JPH10321345A - 水槽保温器具 - Google Patents

水槽保温器具

Info

Publication number
JPH10321345A
JPH10321345A JP12567197A JP12567197A JPH10321345A JP H10321345 A JPH10321345 A JP H10321345A JP 12567197 A JP12567197 A JP 12567197A JP 12567197 A JP12567197 A JP 12567197A JP H10321345 A JPH10321345 A JP H10321345A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heater
temperature
water
protective tube
temperature sensor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP12567197A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinnosuke Nomura
信之助 野村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIPPON DOUBUTSU YAKUHIN KK
Original Assignee
NIPPON DOUBUTSU YAKUHIN KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NIPPON DOUBUTSU YAKUHIN KK filed Critical NIPPON DOUBUTSU YAKUHIN KK
Priority to JP12567197A priority Critical patent/JPH10321345A/ja
Publication of JPH10321345A publication Critical patent/JPH10321345A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Resistance Heating (AREA)
  • Farming Of Fish And Shellfish (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 水槽保温器具を大気露出した際に加熱ヒータ
の通電過熱による火災事故につながる危険性を未然にか
つ完全に防止する。 【解決手段】 ガラス保護管1内に挿通される加熱ヒー
タ2に接して温度センサ3を高熱伝導性膜材で囲み保護
管1内に接触するように設ける。大気露出時には加熱ヒ
ータ2の熱を短時間内に温度センサ3で検出し、その検
出信号により加熱ヒータ2の電源を遮断して、確実に過
熱事故の発生を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、寒期において水
槽内の観賞魚等を保温するための水槽保温器具に関す
る。
【0002】
【従来の技術】熱帯性の観賞魚等は一般に20℃以上の
水温でなければ生存できず、それ以下の温度になる寒期
には保温器具(ヒータ)が用いられる。このような水槽
保温器具は、水槽を保温することは勿論であるが、阪神
大震災のような地震や操作ミスなどにより水槽の破損や
水洩れが生じると水槽内に水がなくなりヒータが過熱し
て火災を引き起こす危険性があり、かかる万一の火災に
つながる事故にならないように保温器具に過熱防止装置
を備えたものが知られている。
【0003】この過熱防止形の保温器具は、ガラス保護
管内に加熱ヒータを挿入しその片端寄りにサーミスタ方
式の温度センサとその接続コード及びヒータへの電源コ
ードとが一体に設けられている。加熱ヒータ部は、ヒー
タのニクロム線がガラスに触れないよう、又熱伝導が均
等に行われるように微粒状の砂が詰められている。
【0004】温度センサは、加熱ヒータの熱が直接伝導
されるのを防止するようにヒータの端から数cm程度離
して設けられ、かつサーミスタと接続コード、電源コー
ドをまとめてシリコンで固めるか、あるいは加熱ヒータ
と同様に微粒砂を詰めて断熱するようにしている。ガラ
ス保護管は、上記加熱ヒータ部と温度センサ部とに亘っ
て設けられている。又、その外側にさらに金属製の保護
管を被せ、両端をゴム製キャップで閉じられているもの
もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の過熱防止形保温器具は、一応過熱状態で火災事故に
つながる危険性を予想して、温度センサを上述したよう
