JPH10322441A - ハンズフリー電話機 - Google Patents
ハンズフリー電話機Info
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- JPH10322441A JPH10322441A JP9127459A JP12745997A JPH10322441A JP H10322441 A JPH10322441 A JP H10322441A JP 9127459 A JP9127459 A JP 9127459A JP 12745997 A JP12745997 A JP 12745997A JP H10322441 A JPH10322441 A JP H10322441A
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- Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
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Abstract
より電力節約効果を高くし、また、遠端話者に不自然な
印象を与えないハンズフリー電話機を提供する。 【解決手段】 エコーキャンセラは、受信信号レベルと
入力送信信号レベルと残差信号レベルを計算するレベル
計算手段1、2、3と、受信信号と送信入力信号を入力
とし残差信号を出力する適応フィルタ4と、入力送信信
号レベルと残差信号レベルからエコー消去量を計算する
エコー消去量計算手段5と、受信信号レベルとエコー消
去量から音声検出閾値を制御する音声検出閾値制御手段
6と、残差信号レベルと音声検出閾値を用いて音声検出
フラグを出力する音声検出手段7と、受信信号レベルか
ら減衰量を決定するアッテネータ制御手段9と、減衰量
に従った減衰処理を行うアッテネータ10を備える。
Description
るエコー信号を消去または抑圧するエコーキャンセラ及
びエコーサプレッサを有するハンズフリー電話機に関
し、特に、音声検出と音声送信制御に関する。
ーカ、ハンズフリー用マイク、エコー処理部を接続して
拡声電話として使用する場合の従来のハンズフリー電話
機全体の構成を示しており、図14はアナログ方式の携
帯電話の場合を、図15はディジタル方式の携帯電話の
場合をそれぞれ示している。ここで、エコー処理部と
は、エコーキャンセラまたはエコーサプレッサを示し、
また、以下の説明で、近端話者とは、拡声電話を使用し
ている話者を示す。さらに、遠端話者とは、近端話者か
ら見た相手の話者のことを示す。
示すアナログ方式の携帯電話の場合に、アンテナ29で
受信された信号は、無線部28にて復調されてアナログ
の音声信号となり、さらにA/D変換器27にてA/D
変換されて遠端話者のディジタルの音声信号である受信
信号R(k)になる。ここで、kとはディジタル信号で
あるR(k),S(k),S2(k)の時刻を表してい
る。
電話の場合に、アンテナ29で受信された信号は、無線
部28にて復調されて音声符号データになり、さらに音
声復号化部32にて復号化され、ディジタルの音声信号
である受信信号R(k)になる。この受信信号R(k)
は遠端話者の音声である。
電話の場合及び図15に示すディジタル方式の携帯電話
の場合の両者ともに、エコー処理部25を経た後、D/
A変換器24にてD/A変換されたアナログの音声信号
は、拡声用スピーカ22によって空間に放射され、近端
話者の耳に達する。
示すアナログ方式の携帯電話及び図15に示すディジタ
ル方式の携帯電話の場合に、ハンズフリー用マイク21
より入力された信号は、A/D変換器23にてA/D変
換されディジタル信号の入力送信信号S(k)となる。
入力送信信号S(k)は、近端話者のみが発話している
時には近端話者の音声であり、また、遠端話者のみが発
話中である場合には、受信信号R(k)がD/A変換さ
れ拡声用スピーカ22より出力された信号が空間を経由
してハンズフリーマイク21にエコー信号となって回り
込んだ信号である。また、両話者が同時に発話している
場合には、近端話者の音声とエコー信号の重畳したもの
である。
22とハンズフリー用マイク21を使用する拡声電話に
おいて、エコー処理部25は、受信信号R(k)が拡声
用スピーカ22から出力され、ハンズフリー用マイク2
1へ回り込むことにより発生するエコーを防止する機能
を果たす。すなわち、エコー処理部25は、入力送信信
号S(k)の中のエコー成分を減衰させ、近端話者の音
声のみを出力送信信号S2(k)として出力するのであ
る。
電力の節約のために、近端話者が発話中でないときには
電波の送信を抑えるために音声検出手段33を備えてお
り、図14に示すアナログ方式の携帯電話の場合に、音
声検出手段33は、音声検出フラグFLGを無線部28
へ出力する。これにより、無線部28は、音声検出フラ
グFLGが有音を示しているときのみ電波を送信する音
声送信制御を行う。
電話では、無線部28とエコー処理部25の間の音声符
号化部31とノイズキャンセラ8へも音声検出フラグF
LGが出力され、音声検出フラグFLGが有音を示して
いる時のみ雑音除去処理と音声符号化処理を行うこと
で、無線部28のみでなくノイズキャンセラ8と音声符
号化部31の電力も節約する。なお、従来のエコーキャ
ンセラの例としては、「エコーキャンセラによるハンズ
フリー通話」(昭和64年1月、沖電気研究開発、第1
41号、Vol.56No.1、p34−p40)に記
載されているものがある。
セラの課題について述べる。従来のエコー処理部25に
は、エコー成分を消去または抑圧する機能はあるが、無
線部28の音声送信制御のための音声検出フラグFLG
を出力する機能はない。そのため、音声送信制御を行う
ためには、携帯電話本体30の音声検出手段33にてエ
コー処理部25の出力する出力送信信号から近端話者の
音声検出を行う必要がある。
タを用いたエコーキャンセラである場合には、次のよう
な場合に適応フィルタの適応化が不十分な状態になる。
まず、第1に、拡声電話での通話が開始された直後で、
まだ適応フィルタの適応化が不十分な時、第2に、近端
話者が体を動かすことなどにより、拡声スピーカからハ
ンズフリーマイクまでの音波の反射様態が変化して、適
応フィルタが適応化対象としているエコー経路が変化す
