JPH10323974A - インクジェット記録方法と装置、及び該装置に用いられる定着発熱体 - Google Patents

インクジェット記録方法と装置、及び該装置に用いられる定着発熱体

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JPH10323974A
JPH10323974A JP10065215A JP6521598A JPH10323974A JP H10323974 A JPH10323974 A JP H10323974A JP 10065215 A JP10065215 A JP 10065215A JP 6521598 A JP6521598 A JP 6521598A JP H10323974 A JPH10323974 A JP H10323974A
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heating
heating element
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Isao Kimura
勲 木村
Yasuhiro Yano
泰弘 矢野
Hiroshi Sugitani
博志 杉谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 少ない消費電力で十分な画質向上を得ること
のできる加熱効率の高い加熱手段を具備するインクジェ
ット記録装置を提供すること。 【解決手段】 吐出口から記録液滴を吐出させる記録ヘ
ッドを用いて該記録液滴を被記録材に付着させて画像の
形成を行うインクジェット記録装置において、前記被記
録材が搬送される搬送路と、前記搬送路に配され前記被
記録材および記録液を加熱する加熱手段とを備え、前記
加熱手段は、放射する赤外線の放射率εが波長4μm〜
10μmの範囲に最大値を持つピーク波形を備えた放射
特性の発熱体を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録ヘッドの吐出
ロから記録液(インク)滴を吐出させ、これを被記録材
に付着させて画像の記録を行うインクジェット記録装置
及び該装置に用いられる定着発熱体に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録装置は、プリンタ、
複写機、ファクシミリ、捺染、プロッターなどに応用さ
れ、高速度で印字し、普通紙にも印字可能で、カラー化
も容易であるなどの特徴をもっているため、近年パーソ
ナルコンピュータの高速処理化に伴いその普及が目覚ま
しい。
【0003】普通紙に対する記録は、インクの吸収性を
高めた専用紙に比べてインクの吸収速度が遅く、普通紙
記録面の不均一による画像ムラを起こしやすい。また普
通紙は世界各地の製紙メーカーから供給されるため、材
料・製法の変動によりインクの吸収性も大きく変動す
る。特に、カラー画像の記録を行う場合にはモノクロ記
録と比べてインク量が多く定着に時間を要するため、記
録紙を加熱してインクの定着を促進することは普通紙高
速記録に有効な手段となる。被記録材および記録液を加
熱して定着させる、いわゆる「加熱定着」技術として
は、被記録材を熱板に接触させる熱板加熱方式、記録液
に温風を吹き付ける温風加熱方式、赤外線ランプ・赤外
線ヒータなどの輻射熱によって被記録材を加熱する輻射
熱加熱方式等が開発されている。これらの従来技術で
は、先述の加熱定着手段を単独で利用するものが数多く
提案されているが、近年のカラー記録普及に伴う記録デ
ューティ増加の対策として、先述の加熱手段を組み合わ
せて利用する例が目立っている。米国特許5,020,
244号には温風加熱と輻射熱加熱とを組み合わせた記
録液定着装置が開示されている。この装置の技術は、温
風のほとんどを加熱素子のある位置と記録用紙搬送路と
を通る循環路内を循環させることによって、加熱素子の
省エネルギーを図るものである。米国特許5,428,
384号にはカラーインクジェットプリンタ用ヒーター
ブロワーシステムが開示されていて、本システムは、送
風・排気手段と輻射熱加熱方式とを組み合わせ、記録媒
体に付着するインク滴を蒸発させ、発生した蒸気を効果
的に取り除き、高速・高品位記録を実現しようとするも
のである。
【0004】特開平8−258254号公報には、ヒー
トローラによる記録紙の加熱手段と送風手段を設け、記
録紙をヒートローラ周面に大きな接触角を持たせて印字
前加熱と印字後加熱を可能にし、さらに、記録紙の搬送
方向と同じ向きに下から上に送風することにより、発生
する蒸気の除去と記録ヘッドの冷却を行おうとする手段
が示されている。
【0005】単独の加熱定着手段として、米国特許5,
479,199号には、ワイヤーヒータに反射板を設
け、印字直下で記録媒体の裏側から加熱する輻射熱加熱
方式が開示されている。特開平5−338126号公報
には、記録後の記録紙に、紙の裏面から熱風で加熱乾燥
する方法が示されている。また、特開平7−19568
3号公報、特開平7−314661号公報には、マイク
ロ波エネルギーを使用して、インクジェット記録のため
に生じるにじみの防止と、紙の変形(しわやカール)を
抑制する手段が示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例による、熱板加熱方式、温風加熱方式、輻射熱加熱方
式、温風と輻射熱を組み合わせた加熱方式、マイクロ波
加熱方式などそのいずれの方式を採用しても、消費電力
が過大であったり、加熱による画質向上の効果が不十分
であったり、高速記録に対応しきれない、水蒸気発生に
よる画像品位の低下、定着装置自身が大型になる、など
の問題がある。
【0007】被記録材を熱板に接触させる熱板加熱方式
は、伝導伝熱であるため、急速な加熱は困難であり、今
日の高速記録の要求を満たすことができない。また、熱
板と被記録材との接触状態の変化に追従できず、画像ム
ラが生じるという欠点がある。
【0008】被記録材に温風を吹き付ける温風加熱方式
は、温風に含まれる蒸気の結露対策が必要であり、コス
ト高を招く。特にインクジェット記録に多用されている
水系のインクを用いた装置にこの方式を採用すると、発
生した水蒸気が記録装置内部に結露し、電気都品の腐
食、短絡などを生じる問題がある。さらに印字面への送
風では風による微小インク滴の飛散による画像品位の低
下が問題であり、印字裏面への送風は加熱が不必要な部
分への遮風対策が必要で装置を小型化することができな
いという問題点がある。
【0009】輻射熱加熱方式は従来赤外線ランプ、赤外
線ヒータを加熱手段に用いているが、記録領域に赤外線
を集光させるために反射板が必要であり、装置の小型化
が困難な問題、被記録材を通過した赤外線でインクを加
熱するのでインクに対する加熱効率が悪く画質向上には
不十分である。
【0010】温風と輻射熱を組み合わせた加熱方式は、
温風のほとんどを循環路内で循環させるため、記録の進
行に伴って温風に含まれる湿気が高くなり、連続使用後
には結露が発生し、結露滴が記録画像に付着して画像を
汚染したり、電気部品の腐食、短絡などの障害を起こ
す。
【0011】送風・排気手段と輯射熱加熱方式を組み合
わせたインクジェット記録装置は、被記録材(紙)表面
に付着した瞬間にインクを蒸発させ、紙に水系のインク
が浸透することによって起こる画像劣化を防止できるも
のの、記録領域に付着するインク滴が送風手段が起こす
風によって飛ばされ、風の方向にインクミストが飛散し
てしまい、記録画像の周辺に付着して品位を低下させ
る。また、記録に要するインク付与量が大きな画像の記
録の場合には、発生した水蒸気が霧状になってプリンタ
外へ飛散し、プリンタ周辺の機器に結露等の悪影響をお
よぼす。
【0012】米国特許第479,199号の記録装置
は、水蒸気発生の問題と、加熱機構をコンパクトにでき
ず、このシステムを小型のプリンタに利用することが不
可能であるという問題がある。
【0013】マイクロ波加熱は水系インクに対する効果
が大きいが、水蒸気発生の問題があること、および人体
に対する安全性の問題と消費電力が大きいという問題が
あり、個人ユース用のインクジェットプリンタには不向
きである。
【0014】また、特開昭57−120447号公報に
は、4μm〜400μmの波長を有する遠赤外線による
加熱・乾燥装置により、紙パルプ、高分子物質、無機充
填剤、インク溶剤等を有効に加熱することができるイン
クジェット記録装置が記載されている。そして、使用さ
れる遠赤外線として、約3.5μm付近に放射エネルギ
