JPH1032126A - コイル - Google Patents
コイルInfo
- Publication number
- JPH1032126A JPH1032126A JP18568996A JP18568996A JPH1032126A JP H1032126 A JPH1032126 A JP H1032126A JP 18568996 A JP18568996 A JP 18568996A JP 18568996 A JP18568996 A JP 18568996A JP H1032126 A JPH1032126 A JP H1032126A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil
- interlayer material
- electric wire
- winding
- wire
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Insulating Of Coils (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 電線とシート状の層間材とを交互に巻回して
多層円筒状に形成されるコイルでは、コイル軸両端部付
近の電線がコイル軸に沿ってずれたりコイル軸に向かっ
て脱落しやすい。これを防ぐためにコイル巻き上がり後
に絶縁樹脂を含浸・硬化させる方法では、多くの工数を
必要とし、コスト高、コイルの重量増加等の問題を生じ
る。 【解決手段】 電線及びシート状の層間材を層ごとに交
互に巻回して多層円筒状に形成されたコイルにおいて、
層間材340のコイル軸に平行な断面形状をほぼ凹形に
形成する。具体的には、前記層間材340を、円筒状に
巻回されるシート状の層間材本体341と、この層間材
本体341の軸方向両端部に付設された電線脱落防止用
ストッパーとしてのテープ342とにより構成する。
多層円筒状に形成されるコイルでは、コイル軸両端部付
近の電線がコイル軸に沿ってずれたりコイル軸に向かっ
て脱落しやすい。これを防ぐためにコイル巻き上がり後
に絶縁樹脂を含浸・硬化させる方法では、多くの工数を
必要とし、コスト高、コイルの重量増加等の問題を生じ
る。 【解決手段】 電線及びシート状の層間材を層ごとに交
互に巻回して多層円筒状に形成されたコイルにおいて、
層間材340のコイル軸に平行な断面形状をほぼ凹形に
形成する。具体的には、前記層間材340を、円筒状に
巻回されるシート状の層間材本体341と、この層間材
本体341の軸方向両端部に付設された電線脱落防止用
ストッパーとしてのテープ342とにより構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動開閉器のマグ
ネット等に使用されるコイルに関し、特に、多層円筒状
に巻回される電線とシート状の層間材とによって構成さ
れるコイルにおいて、その軸方向両端部付近の電線のず
れや脱落を防止するようにした構造に関するものであ
る。
ネット等に使用されるコイルに関し、特に、多層円筒状
に巻回される電線とシート状の層間材とによって構成さ
れるコイルにおいて、その軸方向両端部付近の電線のず
れや脱落を防止するようにした構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図3は従来のマグネット用コイルの側面
図、図4は正面図、図5は図3のA部拡大断面図であ
る。これらの図において、マグネット用コイルは、円筒
状の摺動管31を巻芯にして下層部に平角電線32を多
層に巻回した後、丸電線33を一層当たり必要回数かつ
多層に巻回している。図5に詳しく示すように、丸電線
33の層間には、次層の丸電線33を整然と巻き回すた
めにシート状の層間材34を介在させてあり、その全体
は多層円筒状に形成されている。
図、図4は正面図、図5は図3のA部拡大断面図であ
る。これらの図において、マグネット用コイルは、円筒
状の摺動管31を巻芯にして下層部に平角電線32を多
層に巻回した後、丸電線33を一層当たり必要回数かつ
多層に巻回している。図5に詳しく示すように、丸電線
33の層間には、次層の丸電線33を整然と巻き回すた
めにシート状の層間材34を介在させてあり、その全体
は多層円筒状に形成されている。
【0003】このマグネット用コイルでは、電線32,
33に一定の張力を加えながら巻回することにより、電
線自体が保有する円筒軸方向への締め付け力によってコ
イル全体の形状を保っている。なお、図3において35
はビニールチューブ、36はリード線、37は外装テー
プ、図4において38は綿テープを示す。
33に一定の張力を加えながら巻回することにより、電
線自体が保有する円筒軸方向への締め付け力によってコ
イル全体の形状を保っている。なお、図3において35
はビニールチューブ、36はリード線、37は外装テー
