JPH10323385A - 容器の殺菌方法 - Google Patents
容器の殺菌方法Info
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- JPH10323385A JPH10323385A JP9133743A JP13374397A JPH10323385A JP H10323385 A JPH10323385 A JP H10323385A JP 9133743 A JP9133743 A JP 9133743A JP 13374397 A JP13374397 A JP 13374397A JP H10323385 A JPH10323385 A JP H10323385A
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- sterilization
- ddac
- pet
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Abstract
(57)【要約】
【課題】容器の殺菌方法において、熱を加えることな
く、微生物に汚染されている容器から完全に微生物を殺
菌できる殺菌方法を提供することを目的とする。 【解決手段】殺菌剤を用いて容器を殺菌する工程1にお
いて、過酸化物系の殺菌剤を用いた殺菌工程11と、デ
シルジメチルアンモニウムクロライド(DDAC)を主
成分とする殺菌剤を用いた殺菌工程13とを備えている
構成とした。
く、微生物に汚染されている容器から完全に微生物を殺
菌できる殺菌方法を提供することを目的とする。 【解決手段】殺菌剤を用いて容器を殺菌する工程1にお
いて、過酸化物系の殺菌剤を用いた殺菌工程11と、デ
シルジメチルアンモニウムクロライド(DDAC)を主
成分とする殺菌剤を用いた殺菌工程13とを備えている
構成とした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、容器の殺菌方法に
関するものである。
関するものである。
【0002】
【0003】無菌充填ラインにおいて、飲料を充填する
ために使用されるポリエチレンテレフタレート(PE
T)製容器等のプラスチック製容器やガラス製容器は、
仮に容器が微生物に汚染されていても、飲料が充填され
るとき時点で、微生物が容器内に存在しない状態にする
ため、飲料の充填前に、殺菌処理が行われている。
ために使用されるポリエチレンテレフタレート(PE
T)製容器等のプラスチック製容器やガラス製容器は、
仮に容器が微生物に汚染されていても、飲料が充填され
るとき時点で、微生物が容器内に存在しない状態にする
ため、飲料の充填前に、殺菌処理が行われている。
【0004】上記殺菌処理の方法として、たとえば、特
開昭60−99828号公報においては、加熱した過酸
化水素水からなる殺菌液を容器内外に噴射した後、無菌
水からなる洗浄液を容器内外に噴射して殺菌液を除去す
る殺菌方法が記載されており、また、特開昭63−13
8931号公報においては、加熱した過酸化水素水や次
亜塩素酸ナトリウム水溶液などからなる殺菌剤を容器内
外に噴射した後、熱風を吹きつけて殺菌剤を乾燥させ
て、その後容器の内外壁に付着した殺菌剤を無菌水から
なる洗浄水により洗浄除去する方法が記載されている。
開昭60−99828号公報においては、加熱した過酸
化水素水からなる殺菌液を容器内外に噴射した後、無菌
水からなる洗浄液を容器内外に噴射して殺菌液を除去す
る殺菌方法が記載されており、また、特開昭63−13
8931号公報においては、加熱した過酸化水素水や次
亜塩素酸ナトリウム水溶液などからなる殺菌剤を容器内
外に噴射した後、熱風を吹きつけて殺菌剤を乾燥させ
て、その後容器の内外壁に付着した殺菌剤を無菌水から
なる洗浄水により洗浄除去する方法が記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した方法
は、いずれも殺菌剤あるいは熱水の温度が60℃〜85
℃と高温になるため、耐熱性を有する容器にしか用いる
ことができず、容器の選択の幅が狭くなってしまうとと
もに、殺菌を行う工程が複雑になり、手間や費用もかか
るため、できあがった製品が高価なものとなってしまう
という問題があった。
は、いずれも殺菌剤あるいは熱水の温度が60℃〜85
