JPH1032284A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JPH1032284A
JPH1032284A JP8187622A JP18762296A JPH1032284A JP H1032284 A JPH1032284 A JP H1032284A JP 8187622 A JP8187622 A JP 8187622A JP 18762296 A JP18762296 A JP 18762296A JP H1032284 A JPH1032284 A JP H1032284A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体装置の有効面積率を向上させる。 【解決手段】 第1の能動素子が形成された第1の半導
体基板60と、第2の能動素子が形成された第2の半導
体基板100とが一体化された半導体装置において、前
記第1の能動素子と前記第2の能動素子とは電気的に接
続され、且つ第1、第2の能動素子の外部接続電極6
2,63,64...は複数に電気的に分離分割された
前記第1の半導体基板60を用いたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置に関し、
特に、半導体装置のチップ面積と、半導体装置をプリン
ト基板等の実装基板上に実装する実装面積との比率で表
す実装有効面積率を向上させ、高機能化した半導体装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的にシリコン基板上にトランジスタ
素子が形成された半導体装置は、図12に示すような構
成が主に用いられる。1はシリコン基板、2はシリコン
基板1が実装される放熱板等のアイランド、3はリード
端子、及び4は封止用の樹脂モールドである。
【0003】シリコン基板11に形成されるトランジス
タ素子は、図13に示すように、例えば、N型シリコン
基板11にコレクタ領域となるN型のエピタキシャル層
12にボロン等のP型の不純物を拡散してベース領域1
3が形成され、そのベース領域13内にリン等のN型の
不純物を拡散してエミッタ領域14が形成される。シリ
コン基板11の表面にベース領域13、エミッタ領域1
4の一部を露出させる開口部を有した絶縁膜15が形成
され、その露出されたベース領域13、エミッタ領域1
4上にアルミニウム等の金属が蒸着されベース電極1
6、エミッタ電極17が形成される。このような構成の
トランジスタではシリコン基板がコレクタ電極18とな
る。
【0004】上記のように、トランジスタ素子が形成さ
れたシリコン基板1は、図10に示すように、銅ベース
の放熱板等のアイランド2に半田等のろう材5を介して
固着実装され、シリコン基板1の周辺に配置されたリー
ド端子3にトランジスタ素子のベース電極、エミッタ電
極とがそれぞれワイヤーボンディングによってワイヤー
で電気的に接続されている。コレクタ電極に接続される
リード端子はアイランドと一体に形成されており、シリ
コン基板をアイランド上に実装することで電気的に接続
された後、エポキシ樹脂等の熱硬化型樹脂4によりトラ
ンスファーモールドによって、シリコン基板とリード端
子の一部を完全に被覆保護し、3端子構造の半導体装置
が提供される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】樹脂モールドされた半
導体装置は、通常、ガラスエポキシ基板等の配線基板に
実装され、実装基板上に実装された他の半導体装置、回
路素子と電気的に接続され所定の回路動作を行うための
一部品として取り扱われる。図14は、実装基板上に半
導体装置を実装したときの断面図を示し、20は半導体
装置、21、23はベース又はエミッタ電極用のリード
端子、22はコレクタ用のリード端子、30は実装基板
である。
【0006】実装基板30上に半導体装置20が実装さ
れる実装面積は、リード端子21、22、23とそのリ
ード端子と接続される導電パッドで囲まれた領域によっ
て表される。実装面積は半導体装置20内のシリコン基
板(半導体チップ)面積に比べ大きく、実際に機能を持
つ半導体チップの面積に比べ実装面積の殆どはモールド
樹脂、リード端子によって取られている。
【0007】ここで、実際に機能を持つ半導体チップ面
積と実装面積との比率を有効面積率として考慮すると、
樹脂モールドされた半導体装置では有効面積率が極めて
低いことが確認されている。有効面積率が低いことは、
半導体装置20を配線基板30上の他の回路素子と接続
使用とする場合に、実装面積の殆どが機能を有する半導
体チップとは直接関係のないデッドスペースとなる。有
効面積率が小さいと上記したように、実装基板30上で
デットスペースが大きくなり、実装基板30の高密度小
型化の妨げとなる。
【0008】特に、この問題はパッケージサイズが小さ
い半導体装置に顕著に現れる。例えば、EIAJ規格の
SC75A外形に搭載される半導体チップの最大サイズ
は、図15に示すように、0.40mm×0.40mmが最
小である。この半導体チップを金属リード端子とワイヤ
ーで接続し、樹脂モールドすると半導体装置の全体のサ
イズは、1.6mm×1.6mmとなる。この半導体装置の
チップ面積は0.16mmで、半導体装置を実装する実装
面積は半導体装置の面積とほぼ同様として考えて、2.
