JPH10323731A - ばね成形装置 - Google Patents

ばね成形装置

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JPH10323731A
JPH10323731A JP9133758A JP13375897A JPH10323731A JP H10323731 A JPH10323731 A JP H10323731A JP 9133758 A JP9133758 A JP 9133758A JP 13375897 A JP13375897 A JP 13375897A JP H10323731 A JPH10323731 A JP H10323731A
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wire
tool
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sliding displacement
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憲史 阿比留
Eiji Obayashi
栄次 大林
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    • B21FWORKING OR PROCESSING OF METAL WIRE
    • B21F3/00Coiling wire into particular forms
    • B21F3/02Coiling wire into particular forms helically
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B21FWORKING OR PROCESSING OF METAL WIRE
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    • B21F3/02Coiling wire into particular forms helically
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Wire Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 単一モータで全ての線材加工装置の加工工具
を進退させ、また回転が必要とされる、全ての線材加工
装置の加工工具を別の単一モータで回転させる。 【解決手段】 線材送り出し用クイル28aの軸線と共
軸線関係で、正面基枠板1の背面に沿って平行に、摺動
変位駆動機構用第1駆動大ギヤ68および工具回転駆動
機構用第2駆動大ギヤ108を配設し、これら各駆動大
ギヤの周囲に単一の駆動小ギヤ66、106と、複数の
線材加工装置にそれぞれ対応する複数の従動小ギヤ7
0、110を配設した。複数の摺動変位駆動機構および
少なくとも1つの工具回転駆動機構が単一の共通サーボ
モータ62、102でそれぞれ動かされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ばね成形装置に係
わり、特に、ばね用素材としての線材を、少なくとも1
対の線材給送ローラによって強制移送し、クイルを通じ
て線材加工領域に送り出す線材給送装置と、該線材給送
装置から供給される線材を曲げ加工(コイリング加工、
折曲加工等)した後、切断してばねを得るための互いに
独立した複数の線材加工装置とを有するばね成形装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ばね成形装置として各種のものが
提案されている。その一部を以下に示す。
【0003】特公平4−734号公報:クイルから送
り出される線材に向かって進退する複数の工具が放射状
に配置されたばね成形装置を開示している。このばね成
形装置では、成形工具および切断工具を駆動するための
2つの大ギヤが、クイル軸線を回転中心として平行に配
置されている。2つの大ギヤは、それぞれ独立した駆動
モータによってNC装置で個別に制御回転せしめられ
る。各大ギヤには、成形工具または切断工具の進退移動
用駆動カムを回転させるための小ギヤが噛合せしめら
れ、2つの成形工具が同時に作動できるように構成され
ている。
【0004】特公平4−74101号公報:線材を捲
回工具の外周に設けられた爪と当該捲回工具との間隙に
所定長さだけ導入し、捲回工具を軸方向に回転させなが
ら、軸方向に移動することによって捩りばねを整形する
捩りばね製造装置が開示されている。この装置は、捲回
工具へ線材を供給するための送り出しローラを有し、該
送り出しローラによる線材の供給速度と、捲回工具によ
る単位時間当りの線材捲き取り速度とが一致するように
制御される。
【0005】特公平6−2296号公報:1つの成形
工具を、クイルの軸線に沿う方向で進退させ、またクイ
ルの軸線を中心として回転させ、クイルから送り出され
る線材を成形工具の先端成形面に衝合させて捩りコイル
ばねを成形する方法および装置が開示されている。この
装置は、成形工具の進退、回転用の2つの大ギヤが、ク
イル軸線と交差する軸線を回転中心として平行に配置さ
れている。2つの大ギヤは、それぞれ独立したサーボモ
ータによってNC装置の指令で個別に制御回転せしめら
れる。各大ギヤには、小ギヤが噛合している。
【0006】特開平8−174120号公報:線材送
り出しガイドから導出する線材の送り出し方向に対して
直角面を有する円形テーブルに複数の成形ツール部を配
設して、円形テーブルの中心方向にスライド自在になし
た線材成形装置が開示されている。この装置では、成形
ツール部の少なくとも1つが、それを担持するスライダ
の動作を行わせるカムを駆動する第1モータと、線材を
挟み込む1対の突起部を有するツールと、該ツールを回
転させる第2モータとを具備している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来技術である前記特
公平4−734号公報および特公平6−2296号公報
に示されたばね成形装置では、単一の成形工具がクイル
の軸線に沿う方向で進退し、またクイルの先端部を中心
として旋回するようになっている。線材の折曲は、成形
工具を旋回させた後、線材に対して成形工具を衝合させ
て行われる。したがって、線材折曲半径が一定の形状に
限定されるという不具合の他に、折曲部を加工する成形
工具が単一であるから成形速度が遅く、生産性が低いと
いう問題がある。
【0008】また、特公平4−74101号公報に記載
された捩りばね製造装置は、もっぱら捩りコイルばねの
コイル部を曲げ加工(コイリング加工)するものであっ
て、フック部の折曲加工や彎曲加工などを容易には行な
い得ないという問題がある。
【0009】さらに、特開平8−174120号公報に
示される、複数の成形ツール部の各々に、独立した第1
モータと第2モータを設けてツールの進退と回転を行わ
せる装置では、例えばその図1に示される実施例におい
て、制御軸数が11にもなり、NC装置の制御プログラ
ムが複雑である。また、NC装置は大きな制御容量が必
要となり、かつ各成形ツール部ごとに駆動モータが必要
であって装置が複雑で製作経費が高価であるという問題
があった。
【0010】本発明は、かかる技術的背景の下で創案さ
れたものであり、その主目的は、捩りコイルばね、捩り
ばね、引張りコイルばね等の各種形状体を任意に成形で
きるばね成形装置を提供することである。このばね成形
装置では、加工工具の進退および回転を必要最小限数の
駆動源で行なうものとし、それによってNC装置の制御
プログラムの作成を単純化するとともに、ばね成形装置
の構造を簡単にして製作経費の低減化を図る。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的は、以下の構成
を採用することによって達成される。
【0012】ばね用素材としての線材を、少なくとも1
対の線材給送ローラによって強制移送し、クイルを通じ
て線材加工領域に送り出す線材給送装置と、該線材給送
装置から供給される線材を曲げ加工した後、切断してば
ねを得るための互いに独立した複数の線材加工装置とを
有するばね成形装置であって、複数の線材加工装置は、
クイルの軸線に対して放射状に配設され、その各々が、
クイルの軸線に対して概略直角方向に進退する、加工工
具を担持する摺動変位組立体を有し、該摺動変位組立体
の前進位置で加工工具が線材に係合し、該摺動変位組立
体の後退位置で加工工具が線材加工領域から離れ、加工
工具は、それぞれ摺動変位組立体の一部である加工工具
保持部材によって保持されており、また、少なくとも1
つの線材加工装置の加工工具保持部材が、クイルの軸線
に対して直角をなす、加工工具保持部材および加工工具
の軸線の周囲で、加工工具と共に駆動回転せしめられる
ようになっており、線材給送ローラを駆動する線材給送
駆動機構と、各摺動変位組立体をクイルの軸線に対して
概略直角方向に進退させるための摺動変位駆動機構と、
少なくとも1つの線材加工装置の加工工具保持部材を該
加工工具保持部材および加工工具の軸線の周囲で回転さ
せるための工具回転駆動機構と、線材給送駆動機構、摺
動変位駆動機構および工具回転駆動機構を、製品である
ばね形状によって定まる所定の順序で動作させるための
制御装置とを具備し、クイルから送り出される線材の送
り出し量(送り出し長、送り出し速度を意味する)と、
各摺動変位組立体の前端部の進退移動量(移動距離、移
動速度を意味する)と、各加工工具保持部材の回転量
(回転角、回転速度を意味する)とが、制御装置によっ
て制御され、もって複数の加工工具保持部材により保持
された複数の加工工具によって線材の曲げ加工および切
断が実行されるように構成されているばね成形装置。
【0013】このばね成形装置は、以下の態様で提供可
能である。
【0014】複数の前記摺動変位駆動機構が、摺動変
位用駆動モータと、該摺動変位用駆動モータによって駆
動される共通の第1大ギヤと、該第1大ギヤの円周上に
噛合関係をもって配置され、複数の前記摺動変位駆動機
構にそれぞれ対応する複数の第1小ギヤと、該第1小ギ
ヤの回転運動をそれぞれ直線運動に変換して前記摺動変
位組立体を進退移動させる複数の運動変換機構とを具備
し、前記摺動変位用駆動モータは、その回転速度と回転
量の制御が可能である。
【0015】前記項目において、複数の運動変換機
構の各々が、カムと、該カムのカム曲線に常時当接せし
められるカムフォロワと、枢軸に支持され、カムフォロ
ワを担持して枢軸の周囲で揺動回転する揺動アームとを
具備し、該揺動アームとの連結関係で、該揺動アームの
揺動回転運動に従って、クイルの軸線に対して概略直角
方向に摺動変位組立体が進退するようになっている。
【0016】前記項目またはにおいて、少なくと
も1つの工具回転駆動機構が、工具回転用駆動モータ
と、該工具回転用駆動モータによって駆動される第2大
ギヤと、該第2大ギヤの円周上に噛合関係をもって配置
され、少なくとも1つの工具回転駆動機構に対応する少
なくとも1つの第2小ギヤと、該第2小ギヤの回転運動
の軸線方向を変換して加工工具保持部材および加工工具
を回転させる少なくとも1つの回転運動軸線方向変換機
構とを具備し、工具回転用駆動モータは、その回転速度
と回転量の制御が可能である。
【0017】前記項目において、少なくとも1つの
回転運動軸線方向変換機構が、第2小ギヤによって回転
せしめられる駆動ベベルギヤと、該駆動ベベルギヤに噛
合する従動ベベルギヤと、共軸関係で一体回転可能かつ
軸線方向移動自在に該従動ベベルギヤを貫通するととも
に加工工具保持部材に連結された回転軸とを具備し、該
回転軸の回転に伴って、加工工具保持部材および加工工
具が回転するようになっている。
【0018】前記項目からまでのいずれかにおい
て、摺動変位駆動機構用の第1大ギヤおよび工具回転駆
動機構用の第2大ギヤが、クイルの軸線に沿って配置さ
れた線材給送ローラと、クイルとの間に、互いに平行に
配設されている。この場合、必要に応じて、第1大ギヤ
および第2大ギヤをそれぞれ単数または複数配設するこ
とができる。
【0019】前記項目からまでのいずれかにおい
て、加工工具が線材折曲工具を含み、該線材折曲工具
は、クイルから送り出される線材の側面に対向する先端
に、線材が通過できる間隔を有する1対の突子を有し、
線材折曲工具が、その軸線を中心として回転することに
よって1対の突子間に位置する線材が折曲されるように
なっている。
【0020】前記項目からまでのいずれかにおい
て、摺動変位用駆動モータは、複数の運動変換機構の各
カムが回転角360度以内で回転するように制御可能であ
る。
【0021】前記項目からまでのいずれかにおい
て、少なくとも1つの工具回転駆動機構用の駆動モータ
は、少なくとも1つの加工工具保持部材が回転角360
度以内で回転するように制御可能である。
【0022】前記項目からまでのいずれかにおい
て、加工工具が、加工工具保持部材によって着脱可能に
保持されている。
【0023】本発明ばね成形装置では、線材の成形形状
