JPH10322564A - 色変換調整方法 - Google Patents
色変換調整方法Info
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- JPH10322564A JPH10322564A JP9126108A JP12610897A JPH10322564A JP H10322564 A JPH10322564 A JP H10322564A JP 9126108 A JP9126108 A JP 9126108A JP 12610897 A JP12610897 A JP 12610897A JP H10322564 A JPH10322564 A JP H10322564A
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Abstract
する。 【解決手段】 グレイバランスを補正するグレイ補正変
換の調整又は確認の工程において、グレイバランスを段
階的に変化させた複数のカラーパッチを並べてなると共
に、このカラーパッチ以外のチャートの背景部分を所定
濃度の黒色で出力されたグレイ補正チャートを出力す
る。この背景部分の黒色がグレイバランスの判断基準と
なり、さらにカラーパッチとこの黒色とを同一用紙にプ
リントしたので、用紙の違いによるグレイバランスの崩
れがキャンセルされ、よって、微妙なグレイバランスが
より正確に判断できる。
Description
グレイバランスを補正するためのグレイ補正変換を行う
カラープリンタの色変換調整方法及びグレイ補正変換の
調整又は確認の際に用いられるグレイ補正チャートに係
り、より詳しくは、グレイ補正チャートのカラーパッチ
以外の背景部分の色を定めた色変換調整方法及びグレイ
補正チャートに関する。
いわゆる網点画像によるカラー印刷物を作成している
が、このカラー印刷物を作成する前に、簡単な構成のカ
ラープリンタによりカラー印刷プルーフ画像(カラー印
刷校正刷りともいう)を予め作成し、該画像を基にカラ
ー印刷の校正を行っている。このカラープリンタの使用
によって、校正の際にカラー印刷機に係る製版フィルム
の作成、刷版(PS版)等の作成が不要となり、短時間
に複数回、容易にシート上に画像が形成されたハードコ
ピーを作成でき、校正作業を大幅に効率化することがで
きる。
フ画像を作成する前に、カラープリンタの機差や経時的
変化等によるカラー濃度のばらつきを予め補正しておく
必要がある(濃度キャリブレーションという)。
部に入力されたプリンタ信号に対する出力濃度との関係
が一点鎖線で示された基準階調の出力濃度曲線140で
あるように設計されたプリンタでも、装置の固体差或い
は時間の経過と共に特性が出力濃度曲線140とは異な
る出力濃度曲線、例えば、実線で示した出力濃度曲線1
42に変化する。この場合、出力濃度D1 又はD2 を得
ようとしてプリンタ信号P1 又はP2 を当該プリンタの
出力部に入力しても、実際に出力される濃度はD1 ’又
はD2 ’となり、このままでは適正なカラー印刷プルー
フ画像の出力ができない。
換曲線150によりプリンタ信号Pを信号P’に変換
し、補正後の信号をプリンタの出力部に入力することに
より基準階調の出力濃度を得ることとしている。この変
換曲線150では、補正前のプリンタ信号P1 、P2 が
補正後には信号P1 ’、P2 ’となり、図15(a)に
示すように、出力濃度曲線142の特性を持つ出力部で
も補正後のプリンタ信号P1 ’、P2 ’が入力されるこ
とにより適正な出力濃度D1 、D2 が得られる。
は、従来では、例えば以下のような工程を順次実行する
ことにより色変換の調整を行っている。
基準チャート出力 このステップ1では、チャートデータにおけるC(シア
ン)、M(マゼンタ)、Y(黄色)、K(黒色)の各色
毎の4版の網点面積率データ(網%データともいう)を
カラープリンタに内蔵された色補正用の4D(4次元)
変換テーブル(以下、「標準色変換4Dテーブル」とい
う)で変換することにより得られた濃度キャリブレーシ
ョン基準チャートを1枚目の記録用紙にプリント出力す
る。このチャートは、C、M、Y、Kの各色毎のカラー
パッチを等濃度差毎に各々プリント出力したものであ
る。
チャートと予め用意された基準となるキャリブレーショ
ンチャート(カラーパッチ)とを比較することにより、
実際のプリンタ出力値と理論値との濃度差を求め、この
濃度差を補正するための濃度キャリブレーション用の1
D(1次元)変換テーブル(以下、「濃度キャリブレー
ション1Dテーブル」という)を選定する。
確認チャート出力 このステップ2では、チャートデータを、標準色変換4
Dテーブル及びステップ1で選定された濃度キャリブレ
ーション1Dテーブルにより変換して得られた濃度キャ
リブレーション確認チャートを2枚目の記録用紙にプリ
ント出力する。
ン確認チャートにより、濃度キャリブレーション1Dテ
ーブルによる補正後の濃度が基準濃度に一致したことを
確認する。
出力 このステップ3では、濃度差が補正されたC、M、Yの
各色を混合したときの微妙なグレイバランスを確認する
ため、グレイ補正用のチャートデータを、標準色変換4
Dテーブル及びステップ1で選定された濃度キャリブレ
ーション1Dテーブルにより変換して得られたグレイ補
正基準チャートを3枚目の記録用紙にプリント出力す
る。このチャートは、例えばC、M、Yの各色を等濃度
に混合させたカラーパッチの周囲に、C色を一定濃度と
しM色及びY色の濃度を少しずつ変えていった複数のカ
ラーパッチを配置してなるものである。
トにより、最もグレイバランスが良いカラーパッチを選
び出し、このカラーパッチが、各色を等濃度に混合させ
たカラーパッチと比較してC色、Y色の濃度差がどれだ
けあるかを判断し、この濃度差に基づいてグレイ補正1
Dテーブルを選定する。
出力 このステップ4では、グレイ補正用のチャートデータ
を、標準色変換4Dテーブル、ステップ1で選定された
濃度キャリブレーション1Dテーブル、及びステップ3
で選定されたグレイ補正1Dテーブルの3つのテーブル
により変換して得られたグレイ補正確認チャートを4枚