に数cm程度ヒータの端から離すことにより、水が周囲
からなくなった異常状態でも温度センサにシリコン又は
砂を通じて伝熱し、温度センサが感知する温度が設定温
度以上になるとヒータへの電源回路をコントローラによ
り遮断し、通電しないようにして設定温度以上に過熱す
るのを防止するようにしている。
【0006】しかしながら、実際にこのような保温器具
を大気中に露出させて通電すると、温度センサが設定温
度に上昇するまでに相当の時間が掛かるが、ヒータ部の
外周温度は実際には急速に数百度程度まで上昇する。こ
れは、かかる従来の保温器具の加熱ヒータは、電気スト
ーブのような一般的なヒータと同様に、ガラス保護管内
のニクロム線の表面が水中での通常動作時でも赤く赤熱
状態(一般に約400℃以上)となる程の高温となるよ
うに設定されているからである。このような高温加熱式
のヒータを設ければ、温度センサが影響を受けるため当
然加熱ヒータから一定距離以上温度センサを離して設
け、その間のスペースに砂などを詰めて断熱スペースを
設けることとなる。
【0007】しかし、このような断熱スペースを設ける
と水槽内の水がなくなり大気中に露出された時でも温度
センサへの熱の伝達が遅いため電源回路は直ちには遮断
されないのに反して、温度センサを除く加熱ヒータ部分
は急速に温度上昇しガラス保護管の外周は数百度まで温
度が上昇する。地震などによりこのような状態で水槽内
の水がなくなったり、あるいは保温器具が水槽外に出さ
れて燃え易い物の近くに置かれたまま放置されるとやは
り火災の原因となる可能性があり、その過熱防止機能は
必ずしも十分満足できるとは限らない。
【0008】この発明は、上述した従来の保温器具の問
題を簡単な部材を設けて加熱ヒータの内部温度を非赤熱
温度に設定することにより解決し、地震などで放置され
ても決して火災事故につながらないような安全な水槽保
温器具を提供することを課題とする。
【0009】又、上記安全な水槽保温器具内に内部温度
を非赤熱温度とするための電流制限手段を設けて加熱ヒ
ータコイルの長さを短かくし、全体として標準サイズ以
内のコンパクトな形状の水槽保温器具を提供することを
もう1つの課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記課題を
解決する手段として、ガラス保護管内に加熱ヒータを設
け、ガラス保護管の片端寄りに外周を熱伝導性膜材で囲
んだ温度センサを保護管内周に接しかつその一端を加熱
ヒータ端に接して設け、加熱ヒータは水中での通電時の
ガラス保護管内での最高温度が非赤熱領域となる抵抗値
を有する線径、巻径、長さのコイルから成り、温度セン
サで検出された水槽内の水温が設定温度以下になると加
熱ヒータに通電して水温を設定温度に保持し、大気中に
露出させると加熱ヒータによる熱を温度センサで検出し
て加熱ヒータへの通電を遮断し過熱を防止するようにし
て成る水槽保温器具としたのである。
【0011】上記の構成としたこの発明の水槽保温器具
によると、熱帯魚等の観賞魚等を寒期に保護する点では
従来のものと同様に機能する。即ち、上記水槽保温器具
は、従来と同様に元電源を接続したまま水槽内の水中に
設置され、水の温度が温度センサで設定されている温度
(例えば25℃)より高くなると温度センサによるその
検出信号で加熱ヒータの電源回路を遮断し、低くなれば
再び電源回路をオンとし、水槽内に水がある限り全て温
度センサの信号で動作する。
【0012】水温の変化は大気温度の変化にほぼ対応し
て変化し、季節によって又1日の時間によっても変化す
るが、加熱ヒータの加熱容量は水温が温度センサで設定
された温度以下になったからといって直ちに急激に設定
温度以上に加熱し得る程大きくなければならないという
ものではなく、ゆっくり加熱して設定温度以上の水温を
保持できるという程の大きさであっても差し支えはな
い。
【0013】加熱ヒータの熱容量をこのような抑制され
た状態で加熱するように設定する1つの目安は、加熱ヒ
ータのニクロム線が非赤熱状態(約300℃前後)とな
るように電流を制限することである。このように、ニク
ロム線で非赤熱状態で加熱すると、加熱温度が低いため
水中での通常動作時には加熱ヒータ部分の外周が水で常
に冷却され、温度センサを断熱スペースを設けることな
く加熱ヒータの端に接して設けても温度センサは加熱ヒ
ータからの影響が小さくなる。
【0014】上記断熱スペースを設けずに加熱ヒータの
端に温度センサを設けるということは、水槽内の水がな
くなった時に加熱ヒータの温度上昇が直接的に検出でき
るため保温器具が大気に露出された時加熱ヒータによる
加熱状態をできるだけ早期に短時間で検出するのに好都
合である。