ー強度の最大値を持つ遠赤外線が記載されている。しか
しながら、このような遠赤外線を用いた場合には、記録
紙とインクとの両方を加熱してしまい、効率の良い定着
を行うことができず、せいぜい0.5cm/秒の紙送り
速度で水分の50%乾燥が可能な程度であった。
【0015】更に、特開平2−182461号公報に
は、2μm〜1000μmの波長を有する遠赤外線ヒー
タによる加熱・乾燥するインクジェット記録装置が記載
されている。しかしながら、このインクジェット記録装
置も記録紙とインクとの両方を加熱してしまうものであ
って、また、具体的にどのような放射エネルギー強度を
有する遠赤外線であるかのスペクトルデータの開示はな
い。
【0016】本発明の目的は、上記従来技術の有する諸
問題を解決するためになされたものであり、小型であ
り、水蒸気による弊害が少なく、少ない消費電力で十分
な画質向上を得ることのできる加熱効率の高い加熱手段
を具備するインクジェット記録装置及び該装置に用いら
れる定着発熱体を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明のインクジェット
記録装置は、吐出口から記録液滴を吐出させる記録ヘッ
ドを用いて該記録液滴を被記録材に付着させて画像の形
成を行うインクジェット記録装置において、前記被記録
材が搬送される搬送路と、前記搬送路に配され前記被記
録材および記録液を加熱する加熱手段とを備え、前記加
熱手段は、放射する赤外線の放射率εが波長4μm〜1
0μmの範囲に最大値を持つピーク波形を備えた放射特
性の発熱体を有することを特徴とする。この場合、発熱
体が、被記録材の記録面の裏側から被記録材および記録
液を加熱する位置に配置されていることとしてもよい。
【0018】また、発熱体による加熱が行なわれる位置
にて前記記録紙を支持する赤外線放射率εの低い部材で
構成された支持部材が配されていることとしてもよい。
【0019】本発明の他の形態によるインクジェット記
録装置は、吐出口から記録液滴を吐出させる記録ヘッド
を用いて該記録液滴を被記録材に付着させて画像の形成
を行うインクジェット記録装置において、前記被記録材
が搬送される搬送路と、前記搬送路に配され前記被記録
材および記録液を加熱する加熱手段とを備え、前記加熱
手段は、放射する赤外線の放射率εが波長4μm〜10
μmの範囲に最大値を持つピーク波形を備えた放射特性
であり、前記記録ヘッドと対向する位置に設けられた発
熱体を有することを特徴とする。
【0020】本発明のさらに他の形態によるインクジェ
ット記録装置は、吐出口から記録液滴を吐出させる記録
ヘッドを用いて該記録液滴を被記録材に付着させて画像
の形成を行うインクジェット記録装置において、前記被
記録材が搬送される搬送路と、前記搬送路に配され前記
被記録材および記録液を加熱する加熱手段とを備え、前
記加熱手段は、放射する赤外線の放射率εが波長4μm
〜10μmの範囲に最大値を持つピーク波形を備えた放
射特性の第1の発熱体と、該第1の発熱体と放射特性が
異なる第2の発熱体とを備え、前記第1の発熱体は前記
記録ヘッドと対向する位置に設けられ、前記第2の発熱
体は、記録前の被記録材を加熱する位置に設けられるこ
とを特徴とする。
【0021】本発明のさらに他の形態によるインクジェ
ット記録装置は、吐出口から記録液滴を吐出させる記録
ヘッドを用いて該記録液滴を被記録材に付着させて画像
の形成を行うインクジェット記録装置において、前記被
記録材が搬送される搬送路と、前記搬送路に配され前記
被記録材および記録液を加熱する加熱手段とを備え、前
記加熱手段は、放射する赤外線の放射率εが波長4μm
〜10μmの範囲に最大値を持つピーク波形を備えた放
射特性の第1の発熱体と、該第1の発熱体と放射特性が
異なる第2の発熱体とを備え、前記第1の発熱体は前記
記録ヘッドと対向する位置に設けられ、前記第2の発熱
体は、記録後の被記録材を加熱する位置に設けられるこ
とを特徴とする。
【0022】本発明のさらに他の形態によるインクジェ
ット記録装置は、吐出口から記録液滴を吐出させる記録
ヘッドを用いて該記録液滴を被記録材に付着させて画像
の形成を行うインクジェット記録装置において、前記被
記録材が搬送される搬送路と、前記搬送路に配され前記
被記録材および記録液を加熱する加熱手段とを備え、前
記加熱手段は、放射する赤外線の放射率εが波長4μm
〜10μmの範囲に最大値を持つピーク波形を備えた放
射特性の第1の発熱体と、該第1の発熱体と放射特性が
異なる第2の発熱体とを備え、前記第1の発熱体は前記
記録ヘッドと対向する位置に設けられ、前記第2の発熱
体は、記録前および記録後の被記録材を加熱する位置に
それぞれ設けられることを特徴とする。
【0023】上記のいずれにおいても、発熱体の表面温
度が記録前の被記録材を加熱する第2の発熱体の表面温
度以上であるとともに、発熱体および第2の発熱体の表
面温度のいずれも被記録材に変形が生じる変質温度を越
えないものであるとしてもよい。
【0024】また、被記録材を加熱する発熱体の表面温
度が、被記録材の種類と単位時間に被記録材に付与され
る記録液量との組み合わせにより定められる温度である
としてもよい。
【0025】また、発熱体により加熱される加熱幅が記
録ヘッドにより記録される記録幅の1/2以上であると
ともに、前記発熱体は前記記録幅の1/2以上が前記加
熱幅に重なって投影される位置に設けられることとして
もよい。
【0026】また、発熱体が、Mg,Al,Si,T
i,Cr,Mn,Fe,Co,Ni,Cu,Zrの元素
群から選択された2種類以上の元素の酸化物を含む皮膜
で覆われていることとしてもよい。
【0027】また、発熱体が、Mg,Al,Si,T
i,Cr,Mn,Fe,Co,Ni,Cu,Zrの元素
群から選択された1種類以上の元素と炭素を含む酸化物
皮膜で覆われていることとしてもよい。
【0028】また、発熱体が、自身の温度が所定の温度
以上となったときに自身への発熱のための通電を遮断す
る手段を有することとしてもよい。
【0029】また、発熱体が所定の温度以上となったと
きに、発熱体への発熱のための通電を遮断する遮断回路
を有することとしてもよい。
【0030】また、被記録材を支持する部材が、被記録
材の移動方向に対して開き角度を持った多数の開口部を
有する格子状の平板であるとしてもよい。
【0031】この場合、被記録材を支持する部材が、赤
外線放射率εが0.1以下であるとしてもよい。
【0032】また、被記録材を支持する部材を有するも
のについては、被記録材の移動方向に対して開き角度を
持った多数の波状のエッジを有する平板からなり、被記
録材を支持する部材と対向する位置に設けられた被記録
材の搬送を補助するためのガイドを有することとしても
よい。
【0033】この場合、ガイドが、赤外線放射率εが
0.1以下であるとしてもよい。
【0034】本発明のインクジェット記録方法は、吐出
口から記録液滴を吐出させる記録ヘッドを用いて被記録
材に該記録液滴を付着させて画像の形成を行うインクジ
ェット記録方法において、被記録材に前記記録液滴を付
着させて画像の形成を行う工程と、放射率εが波長4μ
m以上10μm以下の範囲に最大値を持つピーク形状を
備えた放射特性の赤外線を用いて前記被記録材及び前記
記録液滴を加熱する工程と、を有することを特徴とす
る。
【0035】本発明の発熱体は、吐出口から記録液滴を
吐出させる記録ヘッドを用いて被記録材に該記録液滴を
付着させて画像の形成を行うインクジェット記録装置に
用いられる発熱体であって、インクジェット記録装置へ
の取り付け部と、放射率εが波長4μm以上10μm以
下の範囲に最大値を持つピーク形状を備えた放射特性の
赤外線を発生する発熱部と、を有することを特徴とす
る。
【0036】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0037】尚、本発明は、発明者らが、従来十分には
考慮されずにいた赤外線の放射特性および吸収特性を解
析し、理想的な加熱手段を備えるインクジェット記録装
置を開発するに至ったものである。
【0038】実施例1 図1は本発明に係る実施例としての通電発熱体および参
考例として従来より用いられている通電発熱体の赤外線
放射率をフーリエ変換赤外分光器(以下、FT−IR装
置:Fourier Transform Infrared Spectrometer と称
する)により測定した結果を示す図である。
【0039】図1中、曲線Aに特性が示される通電発熱
体は、本発明に用いられるもので、いわゆるセラミック
ヒータの表面にSi,Fe,Zr,Ti,Mnを含有す