℃と高温になるため、耐熱性を有する容器にしか用いる
ことができず、容器の選択の幅が狭くなってしまうとと
もに、殺菌を行う工程が複雑になり、手間や費用もかか
るため、できあがった製品が高価なものとなってしまう
という問題があった。
【0006】一方、殺菌剤の濃度を上げたり、過酢酸等
に代表される殺菌能力の強い殺菌剤を用いることで、殺
菌剤の温度の低温化を図ることが考えられ、実際にも、
過酢酸と過酸化水素水の混合溶液からなる殺菌剤を用い
たPET容器の飲料充填前の殺菌が行われている。しか
し、前述した殺菌方法を用いて殺菌した容器に飲料を充
填した場合、ごくたまにではあるが、容器内で殺菌しき
れず残ったカビの胞子等が増殖して出来上がった製品に
カビ等が発生してしまい、商品としての価値を有さなく
なってしまうことがあり、常温でも完全に容器を殺菌で
きる方法が求められていた。
に代表される殺菌能力の強い殺菌剤を用いることで、殺
菌剤の温度の低温化を図ることが考えられ、実際にも、
過酢酸と過酸化水素水の混合溶液からなる殺菌剤を用い
たPET容器の飲料充填前の殺菌が行われている。しか
し、前述した殺菌方法を用いて殺菌した容器に飲料を充
填した場合、ごくたまにではあるが、容器内で殺菌しき
れず残ったカビの胞子等が増殖して出来上がった製品に
カビ等が発生してしまい、商品としての価値を有さなく
なってしまうことがあり、常温でも完全に容器を殺菌で
きる方法が求められていた。
【0007】また、最近の食品製造業界は、生嗜好、新
鮮さなど、よりフレッシュ感のあるものが求められてい
るため、微生物汚染が起こりやすい状況にある。このよ
うに、微生物汚染が起こりやすい状況でも、微生物の汚
染を完全に抑えるべく、予め容器に施しておく殺菌処理
の重要性がますます高まってきている。
鮮さなど、よりフレッシュ感のあるものが求められてい
るため、微生物汚染が起こりやすい状況にある。このよ
うに、微生物汚染が起こりやすい状況でも、微生物の汚
染を完全に抑えるべく、予め容器に施しておく殺菌処理
の重要性がますます高まってきている。
【0008】そこで、本発明は、上記問題点を鑑みて、
容器の殺菌方法において、熱を加えることなく、容器に
付着した微生物を完全に殺菌できる殺菌方法を提供する
ことを目的としてなされたものである。
容器の殺菌方法において、熱を加えることなく、容器に
付着した微生物を完全に殺菌できる殺菌方法を提供する
ことを目的としてなされたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明における容器の殺菌方法は、殺菌剤を用いて
容器を殺菌する工程において、過酸化物系の殺菌剤を用
いた殺菌工程と、デシルジメチルアンモニウムクロライ
ド(以下、「DDAC」と記す。)を主成分とする殺菌
剤を用いた殺菌工程とを備えている構成とした。
に、本発明における容器の殺菌方法は、殺菌剤を用いて
容器を殺菌する工程において、過酸化物系の殺菌剤を用
いた殺菌工程と、デシルジメチルアンモニウムクロライ
ド(以下、「DDAC」と記す。)を主成分とする殺菌
剤を用いた殺菌工程とを備えている構成とした。
【0010】なお、上記構成における過酸化物系の殺菌
剤としては、特に限定されないが、たとえば、過酸化水
素水、過酢酸、あるいはこれらの混合物に代表される過
酸化物を主原料とする殺菌剤が挙げられる。過酸化物系
の殺菌剤は、含過酸化物率が0.01W/V%以上であ
るのが好ましく、特に0.05W/V%〜0.5W/V
%の濃度になるまで希釈して使用するのが好ましい。
剤としては、特に限定されないが、たとえば、過酸化水
素水、過酢酸、あるいはこれらの混合物に代表される過
酸化物を主原料とする殺菌剤が挙げられる。過酸化物系
の殺菌剤は、含過酸化物率が0.01W/V%以上であ
るのが好ましく、特に0.05W/V%〜0.5W/V
%の濃度になるまで希釈して使用するのが好ましい。
【0011】このとき、過酸化物の濃度が0.01W/
V%よりも低いと殺菌効果が不充分な場合があり、濃度
が0.5W/V%よりも高いと、取扱上の安全性あるい
は作業性の面から問題がある。DDACを主成分とする
殺菌剤は、含DDAC率が0.01W/V%以上、好ま
しくは0.05W/V%〜0.5W/V%の濃度になる
まで希釈して使用する。
V%よりも低いと殺菌効果が不充分な場合があり、濃度