56mmであるため、この半導体装置の有効面積率は約
6.25%となり、実装面積の殆どが機能を持つ半導体
チップ面積と直接関係のないデットスペースとなってい
る。
【0009】この有効面積率に関する問題は、特に、上
記したようにパッケージサイズが極めて小さい半導体装
置において顕著に現れるが、半導体チップを金属リード
端子でワイヤー接続し、樹脂モールドする、樹脂封止型
の半導体装置であっても同様に問題となる。近年の電子
機器、例えば、パーソナルコンピュータ、電子手帳等の
携帯情報処理装置、8mmビデオカメラ、携帯電話、カ
メラ、液晶テレビ等において用いられる配線基板は、電
子機器本体の小型化に伴い、その内部に使用される実装
基板も高密度小型化の傾向にある。
【0010】しかし、上記の先行技術の樹脂封止型の半
導体装置では、上述したように、半導体装置を実装する
実装面積にデットスペースが大きいため、実装基板の小
型化に限界があり、実装基板の小型化の妨げの一つの要
因となっていた。ところで、有効面積率を向上させる先
行技術として特開平3−248551号公報がある。こ
の先行技術について、図16にもとずいて簡単に説明す
る。この先行技術は、樹脂モールド型半導体装置を実装
基板等に実装したときの実装面積をできるだけ小さくす
るために、半導体チップ40のベース、エミッタ、及び
コレクタ電極と接続するリード端子41、42、43を
樹脂モールド44の側面より外側に導出させず、リード
端子41、42、43を樹脂モールド44側面と同一面
となるように形成することが記載されている。
【0011】この構成によれば、リード端子41、4
2、43の先端部分が導出しない分だけ実装面積を小さ
くすることができ、有効面積率を若干向上させることは
できるが、デッドスペースの大きさはあまり改善されな
い。有効面積率を向上させるためには、半導体装置の半
導体チップ面積と実装面積とをほぼ同一にするこが条件
であり、樹脂モールド型の半導体装置では、この先行技
術の様に、リード端子の先端部を導出させなくても、モ
ールド樹脂の存在によって有効面積率を向上させること
は困難である。
【0012】また、上記の半導体装置では、半導体チッ
プと接続するリード端子、モールド樹脂を必要不可欠と
するために、半導体チップとリード端子とのワイヤ接続
工程、モールド樹脂の射出成形工程という工程を必要と
し、材料コスト面及び製造工程が煩雑となり、製造コス
トを低減できない課題がある。有効面積率を最大限大き
くするには、上記したように、半導体チップを直接実装
基板上に実装することにより、半導体チップ面積と実装
面積とがほぼ同一となり有効面積率が最大となる。
【0013】半導体チップを実装基板等の基板上に実装
する一つの先行技術として、例えば、特開平6−338
504号公報に示すように、半導体チップ45上に複数
のバンプ電極46を形成したフリップチップを実装基板
47フェイスダウンボンディングする技術が知られてい
る(図17参照)。この先行技術は、通常、MOSFE
T等、シリコン基板の同一主面にゲート(ベース)電
極、ソース(エミッタ)電極、ドレイン(コレクタ)電
極が形成され、電流或いは電圧のパスが横方向に形成さ
れる比較的発熱量の少ない横型の半導体装置に主に用い
られる。
【0014】しかし、トランジスタデバイス等のように
シリコン基板が電極の一つとなり、各電極が異なる面に
形成され電流のパスが縦方向に流れる縦型の半導体装置
では、上記のフリップチップ技術を使用することは困難
である。半導体チップを実装基板等の基板上に実装する
他の先行技術として、例えば、特開平7−38334号
公報に示すように、実装基板51上に形成された導電パ
ターン52上に半導体チップ53をダイボンディング
し、半導体チップ53周辺に配置された導電パターン5
2と半導体チップ53との電極をワイヤ54で接続する
技術が知られている(図18参照)。この先行技術で
は、先に述べたシリコン基板が一つの電極を構成した縦
型構造のトランジスタ等の半導体チップに用いることは
できる。
【0015】半導体チップ53とその周辺に配置された
導電パターン52とを接続するワイヤ54は通常、金細
線が用いられることから、金細線とボンディング接続さ
れるボンディング接合部のピール強度(引張力)を大き
くするために、約200℃〜300℃の加熱雰囲気中で
ボンディングを行うことが好ましい。しかし、絶縁樹脂
系の実装基板上に半導体チップをダイボンディングする
場合には、上記した温度まで加熱すると配線基板に歪み
が生じること、及び、実装基板上に実装されたチップコ
ンデンサ、チップ抵抗等の他の回路素子を固着する半田
が溶融するために、加熱温度を約100℃〜150℃程
度にしてワイヤボンディング接続が行われているため、
ボンディング接合部のピール強度が低下する問題があ
る。
【0016】この先行技術では、通常、ダイボンディン
グされた半導体チップはエポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂
で被覆保護されるために、ピール強度の低下はエポキシ
樹脂の熱硬化時の収縮等によって接合部が剥離されると
いう問題がある。さらに、従来ではトランジスタと例え
ばバイポーラIC、MOSIC等の能動素子を実装基板
上で接続する場合には、樹脂モールドされたトランジス
タとバイポーラICを個々に実装しなければならず、上
述したように実装基板の実装面積率を低下させる。
【0017】本発明は、上述した事情に鑑みて成された
ものであり、本発明は、半導体チップと接続されるリー
ド端子、及びモールド樹脂を必要とせず、半導体チップ
面積と実装基板上に実装する実装面積との比率である有
効面積率を最大限向上させ、実装面積のデットスペース
最小限小さくし、且つ高機能化した半導体装置を提供す
る。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するために以下の構成を採用した。即ち、第1に本
発明の半導体装置は、第1の能動素子が形成された第1
の半導体基板と、第2の能動素子が形成された第2の半
導体基板とが一体化された半導体装置において、前記第
1の能動素子と前記第2の能動素子とは電気的に接続さ
れ、且つ第1、第2の能動素子の外部接続電極は複数に