【0015】しかし、断熱スペースを設けずに加熱ヒー
タ端に温度センサを設けると加熱ヒータからのわずかな
熱リークの影響は必ず受けるから、このようなわずかな
熱リークがあってもその影響を完全に遮断する必要があ
る。このため、この発明では温度センサを熱伝導性膜材
で囲み、かつこれをガラス保護管の内周に接して設ける
ことにより、温度センサが水槽内に水がある限り水温を
正確に忠実に検出できるようにすると共に、これによっ
て温度センサをも冷却して上記ガラス保護管内部での加
熱ヒータからの熱リークによる影響を相殺するようにし
たのである。
【0016】以上のような構成とすることにより万一、
地震等で水槽が破損したりして大気に暴露されてもこの
発明の保温用具によれば、早期に過熱状態を検出して加
熱ヒータへの通電を遮断し、確実に火災事故等の発生を
防止する。このため過熱状態が従来よりはるかに低い温
度で停止し、異常高温まで達しないため火災につながる
ような事故は全く生じることがない。
【0017】上述した加熱ヒータのコイルが水中での通
電時のガラス保護管内での最高温度が非赤熱領域となる
抵抗値を有する線径、巻径、長さのものとする場合、実
際には2つの方法がある。
【0018】1つは上記非赤熱領域となる抵抗値を有す
る線径、巻径、長さのコイルをガラス保護管内の加熱ヒ
ータとして許容され得るスペース内に完全に収納して加
熱ヒータを形成する場合である。一般的な加熱ヒータを
対象として設計されているニクロム線コイルは、定格容
量のものをそのまま採用すると、コイル表面温度が60
0〜700℃の赤熱領域で作動するため、非赤熱領域で
作動するようにするためには線径、巻径、長さについて
特に長さを長くしてコイル抵抗値を増大させればよい。
【0019】従って、従来の定格容量の大きいもの(例
えば150W、200W)では長さが限界長さに近い長
さのコイルが詰め込まれており、それ以上コイル長さを
大きく長くするとすれば当然折り返し3列、4列と折り
返し列数が増加することとなる。このように、折り返し
列数を増加させることによりコイル抵抗値を増大させて
非赤熱領域で作動させるようにする。
【0020】もう1つの方法は、ニクロム線コイルの長
さを長くしてコイル抵抗値を増大させる代りにコイル長
さを長くして増加する抵抗値により制限される電流値に
相当する電流を制限する電流制限手段を電源回路に挿入
するという方法である。この電流制限手段は定格容量が
小さければ(60W)ダイオード、100W以上の定格
容量の大きいものではトライアックが実際には用いられ
る。
【0021】しかし、従来から一般に用いられている保
温器具は、ガラス保護管長さが大略200〜230m
m、内径13mm、外径15mmであり、これらのサイ
ズのうち長さを極端に長くしたり(例えば2倍以上)、
あるいは径を大きくすることは上記寸法が一般化されて
いる現状では困難である。
【0022】従来の定格容量の加熱ヒータは、このよう
なサイズの制約の中で、特に長さについてはニクロム線
コイルを装着するための基板が、両端の水密キャップや
温度センサ、断熱スペースなどを設ける必要から約12
0〜130mm程度となり、上記基板長さではニクロム
線コイルを1列で装着することが困難であるため折り返
し2列に設けたりしている。
【0023】
【実施の形態】以下、この発明の実施の形態について図
面を参照して説明する。図1に実施形態の水槽保温器具
の外観、図2にその平面図及び縦断面図を示す。図示の
ように、水槽保温器具は、中空円筒状のガラス保護管1
内にニクロム線を用いた加熱ヒータ2と、ガラス保護管
内の片端寄りに設けた温度センサ3と、加熱ヒータ2の
電流制限をするためのダイオード4aと、温度センサ3
の故障時の安全のために挿入される温度ヒューズ4bと
を備えている。ガラス保護管1の両端は防水用のゴム製
のキャップ6で封止され、ゴム製の吸盤付きの取付脚7
が嵌合されている。
【0024】図2に示すように、加熱ヒータ2のニクロ
ム線はガラス保護管内の全長の略半分に亘って延びる絶
縁材の基板(マイカ板)8の両面に沿って裏表に折り返
して設けられ、その両端のそれぞれに温度センサ3と、
ダイオード4a及び温度ヒューズ4bとが接続され、さ
らにそれぞれの端に電源コード9が接続されている。加
熱ヒータ2とガラス保護管1との間の隙間はニクロム線
がガラス保護管1に直接触れないように、かつ伝熱を均
等に分布させるように微粒砂8aが充填されている。
又、ガラス保護管1の内部両端はシリコン製の充填部6
aで閉じられ、左側端寄りで加熱ヒータ2のニクロム線
の端との間のスペース6bにも微粒砂8aが充填されて
いる。
【0025】加熱ヒータ2のニクロム線は、その線径、
巻径、長さが水中での通常動作時には定格出力の加熱容