プ、図4において38は綿テープを示す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ここで、電線には常に
コイル軸へ向かう力が働いていると共に、丸電線33の
座りの悪さが加わり、軸方向両端部付近の丸電線33は
図5の層間材34の突出部分だけでは保持しきれず、コ
イル軸に沿ってずれたりコイル軸に向かって脱落するお
それがある。特に、コストや機械的強度の観点から層間
材34としてプラスチックからなる絶縁フィルムを用い
る場合には、電線と絶縁フィルムとの摩擦力が小さく、
作業時や運搬時の衝撃力によって上述したずれや脱落が
一層起こりやすくなる。
コイル軸へ向かう力が働いていると共に、丸電線33の
座りの悪さが加わり、軸方向両端部付近の丸電線33は
図5の層間材34の突出部分だけでは保持しきれず、コ
イル軸に沿ってずれたりコイル軸に向かって脱落するお
それがある。特に、コストや機械的強度の観点から層間
材34としてプラスチックからなる絶縁フィルムを用い
る場合には、電線と絶縁フィルムとの摩擦力が小さく、
作業時や運搬時の衝撃力によって上述したずれや脱落が
一層起こりやすくなる。
【0005】これらの点に鑑み、従来では、コイルを製
作した後にコイル全体を絶縁樹脂により含浸・硬化させ
て電線の固定、保形を行っている。図5における39
は、この絶縁樹脂を示す。
作した後にコイル全体を絶縁樹脂により含浸・硬化させ
て電線の固定、保形を行っている。図5における39
は、この絶縁樹脂を示す。
【0006】しかしながら、この方法によると、絶縁樹
脂の含浸・硬化作業時や運搬時のコイル自身の扱いにく
さに加え、リード線36付近に樹脂が付着しないように
するためのマスキング処理や乾燥処理、樹脂ダレ除去の
成形処理等を必要とし、更に、樹脂含浸・硬化後のコイ
ル重量の増加により、構成の割には製作工数を多く必要
としてコスト高になっていた。そこで本発明は、低コス
トで確実に電線のずれや脱落を防止することができるコ
イルを提供しようとするものである。
脂の含浸・硬化作業時や運搬時のコイル自身の扱いにく
さに加え、リード線36付近に樹脂が付着しないように
するためのマスキング処理や乾燥処理、樹脂ダレ除去の
成形処理等を必要とし、更に、樹脂含浸・硬化後のコイ
ル重量の増加により、構成の割には製作工数を多く必要
としてコスト高になっていた。そこで本発明は、低コス
トで確実に電線のずれや脱落を防止することができるコ
イルを提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、電線及びシート状の層間材
を層ごとに交互に巻回して多層円筒状に形成されたコイ
ルにおいて、前記層間材のコイル軸に平行な断面形状を
ほぼ凹形に形成したものである。これにより、電線を層
間材の凹部に巻回すれば、電線のコイル軸方向へのずれ
やコイル軸に向かう脱落を防止することができる。
め、請求項1記載の発明は、電線及びシート状の層間材
を層ごとに交互に巻回して多層円筒状に形成されたコイ
ルにおいて、前記層間材のコイル軸に平行な断面形状を
ほぼ凹形に形成したものである。これにより、電線を層
間材の凹部に巻回すれば、電線のコイル軸方向へのずれ
やコイル軸に向かう脱落を防止することができる。
【0008】なお、前記層間材は、請求項2に記載した
ように、円筒状に巻回されるシート状の層間材本体と、
この層間材本体の軸方向両端部に付設された電線脱落防
止用ストッパーとしてのテープとにより構成することが
望ましい。また、請求項3に記載したように、前記層間
材を絶縁材料により形成すれば、各層の電線間の絶縁性
能を良好に保つことができる。
ように、円筒状に巻回されるシート状の層間材本体と、
この層間材本体の軸方向両端部に付設された電線脱落防
止用ストッパーとしてのテープとにより構成することが
望ましい。また、請求項3に記載したように、前記層間
材を絶縁材料により形成すれば、各層の電線間の絶縁性
能を良好に保つことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図に沿って本発明の実施形
態を説明する。まず、図1は、図5に相当する本実施形
態の拡大断面図であり、図5と同一の構成要素には同一
番号を付してある。
態を説明する。まず、図1は、図5に相当する本実施形
態の拡大断面図であり、図5と同一の構成要素には同一
番号を付してある。
【0010】図1において、340はシート状の層間材
であり、ポリエステル等のプラスチック製フィルムから
なる層間材本体341と、この層間材本体341の表面
両端部(コイル軸方向両端部)に貼り付けられた電線脱
落防止用ストッパーとしてのテープ342とから構成さ
れている。層間材本体341は他のプラスチック製でも
良く、紙を用いても良い。テープ342の材質は層間材
本体341と同一でも異なっても良い。なお、マグネッ
