーザー波長とに開
きがでてきた。
【0009】光記録媒体の反射率は、記録・再生に使用
されるレーザー波長に対して最適化されるが、上記のよ
うに記録・再生に使用されるレーザー波長と初期化に使
用されるレーザー波長とに開きがでてきたことにより、
初期化に使用されるレーザー波長に対する反射率が4%
未満であったり、40%を越えてしまい、初期化できな
い場合が生じるようになった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、初期
化に使用される波長での光記録媒体の反射率に限定され
ず、光記録媒体の初期化を良好に行う方法を提供するこ
とである。
【0011】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、レ
ーザー光の照射により光記録媒体を初期化する場合にお
いて、該光記録媒体のレーザー光入射側に初期化補助層
を装着して初期化を行うことを特徴とする光記録媒体の
初期化方法およびそれに用いる初期化補助層である。
【0012】
【発明の実施の形態】相変化型光記録媒体や光磁気記録
媒体といった光記録媒体を初期化する場合において、該
光記録媒体のレーザー光入射側に初期化補助層を装着す
ることによって、レーザー光反射率を変えられる。ここ
で、初期化補助層を装着した状態での光記録媒体の初期
化に使用されるレーザー光に対する反射率は4〜40%
が好ましい。なぜならこの範囲内の反射率は従来の初期
化装置にて初期化が可能となるからである。つまり、従
来の初期化装置ではレーザー光反射率が高すぎたり低す
ぎたりして初期化できなかった光記録媒体も、初期化時
に適切な初期化補助層を装着することによってレーザー
光反射率を4〜40%にでき、従来の初期化装置での初
期化が可能となる。光記録媒体が相変化型光記録媒体で
ある場合は、初期化前の記録層は、通常、非晶状態であ
るから、非晶状態での記録層の反射率が上記範囲にある
ことが好ましい。
【0013】また、初期化補助層は初期化に用いるレー
ザー光に対して実質的に透明であるものを用い、干渉効
果によって反射率を変えるようにすることが好ましい。
なぜなら、光を吸収することにより反射率を変えるよう
にした場合、記録層に照射されるレーザー光パワーは減
少するため、光記録媒体に照射するレーザー光パワーを
大きくせねばならず効率が悪くなるからである。
【0014】すなわち、この場合装着するとは、干渉効
果が発現する程度に密着あるいは近接させることを意味
する。当然、光記録媒体の記録層全面を覆うように装着
することが重要である。
【0015】初期化補助層は光記録媒体のレーザー光入
射側に積層した一層として設けても良いが、この場合、
記録・再生に使用されるレーザー波長での反射率を変化
させずに、初期化に使用されるレーザー光に対する反射
率だけを変化させることは困難である。従って、独立し
た初期化補助層として形成し、初期化の際だけ、光記録
媒体のレーザー光入射側に装着するようにすることが好
ましい。
【0016】光記録媒体の記録および再生に用いられる
レーザー波長に対する反射率は、40%以下が好まし
い。より好ましくは、10%以上40%以下である。な
ぜなら、光記録媒体が用いられる光記録システムの多く
が、記録および再生に用いるレーザー波長に対する反射
率として上記範囲であれば記録層に良好にフォーカスが
合うように設計されているからである。光記録媒体が相
変化型光記録媒体である場合は、記録前の記録層は、通
常、結晶状態であるから、結晶状態での記録層の反射率
が上記範囲にあることが好ましい。
【0017】本発明における初期化補助層の厚みは、い
くらであってもかまわないが、レーザー光を照射して光
記録媒体の記録層上にフォーカスさせることが必要であ
るため、装着した状態で初期化補助層のレーザー光入射
側の面から光記録媒体の記録層上までの総厚みが0.0
1mm以上5mm以下であることが実用的である。なぜ
なら、初期化に適する高パワーや広いスポット径を実現
するレーザー波長や対物レンズの開口数といった光学系
の設計範囲は狭く、その光学系によって決まる焦点距離
から、レーザー光入射側の面から光記録媒体の記録層上
までの厚みに、最適な数値範囲が存在するからである。
【0018】さらに、現在、光記録媒体のさらなる高密
度化への対応技術として、レンズの開口数NAを大きく
できるように基板厚みが1.2mmから0.6mmや
0.8mmへと薄くなってきている。
【0019】ここで、例えば、0.6mm厚の基板上に
形成された光記録媒体を初期化する際に0.6mm厚の
基板と同じ屈折率を持つ初期化補助層を挟むことは、前
記の効果が期待できるばかりでなく従来の1.2mm厚
に対応した初期化装置設備が使用できることにもなる。
0.8mm厚の基板上に形成された光記録媒体を初期化
する際に0.4mm厚の基板と同じ屈折率を持つ初期化
補助層を挟むことも同様である。
【0020】この基板厚みの変化、および、独立した初
期化補助層としての取り扱いの容易さから、初期化補助
層の厚みは、0.2mm以上0.8mm以下であること
がより好ましい。
【0021】上記のような初期化補助層の材料として
は、透明な各種の合成樹脂、透明ガラスなどが使用で
き、ガラス、ポリカーボネート、ポリメチル・メタクリ
レート、ポリオレフィン樹脂、エポキシ樹脂、ポリイミ
ド樹脂などがあげられる。特に、上記のような光学的効
果が高く、かつ、成形や取り扱いが容易であることから
ポリカーボネート樹脂もしくは、ポリカーボネート樹脂
を含む積層体が好ましい。
【0022】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて説明する。
厚さ0.6mm、直径12cmのスパイラルグルーブ付
きポリカーボネート製基板を毎分30回転で回転させな
がら、高周波スパッタ法により、記録層、誘電体層、反
射層を形成した。記録層など各層の膜厚は、水晶振動子
膜厚計によりモニターした。記録層の組成は、ICP発
光分析(セイコー電子工業(株)製)により確認した。
【0023】まず、真空容器内を1×10-5Paまで排
気した後、2×10-1PaのArガス雰囲気中でSiO
