JPH10322942A - 回転電機 - Google Patents

回転電機

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JPH10322942A
JPH10322942A JP9131265A JP13126597A JPH10322942A JP H10322942 A JPH10322942 A JP H10322942A JP 9131265 A JP9131265 A JP 9131265A JP 13126597 A JP13126597 A JP 13126597A JP H10322942 A JPH10322942 A JP H10322942A
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JP
Japan
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electric machine
rotating electric
laminated core
stator
core piece
Prior art date
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Pending
Application number
JP9131265A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroaki Kajiura
裕章 梶浦
Keiichiro Tomoari
慶一郎 伴在
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Filing date
Publication date
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  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
  • Motor Or Generator Cooling System (AREA)
  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】コア分割による鉄損増加および出力低下を抑止
可能な分割コア型固定子を有する回転電機を提供するこ
と。 【解決手段】分割コア型固定子の各積層鉄心片1は、そ
の周方向両端部にそれぞれ歯部12を少なくとも有し、
コイル3は、スロット400を貫通して継鉄部11に巻
装される。このようにすれば、コイル巻装性の向上、固
定子コアのプレス工程の簡素化、コイルエンド短縮によ
る回転電機の軸長短縮や銅損低減など、分割コア型固定
子の採用による公知の利益を享受できるとともに、従来
問題であった固定子鉄損の増大を抑止し、出力低下を抑
止することができるという優れた効果を奏する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固定子コアを複数
の積層鉄心片を環状に結合して形成した回転電機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】固定子コアを複数の積層鉄心片を環状に
結合して形成した回転電機の固定子の従来例を図11に
示す。1010は極歯単位ごとに分割された積層鉄心片
であり、1011はその継鉄部、1012はその極歯部
(歯部)である。1020は極歯部1012の側面全周
に形成された絶縁部、1030は巻線部、1040は積
層鉄心片1010の周方向両端面、1050は互いに隣
接する各積層鉄心片1010を溶接した溶接部、106
0は積層鉄心片1010の位置決め用ピンである。
【0003】巻線部1030は絶縁部1020の上から
極歯部1012に巻装されており、固定子コアは合計9
個の積層鉄心片1010を環状に結合して構成されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記した
従来の構成では以下の問題があった。まず、固定子コア
を構成する鉄心が極歯単位ごとに分割されているため、
磁気抵抗の高い接合面が多く存在する。そのため有効磁
束量が減少し、回転電機出力の低下を招く。
【0005】すなわち、この従来構成は、巻線部103
0を極歯部1012に巻装し、継鉄部1011を分割し
ているので、切断面の磁気抵抗が大きく、また、低高調
波磁束巻線による鉄損低減など一般的な効率向上策が適
用できない。さらに多スロット化が製造工程の繁雑化や
鉄損増加の点で困難であり、コギングトルクも大きい。
即ち、巻線を固定子の極歯に巻装する場合、巻線の有効
