JPH10322965A - 電動機 - Google Patents
電動機Info
- Publication number
- JPH10322965A JPH10322965A JP12375097A JP12375097A JPH10322965A JP H10322965 A JPH10322965 A JP H10322965A JP 12375097 A JP12375097 A JP 12375097A JP 12375097 A JP12375097 A JP 12375097A JP H10322965 A JPH10322965 A JP H10322965A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bearings
- bearing
- roller bearing
- low
- filled
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は容易に軸受にて発生する電食を低減で
きる電動機を提供することを目的としている。 【解決手段】他軸受に比べ粘度の低いグリースを封入し
たころ軸受を少なくとも1つ備えることにより達成され
る。
きる電動機を提供することを目的としている。 【解決手段】他軸受に比べ粘度の低いグリースを封入し
たころ軸受を少なくとも1つ備えることにより達成され
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動機に係り、特
にベアリングの電食を防止するに好適な電動機に関す
る。
にベアリングの電食を防止するに好適な電動機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図2に電動機の概略構造図を示す。図2
に示すように電動機は、ハウジング1の内周側に支承さ
れた固定子2とエンドブラケット3(3a、3b)に支
持された軸受4(4a、4b)により支えられた回転軸
5を介して前記固定子2の内周側に支承された回転子6
を有し、ボルト等を用いて該フレーム1と該エンドブラ
ケット3a及び3bを嵌合させることにより構成され
る。
に示すように電動機は、ハウジング1の内周側に支承さ
れた固定子2とエンドブラケット3(3a、3b)に支
持された軸受4(4a、4b)により支えられた回転軸
5を介して前記固定子2の内周側に支承された回転子6
を有し、ボルト等を用いて該フレーム1と該エンドブラ
ケット3a及び3bを嵌合させることにより構成され
る。
【0003】以上のような電動機において、印加される
電源に不平衡が生じたり、固定子2と回転子6間のギャ
ップの不均一や、固定子2に施された各相の巻線の不平
衡により電位差が生じ、図2の矢印Bの如く軸電流が流
れるが、この電流により軸受4a、4bにて電食が発生
することがある。この電食とは、絶縁された軸受内にお
いて電位差が生じ、やがて放電を繰り返し、その放電エ
ネルギにより軸受が損傷することを指す。
電源に不平衡が生じたり、固定子2と回転子6間のギャ
ップの不均一や、固定子2に施された各相の巻線の不平
衡により電位差が生じ、図2の矢印Bの如く軸電流が流
れるが、この電流により軸受4a、4bにて電食が発生
することがある。この電食とは、絶縁された軸受内にお
いて電位差が生じ、やがて放電を繰り返し、その放電エ
ネルギにより軸受が損傷することを指す。
【0004】これに対し、図3に示す如くエンドブラケ
ット3と軸受4の間に絶縁シート7を入れ絶縁し、軸受
4に流れる軸電流を低減することも考えられる。
ット3と軸受4の間に絶縁シート7を入れ絶縁し、軸受
4に流れる軸電流を低減することも考えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図3の軸電流
を絶縁する構造では、構造が複雑となり、コスト高とな
る。また、インバータ等のひずみ波電源駆動時のよう
に、電源のスイッチング毎の一瞬におこる電圧不平衡に
より発生する非常に高い周波数(数MHz)の軸電流に
対しては、エンドブラケット3と軸受4間の静電容量を
大きくとる必要があるため、エンドブラケット3と軸受
4間の距離を大きく取り、絶縁シート7を厚くしなけれ
ばならないが、軸受支持部の剛性が低下するため、絶縁
シート7として必要な厚みを確保することが困難であっ
た。
を絶縁する構造では、構造が複雑となり、コスト高とな
る。また、インバータ等のひずみ波電源駆動時のよう
に、電源のスイッチング毎の一瞬におこる電圧不平衡に
より発生する非常に高い周波数(数MHz)の軸電流に
対しては、エンドブラケット3と軸受4間の静電容量を
大きくとる必要があるため、エンドブラケット3と軸受
4間の距離を大きく取り、絶縁シート7を厚くしなけれ
ばならないが、軸受支持部の剛性が低下するため、絶縁
シート7として必要な厚みを確保することが困難であっ
た。
【0006】以上の問題点を解消するために、本発明は
容易に軸受にて発生する電食を低減できる電動機を提供
することを目的としている。
容易に軸受にて発生する電食を低減できる電動機を提供
することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は、粘度の低い
グリースを封入したころ軸受を少なくとも1つ備えるこ
とにより達成される。
グリースを封入したころ軸受を少なくとも1つ備えるこ
とにより達成される。
【0008】
【発明の実施の形態】一般に転がり軸受(玉軸受ところ
軸受に大別される)は軌道輪(内輪と外輪)、転動体
(玉又はころ)および保持器から構成され、封入された