る複合酸化物皮膜を設けた発熱体である。曲線Bに特性
が示される通電発熱体は、従来より遠赤外放射体として
利用されているZr酸化物皮膜をセラミックヒータの表
面に形成したものであり、曲線Cに特性が示されるもの
は、赤外線ランプである。
【0040】各曲線は、各発熱体をFT−IR装置に装
着できるような大きさとし、曲線A,Bに示されるセラ
ミックヒータの場合には、DCl.9V,1.4Aを通
電して表面温度を156℃に設定して、赤外線波長2μ
m〜35μmの領域を試料と同温度に設定した理想黒体
の赤外線放射強度に対する試料の赤外線放射強度の割合
を放射率(ε)とし、各波長毎の放射スペクトルの形で
表示した。
【0041】曲線Cに示される赤外線ランプの場合にも
所定の電力を供給し、上記と同様に測定した。
【0042】図1に示されるように、曲線Bに示される
従来の発熱体の放射率は、短波長側で低く、12μm付
近に放射率のピークがある。曲線Aに示される本発明で
用いられるの発熱体は、測定波長3〜35μmの領域で
ε=0.8以上あり、放射率のピークが7μm付近にあ
ることがわかる。曲線Cに示される赤外線ランプの放射
特性は、セラミックヒータとは大きく異なり、2μmに
放射率のピークが存在する放物線状の分布を示し、5μ
m以上の波長の放射率がほとんど無い。
【0043】図2(a)〜(c)および図3は、被加熱
物の赤外線吸収特性(いわゆる赤外線吸収スペクトル)
をFT−IR装置により測定した結果を示す図である。
なお、図3は図2(a)〜(c)に示した3つのスペク
トルを重ねて示したものである。
【0044】図2図2(a)〜(c)および図3中、
(A)は水溶性染料C.I. Food Black
23%、残部H2OからなるインクのIRスペクトル、
(B)はオフィス用普通紙を紛状にしてKBr錠剤成型
した記録紙のIRスペクトル、(C)は、油溶性染料
C.I. Solvent Black 33%、残部
酢酸エチルからなるインクのIRスペクトルである。
【0045】(A)によれば、インクの赤外吸収は、
2.8μmと6.3μm付近に主たる吸収があり、前者
はH−H伸縮振動であり、後者はH−O−H変角振動に
よるものである。(B)の記録紙の赤外吸収スペクトル
では、3μm付近と10.5μmとに強い吸収がある。
【0046】(A)と(B)とを比較すると、3μm付
近の赤外線はインク、紙の両方に吸収されるが、6μm
付近の赤外線はインクによる吸収が大きく、紙による吸
収が少ないことが判る。また、10.5μm付近の赤外
線はインクよりも紙の吸収が大きいことが判る。
【0047】(C)の非水系インクは、5.8μmと
7.5〜8.3μmに強い吸収が有り、(B)の記録紙
との比較では、5.8μm付近の赤外線はインクによる
吸収が大であり、7.5〜8.3μm付近の赤外線は紙
とインク両方に吸収される。
【0048】水系インクおよび非水系インクのいずれに
おいても、赤外線吸収スペクトルを決定する要因として
は溶媒が支配的であり、(A),(C)にそれぞれ示さ
れる赤外線吸収スペクトルは水系インクおよび非水系イ
ンクに一般的に当てはまるものである。また、記録紙に
ついても、インクジェット記録用の記録紙であれば
(B)の赤外線吸収スペクトルに近似する。
【0049】4μmより小さい波長範囲はインクの吸収
と紙の吸収が重なり合う範囲であり、この波長範囲は赤
外線、インクおよび紙の両方を加熱する。したがってこ
の波長以下でのインクの加熱は紙を加熱した後、紙を通
過した赤外線エネルギーによって行われるので、加熱源
の発生したエネルギーを効率よくインク加熱に与えられ
ない。同様に10μmより大きい波長範囲は、紙による
吸収が強く、紙上に付着するインクは赤外線吸収性が弱
い(赤外線が透過する。)。したがって、10μmより
大きい波長によるインクの加熱は、ほとんどのエネルギ
ーを紙に吸収されてしまうからインクの加熱効率が極め
て悪い。このため、加熱源の波長の範囲は4μm以上〜
10μm以下にエネルギー分布の最大点を有するピーク
波形を備えたものが最も好ましい。
【0050】以上の被加熱物の吸収特性を、加熱源の放
射特性と関連付けると、(A)と(B)、(C)と
(B)各々の被加熱物の組み合わせでは、(X)加熱源
として図1中の曲線Aの特性のものを用いた場合にはイ
ンクに対する加熱効果が高く、(Y)図1中の曲線Bに
特性が示される従来からの加熱源を用いた場合には、紙
に対する加熱効果が高く、(Z)図1中の曲線Cに特性
が示される赤外線ランプを用いた場合には、インクに対
しても紙に対しても加熱効果が弱いと判断することがで
きる。
【0051】加熱によって被加熱物の状態を変化させて
記録画像の品位を向上するためには、画像を形成する記
録液、すなわち、インクに対する熱作用(にじみを抑え
る、混色を防止する、色剤の発色をよくする等)をより
効果的にすることが最も理想的な加熱手段であることは
周知の事実であり、また、被記録材には加熱温度に上限
があるので被記録材から間接的にインクを加熱するだけ
では加熱効果に限界がある。この観点に立ち、本発明者
等は、加熱源の赤外線放射特性をインクの赤外線吸収特
性に一致させる上記(X)の場合にのみ理想的な加熱手
段が実現可能であるとの結論に達した。
【0052】通電発熱体は、サーマルヘッドと同様な構
成であり、例えばアルミナ、ガラス等の基板上に金(A
u)、銀(Ag)、白金(Pt)、パラジウム(P
d)、およびそれらの複合したものなど導電材料でパタ
ーン形成したものを抵抗体として用いるのが好適であ
る。また、抵抗体の立ち上がり温度特性を向上させるた
めに、抵抗体と基板の間に熱伝導率の低い、例えばポリ
イミド等の樹脂層を設けてもよい。抵抗体パターンは発
熱体の長手方向、幅方向などの温度分布が極小となるよ
うに設計することが好ましい。抵抗体の表面はガラス等
のセラミックコーテイングにより内部の抵抗体を摩耗、
腐食、衝撃等から保護するための保護層を設けるのが良
い。保護層の厚さ、材質などは必要とする温度、熱レス
ポンス等の設計仕様に従って選択すべきである。
【0053】本実施例の通電発熱体は、波長4μm以上
〜10μm以下の範囲に放射率の最大値を持つピーク波
形を備えたスペクトルを放射する赤外線放射体であるこ
とが必須であるが、そのためには、通電発熱体の表面層
に赤外線放射皮膜を設け、それらの層が以下に示す元素
の群から選択される2種以上の元素の酸化物を含む皮膜
であるか、または、以下に示す元素の群から選択される
1種以上の元素と炭素を含む酸化物皮膜であればよい。
好適には保護層自体が上記酸化物を含む皮膜であるとよ
い。
【0054】Mg,Al,Si,Ti,Cr,Mn,F
e,Co,Ni,Cu,Zr 皮膜の組成としては、SiまたはFe,Zrなどの元素
を主成分とするのが好適であり、少なくとも主成分元素
を40wt%以上含み、赤外線放射率の向上や最大放射
率を示す波長を調整する目的でその他の元素を選択す
る。
【0055】好適な皮膜組成の例として、Si55,F
e18,Zr15,Ti8,Mn4(wt%)からなる
酸化物皮膜、Fe45,Cr12,Si10,Mn1
0,Cu8,Ti8,Zr5,Mg2(wt%)からな
る多元素酸化物皮膜、Si70,Cl5,Al15(w
t%)からなる炭素含有酸化物皮膜などが挙げられる。
なお、本発明では元素群を指定しているが、皮膜形成材
料に含まれる不純物元素が皮膜に含有されても効果に影
響は出ない。
【0056】皮膜は各金属微粉樹脂ペーストを所定の割
合に混合したものを基板へスクリーン印刷法、スプレー
法、スピンコート法などで塗布し、焼成して形成する。
【0057】また、ガラス等の保護層の上部に上記皮膜
を形成しても、皮膜の厚さが100μm程度までなら特
に熱効率が悪くなることはないので、コストの安い既存
のセラミックヒータを利用する、すなわち既存のヒータ
表面に本発明に用いられる材料をコーティングしてもよ
い。このような例を図4に示し、以下に説明する。
【0058】図4(a)は上記のように構成された通電
発熱体の上面図、図4(b)は図4(a)中のA−A線
断面図である。図4中、20はAg−Pd合金からなる
発熱抵抗体パターンであり、22は厚さが0.6mmの
アルミナ基板である。23は電極であり、50が本実施
例で用いられる赤外線放射皮膜、51が溶融ガラスから
なる保護層である。このように既存のヒータ表面に本実
施例に用いられる赤外線放射皮膜形成することにより本
実施例の効果を奏する通電発熱体を安いコストで作製す
ることができる。
【0059】次に、被記録材を加熱する位置について詳
述する。なお、被記録材としては記録紙をその代表とし