使用率を考えると、回転子磁極2極当たりの分割数は3
に限定されざるを得ない。
【0006】本発明は、上記従来の問題点を解決するた
めになされたものであり、コア分割による鉄損増加を抑
止可能な分割コア型固定子を有する回転電機を提供する
ことを、その目的としている。また、本発明は、上記記
載した従来の分割コア型固定子を有する回転電機の欠点
を改善可能な回転電機を提供することを、その他のの目
的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の構成によ
れば、分割コア型固定子の各積層鉄心片は、その周方向
両端部にそれぞれ歯部を少なくとも有し、コイルは、ス
ロットを貫通して継鉄部に巻装される。このようにすれ
ば、コイル巻装性の向上、固定子コアのプレス工程の簡
素化、コイルエンド短縮による回転電機の軸長短縮や銅
損低減など、分割コア型固定子の採用による公知の利益
を享受できるとともに、従来問題であった固定子鉄損の
増大を抑止できるという優れた効果を奏することができ
る。
【0008】なお、上記した回転機出力の低下抑止は、
各積層鉄心片の周方向両端部がそれぞれ歯部をもつの
で、歯部の分だけ隣接する積層鉄心片間の対面、接触面
積が増大し、この積層鉄心片接合部位における磁気抵抗
が低減できるために生じるものである。そして、この周
方向両端部に歯部を設けるという上記積層鉄心片の形状
は、コイルを周方向に延在する継鉄部に巻装するという
コイル巻装方式を採用することにより実現されるもので
ある。
【0009】更に、継鉄部の外周側のコイル部分は冷却
が容易であり、高温化し易い固定子コイルの冷却が従来
より格段に容易となる。請求項2記載の構成によれば請
求項1記載の構成において更に、歯部として、周方向両
端部以外の部位に位置して所定の周方向幅をもつ全幅歯
部と、周方向両端部に位置して全幅歯部の半分の周方向
幅をもつ半幅歯部とを設けている。
【0010】このようにすれば、上記したように継鉄部
へのコイル巻装方式を採用するため分割コア型固定子構
造を採用するにも関らず、各積層鉄心片が複数のスロッ
トをもつことができ、その分、多スロット化ないし分割
数の低減を図ることができ、コギングトルクや鉄損の低
減、巻装方式の自由度の向上などの効果を奏することが
できる。
【0011】請求項3記載の構成によれば、請求項1ま
たは2記載の構成において更に、積層鉄心片は周方向両
端部から反ロ−タ側へ突出する外側歯部を有し、互いに
隣り合う各対の外側歯部は密接される。このようにすれ
ば、隣接する積層鉄心片間の接合面の磁気抵抗を一層低
減できるとともに、この外側歯部が、固定子の反ロ−タ
側に配設されるハウジングとの間に隙間を形成したり、
周方向に隣接する各コイル間の分離を行ったりすること
もできる。また、この外側歯部と、上記ハウジングとを
接触させることにより、積層鉄心片の冷却性を向上する
ことができる。
【0012】請求項4記載の構成によれば、請求項3記
載の構成において更に、互いに密接する一対の前記外側
歯部、特にその反ロ−タ側の端部は溶接されているの
で、固定子の機械的強度が向上する。請求項5記載の構
成によれば、請求項3または4記載の構成において更
に、積層鉄心片は歯部と同じ周方向位置から反ロ−タ側
へ突出する外側歯部を有する。
【0013】このようにすれば、積層鉄心片の周方向両
端部以外においても外側歯部を設けるので、各コイルの
分離性の向上などの効果を奏することができる。また、
また、この外側歯部と、上記ハウジングとを接触させる
ことにより、積層鉄心片の冷却性を向上することができ
る。請求項6記載の構成によれば、請求項1ないし5の
いずれかに記載の構成において更に、積層鉄心片の周方
向端部に軸方向へ貫通する貫通溝を設ける。そして、互
いに隣接して一つの貫通孔を構成する一対の貫通溝にピ
ンを圧入することにより、固定子コアの機械的強度を向
上することができる。
【0014】請求項7記載の構成によれば、請求項1な
いし6のいずれかに記載の構成において更に、歯部また
はその反ロ−タ側の部位に位置して積層鉄心片に軸方向
に貫通孔を形成し、この貫通孔にスル−ボルトやねじの
ような締結部材を挿入して積層鉄心片をハウジングの内
端面に締結する。このようにすれば、各積層鉄心片を個
別にハウジングに固定できるので、固定子コアの機械的
強度を向上することができる。
【0015】請求項8記載の構成によれば、請求項1な
いし7のいずれかに記載の構成において更に、この分割
コア型固定子がラジアルエアギャップ型の回転電機の固
定子に適用される。そして、ハウジングの内周面とコイ
ルの径外側の表面との間に軸方向隙間を設け、この軸方
向隙間に冷却流体を流す。このようにすれば、高温化し
