JPH10322675A - データ通信システム装置、センター装置及び端末装置 - Google Patents

データ通信システム装置、センター装置及び端末装置

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JPH10322675A
JPH10322675A JP9131399A JP13139997A JPH10322675A JP H10322675 A JPH10322675 A JP H10322675A JP 9131399 A JP9131399 A JP 9131399A JP 13139997 A JP13139997 A JP 13139997A JP H10322675 A JPH10322675 A JP H10322675A
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JP
Japan
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filter
terminal device
coefficient
information
equalization
Prior art date
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Application number
JP9131399A
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English (en)
Inventor
Takashi Kano
高志 狩野
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】フィルタ構成に応じた最適な係数を得ると共
に、プリ等化用と帯域制限用のフィルタを共用化する。 【解決手段】プリ等化設定時には、テスト信号発生回路
14はフィルタ構成情報を発生する。このフィルタ構成情
報は上り信号送信ブロック15によって上り信号に挿入さ
れ、分波器11からテスト変調信号として送出される。セ
ンター装置2の端末フィルタ構成識別回路8は、テスト
変調信号に含まれるフィルタ構成情報を抽出し、プリ等
化係数算出回路はフィルタ構成情報に応じた係数を算出
する。この係数は下り信号に挿入されて、ケーブルネッ
トワーク1に送出される。端末装置3のタップ係数制御
回路13は、センター装置から伝送された係数を用いてプ
リ等化フィルタ17を設定する。これにより、プリ等化フ
ィルタ17の構成に対応した最適な係数が設定されること
になり、十分なプリ等化性能が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CATV網を利用
したデータ通信システムに好適なデータ通信システム装
置、センター装置及び端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、伝送路として同軸ケーブル及び光
ファイバケーブル等を用いたCATV(ケーブルテレビ
ジョン)が普及している。CATVの大容量性及び双方
向性に着目して、最近ではCATVのマルチメディアへ
の利用が考えられている。また、CATVが大規模化及
び多チャンネル化されてきていることを利用して、CT
AV網を伝送路として用いた非対称データ通信システム
も構築されつつある。CATV網を利用した非対称デー
タ通信システムの概要については、文献「ケーブルテレ
ビ技術入門 −基礎から応用までー」(コロナ社)
((社)日本電子機会工業会CATV技術委員会編)等に
詳述されている。
【0003】CATVにおいては、センター装置と各端
末装置とはケーブルネットワークを介して接続される。
CATVにおいては、ケーブルネットワーク等の伝送路
における妨害を除去するためにプリ等化システムが採用
されることがある。プリ等化システムは、各端末装置に
プリ等化フィルタを備えて、上りデータの伝送時におけ
る波形歪を除去するものである。
【0004】各端末装置におけるフィルタ係数の算出に
は比較的大きな演算能力が必要である。このため、CA
TVのプリ等化システムにおいては、プリ等化フィルタ
は送信元である端末装置が備えるが、プリ等化フィルタ
のタップ係数については受信側であるセンター装置が算
出するようになっている。即ち、センター装置は端末装
置からの所定の上り信号の波形歪に応じてタップ係数を
算出し、算出したタップ係数を端末装置に伝送する。端
末装置側では伝送されたタップ係数をプリ等化フィルタ
に設定することにより、上り信号の波形歪を低減させる
ようになっている。
【0005】しかしながら、センター装置は固定された
タップ数及びタップ間隔で係数の算出を行う。これに対
し、各端末装置に設けられたプリ等化フィルタのタップ
数及びタップ間隔は端末装置毎に相違する。従って、各
端末装置は、センター装置から伝送されたタップ係数の
うち、自機のプリ等化フィルタに適合したタップ係数の
みを抽出して用いるか又は、伝送されたタップ係数を補
間して用いなければならないことがある。このため、端
末装置のプリ等化フィルタの特性を十分に発揮すること
ができないことがある。
【0006】また、端末装置側は、送信信号の帯域制限
を行う口―ルオフフィルタとしてFIR(finite impul
se response )フィルタを有していることが多い。この
ロールオフ用のFIRフィルタをプリ等化フィルタとし
ても兼用し、帯域制限処理及びプリ等化処理を同時に行
うことも不可能ではない。しかしながら、センター装置
からはプリ等化専用の係数が指示されることから、ロー
ルオフフィルタとプリ等化フィルタとを共用化する場合
には、端末装置側で伝送された係数を基に、ロールオフ
特性及びプリ等化特性を満足する新たな係数を自ら算出
する必要が生じる。この算出には極めて複雑な演算を要
し、このような演算機能を備えるために端末装置の回路
規模が増大してしまい、コストアップを招来してしま
う。
【0007】また、センター装置から伝送される係数に
合わせて、端末装置において、ロールオフフィルタだけ
でなく、プリ等化専用のFIRフィルタを備えること
も、当然、回路規模の増大となってしまう。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来、C
ATVにおけるプリ等化システムにおいては、端末装置