電気的に分離分割された前記第1の半導体基板を用いた
ことを特徴としている。
【0019】第2に本発明の半導体装置は、基板の所定
の能動素子形成領域に第1の能動素子が形成され、前記
能動素子形成領域の前記基板を少なくとも前記能動素子
の一の電極とした一の外部接続用電極領域と、少なくと
も前記能動素子の他の電極と電気的に接続され前記基板
の一部分よりなる複数の他の外部接続用電極領域とを有
した第1の半導体基板と、少なくとも前記他の電極と前
記他の外部接続用電極とを電気的に接続する配線パター
ン及び第2の能動素子が形成された第2の半導体基板
と、前記第1の半導体基板と前記第2の半導体基板とが
一体化され、前記第2の半導体基板上に形成された前記
配線パターンを介して前記第1の能動素子の他の電極と
前記他の外部接続用電極領域、及び前記第2の能動素子
の電極と前記他の外部接続用電極領域とが接続され、前
記第1の半導体基板に設けられたスリットにより、前記
一の外部接続用電極領域と前記他の外部接続用電極領域
とが電気的に分離されていることを特徴としている。
【0020】ここで、前記第1の半導体基板と前記第2
の半導体基板とは絶縁接着樹脂層を介して配置されるこ
とを特徴している。また、前記第1の能動素子はトラン
ジスタ、パワーMOSFETであることを特徴としてい
る。また、前記第2の能動素子はバイポーラIC或いは
MOSIC及びそれらの複合ICであることを特徴とし
ている。
【0021】上述したように、第1の能動素子が形成さ
れた第1の半導体基板と、第2の能動素子が形成された
第2の半導体基板とが一体化された半導体装置におい
て、前記第1の能動素子と前記第2の能動素子とは電気
的に接続され、且つ第1、第2の能動素子の外部接続電
極は複数に電気的に分離分割された前記第1の半導体基
板を用いることにより、従来の半導体装置のように、外
部電極と接続する金属製のリード端子、保護用の封止モ
ールドが不必要となり、半導体装置の外観寸法を著しく
小型化にすることができる。さらに、トランジスタ等の
第1の能動素子とバイポーラIC等の第2の能動素子を
複合化した高機能化された半導体装置を提供することが
できる。
【0022】また、上記したように、外部接続用の金属
リード端子、及び樹脂封止用モールドが不要であるため
に、半導体装置の製造コストを著しく低減化することが
できる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の半導体装置の実
施形態について説明する。本発明の半導体装置は、図1
に示すように、第1の半導体基板60と、能動素子が形
成される能動素子形成領域61と、能動素子形成領域6
1に形成された第1の能動素子の一の電極であり、外部
接続するための一の外部接続用電極62と、能動素子形
成領域61と電気的に分離され第1の基板60の一部分
を少なくとも能動素子の他の電極の外部電極とする複数
の他の外部接続用電極63、64...と、第1の基板
60と対向配置された第2の半導体基板100と、第2
の基板100に形成された第2の能動素子とをから構成
されている。
【0024】第1の半導体基板60は、例えば、N+型
の単結晶シリコン基板が用いられ、その第1の基板60
上にエピタキシャル成長技術によりN-型のエピタキシャ
ル層66が形成される。第1の半導体基板60の所定領
域はパワーMOS、トランジスタ等の第1の能動素子が
形成される能動素子形成領域61と少なくとも第1の能
動素子の電極接続される複数の外部接続用電極63、6
4...となる外部接続電極領域63A,64A...
とが設けられている。
【0025】この能動素子形成領域61に上記した第1
の能動素子が形成される。ここでは、N-型のエピタキシ
ャル層をコレクタ領域66Aとしたトランジスタが形成
される。能動素子形成領域61上にホトレジストを形成
し、ホトレジストによって露出された領域にボロン
(B)等のP型の不純物を選択的に熱拡散して所定の深
さを有した島状のベース領域71が形成される。
【0026】ベース領域71形成後、能動素子形成領域
61上に再度ホトレジストを形成し、ホトレジストによ
って露出されたベース領域71内にリン(P)、アンチ
モン(Sb)等のN型の不純物を選択的に熱拡散してト
ランジスタのエミッタ領域72が形成される。このエミ
ッタ領域72を形成する際に、ベース領域71を囲むリ
ング状のガードリング用のN+型の拡散領域73を形成
しておく場合もある。さらに、N+型のエミッタ領域7
2を形成する際、N+型の拡散は外部接続用電極となる
電極領域63A,64A...上にも行われ、電極領域
63A、64A...に高濃度拡散層81が形成され
る。
【0027】第1の半導体基板60の表面には、ベース
領域71表面を露出するベースコンタクト孔及びエミッ
タ領域72表面を露出するエミッタコンタクト孔を有す
るシリコン酸化膜、或いはシリコン窒化膜等の絶縁膜7
4が形成される。ガードリング用の拡散領域73を形成
した場合には、かかる、拡散領域73表面を露出するガ
ードリングコンタクト孔が形成される。この絶縁膜74
は、外部接続用電極となる電極領域63A,64
A...上にも形成され、電極領域63A,64
A...の表面を露出する外部接続用コンタクト孔が形
成されている。
【0028】ベースコンタクト孔、エミッタコンタクト
孔、外部接続用コンタクト孔及びガードリングコンタク
ト孔によって露出されたベース領域71、エミッタ領域
72、電極領域63A,64A及びガードリング拡散領
域73上には、選択的にアルミニウム等の金属材料で蒸
着されたベース電極75、エミッタ電極76、接続用電
極77が形成される。
【0029】ベース電極75、エミッタ電極76、及び
接続用電極77にアルミニウムを用いた場合には、基板
60上にPSG膜、SiN、SiNx等の絶縁物からな
るパッシベーション膜74Aを形成し、ベース電極7
5、エミッタ電極76、接続用電極77上のパッシベー
ション膜74Aを選択的に除去し、各電極75、76、
77の表面を露出させる。さらに、露出された領域内に
クロム、銅等を選択的にメッキしてメッキ層79を形成
し各電極75、76、77の腐食による不具合を防止す
る必要がある。
【0030】トランジスタが形成された能動素子形成領
域61と複数の外部接続電極領域63A,64A...