ト用コイルでは特に各相の電線相互の絶縁性能は要求さ
れないが、電線の絶縁被覆の損傷などを考慮して、層間
材本体341及びテープ342には絶縁材料を使用する
ことが望ましい。
であり、ポリエステル等のプラスチック製フィルムから
なる層間材本体341と、この層間材本体341の表面
両端部(コイル軸方向両端部)に貼り付けられた電線脱
落防止用ストッパーとしてのテープ342とから構成さ
れている。層間材本体341は他のプラスチック製でも
良く、紙を用いても良い。テープ342の材質は層間材
本体341と同一でも異なっても良い。なお、マグネッ
ト用コイルでは特に各相の電線相互の絶縁性能は要求さ
れないが、電線の絶縁被覆の損傷などを考慮して、層間
材本体341及びテープ342には絶縁材料を使用する
ことが望ましい。
【0011】図2は層間材340のみを示した断面図で
あり、テープ342は、層間材本体341の幅(コイル
軸方向の長さ)に対して十分に短い幅を有し、かつ、丸
電線33の直径に相当する厚さを持っている。このテー
プ342を層間材本体341の表面両端部に貼り付ける
ことで、丸電線33を並べて巻回可能な凹部343が形
成される。
あり、テープ342は、層間材本体341の幅(コイル
軸方向の長さ)に対して十分に短い幅を有し、かつ、丸
電線33の直径に相当する厚さを持っている。このテー
プ342を層間材本体341の表面両端部に貼り付ける
ことで、丸電線33を並べて巻回可能な凹部343が形
成される。
【0012】一般に、丸電線33の直径は最大でも3m
m程度であり、プラスチック製フィルムはその幅や厚さ
等につき各種のものが用意されていて接着も極めて容易
である。従って、丸電線33の直径に適合した凹部34
3を有する層間材340を形成することも容易である。
m程度であり、プラスチック製フィルムはその幅や厚さ
等につき各種のものが用意されていて接着も極めて容易
である。従って、丸電線33の直径に適合した凹部34
3を有する層間材340を形成することも容易である。
【0013】なお、図示されていないが、テープ342
に相当するストッパーと層間材本体341とを同一材料
により一体的に形成しても良く、いずれにしても、層間
材340のコイル軸と平行な断面形状がほぼ凹形で、そ
の凹部343に電線33を巻回、収容可能であれば良
い。
に相当するストッパーと層間材本体341とを同一材料
により一体的に形成しても良く、いずれにしても、層間
材340のコイル軸と平行な断面形状がほぼ凹形で、そ
の凹部343に電線33を巻回、収容可能であれば良
い。
【0014】このように形成された層間材340の凹部
343に一層分の丸電線33を一定の張力で巻回し、そ
の上に層間材340を巻装してその凹部343に更に一
層分の丸電線33を巻回していく作業を繰り返すことに
より、図1に示すごとく丸電線33と層間材340とを
交互に巻回してなる多層円筒状のコイルが形成される。
ここで、テープ342の厚さも3mm前後であるため、
コイル軸に直交する断面形状を円形に保つうえで支障と
なることはない。
343に一層分の丸電線33を一定の張力で巻回し、そ
の上に層間材340を巻装してその凹部343に更に一
層分の丸電線33を巻回していく作業を繰り返すことに
より、図1に示すごとく丸電線33と層間材340とを
交互に巻回してなる多層円筒状のコイルが形成される。
ここで、テープ342の厚さも3mm前後であるため、
コイル軸に直交する断面形状を円形に保つうえで支障と
なることはない。
【0015】丸電線33を最外層まで巻き上げた後は、
図3に示したリード線36を引き回し、コイルの外表面
を外装テープ37により被覆してコイル全体を保持、固
定する。
図3に示したリード線36を引き回し、コイルの外表面
を外装テープ37により被覆してコイル全体を保持、固
定する。
【0016】本実施形態によれば、層間材本体341の
両端部のテープ342がストッパーとして作用し、コイ
ル軸に沿った丸電線33のずれやコイル軸に向かう脱落
が確実に防止される。このため、電線を固定し、保形す
るための絶縁樹脂の含浸・硬化も不要になる。
両端部のテープ342がストッパーとして作用し、コイ
ル軸に沿った丸電線33のずれやコイル軸に向かう脱落
が確実に防止される。このため、電線を固定し、保形す
るための絶縁樹脂の含浸・硬化も不要になる。
【0017】本実施形態は、自動開閉器のマグネット用
コイルを例に挙げて説明したが、本発明の着想は他の各
種コイルに勿論、適用可能である。
コイルを例に挙げて説明したが、本発明の着想は他の各
種コイルに勿論、適用可能である。
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、電線と交
互に巻回される層間材のコイル軸に平行な断面形状をほ
ぼ凹形としたことにより、この凹部を形成する両端のテ
ープ等が電線脱落防止用のストッパーとして機能し、コ