量を有し、かつ通電時の最高温度が非赤熱領域となるよ
うな抵抗値を有するものである。具体的には、図示の例
では定格出力60W、コイル線径0.23mmφ、巻径
5mmφ、長さ80mmのものが用いられている(但
し、約2倍弱に延ばして基板(約80mm)の裏表に折
り返してセットする)。この加熱ヒータについては後で
さらに詳しく説明する。
【0026】温度センサ3はバイメタルを用いた温度ス
イッチから成る。この温度センサ3は外周を銅製の高熱
伝導性膜材5で囲まれており、保護管1の内周に接しか
つその一端を加熱ヒータ端に接して設けられている。上
記高熱伝導性膜材5は銅以外のアルミニウム合金など高
熱伝導性のものであればどんな材料でもよい。ガラス保
護管1は高耐熱性で強度の大きいガラスを用いる。ガラ
ス保護管1は、図示の例のものは長さ150mm、内径
13mmφ、外径15mmφの寸法のものが用いられて
いる。
【0027】図3に図2(a)の矢視III −III から見
た断面図、図4に上述した温度センサ3付近の拡大斜視
図を示す。なお、ガラス保護管1の外側に金属製の保護
管を被せるようにしてもよい。
【0028】又、水槽の大きさと加熱ヒータの定格出力
(W)との関係は、 水量(幅) 定格出力 80l(900mm) 200W(2.0A) 60l(600mm) 150W(1.5A) 35l(450mm) 100W(1.0A) 30l以下(小型) 75W(0.75A) をおよその目安として上記いずれかの定格出力の加熱ヒ
ータが用いられるこの場合の定格出力は家庭用の交流電
源100V、連続定格を前提とし、100W以上のもの
ではガラス保護管1の長さが200〜230mm程度、
内径13mm、外径15mmのものが一般化されてお
り、75W以下の小型水槽に対しては上記のように長さ
150mm程度の標準より短いものが用いられる。
【0029】上記のように構成した水槽保温器具は、熱
帯魚等を寒期において保護するように水槽内の水温を設
定温度に調節する。しかし、地震などで水槽が破損した
り、水洩れが生じて保温器具が大気中に露出されると、
一般には加熱ヒータ2の過熱により火災につながる事故
の可能性が心配されるが、この実施形態の保温器具はそ
のような可能性を次のようにして未然にかつ完全に防止
する。
【0030】水槽内に水が存在する通常状態ではガラス
保護管1は加熱ヒータ2に沿って発熱し、加熱ヒータ2
のない部分は周囲の水によって冷却されている。加熱ヒ
ータ2で高温となったガラス保護管1が加熱ヒータ2の
ない部分に一体に接続されているから、加熱ヒータ2の
ない部分へもわずかであるがリークして加熱ヒータ2の
片端からそこに設けられている温度センサ3へ直接伝熱
されて温度センサ3が加熱されるが、この熱リークは周
囲の水により通常は冷却されているため温度センサ3は
この熱リークによる影響を受けず、水槽内の水温にほぼ
相当する温度を感知している。温度センサ3は高熱伝導
性膜材5を介してガラス内壁に密着されているので、ガ
ラス管を通して冷却されるからである。
【0031】この場合、加熱ヒータの定格容量は電源回
路に挿入したダイオードで電流制限しているため、60
W交流連続の定格容量ではなくその約70%程度の容量
となっており、このため通常状態での加熱ヒータによる
温度上昇が低く、従って加熱ヒータ2の端に温度センサ
3が接して設けられていても、加熱ヒータ2からの温度
センサ3への熱リークが小さく、周囲の水による冷却で
影響を受けないようになっている。
【0032】ところが、水槽内の水がなくなったりして
保温器具が大気に露出されると、状況は大きく変化す
る。周囲の水がなくなると温度センサ3の温度上昇が冷
却されなくなり、温度センサ3へその温度上昇が直接伝
導される。このため、ガラス保護管1内に設けられてい
る温度センサ3がその温度上昇を感知し、温度センサ3
を介して加熱ヒータ2への通電を遮断し、これにより過
熱状態が防止されるのである。この場合、温度センサ3
はバイメタル式の温度スイッチであるから、バイメタル
金属で設定される温度でのみ作動し、設定温度を基本的
には変えることができない。
【0033】ところで、かかる保温器具は温度センサ3
で温度上昇を検出し設定温度以上になると上述のように
通電を遮断するが、その通電時に水がなくなった時の温
度上昇はニクロム線表面の最高温度として従来のもので
は電源を投入してから短時間(例えば5秒程度)で60
0〜700℃の赤熱温度に達し、ガラス保護管表面の温
度でも数百度であり火災あるいはやけどなどの原因とな
り危険を伴う。
【0034】しかし、この実施形態の保温器具ではニク
ロム線表面の最高温度が270℃前後の非赤熱温度に抑
えられているため、ガラス保護管表面温度は100〜1
