JPH10322090A - 部品実装装置およびその制御方法 - Google Patents

部品実装装置およびその制御方法

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JPH10322090A
JPH10322090A JP9125666A JP12566697A JPH10322090A JP H10322090 A JPH10322090 A JP H10322090A JP 9125666 A JP9125666 A JP 9125666A JP 12566697 A JP12566697 A JP 12566697A JP H10322090 A JPH10322090 A JP H10322090A
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Takayoshi Numao
宇俶 沼尾
Fumiyoshi Nishikatsu
文芳 西勝
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Abstract

(57)【要約】 【課題】部品実装装置の部品供給カセット10を載置し
た移動台11が移動する際、とくその加速時と減速時に
おける床の振動を押えることを目的とする。 【解決手段】部品供給軸13をモータ14によって駆動
するときの加速度を任意に設定可能にし、この装置が設
置される建物等の環境や立地条件に合わせて加速度を最
適値に調整設定することによって、送りねじ13の軸の
駆動を振動源として発生する建物の床振動を最小限とす
るようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は部品実装装置および
その制御方法に係り、とくに部品供給カセットを移動台
上に複数個配列しておき、移動台を移動させて所定の部
品供給カセットを取出し位置へ移動し、該部品供給カセ
ットから部品を取出して所定の位置に実装するようにし
た部品実装装置およびその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電子回路の製造のために、ロータリヘッ
ドを用いた部品実装装置が広く用いられている。この装
置はロータリヘッドにチップ部品を吸着する吸着ノズル
を設けておくとともに、回路基板をX−Yテーブル上に
セットし、ロータリヘッドの吸着ノズルで吸着した部品
をX−Yテーブル上において位置決めされた回路基板上
の所定の位置に実装するようにしている。ここで吸着に
よって取出される部品はボールねじによって移動される
移動台上にその移動方向に沿って配列され、所望の部品
を保持する部品供給カセットが吸着ノズルによって吸着
される位置まで順次移動されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】電子回路の構成が複雑
になると、単一の回路基板上にマウントされる部品の数
が増大するとともに、部品の種類も非常に多くなる。そ
こで移動台上にはそれぞれが異なる部品を収納した部品
供給カセットを数10個〜百数10個配列するようにし
ており、このような移動台を左右に高速で移動し、しか
も所定の位置に正しく位置決めするようにしている。従
ってこのような移動台のスタートおよびストップ時の加
速度によって発生する力が、反力として装置のベースあ
るいは筐体を通して床に伝達される。通常このような機
械装置は重量が重いために、建物の1階のフロアに設置
される。ところが場合によっては2階以上の階の床に設
置される場合がある。
【0004】このような部品実装装置が設置される床の
状況や建物の土台、あるいは地盤の状況によっては、上
記の移動台の移動に伴う反力が原因となって床が機械の
動作とともに振動し、周囲の作業環境を悪化させる可能
性がある。とくに実装装置の設置場所がビルの2階以上
の場合には、機械の振動が別の階に伝わり、他の部署に
対して迷惑になる可能性がある。
【0005】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たものであって、部品供給カセットを配列した移動台を
移動させる際に、とくにそのスタート・ストップの加速
度によって発生する振動を押えるようにし、この実装装
置が設置された床の振動を押えるようにした部品実装装
置およびその制御方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、部品供給カセ
ットを移動台上に複数個配列しておき、前記移動台を移
動させて所定の部品供給カセットを取出し位置へ移動
し、該部品供給カセットから部品を取出して所定の位置
