JPH1032153A - 電解コンデンサの製造装置 - Google Patents

電解コンデンサの製造装置

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JPH1032153A
JPH1032153A JP8187776A JP18777696A JPH1032153A JP H1032153 A JPH1032153 A JP H1032153A JP 8187776 A JP8187776 A JP 8187776A JP 18777696 A JP18777696 A JP 18777696A JP H1032153 A JPH1032153 A JP H1032153A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 再化成機を比較的簡単な構成とすると共に、
制御操作も簡便なものとし、小形にして低コストで設備
することができる電解コンデンサの製造装置を提供す
る。 【解決手段】 電解コンデンサの陽極等を陽極酸化する
に際して、電極の最外面に生じる水和物や酸化膜に生じ
る亀裂等を除去ないし修復するための再化成を行う再化
成機を備えた電解コンデンサの製造装置において、再化
成機は、電解コンデンサ12の出入を制御する検査部を
介して、一列に複数の電解コンデンサを開閉自在に保持
する開閉保持手段16を設けたタイミングベルト14
と、前記開閉保持手段と対向してその下方に位置し前記
電解コンデンサの一対の電極端子12a、12bを回路
基板32を介して収納保持する再化成治具10とからな
り、前記再化成治具は、上下方向に変位させて前記開閉
保持手段との間で電解コンデンサの受け渡しを行う上下
変位部材24を設けると共に、搬送チェーン20に載置
して再化成処理部へ移送し得るように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電解コンデンサの
製造装置に係り、特に電解コンデンサを再化成処理する
ための再化成機において、コンデンサの搬送を簡便かつ
容易に行うことができる電解コンデンサの製造装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、アルミニウム電解コンデンサの
陽極を作成する場合、電極用アルミニウムをエッチング
した後、陽極酸化すなわち化成を行う。また、陰極を作
成する場合にも、特別な場合は、前記化成を行う。
【0003】通常、この種の化成によって得られる電極
の酸化膜には、欠点部があり、コンデンサの性能を悪く
している。通常、このような欠点部としては、電極に存
在する不純物を原因とするもの、電極の最外面に存在す
る主として水和物よりなる層、あるいは酸化膜中に存在
する亀裂である。
【0004】しかるに、前記不純物の存在に対しては、
できるだけ不純物の少ないアルミニウム材料を使用する
ことにより解消することができる。
【0005】一方、前記水和物の存在は、完成したコン
デンサの損失および漏れ電流を大とする問題を生じる。
また、前記酸化膜中に存在する亀裂は、化成によって十
分な耐電圧性をもったと信じられた膜が、あるとき突如
その耐電圧性を失うという現象を起生する原因になる。
【0006】そこで、従来より、前記水和物および酸化
膜の亀裂により生じる問題点を解消する手段として、水
和物や膜の亀裂により閉じた部分を、所要の手段により
開門させ、その内部を化成によって酸化物で埋めてしま
う、通常「減極法」と称している方法が使用されてい
る。なお、この減極法としては、例えば化成をほぼ終了
した時点で課電状態を変化させたり、水和処理後、化成
前にリン酸液中に浸漬して水和表面の多孔部を予め除去
したり、あるいはほぼ化成を完成した段階で、リン酸や
酒石酸などで処理して水和物を除去したり、その他化成
がほぼ完成した段階で、熱水処理したり、逆電流を流し
たり、超音波を加えたり、機械的に曲げたり、パルス電
流を流したりして、亀裂部を開門した後に、再び化成す
ることが知られている。
【0007】従って、これらの処理工程は、電解コンデ
ンサの製造において不可欠な工程であり、一般に再化成
工程と称され、これらの工程処理を行うための種々の再
化成機が提案され、実施化されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、従来の再化