とを有した第1の半導体基板60表面上にはシリコン
系、エポキシ系或いはポリイミド系或いは光硬化性の絶
縁接着樹脂層78を介して第2の半導体基板100が対
向配置されて固着される。第2の基板100上には、第
2の能動素子及び配線パターンが形成されており、この
配線パターンによって、トランジスタのベース電極7
5、或いはエミッタ電極76と所定の外部接続電極領域
63A,64A...との電気的が接続がそれぞれ行わ
れる。
【0031】第2の半導体基板100は、例えば、単結
晶のP型半導体基板が用いられ、その基板100にバイ
ポーラIC、MOSIC等の第2の能動素子が形成され
る。例えば、図1に示すように、P型半導体基板に所定
形状のフォトマスクを形成し、アンチモン等のN型の高
濃度不純物を拡散して島状のN+型の埋め込みコレクタ
領域101が形成される。フォトマスクを除去した後、
第2の基板100上にエピタキシャル成長技術によりN-
型のエピタキシャル層102が形成される。
【0032】エピタキシャル層102上にアイソレーシ
ョン拡散領域を露出するマスクを形成し、かかる、アイ
ソレーション拡散領域にボロン等のP+型の不純物を拡
散してアイソレーション拡散領域103が形成される。
このアイソレーション拡散領域103によりトランジス
タの活性領域となるN型領域はP型の不純物で囲まれ
る。
【0033】エピタキシャル層102にホトレジストを
形成し、ホトレジストによって露出された領域にボロン
(B)等のP型の不純物を選択的に熱拡散して所定の深
さを有した島状のベース領域104が形成される。ベー
ス領域104形成後、エピタキシャル層102上に再度
ホトレジストを形成し、ホトレジストによって露出され
たベース領域104内及びコレクタ領域内にリン
(P)、アンチモン(Sb)等のN型の不純物を選択的
に熱拡散してトランジスタのエミッタ領域105及びコ
レクタコンタクト拡散領域106が形成される。
【0034】第2の半導体基板100の表面には、ベー
ス領域104表面を露出するベースコンタクト孔、エミ
ッタ領域105表面を露出するエミッタコンタクト孔及
びコレクタコンタクト拡散領域表面を露出するコレクタ
コンタクト孔を有するシリコン酸化膜、或いはシリコン
窒化膜等の絶縁膜107が形成される。ベースコンタク
ト孔、エミッタコンタクト孔、コレクタコンタクト孔に
よって露出されたベース領域104、エミッタ領域10
6、コレクタコンタクト領域107には、選択的にアル
ミニウム等の金属材料で蒸着されたベース電極107、
エミッタ電極108、コレクタ電極109及び必要に応
じてそれら各電極から延在される配線Aが所定の位置ま
で配置形成される。本実施形態は、コレクタ電極配線1
09Aは第1の基板60の外部接続用電極と接続するた
めに所定の位置まで延在配置されている。
【0035】ベース電極107、エミッタ電極108、
及びコレクタ電極109にアルミニウムを用いた場合に
は、第2の基板100上にPSG膜、SiN、SiNx
等の絶縁物からなるパッシベーション膜110を形成
し、ベース電極107、エミッタ電極108、コレクタ
電極109上或いは/及び必要に応じて各電極107、
108、109から延在された配線Aの所定位置上のパ
ッシベーション膜110を選択的に除去し、各電極10
7、108、109或いは/及び配線Aの表面を露出さ
せる。さらに、露出された領域内にクロム、銅等を選択
的にメッキしてメッキ層111を形成し各電極等の腐食
による不具合を防止している。
【0036】さらに、第2の基板100上には、第1の
基板60の能動素子形成領域61で形成された第1の能
動素子の電極と、第1の基板60から形成される外部接
続用電極とを接続するための冗長用のパターン配線11
2が形成される。このパターン配線112は、一般的な
多層配線技術が用いられ、例えば、アルミニウム等に金
属を選択的に蒸着して形成され、その上面にPSG膜、
SiN、SiNx等の絶縁物からなるパッシベーション
膜113を形成し、パターン配線の所定位置上のパッシ
ベーション膜を選択的に除去し、配線112の表面を露
出させる。さらに、露出された領域内に、上記したよう
にクロム、銅等を選択的にメッキしてメッキ層114を
形成し露出されたパターン配線112の腐食による不具
合を防止している。
【0037】第2の基板100上に形成されたメッキ層
111、114上には、高さ約3μ〜25μの金等の金
属からなるバンプ電極115が形成され、このバンプ電
極115により、第1の基板60上に形成された第1の