る場合である。これらの場合には、出力送信信号にエコ
ー成分が残留するため、出力送信信号をもとに近端話者
の音声検出を行うと、出力送信信号中の残留エコーを近
端話者の音声と誤検知する。
遠端話者のみが発話している場合の音声検出手段33の
内部の各パラメータの状態を示す図16を用いて説明す
る。ここで、音声検出手段33の近端音声の検出方法は
以下のようなものである。出力送信信号レベルを観測
し、そのレベルが比較的低く、近端話者が発話中でない
と考えられる区間のレベルを過去の一定区間にわたり平
均し、その値を近端の背景雑音レベルとする。そして、
背景雑音レベルにマージンを加えたものを近端音声の音
声検出閾値TH(k)とする。
で、入力送信信号S(k)のほとんどがエコー成分であ
る。この図ではエコーキャンセラにより入力送信信号S
(k)のエコー成分がある程度消去され、エコー消去後
の残差信号である出力送信信号S2(k)のレベルLs
2(k)は、図の全区間において入力送信信号レベルL
s(k)より小さくなっている。
2(k)の中の残留エコーがある程度大きくなるまで
は、出力送信信号レベルLs2(k)は音声検出閾値T
H(k)を下回っているが、出力送信信号中の残留エコ
ーが大きくなり、出力送信信号レベルLs2(k)が音
声検出閾値TH(k)を越えると、音声検出手段33は
残留エコーを近端音声と誤検知し、音声検出フラグFL
Gを0から1に変える。この結果、音声を送信し無線部
28が無駄な電力を消費してしまうだけでなく、遠端側
の話者にとっては自分の声に反応してエコーが聴こえる
ことになる。
べる。エコー処理部25がアッテネータを用いたエコー
サプレッサである場合に生じる問題を説明する。このエ
コーサプレッサは、受信信号レベルが遠端話者が発話中
であることを示している時には近端からの入力送信信号
を減衰させた信号を出力送信信号として出力し、一方、
受信信号レベルが遠端話者が発話を停止したことを示す
時には入力送信信号を減衰させずにそのまま出力送信信
号として出力するものである。
者は発話しておらず、遠端話者のみが発話しており、ま
た、背景雑音が比較的大きい場合の音声検出手段33の
内部の各パラメータの状態を示す図17を用いて説明す
る。まず、遠端話者が発話を開始し、入力送信信号レベ
ルLs(k)が音声検出閾値TH(k)を越えると、エ
コーサプレッサからは入力送信信号S(k)を減衰した
信号が出力送信信号S2(k)として出力され、出力送
信信号レベルLs2(k)は急激に小さくなり、近端の
背景雑音レベルより下まで下がる。
信号レベルLs2(k)にやや遅れて追従し、背景雑音
のレベルが下がったものとし、出力送信信号レベルLs
2(k)が小さくなるに従って小さくなる。そして、遠
端話者の発話が終了すると、エコーサプレッサは出力送
信信号S2(k)の減衰を解除するので、出力送信信号
レベルLs2(k)は急激に大きくなって音声検出閾値
TH(k)を越える。これを音声検出手段33は近端音
声の発話開始と誤検知し、音声検出フラグFLGを0か
ら1へ変える。この結果、無線部28が無駄な電力を消
費し音声を送信してしまい、また、遠端側の話者は自分
の発話の終了に反応して背景雑音が聴こえるという不自
然な印象を受けることになる。
は、適応フィルタの他に、エコーサプレッサと同様なア
ッテネータを併設するものがあるが、このエコーキャン
セラの場合にも上述したエコーサプレッサと同様の問題
が生じる。
用いたエコーサプレッサである場合と、アッテネータを
併設するエコーキャンセラの場合には、ノイズキャンセ
ラにおいて以下に述べるような問題が生じる。ノイズキ
ャンセラは、一般に、ノイズキャンセラへの入力信号が
背景雑音のみのである時に背景雑音特性の推定を行い、
入力信号が音声信号であるか否かに従って、先に推定し
た背景雑音特性を用いた雑音除去の除去量を制御する。
ここで重要なことは、背景雑音特性の推定時を誤って音
声区間で行ってしまうと、雑音除去により音声の品質を
劣化させてしまうことである。
タを用いたエコーサプレッサである場合と、アッテネー
タを併設するエコーキャンセラの場合には、先に述べた
ように音声検出手段33の音声検出フラグFLGの誤り
が発生するので、ノイズキャンセラ34は適切な雑音除
去処理が行えず音声の品質を劣化させ、遠端側の話者に
不自然な印象を与える。
ので、エコーキャンセラ、エコーサプレッサと音声送信
制御の機能を組み合わせて使用する場合に、誤りの少な
い近端音声の検出情報を提供し、より電力節約効果を高
くし、また、遠端話者に不自然な印象を与えないハンズ
フリー電話機を提供することを目的とするものである。
リー電話機は、近端話者の音声を電気信号に変換して入
力送信信号として出力するハンズフリー用マイクロホン
と、上記マイクロホンに近接して設けられ遠端話者の音
声である受信信号を拡声する拡声用スピーカと、上記マ
イクロホンを介した近端話者の入力送信信号からエコー
成分を消去した残差信号を出力送信信号として出力する
と共に、遠端話者からの受信信号を上記拡声用スピーカ
に出力し、かつ上記受信信号のレベルの変化に従って変
化する音声検出閾値と上記残差信号のレベルとの比較に
基づいて音声検出フラグを出力するエコー処理部と、上
記音声検出フラグが有音を示しているときのみ電力が供
給されて上記出力送信信号の送信制御を行う送受制御手
段とを備えたものである。
と上記入力送信信号を入力として該入力送信信号の中の
エコー成分を消去した残差信号を出力する適応フィルタ
と、上記残差信号のレベルを計算する第1のレベル計算
手段と、上記音声検出閾値を制御する音声検出閾値制御
手段と、上記残差信号のレベルが上記音声検出閾値制御
手段から出力される音声検出閾値を越えた時に有音を示
す音声検出フラグを出力する音声検出手段とを備えたエ
コーキャンセラを有することを特徴とするものである。
信号のレベルを計算する第2のレベル計算手段をさらに
備え、上記音声検出閾値制御手段は、上記第2のレベル
計算手段から出力される受信信号のレベルの変化に従っ
て音声検出閾値を制御することを特徴とするものであ
る。
送信信号のレベルを計算する第3のレベル計算手段と、
上記入力送信信号のレベルと上記残差信号のレベルとか
らエコー消去量を計算するエコー消去量計算手段とをさ
らに備え、上記音声検出閾値制御手段は、上記エコー消
去量計算手段から出力されるエコー消去量のレベルの変