成機は、一般的に検査部(出入口を含む)と再化成処理
部とから構成され、再化成処理部においては、給電可能
な再化成治具(多列)が設けられている。そして、この
再化成治具へのコンデンサの取付け方法としては、検査
部側からコンデンサを1本ずつ取り出してこれを1本ず
つ再化成治具に挿入する方法と、検査部側よりコンデン
サを別の搬送治具を使用して移送し、再化成治具に対し
横方向に多列同時受け渡しを行う方法が採用されてい
る。また、再化成治具から検査部側へのコンデンサの受
け渡しも同様に行われる。
【0009】しかしながら、前記いずれの再化成治具へ
のコンデンサの取付け方法を採用しても、再化成機とし
ての構成は、部品点数が多く、制御操作も複雑となり、
装置設備も大形化する難点がある。
【0010】そこで、本発明の目的は、再化成機を比較
的簡単な構成とすると共に、制御操作も簡便なものと
し、小形にして低コストで設備することができる電解コ
ンデンサの製造装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明に係る電解コンデンサの製造装置は、電解コ
ンデンサの陽極等を陽極酸化するに際して、電極の最外
面に生じる水和物や酸化膜に生じる亀裂等を除去ないし
修復するための再化成を行う再化成機を備えた電解コン
デンサの製造装置において、再化成機は、電解コンデン
サの出入を制御する検査部を介して、一列に複数の電解
コンデンサを開閉自在に保持する開閉保持手段を設けた
タイミングベルトと、前記開閉保持手段と対向してその
下方に位置し前記電解コンデンサの一対の電極端子を回
路基板を介して収納保持する再化成治具とからなり、前
記再化成治具は、上下方向に変位させて前記開閉保持手
段との間で電解コンデンサの受け渡しを行う上下変位部
材を設けると共に、搬送チェーンに載置して再化成処理
部へ移送し得るように構成することを特徴とする。
【0012】この場合、前記タイミングベルトに設けた
開閉保持手段は、電解コンデンサの本体ケースを開閉可
能に保持する一対の固定アームと揺動アームとを備え、
前記揺動アームの揺動操作端部に揺動アームを常時固定
アームに対して閉塞維持するための圧縮コイルばねを設
けると共に、前記揺動アームの揺動操作端部に対しその
外方において当接離反する開閉操作部材を設けた構成と
することができる。
【0013】また、前記再化成治具は、搬送チェーンに
載置した架台部と、この架台部の上に固定配置したコン
デンサ保持部とからなり、前記コンデンサ保持部には上
方に開口するコンデンサ収納開口を設け、このコンデン
サ収納開口内には両面回路基板を配置すると共にこの回
路基板の両側面にそれぞれ電解コンデンサの両電極端子
を圧接保持するための通電可能な弾性接片をそれぞれ配
置した構成とすることができる。
【0014】
【実施例】次に、本発明に係る電解コンデンサの製造装
置の実施例につき、添付図面を参照しながら以下詳細に
説明する。
【0015】図1および図2は、本発明における電解コ
ンデンサの製造装置であって、特に電解コンデンサの再
化成処理を行うための再化成機の一実施例を示すもので
ある。
【0016】しかるに、図1および図2において、参照
符号10は複数の電解コンデンサ12を同時多列受け渡
しを行う再化成治具を示し、また参照符号14は前記再
化成治具10との間で複数の電解コンデンサ12の受け
渡しを行う開閉保持手段16を備えた検査部(図示せ
ず)側と結合するタイミングベルトを示す。
【0017】前記再化成治具10は、架台部18と、こ
の架台部18を支持してこれを搬送する一対の搬送チェ
ーン20、20と、前記架台部18の上に固定配置され
たコンデンサ保持部22とから基本的に構成されてい
る。また、架台部18の両端部には、それぞれ下方に上
下変位部材24、24を対向配置すると共に、上方の所
定位置にストッパ26、26を対向配置した構成からな
る(図2参照)。なお、図2において、参照符号28、
28は、前記架台部18を一対の搬送チェーン20、2
0に対して、それぞれスプリング29、29により弾力
的に上下変位可能に取り付けた係止具を示す。
【0018】しかるに、前記上下変位部材24は、架台
部18に設けた係止孔18aに嵌合する係止突起24a
を設けた係止部24bを備え、この係止部24bを摺動
杆24dに沿って上下変位させる変位基板24cにより