グリースにより油膜が形成され軌道輪と転動体は絶縁さ
れている。同一の軸受では油膜が厚いほど油膜絶縁破壊
電圧が高く絶縁能力に長けている(図4参照)が、膜厚
は粘度や接触面周速等により変化することや、実際に軸
電流により軸受にて電食が発生し、異音、焼き付き等の
トラブルが報告されていることから、完全な絶縁は困難
である。そこで、図3に挙げた絶縁構造が考えられる
が、インバータ等のひずみ波電源駆動時に発生する軸電
流に対しては有効な手法ではない。そこで完全な絶縁で
はなく、転動体を玉からころに変更し、転動体と軌道輪
を点接触から線接触とすることにより、単位面積あたり
の放電エネルギを激減させ電食を低減する。くわえて、
粘度の低いグリースを軸受に封入し油膜を薄くし、油膜
絶縁破壊電圧を下げ放電エネルギを低く抑えることによ
り、電食のさらなる低減が可能となる。粘度の低いグリ
ースを軸受に封入した場合、膜圧が薄くなり膜圧強度は
低下するが、転動体と軌道輪を点接触から線接触とする
ことで面圧は低くなるため、膜圧強度の低下は問題な
い。さらに、主要寸法が同一の玉軸受ところ軸受を比較
すると、ころ軸受の方が負荷容量が大きくまた長寿命で
あるため、転動体を玉からころに変更することで負荷を
制限したり、寿命が短くなることなく、粘度の低いグリ
ースを封入したころ軸受を採用でき、電食の低減が可能
となる。
軸受に大別される)は軌道輪(内輪と外輪)、転動体
(玉又はころ)および保持器から構成され、封入された
グリースにより油膜が形成され軌道輪と転動体は絶縁さ
れている。同一の軸受では油膜が厚いほど油膜絶縁破壊
電圧が高く絶縁能力に長けている(図4参照)が、膜厚
は粘度や接触面周速等により変化することや、実際に軸
電流により軸受にて電食が発生し、異音、焼き付き等の
トラブルが報告されていることから、完全な絶縁は困難
である。そこで、図3に挙げた絶縁構造が考えられる
が、インバータ等のひずみ波電源駆動時に発生する軸電
流に対しては有効な手法ではない。そこで完全な絶縁で
はなく、転動体を玉からころに変更し、転動体と軌道輪
を点接触から線接触とすることにより、単位面積あたり
の放電エネルギを激減させ電食を低減する。くわえて、
粘度の低いグリースを軸受に封入し油膜を薄くし、油膜
絶縁破壊電圧を下げ放電エネルギを低く抑えることによ
り、電食のさらなる低減が可能となる。粘度の低いグリ
ースを軸受に封入した場合、膜圧が薄くなり膜圧強度は
低下するが、転動体と軌道輪を点接触から線接触とする
ことで面圧は低くなるため、膜圧強度の低下は問題な
い。さらに、主要寸法が同一の玉軸受ところ軸受を比較
すると、ころ軸受の方が負荷容量が大きくまた長寿命で
あるため、転動体を玉からころに変更することで負荷を
制限したり、寿命が短くなることなく、粘度の低いグリ
ースを封入したころ軸受を採用でき、電食の低減が可能
となる。
【0009】以下、本発明による電動機について、実施
例により詳細に説明する。
例により詳細に説明する。
【0010】図1は本発明の一実施例による電動機にお
いて、反負荷側軸受4bに比べ粘度の低いグリースを封
入したころ軸受4aを負荷側に採用したものである。な
お、図1は負荷側に粘度の低いグリースを封入したころ
軸受4aを配置しているが、反負荷側に配置しても問題
ない。また、軸受を3個以上使用する場合、少なくとも
1つ他軸受に比べ粘度の低いグリースを封入したころ軸
受を備えていれば、どこに配置してもよい。ここで、こ
の実施例による電動機においてハウジング1、固定子
2、エンドブラケット3(3a、3b)回転軸5、回転
子6、軸受4bは図2で説明した電動機と特に変りは無
い。
いて、反負荷側軸受4bに比べ粘度の低いグリースを封
入したころ軸受4aを負荷側に採用したものである。な
お、図1は負荷側に粘度の低いグリースを封入したころ
軸受4aを配置しているが、反負荷側に配置しても問題
ない。また、軸受を3個以上使用する場合、少なくとも
1つ他軸受に比べ粘度の低いグリースを封入したころ軸
受を備えていれば、どこに配置してもよい。ここで、こ
の実施例による電動機においてハウジング1、固定子
2、エンドブラケット3(3a、3b)回転軸5、回転
子6、軸受4bは図2で説明した電動機と特に変りは無
い。
【0011】負荷側軸受4aにおいて、ころ軸受の採用
により単位面積あたりの放電エネルギが低いこと、油膜
絶縁破壊電圧を低下させることにより低電圧による放電
が繰り返されるが、低電圧のため放電エネルギそのもの
を低く抑えられることから電食が低減できる。
により単位面積あたりの放電エネルギが低いこと、油膜
絶縁破壊電圧を低下させることにより低電圧による放電
が繰り返されるが、低電圧のため放電エネルギそのもの
を低く抑えられることから電食が低減できる。
【0012】また、負荷側軸受4aに粘度の低いグリー
スを封入し油膜を薄くすることにより、負荷側軸受4a
は反負荷側軸受4bよりインピーダンスが低く、図1の
矢印Aの如く軸電流は流れ、反負荷側軸受4bの保護が
可能となる。
スを封入し油膜を薄くすることにより、負荷側軸受4a
は反負荷側軸受4bよりインピーダンスが低く、図1の
矢印Aの如く軸電流は流れ、反負荷側軸受4bの保護が
可能となる。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、電動機において、粘度
の低いグリースを封入したころ軸受を少なくとも1つ備
えることにより、軸電流により軸受にて発生する電食を
低減することが可能となり、信頼性の高い電動機を提供
することができる。
の低いグリースを封入したころ軸受を少なくとも1つ備
えることにより、軸電流により軸受にて発生する電食を