に実装するようにした部品実装装置において、前記部品
供給カセットを配列した移動台の移動の加速度を調整す
る手段を設けるようにしたことを特徴とする部品実装装
置に関するものである。
【0007】また別の発明は、部品供給カセットを移動
台上に複数個配列しておき、前記移動台を移動させて所
定の部品供給カセットを取出し位置へ移動し、該部品供
給カセットから部品を取出して所定の位置に実装するよ
うにした部品実装装置において、前記部品供給カセット
を配列した移動台の移動の加速度を調整する手段と、前
記移動台の移動によって生ずる振動を検出する振動検出
手段と、を具備し、前記振動検出手段によって検出され
る振動が所定のレベル以下に押えられるように前記調整
する手段によって前記移動台の移動の加速度を調整する
ようにしたことを特徴とする部品実装装置に関するもの
である。
【0008】前記振動検出手段がこの装置が置かれてい
る床の振動を検出する加速度センサであってよい。また
前記部品がキャリアテープの部品保持部に保持されてい
るチップ部品から構成され、該チップ部品を保持するキ
ャリアテープを巻装したリールを前記部品供給カセット
に装着するとともに、前記チップ部品を前記部品供給カ
セットによって1つずつ順次供給するようにし、所定の
種類のチップ部品を回路基板上の予め設定された位置に
マウントするようにしてよい。
【0009】制御方法に関する発明は、部品供給カセッ
トを移動台上に複数個配列しておき、前記移動台を移動
させて所定の部品供給カセットを取出し位置へ移動し、
該部品供給カセットから部品を取出して所定の位置に実
装するようにした部品実装装置の制御方法において、こ
の装置が置かれている床の振動またはたわみを検出する
とともに、前記振動またはたわみの検出に応じて前記移
動台の移動の加速度を調整することを特徴とする部品実
装装置の制御方法に関するものである。
【0010】前記移動台の加速と減速とを制御すること
によって移動の加速度を調整するようにしてよい。また
前記移動台の加速度の調整に連動して他の部位の速度、
加速度またはタイミングを調整するようにしてよい。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施の形態に係
る電子部品のマウント装置の全体の構成を示している。
また図2はその内部の構成を原理的に示している。図2
において、複数の部品供給カセット10は移動台11上
に並んで配置されるようになっている。そして移動台1
1は一対のガイドロッド12によってその長さ方向に移
動可能に支持されるとともに、この移動台11にボール
ねじから成る送りねじ13が係合されるようになってい
る。しかも送りねじ13はサーボモータ14によって駆
動されるようになっており、これによってガイドロッド
12の長さ方向に移動台11が移動されるようになって
いる。
【0012】移動台11の前方側にはロータリヘッドを
構成する回転テーブル17が配置されており、支軸18
を中心として間欠的に回転されるようになっている。そ
して回転テーブル17上には円周方向に沿って複数個
の、例えば10個の部品保持ユニット19が設けられて
いる。これらの保持ユニット19は、その下端側に電子
部品を保持するための吸着ノズルユニット20を備えて
いる。各吸着ノズルユニット20は図3に示すように、
例えば4個ずつの部品吸着ノズル28を備えている。な
お吸着ノズルユニット20の数は必ずしも10個である
必要はなく、例えば16個あるいは24個であってもよ
い。また各ノズルユニット20は必ずしも4個の吸着ノ
ズル28を保持する必要はなく、6個であってもよい。
【0013】吸着ノズルユニット20の上端側には歯車
21が設けられている。歯車21はアクチュエータ22
の歯車23あるいはアクチュエータ24の歯車25と噛
合って駆動されるようになっており、これによって吸着
ノズルユニット20を回転させるようになっている。ま
た回転テーブル17の下側の所定の位置にはテレビカメ
ラ26が配されており、このテレビカメラ26によって
部品吸着ノズル28に保持されている電子部品を認識す
るようにしている。
【0014】電子部品がマウントされる回路基板30は
X−Yテーブル31上に配されるようになっている。テ
ーブル31はガイドロッド32によって案内されるとと
もに、サーボモータから成るアクチュエータ33によっ
てガイドロッド32の長さ方向、すなわちX方向に移動
されるようになっている。そしてガイドロッド32を支
持するベース34はガイドロッド35によって案内され
るようになっており、サーボモータから成るアクチュエ
ータ36によってY軸方向に移動されるようになってい
る。
【0015】このようなX−Yテーブル31とロータリ