化に従って音声検出閾値を制御することを特徴とするも
のである。
信号のレベルを計算する第2のレベル計算手段をさらに
備え、上記音声検出閾値制御手段は、受信信号のレベル
からエコー消去量を減じた値に従って音声検出閾値を制
御することを特徴とするものである。
のレベルを計算する第2のレベル計算手段と、上記受信
信号のレベルの変化に従って音声検出閾値を制御する音
声検出閾値制御手段と、上記入力送信信号のレベルを計
算する第3のレベル計算手段と、上記入力送信信号のレ
ベルが上記音声検出閾値制御手段から出力される音声検
出閾値を越えた時に有音を示す音声検出フラグを出力す
る音声検出手段と、上記入力送信信号を所定の減衰量に
従って減衰させて減衰送信信号を出力するアッテネータ
と、上記受信信号のレベルに基づいて上記アッテネータ
に設定する減衰量を制御するアッテネータ制御手段とを
備えたエコーサプレッサを有することを特徴とするもの
である。
信号を所定の減衰量に従って減衰させて減衰送信信号を
出力するアッテネータと、上記受信信号のレベルに基づ
いて上記アッテネータに設定する減衰量を制御するアッ
テネータ制御手段とをさらに備えたことを特徴とするも
のである。
応フィルタと上記アッテネータとの間に設けられて、上
記音声検出手段から出力される音声検出フラグが近端話
者が発話中でないことを示している時に背景雑音特性の
推定を行い該音声検出フラグに従って雑音除去量を制御
し上記残差信号から雑音除去した雑音除去送信信号を上
記アッテネータに出力するノイズキャンセラをさらに備
え、上記アッテネータは、上記雑音除去送信信号を上記
アッテネータ制御手段により設定される減衰量に従って
減衰させて減衰送信信号を出力することを特徴とするも
のである。
カ、ハンズフリー用マイク、エコー処理部を接続して拡
声電話として使用する場合のこの発明の実施の形態1に
よるハンズフリー電話機全体の構成を示しており、図1
はアナログ方式の携帯電話の場合を、図2はディジタル
方式の携帯電話の場合をそれぞれ示している。図1及び
図2において、図14及び図15に示す従来例と同一の
部分は同一符号を付してその説明を省略する。
なる点は、携帯電話本体30内に音声検出手段33を備
えてなく、本実施の形態1に係るエコー処理部25A
が、受信信号のレベルの変化に従って変化する音声検出
閾値と残差信号のレベルとの比較に基づいて音声検出フ
ラグFLGを出力する音声検出手段を内蔵している点で
あり、また、無線部28Aが、上記音声検出フラグFL
Gが有音を示しているときのみ電力が供給されて上記出
力送信信号S2(k)の送信制御を行う送信制御手段と
して機能する点である。なお、この送信制御手段として
機能するものとして、図1及び図2では無線部28Aを
例としているが、無線部以外に有線処理する有線部であ
ってもこの発明を適用できる。
送信信号である残差信号の中に含まれる残留エコーを近
端話者の音声と誤検知することのないようにするエコー
キャンセラを備えた例について図3を参照して述べる。
図3に示すエコーキャンセラは、受信信号R(k)と入
力送信信号S(k)を入力として該入力送信信号S
(k)の中のエコー成分を消去した残差信号U(k)を
出力する適応フィルタ4と、上記残差信号U(k)のレ
ベルを計算するレベル計算手段2と、音声検出閾値TH
(k)を制御する音声検出閾値制御手段6と、上記残差
信号U(k)のレベルLu(k)が上記音声検出閾値制
御手段6から出力される音声検出閾値TH(k)を越え
た時に有音を示す音声検出フラグFLGを出力する音声
検出手段7と、受信信号R(k)のレベルを計算するレ
ベル計算手段1とを備えてなり、上記音声検出閾値制御
手段6は、上記レベル計算手段1から出力される受信信
号のレベルLr(k)の変化に従って音声検出閾値TH
(k)を制御するようになっている。
は、入力送信信号S(k)と受信信号R(k)を用いて
入力送信信号S(k)の中のエコー成分を消去し残差信
号U(k)を出力する。ここで、残差信号U(k)は、
図1及び図2に示す出力送信信号S2(k)に相当す
る。また、レベル計算手段1、2は、受信信号R(k)
と残差信号U(k)より受信信号レベルLr(k)、残
差信号レベルLu(k)を計算し出力する。ここで、レ
ベルとは、例えばパワーの対数変換値を指す。
号レベルLr(k)の大きさに従って音声検出閾値TH
(k)を設定し音声検出手段33に与える。すなわち、
TH(k) = Lr(k) − β1 と設定する。ただ
し、TH(k) の下限値を設けるために、Lr(k) ≦
β1 + θ1の時には、TH(k) = θ1と設定す
る。ここで、β1、θ1はいずれも定数であり、θ1は
TH(k)の下限値を決めるための定数である。その結
果、受信信号レベルLr(k)が大きい時には音声検出
閾値TH(k)は大きく、受信信号レベルLr(k)が
小さい時には音声検出閾値TH(k)は小さく設定され
て音声検出手段7に与えらる。そして、音声検出手段7
は残差信号レベルLu(k)が音声検出閾値TH(k)
を越えた時には音声検出フラグFLGを1に、越えない
時には0にして出力する。
Lr(k)の大小に従って音声検出閾値TH(k)を設
定するのは以下のような理由からである。すなわち、受
信信号レベルLr(k)が大きい時には、入力送信信号
S(k)に対して適応フィルタ4により一定量のエコー
消去がなされても残差信号U(k)には残留エコー成分
が多く含まれるため、残差信号レベルLu(k)は近端
音声と残留エコー成分の重畳した信号のレベルを表すこ
とになる。従って、音声検出手段33は、音声検出閾値
TH(k)を大きく設定しないと、残差信号U(k)の
中の残留エコー成分を近端音声と誤ってしまう。
時には、適応フィルタ4によりある程度のエコー消去が
なされれば残差信号U(k)の中の残留エコー成分は極
めて小さくなり、残差信号レベルLu(k)は近端音声
のレベルを正確に表す。音声検出手段33は、この時に
は音声検出閾値TH(k)を小さく設定すれば、残差信
号U(k)中の近端音声に敏感に反応し、例えば語頭の
微小な子音さえも検知できるようになる。
わかるように、受信信号レベルLr(k)の変化に従っ
て音声検出閾値TH(k)も変化するので、受信信号レ
ベルLr(k)が大きいときでも残差信号レベルLu
(k)が音声検出閾値TH(k)を越えることはなく、
