JPH10322409A - 復調方法及び復調装置 - Google Patents
復調方法及び復調装置Info
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- JPH10322409A JPH10322409A JP9190286A JP19028697A JPH10322409A JP H10322409 A JPH10322409 A JP H10322409A JP 9190286 A JP9190286 A JP 9190286A JP 19028697 A JP19028697 A JP 19028697A JP H10322409 A JPH10322409 A JP H10322409A
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- signal
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 準同期検波方式で位相同期検波を行う際、位
相誤差及び周波数誤差により生じる位相の時間変動を高
速に推定し正しい復調信号を得ることにある。 【解決手段】 最適位相推定回路8では、入力した暫定
的な復調信号U、確定的な復調信号V、及び最適周波数
補償量Fに基づき、周波数誤差による位相変動を考慮し
た最適位相補償量Hを推定する。そして、位相変動推定
回路9では、最適位相補償量Hの予め定められた周期の
変動に基づいて最適周波数補償量Fを推定する。複素乗
算器7は、暫定的な復調信号Uと最適位相補償量Hを複
素乗算することにより、周波数誤差による位相誤差を完
全に除去し、正しい復調信号Vを得る。
相誤差及び周波数誤差により生じる位相の時間変動を高
速に推定し正しい復調信号を得ることにある。 【解決手段】 最適位相推定回路8では、入力した暫定
的な復調信号U、確定的な復調信号V、及び最適周波数
補償量Fに基づき、周波数誤差による位相変動を考慮し
た最適位相補償量Hを推定する。そして、位相変動推定
回路9では、最適位相補償量Hの予め定められた周期の
変動に基づいて最適周波数補償量Fを推定する。複素乗
算器7は、暫定的な復調信号Uと最適位相補償量Hを複
素乗算することにより、周波数誤差による位相誤差を完
全に除去し、正しい復調信号Vを得る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、デジタル変調信
号を固定周波数の信号を用いて検波し、これによって得
られた暫定的な復調信号の位相及び周波数を補償すると
言う準同期検波を行う復調方法及び復調装置に関する。
号を固定周波数の信号を用いて検波し、これによって得
られた暫定的な復調信号の位相及び周波数を補償すると
言う準同期検波を行う復調方法及び復調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知の様に、デジタル変調信号の復調方
式として、例えば同期検波方式がある。この同期検波方
式は、搬送波の角周波数をωcとすると、デジタル変調
信号s(t)にcosωctを乗算して、この積を示す信号を
低域フィルタに通し、この低域フィルタの出力をベース
バンド信号として得ると言うものであって、理想的な復
調特性を得るために広く利用されている。
式として、例えば同期検波方式がある。この同期検波方
式は、搬送波の角周波数をωcとすると、デジタル変調
信号s(t)にcosωctを乗算して、この積を示す信号を
低域フィルタに通し、この低域フィルタの出力をベース
バンド信号として得ると言うものであって、理想的な復
調特性を得るために広く利用されている。
【0003】この様な同期検波方式を具現化するには、
搬送波を必要とするので、変調信号から該変調波に含ま
れる抑圧された搬送波を抽出し、この搬送波を再生する
と言う各種の技術が提案されている。一般には、復調し
た符号を用いて角周波数ωcの信号を生成し、この信号
の周波数制御をVCOで行うものが多い。
搬送波を必要とするので、変調信号から該変調波に含ま
れる抑圧された搬送波を抽出し、この搬送波を再生する
と言う各種の技術が提案されている。一般には、復調し
た符号を用いて角周波数ωcの信号を生成し、この信号
の周波数制御をVCOで行うものが多い。
【0004】これに対して、この発明の適用対象となる
準同期検波方式は、搬送波の角周波数ωc と略等しい固
定発振周波数の発振信号によって、変調信号を検波し、
これによって形成された暫定的な復調信号の位相を制御
して、確定した復調信号を得ると言うものである。
準同期検波方式は、搬送波の角周波数ωc と略等しい固
定発振周波数の発振信号によって、変調信号を検波し、
これによって形成された暫定的な復調信号の位相を制御
して、確定した復調信号を得ると言うものである。
【0005】この様な準同期検波方式の1例としては、
特開平5−207088号公報に記載されたものが知ら
れており、その概略構成を図27に示す。なお、同図に
おいて、太い実線は複素量の信号線を示し、細い実線は
スカラー量の信号線を示す。
特開平5−207088号公報に記載されたものが知ら
れており、その概略構成を図27に示す。なお、同図に
おいて、太い実線は複素量の信号線を示し、細い実線は
スカラー量の信号線を示す。
【0006】ここで、直交検波器1は、変調入力信号S
を入力すると共に、固定発振器2の発振信号を入力して
おり、この変調入力信号Sを発振信号を用いて2つの直
交する各ベースバンド信号I,Qに変換する。これらの
ベースバンド信号I,Qは、各A/D変換器3,4を通
じてデジタル信号に変換され、更に各デジタルトランス
バーサルフィルタ(DTF)5,6によって波形整形さ
れ、暫定的な復調信号U(同相信号u1、直交信号u
2)となる。この復調信号Uは、位相制御回路101に
入力されて位相制御される。
を入力すると共に、固定発振器2の発振信号を入力して
おり、この変調入力信号Sを発振信号を用いて2つの直
交する各ベースバンド信号I,Qに変換する。これらの
ベースバンド信号I,Qは、各A/D変換器3,4を通
じてデジタル信号に変換され、更に各デジタルトランス
バーサルフィルタ(DTF)5,6によって波形整形さ
れ、暫定的な復調信号U(同相信号u1、直交信号u
2)となる。この復調信号Uは、位相制御回路101に
入力されて位相制御される。
【0007】この位相制御回路101は、位相誤差推定
回路104、位相等化回路105、トレーニング信号発
生回路106、周波数補正回路107、識別回路10
8、スイッチ回路109を備えている。また、周波数補
正回路107は、位相変動推定回路102、及び累積回
路103を備えている。
回路104、位相等化回路105、トレーニング信号発
生回路106、周波数補正回路107、識別回路10
8、スイッチ回路109を備えている。また、周波数補
正回路107は、位相変動推定回路102、及び累積回
路103を備えている。
【0008】周波数補正回路107の位相変動推定回路
102は、暫定的な復調信号Uと、トレーニング信号ま
たは識別信号Dのいずれか一方をスイッチ回路109を
介して入力し、入力した2つの信号から相関値を求め、
この相関値に基づいて1シンボル周期(暫定的な復調信
号Uを繰り返して入力する周期)の位相変動量を推定す
る。なお、トレーニング信号は、復調信号Uの周波数誤
差が大きいときに、識別信号Dの代わりに用いられるも
のであり、不要であればトレーニング信号発生器10
6、スイッチ回路109を省略してもよい。
102は、暫定的な復調信号Uと、トレーニング信号ま
たは識別信号Dのいずれか一方をスイッチ回路109を
介して入力し、入力した2つの信号から相関値を求め、
この相関値に基づいて1シンボル周期(暫定的な復調信
号Uを繰り返して入力する周期)の位相変動量を推定す
る。なお、トレーニング信号は、復調信号Uの周波数誤
差が大きいときに、識別信号Dの代わりに用いられるも
のであり、不要であればトレーニング信号発生器10
6、スイッチ回路109を省略してもよい。
【0009】次に、累積回路103は、位相変動推定回
路102からの位相変動量に基づいて、周波数誤差を補
償するための位相補償量を求め、この位相補償量を位相
誤差推定回路104に出力する。位相誤差推定回路10
4は、暫定的な復調信号Uと、累積回路103からの位
相補償量に基づいて、暫定的な復調信号Uの初期位相誤
差を推定する。位相等化回路105は、位相変動推定回
路102からの位相変動量と、累積回路103からの位
相補償量を複素乗算し、更に、この複素乗算の結果に位
相誤差推定回路104からの初期位相誤差を複素乗算し
て、最適位相補償量を求める。そして、位相等化回路1
05は、この最適位相補償量を暫定的な復調信号Uに複
素乗算し、確定的な復調信号Vを形成して出力する。識
別回路108は、この復調信号Vを識別し、識別信号D
を形成して出力する。
路102からの位相変動量に基づいて、周波数誤差を補
償するための位相補償量を求め、この位相補償量を位相
誤差推定回路104に出力する。位相誤差推定回路10
4は、暫定的な復調信号Uと、累積回路103からの位
相補償量に基づいて、暫定的な復調信号Uの初期位相誤
差を推定する。位相等化回路105は、位相変動推定回
路102からの位相変動量と、累積回路103からの位
相補償量を複素乗算し、更に、この複素乗算の結果に位
相誤差推定回路104からの初期位相誤差を複素乗算し
て、最適位相補償量を求める。そして、位相等化回路1
05は、この最適位相補償量を暫定的な復調信号Uに複
素乗算し、確定的な復調信号Vを形成して出力する。識
別回路108は、この復調信号Vを識別し、識別信号D
を形成して出力する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の方式では、トレーニング信号が無い場合、引き込み
時間の短縮化と、信号品質の向上、回路構成の簡易化等
の観点から多くの欠点を有していた。例えば、トレーニ
ング信号が無い場合には、位相変動推定回路102にお
いては、暫定的な復調信号Uと識別信号Dに基づいて、
周波数誤差による位相変動を推定するため、雑音等を原
因として識別信号Dの識別誤りが発生した場合、引き込
み時間の長期化や信号品質の劣化が生じるという問題が
あった。
来の方式では、トレーニング信号が無い場合、引き込み
時間の短縮化と、信号品質の向上、回路構成の簡易化等
の観点から多くの欠点を有していた。例えば、トレーニ
ング信号が無い場合には、位相変動推定回路102にお
いては、暫定的な復調信号Uと識別信号Dに基づいて、
周波数誤差による位相変動を推定するため、雑音等を原
因として識別信号Dの識別誤りが発生した場合、引き込
み時間の長期化や信号品質の劣化が生じるという問題が
あった。
【0011】また、直交振幅変調(QAM)等の振幅変
動を伴う変調信号を復調する場合は、複素信号を正規化
する回路や、ROM等から構成される直交−極座標変換
回路及び極−直交座標変換回路を必要とするため、信号
処理時間、回路規模が増大するという問題があった。
動を伴う変調信号を復調する場合は、複素信号を正規化
する回路や、ROM等から構成される直交−極座標変換
回路及び極−直交座標変換回路を必要とするため、信号
処理時間、回路規模が増大するという問題があった。
【0012】更に、位相制御回路101の構成として、
多くの遅延回路、複素乗算器、及び加算器を必要とする
ため、回路規模が増大するという欠点があった。
多くの遅延回路、複素乗算器、及び加算器を必要とする
ため、回路規模が増大するという欠点があった。
【0013】また、位相制御回路101における1シン
ボル周期の信号処理量及び処理回数が多いので、伝送レ
ートの高い高速デジタル伝送に適応させるべく、この位
相制御回路101をLSI化した場合、回路の電力消費
量及び規模が増大してしまうという問題があった。
ボル周期の信号処理量及び処理回数が多いので、伝送レ
ートの高い高速デジタル伝送に適応させるべく、この位
相制御回路101をLSI化した場合、回路の電力消費
量及び規模が増大してしまうという問題があった。
【0014】そこで、この発明は、このような従来の問
題点に鑑みてなされたものであって、準同期検波後に形
成される暫定的な復調信号の位相及び周波数の補償を簡
単な回路構成で行うことができる復調方法及び復調装置
を提供することを目的とする。
題点に鑑みてなされたものであって、準同期検波後に形
成される暫定的な復調信号の位相及び周波数の補償を簡
単な回路構成で行うことができる復調方法及び復調装置
を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載の発明は、変調入力信号を固定周波
数の信号によって暫定的に復調して、暫定的な複素復調
信号を形成し、この暫定的な複素復調信号から確定的な
複素復調信号を形成する復調方法において、前記暫定的
な複素復調信号を最適位相補償量に基づいて補償するこ
とによって、確定的な複素復調信号を求めるステップ
(a)と、予め定められた周期における最適位相補償量
の変動に基づいて、最適周波数補償量を推定するステッ
プ(b)と、前記暫定的な複素復調信号、前記確定的な
複素復調信号、及び前記最適周波数補償量に基づいて、
再び繰り返して行われる前記各ステップ(a),(b)
で用いる次の最適位相補償量を推定するステップ(c)
とを有する復調方法。
に、請求項1に記載の発明は、変調入力信号を固定周波
数の信号によって暫定的に復調して、暫定的な複素復調
信号を形成し、この暫定的な複素復調信号から確定的な
複素復調信号を形成する復調方法において、前記暫定的
な複素復調信号を最適位相補償量に基づいて補償するこ
とによって、確定的な複素復調信号を求めるステップ
(a)と、予め定められた周期における最適位相補償量
の変動に基づいて、最適周波数補償量を推定するステッ
プ(b)と、前記暫定的な複素復調信号、前記確定的な
複素復調信号、及び前記最適周波数補償量に基づいて、
再び繰り返して行われる前記各ステップ(a),(b)
で用いる次の最適位相補償量を推定するステップ(c)
とを有する復調方法。
【0016】請求項2に記載の様に、ステップ(c)
は、ステップ(a)で求めた確定的な複素復調信号と複
素識別信号間の距離を示す複素誤差信号を求めるステッ
プ(h1)と、前記複素誤差信号及び暫定的な複素復調
信号に基づいて、最適位相補償量の修正方向を示す位相
修正方向信号を求めるステップ(h2)と、 前記位相
修正方向信号を重み付けするステップ(h3)と、ステ
ップ(b)で推定した最適周波数補償量、及び該ステッ
プ(c)で推定した最適位相補償量に基づいて、暫定的
な位相補償量を求めるステップ(h4)と、前記暫定的
な位相補償量及び前記重み付けを施された位相修正方向
信号に基づいて,再び繰り返して行われる各ステップ
(a),(b)で用いる次の最適位相補償量を求めるス
テップ(h5)とを有しても良い。
は、ステップ(a)で求めた確定的な複素復調信号と複
素識別信号間の距離を示す複素誤差信号を求めるステッ
プ(h1)と、前記複素誤差信号及び暫定的な複素復調
信号に基づいて、最適位相補償量の修正方向を示す位相
修正方向信号を求めるステップ(h2)と、 前記位相
修正方向信号を重み付けするステップ(h3)と、ステ
ップ(b)で推定した最適周波数補償量、及び該ステッ
プ(c)で推定した最適位相補償量に基づいて、暫定的
な位相補償量を求めるステップ(h4)と、前記暫定的
な位相補償量及び前記重み付けを施された位相修正方向
信号に基づいて,再び繰り返して行われる各ステップ
(a),(b)で用いる次の最適位相補償量を求めるス
テップ(h5)とを有しても良い。
【0017】請求項3に記載の様に、ステップ(h1)
は、ステップ(a)で求めた確定的な複素復調信号を識
別して、この確定的な複素復調信号に最も近似する複素
識別信号を求めるステップ(i1)と、前記確定的な複
素復調信号と前記複素識別信号間の距離を示す複素誤差
信号を求めるステップ(i2)と、前記確定的な複素復
調信号に基づいて、前記複素誤差信号が必要であるか否
かを該複素誤差信号の実部及び虚部について独立に判定
するステップ(i3)と、前記複素誤差信号の実部及び
虚部のいずれかが必要と判定されると、必要と判定され
た実部及び虚部のいずれかを出力し、必要でないと判定
されると、必要でないと判定された実部及び虚部のいず
れかの代わりに、零を出力するステップ(i4)とを有
しても良い。
は、ステップ(a)で求めた確定的な複素復調信号を識
別して、この確定的な複素復調信号に最も近似する複素
識別信号を求めるステップ(i1)と、前記確定的な複
素復調信号と前記複素識別信号間の距離を示す複素誤差
信号を求めるステップ(i2)と、前記確定的な複素復
調信号に基づいて、前記複素誤差信号が必要であるか否
かを該複素誤差信号の実部及び虚部について独立に判定
するステップ(i3)と、前記複素誤差信号の実部及び
虚部のいずれかが必要と判定されると、必要と判定され
た実部及び虚部のいずれかを出力し、必要でないと判定
されると、必要でないと判定された実部及び虚部のいず
れかの代わりに、零を出力するステップ(i4)とを有
しても良い。
【0018】請求項4に記載の様に、ステップ(b)
は、ステップ(c)で繰り返し推定した各最適位相補償
量、及び該ステップ(b)で推定した最適周波数補償量
に基づいて、最適周波数補償量の修正方向を示す周波数
修正方向信号を求めるステップ(k1)と、 前記周波
数修正方向信号を重み付けするステップ(k2)と、前
記重み付けされた周波数修正方向信号に基づいて、この
ステップ(b)で推定した最適周波数補償量を更新し、
前記ステップ(c)で用いる最適周波数補償量を推定す
るステップ(k3)とを有しても良い。
は、ステップ(c)で繰り返し推定した各最適位相補償
量、及び該ステップ(b)で推定した最適周波数補償量
に基づいて、最適周波数補償量の修正方向を示す周波数
修正方向信号を求めるステップ(k1)と、 前記周波
数修正方向信号を重み付けするステップ(k2)と、前
記重み付けされた周波数修正方向信号に基づいて、この
ステップ(b)で推定した最適周波数補償量を更新し、
前記ステップ(c)で用いる最適周波数補償量を推定す
るステップ(k3)とを有しても良い。
【0019】請求項5に記載の様に、ステップ(k1)
は、ステップ(c)で推定した第1最適位相補償量とス
テップ(b)で推定した最適周波数補償量を複素乗算し
て、複素乗算値を求めるステップ(l1)と、前記ステ
ップ(c)で前記第1最適位相補償量よりも後に推定し
た第2最適位相補償量から前記複素乗算値を複素減算し
て、複素減算値を求めるステップ(l2)と、前記第1
最適位相補償量と前記複素減算値を複素乗算して複素乗
算値を求めるステップ(l3)とを有しても良い。
は、ステップ(c)で推定した第1最適位相補償量とス
テップ(b)で推定した最適周波数補償量を複素乗算し
て、複素乗算値を求めるステップ(l1)と、前記ステ
ップ(c)で前記第1最適位相補償量よりも後に推定し
た第2最適位相補償量から前記複素乗算値を複素減算し
て、複素減算値を求めるステップ(l2)と、前記第1
最適位相補償量と前記複素減算値を複素乗算して複素乗
算値を求めるステップ(l3)とを有しても良い。
【0020】請求項6に記載の様に、ステップ(k1)
は、ステップ(c)で推定した第2最適位相補償量を該
ステップ(c)で該第2最適位相補償量よりも先に推定
した第1最適位相補償量で除算して、複素除算値を求め
るステップ(m1)と、前記複素除算値からステップ
(b)で推定した最適周波数補償量を複素減算して、複
素減算値を求めるステップ(m2)とを有しても良い。
は、ステップ(c)で推定した第2最適位相補償量を該
ステップ(c)で該第2最適位相補償量よりも先に推定
した第1最適位相補償量で除算して、複素除算値を求め
るステップ(m1)と、前記複素除算値からステップ
(b)で推定した最適周波数補償量を複素減算して、複
素減算値を求めるステップ(m2)とを有しても良い。
【0021】請求項7に記載の様に、ステップ(k1)
は、ステップ(c)で推定した第1最適位相補償量と該
ステップ(c)で該第1最適位相補償量よりも後に推定
した第2最適位相補償量を複素乗算することにより自己
相関値を求めるステップ(n1)と、前記第1最適位相
補償量の大きさの二乗値を求めるステップ(n2)と、
前記二乗値とステップ(b)で推定した最適周波数補償
量の乗算値を求めるステップ(n3)と、前記ステップ
(n1)で求めた自己相関値から前記乗算値を複素減算
して求めるステップ(n4)とを有しても良い。
は、ステップ(c)で推定した第1最適位相補償量と該
ステップ(c)で該第1最適位相補償量よりも後に推定
した第2最適位相補償量を複素乗算することにより自己
相関値を求めるステップ(n1)と、前記第1最適位相
補償量の大きさの二乗値を求めるステップ(n2)と、
前記二乗値とステップ(b)で推定した最適周波数補償
量の乗算値を求めるステップ(n3)と、前記ステップ
(n1)で求めた自己相関値から前記乗算値を複素減算
して求めるステップ(n4)とを有しても良い。
【0022】請求項8に記載の様に、ステップ(k1)
は、ステップ(c)で繰り返し推定した各最適位相補償
量を複素乗算することにより自己相関値を求めるステッ
プ(o1)と、前記自己相関値からステップ(b)で推
定した最適周波数補償量を複素減算するステップ(o
2)とを有しても良い。
は、ステップ(c)で繰り返し推定した各最適位相補償
量を複素乗算することにより自己相関値を求めるステッ
プ(o1)と、前記自己相関値からステップ(b)で推
定した最適周波数補償量を複素減算するステップ(o
2)とを有しても良い。
【0023】請求項9に記載の様に、ステップ(b)
は、ステップ(c)で繰り返し推定した各最適位相補償
量を複素乗算することにより自己相関値を求めるステッ
プ(p1)と、前記自己相関値とステップ(b)で推定
した最適周波数補償量を重み付けしたものを複素加算す
るステップ(p2)とを有しても良い。
は、ステップ(c)で繰り返し推定した各最適位相補償
量を複素乗算することにより自己相関値を求めるステッ
プ(p1)と、前記自己相関値とステップ(b)で推定
した最適周波数補償量を重み付けしたものを複素加算す
るステップ(p2)とを有しても良い。
【0024】請求項10に記載の様に、ステップ(h
3)は、最適周波数補償量に基づく重み付けでも良い。
3)は、最適周波数補償量に基づく重み付けでも良い。
【0025】請求項11に記載の様に、ステップ(k
1)は、最適周波数補償量の修正方向を示す周波数修正
方向信号を平滑化するステップ(r)を含んでも良い。
1)は、最適周波数補償量の修正方向を示す周波数修正
方向信号を平滑化するステップ(r)を含んでも良い。
【0026】請求項12に記載の様に、ステップ(h
3)は、最適位相補償量の修正方向を示す位相修正方向
信号を最適周波数補償量に基づいて平滑化するステップ
(t)を含んでも良い。
3)は、最適位相補償量の修正方向を示す位相修正方向
信号を最適周波数補償量に基づいて平滑化するステップ
(t)を含んでも良い。
【0027】請求項13に記載の様に、ステップ(c)
は、次式(9)に基づいて行わても良い。
は、次式(9)に基づいて行わても良い。
【0028】 μ1E(n)U*(n)+F(n)H(n)=H(n+1) …(9) ただし、μ1はステップパラメータ E(n)は複素誤差信号 H(n)は最適位相補償量 U(n)は暫定的な複素復調信号 U*(n)はU(n)の複素共役 F(n)は最適周波数補償量 H(n+1)は再び繰り返して行われる前記各ステップ
(a),(b)で用いる次の最適位相補償量 請求項14に記載の様に、ステップ(b)は、次式(1
4)に基づいて行われても良い。
(a),(b)で用いる次の最適位相補償量 請求項14に記載の様に、ステップ(b)は、次式(1
4)に基づいて行われても良い。
【0029】 μ2[H(n)−F(n)H(n−1)]H*(n−1)+F(n) =F(n+1) …(14) ただし、μ2はステップパラメータ H(n),H(n−1)は最適位相補償量 F(n)は過去に推定された最適周波数補償量 F(n+1)は推定される最適周波数補償量 次に、請求項15に記載の発明は、変調入力信号を固定
周波数の信号によって暫定的に復調して、暫定的な複素
復調信号を形成し、この暫定的な複素復調信号から確定
的な複素復調信号を形成する復調方法において、前記暫
定的な複素復調信号を最適位相補償量に基づいて補償す
ることによって、確定的な複素復調信号を求めるステッ
プ(a)と、前記確定的な複素復調信号と複素識別信号
間の距離を示す複素誤差信号を求めるステップ(d)
と、前記確定的な複素復調信号及び前記複素誤差信号に
基づいて、最適周波数補償量を推定するステップ(b)
と、前記暫定的な複素復調信号、前記確定的な複素復調
信号、及び前記最適周波数補償量に基づいて、再び繰り
返して行われる前記各ステップ(a),(b)で用いる
次の最適位相補償量を推定するステップ(c)とを有し
ている。
周波数の信号によって暫定的に復調して、暫定的な複素
復調信号を形成し、この暫定的な複素復調信号から確定
的な複素復調信号を形成する復調方法において、前記暫
定的な複素復調信号を最適位相補償量に基づいて補償す
ることによって、確定的な複素復調信号を求めるステッ
プ(a)と、前記確定的な複素復調信号と複素識別信号
間の距離を示す複素誤差信号を求めるステップ(d)
と、前記確定的な複素復調信号及び前記複素誤差信号に
基づいて、最適周波数補償量を推定するステップ(b)
と、前記暫定的な複素復調信号、前記確定的な複素復調
信号、及び前記最適周波数補償量に基づいて、再び繰り
返して行われる前記各ステップ(a),(b)で用いる
次の最適位相補償量を推定するステップ(c)とを有し
ている。
【0030】請求項16に記載の様に、ステップ(c)
は、ステップ(a)で求めた確定的な複素復調信号と複
素識別信号間の距離を示す複素誤差信号を求めるステッ
プ(h1)と、ステップ(h1)で求めた複素誤差信号及
び暫定的な複素復調信号に基づいて、最適位相補償量の
修正方向を示す位相修正方向信号を求めるステップ(h
2)と、前記位相修正方向信号を重み付けするステップ
(h3)と、ステップ(b)で推定された最適周波数補
償量、及び該ステップ(c)で推定した最適位相補償量
に基づいて、暫定的な位相補償量を求めるステップ(h
4)と、前記暫定的な位相補償量及び前記重み付けを施
された位相修正方向信号に基づいて,再び繰り返して行
われるステップ(a)で用いる次の最適位相補償量を求
めるステップ(h5)とを有しても良い。
は、ステップ(a)で求めた確定的な複素復調信号と複
素識別信号間の距離を示す複素誤差信号を求めるステッ
プ(h1)と、ステップ(h1)で求めた複素誤差信号及
び暫定的な複素復調信号に基づいて、最適位相補償量の
修正方向を示す位相修正方向信号を求めるステップ(h
2)と、前記位相修正方向信号を重み付けするステップ
(h3)と、ステップ(b)で推定された最適周波数補
償量、及び該ステップ(c)で推定した最適位相補償量
に基づいて、暫定的な位相補償量を求めるステップ(h
4)と、前記暫定的な位相補償量及び前記重み付けを施
された位相修正方向信号に基づいて,再び繰り返して行
われるステップ(a)で用いる次の最適位相補償量を求
めるステップ(h5)とを有しても良い。