イル軸両端部付近の電線のずれや脱落を確実に防止する
ものである。同時に、上記ストッパーが電線を巻回する
際のガイドとなって電線を整然と巻回することができ
る。
互に巻回される層間材のコイル軸に平行な断面形状をほ
ぼ凹形としたことにより、この凹部を形成する両端のテ
ープ等が電線脱落防止用のストッパーとして機能し、コ
イル軸両端部付近の電線のずれや脱落を確実に防止する
ものである。同時に、上記ストッパーが電線を巻回する
際のガイドとなって電線を整然と巻回することができ
る。
【0019】また、コイル巻き上がり後の絶縁樹脂によ
る含浸・硬化工程が不要になり、マスキング処理、乾燥
処理、樹脂ダレ除去の成形処理等も不要になって工数の
大幅に削減することができる。これにより、コストの低
減、製造時間の短縮、コイルの軽量化等が可能になる。
る含浸・硬化工程が不要になり、マスキング処理、乾燥
処理、樹脂ダレ除去の成形処理等も不要になって工数の
大幅に削減することができる。これにより、コストの低
減、製造時間の短縮、コイルの軽量化等が可能になる。
【図1】本発明の実施形態における主要部の拡大断面図
である。
である。
【図2】本発明の実施形態における層間材の断面図であ
る。
る。
【図3】従来のマグネット用コイルの側面図である。
【図4】従来のマグネット用コイルの正面図である。
【図5】図3のA部拡大断面図である。
31 摺動管 32 平角電線 33 丸電線 35 ビニールチューブ 36 リード線 37 外装テープ 38 綿テープ 340 層間材 341 層間材本体 342 テープ 343 凹部
Claims (3)
- 【請求項1】 電線及びシート状の層間材を層ごとに交
互に巻回して多層円筒状に形成されたコイルにおいて、 前記層間材のコイル軸に平行な断面形状をほぼ凹形に形
成したことを特徴とするコイル。 - 【請求項2】 請求項1記載のコイルにおいて、 前記層間材を、円筒状に巻回されるシート状の層間材本
体と、この層間材本体の軸方向両端部に付設された電線
脱落防止用ストッパーとしてのテープとにより構成した
ことを特徴とするコイル。 - 【請求項3】 請求項1または2記載のコイルにおい
て、 前記層間材を絶縁材料により形成したことを特徴とする
コイル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18568996A JPH1032126A (ja) | 1996-07-16 | 1996-07-16 | コイル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18568996A JPH1032126A (ja) | 1996-07-16 | 1996-07-16 | コイル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1032126A true JPH1032126A (ja) | 1998-02-03 |
Family
ID=16175146
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18568996A Pending JPH1032126A (ja) | 1996-07-16 | 1996-07-16 | コイル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1032126A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011194473A (ja) * | 2011-04-27 | 2011-10-06 | Kobe Steel Ltd | 電磁成形用インダクター及びその製造方法 |
| US12170377B2 (en) | 2018-01-16 | 2024-12-17 | Elfolion Gmbh | Foil-like functional material and method for the production therof |
-
1996
- 1996-07-16 JP JP18568996A patent/JPH1032126A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011194473A (ja) * | 2011-04-27 | 2011-10-06 | Kobe Steel Ltd | 電磁成形用インダクター及びその製造方法 |
| US12170377B2 (en) | 2018-01-16 | 2024-12-17 | Elfolion Gmbh | Foil-like functional material and method for the production therof |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20020319 |