やすい固定子コイルの冷却を容易に実現する事ができ
る。
【0016】請求項9記載の構成によれば、請求項8記
載の構成において更に、冷却流体は回転子と一体にて回
転する軸流ファンにより供給される。このようにすれ
ば、固定子と回転子との間のギャップに冷却流体を供給
する機構により固定子外側のコイルを良好に冷却するこ
とができ、冷却機構を簡素化することができる。
【0017】請求項10記載の構成によれば、請求項1
ないし7のいずれかに記載の構成において更に、この分
割コア型固定子がラジアルエアギャップ型の回転電機の
固定子に適用される。そして、ハウジングの内周面とコ
イルの径外側の表面との間に軸方向隙間に、熱伝導部材
を介設する。このようにすれば、固定子コイルはこの熱
伝導部材を通じての固体熱伝導によりハウジングに放熱
できるので、固定子コイルの冷却が容易となる。
【0018】請求項11記載の構成によれば、請求項7
ないし10のいずれかに記載の構成において更に、積層
鉄心片の外側歯部は、コイルの径外側の表面よりも径外
方向に突設されて、ハウジングの内周面に接するので、
積層鉄心片の冷却性が向上する。請求項12記載の構成
によれば、請求項1ないし11のいずれかに記載の構成
において更に、積層鉄心片の周方向両端面は、隣接する
積層鉄心片の周方向両端部と嵌合する凹凸面を構成し、
凹凸面は、積層鉄心片を構成する各鉄心片の周方向端面
位置に不一致により形成されているので、回転機出力の
低下抑止効果を向上することができる。
【0019】なお、この凹凸面は、積層鉄心片を構成す
る各鉄心片を周方向にずれるように重ねて構成すること
ができる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の好適な態様が以下の実施
例により説明される。
【0021】
【実施例】
(実施例1)本発明の回転電機の固定子の第1の実施例
について図1を参照して説明する。図1はこの固定子の
径方向断面図である。図1に示す固定子コアAにおい
て、1は、径方向へ延在する極歯部10と、周方向へ延
在する継鉄部11とからなる積層鉄心片であり、互いに
同一形状に打ち抜かれた電磁鋼板を積層し、軸方向に重
ねて構成されている。
【0022】極歯部10は、周方向両端部に配設された
半幅歯部12aと、半幅歯部12aに対しておよび互い
に周方向等間隔に配設された2本の全幅歯部12bとか
らなる。以下、これら半幅歯部12aおよび全幅歯部1
2bの径内(求心)方向突出部分を内周側歯部(本発明
でいう歯部)12と呼び、これら半幅歯部12aおよび
全幅歯部12bの径外(遠心)方向突出部分を外周側歯
部(本発明でいう外側歯部)13と呼び、これら内周側
歯部12と外周側歯部13との間の部分を中間歯部14
と呼ぶものとする。半幅歯部12aは全幅歯部12bを
周方向中間位置で半割した形状をもつ。
【0023】継鉄部11は、円筒を径方向に切断した部
分円筒形状をもち、その一部は上記中間歯部14を兼ね
ている。継鉄部11と内周側歯部12とに囲まれて、径
内方向へ開口するスロット400が形成され、同様に、
継鉄部11と外周側歯部13とに囲まれて径外方向へ開
口する外側スロット401が形成されている。なお、外
周側歯部13および外側スロット401の形成は省略可
能である。
【0024】スロット400および外側スロット401
に面する継鉄部11、内周側歯部12、外周側歯部13
の表面は樹脂により絶縁処理されて、または絶縁シ−ト
などを設けられて絶縁部2が形成されている。これらス
ロット400および外側スロット401を軸方向に貫通
して、継鉄部11に巻線部(コイル)3が巻装されてい
る。したがって、図1では、積層鉄心片1には各スロッ
ト400ごとにそれぞれ1個、合計3個の巻線部3が巻
装されている。
【0025】4は積層鉄心片1の周方向両端面であり、
極歯部10を周方向中間位置で半割されてなる分割面で
ある。合計6個の積層鉄心片1は、巻線部3の巻装後、
分割面4が互いに密接するように組み立てられ、1個の
円筒状固定子コアを構成している。5は、上記組立後、
密接する一対の分割面4の径外側の端部を溶接してなる
溶接部であり、15は中間歯部14の中央部に軸方向へ
貫設された貫通孔である。
【0026】6は、積層鉄心片1を上記かしめ固定する
際のかしめ位置を示すかしめ部であり、継鉄部11に設
けられている。90はロ−タ−であり、N、Sはその磁
極である。巻線部3を巻装した後の積層鉄心片1の斜視
図を図2に示す。積層鉄心片1には、積層固定、絶縁部
2の形成後、外部巻線機により巻線部3が巻装されてい
る。
【0027】上記説明した本実施例の固定子によれば、