目の記録用紙にプリント出力する。
トにより、グレイ補正1Dテーブルによる補正後のグレ
イバランスが最適になったことを確認する。
てカラー濃度及びグレイバランスが調整される。調整後
には、標準色変換4Dテーブル、ステップ1で選定され
た濃度キャリブレーション1Dテーブル、及びステップ
3で選定されたグレイ補正1Dテーブルの3つの色変換
テーブルを合成して得られた合成テーブルに基づいてカ
ラー印刷プルーフ画像がプリントされ、この画像に基づ
いてカラー印刷機の色校正が行われる。
来の色変換テーブルの調整方法では、グレイ補正チャー
トの微妙なグレイバランスを目視で判断する際の比較の
基準を明確に定めておらず、このためグレイバランスの
判断の客観性が保証できないという問題がある。
補正チャートの用紙とは別の用紙に、所定濃度の黒色
(グレイ色)をプリントし、この黒色をグレイバランス
の判断基準とする方法がある。しかし、この方法では、
別の用紙を用意しなければならないため、作業効率が低
下する。また、用紙の種類によってグレイバランスが崩
れることがあるが、この崩れの方向が、グレイ補正チャ
ートの用紙と黒色の用紙とで異なる場合、グレイバラン
スの判断が不正確となる。
作業効率の向上と共に微妙なグレイバランスの正確な判
断を可能とする色変換調整方法及びグレイ補正チャート
を提供することを目的とする。
に、請求項1の発明は、黒色以外の複数の原色を混色す
ることによりグレイ色を出力させたときのグレイバラン
スを補正するグレイ補正変換を含む色変換を画像データ
に対して実行するカラープリンタの色変換調整方法にお
いて、前記グレイ補正変換の調整又は確認の工程におい
て、所定濃度の黒色の色味に近似させるようにしてグレ
イ色が出力されたカラーパッチと、該カラーパッチの原
色の濃度を基準として少なくとも2つの原色の濃度を各
々複数段階に変更することによりそれぞれのグレイ色が
出力された複数のカラーパッチと、を並べたグレイ補正
チャートを出力する際に、前記グレイ補正チャートのカ
ラーパッチ以外の背景部分を、黒色で出力することを特
徴とする。
のグレイバランスを補正するグレイ補正変換を調整又は
確認する際に用いられるグレイ補正チャートが、所定濃
度の黒色の色味に近似させるようにしてグレイ色が出力
されたカラーパッチと、該カラーパッチの原色の濃度を
基準として少なくとも2つの原色の濃度を各々複数段階
に変更することによりそれぞれのグレイ色が出力された
複数のカラーパッチと、を並べてなると共に、前記カラ
ーパッチ以外の背景部分を、黒色としたことを特徴とす
る。
補正チャートのカラーパッチ以外の背景部分の背景色と
してグレイバランスの基準となる色層が安定した黒色を
用いているため、グレイバランスの判断が正確にできる
と共に、比較となる他のチャートを用意しなくてもグレ
イバランスの判断ができるので作業効率が向上する。ま
た、用紙の種類によっては、黒色以外の複数の原色のグ
レイバランスが崩れ、適切な判断ができなくなることが
あるが、本発明では、カラーパッチと黒色とを同じ用紙
にプリントするので、原色のグレイバランスと黒色とが
同一方向に崩れるので、用紙の違いによるグレイバラン
スの判断基準の違いをキャンセルすることができ、常に
正確なグレイバランスの判断が可能となる。
実施の形態を説明する。
印刷物の作成のためのシステム構成例を示す。図1に示
すように、カラー印刷プルーフ画像作成のためのシステ
ムには、複数段の色変換で色補正を行うことにより校正
用のカラー印刷プルーフ画像14を出力するカラープリ
ンタ12と、該カラープリンタ12の上位装置として機
能する編集装置10と、が備えられている。このカラー
プリンタ12として、後述するように、いわゆる感熱プ
リンタなどの簡易な構成の小型プリンタを用いることが
できる。
ュータで実現することができ、これにより、下位に接続
されているカラープリンタ12の色変換の調整作業(カ
ラー濃度調整)を容易にすることができる。
キャリブレーション時には、カラープリンタ12は、カ
ラープリンタの機差や経年変化等によるカラー濃度のば
らつきを補正するための、或いはこの補正の確認のため
の濃度キャリブレーションチャート16を出力する。
16のフォーマット例を図8に示す。同図に示すよう
に、濃度キャリブレーションチャート16は、K、C、
M、Yのそれぞれの色について、指定された網%濃度が
0%から100%まで5%間隔で段階的に各々プリント
出力された複数の方形(カラーパッチ)からなってい
る。また、このチャートでは、濃度範囲を明確に示すた
め、最大濃度(100%)のカラーパッチを先頭部に配
置し、その次に最小濃度(0%)のカラーパッチを配置
している。そして、95%〜5%までを濃度の大きい順
に並べている。
では、網%濃度が小さくなるほど縦方向に隣接するパッ
チの間隔が小さくプリントされている。そして、50%
〜5%までのカラーパッチでは、隣接するパッチ間隔が
網%に依らずに等間隔(間隔小)にプリントされてい
る。なお、パッチ以外のチャート部分には、一定濃度
(ミドル領域)のK色がプリントされている。
タは、後述するように、図8の濃度キャリブレーション
チャート16の各カラーパッチの濃度を濃度測定器21
により測定し、この測定値を編集装置10にオンライン
で転送する。或いは、濃度測定器21に表示された濃度
値を編集装置10に手入力する。編集装置10は、転送
又は入力された濃度値に基づいて、カラープリンタの機
差や経年変化等によるカラー濃度のばらつきを補正する
ための後述する濃度キャリブレーション1Dテーブルを
選定する。
レイ補正時には、カラープリンタ12が、C、M、Yの
各色の微妙なグレイバランスを補正するためのグレイ補
正チャート17を出力する。なお、濃度キャリブレーシ
ョンでカラー濃度が完全に調整されれば、理論的には、
グレイ色を実現するためにC、M、Yを混色したときに
は、ある濃度の黒色に近似した色味のグレイ色が得られ
るはずであるが、実際には、微妙にグレイバランスが崩
れ、C、M、Yのいずれかの色に偏る場合がある。そこ
で、この偏りを補正するためにグレイ補正を行う。
ト例を図9に示す。同図に示すように、このグレイ補正