に応じて、線材給送駆動機構、複数の線材加工装置の摺
動変位駆動機構、および少なくとも1つの線材加工装置
の工具回転駆動機構の動作が、いずれか1つまたは任意
の組み合わせで、制御装置によって制御される。ばね成
形装置は、3つの駆動源を有しており、各駆動機構は、
それぞれ単一の駆動源によって動作する。すなわち、線
材給送駆動機構はもちろん、複数の線材加工装置の摺動
変位駆動機構、および少なくとも1つの線材加工装置の
工具回転駆動機構のいずれも、それぞれ単一の駆動源に
よって動作する。線材給送駆動機構が動作すると、少な
くとも1対の線材給送ローラが回転して、クイルを通じ
て線材が送り出される。摺動変位駆動機構が動作する
と、摺動変位組立体が進退し、摺動変位組立体によって
担持される加工工具保持部材および加工工具が進退す
る。また、工具回転駆動機構が動作すると、加工工具保
持部材および加工工具が、その軸線の周囲で回転する。
【0024】線材給送駆動機構によるクイルから送り出
される線材の送り出し量(長さ、速度)、摺動変位駆動
機構による各摺動変位組立体の前端部の進退移動量(移
動長、移動速度)、および工具回転駆動機構による各加
工工具保持部材の回転量(回転角、回転速度)は、制御
装置によって制御され、それによって複数の加工工具保
持部材により保持された複数の加工工具によって線材の
曲げ加工(コイリング加工および折曲加工を含む)およ
び切断が実行される。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明ばね成形装置の具体
例について説明する。
【0026】図1は、ばね成形装置を正面から見た図で
ある。このばね成形装置は、互いに独立した5つの線材
加工装置30A、30B、30C、30D、30Eを有
する。線材加工装置30Aは折曲加工装置、30Bはバ
ックアップ用芯金装置、30Cはコイリング加工装置、
30Dは別の折曲加工装置、そして30Eは切断加工装
置である。これらの装置は、基礎枠上に固定された鉛直
姿勢の正面基枠板1の前面に装架され、後記線材供給軸
線を中心として、その周囲に放射状に配列されている。
一方、正面基枠板1の背面側に、線材給送ローラ26
a、26bを含む線材給送装置10(図2〜図5)の主
要部と、全ての駆動装置とが配置されている。ただし、
線材給送装置10の一部である、線材送り出し用クイル
(線材案内筒)28aのみは、正面基枠板1の前面側に
突出する形態で取着されている(図2〜図4)。
【0027】線材給送装置10および線材加工装置30
A〜30Dの詳細構造を以下に説明する。ここで、線材
加工装置30A〜30Dの構造は概ね同じであるから、
その1つである線材加工装置(折曲加工装置)30Aに
ついてのみ説明する。なお、線材加工装置30B、30
C、および切断加工装置である線材加工装置30Eは、
工具回転駆動機構100を有しない点および加工工具が
相違する点で、他の線材加工装置30A、30Dと相違
する。
【0028】線材給送装置10の説明(図2〜図5) 線材給送装置10は、その駆動装置と共に、正面基枠板
1の背面側空間部に配設されている。線材給送装置10
は、上下1対2組の線材給送ローラ26a、26bを有
する。線材給送ローラ26a、26bは、線材給送装置
用機枠3に軸受22a、22b、24a、24bを介し
て回転自在に支持されたローラ軸20a、20bの一端
にそれぞれ固定されている。ローラ軸20a、20bの
他端に近い位置には、ローラ組ごとに互いに噛合するギ
ヤ18a、18bが付設されており、各ローラ組の一方
側のギヤ18aが、ウォーム減速機構14を介して線材
給送用サーボモータ12によって駆動される線材給送駆
動ギヤ16との噛合関係で駆動され、それによって全ロ
ーラ軸20a、20bが回転するようになっている。
【0029】また、正面基枠板1を貫通する形態で線材
誘導筒28bが配設されるとともに、該線材誘導筒28
bに連なって、正面基枠板1に固定されたクイル保持ス
リーブ1aに保持された線材送り出し用クイル(線材案
内筒)28aが付設され、線材給送ローラ26a、26
b位置から正面基枠板1の外側位置(線材加工領域)ま
で被加工線材Wを案内するようになっている。
【0030】被加工線材Wは、線材給送ローラ26a、
26bの引き出し駆動力によって、図示されない線材供
給源(例:アンコイラーに巻かれた線材コイル)からレ
ベラー(線材真直化装置)を経て引き出される。線材給
送ローラ26a、26bの線材給送力(駆動力)は線材
給送用サーボモータ12によって与えられる。
【0031】線材加工装置(折曲加工装置)30Aの
説明(図1、図4、図6〜図8)
【0032】線材加工装置30Aは、他の線材加工装置
30B〜30Eと共に、鉛直姿勢の正面基枠板1の外表
面に固定されている。線材加工装置30Aを正面から見
た状態が図6に示され、正面基枠板1と平行方向から線
材加工装置30Aの側面を見た状態が図4、図8(いず
れも要部断面図)に示されている。
【0033】線材加工装置30Aは、丸棒形状の折曲工
具(加工工具)34を担持して線材送り出し用クイル2
8aの軸線に対して概ね直角方向に進退する摺動変位組
立体32と、該摺動変位組立体32を進退させるための
摺動変位駆動機構60と、折曲工具34を、その軸線の
周囲で回転させるための工具回転駆動機構100と、摺
動変位駆動機構60用のサーボモータ62(図5)と、
工具回転駆動機構100用のサーボモータ102(図
3)とを含む。
【0034】折曲工具34は、線材を折曲成形するため
のものであり、その先端に相互に小間隔を置いて突設さ
れた1対の突子34a、34aを有し、加工工具保持部
材36によって着脱可能に支持されている。
【0035】なお、線材加工装置(折曲加工装置)30
A以外の加工装置に保持される加工工具は次のとおりで
ある。線材加工装置(バックアップ用芯金装置)30B
に保持されるバックアップ用芯金134は、線材をコイ
リング加工する際に、コイリング直径を規定するもので
あって、クイル28aと後記コイリング工具234との
間で形成される彎曲内周に当接する加工工具である。線
材加工装置(コイリング加工装置)30Cに保持される
コイリング工具234は、コイルばねのコイル部を加工
する工具であって、図4に示されるように、クイル28
aの前端と対向する面に傾斜加工面234aが形成さ
れ、加工工具保持部材236に保持されている。線材加
工装置(折曲加工装置)30Dに保持される折曲工具3
4Aは、前記線材加工装置30Aの折曲工具34と同様
な工具である。そして、線材加工装置(切断加工装置)
30Eに保持される切断工具334は、折曲加工やコイ
リング加工の曲げ加工が終了したコイルばねを線材Wか
ら切り離すための工具であって、前端部に切刃が形成さ
れ、クイル28aの前端部と協働して剪断作用により線
材Wを切断する。
【0036】加工工具保持部材36は、摺動変位組立体
32の基枠50側部材である筒状体52の端部に付設さ
れた軸受54、54によって回転自在に支持されてい
る。また、加工工具保持部材36の基端部に、自在継手
42、44を含む回転軸38、40が連結されている。
回転軸38は、その長さ方向の大部分がスプライン軸3
8aとして形成され、後記固定側回転筒124を、スプ
ライン噛合関係で軸線方向移動自在に貫通している。こ
の構成によって、折曲工具34および加工工具保持部材
36が摺動変位組立体32と共に移動することが保証さ
れる。
【0037】摺動変位組立体32は、その基礎部分がス
ライダー(摺動部材)48になっており、正面基枠板1
に基板31を介して固定された案内部材31Aを跨がる
態様で摺動変位自在(図8における矢印A参照)に該案
内部材31Aによって支持されている。したがって、折
曲工具34は、加工工具保持部材36と共に、スライダ
ー48の動きに伴なって進退し、回転軸38、40の回
転に伴なって回転する。
【0038】以下、摺動変位組立体32、摺動変位駆動
機構60、および工具回転駆動機構100について個別
に説明する。
【0039】−1.摺動変位駆動機構60の説明(図
2、図5〜図8) 摺動変位駆動機構60は、正面基枠板1の背面に沿って
配設された第1駆動大ギヤ68と、該第1駆動大ギヤ6
8の外周ギヤ歯に噛合する第1従動小ギヤ70と、該第
1従動小ギヤ70が一端部に固定されたカム軸72と、
該カム軸72の他端部に固定されたカム74とを有す
る。カム74は、円弧カム面74aと、突出カム面74
bとを有する。カム軸72は、正面基枠板1の外表面に
直接固定された概略矩形の基板31Bを貫通して突設さ
れた軸筒31Cによって、軸受72a、72aを介して
回転自在に支持されている。
【0040】第1駆動大ギヤ68の外周ギヤ歯には、第
1従動小ギヤ70の他に、第1駆動小ギヤ66、および
他の線材加工装置30B〜30E用の図示されない複数
の第1従動小ギヤが噛合している。いずれの第1従動小
ギヤも、それらの回転中心である軸線が、各線材加工装
置のカム軸線と一致する。第1駆動小ギヤ66は、ウォ
ーム減速機構64を介して摺動変位駆動機構用サーボモ
ータ62によって駆動され、それに伴なって第1駆動大
ギヤ68、さらには第1従動小ギヤ70が回転する。
【0041】さらに、摺動変位駆動機構60は、カム7
4と係合するカムフォロワ76と、その概略中央位置に
支軸78を介して回転可能にカムフォロワ76を担持す
る揺動アーム80と、基板31Bに立設されて揺動アー
ム80の一端部を揺動回転自在に支持する枢軸82とを
有する。揺動アーム80の他端2股形状部には、連結ピ
ン84が付設され、該連結ピン84に連結子86が揺動
回転自在に支持されている。連結子86は、その自由端
に雌ねじを有し、該雌ねじ部に雄ねじ棒88が螺合して
いる。雄ねじ棒88は、基枠50の端部に形成された開
口部に嵌挿されたスリーブ90に貫通固定されている。
このスリーブ90は、支軸92、92を一体に有し、基
枠50に形成された支承孔に回転自在に支軸92、92
が嵌挿されている。支軸92、92の軸線は連結ピン8
4の軸線と平行であり、揺動アーム80の揺動回転に応
じて、連結子86およびスリーブ90が揺動回転し、ス
リーブ90を貫通する雄ねじ棒88も揺動回転するよう
になっている。これらが揺動回転すると、基枠50が、
スライダー48と案内部材31Aとの係合関係によっ
て、加工工具の軸線方向に進退し、したがって、加工工
具保持部材36および折曲工具34が軸線方向に進退す
る。
【0042】一方、摺動変位組立体32の基枠50と、
線材加工装置30Aの基枠31Dとの間に1対の引張り
コイルばねS、Sが装架されており、基枠50は、常に
折曲工具34が後退する方向に付勢され、それによって
揺動アーム80が枢軸82を中心にして時針回り方向
(図6)に回転して該揺動アーム80に担持されたカム
フォロワ76がカム74の外周カム曲面に常に押圧され
る。カム74の突出カム面74bがカムフォロワ76を
押す時、引張りコイルばねS、Sの付勢力に逆らって基
枠50が前進せしめられる。
【0043】−2.工具回転駆動機構100の説明
(図3、図5、図8)
【0044】工具回転駆動機構100は、正面基枠板1
の背面に沿って配設された第1駆動大ギヤ62の背面側
にそれと平行に共軸線関係で配設された第2駆動大ギヤ
108と、該第2駆動大ギヤ108の外周ギヤ歯に噛合
する第2従動小ギヤ110と、該第2従動小ギヤ110
が一端に固定されるとともに他端に駆動側ベベルギヤ1
14が固定された回転軸112と、基板31に貫通固定
されて軸受118、118を介して回転軸112を支承
する軸筒116とを有する。
【0045】さらに、工具回転駆動機構100は、基板
31に付設された塊体120と、該塊体120に形成さ
れた貫通孔に軸受122、122を介して回転自在かつ
軸線方向移動不能に貫通装架された固定側回転筒124
と、該固定側回転筒124の一端に固定された従動側ベ
ベルギヤ126とを有する。この従動側ベベルギヤ12
6は前記駆動側ベベルギヤ114と噛合し、固定側回転
筒124はスプライン軸38aとスプライン噛合して一
体に回転する。
【0046】第2駆動大ギヤ108の外周ギヤ歯には、
第2従動小ギヤ110の他に、第2駆動小ギヤ106、
および他の線材加工装置30D(線材加工装置30B、
30C、30Eは対象外である)用の図示されない第1
従動小ギヤが噛合している。第2駆動小ギヤ106は、
ウォーム減速機構104を介して工具回転駆動機構用サ
ーボモータ102によって駆動され、それに伴なって第
2駆動大ギヤ108、さらには第2従動小ギヤ110が
回転する。
【0047】ここで、第2従動小ギヤ110から加工工
具保持部材36に至る回転力伝達経路を簡略的に示す。
第2従動小ギヤ110→回転軸112→駆動側ベベルギ
ヤ114→従動側ベベルギヤ126→固定側回転筒12
4→回転軸38(スプライン軸38a)→自在継手42
→回転軸40→自在継手44→加工工具保持部材36な
る経路で伝達され、折曲工具34が回転する。
【0048】以上、線材給送装置10および線材加工装
置30Aの詳細を説明したが、装置全体の駆動系は、図
示されない単一のNC装置によって制御される。すなわ