積層鉄心片1の継鉄部11に巻線部3を高密度に整列巻
装することができるので、巻線部3の導体占積率を向上
することができる。また、極歯部10と継鉄部11とで
構成される積層鉄心片1の分割面4は対向面積が大きい
極歯部10に形成でき、かつ、固定子コアの分割数を減
らすこともできるので、固定子コアの磁気抵抗の増加を
防ぎ、有効磁束量の低下を抑止することができる。ま
た、分割された積層鉄心片1の継鉄部11に巻線3を整
列状に巻装することができるので、巻線仕様の変更自由
度が大きくなり、鉄損低減対策としての低高調波磁束巻
線やコギングトルク低減策としての多スロット化などの
各種の対策を容易に採用することができる。更に、積層
鉄心片1の細分化により、小型のプレス設備でも大型鉄
心の生産が実現可能となり、生産効率の向上を実現する
ことができる。
【0028】上記固定子を用いた回転電機の一例を図
3、図4を参照して説明する。図3はこの回転電機の軸
方向断面図、図4はその径方向断面である。この回転電
機はファンで生起した冷却風を巻線部3に当てて冷却す
る開放空冷型の回転電機であって、100は本実施例の
固定子、200はN極およびS極に着磁された回転子、
300は固定子100をボルト302で固定するリヤフ
レーム、301はフロントフレーム、500はロータ2
00に一体に取り付けられた軸流ファン、600、60
1は回転子200をリヤフレーム300、フロントフレ
ーム400に回転自在に固定するベアリング、700は
プーリ、800はブラシホルダ、900はブラシホルダ
800等を保護するためのカバーである。
【0029】各積層鉄心片1は、その貫通孔15を貫通
してリヤフレ−ム300の内端面に締結されるボルト3
02によりリヤフレーム300に一体に固定されてい
る。回転子200は、回転軸201と、回転軸201に
嵌着、固定された回転子コア202と、回転子コア20
2に巻装された界磁巻線203と、界磁巻線203に電
気的に接続されるスリップリング204を有している。
【0030】ブラシ801はスリップリング204の外
周にスプリング803により摺動自在に押接されてい
る。ブラシホルダ800はブラシ801及びスプリング
802を収容するものでありリヤフレ−ム300に固定
されている。この回転電機の動作を簡単に説明する。回
転子200の回転により、軸流ファン500が回転し、
カバー900に設けられた窓部901、リヤフレーム3
00に設けられた窓部303からリヤフレーム300と
固定子100の間の隙間101、フロントフレーム30
1に設けられた窓部304に冷却用の空気が流れる。
【0031】この空気が隙間101において巻線部3を
良好に冷却する。すなわち、冷却用の空気は隙間101
で巻線3と大きな接触面積で接触し、この通風経路の送
風抵抗も小さく、送風量が大きくなるので、巻線部3は
良好に冷却される。また、この実施例では、ボルト30
2を中間歯部14の周方向中央部に挿入しているので、
それによる固定子コアの磁気抵抗の増大が少ない。 (実施例2)本発明の回転電機の第2の実施例を図5に
示す。ただし、理解を容易とするために、実施例1の構
成要素と主機能が共通する構成要素には同一符号を付す
ものとする。図5は固定子の径方向断面図である。
【0032】この実施例は、実施例1において、固定子
コアの分割数を3に変更したものであり、更に、各積層
鉄心片1は、半幅歯部12aに隣接する継鉄部11の径
外側表面部に、積層鉄心片1を構成する各鉄心片を溶接
して軸方向に延在する線状の溶接部7を有している。こ
のようにすれば、実施例1に比べて、回転機出力の低下
抑止効果の一層の向上および組み立て工程の簡素化を実
現することができる。 (実施例3)本発明の回転電機の第3の実施例を図6〜
図8に示す。ただし、理解を容易とするために、実施例
1の構成要素と主機能が共通する構成要素には同一符号
を付すものとする。図6は回転電機(回転子図示省略)
の径方向断面図、図7は積層鉄心片1の斜視図、図8は
積層鉄心片1の組み立てを示す説明図である。
【0033】積層鉄心片1の極歯部10は周方向両端部
の一対の半幅歯部12aだけで構成されている。更にこ
の実施例では、実施例1において継鉄部11周方向内側
に軸方向に貫設された貫通孔15を省略し、その代わり
に、各積層鉄心片1の周方向両端面(分割面)4に軸方
向へ貫通溝8を形成している。一対の積層鉄心片1の互
いに接する分割面4にそれぞれ形成された一対の貫通溝
8は、全体として軸方向に貫設される貫通孔を構成し、
ピン9がこの貫通孔に圧入されている。
【0034】更に詳しく説明すると、図8に示すよう
に、積層鉄心片1を径外側から求心側へ変位させて環状
の固定子を完成させ、その後、ピン9を一対の貫通溝8