のプリ等化フィルタの特性が十分に活かされないことが
あるという問題点があった。また、CATVにおけるプ
リ等化システムを採用することにより、端末装置におけ
る回路規模が増大してコストアップを招来してしまうと
いう問題点もあった。
【0009】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、センター装置が端末装置のフィルタの構成
に応じた係数を送出させることを可能にすることによ
り、端末装置において十分なフィルタ特性を得ることが
できるデータ通信システム装置、センター装置及び端末
装置を提供することを目的とする。
【0010】また、本発明は、センター装置が端末装置
のフィルタの構成に応じた係数を送出させることを可能
にすることにより、端末装置においてプリ等化用と帯域
制限用とのフィルタを共用化可能にして回路規模を低減
することができるデータ通信システム装置、センター装
置及び端末装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
端末装置は、所定の伝送路にセンター装置への上り信号
を送出するための上り送信系に設けられ、プリ等化処理
及び帯域制限処理のうちの少なくともプリ等化処理を行
うフィルタと、前記センター装置において前記フィルタ
の構成を把握することを可能にする情報を前記上り信号
として送出する情報送出手段と、前記センター装置から
前記所定の伝送路を介して伝送された下り信号に含まれ
る係数の情報を用いて前記フィルタを設定するフィルタ
設定手段とを具備したものであり、本発明の請求項2に
係るセンター装置は、所定のフィルタを具備した端末装
置から所定の伝送路を介して伝送された上り信号に含ま
れる前記フィルタの構成を把握することを可能にする情
報を抽出し、抽出した情報に基づいて前記端末装置が具
備した前記フィルタの構成を検出するフィルタ構成検出
手段と、前記フィルタ構成検出手段の検出結果に基づい
て前記端末装置が具備した前記フィルタの係数を算出す
る係数算出手段と、前記係数算出手段が算出した係数の
情報を前記所定の伝送路を介して前記端末装置に送出す
る送出手段とを具備したものであり、本発明の請求項3
に係るデータ通信システム装置は、端末装置において、
所定の伝送路にセンター装置への上り信号を送出するた
めの上り送信系に設けられ、プリ等化処理及び帯域制限
処理のうちの少なくともプリ等化処理を行うフィルタ
と、前記センター装置において前記フィルタの構成を把
握することを可能にする情報を前記上り信号として送出
する情報送出手段と、前記センター装置から前記所定の
伝送路を介して伝送された下り信号に含まれる係数の情
報を用いて前記フィルタを設定するフィルタ設定手段と
を具備し、センター装置において、前記端末装置から前
記所定の伝送路を介して伝送された上り信号に含まれる
前記フィルタの構成を把握することを可能にする情報を
抽出し、抽出した情報に基づいて前記端末装置が具備し
た前記フィルタの構成を検出するフィルタ構成検出手段
と、前記フィルタ構成検出手段の検出結果に基づいて前
記端末装置が具備した前記フィルタの係数を算出する係
数算出手段と、前記係数算出手段が算出した係数の情報
を前記所定の伝送路を介して前記端末装置に送出する送
出手段とを具備したものである。
【0012】本発明の請求項1において、情報送出手段
は、センター装置においてフィルタの構成を把握するこ
とを可能にする情報を上り信号として送出する。この上
り信号に基づいてセンター装置はフィルタの係数を算出
して下り信号として伝送する。フィルタ設定手段は、下
り信号に含まれる係数の情報を用いてフィルタを設定す
る。これにより、フィルタにはフィルタの構成に応じた
最適な係数が設定される。
【0013】本発明の請求項2において、フィルタ構成
検出手段は、端末装置からの上り信号に含まれるフィル
タの構成を把握することを可能にする情報を抽出し、抽
出した情報に基づいてフィルタの構成を検出する。係数
算出手段は検出したフィルタの構成に応じた係数を算出
する。算出された係数は送出手段によって伝送路を介し
て端末装置に送出される。
【0014】本発明の請求項3において、情報送出手段
は、フィルタの構成を把握することを可能にする情報を
上り信号として送出する。センター装置のフィルタ構成
検出手段は、上り信号に含まれるフィルタの構成を把握
することを可能にする情報を抽出し、抽出した情報に基
づいてフィルタの構成を検出する。係数算出手段は検出
したフィルタの構成に応じた係数を算出する。算出され
た係数は送出手段によって伝送路を介して端末装置に送
出される。端末装置のフィルタ設定手段は、下り信号に
含まれる係数の情報を用いてフィルタを設定する。これ
により、フィルタにはフィルタの構成に応じた最適な係
数が設定される
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について詳細に説明する。図1は本発明に係る
データ通信システム装置の一実施の形態を示すブロック
図である。
【0016】図1において、センター装置2と端末装置
3とはケーブルネットワーク1によって接続されてい
る。本実施の形態においては、各端末装置3はテスト変
調信号を上り信号としてセンター装置2に伝送し、セン
ター装置2は伝送されたテスト変調信号を用いてフィル
タの係数を算出することにより、各端末装置に対応した
係数を得るようになっている。
【0017】端末装置3は分波器11、下り信号受信ブロ
ック12、タップ係数制御回路13、テスト信号発生回路1
4、上り信号送信ブロック15、帯域制限フィルタ16、プ
リ等化フィルタ17及び変調ブロック18によって構成され
ている。分波器11は、ケーブルネットワーク1からの下
り変調信号を下り信号受信ブロック12に供給すると共
に、変調ブロック18から供給された上り変調信号をケー
ブルネットワーク1に送出するようになっている。下り
信号受信ブロック12は、受信した下り信号を復調して得
たデータからタップ係数の情報等を取り出す。タップ係
数制御回路13は、下り信号受信ブロック12からのタップ
係数の情報に基づいてプリ等化フィルタ17を制御するよ
うになっている。
【0018】本実施の形態においては、テスト信号発生
回路14が設けられている。テスト信号発生回路14はテス
ト変調信号の元となるデータを生成するようになってい