ち、線材給送装置10および線材加工装置30A〜30
Eは、それぞれ回転速度と回転量とを制御可能な3つの
サーボモータ(線材給送用サーボモータ12、摺動変位
駆動機構用サーボモータ62、工具回転駆動機構用サー
ボモータ102)によって、所定の装置間動作関係を実
現するように動作制御される。
【0049】摺動変位駆動機構用サーボモータ62は、
線材加工装置30A〜30Eの各カムが回転角360度以
内で回転するようにNC装置によって制御される。
【0050】また、工具回転駆動機構用サーボモータ1
02は、線材加工装置30A、30Dの各加工工具保持
部材が回転角360度以内で回転するようにNC装置によ
って制御される。なお、工具回転駆動機構用サーボモー
タ102の動作によって、線材加工装置30A、30D
の加工工具保持部材が回転するが、折曲加工以外の加工
工程では、それらの摺動変位組立体が後退位置にあり、
したがって加工工具も線材加工領域から後退した位置に
ある。
【0051】次に、ばね成形装置の動作形態について説
明する。
【0052】線材給送装置10の動作(図4、図5)
【0053】NC装置の指示によって線材給送用サーボ
モータ12が動作すると、その回転力は、ウォーム減速
機構14、線材給送駆動ギヤ16を介して各ローラ組の
一方側のギヤ18aに伝達され、ギヤ18a、18bの
噛合関係の下で、全てのローラ軸20a、20bが回転
し、したがって線材給送ローラ26a、26bが回転す
る。図示されない線材供給源から導出されて予め線材給
送ローラ26a、26b間に設定されている被加工線材
Wは、線材誘導筒28b、線材送り出し用クイル28a
を通じて正面基枠板1の外側位置である線材加工領域に
向かって強制移送され、また線材給送用サーボモータ1
2の逆転によって後退移送される。
【0054】摺動変位駆動機構60の動作(図2、図
5〜図8)
【0055】NC装置の指示によって摺動変位駆動機構
60用のサーボモータ62が動作すると、その回転力
は、ウォーム減速機構64、第1駆動小ギヤ66を介し
て第1駆動大ギヤ68に伝達される。第1駆動大ギヤ6
8が回転すると、第1従動小ギヤ70がカム軸72と共
に回転し、該カム軸72の端部に固定されたカム74が
回転する(図6における時針回り方向)。カム74の回
転力は、引張りコイルばねS、Sの付勢力の下でカム7
4のカム曲面に常時押圧されているカムフォロワ76に
伝達され、カム曲線に応じてカムフォロワ76が動き、
枢軸82を支点として揺動アーム80が揺動回転し(図
6における反時針回り方向)、その回転力が、連結ピン
84→連結子86→雄ねじ棒88→スリーブ90→支軸
92→基枠50なる経路で摺動変位組立体32の基枠5
0に伝達される。その結果、カム74の突出カム面74
bによってカムフォロワ76が押された時、正面基枠板
1に固定された案内部材31Aに対するスライダー(摺
動部材)48の摺動自在な係合関係の下で、摺動変位組
立体32が前進し、加工工具保持部材36に支持された
折曲工具34が線材加工領域に前進する。NC装置の指
示によってカム74が更に回転すると、円弧カム面74
aがカムフォロワ76に接触するに至り、この間、揺動
アーム80の逆方向への揺動回転により、摺動変位組立
体32が後退方向に動き、加工工具保持部材36に支持
された折曲工具34が線材加工領域から後退する。
【0056】工具回転駆動機構100の動作(図3、
図5、図8)
【0057】NC装置の指示によって工具回転駆動機構
100用のサーボモータ102が動作すると、その回転
力は、ウォーム減速機構104、第2駆動小ギヤ106
を介して、第2駆動大ギヤ108に伝達される。第2駆
動大ギヤ108が回転すると、これに噛合する第2従動
小ギヤ110が回転し、該第2従動小ギヤ110に対し
て回転軸112の他端に付設された駆動側ベベルギヤ1
14が回転する。駆動側ベベルギヤ114の回転力は、
従動側ベベルギヤ126→固定側回転筒124→回転軸
38(スプライン軸38a)→自在継手42→回転軸4
0→自在継手44なる経路で加工工具保持部材36に伝
達され、折曲工具34が回転する。折曲工具34は、N
C装置の指示にしたがっ正逆回転可能である。
【0058】次に、被加工線材の形状に応じた加工態様
について説明する。
【0059】線材を単純折曲加工する場合
【0060】摺動変位組立体32を動かして、線材加工
領域に折曲工具34を前進させ、線材給送装置10を動
作させて、線材加工領域に線材を給送し、折曲工具34
の1対の突子34a、34a間に線材を挿通する。突子
34a、34a間への線材の挿通関係は、摺動変位組立
体32と線材給送装置10の動作順を任意に組合せて行
うことができる。この後、摺動変位駆動機構60を動作
させて、線材の所望折曲角度に応じて折曲工具34を回
転させて線材の折曲加工を行なう。この折曲加工は、線
材の目標折曲形状(折曲箇所が単数または複数ある形
状)に応じて、線材加工装置30Aおよび線材加工装置
30Dのいずれか一方または両方を任意に選択して行な
うことができる。
【0061】線材の端部を半円形状に彎曲加工する場
【0062】線材加工装置(コイリング加工装置)30
Cの摺動変位組立体を動かして、傾斜加工面を有する加
工工具(コイリング工具)を線材加工領域に前進させ
る。次に、線材給送装置10を動作させ、線材加工領域
に線材を給送して、加工工具の傾斜加工面に線材を衝接
させる。傾斜加工面に衝接した線材は、傾斜加工面に対
する線材の進入角に応じた半径で彎曲しながら半円形状
になるまで送られる(図4)。
【0063】あるいはまた、前記項目で述べた「線材
を単純折曲加工する場合」と同じ手法で、折曲加工用加
工工具を用いて線材の半円形状彎曲加工を行なってもよ
い。
【0064】線材の端部以外の箇所を半円形状に彎曲
加工する場合
【0065】線材給送装置10を動作させて、線材加工
領域に線材を給送し、その彎曲加工する箇所を線材加工
領域にもたらす。次いで、摺動変位組立体32を動かし
て、線材加工領域に折曲工具34を前進させ、折曲工具
34の1対の突子34a、34a間(好ましくは、一方
の突子34aを折曲工具34の回転中心と概略一致させ
て設ける)に線材が通った状態にする。その後、折曲工
具34を所定角度回転させると、線材の所定箇所を半円
形状に彎曲加工することができる。この折曲加工は、線
材の目標折曲形状(折曲箇所が単数または複数ある形
状)に応じて、線材加工装置30Aおよび線材加工装置
30Dのいずれか一方または両方を任意に選択して行な
うことができる。
【0066】線材端部に形成する鈎状(フック形状)
部分の脚部を加工する場合 鈎状部分が成形された後に、線材給送装置10を動作さ
せて、脚部の長さに相当する量だけ線材加工領域に線材
を給送し、次の線材成形部分を線材加工領域に送り出
す。
【0067】線材のコイリング加工を行なう場合
【0068】線材加工装置(コイリング加工装置)30
Cの摺動変位組立体を動かして、傾斜加工面を有する加
工工具(コイリング工具)を線材加工領域に前進させ
る。次に、線材給送装置10を動作させ、線材加工領域
に線材を連続給送して、加工工具の傾斜加工面に線材を
衝接させる。この時、線材加工装置(バックアップ用芯
金装置)30Bの加工工具である芯金も前進して、線材
送り出し用クイル28aから送り出された直後の線材に
対して線材の彎曲内側方向から線材に当てつけられてコ
イル直径を規定するバックアップの役目を果たす。
【0069】ここで、本発明のばね成形装置により図
9、図10に示した捩りコイルばね130を成形する場
合の具体的な態様を、図11〜図25を参照しながら説
明する。
【0070】図11は、線材加工装置30A〜30E
のカム回転角度(横軸)と加工工具の位置(縦軸;*印
は各加工工具の最前進位置を示す)の関係、カム回転
角度と各工程段階との対応関係(上欄における丸印内に
各工程段階を示すアルファベット記号を記入している。
各アルファベットは、図9、図10、図12〜図25中
に記入したアルファベットに対応する)、および線材
送り出し用クイル28aからの線材の送り出し動作(上
欄における2重丸印内に工程段階を示すアルファベット
記号を記入している)を示している。
【0071】また、図12〜図25は、線材送り出し用
クイル28aの端面および各線材加工装置を軸線方向か
ら見た状態(図1に対応する)を示すとともに、2点鎖
線の円または長円内に、線材送り出し用クイル28aの
先端側面および加工工具の先端面を正面基枠板1の表面
に対して平行方向から見た状態を概略図として示してい
る。以下、各工程段階順に説明する。
【0072】(1)工程段階a(図12):この段階
は、図9、図10における捩りコイルばね130の直線
部分aに対応する。線材加工装置30Aの加工工具が前
進しつつあり(図11:成形順序欄における2重丸印内
aの下方に位置する、装置30A欄の上昇傾斜線参
照)、線材送り出し用クイル28aから線材Wが送り出
されようとしている。この時、線材加工装置30A以外
の線材加工装置30B〜30Eの加工工具は後退位置に
ある。
【0073】(2)工程段階b(図13、図14):こ
の段階は、図9、図10における捩りコイルばね130
の折曲部分bに対応する。線材加工装置30Aの折曲工
具34が前進位置にあり、線材送り出し用クイル28a
から線材Wが送り出されて、折曲工具34の1対の突子
34a、34a間に線材Wが位置づけられている。この
状態を図11で見ると、丸印内bの下方に位置する、装
置30A欄の上昇傾斜線が上昇完了し(*印参照)、折
曲工具34が最前進位置にある。この後、折曲工具34
が正転方向に回転角110度回転し(図11の成形順序
欄における丸印内bの右側に付された+110、および
図13における2点鎖線の円内参照)、次いで逆転方向
に回転角20度回転し(図11の成形順序欄における丸
印内bの右側に付された−20、および図14における
2点鎖線の円内参照。なお、+110度の回転と、−2
0度の回転は、線材を90度折曲するに当たって、弾性
変形によるスプリングバック量を考慮しているためであ
る)、その後、折曲工具34は後退する(図14、およ
び図11の装置30A欄の上昇傾斜線と2重丸印cとの
対応関係参照)。
【0074】(3)工程段階c(図15):この段階
は、図9、図10における捩りコイルばね130の直線
部分cに対応する。線材Wが送り出され(図11の成形
順序欄における2重丸印c参照)、折曲工具34が前進
するとともに、逆転方向に回転角90度回転する(図1
1の成形順序欄における2重丸印内cの左側に付された
−90参照。この状態では、折曲工具34の回転角度が
初期姿勢になる)。
【0075】(4)工程段階d(図16、図17):こ
の段階は、図9、図10における捩りコイルばね130
の折曲部分dに対応する。折曲工具34の1対の突子3
4a、34a間に線材Wが位置づけられた状態で、折曲
工具34が正転方向に回転角110度回転し(図11の
成形順序欄における丸印内dの右側に付された+11
0、および図16における2点鎖線の円内参照)、次い
で逆転方向に回転角20度回転し(図11の成形順序欄
における丸印内dの右側に付された−20、および図1
7における2点鎖線の円内参照)、その後、折曲工具3
4は後退する(図17、および図11の装置30A欄の
下降傾斜線参照)。
【0076】(5)工程段階e(図18):この段階
は、図9、図10における捩りコイルばね130の直線
部分eに対応する。線材Wが送り出され(図11の成形
順序欄における2重丸印e参照)、折曲工具34が後退
するとともに、逆転方向に回転角90度回転する(図1
1の成形順序欄における2重丸印内eの下側に付された
−90参照。この状態では、折曲工具34の回転角度が
初期姿勢になる)。また、線材加工装置(バックアップ
用芯金装置)30Bの加工工具であるバックアップ用芯
金134が前進し(図11の装置30B欄における上昇
傾斜線参照)。
【0077】(6)工程段階f(図19):この段階
は、図9、図10における捩りコイルばね130のコイ
ル部分fに対応する。線材加工装置30Bのバックアッ
プ用芯金134の前進に引き続いて、線材加工装置(コ
イリング加工装置)30Cのコイリング工具234が前
進し(図11の装置30C欄における上昇傾斜線参
照)、線材Wが送り出される。送り出された線材はコイ
リング工具234の傾斜加工面234aに衝接し、図2
0に示されるように、連続的にばね本体であるコイル部
分(螺旋部分)fが形成される。
【0078】(7)工程段階g(図20):この段階
は、図9、図10における捩りコイルばね130の直線
部分gに対応する。線材加工装置30B、30Cの加工
工具134、234がいずれも後退し(図11の装置3
0B、30C欄における下降傾斜線参照)、線材Wが図
21に示される位置まで送り出される(図11の成形順
序欄における2重丸印g参照)。
【0079】(8)工程段階h(図21、図22):こ
の段階は、図9、図10における捩りコイルばね130
の折曲部分hに対応する。線材加工装置(折曲加工装
置)30Dの折曲工具34Aが前進し(図11の装置3
0D欄における上昇傾斜線参照)、折曲工具34と同様