た。
【0060】記録紙を加熱する位置としては、記録
前、記録ヘッド部、記録後、に大別され、さらに
、、それぞれに記録紙の表面側、裏面側からの加
熱位置が可能で、加熱位置の組み合わせとしては全部で
63通り存在するが、記録ヘッド部で記録紙表面を加
熱する場合には本発明とは別個の技術であるので対象外
とした。図5は上記のような考えに基づいて様々な加熱
手段を様々に組み合せたときの効果を説明するための図
である。図5においては理解しやすくするため各加熱位
置をアルファベットで表現した。加熱手段Bは記録ヘッ
ドと正対する位置とし、加熱手段B以外の各加熱手段の
位置は、記録ヘッド401が投影されない位置で、相互
に水平方向に等間隔に設けられるものとした。また、加
熱手段はすべて同じ物で記録紙402(コピー用紙)に
接触させた。
【0061】初めに、加熱手段A〜Eを1箇所、2箇
所、3箇所、4箇所、5箇所それぞれの場合に分けてど
の加熱位置でも同じ温度で加熱し、記録紙を10mm/
secで矢印方向に移動しながらインクジェット記録ヘ
ッドで文字を記録し、記録した文字を拡大観察した後、
文宇品位が良くなる順番に1、2、3、4、5(5が最
良)の5段階にランク付けしたところ、ランク4、5の
品位が得られるのは、(K)加熱手段B、(L)加熱手
段Aと加熱手段Bの2箇所同時、(M)加熱手段Bと加
熱手段Dの2箇所同時、の3通りであることが判明し
た。加熱手段Cおよび加熱手段Eにおいては、前述の3
通りの位置で加熱すれば文字品位の向上には寄与しない
が、印字した後の記録紙の熱変形を矯正する効果と、記
録紙をより十分に乾燥させる効果のあることが判明し
た。
【0062】次に、加熱手段Bの表面温度を60℃から
300℃まで10℃きざみに設定してそれぞれの条件で
記録を行い、文字品位がランク5となる温度T5を求め
た。本条件ではT5は180℃であった。さらに、加熱
位置A,B,Dで、前記(L)、(M)の加熱位置にお
いて、それぞれの加熱手段の表面温度をT5を中心とし
た一定の温度範囲内でその表面温度を可変させ、記録し
た文字の品位のランク付けを行い、加熱位置の組み合わ
せ(K),(L),(M)それぞれの場合における加熱
手段の表面温度と文字品位の関係を得た。
【0063】なお、加熱位置Dの温度を100℃以上に
すると、記録紙風の水分が蒸発し、紙面裏側に結露し、
水滴が付着する。付着した水滴は場合によっては紙面裏
側から装置表面にボタ落ちしてプリンタ内部の機構を傷
めることがあるので加熱位置Dの加熱温度には水滴が生
成しないような上限を設定しなければならない。加熱位
置Bは紙面裏側から加熱するので、記録紙中の水分およ
びインク中水分は紙面裏側へ蒸発させることができ、発
生した水蒸気は適切な排気を行うことにより、加熱位置
Dのようにプリンタ内部に結露することは少ない。ま
た、発生した水蒸気の一部は記録ヘッド表面にも付着す
るが、これは記録ヘッドを払拭する機構で除去可能であ
る。さらに、記録ヘッドのノズル内に付着する蒸気は小
さなノズル内のインクに水分補給することにより、熱に
よるインク成分のノズル内固着を防止することができ
て、記録信頼性を得るためには最良の加熱位置である。
【0064】その結果、最良の文字品位を得るために
は、 加熱位置(K)の場合:加熱手段Bの表面温度をT5以
上 加熱位置(L)の場合:加熱手段Bの表面温度をT5以
上かつ加熱手段Aの表面温度をT5以下 加熱位置(M)の場合:加熱手段Bの表面温度をT5以
上かつ加熱手段Dの表面温度をT5以下 とすればよいことがわかった。さらに、加熱手段Aまた
は加熱手段Dの温度は、その加熱領域を十分大きくとれ
る場合には記録紙中に含まれる水分量を一定に制御し、
記録紙のサイズを−定に保つ効果があるため、上記関係
を満たす範囲内で、T5よりかなり低めに設定してよい
ことも判明した。
【0065】すなわち、加熱手段B単独ではT5以上、
加熱手段Aと加熱手段B、または、加熱手段Bと加熱手
段Dの組み合わせでは、表面温度の関係が、B≧A o
rDとなるように加熱手段の表面温度を制御すればよ
い。
【0066】温度T5は、被記録材の種類やインクの種
類、打ち込みインク量率によって変化するが、いずれの
加熱位置でも被記録材が熱変質する温度を超えないよう
に制御する必要がある。
【0067】記録ヘッドと対向する位置で加熱手段Bに
よる記録紙の裏面から加熱を行う場合、通電発熱体とし
ては前述のセラミックヒータを用いるが、加熱手段Aま
たは加熱手段C,D,Eは所定温度が得られればよく、
加熱方式が限定されることはない。これは、加熱手段B
以外の位置においては記録紙を乾燥するという効果が得
られればよいためであり、従来より用いられている技術
である熱板加熱、温風加熱、輻射熱加熱、それらの組み
合わせ加熱などを使用できる。また、加熱手段A,B,
C,D,Eそれぞれの配置は、記録ヘッドの輻射熱対
策、あるいは記録ヘッド幅、記録速度、記録密度、イン
ク吐出量、インク中の溶媒量、インクの紙に対する浸透
速度、インクの粘度などによって決定すればよい。特に
加熱手段Bは厳密に記録ヘッドに正対するだけではな
く、通電発熱体からの輻射熱が記録ヘッドに直射されな
いように通電発熱体を記録ヘッドの中心から加熱手段C
側または加熱手段A側へオフセットしてもよい。その場
合には、通電発熱体の加熱幅が記録ヘッドの記録幅の1
/2以上であり(マルチパスを用いて分割記録する場合
には、その1分割の記録幅)記録幅の1/2以上が通電
発熱体の加熱幅に重なって投影される位置とすることが
好ましい。以下にその理由を示す。
【0068】図6に示すように、記録幅をdp、加熱幅
をdh、記録幅と加熱幅の中心間距離をIc、記録幅中
心を加熱幅中心位置の原点=0とし、記録紙の進行方向
側の加熱位置を+、記録幅中心位置より手前側を−と
し、加熱手段の加熱温度を先述のT5に設定して、以下
の3条件で検討した。なお、図6には記録幅と加熱幅の
相対関係がdp=dhの場合について示している。
【0069】dp<dhの場合には、加熱効果が認めら
れるのが、−1/2dh<Ic<1/2dhの条件であ
った。dp=dhの場合は、−1/2dh≦Ic≦1/
2dhの条件で加熱効果が認められた。dp>dh≧1
/2dpの場合は、−dh≦Ic≦dhの条件で加熱効
果が認められた。0<dh<1/2dpでは、どの加熱
位置においても加熱効果は見られなかった。
【0070】加熱手段AとD、加熱手段CとEなどは加
熱による画像品位を補助的に向上させるものであるた
め、正対させる必要はない。また、加熱手段AとB、加
熱手段BとCなどは、通電発熱体を一体の基板上に作り
込むと記録紙の加熱距離が長くなるため、記録紙の平面
性を確保することができ、インクの発色向上の効果が高
まる。また、製作費用を低減することができる。
【0071】ところで、通電発熱体は被記録材と接触す
る形態で検討してきたが、このような構成では長時間の
使用により通電発熱体表面が記録紙などにより摩耗し、
使用時間の経過とともに加熱効果が薄れてしまうおそれ
がある。また、記録中において常時記録紙と通電発熱体
とを完全に接触させることは上記構成では被記録材と通
電発熱体の表面凹凸を考慮すると困難である。
【0072】本実施例においては、通電発熱体の赤外線
放射特性に鑑みて非接触記録の構成において以下のよう
な手法で最適化した。
【0073】記録紙などの被記録材を接触支持し、発熱
体から放射される赤外線の放射強度が減衰しない距離以
内に通電発熱体を設置する。被記録材を接触支持する物
としては、例えば金網状であって、記録全領域が均一に
加熱されること、被記録材の先端・端部などを進行中に
ひっかけないことが条件であり、また、それ自身が加熱
昇温しないことが安全性(やけど)の点で好ましい。例
えば、記録紙を所定量移動させて記録を行う場合には、
支持部材を記録紙の進行方向に対して開き角度を持つ多
数の開ロ部を設けたスクリーングリッド形状とすればよ
い。開ロ部の開き角度は記録紙の進行方向線に対して4
5゜を基準にし、開ロ部長辺の長さは記録ヘッドの記録
幅(吐出ロ数n/記録密度dpiの21/2倍程度となる
ように設計すればよい。
【0074】図7は本実施例に好適なスクリーングリッ
ドを示す上面図である。図7に示されるスクリーングリ
ッドは、板厚0.1mmのSUS304で形成されたも
ので、表面粗さ1.0μm以下になるように研磨されて
いる。図7中、矢印(→)は記録紙の進行方向を示して
いる。スクリーングリッドの中央から左右対称の開ロ部
80はエッチングにより形成されている。開ロ部80の
開き角度81は43゜であり、グリッド幅82は0.4