【0031】請求項17に記載の様に、ステップ(d)
は、確定的な複素復調信号を識別して、この確定的な複
素復調信号に最も近似する複素識別信号を求めるステッ
プ(i1)と、前記確定的な複素復調信号と前記複素識
別信号間の距離を示す複素誤差信号を求めるステップ
(i2)と、前記確定的な複素復調信号に基づいて、前
記複素誤差信号が必要であるか否かを該複素誤差信号の
実部及び虚部について独立に判定するステップ(i3)
と、前記複素誤差信号の実部及び虚部のいずれかが必要
と判定されると、必要と判定された実部及び虚部のいず
れかを出力し、必要でないと判定されると、必要でない
と判定された実部及び虚部のいずれかの代わりに、零を
出力するステップ(i4)とを有しても良い。
は、確定的な複素復調信号を識別して、この確定的な複
素復調信号に最も近似する複素識別信号を求めるステッ
プ(i1)と、前記確定的な複素復調信号と前記複素識
別信号間の距離を示す複素誤差信号を求めるステップ
(i2)と、前記確定的な複素復調信号に基づいて、前
記複素誤差信号が必要であるか否かを該複素誤差信号の
実部及び虚部について独立に判定するステップ(i3)
と、前記複素誤差信号の実部及び虚部のいずれかが必要
と判定されると、必要と判定された実部及び虚部のいず
れかを出力し、必要でないと判定されると、必要でない
と判定された実部及び虚部のいずれかの代わりに、零を
出力するステップ(i4)とを有しても良い。
【0032】請求項18に記載の様に、ステップ(h
1)は、確定的な複素復調信号を識別して、この確定的
な複素復調信号に最も近似する複素識別信号を求めるス
テップ(i1)と、前記確定的な複素復調信号と前記複
素識別信号間の距離を示す複素誤差信号を求めるステッ
プ(i2)と、前記確定的な複素復調信号に基づいて、
前記複素誤差信号が必要であるか否かを該複素誤差信号
の実部及び虚部について独立に判定するステップ(i
3)と、前記複素誤差信号の実部及び虚部のいずれかが
必要と判定されると、必要と判定された実部及び虚部の
いずれかを出力し、必要でないと判定されると、必要で
ないと判定された実部及び虚部のいずれかの代わりに、
零を出力するステップ(i4)とを有していても良い。
1)は、確定的な複素復調信号を識別して、この確定的
な複素復調信号に最も近似する複素識別信号を求めるス
テップ(i1)と、前記確定的な複素復調信号と前記複
素識別信号間の距離を示す複素誤差信号を求めるステッ
プ(i2)と、前記確定的な複素復調信号に基づいて、
前記複素誤差信号が必要であるか否かを該複素誤差信号
の実部及び虚部について独立に判定するステップ(i
3)と、前記複素誤差信号の実部及び虚部のいずれかが
必要と判定されると、必要と判定された実部及び虚部の
いずれかを出力し、必要でないと判定されると、必要で
ないと判定された実部及び虚部のいずれかの代わりに、
零を出力するステップ(i4)とを有していても良い。
【0033】請求項19に記載の様に、ステップ(c)
は、確定的な複素復調信号を識別して、この確定的な複
素復調信号に最も近似する複素識別信号を求めるステッ
プ(j1)と、暫定的な複素復調信号と前記複素識別信
号を複素乗算して、相互相関値を求めるステップ(j
2)と、前記相互相関値と該ステップ(c)で推定した
最適位相補償量に重み付けしたものを複素加算して複素
加算値を求めるステップ(j3)と、前記ス複素加算
値、及びステップ(b)で推定した最適周波数補償量を
複素乗算して複素乗算値を求めるステップ(j4)とを
有しても良い。
は、確定的な複素復調信号を識別して、この確定的な複
素復調信号に最も近似する複素識別信号を求めるステッ
プ(j1)と、暫定的な複素復調信号と前記複素識別信
号を複素乗算して、相互相関値を求めるステップ(j
2)と、前記相互相関値と該ステップ(c)で推定した
最適位相補償量に重み付けしたものを複素加算して複素
加算値を求めるステップ(j3)と、前記ス複素加算
値、及びステップ(b)で推定した最適周波数補償量を
複素乗算して複素乗算値を求めるステップ(j4)とを
有しても良い。
【0034】請求項20に記載の様に、ステップ(b)
は、ステップ(a)で求めた確定的な複素復調信号及び
ステップ(d)で求めた複素誤差信号に基づいて、最適
周波数補償量の修正方向を示す周波数修正方向信号を求
めるステップ(q1)と、前記周波数修正方向信号を重
み付けするステップ(q2)と、前記重み付けされた周
波数修正方向信号に基づいて、このステップ(b)で推
定した最適周波数補償量を更新するステップ(q3)と
を有しても良い。
は、ステップ(a)で求めた確定的な複素復調信号及び
ステップ(d)で求めた複素誤差信号に基づいて、最適
周波数補償量の修正方向を示す周波数修正方向信号を求
めるステップ(q1)と、前記周波数修正方向信号を重
み付けするステップ(q2)と、前記重み付けされた周
波数修正方向信号に基づいて、このステップ(b)で推
定した最適周波数補償量を更新するステップ(q3)と
を有しても良い。
【0035】請求項21に記載の様に、ステップ(h
3)は、最適周波数補償量に基づく重み付けでも良い。
3)は、最適周波数補償量に基づく重み付けでも良い。
【0036】請求項22に記載の様に、ステップ(q
2)は、最適周波数補償量に基づく重み付けでも良い。
2)は、最適周波数補償量に基づく重み付けでも良い。
【0037】請求項23に記載の様に、ステップ(q
1)は、最適周波数補償量の修正方向を示す周波数修正
方向信号を平滑化するステップ(r)を含んでも良い。
1)は、最適周波数補償量の修正方向を示す周波数修正
方向信号を平滑化するステップ(r)を含んでも良い。
【0038】請求項24に記載の様に、ステップ(h
3)は、最適位相補償量の修正方向を示す位相修正方向
信号を最適周波数補償量に基づいて平滑化するステップ
(t)を含んでも良い。
3)は、最適位相補償量の修正方向を示す位相修正方向
信号を最適周波数補償量に基づいて平滑化するステップ
(t)を含んでも良い。
【0039】請求項25に記載の様に、ステップ(c)
は、次式(9)に基づいて行われても良い。
は、次式(9)に基づいて行われても良い。
【0040】 μ1E(n)U*(n)+F(n)H(n)=H(n+1) …(9) ただし、μ1はステップパラメータ E(n)は複素誤差信号 H(n)は最適位相補償量 U(n)は暫定的な複素復調信号 U*(n)はU(n)の複素共役 F(n)は最適周波数補償量 H(n+1)は再び繰り返して行われる前記ステップ
(a)で用いる次の最適位相補償量 請求項26に記載の様に、ステップ(b)は、次式(2
9)に基づいて行われても良い。
(a)で用いる次の最適位相補償量 請求項26に記載の様に、ステップ(b)は、次式(2
9)に基づいて行われても良い。
【0041】 μ1μ2E(n)U*(n)H*(n)+F(n)=F(n+1) …(29) ただし、μ1,μ2はステップパラメータ E(n)は複素誤差信号 H(n)は最適位相補償量 U(n)は暫定的な複素復調信号 U*(n)はU(n)の複素共役 H*(n)はH(n)の複素共役 F(n)は過去に推定された最適周波数補償量 F(n+1)は推定される最適周波数補償量 この様な発明の復調方法では、変調入力信号を固定周波
数の信号を用いて検波し、暫定的な複素復調信号を形成
しても、この暫定的な複素復調信号には位相ずれや周波
数ずれが含まれるので、この暫定的な複素復調信号の位
相や周波数を補償して、確定的な複素復調信号を得てい
る。このため、ステップ(a)では、暫定的な複素復調
力信号に対して最適位相補償量に基づいて補償すること
によって、確定的な複素復調信号を求める。次に、ステ
ップ(b)では、予め定められた周期における最適位相
補償量の変動に基づいて、最適周波数補償量を推定す
る。そして、ステップ(c)では、前記暫定的な複素復
調信号、前記確定的な複素復調信号、及び前記最適周波
数補償量に基づいて、再び繰り返して行われる前記各ス
テップ(a),(b)で用いる次の最適位相補償量を推
定する。この次の最適位相補償量を次の暫定的な複素復
調信号に複素乗算すれば、位相補償と周波数補償が行わ
れる。この様な制御は、確定的な複素復調信号と複素識
別信号間の誤差、予め定められた周期における最適位相
補償量の変動量と最適周波数補償量間の誤差に基づいて
行われ、これらの誤差が周期的に減少され、この結果正
規の復調信号が安定して得られる。
数の信号を用いて検波し、暫定的な複素復調信号を形成
しても、この暫定的な複素復調信号には位相ずれや周波
数ずれが含まれるので、この暫定的な複素復調信号の位
相や周波数を補償して、確定的な複素復調信号を得てい
る。このため、ステップ(a)では、暫定的な複素復調
力信号に対して最適位相補償量に基づいて補償すること
によって、確定的な複素復調信号を求める。次に、ステ
ップ(b)では、予め定められた周期における最適位相
補償量の変動に基づいて、最適周波数補償量を推定す
る。そして、ステップ(c)では、前記暫定的な複素復
調信号、前記確定的な複素復調信号、及び前記最適周波
数補償量に基づいて、再び繰り返して行われる前記各ス
テップ(a),(b)で用いる次の最適位相補償量を推
定する。この次の最適位相補償量を次の暫定的な複素復
調信号に複素乗算すれば、位相補償と周波数補償が行わ
れる。この様な制御は、確定的な複素復調信号と複素識
別信号間の誤差、予め定められた周期における最適位相
補償量の変動量と最適周波数補償量間の誤差に基づいて
行われ、これらの誤差が周期的に減少され、この結果正
規の復調信号が安定して得られる。
【0042】また、請求項2に記載の方法によれば、最
適周波数補償量、最適位相補償量、及び重み付けされた
位相修正方向信号に基づいて、次の最適位相補償量を推
定するので、回路規模を低減することができる。
適周波数補償量、最適位相補償量、及び重み付けされた
位相修正方向信号に基づいて、次の最適位相補償量を推
定するので、回路規模を低減することができる。
【0043】また、請求項4〜8に記載の方法によれ
ば,繰り返し推定した各最適位相補償量に基づいて、最
適周波数補償量を推定するため、回路規模及び1回の推
定に要する信号処理量を低減ですることができる。更
に、直交振幅変調信号を復調する場合、振幅変動の少な
い最適位相補償量を用いて、最適周波数補償量を推定す
ることから、安定に最適周波数補償量を推定することが
できる。また、振幅の時間的な変動に対して振幅制御を
行うと言うAGC機能も実現される。
ば,繰り返し推定した各最適位相補償量に基づいて、最
適周波数補償量を推定するため、回路規模及び1回の推
定に要する信号処理量を低減ですることができる。更
に、直交振幅変調信号を復調する場合、振幅変動の少な
い最適位相補償量を用いて、最適周波数補償量を推定す
ることから、安定に最適周波数補償量を推定することが
できる。また、振幅の時間的な変動に対して振幅制御を
行うと言うAGC機能も実現される。
【0044】特に、各請求項15、16及び20に記載
の方法によれば、最適周波数補償量を確定的な複素復調
信号と複素誤差信号に基づいて推定するため、最適周波
数補償量と最適位相補償量の推定の並列処理が可能とな
り、回路規模及び1回の推定に要する信号処理を低減す
ることができる。
の方法によれば、最適周波数補償量を確定的な複素復調
信号と複素誤差信号に基づいて推定するため、最適周波
数補償量と最適位相補償量の推定の並列処理が可能とな
り、回路規模及び1回の推定に要する信号処理を低減す
ることができる。
【0045】また、請求項3及び18に記載の方法によ
れば、複素誤差信号を選択的に用いるので、最適周波数
補償量の引き込み時間を短縮化することができる。
れば、複素誤差信号を選択的に用いるので、最適周波数
補償量の引き込み時間を短縮化することができる。
【0046】また、請求項7及び9に記載の方法によれ
ば、暫定的な複素復調信号と複素識別信号の相互相関
値、及び最適周波数補償量に基づいて、最適位相補償量
を求める。このため回路規模を低減することができる。
更に、直交振幅変調信号を復調する場合、振幅変動の少
ない最適位相補償量を用いて、最適周波数補償量を推定
することから、安定に最適周波数補償量を推定すること
ができる。このため、RLSアルゴリズムを適用し、多
値QAM方式による変調信号を復調する場合において
も、複素復調信号を正規化する回路や、ROMなどによ
る直交−極座標変換回路及び極−直交座標変換回路が不
要となり、信号処理時間、回路規模を低減することがで
きる。加えて、最適周波数補償量を推定するために、複
素復調信号を正規化する回路やROMを用いないことか
ら、振幅の時間的な変動に対して振幅制御を行うと言う
AGC機能も実現される。また、RLSアルゴリズムを
適用する場合は、トレーニング信号を用いることによっ
て、最適位相補償量を高速に引き込むことができる。
ば、暫定的な複素復調信号と複素識別信号の相互相関
値、及び最適周波数補償量に基づいて、最適位相補償量
を求める。このため回路規模を低減することができる。
更に、直交振幅変調信号を復調する場合、振幅変動の少
ない最適位相補償量を用いて、最適周波数補償量を推定
することから、安定に最適周波数補償量を推定すること
ができる。このため、RLSアルゴリズムを適用し、多
値QAM方式による変調信号を復調する場合において
も、複素復調信号を正規化する回路や、ROMなどによ
る直交−極座標変換回路及び極−直交座標変換回路が不
要となり、信号処理時間、回路規模を低減することがで
きる。加えて、最適周波数補償量を推定するために、複
素復調信号を正規化する回路やROMを用いないことか
ら、振幅の時間的な変動に対して振幅制御を行うと言う
AGC機能も実現される。また、RLSアルゴリズムを
適用する場合は、トレーニング信号を用いることによっ
て、最適位相補償量を高速に引き込むことができる。
【0047】また、請求項10、21及び22に記載の
方法によれば、位相修正方向信号及び周波数修正方向信
号を最適周波数補償量に基づいて重み付けしているの
で、周波数変動を考慮した位相修正方向信号及び周波数
修正方向信号を生成して、周波数追従範囲を拡大するこ
とができる。
方法によれば、位相修正方向信号及び周波数修正方向信
号を最適周波数補償量に基づいて重み付けしているの
で、周波数変動を考慮した位相修正方向信号及び周波数
修正方向信号を生成して、周波数追従範囲を拡大するこ
とができる。
【0048】また、請求項11及び23に記載の方法に
よれば、周波数修正方向信号を平滑化しているので、雑
音成分を抑圧することができる。
よれば、周波数修正方向信号を平滑化しているので、雑
音成分を抑圧することができる。
【0049】また、請求項12及び24に記載の方法に
よれば、位相修正方向信号を最適周波数補償量に基づい
て平滑化しているので、雑音成分を抑圧することができ
る。
よれば、位相修正方向信号を最適周波数補償量に基づい
て平滑化しているので、雑音成分を抑圧することができ
る。
【0050】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を添付
図面を参照して説明する。まず、この発明の第1実施形
態の基本原理を説明する。一般に、信号処理回路におい
ては、シンボル周期Tのnサンプル目の時刻nで、この
信号処理回路の伝達関数をh(n)とし、入力信号をx
(n)とし、出力信号に生じた誤差をe(n)とする
と、最小平均二乗(LMS)アルゴリズムに従い、この
信号処理回路の伝達関数を最適化することによって、こ
の誤差e(n)を減少させることができる。このアルゴ
リズムによれば、時刻n+1での最適な伝達関数h(n
+1)は、次式(0)から導かれる。
図面を参照して説明する。まず、この発明の第1実施形
態の基本原理を説明する。一般に、信号処理回路におい
ては、シンボル周期Tのnサンプル目の時刻nで、この
信号処理回路の伝達関数をh(n)とし、入力信号をx
(n)とし、出力信号に生じた誤差をe(n)とする
と、最小平均二乗(LMS)アルゴリズムに従い、この
信号処理回路の伝達関数を最適化することによって、こ
の誤差e(n)を減少させることができる。このアルゴ
リズムによれば、時刻n+1での最適な伝達関数h(n
+1)は、次式(0)から導かれる。
【0051】 α・e(n)・x(n)+h(n)=h(n+1) (0) ただし、αはステップパラメータである。
【0052】この様なLMSアルゴリズムは、準同期検
波方式における位相制御回路、つまり搬送波と略等しい
周波数で検波したことによって形成された暫定的な復調
信号の位相を制御して、確定した復調信号を得るための
位相制御回路にも適用することができる。
波方式における位相制御回路、つまり搬送波と略等しい
周波数で検波したことによって形成された暫定的な復調
信号の位相を制御して、確定した復調信号を得るための
位相制御回路にも適用することができる。
【0053】この位相制御回路の一般的な概略構成は、
図19に示す様なものであり、複素乗算器M1、識別器
D1、複素加算器A1からなる。なお、以下の説明にお
いて、大文字は複素スカラ量を示す。
図19に示す様なものであり、複素乗算器M1、識別器
D1、複素加算器A1からなる。なお、以下の説明にお
いて、大文字は複素スカラ量を示す。
【0054】複素復調信号U(n)は、QPSK(Quad
rature Phase Shift Keying)方式で変調された変調信
号を固定周波数の信号によって暫定的に復調することに
よって形成され、同相成分と直交成分に分離されたベー
スバンド信号である。複素乗算器M1は、この暫定的な
複素復調信号U(n)を入力すると、この複素復調信号
U(n)を最適位相補償量H(n)だけ位相補正し、確
定的な複素復調信号U(n)H(n)を出力する。
rature Phase Shift Keying)方式で変調された変調信
号を固定周波数の信号によって暫定的に復調することに
よって形成され、同相成分と直交成分に分離されたベー
スバンド信号である。複素乗算器M1は、この暫定的な
複素復調信号U(n)を入力すると、この複素復調信号
U(n)を最適位相補償量H(n)だけ位相補正し、確
定的な複素復調信号U(n)H(n)を出力する。
【0055】識別器D1は、QPSK方式の変調信号を
復調することにより得られるべき各シンボルのうちか
ら、確定的な複素復調信号U(n)H(n)に最も近い
シンボルを識別し、このシンボルを示す識別信号D
(n)を出力する。
復調することにより得られるべき各シンボルのうちか
ら、確定的な複素復調信号U(n)H(n)に最も近い
シンボルを識別し、このシンボルを示す識別信号D
(n)を出力する。
【0056】図20は、直交座標系における各シンボル
P1,P2,P3,P4を示す。同図において、ベクトルO
PnはU(n)H(n)に対応し、ベクトルOP1は識別
信号D(n)に対応する。ここでは、確定的な複素復調
信号U(n)H(n)がシンボルP1に最も近いので、
このシンボルP1を示す識別信号D(n)が識別器D1
から出力される。
P1,P2,P3,P4を示す。同図において、ベクトルO
PnはU(n)H(n)に対応し、ベクトルOP1は識別
信号D(n)に対応する。ここでは、確定的な複素復調
信号U(n)H(n)がシンボルP1に最も近いので、
このシンボルP1を示す識別信号D(n)が識別器D1
から出力される。
【0057】複素加算器A1は、識別信号D(n)から
暫定的な複素復調信号U(n)H(n) を複素減算
し、推定誤差E(n)を出力する。この推定誤差E
(n)を(1)式に示す。
暫定的な複素復調信号U(n)H(n) を複素減算
し、推定誤差E(n)を出力する。この推定誤差E
(n)を(1)式に示す。
【0058】 E(n)=D(n)−U(n)H(n) …(1) ただし、ここでは、識別信号D(n)は、確定的な複素
復調信号U(n)H(n)に最も近いものとしたが、こ
の識別信号D(n)は、トレーニング信号でも構わな
い。
復調信号U(n)H(n)に最も近いものとしたが、こ
の識別信号D(n)は、トレーニング信号でも構わな
い。
【0059】LMSアルゴリズムでは、推定誤差E
(n)の評価基準として2乗誤差J(n)を用いてお
り、この推定誤差E(n)が最小となる様に、最適位相
補償量H(n)を更新する。
(n)の評価基準として2乗誤差J(n)を用いてお
り、この推定誤差E(n)が最小となる様に、最適位相
補償量H(n)を更新する。
【0060】この2乗誤差J(n)は、上式(1)式を
用いれば、次式(2)式のように表される。 J(n)=[E(n)]2 =[D(n)−U(n)H(n) ]2 …(2) この式(2)から明らかな様に、2乗誤差J(n)と最
適位相補償量H(n)の関係は、図21に示す様な2次
関数となる。したがって、2乗誤差J(n)が最小値J
minとなる最適位相補償量H(n)が存在する。
用いれば、次式(2)式のように表される。 J(n)=[E(n)]2 =[D(n)−U(n)H(n) ]2 …(2) この式(2)から明らかな様に、2乗誤差J(n)と最
適位相補償量H(n)の関係は、図21に示す様な2次
関数となる。したがって、2乗誤差J(n)が最小値J
minとなる最適位相補償量H(n)が存在する。
【0061】LMSアルゴリズムにおいては、任意の時
刻nのH(n)について、2次関数の特性曲線の勾配を
求め、この勾配と逆方向の微少量を最適補償量H(n)
に加える更新をシンボル周期Tで繰り返すことによっ
て、最小値Jminとなる最適位相補償量H(n)を求め
る。
刻nのH(n)について、2次関数の特性曲線の勾配を
求め、この勾配と逆方向の微少量を最適補償量H(n)
に加える更新をシンボル周期Tで繰り返すことによっ
て、最小値Jminとなる最適位相補償量H(n)を求め
る。
【0062】この最適位相補償量H(n)の更新は、次
式(3)で表される。 H(n+1)=H(n)−c∂J(n)/∂H(n) …(3) ただし、cは定数である。上式(3)の右辺第2項を展
開するため、推定誤差E(n)を実部Ei(n)と虚部
Eq(n)を分離して、次式(4)で表す(以下、添え
字iは実部、添え字qは虚部を表す)。 Ei(n)=Di(n)−[Hi(n)Ui(n)−Hq(n)Uq(n)] Eq(n)=Dq(n)−[Hq(n)Ui(n)+Hi(n)Uq(n)] …(4) この式(4)のEi(n)とEq(n)を用いて、2乗誤
差J(n)を次式(5)で表す。 J(n)=[Ei(n)]2+[Eq(n)]2 …(5) これらの式(4)、(5)を用いて、上式(3)の右辺
第2項の勾配∂J(n)/∂H(n)を行列表示で求め
ると、(6)式のような展開結果が得られる。
式(3)で表される。 H(n+1)=H(n)−c∂J(n)/∂H(n) …(3) ただし、cは定数である。上式(3)の右辺第2項を展
開するため、推定誤差E(n)を実部Ei(n)と虚部
Eq(n)を分離して、次式(4)で表す(以下、添え
字iは実部、添え字qは虚部を表す)。 Ei(n)=Di(n)−[Hi(n)Ui(n)−Hq(n)Uq(n)] Eq(n)=Dq(n)−[Hq(n)Ui(n)+Hi(n)Uq(n)] …(4) この式(4)のEi(n)とEq(n)を用いて、2乗誤
差J(n)を次式(5)で表す。 J(n)=[Ei(n)]2+[Eq(n)]2 …(5) これらの式(4)、(5)を用いて、上式(3)の右辺
第2項の勾配∂J(n)/∂H(n)を行列表示で求め
ると、(6)式のような展開結果が得られる。
【0063】
【数1】
【0064】この式(6)の結果を上式(3)に代入す
ると、次の各式(7)及び(8)が得られる。 H(n+1)=H(n)+2cE(n)U*(n) …(7) H(n+1)=H(n)+μ[D(n)−H(n)U(n)]U*(n) …(8) 但し、μ=2cで、いずれもステップパラメータであ
る。
ると、次の各式(7)及び(8)が得られる。 H(n+1)=H(n)+2cE(n)U*(n) …(7) H(n+1)=H(n)+μ[D(n)−H(n)U(n)]U*(n) …(8) 但し、μ=2cで、いずれもステップパラメータであ
る。
【0065】このステップパラメータは、暫定的な複素
復調信号U(n)に雑音が加わったときでも、最適位相
補償量H(n)が発散しない様に、かつ収束後には最適
位相補償量H(n)が安定する様に、小さく設定する。
また、U*(n)は、U(n)の共役複素を表す。同様
に、以降に示されるH*(n)は、H(n)の共役複素
数を表す。
復調信号U(n)に雑音が加わったときでも、最適位相
補償量H(n)が発散しない様に、かつ収束後には最適
位相補償量H(n)が安定する様に、小さく設定する。
また、U*(n)は、U(n)の共役複素を表す。同様
に、以降に示されるH*(n)は、H(n)の共役複素
数を表す。
【0066】こうして導かれた上式(8)がLMSアル
ゴリズムによる推定誤差E(n)を用いた位相制御のた
めの最適位相補償量H(n)の更新式である。
ゴリズムによる推定誤差E(n)を用いた位相制御のた
めの最適位相補償量H(n)の更新式である。
【0067】いま、仮に暫定的な複素復調信号U(n)
がQPSKの送信シンボルに対して位相角θの誤差を有
する場合に、上式(8)に従って、位相制御(APC)
を行えば、図23の(a)〜(d)に示すように、暫定
的な複素復調信号U(n)をシンボル周期Tで繰り返し
サンプリングする各時刻n(n=0,1,2,k)の度
に、このシンボルを示す識別信号D(n)と復調信号U
(n)間の誤差、つまり位相角θが徐々に小さくなる。
がQPSKの送信シンボルに対して位相角θの誤差を有
する場合に、上式(8)に従って、位相制御(APC)
を行えば、図23の(a)〜(d)に示すように、暫定
的な複素復調信号U(n)をシンボル周期Tで繰り返し
サンプリングする各時刻n(n=0,1,2,k)の度
に、このシンボルを示す識別信号D(n)と復調信号U
(n)間の誤差、つまり位相角θが徐々に小さくなる。
【0068】これに対して、位相制御を行わなければ、
図22の(a)〜(d)に示すように、サンプリングの
各時刻n(n=0,1,2,k)の度に、識別信号D
(n)と暫定的な複素復調信号U(n)間の位相角θは
改善されない。
図22の(a)〜(d)に示すように、サンプリングの
各時刻n(n=0,1,2,k)の度に、識別信号D
(n)と暫定的な複素復調信号U(n)間の位相角θは
改善されない。
【0069】ところで、暫定的な複素復調信号U(n)
がQPSK送信のシンボルに対してシンボル周期Tあた
り位相角δで回転している(暫定的な複素復調信号U
(n)に周波数誤差が含まれる)場合に、位相制御を行
わなければ、図24(a)〜(d)に示すように、サン
プリングの各時刻n(n=0,1,2,k)の度に、識
別信号D(n)と暫定的な複素復調信号U(n)間の位
相角θは徐々に増加して行く。すなわち、シンボル周期
T毎に、時刻n=0のときの位相角θに位相角δが加算
されて行く。
がQPSK送信のシンボルに対してシンボル周期Tあた
り位相角δで回転している(暫定的な複素復調信号U
(n)に周波数誤差が含まれる)場合に、位相制御を行
わなければ、図24(a)〜(d)に示すように、サン
プリングの各時刻n(n=0,1,2,k)の度に、識
別信号D(n)と暫定的な複素復調信号U(n)間の位
相角θは徐々に増加して行く。すなわち、シンボル周期
T毎に、時刻n=0のときの位相角θに位相角δが加算
されて行く。
【0070】しかしながら、この様に暫定的な複素復調