る。テスト信号発生回路14が発生するデータにはプリ等
化フィルタ17のタップ数及びタップ間隔等のフィルタ構
成情報も含まれている。テスト信号発生回路14からのデ
ータは上り信号送信ブロック15に供給される。
【0019】上り信号送信ブロック15は、テスト信号発
生回路14から供給されたデータ又は通常の通信データ
を、ケーブルネットワーク1において伝送可能なビット
ストリームに変換して上り信号として出力する。帯域制
限フィルタ16は、上り信号送信ブロック15からのビット
ストリームに上り伝送チャンネルの帯域幅に合わせた帯
域制限処理を施してプリ等化フィルタ17に出力する。
【0020】プリ等化フィルタ17はタップ係数制御回路
13によってタップ係数が設定されて、帯域制限フィルタ
16の出力を波形等化して変調ブロック18に出力するよう
になっている。変調ブロック18はプリ等化フィルタ17か
らの上り信号を変調して分波器11に出力するようになっ
ている。
【0021】ケーブルネットワーク1は例えばCATV
網等によって構成された伝送路であり、センター装置1
と端末装置3との間のデータ伝送を行う。
【0022】センター装置2は、分波器5、上り信号受
信ブロック6、プリ等化係数算出回路7、端末フィルタ
構成識別回路8、タップ係数送出回路9によって構成さ
れている。分波器5は、ケーブルネットワーク1を介し
て伝送されてきた上り変調信号を上り信号受信ブロック
6に供給する。上り信号受信ブロック6は、上り変調信
号を復調し、プリ等化係数算出回路7及び端末フィルタ
構成識別回路8に出力する。端末フィルタ構成識別回路
8は入力された復調信号からプリ等化フィルタ17のタッ
プ間隔及びタップ係数等を示すフィルタ構成情報を抽出
し、抽出したフィルタ構成情報をプリ等化係数算出回路
7に出力するようになっている。
【0023】プリ等化係数算出回路7は、入力された復
調信号の波形データを採取し、この波形データに基づい
てプリ等化フィルタ17のタップ係数を算出する。本実施
の形態においては、プリ等化係数算出回路7は、端末装
置3から伝送されたフィルタ構成情報に基づいて、各端
末装置が備えているプリ等化フィルタ17によって最大の
効果を得ることができる係数を各端末装置毎に算出す
る。
【0024】プリ等化係数算出回路7は求めたタップ係
数をタップ係数情報としてタップ係数送出回路9に出力
する。タップ係数送出回路9は入力されたタップ係数情
報を下りデータに挿入し、変調等の所定の処理を施した
後下り変調信号として分波器5に出力する。分波器5は
入力された下り変調信号をケーブルネットワーク1に送
出させるようになっている。
【0025】次に、このように構成された実施の形態の
動作について説明する。
【0026】端末装置3のプリ等化処理のための設定
(以下、プリ等化設定という)は、端末装置3の登録時
及び所定のタイミングで行われる。プリ等化設定時に
は、端末装置3のテスト信号発生回路14は、テスト変調
信号の元となるビットストリームを生成する。このビッ
トストリームには、端末装置3のプリ等化フィルタ17の
タップ数及びタップ間隔等のフィルタの構成を示すフィ
ルタ構成情報が含まれる。
【0027】テスト信号発生回路14からのビットストリ
ームは上り信号送信ブロック15に与えられ、上り信号に
挿入されて帯域制限フィルタ16に供給される。帯域制限
フィルタ16によって、上り信号はケーブルネットワーク
1の上り伝送チャンネルの帯域幅に応じて帯域制限され
た後、プリ等化フィルタ17に供給される。
【0028】いま、端末装置3の登録時であるものとす
る。この場合には、プリ等化フィルタ17のタップ係数は
まだ設定されておらず、プリ等化フィルタ17に入力され
た上り信号は等化処理されることなく変調ブロック18に
供給される。上り信号は変調ブロック18によって変調さ
れ、上り変調信号(テスト変調信号)が分波器11からケ
ーブルネットワーク1に送出される。
【0029】ケーブルネットワーク1に送出されたテス
ト変調信号は伝送チャンネルの周波数特性及び反射の影
響等によって、歪んだ状態でセンター装置2に到達す
る。
【0030】センター装置2の分波器5は、ケーブルネ
ットワーク1を介して伝送されてきた端末装置3からの
テスト変調信号を上り信号受信ブロック6に供給する。
上り信号受信ブロック6はテスト変調信号を復調し、復
調出力をプリ等化係数算出回路7及び端末フィルタ構成
識別回路8に与える。端末フィルタ構成識別回路8によ
って、入力された復調信号からプリ等化フィルタ17のタ
ップ間隔及びタップ数等を示すフィルタ構成情報が抽出
されて、プリ等化係数算出回路7に供給される。
【0031】プリ等化係数算出回路7は、上り信号受信
ブロック6からの復調信号の波形データを採取し、フィ
ルタ構成情報によって得られるタップ間隔及びタップ数
等に対応させて、端末装置3のプリ等化フィルタ17用の
タップ係数を算出する。このタップ係数はテスト変調信
号を送信した端末装置3のプリ等化フィルタ17の等化能
力を十分に発揮させる値になっている。
【0032】算出された係数はタップ係数情報としてタ
ップ係数送出回路9に供給され、他の下りデータの中に
挿入される。下りデータには変調等の所定の処理が施さ
れ、下り変調信号は分波器5からケーブルネットワーク
1に送出される。
【0033】タップ係数情報を含んだ下り変調信号はケ
ーブルネットワーク1を介して端末装置3に到達し、分
波器11によって下り信号受信ブロック12に供給される。
下り信号受信ブロック12は下り変調信号を復調して端末
装置3用のタップ係数情報を抽出する。このタップ係数
情報はタップ係数制御回路13に与えられ、タップ係数制
御回路13はタップ係数情報に従って、プリ等化フィルタ
17のタップ係数を設定する。これにより、以後の通信処
理において、プリ等化フィルタ17は設定されたタップ係
数を用いて上り信号にプリ等化処理を施す。
【0034】このように、本実施の形態においては、端
末装置3においてプリ等化設定を行うためのテスト変調
信号を送出し、センター装置2がテスト変調信号に挿入
されているフィルタ構成情報に応じたタップ係数を算出
して端末装置3に伝送しており、各端末装置毎に最適な
タップ係数の算出が可能となる。これにより、端末装置
3におけるプリ等化処理によって波形歪の十分な低減効
果を期待することができる。
【0035】ところで、上記実施の形態においては、端