ヘッド17とは図1に示すセンタガード40の内部に配
されている。センタガード40の前面側には透明窓41
が設けられており、この透明窓41を通して上記X−Y
テーブル31によって位置決めされる回路基板30上へ
の部品の実装を外部から観察できるようにしている。ま
た透明窓41の側部には操作パネル42が設けられてお
り、この操作パネル42によって各種の操作および制御
を行なうようにしている。
【0016】センタガード40の背面側を囲むように左
右に延びるリヤガード43が配されるとともに、このリ
ヤガード43の前面側に上記ガイドロッド12が左右に
延びており、このようなガイドロッド12上を移動台1
1が移動するようになっている。そしてこのような装置
の全体を支持するベース44は脚部45を介して床上に
設置されるようになっている。
【0017】次に上記移動台11上に配列される部品供
給カセット10によって供給される部品について説明す
る。部品は図5に示すようにキャリアテープ49によっ
て供給されるようになっている。キャリアテープ49に
はその長さ方向に所定のピッチで開口50が形成されて
おり、このような開口50内にはマウントすべきチップ
部品が1個ずつ収納されている。またキャリアテープ4
9の開口50の側部にはこのキャリアテープ49を間欠
的に送るための送り穴51が設けられている。そして開
口50内の部品が落下しないようにその上側にはトップ
テープ52が取付けられ、下側にはボトムテープ53が
取付けられるようになっている。そしてこのようなキャ
リアテープ49がリール54に巻装された状態で供給さ
れるようになっている。
【0018】図6はボトムテープ53を備えない形式の
キャリアテープ49を示している。すなわちここではキ
ャリアテープ49に開口50に代えて凹部57が長さ方
向に所定のピッチで形成されており、このような凹部5
7内に1つずつチップ部品が収納されている。そして凹
部57から部品が飛出さないようにトップテープ52が
その上側に接合されるようになっている。
【0019】次にこのようなキャリアテープ49を巻装
したリール54を装着して部品を1個ずつ供給するため
の部品供給カセット10について図7〜図9により説明
する。部品供給カセット10はフレーム61を備えると
ともに、このフレーム61の後端部に板状のリールホル
ダ62が取付けられている。リールホルダ62上には側
方へ突出するように支軸63が設けられ、しかも上記フ
レーム61上のリール54を押えるようにリール押え6
4が取付けられている。また上記フレーム61の上面が
キャリアテープ49を案内する案内面65になってい
る。
【0020】フレーム61上にはその側面側に支持板6
9が取付けられるとともに、この支持板69によってフ
ィードレバー70が回動自在に支持されている。フィー
ドレバー70を回動させると、図外のラチェット機構に
よって、案内面65に沿ってキャリアテープ49が部品
の送りピッチに相当する長さだけ間欠送りされるように
なっている。さらに支持板69にはクランプレバー71
が取付けられている。またクランプレバー71の前方に
はトップテープ巻取りリール72が回転可能に取付けら
れており、キャリアテープ49から剥離されたトップテ
ープ52を巻取るようになっている。また案内面65の
前方側の部分にはテープ押えレバー73が設けられてお
り、案内面65からキャリアテープ49が持上がらない
ようにしている。
【0021】上記フレーム61の先端側の部分には部品
取出しレバー77が回動自在に取付けられている。この
部品取出しレバー77はテープ押えカバーを兼用すると
ともに、移動自在にシャッタ78を備えている。また部
品取出しレバー77はスリット79を備え、このスリッ
ト79を通してキャリアテープ49から剥離したトップ
テープ52をトップテープ巻取りリール72に供給する
ようにしている。スリット79を通して剥離されたトッ
プテープ52を案内するために支持板69の前端側の部
分には一対のガイドピン80、81が設けられている。
また部品取出しレバー77にはその前端側の部分に吸着
部を構成する部品取出し用開口82が設けられており、
この部品取出し用開口82に臨む部品を上記吸着ノズル
ユニット20の部品吸着ノズル28によって吸着して取
出すようにしている。
【0022】次にこのような部品実装装置における振動
防止のための制御系について説明する。図11に示すよ
うにこの制御系は5つのコントローラ86、87、8
8、89、90を備え、これらのコントローラ86〜9
0がそれぞれZ軸駆動用サーボモータ14、Y軸駆動用
サーボモータ33、Y軸駆動用サーボモータ36、θ軸
駆動用サーボモータ91、カム回転用サーボモータ92