な折曲工具34Aの1対の突子間に線材Wが位置づけら
れる。この後、折曲工具34Aが正転方向に回転角11
0度回転し(図11の成形順序欄における丸印内hの右
側に付された+110、および図22における2点鎖線
の円内参照)、次いで逆転方向に回転角20度回転し
(図11の成形順序欄における丸印内hの右側に付され
た−20、および図23における2点鎖線の円内参
照)、その後、折曲工具34Aは後退する(図22、お
よび図11の装置30D欄の下降傾斜線参照)。
【0080】(9)工程段階i、j(図23〜図2
5):この段階は、図9、図10における捩りコイルば
ね130の直線部分i、切断部分jに対応する。線材加
工装置30Dの加工工具が逆転方向に回転角90度回転
して初期回転角度姿勢に戻され(図11の成形順序欄に
おける丸印内iの右側に付された−90参照)、線材加
工装置(切断加工装置)30Eの切断工具334が前進
して線材送り出し用クイル28aの前端面位置で線材W
が切断され、次いで線材加工装置30Eが後退する(図
11の装置30E欄における上昇および下降傾斜線参
照)。
【0081】以上の工程段階の結果、捩りコイルばね1
30が1つ生産され、同じ工程を反復することによって
次々に同じ捩りコイルばね130が生産される。
【0082】前記具体例では、線材送り出し用クイル2
8aの軸線と共軸線関係で、正面基枠板1の背面に沿っ
て平行に、摺動変位駆動機構用第1駆動大ギヤ68およ
び工具回転駆動機構用第2駆動大ギヤ108を配設し、
これら各駆動大ギヤの周囲に単一の駆動小ギヤと、複数
の線材加工装置にそれぞれ対応する複数の従動小ギヤを
配設したので、複数の線材加工装置の摺動変位駆動機構
を単一の共通サーボモータ62で動作させ、複数の線材
加工装置の工具回転駆動機構を単一の共通サーボモータ
102で動作させることが可能になった。また、各駆動
大ギヤの周囲に単一の駆動小ギヤと、複数の線材加工装
置にそれぞれ対応する複数の従動小ギヤを配設すること
によって、正面基枠板1の外表面に、線材送り出し用ク
イル28aの軸線を中心として放射状に複数の線材加工
装置を配列設置し、それぞれの従動小ギヤに複数の線材
加工装置の各々を対応させることができ、装置構造の単
純化と、複数の線材加工装置の空間占有容積の低減化と
を達成できる。とりわけ、線材送り出し用クイル28a
の軸線と各駆動大ギヤの軸線とを一致させた配設構造で
は、空間有効利用度が高く、複数の線材加工装置を有す
るばね成形装置全体が小型化される。さらに、単一モー
タで全ての線材加工装置の加工工具を進退させ、また回
転が必要とされる、全ての線材加工装置の加工工具を別
の単一モータで回転させるようにしたので、NC装置の
制御プログラムの作成を単純化でき、装置製作経費およ
びばね製造原価を低減化できる。
【0083】
【発明の効果】本発明のばね成形装置によれば、以下の
利点が得られる。 複数の線材加工装置に共通の線材給送駆動機構、複数
の線材加工装置にそれぞれ対応する複数の摺動変位駆動
機構、および複数の線材加工装置にそれぞれ対応する複
数の工具回転駆動機構をそれぞれ単一共通モータで動作
させる構成を採用し、制御装置によって、単一共通モー
タの動力を振り分け、線材の成形形状に応じた所定の順
序で各駆動機構を動作させるように構成したので、装置
構造の単純化、部品点数の削減、製作経費の低減化を図
り得る。 複数の線材加工装置として、線材折曲装置、コイリン
グ装置、切断装置を配設することによって、各種ばね製
品を単一のばね成形装置で製造することができる。加工
工具を着脱自在式に加工工具保持部材によって保持する
構成を採用すれば、更に多品種のばね製品を製造するこ
とができる。 複数の線材加工装置に対応する複数の摺動変位駆動機
構に共通の単一第1大ギヤと、複数の摺動変位駆動機構
にそれぞれ対応する複数の従動第1小ギヤを前記第1大
ギヤの周囲に噛合配置することによって空間有効利用度
が向上する。 線材加工装置のうちの複数に工具回転駆動機構を設け
た場合、共通の単一第2大ギヤと、複数の工具回転駆動
機構にそれぞれ対応する複数の従動第2小ギヤを該第2
大ギヤの周囲に噛合配置することによって空間有効利用
度が向上する。 摺動変位駆動機構用の第1大ギヤおよび工具回転駆動
機構用の第2大ギヤを、クイルの軸線に沿って配置され
た線材給送ローラと、クイルとの間に、互いに平行に配
設した構成によれば、空間利用効率が高く、複数の線材
加工装置を有するばね成形装置全体が小型化される。 1対の突子を有する線材折曲用加工工具によれば、突
子間に線材を通した状態で、軸線周囲で加工工具を回転
させることによって線材の折曲を行なうことができ、加
工工具の回転角度を任意に選択すれば、各種角度の折曲
を行なうことができる。 摺動変位駆動機構における運動変換機構のカムは、回
転角360度以内で回転するように制御装置によって制御
され、カムの回転によって摺動変位組立体を進退させ、
もって複数の加工工具を、線材加工形状に応じて任意の
適切なタイミングで進退させることができる。 本発明装置によれば、フック部とコイル部とを有する
捩りコイルばね、コイル部を有しない捩りばね、フック
部とコイル部とを有する引張りコイルばねなどのフック
部およびコイル部の形状が選択的かつ自由に加工でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一具体例に係わるばね成形装置を正面
から見た図。
【図2】図1に示したばね成形装置の内部を示す一部欠
截要部側面図(線材加工装置が省略されている)。
【図3】図2と同様な図面であるが、異なる断面の一部
欠截要部側面図(線材加工装置が省略されている)。
【図4】図1に示したばね成形装置の一部欠截要部側面
図。
【図5】図1に示したばね成形装置の内部を示す一部欠
截要部背面図。
【図6】図1に示したばね成形装置における特定線材加
工装置(線材折曲装置)を示す正面図。
【図7】図6に示した特定線材加工装置における摺動変
位駆動機構のカム機構部分を示す要部断面図。
【図8】図6に示した特定線材加工装置における摺動変
位駆動機構および工具回転駆動機構を側面から見た要部
断面図。
【図9】一具体例としてのコイルばね製品の側面図。
【図10】図9におけるX−X線矢視図。
【図11】各線材加工装置のカム回転角度(横軸)と加
工工具の位置(縦軸;*印は各加工工具の最前進位置を
示す)の関係、カム回転角度と各工程段階との対応関係
(上欄における丸印内に各工程段階を示すアルファベッ
ト記号を記入している。各アルファベットは、図12〜
図25中に記入したアルファベットに対応する)、およ
び線材送り出し用クイルからの線材の送り出し動作(上
欄における2重丸印内に工程段階を示すアルファベット
記号を記入している)を示す図。
【図12】線材送り出し用クイルの端面および各線材加
工装置を軸線方向から見た状態(図1に対応する)を示
すとともに、2点鎖線の円または長円内に、線材送り出
し用クイルの先端側面および加工工具の先端面を正面基
枠板の表面に対して平行方向から見た状態の概略図であ
り、工程段階aを示す。
【図13】工程段階bを示す図12と同様な図。
【図14】工程段階bの後段階を示す図12と同様な
図。
【図15】工程段階cを示す図12と同様な図。
【図16】工程段階dを示す図12と同様な図。
【図17】工程段階dの後段階を示す図12と同様な
図。
【図18】工程段階eを示す図12と同様な図。
【図19】工程段階fを示す図12と同様な図。
【図20】工程段階gを示す図12と同様な図。
【図21】工程段階hを示す図12と同様な図。
【図22】工程段階hの後段階を示す図12と同様な
図。
【図23】工程段階iを示す図12と同様な図。
【図24】工程段階jを示す図12と同様な図。
【図25】工程段階jの後段階を示す図12と同様な
図。
【符号の説明】
1 正面基枠板 1a クイル保持スリーブ 2 副基枠板 3 線材給送装置用機枠 10 線材給送装置 12 線材給送用サーボモータ 14 ウォーム減速機構 16 線材給送駆動ギヤ 18a、18b ギヤ 20a、20b ローラ軸 22a、22b、24a、24b 軸受 26a、26b 線材給送ローラ 28a 線材送り出し用クイル 28b 線材誘導筒 30A 線材加工装置(折曲加工装置) 30B 線材加工装置(バックアップ用芯金装置) 30C 線材加工装置(コイリング加工装置) 30D 線材加工装置(折曲加工装置) 30E 線材加工装置(切断加工装置) 31 基板 31A 案内部材 31B 基板 31C 軸筒 31D 基枠 32 摺動変位組立体 34 折曲工具 34A 折曲工具 34a 突子 36 加工工具保持部材 38 回転軸 38a スプライン軸 40 回転軸 42 自在継手 44 自在継手 48 スライダー 50 基枠 52 筒状体 54 軸受 60 摺動変位駆動機構 62 摺動変位駆動機構用サーボモータ 64 ウォーム減速機構 66 第1駆動小ギヤ 68 第1駆動大ギヤ 70 第1従動小ギヤ 72 カム軸 72a 軸受 74 カム 74a 円弧カム面 74b 突出カム面 76 カムフォロワ 78 支軸 80 揺動アーム 82 枢軸 84 連結ピン 86 連結子 88 雄ねじ棒 90 スリーブ 92 支軸 100 工具回転駆動機構 102 工具回転駆動機構用サーボモータ 104 ウォーム減速機構 106 第2駆動小ギヤ 108 第2駆動大ギヤ 110 第2従動小ギヤ 112 回転軸 114 駆動側ベベルギヤ 116 軸筒 118 軸受 120 塊体 122 軸受 124 固定側回転筒 126 従動側ベベルギヤ 130 捩りコイルばね 134 バックアップ用芯金 234 コイリング工具 234a 傾斜加工面 334 切断工具 W 線材
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年5月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 ばね成形装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ばね成形装置に係
わり、特に、ばね用素材としての線材を、少なくとも1
対の線材給送ローラによって強制移送し、クイルを通じ
て線材加工領域に送り出す線材給送装置と、該線材給送
装置から供給される線材を曲げ加工(コイリング加工、
折曲加工等)した後、切断してばねを得るための互いに
独立した複数の線材加工装置とを有するばね成形装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ばね成形装置として各種のものが
提案されている。その一部を以下に示す。
【0003】特公平4−734号公報:クイルから送
り出される線材に向かって進退する複数の工具が放射状
に配置されたばね成形装置を開示している。このばね成
形装置では、成形工具および切断工具を駆動するための
2つの大ギヤが、クイル軸線を回転中心として平行に配
置されている。2つの大ギヤは、それぞれ独立した駆動
モータによってNC装置で個別に制御回転せしめられ
る。各大ギヤには、成形工具または切断工具の進退移動
用駆動カムを回転させるための小ギヤが噛合せしめら
れ、2つの成形工具が同時に作動できるように構成され
ている。
【0004】特公平4−74101号公報:線材を捲
回工具の外周に設けられた爪と当該捲回工具との間隙に
所定長さだけ導入し、捲回工具を軸方向に回転させなが
ら、軸方向に移動することによって捩りばねを整形する
捩りばね製造装置が開示されている。この装置は、捲回
工具へ線材を供給するための送り出しローラを有し、該
送り出しローラによる線材の供給速度と、捲回工具によ
る単位時間当りの線材捲き取り速度とが一致するように
制御される。
【0005】特公平6−2296号公報:1つの成形
工具を、クイルの軸線に沿う方向で進退させ、またクイ
ルの軸線を中心として回転させ、クイルから送り出され
る線材を成形工具の先端成形面に衝合させて捩りコイル
ばねを成形する方法および装置が開示されている。この
装置は、成形工具の進退、回転用の2つの大ギヤが、ク
イル軸線と交差する軸線を回転中心として平行に配置さ
れている。2つの大ギヤは、それぞれ独立したサーボモ
ータによってNC装置の指令で個別に制御回転せしめら
れる。各大ギヤには、小ギヤが噛合している。
【0006】特開平8−174120号公報:線材送
り出しガイドから導出する線材の送り出し方向に対して
直角面を有する円形テーブルに複数の成形ツール部を配
設して、円形テーブルの中心方向にスライド自在になし
た線材成形装置が開示されている。この装置では、成形
ツール部の少なくとも1つが、それを担持するスライダ
の動作を行わせるカムを駆動する第1モータと、線材を
挟み込む1対の突起部を有するツールと、該ツールを回
転させる第2モータとを具備している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来技術である前記特
公平4−734号公報および特公平6−2296号公報
に示されたばね成形装置では、単一の成形工具がクイル
の軸線に沿う方向で進退し、またクイルの先端部を中心