末装置3からフィルタ構成情報を含むテスト変調信号を
送出する例を説明したが、テスト変調信号に含む情報と
しては、センター装置において端末装置のフィルタ構成
を把握可能な情報であればよく、例えば、プリ等化フィ
ルタのタップ数及びタップ間隔を直接示す情報でなくて
もよい。更に、テスト変調信号とは別時刻にフィルタ構
成情報を送出してもよい。なお、フィルタ構成情報は登
録時に一度送出すれば、毎回送出しなくてもよい。
【0036】図2は本発明の他の実施の形態を示すブロ
ック図である。図2において図1と同一の構成要素には
同一符号を付して説明を省略する。本実施の形態は、テ
スト変調信号に挿入する情報として端末コードの情報を
用いる例を示している。
【0037】図2において、端末装置28はテスト信号発
生回路14に代えて、端末コード発生回路29を設けた点が
図1の端末装置3と異なる。センター装置21は、端末フ
ィルタ構成識別回路8に代えて端末コード識別回路22を
設けると共に、サーバアクセス回路23を設けた点が図1
のセンター装置2と異なる。
【0038】本実施の形態においては、センター装置21
は各端末装置に固有のコード番号情報とそのプリ等化フ
ィルタの構成との対応を示すデータベースにアクセスす
る手段を有しており、端末装置からの上り変調信号に含
まれるコード番号情報を抽出して、各端末装置に対応し
た係数を発生するようになっている。
【0039】即ち、端末装置28の端末コード発生回路29
は、テスト変調信号の元となる端末装置固有のコード番
号情報を発生して上り信号送信ブロック15に出力するよ
うになっている。上り信号送信ブロック15は、プリ等化
設定時には、コード番号情報を上り信号に挿入して帯域
制限フィルタ16に供給するようになっている。
【0040】一方、センター装置21の端末コード識別回
路22は、上り信号受信ブロック6から上り信号の復調信
号が与えられ、テスト変調信号を送出した端末装置を示
すコード番号情報を抽出してサーバアクセス回路23に出
力するようになっている。サーバアクセス回路23は、コ
ード番号の情報によってテスト変調信号を送出した端末
装置の製造メーカを把握し、ネットワーク24を介してサ
ーバ25との間でデータの送受を行って、この端末装置の
プリ等化フィルタ17のタップ数及びタップ間隔の情報を
取り込むようになっている。ネットワーク24は例えばイ
ンターネット又は他の類似のネットワークである。
【0041】サーバ25はデータベース26を有しており、
ネットワーク24を介してサーバアクセス回路23との間で
データの送受が可能である。データベース26には所定の
メーカが製造した全ての端末装置の固有のコード番号情
報とそのフィルタ構成情報とが相互に関連づけられて格
納されている。サーバアクセス回路23は、ネットワーク
24を介してデータベース26に格納されているフィルタ構
成情報をダウンロードしてプリ等化係数算出回路7に供
給するようになっている。
【0042】次に、このように構成された実施の形態の
動作について説明する。
【0043】プリ等化設定時には、端末コード発生回路
29はテスト変調信号の元となる端末装置固有のコード番
号情報を発生して上り信号送信ブロック15に出力する。
コード番号情報は上り信号に挿入されて帯域制限フィル
タ16に供給される。上り信号は帯域制限フィルタ16にお
いて帯域制限され、プリ等化フィルタ17を介して変調ブ
ロック18に与えられる。変調ブロック18において上り信
号は変調され、上り変調信号(テスト変調信号)が分波
器11を介してケーブルネットワーク1に送出される。
【0044】本実施の形態においても、ケーブルネット
ワーク1に送出されたテスト変調信号は伝送チャンネル
の周波数特性及び反射の影響等によって、歪んだ状態で
センター装置21に到達する。
【0045】テスト変調信号はセンター装置21の分波器
5を介して上り信号受信ブロック6に供給される。上り
信号受信ブロック6は、テスト変調信号を復調して、復
調信号を端末コード識別回路22及びプリ等化係数算出回
路7に供給する。端末コード識別回路22は、復調信号か
らテスト変調信号を送出した端末装置に固有のコード番
号情報を抽出してサーバアクセス回路23に出力する。
【0046】サーバアクセス回路23は入力されたコード
番号情報からテスト変調信号を送出した端末装置の製造
メーカを特定し、この製造メーカが製造した端末装置に
ついての情報を格納するデータベース26を保存するサー
バ25に対して、ネットワーク24を介してアクセスする。
サーバアクセス回路23は、コード番号情報を検索に用い
て、テスト変調信号を送出した端末装置についてのフィ
ルタ構成情報をデータベース26からダウンロードする。
【0047】サーバアクセス回路23がダウンロードした
フィルタ構成情報はプリ等化係数算出回路7に供給され
る。プリ等化係数算出回路7は、フィルタ構成情報に対
応したタップ数及びタップ間隔に対応させて、復調信号
の波形データに基づくタップ係数を算出する。これによ
り、プリ等化係数算出回路7は、テスト変調信号を送出
した端末装置に最適なタップ係数を出力することができ
る。
【0048】算出された係数はタップ係数情報としてタ
ップ係数送出回路9に供給され、他の下りデータの中に
挿入されて変調処理され、分波器5を介してケーブルネ
ットワーク1に送出される。
【0049】下り信号は端末装置28の分波器11を介して
下り信号受信ブロック12に供給される。下り信号受信ブ
ロック12は下り信号を復調して、タップ係数を取り出し
てタップ係数制御回路13に出力する。タップ係数制御回
路13は下り信号受信ブロック12が抽出したタップ係数を
用いてプリ等化フィルタ17の設定を行う。
【0050】他の作用は図1の実施の形態と同様であ
る。
【0051】このように、本実施の形態においても、図
1の実施の形態と同様の効果が得られることは明らかで
ある。
【0052】なお、本実施の形態においては、端末装置
のコード番号情報とフィルタ構成情報とが関連づけられ
たデータベースが他のネットワークに接続されたサーバ
内に存在するものとして説明したが、センター装置21が
このようなデータベースを有していてもよいことは明ら
かである。
【0053】図3は本発明の他の実施の形態を示すブロ
ック図である。図3において図2と同一の構成要素には
同一符号を付して説明を省略する。本実施の形態は、端
