JPH10324126A - 車両用サスペンション装置 - Google Patents
車両用サスペンション装置Info
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- JPH10324126A JPH10324126A JP9149942A JP14994297A JPH10324126A JP H10324126 A JPH10324126 A JP H10324126A JP 9149942 A JP9149942 A JP 9149942A JP 14994297 A JP14994297 A JP 14994297A JP H10324126 A JPH10324126 A JP H10324126A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vehicle
- suspension device
- axle
- support member
- body frame
- Prior art date
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
- B60G11/00—Resilient suspensions characterised by arrangement, location or kind of springs
- B60G11/26—Resilient suspensions characterised by arrangement, location or kind of springs having fluid springs only, e.g. hydropneumatic springs
- B60G11/28—Resilient suspensions characterised by arrangement, location or kind of springs having fluid springs only, e.g. hydropneumatic springs characterised by means specially adapted for attaching the spring to axle or sprung part of the vehicle
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F9/00—Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium
- F16F9/02—Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium using gas only or vacuum
- F16F9/04—Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium using gas only or vacuum in a chamber with a flexible wall
- F16F9/0454—Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium using gas only or vacuum in a chamber with a flexible wall characterised by the assembling method or by the mounting arrangement, e.g. mounting of the membrane
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16F9/05—Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium using gas only or vacuum in a chamber with a flexible wall the flexible wall being of the rolling diaphragm type
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
- B60G2200/00—Indexing codes relating to suspension types
- B60G2200/30—Rigid axle suspensions
- B60G2200/314—Rigid axle suspensions with longitudinally arranged arms articulated on the axle
- B60G2200/315—Rigid axle suspensions with longitudinally arranged arms articulated on the axle at least one of the arms having an A or V shape
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- B60G2204/00—Indexing codes related to suspensions per se or to auxiliary parts
- B60G2204/40—Auxiliary suspension parts; Adjustment of suspensions
- B60G2204/45—Stops limiting travel
- B60G2204/4502—Stops limiting travel using resilient buffer
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Vehicle Body Suspensions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 この発明は,アクスルケースに取り付けたビ
ームと車体フレームとの間に設けられるエアばねの支持
部材とビームとの干渉を防止して,エアばねのエア室の
