JPH1032390A - 計器筐体の防水構造 - Google Patents

計器筐体の防水構造

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JPH1032390A
JPH1032390A JP20419796A JP20419796A JPH1032390A JP H1032390 A JPH1032390 A JP H1032390A JP 20419796 A JP20419796 A JP 20419796A JP 20419796 A JP20419796 A JP 20419796A JP H1032390 A JPH1032390 A JP H1032390A
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嘉之 佐藤
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康彦 関谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラグイン形計器において、簡単な構造およ
び製造により、前面部に被せたカバーとの間の防水機能
を確保できるようにする。 【解決手段】 箱型のケース7の開口部を前面蓋部9で
塞いで計器筐体1を形成する。弾力性に富み防水機能の
良好な枠型パッキン15を計器筐体1の外周にはめる。
パッキン15の外周には屈曲片29を外側へ向けて突設
する。パネル17の取付孔に背面側から計器筐体1を挿
入し、ケース7のフランジ3とパネル17間にパッキン
15を挟んだ状態でパネル17に計器筐体1を固定す
る。カバー11を前面蓋部9にはめると、カバー11の
収納溝35に屈曲片29が収まるとともに側壁によって
パネル17側へ屈曲し、側壁と圧接する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は計器筐体の防水構造
に係り、例えばプラグイン形計器に適用して好適する計
器筐体の防水構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】プラグイン形計器は、図示はしないが、
有底の箱形ケースの開口部外周にフランジを設けるとと
もに底部に複数の外部接続端子を貫通形成し、前面蓋部
の背面側に複数の回路基板を取付け、その回路基板側か
らケース内に挿入して回路基板を外部接続端子に接続し
た状態でケースの開口部をその前面蓋部で塞いで計器筐
体を形成し、この計器筐体を外部接続端子側すなわち背
面側から計器取付けパネルの取付孔に挿入してケースの
フランジをパネルに係止させ、ケースに設けた押圧板を
パネルの裏側から圧接させて計器筐体を固定する一方、
パネルの前面側にてケースのフランジおよび前面蓋部を
カバーで覆う構成が知られている。
【0003】しかも、計器筐体とカバー間の防水機能を
確保する観点から、計器筐体とカバー間に弾性体例えば
ゴム製のパッキンを介在させた状態で、そのカバーを被
せていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た構成の計器筐体の防水構造では、パッキンを計器筐体
のケースや前面蓋部に接着剤その他の固定手段によって
固定する構成であったから、接着剤等の固定部材が必要
であるうえ、組立て中にパッキンの接着工程も必要とな
り、高い防水効果を維持しつつ、コストダウンおよび製
造の簡素化を図る観点から、より構成部品の減少および
製造プロセスの簡略化が望まれていた。
【0005】本発明はこのような状況の下になされたも
ので、高い防水効果が得られるとともに、構成部品の減
少および製造プロセスの簡略化を図ることが容易な計器
筐体の防水構造の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのような課題を解決す
るために本発明は、パネルに設けた取付孔に背面側から
差込んで取付けられる計器筐体と、この計器筐体のうち
そのパネルから突出する前面部を覆うカバーと、そのパ
ネルの前面側にて計器筐体の外周に圧入されてそのカバ
ーが被せられるとともにパネルに当接される枠型の防水