能動素子の電極、および外部接続電極領域に形成された
接続電極77との接触が行われ両基板60、100上に
形成された第1、第2の能動素子の電気的導通が成され
ることになる。
【0038】第2の基板100上には、図1からは明ら
かにされないが、複数のトランジスタ、ダイオード等の
素子が形成され所定機能を有したバイポーラICが形成
されている。また、バンプ電極115は第2の基板10
0のみに形成されるものではなく、第1の基板60側に
形成しても良い。両半導体基板60、100を固着一体
化する樹脂層78は、上記したように、種々の材料が存
在するが、例えば、紫外線で硬化するアクリル樹脂等の
光硬化性樹脂とエポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂とを混合
させたハイブリッドタイプの光熱硬化性樹脂を用いるも
のとする。光熱硬化性樹脂を例えば、基板60上に塗布
し、能動素子形成領域61上に形成されたトランジスタ
のベース電極75、エミッタ電極76および外部接続電
極領域63A、64A...上に形成された接続電極7
7と第2の基板100上に形成したバンプ電極115と
が一致するように両基板60、100との位置合わせを
行い密着させる。
【0039】その後、約80℃〜100℃程度の加熱処
理を行い樹脂層78を熱硬化させ、両基板60、100
を固着一体化する。この時、各電極75、76、77と
バンプ電極115とは接触し電気的導通は行われている
が、十分な導通状態ではない。その後、紫外線を照射す
ることで樹脂層78中の光硬化性樹脂の硬化が始まり、
その光熱硬性樹脂の硬化時の収縮力で両基板60、10
0が互いに引き合わさられ、第1の基板60上の各電極
75、76、77とバンプ電極115との接触が十分に
保たれ電気的導通が確実に行われる。樹脂層78は各電
極75、76、77とバンプ電極115とを良好に導通
させるとともに、両基板60、100の接着をも同時に
行うものである。
【0040】ところで、第2の基板100上に形成する
バンプ電極115の高さが低い場合には、第1の基板6
0上の形成した各電極上にも別のバンプ電極を形成する
ことが好ましい。第2の基板100上に形成したバンプ
電極115の高さが低すぎると両基板60、100の離
間距離、即ち樹脂層78の膜厚が薄くなり、後述するス
リット孔80を形成したときに、スリット孔80の先端
部分が第2の基板100の表面まで達し、配線パターン
112或いは第2の能動素子を切断する可能性があり、
両基板60、100の離間距離を十分に考慮する必要が
ある。
【0041】第1の基板60上に形成された能動素子形
成領域61と外部接続電極領域63A,64A...と
は、第1の基板60の裏面側から形成されたスリット孔
80によって、それぞれ電気的に分離され、個々の領域
61、63A,64A...が半導体装置の外部接続用
電極62、63、64....となる。例えば、図2に
示すような、トランジスタQとそのトランジスタQを制
御する4入力端子を有する制御回路とからなる等価回路
を有する半導体装置の場合、トランジスタQは第1の基
板60に形成され、制御回路は第2の基板100に形成
される。この時、制御回路は例えば、バイポーラICで
構成されるものとする。図3は外部接続用電極となる第
1の基板60の裏面を示すものであり、この等価回路の
半導体装置の外部接続用電極は、例えば、図3に示すよ
うに配列することができる。トランジスタQのVCC(コ
レクタ端子)用の外部接続電極62は上段中央部に、出
力用の外部接続用電極63は下段左に配置される。制御
回路の3入力用の外部接続用電極64、65、66及び
アース用の外部接続用電極67は残りの位置に配置され
る。ここで、65A...67Aは分離前の電極領域を
示す。
【0042】さらに、述べると、能動素子形成領域61
の第1の基板60は半導体装置のVCC用の外部接続用
電極62、外部接続電極領域63Aの第1の基板60は
半導体装置の入力用の外部接続用電極63、外部接続電
極領域64A...の基板60は半導体装置の入力用の
外部接続用電極64...となり、同一の第1の半導体
基板60を用い、且つ、同一平面上に半導体装置の各入
出力用の外部接続用電極62、63、64...が形成
されることになる。
【0043】半導体装置の外部接続用電極領域64A,
63A...には、上記したように、高濃度拡散層81
を形成していおり、外部接続用電極64.....と各
電極を接続する配線抵抗によるロスを緩和している。こ
の高濃度拡散層81は、電極領域64A,63A...