音声検出フラグFLGは0のままである。
よれば、受信信号レベルの大小に関係なく誤りの少ない
近端音声の検知が可能となり、無線部28Aは、音声検
出フラグFLGが有音を示しているときのみ電力が供給
されるようにして出力送信信号の送信制御を行うことに
より、電力節約効果を高くし、また、遠端話者に不自然
な印象を与えることがなくなる。
5Aのエコーキャンセラは、音声検出フラグFLGをエ
コーキャンセラ外部に出力するので、従来のエコーキャ
ンセラの出力信号を音声検出手段の入力とする拡声電話
に比べると、受信信号レベルLr(k)の影響と適応フ
ィルタ4のエコー消去量の影響による近端音声の誤検出
を起こしにくい拡声電話を構成することが可能になる。
信号のレベルLr(k)が大きいために、入力送信信号
S(k)に対して適応フィルタ4によりエコー消去がな
されても残差信号U(k)中にエコー成分が僅かながら
残留し、そのために残差信号レベルが近端音声のみのレ
ベルを正確に表さない時には、残差信号に対する音声検
出閾値TH(k)を大きく設定し、他方、受信信号のレ
ベルLr(k)が小さく、入力送信信号S(k)に対し
て適応フィルタ4によりエコー消去がなされた後の残差
信号U(k)中にはエコー成分がほとんど残留せず、そ
のために残差信号レベルが近端音声のみのレベルを正確
に表している時には、残差信号に対する音声検出閾値T
H(k)を小さく設定するので、その結果、音声検出手
段7は、受信信号レベルの影響を受けることなく、残差
信号レベルより近端音声の検出を行うことができる。
25Aに備えられる実施の形態2に係るエコーキャンセ
ラを示す構成図であり、出力送信信号である残差信号の
中に含まれる残留エコーを近端話者の音声と誤検知する
ことのないエコーキャンセラを示している。図5におい
て、図3に示す実施の形態1に係るエコーキャンセラと
同一部分は同一符号を付しその説明は省略する。新たな
符号として、3は入力送信信号S(k)のレベルを計算
するレベル計算手段、5は上記入力送信信号のレベルL
s(k)とレベル計算手段2からの残差信号レベルLu
(k)とからエコー消去量D(k)を計算するエコー消
去量計算手段であり、音声検出閾値制御手段6は、上記
エコー消去量計算手段5から出力されるエコー消去量D
(k)のレベルの変化に従って音声検出閾値を制御する
ようになっている。
ル計算手段3は、入力送信信号S(k)より入力送信信
号レベルLs(k)を計算し出力する。エコー消去量計
算手段5は、入力送信信号レベルLs(k)と残差信号
レベルLu(k)より式(1)に従ってエコー消去量D
(k)を計算する。 D(k) = Ls(k) − Lu(k) (1) また、音声検出閾値制御手段6は、エコー消去量D
(k)の大きさに従って音声検出閾値TH(k)を設定
して音声検出手段7に与える。すなわち、D(k)<γ
2かつLu(k)>γ3の時にはTH(k)=θ2と設
定し、それ以外の時にはTH(k)=θ3と設定する。
γ2、γ3、θ2、θ3はいずれも定数であり、θ2と
θ3には、θ2<θ3という関係がある。その結果、エ
コー消去量D(k)が小さい時には音声検出閾値TH
(k)は大きく、エコー消去量D(k)が大きい時には
音声検出閾値TH(k)は小さく設定されて音声検出手
段7に与えられる。
(k)の大小に従って音声検出閾値TH(k)を設定す
るのは以下のような理由からである。すなわち、エコー
消去量D(k)が小さい時には、残差信号U(k)には
残留エコー成分が多く含まれるため、残差信号レベルL
u(k)は近端音声と残留エコー成分の重畳した信号の
レベルを表すことになる。従って、音声検出閾値TH
(k)を大きく設定しないと、音声検出手段7は残差信
号U(k)の中の残留エコー成分を近端音声と誤ってし
まう。
は、残差信号U(k)の中の残留エコー成分は極めて小
さくなり、残差信号レベルLu(k)は近端音声のレベ
ルを正確に表す。この時には音声検出閾値TH(k)を
小さく設定すれば、音声検出手段7は残差信号U(k)
中の近端音声に敏感に反応し、例えば語頭の微小な子音
さえも検知できるようになる。
かるように、エコー消去量D(k)の変化に従って音声
検出閾値TH(k)も変化するので、エコー消去量D
(k)が小さいときでも残差信号レベルLu(k)が音
声検出閾値TH(k)を越えることはなく、音声検出フ
ラグFLGは0のままである。
よれば、エコー消去量の大小に関係なく誤りの少ない良
好な近端音声の検知が可能となる。すなわち、音声検出
閾値制御手段6は、エコー消去量D(k)が小さい時、
すなわち、残差信号U(k)中にエコー成分が残留し、
そのために残差信号レベルが近端音声のみのレベルを正
確に表さない時には残差信号U(k)に対する音声検出
閾値TH(k)を大きく設定し、他方、エコー消去量D
(k)が大きい時、すなわち、残差信号U(k)中にエ
コー成分は殆ど残留せず、残差信号レベルが近端音声の
みのレベルを正確に表す時には残差信号U(k)に対す
る音声検出閾値TH(k)を小さく設定するので、その
結果、音声検出手段7は、適応フィルタ4によるエコー
消去量の影響を受けることなく、残差信号レベルより近
端音声の検出を行うことができる。
25Aに備えられる実施の形態3に係るエコーキャンセ
ラを示す構成図であり、出力送信信号である残差信号の
中に含まれる残留エコーを近端話者の音声と誤検知する
ことのないエコーキャンセラを示している。図7におい
て、図5に示す実施の形態2に係るエコーキャンセラと
同一部分は同一符号を付しその説明は省略する。図7に
示す実施の形態3に係るエコーキャンセラは、図5に示
す実施の形態2に係るエコーキャンセラに対し、図3に
示す実施の形態1と同様な受信信号R(k)のレベルを
計算するレベル計算手段1を備えており、また、音声検
出閾値制御手段6は、受信信号R(k)のレベルからエ
コー消去量計算手段5によって計算されたエコー消去量
を減じた値に従って音声検出閾値を制御するようになっ
ている。
検出閾値制御手段6は、受信信号R(k)のレベルLr
(k)からエコー消去量D(k)を減じた値に従って下
式に示す音声検出閾値TH(k)を設定し音声検出手段
7に与える。 TH(k) = Lr(k) − D(k) − β2 ただし、 TH(k)の下限値を設けるために、Lr
(k)−D(k) ≦ β2 +θ1 の時には TH(k) = θ1 と設定する。ここで、β2、θ1はいずれも定数であ