弾性パッキンを有し、そのカバーの押圧によってパネル
側に屈曲してカバー内側壁に圧接する屈曲片をこのパッ
キンに一体的に設けた構成を有している。
【0007】そして、本発明は、上記計器筐体の前面
側、カバーおよびパッキンを枠型に形成し、そのパッキ
ンの屈曲片が当接するカバーの内側壁の四隅を湾曲させ
ると良い。また、本発明は、上記パッキンの屈曲片を、
その計器筐体にはめられたカバーの押圧によって屈曲さ
れたときカバー内に収まる形状に選定すると良い。
【0008】さらに、本発明は、上記パッキンに屈曲片
の基部に環状の凹溝を形成し、そのカバーには凹溝に圧
入される環状の凸部をカバーに形成したり、そのパッキ
ンにはパネルに当接する面に凹孔を形成することも可能
である。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。まず、本発明に係る計器筐体の防
水構造の概略から説明する。
【0010】図1は本発明に係る計器筐体の防水構造の
概略を分解して示す分解斜視図である。図1において、
計器筐体1は、開口部外周にフランジ3を有するととも
に底部に複数の外部接続端子5を貫通形成した箱型のケ
ース7と、背面側に複数の回路基板(隠れて見えな
い。)を取付けた前面蓋部9とからなり、その回路基板
側からケース7内に挿入して外部接続端子5にその回路
基板を接続した状態でケース7の開口部を前面蓋部9で
塞いで形成されている。
【0011】カバー11は、ケース7のフランジ3およ
び前面蓋部9をそっくり覆う偏平なカップ状を有し、操
作窓13を有して例えばポリカーボネート樹脂から枠形
に成形されている。パッキン15は、弾力性に富み防水
機能の良好な例えばシリコーンゴム、クロロプレインゴ
ム、EPR(エチレンプロピレンゴム)等から枠形に成
形されてなり、ケース7の外周に底部すなわち外部接続
端子5側から、フランジ3に当接するまではめ込まれて
いる。これらカバー11およびパッキン15の詳細は後
述する。
【0012】計器取付けパネル17は、取付孔19を有
する従来公知の制御機器の操作用のパネルであり、後述
するように計器筐体1が外部接続端子5側から取付孔1
9に挿入されて支持される。
【0013】次に、それらケース7、パッキン15およ
びカバー11について図2を参照して詳細に説明する。
ケース7は、図2に示すように、外部接続端子5近傍の
上下の各対向側面に、支持金具21を有し、この支持金
具21にはパネル17の側面に沿ってねじ23がねじ込
まれており、このねじ23に係止される押圧板25がパ
ネル17の側面に沿ってフランジ3近傍まで延び、ねじ
23の回転によって押圧板25がフランジ3すなわちパ
ネル17に対し進退動するようになっている。なお、押
圧板25の先端はL字形に屈曲形成されている。
【0014】ケース7の外周に圧入するようにはめられ
た枠形のパッキン15は、図3および図4に示すよう
に、フランジ3の外周にはまる係合段部27を有して先
端側が肉薄になっており、フランジ3と前面蓋部9の外
周を覆っている。そして、ケース7に設けたねじ23を
廻して押圧板25をパネル17方向へスライドさせる
と、図2に示すように、L字形の先端がパネル17の裏
面に圧接され、フランジ3とパネル17の間でパッキン
15を圧縮するようかつパネル17を挟むようにして、
計器筐体1がパネル17に固定される。
【0015】パッキン15は、図3および図4に示すよ
うに、その外周から一体的に突設するとともにパッキン
15の枠形状に沿って環状に形成されたひれ状の屈曲片
29を有している。この屈曲片29は、後述するよう
に、カバー11がはめられたとき、これによってパネル
17側(後方)に屈曲するとともに先端がカバーの内側
壁35に圧接するものであり、四隅のコーナー部Aでは
先端が曲線状に形成されて角形とはなっていないし、カ
バー11によってパネル17側に屈曲片29が屈曲され
たとき、屈曲片29の全周にわたってこれがカバー11
からパネル17側へ突出しないような突出寸法に選定さ
れている。
【0016】また、パッキン15において、屈曲片29
の肉薄側の基部には凹溝31が環状に形成されている。
カバー11は、フランジ3と前面蓋部9の外周を覆うよ