信号U(n)に周波数誤差が含まれる場合は、上式
(8)に従って、位相制御(APC)を行ったとして
も、最適位相補償量H(n)を正しく推定できなくな
る。何故ならば、上式(8)のシンボル周期Tあたりの
最適位相補償量H(n)の更新量がステップパラメータ
μの大きさに依存し、最適位相補償量H(n)の発散防
止と安定化のために、このステップパラメータμを小さ
く設定しており、このためにシンボル周期Tあたりの最
適位相補償量H(n)の更新量が小さく、この更新量よ
り大きい位相変動には追従できないからである。
信号U(n)に周波数誤差が含まれる場合は、上式
(8)に従って、位相制御(APC)を行ったとして
も、最適位相補償量H(n)を正しく推定できなくな
る。何故ならば、上式(8)のシンボル周期Tあたりの
最適位相補償量H(n)の更新量がステップパラメータ
μの大きさに依存し、最適位相補償量H(n)の発散防
止と安定化のために、このステップパラメータμを小さ
く設定しており、このためにシンボル周期Tあたりの最
適位相補償量H(n)の更新量が小さく、この更新量よ
り大きい位相変動には追従できないからである。
【0071】従って、最適位相補償量H(n)を正しく
推定するには、周波数誤差を考慮しなければならず、暫
定的な複素復調信号U(n)に位相誤差と共に周波数誤
差が含まれることを前提に、上式(8)のH(n)の項
に対して周波数補正を施す。つまり、位相角δとは逆方
向の回転を与えるための最適周波数補償量F(n) を
最適位相補償量H(n)に対して組み入れる必要があ
る。そこで、上式(8)の最適位相補償量H(n)に最
適周波数補償量F(n)を複素乗算したものが時刻t=
n+1での最適位相補償量H(n+1)に近いと考え
る。この周波数誤差を考慮した位相制御のためのLMS
アルゴリズムを(9)式で表す。 μ1[D(n)−H(n)U(n)]U*(n)+F(n)H(n) =H(n+1) …(9) ただし、μ1は実数であって、最適位相補償量H(n)
のステップパラメータである。
推定するには、周波数誤差を考慮しなければならず、暫
定的な複素復調信号U(n)に位相誤差と共に周波数誤
差が含まれることを前提に、上式(8)のH(n)の項
に対して周波数補正を施す。つまり、位相角δとは逆方
向の回転を与えるための最適周波数補償量F(n) を
最適位相補償量H(n)に対して組み入れる必要があ
る。そこで、上式(8)の最適位相補償量H(n)に最
適周波数補償量F(n)を複素乗算したものが時刻t=
n+1での最適位相補償量H(n+1)に近いと考え
る。この周波数誤差を考慮した位相制御のためのLMS
アルゴリズムを(9)式で表す。 μ1[D(n)−H(n)U(n)]U*(n)+F(n)H(n) =H(n+1) …(9) ただし、μ1は実数であって、最適位相補償量H(n)
のステップパラメータである。
【0072】この最適周波数補償量F(n)をLMSア
ルゴリズムに従って推定するには、最適周波数補償量F
(n)を次式(10)に基づいて更新すれば良い。 F(n+1)=F(n)−c∂[Ef(n)]2/∂F(n) …(10) この式(10)を展開するために、同式右辺第2項に含
まれる周波数についての推定誤差Ef(n)を次の様に
して求める。
ルゴリズムに従って推定するには、最適周波数補償量F
(n)を次式(10)に基づいて更新すれば良い。 F(n+1)=F(n)−c∂[Ef(n)]2/∂F(n) …(10) この式(10)を展開するために、同式右辺第2項に含
まれる周波数についての推定誤差Ef(n)を次の様に
して求める。
【0073】ここで、最適周波数補償量F(n)を推定
すると言うことは、周波数誤差を含む暫定的な複素復調
信号U(n)がシンボル周期Tに位相角δだけ回転した
ときに、逆方向の位相角−δを暫定的な複素復調信号U
(n)に与えるF(n)を求めることである。
すると言うことは、周波数誤差を含む暫定的な複素復調
信号U(n)がシンボル周期Tに位相角δだけ回転した
ときに、逆方向の位相角−δを暫定的な複素復調信号U
(n)に与えるF(n)を求めることである。
【0074】θ(n)を最適位相補償量H(n)の位相
角とすると、逆方向の位相角−δ(=∠F(n))は、
シンボル周期Tの最適位相補償量H(n)の変動によっ
て表すことができる。これを(11)式で定義する。 [θ(n)−θ(n−1)]=−δ …(11) この式(11)の関係を最適位相補償量H(n)と最適
周波数補償量F(n)を用いて表すと、次式(12)と
なる。 H(n)−F(n)H(n−1)=0 …(12) この式(12)は、最適位相補償量H(n)と最適周波
数補償量F(n)が正しく推定されているときに成立
し、最適周波数補償量F(n)が正しく推定されていな
いときには、この式(12)が成立しなくなる。
角とすると、逆方向の位相角−δ(=∠F(n))は、
シンボル周期Tの最適位相補償量H(n)の変動によっ
て表すことができる。これを(11)式で定義する。 [θ(n)−θ(n−1)]=−δ …(11) この式(11)の関係を最適位相補償量H(n)と最適
周波数補償量F(n)を用いて表すと、次式(12)と
なる。 H(n)−F(n)H(n−1)=0 …(12) この式(12)は、最適位相補償量H(n)と最適周波
数補償量F(n)が正しく推定されているときに成立
し、最適周波数補償量F(n)が正しく推定されていな
いときには、この式(12)が成立しなくなる。
【0075】そこで、最適周波数補償量F(n)が正し
く推定されていないときに生じた推定誤差をEf(n)
とすると、上式(12)に基づいて、この推定誤差Ef
(n)を(13)式で定義することができる。 Ef(n)=H(n) −F(n)H(n−1) …(13) この式(13)を用いて、上式(10)を展開すると、
次式(14)が導かれる。 μ2[H(n)−F(n)H(n−1)]H*(n−1)+F(n) =F(n+1) …(14) ただし、μ2は実数であり、ステップパラメータであ
る。
く推定されていないときに生じた推定誤差をEf(n)
とすると、上式(12)に基づいて、この推定誤差Ef
(n)を(13)式で定義することができる。 Ef(n)=H(n) −F(n)H(n−1) …(13) この式(13)を用いて、上式(10)を展開すると、
次式(14)が導かれる。 μ2[H(n)−F(n)H(n−1)]H*(n−1)+F(n) =F(n+1) …(14) ただし、μ2は実数であり、ステップパラメータであ
る。
【0076】この式(14)がLMSアルゴリズムによ
る周波数成分の推定誤差Ef(n)を用いた最適周波数
補償量F(n)の更新式である。
る周波数成分の推定誤差Ef(n)を用いた最適周波数
補償量F(n)の更新式である。
【0077】上式(9)に基づいて位相制御を行い、こ
れと同時に、上式(14)に基づいて周波数制御を行え
ば、これによって周波数誤差を伴なう暫定的な複素復調
信号U(n)の位相誤差並び周波数誤差を補償して、確
定的な複素復調信号U(n)H(n)を得ることができ
る。つまり、正しい復調動作が行われる。
れと同時に、上式(14)に基づいて周波数制御を行え
ば、これによって周波数誤差を伴なう暫定的な複素復調
信号U(n)の位相誤差並び周波数誤差を補償して、確
定的な複素復調信号U(n)H(n)を得ることができ
る。つまり、正しい復調動作が行われる。
【0078】この発明の第1実施形態の基本原理は、以
上の通りのものである。図1は、この基本原理を適用し
た復調装置を示している。
上の通りのものである。図1は、この基本原理を適用し
た復調装置を示している。
【0079】図1から明らかな様に、この復調装置は、
直交検波器1、固定発振器2、A/D変換器3、A/D
変換器4、各デジタルトランスバーサルフィルタ(DT
F)5,6、位相制御回路10を備えている。
直交検波器1、固定発振器2、A/D変換器3、A/D
変換器4、各デジタルトランスバーサルフィルタ(DT
F)5,6、位相制御回路10を備えている。
【0080】ここでは、直交検波器1から各DTF5,
6までの前段の回路の動作が図27に示すものと同様で
あり、位相制御回路10の動作が図27に示すものとは
異なる。
6までの前段の回路の動作が図27に示すものと同様で
あり、位相制御回路10の動作が図27に示すものとは
異なる。
【0081】この位相制御回路10は、複素乗算器7、
最適位相推定回路8、及び位相変動推定回路9を備えて
いる。また、この位相制御回路10における太い実線は
複素スカラ量で表現される信号線を示し、他の回路部に
おける細い実線はスカラ量の信号線を示す。
最適位相推定回路8、及び位相変動推定回路9を備えて
いる。また、この位相制御回路10における太い実線は
複素スカラ量で表現される信号線を示し、他の回路部に
おける細い実線はスカラ量の信号線を示す。
【0082】このような構成において、直交検波器1
は、変調入力信号Sを入力すると共に、固定発振器2の
発振信号を入力しており、この変調入力信号Sを発振信
号を用いて2つの直交する各ベースバンド信号I,Qに
変換する。これらのベースバンド信号I,Qは、各A/
D変換器3,4を通じてデジタル信号に変換され、更に
各DTF5,6によって波形整形され、暫定的な復調信
号U(n)(同相信号ui(n)、直交信号uq
(n))となる。この復調信号U(n)は、位相制御回
路10に入力される。
は、変調入力信号Sを入力すると共に、固定発振器2の
発振信号を入力しており、この変調入力信号Sを発振信
号を用いて2つの直交する各ベースバンド信号I,Qに
変換する。これらのベースバンド信号I,Qは、各A/
D変換器3,4を通じてデジタル信号に変換され、更に
各DTF5,6によって波形整形され、暫定的な復調信
号U(n)(同相信号ui(n)、直交信号uq
(n))となる。この復調信号U(n)は、位相制御回
路10に入力される。
【0083】ここで、PSK方式の場合は、ベースバン
ドの原信号をd(t)とし、搬送波の周波数をf0 とす
ると、変調入力信号Sは、s(2π・f0・t+d
(t))で表される。そして、固定発振器2の発振周波
数をf1 とし、この周波数f1 の発振信号を用いて変調
入力信号Sを直交検波すると、検波出力の位相は、2π
・Δf・t+d(t)+Φとなる。
ドの原信号をd(t)とし、搬送波の周波数をf0 とす
ると、変調入力信号Sは、s(2π・f0・t+d
(t))で表される。そして、固定発振器2の発振周波
数をf1 とし、この周波数f1 の発振信号を用いて変調
入力信号Sを直交検波すると、検波出力の位相は、2π
・Δf・t+d(t)+Φとなる。
【0084】なお、Δfを周波数誤差、Φを初期位相誤
差と称する。また、tは時刻であり、Δf=f0 −f1
=ω/2πである。更に、1つのシンボルに対するシン
ボル周期Tの時刻nで得られた暫定的な複素復調信号U
(n)の位相誤差をθ1とし、時刻n+1で得られた複
素復調信号U(n+1)の位相誤差をθ2 とすると、ω
=(θ2 −θ1 )/Tである。
差と称する。また、tは時刻であり、Δf=f0 −f1
=ω/2πである。更に、1つのシンボルに対するシン
ボル周期Tの時刻nで得られた暫定的な複素復調信号U
(n)の位相誤差をθ1とし、時刻n+1で得られた複
素復調信号U(n+1)の位相誤差をθ2 とすると、ω
=(θ2 −θ1 )/Tである。
【0085】位相制御回路10は、暫定的な復調信号U
から確定的な複素複調信号V(n)を導くためのもので
あって、位相2π・Δf・t+Φを補償する。
から確定的な複素複調信号V(n)を導くためのもので
あって、位相2π・Δf・t+Φを補償する。
【0086】この位相制御回路10では、暫定的な複素
復調信号U(n)を位相回転機能を有する複素乗算器7
に入力する。複素乗算器7は、最適位相推定回路8から
の最適位相補償量H(n)に応じて、この暫定的な複素
復調信号U(n)に対して−(2π・Δf・t+Φ)に相
当する位相回転を施し、確定的な複素複調信号H(n)
U(n)=V(n)を出力する。この最適位相補償量H
(n)は、位相変動推定回路9にも入力され、ここで最
適周波数補償量F(n)が求められ、この最適周波数補
償量F(n)が最適位相推定回路8に与えられる。最適
位相推定回路8は、暫定的な複素復調信号U(n)、確
定的な複素復調信号V(n)、及び最適周波数補償量F
(n)を入力し、次回の位相補償に用いる最適位相補償
量H(n+1)を生成し、次回の位相補償のとき、つま
り暫定的な複素復調信号U(n+1)が複素乗算器7に
入力されたときに、この最適位相補償量H(n+1)を
複素乗算器7に与える。
復調信号U(n)を位相回転機能を有する複素乗算器7
に入力する。複素乗算器7は、最適位相推定回路8から
の最適位相補償量H(n)に応じて、この暫定的な複素
復調信号U(n)に対して−(2π・Δf・t+Φ)に相
当する位相回転を施し、確定的な複素複調信号H(n)
U(n)=V(n)を出力する。この最適位相補償量H
(n)は、位相変動推定回路9にも入力され、ここで最
適周波数補償量F(n)が求められ、この最適周波数補
償量F(n)が最適位相推定回路8に与えられる。最適
位相推定回路8は、暫定的な複素復調信号U(n)、確
定的な複素復調信号V(n)、及び最適周波数補償量F
(n)を入力し、次回の位相補償に用いる最適位相補償
量H(n+1)を生成し、次回の位相補償のとき、つま
り暫定的な複素復調信号U(n+1)が複素乗算器7に
入力されたときに、この最適位相補償量H(n+1)を
複素乗算器7に与える。
【0087】図2は、最適位相推定回路8の構成を示す
ブロック図である。この最適位相推定回路8は、LMS
アルゴリズムに従い、最適周波数補償量F(n)と最適
位相補償量H(n)を踏まえて、最適位相補償量H(n
+1)を求めるものである。
ブロック図である。この最適位相推定回路8は、LMS
アルゴリズムに従い、最適周波数補償量F(n)と最適
位相補償量H(n)を踏まえて、最適位相補償量H(n
+1)を求めるものである。
【0088】この最適位相推定回路8は、上式(9)に
示す最適位相補償量H(n+1)を推定するための回路
であって、複素共役回路11、位相誤差検出回路12、
複素乗算器13、重み付け回路14、複素加算器15、
遅延回路16、複素乗算器17を備えている。また、位
相誤差検出回路12は、識別器12−1と複素減算器1
2−2から構成される。
示す最適位相補償量H(n+1)を推定するための回路
であって、複素共役回路11、位相誤差検出回路12、
複素乗算器13、重み付け回路14、複素加算器15、
遅延回路16、複素乗算器17を備えている。また、位
相誤差検出回路12は、識別器12−1と複素減算器1
2−2から構成される。
【0089】複素共役回路11は、暫定的な複素復調信
号U(n)を入力し、この暫定的な複素復調信号U
(n)に対して複素共役となる複素共役復調信号U*
(n)を複素乗算器13に出力する。一方、位相誤差検
出回路12は、複素乗算器7からの確定的な複素復調信
号V(n)を入力する。この確定的な複素復調信号V
(n)は、同相信号vi(n)と直交信号vq(n)とか
らなる。位相誤差検出回路12の識別器12−1は、確
定的な複素復調信号V(n)に最も近いシンボルを識別
し、このシンボルを示す識別信号D(n)を出力する。
また、この位相誤差検出回路12の複素減算器12−2
は、識別信号D(n)から確定的な複素復調信号V
(n)を複素減算し、識別信号D(n)と複素復調信号
V(n)の距離を示す複素誤差信号を出力する。複素乗
算器13は、この複素誤差信号と複素共役復調信号U*
(n)を複素乗算することにより、最適位相補償量の修
正方向を示す位相修正方向信号を重み付け回路14に出
力する。この位相修正方向信号は、上式(9)の左辺第
1項の[D(n)−H(n)U(n)]U*(n)に対
応する。
号U(n)を入力し、この暫定的な複素復調信号U
(n)に対して複素共役となる複素共役復調信号U*
(n)を複素乗算器13に出力する。一方、位相誤差検
出回路12は、複素乗算器7からの確定的な複素復調信
号V(n)を入力する。この確定的な複素復調信号V
(n)は、同相信号vi(n)と直交信号vq(n)とか
らなる。位相誤差検出回路12の識別器12−1は、確
定的な複素復調信号V(n)に最も近いシンボルを識別
し、このシンボルを示す識別信号D(n)を出力する。
また、この位相誤差検出回路12の複素減算器12−2
は、識別信号D(n)から確定的な複素復調信号V
(n)を複素減算し、識別信号D(n)と複素復調信号
V(n)の距離を示す複素誤差信号を出力する。複素乗
算器13は、この複素誤差信号と複素共役復調信号U*
(n)を複素乗算することにより、最適位相補償量の修
正方向を示す位相修正方向信号を重み付け回路14に出
力する。この位相修正方向信号は、上式(9)の左辺第
1項の[D(n)−H(n)U(n)]U*(n)に対
応する。
【0090】重み付け回路14は、位相修正方向信号に
対してステップパラメータμ1(0<μ1)の重み付けを
施し、この演算値を複素加算器15に出力する。一方、
遅延回路16は、前回の処理のときに推定された最適位
相補償量H(n)を複素乗算器17に出力する。複素乗
算器17は、この遅延回路16からの最適位相補償量H
(n)と、位相変動推定回路9からの最適周波数補償量
F(n)を複素乗算し、この演算値を複素加算器15に
与える。複素加算器15は、重み付け回路14からの演
算値と複素乗算器17からの演算値を複素加算し、上式
(9)に示す最適位相補償量H(n+1)を遅延回路1
6に出力する。この最適位相補償量H(n+1)は、次
回の処理のとき、つまり暫定的な複素復調信号U(n+
1)を入力し、最適位相補償量H(n+2)を推定する
時刻(n+1)で、この遅延回路16から出力される。
対してステップパラメータμ1(0<μ1)の重み付けを
施し、この演算値を複素加算器15に出力する。一方、
遅延回路16は、前回の処理のときに推定された最適位
相補償量H(n)を複素乗算器17に出力する。複素乗
算器17は、この遅延回路16からの最適位相補償量H
(n)と、位相変動推定回路9からの最適周波数補償量
F(n)を複素乗算し、この演算値を複素加算器15に
与える。複素加算器15は、重み付け回路14からの演
算値と複素乗算器17からの演算値を複素加算し、上式
(9)に示す最適位相補償量H(n+1)を遅延回路1
6に出力する。この最適位相補償量H(n+1)は、次
回の処理のとき、つまり暫定的な複素復調信号U(n+
1)を入力し、最適位相補償量H(n+2)を推定する
時刻(n+1)で、この遅延回路16から出力される。
【0091】図3は、位相変動推定回路9の構成を示す
ブロック図である。この位相変動推定回路9は、LMS
アルゴリズムに従い、最適周波数補償量F(n)を求め
るものである。
ブロック図である。この位相変動推定回路9は、LMS
アルゴリズムに従い、最適周波数補償量F(n)を求め
るものである。
【0092】この位相変動推定回路9は、上式(14)
に示す最適周波数補償量F(n)を推定するための回路
であって、遅延回路18、複素減算器19、複素乗算器
20、複素共役回路21、複素乗算器22、重み付け回
路23、複素加算器24、遅延回路25から構成され
る。
に示す最適周波数補償量F(n)を推定するための回路
であって、遅延回路18、複素減算器19、複素乗算器
20、複素共役回路21、複素乗算器22、重み付け回
路23、複素加算器24、遅延回路25から構成され
る。
【0093】遅延回路18は、前回の処理のときに、最
適位相推定回路8から最適位相補償量H(n−1)を入
力しており、今回の処理のとき、つまり時刻nで、この
最適位相補償量H(n−1)を複素乗算器20と複素共
役回路21に出力する。一方、遅延回路25は、前回の
処理のときに推定された最適周波数補償量F(n)を複
素乗算器20に出力する。複素乗算器20は、遅延回路
18からの最適位相補償量H(n−1)と、遅延回路2
5からの最適周波数補償量F(n)を入力すると、両者
を複素乗算し、この演算値であるF(n)H(n−1)
を複素減算器19に出力する。複素減算器19は、最適
位相補償量H(n)からF(n)H(n−1)を複素減
算することによって、位相変動誤差信号を求め、この位
相変動誤差信号を出力する。
適位相推定回路8から最適位相補償量H(n−1)を入
力しており、今回の処理のとき、つまり時刻nで、この
最適位相補償量H(n−1)を複素乗算器20と複素共
役回路21に出力する。一方、遅延回路25は、前回の
処理のときに推定された最適周波数補償量F(n)を複
素乗算器20に出力する。複素乗算器20は、遅延回路
18からの最適位相補償量H(n−1)と、遅延回路2
5からの最適周波数補償量F(n)を入力すると、両者
を複素乗算し、この演算値であるF(n)H(n−1)
を複素減算器19に出力する。複素減算器19は、最適
位相補償量H(n)からF(n)H(n−1)を複素減
算することによって、位相変動誤差信号を求め、この位
相変動誤差信号を出力する。
【0094】複素共役回路21は、最適位相補償量H
(n−1)に複素共役となるH*(n−1)を複素乗算
器22に出力する。複素乗算器22は、複素減算器19
からの位相変動誤差信号と複素共役回路21からの信号
H*(n−1)を複素乗算することによって、最適周波
数補償量の修正方向を示す周波数修正方向信号を形成
し、この周波数修正方向信号を出力する。この周波数修
正方向信号は、上式(14)の左辺第1項の[H(n)
−F(n)H(n−1)]H*(n−1)に対応する。
(n−1)に複素共役となるH*(n−1)を複素乗算
器22に出力する。複素乗算器22は、複素減算器19
からの位相変動誤差信号と複素共役回路21からの信号
H*(n−1)を複素乗算することによって、最適周波
数補償量の修正方向を示す周波数修正方向信号を形成
し、この周波数修正方向信号を出力する。この周波数修
正方向信号は、上式(14)の左辺第1項の[H(n)
−F(n)H(n−1)]H*(n−1)に対応する。
【0095】重み付け回路23は、周波数修正方向信号
に対してステップパラメータμ2の重み付けを施し、こ
の演算値を複素加算器24に出力する。複素加算器24
は、重み付け回路23からの演算値と、遅延回路25か
らの最適周波数補償量F(n)を複素加算し、上式(1
4)に示す最適周波数補償量F(n+1)を遅延回路2
5に出力する。この最適周波数補償量F(n+1)は、
次回の処理のとき、つまり最適位相推定回路8から最適
位相補償量H(n+1)を入力し、最適周波数補償量F
(n+2)を推定する時刻(n+1)で、この遅延回路
25から出力される。
に対してステップパラメータμ2の重み付けを施し、こ
の演算値を複素加算器24に出力する。複素加算器24
は、重み付け回路23からの演算値と、遅延回路25か
らの最適周波数補償量F(n)を複素加算し、上式(1
4)に示す最適周波数補償量F(n+1)を遅延回路2
5に出力する。この最適周波数補償量F(n+1)は、
次回の処理のとき、つまり最適位相推定回路8から最適
位相補償量H(n+1)を入力し、最適周波数補償量F
(n+2)を推定する時刻(n+1)で、この遅延回路
25から出力される。
【0096】以上の様に、第1実施形態の位相制御回路
10においては、暫定的な複素復調信号U(n)、確定
的な複素復調信号V(n)、及び最適周波数補償量F
(n)を最適位相推定回路8に入力し、この最適位相推
定回路8によって、次回の処理に用いる最適位相補償量
H(n+1)を求めて、この最適位相補償量H(n+
1)を次回の処理のときに複素乗算器7及び位相変動推
定回路9に出力している。
10においては、暫定的な複素復調信号U(n)、確定
的な複素復調信号V(n)、及び最適周波数補償量F
(n)を最適位相推定回路8に入力し、この最適位相推
定回路8によって、次回の処理に用いる最適位相補償量
H(n+1)を求めて、この最適位相補償量H(n+
1)を次回の処理のときに複素乗算器7及び位相変動推
定回路9に出力している。
【0097】この次回の処理のとき、つまり時刻(n+
1)で、複素乗算器7は、暫定的な複素復調信号U(n
+1)と最適位相補償量H(n+1)を入力して、両者
を複素乗算し、確定的な複素復調信号V(n+1)を出
力する。また、位相変動推定回路9は、この最適位相補
償量H(n+1)及びH(n)から最適周波数補償量F
(n+2)を導き、また、この最適周波数補償量F(n
+1)を最適位相推定回路8に出力する。これに伴い、
最適位相推定回路8によって、更に次回の処理に用いる
最適位相補償量H(n+2)が求められる。
1)で、複素乗算器7は、暫定的な複素復調信号U(n
+1)と最適位相補償量H(n+1)を入力して、両者
を複素乗算し、確定的な複素復調信号V(n+1)を出
力する。また、位相変動推定回路9は、この最適位相補
償量H(n+1)及びH(n)から最適周波数補償量F
(n+2)を導き、また、この最適周波数補償量F(n
+1)を最適位相推定回路8に出力する。これに伴い、
最適位相推定回路8によって、更に次回の処理に用いる
最適位相補償量H(n+2)が求められる。
【0098】この様な構成によれば、上式(9)からも
明らかな様に、暫定的な複素復調信号U(n)、確定的
な複素復調信号V(n)、及び最適周波数補償量F
(n)に基づいて、最適位相補償量H(n)を推定する
ので、遅延回路、複素乗算器、及び加算器等を必要とす
るものの、図27に示す従来の回路よりは、これらの個
数を減らすことができ、回路規模を低減することができ
る。
明らかな様に、暫定的な複素復調信号U(n)、確定的
な複素復調信号V(n)、及び最適周波数補償量F
(n)に基づいて、最適位相補償量H(n)を推定する
ので、遅延回路、複素乗算器、及び加算器等を必要とす
るものの、図27に示す従来の回路よりは、これらの個
数を減らすことができ、回路規模を低減することができ
る。
【0099】また、直交振幅変調信号を復調する場合、
振幅変動の少ない最適位相補償量H(n)を用いて最適
周波数補償量F(n)を推定することから、最適周波数
補償量F(n)を安定に推定することができ、更には、
最適周波数補償量F(n)によって回転方向だけでな
く、振幅方向に対しての制御も行われるので、振幅の時
間的な変動に対して振幅制御を行うと言うAGC機能も
実現される。
振幅変動の少ない最適位相補償量H(n)を用いて最適
周波数補償量F(n)を推定することから、最適周波数
補償量F(n)を安定に推定することができ、更には、
最適周波数補償量F(n)によって回転方向だけでな
く、振幅方向に対しての制御も行われるので、振幅の時
間的な変動に対して振幅制御を行うと言うAGC機能も
実現される。
【0100】なお、この第1実施形態では、直交検波器
1から各DTF5,6までの前段の回路によって、QP
SK方式の変調信号を暫定的に復調しているが、これに
限定されるものでなく、この前段の回路によって、多値
QAM方式の変調信号を暫定的に復調して、この暫定的
な復調信号を位相制御回路10に入力しても良く、この
場合も、位相制御回路10によって、確定的な復調信号
を得ることができる。
1から各DTF5,6までの前段の回路によって、QP
SK方式の変調信号を暫定的に復調しているが、これに
限定されるものでなく、この前段の回路によって、多値
QAM方式の変調信号を暫定的に復調して、この暫定的
な復調信号を位相制御回路10に入力しても良く、この
場合も、位相制御回路10によって、確定的な復調信号