が0.5W/V%よりも高いと、取扱上の安全性あるい
は作業性の面から問題がある。DDACを主成分とする
殺菌剤は、含DDAC率が0.01W/V%以上、好ま
しくは0.05W/V%〜0.5W/V%の濃度になる
まで希釈して使用する。
【0012】このとき、DDACの濃度が0.01W/
V%よりも低いと殺菌効果が不充分な場合があり、濃度
が0.5W/V%よりも高いと、取扱上の安全性あるい
は作業性の面から問題がある。また、殺菌剤による処理
温度としては、特に限定されないが、30℃以上に設定
するのが望ましく、耐熱性を有さない容器の殺菌を行う
ときには、30℃〜65℃の範囲に設定するのが望まし
い。殺菌剤を用いるときの温度が30℃よりも低いと、
殺菌効果が発揮されない恐れが生じ、65℃より高い
と、容器の材質によっては耐熱性の範囲を越えてしま
い、容器が変形するなどの弊害を生じてしまう。
V%よりも低いと殺菌効果が不充分な場合があり、濃度
が0.5W/V%よりも高いと、取扱上の安全性あるい
は作業性の面から問題がある。また、殺菌剤による処理
温度としては、特に限定されないが、30℃以上に設定
するのが望ましく、耐熱性を有さない容器の殺菌を行う
ときには、30℃〜65℃の範囲に設定するのが望まし
い。殺菌剤を用いるときの温度が30℃よりも低いと、
殺菌効果が発揮されない恐れが生じ、65℃より高い
と、容器の材質によっては耐熱性の範囲を越えてしま
い、容器が変形するなどの弊害を生じてしまう。
【0013】さらに、殺菌剤を作用させる時間は、過酸
化物系の殺菌剤については、5秒〜30秒、DDACを
主成分とする殺菌剤についても、5秒〜30秒が望まし
い。すなわち、殺菌剤を作用させる時間が、5秒より短
いと充分に容器を殺菌することができない恐れがあり、
30秒以上より長くても、容器の殺菌効力は変わらず時
間や殺菌剤の無駄につながる恐れがあるとともに、殺菌
剤が容器内に残留してしまう恐れが生じ、洗浄にかける
時間を増やさなければならなくなってしまうため、殺菌
処理に時間を要してしまう恐れがある。
化物系の殺菌剤については、5秒〜30秒、DDACを
主成分とする殺菌剤についても、5秒〜30秒が望まし
い。すなわち、殺菌剤を作用させる時間が、5秒より短
いと充分に容器を殺菌することができない恐れがあり、
30秒以上より長くても、容器の殺菌効力は変わらず時
間や殺菌剤の無駄につながる恐れがあるとともに、殺菌
剤が容器内に残留してしまう恐れが生じ、洗浄にかける
時間を増やさなければならなくなってしまうため、殺菌
処理に時間を要してしまう恐れがある。
【0014】また、殺菌処理の方法としては、特に限定
されないが、たとえば、容器口部から挿入したノズル等
によって、殺菌剤を容器内部に噴射したり、殺菌剤の貯
留された槽に容器を完全に浸けたりする方法が挙げられ
る。
されないが、たとえば、容器口部から挿入したノズル等
によって、殺菌剤を容器内部に噴射したり、殺菌剤の貯
留された槽に容器を完全に浸けたりする方法が挙げられ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、本発明にかかる容器の殺
菌方法の一実施の形態を図とともに詳細に説明する。図
1は、PET容器に飲料を重点するまでの経過を示した
工程図である。図2は、図1における容器の殺菌・洗浄
工程を詳しく示した工程図である。
菌方法の一実施の形態を図とともに詳細に説明する。図
1は、PET容器に飲料を重点するまでの経過を示した
工程図である。図2は、図1における容器の殺菌・洗浄
工程を詳しく示した工程図である。
【0016】図1に示すように、飲料無菌充填ライン
は、コンベアにより搬送されていくPET容器を殺菌洗
浄する殺菌洗浄工程1と、この殺菌洗浄したPET容器
3に飲料を充填する飲料充填工程2とを備えている。上
記殺菌洗浄工程1は、図2に示すように、第一殺菌工程
11、第一洗浄工程12、第二殺菌工程13、第二洗浄
工程14の順番でPET容器3を殺菌洗浄するようにな
っている。
は、コンベアにより搬送されていくPET容器を殺菌洗
浄する殺菌洗浄工程1と、この殺菌洗浄したPET容器
3に飲料を充填する飲料充填工程2とを備えている。上
記殺菌洗浄工程1は、図2に示すように、第一殺菌工程
11、第一洗浄工程12、第二殺菌工程13、第二洗浄