うにしてパッキン15に圧入されて被せられており、図
5および図6に示す形状となっている。
【0017】すなわち、カバー11は、開口部近傍にて
段部33を介して大径部となって開口し、この開口部の
内径が操作窓13側の内径より大径となっており、その
段部33の内側には開口部に向けかつカバー11の内側
壁35に沿った環状の凸部37が突設され、この凸部3
7と内側壁35の間に環状の収納溝39が形成されてい
る。しかも、収納溝39は、カバー11の枠型に沿って
形成されるとともに、四隅のコーナー部Bにおいてその
内側壁35が曲面状に形成されて角形とはなっていな
い。
【0018】そのため、図2に示すように、フランジ3
や前面蓋部9を覆うようにカバー11を被せると、パッ
キン15の屈曲片29が収納溝39に収まるとともに内
側壁35によって屈曲片29の先端部がパネル17側へ
屈曲されて内側壁35に圧接される一方、凸部37がパ
ッキン15の凹溝31に圧入される。従って、パッキン
15の屈曲片29は、この屈曲片29をカバー11の収
納溝39に重ねたとき、カバー11の内側壁35から若
干突出するような突出長で形成されている。
【0019】ところで、カバー11の操作窓13は、図
2に示すように、透過性にして防水性の良好な例えばポ
リカーボネートからなる保護シート41で覆われ、カバ
ー11の操作窓13から水が浸透しないようになってい
る。
【0020】このような構成の計器筐体は、計器筐体1
の外周にパッキン15をケース7の底部側からフランジ
3に当接するまではめ込こんだ状態で、図7に示すよう
に、パネル17の取付孔19に計器筐体1の背面側から
挿入してパッキン15にパネル17を当接させ、上述し
たケース7のねじ23によって計器筐体1をパネル17
に固定させる一方、フランジ3や前面蓋部9を覆うよう
にカバー11をパッキン15に被せ、カバー11の凸部
37をパッキン15の凹溝31に圧入するとともに収納
溝39に屈曲片29を圧入して組立てられる。
【0021】このように、フランジ3や前面蓋部9を覆
うようにカバー11をパッキン15に圧入すると、図8
に示すように、パッキン15の屈曲片29が収納溝39
に収まるとともに、屈曲片29が全周にわたって内側壁
35によってパネル17側へ屈曲させられて内側壁35
に圧接する一方、凸部37と凹溝31が圧着される。そ
のため、カバー11とパッキン15の間に着目とする
と、パッキン15の屈曲片29が収納溝39の内側壁3
5に圧接して防水効果が得られるとともに、凸部37と
凹溝31が圧着され、この点からもカバー11とパッキ
ン15間の防水効果が高められ、計器筐体1すなわちフ
ランジ3や前面蓋部9部分の防水効果が得られる。
【0022】そして、パッキン15は、計器筐体1の外
周にはめ込むだけで良く、計器筐体1をパネル17に固
定する過程でパネル17に圧接され、カバー11をフラ
ンジ3や前面蓋部9に圧接するよう被せるだけで良いか
ら、構成が簡単で、接着剤等が不要となるうえ、組立て
も簡単である。しかも、パッキン15の屈曲片29は、
四隅コーナー部Aが曲線状に形成されて角形とはなって
いないから、それらがカバー11の収納溝39の内側壁
35に密着し易い。
【0023】さらに、カバー11の収納溝39の四隅コ
ーナー部Bの内側壁35が曲線状に形成されて角形とは
なっていないから、パッキン15の屈曲片29との密着
度が高く、カバー11とパッキン15の屈曲片29との
間の密着度が高い。なお、パッキン15の屈曲片29が
カバー11によってパネル17側に屈曲されたとき、そ
のカバー11から突出しないような寸法に屈曲片29を
選定すれば、カバー11とパッキン15の屈曲片29間
から水が入り難い。
【0024】そして、本発明の計器筐体の防水構造にお
いては、カバー11の収納溝39とパッキン15の屈曲
片29に加え、カバー11の凸部37とパッキン15の
凹溝31によってさらに一層の防水効果が期待できる
が、カバー11の凸部37やパッキン15の凹溝31は
必ずしも必須ではない。
【0025】ところで、パッキン15において、平面部
分を単にパネル17に当接させると、毛細管現象によっ
てパッキン15とパネル17間に水が侵入する心配がな
いではない。そこで、図8に示すように、パッキン15