チャート17は、ハイライト(濃度小)、ミドル(濃度
中)、シャドー(濃度大)の3つの濃度段階についてそ
れぞれ同一フォーマットのチャートを備えている。
の計25個の楕円形のカラーパッチからなり、これらの
カラーパッチは、シアン(C)濃度を一定値C0 (各濃
度段階に応じて異なる)に固定すると共に、縦方向にマ
ゼンタ(M)濃度を変え、横方向にイエロー(Y)濃度
を変えて混色されたものである。
階に対応する所定濃度の黒色の色味に近似させたグレイ
色を実現させるため、シアン濃度C0 、マゼンタ濃度M
0 、イエロー濃度Y0 (各濃度段階に応じて異なる)で
CMYの各色を混色させたパッチ19を配置する。そし
て、このパッチ19の縦方向の位置より上方のパッチほ
どマゼンタ濃度を大きくすると共に、下方のパッチほど
マゼンタ濃度を小さくする。これら縦方向のマゼンタ濃
度の指標は、縦方向の位置に応じて、M−2、M−1、
M0、M+1、M+2と定められている。また、このパ
ッチ19の横方向の位置より右方のパッチほどイエロー
濃度を大きくすると共に、左方のパッチほどイエロー濃
度を小さくする。これら横方向のイエロー濃度の指標
は、横方向の位置に応じて、Y−2、Y−1、Y0、Y
+1、Y+2と定められている。
背景色は、グレイバランス判断の基準となるK色とされ
ており、このK色の濃度は、各濃度段階のチャートに応
じてハイライト、ミドル、シャドーとされている。
タは、後述するように、グレイ補正チャート17に基づ
いて、目視によりグレイバランスのずれ量を判断し、こ
のずれ量を編集装置10に入力する。編集装置10は、
入力されたグレイバランスのずれ量を補正するための後
述するグレイ補正1Dテーブルを選定する。
り印刷条件や色補正変換がなされたレイアウトデータの
製版フィルム22を出力するカラー印刷機20も接続可
能とされている。この製版フィルム22が刷版(PS
版)焼付装置24を経ることにより最終的なカラー印刷
物26が作成される。
図2を用いて説明する。図2に示すように、編集装置1
0は、所定のプログラムに基づいて装置全体の制御・管
理を行うCPU30と、上記所定のプログラムが格納さ
れているプログラムメモリ32と、CPU30の作業域
及び入力画像データやビットマップデータの格納場所と
して使用されるRAM34と、不揮発性メモリで構成さ
れたデータ格納用のデータメモリ42と、オペレータの
入力手段としてのキーボード(又はマウス)36と、処
理結果等を表示するディスプレイ38と、外部入出力機
器との入出力インターフェイスを制御するための入出力
インターフェイス回路40と、が備えられており、それ
ぞれは、システムバス46を介して相互に接続されてい
る。
2の機差や経時的変化等のプリンタ条件を補正するため
のプリンタ条件補正データが格納されている。このプリ
ンタ条件補正データには、濃度キャリブレーション1D
テーブル43及びグレイ補正1Dテーブル44などがあ
り、それぞれ複数種類のテーブル1,2,...,Nが
用意されている。
部入力機器としてカラースキャナ50、外部出力機器と
してカラープリンタ12、及びカラー印刷機20が接続
可能とされている。
査し、原稿からの反射光をR(赤)、G(緑)、B
(青)の各色毎の画像データに変換し、該データを入出
力インターフェイス回路40を介して編集装置10へ入
力する。入力された画像データは、図示しないインタプ
リタにより印刷のイメージでレイアウトされたレイアウ
トデータに解釈されてRAM34に格納される。画像デ
ータを光磁気ディスクやCD−ROM等の記録媒体から
読み取るようにしても良い。なお、この画像データ(R
GB)は、編集装置10で網点面積率データY、M、
C、Kに変換されてからカラープリンタ12へ出力され
る。
のメインプログラムの他、カラースキャナ50により読
み取られた画像データR、G、Bを網点面積率データ
Y、M、C、Kに変換するためのサブルーチン、チャー
トデータをプリンタ条件補正データにより変換するサブ
ルーチン等が格納されている。
図を図3に示す。図3に示すように、このカラープリン
タ12には、編集装置10から送られてきた網点面積率
データY、M、C、Kを合成LUT60に基づいて色補
正する色補正演算部58と、色補正されたY、M、C、
Kデータの画像を記録用紙にプリント出力するデータ出
力部62と、が備えられている。この合成LUT60
は、カラープリンタ12のリード/ライト可能な不揮発
性メモリに予め用意されたY、M、C、Kデータを変換
する4次元テーブルであり、色補正変換の処理速度の向
上を考慮して1段の合成テーブルとされている。
すべての階調(例えば256階調)についてデータを用
意すると、きわめて大容量となるため、通常、より少な
い階調数(例えば33)に対応するテーブルに間引きさ
れている。この場合、色補正演算部58では、合成LU
T60に備えられていない中間階調のデータに対して補
間演算を行う。
Y、M、C、Kデータを補正するための印刷条件補正デ
ータ66、画像データを色補正して校正するための標準
色変換データ68、カラー濃度差を補正するための濃度
キャリブレーション1Dテーブル70、及びグレイバラ
ンスを補正するためのグレイ補正1Dテーブル71がメ
モリ65に格納されている。これらのデータについて、
それぞれ複数種類のテーブル1,2,...が用意され
ている。なお、上記印刷条件補正データは、例えば最終
的に求めているカラー印刷物の印刷用紙の種類(コート
紙、マットコート紙、非コート紙等)、印刷に使用する
インキの種類等の相違による色の相違を補正するための
データである。
レーション1Dテーブル70及びグレイ補正1Dテーブ
ル71は、編集装置10のデータメモリ42に登録され
ている濃度キャリブレーション1Dテーブル43及びグ
レイ補正1Dテーブル44と全く同じデータとしてメモ
リ65に対応付けられて登録されている。
らの指令に応じて、メモリ65の任意のデータを合成
し、この合成データを合成LUT60に格納する。カラ
ー印刷プルーフ画像14を出力する際には、印刷物ター
ゲットの合わせ込みを行うため、この合成演算部64
が、印刷条件補正データ66、標準色変換データ68、