工程14の順番でPET容器3を殺菌洗浄するようにな
っている。
【0017】すなわち、具体的にいうと、第一殺菌工程
11では、コンベアにより運ばれてきたPET容器3の
内外面に対して、約40℃に設定された過酢酸や過酸化
水素等に代表される過酸化物が主原料となっている殺菌
剤(以下、「殺菌剤A」と記す。)を振り掛けるように
なっている。第一殺菌工程11において、内外面に殺菌
剤Aが振り掛けられたPET容器3は、コンベアにより
運ばれて第一洗浄工程12に移動する。
11では、コンベアにより運ばれてきたPET容器3の
内外面に対して、約40℃に設定された過酢酸や過酸化
水素等に代表される過酸化物が主原料となっている殺菌
剤(以下、「殺菌剤A」と記す。)を振り掛けるように
なっている。第一殺菌工程11において、内外面に殺菌
剤Aが振り掛けられたPET容器3は、コンベアにより
運ばれて第一洗浄工程12に移動する。
【0018】第一洗浄工程12では、滅菌水Bによっ
て、第一殺菌工程11でPET容器3に振り掛けられた
殺菌剤Aを洗い流すようになっている。その後、PET
容器3は、コンベアにより運ばれて第二殺菌工程13に
移動する。第二殺菌工程13では、40℃に設定された
DDACを主成分としている殺菌剤(以下、「殺菌剤
C」と記す。)を、PET容器3の内外面に振り掛ける
ようになっている。
て、第一殺菌工程11でPET容器3に振り掛けられた
殺菌剤Aを洗い流すようになっている。その後、PET
容器3は、コンベアにより運ばれて第二殺菌工程13に
移動する。第二殺菌工程13では、40℃に設定された
DDACを主成分としている殺菌剤(以下、「殺菌剤
C」と記す。)を、PET容器3の内外面に振り掛ける
ようになっている。
【0019】第二殺菌工程13において、内外面に殺菌
剤Cが振り掛けられたPET容器3は、コンベアにより
運ばれて第二洗浄工程14に移動する。第二洗浄工程1
4では、滅菌水Bによって、第二殺菌工程13でPET
容器3に振り掛けられた殺菌剤Cを洗い流すようになっ
ている。以上のような、容器の殺菌方法を行うと、第一
殺菌工程11および第二殺菌工程13のそれぞれの殺菌
工程で、容器に付着している菌を完全に除去することが
できるとともに、常温から約40℃位の低い温度設定で
も充分な殺菌を行うことができる。
剤Cが振り掛けられたPET容器3は、コンベアにより
運ばれて第二洗浄工程14に移動する。第二洗浄工程1
4では、滅菌水Bによって、第二殺菌工程13でPET
容器3に振り掛けられた殺菌剤Cを洗い流すようになっ
ている。以上のような、容器の殺菌方法を行うと、第一
殺菌工程11および第二殺菌工程13のそれぞれの殺菌
工程で、容器に付着している菌を完全に除去することが
できるとともに、常温から約40℃位の低い温度設定で
も充分な殺菌を行うことができる。
【0020】なお、殺菌剤Cは、DDAC以外の成分に
ついて、特に限定されないが、たとえば、非イオン系の
界面活性剤を併用すると、より容器内との接触が密にな
り、殺菌効果を高めることができる。
ついて、特に限定されないが、たとえば、非イオン系の
界面活性剤を併用すると、より容器内との接触が密にな
り、殺菌効果を高めることができる。
【0021】
【実施例】以下に、本発明の容器の殺菌方法を行った実
施例とともに、DDACの殺菌能力が、従来用いられて
いた殺菌剤に耐性を有する菌について、どの程度あるの
か実験した結果を踏まえて詳細に説明する。なお、供試
菌株としては、従来の過酸化物に対する耐性を有してい
るケトミウム属のChaetomium globos
umを用いた。 <実験1>常温(20℃)および、40℃のそれぞれの
温度条件で保持したDDAC溶液〔DDAC溶液(商品
名:BARDAC2280、ロンザジャパン株式会社
製)を非イオン系界面活性剤(商品名:Tween8
0、片山化学工業株式会社製)0.1%溶液に0.3W
/V%の濃度となるように溶解したもの〕4mlに供試
菌株の胞子懸濁液1mlを接種し、軽く振盪しながら一
定時間反応させた。
施例とともに、DDACの殺菌能力が、従来用いられて
いた殺菌剤に耐性を有する菌について、どの程度あるの
か実験した結果を踏まえて詳細に説明する。なお、供試
菌株としては、従来の過酸化物に対する耐性を有してい
るケトミウム属のChaetomium globos