末装置において帯域制限を行うためのフィルタとプリ等
化処理を行うためのフィルタとを共用化した例である。
【0054】端末装置33は、帯域制限フィルタ16及びプ
リ等化フィルタ17に代えてFIRフィルタ34を設けると
共に、タップ係数初期値設定回路35を付加した点が図2
の端末装置28と異なる。また、センター装置31は、プリ
等化係数算出回路7に代えてプリ等化及び帯域制限係数
算出回路32を設けた点が図2のセンター装置21と異な
る。
【0055】端末装置33のFIRフィルタ34は、帯域制
限用とプリ等化用とを兼用している。FIRフィルタ34
はタップ係数制御回路13及びタップ係数初期値設定回路
35に制御されて、上り信号送信ブロック15からの上り信
号に対して、ケーブルネットワーク1の上りチャンネル
の帯域に帯域制限すると共に、伝送時の波形歪を除去す
るための等化処理を施して変調ブロック18に出力するよ
うになっている。
【0056】センター装置31からタップ係数が伝送され
る以前、例えば端末装置33の登録時においては、タップ
係数制御回路13はFIRフィルタ34に対してタップ係数
の設定を行っていない。しかしこの場合でも、上り変調
信号の帯域制限は行う必要がある。そこで、タップ係数
初期値設定回路35は、タップ係数制御回路13によってタ
ップ係数が設定される以前において、FIRフィルタ34
のタップ係数を設定するようになっている。即ち、タッ
プ係数制御回路13は、FIRフィルタ34に対して、上り
信号をケーブルネットワーク1の上りチャンネルの帯域
に帯域制限するためのタップ係数を設定するようになっ
ている。
【0057】センター装置31のプリ等化及び帯域制限係
数算出回路32には、上り信号受信ブロック6から復調信
号が供給されると共に、サーバアクセス回路23からフィ
ルタ構成情報も供給される。プリ等化及び帯域制限係数
算出回路32は、入力された復調信号の波形データを採取
し、テスト変調信号を送出した端末装置33に対応したフ
ィルタ構成情報に応じて、端末装置33において波形等化
を行うためのタップ係数を算出する。更に、本実施の形
態においては、プリ等化及び帯域制限係数算出回路32
は、プリ等化のために算出したタップ係数を基にして、
ケーブルネットワーク1の上りチャンネルの帯域に対応
させて、端末装置33のFIRフィルタ34によるプリ等化
処理及び帯域制限処理が最大の効果を得ることができる
ように、新たなタップ係数を算出する。算出されたプリ
等化及び帯域制限用のタップ係数はタップ係数送出回路
9に与えられる。
【0058】次に、このように構成された実施の形態の
動作について説明する。
【0059】端末コード発生回路29は、プリ等化設定の
ために端末装置固有のコード番号情報を発生して上り信
号送信ブロック15に出力する。上り信号送信ブロック15
において、コード番号情報は上り信号に挿入されてFI
Rフィルタ34に供給される。いま、端末装置33の登録時
のプリ等化設定が行われるものとすると、この時点では
タップ係数制御回路13はFIRフィルタ34に対してタッ
プ係数を設定していない。
【0060】この場合には、タップ係数初期値設定回路
35は、上り信号をケーブルネットワーク1の上りチャン
ネルの帯域に制限するための係数を発生して、FIRフ
ィルタ34のタップ係数として設定する。これにより、F
IRフィルタ34はこの時点では帯域制限フィルタとして
のみ機能する。上り信号はFIRフィルタ34によって帯
域制限された後、変調ブロック18において変調されて分
波器11からケーブルネットワーク1に送出される。
【0061】センター装置31は分波器5を介して端末装
置33からのテスト変調信号を受信し、上り信号受信ブロ
ック6によってテスト変調信号を復調する。上り信号受
信ブロック6からの復調信号は端末コード識別回路22に
与えらて、テスト変調信号を送出した端末装置33のコー
ド番号情報が抽出されてサーバアクセス回路23に供給さ
れる。サーバアクセス回路23は、テスト変調信号を送出
した端末装置33のFIRフィルタ34のフィルタ構成情報
をサーバ25からダウンロードしてプリ等化及び帯域制限
係数算出回路32に供給する。
【0062】プリ等化及び帯域制限係数算出回路32は、
上り信号受信ブロック6からの復調信号の波形データ及
びケーブルネットワーク1の上り伝送チャンネルの帯域
に基づいて、フィルタ構成情報によるタップ係数及びタ
ップ間隔に応じたタップ係数を算出する。即ち、プリ等
化及び帯域制限係数算出回路32からのタップ係数は、テ
スト変調信号を送出した端末装置33のFIRフィルタ34
において、プリ等化処理及び帯域制限処理を最も効果的
に行うことを可能にする値になっている。
【0063】プリ等化及び帯域制限係数算出回路32から
のタップ係数はタップ係数送出回路9に与えられて、下
り変調信号として分波器5からケーブルネットワーク1
に送出される。
【0064】ケーブルネットワーク1を介して伝送され
た下り変調信号は、端末装置33の分波器11を介して下り
信号受信ブロック12に供給され、復調されてタップ係数
が抽出される。タップ係数はタップ係数制御回路13に与
えられ、タップ係数制御回路13はFIRフィルタ34のタ
ップ係数を設定する。これにより、以後、FIRフィル
タ34は、上り信号に対するプリ等化処理及び帯域制限処
理を最も効果的に行うことができる。
【0065】他の作用は図2の実施の形態と同様であ
る。
【0066】このように、本実施の形態においても図2
の実施の形態と同様の効果を得ることができる。更に、
本実施の形態においては、帯域制限用のフィルタとプリ
等化用のフィルタとを共用化可能にして、回路規模を著
しく削減することができるという効果も有する。
【0067】なお、本実施の形態は、テスト変調信号に
含む情報としてコード番号情報を用いた例を説明した
が、フィルタ構成情報を用いた例に適用してもよいこと
は明らかである。
【0068】図4は本発明の他の実施の形態に係る端末
装置を示すブロック図である。図4において図3と同一
の構成要素には同一符号を付して説明を省略する。
【0069】本実施の形態はセンター装置側として図3
と同様の構成のセンター装置31、ネットワーク24及びサ
ーバ25を採用することができる。本実施の形態において
は、タップ係数制御回路13によるFIRフィルタ34に対
するタップ係数の設定によって、FIRフィルタ34が確