り、θ1はTH(k)の下限値を決めるための定数であ
る。その結果、受信信号レベルLr(k)からエコー消
去量D(k) を減じた値が大きい時には音声検出閾値
TH(k)は大きく、受信信号レベルLr(k)からエ
コー消去量D(k)を減じた値が小さい時には音声検出
閾値TH(k)は小さく設定されて音声検出手段7に与
えられる。
Lr(k)からエコー消去量D(k)を減じた値の大小
に従って音声検出閾値TH(k)を設定するのは以下の
ような理由からである。すなわち、受信信号レベルLr
(k)からエコー消去量D(k)を減じた値が大きい時
には、残差信号U(k) には残留エコー成分が多く含
まれているため、残差信号レベルLu(k)は近端音声
と残留エコー成分の重畳した信号のレベルを表すことに
なる。従って、音声検出閾値TH(k)を大きく設定し
ないと、音声検出手段7は残差信号U(k)の中の残留
エコー成分を近端音声と誤ってしまう。
ー消去量D(k)を減じた値が小さい時には、残差信号
U(k)の中の残留エコー成分は極めて小さくなり、残
差信号レベルLu(k)は近端音声のレベルを正確に表
す。この時には音声検出閾値TH(k)を小さく設定す
れば、音声検出手段7は残差信号U(k)中の近端音声
に敏感に反応し、例えば語頭の微小な子音さえも検知で
きるようになる。
わかるように、受信信号レベルLr(k)からエコー消
去量D(k)を減じた値の変化に従って音声検出閾値T
H(k)も変化するので、受信信号レベルLr(k)
からエコー消去量D(k)を減じた値が大きいときでも
残差信号レベルLu(k)が音声検出閾値TH(k)を
越えることはなく、音声検出フラグFLGは0のままで
ある。
よれば、受信信号レベルの大小とエコー消去量の大小に
関係なく誤りの少ない良好な近端音声の検知が可能であ
る。すなわち、音声検出閾値制御手段6は、受信信号の
レベルLr(k)からエコー消去量D(k)を減算した
値が大きい時には残差信号U(k)に対する音声検出閾
値TH(k)を大きく設定し、他方、受信信号のレベル
Lr(k)からエコー消去量D(k)を減算した値が小
さい時には残差信号U(k)に対する音声検出閾値TH
(k)を小さく設定するので、その結果、音声検出手段
7は、受信信号レベルLr(k)の影響と適応フィルタ
4のエコー消去量の影響を受けることなく、残差信号レ
ベルより近端音声の検出を行うことができる。
25Aに備えられる実施の形態4に係るエコーサプレッ
サを示す構成図であり、アッテネータの動作による送信
信号のレベル変化を近端音声であると誤検知することの
ないエコーサプレッサを示している。図9において、レ
ベル計算手段1と音声検出閾値制御手段6は、図3に示
す実施の形態1と同様であり、また、レベル計算手段3
は図5に示す実施の形態2と同様であるのでその説明を
省略する。新たな符号として、9と10はアッテネータ
制御手段とアッテネータを示し、アッテネータ制御手段
9は、受信信号レベルLr(k)に基づいてアッテネー
タ10の減衰量AT(k)を制御するようになされ、こ
れにより、アッテネータ10は、入力送信信号S(k)
のレベルをアッテネータ制御手段9により制御される減
衰量AT(k)に従って減衰させて減衰送信信号W
(k)を出力するようになっている。また、音声検出手
段7は、入力送信信号レベルLs(k)が音声検出閾値
TH(k)を越えた時には音声検出フラグFLGを1
に、越えない時には0にして出力する。
下の様にして減衰量を決定する。 (処理1)Lr(k) ≦ α の時は減衰量AT(k)
を0にする。 (処理2)Lr(k) > α の時は減衰量AT(k)
をALにする。 なお、定数αは遠端話者の音声である受信信号の有音判
定の閾値、ALはアッテネータの減衰量であり、処理1
は遠端話者が発話していないと判定した場合、処理2は
遠端話者が発話していると判定した場合の処理である。
そして、アッテネータ10は、入力送信信号S(k)を
減衰量AT(k)に従って減衰させ、減衰送信信号W
(k)を出力する。ここで、減衰送信信号W(k)は図
1及び図2に示す出力送信信号S2(k)に相当する。
検出閾値制御手段6と音声検出手段7の動作であり、従
来例のように出力送信信号レベル、すなわち減衰送信信
号レベルLw(k)から近端音声検知を行うのではな
く、受信信号レベルLr(k)から音声検出閾値TH
(k)を設定し、入力送信信号レベルLs(k)と音声
検出閾値TH(k)を用いて近端音声検知を行うことで
ある。
0からわかるように、アッテネータの動作による減衰送
信信号レベルLw(k)の変化を近端音声であると誤検
知することはなく、音声検出フラグFLGは0のままで
ある。
コーサプレッサによれば、音声検出フラグFLGをエコ
ーサプレッサ外部に出力するので、従来のエコーサプレ
ッサの出力信号を音声検出手段の入力とする拡声電話に
比べると、受信信号レベルの変化の影響による近端音声
の誤検出を起こしにくい拡声電話を構成することが可能
になる。
ベルLs(k)と音声検出閾値TH(k)から近端音声
の有無を判定するので、音声検出フラグFLGの決定は
入力送信信号S(k)に対するアッテネータ10の減衰
処理の影響を受けない。すなわち、前述したように受信
信号レベルLr(k)と入力送信信号レベルLs(k)
の関係によりアッテネータ10が送信信号のレベルを変
化させても、その変化を近端音声の発話の開始や終了と
誤判定することはなく、正しい音声検出フラグFLGを
出力することが可能である。
外部に出力される音声検出フラグは、入力送信信号レベ
ルLs(k)と音声検出閾値TH(k)を音声検出手段
7に入力することで得られるので、遠端話者の発話によ
りアッテネータ10による送信信号の減衰量AT(k)
が変化しても音声検出フラグFLGはその変化に一切影
響されない。すなわち、従来のエコーサプレッサの出力
信号である減衰処理を施した出力送信信号を音声検出手
段の入力とするシステムに比べて、受信信号の有無によ
る近端音声の誤検出を起こしにくい拡声電話の構成が可
能になる。
部25Aに備えられる実施の形態5に係るエコーキャン
セラを示す構成図であり、出力送信信号である残差信号
の中に含まれる残留エコーを近端話者の音声と誤検知す
ることがなく、また、アッテネータの動作による送信信
号のレベル変化を近端音声であると誤検出することのな