濃度キャリブレーション1Dテーブル70、及びグレイ
補正1Dテーブルからそれぞれ1つのデータを選び出
し、選んだ4つのデータをデータ66、68、70、7
1の順に合成して合成LUT60を作成する。
ずしも印刷物ターゲットの合わせ込みを行う必要が無い
ので、このような場合、合成演算部64では、濃度キャ
リブレーション1Dテーブル70のいずれかのデータの
みで合成LUT60を作成したり、このテーブル70の
データと、グレイ補正1Dテーブル71のいずれかのデ
ータとだけで合成LUT60を作成したりすることもで
きる。
のデータ66、68、70、71による変換は以下のよ
うになる。なお、変換テーブルによる出力をY’、
M’、C’、K’とする。
データは、対応する色の網点面積率データのみの関数と
なる。
データは、すべての色の網点面積率データの関数とな
る。
では、 Y’ = Py (Y) M’ = Pm (M) C’ = Pc (C) K’ = Pk (K) の変換を行う。すなわち、変換された各色の網点面積率
データは、対応する色の網点面積率データのみの関数と
なる。この関数関係は、図15(b)の変換曲線150
に対応するものである。
データは、対応する色の網点面積率データのみの関数と
なる。この関数関係も、図15(b)の変換曲線150
に対応するものである。
部64により合成された場合、合成LUT60による変
換は、次のようになる。
の構成を図4に示す。なお、この感熱プリンタでは、中
間シートと受像シートの2枚のシートによる2成分発色
系の方式を採用している。
は、ハウジング72により覆われており、該ハウジング
72の底部には、プリント前の感熱用紙(記録用紙)が
セットされている用紙トレイ98が配置されている。該
用紙トレイ98の底面は、引出し方向Rに高くなるなだ
らかな傾斜がつけられており、用紙引出し口付近で一定
の高さとなる。この高い方の底面の下部には、感熱用紙
を上側に押圧させるためのバネ99が設けられている。
Rよりの上部には、セットされている感熱用紙を引き出
すための半円状の引出しローラ101が配置されてい
る。この引出しローラ101は、通常では図示のように
底面が用紙面と略平行になる位置に配置されており、感
熱用紙の引出し時にはQ方向に回転する。この回転によ
り、感熱用紙は1枚毎に順次、引出しローラ101の弧
状の部分とバネ99により押圧された用紙トレイ98の
底面とに挟持され、該ローラ101の回転と共に引出し
方向Rに移動する。
れた感熱用紙を搬送させるための搬送ローラ102が配
置されており、該ローラ102の搬送出口側には感熱用
紙を右斜め上部に導くための弧状の用紙通路103が設
けられている。この用紙通路103の終端部には、さら
に用紙を搬送させるための搬送ローラ104が配置され
ており、この搬送ローラ104の搬送出口側には感熱用
紙を左斜め上部に導くための弧状の用紙通路105が設
けられている。この用紙通路105は、横方向の位置が
搬送ローラ102と略同じ位置となるように配置されて
いる。このようにして用紙トレイ98から引き出された
感熱用紙は、半円を描いて引出し方向Rと反対方向に用
紙通路105の終端から出される。
の搬送方向を切り換えるための案内レバー90が配置さ
れている。この案内レバー90は、図示しない駆動手段
により基軸91の回りにP方向に回動可能とされてお
り、通常、感熱用紙が用紙通路105の終端から出る時
には位置90aに設定されている。感熱開始となると、
案内レバー90は回動されて位置90aから位置90b
に切り換えられる。
ぼ同じ高さになだらかな傾斜がつけられた底板87が配
置されており、用紙通路105から出された感熱用紙
は、位置90aに設定された案内レバー90により、こ
の底板87に導かれる。
0と、プラテンローラ82と、ローラ84とにより張ら
れる搬送ベルト92が配置されている。このベルト駆動
プーリ80は、用紙引出し時等にはT方向に回転し、感
熱開始時にはT’方向に回転するように図示しない駆動
手段によりトルクが与えられる。このベルト駆動プーリ
80のT、T’方向の回転に対応して、搬送ベルト92
は各々S、S’方向に回転する。
ーリ80とローラ84との間の部分は、底板87と共に
用紙引出し時等の用紙通路を形成し、該通路には搬送ベ
ルト92に接する2つの送りローラ88が配置されてい
る。底板87に導かれた感熱用紙は搬送ベルト92と送
りローラ88とにより挟持され、搬送ベルトの回転と共
に移動する。
ーラ82とベルト駆動プーリ80との間の部分には、こ
の搬送ベルト92に接する2つの送りローラ86が配置
されており、感熱途中の感熱用紙は、送りローラ86と
S方向又はS’方向に回転する搬送ベルト92とに挟持
されて各々U方向又はU’方向に移動する。
は、感熱記録途中の感熱用紙の上部を収容するための収
容部105が配置されており、この収容部105の入口
付近には、感熱用紙を収容部105内に引き込んだり、
収容部105から排出させるための駆動ローラ106が
配置されている。
の近傍で該プーリの形状に沿って弧を描く形状とされ、
弧状の底板87の終端が延長される上部には、画像記録
済の感熱用紙を排出するときの通路となる排出通路10
7が配置されている。この排出通路の終端には、図示し
ない駆動手段により駆動する排出ローラ108が配置さ
れており、この排出ローラ108は、排出通路107内
の感熱用紙を引き込んでカラープリンタ12の上部に設
けられた排出トレイ100に排出する。
アーム76が配置されており、該支持アーム76の先端
部には、図示しない発熱素子等を主走査方向(図の紙面
に垂直な画像記録方向)に並べることにより構成された
サーマルプリントヘッド78が備えられている。
写用のインクが各色毎に塗布された長尺のインクシート
110を供給する供給ロール74が配置されている。こ
のインクシート110には、図5(b)に示すように、
感熱用紙の記録可能な画像領域と略同一形状、略同一の
大きさの領域に感熱複写用のインクC、M、Y、
K、....がこの順に塗布されている。
ロール74と反対側の端部には、インクシート110を
回収するための回収ロール96が配置されている。回収