mmである。また、開ロ部形状は四辺形である必要はな
く、卵型に形成してもよい。
【0075】図8は開口部形状を卵型としたスクリーン
グリッドの詳細図であって、板厚0.1mmのSUS3
04で形成され、表面粗さ1.0μm以下となるように
研磨されている。図8中、矢印(→)は記録紙の進行方
向を示している。スクリーングリッドの中央から左右対
称の開ロ部83はエッチングにより形成されている。開
ロ部83の開き角度84は45゜であり、グリッド幅8
5は0.4mmである。
【0076】図7および図8に示したスクリーングリッ
ドの表面および開ロ部エッジは、研磨、エッチングなど
により記録紙との接触抵抗ができるだけ低くなるように
滑らかな形状に加エしなければならない。スクリーング
リッドはステンレス鋼、メッキ鋼板などで作製すること
が好ましく、スクリーングリッド自身の昇温を回避する
ために、表面を鏡面様にしてその赤外線放射率を0.1
以下、すなわち、ほとんどの赤外線を反射するようにし
なければならない。このような材質および形状であれば
先述の安全性を確保できる。
【0077】図7に示したスクリーングリッドについて
昇温特性を調べるための実験を行なった。図7に示した
スクリーングリッドを本発明に用いられる通電発熱体か
ら0.35mm離した位置に設置し、室温25℃の環境
で、通電発熱体を加熱して表面温度を170℃に保った
ところ、スクリーングリッド表面温度は50℃で一定と
なり、先述の赤外線放射率を0.1以下とした効果が確
認された。赤外線放射率を0.1以下とした効果を示す
ための比較例として、図7に示したものと同じ形状のス
クリーングリッドの材質を圧延ステンレス鋼板とし、表
面を非光沢に加工したものを上記と同様の環境に置いた
ところ、通電発熱体表面温度170℃のときにスクリー
ングリッド温度は140℃まで上昇し、画像ムラの発生
や安全性の面で問題が生じた。
【0078】次に、本実施例における記録紙の変形(コ
ックリング)防止機構について説明する。
【0079】本実施例に用いられる通電発熱体を記録ヘ
ッドと対向する位置で使用する場合、記録紙に水系イン
クが付着した瞬間に記録紙の変形(コックリング)が発
生する。通常のインクジェット記録ヘッドは被記録材表
面と約1mm程度の空間が設けられるため、コックリン
グが過大なときには記録ヘッド表面と被記録材とが接触
してしまい、正常なインクの吐出が行われなくなる場合
がある。本実施例においては、記録ヘッドと対向する位
置でコックリングが極力発生しないように、被記録材を
接触支持する部材と向き合い、記録ヘッドとは干渉しな
い位置に被記録材の搬送を補助しつつ記録紙を上から抑
えるガイドを設けた。ガイドは平板で記録紙の全幅に渡
って抑えることができる形状がよい。ガイドの先端は直
線状とするよりも記録紙の進行方向に対して開き角度を
持った多数の波状のエッジを有する形状とすることが好
まししい。これは先述のスクリーングリッドと同様に、
記録紙をひっかけてはならないことと、不規則なコック
リングの発生を抑制するためである。
【0080】また、記録紙が斜行しないように記録紙の
幅の方向の両端に記録紙を挟むガイドを別に設けてもよ
いが、その場合には記録紙を強く圧迫しないように可動
性をもたせなければならない。このようにするのは、記
録紙のコックリングにより記録紙の膨潤が起こり、記録
面にシワが発生することを回避するためである。ガイド
の材料は特に限定されるものではないが、記録位置より
手前で加熱する場合(例えば、加熱手段D、Bの構成な
らば、加熱手段Dで加熱された記録紙が加熱手段Bの記
録位置に進行する間に起こる冷却を軽減できる)を考慮
して、スクリーングリッドと同様にその赤外線放射率が
0.1以下のものが好ましい。ガイドの具体例を図9に
示す。
【0081】図9は、被記録材を支持する部材と対向す
る位置に設けられる、被記録材の搬送を補助するための
ガイドであり、板厚0.1mmのSUS304で形成さ
れ、表面粗さが1.0μm以下になるように研磨されて
いる。ガイドのエッジ87の開き角度は45゜である。
【0082】次に、記録ヘッドと対向する位置に設ける
通電発熱体の温度制御方法について説明する。
【0083】インクジェット記録装置は、様々な記録媒
体を対象としており、どのような記録条件においても最
良の記録結果を得ることが求められ、加熱定着はできる
かぎりインクに含まれる染料などの色剤のみを記録紙に
残すことを主たる目的とする。発明者等は、単位時間当
たりに被記録材に付与される記録液量(以後打ち込みイ
ンク量率Rと表記する。)と加熱電力との組み合わせに
よって定まる一定の温度に制御することが、あらゆる記
録条件でも最良の印字結果を与えることを見出し、通電
発熱体の温度制御方法として確立するに至った。
【0084】記録ヘッドの解像度をD(dpi)、記録
ヘッドのノズル数をN、記録ヘッドの駆動周波数をF
(Hz)、インク滴の容量をV(ml)とし、全ノズル
数に対する同時にインクを吐出するノズル数の割合をn
とし、記録ヘッドから吐出されたインクをすべてT℃の
水とし(水1ml=1g、水の蒸発熱をhとする)、吐
出された瞬間に記録紙に付着し、付着した瞬間にすべて
水蒸気に変換される(熱の仕事当量J、インクに対する
加熱効率η)という条件を設定する。
【0085】なお、加熱効率ηは、(吸収されたエネル
ギー)÷(投入エネルギー)で定義される。従来のイン
クジェット記録装置に使用されている加熱方式では、吸
収エネルギーはインクと紙とに分配され、紙を通過した
熱によりインクが加熱されるため、インクの温度上昇≦
紙の温度上昇であるから、投入する全エネルギーがすべ
て被加熱物に吸収された場合であってもインクに対する
加熱効率は最大50%と見積もられる。
【0086】(1)シリアルプリンタの場合、打ち込み
インク量率Rsおよび加熱電力Wsは、 Rs=N×F×V×n(ml/sec)・・・・・(1) Ws=Rs×[(100−T)+h]×J/η(W)・・・・・・(2) で求めることができる。加熱電力Wsと通電発熱体表面
温度との関係T(Ws)を別に求めておき、打ち込みイ
ンク量率Rsで一義的に決まる温度Trになるような条
件で記録を行なえばよい。一例としてN=64、F=1
0kH、4V=3×10-8ml、n=1.0、T=25
℃、η=0.5とすると、打ち込みインク量率Rs=
0.0192ml/secとなり、加熱電力Wsは9
8.9Wとなる。
【0087】(2)フルラインプリンタの場合、記録幅
をL(inch)とするど打ち込みインク量率RLおよ
び加熱電力WLは、 RL=L×D×F×V(ml/sec)・・・・・・(3) WL=RL×[(100−T)+h]×J/η(W)・・・・・・(4) で求めることができる。一例としてL=8、D=60
0、F=5kHz、V=2×10-8ml、T=25℃、
η=0.5とすると、打ち込みインク量率RL=0.4
8ml/secであり、加熱電力WLは2471Wであ
る。
【0088】フルラインプリンタの場合もシリアルプリ
ンタの場合と同様に、WLと通電発熱体表面温度との関
係T(WLを別に求めておき、RLで一義的に決まる温度
Trになるような条件で記録を行なえばよい。
【0089】上記計算例は被記録材が普通紙である場合
を対象としたものであり、普通紙以外の被記録材、例え
ば、透明フィルム、コート紙、光沢紙等、インクの吸収
特性が普通紙と異なるものに対しては、異なる発熱体温
度を設定することにより、記録が良好となる場合があ
り、発熱体温度は被記録材の材質に応じて適宜設定すれ
ばよい。
【0090】最終的には温度関数Trを種々な打ち込み
インク量率Rについて求め、さらに、被記録材の種類に
よる温度指定を組み合わせておき、通電発熱体の駆動回
路部に制御条件表として格納するROMを用いる等によ
り、インクジェット記録装置のプリンタドライバ等から
被記録材の指定や印字モードの指定に応じて常に最良の
加熱条件で記録が可能となる。
【0091】以下に、具体的な加熱条件を求めるために
行なった実験および該実験結果の検討内容について説明
する。
【0092】実験に際しては、キヤノン(株)製バブル
ジェットプリンタBJC−610(記録ヘッドは360
dpi、64ノズル、吐出量30pl、駆動周波数6k
Hz、水性染料インク使用)に電気抵抗15Ωの通電発
熱体を組み込み、記録紙と通電発熱体表面との距離を
0.35mm離した。菊水電子(株)製DC電源PMC
35−2Aから電力を供給して、普通紙にベタ画像を記
録させ(打ち込みインク量率Rs=0.01152ml
/sec)、記録品位と加熱電力との関係を検討したと
ころ、式(2)から計算される最大消費電力(η=0.