をそれぞれ回転駆動するようにしている。そして上記5
つのサーボコントローラ86〜90がマイクロコンピュ
ータ93によって制御されるようになっている。このマ
イクロコンピュータ93には加速度センサ94が接続さ
れている。
【0023】次に以上のような構成に係る部品実装装置
の動作について説明する。移動台11上には必要な部品
の品種分だけ部品供給カセット10がその長さ方向に沿
って配列される。通常数10個の部品供給カセット10
が移動台11上に配列されるようになる。そして回転テ
ーブル17の図4に示す部品吸着位置1に取出すべき部
品を収納した部品供給カセット10が整合するように移
動台11がモータ14と送りねじ13とによって送られ
る。
【0024】部品供給カセット10は図7〜図9に示す
ようにフィードレバー70を備えており、このフィード
レバー70が押されると、キャリアテープ49を部品を
保持するピッチ分だけ前方へ送出す。そしてキャリアテ
ープ49上のトップテープ52を部品取出しレバー77
のスリット79の部分で剥離し、トップテープ巻取りリ
ール72上に巻取る。そして部品を取出すタイミングに
同期してシャッタ78を移動させ、部品取出し用開口8
2に臨むチップ部品を吸着ノズルユニット20の部品吸
着ノズル28によって吸着保持する。
【0025】これに対して吸着された部品がマウントさ
れる回路基板30は図2に示すように直交する2軸で駆
動されるX−Yテーブル31上において位置決めされる
ようになっている。X−Yテーブル31と移動台11と
の間には回転テーブル17から成るロータリインデック
スが配置されており、回転テーブル17は順次真空吸着
によって移動台11上の部品供給カセット10から回路
基板30上に、所望の部品を吸着と吸着解除の繰返しに
よって順次装着するようになっている。
【0026】10個の部品保持ユニット19が回転テー
ブル17に設けられる場合には、図4に示すように回転
テーブル17は36°毎に間欠的に回転駆動されること
になり、ステーション1において吸着ノズル28が部品
を吸着する。次いでステーション2において部品吸着ノ
ズル28が正しく部品を保持しているかどうか、すなわ
ち部品の有無の検出を行なう。次のステーション3にお
いて、部品の角度方向のずれを補正するようにしてお
り、アクチュエータ22によって部品の回転方向のずれ
を補正するようにしている。そしてこの後に次のステー
ション4において部品の姿勢、すなわち部品立ちを検出
するようにしている。
【0027】ステーション6で正しく吸着された部品を
解放し、回路基板30上にマウントするようにしてい
る。このときにアクチュエータ33、36によってX−
Yテーブル31をX軸方向とY軸方向とにそれぞれ移動
させることにより、回路基板30の停止位置を変更する
ようにしている。
【0028】ステーション7においては、正しくマウン
トされなかった部品を保持するノズル28の番号を検出
するとともに、このような部品をステーション8におい
て解放して排出するようにしている。そして次のステー
ション9においてノズル28の交換を行なうとともに、
この後にステーション10でアクチュエータ24によっ
てノズルの原点復帰を行なうようにし、次のサイクルに
備えるようにしている。
【0029】このような部品実装装置においては、回転
テーブル17の回転と、移動台11の位置決め制御と、
X−Yテーブル31の位置決め制御が同期をとって行程
歩進される。そして装着装置の効率の向上のために、装
着に要する時間を非常に短くするようにしており、1部
品当り0.1秒程度で実装を行なうようにしている。す
なわち部品吸着ノズル28が吸着すべき部品に合わせ
て、送りねじ13によって移動台11を移動して上記の
所定の時間以内に部品供給のための移動台11の位置決
めを完了するようにしている。
【0030】ところが多数の部品供給カセット10を配
列した重量物である移動台11を高速で駆動するには加
減速のための非常に大きな加速度を必要とし、この加速
度によって発生する反力も加速度に比例して大きくな
る。図1に示すように、この反力は装置のベース44や
脚部45を介して床で支えることになる。床の状況によ
っては反力によって、床自体が上下動して振れを発生す
る場合がある。
【0031】床が大地とほぼ一体になって十分な剛性を
もって結合される1階の床の場合には、このような振れ
を発生することはまれであるが、2階以上のフロアにお
いては、建物の構造によって、例えば階下の柱の間隔が
大きいと床が大きな揺れを発生する可能性がある。
【0032】そこで本部品実装装置においては、送りね
じ13を駆動するための加速度を任意に設定できるよう
にしている。加速度を小さくすればその分だけ移動台1