を対面させてなる貫通孔に軸方向に圧入して、固定子が
完成される。このようにすれば、実施例1に比べて、積
層鉄心片打ち抜き用のプレス装置の一層の小型化を実現
することができる。また、この実施例では、ピン9によ
り、各積層鉄心片1が径方向にずれることがないという
効果を奏することができる。なお、分割面4は、それぞ
れ放射方向に形成されているので、ピン9の存在がなく
ても各積層鉄心片1は径内側に変位することはなく、か
つ、この実施例では、外側歯部13がそれぞれハウジン
グすなわちリヤフレ−ム300の周壁内周面に接してい
るので、積層鉄心片1が遠心方向へ逸脱することは規制
される。ただし、ピン9を一対の貫通溝8からなる貫通
孔に圧入することにより、固定子コアの一体性を格段に
向上でき、そのがたを防止することができる。
【0035】なお、ピン9の代わりに、実施例1で用い
たボルト302を嵌挿することも当然可能である。 (実施例4)本発明の回転電機の第4の実施例を図9に
示す。ただし、理解を容易とするために、実施例1の構
成要素と主機能が共通する構成要素には同一符号を付す
ものとする。図9は回転電機(回転子図示省略)の径方
向断面図である。
【0036】この実施例は、実施例1におけるリヤフレ
ーム300と巻線部3との間の隙間101に、たとえば
シリコングリスのような良熱伝導性固体材料(本発明で
いう熱伝導部材)700が充填されている。 このよう
にすれば、巻線部3はこの良熱伝導性固体材料700を
通じてリヤフレーム(本発明でいうハウジング)に伝熱
により良好に放熱することができる。 (実施例5)本発明の回転電機の第4の実施例を図10
に示す。ただし、理解を容易とするために、実施例1の
構成要素と主機能が共通する構成要素には同一符号を付
すものとする。図10は積層鉄心片1の接合部分を示す
断面図である。
【0037】積層されて積層鉄心片1を構成する各鉄心
片98の周方向端部位置は一枚ごとに互い違いにことな
っており、これにより、積層鉄心片1の周方向両端面す
なわち分割面4は凹凸面となっている。そして、隣接す
る一対の凹凸面が噛み合っている。このようにすれば、
分割面4における磁気抵抗を格段に低減することができ
る。
【0038】なお、図10では、一枚ごとに凹凸を設け
たが、複数枚の鉄心片98ごとに凹凸を設けてもよい。 (その他の実施例)上記各実施例では、固定子コアが円
筒状をなすラジアルエアギャップ型の回転電機を説明し
たが、本発明は、固定子コアが略円盤状をなすアキシャ
ルエアギャップ型の回転電機にも適用できることは明白
である。
【0039】
【発明の効果】以上のように本発明の固定子は、巻線の
高密度化による省スペース化と回転電機効率の大幅な向
上が達成できる。また固定子鉄心を分割したことにより
鉄心が細分化され、小型のプレス設備でも大型鉄心の生
産が可能となり、生産効率を著しく向上させることがで
きる。更にファンで起きた風を巻線部に当てて冷却する
開放型空冷タイプの回転電機に本発明の固定子を適用し
た場合には、固定子外周側の巻線が放熱フィンの役割を
果たし、固定子外周とフレーム間を流れる冷却風の効果
により優れた巻線部3の冷却を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1の固定子の径方向断面図である。
【図2】 図1の固定子の積層鉄心片1の斜視図であ
る。
【図3】 図1の固定子を採用した回転電機の軸方向断
面図である。
【図4】 図3の回転電機の径方向断面図である。
【図5】 実施例2の固定子の径方向断面図である。
【図6】 実施例3の回転電機(回転子図示省略)の径
方向断面図である。
【図7】 図6の回転電機の積層鉄心片1の斜視図であ
る。
【図8】 図7の回転電機の積層鉄心片1の組み立てを
示す説明図である。
【図9】 実施例4の回転電機(回転子図示省略)の径
方向断面図である。
【図10】実施例5の積層鉄心片1の組み合わせ方法を
示す断面図である。
【図11】 従来の固定子の径方向断面図である。
【符号の説明】
1は積層鉄心片、3は巻線部(コイル)、4は積層鉄心
片1の周方向両端面(分割面)、5は溶接部、10は極
歯部、11は継鉄部、12は内周側歯部(本発明でいう
歯部)、12aは半幅歯部、12bは全幅歯部、13は
外周側歯部(本発明でいう外側歯部)、14は中間歯
部、15は貫通孔、98は鉄心片、302はボルト(締
結部材)、101は軸方向隙間、300はリヤフレ−ム
(ハウジング)、400はスロット、401は外側スロ
ット、500は軸流ファン(冷却流体輸送手段)、70
0は良熱伝導性固体材料(熱伝導部材)、Aは固定子コ