を得ることができる。
【0101】図4は、この発明の第2実施形態を示して
おり、図2に示す最適位相推定回路8内の位相誤差検出
回路12の代わりとなる位相誤差検出回路12Aを示し
ている。なお、この位相誤差検出回路12Aを除く最適
位相推定回路8の構成、及び位相変動推定回路9の構成
は、図1、図2及び図3に示すものと全く同様である。
おり、図2に示す最適位相推定回路8内の位相誤差検出
回路12の代わりとなる位相誤差検出回路12Aを示し
ている。なお、この位相誤差検出回路12Aを除く最適
位相推定回路8の構成、及び位相変動推定回路9の構成
は、図1、図2及び図3に示すものと全く同様である。
【0102】この位相誤差検出回路12Aは、識別器1
2A−1、複素減算器12A−2、評価関数回路12A
−3、スイッチ12A−4からなる。この位相誤差検出
回路12Aは、図2に示す位相誤差検出回路12と比較
すると、確定的な複素復調信号V(n)の同相信号vi
(n)と直交信号vq(n)をそれぞれ独立に評価する
評価関数回路12A−3を設けた点、この評価関数回路
12A−3から出力される複素制御信号を用いて複素減
算器12A−2の出力を制御するため、スイッチ回路1
2A−4を設けた点が異なる。
2A−1、複素減算器12A−2、評価関数回路12A
−3、スイッチ12A−4からなる。この位相誤差検出
回路12Aは、図2に示す位相誤差検出回路12と比較
すると、確定的な複素復調信号V(n)の同相信号vi
(n)と直交信号vq(n)をそれぞれ独立に評価する
評価関数回路12A−3を設けた点、この評価関数回路
12A−3から出力される複素制御信号を用いて複素減
算器12A−2の出力を制御するため、スイッチ回路1
2A−4を設けた点が異なる。
【0103】ここで、64値QAM方式の変調信号を暫
定的に復調して、この暫定的な復調信号U(n)を位相
制御回路10に入力し、この暫定的な復調信号U(n)
から確定的な復調信号V(n)を形成するものとする
と、評価関数回路12A−3は、図5(a),(b)に
従って64の各シンボルに対する確定的な復調信号V
(n)の位置を評価する。
定的に復調して、この暫定的な復調信号U(n)を位相
制御回路10に入力し、この暫定的な復調信号U(n)
から確定的な復調信号V(n)を形成するものとする
と、評価関数回路12A−3は、図5(a),(b)に
従って64の各シンボルに対する確定的な復調信号V
(n)の位置を評価する。
【0104】図5(a)は、同相軸方向での同相信号v
i(n)の位置の判定に用いられる各領域を示してい
る。同様に、図5(b)は、直交軸方向での直交信号v
q(n)の位置の判定に用いられる各領域を示してい
る。ここで、Aは、64QAMの各シンボルについて、
原点から各シンボルまでの各距離の2乗の総和を原点か
ら各シンボルまでの各距離の総和で割った値である。
i(n)の位置の判定に用いられる各領域を示してい
る。同様に、図5(b)は、直交軸方向での直交信号v
q(n)の位置の判定に用いられる各領域を示してい
る。ここで、Aは、64QAMの各シンボルについて、
原点から各シンボルまでの各距離の2乗の総和を原点か
ら各シンボルまでの各距離の総和で割った値である。
【0105】また、図5(a)に示す各斜線領域に同相
信号vi(n)があれば、この同相信号vi(n)を識別
して識別信号を形成するときの誤り率が低く、各空白領
域に同相信号vi(n)があれば、この同相信号v
i(n)を識別するときの誤り率が高くなる。同様に、
図5(b)に示す各斜線領域に直交信号vq(n)があ
れば、この直交信号vq(n)を識別するときの誤り率
が低く、各空白領域に直交信号vq(n)があれば、こ
の直交信号vq(n)を識別するときの誤り率が高くな
る。
信号vi(n)があれば、この同相信号vi(n)を識別
して識別信号を形成するときの誤り率が低く、各空白領
域に同相信号vi(n)があれば、この同相信号v
i(n)を識別するときの誤り率が高くなる。同様に、
図5(b)に示す各斜線領域に直交信号vq(n)があ
れば、この直交信号vq(n)を識別するときの誤り率
が低く、各空白領域に直交信号vq(n)があれば、こ
の直交信号vq(n)を識別するときの誤り率が高くな
る。
【0106】スイッチ回路12A−4は、複素減算器1
2A−2からの同相信号vi(n)と直交信号vq(n)
をそれぞれ別々に入力し、同相信号vi(n)と接地レ
ベルのいずれか、及び直交信号vq(n)と接地レベル
のいずれかを別々に出力する。
2A−2からの同相信号vi(n)と直交信号vq(n)
をそれぞれ別々に入力し、同相信号vi(n)と接地レ
ベルのいずれか、及び直交信号vq(n)と接地レベル
のいずれかを別々に出力する。
【0107】さて、位相誤差検出回路12Aでは、確定
的な複素復調信号V(n)を識別器12A−1、複素減
算器12A−2及び評価関数回路12A−3に入力す
る。識別器12A−1は、確定的な複素復調信号V
(n)に最も近いシンボルを識別し、このシンボルを示
す識別信号D(n)を出力する。複素減算器12A−2
は、識別信号D(n)から確定的な複素復調信号V
(n)を複素減算し、識別信号D(n)と複素復調信号
V(n)の距離を示す複素誤差信号を出力する。
的な複素復調信号V(n)を識別器12A−1、複素減
算器12A−2及び評価関数回路12A−3に入力す
る。識別器12A−1は、確定的な複素復調信号V
(n)に最も近いシンボルを識別し、このシンボルを示
す識別信号D(n)を出力する。複素減算器12A−2
は、識別信号D(n)から確定的な複素復調信号V
(n)を複素減算し、識別信号D(n)と複素復調信号
V(n)の距離を示す複素誤差信号を出力する。
【0108】一方、評価関数回路12A−3は、確定的
な複素復調信号V(n)を入力し、同相信号vi(n)
が図5(a)に示す斜線領域に存在するときに、Hレベ
ル信号をスイッチ12A−4に加える。これに応答し
て、スイッチ12A−4は、複素減算器12A−2から
の同相信号vi(n)を選択して出力する。また、評価
関数回路12A−3は、同相信号vi(n)が図5
(a)に示す空白領域に存在するときに、Lレベル信号
をスイッチ12A−4に加える。これに応答して、スイ
ッチ12A−4は、接地レベルを選択して出力する。
な複素復調信号V(n)を入力し、同相信号vi(n)
が図5(a)に示す斜線領域に存在するときに、Hレベ
ル信号をスイッチ12A−4に加える。これに応答し
て、スイッチ12A−4は、複素減算器12A−2から
の同相信号vi(n)を選択して出力する。また、評価
関数回路12A−3は、同相信号vi(n)が図5
(a)に示す空白領域に存在するときに、Lレベル信号
をスイッチ12A−4に加える。これに応答して、スイ
ッチ12A−4は、接地レベルを選択して出力する。
【0109】同時に、評価関数回路12A−3は、直交
信号vq(n)が図5(b)に示す斜線領域に存在する
ときに、Hレベル信号をスイッチ12A−4に加える。
これに応答して、スイッチ12A−4は、複素減算器1
2A−2からの直交信号vq(n)を選択して出力す
る。また、評価関数回路12A−3は、直交信号v
q(n)が図5(b)に示す空白領域に存在するとき
に、Lレベル信号をスイッチ12A−4に加える。これ
に応答して、スイッチ12A−4は、接地レベルを選択
して出力する。
信号vq(n)が図5(b)に示す斜線領域に存在する
ときに、Hレベル信号をスイッチ12A−4に加える。
これに応答して、スイッチ12A−4は、複素減算器1
2A−2からの直交信号vq(n)を選択して出力す
る。また、評価関数回路12A−3は、直交信号v
q(n)が図5(b)に示す空白領域に存在するとき
に、Lレベル信号をスイッチ12A−4に加える。これ
に応答して、スイッチ12A−4は、接地レベルを選択
して出力する。
【0110】したがって、位相誤差検出回路12Aは、
複素復調信号V(n)を識別するときの誤り率が高くな
る空白領域に該複素復調信号V(n)があると、複素誤
差信号として0を出力する。これによって、誤った複素
誤差信号に基づく係数(最適位相補償量H(n)及び最
適周波数補償量F(n))の更新を避けることができ、
引き込み時間の短縮化、及び確定的な複素復調信号V
(n)の振幅の安定化を図ることができる。
複素復調信号V(n)を識別するときの誤り率が高くな
る空白領域に該複素復調信号V(n)があると、複素誤
差信号として0を出力する。これによって、誤った複素
誤差信号に基づく係数(最適位相補償量H(n)及び最
適周波数補償量F(n))の更新を避けることができ、
引き込み時間の短縮化、及び確定的な複素復調信号V
(n)の振幅の安定化を図ることができる。
【0111】次に、この発明の第3実施形態の原理を説
明する。この第3実施形態では、上式(14)を以下の
様に変形して、下式(17)を導き、この式(17)に
基づく処理を行う。式(14)は、図3に示す位相変動
推定回路9に適用されたものであるから、これと同様
に、式(17)も最適周波数補償量F(n)を導くため
に適用される。
明する。この第3実施形態では、上式(14)を以下の
様に変形して、下式(17)を導き、この式(17)に
基づく処理を行う。式(14)は、図3に示す位相変動
推定回路9に適用されたものであるから、これと同様
に、式(17)も最適周波数補償量F(n)を導くため
に適用される。
【0112】まず、上式(14)の左辺第1項を展開し
て、次式(15)を導く。 μ2[H(n)H*(n−1)−F(n)|H(n−1)|2]+F(n) =F(n+1) …(15) この式(15)の括弧[・]の中を|H(n−1)|2で正
規化すると、次式(16)となる。 μ2|H(n−1)|2[{H(n)/H(n−1)}−F(n)]+F(n)= F(n+1) …(16) 最適周波数補償量F(n)の更新量を調節するステップ
パラメータμ2の値は任意である。よって、μ2|H(n
−1)|2をステップパラメータμ3で置き換えると(1
7)式が導かれる。
て、次式(15)を導く。 μ2[H(n)H*(n−1)−F(n)|H(n−1)|2]+F(n) =F(n+1) …(15) この式(15)の括弧[・]の中を|H(n−1)|2で正
規化すると、次式(16)となる。 μ2|H(n−1)|2[{H(n)/H(n−1)}−F(n)]+F(n)= F(n+1) …(16) 最適周波数補償量F(n)の更新量を調節するステップ
パラメータμ2の値は任意である。よって、μ2|H(n
−1)|2をステップパラメータμ3で置き換えると(1
7)式が導かれる。
【0113】 μ3[{H(n)/H(n−1)}−F(n)]+F(n)=F(n+1) …(17) 式(16)と式(17)のそれぞれの左辺第1項を比べ
ると、更新量は異なるが、係数(最適位相補償量H
(n)及び最適周波数補償量F(n))を更新する方向
は一致する。この様な第3実施形態の基本原理を適用し
たものが図6に示す位相変動推定回路9Aである。な
お、最適位相推定回路8の構成は、図2の最適位相推定
回路8そのもの、又は図2の位相誤差検出回路12を図
4の位相誤差検出回路12Aに置き換えたものである。
ると、更新量は異なるが、係数(最適位相補償量H
(n)及び最適周波数補償量F(n))を更新する方向
は一致する。この様な第3実施形態の基本原理を適用し
たものが図6に示す位相変動推定回路9Aである。な
お、最適位相推定回路8の構成は、図2の最適位相推定
回路8そのもの、又は図2の位相誤差検出回路12を図
4の位相誤差検出回路12Aに置き換えたものである。
【0114】この位相変動推定回路9Aは、遅延回路1
8A、複素減算器19A、複素除算器20A、重み付け
回路23A、複素加算器24A、遅延回路25Aから構
成される。この位相変動推定回路9Aは、図3に示す位
相変動推定回路9と比較すると、各複素乗算器20,2
2、及び複素共役回路21の代わりに、複素除算器20
Aを設けた点が異なっている。
8A、複素減算器19A、複素除算器20A、重み付け
回路23A、複素加算器24A、遅延回路25Aから構
成される。この位相変動推定回路9Aは、図3に示す位
相変動推定回路9と比較すると、各複素乗算器20,2
2、及び複素共役回路21の代わりに、複素除算器20
Aを設けた点が異なっている。
【0115】この様な構成において、複素除算器20A
は、最適位相補償量H(n)を入力すると共に、遅延回
路18Aを介して前回の処理に用いた最適位相補償量H
(n+1)を入力し、最適位相補償量H(n) を最適
位相補償量H(n−1) で複素除算し、この演算値を
複素減算器19Aに出力する。一方、遅延回路25A
は、前回の処理のときに推定された最適周波数補償量F
(n)を複素減算器19Aにに出力する。複素減算器1
9Aは、複素除算器20Aからの演算値と、遅延回路2
5Aからの最適周波数補償量F(n)を入力すると、前
者から後者を複素減算することによって、周波数修正方
向信号を形成して出力する。この周波数修正方向信号
は、上式(17)の左辺第1項の[{H(n)/H(n
−1)}−F(n)]に対応する。
は、最適位相補償量H(n)を入力すると共に、遅延回
路18Aを介して前回の処理に用いた最適位相補償量H
(n+1)を入力し、最適位相補償量H(n) を最適
位相補償量H(n−1) で複素除算し、この演算値を
複素減算器19Aに出力する。一方、遅延回路25A
は、前回の処理のときに推定された最適周波数補償量F
(n)を複素減算器19Aにに出力する。複素減算器1
9Aは、複素除算器20Aからの演算値と、遅延回路2
5Aからの最適周波数補償量F(n)を入力すると、前
者から後者を複素減算することによって、周波数修正方
向信号を形成して出力する。この周波数修正方向信号
は、上式(17)の左辺第1項の[{H(n)/H(n
−1)}−F(n)]に対応する。
【0116】重み付け回路23Aは、周波数修正方向信
号に対してステップパラメータμ3の重み付けを施し、
この演算値を複素加算器24Aに出力する。複素加算器
24Aは、重み付け回路23Aからの演算値と、遅延回
路25Aからの最適周波数補償量F(n)を複素加算
し、最適周波数補償量F(n+1)を遅延回路25Aに
出力する。この最適周波数補償量F(n+1)は、次回
の処理のとき、つまり最適位相推定回路8から最適位相
補償量H(n+1)を入力し、最適周波数補償量F(n
+2)を推定する時刻(n+1)で、この遅延回路25
から出力される。
号に対してステップパラメータμ3の重み付けを施し、
この演算値を複素加算器24Aに出力する。複素加算器
24Aは、重み付け回路23Aからの演算値と、遅延回
路25Aからの最適周波数補償量F(n)を複素加算
し、最適周波数補償量F(n+1)を遅延回路25Aに
出力する。この最適周波数補償量F(n+1)は、次回
の処理のとき、つまり最適位相推定回路8から最適位相
補償量H(n+1)を入力し、最適周波数補償量F(n
+2)を推定する時刻(n+1)で、この遅延回路25
から出力される。
【0117】したがって、この第3実施形態の位相変動
推定回路9Aでは、図3に示す位相変動推定回路9と同
様に、最適周波数補償量F(n+1)を推定できるばか
りでなく、各複素乗算器20,22、及び複素共役回路
21の代わりに、複素除算器20Aを設け、これによっ
て回路構成を簡単化し、回路規模を縮小している。
推定回路9Aでは、図3に示す位相変動推定回路9と同
様に、最適周波数補償量F(n+1)を推定できるばか
りでなく、各複素乗算器20,22、及び複素共役回路
21の代わりに、複素除算器20Aを設け、これによっ
て回路構成を簡単化し、回路規模を縮小している。
【0118】図7は、この発明の第4実施形態を示して
おり、図3及び図6に示す位相変動推定回路の代わりと
なる位相変動推定回路9Bを示している。なお、最適位
相推定回路8の構成は、図2の最適位相推定回路8その
もの、又は図2の位相誤差検出回路12を図4の位相誤
差検出回路12Aに置き換えたものと全く同様である。
おり、図3及び図6に示す位相変動推定回路の代わりと
なる位相変動推定回路9Bを示している。なお、最適位
相推定回路8の構成は、図2の最適位相推定回路8その
もの、又は図2の位相誤差検出回路12を図4の位相誤
差検出回路12Aに置き換えたものと全く同様である。
【0119】この位相変動推定回路9Bは、遅延回路1
8B、複素減算器19B、絶対値2乗回路20B、複素
共役回路21B、重み付け回路23B、複素加算器24
B、遅延回路25B、複素乗算器22B、重み付け回路
26Bから構成される。この位相変動推定回路9Bは、
図3に示す位相変動推定回路9と比較すると、複素乗算
器20の代わりに、絶対値2乗回路20B、及び重み付
け回路26Bを設けた点が異なる。
8B、複素減算器19B、絶対値2乗回路20B、複素
共役回路21B、重み付け回路23B、複素加算器24
B、遅延回路25B、複素乗算器22B、重み付け回路
26Bから構成される。この位相変動推定回路9Bは、
図3に示す位相変動推定回路9と比較すると、複素乗算
器20の代わりに、絶対値2乗回路20B、及び重み付
け回路26Bを設けた点が異なる。
【0120】この様な構成において、遅延回路18B
は、前回の処理のときに、最適位相補償量H(n−1)
を入力しており、今回の処理のときに、この最適位相補
償量H(n−1)を絶対値2乗回路20B及び複素共役
回路21Bに出力する。複素共役回路21Bは、最適位
相補償量H(n−1)に複素共役となるH*(n−1)
を絶対値2乗回路20B及び複素乗算器22Bに出力す
る。絶対値2乗回路20Bは、最適位相補償量H(n−
1)及びH*(n−1)に基づいて、最適位相補償量の
大きさの2乗値を演算し、スカラー量|H(n−1)|
2を重み付け回路26Bに出力する。一方、遅延回路2
5Bは、前回の処理のときに推定された最適周波数補償
量F(n)を重み付け回路26B及び複素加算器24B
に出力する。重み付け回路26Bは、絶対値2乗回路2
0Bからのスカラー量|H(n−1) |2 に基づい
て、最適周波数補償量F(n) を重み付けし、この演
算値を複素減算器19Bに出力する。
は、前回の処理のときに、最適位相補償量H(n−1)
を入力しており、今回の処理のときに、この最適位相補
償量H(n−1)を絶対値2乗回路20B及び複素共役
回路21Bに出力する。複素共役回路21Bは、最適位
相補償量H(n−1)に複素共役となるH*(n−1)
を絶対値2乗回路20B及び複素乗算器22Bに出力す
る。絶対値2乗回路20Bは、最適位相補償量H(n−
1)及びH*(n−1)に基づいて、最適位相補償量の
大きさの2乗値を演算し、スカラー量|H(n−1)|
2を重み付け回路26Bに出力する。一方、遅延回路2
5Bは、前回の処理のときに推定された最適周波数補償
量F(n)を重み付け回路26B及び複素加算器24B
に出力する。重み付け回路26Bは、絶対値2乗回路2
0Bからのスカラー量|H(n−1) |2 に基づい
て、最適周波数補償量F(n) を重み付けし、この演
算値を複素減算器19Bに出力する。
【0121】複素乗算器22Bは、最適位相補償量H
(n)と複素共役回路21BからのH*(n−1)を複
素乗算し、この演算値を複素減算器19Bに出力する。
複素減算器19Bは、複素乗算器22Bによる演算値か
ら重み付け回路26Bによる演算値を複素減算すること
によって、周波数修正方向信号を形成し、この周波数修
正方向信号を出力する。この周波数修正方向信号は、上
式(14)の左辺第1項の[H(n)−F(n)H(n
−1)]H*(n−1)に対応する。
(n)と複素共役回路21BからのH*(n−1)を複
素乗算し、この演算値を複素減算器19Bに出力する。
複素減算器19Bは、複素乗算器22Bによる演算値か
ら重み付け回路26Bによる演算値を複素減算すること
によって、周波数修正方向信号を形成し、この周波数修
正方向信号を出力する。この周波数修正方向信号は、上
式(14)の左辺第1項の[H(n)−F(n)H(n
−1)]H*(n−1)に対応する。
【0122】重み付け回路23Bは、周波数修正方向信
号に対してステップパラメータμ2の重み付けを施し、
この演算値を複素加算器24Bに出力する。複素加算器
24Bは、重み付け回路23Bからの演算値と、遅延回
路25Bからの最適周波数補償量F(n)を複素加算
し、上式(14)に示す最適周波数補償量F(n+1)
を遅延回路25Bに出力する。この最適周波数補償量F
(n+1)は、次回の処理のとき、つまり最適位相推定
回路8から最適位相補償量H(n+1)を入力し、最適
周波数補償量F(n+2)を推定する時刻(n+1)
で、この遅延回路25Bから出力される。
号に対してステップパラメータμ2の重み付けを施し、
この演算値を複素加算器24Bに出力する。複素加算器
24Bは、重み付け回路23Bからの演算値と、遅延回
路25Bからの最適周波数補償量F(n)を複素加算
し、上式(14)に示す最適周波数補償量F(n+1)
を遅延回路25Bに出力する。この最適周波数補償量F
(n+1)は、次回の処理のとき、つまり最適位相推定
回路8から最適位相補償量H(n+1)を入力し、最適
周波数補償量F(n+2)を推定する時刻(n+1)
で、この遅延回路25Bから出力される。
【0123】したがって、この第4実施形態の位相変動
推定回路9Bでは、図3に示す位相変動推定回路9と同
様に、最適周波数補償量F(n+1)を推定できるばか
りでなく、複素乗算器20の代わりに、絶対値2乗回路
20B、及び重み付け回路26Bを設け、これによって
回路構成を簡単化し、回路規模を縮小している。また、
複素乗算器22Bと絶対値2乗回路20B、重み付け回
路26Bの各処理を並列に進行させるため、信号処理を
高速に行うことができる。1つの複素乗算器は、2つの
加算器、及び4つの乗算器から構成されるため、たとえ
1つであっても、複素乗算器を削減することは、回路規
模の縮小に寄与する。
推定回路9Bでは、図3に示す位相変動推定回路9と同
様に、最適周波数補償量F(n+1)を推定できるばか
りでなく、複素乗算器20の代わりに、絶対値2乗回路
20B、及び重み付け回路26Bを設け、これによって
回路構成を簡単化し、回路規模を縮小している。また、
複素乗算器22Bと絶対値2乗回路20B、重み付け回
路26Bの各処理を並列に進行させるため、信号処理を
高速に行うことができる。1つの複素乗算器は、2つの
加算器、及び4つの乗算器から構成されるため、たとえ
1つであっても、複素乗算器を削減することは、回路規
模の縮小に寄与する。
【0124】次に、この発明の第5実施形態を説明す
る。この第5実施形態では、上式(14)を以下の様に
変形して、下式(18)を導き、この式(18)に基づ
く処理を行う。式(14)は、図3に示す位相変動推定
回路9に適用されたものであるから、これと同様に、式
(18)も最適周波数補償量F(n)を導くために適用
される。
る。この第5実施形態では、上式(14)を以下の様に
変形して、下式(18)を導き、この式(18)に基づ
く処理を行う。式(14)は、図3に示す位相変動推定
回路9に適用されたものであるから、これと同様に、式
(18)も最適周波数補償量F(n)を導くために適用
される。
【0125】まず、式(14)の左辺第1項を展開する
ことによって導かれた上式(15)を再び示す。 μ2[H(n)H*(n−1)−F(n)|H(n−1)|2]+F(n) =F(n+1) …(15) 多値PSK方式によって変調された変調信号の位相制御
を前提とすると、|H(n−1)|2≒1としても差し
支えない。
ことによって導かれた上式(15)を再び示す。 μ2[H(n)H*(n−1)−F(n)|H(n−1)|2]+F(n) =F(n+1) …(15) 多値PSK方式によって変調された変調信号の位相制御
を前提とすると、|H(n−1)|2≒1としても差し
支えない。
【0126】そこで、式(15)の|H(n−1)|2
に1を代入すると、次式(18)が導かれる。
に1を代入すると、次式(18)が導かれる。
【0127】 μ2[H(n)H*(n−1)−F(n)]+F(n)=F(n+1) …(18) この様な第5実施形態の基本原理を適用したものが図8
に示す位相変動推定回路9Cである。なお、最適位相推
定回路8の構成は、図2の最適位相推定回路8そのも
の、又は図2の位相誤差検出回路12を図4の位相誤差
検出回路12Aに置き換えたものと全く同様である。
に示す位相変動推定回路9Cである。なお、最適位相推
定回路8の構成は、図2の最適位相推定回路8そのも
の、又は図2の位相誤差検出回路12を図4の位相誤差
検出回路12Aに置き換えたものと全く同様である。
【0128】この位相変動推定回路9Cは、遅延回路1
8C、複素減算器19C、複素共役回路21C、複素乗
算器22C、重み付け回路23C、複素加算器24C、
遅延回路25Cから構成される。この位相変動推定回路
9Cは、図3に示す位相変動推定回路9と比較すると、
複素乗算器20を除いた点が異なっている。
8C、複素減算器19C、複素共役回路21C、複素乗
算器22C、重み付け回路23C、複素加算器24C、
遅延回路25Cから構成される。この位相変動推定回路
9Cは、図3に示す位相変動推定回路9と比較すると、
複素乗算器20を除いた点が異なっている。
【0129】このように構成において、遅延回路18C
は、前回の処理のときに、最適位相補償量H(n−1)
を入力しており、今回の処理のときに、この最適位相補
償量H(n−1)を複素共役回路21Cに出力する。複
素共役回路21Cは、最適位相補償量H(n−1)に複
素共役となるH*(n−1)を複素乗算器22Cに出力
する。複素乗算器22Cは、最適位相補償量H(n)と
複素共役回路21CからのH*(n−1)を複素乗算
し、この演算値を複素減算器19Cに出力する。一方、
遅延回路25Cは、前回の処理のときに推定された最適
周波数補償量F(n)を複素減算器19C及び複素加算
器24Cに出力する。複素加算器19Cは、複素乗算器
22Cによる演算値から遅延回路25Cによる最適周波
数補償量F(n)を複素減算することによって、周波数
修正方向信号を形成し、この周波数修正方向信号を出力
する。この周波数修正方向信号は、上式(18)の左辺
第1項の[H(n)H*(n−1)−F(n)]に対応
する。
は、前回の処理のときに、最適位相補償量H(n−1)
を入力しており、今回の処理のときに、この最適位相補
償量H(n−1)を複素共役回路21Cに出力する。複
素共役回路21Cは、最適位相補償量H(n−1)に複
素共役となるH*(n−1)を複素乗算器22Cに出力
する。複素乗算器22Cは、最適位相補償量H(n)と
複素共役回路21CからのH*(n−1)を複素乗算
し、この演算値を複素減算器19Cに出力する。一方、
遅延回路25Cは、前回の処理のときに推定された最適
周波数補償量F(n)を複素減算器19C及び複素加算
器24Cに出力する。複素加算器19Cは、複素乗算器
22Cによる演算値から遅延回路25Cによる最適周波
数補償量F(n)を複素減算することによって、周波数
修正方向信号を形成し、この周波数修正方向信号を出力
する。この周波数修正方向信号は、上式(18)の左辺
第1項の[H(n)H*(n−1)−F(n)]に対応
する。
【0130】重み付け回路23Cは、この演算値に対し
てステップパラメータμ2の重み付けを施し、この演算
値を複素加算器24Cに出力する。複素加算器24C
は、重み付け回路23Cからの演算値と、遅延回路25