いエコーキャンセラを示している。図11において、レ
ベル計算手段1ないし3、適応フィルタ4、エコー消去
量計算手段5、音声検出閾値制御手段6及び音声検出手
段7は、図7に示す実施の形態3と同様であるのでその
説明を省略する。図7に示す実施の形態3に対し新たに
付加されたものは、図9に示す実施の形態4と同様なア
ッテネータ制御手段9及びアッテネータ10である。
信号レベルLr(k)に基づいてアッテネータ10の減
衰量AT(k)を以下の様に決定する。 (処理1)Lr(k) ≦ α の時は減衰量AT(k)
を0にする。 (処理2)Lr(k) > α の時は減衰量AT(k)
をAS(<AL)にする。 なお、定数αは遠端話者の音声である受信信号の有音判
定の閾値、ASはアッテネータ10の減衰量であり、処
理1は遠端話者が発話していないと判定した場合、処理
2は遠端話者が発話していると判定した場合の処理であ
る。以上のように決定された減衰量AT(k)に従っ
て、アッテネータ10は、適応フィルタ4からの残差信
号U(k)を減衰処理し、減衰送信信号W(k)を出力
する。
いて説明する。音声検出閾値TH(k)は、図12に示
すように、実施の形態3の動作を説明した図8と同様
に、受信信号レベルLr(k)からエコー消去量D
(k)を減じた値の変化に従って変化する。従って、受
信信号レベルLr(k) からエコー消去量D(k)を
減じた値が大きいときでも残差信号レベルLu(k)が
音声検出閾値TH(k)を越えることはなく、音声検出
フラグFLGは0のままである。
減衰送信信号のレベルLw(k)から近端音声検知を行
うのではなく、アッテネータ10の入力である残差信号
のレベルLu(k)から近端音声検知を行うので、図1
2からわかるように、アッテネータ10の動作による減
衰送信信号レベルLw(k)の変化を近端音声であると
誤検知することはない。
れば、受信信号レベルの大小とエコー消去量の大小に関
係なく良好な近端音声の検知が可能であり、また、エコ
ーキャンセラの外部に出力される音声検出フラグに一切
影響を与えることなく、アッテネータの減衰量を変化さ
せることが可能である。換言すれば、エコーキャンセラ
の外部に出力される音声検出フラグFLGは、残差信号
レベルLu(k)と音声検出閾値TH(k)を音声検出
手段7に入力することで得られるので、遠端話者の発話
によりアッテネータ10による残差信号の減衰量AT
(k)が変化しても音声検出フラグFLGはその変化に
一切影響されない。すなわち、従来のエコーキャンセラ
の出力信号である残差信号にアッテネータによる減衰処
理を施した信号を音声検出手段の入力とするシステムに
比べて、受信信号の有無による近端音声の誤検出を起こ
しにくい拡声電話の構成が可能になる。
部25A内に備えられる実施の形態6に係るエコーキャ
ンセラを示す構成図であり、内蔵するノイズキャンセラ
が、近端話者の発話していない区間だけで背景雑音特性
の推定を行うことと、近端話者の発話の有無によって雑
音除去量の制御を行うことを、より確実にしたエコーキ
ャンセラを示している。
実施の形態5に対し、新たな構成として、適応フィルタ
4とアッテネータ10との間に設けられて、音声検出手
段7から出力される音声検出フラグFLGが近端話者が
発話中でないことを示している時に背景雑音特性の推定
を行い該音声検出フラグに従って雑音除去量を制御し残
差信号U(k)から雑音除去した雑音除去送信信号V
(k)を上記アッテネータ10に出力するノイズキャン
セラ11がさらに備えられており、上記アッテネータ1
0は、上記雑音除去送信信号V(k)を上記アッテネー
タ制御手段9により設定される減衰量AT(k)に従っ
て減衰させて減衰送信信号W(k)を出力するようにさ
れている。
フィルタ4から出力される残差信号U(k)と音声検出
手段7の出力する音声検出フラグFLGを入力として、
残差信号U(k)に含まれる近端の背景雑音を除去し、
雑音除去送信信号V(k)を出力するものである。ノイ
ズキャンセラ11は、音声検出フラグFLGが近端話者
が発話中でないことを示している時に背景雑音特性の推
定を行い、音声検出フラグFLGに従って雑音除去量を
制御する。そして、アッテネータ10は、アッテネータ
制御手段9の決定する減衰量AT(k)に従って雑音除
去送信信号V(k)を減衰処理し、減衰送信信号W
(k)を出力する。
実施の形態5において説明したように、音声検出フラグ
FLGはアッテネータ10の減衰量の変化には影響され
ないので、その音声検出フラグを入力とするノイズキャ
ンセラ11は、アッテネータ10の動作に一切影響され
ることなく、近端話者の発話の無い時に背景雑音特性の
推定を行い、近端話者の発話の有無によって雑音除去量
を制御することが可能である。すなわち、相手の遠端話
者に不自然な印象を与えない雑音除去処理が可能であ
る。
ッテネータ10の動作の影響を受けない音声検出フラグ
FLGを参照するように構成したので、入力送信信号が
背景雑音のみである時に背景雑音特性を推定し、入力信
号が音声信号であるか否かに従って雑音の除去量を制御
する処理を、アッテネータ10の動作の影響を受けずに
確実に行えるようになり、遠端話者に不自然な印象を与
えない雑音除去処理が可能になる。
リー電話機によれば、近端話者の音声を電気信号に変換
して入力送信信号として出力するハンズフリー用マイク
ロホンと、上記マイクロホンに近接して設けられ遠端話
者の音声である受信信号を拡声する拡声用スピーカと、
上記マイクロホンを介した近端話者の入力送信信号から
エコー成分を消去した残差信号を出力送信信号として出
力すると共に、遠端話者からの受信信号を上記拡声用ス
ピーカに出力し、かつ上記受信信号のレベルの変化に従
って変化する音声検出閾値と上記残差信号のレベルとの
比較に基づいて音声検出フラグを出力するエコー処理部
と、上記音声検出フラグが有音を示しているときのみ電
力が供給されて上記出力送信信号の送信制御を行う送信
制御手段とを備えたので、誤りの少ない近端音声の検出
情報を提供し、より電力節約効果を高くすると共に、遠
端話者に不自然な印象を与えないハンズフリー電話機を
提供することができる。
と上記入力送信信号を入力として該入力送信信号の中の
エコー成分を消去した残差信号を出力する適応フィルタ
と、上記残差信号のレベルを計算する第1のレベル計算