ア。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H02K 21/16 H02K 21/16 M

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周方向両端部を含む互いに異なる周方向
    位置にてロ−タ側へ突出する複数の歯部と、前記各歯部
    の基端部を接続して周方向に延設される継鉄部と、前記
    歯部および継鉄部で囲まれてロ−タ側に開口する少なく
    とも一つのスロットとを有する複数の積層鉄心片と、前
    記スロットを貫通して前記継鉄部にそれぞれ巻装される
    複数のコイルとを有する固定子を備え、 前記各積層鉄心片は、周方向両端面が互いに密接されて
    環状の固定子コアを構成することを特徴とする回転電
    機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の回転電機において、 前記積層鉄心片の歯部は、周方向両端部以外の部位に位
    置して所定の周方向幅をもつ全幅歯部と、周方向両端部
    に位置して前記全幅歯部の半分の周方向幅をもつ半幅歯
    部とからなることを特徴とする回転電機。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の回転電機におい
    て、 各前記積層鉄心片は周方向両端部から反ロ−タ側へ突出
    する外側歯部を有し、前記外側歯部は、隣接する前記外
    側歯部の外側歯部と密接することを特徴とする回転電
    機。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の回転電機において、 互いに密接する一対の前記外側歯部は、互いに溶接され
    て一体化されてなる溶接部を有することを特徴とする回
    転電機。
  5. 【請求項5】 請求項3または4記載の回転電機におい
    て、 前記積層鉄心片は、前記歯部と同じ周方向位置から反ロ
    −タ側へ突出する外側歯部を有することを特徴とする回
    転電機。
  6. 【請求項6】 前記請求項1ないし5のいずれかに記載
    の回転電機において、 互いに接する前記積層鉄心片の周方向両端部に軸方向に
    それぞれ貫設された貫通溝と、独立の貫通孔を形成する
    各一対の前記貫通溝に挿入されて前記各積層鉄心片の相
    対変位を規制するピンとを有することを特徴とする回転
    電機。
  7. 【請求項7】 前記請求項1ないし6のいずれかに記載
    の回転電機において、 前記歯部またはその反ロ−タ側の部位に位置して前記積
    層鉄心片に軸方向に貫設された貫通孔と、前記貫通孔に
    挿入されて前記積層鉄心片をハウジングの内端面に締結
    する締結部材とを有することを特徴とする回転電機。
  8. 【請求項8】 前記請求項1ないし7のいずれかに記載
    の回転電機において、前記固定子が嵌入される円筒状の
    ハウジングと、 前記ハウジングの内周面と前記コイルの径外側の表面と
    の間に形成される軸方向隙間と、 前記軸方向隙間に冷却流体を供給する冷却流体輸送手段
    と、 を有することを特徴とする回転電機。
  9. 【請求項9】 前記請求項8記載の回転電機において、 前記冷媒輸送手段は、前記回転子と一体にて回転する軸
    流ファンであることを特徴とする回転電機。
  10. 【請求項10】 前記請求項1ないし7のいずれかに記
    載の回転電機において、 前記固定子が嵌入される円筒状のハウジングと、 前記ハウジングの内周面と前記コイルの径外側の表面と
    の間に形成される軸方向隙間と、 前記軸方向隙間に介設されて前記コイルの径外側の表面
    から前記ハウジングの内周面への放熱経路を構成する熱
    伝導部材とを有することを特徴とする回転電機。
  11. 【請求項11】 前記請求項7ないし10のいずれかに
    記載の回転電機において、 前記積層鉄心片の外側歯部は、前記コイルの径外側の表
    面よりも前記径外方向に突設されて、前記ハウジングの
    内周面に接することを特徴とする回転電機。
  12. 【請求項12】 前記請求項1ないし11のいずれかに
    記載の回転電機において、 前記積層鉄心片の周方向両端面は、隣接する積層鉄心片
    の周方向両端部と嵌合する凹凸面を構成し、前記凹凸面
    は、積層鉄心片を構成する各鉄心片の周方向端面位置に
    不一致により形成されていることを特徴とする回転電
    機。
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