20℃程度であり、しかもこの最高温度に達するまでの
時間が60秒と到達時間が長くなっており、従って火災
を発生する原因となることはなく安全性が十分確保され
ている。
【0035】参考のため、最高温度が上記非赤熱温度に
設計された本実施形態のニクロム線と従来のものとを比
較した実験データを以下に示す。但し、いずれの場合も
バイメタル温度センサ3は25℃で電源回路をオン、オ
フするという同一条件で測定を行った。
【0036】
【表1】
【0037】上記到達時間は、保温器具を大気中に露出
した状態で電源投入した後通電状態で最高温度に達する
までの時間である。保温器具の径、長さは全て同じであ
る。
【0038】又、長さについては密巻き長さ(一般的な
加熱ヒータ用として設定され供給された状態の自然長
さ)で示しているが、実際に基板に装着する時はコイル
ピッチを約2倍弱に延ばして用いられる。密巻のままで
は加熱量が集中し、従ってこの加熱状態を分散させるた
めである。この点については比較例も同じであり、後で
説明する表2、表3の場合も同じである(但し、定格容
量の大きさにより延ばす長さの割合は、例えば150W
では約1.5倍程度と多少異なる)。
【0039】以上のデータの比較から分かるように、水
中で定格電力で作動していた通常状態の保温器具が急に
大気中に露出されると、通常状態で定格電力がニクロム
線の抵抗値と、ダイオードによる電流制限で抑制され、
最高温度が非赤熱温度に抑制されているから、ガラス保
護管の表面温度が低くなり安全性が確保されるのであ
る。
【0040】上記実施形態では定格容量60Wのものに
ついて説明したが、定格容量が150W以上の大きいも
のでは上記電流制限手段としてのダイオード4aによる
電量制限容量に限界があるため、これに代えてトライア
ック4a’を用いる(図5の部分変更図を参照)。この
場合、トライアック4a’は温度ヒューズ4bと共にヒ
ータコイルの電源回路に挿入され、別途トライアック4
a’ゲート電流を制御するためのダイオード4cを設け
て、60Wの場合と同様に電源回路の電流を半波整流し
て供給する。なお、4dは抵抗である。表2に定格容量
150Wの場合のニクロム線仕様や最高温度値を表1と
同様な形式で実施形態1’として示す。
【0041】
【表2】
【0042】なお、上記いずれの実施形態でもダイオー
ド4a、又はトライアック4a’により電流制限をする
ことにより加熱ヒータによる加熱温度を非赤熱温度(4
00℃以下)領域内となるよう設計するとしたが、上記
電流制限手段を用いる理由はニクロム線コイル長さを短
かくして一般的な標準サイズ以下のガラス保護管内にコ
ンパクトに加熱ヒータを収納することを目的としてい
る。
【0043】従って、上述したガラス保護管の標準サイ
ズのうち、特に径を若干大きくしてもよい場合は、上記
電流制限手段を用いることなく加熱ヒータのコイルを長
くして抵抗値を増大させ、コイルを折り返し3列又は4
列にして収納するようにしてもよい。この場合は、コイ
ル長さを長くすることだけで電流制限をし非赤熱状態と
なるように設定することとなる。
【0044】このような加熱ヒータのコイルを長くした
場合の定格容量60W、150Wのそれぞれに対するコ
イル長さや最高温度値等については次の通りである。
【0045】
【表3】
【0046】上記データを前述した表1、表2の値と比
較すればニクロム線を長くした場合にほぼ同じ非赤熱温
度の加熱ヒータを得ることが分る。このような設計は、
定格容量の大きさに拘らず、又次の第2実施形態のもの
についても同様に採用できる。
【0047】図6以下に第2実施形態の保温器具を示
す。図6は全体概略図、図7は要部断面図、図8は制御
回路図である。この実施形態は温度センサ3aとしてサ
ーミスタを用いており、これにより検出された温度で電
源回路のオン、オフを制御するコントローラ10が接続
コード9’で接続されている点が異なっているが、その
他の点では基本的には第1実施形態と同じである。以下
では異なる点を中心に説明する。
【0048】コントローラ10は、図8に示すように、
電源回路11、コンパレータ12、温度設定つまみ(図
示省略)で調整される可変抵抗13などから成る。コン
トローラ10は設定温度に対応して可変抵抗13を適宜
調整することにより設定される基準電圧と温度センサ3
aで検出される電圧とをコンパレータ12で比較増幅し
て、検出温度が設定温度以下であればコンパレータ12
の出力信号により電源回路11内のスイッチ(図示省
略)をオンとして加熱ヒータ2へ電源回路11から通電
するようにしている。
【0049】加熱ヒータ2による加熱で水槽内の水温が
設定温度以上になると、コンパレータ12からの出力が