1の移動完了に要する時間が長くかかるが、反力がこれ
に応じて小さくなるので、床に対する負荷が小さくな
り、剛性の小さな床でも揺れをより小さなレベルとする
ことが可能になる。
【0033】ベース44の脚部45を通して床から加え
られる反力は、送りねじ13の駆動によって発生する振
動よりも小さいものの、X−Yテーブル31のサーボモ
ータ33、36によるX軸およびY軸の駆動によっても
発生する。サーボモータ91による回転テーブル17の
駆動においても同様である。
【0034】本部品実装装置においては、床への負荷を
常に最小のレベルに設定するために、サーボモータ14
による送りねじ13の加速度の設定を優先し、送りねじ
13の位置決め時間に合わせて、サーボモータ33、3
6によるX−Yテーブル31の加速度制御と、回転テー
ブル17のロータリインデックスのサーボモータ91に
よる回転速度の制御とを行なうようにしている。
【0035】このような対策によって、この装置が使用
される工場の環境やユーザの要求に合わせて部品供給カ
セット10を載置した移動台11を移動させるZ軸の送
りねじ13の加速度を設定することにより、床の振動や
振れに対して最も影響の少ない条件で実装装置を稼働す
ることが可能になる。
【0036】またZ軸13のみならず、回路基板30の
位置決めを行なうX−Yテーブル31、ロータリインデ
ックスを構成する回転テーブル17の駆動制御の加速度
の設定を任意にできる構成とし、それぞれに指定された
加速度以下で総合的に各軸の制御加速度を装置に内蔵さ
れた演算装置93によって決定する方法も、上記と同様
の効果が期待される。
【0037】図11および図12によってより詳細に説
明すると、図11に示すようにマイクロコンピュータ9
3によって制御されるサーボコントローラ86〜90
と、このようなサーボコントローラ86〜90からの制
御信号によって駆動されるサーボモータ14、33、3
6、91、92とから構成され、それぞれのサーボモー
タ14、33、36、91、92の回転をボールねじあ
るいはカム軸、タイミングベルトの回転や駆動によって
X−Yテーブル31の移動、移動台11の移動、部品の
回転、あるいは板カムとカムフォロア、リンク機構によ
って伝達される力を利用して部品吸着ノズル28の上下
動や、テープカッタの駆動を行なうようになっている。
【0038】このときに各サーボモータ14、33、3
6、91、92は互いに機械干渉が発生しないようなタ
イミングで駆動する必要がある。このタイミングを演算
により決定し、サーボコントロール用パラメータを設定
する役目をマイクロコンピュータ93がもっている。
【0039】マイクロコンピュータ93からはサーボコ
ントローラ86〜90に対し、サーボモータ14、3
3、36、91、92の回転に関して、回転の開始のタ
イミング、回転の最高速度、最高回転に達するまでの加
速度を決定するパラメータ、回転数が零になって停止し
ようとするときの減速時の負の加速度を決定するパラメ
ータを設定し、各軸の加速度や最高速度を制御してい
る。
【0040】図10はとくに移動台11を移動させる送
りねじ13を駆動するサーボモータ14の回転速度の制
御を示しており、加速度センサ94によって検出される
加速度が所定のレベル以下になるように加速時の速度を
A1 、A2 、A3 、A4 の順に順次低減するようにパラ
メータを設定する。この動作は図12に示される。減速
時においても同様に、減速の際の回転数の変化をB1 、
B2 、B3 、B4 のように順次遅くするようにしてい
る。なおA5 の速度の変化は、移動台11が部品供給カ
セット10の配置のピッチ分送られる場合のように、移
動ストロークが少ないときの変化を示すものである。
【0041】一般に鉄筋コンクリートの構造物であって
その2階以上の床に設置した場合には、床の振動源とし
てのZ軸の移動、とくにスタート・ストップのために発
生する加速度を床の振動を押えるために必要最小限の範
囲で小さくする。何故ならば加速度を小さくすること
は、Z軸のスタート開始から停止に至る時間が長くなる
ことであり、これはチップ部品を装着する本実装装置の
タクトタイムが長くなることなので、生産性の観点から
マイナスになるからである。
【0042】このような状況下において、床振動を我慢
できるレベル以下にするためには、使用している建物の
状況に合わせ、Z軸の加速度を最適なものとする必要が
ある。
【0043】Z軸以外の各軸については、先に決定され
たZ軸の加速度によって決定されたZ軸移動時間に合わ
せたメカタイミングで駆動されることが必要であり、こ
のためにマイクロコンピュータ93の演算によって、サ