5として)59.3Wに対して、消費電力24.8Wで
画像品位の向上(にじみ抑制、ブリーディングの抑制、
光学濃度の向上)が見られ、この時の通電発熱体表面温
度は170℃であった。
【0093】従来の加熱定着手段では加熱した記録紙か
らインクへ伝熱させるため、過剰に加熱する必要があ
り、インク中の溶媒(水分)をすべて蒸発させるような
加熱条件でないと画像品位の十分な向上を果たせなかっ
たが、本実施例に用いられる通電発熱体は、インクに対
する加熱効率を高めた結果、従来型と比較したときに5
0%以上の省エネルギー効果を達成できるものとなって
いる。加熱定着では、記録紙上に付着したインクがどの
ような挙動により定着するかは十分には解明されていな
いが、一般に色剤溶液の熱安定性が低いため、加熱によ
り色剤が析出し、記録紙表面に凝集すること、凝集物は
高粘度で記録紙表面での移動性が低いことなどによると
思われる。
【0094】本実施例の加熱定着手段は、被記録物のう
ちインクに対する赤外線吸収特性を向上させたものであ
り、上記効果が従来の手段よりも優れているため、少な
いエネルギーで画像品位が向上するものと理解できる。
従がって本発明の加熱定着手段は完全に水分を蒸発させ
なくとも十分な効果があるため加熱手段ユニットをコン
パクトに設計でき、プリンタの小型化が可能となる。
【0095】また、溶媒(水分)をすべて蒸発させなく
とも十分な画像品位向上が得られるので、排気ファンが
必要な場合であっても最小な構成で十分である。
【0096】通電発熱体の駆動回路としては、図10の
ブロック図に示すものが―例として挙げられる。
【0097】図10において、10は通電発熱体、11
は電源、12は温度制御回路、13は温度制御器、14
は温度検知手段、15はプリンタ制御用のCPU、16
は通電発熱体の安全装置(詳細は後述)である。電源1
1は交流電源でも直流電源でもよいが最大消費電力に対
して10%程度のマージンを持つ容量のものが好まし
い。
【0098】温度制御回路12は上述した温度制御条件
を記憶するROMであり、該ROMには記録中の通電発
熱体の動作温度だけでなく、記録装置の電源が始めてオ
ンされたときの通電発熱体の暖気条件、プリント命令が
来ない記録待機時の加熱条件、プリント命令が来て所定
の温度に立ちあげるために必要な電力情報、連続して記
録する場合の記録紙間の制御温度、どの位置にある加熱
手段を選択するかなどの情報を内蔵し、これらの情報に
基づいた通電発熱体10に対する温度制御がCPU15
により行なわれる。
【0099】温度制御器13は外部信号により負荷をO
N−OFFできるものであればよい。
【0100】温度検知手段14は通電発熱体の表面温度
をセンシングするものであり、熱電対、サーミスタなど
が使用できる。
【0101】図10に示した加熱定着システムの動作に
ついて説明する。まず、プリンタに記録画像信号と被記
録材情報とがPC(Personal Computer)などから与え
られると、CPU15は与えられた信号の内容に応じて
温度制御回路(ROM)12から最適な加熱条件を選択
する。続いて、CPU15は電源11から必要な電力を
通電発熱体10に供給させる。なお、電源11のON−
OFF制御は温度制御器13を介して行なわれる。CP
U15は通電発熱体10の温度を、温度検知手段14か
ら送られてくる信号により監視し、通電発熱体10が温
度制御回路12により選択した温度に到達すると記録紙
搬送装置(不図示)に対して記録紙フィード信号を送
り、記録領域へ記録紙を搬送する。続いて、CPU15
は記録ヘッド(不図示)に記録用信号を送り、プリント
をスタートさせる。
【0102】プリンタが初めて電源ONされた場合に
は、CPU15は温度制御回路12に記憶されている暖
気条件で通電発熱体10が加熱するように制御する。プ
リンタがアイドリング状態から記録画像信号を受け、温
度の立ち上がり時間を短縮する場合には、やはり、CP
U15は温度制御回路12に記憶されている立ち上げ電
力情報に従って通電発熱体10を加熱し、温度検知手段
14からの信号により所定温度に達したことを確認する
と、温度制御器13を介して通電発熱体10への電源1
1からの供給電力をON−OFFして記録中の動作温度
を―定に保つ。記録動作が終了すると、CPU15は温
度制御回路12から暖気条件を読み取り、暖気に必要な
電力を通電発熱体10に供給させるか、通電発熱体10
への電力供給を停止する制御を行なう。
【0103】次に、図10に示した通電発熱体の安全装
置16について説明する。
【0104】発熱体は装置の制御不良により暴走した
り、記録紙のジャムにより発熱体上に停滞した記録紙が
熱損傷を受けたりといった急激な温度上昇による装置の
損傷の危険性、ひどくは火災発生の危険性を潜在的に持
っている。その対策として安全装置を設けることが効果
的であり、本実施例に用いられる通電発熱体には、それ
自身に通電を遮断する手段を設けたものが好ましく、ま
た、通電発熱体に導通する外部回路によって所定の温度
以上で通電を遮断する機構、またはこれらの手段を複合
させてもよい。
【0105】通電発熱体自身に設ける通電遮断の手段と
しては、図11に示す構成のものが挙げられる。
【0106】図11において、発熱体抵抗パターン20
の一部に温度ヒューズ21を設けたものであり、制御不
良による発熱体の急激な温度上昇に対して温度ヒューズ
が作動するまでの応答時間をできるだけ短縮するために
温度ヒューズの一部を薄膜状に形成し受熱面積を大きく
してある。なお、22は通電発熱体のアルミナ基板、2
3は電力供給用の電極である。従来の温度ヒューズは通
電する電力が大きいものに使用されるため、比較的熱容
量が大きく、温度ヒューズが溶解するまでの応答時間を
短縮することが困難であった。温度ヒューズ21として
は、Snや半田などの低融点金属、低融点合金で形成す
ることが好ましく、その溶解温度は通電発熱体を使用す
る最大温度を基準として、それよりもやや高く設定する
とよい。図12は、装置外部に設けられた安全装置の構
成を示すブロック図である。
【0107】図12において、24は赤外線受光素子で
あり、25は検出回路、26は温度制御部、27はSS
R(ソリッドステートリレー)、28は電磁クラッチ、
10は通電発熱体である。
【0108】本実施例の動作について説明する。検出回
路25は受光量に比例して変化する赤外線受光素子24
を流れる電流を電圧に変換する。温度制御部26は、検
出電圧が所定の値よりも小さなときに通電発熱体10が
動作中と判断する。温度制御部26が通電発熱体10に
電力を供給していると認識しているときに、通電発熱体
10の異常昇温が発生した場合、発生した異常昇温は赤
外線受光素子24により直ちに検知され、検出回路25
は、温度制御部26に正常な検出電圧より高い電圧が送
出され、これを受けた温度制御部26は以下のように動
作する。
【0109】温度制御部26は正常な検出電圧よりも高
い電圧を受けると、通電発熱体10の電力供給線に直結
されている電磁クラッチ28をオフとして通電発熱体1
0への電力供給を遮断し、通電発熱体10の暴走を回避
する。
【0110】以上これまで説明した各実施例の構成を備
えるインクジェット記録装置として図13に示すものに
ついて説明する。
【0111】図13中、30は記録ヘッド100と対向
した位置に設置された通電発熱体であり、図1中の曲線
Aの赤外線放射特性を有するものである。通電発熱体3
0は、幅10mm、厚さ0.6mmのアルミナ基板上に
Ag−Pdからなる抵抗体パターンと、その上部に、S
i55,Fe18,Zr15,Ti8,Mn4(wt
%)からなる酸化物皮膜を20μmの厚さに形成したも
ので、電気抵抗は15Ωである。最大消費電力は35W
であって、A4サイズのフルカラー画像毎分4枚のスル
ープットまで加熱定着の効果が出る。
【0112】32はスクリーングリッドであって、板厚
0.1mmのSUS304で形成されたものである。3
3はガイドであって、スクリ−ングリッド32と同じ材
料で作製されている。34は紙搬送手段であり、ゴムロ
ーラの形状をしている。35は星車の形状をした記録紙
の搬送を補助するガイド、36は駆動回路および温度制
御部をユニット化したものであり、具体的な構成は図1
0に示したものと同様である。
【0113】図14は、記録ヘッド100、通電発熱体
30、スクリーングリッド32、ガイド33、ゴムロー
ラ34、星車ガイド35、それぞれの相互位置関係を示
す断面図である。本実施例において、通電発熱体30と
スクリーングリッド31とは0.35mmの空間を設け
てある。
【0114】本実施例のインクジェット記録装置は、上
述したような様々な効果を奏するものであるが、基本的
な特徴として、通電発熱体として赤外線の放射特性が4
〜10μmの範囲に最大値を持つものを使用しているた
めに、インクに効率よく熱が吸収され、記録紙には熱が
吸収されにくいものとなっている。この効果を確認する
ための実験として、通電発熱体の上に普通紙を置き、紙