構成され、前記変位基板24cの一端部に、偏心カム機
構27によって揺動変位する揺動レバー25が結合さ
れ、前記偏心カム機構27を適宜回転操作することによ
り、前記上下変位部材24の係止部24bを、前記架台
部18に対し当接してこれを上下変位させることができ
る。なお、図1は、前記架台部18を搬送チェーン20
より上方に変位させた状態を示すものである。
【0019】また、図1において、前記再化成治具10
のコンデンサ保持部22は、上方に開口するコンデンサ
収納開口30を備え、このコンデンサ収納開口30内に
は、その下端部を架台部18の下方まで延在させた両面
回路基板32を配置し、さらにこの回路基板32の両側
面にそれぞれ通電可能な弾性接片34a、34bを配置
して、電解コンデンサ12の両電極端子12a、12b
をそれぞれ前記回路基板32に圧接保持するように構成
されている。
【0020】一方、前記タイミングベルト14に設けら
れた複数の開閉保持手段16は、図1に示すように、前
記再化成治具10の上方に位置し、前記コンデンサ収納
開口30に収納保持された電解コンデンサ12の本体ケ
ース部を開閉可能に保持する一対の固定アーム36aと
揺動アーム36bとを備える。なお、前記揺動アーム3
6bの揺動操作端部側には圧縮コイルばね36cを設け
て、揺動アーム36bを常時固定アーム36aに対して
閉塞維持するように設定する。そして、前記揺動アーム
36bの揺動操作端部に対しては、その外方において当
接離反する開閉操作部材38を設けて、前記開閉保持手
段16を開閉自在に構成する。
【0021】次に、前記構成からなる再化成機の動作に
ついて説明する。
【0022】まず、図示されない検査部(入口側)にお
いて、タイミングベルト14に設けた複数の開閉保持手
段16に対し、それぞれ保持された所定数の電解コンデ
ンサ12は、再化成治具10の位置する所定位置まで搬
送される。そして、前記タイミングベルト14の開閉保
持手段16の位置が、図2に示すような、再化成治具1
0のコンデンサ保持部22と対応する位置に位置決めさ
れると、前記コンデンサ保持部22との間において、電
解コンデンサ12の受け渡しが行われる。
【0023】前記開閉保持手段16から前記コンデンサ
保持部22への電解コンデンサ12の受け渡しに先立
ち、再化成治具10の架台部18に対向する上下変位部
材24、24を下方へ移動させておき、前記開閉保持手
段16に保持された電解コンデンサ12の両電極端子1
2a、12bを、それぞれ前記コンデンサ保持部22の
コンデンサ収納開口30に収納し得るように位置させ
る。
【0024】次いで、前記上下変位部材24、24を上
方へ移動させることにより(図1参照)、前記電解コン
デンサ12の両電極端子12a、12bを、それぞれ前
記コンデンサ保持部22のコンデンサ収納開口30内の
所定位置に収納保持させることができる。
【0025】しかる後、前記開閉保持手段16の揺動ア
ーム36bの開閉操作端部に対して、開閉操作部材を押
圧当接することにより、前記揺動アーム36bを固定ア
ーム36aに対して開放させて、電解コンデンサ12の
保持を解除する。従って、この状態において、上下変位
部材24、24を上方へ移動させることにより、電解コ
ンデンサ12を再化成治具10に保持することができ、
適宜搬送チェーン20、20を移動させることにより、
保持した電解コンデンサ12を所定の再化成処理部へ移
送することができる。
【0026】そして、所定の再化成処理工程を終了した
後は、前記と逆の操作を行って、再化成治具10を元の
位置に戻した後、再化成治具10に保持した電解コンデ
ンサ12を、再びタイミングベルト14の開閉保持手段
16に保持させて、図示されない検査部(出口側)へ移
送することができる。
【0027】以上、本発明の好適な実施例についてそれ
ぞれ説明したが、本発明は前記実施例に限定されること
なく、本発明の精神を逸脱しない範囲内において種々の
設計変更をすることができる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る電解
コンデンサの製造装置によれば、電解コンデンサの陽極
等を陽極酸化するに際して、電極の最外面に生じる水和
物や酸化膜に生じる亀裂等を除去ないし修復するための
再化成を行う再化成機を備えた電解コンデンサの製造装
置において、再化成機は、電解コンデンサの出入を制御