実に帯域制限を行うことが可能であるか否かを確認する
ようにしたものである。
【0070】図4において、端末装置40は上り信号送信
ブロック15に代えて上り信号送信ブロック43を採用する
と共に、比較回路41及びリセット回路42を付加した点が
図3の端末装置33と異なる。上り信号送信ブロック43
は、上り信号送信ブロック15と同様の送信処理を行うと
共に、FIRフィルタ34にタップ係数制御回路13によっ
てタップ係数が設定された直後において、所定のテスト
信号をFIRフィルタ34に出力するようになっている。
【0071】比較回路41は、FIRフィルタ34によって
プリ等化処理及び帯域制限処理されたテスト信号が与え
られ、このテスト信号の帯域幅を測定し、端末装置40が
使用する上り伝送チャンネルの帯域幅と比較し、比較結
果をリセット回路42に出力する。リセット回路42は、比
較結果によってFIRフィルタ34からのテスト信号の帯
域幅の方が上りチャンネルの帯域幅よりも広帯域であっ
たことが示された場合にのみ、FIRフィルタ34のタッ
プ係数をタップ係数変更前の状態又はタップ係数初期値
設定回路35が設定した初期値に戻すようになっている。
【0072】なお、比較回路41及びリセット回路42によ
る帯域幅の確認時においては、変調ブロック18を動作停
止状態に設定して、ケーブルネットワークに許容帯域以
上の信号が漏れ出すことを防ぐようになっている。
【0073】次に、このように構成された実施の形態の
動作について説明する。
【0074】下り信号受信ブロック12においてセンター
装置から伝送された下り信号に含まれるタップ係数が抽
出され、タップ係数制御回路13がFIRフィルタ34にタ
ップ係数を設定するまでの動作は図3の実施の形態と同
様である。
【0075】本実施の形態においては、タップ係数制御
回路13によるFIRフィルタ34に対するタップ係数の設
定直後において、変調ブロック18は動作停止状態にさ
れ、上り信号送信ブロック43は所定のテスト信号をFI
Rフィルタ34に出力する。FIRフィルタ34はタップ係
数制御回路13によって設定されたタップ係数を用いてテ
スト信号をプリ等化処理及び帯域制限処理する。FIR
フィルタ34の出力は比較回路41に供給される。
【0076】比較回路41はFIRフィルタ34からのテス
ト信号の帯域幅を測定し、上りチャンネルの帯域幅と比
較する。センター装置において正しくタップ係数が算出
されている場合には、FIRフィルタ34は伝送途中の歪
に応じたプリ等化処理を行うと共に、上りチャンネルの
帯域幅に応じた帯域制限処理を行う。しかしながら、セ
ンター装置におけるタップ係数の算出に誤りが生じた場
合には、FIRフィルタ34のプリ等化処理及び帯域制限
処理は適切に行われないことがある。この場合には、F
IRフィルタ34の出力をそのまま出力させると、ケーブ
ルネットワークに許容帯域以上の信号が送出されてしま
うことがある。
【0077】そこで、リセット回路42は、比較回路41の
比較結果によってFIRフィルタ34の出力の帯域幅が上
りチャンネルの帯域幅よりも広帯域である場合には、F
IRフィルタ34のタップ係数をタップ係数変更前の状態
又はタップ係数初期値設定回路35が設定する初期値に戻
す。これにより、FIRフィルタ34は少なくとも帯域制
限処理については確実に行うことができ、許容帯域以上
の信号がケーブルネットワークに送出されることを防止
することができる。
【0078】他の作用は図3の実施の形態と同様であ
る。
【0079】このように、本実施の形態においては、図
3の実施の形態と同様の効果を得ることができると共
に、センター装置におけるタップ係数の算出に誤りが生
じた場合でも、許容帯域以上の信号がケーブルネットワ
ークに送出されてしまうことを防止することができると
いう効果を有する。
【0080】図5は本発明の他の実施の形態を示すブロ
ック図である。図5において図3と同一の構成要素には
同一符号を付して説明を省略する。本実施の形態も許容
帯域以上の信号がケーブルネットワークに送出されてし
まうことを防止するようにした例である。
【0081】本実施の形態はセンター装置側として図3
と同様の構成のセンター装置31、ネットワーク24及びサ
ーバ25を採用することができる。図5において、端末装
置50は帯域推定回路51及び係数検証回路52を付加した点
が図3の端末装置33と異なるのみである。帯域推定回路
51は、センター装置から伝送された下り信号に含まれる
タップ係数が下り信号受信ブロック12から与えられる。
帯域推定回路51は、下り信号受信ブロック12から与えら
れたタップ係数をFIRフィルタ34に設定した場合にF
IRフィルタ34から出力される信号の帯域幅を推定す
る。帯域推定回路51はこの推定結果と入力されたタップ
係数とを係数検証回路52に出力するようになっている。
【0082】係数検証回路52は、帯域推定回路51の推定
結果によって示される帯域幅と、端末装置50が使用する
上り伝送チャンネルの帯域幅とを比較する。係数検証回
路52は、推定結果によって示される帯域幅が上り伝送チ
ャンネルの帯域幅よりも狭帯域である場合には、センタ
ー装置から伝送されたタップ係数をタップ係数制御回路
13に出力し、逆に広帯域である場合には、センター装置
からのタップ係数をタップ係数制御回路13に出力しな
い。
【0083】タップ係数制御回路13は、係数検証回路52
からタップ係数が供給された場合には、このタップ係数
をFIRフィルタ34に設定し、供給されない場合には、
FIRフィルタ34の設定を行わない。即ち、この場合に
は、FIRフィルタ34は、直前の設定状態又はタップ係
数初期値設定回路35による初期設定状態に維持される。
【0084】次に、このように構成された実施の形態の
動作について説明する。
【0085】下り信号受信ブロック12においてセンター
装置から伝送された下り信号に含まれるタップ係数が抽
出されるまでの動作は図3の実施の形態と同様である。
本実施の形態においては、下り信号受信ブロック12が抽
出したタップ係数は帯域推定回路51に供給される。
【0086】帯域推定回路51は、センター装置から伝送
されたタップ係数をFIRフィルタ34に設定した場合に
FIRフィルタ34から出力される信号の帯域幅を推定す
る。この推定結果はタップ係数と共に係数検証回路52に
与えられる。係数検証回路52は、推定結果によって示さ