Cからの最適周波数補償量F(n)を複素加算し、上式
(18)に示す最適周波数補償量F(n+1)を遅延回
路25Cに出力する。この最適周波数補償量F(n+
1)は、次回の処理のとき、つまり最適位相推定回路8
から最適位相補償量H(n+1)を入力し、最適周波数
補償量F(n+2)を推定する時刻(n+1)で、この
遅延回路25Cから出力される。
てステップパラメータμ2の重み付けを施し、この演算
値を複素加算器24Cに出力する。複素加算器24C
は、重み付け回路23Cからの演算値と、遅延回路25
Cからの最適周波数補償量F(n)を複素加算し、上式
(18)に示す最適周波数補償量F(n+1)を遅延回
路25Cに出力する。この最適周波数補償量F(n+
1)は、次回の処理のとき、つまり最適位相推定回路8
から最適位相補償量H(n+1)を入力し、最適周波数
補償量F(n+2)を推定する時刻(n+1)で、この
遅延回路25Cから出力される。
【0131】したがって、この第5実施形態の位相変動
推定回路9Cでは、多値PSKの変調信号に適用する場
合、図3に示す位相変動推定回路9と同様に、最適周波
数補償量F(n+1)を推定できるばかりでなく、複素
乗算器20を省略しているので、回路構成を簡単化し、
回路規模を縮小することができる。
推定回路9Cでは、多値PSKの変調信号に適用する場
合、図3に示す位相変動推定回路9と同様に、最適周波
数補償量F(n+1)を推定できるばかりでなく、複素
乗算器20を省略しているので、回路構成を簡単化し、
回路規模を縮小することができる。
【0132】次に、この発明の第6実施形態の原理を説
明する。この第6実施形態では、上式(10)を以下の
様に変形して、下式(20)を導き、この式(20)に
基づく処理を行う。式(10)は、図3に示す位相変動
推定回路9に適用されたものであるから、これと同様
に、式(20)も最適周波数補償量F(n)を導くため
に適用される。
明する。この第6実施形態では、上式(10)を以下の
様に変形して、下式(20)を導き、この式(20)に
基づく処理を行う。式(10)は、図3に示す位相変動
推定回路9に適用されたものであるから、これと同様
に、式(20)も最適周波数補償量F(n)を導くため
に適用される。
【0133】推定誤差Ef(n)の定義である(13)
式を再び示す。 Ef(n)=H(n)−F(n)H(n−1) …(13) この式(13)では、時刻nの推定誤差Ef(n)を最
適位相補償量H(n)と最適位相補償量H(n−1)の
変動として定義している。これに対して、この第6実施
形態では、推定誤差Ef(n)を最適位相補償量H(n
+1)と最適位相補償量H(n)の変動として定義す
る。従って、この式(13)は、次式(19)に置き換
えらえる。 Ef(n)=H(n+1) −F(n)H(n) …(19) この式(19)を用いて、上式(10)を変形すると、
次式(20)が導かれる。 μ2[H(n+1)−F(n)H(n)]H*(n)+F(n) =F(n+1) …(20) この様な第6実施形態の基本原理を適用したものが図9
に示す位相変動推定回路9Dである。この位相変動推定
回路9Dは、最適位相推定回路8と融合されており、こ
れによって位相制御回路10の全体の構成を簡略化して
いる。具体的には、図3に示す位相変動推定回路9の遅
延回路18と複素乗算器20を省略している。また、最
適位相推定回路8は、その動作が図2の最適位相推定回
路8そのもの、又は図2の位相誤差検出回路12を図4
の位相誤差検出回路12Aに置き換えたものと同様であ
り、上式(9)に基づいて最適位相補償量H(n)を推
定する。なお、図9において、図2及び図3と同様の作
用を果たす部位には同じ符号を付している。
式を再び示す。 Ef(n)=H(n)−F(n)H(n−1) …(13) この式(13)では、時刻nの推定誤差Ef(n)を最
適位相補償量H(n)と最適位相補償量H(n−1)の
変動として定義している。これに対して、この第6実施
形態では、推定誤差Ef(n)を最適位相補償量H(n
+1)と最適位相補償量H(n)の変動として定義す
る。従って、この式(13)は、次式(19)に置き換
えらえる。 Ef(n)=H(n+1) −F(n)H(n) …(19) この式(19)を用いて、上式(10)を変形すると、
次式(20)が導かれる。 μ2[H(n+1)−F(n)H(n)]H*(n)+F(n) =F(n+1) …(20) この様な第6実施形態の基本原理を適用したものが図9
に示す位相変動推定回路9Dである。この位相変動推定
回路9Dは、最適位相推定回路8と融合されており、こ
れによって位相制御回路10の全体の構成を簡略化して
いる。具体的には、図3に示す位相変動推定回路9の遅
延回路18と複素乗算器20を省略している。また、最
適位相推定回路8は、その動作が図2の最適位相推定回
路8そのもの、又は図2の位相誤差検出回路12を図4
の位相誤差検出回路12Aに置き換えたものと同様であ
り、上式(9)に基づいて最適位相補償量H(n)を推
定する。なお、図9において、図2及び図3と同様の作
用を果たす部位には同じ符号を付している。
【0134】この様な構成において、重み付け回路14
は、複素乗算器13からの位相修正方向信号に対してス
テップパラメータμ1の重み付けを施し、この演算値を
複素加算器15に出力する。一方、遅延回路25は、前
回の処理のときに推定された最適周波数補償量F(n)
を複素乗算器17に出力する。また、遅延回路16は、
前回の処理のときに推定された最適位相補償量H(n)
を複素乗算器17に出力する。複素乗算器17は、遅延
回路25からの最適周波数補償量F(n)と遅延回路1
6からの最適位相補償量H(n)を複素乗算し、F
(n)H(n)を複素加算器15に出力する。複素加算
器15は、重み付け回路14からの演算値と複素乗算器
17からの演算値を複素加算し、上式(9)に示す最適
位相補償量H(n+1)を遅延回路16及び複素減算器
19に出力する。この最適位相補償量H(n+1)は、
次回の処理のときに、この遅延回路16から出力され
る。
は、複素乗算器13からの位相修正方向信号に対してス
テップパラメータμ1の重み付けを施し、この演算値を
複素加算器15に出力する。一方、遅延回路25は、前
回の処理のときに推定された最適周波数補償量F(n)
を複素乗算器17に出力する。また、遅延回路16は、
前回の処理のときに推定された最適位相補償量H(n)
を複素乗算器17に出力する。複素乗算器17は、遅延
回路25からの最適周波数補償量F(n)と遅延回路1
6からの最適位相補償量H(n)を複素乗算し、F
(n)H(n)を複素加算器15に出力する。複素加算
器15は、重み付け回路14からの演算値と複素乗算器
17からの演算値を複素加算し、上式(9)に示す最適
位相補償量H(n+1)を遅延回路16及び複素減算器
19に出力する。この最適位相補償量H(n+1)は、
次回の処理のときに、この遅延回路16から出力され
る。
【0135】複素減算器19は、複素加算器15による
最適位相補償量H(n+1)から複素乗算器17による
演算値F(n)H(n)を複素減算し、この演算値を複
素乗算器22に出力する。一方、複素共役回路21は、
最適位相補償量H(n)に複素共役となるH*(n)を
複素乗算器22に出力する。複素乗算器22は、複素減
算器19からの演算値と複素共役回路21からの信号H
*(n)を複素乗算することによって、最適周波数補償
量の修正方向を示す周波数修正方向信号を形成し、この
周波数修正方向信号を出力する。この周波数修正方向信
号は、上式(20)の左辺第1項の[H(n+1)−F
(n)H(n)]H*(n)に対応する。
最適位相補償量H(n+1)から複素乗算器17による
演算値F(n)H(n)を複素減算し、この演算値を複
素乗算器22に出力する。一方、複素共役回路21は、
最適位相補償量H(n)に複素共役となるH*(n)を
複素乗算器22に出力する。複素乗算器22は、複素減
算器19からの演算値と複素共役回路21からの信号H
*(n)を複素乗算することによって、最適周波数補償
量の修正方向を示す周波数修正方向信号を形成し、この
周波数修正方向信号を出力する。この周波数修正方向信
号は、上式(20)の左辺第1項の[H(n+1)−F
(n)H(n)]H*(n)に対応する。
【0136】重み付け回路23は、周波数修正方向信号
に対してステップパラメータμ2の重み付けを施し、こ
の演算値を複素加算器24に出力する。複素加算器24
は、重み付け回路23からの演算値と、遅延回路25か
らの最適周波数補償量F(n)を複素加算し、上式(2
0)に示す最適周波数補償量F(n+1)を遅延回路2
5に出力する。この最適周波数補償量F(n+1)は、
次回の処理のときに、この遅延回路25から出力され
る。
に対してステップパラメータμ2の重み付けを施し、こ
の演算値を複素加算器24に出力する。複素加算器24
は、重み付け回路23からの演算値と、遅延回路25か
らの最適周波数補償量F(n)を複素加算し、上式(2
0)に示す最適周波数補償量F(n+1)を遅延回路2
5に出力する。この最適周波数補償量F(n+1)は、
次回の処理のときに、この遅延回路25から出力され
る。
【0137】この様に第6実施形態では、遅延回路と複
素乗算器を1つずつ省略しているので、回路構成が簡単
化され、回路規模が縮小される。また、上式(20)に
基づいて最適周波数補償量F(n+1)を推定するの
で、H(n+1)、F(n)、及びH(n)が明らかで
あれば良く、上式(14)の様にH(n−1)を必要と
しないので、遅延回路18を省略することができ、これ
によって引き込み時間の短縮化及び正確な位相補正が可
能となる。
素乗算器を1つずつ省略しているので、回路構成が簡単
化され、回路規模が縮小される。また、上式(20)に
基づいて最適周波数補償量F(n+1)を推定するの
で、H(n+1)、F(n)、及びH(n)が明らかで
あれば良く、上式(14)の様にH(n−1)を必要と
しないので、遅延回路18を省略することができ、これ
によって引き込み時間の短縮化及び正確な位相補正が可
能となる。
【0138】図10は、図9の位相変動推定回路9D及
び最適位相推定回路8の変形例を示している。ここで
は、複素減算器19を省略し、重み付け回路14による
演算値を複素乗算器22に直接与えている。図9の複素
減算器19による演算値は、複素乗算器17による演算
値と重み付け回路14による演算値の和から複素乗算器
17による演算値を差し引いたものであるから、重み付
け回路14による演算値に等しい。このため、重み付け
回路14による演算値を複素乗算器22に直接与えても
構わない。
び最適位相推定回路8の変形例を示している。ここで
は、複素減算器19を省略し、重み付け回路14による
演算値を複素乗算器22に直接与えている。図9の複素
減算器19による演算値は、複素乗算器17による演算
値と重み付け回路14による演算値の和から複素乗算器
17による演算値を差し引いたものであるから、重み付
け回路14による演算値に等しい。このため、重み付け
回路14による演算値を複素乗算器22に直接与えても
構わない。
【0139】次に、この発明の第7実施形態の基本原理
を説明する。これまでは、LMSアルゴリズムに従っ
て、最適位相補償量H(n)及び最適周波数補償量F
(n)を推定する方法を述べてきたが、この第7実施形
態においては、逐次最小二乗法(RLS法)に従って、
最適位相補償量H(n)及び最適周波数補償量F(n)
を推定する。
を説明する。これまでは、LMSアルゴリズムに従っ
て、最適位相補償量H(n)及び最適周波数補償量F
(n)を推定する方法を述べてきたが、この第7実施形
態においては、逐次最小二乗法(RLS法)に従って、
最適位相補償量H(n)及び最適周波数補償量F(n)
を推定する。
【0140】まず、RLSアルゴリズムによれば、時刻
nにおける暫定的な複素復調信号U(n)の自己相関関
数をΦ(n)(スカラー量)とし、時刻nにおける暫定
的な複素復調信号U(n)と識別信号D(n)の相互相
関関数をΘ(n)(複素スカラ量)とすると、次の各式
(21)及び(22)が成立する。 Φ(n)=λ1Φ(n−1)+U(n)U*(n) =λ1Φ(n−1)+|U(n)|2 …(21) Θ(n)=F(n)[λ1Θ(n−1)+D(n)U*(n)] …(22) ただし、λ1は、実数で最適位相補償量H(n)の重み
係数である。
nにおける暫定的な複素復調信号U(n)の自己相関関
数をΦ(n)(スカラー量)とし、時刻nにおける暫定
的な複素復調信号U(n)と識別信号D(n)の相互相
関関数をΘ(n)(複素スカラ量)とすると、次の各式
(21)及び(22)が成立する。 Φ(n)=λ1Φ(n−1)+U(n)U*(n) =λ1Φ(n−1)+|U(n)|2 …(21) Θ(n)=F(n)[λ1Θ(n−1)+D(n)U*(n)] …(22) ただし、λ1は、実数で最適位相補償量H(n)の重み
係数である。
【0141】この場合、最適位相補償量H(n)は、次
式(23)で表される。
式(23)で表される。
【0142】 H(n+1)=Θ(n)/Φ(n) ={F(n)[λ1Θ(n−1)+D(n)U*(n)]}/ {λ1Φ(n−1)+|U(n)|2 } …(23) この第7実施形態では、この式(23)に基づいて、最
適位相補償量H(n)を推定する。
適位相補償量H(n)を推定する。
【0143】次に、時刻nの最適位相補償量H(n)の
自己相関関数をΦf (n)とし、1シンボル間の最適位
相補償量H(n)の自己相関関数をΘf (n)とする
と、次式(24)式と(25)式が成立する。
自己相関関数をΦf (n)とし、1シンボル間の最適位
相補償量H(n)の自己相関関数をΘf (n)とする
と、次式(24)式と(25)式が成立する。
【0144】 Φf (n)=λ2Φf(n−1)+H(n−1)H*(n−1) =λ2Φf(n−1)+|H(n−1)|2 …(24) Θf (n)=λ2Θf(n−1)+H(n)H*(n−1) …(25) ただし、λ2は、実数で最適周波数補償量F(n)の重
み係数である。
み係数である。
【0145】この場合、最適周波数補償量F(n)は、
1シンボル間のH(n)の変動、すなわちΘf (n)を
その大きさであるΦf (n)で正規化した値として表さ
れ、次式(26)となる。 F(n+1)=Θf (n)/Φf (n) ={λ2Θf(n−1)+H(n)H*(n−1)}/ λ2Φf(n−1)+|H(n−1)|2 …(26) この第7実施形態では、この式(26)に基づいて、最
適周波数補償量F(n)を推定する。
1シンボル間のH(n)の変動、すなわちΘf (n)を
その大きさであるΦf (n)で正規化した値として表さ
れ、次式(26)となる。 F(n+1)=Θf (n)/Φf (n) ={λ2Θf(n−1)+H(n)H*(n−1)}/ λ2Φf(n−1)+|H(n−1)|2 …(26) この第7実施形態では、この式(26)に基づいて、最
適周波数補償量F(n)を推定する。
【0146】なお、最適位相補償量H(n)の時刻を1
シンボル周期Tだけ進めると、次式(27)が導かれ
る。 F(n+1)=Θf (n)/Φf (n) ={λ2Θf(n−1)+H(n+1)H*(n)}/ λ2Φf(n−1)+|H(n)|2 …(27) この発明の第7実施形態の基本原理は、以上の通りのも
のである。図11は、上式(23)に基づいて、最適位
相補償量H(n)を推定する最適位相推定回路8Aを示
し、また図12は、上式(26)に基づいて、最適周波
数補償量F(n)を推定する位相変動推定回路9Eを示
している。
シンボル周期Tだけ進めると、次式(27)が導かれ
る。 F(n+1)=Θf (n)/Φf (n) ={λ2Θf(n−1)+H(n+1)H*(n)}/ λ2Φf(n−1)+|H(n)|2 …(27) この発明の第7実施形態の基本原理は、以上の通りのも
のである。図11は、上式(23)に基づいて、最適位
相補償量H(n)を推定する最適位相推定回路8Aを示
し、また図12は、上式(26)に基づいて、最適周波
数補償量F(n)を推定する位相変動推定回路9Eを示
している。
【0147】図11に示す最適位相推定回路8Aは、識
別器27、複素乗算器28、複素加算器29、複素乗算
器30、重み付け回路31、遅延回路32、除算器3
3、複素共役回路34、絶対値2乗回路35、加算器3
6、重み付け回路37、遅延回路38、遅延回路39か
らなる。
別器27、複素乗算器28、複素加算器29、複素乗算
器30、重み付け回路31、遅延回路32、除算器3
3、複素共役回路34、絶対値2乗回路35、加算器3
6、重み付け回路37、遅延回路38、遅延回路39か
らなる。
【0148】最適位相推定回路8Aにおいて、識別器2
7は、確定的な複素復調信号V(n)を入力すると、6
4の各シンボルのうちから複素復調信号V(n)に最も
近いシンボルを識別し、このシンボルを示す識別信号D
(n)を出力する。また、複素共役回路34は、暫定的
な複素復調信号U(n)を入力し、共役複素復調信号U
*(n)を出力する。複素乗算器28は、識別信号D
(n)と共役複素復調信号U*(n)を複素乗算し、こ
の演算値を複素加算器29に出力する。一方、遅延回路
32は、前回の処理のときに求められたλ1Θ(n−
1)を複素加算器29に出力する。複素加算器29は、
複素乗算器28からの演算値と遅延回路32からの演算
値を複素加算し、この演算値を複素乗算器30に出力す
る。複素乗算器30は、複素加算器29からの演算値と
位相変動推定回路9Eからの最適周波数補償量F(n)
を複素乗算し、この演算値であるΘ(n)を重み付け回
路31及び除算器33に出力する。重み付け回路31
は、このΘ(n)に対して重み係数λ1の重み付けを施
し、遅延回路32に出力する。この遅延回路32は、次
回の処理のときに、λ1Θ(n)を複素加算器29に出
力する。
7は、確定的な複素復調信号V(n)を入力すると、6
4の各シンボルのうちから複素復調信号V(n)に最も
近いシンボルを識別し、このシンボルを示す識別信号D
(n)を出力する。また、複素共役回路34は、暫定的
な複素復調信号U(n)を入力し、共役複素復調信号U
*(n)を出力する。複素乗算器28は、識別信号D
(n)と共役複素復調信号U*(n)を複素乗算し、こ
の演算値を複素加算器29に出力する。一方、遅延回路
32は、前回の処理のときに求められたλ1Θ(n−
1)を複素加算器29に出力する。複素加算器29は、
複素乗算器28からの演算値と遅延回路32からの演算
値を複素加算し、この演算値を複素乗算器30に出力す
る。複素乗算器30は、複素加算器29からの演算値と
位相変動推定回路9Eからの最適周波数補償量F(n)
を複素乗算し、この演算値であるΘ(n)を重み付け回
路31及び除算器33に出力する。重み付け回路31
は、このΘ(n)に対して重み係数λ1の重み付けを施
し、遅延回路32に出力する。この遅延回路32は、次
回の処理のときに、λ1Θ(n)を複素加算器29に出
力する。
【0149】また、絶対値2乗回路35は、暫定的な複
素復調信号U(n)と複素供役回路34からの共役複素
復調信号U*(n)を入力すると、U(n)の大きさの
2乗値を演算し、この演算値である自己相関値を加算器
36に出力する。一方、遅延回路38は、前回の処理の
ときに求められたλ1Φ(n−1)を加算器36に出力
する。加算器36は、絶対値2乗回路35からの演算値
と遅延回路38からの演算値を加算し、この演算値であ
るΦ(n)を重み付け回路37及び除算器33に出力す
る。重み付け回路37は、このΦ(n)に対して重み係
数λ1の重み付けを施し、遅延回路38に出力する。こ
の遅延回路38は、次回の処理のときに、λ1Φ(n)
を加算器36に出力する。
素復調信号U(n)と複素供役回路34からの共役複素
復調信号U*(n)を入力すると、U(n)の大きさの
2乗値を演算し、この演算値である自己相関値を加算器
36に出力する。一方、遅延回路38は、前回の処理の
ときに求められたλ1Φ(n−1)を加算器36に出力
する。加算器36は、絶対値2乗回路35からの演算値
と遅延回路38からの演算値を加算し、この演算値であ
るΦ(n)を重み付け回路37及び除算器33に出力す
る。重み付け回路37は、このΦ(n)に対して重み係
数λ1の重み付けを施し、遅延回路38に出力する。こ
の遅延回路38は、次回の処理のときに、λ1Φ(n)
を加算器36に出力する。
【0150】除算器33は、複素スカラ量Θ(n)をス
カラー量Φ(n)で除算して、上式(23)に示す最適
位相補償量H(n+1)を遅延回路39に出力する。こ
の最適位相補償量H(n+1)は、次回の処理のとき、
つまり暫定的な複素復調信号U(n+1)を入力し、最
適位相補償量H(n+2)を推定する時刻(n+1)
で、この遅延回路39から出力される。
カラー量Φ(n)で除算して、上式(23)に示す最適
位相補償量H(n+1)を遅延回路39に出力する。こ
の最適位相補償量H(n+1)は、次回の処理のとき、
つまり暫定的な複素復調信号U(n+1)を入力し、最
適位相補償量H(n+2)を推定する時刻(n+1)
で、この遅延回路39から出力される。
【0151】図12に示す位相変動推定回路9Eは、遅
延回路40、複素共役回路41、複素乗算器42、複素
加算器43、重み付け回路44、遅延回路45、除算器
46、絶対値2乗回路48、加算器49、重み付け回路
50、遅延回路51、遅延回路52からなる。
延回路40、複素共役回路41、複素乗算器42、複素
加算器43、重み付け回路44、遅延回路45、除算器
46、絶対値2乗回路48、加算器49、重み付け回路
50、遅延回路51、遅延回路52からなる。
【0152】この位相変動推定回路9Eにおいて、遅延
回路40は、前回の処理のときに入力した最適位相補償
量H(n−1)を複素共役回路41に出力する。複素共
役回路41は、最適位相補償量H(n−1)を入力する
と、複素最適位相補償量H*(n−1)を出力する。複
素乗算器42は、最適位相補償量H(n)と複素最適位
相補償量H*(n−1)を複素乗算し、最適位相補償量
H(n)の1シンボル間の自己相関値を複素加算器43
に出力する。一方、遅延回路45は、前回の処理のとき
に求められたλ2Θf(n−1)を複素加算器43に出力
する。
回路40は、前回の処理のときに入力した最適位相補償
量H(n−1)を複素共役回路41に出力する。複素共
役回路41は、最適位相補償量H(n−1)を入力する
と、複素最適位相補償量H*(n−1)を出力する。複
素乗算器42は、最適位相補償量H(n)と複素最適位
相補償量H*(n−1)を複素乗算し、最適位相補償量
H(n)の1シンボル間の自己相関値を複素加算器43
に出力する。一方、遅延回路45は、前回の処理のとき
に求められたλ2Θf(n−1)を複素加算器43に出力
する。
【0153】複素加算器43は、複素乗算器42からの
演算値と遅延回路45からの演算値を複素加算し、この
演算値であるΘf(n)を重み付け回路44及び除算器
46に出力する。重み付け回路44は、このΘf(n)
に対して重み係数λ2の重み付けを施し、遅延回路45
に出力する。この遅延回路45は、次回の処理のとき
に、λ2Θf(n)を複素加算器43に出力する。
演算値と遅延回路45からの演算値を複素加算し、この
演算値であるΘf(n)を重み付け回路44及び除算器
46に出力する。重み付け回路44は、このΘf(n)
に対して重み係数λ2の重み付けを施し、遅延回路45
に出力する。この遅延回路45は、次回の処理のとき
に、λ2Θf(n)を複素加算器43に出力する。
【0154】また、絶対値2乗回路48は、遅延回路4
0からの最適位相補償量H(n−1)と複素共役回路4
1からのH*(n−1)を入力すると、H(n−1)の
大きさの2乗値を演算し、この演算値であるH(n−
1)の自己相関値を加算器49に出力する。一方、遅延
回路51は、前回の処理のときに求められたλ2Φf(n
−1)を加算器49に出力する。加算器49は、遅延回
路51からの演算値と絶対値2乗回路48からの演算値
を加算し、この演算値であるΦf(n)を重み付け回路
50及び除算器46に出力する。重み付け回路50は、
このΦf(n)に対して重み係数λ2の重み付けを施し、
遅延回路45に出力する。この遅延回路51は、次回の
処理のときに、λ2Φf(n)を加算器49に出力する。
0からの最適位相補償量H(n−1)と複素共役回路4
1からのH*(n−1)を入力すると、H(n−1)の
大きさの2乗値を演算し、この演算値であるH(n−
1)の自己相関値を加算器49に出力する。一方、遅延
回路51は、前回の処理のときに求められたλ2Φf(n
−1)を加算器49に出力する。加算器49は、遅延回
路51からの演算値と絶対値2乗回路48からの演算値
を加算し、この演算値であるΦf(n)を重み付け回路
50及び除算器46に出力する。重み付け回路50は、
このΦf(n)に対して重み係数λ2の重み付けを施し、
遅延回路45に出力する。この遅延回路51は、次回の
処理のときに、λ2Φf(n)を加算器49に出力する。
【0155】除算器46は、複素スカラ量であるΘf
(n)をスカラー量であるΦf(n)で除算し、上式
(26)に示す最適周波数補償量F(n+1)を遅延回
路52に出力する。この最適周波数補償量F(n+1)
は、次回の処理のとき、つまり最適位相補償量H(n+
1)を入力する時刻(n+1)で、この遅延回路52か
ら出力される。
(n)をスカラー量であるΦf(n)で除算し、上式
(26)に示す最適周波数補償量F(n+1)を遅延回
路52に出力する。この最適周波数補償量F(n+1)
は、次回の処理のとき、つまり最適位相補償量H(n+
1)を入力する時刻(n+1)で、この遅延回路52か
ら出力される。
【0156】この様にRLSアルゴリズムに従って、最
適位相補償量H(n+1)及び最適周波数補償量F(n
+1)を求めており、1シンボル間の最適位相補償量H
(n)の変動に応じて、最適周波数補償量F(n)を求
めている。このため、多値QAM方式によって変調され
た変調信号を復調する場合、図27に示す従来の回路で
必要とされていた複素信号を正規化する回路や、ROM
等によって構成される直交−極座標変換回路及び極−直
交座標変換回路が不要となり、信号処理時間の短縮化や
回路規模の低減を実現することができる。
適位相補償量H(n+1)及び最適周波数補償量F(n
+1)を求めており、1シンボル間の最適位相補償量H
(n)の変動に応じて、最適周波数補償量F(n)を求
めている。このため、多値QAM方式によって変調され
た変調信号を復調する場合、図27に示す従来の回路で
必要とされていた複素信号を正規化する回路や、ROM
等によって構成される直交−極座標変換回路及び極−直
交座標変換回路が不要となり、信号処理時間の短縮化や
回路規模の低減を実現することができる。
【0157】次に、この発明の第8実施形態の基本原理
を説明する。ここでは、LMSアルゴリズムに再び戻
り、上式(9)を以下の様に変形して、下式(29)を
導き、この式(29)を位相変動推定回路に適用して、
最適周波数補償量F(n)を導く。
を説明する。ここでは、LMSアルゴリズムに再び戻
り、上式(9)を以下の様に変形して、下式(29)を
導き、この式(29)を位相変動推定回路に適用して、
最適周波数補償量F(n)を導く。
【0158】まず、上式(9)を変形すると、次式(2
8)が導かれる。 H(n+1)−F(n)H(n) =μ1[D(n)−H(n)U(n)]U*(n) …(28) この式(28)を上式(20)の左辺第1項の括弧