として旋回するようになっている。線材の折曲は、成形
工具を旋回させた後、線材に対して成形工具を衝合させ
て行われる。したがって、線材折曲半径が一定の形状に
限定されるという不具合の他に、折曲部を加工する成形
工具が単一であるから成形速度が遅く、生産性が低いと
いう問題がある。
【0008】また、特公平4−74101号公報に記載
された捩りばね製造装置は、もっぱら捩りコイルばねの
コイル部をコイリング加工するものであって、フック部
の折曲加工や彎曲加工などを容易には行ない得ないとい
う問題がある。
【0009】さらに、特開平8−174120号公報に
示される、複数の成形ツール部の各々に、独立した第1
モータと第2モータを設けてツールの進退と回転を行わ
せる装置では、例えばその図1に示される実施例におい
て、制御軸数が11にもなり、NC装置の制御プログラ
ムが複雑である。また、NC装置は大きな制御容量が必
要となり、かつ各成形ツール部ごとに駆動モータが必要
であって装置が複雑で製作経費が高価であるという問題
があった。
【0010】本発明は、かかる技術的背景の下で創案さ
れたものであり、その主目的は、捩りコイルばね、捩り
ばね、引張りコイルばね等の各種形状体を任意に成形で
きるばね成形装置を提供することである。このばね成形
装置では、加工工具の進退および回転を必要最小限数の
駆動源で行なうものとし、それによってNC装置の制御
プログラムの作成を単純化するとともに、ばね成形装置
の構造を簡単にして製作経費の低減化を図る。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的は、以下の構成
を採用することによって達成される。
【0012】ばね用素材としての線材を、少なくとも1
対の線材給送ローラによって強制移送し、クイルを通じ
て線材加工領域に送り出す線材給送装置と、該線材給送
装置から供給される線材を曲げ加工した後、切断してば
ねを得るための互いに独立した複数の線材加工装置とを
有するばね成形装置であって、複数の線材加工装置は、
クイルの軸線に対して放射状に配設され、その各々が、
クイルの軸線に対して直角方向に進退する、加工工具を
担持する摺動変位組立体を有し、該摺動変位組立体の前
進位置で加工工具が線材に係合し、該摺動変位組立体の
後退位置で加工工具が線材加工領域から離れ、加工工具
は、それぞれ摺動変位組立体の一部である加工工具保持
部材によって保持されており、また、少なくとも1つの
線材加工装置の加工工具保持部材が、クイルの軸線に対
して直角をなす、加工工具保持部材および加工工具の軸
線の周囲で、加工工具と共に駆動回転せしめられるよう
になっており、線材給送ローラを駆動する線材給送駆動
機構と、各摺動変位組立体をクイルの軸線に対して直
方向に進退させるための摺動変位駆動機構と、少なくと
も1つの線材加工装置の加工工具保持部材を該加工工具
保持部材および加工工具の軸線の周囲で回転させるため
の工具回転駆動機構と、線材給送駆動機構、摺動変位駆
動機構および工具回転駆動機構を、製品であるばね形状
によって定まる所定の順序で動作させるための制御装置
とを具備し、クイルから送り出される線材の送り出し量
(送り出し長、送り出し速度を意味する)と、各摺動変
位組立体の前端部の進退移動量(移動距離、移動速度を
意味する)と、少なくとも1つの加工工具保持部材の回
転量(回転角、回転速度を意味する)とが、制御装置に
よって制御され、もって複数の加工工具保持部材により
保持された複数の加工工具によって線材の曲げ加工およ
び切断が実行されるように構成されているばね成形装
置。
【0013】このばね成形装置は、以下の態様で提供可
能である。
【0014】複数の前記摺動変位駆動機構が、摺動
変位用駆動モータと、該摺動変位用駆動モータによって
駆動される共通の第1大ギヤと、該第1大ギヤの円周上
に噛合関係をもって配置され、複数の前記摺動変位駆動
機構にそれぞれ対応する複数の第1小ギヤと、該第1小
ギヤの回転運動をそれぞれ直線運動に変換して前記摺動
変位組立体を進退移動させる複数の運動変換機構とを具
備し、前記摺動変位用駆動モータは、その回転速度と回
転量の制御が可能である。
【0015】前記項目において、複数の運動変換
機構の各々が、カムと、該カムのカム曲線に常時当接せ
しめられるカムフォロワと、枢軸に支持され、カムフォ
ロワを担持して枢軸の周囲で揺動回転する揺動アームと
を具備し、該揺動アームとの連結関係で、該揺動アーム
の揺動回転運動に従って、クイルの軸線に対して概略直
角方向に摺動変位組立体が進退するようになっている。
【0016】前記項目またはにおいて、少なく
とも1つの工具回転駆動機構が、工具回転用駆動モータ
と、該工具回転用駆動モータによって駆動される第2大
ギヤと、該第2大ギヤの円周上に噛合関係をもって配置
され、少なくとも1つの工具回転駆動機構に対応する少
なくとも1つの第2小ギヤと、該第2小ギヤの回転運動
の軸線方向を変換して加工工具保持部材および加工工具
を回転させる少なくとも1つの回転運動軸線方向変換機
構とを具備し、工具回転用駆動モータは、その回転速度
と回転量の制御が可能である。
【0017】前記項目において、少なくとも1つ
の回転運動軸線方向変換機構が、第2小ギヤによって回
転せしめられる駆動ベベルギヤと、該駆動ベベルギヤに
噛合する従動ベベルギヤと、共軸関係で一体回転可能か
つ軸線方向移動自在に該従動ベベルギヤを貫通するとと
もに加工工具保持部材に連結された回転軸とを具備し、
該回転軸の回転に伴って、加工工具保持部材および加工
工具が回転するようになっている。
【0018】前記項目からまでのいずれかにお
いて、摺動変位駆動機構用の第1大ギヤおよび工具回転
駆動機構用の第2大ギヤが、クイルの軸線に沿って配置
された線材給送ローラと、クイルとの間に、互いに平行
に配設されている。この場合、必要に応じて、第1大ギ
ヤおよび第2大ギヤをそれぞれ単数または複数配設する
ことができる。
【0019】前記項目からまでのいずれかにお
いて、加工工具が線材折曲工具を含み、該線材折曲工具
は、クイルから送り出される線材の側面に対向する先端
に、線材が通過できる間隔を有する1対の突子を有し、
線材折曲工具が、その軸線を中心として回転することに
よって1対の突子間に位置する線材が折曲されるように
なっている。
【0020】前記項目からまでのいずれかにお
いて、複数の摺動変位駆動機構は、複数の運動変換機構
の各カムが回転角360度以内で回転するように制御可
能である。
【0021】前記項目からまでのいずれかにお
いて、少なくとも1つの工具回転駆動機構のための工具
回転用駆動モータは、少なくとも1つの加工工具保持部
材が回転角360度以内で回転するように制御可能であ
る。
【0022】前記項目からまでのいずれかにお
いて、加工工具が、加工工具保持部材によって着脱可能
に保持されている。▲10▼:また、少なくとも2つの線材加工装置の加工
工具保持部材が、それぞれクイルの軸線に対して直角を
なす、前記加工工具保持部材および加工工具の軸線の周
囲で、前記加工工具と共に駆動回転せしめられるように
なっている。 ▲11▼:前記項目▲10▼において、少なくとも2つ
の工具回転駆動機構が、工具回転用駆動モータと、該工
具回転用駆動モータによって駆動される共通の第2大ギ
ヤと、該第2大ギヤの円周上に噛合関係をもって配置さ
れ、少なくとも2つの前記工具回転駆動機構にそれぞれ
対応する少なくとも2つの第2小ギヤと、該第2小ギヤ
の回転運動の軸線方向をそれぞれ変換して前記加工工具
保持部材および前記加工工具を回転させる少なくとも2
つの回転運動軸線方向変換機構とを具備し、前記工具回
転用駆動モータは、その回転速度と回転量の制御が可能
である。
【0023】本発明ばね成形装置では、線材の成形形状
に応じて、線材給送駆動機構、複数の線材加工装置の摺
動変位駆動機構、および少なくとも1つの線材加工装置
の工具回転駆動機構の動作が、いずれか1つまたは任意
の組み合わせで、制御装置によって制御される。ばね成
形装置は、3つの駆動源を有しており、各駆動機構は、
それぞれ単一の駆動源によって動作する。すなわち、線
材給送駆動機構はもちろん、複数の線材加工装置の摺動
変位駆動機構、および少なくとも1つの線材加工装置の
工具回転駆動機構のいずれも、それぞれ単一の駆動源に
よって動作する。線材給送駆動機構が動作すると、少な
くとも1対の線材給送ローラが回転して、クイルを通じ
て線材が送り出される。摺動変位駆動機構が動作する
と、摺動変位組立体が進退し、摺動変位組立体によって
担持される加工工具保持部材および加工工具が進退す
る。また、工具回転駆動機構が動作すると、加工工具保
持部材および加工工具が、その軸線の周囲で回転する。
【0024】線材給送駆動機構によるクイルから送り出
される線材の送り出し量(長さ、速度)、摺動変位駆動
機構による各摺動変位組立体の前端部の進退移動量(移
動長、移動速度)、および工具回転駆動機構による各加
工工具保持部材の回転量(回転角、回転速度)は、制御
装置によって制御され、それによって複数の加工工具保
持部材により保持された複数の加工工具によって線材の
曲げ加工(コイリング加工および折曲加工を含む)およ
び切断が実行される。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明ばね成形装置の具体
例について説明する。
【0026】図1は、ばね成形装置を正面から見た図で
ある。このばね成形装置は、互いに独立した5つの線材
加工装置30A、30B、30C、30D、30Eを有
する。線材加工装置30Aは折曲加工装置、30Bはバ
ックアップ用芯金装置、30Cはコイリング加工装置、
30Dは別の折曲加工装置、そして30Eは切断加工装
置である。これらの装置は、基礎枠上に固定された鉛直
姿勢の正面基枠板1の前面に装架され、後記線材供給軸
線を中心として、その周囲に放射状に配列されている。
一方、正面基枠板1の背面側に、線材給送ローラ26
a、26bを含む線材給送装置10(図2〜図5)の主
要部と、全ての駆動装置とが配置されている。ただし、
線材給送装置10の一部である、線材送り出し用クイル
(線材案内筒)28aのみは、正面基枠板1の前面側に
突出する形態で取着されている(図2〜図4)。
【0027】線材給送装置10および線材加工装置3
0A〜30Dの詳細構造を以下に説明する。ここで、
線材加工装置30A〜30Dの構造は概ね同じであるか
ら、その1つである線材加工装置(折曲加工装置)30
Aについてのみ説明する。なお、線材加工装置(バック
アップ用芯金装置)30B、線材加工装置(コイリング
加工装置)30C、および線材加工装置(切断加工装
置)30Eは、工具回転駆動機構100を有しない点お
よび加工工具が相違する点で、他の線材加工装置(折曲
加工装置)30A、30Dと相違する。
【0028】線材給送装置10の説明(図2〜図5) 線材給送装置10は、その駆動装置と共に、正面基枠板
1の背面側空間部に配設されている。線材給送装置10
は、上下1対2組の線材給送ローラ26a、26bを有
する。線材給送ローラ26a、26bは、線材給送装置
用機枠3に軸受22a、22b、24a、24bを介し
て回転自在に支持されたローラ軸20a、20bの一端
にそれぞれ固定されている。ローラ軸20a、20bの
他端に近い位置には、ローラ組ごとに互いに噛合するギ
ヤ18a、18bが付設されており、各ローラ組の一方
側のギヤ18aが、ウォーム減速機構14を介して線材
給送用サーボモータ12によって駆動される線材給送駆
動ギヤ16との噛合関係で駆動され、それによって全ロ
ーラ軸20a、20bが回転するようになっている。
【0029】また、正面基枠板1を貫通する形態で線材
誘導筒28bが配設されるとともに、該線材誘導筒28
bに連なって、正面基枠板1に固定されたクイル保持ス
リーブ1aに保持された線材送り出し用クイル(線材案
内筒)28aが付設され、線材給送ローラ26a、26
b位置から正面基枠板1の外側位置(線材加工領域)ま
で被加工線材Wを案内するようになっている。
【0030】被加工線材Wは、線材給送ローラ26a、
26bの引き出し駆動力によって、図示されない線材供
給源(例:アンコイラーに巻かれた線材コイル)からレ
ベラー(線材真直化装置)を経て引き出される。線材給
送ローラ26a、26bの線材給送力(駆動力)は線材
給送用サーボモータ12によって与えられる。
【0031】線材加工装置(折曲加工装置)30Aの
説明(図1、図4、図6〜図8)
【0032】線材加工装置(折曲加工装置)30Aは、
他の線材加工装置30B〜30Eと共に、鉛直姿勢の正
面基枠板1の外表面に固定されている。線材加工装置
(折曲加工装置)30Aを正面から見た状態が図6に示
され、正面基枠板1と平行方向から線材加工装置(折曲
加工装置)30Aの側面を見た状態が図4、図8(いず
れも要部断面図)に示されている。
【0033】線材加工装置(切曲加工装置)30Aは、
丸棒形状の折曲工具(加工工具)34を担持して線材送
り出し用クイル28aの軸線に対して概ね直角方向に進
退する摺動変位組立体32と、該摺動変位組立体32を
進退させるための摺動変位駆動機構60と、折曲工具3