のエピタキシャル層66の膜厚が比較的薄い場合、上記
したように、エミッタ領域72を形成する拡散工程で形
成される。
【0044】エピタキシャル層60の膜厚が比較的厚い
場合には、エピタキシャル層60を形成する前に、電極
領域63A,64A...上にN+型の不純物をデポジ
ションし、その後、エピタキシャル層60を形成し、さ
らに熱拡散工程を行い第1の基板60側から高濃度拡散
領域81を成長させておいた状態にしておけば、エミッ
タ領域72を形成するときに高濃度拡散領域81、81
が接触し、電極領域63A,64A...内に高濃度拡
散層81を形成することができる。
【0045】各外部接続用電極62、63、6
4....を電気的に分離するスリット孔80は、上記
のように、第1の半導体基板60の裏面側から樹脂層7
8まで達するように形成され、例えば、イオンビーム、
レーザ等を照射する光学的方法、ドライエッチング、ウ
エットエッチングによる化学的方法、或いはダイシング
装置によるダイシングブレードを用いた機械的方法等に
より形成される。上記のいずれの方法によってもスリッ
ト孔80を形成することはできる。
【0046】ここで重要なことは、スリット孔80の深
さが浅くなると各外部接続用電極62、63、6
4...の電気分離が十分に行なわれず短絡不良となる
不具合が生じるため、各外部接続用電極62、63、6
4....が完全に電気的に分離するように、スリット
孔80の先端部(底部)は樹脂層78内に約2μ〜6μ
程度入るように形成される。スリット孔80によって各
外部接続用電極62、63、64...は完全に分離区
画されるが、樹脂層78によって同一平面に支持固定さ
れる。また、各外部接続用電極62、63、6
4....となる第1の基板60表面には、半田メッキ
等のメッキ層が形成され、実装基板上に形成された導電
パターンとの半田接続を良好にする。
【0047】スリット孔80内にはエポキシ樹脂等の熱
硬化性樹脂が充填され絶縁樹脂層95が形成される。こ
の樹脂層95は分離された各外部接続用電極62、6
3、64...の電気的分離を確実に行う。また、この
樹脂層95をスリット孔80に充填することにより、各
外部接続用電極62、63、64...間の接着強度が
向上し、ストレス等の外部応力に対する悪影響を予防す
ることができる。スリット孔80の幅は数十μと非常に
小さいので含浸性の熱硬化性の樹脂を用いることで容易
にスリット孔80内に充填することができる。
【0048】スリット孔80によって電気的に個々に分
離された各外部接続用電極62、63、64...のエ
ッヂ部分はテーパー部91が形成されている。このテー
パー部91は、実装基板上に本発明の半導体装置を実装
したときに、図4に示すように、各外部接続用電極6
2、63、64...と実装基板上に形成されたパッド
(ランド)とを半田接合部分の半田フィレット形状を最
適化にし、例えば、熱収縮等による半田接合部分の外部
応力に対する強度を向上させるために形成されるもので
ある。
【0049】テーパー部91及び絶縁樹脂層95は以下
の様に形成される。図5に示すように、各外部接続用電
極62、63、64を分離形成するスリット孔80を形
成する。スリット孔80を形成した後、基板60表面上
に含浸性の熱硬化性樹脂を塗布しスリット孔80内に含
浸材の絶縁樹脂層95を充填する。この時、スリット孔
80内に確実に含浸材を充填するために基板表面上にも
塗布された含浸材が残存し、熱処理後も薄膜状態で残存
する。
【0050】次に、図6に示すように、第1の基板60
表面をバックグライダ等の研磨装置を用いて第1の基板
60表面に残存した含浸材を研磨除去し、その基板60
表面を露出させる。その後、図7に示すように、半導体
基板60にスリット孔80が形成される領域に、ダイシ
ング装置を用いて台形状のダイシングブレードで基板6
0を所定の深さでダイシング処理(基板60の表面を削
る)を行う。このダイシング処理工程でテーパー部91
を有した凹部92が基板60に形成される。テーパー部
91の角度はダイシングブレードの形状によって決定さ
れ、半田接合部分の大きさ、半田量によって任意に設定
することができる。
【0051】第1の基板60に凹部92を形成した後、
図8に示すように、第1の基板60の表面に半田等の金
属のメッキ層93を形成する。メッキ層93はスリット
孔80内に充填された樹脂層95表面以外の基板60全
面に形成されるために凹部92のテーパー部91の表面
上にも形成される。従って、この実施形態では、メッキ
処理工程を挟んで2種類のダイシング工程が行われるこ
とになる。
【0052】上記したように、凹部92形成後、スリッ
ト孔80を形成することにより、凹部92のテーパー部
91が残存し、各外部接続用電極62、63、6
4...のエッヂ部分をテーパーすることができる。ま
た、凹部92を形成した後、メッキ層93を形成し、ス
リット孔80を形成するとテーパー部91にも同一のメ
ッキ処理工程でメッキ層を形成することができる。
【0053】第1の半導体基板60にスリット孔80を
設けて、各外部接続用電極62、63、64を電気的に
分離形成した半導体装置は、セラミックス基板、ガラス
エポキシ基板、フェノール基板、絶縁処理を施した金属
基板等の配線基板上に形成された導電パターンのパッド
上に固着実装される。このパッド上には半田クリームが
予め印刷形成された半田層が形成されており、半田を溶
融させて本発明の半導体装置を搭載すれば実装基板のパ
ッド上に半導体装置を固着実装することができる。
【0054】この際、上記したように、各外部接続用電
極62、63、64...のエッヂ部分にテーパー部9
1が形成されていることにより、実装基板の導電パッド