ロール96が、図示しない駆動手段によりV方向に回転
すると供給ロール74に巻き付いているインクシートが
順次、回収ロール96により巻き取られる。なお、イン
クシート110が回収される途中には、該シートを好ま
しい位置に配置するための送りローラ94が配置されて
いる。
ルプリントヘッド78とプラテンローラ82により張ら
れた搬送ベルト92との間に挟まれており、この挟まれ
た部分の搬送ベルト92側に感熱用紙が搬送される。す
なわち、インクシート110は、サーマルプリントヘッ
ド78と感熱用紙との中間に配置される。
76の各発熱素子が、図示しない制御部から送られてき
た画像データに対応する電気信号を熱信号に変換すると
共に、感熱用紙がU方向に搬送される。このサーマルプ
リントヘッド76の熱信号により画像に応じてインクシ
ート110に塗布されたインクと感熱用紙に塗布された
感熱材料とに化学反応が生じ、感熱用紙に画像データに
対応する画像が記録される。
2の背部には、空冷用の空気を外部から取り入れるため
の空冷窓114が設けられており、該空冷窓114の裏
側には、装置空冷用のファンを内蔵した空冷部112が
配置されている。
系と感熱用紙搬送系との斜視図を図5(a)に示す。
リ80がT方向に回転し、この回転に伴って感熱用紙1
16がU方向に搬送され、サーマルプリントヘッド78
によるインクシート110と感熱用紙116への熱転写
により画像が形成されていく様子がわかる。また、画像
データは、網点面積率データC、M、Y、Kとして各々
別個に供給されるので、図5(b)に示したインクC、
M、Y、Kのいずれかが対応する色の網点面積率データ
に応じて感熱用紙116に熱転写されるように回収ロー
ル96がV方向に回転することにより常に適切な位置に
配置される(図5(a)の例では、「K」のインクシー
ト)。
K4色のインクをすべて熱転写するためには、1つの色
を熱転写終了すると、感熱用紙116を画像記録開始時
の位置に戻し、さらに次の色が転写されるようにインク
シート110を配置した上で再び次の色について画像記
録を行うというように計4回の画像記録が必要となる。
このため、カラープリンタ12は、スイッチバック方式
という搬送方式を採用しており、以下、図6(a)〜図
6(e)を用いてこの搬送形式による感熱用紙の搬送経
路について説明する。なお、各図において感熱用紙の搬
送経路を太線で示す。
イ98にセットされている感熱用紙は引出しローラ10
1の回転により引き出され、搬送ローラ102、104
の回転により用紙通路103、105を経由し、半円を
描きながら案内レバー90に至る。このとき、案内レバ
ー90が位置90aに設定されているので、用紙通路1
05から出た感熱用紙は、底板87と搬送ベルト92と
の間の通路に挿入され、S方向に回転する搬送ベルト9
2によって底板87に沿ってI方向に進行する。
終端の弧状の部分に至ると、弧に沿って上昇し、その上
方に配置された排出通路107に挿入され、図6(b)
に示すように、その先端が排出ローラ108の直前の位
置で停止する。このとき、案内レバー90が位置90a
から位置90bに切り換えられ、搬送ベルト92が逆方
向のS’方向に回転する。
は、S’方向に回転する搬送ベルト92に沿って引出し
時とは逆のI’方向に進行し、位置90bに切り換えら
れた案内レバー90に沿って上昇し、その先端がサーマ
ルプリントヘッド78とプラテンローラ82に挟まれる
位置に挿入されると感熱記録が開始される。なお、記録
開始時には、インクシート110のいずれかのインク領
域(例えば「C」)が感熱用紙の記録領域と一致するよ
うにインクシート110の位置が配置されている。
熱用紙はJ方向に進行し、この進行に合わせてインクシ
ート110も供給ローラ74から供給される。このと
き、図示しない制御部から画像データの信号(C、M、
Y、Kのいずれか)がサーマルプリントヘッド78に送
られ、該サーマルプリントヘッド78が画像に対応した
熱信号に変換する。この熱信号により、インクシート1
10上のインクと感熱用紙に塗布された物質とに反応が
生じ、該当色についての画像がJ方向の進行と共に感熱
用紙上に記録されていく。J方向に進行した感熱用紙の
先端部は、図6(c)に示すように、駆動ローラ106
により、その一部が収容部105に引き込まれる。
該色についての画像が記録されると、搬送ベルト92が
S方向に回転し、これにより、感熱用紙は図6(c)の
太線の位置から逆経路を通って図6(c)の点線で示さ
れた感熱記録前の位置に収容される。ここで、次に記録
すべき色のインク領域が感熱用紙の記録領域と一致する
ようにインクシート110の位置が再設定される。そし
て、同様にして再び搬送ベルト92がS’方向に回転
し、サーマルプリントヘッド78が次の色についての画
像データを熱信号に変換し、感熱用紙に当該色の画像が
記録される。このようにしてインクシート110のC、
M、Y、Kのインク領域について1回ずつ計4回の感熱
記録が繰り返される(スイッチバック方式)。
が記録されると、図6(c)の点線で示された画像記録
前の位置で搬送ベルト92がS方向に回転し、感熱用紙
は排出通路107を通って上昇する。そして、図6
(d)に示すように、その先端部が排出ローラ108に
至ると該排出ローラ108の回転により、排出トレイ1
00に排出されていく。
紙の排出が完了すると、図6(e)に示すように、案内
レバー90が位置90bから位置90aに切り換えら
れ、当該感熱用紙への記録作業が完了する。
業ステップを図7を用いて説明する。
キャリブレーションの判断基準となる濃度キャリブレー
ション基準チャートを出力する。本実施の形態では、以
下のような手順により該チャートの出力を行っている。
各色毎の網点面積率データに変換された濃度キャリブレ
ーションチャートデータをカラープリンタ12へ出力す
る。カラープリンタ12では、入力された網点面積率デ
ータを標準色変換4Dテーブル150により変換し、変
換されたC’、M’、Y’、K’データに基づいて、1
枚目の記録用紙に図8のフォーマットの濃度キャリブレ
ーションチャートデータ152をプリント出力する。
50は、濃度キャリブレーション1Dテーブルによる濃