2を20mol%添加したZnSをスパッタし、基板上
に膜厚250nmの第1誘電体層を形成した。続いて、
真空容器内を1×10-5Paまで排気した後、 N2を2
%混合したArガス2×10-1Paの雰囲気中でPd、
Nb、Ge、Sb、Teからなる合金ターゲットをスパ
ッタして、組成Pd0. 2Nb0.3Ge18.5Sb27Te
54(原子%)の膜厚12nmの記録層を形成した。再び
真空容器内を1×10-5Paまで排気した後、2×10
-1PaのArガス雰囲気中でさらに第1誘電体層と同じ
材質の第2誘電体層を15nm形成し、この上に、Si
の膜厚55nmの反射層を設け、さらに第1誘電体層と
同じ材質の第3誘電体層を120nm形成した。
【0024】さらにこのディスクを真空容器より取り出
した後、この第3誘電体層上にアクリル系紫外線硬化樹
脂(大日本インキ(株)製SD−101)をスピンコー
トし、紫外線照射により硬化させて膜厚10μmの樹脂
層を形成して、光記録媒体を得た。この光記録媒体は相
変化型光記録媒体であり、このときの記録層はアモルフ
ァス状態である。
【0025】この光記録媒体の反射率を分光光度計
((株)日立製作所製U−3410)により測定する
と、波長810nmに対して62%、波長780nmに
対して50%、波長680nmに対して13%であっ
た。
【0026】この光記録媒体を初期化装置((株)シバ
ソク製、LK101A(使用波長810nm、動作可能
なレーザー光反射率は4%以上40%以下))を使用し
て、この光記録媒体を毎秒1000rpmで回転させ、
基板側から、半径方向に長円に集光した半導体レーザー
光を照射して、記録層を結晶化するという初期化を試み
たがフォーカスエラーの発生により初期化できなかっ
た。
【0027】そこで、初期化ディスクのレーザー光入射
側に初期化補助層として、厚さ0.6mm、直径12c
mのスパイラルグルーブ付きポリカーボネート製基板を
挟み、この総厚み1.2mmの光記録媒体を前記の初期
化装置を用いて、毎秒1000rpmで回転させ、初期
化補助層側から、半径方向に長円に集光した半導体レー
ザー光を照射して、記録層を結晶化するという初期化を
試みたところ初期化できた。
【0028】この初期化補助層付きの光記録媒体の反射
率を分光光度計((株)日立製作所製U−3410)に
より測定すると、波長810nmに対して38%、波長
780nmに対して32%、波長680nmに対して2
1%であった。全ての波長領域にわたり、反射率が変わ
っている。とりわけ、初期化に使用される波長810n
mに対する反射率は、62%から38%へと変えること
ができた。これにより、波長810nmで初期化が可能
になった。また、波長780nmに対しても反射率を5
0%から32%へと変えることができ、これにより、波
長780nmにおいても初期化が可能になった。
【0029】
【発明の効果】レーザー光の照射により光記録媒体を初
期化する場合において、初期化ディスクのレーザー光入
射側に初期化補助層を装着することによって、初期化補
助層が干渉層としての役割を果たし、初期化補助層を通
過した初期化ディスクのレーザー光反射率を変えること
ができるので、従来の初期化装置ではレーザー光反射率
が高すぎたり低すぎたりして初期化できなかった光記録
媒体も、初期化が可能となる。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レーザー光の照射により光記録媒体を初期
    化する場合において、該光記録媒体のレーザー光入射側
    に初期化補助層を装着して初期化を行うことを特徴とす
    る光記録媒体の初期化方法。
  2. 【請求項2】光記録媒体のレーザー光入射側に初期化補
    助層を装着することにより、初期化に使用されるレーザ
    ー光に対する前記光記録媒体のレーザー光反射率を4%
    以上40%以下にすることを特徴とする請求項1記載の
    光記録媒体の初期化方法。
  3. 【請求項3】光記録媒体が相変化型光記録媒体であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の光記録媒体の初期化方
    法。
  4. 【請求項4】レーザー光の照射により光記録媒体を初期
    化する場合において、該光記録媒体のレーザー光入射側
    に装着することにより、初期化に使用されるレーザー光
    に対する前記光記録媒体のレーザー光反射率を4%以上
    40%以下にすることを特徴とする初期化補助層。
  5. 【請求項5】初期化補助層の厚さが、0.2mm以上
    0.8mm以下であることを特徴とする請求項4記載の
    初期化補助層。
  6. 【請求項6】初期化補助層が、ポリカーボネート樹脂を
    含むことを特徴とする請求項4記載の初期化補助層。
JP12871697A 1997-05-19 1997-05-19 光記録媒体の初期化方法および初期化補助層 Pending JPH10320837A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1030292A1 (en) * 1999-02-15 2000-08-23 TDK Corporation Optical recording medium and method for its initialization

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1030292A1 (en) * 1999-02-15 2000-08-23 TDK Corporation Optical recording medium and method for its initialization
US6537721B2 (en) 1999-02-15 2003-03-25 Tdk Corporation Optical recording medium and method for its initialization

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