umを用いた。 <実験1>常温(20℃)および、40℃のそれぞれの
温度条件で保持したDDAC溶液〔DDAC溶液(商品
名:BARDAC2280、ロンザジャパン株式会社
製)を非イオン系界面活性剤(商品名:Tween8
0、片山化学工業株式会社製)0.1%溶液に0.3W
/V%の濃度となるように溶解したもの〕4mlに供試
菌株の胞子懸濁液1mlを接種し、軽く振盪しながら一
定時間反応させた。
【0022】反応終了後、直ちにユニット式のメンブラ
ンフィルターを用いて反応液を濾過し、10倍量の滅菌
水でメンブランフィルターを洗浄した。洗浄後、培地を
注入し、25℃で5日間培養した。溶液におけるDDA
C濃度は、胞子懸濁液接種後、500ppmおよび10
00ppmになるように調整した。 <実験2>薬剤として、DDAC溶液の代わりにグルコ
ン酸クロルヘキシジン溶液(商品名:クリゲン液、エビ
ス薬品社製)を使用した以外は、実施例1と同様の操作
を行った。
ンフィルターを用いて反応液を濾過し、10倍量の滅菌
水でメンブランフィルターを洗浄した。洗浄後、培地を
注入し、25℃で5日間培養した。溶液におけるDDA
C濃度は、胞子懸濁液接種後、500ppmおよび10
00ppmになるように調整した。 <実験2>薬剤として、DDAC溶液の代わりにグルコ
ン酸クロルヘキシジン溶液(商品名:クリゲン液、エビ
ス薬品社製)を使用した以外は、実施例1と同様の操作
を行った。
【0023】実験1と実験2とによる結果を表1、表2
に示した。
に示した。
【0024】
【表1】
【0025】<実験3>常温(20℃)および、40℃
のそれぞれの温度条件で保持したDDAC溶液と、過酢
酸と過酸化水素水の混合溶液(商品名:HTW1、ヘン
ケルジャパン社製、以下、「HTW」と記す。)とを混
合した混合溶液4mlに供試菌株の胞子懸濁液1mlを
接種し、軽く振盪しながら一定時間反応させた。反応終
了後は、実験1と同様に操作した。
のそれぞれの温度条件で保持したDDAC溶液と、過酢
酸と過酸化水素水の混合溶液(商品名:HTW1、ヘン
ケルジャパン社製、以下、「HTW」と記す。)とを混
合した混合溶液4mlに供試菌株の胞子懸濁液1mlを
接種し、軽く振盪しながら一定時間反応させた。反応終
了後は、実験1と同様に操作した。
【0026】尚、溶液におけるDDACの濃度は、10
00ppmおよび2000ppm、になるように調整
し、また、溶液におけるHTWの濃度は4%となるよう
に調整した。 <実験4>HTWを添加しないDDAC区を対照区とし
て、HTWを添加しない以外は、実験3と同様の操作を
行った。
00ppmおよび2000ppm、になるように調整
し、また、溶液におけるHTWの濃度は4%となるよう
に調整した。 <実験4>HTWを添加しないDDAC区を対照区とし
て、HTWを添加しない以外は、実験3と同様の操作を
行った。
【0027】実験3と実験4とによる結果を表3、表4
に示した。
に示した。
【0028】
【表2】
【0029】表1の結果より、DDACを1000pp
m、温度40℃に調整することによって、供試菌株に対
する生育阻害効果を示すことが明らかになった。また、
表2の結果より、DDACと、HTWとを混合するとD
DACの効力がかなり落ち、その効力は、DDAC単独
の場合に比べ、数百分の一に落ちることが判明した。
m、温度40℃に調整することによって、供試菌株に対
する生育阻害効果を示すことが明らかになった。また、
表2の結果より、DDACと、HTWとを混合するとD
DACの効力がかなり落ち、その効力は、DDAC単独
の場合に比べ、数百分の一に落ちることが判明した。
【0030】そこで、従来HTWが有する殺菌効力と、
DDACの有する殺菌効力とを効率よく発揮させるべ
く、実施例1に示すような操作を行った。 <実施例1>PET容器の殺菌工程を行うラインにおい
て、口を下方に位置させた状態でコンベアで運ばれてい
るPET容器の口部からノズルを差し込み、PET容器
内壁にHTWが満遍なく行き渡るようにノズルからHT
WをPET容器内部に噴射した。また、PET容器の外
壁にもHTWが満遍なく行き渡るように、PET容器の
上方からシャワー状にHTWを振りかけた。
DDACの有する殺菌効力とを効率よく発揮させるべ
く、実施例1に示すような操作を行った。 <実施例1>PET容器の殺菌工程を行うラインにおい