4を、その軸線の周囲で回転させるための工具回転駆動
機構100と、摺動変位駆動機構60用のサーボモータ
62(図5)と、工具回転駆動機構100用のサーボモ
ータ102(図3)とを含む。
【0034】折曲工具34は、線材を折曲成形するため
のものであり、その先端に相互に小間隔を置いて突設さ
れた1対の突子34a、34aを有し、加工工具保持部
材36によって着脱可能に支持されている。
【0035】なお、線材加工装置(折曲加工装置)30
A以外の加工装置に保持される加工工具は次のとおりで
ある。線材加工装置(バックアップ用芯金装置)30B
に保持されるバックアップ用芯金134は、線材をコイ
リング加工する際に、コイリング直径を規定するもので
あって、クイル28aと後記コイリング工具234との
間で形成される彎曲内周に当接する加工工具である。線
材加工装置(コイリング加工装置)30Cに保持される
コイリング工具234は、コイルばねのコイル部を加工
する工具であって、図4に示されるように、クイル28
aの前端と対向する面に傾斜加工面234aが形成さ
れ、加工工具保持部材236に保持されている。線材加
工装置(折曲加工装置)30Dに保持される折曲工具3
4Aは、前記線材加工装置(折曲加工装置)30Aの折
曲工具34と同様な工具である。そして、線材加工装置
(切断加工装置)30Eに保持される切断工具334
は、折曲加工やコイリング加工の曲げ加工が終了したコ
イルばねを線材Wから切り離すための工具であって、前
端部に切刃が形成され、クイル28aの前端部と協働し
て剪断作用により線材Wを切断する。
【0036】加工工具保持部材36は、摺動変位組立体
32の基枠50側部材である筒状体52の端部に付設さ
れた軸受54、54によって回転自在に支持されてい
る。また、加工工具保持部材36の後端部に、自在継手
42、44を含む回転軸38、40が連結されている。
回転軸38は、その長さ方向の大部分がスプライン軸3
8aとして形成され、後記固定側回転筒124を、スプ
ライン噛合関係で軸線方向移動自在に貫通している。こ
の構成によって、折曲工具34および加工工具保持部材
36が摺動変位組立体32と共に移動することが保証さ
れる。
【0037】摺動変位組立体32は、その基礎部分がス
ライダー(摺動部材)48になっており、正面基枠板1
に基板31を介して固定された案内部材31Aを跨がる
態様で摺動変位自在(図8における矢印A参照)に該案
内部材31Aによって支持されている。したがって、折
曲工具34は、加工工具保持部材36と共に、スライダ
ー48の動きに伴なって進退し、回転軸38、40の回
転に伴なって回転する。
【0038】以下、摺動変位組立体32、摺動変位駆動
機構60、および工具回転駆動機構100について個別
に説明する。
【0039】−1.摺動変位駆動機構60の説明(図
2、図5〜図8) 摺動変位駆動機構60は、正面基枠板1の背面に沿って
配設された第1駆動大ギヤ68と、該第1駆動大ギヤ6
8の外周ギヤ歯に噛合する第1従動小ギヤ70と、該第
1従動小ギヤ70が一端部に固定されたカム軸72と、
該カム軸72の他端部に固定されたカム74とを有す
る。カム74は、円弧カム面74aと、突出力ム面74
bとを有する。カム軸72は、正面基枠板1の外表面に
直接固定された概略矩形の基板31Bを貫通して突設さ
れた軸筒31Cによって、軸受72a、72aを介して
回転自在に支持されている。
【0040】第1駆動大ギヤ68の外周ギヤ歯には、第
1従動小ギヤ70の他に、第1駆動小ギヤ66、および
他の線材加工装置30B〜30E用の図示されない複数
の第1従動小ギヤが噛合している。いずれの第1従動小
ギヤも、それらの回転中心である軸線が、各線材加工装
置のカム軸線と一致する。第1駆動小ギヤ66は、ウォ
ーム減速機構64を介して摺動変位駆動機構用サーボモ
ータ62によって駆動され、それに伴なって第1駆動大
ギヤ68、さらには第1従動小ギヤ70が回転する。
【0041】さらに、摺動変位駆動機構60は、カム7
4と係合するカムフォロワ76と、その概略中央位置に
支軸78を介して回転可能にカムフォロワ76を担持す
る揺動アーム80と、基板31Bに立設されて揺動アー
ム80の一端部を揺動回転自在に支持する枢軸82とを
有する。揺動アーム80の他端2股形状部には、連結ピ
ン84が付設され、該連結ピン84に連結子86が揺動
回転自在に支持されている。連結子86は、その自由端
に雌ねじを有し、該雌ねじ部に雄ねじ棒88が螺合して
いる。雄ねじ棒88は、基枠50の端部に形成された開
口部に嵌挿されたスリーブ90に貫通固定されている。
このスリーブ90は、止めねじ92、92を一体に有
し、基枠50に形成された雌ねじに回転自在に止めねじ
92、92が螺着されている。止めねじ92、92の軸
線は連結ピン84の軸線と平行であり、揺動アーム80
の揺動回転に応じて、連結子86およびスリーブ90が
揺動回転し、スリーブ90を貫通する雄ねじ棒88も揺
動回転するようになっている。これらが揺動回転する
と、基枠50が、スライダー48と案内部材31Aとの
係合関係によって、加工工具の軸線方向に進退し、した
がって、加工工具保持部材36および折曲工具34が軸
線方向に進退する。
【0042】一方、摺動変位組立体32の基枠50と、
線材加工装置(折曲加工装置)30Aの基枠31Dとの
間に1対の引張りコイルばねS、Sが装架されており、
基枠50は、常に折曲工具34が後退する方向に付勢さ
れ、それによって揺動アーム80が枢軸82を中心にし
て時針回り方向(図6)に回転して該揺動アーム80に
担持されたカムフォロワ76がカム74の外周カム曲面
に常に押圧される。カム74の突出カム面74bがカム
フォロワ76を押す時、引張りコイルばねS、Sの付勢
力に逆らって基枠50が前進せしめられる。
【0043】−2.工具回転駆動機構100の説明
(図3、図5、図8)
【0044】工具回転駆動機構100は、正面基枠板1
の背面に沿って配設された第1駆動大ギヤ68の背面側
にそれと平行に共軸線関係で配設された第2駆動大ギヤ
108と、該第2駆動大ギヤ108の外周ギヤ歯に噛合
する第2従動小ギヤ110と、該第2従動小ギヤ110
が一端に固定されるとともに他端に駆動側ベベルギヤ1
14が固定された回転軸112と、基板31に貫通固定
されて軸受118、118を介して回転軸112を支承
する軸筒116とを有する。
【0045】さらに、工具回転駆動機構100は、基板
31に付設された塊体120と、該塊体120に形成さ
れた貫通孔に軸受122、122を介して回転自在かつ
軸線方向移動不能に貫通装架された固定側回転筒124
と、該固定側回転筒124の一端に固定された従動側ベ
ベルギヤ126とを有する。この従動側ベベルギヤ12
6は前記駆動側ベベルギヤ114と噛合し、固定側回転
筒124はスプライン軸38aとスプライン噛合して一
体に回転する。
【0046】第2駆動大ギヤ108の外周ギヤ歯には、
第2従動小ギヤ110の他に、第2駆動小ギヤ106、
および他の線材加工装置(折曲加工装置)30D(
線材加工装置30B、30C、30Eは対象外であ
る)用の図示されない第従動小ギヤが噛合している。
第2駆動小ギヤ106は、ウォーム減速機構104を介
して工具回転駆動機構用サーボモータ102によって駆
動され、それに伴なって第2駆動大ギヤ108、さらに
は第2従動小ギヤ110が回転する。
【0047】ここで、第2従動小ギヤ110から加工工
具保持部材36に至る回転力伝達経路を簡略的に示す。
第2従動小ギヤ110→回転軸112→駆動側ベベルギ
ヤ114→従動側ベベルギヤ126→固定側回転筒12
4→回転軸38(スプライン軸38a)→自在継手42
→回転軸40→自在継手44→加工工具保持部材36な
る経路で伝達され、折曲工具34が回転する。
【0048】以上、線材給送装置10および線材加工装
(折曲加工装置)30Aの詳細を説明したが、装置全
体の駆動系は、図示されない単一のNC装置によって制
御される。すなわち、線材給送装置10および線材加
工装置30A〜30Eは、それぞれ回転速度と回転量と
を制御可能な3つの線材給送用サーボモータ12、摺動
変位駆動機構用サーボモータ62、工具回転駆動機構用
サーボモータ102(線材加工装置30B,30C,3
0Eには関連しない)によって、所定の装置間動作関係
を実現するように動作制御される。
【0049】摺動変位駆動機構用サーボモータ62は、
線材加工装置30A〜30Eの各カムが回転角360
度以内で回転するようにNC装置によって制御される。
【0050】また、工具回転駆動機構用サーボモータ1
02は、線材加工装置(折曲加工装置)30A、30D
の各加工工具保持部材が回転角360度以内で回転する
ようにNC装置によって制御される。なお、工具回転駆
動機構用サーボモータ102の動作によって、線材加工
装置(折曲加工装置)30A、30Dの加工工具保持部
36が回転するが、折曲加工以外の加工工程では、そ
れらの摺動変位組立体32が後退位置にあり、したがっ
て加工工具も線材加工領域から後退した位置にある。
【0051】次に、ばね成形装置の動作形態について説
明する。
【0052】線材給送装置10の動作(図4、図5)
【0053】NC装置の指示によって線材給送用サーボ
モータ12が動作すると、その回転力は、ウォーム減速
機構14、線材給送駆動ギヤ16を介して各ローラ組の
一方側のギヤ18aに伝達され、ギヤ18a、18bの
噛合関係の下で、全てのローラ軸20a、20bが回転
し、したがって線材給送ローラ26a、26bが回転す
る。図示されない線材供給源から導出されて予め線材給
送ローラ26a、26b間に設定されている被加工線材
Wは、線材誘導筒28b、線材送り出し用クイル28a
を通じて正面基枠板1の外側位置である線材加工領域に
向かって強制移送され、また線材給送用サーボモータ1
2の逆転によって後退移送される。
【0054】摺動変位駆動機構60の動作(図2、図
5〜図8)
【0055】NC装置の指示によって摺動変位駆動機構
60用のサーボモータ62が動作すると、その回転力
は、ウォーム減速機構64、第1駆動小ギヤ66を介し
て第1駆動大ギヤ68に伝達される。第1駆動大ギヤ6
8が回転すると、第1従動小ギヤ70がカム軸72と共
に回転し、該カム軸72の端部に固定されたカム74が
回転する(図6における時針回り方向)。カム74の回
転力は、引張りコイルばねS、Sの付勢力の下でカム7
4のカム曲面に常時押圧されているカムフォロワ76に
伝達され、カム曲線に応じてカムフォロワ76が動き、
枢軸82を支点として揺動アーム80が揺動回転し(図
6における反時針回り方向)、その回転力が、連結ピン
84→連結子86→雄ねじ棒88→スリーブ90→支軸
92→基枠50なる経路で摺動変位組立体32の基枠5
0に伝達される。その結果、カム74の突出カム面74
bによってカムフォロワ76が押された時、正面基枠板
1に固定された案内部材31Aに対するスライダー(摺
動部材)48の摺動自在な係合関係の下で、摺動変位組
立体32が前進し、加工工具保持部材36に支持された
折曲工具34が線材加工領域に前進する。NC装置の指
示によってカム74が更に回転すると、円弧カム面74
aがカムフォロワ76に接触するに至り、この間、揺動
アーム80の逆方向への揺動回転により、摺動変位組立
体32が後退方向に動き、加工工具保持部材36に支持
された折曲工具34が線材加工領域から後退する。
【0056】工具回転駆動機構100の動作(図3、
図5、図8)
【0057】NC装置の指示によって工具回転駆動機構
100用のサーボモータ102が動作すると、その回転
力は、ウォーム減速機構104、第2駆動小ギヤ106
を介して、第2駆動大ギヤ108に伝達される。第2駆
動大ギヤ108が回転すると、これに噛合する第2従動
小ギヤ110が回転し、該第2従動小ギヤ110に対し
て回転軸112の他端に付設された駆動側ベベルギヤ1
14が回転する。駆動側ベベルギヤ114の回転力は、
従動側ベベルギヤ126→固定側回転筒124→回転軸
38(スプライン軸38a)→自在継手42→回転軸4
0→自在継手44なる経路で加工工具保持部材36に伝
達され、折曲工具34が回転する。折曲工具34は、N
C装置の指示にしたがっ正逆回転可能である。
【0058】次に、被加工線材の形状に応じた加工態様
について説明する。
【0059】線材を単純折曲加工する場合
【0060】摺動変位組立体32を動かして、線材加工
領域に折曲工具34を前進させ、線材給送装置10を動
作させて、線材加工領域に線材を給送し、折曲工具34
の1対の突子34a、34a間に線材を挿通する。突子
34a、34a間への線材の挿通関係は、摺動変位組立
体32と線材給送装置10の動作順を任意に組合せて行
うことができる。この後、摺動変位駆動機構60を動作
させて、線材の所望折曲角度に応じて折曲工具34を回
転させて線材の折曲加工を行なう。この折曲加工は、線
材の目標折曲形状(折曲箇所が単数または複数ある形
状)に応じて、線材加工装置(折曲加工装置)30Aお
よび線材加工装置(折曲加工装置)30Dのいずれか一
方または両方を任意に選択して行なうことができる。
【0061】線材の端部を半円形状に彎曲加工する場