の加熱変色温度に上昇させたところ3分間は変色が発生
しなかった。その後、紙を放置すると、やがて変色は発
生したものの紙の焦げや発煙までには至らなかった。一
方、赤外線放射特性が従来型の通電発熱体について同様
の実験を行なったところ、30秒で変色が始まり、その
後、放置すると発煙が始まって危険な状況となった。
【0115】上述したように本実施例の記録装置には十
分な通電発熱体の暴走を回避する安全対策が講じられて
いるが、通電発熱体自体が紙に対する加熱効率の低いも
のであるため、安全性はさらに向上したものとなってい
る。
【0116】実施例2 図15は本発明に係る第2の実施例としてのインクジェ
ット記録装置の構成を示す断面図である。
【0117】本実施例は図13に示した第1の実施例
に、さらに、記録する手前の位置にシート状ヒータ37
を記録紙の裏面から加熱するように設置したものであ
る。本実施例のその他の構成は図13に示した実施例と
同様である。
【0118】本実施例では、画像品位については第1の
実施例と同等であるが、記録紙の熱変形防止効果が第1
の実施例より高いものとなった。
【0119】実施例3 図16は本発明に係る第3の実施例としてのインクジェ
ット記録装置の構成を示す断面図である。
【0120】本実施例は、図13に示した第1の実施例
に、記録した後の位置にハロゲンランプヒータ38を記
録紙の裏面から加熱するように設置したものである。
【0121】本実施例では、画像品位については第1の
実施例と同等であるが、記録した後の印字物の乾燥性が
第1の実施例よりも高く、また、変形も少なかった。
【0122】実施例4 図17は本発明に係る第4の実施例としてのインクジェ
ット記録装置の構成を示す断面図である。
【0123】本実施例は図13に示した第1の実施例
に、幅40mm、厚さ0.6mmの1枚のアルミナ基板
上に形成され、図11に示したものと同じパターンの通
電発熱体39,40を並列に2本配置したものである。
通電発熱体39は記録ヘッド100と対向して設置さ
れ、通電発熱体40は記録後となる位置に、記録紙裏面
から加熱するように設置されている。本実施例のその他
の構成は図13に示した実施例と同様である。
【0124】本実施例の効果は第3の実施例と同様に、
画像品位については第1の実施例と同等であるが、記録
した後の印字物の乾燥性が第1の実施例よりも高く、ま
た、変形も少ないものであるが、記録装置を第3の実施
例のものよりも小型化することができた。
【0125】実施例5 図18は、本発明に係る第5の実施例としてのインクジ
ェット記録装置の構成を示す断面図である。
【0126】本実施例は、記録する手前の位置に記録紙
の表側を加熱するようにシート状ヒータ41を設置し、
記録ヘッドと対向する位置に、第1の実施例と同様の構
成の通電発熱体42を設置したものである。本実施例の
その他の構成は図13に示した実施例と同様である。
【0127】本実施例では、画像品位については第1の
実施例と同等であるが、記録紙の熱変形防止効果が第1
の実施例より高いものとなった。
【0128】実施例6 図19は本発明に係る第6の実施例としてのインクジェ
ット記録装置の構成を示す断面図である。
【0129】本実施例は、記録した後の位置に記録紙の
表面を加熱するようにセラミックヒータ46を設置し、
記録ヘッドと対向する位置に、第1の実施例と同様の構
成の通電発熱体30を設置したものである。本実施例の
その他の構成は図13に示した実施例と同様である。
【0130】本実施例では、画像品位については第1の
実施例と同等であるが、浸透性の低いインクを使用した
場合の記録紙の乾燥が高く、記録紙の熱変形防止効果が
第1の実施例より高いものとなった。
【0131】実施例7 図20は本発明に係る第7の実施例としてのインクジェ
ット記録装置の構成を示す斜視図である。
【0132】本実施例は、記録ヘッド101と対向する
位置に、第1実施例と同様の構成の通電発熱体43、4
4を並列に設置したもので、通電発熱体43、44はA
1サイズの用紙幅より左右10mm長い長さにそれぞれ
がユニット化されている。通電発熱体43,44の消費
電力は300Wであり、独立に温度制御できるようにし
てある。45は大判用のスクリーングリッドである。本
実施例では、A1サイズの大型の用紙にコックリングや
ムラのない高品位記録が可能であった。
【0133】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、通電発熱
抵抗体の放射する赤外線放射特性を最適化し、常に最良
の記録画像が得られるような加熱位置と温度制御を行う
ため以下に示す優れた加熱定着効果が得られ、しかも安
全性の高いインクジェット記録装置である。
【0134】高発色であり、にじみが減少し、ブリーデ
ィングが抑制され、コックリングが減少することなどか
ら、品位が向上した画像を得ることができる効果があ
る。
【0135】また、低消費電力であるため、電源容量が
小さくて済み、反射板など付加物が少なく、ヒーターユ
ニットを軽量小型化できるので、パーソナルユースの小
型プリンタにも使用することができる。
【0136】水系インクを使用する場合は、水蒸気の発
生が少ないので、水蒸気による装置損傷が回避される。
また、水系インクにも非水系インクにも加熱効果が高い
ものとなっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】通電発熱体の赤外線放射率の測定データであ
り、曲線Aは本発明に係る実施例としての通電発熱体、
曲線Bは従来例のセラミックヒータ、曲線Cは赤外線ラ
ンプの赤外線放射率を示している。
【図2】(a)〜(c)のそれぞれは被加熱物の赤外線
吸収スペクトル測定データであり、(A)は水性イン
ク、(B)は記録紙、(C)は非水系インクの赤外線吸
収スペクトルをそれぞれ示している。
【図3】図2(a)〜(c)の3つのスペクトルを重ね
て示したものである。
【図4】本発明に係る実施例の通電発熱体の構造を示す
図であり、(a)は平面図、(b)は(a)中のA−A
断面図である。
【図5】加熱手段を様々に組み合せたときの効果を説明
するための図である。
【図6】本発明に係る実施例の通電発熱体の配置場所に
ついて説明するための図である。
【図7】本発明に係る実施例の被記録材を接触支持する
スクリーングリッドの構成を示す図である。
【図8】本発明に係る実施例の被記録材を接触支持する
スクリーングリッドの構成を示す図である。
【図9】被記録材の搬送を補助するためのガイドの構成
を示す図である。
【図10】本発明に係る実施例の通電発熱体の駆動回路
の構成を示す図である。
【図11】本発明に係る実施例の通電発熱体の発熱体自
身に設けた安全装置の構成を示す図である。
【図12】本発明に係る実施例の通電発熱体の外部に接
続した安全装置の構成を示す図である。
【図13】第1の実施例としてのインクジェット記録装
置の構成を示す図である。
【図14】第1の実施例としてのインクジェット記録装
置の主要構成部の相互の位置関係を示す断面図である。
【図15】第2の実施例としてのインクジェット記録装
置の構成を示す図である。
【図16】第3の実施例としてのインクジェット記録装
置の構成を示す図である。
【図17】第4の実施例としてのインクジェット記録装
置の構成を示す図である。
【図18】第5の実施例としてのインクジェット記録装
置の構成を示す図である。
【図19】第6の実施例としてのインクジェット記録装
置の構成を示す図である。
【図20】第7の実施例としてのインクジェット記録装
置の構成を示す図である。
【符号の説明】
10,30,39,40,42,43,44 通電
発熱体 11 電源 12 温度制御回路 13 温度制御器 14 温度検知手段 15 プリンタの制御用CPU 16 通電発熱体の安全装置 20 発熱抵抗体パターン 21 温度ヒューズ 22 通電発熱体基板 23 電極 24 赤外線受光素子 25 検出回路 26 温度制御部 27 SSR 28 電磁クラッチ 50 赤外線放射皮膜 51 保護層 37,41 シート状ヒータ 32,45 スクリーングリッド 33 ガイド 34 紙搬送手段(ゴムローラ) 35 記録紙の搬送を補助するガイド(星車) 36 駆動回路と温度制御部のユニット 38 ハロゲンランプヒータ 80,83 開口部 81,84 開き角度 82,85 グリッド幅 100,101 記録ヘッド

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吐出口から記録液滴を吐出させる記録ヘ
    ッドを用いて該記録液滴を被記録材に付着させて画像の
    形成を行うインクジェット記録装置において、 前記被記録材が搬送される搬送路と、 前記搬送路に配され前記被記録材および記録液を加熱す
    る加熱手段とを備え、 前記加熱手段は、放射する赤外線の放射率εが波長4μ
    m〜10μmの範囲に最大値を持つピーク波形を備えた
    放射特性の発熱体を有することを特徴とするインクジェ