低減することが可能となり、信頼性の高い電動機を提供
することができる。
【図1】本発明による電動機の一実施例を説明するため
の部分断面による側面図
の部分断面による側面図
【図2】従来の軸絶縁構造を示す電動機の部分断面によ
る側面図
る側面図
【図3】従来の軸絶縁構造を示す電動機の部分図
【図4】グリース粘度と油膜絶縁破壊電圧の関係を示す
図
図
1…ハウジング、 2…固定子、 3a…負荷側エンド
ブラケット、 3b…反負荷側エンドブラケット、 4
a…負荷側軸受、 4b…反負荷側軸受、 5…回転
軸、 6…回転子、 7…絶縁シート。
ブラケット、 3b…反負荷側エンドブラケット、 4
a…負荷側軸受、 4b…反負荷側軸受、 5…回転
軸、 6…回転子、 7…絶縁シート。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 利文 千葉県習志野市東習志野七丁目1番1号株 式会社日立製作所産業機器事業部内 (72)発明者 関根 昭裕 千葉県習志野市東習志野七丁目1番1号株 式会社日立製作所産業機器事業部内 (72)発明者 山中 桂介 千葉県習志野市東習志野七丁目1番1号日 立京葉エンジニアリング株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】ハウジングと、ハウジングに保持される多
相交流巻線が施された固定子と、回転軸に保持された回
転子と、回転軸を保持する複数の軸受と、これら軸受を
保持するエンドブラケットを有する電動機において、粘
度の低いグリースを封入したころ軸受を少なくとも1つ
備えることを特徴とする電動機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12375097A JPH10322965A (ja) | 1997-05-14 | 1997-05-14 | 電動機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12375097A JPH10322965A (ja) | 1997-05-14 | 1997-05-14 | 電動機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10322965A true JPH10322965A (ja) | 1998-12-04 |
Family
ID=14868396
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12375097A Pending JPH10322965A (ja) | 1997-05-14 | 1997-05-14 | 電動機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10322965A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7667357B2 (en) | 2006-05-30 | 2010-02-23 | Nidec Shibaura Corporation | Motor having shaft members |
| CN102369652A (zh) * | 2009-04-28 | 2012-03-07 | 松下电器产业株式会社 | 电动机和具有该电动机的电设备 |
| WO2017068861A1 (ja) * | 2015-10-20 | 2017-04-27 | 三菱重工業株式会社 | 室内機、それを備えた空気調和機、及び室内機の組立方法 |
-
1997
- 1997-05-14 JP JP12375097A patent/JPH10322965A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7667357B2 (en) | 2006-05-30 | 2010-02-23 | Nidec Shibaura Corporation | Motor having shaft members |
| CN102369652A (zh) * | 2009-04-28 | 2012-03-07 | 松下电器产业株式会社 | 电动机和具有该电动机的电设备 |
| EP2378645A4 (en) * | 2009-04-28 | 2012-08-29 | Panasonic Corp | ELECTRIC MOTOR AND ELECTRICAL SYSTEM THEREWITH |
| US8975796B2 (en) | 2009-04-28 | 2015-03-10 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Electric motor and electric equipment with same |
| WO2017068861A1 (ja) * | 2015-10-20 | 2017-04-27 | 三菱重工業株式会社 | 室内機、それを備えた空気調和機、及び室内機の組立方法 |
| JP2017078540A (ja) * | 2015-10-20 | 2017-04-27 | 三菱重工業株式会社 | 室内機、それを備えた空気調和機、及び室内機の組立方法 |
| CN107850321A (zh) * | 2015-10-20 | 2018-03-27 | 三菱重工制冷空调系统株式会社 | 室内机、具备该室内机的空调机及室内机的组装方法 |
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