度補正と、グレイ補正1Dテーブルによるグレイ補正の
いずれの補正も掛かっていない変換テーブルである。す
なわち、濃度キャリブレーション基準チャート152
は、これらの補正無しの標準的なチャートとなる。
を、印刷物ターゲットへの合わせ込みを行うための色補
正変換として構成することもできるが、補正系への入力
に合わせたそれぞれの基準値をシステムで管理すること
により、標準色変換4Dテーブル150を用いないで、
そのまま濃度キャリブレーションチャートデータを無変
換で濃度キャリブレーションチャートとして出力するこ
とができる。印刷物ターゲットの変換部分はバージョン
アップ等で変更になる場合があるので、このように基準
値を適切に定めることで無変換で出力した方が好まし
い。
された濃度キャリブレーション基準チャート152の各
カラーパッチの濃度を濃度測定器21により測定し、こ
の測定結果を編集装置10にオンラインで転送したり、
或いはキーボードから手入力する。
の測定濃度値と、予めメモリに記憶されている各カラー
パッチ毎の基準濃度との濃度差を演算し、この濃度差を
補正するために最適な濃度キャリブレーション1Dテー
ブルを図2のデータメモリ42に格納されているデータ
43の中から選定する。或いは、求められた濃度差を補
正できる濃度キャリブレーション1Dテーブルを新たに
演算しても良い。この場合、新たに演算されたテーブル
をカラープリンタ12のメモリ65にも登録する。
1Dテーブルを、編集装置10のディスプレイ38に、
例えば、図13の画面右上に表示されたように、YMC
Kの各色毎のテーブル関数として表示することもでき
る。次に、図7のステップ2では、濃度キャリブレーシ
ョン確認チャート156及びグレイ補正基準チャート1
58を2枚目の記録用紙に共にプリント出力する。この
ステップ2では、濃度キャリブレーションチャート及び
グレイ補正チャートのC、M、Y、Kデータを、前段の
標準色変換4Dテーブル150により色変換した後、ス
テップ1で求められた後段の濃度キャリブレーション1
Dテーブル154により色変換したデータに基づいてプ
リント出力する。なお、上記と同様の理由により、標準
色変換4Dテーブル150を無変換とし、ステップ1で
求められた濃度キャリブレーション1Dテーブル154
のみで色変換することもできる。
に表示された濃度キャリブレーション確認チャート15
6に基づいて、カラー濃度が基準濃度に一致している否
かを判断し、ステップ1の濃度キャリブレーションで良
好に色補正されたかを確認する。この確認作業では、濃
度測定器21により濃度キャリブレーション確認チャー
ト156のカラーパッチの網%濃度を測定し、この測定
結果が基準濃度と一致しているか否かを確認する。確認
チャート156のカラー濃度が基準濃度と一致していな
い場合、再び濃度キャリブレーション1Dテーブル15
4を選定し、同様の作業を実行する。
いは上記ステップ1の調整用測定結果を、編集装置10
のディスプレイ38に、例えば、図13の画面フォーマ
ットで表示することもできる。同図の例では、YMCK
の各色について、各カラーパッチ(図8に示した識別番
号A,B,1〜19で表している)毎に濃度測定値を出
力している。
B,1〜9(網%が55%)の列と、識別番号10(網
%が55%)〜19までの列とが異なるため、これに対
応して、図8の濃度キャリブレーションチャートでは、
網%濃度が55%と50%のパッチ間隔を他のパッチ間
隔より大きくとることにより、画面とチャートとの対応
を明確にして見やすくしている。
に表示されたグレイ補正基準チャート158に基づいて
グレイバランスの偏りを判断し、その結果を編集装置1
0に入力する。
て、図9のチャート例では、次の方法が挙げられる。
り、グレイ補正基準チャートのパッチの中から最もグレ
イバランスの良いパッチ(C、Y、Mのいずれかに偏っ
ていない)を、ハイライト、ミドル、シャドーの各濃度
段階について目視により判断する。そして、最もグレイ
バランスの良いパッチのマゼンタ濃度の指標(M−2〜
M+2)及びイエロー濃度の指標(Y−2〜Y+2)を
求め、これらの指標のM0及びY0からの偏差(−2〜
+2)をグレイバランスの偏りとして編集装置10に入
力する。このときの入力画面の例を図14に示す。同図
の画面例では、いずれの濃度段階において最もグレイバ
ランスの良いパッチが(M0,Y0)であるので、各濃
度段階のY,Mの偏差として+0.0が入力されてい
る。
10は、入力された偏差を補正するために最適なグレイ
補正1Dテーブルを図2のデータメモリ42に格納され
ているデータ44の中から選定する。或いは、求められ
た偏差を補正できるグレイ補正1Dテーブルを新たに演
算しても良い。この場合、新たに演算されたテーブルを
カラープリンタ12のメモリ65にも登録する。
確認チャート162を3枚目の記録用紙にプリント出力
する。このステップ3では、グレイ補正チャートのC、
M、Y、Kデータを、標準色変換4Dテーブル150に
より色変換し、さらにステップ1で求められた後段の濃
度キャリブレーション1Dテーブル154により色変換
した後、ステップ2で求められたグレイ補正1Dテーブ
ル160により色変換したデータに基づいてプリント出
力する。
換4Dテーブル150を無変換とし、ステップ1で求め
られた濃度キャリブレーション1Dテーブル154及び
ステップ2で求められたグレイ補正1Dテーブル160
だけで色変換したデータに基づいてプリント出力するこ
ともできる。この場合、2つのテーブルを合成演算部6
4により合成して1段の合成LUT60としても良い。
に表示されたグレイ補正確認チャート162に基づい
て、グレイバランスに偏りが無くなったことを目視によ
り確認する。すなわち、各濃度段階について最もグレイ
バランスの良いパッチが(M0,Y0)のパッチである
ことを確認し、カラー濃度調整作業を終了する。なお、
グレイバランスに偏りがあると判断された場合、再びこ
の偏りを補正するためのグレイ補正1Dテーブルを選定
し、同様の作業を実行する。
に濃度キャリブレーション確認チャート156とグレイ
補正基準チャート158とを別々の記録用紙にプリント