において、パネル17との接触面に小さい盲孔43を複
数設けることにより、毛細管現象による水の侵入を抑え
ることが可能であろう。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように発明に係る計器筐体
の防水構造は、計器筐体の外周に枠型の防水性に富んだ
弾性パッキンを圧入し、パネルに設けた取付孔に背面側
から差込んでパッキンを挟むようにして計器筐体をその
パネルに取付け、カバーをそのパッキンに被せるように
圧入して計器筐体の前面側を覆うとともに、パッキンに
設けた屈曲片を、その圧入したカバーによってパネル側
に屈曲させてカバー内側に圧接させてなるから、単に計
器筐体の外周にパッキンを圧入するとともに計器筐体に
カバーを圧入するように被せるだけで高い防水効果が得
られるとともに、構成部品を減少させることが可能であ
るうえ、製造プロセスの簡略化を図ることが容易とな
る。そして、計器筐体の前面側、カバーおよびパッキン
を枠型に形成し、そのパッキンの当接するカバーの内側
壁のコーナー部を湾曲形成したり、上記パッキンの屈曲
片を、計器筐体にはめられたカバーの押圧によって屈曲
したときカバー内に収まる形状に選定すると、一層の防
水効果が得られる。さらに、上記パッキンに環状の凹溝
を形成する一方、その凹溝に圧入される環状の凸部をカ
バーに形成する構成では、更に高い防水効果が期待でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る計器筐体の防水構造の概略分解斜
視図である。
【図2】図1の防水構造の実施の形態例を示す断面図で
ある。
【図3】図1のパッキンを示す平面図である。
【図4】図3のパッキンを示す断面図(図3中のIV−
IV間断面)である。
【図5】図1のカバーを示す平面図である。
【図6】図5のカバーを示す断面図(図5中のVI−V
I間断面)である。
【図7】図1の防水構造の組立て工程を示す斜視図であ
る。
【図8】図1の防水構造の要部を示す断面図である。
【符号の説明】
1 計器筐体 3 フランジ 5 外部接続端子 7 ケース 9 前面蓋部 11 カバー 13 操作窓 15 パッキン 17 パネル 19 取付孔 21 支持金具 23 ねじ 25 押圧板 27 係合段部 29 屈曲片 31 凹溝 33 段部 35 内側壁 37 凸部 39 収納溝 41 保護シート 43 盲孔

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 計器取付けパネルに設けた取付孔に背面
    側から差込んで前記パネルに取付けられる計器筐体と、 この計器筐体のうち前記パネルから突出する前面部を覆
    うカバーと、 前記パネルの前面側にて前記計器筐体の外周に圧入され
    て前記カバーが被せられるとともに前記パネルに当接さ
    れる枠型の防水弾性パッキンであって、前記カバーの押
    圧によって前記パネル側に屈曲して前記カバー内側壁に
    圧接する屈曲片を一体的に有するパッキンと、 を具備することを特徴とする計器筐体の防水構造。
  2. 【請求項2】 前記計器筐体の前面側、カバーおよびパ
    ッキンが枠型に形成されてなり、前記パッキンの屈曲片
    が当接する前記カバーの内側壁の四隅が湾曲形成されて
    なる請求項1記載の計器筐体の防水構造。
  3. 【請求項3】 前記パッキンの屈曲片は、前記計器筐体
    にはめられた前記カバーの押圧によって屈曲されたとき
    前記カバー内に収まる形状に選定されてなる請求項1又
    は2記載の計器筐体の防水構造。
  4. 【請求項4】 前記パッキンには前記屈曲片の基部に環
    状の凹溝が形成され、前記カバーには前記凹溝に圧入さ
    れる環状の凸部が形成されてなる請求項1〜3のいずれ
    か一項記載の計器筐体の防水構造。
  5. 【請求項5】 前記パッキンには前記パネルに当接する
    面に凹孔が形成されてなる請求項1〜4のいずれか一項
    記載の計器筐体の防水構造。
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