[・]の中に代入すると、次式(29)が得られる。 μ1μ2[D(n)−H(n)U(n)]U*(n)H*(n)+F(n) =F(n+1) …(29) この第8実施形態では、最適位相補償量H(n)の推定
を上式(9)に基づいて行い、かつ最適周波数補償量F
(n)の推定を式(29)に基づいて行う。
8)が導かれる。 H(n+1)−F(n)H(n) =μ1[D(n)−H(n)U(n)]U*(n) …(28) この式(28)を上式(20)の左辺第1項の括弧
[・]の中に代入すると、次式(29)が得られる。 μ1μ2[D(n)−H(n)U(n)]U*(n)H*(n)+F(n) =F(n+1) …(29) この第8実施形態では、最適位相補償量H(n)の推定
を上式(9)に基づいて行い、かつ最適周波数補償量F
(n)の推定を式(29)に基づいて行う。
【0159】図13は、この第8実施形態の復調装置の
位相制御回路10Cを示すブロック図である。この位相
制御回路10Cは、複素乗算器7、最適位相推定回路8
0、及び位相変動推定回路9Fを備えている。複素乗算
器7は、図1のものと同様であり、また最適位相推定回
路80は、図1及び図2に示す最適位相推定回路8に図
4に示す位相誤差検出回路12Aを適用したものであっ
て、その動作を既に説明している。
位相制御回路10Cを示すブロック図である。この位相
制御回路10Cは、複素乗算器7、最適位相推定回路8
0、及び位相変動推定回路9Fを備えている。複素乗算
器7は、図1のものと同様であり、また最適位相推定回
路80は、図1及び図2に示す最適位相推定回路8に図
4に示す位相誤差検出回路12Aを適用したものであっ
て、その動作を既に説明している。
【0160】位相変動推定回路9Fは、複素共役回路2
1F、複素乗算器22F、重み付け回路23F、複素加
算器24F、遅延回路25Fを備えている。また、この
位相変動推定回路9Fは、最適位相補償量H(n)の代
わりに、確定的な複素復調信号V(n)と位相誤差検出
回路12Aの出力である複素誤差信号を入力している。
1F、複素乗算器22F、重み付け回路23F、複素加
算器24F、遅延回路25Fを備えている。また、この
位相変動推定回路9Fは、最適位相補償量H(n)の代
わりに、確定的な複素復調信号V(n)と位相誤差検出
回路12Aの出力である複素誤差信号を入力している。
【0161】この様な構成において、位相変動推定回路
9Fの複素共役回路21Fは、確定的な複素復調信号V
(n)を入力すると、この複素復調信号V(n)に複素
共役となるV*(n)を複素乗算器22Fに出力する。
9Fの複素共役回路21Fは、確定的な複素復調信号V
(n)を入力すると、この複素復調信号V(n)に複素
共役となるV*(n)を複素乗算器22Fに出力する。
【0162】また、この確定的な複素復調信号V(n)
は、最適位相推定回路80の位相誤差検出回路12Aに
も入力される。位相誤差検出回路12Aの識別器12A
−1は、64の各シンボルのうちから確定的な複素復調
信号V(n)に最も近いシンボルを識別し、このシンボ
ルを示す識別信号D(n)を出力する。複素減算器12
A−2は、識別信号D(n)から確定的な複素復調信号
V(n)を複素減算し、この演算値を複素誤差信号とし
て出力する。この複素誤差信号は、識別信号D(n)と
複素復調信号V(n)間の距離を示す複素スカラ量であ
り、スイッチ12A−4を介して複素乗算器22Fに入
力される。
は、最適位相推定回路80の位相誤差検出回路12Aに
も入力される。位相誤差検出回路12Aの識別器12A
−1は、64の各シンボルのうちから確定的な複素復調
信号V(n)に最も近いシンボルを識別し、このシンボ
ルを示す識別信号D(n)を出力する。複素減算器12
A−2は、識別信号D(n)から確定的な複素復調信号
V(n)を複素減算し、この演算値を複素誤差信号とし
て出力する。この複素誤差信号は、識別信号D(n)と
複素復調信号V(n)間の距離を示す複素スカラ量であ
り、スイッチ12A−4を介して複素乗算器22Fに入
力される。
【0163】複素乗算器22Fは、位相誤差検出回路1
2Aからの複素誤差信号と複素共役回路21Fからの複
素共役復調信号V*(n)を複素乗算することによっ
て、最適周波数補償量F(n)の修正方向を示す周波数
修正方向信号を形成し、この周波数修正方向信号を出力
する。この周波数修正方向信号は、次式(29)の左辺
第1項の[D(n)−H(n)U(n)]U*(n)H*
(n)に対応する。
2Aからの複素誤差信号と複素共役回路21Fからの複
素共役復調信号V*(n)を複素乗算することによっ
て、最適周波数補償量F(n)の修正方向を示す周波数
修正方向信号を形成し、この周波数修正方向信号を出力
する。この周波数修正方向信号は、次式(29)の左辺
第1項の[D(n)−H(n)U(n)]U*(n)H*
(n)に対応する。
【0164】重み付け回路23Fは、周波数修正方向信
号に対してステップパラメータμ1μ2(0<μ1μ2)の
重み付けを施し、この演算値を複素加算器24Fに出力
する。複素加算器24Fは、重み付け回路23Fからの
演算値と、遅延回路25Fからの最適周波数補償量F
(n)を複素加算し、上式(29)に示す最適周波数補
償量F(n+1)を遅延回路25Fに出力する。この最
適周波数補償量F(n+1)は、次回の処理のときに、
この遅延回路25Fから出力されて、最適位相推定回路
80に入力され、ここで最適位相補償量H(n+2)を
推定するために用いられる。
号に対してステップパラメータμ1μ2(0<μ1μ2)の
重み付けを施し、この演算値を複素加算器24Fに出力
する。複素加算器24Fは、重み付け回路23Fからの
演算値と、遅延回路25Fからの最適周波数補償量F
(n)を複素加算し、上式(29)に示す最適周波数補
償量F(n+1)を遅延回路25Fに出力する。この最
適周波数補償量F(n+1)は、次回の処理のときに、
この遅延回路25Fから出力されて、最適位相推定回路
80に入力され、ここで最適位相補償量H(n+2)を
推定するために用いられる。
【0165】この第8実施形態の位相変動推定回路9F
と図1に示す位相変動推定回路9を比較すれば明らかな
様に、この第8実施形態の位相変動推定回路9Fでは、
図1に示す位相変動推定回路9の遅延回路18、複素減
算器19及び複素乗算器20が省略されており、回路構
成が簡単化され、回路規模が縮小される。また、図9又
は図10に示す位相変動推定回路9Dと略同様の回路規
模でありながら、複素加算器15又は重み付け回路14
の出力を用いず、位相誤差検出回路12からの複素誤差
信号と確定的な複素復調信号V(n)を用いて最適周波
数補償量F(n)を推定するため、1つのシンボルにつ
いての演算処理を低減することができる。
と図1に示す位相変動推定回路9を比較すれば明らかな
様に、この第8実施形態の位相変動推定回路9Fでは、
図1に示す位相変動推定回路9の遅延回路18、複素減
算器19及び複素乗算器20が省略されており、回路構
成が簡単化され、回路規模が縮小される。また、図9又
は図10に示す位相変動推定回路9Dと略同様の回路規
模でありながら、複素加算器15又は重み付け回路14
の出力を用いず、位相誤差検出回路12からの複素誤差
信号と確定的な複素復調信号V(n)を用いて最適周波
数補償量F(n)を推定するため、1つのシンボルにつ
いての演算処理を低減することができる。
【0166】次に、この発明の第9実施形態の原理を説
明する。まず、上記(9)の左辺第1項の[D(n)−
H(n)U(n)]U*(n)に対応する位相修正方向
信号について最適周波数補償量F(n)を考慮し、この
第1項にF(n)を複素乗算すると、次式(30)式が
得られる。 μ1F(n)[D(n)−H(n)U(n)]U*(n)+F(n)H(n) = H(n+1) …(30) この式(30)について、図1、図25及び図26を参
照して考察する。図25(a),(b)及び図26
(a),(b)は、サンプル時刻n(=k)での暫定的
な複素復調信号U(k)、最適位相補償量H(k)、最
適周波数補償量F(k)、識別信号D(k)を直交座標
系に表している。また、最適位相補償量H(k)のI軸
に対する位相角をα=∠H(k)、最適周波数補償量F
(k)の位相角をγ=∠F(k)、暫定的な複素復調信
号U(k)の位相角をβ=∠U(k)とする。
明する。まず、上記(9)の左辺第1項の[D(n)−
H(n)U(n)]U*(n)に対応する位相修正方向
信号について最適周波数補償量F(n)を考慮し、この
第1項にF(n)を複素乗算すると、次式(30)式が
得られる。 μ1F(n)[D(n)−H(n)U(n)]U*(n)+F(n)H(n) = H(n+1) …(30) この式(30)について、図1、図25及び図26を参
照して考察する。図25(a),(b)及び図26
(a),(b)は、サンプル時刻n(=k)での暫定的
な複素復調信号U(k)、最適位相補償量H(k)、最
適周波数補償量F(k)、識別信号D(k)を直交座標
系に表している。また、最適位相補償量H(k)のI軸
に対する位相角をα=∠H(k)、最適周波数補償量F
(k)の位相角をγ=∠F(k)、暫定的な複素復調信
号U(k)の位相角をβ=∠U(k)とする。
【0167】いま、雑音を含まない暫定的な複素復調信
号U(k)が図1の位相制御回路10入力されると、図
25(a)に示す様に、暫定的な複素復調信号U(k)
を表すベクトルOCは、複素乗算器7によって最適位相
補償量H(k)の位相角αだけ反時計(CCW)回りに
回転され、確定的な複素復調信号V(k)=H(k)U
(k)を表すベクトルOBとなる。この確定的な複素復
調信号V(k)は、最も近いシンボルのベクトルOAと
して識別される。このベクトルOAは、識別信号D
(k)を表す。このとき、複素誤差信号は、ベクトルB
Aで表され、上式(30)の左辺第1項の[D(n)−
H(n)U(n)]に対応する。
号U(k)が図1の位相制御回路10入力されると、図
25(a)に示す様に、暫定的な複素復調信号U(k)
を表すベクトルOCは、複素乗算器7によって最適位相
補償量H(k)の位相角αだけ反時計(CCW)回りに
回転され、確定的な複素復調信号V(k)=H(k)U
(k)を表すベクトルOBとなる。この確定的な複素復
調信号V(k)は、最も近いシンボルのベクトルOAと
して識別される。このベクトルOAは、識別信号D
(k)を表す。このとき、複素誤差信号は、ベクトルB
Aで表され、上式(30)の左辺第1項の[D(n)−
H(n)U(n)]に対応する。
【0168】次に、同サンプル時刻n(=k)での上式
(30)の左辺第1項の[D(n)−H(n)U
(n)]U*(n)を図25(b)を参照して説明す
る。
(30)の左辺第1項の[D(n)−H(n)U
(n)]U*(n)を図25(b)を参照して説明す
る。
【0169】雑音を含まない暫定的な複素復調信号U
(n)の大きさを1と仮定すると、|U(n)|2=1
であるから、この式(30)の左辺第1項の[D(n)
−H(n)U(n)]U*(n)は、[D(n) U*
(n)−H(n)]と表すことができる。∠U*(k)
=−βであるから、D(k)U*(k)は、ベクトルO
Aをβだけ時計(CW)回りに回転したベクトルODで
表すことができる。また、H(k)は、ベクトルOEで
表される。従って、[D(k)U*(k)−H(k)]
は、ベクトルEDで表される。
(n)の大きさを1と仮定すると、|U(n)|2=1
であるから、この式(30)の左辺第1項の[D(n)
−H(n)U(n)]U*(n)は、[D(n) U*
(n)−H(n)]と表すことができる。∠U*(k)
=−βであるから、D(k)U*(k)は、ベクトルO
Aをβだけ時計(CW)回りに回転したベクトルODで
表すことができる。また、H(k)は、ベクトルOEで
表される。従って、[D(k)U*(k)−H(k)]
は、ベクトルEDで表される。
【0170】次に、同サンプル時刻n(=k)での上式
(30)に基づく最適位相補償量F(n)について、図
26(a)を参照して説明する。上式(30)の左辺第
2項に対応するF(k)H(k)は、H(k)を表すベ
クトルOEをCCW回りに位相角γだけ回転したベクト
ルOFで表すことができる。
(30)に基づく最適位相補償量F(n)について、図
26(a)を参照して説明する。上式(30)の左辺第
2項に対応するF(k)H(k)は、H(k)を表すベ
クトルOEをCCW回りに位相角γだけ回転したベクト
ルOFで表すことができる。
【0171】上式(30)に従い、F(k)H(k)に
[D(n)−H(n)U(n)]U*(n)を加算し
て、最適位相補償量H(n+1)を推定することは、ベ
クトルOFに対してベクトルEDと同一方向のベクトル
P1を加算することである。この方向は、破線で示す単
位円周に接するベクトルP2(本来加算すべきもの)と
は方向が異なる。また、幾何学上、ベクトルP2は、ベ
クトルP1をγだけCCW回りに回転してなることが分
かる。
[D(n)−H(n)U(n)]U*(n)を加算し
て、最適位相補償量H(n+1)を推定することは、ベ
クトルOFに対してベクトルEDと同一方向のベクトル
P1を加算することである。この方向は、破線で示す単
位円周に接するベクトルP2(本来加算すべきもの)と
は方向が異なる。また、幾何学上、ベクトルP2は、ベ
クトルP1をγだけCCW回りに回転してなることが分
かる。
【0172】従って、γが非常に大きい場合、ベクトル
P1をベクトルP2の方向に修正することは有効であ
る。このベクトルP1の方向の修正は、上式(30)の
F(n)と[D(n)−H(n)U(n)]U*(n)
を複素乗算することに相当する。
P1をベクトルP2の方向に修正することは有効であ
る。このベクトルP1の方向の修正は、上式(30)の
F(n)と[D(n)−H(n)U(n)]U*(n)
を複素乗算することに相当する。
【0173】この様な考察から、γが大きい場合、すな
わち暫定的な複素復調信号U(k)に大きな周波数誤差
がある場合は、上式(30)に従って最適位相補償量H
(n+1)を推定することを有効とみなせる。
わち暫定的な複素復調信号U(k)に大きな周波数誤差
がある場合は、上式(30)に従って最適位相補償量H
(n+1)を推定することを有効とみなせる。
【0174】ここでは、|U(n)|2=1の復調につ
いて述べているが、複素復調信号U(n)の時間的な平
均レベルが一定であれば、どのような方式の変調信号を
復調するときにも、この原理が成り立つ。
いて述べているが、複素復調信号U(n)の時間的な平
均レベルが一定であれば、どのような方式の変調信号を
復調するときにも、この原理が成り立つ。
【0175】この第9実施形態の原理を具現化するに
は、図1及び図2に示す最適位相推定回路の重み付け回
路14の代わりに、図14(a)に示す重み付け演算部
14Aを適用する。なお、この重み付け演算部14Aを
除く最適位相推定回路の構成を変更する必要はない。
は、図1及び図2に示す最適位相推定回路の重み付け回
路14の代わりに、図14(a)に示す重み付け演算部
14Aを適用する。なお、この重み付け演算部14Aを
除く最適位相推定回路の構成を変更する必要はない。
【0176】この重み付け演算部14Aは、複素乗算器
14A−1、重み付け回路14A−2から構成され、図
1の重み付け回路14と比較すると、複素乗算器14A
―1を加えた点が異なる。
14A−1、重み付け回路14A−2から構成され、図
1の重み付け回路14と比較すると、複素乗算器14A
―1を加えた点が異なる。
【0177】このように構成において、重み付け演算部
14Aの複素乗算器14A−1は、最適位相推定回路内
の複素乗算器13からの演算値[D(n)−H(n)U
(n)]U*(n)を示す位相修正方向信号、及び位相
変動推定回路9からの最適周波数補償量F(n)を入力
し、両者を複素乗算して、この演算値を出力する。この
演算値は、上式(30)の左辺第1項のF(n)[D
(n)−H(n)U(n)]U*(n)に対応する。
14Aの複素乗算器14A−1は、最適位相推定回路内
の複素乗算器13からの演算値[D(n)−H(n)U
(n)]U*(n)を示す位相修正方向信号、及び位相
変動推定回路9からの最適周波数補償量F(n)を入力
し、両者を複素乗算して、この演算値を出力する。この
演算値は、上式(30)の左辺第1項のF(n)[D
(n)−H(n)U(n)]U*(n)に対応する。
【0178】重み付け回路14A−2は、複素乗算器1
4A−1による演算値に対してステップパラメータμ1
(0<μ1)の重み付けを施し、この演算値を最適位相推
定回路内の複素加算器15に出力する。この複素加算器
15は、重み付け回路14A−2からの演算値と最適位
相推定回路内の複素乗算器17からの演算値を複素加算
し、上式(30)に示す最適位相補償量H(n+1)を
遅延回路16に出力する。この最適位相補償量H(n+
1)は、次回の処理のときに、この遅延回路16から出
力される。
4A−1による演算値に対してステップパラメータμ1
(0<μ1)の重み付けを施し、この演算値を最適位相推
定回路内の複素加算器15に出力する。この複素加算器
15は、重み付け回路14A−2からの演算値と最適位
相推定回路内の複素乗算器17からの演算値を複素加算
し、上式(30)に示す最適位相補償量H(n+1)を
遅延回路16に出力する。この最適位相補償量H(n+
1)は、次回の処理のときに、この遅延回路16から出
力される。
【0179】以上の様に、第9実施形態においては、位
相修正方向信号に最適周波数補償量F(n)に基づく重
み付けを施しているので、周波数補償範囲を拡大するこ
とができる。
相修正方向信号に最適周波数補償量F(n)に基づく重
み付けを施しているので、周波数補償範囲を拡大するこ
とができる。
【0180】次に、この発明の第10実施形態の原理を
説明する。まず、上式(30)を変形すると、次式(3
1)が得られる。 H(n+1) −F(n) H(n) =μ1F(n)[D(n)−H(n)U(n)]U*(n) …(31) この式(31)を上式(20)の左辺第1項の括弧
[・]の中に代入すると、次式(32)が得られる。 μ1μ2F(n)[D(n)−H(n)U(n)] U*(n)H*(n)+F(n) =F(n+1) …(32) この式(32)について、図26(b)を参照して考察
する。図26(b)において、ベクトルOGは、図26
(a)に示すベクトルODをH(k)の位相角αだけC
W回りに回転したものである。このベクトルOGは、D
(k)U*(k)H*(k)に対応する。
説明する。まず、上式(30)を変形すると、次式(3
1)が得られる。 H(n+1) −F(n) H(n) =μ1F(n)[D(n)−H(n)U(n)]U*(n) …(31) この式(31)を上式(20)の左辺第1項の括弧
[・]の中に代入すると、次式(32)が得られる。 μ1μ2F(n)[D(n)−H(n)U(n)] U*(n)H*(n)+F(n) =F(n+1) …(32) この式(32)について、図26(b)を参照して考察
する。図26(b)において、ベクトルOGは、図26
(a)に示すベクトルODをH(k)の位相角αだけC
W回りに回転したものである。このベクトルOGは、D
(k)U*(k)H*(k)に対応する。
【0181】上式(32)の左辺第1項の[D(n)−
H(n)U(n)]U*(n)H*(n)をD(n)U*
(n)H*(n)−|H(n)U(n)|2と展開するこ
とができる。ここで、先程と同様に|U(n)|2=1
とすると、最適位相補償量H(n)の大きさの最適値は
1となる。よって、D(n)U*(n)H*(n)−|H
(n)U(n)|2は、D(n)U*(n)H*(n)−
1となる。
H(n)U(n)]U*(n)H*(n)をD(n)U*
(n)H*(n)−|H(n)U(n)|2と展開するこ
とができる。ここで、先程と同様に|U(n)|2=1
とすると、最適位相補償量H(n)の大きさの最適値は
1となる。よって、D(n)U*(n)H*(n)−|H
(n)U(n)|2は、D(n)U*(n)H*(n)−
1となる。
【0182】サンプル時刻n(=k)でのD(k)U*
(k)H*(k)−1は、ベクトルJGに対応する。ま
た、サンプル時刻n(=k)での上式(32)の左辺第
2項のF(k)は、ベクトルOHに対応する。
(k)H*(k)−1は、ベクトルJGに対応する。ま
た、サンプル時刻n(=k)での上式(32)の左辺第
2項のF(k)は、ベクトルOHに対応する。
【0183】上式(32)に従い、左辺第2項のF
(k)に左辺第1項中の[D(n)−H(n)U
(n)]U*(n)H*(n)を加算して、最適周波数補
償量F(n+1)を推定することは、ベクトルOHに対
してベクトルJGと同一方向のベクトルP3を加算する
ことである。この方向は、破線で示す単位円周に接する
ベクトルP4(本来加算すべきもの)とは方向が異な
る。また、幾何学上、ベクトルP4は、ベクトルP3を
γだけCCW回りに回転してなることが分かる。
(k)に左辺第1項中の[D(n)−H(n)U
(n)]U*(n)H*(n)を加算して、最適周波数補
償量F(n+1)を推定することは、ベクトルOHに対
してベクトルJGと同一方向のベクトルP3を加算する
ことである。この方向は、破線で示す単位円周に接する
ベクトルP4(本来加算すべきもの)とは方向が異な
る。また、幾何学上、ベクトルP4は、ベクトルP3を
γだけCCW回りに回転してなることが分かる。
【0184】従って、γが非常に大きい場合、ベクトル
P3をベクトルP4の方向に修正することは有効であ
る。ベクトルP3の方向の修正は、上式(32)のF
(n)と[D(n)−H(n)U(n)]U*(n)H*
(n)を複素乗算することに相当する。
P3をベクトルP4の方向に修正することは有効であ
る。ベクトルP3の方向の修正は、上式(32)のF
(n)と[D(n)−H(n)U(n)]U*(n)H*
(n)を複素乗算することに相当する。
【0185】この様な考察から、γが大きい場合、すな
わち暫定的な複素復調信号U(k)に大きな周波数誤差
がある場合は、上式(32)に従って最適周波数償量F
(n+1)を推定することを有効とみなせる。
わち暫定的な複素復調信号U(k)に大きな周波数誤差
がある場合は、上式(32)に従って最適周波数償量F
(n+1)を推定することを有効とみなせる。
【0186】この第10実施形態の原理を具現化するに
は、例えば図13に示す位相変動推定回路9Fの重み付
け回路23Fの代わりに、図14(b)に示す重み付け
演算部23Gを適用する。なお、この重み付け演算部2
3Gを除く位相変動推定回路の構成を変更する必要はな
い。
は、例えば図13に示す位相変動推定回路9Fの重み付
け回路23Fの代わりに、図14(b)に示す重み付け
演算部23Gを適用する。なお、この重み付け演算部2
3Gを除く位相変動推定回路の構成を変更する必要はな
い。
【0187】この重み付け演算部23Gは、複素乗算器
23G−1、重み付け回路23G−2から構成され、図
13の重み付け回路23Fと比較すると、複素乗算器2
3G―1を加えた点が異なる。
23G−1、重み付け回路23G−2から構成され、図
13の重み付け回路23Fと比較すると、複素乗算器2
3G―1を加えた点が異なる。
【0188】このような構成において、重み付け演算部
23Gの複素乗算器23G−1は、位相変動推定回路内
の複素乗算器22Fからの演算値[D(n)−H(n)
U(n)]U*(n)H*(n)を示す周波数修正方向信
号、及び遅延回路25Fからの最適周波数補償量F
(n)を入力し、両者を複素乗算して、この演算値を出
力する。この演算値は、上式(32)の左辺第1項中の
F(n)[D(n)−H(n)U(n)]U*(n)H*
(n)に対応する。
23Gの複素乗算器23G−1は、位相変動推定回路内
の複素乗算器22Fからの演算値[D(n)−H(n)
U(n)]U*(n)H*(n)を示す周波数修正方向信
号、及び遅延回路25Fからの最適周波数補償量F
(n)を入力し、両者を複素乗算して、この演算値を出
力する。この演算値は、上式(32)の左辺第1項中の
F(n)[D(n)−H(n)U(n)]U*(n)H*
(n)に対応する。
【0189】重み付け回路23G−2は、複素乗算器2
3G−1による演算値に対してステップパラメータμ1
μ2(0<μ1μ2)の重み付けを施し、この演算値を位相
変動推定回路内の複素加算器24F(図13に示す)に
入力する。複素加算器24Fは、重み付け回路23Fか
らの演算値と、遅延回路25Fからの最適周波数補償量
F(n)を複素加算し、上式(29)に示す最適周波数
補償量F(n+1)を遅延回路25Fに出力する。この
最適周波数補償量F(n+1)は、次回の処理のとき
に、この遅延回路25Fから出力される。
3G−1による演算値に対してステップパラメータμ1
μ2(0<μ1μ2)の重み付けを施し、この演算値を位相
変動推定回路内の複素加算器24F(図13に示す)に
入力する。複素加算器24Fは、重み付け回路23Fか
らの演算値と、遅延回路25Fからの最適周波数補償量
F(n)を複素加算し、上式(29)に示す最適周波数
補償量F(n+1)を遅延回路25Fに出力する。この
最適周波数補償量F(n+1)は、次回の処理のとき
に、この遅延回路25Fから出力される。
【0190】以上のように、第10実施形態において
は、周波数修正方向信号に最適周波数補償量F(n)に
基づく重み付けを施しているので、周波数補償範囲を拡
大することができる。
は、周波数修正方向信号に最適周波数補償量F(n)に
基づく重み付けを施しているので、周波数補償範囲を拡
大することができる。
【0191】図15は、図13に示す位相制御回路の変
形例を示している。この位相制御回路10Dでは、図1
4(a)に示す重み付け演算部14Aの複素乗算器14
A−1、及び図14(b)に示す重み付け演算部23G
の複素乗算器23G−1の代わりに、複素乗算器22G
を設けている。この複素乗算器22Gは、複素乗算器1
3と協同して、重み付け演算部14Aの複素乗算器14
Aに代わり、重み付け回路14の入力成分に対して最適
周波数補償量F(n)を複素乗算する。また、この複素
乗算器22Gは、複素乗算器22Fと協同して、演算部
23Gの複素乗算器23G−1に代わって、重み付け回
路23Fの入力に対して最適周波数補償量F(n)を複
素乗算する。
形例を示している。この位相制御回路10Dでは、図1
4(a)に示す重み付け演算部14Aの複素乗算器14
A−1、及び図14(b)に示す重み付け演算部23G
の複素乗算器23G−1の代わりに、複素乗算器22G
を設けている。この複素乗算器22Gは、複素乗算器1
3と協同して、重み付け演算部14Aの複素乗算器14
Aに代わり、重み付け回路14の入力成分に対して最適
周波数補償量F(n)を複素乗算する。また、この複素
乗算器22Gは、複素乗算器22Fと協同して、演算部
23Gの複素乗算器23G−1に代わって、重み付け回
路23Fの入力に対して最適周波数補償量F(n)を複
素乗算する。
【0192】これによって、図14(a)に示す重み付
け演算部14Aの複素乗算器14A−1及び図14
(b)に示す重み付け演算部23Gの複素乗算器23G
−1の作用を共に果たすことができ、周波数補償範囲の
拡大はもとより、回路を簡単化して、その規模を縮小す
ることができる。
け演算部14Aの複素乗算器14A−1及び図14