するのではなく、1枚の記録用紙にプリントするので、
1枚分の出力時間と用紙を節約できる。すなわち、4枚
にわけて基準チャートと確認チャートとを個々に出力す
る場合と比べて本実施の形態では3枚で済むので、調整
作業工数と材料消費を約3/4に削減することができ
る。
ートでは、図9に示すように、背景色としてグレイバラ
ンスの基準となる色層が安定したK色を用いているた
め、グレイバランスの判断が正確にできると共に、比較
となる他のチャートを用意しなくてもグレイバランスの
判断ができるので作業効率が向上する。また、用紙の種
類によってC、M、Yのグレイバランスが崩れ、適切な
判断ができなくなることがあるが、本実施の形態では、
カラーパッチとK色の背景とを同じ用紙にプリントする
ので、C、M、YのグレイバランスとK色とが同一方向
に崩れるので、用紙の違いによるグレイバランスの判断
基準の違いをキャンセルすることができ、常に正確なグ
レイバランスの判断が可能となる。
のパッチを用いているので、グレイバランスの判断がき
わめて容易かつ正確となる。例えば、頂点を有する正方
形や長方形のパッチを用いた場合と比べて、パッチ面積
を小さくすることなく隣接する4つのパッチで囲まれる
背景部分の面積を大きくすることができるため、パッチ
の色と背景のK色との比較が容易となる。また、頂点を
有するパッチでは、頂点付近、特に4つの頂点が隣接す
る交点で目の錯覚でカラー濃度が濃く見えることにより
グレイバランスの判断に誤りをもたらすおそれがある
が、楕円形のパッチでは、このような錯覚を軽減するこ
とができ、正確な判断が可能となる。
直線が交わることによりできる頂点を有せずかつ外側に
負でない曲率を有する滑らかな閉曲線で囲まれたパッチ
を用いることにより達成できる。このようなパッチの形
状例を図10に示す。
円、長方形(正方形)の頂点部分を円や2次曲線などで
滑らかにした図形、ひし形の頂点部分を滑らかにした図
形、2つの半円を正方形(長方形)の対向する辺に連結
させた図形、及び卵形などがある。勿論、本発明は、こ
の例に限定されるものではない。
積を大きくすると共に目の錯覚を効果的に防止する形状
として、真円が最適な形状と考えられるが、縦長の記録
用紙に合わせてパッチ面積を可能な限り大きくすること
により背景のK色との比較を容易にするため、本実施の
形態では、パッチ形状を楕円とした。
ップ1〜3で用いられる記録用紙のチャートの背景部分
には、図11に示すように、K色と白色とを互い違えに
碁盤縞を並べたいわゆる市松模様を出力することが望ま
しい。ここで、背景部分が市松模様で出力された図7の
ステップ2のプリント例(濃度キャリブレーション確認
チャート+グレイ補正基準チャート)を図12に示す。
なお、図12の画像は、後述するように、感熱用紙の画
像を普通紙に裏転写したものである。
することにより、図5のサーマルプリントヘッド78の
負荷を分散することができるので、各部分でカラー濃度
のむらを少なくし、その結果、濃度調整を正確に行うこ
とができる。すなわち、サーマルプリントヘッドの一定
の走査時間に対するヘッドへのパワーをかける時間比
(デューティ比)をプリント画面内で略一様とすること
ができる。
切出力しないこととすると、図5のサーマルプリントヘ
ッド78の負荷がチャート部分に集中する。また、サー
マルプリントヘッド78には熱が残るため、濃度の濃い
領域を出力した後に記録される画像の濃度はより濃い傾
向となり、逆に、濃度の薄い領域を出力した後に記録さ
れる画像の濃度はより薄くなる傾向を示すが、任意の背
景領域で白色とK色とをほぼ等分に混在させた市松模様
を出力することにより、このような濃度むらを抑制する
ことができる。
として、背景領域を単一色のべた画面でプリントする方
法も考えられるが、べた画面ではむらが目立ち、このむ
らとベタ画面の色に幻惑されて、チャートの目視による
判断を誤らせるおそれがある。しかし、市松模様の場
合、2色を混在させているため、画面のむらや錯覚を最
小限に抑制することができる。
防止効果は、市松模様だけでなく、一定のスケール以上
のサイズを有する任意の背景領域で白色の模様単位と単
一色(K色が好ましい)の模様単位とが、面積比でほぼ
等分に混在するような模様であれば達成できる。なお、
このスケールとして、パッチのサイズ(例えば1辺の長
さ)より小さいサイズとした方が好ましい。パッチより
大きいスケールの場合、模様の単位が大きくなり過ぎて
ヘッド負荷の分散効果が小さくなり、また背景部分が目
立ち過ぎてパッチの目視による判断を誤らせるおそれが
あるからである。さらに、このスケールは、一定以上の
サイズとした方が好ましい。無制限に小さい模様の単位
(市松模様の場合、碁盤目)を認めると、模様が細かく
なり過ぎて目の錯覚をもたらすおそれがあるからであ
る。
えば、特定の名称や文章を繰り返しプリントしたもの、
ひらがな、かたかな、アルファベット、各種記号などの
文字を繰り返しプリントしたものなどがある。また、一
定以上のスケールで自己相似となるいわゆるフラクタル
図形などを用いることもできる。
て、図11に示すように、1辺が2〜4mm程度、より
好ましくは2〜3mm程度に設定する。1辺を2mmよ
り小さくすると、模様が細かくなり過ぎてむらが目立つ
ため、チャートの目視による判断が幻惑されるおそれが
あり、逆に3mmより大きくしても、模様が粗雑になっ
てパッチのサイズと模様サイズとが競合するため、チャ
ートの目視による判断に影響を及ぼすからである。さら
に、4mmより大きくすると、ヘッドの負荷の分散効果
が少なくなるからである。
として、本実施の形態では、それぞれ75%及び0%を
採用している。これにより、背景部分の平均濃度が75
÷2=37.5%程度となって一般画像の背景濃度の範
囲(20〜40%)に収まるため、目の幻惑を抑制する
ことができる。勿論、市松模様のK色の濃度を上記濃度
範囲に収まるように他の網%濃度に設定することもでき
る。
を軽減するために、背景部分のみならず、チャート部分
においても工夫が凝らされている。例えば、図8に示す
ように、網%濃度が95%〜55%の範囲において、網