れる帯域幅が上り伝送チャンネルの帯域幅よりも広帯域
であるか否かを検証する。
【0087】いま、センター装置によりタップ係数の算
出が正しく行われているものとする。そうすると、推定
結果によって示される帯域幅は上り伝送チャンネルの帯
域幅よりも狭帯域になる。この場合には、係数検証回路
52は、センター装置から伝送されたタップ係数をそのま
まタップ係数制御回路13に出力する。タップ係数制御回
路13は、タップ係数をFIRフィルタ34に設定し、以後
の通信においてセンター装置から伝送されたタップ係数
を用いたフィルタリング処理が行われる。
【0088】ここで、センター装置によるタップ係数の
算出に誤りがあるものとする。この場合には、推定結果
によって示される帯域幅が上り伝送チャンネルの帯域幅
よりも広帯域となることがある。そうすると、係数検証
回路52は、センター装置から伝送されたタップ係数をタ
ップ係数制御回路13に出力しない。従って、タップ係数
制御回路13はFIRフィルタ34にタップ係数を設定せ
ず、FIRフィルタ34は直前の状態のタップ係数を用い
てフィルタリング処理を行う。これにより、許容帯域以
上の信号がケーブルネットワークに送出されることが防
止される。
【0089】このように、本実施の形態においては、図
4の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0090】図6は本発明の他の実施の形態を示すブロ
ック図である。図6において図2及び図3と同一の構成
要素には同一符号を付して説明を省略する。
【0091】本実施の形態はプリ等化処理及び帯域制限
処理を別々のフィルタによって行う端末装置と共通のフ
ィルタによって行う端末装置とが混在する場合の例を示
している。
【0092】図6において、センター装置61と端末装置
63,64とはケーブルネットワーク1を介して接続されて
いる。端末装置63は図3の端末装置33と同一構成であ
る。また、端末装置64は図2の端末装置28と同一構成で
ある。センター装置61は、図2及び図3のセンター装置
21,31と同様の構成であり、プリ等化係数算出回路7並
びにプリ等化及び帯域制限係数算出回路32の両方を有し
ていると共に、係数算出方法選択回路62が付加されてい
る。
【0093】係数算出方法選択回路62は、サーバアクセ
ス回路23、プリ等化係数算出回路7並びにプリ等化及び
帯域制限係数算出回路32の出力が与えられる。係数算出
方法選択回路62は、サーバアクセス回路23からのフィル
タ構成情報に基づいて、プリ等化係数算出回路7並びに
プリ等化及び帯域制限係数算出回路32のうちのいずれか
一方からのタップ係数を選択してタップ係数送出回路9
に供給するようになっている。
【0094】次に、このように構成された実施の形態の
動作について説明する。
【0095】いま、端末装置63がプリ等化設定を行うも
のとする。端末装置63の端末コード発生回路29は端末装
置固有のコード番号情報を発生する。このコード番号情
報を含む上り信号はFIRフィルタ34によって少なくと
も帯域制限処理され、変調ブロック18によって変調され
て、分波器11からケーブルネットワーク1に送出され
る。
【0096】センター装置61は端末装置63からのテスト
変調信号を分波器5を介して取り込み、上り信号受信ブ
ロック6において復調する。端末コード識別回路22はテ
スト変調信号に含まれるコード番号情報を抽出してサー
バアクセス回路23に出力する。サーバアクセス回路23
は、ネットワーク24を介してサーバ25にアクセスし、デ
ータベース26からコード番号情報に対応したフィルタ構
成情報をダウンロードする。
【0097】サーバアクセス回路23はダウンロードした
フィルタ構成情報によって端末装置63がプリ等化処理及
び帯域制限処理を行うFIRフィルタを有していること
を把握する。プリ等化及び帯域制限係数算出回路32は、
サーバアクセス回路23からのフィルタ構成情報に応じ
て、上り信号受信ブロック6からの波形データ及びケー
ブルネットワーク1の上りチャンネルの帯域幅に基づく
タップ係数を発生して係数算出方法選択回路62に出力す
る。
【0098】係数算出方法選択回路62は、サーバアクセ
ス回路23からのフィルタ構成情報によって、プリ等化及
び帯域制限係数算出回路32の出力を選択して、タップ係
数送出回路9に出力する。こうして、端末装置63に対応
したタップ係数を含む下り変調信号がケーブルネットワ
ーク1に送出され、端末装置63において受信される。端
末装置63のタップ係数制御回路13は、センター装置61か
ら伝送されたタップ係数をFIRフィルタ34に設定す
る。
【0099】次に、端末装置64がプリ等化設定を行うも
のとする。端末装置64の端末コード発生回路29は端末装
置固有のコード番号情報を発生する。このコード番号情
報を含む上り信号は帯域制限フィルタ16によって帯域制
限処理され、変調ブロック18によって変調されて、分波
器11からケーブルネットワーク1に送出される。
【0100】センター装置61は端末装置64からのテスト
変調信号を分波器5を介して取り込み、上り信号受信ブ
ロック6において復調する。端末コード識別回路22はテ
スト変調信号に含まれるコード番号情報を抽出してサー
バアクセス回路23に出力する。サーバアクセス回路23
は、ネットワーク24を介してサーバ25にアクセスし、デ
ータベース26からコード番号情報に対応したフィルタ構
成情報をダウンロードする。
【0101】サーバアクセス回路23はダウンロードした
フィルタ構成情報によって端末装置64がプリ等化処理の
みを行うプリ等化フィルタ17を有していることを把握す
る。プリ等化係数算出回路7は、サーバアクセス回路23
からのフィルタ構成情報に応じて、上り信号受信ブロッ
ク6からの波形データに応じたタップ係数を発生して係
数算出方法選択回路62に出力する。
【0102】係数算出方法選択回路62は、サーバアクセ
ス回路23からのフィルタ構成情報によって、プリ等化係
数算出回路7の出力を選択して、タップ係数送出回路9
に出力する。こうして、端末装置64に対応したタップ係
数を含む下り変調信号がケーブルネットワーク1に送出
され、端末装置64において受信される。端末装置64のタ
ップ係数制御回路13は、センター装置61から伝送された
タップ係数をプリ等化フィルタ17に設定する。
【0103】このように、本実施の形態においても図2