なくなり、電源回路11内のスイッチをオフにして加熱
ヒータ2への通電を遮断する。これにより、コントロー
ラ10によって水槽内の水温が自動的に設定温度に調節
される。設定温度は、例えば20〜35℃の範囲で適当
な値に設定される。
【0050】この実施形態の保温器具は、コントローラ
10により通常状態で水槽内の水温を種々に設定できる
点のみが異なっているだけで、加熱ヒータ2の寸法、能
力は第1実施形態と全く同じであり、従って作用につい
ても同じである。
【0051】なお、上記第2実施形態でも第1実施形態
の場合と同様に、電流制限手段のダイオード4aを定格
容量が150W以上に大きくなるとトライアック4a’
に代えて用いる。
【0052】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、この発明の
水槽保温器具はガラス保護管内の加熱ヒータと温度セン
サとの間に断熱スペースを設けることなく加熱ヒータに
接して温度センサを設け、温度センサは熱伝導性膜材で
囲み保護管内周に接して冷却しながら水温検出できるよ
うにし、通常状態での温度制御を非赤熱状態とし、大気
露出時には加熱ヒータの熱を温度センサへ直接伝導し、
大気露出された時でも加熱ヒータによる加熱温度を短時
間内に温度センサで検出し加熱ヒータへの通電を停止さ
せるようにしたから、過昇温による事故の発生を未然に
かつ完全に防止できる信頼性の高い水槽保温器具が得ら
れるという効果がある。
【0053】又、第2の発明のように、電源回路に電流
制限手段を用いてコイル長さを短くするようにしたか
ら、非赤熱状態の加熱温度でありながら標準サイズ以下
のガラス保護管内に加熱コイルを収納したコンパクトで
安全な保温器具が得られるという利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の水槽保温器具の概略図
【図2】同上の平面図、縦断面図
【図3】図2の矢視III a−III a、III b−III b拡
大断面図
【図4】第1実施形態の水槽保温器具の部分断面斜視図
【図5】同上の水槽保温器具の定格容量の異なる場合の
部分断面斜視図
【図6】第2実施形態の水槽保温器具の概略図
【図7】第2実施形態の水槽保温器具要部断面図
【図8】同上用のコントローラの概略ブロック図
【符号の説明】
1 ガラス保護管 2 加熱ヒータ 3、3a 温度センサ 4a ダイオード 4b 温度ヒューズ 5 高熱伝導性膜材 6 キャップ 7 取付脚 8 基板 9 電源コード 10 コントローラ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス保護管内に加熱ヒータを設け、ガ
    ラス保護管の片端寄りに外周を熱伝導性膜材で囲んだ温
    度センサを保護管内周に接しかつその一端を加熱ヒータ
    端に接して設け、加熱ヒータは水中で通電時のガラス保
    護管内での最高温度が非赤熱領域となる抵抗値を有する
    線径、巻径、長さのコイルから成り、温度センサで検出
    された水槽内の水温が設定温度以下になると加熱ヒータ
    に通電して水温を設定温度に保持し、大気中に露出させ
    ると加熱ヒータによる熱を温度センサで検出して加熱ヒ
    ータへの通電を遮断し過熱を防止するようにして成る水
    槽保温器具。
  2. 【請求項2】 前記加熱ヒータの電源回路に電流制限を
    する電流制限手段を挿入し、コイル長さを前記設定長さ
    より短くすることにより減少する抵抗値に対応して増加
    する電流を上記電流制限手段により制限してコイル長さ
    を短縮したことを特徴とする請求項1に記載の水槽保温
    器具。
JP12567197A 1997-05-15 1997-05-15 水槽保温器具 Pending JPH10321345A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12567197A JPH10321345A (ja) 1997-05-15 1997-05-15 水槽保温器具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12567197A JPH10321345A (ja) 1997-05-15 1997-05-15 水槽保温器具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10321345A true JPH10321345A (ja) 1998-12-04

Family

ID=14915785