ーボコントローラ86〜90に対して必要なパラメータ
が供給される。
【0044】また加速度センサ94によって、床の振動
の程度をマイクロコンピュータ93が検知できるように
構成すれば、床の振動が所望の程度になっていない場合
には、Z軸の加速度をより小さくするようにマイクロコ
ンピュータ93で図12に示すように制御することによ
り、床の振動を所望の程度にするとともに、その条件下
で可能な限りの装着タクトを自動制御により実現するこ
とが可能になる。
【0045】このように本部品実装装置は、移動台11
を駆動するときの速度を任意に設定可能とするととも
に、部品供給駆動軸13の加速度の設定を優先し、他の
制御軸をこれに合わせて加減速するようにしている。そ
してこの装置を設置した床の振れの程度を加速度センサ
94からの信号によって検出し、床の振動が設定値より
も大きくならないように部品供給軸13の加速度を自動
制御するようにしたものである。
【0046】従ってこのような装置によれば、ビルの2
階以上の階の床に実装装置を設置した場合であって、建
物の構造によっては高速でZ軸を駆動すると加速度によ
る反力に起因して発生する床の振動を事実上問題のない
レベルまでに低減することが可能になる。
【0047】
【発明の効果】本発明は、部品供給カセットを配列した
移動台の移動の加速度を調整する手段を設けるようにし
たものである。
【0048】従って移動台の移動の加速度を適正な値に
調整することによって、移動台の移動に伴う振動の発生
を所定の値以下に設定することが可能になる。
【0049】別の発明は、部品供給カセットを配列した
移動台の移動の加速度を調整する手段と、移動台の移動
によって生ずる振動を検出する振動検出手段とを具備
し、振動検出手段によって検出される振動が所定のレベ
ル以下に押えられるように調整する手段によって移動台
の移動の加速度を調整するようにしたものである。
【0050】従ってこのような発明によれば、移動台の
移動に伴う振動が所定のレベル以下に自動的に押えられ
るようになる。
【0051】振動検出手段がこの装置が置かれている床
の振動を検出する加速度センサである構成によれば、加
速度センサによって検出される床の振動が所定のレベル
以下に押えられることになる。
【0052】部品がキャリアテープの部品保持部に保持
されているチップ部品から構成され、該チップ部品を保
持するキャリアテープを巻装したリールを部品供給カセ
ットに装着するとともに、チップ部品を部品供給カセッ
トによって1つずつ順次供給するようにし、所定の種類
のチップ部品を回路基板上の予め設定された位置にマウ
ントするようにした構成によれば、チップ部品をマウン
トする実装装置による部品の実装の際に床の振動の発生
を押えることが可能になる。
【0053】制御方法に関する発明は、この装置が置か
れている床の振動またはたわみを検出するとともに、振
動またはたわみの検出に応じて移動台の移動の加速度を
調整するようにしたものである。
【0054】従ってこのような制御方法によると、床の
振動またはたわみに応じて移動台の移動の加速度が適正
なレベルに調整されることになる。
【0055】移動台の加速と減速とを制御することによ
って移動の加速度を調整するようにした構成によれば、
床の振動またはたわみが所定のレベル以下になるように
移動の加速と減速とが制御されることになる。
【0056】移動台の加速度の調整に連動して他の部位
の速度、加速度またはタイミングを調整するようにした
構成によれば、移動台の加速度の調整に連動して他の部
位の速度、加速度、またはタイミングが調和するように
調整され、メカ干渉が確実に防止されることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】部品実装装置の全体の外観斜視図である。
【図2】部品実装装置の要部斜視図である。
【図3】吸着ノズルユニットの平面図である。
【図4】回転テーブルにおける吸着ノズルユニットの配
置を示す平面図である。
【図5】キャリアテープの外観斜視図である。
【図6】キャリアテープの外観斜視図である。
【図7】部品供給カセットの斜視図である。
【図8】同要部拡大斜視図である。
【図9】リールを取付けた部品供給カセットの斜視図で
ある。
【図10】移動台の加速と減速とを示すグラフである。
【図11】制御系のブロック図である。
【図12】制御動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10‥‥部品供給カセット、11‥‥移動台、12‥‥
ガイドロッド、13‥‥送りねじ、14‥‥モータ、1
7‥‥回転テーブル、18‥‥主軸、19‥‥部品保持
ユニット、20‥‥吸着ノズルユニット、21‥‥歯