%濃度が大きいパッチの間隔ほど大きくしているので、
ヘッドを休ませて負荷を低減することができる。なお、
50%〜5%の範囲では、濃度が薄く、ヘッドを休ませ
る必要が無いため、パッチ間隔を小さくとっている。
ブレーション確認チャートとグレイ補正基準チャートと
を1枚の記録用紙にプリントする場合、これらのチャー
トのハイライト部分からシャドー部分に至る方向を互い
に逆方向となるように各チャートを配置している。すな
わち、図12の例では、濃度キャリブレーション確認チ
ャートを、下のパッチほど濃度が小さくなるように配置
すると共に、グレイ補正基準チャートを、下のパッチほ
ど濃度が大きくなるように配置する。このように互い違
えに配置することによりヘッドの負荷を低減している。
ーションチャートやグレイ補正チャート、及びカラー印
刷プルーフ画像の用紙は、実際には、画像が記録された
感熱用紙から実際のカラー印刷に用いる普通紙に転写し
たものが用いられる。この普通紙への転写は、図5で示
した感熱用紙116がラミネート紙を兼ねたものを用
い、順次K、C、M、Yの裏画像を印字して4色裏画像
を作成し、この4色裏画像を普通紙に熱転写する、とい
う方式が採用される。
各色の画像を各1枚ずつプリントし、4色の透明フィル
ムの画像をラミネート紙に1枚ずつ転写することにより
4色の裏画像を作成し、この4色裏画像を普通紙に熱転
写する、という方式などが採用できる。このようにカラ
ー印刷プルーフ画像を実際の印刷に用いる普通紙に転写
するのは、感熱用紙には感熱用の材料が塗布されてお
り、また普通紙にも光沢のあるものや、つや消しのある
ものが有り、オペレータの目視の印象が異なるので、色
校正の公平さを担保するためである。
リンタ12の色変換調整方法であるが、本発明は上記例
にのみ限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しな
い範囲において任意好適に変更可能である。例えば、濃
度キャリブレーション1Dテーブル及びグレイ補正1D
テーブル以外の色変換を行う場合や、3種類以上の色変
換を行う場合にも本発明を適用できる。この場合、隣接
する2つの色変換のうち前段の色変換の確認チャート
と、その後段の色変換の基準チャートとを1枚の記録用
紙にプリントする。
して感熱プリンタを例にしたが、インクジェットプリン
タ、電子写真プリンタ、ピクトロ感材を用いたプリンタ
などを用いることも可能である。
の判断を目視で行ったが、本発明のチャート出力方法で
は、グレイ補正チャートの各カラーパッチの色を色測計
により計測し、この計測結果によりグレイバランスの判
断を行っても良い。
積率データY、M、C、Kに対して色補正を行ったが、
R、G、Bデータに対して色補正を行う場合にも本発明
を適用できる。この場合、合成LUT60は3次元テー
ブルとなる。
ル形式としたが、例えばニューラルネットワークをテー
ブルの代わりに色補正に用いても良い。
グレイ補正チャートのカラーパッチ以外の背景部分の背
景色としてグレイバランスの基準となる黒色を出力する
ようにしたので、比較となる他のチャートを用意しなく
てもグレイバランスの判断ができるため作業効率が向上
する。また、用紙の違いによるグレイバランスの判断基
準の違いをキャンセルすることができるので、常に正確
なグレイバランスの判断が可能となる、という優れた効
果が得られる。
成のためのシステム構成例を示す図である。
位装置として機能する編集装置の回路図である。
ロック図である。
例としての感熱プリンタの構成図である。
図であって、(a)は該感熱プリンタにおけるインクシ
ート供給−回収系と感熱用紙搬送系との斜視図、(b)
はインクシートの各インク領域を示す図である。
用紙の搬送経路を示す図であって、(a)は用紙トレイ
からの引出し時、(b)は感熱開始時、(c)はスイッ
チバック方式の実行時、(d)は用紙排出時、(e)は
排出完了時の搬送経路を示す図である。
ラー濃度調整のステップ及び各ステップで記録用紙にプ
リント出力されるチャートを示す図である。
ョンチャート(基準チャート及び確認チャート)のフォ
ーマット例を示す図である。
(基準チャート及び確認チャート)のフォーマット例を
示す図である。
トのカラーパッチの形状例を示す図である。
松模様を説明するための図である。
キャリブレーション確認チャート及びグレイ補正基準チ
ャートのプリント図である。
を示す図である。
る。
を説明するための図であって、(a)はプリンタ信号と
出力濃度との関係を示すグラフ、(b)は補正前プリン
タ信号と補正後のプリンタ信号との関係を示すグラフで
ある。
Claims (2)
- 【請求項1】 黒色以外の複数の原色を混色することに
よりグレイ色を出力させたときのグレイバランスを補正
するグレイ補正変換を含む色変換を画像データに対して
実行するカラープリンタの色変換調整方法であって、 前記グレイ補正変換の調整又は確認の工程において、所
定濃度の黒色の色味に近似させるようにしてグレイ色が
出力されたカラーパッチと、該カラーパッチの原色の濃
度を基準として少なくとも2つの原色の濃度を各々複数
段階に変更することによりそれぞれのグレイ色が出力さ
れた複数のカラーパッチと、を並べたグレイ補正チャー
トを出力する際に、 前記グレイ補正チャートのカラーパッチ以外の背景部分
を、黒色で出力することを特徴とする色変換調整方法。 - 【請求項2】 カラープリンタのグレイバランスを補正
するグレイ補正変換を調整又は確認する際に用いられる
グレイ補正チャートであって、 所定濃度の黒色の色味に近似させるようにしてグレイ色
が出力されたカラーパッチと、該カラーパッチの原色の
濃度を基準として少なくとも2つの原色の濃度を各々複
数段階に変更することによりそれぞれのグレイ色が出力
された複数のカラーパッチと、を並べてなると共に、 前記カラーパッチ以外の背景部分を、黒色としたことを
特徴とするグレイ補正チャート。
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ID=14926828
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