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12567197A Pending JPH10321345A (ja) 1997-05-15 1997-05-15 水槽保温器具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10321345A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6684659B1 (en) 1999-05-17 2004-02-03 Matsushita Refrigeration Company Refrigerator and defrosting heater
JP2008142055A (ja) * 2006-12-13 2008-06-26 Gex Corp 水中用ヒーター
JP2008228704A (ja) * 2007-03-23 2008-10-02 Gex Corp 水中用ヒーター
KR200474891Y1 (ko) * 2013-02-07 2014-10-22 조남억 이동형 수중히터

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6684659B1 (en) 1999-05-17 2004-02-03 Matsushita Refrigeration Company Refrigerator and defrosting heater
JP2008142055A (ja) * 2006-12-13 2008-06-26 Gex Corp 水中用ヒーター
JP2008228704A (ja) * 2007-03-23 2008-10-02 Gex Corp 水中用ヒーター
KR200474891Y1 (ko) * 2013-02-07 2014-10-22 조남억 이동형 수중히터

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4208570A (en) Thermostatically controlled electric engine coolant heater
US4518850A (en) Electric cooker having temperature warning means
RU2672611C2 (ru) Устройство для приготовления пищи с повышенной степенью теплозащиты
KR20060063760A (ko) 전기 담요/패드
EP1145598B1 (en) Improvements relating to electric heating elements
EP0543655B1 (en) Immersible heater
JPH10321345A (ja) 水槽保温器具
EP1145597B1 (en) Improvements relating to electrically heated water boiling vessels
CN108449814A (zh) 一种加热器
JP4173203B2 (ja) 液体加熱容器のための加熱要素
US3631322A (en) Fluorescent lamp ballast protector means and method
US3549865A (en) Electric blanket average temperature and hot spot control
KR200278440Y1 (ko) 과열방지수단이 구비된 전기튀김기
KR200290027Y1 (ko) 무자계 감열선을 이용한 침구류의 온도조절기
EP1156704B1 (fr) Dispositif formant thermoplongeur pouvant être utilisé notammant dans un radiateur de chauffage à circulation d'eau
GB2363046A (en) Thick film element protection arrangement
JP3843220B2 (ja) 温度ヒューズ付カートリッジヒータ
JPH1062268A (ja) 観賞魚用温水ヒーター
US1734609A (en) Thermally-controlled heating apparatus
JP3033196U (ja) 水槽用ヒータ
KR20040013066A (ko) 휴대용 순간 열 발생장치
JPH1022057A (ja) 水槽保温器具
KR200346515Y1 (ko) 히트파이프를 이용한 컵 워머용 발열체
JP3052287U (ja) 電気湯せん器
GB2186167A (en) Electric hobs