車、22‥‥アクチュエータ、23‥‥歯車、24‥‥
アクチュエータ、25‥‥歯車、26‥‥テレビカメ
ラ、28‥‥部品吸着ノズル、30‥‥回路基板、31
‥‥X−Yテーブル、32‥‥ガイドロッド、33‥‥
アクチュエータ、34‥‥ベース、35‥‥ガイドロッ
ド、36‥‥アクチュエータ、40‥‥センタガード、
41‥‥透明窓、42‥‥操作パネル、43‥‥リヤガ
ード、44‥‥ベース、45‥‥脚部、49‥‥キャリ
アテープ、50‥‥開口、51‥‥送り穴、52‥‥ト
ップテープ、53‥‥ボトムテープ、54‥‥リール、
57‥‥凹部、61‥‥フレーム、62‥‥リールホル
ダ、63‥‥支軸、64‥‥リール押え、65‥‥案内
面、69‥‥支持板、70‥‥フィードレバー、71‥
‥クランプレバー、72‥‥トップテープ巻取りリー
ル、73‥‥テープ押えレバー、77‥‥部品取出しレ
バー、78‥‥シャッタ、79‥‥スリット、80、8
1‥‥ガイドピン、82‥‥部品取出し用開口(吸着
部)、86〜90‥‥サーボコントローラ、91‥‥サ
ーボモータ(θ軸駆動)、92‥‥サーボモータ(カム
軸回転)、93‥‥マイクロコンピュータ、94‥‥加
速度センサ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】部品供給カセットを移動台上に複数個配列
    しておき、前記移動台を移動させて所定の部品供給カセ
    ットを取出し位置へ移動し、該部品供給カセットから部
    品を取出して所定の位置に実装するようにした部品実装
    装置において、 前記部品供給カセットを配列した移動台の移動の加速度
    を調整する手段を設けるようにしたことを特徴とする部
    品実装装置。
  2. 【請求項2】部品供給カセットを移動台上に複数個配列
    しておき、前記移動台を移動させて所定の部品供給カセ
    ットを取出し位置へ移動し、該部品供給カセットから部
    品を取出して所定の位置に実装するようにした部品実装
    装置において、 前記部品供給カセットを配列した移動台の移動の加速度
    を調整する手段と、 前記移動台の移動によって生ずる振動を検出する振動検
    出手段と、 を具備し、前記振動検出手段によって検出される振動が
    所定のレベル以下に押えられるように前記調整する手段
    によって前記移動台の移動の加速度を調整するようにし
    たことを特徴とする部品実装装置。
  3. 【請求項3】前記振動検出手段がこの装置が置かれてい
    る床の振動を検出する加速度センサであることを特徴と
    する請求項2に記載の部品実装装置。
  4. 【請求項4】前記部品がキャリアテープの部品保持部に
    保持されているチップ部品から構成され、該チップ部品
    を保持するキャリアテープを巻装したリールを前記部品
    供給カセットに装着するとともに、前記チップ部品を前
    記部品供給カセットによって1つずつ順次供給するよう
    にし、所定の種類のチップ部品を回路基板上の予め設定
    された位置にマウントするようにしたことを特徴とする
    請求項1または請求項2に記載の部品実装装置。
  5. 【請求項5】部品供給カセットを移動台上に複数個配列
    しておき、前記移動台を移動させて所定の部品供給カセ
    ットを取出し位置へ移動し、該部品供給カセットから部
    品を取出して所定の位置に実装するようにした部品実装
    装置の制御方法において、この装置が置かれている床の
    振動またはたわみを検出するとともに、前記振動または
    たわみの検出に応じて前記移動台の移動の加速度を調整
    することを特徴とする部品実装装置の制御方法。
  6. 【請求項6】前記移動台の加速と減速とを制御すること
    によって移動の加速度を調整することを特徴とする請求
    項5に記載の部品実装装置の制御方法。
  7. 【請求項7】前記移動台の加速度の調整に連動して他の
    部位の速度、加速度またはタイミングを調整することを
    特徴とする請求項5に記載の部品実装装置の制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN115555846A (zh) * 2022-10-18 2023-01-03 成都中科卓尔智能科技集团有限公司 一种磁芯组件高精度自动化装配系统
CN120755893A (zh) * 2025-09-10 2025-10-10 重庆新润星科技有限公司 一种用于机械自动化的智能装配系统

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