(b)に示す重み付け演算部23Gの複素乗算器23G
−1の作用を共に果たすことができ、周波数補償範囲の
拡大はもとより、回路を簡単化して、その規模を縮小す
ることができる。
【0193】図16(a)は、この発明の第11実施形
態である位相変動推定回路の平滑化回路を示している。
この平滑化回路53は、図3に示す位相変動推定回路
9、及び図6〜図10の各位相変動推定回路9A〜9
D、及び図13と図15の位相変動推定回路9Fのいず
れかに適用されて、重み付け回路(23,23A,23
B,23C,23Fのいずれか)の前段に挿入され、周
波数修正方向信号を平滑化してから、この周波数修正方
向信号を重み付け回路に出力する。
態である位相変動推定回路の平滑化回路を示している。
この平滑化回路53は、図3に示す位相変動推定回路
9、及び図6〜図10の各位相変動推定回路9A〜9
D、及び図13と図15の位相変動推定回路9Fのいず
れかに適用されて、重み付け回路(23,23A,23
B,23C,23Fのいずれか)の前段に挿入され、周
波数修正方向信号を平滑化してから、この周波数修正方
向信号を重み付け回路に出力する。
【0194】この平滑化回路53は、複素加算器53−
1、遅延回路53−2、重み付け回路53−3から構成
される。
1、遅延回路53−2、重み付け回路53−3から構成
される。
【0195】このような構成において、平滑化回路53
の複素加算器53−1は、前段(複素乗算器22,22
F及び複素減算器19A,19B,19Cのいずれか)
からの周波数修正方向信号を入力し、この周波数修正方
向信号と遅延回路53−2の出力を複素加算し、これに
よって平滑化された周波数修正方向信号を重み付け回路
(23,23A,23B,23C,23Fのいずれか)
及び重み付け回路53−3に出力する。重み付け回路
(24,24A,24B,24C,24Fのいずれか)
は、この平滑化された周波数修正方向信号に対してステ
ップパラメータμ2及びμ1μ2のいずれかの重み付けを
施し、この演算値を複素加算器(24,24A,24
B,24C,24Fのいずれか)に出力する。以降の処
理は、これまでに述べた通りである。
の複素加算器53−1は、前段(複素乗算器22,22
F及び複素減算器19A,19B,19Cのいずれか)
からの周波数修正方向信号を入力し、この周波数修正方
向信号と遅延回路53−2の出力を複素加算し、これに
よって平滑化された周波数修正方向信号を重み付け回路
(23,23A,23B,23C,23Fのいずれか)
及び重み付け回路53−3に出力する。重み付け回路
(24,24A,24B,24C,24Fのいずれか)
は、この平滑化された周波数修正方向信号に対してステ
ップパラメータμ2及びμ1μ2のいずれかの重み付けを
施し、この演算値を複素加算器(24,24A,24
B,24C,24Fのいずれか)に出力する。以降の処
理は、これまでに述べた通りである。
【0196】一方、重み付け回路53−3は、この平滑
化された周波数修正方向信号に対してパラメータαの重
み付けを施し、この演算値を遅延回路53−2に出力す
る。遅延回路53−2は、次回の処理のときに、この演
算値を複素加算器53−1に出力する。
化された周波数修正方向信号に対してパラメータαの重
み付けを施し、この演算値を遅延回路53−2に出力す
る。遅延回路53−2は、次回の処理のときに、この演
算値を複素加算器53−1に出力する。
【0197】以上ように、この第11実施形態では、周
波数修正方向信号を平滑化しているので、つまり繰り返
し形成される各周波数修正方向信号の成分をパラメータ
αの重み付けにより累積加算しているので、各種の雑音
成分を抑圧することができる。これによって、最適周波
数補償量F(n)を安定に推定することができる。
波数修正方向信号を平滑化しているので、つまり繰り返
し形成される各周波数修正方向信号の成分をパラメータ
αの重み付けにより累積加算しているので、各種の雑音
成分を抑圧することができる。これによって、最適周波
数補償量F(n)を安定に推定することができる。
【0198】図16(b)は、図16(a)の平滑化回
路の変形例を示している。この平滑化回路54は、各重
み付け回路54−1,54−2、各複素加算器54−
3,54−5、遅延回路54−4から構成される。
路の変形例を示している。この平滑化回路54は、各重
み付け回路54−1,54−2、各複素加算器54−
3,54−5、遅延回路54−4から構成される。
【0199】このような構成において、例えば図3の位
相変動推定回路9に適用すると、重み付け回路54−1
は、前段の複素乗算器22からの周波数修正方向信号を
入力し、この周波数修正方向信号に対してパラメータβ
の重み付けを施し、この演算値(直接項)を複素加算器
54−5に出力する。
相変動推定回路9に適用すると、重み付け回路54−1
は、前段の複素乗算器22からの周波数修正方向信号を
入力し、この周波数修正方向信号に対してパラメータβ
の重み付けを施し、この演算値(直接項)を複素加算器
54−5に出力する。
【0200】また、重み付け回路54−2は、同周波数
修正方向信号に対してパラメータαの重み付けを施し、
この演算値を複素加算器54−3に出力する。複素加算
器54−3は、重み付け回路54−2からの演算値と遅
延回路54−4の出力を複素加算し、この演算値(積分
項)を複素加算器54−5と遅延回路54−4に出力す
る。遅延回路54−4は、次回の処理のときに、この積
分項を複素加算器54−3に出力する。
修正方向信号に対してパラメータαの重み付けを施し、
この演算値を複素加算器54−3に出力する。複素加算
器54−3は、重み付け回路54−2からの演算値と遅
延回路54−4の出力を複素加算し、この演算値(積分
項)を複素加算器54−5と遅延回路54−4に出力す
る。遅延回路54−4は、次回の処理のときに、この積
分項を複素加算器54−3に出力する。
【0201】複素加算器54−5は、重み付け回路54
−1で重みづけされた直接項と、重み付け回路54−2
で重み付けされ、更に複素加算器54−3及び遅延回路
54−4によって積分された積分項を複素加算し、この
演算値を平滑化された周波数修正方向信号として後段の
複素加算器24に出力する。
−1で重みづけされた直接項と、重み付け回路54−2
で重み付けされ、更に複素加算器54−3及び遅延回路
54−4によって積分された積分項を複素加算し、この
演算値を平滑化された周波数修正方向信号として後段の
複素加算器24に出力する。
【0202】このように周波数修正方向信号から直接項
と積分項を導き、これらを複素加算することによって、
周波数修正方向信号を平滑化すると、雑音成分を更に抑
圧することができ、最適周波数補償量F(n)をより安
定に推定することができる。
と積分項を導き、これらを複素加算することによって、
周波数修正方向信号を平滑化すると、雑音成分を更に抑
圧することができ、最適周波数補償量F(n)をより安
定に推定することができる。
【0203】図17(a)は、この発明の第12実施形
態である最適位相推定回路の平滑化回路を示している。
この平滑化回路55は、図2に示す最適位相推定回路に
適用され、重み付け回路14の前段に挿入され、位相修
正方向信号を平滑化してから、この位相修正方向信号を
重み付け回路14に出力する。
態である最適位相推定回路の平滑化回路を示している。
この平滑化回路55は、図2に示す最適位相推定回路に
適用され、重み付け回路14の前段に挿入され、位相修
正方向信号を平滑化してから、この位相修正方向信号を
重み付け回路14に出力する。
【0204】この平滑化回路55は、複素加算器55−
1、遅延回路55−2、重み付け回路55−3、複素乗
算器55−4から構成される。
1、遅延回路55−2、重み付け回路55−3、複素乗
算器55−4から構成される。
【0205】このような構成において、平滑化回路55
の複素加算器55−1は、前段の複素乗算器13からの
位相修正方向信号を入力し、この位相修正方向信号と遅
延回路55−2の出力と複素加算し、この演算値を複素
乗算器55−4に出力する。複素乗算器55−4は、複
素加算器55−1からの演算値と位相変動推定回路から
の最適周波数補償量F(n)を複素乗算し、複素加算器
55−1からの演算値を∠F(n)だけ回転させ、この
演算値を平滑化された位相修正方向信号として重み付け
回路14及び重み付け回路55−3に出力する。重み付
け回路14は、この平滑化された位相修正方向信号に対
してステップパラメータμ1の重み付けを施し、この演
算値を複素加算器15に出力する。以降の処理は、これ
までに述べた通りである。
の複素加算器55−1は、前段の複素乗算器13からの
位相修正方向信号を入力し、この位相修正方向信号と遅
延回路55−2の出力と複素加算し、この演算値を複素
乗算器55−4に出力する。複素乗算器55−4は、複
素加算器55−1からの演算値と位相変動推定回路から
の最適周波数補償量F(n)を複素乗算し、複素加算器
55−1からの演算値を∠F(n)だけ回転させ、この
演算値を平滑化された位相修正方向信号として重み付け
回路14及び重み付け回路55−3に出力する。重み付
け回路14は、この平滑化された位相修正方向信号に対
してステップパラメータμ1の重み付けを施し、この演
算値を複素加算器15に出力する。以降の処理は、これ
までに述べた通りである。
【0206】一方、重み付け回路55−3は、この平滑
化された位相修正方向信号に対してパラメータαの重み
付けを施し、この演算値を遅延回路55−2に出力す
る。遅延回路55−2は、次回の処理のときに、この演
算値を複素加算器55−1に出力する。
化された位相修正方向信号に対してパラメータαの重み
付けを施し、この演算値を遅延回路55−2に出力す
る。遅延回路55−2は、次回の処理のときに、この演
算値を複素加算器55−1に出力する。
【0207】以上ように、第12実施形態では、位相修
正方向信号の平滑化に際し、最適周波数補償量F(n)
を複素乗算して重みを付け加算することにより、周波数
変動を考慮した平滑化を行うので、雑音成分を十分に抑
圧することができ、最適位相補償量H(n)を安定に推
定することができる。
正方向信号の平滑化に際し、最適周波数補償量F(n)
を複素乗算して重みを付け加算することにより、周波数
変動を考慮した平滑化を行うので、雑音成分を十分に抑
圧することができ、最適位相補償量H(n)を安定に推
定することができる。
【0208】図17(b)は、図17(a)の平滑化回
路の変形例を示している。この平滑化回路56は、各重
み付け回路56−1,56−2、各複素加算器56−
3,56−5、遅延回路56−4、各複素乗算器56−
6,56−7から構成される。
路の変形例を示している。この平滑化回路56は、各重
み付け回路56−1,56−2、各複素加算器56−
3,56−5、遅延回路56−4、各複素乗算器56−
6,56−7から構成される。
【0209】このような構成において、重み付け回路5
6−1は、位相修正方向信号に対してパラメータβの重
み付けを施し、この演算値を複素乗算器56−6に出力
する。複素乗算器56−6は、重み付け回路56−1か
らの演算値と位相変動推定回路からの最適周波数補償量
F(n)を複素乗算し、重み付け回路56−1からの演
算値を∠F(n)だけ回転させ、この演算値(直接項)
を複素加算器56−5に出力する。
6−1は、位相修正方向信号に対してパラメータβの重
み付けを施し、この演算値を複素乗算器56−6に出力
する。複素乗算器56−6は、重み付け回路56−1か
らの演算値と位相変動推定回路からの最適周波数補償量
F(n)を複素乗算し、重み付け回路56−1からの演
算値を∠F(n)だけ回転させ、この演算値(直接項)
を複素加算器56−5に出力する。
【0210】また、重み付け回路56−2は、位相修正
方向信号に対してパラメータαの重み付けを施し、この
演算値を複素加算器56−3に出力する。複素加算器5
6−3は、重み付け回路56−2からの演算値と遅延回
路56−4の出力を複素加算し、この演算値を複素乗算
器56−7に出力する。複素乗算器56−7は、複素加
算器56−3からの演算値と位相変動推定回路からの最
適周波数補償量F(n)を複素乗算し、この演算値(積
分項)を遅延回路56−4及び複素加算器56−5に出
力する。遅延回路56−4は、次回の処理のときに、こ
の積分項を複素加算器56−3に出力する。
方向信号に対してパラメータαの重み付けを施し、この
演算値を複素加算器56−3に出力する。複素加算器5
6−3は、重み付け回路56−2からの演算値と遅延回
路56−4の出力を複素加算し、この演算値を複素乗算
器56−7に出力する。複素乗算器56−7は、複素加
算器56−3からの演算値と位相変動推定回路からの最
適周波数補償量F(n)を複素乗算し、この演算値(積
分項)を遅延回路56−4及び複素加算器56−5に出
力する。遅延回路56−4は、次回の処理のときに、こ
の積分項を複素加算器56−3に出力する。
【0211】複素加算器56−5は、重み付け回路56
−1で重みづけされ、複素乗算器56−6によって最適
周波数補償量F(n)を複素乗算されてなる直接項と、
重み付け回路56−2で重み付けされ、複素加算器56
−3及び遅延回路56−4によって積分され、更に複素
乗算器56−7によって最適周波数補償量F(n)を複
素乗算されてなる積分項を複素加算し、この演算値を平
滑化された位相修正方向信号として後段の重み付け回路
14に出力する。
−1で重みづけされ、複素乗算器56−6によって最適
周波数補償量F(n)を複素乗算されてなる直接項と、
重み付け回路56−2で重み付けされ、複素加算器56
−3及び遅延回路56−4によって積分され、更に複素
乗算器56−7によって最適周波数補償量F(n)を複
素乗算されてなる積分項を複素加算し、この演算値を平
滑化された位相修正方向信号として後段の重み付け回路
14に出力する。
【0212】このように位相修正方向信号から直接項と
積分項を導き、これらを複素積加算することによって、
位相修正方向信号を平滑化すると、雑音成分を更に抑圧
することができ、最適周波数補償量F(n)をより安定
に推定することができる。
積分項を導き、これらを複素積加算することによって、
位相修正方向信号を平滑化すると、雑音成分を更に抑圧
することができ、最適周波数補償量F(n)をより安定
に推定することができる。
【0213】なお、この発明は、上記各実施形態に限定
されるものでなく、多様に変形することが可能である。
例えば、この発明の復調方法は、多値位相変調方式(P
SK)、多値振幅位相変調方式(APSK)、多値QA
Mのいずれにも適用可能である。
されるものでなく、多様に変形することが可能である。
例えば、この発明の復調方法は、多値位相変調方式(P
SK)、多値振幅位相変調方式(APSK)、多値QA
Mのいずれにも適用可能である。
【0214】また、RLSアルゴリズムは、複素識別信
号Dの代わりに、既知のトレーニング信号を用いると、
最適周波数補償量の初期の収束特性に優れているため、
第7実施形態においては、複素識別信号Dの代わりに、
トレーニング信号を用いることが特に有効である。
号Dの代わりに、既知のトレーニング信号を用いると、
最適周波数補償量の初期の収束特性に優れているため、
第7実施形態においては、複素識別信号Dの代わりに、
トレーニング信号を用いることが特に有効である。
【0215】更に、この第7実施形態をPSK方式によ
って変調された変調信号を復調するために適用する場合
は、暫定的な復調信号の振幅レベルが一定であるため、
図12に示す位相変動推定回路において、加算回路4
9、遅延回路51、重み付け回路50、絶対値2乗回路
48、及び除算回路46を省略し、複素加算器43の出
力を遅延回路52に直接入力しても、位相制御が可能で
ある。これに加えて、最適位相推定回路において、加算
回路36、遅延回路38、重み付け回路37、絶対値2
乗回路35、除算回路33を省略し、複素乗算器30の
出力を遅延回路39に直接入力しても、位相制御が可能
である。また、位相変動推定回路と最適位相推定回路に
おける一部の回路(例えば各遅延回路39,40)を共
有化することによって、回路規模の低減や処理の高速化
を実施することができる。
って変調された変調信号を復調するために適用する場合
は、暫定的な復調信号の振幅レベルが一定であるため、
図12に示す位相変動推定回路において、加算回路4
9、遅延回路51、重み付け回路50、絶対値2乗回路
48、及び除算回路46を省略し、複素加算器43の出
力を遅延回路52に直接入力しても、位相制御が可能で
ある。これに加えて、最適位相推定回路において、加算
回路36、遅延回路38、重み付け回路37、絶対値2
乗回路35、除算回路33を省略し、複素乗算器30の
出力を遅延回路39に直接入力しても、位相制御が可能
である。また、位相変動推定回路と最適位相推定回路に
おける一部の回路(例えば各遅延回路39,40)を共
有化することによって、回路規模の低減や処理の高速化
を実施することができる。
【0216】また、第8実施形態では、最適位相推定回
路8に位相誤差検出回路12Aを含む構成であるが、図
18に示す様に、最適位相推定回路8に位相誤差検出回
路12を含み、位相変動推定回路9Fに位相誤差検出回
路12Aを含む構成であっても、あるいは、図には示さ
ないが、これとは逆に、最適位相推定回路8に位相誤差
検出回路12Aを含み、位相変動推定回路9Fに位相誤
差検出回路12を含む構成であっても構わない。これら
の位相誤差検出回路のいずれもが確定的な複素復調信号
V(n)を入力して、複素誤差信号を複素乗算器13,
22Fに出力する。
路8に位相誤差検出回路12Aを含む構成であるが、図
18に示す様に、最適位相推定回路8に位相誤差検出回
路12を含み、位相変動推定回路9Fに位相誤差検出回
路12Aを含む構成であっても、あるいは、図には示さ
ないが、これとは逆に、最適位相推定回路8に位相誤差
検出回路12Aを含み、位相変動推定回路9Fに位相誤
差検出回路12を含む構成であっても構わない。これら
の位相誤差検出回路のいずれもが確定的な複素復調信号
V(n)を入力して、複素誤差信号を複素乗算器13,
22Fに出力する。
【0217】更に、上記各実施形態のいずれにもに示さ
なかったが、最適位相推定回路にRLSアルゴリズムを
用い、位相変動推定回路にLMSアルゴリズムを用いた
り、これとは逆に、最適位相推定回路にLMSアルゴリ
ズムを用い、位相変動推定回路にRLSアルゴリズムを
用いても構わない。
なかったが、最適位相推定回路にRLSアルゴリズムを
用い、位相変動推定回路にLMSアルゴリズムを用いた
り、これとは逆に、最適位相推定回路にLMSアルゴリ
ズムを用い、位相変動推定回路にRLSアルゴリズムを
用いても構わない。
【0218】また、上記各実施形態では、位相制御回路
の前段の処理として、アナログによる直交検波を行って
いるが、デジタルによる直交検波を適用しても、構わな
い。
の前段の処理として、アナログによる直交検波を行って
いるが、デジタルによる直交検波を適用しても、構わな
い。
【0219】
【発明の効果】以上説明した様に、この発明によれば、
暫定的な複素復調信号、確定的な複素復調信号、及び最
適周波数補償量に基づいて、次回の最適位相補償量を求
め、また予め定められた周期における最適位相補償量の
変動に基づいて、最適周波数補償量を求めているので、
簡単な構成によって復調回路を実現できる。また、最適
周波数補償量を振幅変動の少ない最適位相補償量より求
めているので、回路規模の低減を実現することができ
る。更に、LMSアルゴリズムを適用した場合は、確定
的な複素複調信号と識別信号間の距離を示す複素誤差信
号を制御することにより、周波数誤差の存在下において
も、最適周波数補償量の引き込み時間の短縮化が可能と
なる。
暫定的な複素復調信号、確定的な複素復調信号、及び最
適周波数補償量に基づいて、次回の最適位相補償量を求
め、また予め定められた周期における最適位相補償量の
変動に基づいて、最適周波数補償量を求めているので、
簡単な構成によって復調回路を実現できる。また、最適
周波数補償量を振幅変動の少ない最適位相補償量より求
めているので、回路規模の低減を実現することができ
る。更に、LMSアルゴリズムを適用した場合は、確定
的な複素複調信号と識別信号間の距離を示す複素誤差信
号を制御することにより、周波数誤差の存在下において
も、最適周波数補償量の引き込み時間の短縮化が可能と
なる。
【0220】また、最適周波数補償量を考慮した重み付
けを行うことにより、周波数補償範囲を拡大することが
できる。更に、位相変動推定回路に、周波数修正方向信
号を平滑化する平滑化回路を設けることにより、推定動
作の安定化を図ることができる。同じく、最適位相推定
回路に、最適周波数補償量に基づいて位相修正方向信号
を平滑化する平滑化回路を設けることにより、推定動作
の安定化を図ることができる。
けを行うことにより、周波数補償範囲を拡大することが
できる。更に、位相変動推定回路に、周波数修正方向信
号を平滑化する平滑化回路を設けることにより、推定動
作の安定化を図ることができる。同じく、最適位相推定
回路に、最適周波数補償量に基づいて位相修正方向信号
を平滑化する平滑化回路を設けることにより、推定動作
の安定化を図ることができる。
【0221】RLSアルゴリズムでは、多値QAM方式
による変調信号を復調する場合、複素復調信号を正規化
する回路や、ROMなどによる直交−極座標変換回路及
び極−直交座標変換回路が不要となり、信号処理時間、
回路規模を低減できる。
による変調信号を復調する場合、複素復調信号を正規化
する回路や、ROMなどによる直交−極座標変換回路及
び極−直交座標変換回路が不要となり、信号処理時間、
回路規模を低減できる。
【図1】この発明の第1実施形態の復調装置を示すブロ
ック図
ック図
【図2】図1の復調装置における最適位相推定回路を示
すブロック図
すブロック図
【図3】図1の復調装置における位相変動推定回路を示
すブロック図
すブロック図
【図4】この発明の第2実施形態の復調装置における最
適位相推定回路の位相誤差検出回路を示すブロック図
適位相推定回路の位相誤差検出回路を示すブロック図
【図5】図4の位相誤差検出回路の作用を説明するため
に用いられ、(a)は各シンボルと同相軸方向の各領域
を示す図、(b)は各シンボルと直交軸方向の各領域を
示す図
に用いられ、(a)は各シンボルと同相軸方向の各領域
を示す図、(b)は各シンボルと直交軸方向の各領域を
示す図
【図6】この発明の第3実施形態の復調装置における位
相変動推定回路を示すブロック図
相変動推定回路を示すブロック図
【図7】この発明の第4実施形態の復調装置における位
相変動推定回路を示すブロック図
相変動推定回路を示すブロック図
【図8】この発明の第5実施形態の復調装置における位
相変動推定回路を示すブロック図
相変動推定回路を示すブロック図
【図9】この発明の第6実施形態の復調装置における位
相制御回路を示すブロック図
相制御回路を示すブロック図
【図10】図9の位相変動推定回路及び最適位相推定回
路の変形例を示すブロック図
路の変形例を示すブロック図
【図11】この発明の第7実施形態の復調装置における
最適位相推定回路を示すブロック図
最適位相推定回路を示すブロック図
【図12】この発明の第7実施形態の復調装置における
位相変動推定回路を示すブロック図
位相変動推定回路を示すブロック図
【図13】この発明の第8実施形態の復調装置における
位相制御回路を示すブロック図
位相制御回路を示すブロック図
【図14】(a)はこの発明の第9実施形態の復調装置
における最適位相推定回路の重み付け回路を示すブロッ
ク図、(b)はこの発明の第10実施形態の復調装置に
おける位相変動推定回路の重み付け回路を示すブロック
図
における最適位相推定回路の重み付け回路を示すブロッ
ク図、(b)はこの発明の第10実施形態の復調装置に
おける位相変動推定回路の重み付け回路を示すブロック
図
【図15】図13の位相制御回路の変形例を示すブロッ
ク図
ク図
【図16】(a)はこの発明の第11実施形態の復調装
置における位相変動推定回路の平滑化回路を示すブロッ
ク図、(b)は(a)の平滑化回路の変形例を示すブロ
ック図
置における位相変動推定回路の平滑化回路を示すブロッ
ク図、(b)は(a)の平滑化回路の変形例を示すブロ
ック図
【図17】(a)はこの発明の第12実施形態の復調装
置における最適位相推定回路の平滑化回路を示すブロッ
ク図、(b)は(a)の平滑化回路の変形例を示すブロ
ック図
置における最適位相推定回路の平滑化回路を示すブロッ
ク図、(b)は(a)の平滑化回路の変形例を示すブロ
ック図
【図18】図13の位相制御回路の他の変形例を示すブ
ロック図
ロック図
【図19】一般的な位相制御回路の構成を概略的に示す
ブロック図
ブロック図
【図20】各シンボルを配置した直交座標系を示す図
【図21】LMSアルゴリズムにおける2乗誤差を示す
グラフ
グラフ
【図22】QPSKにおいて位相制御を行わなかったと
きの位相誤差の発生状況を説明するために用いた図
きの位相誤差の発生状況を説明するために用いた図
【図23】QPSKにおいて位相制御を行ったときの位
相誤差の発生状況を説明するために用いた図
相誤差の発生状況を説明するために用いた図
【図24】QPSKにおいて位相制御を行わなかったと
きの位相誤差及び周波数誤差の発生状況を説明するため
に用いた図
きの位相誤差及び周波数誤差の発生状況を説明するため
に用いた図
【図25】最適周波数補償量及び最適位相補償量の一例
を示すベクトル図
を示すベクトル図
【図26】最適周波数補償量及び最適位相補償量の他の
例を示すベクトル図
例を示すベクトル図
【図27】従来の復調装置を例示するブロック図
1 直交検波器 2 固定発振器 3 A/D変換器 4 A/D変換器 5,6 デジタルトランスバーサルフィルタ(DTF) 7,13,14A−1,17,20,22,22B,2
2C,22F,22G,23G−1,28,30,4
2,55−4,56−6,56−7 複素乗算器 8,8A,80 最適位相推定回路 9,9A,9B,9C,9D−1,9D−2,9E,9
F 位相変動推定回路 10,10A,10B,10C,10D 位相制御回路 11,21,21B,21C,21F,34,41 複
素共役回路 12,12A 位相誤差検出回路 12−1,12A−1,27 識別器 12−2,12A−2,19,19A,19B,19C
複素減算器 12A−3 評価関数回路 12A−4 スイッチ回路 15,24,24A,24B,24C,24F,29,
36,43,49,53−1,54−3,54−5,5
5−1,56−3,56−5 複素加算器 14,14A,14A−2,23,23A,23B,2
3C,23F,23G,23G−2,31,37,4
4,50,53−3,54−1,54−2,55−3,
56−1,56−2 重み付け回路 16,18,18A,18B,18C,25,25A,
25B,25C,25F,32,38,39,40,4
5,51,52,53−2,54−4,55−2,56
−4 遅延回路 20A 複素除算器 20B,35,48 絶対値2乗回路 26B 乗算器 33,46 除算器 53,54,55,56 平滑化回路
2C,22F,22G,23G−1,28,30,4
2,55−4,56−6,56−7 複素乗算器 8,8A,80 最適位相推定回路 9,9A,9B,9C,9D−1,9D−2,9E,9