する検査部を介して、一列に複数の電解コンデンサを開
閉自在に保持する開閉保持手段を設けたタイミングベル
トと、前記開閉保持手段と対向してその下方に位置し前
記電解コンデンサの一対の電極端子を回路基板を介して
収納保持する再化成治具とからなり、前記再化成治具
は、上下方向に変位させて前記開閉保持手段との間で電
解コンデンサの受け渡しを行う上下変位部材を設けると
共に、搬送チェーンに載置して再化成処理部へ移送し得
る構成としたことにより、再化成機を比較的簡単な構成
とすると共に、制御操作も簡便なものとし、小形にして
低コストで設備することができる。
【0029】特に、本発明装置においては、再化成治具
における電解コンデンサの受け渡し移動は上下方向に行
うため、隣接配置する電解コンデンサのピッチを狭くす
ることができ、これにより装置構成を小形化することが
できる。また、前記上下方向の移動と再化成治具の位置
決め操作とを兼ねることができ、これにより装置の駆動
範囲を少なくして、搬送チェーンのピッチ誤差も十分許
容することができるため、装置設計が容易となる。そし
て、複雑な駆動ないし動作が少なく、しかも部品点数も
少ないことから、装置構成が簡略となり、低コストに設
備することができる等の多くの優れた利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電解コンデンサの製造装置の一実
施例を示す要部断面側面図である。
【図2】図1に示す電解コンデンサの製造装置の要部概
略正面図である。
【符号の説明】
10 再化成治具 12 電解コンデンサ 12a、12b 電極端子 14 タイミングベルト 16 開閉保持手段 17 基板 18 架台部 20 搬送チェーン 22 コンデンサ保持部 24 上下変位部材 24a 係止突起 24b 係止部 24c 揺動基板 24d 摺動杆 25 揺動レバー 26 ストッパ 27 偏心カム機構 28 係止具 29 スプリング 30 コンデンサ収納開口 32 回路基板 34a、34b 弾性接片 36a 固定アーム 36b 揺動アーム 36c 圧縮コイルばね 38 開閉操作部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電解コンデンサの陽極等を陽極酸化する
    に際して、電極の最外面に生じる水和物や酸化膜に生じ
    る亀裂等を除去ないし修復するための再化成を行う再化
    成機を備えた電解コンデンサの製造装置において、 再化成機は、電解コンデンサの出入を制御する検査部を
    介して、一列に複数の電解コンデンサを開閉自在に保持
    する開閉保持手段を設けたタイミングベルトと、前記開
    閉保持手段と対向してその下方に位置し前記電解コンデ
    ンサの一対の電極端子を回路基板を介して収納保持する
    再化成治具とからなり、 前記再化成治具は、上下方向に変位させて前記開閉保持
    手段との間で電解コンデンサの受け渡しを行う上下変位
    部材を設けると共に、搬送チェーンに載置して再化成処
    理部へ移送し得るように構成することを特徴とする電解
    コンデンサの製造装置。
  2. 【請求項2】 タイミングベルトに設けた開閉保持手段
    は、電解コンデンサの本体ケースを開閉可能に保持する
    一対の固定アームと揺動アームとを備え、前記揺動アー
    ムの揺動操作端部に揺動アームを常時固定アームに対し
    て閉塞維持するための圧縮コイルばねを設けると共に、
    前記揺動アームの揺動操作端部に対しその外方において
    当接離反する開閉操作部材を設けてなる請求項1記載の
    電解コンデンサの製造装置。
  3. 【請求項3】 再化成治具は、搬送チェーンに載置した
    架台部と、この架台部の上に固定配置したコンデンサ保
    持部とからなり、前記コンデンサ保持部には上方に開口
    するコンデンサ収納開口を設け、このコンデンサ収納開
    口内には両面回路基板を配置すると共にこの回路基板の
    両側面にそれぞれ電解コンデンサの両電極端子を圧接保
    持するための通電可能な弾性接片をそれぞれ配置してな
    る請求項1記載の電解コンデンサの製造装置。
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