手段と、上記音声検出閾値を制御する音声検出閾値制御
手段と、上記残差信号のレベルが上記音声検出閾値制御
手段から出力される音声検出閾値を越えた時に有音を示
す音声検出フラグを出力する音声検出手段とを備えたエ
コーキャンセラを有することにより、音声検出フラグを
エコーキャンセラ外部に出力することで、従来のエコー
キャンセラの出力信号を音声検出手段の入力とする拡声
電話に比べると、受信信号レベルの影響と適応フィルタ
のエコー消去量の影響による近端音声の誤検出を起こし
にくい拡声電話の構成が可能になる。
信号のレベルを計算する第2のレベル計算手段をさらに
備え、上記音声検出閾値制御手段は、上記第2のレベル
計算手段から出力される受信信号のレベルの変化に従っ
て音声検出閾値を制御することにより、受信信号のレベ
ルが大きいために、入力送信信号に対して適応フィルタ
によりエコー消去がなされても残差信号中にエコー成分
が僅かながら残留し、そのために残差信号レベルが近端
音声のみのレベルを正確に表さない時には、残差信号に
対する音声検出閾値を大きく設定し、他方、受信信号の
レベルが小さく、入力送信信号に対して適応フィルタに
よりエコー消去がなされた後の残差信号中にはエコー成
分がほとんど残留せず、そのために残差信号レベルが近
端音声のみのレベルを正確に表している時には、残差信
号に対する音声検出閾値を小さく設定することで、その
結果、音声検出手段は、受信信号レベルの影響を受ける
ことなく、残差信号レベルより近端音声の検出を行うこ
とができることになる。
送信信号のレベルを計算する第3のレベル計算手段と、
上記入力送信信号のレベルと上記残差信号のレベルとか
らエコー消去量を計算するエコー消去量計算手段とをさ
らに備え、上記音声検出閾値制御手段は、上記エコー消
去量計算手段から出力されるエコー消去量のレベルの変
化に従って音声検出閾値を制御することにより、エコー
消去量が小さい時、すなわち、残差信号中にエコー成分
が残留し、そのために残差信号レベルが近端音声のみの
レベルを正確に表さない時には残差信号に対する音声検
出閾値を大きく設定し、他方、エコー消去量が大きい時
エコー消去量が大きい時、すなわち、残差信号中にエコ
ー成分は殆ど残留せず、残差信号レベルが近端音声のみ
のレベルを正確に表す時には残差信号に対する音声検出
閾値を小さく設定することで、その結果、音声検出手段
は、適応フィルタによるエコー消去量の影響を受けるこ
となく、残差信号レベルより近端音声の検出を行うこと
ができることになる。
信号のレベルを計算する第2のレベル計算手段をさらに
備え、上記音声検出閾値制御手段は、受信信号のレベル
からエコー消去量を減じた値に従って音声検出閾値を制
御することにより、受信信号のレベルからエコー消去量
を減算した値が大きい時には残差信号に対する音声検出
閾値を大きく設定し、他方、受信信号のレベルからエコ
ー消去量を減算した値が小さい時には残差信号に対する
音声検出閾値を小さく設定することで、その結果、音声
検出手段は受信信号レベルの影響と適応フィルタのエコ
ー消去量の影響を受けることなく、残差信号レベルより
近端音声の検出を行うことができることになる。
のレベルを計算する第2のレベル計算手段と、上記受信
信号のレベルの変化に従って音声検出閾値を制御する音
声検出閾値制御手段と、上記入力送信信号のレベルを計
算する第3のレベル計算手段と、上記入力送信信号のレ
ベルが上記音声検出閾値制御手段から出力される音声検
出閾値を越えた時に有音を示す音声検出フラグを出力す
る音声検出手段と、上記入力送信信号を所定の減衰量に
従って減衰させて減衰送信信号を出力するアッテネータ
と、上記受信信号のレベルに基づいて上記アッテネータ
に設定する減衰量を制御するアッテネータ制御手段とを
備えたエコーサプレッサを有することにより、音声検出
フラグをエコーサプレッサ外部に出力することで、従来
のエコーサプレッサの出力信号を音声検出手段の入力と
する拡声電話に比べると、受信信号レベルの変化の影響
による近端音声の誤検出を起こしにくい拡声電話を構成
することが可能になる。
る音声検出フラグは、入力送信信号レベルと音声検出閾
値を音声検出手段に入力することで得られるので、遠端
話者の発話によりアッテネータによる送信信号の減衰量
が変化しても音声検出フラグはその変化に一切影響され
ない。すなわち、従来のエコーサプレッサの出力信号で
ある減衰処理を施した出力送信信号を音声検出手段の入
力とするシステムに比べて、受信信号の有無による近端
音声の誤検出を起こしにくい拡声電話の構成が可能にな
る。
信号を所定の減衰量に従って減衰させて減衰送信信号を
出力するアッテネータと、上記受信信号のレベルに基づ
いて上記アッテネータに設定する減衰量を制御するアッ
テネータ制御手段とをさらに備えたことにより、アッテ
ネータにより残差信号を受信信号のレベルに基づいて設
定される減衰量に従って減衰させて減衰送信信号を出力
することができ、また、エコーキャンセラの外部に出力
される音声検出フラグは、残差信号レベルと音声検出閾
値を音声検出手段に入力することで得られるので、遠端
話者の発話によりアッテネータによる残差信号の減衰量
が変化しても音声検出フラグはその変化に一切影響され
ない。すなわち、従来のエコーキャンセラの出力信号で
ある残差信号にアッテネータによる減衰処理を施した信
号を音声検出手段の入力とするシステムに比べて、受信
信号の有無による近端音声の誤検出を起こしにくい拡声
電話の構成が可能になる。
応フィルタと上記アッテネータとの間に設けられて、上
記音声検出手段から出力される音声検出フラグが近端話
者が発話中でないことを示している時に背景雑音特性の
推定を行い該音声検出フラグに従って雑音除去量を制御
し上記残差信号から雑音除去した雑音除去送信信号を上
記アッテネータに出力するノイズキャンセラをさらに備
え、上記アッテネータは、上記雑音除去送信信号を上記
アッテネータ制御手段により設定される減衰量に従って
減衰させて減衰送信信号を出力することにより、ノイズ
キャンセラをアッテネータの動作の影響を受けない音声
検出フラグを参照するように構成したので、入力送信信
号が背景雑音のみである時に背景雑音特性を推定し、入
力信号が音声信号であるか否かに従って雑音の除去量を
制御する処理を、アッテネータの動作の影響を受けずに
確実に行えるようになり、遠端話者に不自然な印象を与