て、口を下方に位置させた状態でコンベアで運ばれてい
るPET容器の口部からノズルを差し込み、PET容器
内壁にHTWが満遍なく行き渡るようにノズルからHT
WをPET容器内部に噴射した。また、PET容器の外
壁にもHTWが満遍なく行き渡るように、PET容器の
上方からシャワー状にHTWを振りかけた。
【0031】HTWによる殺菌工程後、PET容器に付
着しているHTWを洗い落とすため、PET容器の口部
からノズルを差し込み、PET容器内壁に満遍なく行き
渡るようにノズルから滅菌水をPET容器内部に噴射し
た。また、PET容器の外壁にも、PET容器の上方か
らシャワー状に滅菌水が満遍なく行き渡るように振りか
けた。
着しているHTWを洗い落とすため、PET容器の口部
からノズルを差し込み、PET容器内壁に満遍なく行き
渡るようにノズルから滅菌水をPET容器内部に噴射し
た。また、PET容器の外壁にも、PET容器の上方か
らシャワー状に滅菌水が満遍なく行き渡るように振りか
けた。
【0032】上記洗浄後、口を下方に位置させた状態で
コンベアで運ばれているPET容器の口部からノズルを
差し込み、PET容器内壁にDDACが満遍なく行き渡
るようにノズルからDDACをPET容器内部に噴射し
た。また、PET容器の外壁にもDDACが満遍なく行
き渡るように、PET容器の上方からシャワー状にDD
ACをふりかけた。
コンベアで運ばれているPET容器の口部からノズルを
差し込み、PET容器内壁にDDACが満遍なく行き渡
るようにノズルからDDACをPET容器内部に噴射し
た。また、PET容器の外壁にもDDACが満遍なく行
き渡るように、PET容器の上方からシャワー状にDD
ACをふりかけた。
【0033】DDACによる殺菌工程後、PET容器に
付着しているDDACを洗い落とすため、PET容器の
口部からノズルを差し込み、PET容器内壁に滅菌水が
満遍なく行き渡るようにノズルから滅菌水をPET容器
内部に噴射した。また、PET容器の外壁にも滅菌水が
満遍なく行き渡るように、PET容器の上方からシャワ
ー状に滅菌水をふりかけた。
付着しているDDACを洗い落とすため、PET容器の
口部からノズルを差し込み、PET容器内壁に滅菌水が
満遍なく行き渡るようにノズルから滅菌水をPET容器
内部に噴射した。また、PET容器の外壁にも滅菌水が
満遍なく行き渡るように、PET容器の上方からシャワ
ー状に滅菌水をふりかけた。
【0034】<比較例1>実施例1の前半の操作(HT
Wをによる殺菌工程と、滅菌水による洗浄)のみを行っ
た。なお、実施例1および比較例1で用いたPET容器
は、同じ経路で入手したもので、殺菌工程を行う前の状
態は同じである。
Wをによる殺菌工程と、滅菌水による洗浄)のみを行っ
た。なお、実施例1および比較例1で用いたPET容器
は、同じ経路で入手したもので、殺菌工程を行う前の状
態は同じである。
【0035】実施例1および比較例1に示した殺菌洗浄
を行ったPET容器に、比較的汚染に弱い飲料(緑茶)
を充填し、常温で60日間放置しておいたところ、比較
例1による殺菌洗浄を行ったPET容器に充填した緑茶
の一部にカビが発生したのに対して、実施例1による殺
菌洗浄を行ったPET容器に充填した緑茶には、全くカ
ビが発生しなかった。
を行ったPET容器に、比較的汚染に弱い飲料(緑茶)
を充填し、常温で60日間放置しておいたところ、比較
例1による殺菌洗浄を行ったPET容器に充填した緑茶
の一部にカビが発生したのに対して、実施例1による殺
菌洗浄を行ったPET容器に充填した緑茶には、全くカ
ビが発生しなかった。
【0036】
【発明の効果】以上のことより、本発明に示した容器の
殺菌方法を行うと、微生物に汚染されている容器から完
全に微生物を殺菌でき、また、熱を加える殺菌方法でな
いため、耐熱性を有さない容器に対して殺菌を行うこと
ができる。
殺菌方法を行うと、微生物に汚染されている容器から完
全に微生物を殺菌でき、また、熱を加える殺菌方法でな
いため、耐熱性を有さない容器に対して殺菌を行うこと
ができる。
【図1】PET容器に飲料を重点するまでの経過を示し
た工程図である。
た工程図である。
【図2】図1における容器の殺菌・洗浄工程を詳しく示
した工程図である。
した工程図である。
11 第一殺菌工程(過酸化物系の殺菌剤を用いた