(ランド)との半田接合部分の半田フィレットを最適化
することができ半田接合部分の接合強度が向上し接続信
頼性を向上させる事ができる。この固着実装工程は、図
示されないが、実装基板上に実装されるチップコンデン
サ、チップ抵抗等の半田実装される他の回路素子の実装
工程と同一の工程でできる。
【0055】また、本発明の半導体装置を実装基板上に
実装した時、各外部接続用電極62、63、64はスリ
ット孔80の間隔分だけ離間されているために実装基板
と固着する半田は隣接配置された外部接続用電極62、
63、64を短絡させることはない。ところで、図9に
示すように、本実施形態の半導体装置で、例えば、従来
例で説明した半導体装置とほぼ同じ機能をもつ能動素子
能動素子形成領域61を0.5mm×0.5mmサイズと
し、ベース、エミッタ電極となる接続電極領域63A,
64Aを0.3mm×0.2mmサイズとし、スリット孔8
0の幅を0.1mmとする半導体装置では有効面積率は次
のようになる。即ち、素子面積が0.25mmであり、実
装面積となる半導体装置の面積が1.28mmとなること
から、有効面積率は約19.53%となる。
【0056】従来例で説明した0.40mm×0.40mm
のチップサイズを有する半導体装置の有効面積率は上記
したように6.25%であることから、本発明の半導体
装置では有効面積率で約3.12倍大きくなり、実装基
板上に実装する実装面積のデットスペースを小さくする
ことができ、実装基板の小型化に寄与することができ
る。
【0057】上述したように、第1の能動素子が形成さ
れた第1の半導体基板60と、第2の能動素子が形成さ
れた第2の半導体基板100とを一体化し、第1の能動
素子と第2の能動素子とを電気的に接続し、且つ第1、
第2の能動素子の外部接続電極は複数に電気的に分離分
割された第1の半導体基板60を用いることにより、従
来の半導体装置のように、外部電極と接続する金属製の
リード端子、保護用の封止モールドが不必要となり、半
導体装置の外観寸法を著しく小型化にすることができ
る。さらに、トランジスタ等の第1の能動素子とバイポ
ーラIC等の第2の能動素子を複合化した高機能化され
た半導体装置を提供することができる。
【0058】また、上記したように、外部接続用の金属
リード端子、及び樹脂封止用モールドが不要であるため
に、半導体装置の製造コストを著しく低減化することが
できる。さらに、本発明では、第1、第2の半導体基板
60、100を用いて半導体装置を提供しているので、
第1に、既存の半導体製造装置をそのまま使用すること
ができ、新たに設備導入を行う必要がない。第2に、両
基板60、100が共にシリコン基板であると熱膨張係
数αが等しいため外部加熱或いは自己発熱による熱発生
が生じた場合でも上下で同一応力が加わり相殺するため
に基板60、100の歪による悪影響を抑制することが
できる。
【0059】本実施形態では、第1の基板60の能動素
子形成領域61にトランジスタを形成したが、縦型或い
は比較的発熱量の少ない横型のデバイスであればこれに
限らず、例えば、パワーMOSFET、IGBT、HB
T等のデバイスを能動素子形成領域61に形成すること
ができることは説明するまでもない。また、第2の基板
100上にMOSIC、BiCMOS等のデバイスを形
成してもよい。
【0060】ところで、上記の実施形態では、樹脂層7
8に光熱硬化性樹脂を用いて基板60の各電極と第2の
基板100の電極及び配線パターンとの電気的導通を行
ったが、本発明では、この両者の電気的導通はいかなる
手段にも応用することができ、例えば、図10に示す用
に異方導電性樹脂を樹脂層78として用いても基板60
の各電極と第2の基板100の電極及び配線パターンと
の接続が容易に行うことができる。
【0061】異方導電性樹脂は、粒径の導電物81を樹
脂ペースト中に混入したものと、粒径の導電物を樹脂シ
ート中に散布したものとがあり、どちらのタイプの樹脂
を用いることも可能である。異方導電性樹脂は両基板6
0、100上に形成された電極或いは配線パターン等が
重畳する領域が粒径の導電物81を介して電気的接続が
行われるもである。異方導電性樹脂を用いる場合には、
第1の基板60上の各電極75、76、77及び第2の
基板100上電極及び配線パターン上、即ち、メッキ層
79、111、114上のそれぞれにバンプ電極115
A、115Bを形成することが好ましい。
【0062】例えば、異方導電性シートを第1の基板6
0上に配置し、その基板60上のバンプ電極115Aと
第2の基板100上のバンプ電極115Bとが一致する
ように位置あわせを行い両基板60、100に所定の圧
力を加えながら約120℃程度の加熱処理を行い導電性
シートを溶かして樹脂層78とし、粒径の導電物81に
より第1の基板60上に形成された各電極75、76、
77と第2の基板100上に形成された電極及び配線パ
ターンとの導通が行われる。両基板60、100上にバ
ンプ電極115A,115Bを形成することで、配線パ
ターンAと重畳す電極等とは異方導電性樹脂の導電物が
接触されないため導通せず、確実に第1の基板上の各電
極75、76、77のバンプ電極115Aと第2の基板
100上のバンプ電極115Bとが接触し電気的導通が
行われる。
【0063】他の電気的導通の方法として、図11に示
すように、両基板60、100上に形成したバンプ電極
115A、115Bを一致するように両基板60、10
0の位置合わせを行い、溶融しバンプ電極115A,1
15Bの接続を行い、第1の基板60上の各電極75、
76、77と第2の基板100上の電極及び配線パター
ンとの電気的導通が行われる。その後、両基板60、1