    ット記録装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のインクジェット記録装置
    において、 発熱体が、被記録材の記録面の裏側から被記録材および
    記録液を加熱する位置に配置されていることを特徴とす
    るインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載のインク
    ジェット記録装置において、 発熱体による加熱が行なわれる位置にて前記記録紙を支
    持する赤外線放射率εの低い部材で構成された支持部材
    が配されていることを特徴とするインクジェット記録装
    置。
  4. 【請求項4】 吐出口から記録液滴を吐出させる記録ヘ
    ッドを用いて該記録液滴を被記録材に付着させて画像の
    形成を行うインクジェット記録装置において、 前記被記録材が搬送される搬送路と、 前記搬送路に配され前記被記録材および記録液を加熱す
    る加熱手段とを備え、 前記加熱手段は、放射する赤外線の放射率εが波長4μ
    m〜10μmの範囲に最大値を持つピーク波形を備えた
    放射特性であり、前記記録ヘッドと対向する位置に設け
    られた発熱体を有することを特徴とするインクジェット
    記録装置。
  5. 【請求項5】 吐出口から記録液滴を吐出させる記録ヘ
    ッドを用いて該記録液滴を被記録材に付着させて画像の
    形成を行うインクジェット記録装置において、 前記被記録材が搬送される搬送路と、 前記搬送路に配され前記被記録材および記録液を加熱す
    る加熱手段とを備え、 前記加熱手段は、放射する赤外線の放射率εが波長4μ
    m〜10μmの範囲に最大値を持つピーク波形を備えた
    放射特性の第1の発熱体と、該第1の発熱体と放射特性
    が異なる第2の発熱体とを備え、 前記第1の発熱体は前記記録ヘッドと対向する位置に設
    けられ、 前記第2の発熱体は、記録前の被記録材を加熱する位置
    に設けられることを特徴とするインクジェット記録装
    置。
  6. 【請求項6】 吐出口から記録液滴を吐出させる記録ヘ
    ッドを用いて該記録液滴を被記録材に付着させて画像の
    形成を行うインクジェット記録装置において、 前記被記録材が搬送される搬送路と、 前記搬送路に配され前記被記録材および記録液を加熱す
    る加熱手段とを備え、 前記加熱手段は、放射する赤外線の放射率εが波長4μ
    m〜10μmの範囲に最大値を持つピーク波形を備えた
    放射特性の第1の発熱体と、該第1の発熱体と放射特性
    が異なる第2の発熱体とを備え、 前記第1の発熱体は前記記録ヘッドと対向する位置に設
    けられ、 前記第2の発熱体は、記録後の被記録材を加熱する位置
    に設けられることを特徴とするインクジェット記録装
    置。
  7. 【請求項7】 吐出口から記録液滴を吐出させる記録ヘ
    ッドを用いて該記録液滴を被記録材に付着させて画像の
    形成を行うインクジェット記録装置において、 前記被記録材が搬送される搬送路と、 前記搬送路に配され前記被記録材および記録液を加熱す
    る加熱手段とを備え、 前記加熱手段は、放射する赤外線の放射率εが波長4μ
    m〜10μmの範囲に最大値を持つピーク波形を備えた
    放射特性の第1の発熱体と、該第1の発熱体と放射特性
    が異なる第2の発熱体とを備え、 前記第1の発熱体は前記記録ヘッドと対向する位置に設
    けられ、 前記第2の発熱体は、記録前および記録後の被記録材を
    加熱する位置にそれぞれ設けられることを特徴とするイ
    ンクジェット記録装置。
  8. 【請求項8】 請求項5乃至請求項7のいずれかに記載
    のインクジェット記録装置において、 発熱体の表面温度が記録前の被記録材を加熱する第2の
    発熱体の表面温度以上であるとともに、発熱体および第
    2の発熱体の表面温度のいずれも被記録材に変形が生じ
    る変質温度を越えないものであることを特徴とするイン
    クジェット記録装置。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至請求項8のいずれかに記載
    のインクジェット記録装置であって、 被記録材を加熱する発熱体の表面温度が、被記録材の種
    類と単位時間に被記録材に付与される記録液量との組み
    合わせにより定められる温度であることを特徴とするイ
    ンクジェット記録装置。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至請求項9のいずれかに記
    載のインクジェット記録装置において、 発熱体により加熱される加熱幅が記録ヘッドにより記録
    される記録幅の1/2以上であるとともに、前記発熱体
    は前記記録幅の1/2以上が前記加熱幅に重なって投影
    される位置に設けられることを特徴とするインクジェッ
    ト記録装置。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至請求項10のいずれかに
    記載のインクジェット記録装置において、 発熱体が、Mg,Al,Si,Ti,Cr,Mn,F
    e,Co,Ni,Cu,Zrの元素群から選択された2
    種類以上の元素の酸化物を含む皮膜で覆われていること
    を特徴とするインクジェット記録装置。
  12. 【請求項12】 請求項1乃至請求項10のいずれかに
    記載のインクジェット記録装置において、 発熱体が、Mg,Al,Si,Ti,Cr,Mn,F
    e,Co,Ni,Cu,Zrの元素群から選択された1
    種類以上の元素と炭素を含む酸化物皮膜で覆われている
    ことを特徴とするインクジェット記録装置。
  13. 【請求項13】 請求項1乃至請求項10のいずれかに
    記載のインクジェット記録装置において、 発熱体が、自身の温度が所定の温度以上となったときに
    自身への発熱のための通電を遮断する手段を有すること
    を特徴とするインクジェット記録装置。
  14. 【請求項14】 請求項1乃至請求項10のいずれかに
    記載のインクジェット記録装置において、 発熱体が所定の温度以上となったときに、発熱体への発
    熱のための通電を遮断する遮断回路を有することを特徴
    とするインクジェット記録装置。
  15. 【請求項15】 請求項3記載のインクジェット記録装
    置において、 被記録材を支持する部材が、被記録材の移動方向に対し
    て開き角度を持った多数の開口部を有する格子状の平板
    であることを特徴とするインクジェット記録装置。
  16. 【請求項16】 請求項15記載のインクジェット記録
    装置において、 被記録材を支持する部材が、赤外線放射率εが0.1以
    下であることを特徴とするインクジェット記録装置。
  17. 【請求項17】 請求項3、請求項15、請求項16の
    いずれかに記載のインクジェット記録装置において、 被記録材の移動方向に対して開き角度を持った多数の波
    状のエッジを有する平板からなり、被記録材を支持する
    部材と対向する位置に設けられた被記録材の搬送を補助
    するためのガイドを有することを特徴とするインクジェ
    ット記録装置。
  18. 【請求項18】 請求項17に記載のインクジェット記
    録装置において、 ガイドが、赤外線放射率εが0.1以下であることを特
    徴とするインクジェット記録装置。
  19. 【請求項19】 吐出口から記録液滴を吐出させる記録
    ヘッドを用いて被記録材に該記録液滴を付着させて画像
    の形成を行うインクジェット記録方法において、 被記録材に前記記録液滴を付着させて画像の形成を行う
    工程と、 放射率εが波長4μm以上10μm以下の範囲に最大値
    を持つピーク形状を備えた放射特性の赤外線を用いて前
    記被記録材及び前記記録液滴を加熱する工程と、を有す
    ることを特徴とするインクジェット記録方法。
  20. 【請求項20】 吐出口から記録液滴を吐出させる記録
    ヘッドを用いて被記録材に該記録液滴を付着させて画像
    の形成を行うインクジェット記録装置に用いられる発熱
    体であって、 インクジェット記録装置への取り付け部と、 放射率εが波長4μm以上10μm以下の範囲に最大値
    を持つピーク形状を備えた放射特性の赤外線を発生する
    発熱部と、を有することを特徴とする発熱体。
JP10065215A 1997-03-25 1998-03-16 インクジェット記録方法と装置、及び該装置に用いられる定着発熱体 Pending JPH10323974A (ja)

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