F 位相変動推定回路 10,10A,10B,10C,10D 位相制御回路 11,21,21B,21C,21F,34,41 複
素共役回路 12,12A 位相誤差検出回路 12−1,12A−1,27 識別器 12−2,12A−2,19,19A,19B,19C
複素減算器 12A−3 評価関数回路 12A−4 スイッチ回路 15,24,24A,24B,24C,24F,29,
36,43,49,53−1,54−3,54−5,5
5−1,56−3,56−5 複素加算器 14,14A,14A−2,23,23A,23B,2
3C,23F,23G,23G−2,31,37,4
4,50,53−3,54−1,54−2,55−3,
56−1,56−2 重み付け回路 16,18,18A,18B,18C,25,25A,
25B,25C,25F,32,38,39,40,4
5,51,52,53−2,54−4,55−2,56
−4 遅延回路 20A 複素除算器 20B,35,48 絶対値2乗回路 26B 乗算器 33,46 除算器 53,54,55,56 平滑化回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂下 誠司 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内
Claims (48)
- 【請求項1】 変調入力信号を固定周波数の信号によっ
て暫定的に復調して、暫定的な複素復調信号を形成し、
この暫定的な複素復調信号から確定的な複素復調信号を
形成する復調方法において、 前記暫定的な複素復調信号を最適位相補償量に基づいて
補償することによって、確定的な複素復調信号を求める
ステップ(a)と、 予め定められた周期における最適位相補償量の変動に基
づいて、最適周波数補償量を推定するステップ(b)
と、 前記暫定的な複素復調信号、前記確定的な複素復調信
号、及び前記最適周波数補償量に基づいて、再び繰り返
して行われる前記各ステップ(a),(b)で用いる次
の最適位相補償量を推定するステップ(c)とを有する
復調方法。 - 【請求項2】 ステップ(c)は、 ステップ(a)で求めた確定的な複素復調信号と複素識
別信号間の距離を示す複素誤差信号を求めるステップ
(h1)と、 前記複素誤差信号及び暫定的な複素復調信号に基づい
て、最適位相補償量の修正方向を示す位相修正方向信号
を求めるステップ(h2)と、 前記位相修正方向信号を重み付けするステップ(h3)
と、 ステップ(b)で推定した最適周波数補償量、及び該ス
テップ(c)で推定した最適位相補償量に基づいて、暫
定的な位相補償量を求めるステップ(h4)と、 前記暫定的な位相補償量及び前記重み付けを施された位
相修正方向信号に基づいて,再び繰り返して行われる各
ステップ(a),(b)で用いる次の最適位相補償量を
求めるステップ(h5)とを有する請求項1に記載の復
調方法。 - 【請求項3】 ステップ(h1)は、 ステップ(a)で求めた確定的な複素復調信号を識別し
て、この確定的な複素復調信号に最も近似する複素識別
信号を求めるステップ(i1)と、 前記確定的な複素復調信号と前記複素識別信号間の距離
を示す複素誤差信号を求めるステップ(i2)と、 前記確定的な複素復調信号に基づいて、前記複素誤差信
号が必要であるか否かを該複素誤差信号の実部及び虚部
について独立に判定するステップ(i3)と、 前記複素誤差信号の実部及び虚部のいずれかが必要と判
定されると、必要と判定された実部及び虚部のいずれか
を出力し、必要でないと判定されると、必要でないと判
定された実部及び虚部のいずれかの代わりに、零を出力
するステップ(i4)とを有する請求項2に記載の復調
方法。 - 【請求項4】 ステップ(b)は、 ステップ(c)で繰り返し推定した各最適位相補償量、
及び該ステップ(b)で推定した最適周波数補償量に基
づいて、最適周波数補償量の修正方向を示す周波数修正
方向信号を求めるステップ(k1)と、 前記周波数修正方向信号を重み付けするステップ(k
2)と、 前記重み付けされた周波数修正方向信号に基づいて、こ
のステップ(b)で推定した最適周波数補償量を更新
し、前記ステップ(c)で用いる最適周波数補償量を推
定するステップ(k3)とを有する請求項1に記載の復
調方法。 - 【請求項5】 ステップ(k1)は、 ステップ(c)で推定した第1最適位相補償量とステッ
プ(b)で推定した最適周波数補償量を複素乗算して、
複素乗算値を求めるステップ(l1)と、 前記ステップ(c)で前記第1最適位相補償量よりも後
に推定した第2最適位相補償量から前記複素乗算値を複
素減算して、複素減算値を求めるステップ(l2)と、 前記第1最適位相補償量と前記複素減算値を複素乗算し
て複素乗算値を求めるステップ(l3)とを有する請求
項4に記載の復調方法。 - 【請求項6】 ステップ(k1)は、 ステップ(c)で推定した第2最適位相補償量を該ステ
ップ(c)で該第2最適位相補償量よりも先に推定した
第1最適位相補償量で除算して、複素除算値を求めるス
テップ(m1)と、 前記複素除算値からステップ(b)で推定した最適周波
数補償量を複素減算して、複素減算値を求めるステップ
(m2)とを有する請求項4に記載の復調方法。 - 【請求項7】 ステップ(k1)は、 ステップ(c)で推定した第1最適位相補償量と該ステ
ップ(c)で該第1最適位相補償量よりも後に推定した
第2最適位相補償量を複素乗算することにより自己相関
値を求めるステップ(n1)と、 前記第1最適位相補償量の大きさの二乗値を求めるステ
ップ(n2)と、 前記二乗値とステップ(b)で推定した最適周波数補償
量の乗算値を求めるステップ(n3)と、 前記ステップ(n1)で求めた自己相関値から前記乗算
値を複素減算して求めるステップ(n4)とを有する請
求項4に記載の復調方法。 - 【請求項8】 ステップ(k1)は、 ステップ(c)で繰り返し推定した各最適位相補償量を
複素乗算することにより自己相関値を求めるステップ
(o1)と、 前記自己相関値からステップ(b)で推定した最適周波
数補償量を複素減算するステップ(o2)とを有する請
求項4に記載の復調方法。 - 【請求項9】 ステップ(b)は、 ステップ(c)で繰り返し推定した各最適位相補償量を
複素乗算することにより自己相関値を求めるステップ
(p1)と、 前記自己相関値とステップ(b)で推定した最適周波数
補償量を重み付けしたものを複素加算するステップ(p
2)とを有する請求項1に記載の復調方法。 - 【請求項10】 ステップ(h3)は、 最適周波数補償量に基づく重み付けである請求項2に記
載の復調方法。 - 【請求項11】 ステップ(k1)は、 最適周波数補償量の修正方向を示す周波数修正方向信号
を平滑化するステップ(r)を含む請求項4に記載の復
調方法。 - 【請求項12】 ステップ(h3)は、 最適位相補償量の修正方向を示す位相修正方向信号を最
適周波数補償量に基づいて平滑化するステップ(t)を
含む請求項2に記載の復調方法。 - 【請求項13】 ステップ(c)は、次式(9)に基づ
いて行われる請求項1に記載の復調方法。 μ1E(n)U*(n)+F(n)H(n)=H(n+1) …(9) ただし、μ1はステップパラメータ E(n)は複素誤差信号 H(n)は最適位相補償量 U(n)は暫定的な複素復調信号 U*(n)はU(n)の複素共役 F(n)は最適周波数補償量 H(n+1)は再び繰り返して行われる前記各ステップ
(a),(b)で用いる次の最適位相補償量 - 【請求項14】 ステップ(b)は、次式(14)に基
づいて行われる請求項1に記載の復調方法。 μ2[H(n)−F(n)H(n−1)]H*(n−1)+F(n) =F(n+1) …(14) ただし、μ2はステップパラメータ H(n),H(n−1)は最適位相補償量 F(n)は過去に推定された最適周波数補償量 F(n+1)は推定される最適周波数補償量 - 【請求項15】 変調入力信号を固定周波数の信号によ
って暫定的に復調して、暫定的な複素復調信号を形成
し、この暫定的な複素復調信号から確定的な複素復調信
号を形成する復調方法において、 前記暫定的な複素復調信号を最適位相補償量に基づいて
補償することによって、確定的な複素復調信号を求める
ステップ(a)と、 ステップ(a)で求めた確定的な複素復調信号と複素識
別信号間の距離を示す複素誤差信号を求めるステップ
(d)と、 前記確定的な複素復調信号及び前記複素誤差信号に基づ
いて、最適周波数補償量を推定するステップ(b)と、 前記暫定的な複素復調信号、前記確定的な複素復調信
号、及び前記最適周波数補償量に基づいて、再び繰り返
して行われる前記ステップ(a)で用いる次の最適位相
補償量を推定するステップ(c)とを有する復調方法。 - 【請求項16】 ステップ(c)は、 ステップ(a)で求めた確定的な複素復調信号と複素識
別信号間の距離を示す複素誤差信号を求めるステップ
(h1)と、 ステップ(h1)で求めた複素誤差信号及び暫定的な複
素復調信号に基づいて、最適位相補償量の修正方向を示
す位相修正方向信号を求めるステップ(h2)と、 前記位相修正方向信号を重み付けするステップ(h3)
と、 ステップ(b)で推定された最適周波数補償量、及び該
ステップ(c)で推定した最適位相補償量に基づいて、
暫定的な位相補償量を求めるステップ(h4)と、 前記暫定的な位相補償量及び前記重み付けを施された位
相修正方向信号に基づいて,再び繰り返して行われるス
テップ(a)で用いる次の最適位相補償量を求めるステ
ップ(h5)とを有する請求項15に記載の復調方法。 - 【請求項17】 ステップ(d)は、 確定的な複素復調信号を識別して、この確定的な複素復
調信号に最も近似する複素識別信号を求めるステップ
(i1)と、 前記確定的な複素復調信号と前記複素識別信号間の距離
を示す複素誤差信号を求めるステップ(i2)と、 前記確定的な複素復調信号に基づいて、前記複素誤差信
号が必要であるか否かを該複素誤差信号の実部及び虚部
について独立に判定するステップ(i3)と、 前記複素誤差信号の実部及び虚部のいずれかが必要と判
定されると、必要と判定された実部及び虚部のいずれか
を出力し、必要でないと判定されると、必要でないと判
定された実部及び虚部のいずれかの代わりに、零を出力
するステップ(i4)とを有する請求項15に記載の復
調方法。 - 【請求項18】 ステップ(h1)は、 確定的な複素復調信号を識別して、この確定的な複素復
調信号に最も近似する複素識別信号を求めるステップ
(i1)と、 前記確定的な複素復調信号と前記複素識別信号間の距離
を示す複素誤差信号を求めるステップ(i2)と、 前記確定的な複素復調信号に基づいて、前記複素誤差信
号が必要であるか否かを該複素誤差信号の実部及び虚部
について独立に判定するステップ(i3)と、前記複素
誤差信号の実部及び虚部のいずれかが必要と判定される
と、必要と判定された実部及び虚部のいずれかを出力
し、必要でないと判定されると、必要でないと判定され
た実部及び虚部のいずれかの代わりに、零を出力するス
テップ(i4)とを有する請求項16に記載の復調方
法。 - 【請求項19】 ステップ(c)は、 確定的な複素復調信号を識別して、この確定的な複素復
調信号に最も近似する複素識別信号を求めるステップ
(j1)と、 暫定的な複素復調信号と前記複素識別信号を複素乗算し
て、相互相関値を求めるステップ(j2)と、 前記相互相関値と該ステップ(c)で推定した最適位相
補償量に重み付けしたものを複素加算して複素加算値を
求めるステップ(j3)と、 前記複素加算値、及びステップ(b)で推定した最適周
波数補償量を複素乗算して複素乗算値を求めるステップ
(j4)とを有する請求項15に記載の復調方法。 - 【請求項20】 ステップ(b)は、 ステップ(a)で求めた確定的な複素復調信号及びステ
ップ(d)で求めた複素誤差信号に基づいて、最適周波
数補償量の修正方向を示す周波数修正方向信号を求める
ステップ(q1)と、 前記周波数修正方向信号を重み付けするステップ(q
2)と、 前記重み付けされた周波数修正方向信号に基づいて、こ
のステップ(b)で推定した最適周波数補償量を更新す
るステップ(q3)とを有する請求項15に記載の復調
方法。 - 【請求項21】 ステップ(h3)は、 最適周波数補償量に基づく重み付けである請求項16に
記載の復調方法。 - 【請求項22】 ステップ(q2)は、 最適周波数補償量に基づく重み付けである請求項20に
記載の復調方法。 - 【請求項23】 ステップ(q1)は、 最適周波数補償量の修正方向を示す周波数修正方向信号
を平滑化するステップ(r)を含む請求項20に記載の
復調方法。 - 【請求項24】 ステップ(h3)は、 最適位相補償量の修正方向を示す位相修正方向信号を最
適周波数補償量に基づいて平滑化するステップ(t)を
含む請求項16に記載の復調方法。 - 【請求項25】 ステップ(c)は、次式(9)に基づ
いて行われる請求項15に記載の復調方法。 μ1E(n)U*(n)+F(n)H(n)=H(n+1) …(9) ただし、μ1はステップパラメータ E(n)は複素誤差信号 H(n)は最適位相補償量 U(n)は暫定的な複素復調信号 U*(n)はU(n)の複素共役 F(n)は最適周波数補償量 H(n+1)は再び繰り返して行われる前記ステップ
(a)で用いる次の最適位相補償量 - 【請求項26】 ステップ(b)は、次式(29)に基
づいて行われる請求項15に記載の復調方法。 μ1μ2E(n)U*(n)H*(n)+F(n)=F(n+1) …(29) ただし、μ1,μ2はステップパラメータ E(n)は複素誤差信号 H(n)は最適位相補償量 U(n)は暫定的な複素復調信号 U*(n)はU(n)の複素共役 H*(n)はH(n)の複素共役 F(n)は過去に推定された最適周波数補償量 F(n+1)は推定される最適周波数補償量 - 【請求項27】 変調入力信号を固定周波数の信号によ
って暫定的に復調して、暫定的な複素復調信号を形成
し、この暫定的な複素復調信号から確定的な複素復調信
号を形成する復調装置において、 前記暫定的な複素復調信号を最適位相補償量に基づいて
補償することによって、確定的な複素復調信号を求める
手段(A)と、 予め定められた周期における最適位相補償量の変動に基
づいて、最適周波数補償量を推定する手段(B)と、 前記暫定的な複素復調信号、前記確定的な複素復調信
号、及び前記最適周波数補償量に基づいて、再び繰り返
して行われる前記各手段(A),(B)で用いる次の最
適位相補償量を推定する手段(C)とを備える復調装
置。 - 【請求項28】 手段(C)は、 手段(A)で求めた確定的な複素復調信号と複素識別信
号間の距離を示す複素誤差信号を求める手段(H1)
と、 前記複素誤差信号及び暫定的な複素復調信号に基づい
て、最適位相補償量の修正方向を示す位相修正方向信号
を求める手段(H2)と、 前記位相修正方向信号を重み付けする手段(H3)と、 手段(B)で推定した最適周波数補償量、及び該手段
(C)で推定した最適位相補償量に基づいて、暫定的な
位相補償量を求める手段(H4)と、 前記暫定的な位相補償量及び前記重み付けを施された位
相修正方向信号に基づいて,再び繰り返して行われる各
手段(A),(B)で用いる次の最適位相補償量を求め
る手段(H5)とを有する請求項27に記載の復調装
置。 - 【請求項29】 手段(H1)は、 確定的な複素復調信号を識別して、この確定的な複素復
調信号に最も近似する複素識別信号を求める手段(I
1)と、 前記確定的な複素復調信号と前記複素識別信号間の距離
を示す複素誤差信号を求める手段(I2)と、 前記確定的な複素復調信号に基づいて、前記複素誤差信
号が必要であるか否かを該複素誤差信号の実部及び虚部
について独立に判定する手段(I3)と、 前記複素誤差信号の実部及び虚部のいずれかが必要と判
定されると、必要と判定された実部及び虚部のいずれか
を出力し、必要でないと判定されると、必要でないと判
定された実部及び虚部のいずれかの代わりに、零を出力
する手段(I4)とを有する請求項28に記載の復調装
置。 - 【請求項30】 手段(B)は、 手段(C)で繰り返し推定した各最適位相補償量、及び
該手段(B)で推定した最適周波数補償量に基づいて、
最適周波数補償量の修正方向を示す周波数修正方向信号
を求める手段(K1)と、 前記周波数修正方向信号を重み付けする手段(K2)
と、 前記重み付けされた周波数修正方向信号に基づいて、こ
の手段(B)で推定した最適周波数補償量を更新し、前
記手段(C)で用いる最適周波数補償量を推定する手段
(K3)とを有する請求項27に記載の復調装置。 - 【請求項31】 手段(K1)は、 手段(C)で推定した第1最適位相補償量と手段(B)
で推定した最適周波数補償量を複素乗算して、複素乗算
値を求める手段(L1)と、 前記手段(C)で前記第1最適位相補償量よりも後に推
定した第2最適位相補償量から前記複素乗算値を複素減
算して、複素減算値を求める手段(L2)と、 前記第1最適位相補償量と前記複素減算値を複素乗算し
て複素乗算値を求める手段(L3)とを有する請求項3
0に記載の復調装置。 - 【請求項32】 手段(K1)は、 手段(C)で推定した第2最適位相補償量を該手段
(C)で該第2最適位相補償量よりも先に推定した第1
最適位相補償量で除算して、複素除算値を求める手段
(M1)と、 前記複素除算値から手段(B)で推定した最適周波数補
償量を複素減算して、複素減算値を求める手段(M2)
とを有する請求項30に記載の復調装置。 - 【請求項33】 手段(K1)は、 手段(C)で推定した第1最適位相補償量と該手段
(C)で該第1最適位相補償量よりも後に推定した第2
最適位相補償量を複素乗算することにより自己相関値を
求める手段(N1)と、 前記第1最適位相補償量の大きさの二乗値を求める手段
(N2)と、 前記二乗値と手段(B)で推定した最適周波数補償量の
乗算値を求める手段(N3)と、 前記手段(N1)で求めた自己相関値から前記乗算値を
複素減算して求める手段(N4)とを有する請求項30
に記載の復調装置。 - 【請求項34】 手段(K1)は、 手段(C)で繰り返し推定した各最適位相補償量を複素
乗算することにより自己相関値を求める手段(O1)
と、 前記自己相関値から手段(B)で推定した最適周波数補
償量を減算する手段(O2)とを有する請求項30に記
載の復調装置。 - 【請求項35】 手段(B)は、 手段(C)で繰り返し推定した各最適位相補償量を複素
乗算することにより自己相関値を求める手段(P1)
と、 前記自己相関値と手段(B)で推定した最適周波数補償
量を重み付けしたものを加算する手段(P2)とを有す
る請求項27に記載の復調装置。 - 【請求項36】 手段(H3)は、 最適周波数補償量に基づく重み付けを行う請求項28に
記載の復調装置。 - 【請求項37】 手段(K1)は、 最適周波数補償量の修正方向を示す周波数修正方向信号
を平滑化する手段(R)を含む請求項30に記載の復調
装置。 - 【請求項38】 手段(H3)は、 最適位相補償量の修正方向を示す位相修正方向信号を最
適周波数補償量に基づいて平滑化する手段(T)を含む
請求項28に記載の復調装置。 - 【請求項39】 変調入力信号を固定周波数の信号によ
って暫定的に復調して、暫定的な複素復調信号を形成
し、この暫定的な複素復調信号から確定的な複素復調信
号を形成する復調装置において、 前記暫定的な複素復調信号を最適位相補償量に基づいて
補償することによって、確定的な複素復調信号を求める
手段(A)と、 前記確定的な複素復調信号と複素識別信号間の距離を示
す複素誤差信号を求める手段(D)と、 前記確定的な複素復調信号及び前記複素誤差信号に基づ
いて、最適周波数補償量を推定する手段(B)と、 前記暫定的な複素復調信号、前記確定的な複素復調信
号、及び前記最適周波数補償量に基づいて、再び繰り返
して行われる前記手段(A)で用いる次の最適位相補償
量を推定する手段(C)とを有する復調装置。 - 【請求項40】 手段(C)は、 手段(A)で求めた確定的な複素復調信号と複素識別信
号間の距離を示す複素誤差信号を求める手段(H1)
と、 手段(H1)で求めた複素誤差信号及び暫定的な複素復
調信号に基づいて、最適位相補償量の修正方向を示す位
相修正方向信号を求める手段(H2)と、 前記位相修正方向信号を重み付けする手段(H3)と、 手段(B)で推定された最適周波数補償量、及び該手段
(C)で推定した最適位相補償量に基づいて、暫定的な
位相補償量を求める手段(H4)と、 前記暫定的な位相補償量及び前記重み付けを施された位
相修正方向信号に基づいて,再び繰り返して行われる手
段(A)で用いる次の最適位相補償量を求める手段(H
5)とを有する請求項39に記載の復調装置。 - 【請求項41】 手段(D)は、 確定的な複素復調信号を識別して、この確定的な複素復
調信号に最も近似する複素識別信号を求める手段(I
1)と、 前記確定的な複素復調信号と前記複素識別信号間の距離
を示す複素誤差信号を求める手段(I2)と、 前記確定的な複素復調信号に基づいて、前記複素誤差信
号が必要であるか否かを該複素誤差信号の実部及び虚部
について独立に判定する手段(I3)と、 前記複素誤差信号の実部及び虚部のいずれかが必要と判
定されると、必要と判定された実部及び虚部のいずれか
を出力し、必要でないと判定されると、必要でないと判
定された実部及び虚部のいずれかの代わりに、零を出力
する手段(I4)とを有する請求項39に記載の復調装
置。 - 【請求項42】 手段(H1)は、 確定的な複素復調信号を識別して、この確定的な複素復
調信号に最も近似する複素識別信号を求める手段(I
1)と、 前記確定的な複素復調信号と前記複素識別信号間の距離
を示す複素誤差信号を求める手段(I2)と、 前記確定的な複素復調信号に基づいて、前記複素誤差信
号が必要であるか否かを該複素誤差信号の実部及び虚部
について独立に判定する手段(I3)と、 前記複素誤差信号の実部及び虚部のいずれかが必要と判
定されると、必要と判定された実部及び虚部のいずれか
を出力し、必要でないと判定されると、必要でないと判
定された実部及び虚部のいずれかの代わりに、零を出力
する手段(I4)とを有する請求項40に記載の復調装
置。 - 【請求項43】 手段(C)は、 確定的な複素復調信号を識別して、この確定的な複素復
調信号に最も近似する複素識別信号を求める手段(J
1)と、 暫定的な複素復調信号と前記複素識別信号を複素乗算し
て、相互相関値を求める手段(J2)と、 前記相互相関値と該手段(C)で推定した最適位相補償
量に重み付けしたものを複素加算して複素加算値を求め
る手段(J3)と、 前記複素加算値、及び手段(B)で推定した最適周波数
補償量を複素乗算して複素乗算値を求める手段(J4)
とを有する請求項39に記載の復調装置。 - 【請求項44】 手段(B)は、 手段(A)で求めた確定的な複素復調信号及び手段
(D)で求めた複素誤差信号に基づいて、最適周波数補
償量の修正方向を示す周波数修正方向信号を求める手段
(Q1)と、 前記周波数修正方向信号を重み付けする手段(Q2)
と、 前記重み付けされた周波数修正方向信号に基づいて、こ
の手段(B)で推定した最適周波数補償量を更新する手
段(Q3)とを有する請求項39に記載の復調装置。 - 【請求項45】 手段(H3)は、 最適周波数補償量に基づく重み付けを行う請求項40に
記載の復調装置。 - 【請求項46】 手段(Q2)は、 最適周波数補償量に基づく重み付けを行う請求項44に
記載の復調装置。 - 【請求項47】 手段(Q1)は、 最適周波数補償量の修正方向を示す周波数修正方向信号
を平滑化する手段(R)を含む請求項44に記載の復調
装置。 - 【請求項48】 手段(h3)は、 最適位相補償量の修正方向を示す位相修正方向信号を最
適周波数補償量に基づいて平滑化する手段(t)を含む
請求項40に記載の復調方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9190286A JPH10322409A (ja) | 1996-07-16 | 1997-07-15 | 復調方法及び復調装置 |
Applications Claiming Priority (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18571096 | 1996-07-16 | ||
| JP8-185710 | 1996-07-16 | ||
| JP6472897 | 1997-03-18 | ||
| JP9-64728 | 1997-03-18 | ||
| JP9190286A JPH10322409A (ja) | 1996-07-16 | 1997-07-15 | 復調方法及び復調装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10322409A true JPH10322409A (ja) | 1998-12-04 |
Family
ID=27298564
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9190286A Withdrawn JPH10322409A (ja) | 1996-07-16 | 1997-07-15 | 復調方法及び復調装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10322409A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003077497A1 (en) * | 2002-03-11 | 2003-09-18 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Carrier wave reproduction apparatus |
| CN110460385A (zh) * | 2018-05-08 | 2019-11-15 | 富士通株式会社 | 相位噪声补偿装置及方法、接收机 |
-
1997
- 1997-07-15 JP JP9190286A patent/JPH10322409A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003077497A1 (en) * | 2002-03-11 | 2003-09-18 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Carrier wave reproduction apparatus |
| US7277502B2 (en) | 2002-03-11 | 2007-10-02 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Carrier recovery apparatus |
| CN110460385A (zh) * | 2018-05-08 | 2019-11-15 | 富士通株式会社 | 相位噪声补偿装置及方法、接收机 |
| CN110460385B (zh) * | 2018-05-08 | 2022-05-31 | 富士通株式会社 | 相位噪声补偿装置及方法、接收机 |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20041005 |