00に圧力を加えながら、両基板60、100のすき間
に液状の熱硬化性樹脂からなる含浸材を流し込み熱処理
を行い樹脂層78形成し、スリット孔80が形成され
る。
【0064】本発明は、トランジスタ等の能動素子が形
成された第1の半導体基板とバイポーラIC等が形成さ
れた第2の半導体基板を対向配置した半導体装置の外部
接続電極を第1の半導体基板に形成したスリット孔80
によって分離された第1の半導体基板を外部接続用電極
として用いるところを特徴としており、両基板60、1
00との接続手段は、上記した接続手段に限定されるも
のではなく、いかなる構造、いかなる材料を用いても本
発明を成し得ることは説明するまでもない。
【0065】
【発明の効果】以上に詳述したように、本発明によれ
ば、第1の能動素子が形成された第1の半導体基板と、
第2の能動素子が形成された第2の半導体基板とを一体
化し、第1の能動素子と第2の能動素子とを電気的に接
続し、且つ第1、第2の能動素子の外部接続電極は複数
に電気的に分離分割された第1の半導体基板を用いるこ
とにより、従来の半導体装置のように、外部電極と接続
する金属製のリード端子、保護用の封止モールドが不必
要となり、半導体装置の外観寸法を著しく小型化にする
ことができる。さらに、トランジスタ等の第1の能動素
子とバイポーラIC等の第2の能動素子を複合化した高
機能化された半導体装置を提供することができる。
【0066】また、本発明では、上記したように、外部
接続用の金属リード端子、及び樹脂封止用モールドが不
要であるために、半導体装置の製造コストを著しく低減
化することができる。さらに、本発明では、第1、第2
の半導体基板を用いて半導体装置を提供しているので、
第1に、既存の半導体製造装置をそのまま使用すること
ができ、新たに設備導入を行う必要がない。第2に、両
基板が共にシリコン基板であると熱膨張係数αが等しい
ため外部加熱或いは自己発熱による熱発生が生じた場合
でも上下で同一応力が加わり相殺するために基板の歪に
よる悪影響を抑制することができ信頼性が低下すること
はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体装置を示す断面図。
【図2】本発明の半導体装置の裏面を示す図。
【図3】本発明の半導体装置を示す断面図。
【図4】本発明の半導体装置を示す断面図。
【図5】本発明の半導体装置を示す断面図。
【図6】本発明の半導体装置を示す断面図。
【図7】本発明の半導体装置を示す断面図。
【図8】本発明の半導体装置を示す断面図。
【図9】本発明の半導体装置を示す断面図。
【図10】本発明の半導体装置を示す断面図。
【図11】本発明の半導体装置を示す断面図。
【図12】従来の半導体装置を示す断面図。
【図13】一般的なトランジスタの断面図。
【図14】従来の半導体装置を配線基板上に実装した断
面図。
【図15】従来の半導体装置の平面図。
【図16】従来の半導体装置の平面図。
【図17】従来の半導体装置を示す図。
【図18】従来の半導体装置を示す図。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の能動素子が形成された第1の半導
    体基板と、第2の能動素子が形成された第2の半導体基
    板とが一体化された半導体装置において、前記第1の能
    動素子と前記第2の能動素子とは電気的に接続され、且
    つ第1、第2の能動素子の外部接続電極は複数に電気的
    に分離分割された前記第1の半導体基板を用いたことを
    特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 基板の所定の能動素子形成領域に第1の
    能動素子が形成され、前記能動素子形成領域の前記基板
    を少なくとも前記能動素子の一の電極とした一の外部接
    続用電極領域と、少なくとも前記能動素子の他の電極と
    電気的に接続され前記基板の一部分よりなる複数の他の
    外部接続用電極領域とを有した第1の半導体基板と、少
    なくとも前記他の電極と前記他の外部接続用電極とを電
    気的に接続する配線パターン及び第2の能動素子が形成
    された第2の半導体基板と、前記第1の半導体基板と前
    記第2の半導体基板とが一体化され、前記第2の半導体
    基板上に形成された前記配線パターンを介して前記第1
    の能動素子の他の電極と前記他の外部接続用電極領域、
    及び前記第2の能動素子の電極と前記他の外部接続用電
    極領域とが接続され、前記第1の半導体基板に設けられ
    たスリットにより、前記一の外部接続用電極領域と前記
    他の外部接続用電極領域とが電気的に分離されているこ
    とを特徴とする半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の半導体基板と前記第2の半導
    体基板とは絶縁接着樹脂層を介して配置されることを特
    徴する請求項1記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の能動素子はトランジスタ、パ
    ワーMOSFETであることを特徴とする請求項1又は
    2記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 前記第2の能動素子はバイポーラIC或
    いはMOSIC及びそれらの複合ICであることを特徴
    とする請求項1又は2記載の半導体装置。
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