殺菌工程) 13 第二殺菌工程(DDACを主成分とする殺菌
剤を用いた殺菌工程) A 殺菌剤(過酸化物系の殺菌剤) C 殺菌剤(DDACを主成分とする殺菌剤)
殺菌工程) 13 第二殺菌工程(DDACを主成分とする殺菌
剤を用いた殺菌工程) A 殺菌剤(過酸化物系の殺菌剤) C 殺菌剤(DDACを主成分とする殺菌剤)
Claims (1)
- 【請求項1】殺菌剤を用いて容器を殺菌する方法におい
て、過酸化物系の殺菌剤を用いた殺菌工程と、デシルジ
メチルアンモニウムクロライドを主成分とする殺菌剤を
用いた殺菌工程とを備えていることを特徴とする容器の
殺菌方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9133743A JPH10323385A (ja) | 1997-05-23 | 1997-05-23 | 容器の殺菌方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9133743A JPH10323385A (ja) | 1997-05-23 | 1997-05-23 | 容器の殺菌方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10323385A true JPH10323385A (ja) | 1998-12-08 |
Family
ID=15111895
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9133743A Pending JPH10323385A (ja) | 1997-05-23 | 1997-05-23 | 容器の殺菌方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10323385A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004043411A (ja) * | 2002-07-16 | 2004-02-12 | Nippon Peroxide Co Ltd | 殺菌剤組成物 |
| JP2007099384A (ja) * | 2005-10-07 | 2007-04-19 | Dainippon Printing Co Ltd | 殺菌方法及び装置 |
| JP2008546605A (ja) * | 2005-06-24 | 2008-12-25 | スィデル・パルティスィパスィヨン | プリフォームを殺菌消毒する方法、及びこれらのプリフォームから殺菌消毒されたボトルを製造するための設備 |
-
1997
- 1997-05-23 JP JP9133743A patent/JPH10323385A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004043411A (ja) * | 2002-07-16 | 2004-02-12 | Nippon Peroxide Co Ltd | 殺菌剤組成物 |
| JP2008546605A (ja) * | 2005-06-24 | 2008-12-25 | スィデル・パルティスィパスィヨン | プリフォームを殺菌消毒する方法、及びこれらのプリフォームから殺菌消毒されたボトルを製造するための設備 |
| US8092757B2 (en) | 2005-06-24 | 2012-01-10 | Sidel Participations | Method for sterilizing preforms and installation for producing sterile bodies from these preforms |
| JP4885951B2 (ja) * | 2005-06-24 | 2012-02-29 | スィデル・パルティスィパスィヨン | プリフォームを殺菌消毒する方法、及びこれらのプリフォームから殺菌消毒されたボトルを製造するための設備 |
| JP2007099384A (ja) * | 2005-10-07 | 2007-04-19 | Dainippon Printing Co Ltd | 殺菌方法及び装置 |
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