【0062】線材加工装置(コイリング加工装置)30
Cの摺動変位組立体を動かして、傾斜加工面を有する加
工工具(コイリング工具)234を線材加工領域に前進
させる。次に、線材給送装置10を動作させ、線材加工
領域に線材を給送して、加工工具234の傾斜加工面に
線材を衝接させる。傾斜加工面に衝接した線材は、傾斜
加工面に対する線材の進入角に応じた半径で彎曲しなが
ら半円形状になるまで送られる(図4)。
【0063】あるいはまた、前記項目で述べた「線材
を単純折曲加工する場合」と同じ手法で、折曲加工用加
工工具34Aを用いて線材の半円形状彎曲加工を行なっ
てもよい。
【0064】線材の端部以外の箇所を半円形状に彎曲
加工する場合
【0065】線材給送装置10を動作させて、線材加工
領域に線材を給送し、その彎曲加工する箇所を線材加工
領域にもたらす。次いで、摺動変位組立体32を動かし
て、線材加工領域に折曲工具34を前進させ、折曲工具
34の1対の突子34a、34a間(好ましくは、一方
の突子34aを折曲工具34の回転中心と概略一致させ
て設ける)に線材が通った状態にする。その後、折曲工
具34を所定角度回転させると、線材の所定箇所を半円
形状に彎曲加工することができる。この折曲加工は、線
材の目標折曲形状(折曲箇所が単数または複数ある形
状)に応じて、線材加工装置(折曲加工装置)30Aお
よび線材加工装置(折曲加工装置)30Dのいずれか一
方または両方を任意に選択して行なうことができる。
【0066】線材端部に形成する鈎状(フック形状)
部分の脚部を加工する場合 鈎状部分が成形された後に、線材給送装置10を動作さ
せて、脚部の長さに相当する量だけ線材加工領域に線材
を給送し、次の線材成形部分を線材加工領域に送り出
す。
【0067】線材のコイリング加工を行なう場合
【0068】線材加工装置(コイリング加工装置)30
Cの摺動変位組立体を動かして、傾斜加工面を有する加
工工具(コイリング工具)234を線材加工領域に前進
させる。次に、線材給送装置10を動作させ、線材加工
領域に線材を連続給送して、加工工具234の傾斜加工
面に線材を衝接させる。この時、線材加工装置(バック
アップ用芯金装置)30Bの加工工具であるバックアッ
プ用芯金134も前進して、線材送り出し用クイル28
aから送り出された直後の線材に対して線材の彎曲内側
方向から線材に当てつけられてコイル直径を規定するバ
ックアップの役目を果たす。
【0069】ここで、本発明のばね成形装置により図
9、図10に示した捩りコイルばね130を成形する場
合の具体的な態様を、図11〜図25を参照しながら説
明する。
【0070】図11は、線材加工装置30A〜30
Eのカム回転角度(横軸)と加工工具の位置(縦軸;*
印は各加工工具の最前進位置を示す)の関係、カム回
転角度と各工程段階との対応関係(上欄における丸印内
に各工程段階を示すアルファベット記号を記入してい
る。各アルファベットは、図9、図10、図12〜図2
5中に記入したアルファベットに対応する)、および
線材送り出し用クイル28aからの線材の送り出し動作
(上欄における2重丸印内に工程段階を示すアルファベ
ット記号を記入している)を示している。
【0071】また、図12〜図25は、線材送り出し用
クイル28aの端面および各線材加工装置を軸線方向か
ら見た状態(図1に対応する)を示すとともに、2点鎖
線の円または長円内に、線材送り出し用クイル28aの
先端側面および加工工具の先端面を正面基枠板1の表面
に対して平行方向から見た状態を概略図として示してい
る。以下、各工程段階順に説明する。
【0072】(1)工程段階a(図12):この段階
は、図9、図10における捩りコイルばね130の直線
部分aに対応する。線材加工装置(折曲加工装置)30
Aの折曲工具34が前進しつつあり(図11:成形順序
欄における2重丸印内aの下方に位置する、折曲装置3
0A欄の上昇傾斜線参照)、線材送り出し用クイル28
aから線材Wが送り出されようとしている。この時、線
材加工装置(折曲加工装置)30A以外の線材加工装
置30B〜30Eの加工工具は後退位置にある。
【0073】(2)工程段階b(図13、図14):こ
の段階は、図9、図10における捩りコイルばね130
の折曲部分bに対応する。線材加工装置(折曲加工装
置)30Aの折曲工具34が前進位置にあり、線材送り
出し用クイル28aから線材Wが送り出されて、折曲工
具34の1対の突子34a、34a間に線材Wが位置づ
けられている。この状態を図11で見ると、丸印内bの
下方に位置する、折曲装置30A欄の上昇傾斜線が上昇
完了し(*印参照)、折曲工具34が最前進位置にあ
る。この後、折曲工具34が正転方向に回転角110度
回転し(図11の成形順序欄における丸印内bの右側に
付された+110、および図13における2点鎖線の円
内参照)、次いで逆転方向に回転角20度回転し(図1
1の成形順序欄における丸印内bの右側に付された−2
0、および図14における2点鎖線の円内参照。なお、
+110度の回転と、−20度の回転は、線材を90度
折曲するに当たって、弾性変形によるスプリングバック
量を考慮しているためである)、その後、折曲工具34
は後退する(図11の折曲装置30A欄の上昇傾斜線と
2重丸印cとの対応関係、および図14参照)。
【0074】(3)工程段階c(図15):この段階
は、図9、図10における捩りコイルばね130の直線
部分cに対応する。線材Wが送り出され(図11の成形
順序欄における2重丸印c参照)、折曲工具34が前進
するとともに、逆転方向に回転角90度回転する(図1
1の成形順序欄における2重丸印内cの左側に付された
−90参照。この状態では、折曲工具34の回転角度が
初期姿勢になる)。
【0075】(4)工程段階d(図16、図17):こ
の段階は、図9、図10における捩りコイルばね130
の折曲部分dに対応する。折曲工具34の1対の突子3
4a、34a間に線材Wが位置づけられた状態で、折曲
工具34が正転方向に回転角110度回転し(図11の
成形順序欄における丸印内dの右側に付された+11
0、および図16における2点鎖線の円内参照)、次い
で逆転方向に回転角20度回転し(図11の成形順序欄
における丸印内dの右側に付された−20、および図1
7における2点鎖線の円内参照)、その後、折曲工具3
4は後退する(図11の折曲装置30A欄の下降傾斜
、および図17参照)。
【0076】(5)工程段階e(図18):この段階
は、図9、図10における捩りコイルばね130の直線
部分eに対応する。線材Wが送り出され(図11の成形
順序欄における2重丸印e参照)、折曲工具34が後退
するとともに、逆転方向に回転角90度回転する(図1
1の成形順序欄における2重丸印内eの下側に付された
−90参照。この状態では、折曲工具34の回転角度が
初期姿勢になる)。また、線材加工装置(バックアップ
用芯金装置)30Bの加工工具であるバックアップ用芯
金134が前進する(図11のバックアップ装置30B
欄における上昇傾斜線参照)。
【0077】(6)工程段階f(図19):この段階
は、図9、図10における捩りコイルばね130のコイ
ル部分fに対応する。線材加工装置(バックアップ用芯
金装置)30Bのバックアップ用芯金134の前進に引
き続いて、線材加工装置(コイリング加工装置)30C
のコイリング工具234が前進し(図11のコイリング
装置30C欄における上昇傾斜線参照)、線材Wが送り
出される。送り出された線材はコイリング工具234の
傾斜加工面234aに衝接し、図20に示されるよう
に、連続的にばね本体であるコイル部分(螺旋部分)f
が形成される。
【0078】(7)工程段階g(図20):この段階
は、図9、図10における捩りコイルばね130の直線
部分gに対応する。線材加工装置(バックアップ用芯金
装置)30Bのバックアップ用芯金134および線材加
工装置(コイリング加工装置)30Cのコイリング工具
234がいずれも後退し(図11のバックアップ装置3
0B、コイリング装置30C欄における下降傾斜線参
照)、線材Wが図21に示される位置まで送り出される
(図11の成形順序欄における2重丸印g参照)。
【0079】(8)工程段階h(図21、図22):こ
の段階は、図9、図10における捩りコイルばね130
の折曲部分hに対応する。線材加工装置(折曲加工装
置)30Dの折曲工具34Aが前進し(図11の折曲
置30D欄における上昇傾斜線参照)、折曲工具34と
同様な折曲工具34Aの1対の突子間に線材Wが位置づ
けられる。この後、折曲工具34Aが正転方向に回転角
110度回転し(図11の成形順序欄における丸印内h
の右側に付された+110、および図22における2点
鎖線の円内参照)、次いで逆転方向に回転角20度回転
し(図11の成形順序欄における丸印内hの右側に付さ
れた−20、および図23における2点鎖線の円内参
照)、その後、折曲工具34Aは後退する(図11の
装置30D欄の下降傾斜線、および図22参照)。
【0080】(9)工程段階i、j(図23〜図2
5):この段階は、図9、図10における捩りコイルば
ね130の直線部分i、切断部分jに対応する。線材加
工装置(折曲加工装置)30Dの折曲工具34Aが逆転
方向に回転角90度回転して初期回転角度姿勢に戻され
(図11の成形順序欄における丸印内iの右側に付され
た−90参照)、線材加工装置(切断加工装置)30E
の切断工具334が前進して線材送り出し用クイル28
aの前端面位置で線材Wが切断され、次いで線材加工装
置30Eの切断工具334が後退する(図11の装置3
0E欄における上昇および下降傾斜線参照)。
【0081】以上の工程段階の結果、捩りコイルばね1
30が1つ生産され、同じ工程を反復することによって
次々に同じ捩りコイルばね130が生産される。
【0082】前記具体例では、線材送り出し用クイル2
8aの軸線と共軸線関係で、正面基枠板1の背面に沿っ
て平行に、摺動変位駆動機構用第1駆動大ギヤ68およ
び工具回転駆動機構用第2駆動大ギヤ108を配設し、
これら各駆動機構用大ギヤに噛合する各々単一の第1駆
動小ギヤ66および第2駆動小ギヤ106と、複数の線
材加工装置にそれぞれ対応する複数の従動小ギヤを配設
したので、複数の線材加工装置の摺動変位駆動機構を単
一の共通サーボモータ62で動作させ、複数の線材加工
装置(折曲加工装置)の工具回転駆動機構を単一の共通
サーボモータ102で動作させることが可能になった。
また、各駆動機構用大ギヤの周囲に各々単一の駆動小ギ
ヤと、複数の線材加工装置にそれぞれ対応する複数の従
動小ギヤを配設することによって、正面基枠板1の外表
面に、線材送り出し用クイル28aの軸線を中心として
放射状に複数の線材加工装置を配列設置し、それぞれの
従動小ギヤに複数の線材加工装置の各々を対応させるこ
とができ、装置構造の単純化と、複数の線材加工装置の
空間占有容積の低減化とを達成できる。とりわけ、線材
送り出し用クイル28aの軸線と各駆動大ギヤの軸線と
を一致させた配設構造では、空間有効利用度が高く、複
数の線材加工装置を有するばね成形装置全体が小型化さ
れる。さらに、単一サーボモータで全ての線材加工装置
の加工工具を進退させ、また回転が必要とされる、全て
の線材加工装置の加工工具を別の単一サーボモータで回
転させるようにしたので、NC装置の制御プログラムの
作成を単純化でき、装置製作経費およびばね製造原価を
低減化できる。
【0083】
【発明の効果】本発明のばね成形装置によれば、以下の
利点が得られる。 複数の線材加工装置に共通の線材給送駆動機構、複数
の線材加工装置にそれぞれ対応する複数の摺動変位駆動
機構、および複数の線材加工装置にそれぞれ対応する複
数の工具回転駆動機構をそれぞれ単一共通モータで動
作させる構成を採用し、制御装置によって、単一共通
モータの動力を振り分け、線材の成形形状に応じた所定
の順序で各駆動機構を動作させるように構成したので、
装置構造の単純化、部品点数の削減、製作経費の低減化
を図り得る。 複数の線材加工装置として、線材折曲装置、コイリン
グ装置、切断装置を配設することによって、各種ばね製
品を単一のばね成形装置で製造することができる。加工
工具を着脱自在式に加工工具保持部材によって保持する
構成を採用すれば、更に多品種のばね製品を製造するこ
とができる。 複数の線材加工装置に対応する複数の摺動変位駆動機
構に単一共通第1大ギヤと、複数の摺動変位駆動機構
にそれぞれ対応する複数の従動第1小ギヤを前記第1大
ギヤの周囲に噛合配置することによって空間有効利用度
が向上する。 線材加工装置のうちの複数に工具回転駆動機構を設け
た場合、単一共通第2大ギヤと、複数の工具回転駆動
機構にそれぞれ対応する複数の従動第2小ギヤを前記
2大ギヤの周囲に噛合配置することによって空間有効利
用度が向上する。 摺動変位駆動機構用の第1大ギヤおよび工具回転駆動
機構用の第2大ギヤを、クイルの軸線に沿って配置され
た線材給送ローラと、クイルとの間に、互いに平行に配
設した構成によれば、空間利用効率が高く、複数の線材
加工装置を有するばね成形装置全体が小型化される。 1対の突子を有する線材折曲用加工工具によれば、突
子間に線材を通した状態で、軸線周囲で加工工具を回転