えない雑音除去処理が可能になる。
体構成図であり、アナログ方式の携帯電話を用いた拡声
電話の場合を示すものである。
体構成図であり、ディジタル方式の携帯電話を用いた拡
声電話の場合を示すものである。
部25A内のエコーキャンセラの構成を示すブロック図
である。
ンセラの動作説明図である。
部25A内のエコーキャンセラの構成を示すブロック図
である。
ンセラの動作説明図である。
部25A内のエコーキャンセラの構成を示すブロック図
である。
ンセラの動作説明図である。
部25A内のエコーサプレッサの構成を示すブロック図
である。
プレッサの動作説明図である。
理部25A内のエコーキャンセラの構成を示すブロック
図である。
ャンセラの動作説明図である。
理部25A内のエコーキャンセラの構成を示すブロック
図である。
あり、アナログ方式の携帯電話を用いた拡声電話全体の
構成図である。
あり、ディジタル方式の携帯電話を用いた拡声電話全体
の構成図である。
と携帯電話本体の音声検出手段の動作説明図である。
と携帯電話本体の音声検出手段の動作説明図である。
計算手段、4 適応フィルタ、5 エコー消去量計算手
段、6 音声検出閾値制御手段、7 音声検出手段、9
アッテネータ制御手段、10 アッテネータ、11
ノイズキャンセラ、21 ハンズフリー用マイク、22
拡声用スピーカ、23 A/D変換器、24 D/A
変換器、25A エコー処理部、26 D/A変換器、
27 A/D変換器、28A 無線部、29 アンテ
ナ、30 携帯電話本体、31 音声符号化部、32
音声復号化部、33 音声検出手段、34 ノイズキャ
ンセラ。
Claims (8)
- 【請求項1】 近端話者の音声を電気信号に変換して入
力送信信号として出力するハンズフリー用マイクロホン
と、 上記マイクロホンに近接して設けられ遠端話者の音声で
ある受信信号を拡声する拡声用スピーカと、 上記マイクロホンを介した近端話者の入力送信信号から
エコー成分を消去した残差信号を出力送信信号として出
力すると共に、遠端話者からの受信信号を上記拡声用ス
ピーカに出力し、かつ上記受信信号のレベルの変化に従
って変化する音声検出閾値と上記残差信号のレベルとの
比較に基づいて音声検出フラグを出力するエコー処理部
と、 上記音声検出フラグが有音を示しているときのみ電力が
供給されて上記出力送信信号の送信制御を行う送信制御
手段とを備えたハンズフリー電話機。 - 【請求項2】 請求項1記載のハンズフリー電話機にお
いて、 上記エコー処理部は、 上記受信信号と上記入力送信信号を入力として該入力送
信信号の中のエコー成分を消去した残差信号を出力する
適応フィルタと、 上記残差信号のレベルを計算する第1のレベル計算手段
と、 上記音声検出閾値を制御する音声検出閾値制御手段と、 上記残差信号のレベルが上記音声検出閾値制御手段から
出力される音声検出閾値を越えた時に有音を示す音声検
出フラグを出力する音声検出手段とを備えたエコーキャ
ンセラを有することを特徴とするハンズフリー電話機。 - 【請求項3】 請求項2記載のハンズフリー電話機にお
いて、上記エコーキャンセラは、上記受信信号のレベル
を計算する第2のレベル計算手段をさらに備え、上記音
声検出閾値制御手段は、上記第2のレベル計算手段から
出力される受信信号のレベルの変化に従って音声検出閾
値を制御することを特徴とするハンズフリー電話機。 - 【請求項4】 請求項2記載のハンズフリー電話機にお
いて、上記エコーキャンセラは、上記入力送信信号のレ
ベルを計算する第3のレベル計算手段と、上記入力送信
信号のレベルと上記残差信号のレベルとからエコー消去
量を計算するエコー消去量計算手段とをさらに備え、上
記音声検出閾値制御手段は、上記エコー消去量計算手段
から出力されるエコー消去量のレベルの変化に従って音
声検出閾値を制御することを特徴とするハンズフリー電
話機。 - 【請求項5】 請求項4記載のハンズフリー電話機にお
いて、上記エコーキャンセラは、上記受信信号のレベル
を計算する第2のレベル計算手段をさらに備え、上記音
声検出閾値制御手段は、受信信号のレベルからエコー消
去量を減じた値に従って音声検出閾値を制御することを
特徴とするハンズフリー電話機。 - 【請求項6】 請求項1記載のハンズフリー電話機にお
いて、 上記エコー処理部は、 上記受信信号のレベルを計算する第2のレベル計算手段
と、 上記受信信号のレベルの変化に従って音声検出閾値を制
御する音声検出閾値制御手段と、 上記入力送信信号のレベルを計算する第3のレベル計算
手段と、 上記入力送信信号のレベルが上記音声検出閾値制御手段
から出力される音声検出閾値を越えた時に有音を示す音
声検出フラグを出力する音声検出手段と、 上記入力送信信号を所定の減衰量に従って減衰させて減
衰送信信号を出力するアッテネータと、 上記受信信号のレベルに基づいて上記アッテネータに設
定する減衰量を制御するアッテネータ制御手段とを備え
たエコーサプレッサを有することを特徴とするハンズフ
リー電話機。 - 【請求項7】 請求項5記載のハンズフリー電話機にお
いて、上記エコーキャンセラは、上記残差信号を所定の
減衰量に従って減衰させて減衰送信信号を出力するアッ
テネータと、上記受信信号のレベルに基づいて上記アッ
テネータに設定する減衰量を制御するアッテネータ制御
手段とをさらに備えたことを特徴とするハンズフリー電
話機。 - 【請求項8】 請求項7記載のハンズフリー電話機にお
いて、上記エコーキャンセラは、上記適応フィルタと上
記アッテネータとの間に設けられて、上記音声検出手段
から出力される音声検出フラグが近端話者が発話中でな
いことを示している時に背景雑音特性の推定を行い該音
声検出フラグに従って雑音除去量を制御し上記残差信号
から雑音除去した雑音除去送信信号を上記アッテネータ
に出力するノイズキャンセラをさらに備え、上記アッテ
ネータは、上記雑音除去送信信号を上記アッテネータ制
御手段により設定される減衰量に従って減衰させて減衰
送信信号を出力することを特徴とするハンズフリー電話
機。
Priority Applications (8)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
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