及び図3の実施の形態と同様の効果を得ることができ
る。
【0104】なお、図6の実施の形態において、端末装
置として図4及び図5に示す端末装置40,50を用いても
よいことは明らかである。また、センター装置は1社の
製造メーカに対応したサーバにアクセスする例を示した
が、ネットワークに他のメーカ用のサーバを追加するこ
とで、端末装置を複数の製造メーカが製造している場合
でも対応可能である。
【0105】なお、上述したように、各実施の形態にお
いて、センター装置は、フィルタ構成情報を保持するデ
ータベースをセンター装置内部に有していてもよいが、
この場合でも、インターネット等の広域ネットワークを
介してデータベースの更新及び追加等が可能であること
が望ましい。
【0106】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、セ
ンター装置が端末装置のフィルタの構成に応じた係数を
送出させることを可能にすることにより、端末装置にお
いて十分なフィルタ特性を得ることができると共に、端
末装置においてプリ等化用と帯域制限用とのフィルタを
共用化可能にして回路規模を低減することができるとい
う効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るデータ通信システム装置の一実施
の形態を示すブロック図。
【図2】本発明の他の実施の形態を示すブロック図。
【図3】本発明の他の実施の形態を示すブロック図。
【図4】本発明の他の実施の形態を示すブロック図。
【図5】本発明の他の実施の形態を示すブロック図。
【図6】本発明の他の実施の形態を示すブロック図。
【符号の説明】
1…ケーブルネットワーク、2…センター装置、3…端
末装置、6…上り信号受信ブロック、7…プリ等化係数
算出回路、8…端末フィルタ構成識別回路、12…下り信
号受信ブロック、13…タップ係数制御回路、14…テスト
信号発生回路、15…上り信号送信ブロック、16…帯域制
限フィルタ、16…プリ等化フィルタ。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の伝送路にセンター装置への上り信
    号を送出するための上り送信系に設けられ、プリ等化処
    理及び帯域制限処理のうちの少なくともプリ等化処理を
    行うフィルタと、 前記センター装置において前記フィルタの構成を把握す
    ることを可能にする情報を前記上り信号として送出する
    情報送出手段と、 前記センター装置から前記所定の伝送路を介して伝送さ
    れた下り信号に含まれる係数の情報を用いて前記フィル
    タを設定するフィルタ設定手段とを具備したことを特徴
    とする端末装置。
  2. 【請求項2】 所定のフィルタを具備した端末装置から
    所定の伝送路を介して伝送された上り信号に含まれる前
    記フィルタの構成を把握することを可能にする情報を抽
    出し、抽出した情報に基づいて前記端末装置が具備した
    前記フィルタの構成を検出するフィルタ構成検出手段
    と、 前記フィルタ構成検出手段の検出結果に基づいて前記端
    末装置が具備した前記フィルタの係数を算出する係数算
    出手段と、 前記係数算出手段が算出した係数の情報を前記所定の伝
    送路を介して前記端末装置に送出する送出手段とを具備
    したことを特徴とするセンター装置。
  3. 【請求項3】 端末装置において、 所定の伝送路にセンター装置への上り信号を送出するた
    めの上り送信系に設けられ、プリ等化処理及び帯域制限
    処理のうちの少なくともプリ等化処理を行うフィルタ
    と、 前記センター装置において前記フィルタの構成を把握す
    ることを可能にする情報を前記上り信号として送出する
    情報送出手段と、 前記センター装置から前記所定の伝送路を介して伝送さ
    れた下り信号に含まれる係数の情報を用いて前記フィル
    タを設定するフィルタ設定手段とを具備し、 センター装置において、 前記端末装置から前記所定の伝送路を介して伝送された
    上り信号に含まれる前記フィルタの構成を把握すること
    を可能にする情報を抽出し、抽出した情報に基づいて前
    記端末装置が具備した前記フィルタの構成を検出するフ
    ィルタ構成検出手段と、 前記フィルタ構成検出手段の検出結果に基づいて前記端
    末装置が具備した前記フィルタの係数を算出する係数算
    出手段と、 前記係数算出手段が算出した係数の情報を前記所定の伝
    送路を介して前記端末装置に送出する送出手段とを具備
    したことを特徴とするデータ通信システム装置。
  4. 【請求項4】 前記フィルタの構成を把握することを可
    能にする情報は、前記フィルタの構成を示す情報である
    ことを特徴とする請求項3に記載のデータ通信システム
    装置。
  5. 【請求項5】 前記フィルタの構成を把握することを可
    能にする情報は、前記端末装置を特定する情報であり、 前記フィルタ構成検出手段は、端末装置毎のフィルタ構
    成を示す情報を保持もしくは検索する手段を具備したこ
    とを特徴とする請求項3に記載のデータ通信システム装
    置。
  6. 【請求項6】 前記フィルタは、プリ等化処理及び帯域
    制限処理の両方の処理を行うものであって、 前記端末装置は、前記フィルタの出力の帯域が許容帯域
    を越える場合には前記フィルタ設定手段による前記フィ
    ルタの設定を禁止する帯域確認手段を具備したことを特
    徴とする請求項3に記載のデータ通信システム装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013115725A (ja) * 2011-11-30 2013-06-10 Asahi Kasei Electronics Co Ltd 歪補償器

Cited By (1)

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JP2013115725A (ja) * 2011-11-30 2013-06-10 Asahi Kasei Electronics Co Ltd 歪補償器

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