させることによって線材の折曲を行なうことができ、加
工工具の回転角度を任意に選択すれば、各種角度の折曲
を行なうことができる。 摺動変位駆動機構における運動変換機構のカムは、回
転角360度以内で回転するように制御装置によって制
御され、カムの回転によって摺動変位組立体を進退さ
せ、もって複数の加工工具を、加工しようとする線材加
工形状に応じて任意の適切なタイミングで進退させるこ
とができる。 本発明装置によれば、フック部とコイル部とを有する
捩りコイルばね、コイル部を有しない捩りばね、フック
部とコイル部とを有する引張りコイルばねなどのフック
部およびコイル部の形状が選択的かつ自由に加工でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一具体例に係わるばね成形装置を正面
から見た図。
【図2】図1に示したばね成形装置の内部を示す一部欠
截要部側面図(線材加工装置が省略されている)。
【図3】図2と同様な図面であるが、異なる断面の一部
欠截要部側面図(線材加工装置が省略されている)。
【図4】図1に示したばね成形装置の一部欠截要部側面
図。
【図5】図1に示したばね成形装置の内部を示す一部欠
截要部背面図。
【図6】図1に示したばね成形装置における特定線材加
工装置(線材折曲装置)を示す正面図。
【図7】図6に示した特定線材加工装置における摺動変
位駆動機構のカム機構部分を示す要部断面図。
【図8】図6に示した特定線材加工装置における摺動変
位駆動機構および工具回転駆動機構を側面から見た要部
断面図。
【図9】一具体例としてのコイルばね製品の側面図。
【図10】図9におけるX−X線矢視図。
【図11】各線材加工装置のカム回転角度(横軸)と加
工工具の位置(縦軸;*印は各加工工具の最前進位置を
示す)の関係、カム回転角度と各工程段階との対応関係
(上欄における丸印内に各工程段階を示すアルファベッ
ト記号を記入している。各アルファベットは、図12〜
図25中に記入したアルファベットに対応する)、およ
び線材送り出し用クイルからの線材の送り出し動作(上
欄における2重丸印内に工程段階を示すアルファベット
記号を記入している)を示す図。
【図12】線材送り出し用クイルの端面および各線材加
工装置をクイル軸線方向から見た状態(図1に対応す
る)を示すとともに、2点鎖線の円または長円内に、線
材送り出し用クイルの先端側面および加工工具の先端面
を正面基枠板の表面に対して平行方向から見た状態の概
略図であり、工程段階aを示す。
【図13】工程段階bを示す図12と同様な図。
【図14】工程段階bの後段階を示す図12と同様な
図。
【図15】工程段階cを示す図12と同様な図。
【図16】工程段階dを示す図12と同様な図。
【図17】工程段階dの後段階を示す図12と同様な
図。
【図18】工程段階eを示す図12と同様な図。
【図19】工程段階fを示す図12と同様な図。
【図20】工程段階gを示す図12と同様な図。
【図21】工程段階hを示す図12と同様な図。
【図22】工程段階hの後段階を示す図12と同様な
図。
【図23】工程段階iを示す図12と同様な図。
【図24】工程段階jを示す図12と同様な図。
【図25】工程段階jの後段階を示す図12と同様な
図。
【符号の説明】 1 正面基枠板 1a クイル保持スリーブ 2 副基枠板 3 線材給送装置用機枠 10 線材給送装置 12 線材給送用サーボモータ 14 ウォーム減速機構 16 線材給送駆動ギヤ 18a、18b ギヤ 20a、20b ローラ軸 22a、22b、24a、24b 軸受 26a、26b 線材給送ローラ 28a 線材送り出し用クイル 28b 線材誘導筒 30A 線材加工装置(折曲加工装置) 30B 線材加工装置(バックアップ用芯金装置) 30C 線材加工装置(コイリング加工装置) 30D 線材加工装置(折曲加工装置) 30E 線材加工装置(切断加工装置) 31 基板 31A 案内部材 31B 基板 31C 軸筒 31D 基枠 32 摺動変位組立体 34 折曲工具 34A 折曲工具 34a 突子 36 加工工具保持部材 38 回転軸 38a スプライン軸 40 回転軸 42 自在継手 44 自在継手 48 スライダー(摺動部材) 50 基枠 52 筒状体 54 軸受 60 摺動変位駆動機構 62 摺動変位駆動機構用サーボモータ 64 ウォーム減速機構 66 第1駆動小ギヤ 68 第1駆動大ギヤ 70 第1従動小ギヤ 72 カム軸 72a 軸受 74 カム 74a 円弧カム面 74b 突出カム面 76 カムフォロワ 78 支軸 80 揺動アーム 82 枢軸 84 連結ピン 86 連結子 88 雄ねじ棒 90 スリーブ 92 支軸 100 工具回転駆動機構 102 工具回転駆動機構用サーボモータ 104 ウォーム減速機構 106 第2駆動小ギヤ 108 第2駆動大ギヤ 110 第2従動小ギヤ 112 回転軸 114 駆動側ベベルギヤ 116 軸筒 118 軸受 120 塊体 122 軸受 124 固定側回転筒 126 従動側ベベルギヤ 130 捩りコイルばね 134 バックアップ用芯金 234 コイリング工具 234a 傾斜加工面 334 切断工具 W 線材
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ばね用素材としての線材を、少なくとも
    1対の線材給送ローラによって強制移送し、クイルを通
    じて線材加工領域に送り出す線材給送装置と、該線材給
    送装置から供給される線材を曲げ加工した後、切断して
    ばねを得るための互いに独立した複数の線材加工装置と
    を有するばね成形装置において、 前記複数の線材加工装置は、前記クイルの軸線に対して
    放射状に配設され、その各々が、前記クイルの軸線に対
    して直角方向に進退する、加工工具を担持する摺動変位
    組立体を有し、該摺動変位組立体の前進位置で前記加工
    工具が線材に係合し、該摺動変位組立体の後退位置で前
    記加工工具が線材加工領域から離れ、 前記加工工具は、それぞれ前記摺動変位組立体の一部で
    ある加工工具保持部材によって保持されており、また、
    少なくとも1つの線材加工装置の前記加工工具保持部材
    が、前記クイルの軸線に対して直角をなす、前記加工工
    具保持部材および前記加工工具の軸線の周囲で、前記加
    工工具と共に駆動回転せしめられるようになっており、 前記線材給送ローラを駆動する線材給送駆動機構と、 前記各摺動変位組立体を前記クイルの軸線に対して直角
    方向に進退させるための摺動変位駆動機構と、 少なくとも1つの前記線材加工装置の前記加工工具保持
    部材を該加工工具保持部材および前記加工工具の軸線の
    周囲で回転させるための工具回転駆動機構と、 前記線材給送駆動機構、前記摺動変位駆動機構および前
    記工具回転駆動機構を、製品であるばね形状によって定
    まる所定の順序で動作させるための制御装置とを具備
    し、 前記クイルから送り出される線材の送り出し量と、前記
    各摺動変位組立体の前端部の進退移動量と、前記各加工
    工具保持部材の回転量とが、前記制御装置によって制御
    され、もって複数の前記加工工具保持部材により保持さ
    れた複数の前記加工工具によって線材の曲げ加工および
    切断が実行されるように構成されていることを特徴とす
    るばね成形装置。
  2. 【請求項2】 複数の前記摺動変位駆動機構が、摺動変
    位用駆動モータと、該摺動変位用駆動モータによって駆
    動される共通の第1大ギヤと、該第1大ギヤの円周上に
    噛合関係をもって配置され、複数の前記摺動変位駆動機
    構にそれぞれ対応する複数の第1小ギヤと、該第1小ギ
    ヤの回転運動をそれぞれ直線運動に変換して前記摺動変
    位組立体を進退移動させる複数の運動変換機構とを具備
    し、前記摺動変位用駆動モータは、その回転速度と回転
    量の制御が可能であることを特徴とする請求項1に記載
    されたばね成形装置。
  3. 【請求項3】 複数の前記運動変換機構の各々が、カム
    と、該カムのカム曲線に常時当接せしめられるカムフォ
    ロワと、枢軸に支持され、前記カムフォロワを担持して
    前記枢軸の周囲で揺動回転する揺動アームとを具備し、
    該揺動アームとの連結関係で、該揺動アームの揺動回転
    運動に従って、前記クイルの軸線に対して直角方向に前
    記摺動変位組立体が進退するようになっていることを特
    徴とする請求項2に記載されたばね成形装置。
  4. 【請求項4】 少なくとも1つの前記工具回転駆動機構
    が、工具回転用駆動モータと、該工具回転用駆動モータ
    によって駆動される第2大ギヤと、該第2大ギヤの円周
    上に噛合関係をもって配置され、少なくとも1つの前記
    工具回転駆動機構に対応する少なくとも1つの第2小ギ
    ヤと、該第2小ギヤの回転運動の軸線方向を変換して前
    記加工工具保持部材および前記加工工具を回転させる少
    なくとも1つの回転運動軸線方向変換機構とを具備し、
    前記工具回転用駆動モータは、その回転速度と回転量の
    制御が可能であることを特徴とする請求項1から請求項
    3までのいずれか1項に記載されたばね成形装置。
  5. 【請求項5】 少なくとも1つの回転運動軸線方向変換
    機構が、前記第2小ギヤによって回転せしめられる駆動
    ベベルギヤと、該駆動ベベルギヤに噛合する従動ベベル
    ギヤと、共軸関係で一体回転可能かつ軸線方向移動自在
    に該従動ベベルギヤを貫通するとともに前記加工工具保
    持部材に連結された回転軸とを具備し、該回転軸の回転
    に伴って、前記加工工具保持部材および前記加工工具が
    回転するようになっていることを特徴とする請求項4に
    記載されたばね成形装置。
  6. 【請求項6】 前記摺動変位駆動機構用の前記第1大ギ
    ヤおよび前記工具回転駆動機構用の前記第2大ギヤが、
    前記クイルの軸線に沿って配置された前記線材給送ロー
    ラと、前記クイルとの間に、互いに平行に配設されてい
    ることを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれ
    か1項に記載されたばね成形装置。
  7. 【請求項7】 前記加工工具が線材折曲工具を含み、該
    線材折曲工具は、前記クイルから送り出される線材の側
    面に対向する先端に、線材が通過できる間隔を有する1
    対の突子を有し、前記線材折曲工具が、その軸線を中心
    として回転することによって前記1対の突子間に位置す
    る線材が折曲されるようになっていることを特徴とする
    請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載された
    ばね成形装置。
  8. 【請求項8】 複数の前記摺動変位駆動機構は、複数の
    前記運動変換機構の前記各カムが回転角360度以内で
    回転するように制御可能であることを特徴とする請求項
    1から請求項7までのいずれか1項に記載されたばね成
    形装置。
  9. 【請求項9】 少なくとも1つの前記工具回転駆動機構
    のための前記工具回転用駆動モータは、少なくとも1つ
    の前記加工工具保持部材が回転角360度以内で回転する
    ように制御可能であることを特徴とする請求項1から請
    求項8までのいずれか1項に記載されたばね成形装置。
  10. 【請求項10】 前記加工工具が、前記加工工具保持部
    材によって着脱可能に保持されていることを特徴とする
    請求項1から請求項9までのいずれか1項に記載された
    ばね成形装置。
  11. 【請求項11】 少なくとも2つの前記線材加工装置の
    前記加工工具保持部材が、それぞれ前記クイルの軸線に
    対して直角をなす、前記加工工具保持部材および前記加
    工工具の軸線の周囲で、前記加工工具と共に駆動回転せ
    しめられるようになっていることを特徴とする請求項1
    に記載されたばね成形装置。
  12. 【請求項12】 少なくとも2つの前記工具回転駆動機
    構が、工具回転用駆動モータと、該工具回転用駆動モー
    タによって駆動される共通の第2大ギヤと、該第2大ギ
    ヤの円周上に噛合関係をもって配置され、少なくとも2
    つの前記工具回転駆動機構にそれぞれ対応する少なくと
    も2つの第2小ギヤと、該第2小ギヤの回転運動の軸線
    方向をそれぞれ変換して前記加工工具保持部材および前
    記加工工具を回転させる少なくとも2つの回転運動軸線
    方向変換機構とを具備し、前記工具回転用駆動モータ
    は、その回転速度と回転量の制御が可能であることを特
    徴とする請求項11に記載されたばね成形装置。
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