エア漏れを防止する。 【解決手段】 アクスルケースに取り付けられたビーム
24の端部と車体フレーム2と間には,エアばね60が
設けられている。エアばね60の第2支持部材であるピ
ストン85を構成するハウジング部68の下端部とビー
ム24との間には,ビーム24が曲げ変形したときにハ
ウジング部68と干渉しないように逃げ部82が形成さ
れている。したがって,ハウジング部68はビーム24
との衝突によって損傷を受けない。また,ダイヤフラム
63内のエア室66と連通孔73を通じて連通するハウ
ジング部68内の補助エア室69の気密が保たれる。
ームと車体フレームとの間に設けられるエアばねの支持
部材とビームとの干渉を防止して,エアばねのエア室の
エア漏れを防止する。 【解決手段】 アクスルケースに取り付けられたビーム
24の端部と車体フレーム2と間には,エアばね60が
設けられている。エアばね60の第2支持部材であるピ
ストン85を構成するハウジング部68の下端部とビー
ム24との間には,ビーム24が曲げ変形したときにハ
ウジング部68と干渉しないように逃げ部82が形成さ
れている。したがって,ハウジング部68はビーム24
との衝突によって損傷を受けない。また,ダイヤフラム
63内のエア室66と連通孔73を通じて連通するハウ
ジング部68内の補助エア室69の気密が保たれる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は,車両に装備され
るエアサスペンション装置に関する。
るエアサスペンション装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来,大型車両として,図3に示される
ような,車体フレーム2の前方に前車軸3を,後方に2
軸の後車軸4を有する後2軸車両1がある。かかる後2
軸車両1においては,後車軸4を前方の駆動車軸5と後
方の従動車軸6とから構成し,前車輪を含めて6輪のう
ち2輪を駆動するいわゆる後2軸1軸駆動(6×2)の
車両として,動力伝達系を簡素化するのが普通である。
車両1と積荷の全重量WGは,前車軸3に設けられた前
タイヤ7(荷重WFを支持する)と後車軸4に設けられ
た後タイヤ8,9(荷重WRを支持する)とに分配され
て路面に支持される。全荷重WRのうち,駆動車軸5が
WRFを,従動車軸6がWRR(通常は,WRR=WR
F)を分担しており,一本の車軸が負担する軸重を少な
くして,且つ全体としてより大きな積載荷重に耐えられ
る車両を提供している。
ような,車体フレーム2の前方に前車軸3を,後方に2
軸の後車軸4を有する後2軸車両1がある。かかる後2
軸車両1においては,後車軸4を前方の駆動車軸5と後
方の従動車軸6とから構成し,前車輪を含めて6輪のう
ち2輪を駆動するいわゆる後2軸1軸駆動(6×2)の
車両として,動力伝達系を簡素化するのが普通である。
車両1と積荷の全重量WGは,前車軸3に設けられた前
タイヤ7(荷重WFを支持する)と後車軸4に設けられ
た後タイヤ8,9(荷重WRを支持する)とに分配され
て路面に支持される。全荷重WRのうち,駆動車軸5が
WRFを,従動車軸6がWRR(通常は,WRR=WR
F)を分担しており,一本の車軸が負担する軸重を少な
くして,且つ全体としてより大きな積載荷重に耐えられ
る車両を提供している。
【0003】このような,後2軸車両1において,後車
軸4のサスペンション装置は,車体フレーム2と各車軸
5,6を回転自在に支持するアクスルケースとの間に,
板ばね(リーフスプリング),エアばね(例えば,特開
平5−169956号公報参照),又はエアばねと板ば
ねとを併用したものを介装することによって構成されて
いる。いずれの構成においても,ばねの固有の振動数と
車体フレーム2の振動数とが一致すると,ばねの振動は
共振状態になり振動の収束性が悪い。そのため,車体フ
レーム2とアクスルケースとの間にショックアブソーバ
を配設して,振動を吸収することが行われている。
軸4のサスペンション装置は,車体フレーム2と各車軸
5,6を回転自在に支持するアクスルケースとの間に,
板ばね(リーフスプリング),エアばね(例えば,特開
平5−169956号公報参照),又はエアばねと板ば
ねとを併用したものを介装することによって構成されて
いる。いずれの構成においても,ばねの固有の振動数と
車体フレーム2の振動数とが一致すると,ばねの振動は
共振状態になり振動の収束性が悪い。そのため,車体フ
レーム2とアクスルケースとの間にショックアブソーバ
を配設して,振動を吸収することが行われている。
【0004】後車軸4のサスペンション装置として,駆
動車軸5と従動車軸6とをいずれもエアばね21を用い
て支持したエアサスペンション装置の例が図4に示され
ている。エアばね21は,板ばねと比較して,エアの供
給のための各種タンクや配管系統を考慮にいれても,な
お充分重量を軽減することができる点で有利である。こ
のエアサスペンション装置では,車体フレーム2を車輪
に対して柔軟に支持することが可能となるが,反面,エ
アばね21のばね定数が小さいため,僅かな力の変化で
大きな上下方向の変位の変化,即ち,横揺れが生じる。
したがって,一般に,エアばねを用いた後2軸車両用サ
スペンション装置においては,車体フレーム2の傾きを
水平に保たせるスタビライザの剛性が他の形態のばねを
用いるサスペンションと比較して高く設定されている。
動車軸5と従動車軸6とをいずれもエアばね21を用い
て支持したエアサスペンション装置の例が図4に示され
ている。エアばね21は,板ばねと比較して,エアの供
給のための各種タンクや配管系統を考慮にいれても,な
お充分重量を軽減することができる点で有利である。こ
のエアサスペンション装置では,車体フレーム2を車輪
に対して柔軟に支持することが可能となるが,反面,エ
アばね21のばね定数が小さいため,僅かな力の変化で
大きな上下方向の変位の変化,即ち,横揺れが生じる。
したがって,一般に,エアばねを用いた後2軸車両用サ
スペンション装置においては,車体フレーム2の傾きを
水平に保たせるスタビライザの剛性が他の形態のばねを
用いるサスペンションと比較して高く設定されている。
【0005】図4において車体フレーム2は,想像線で
描かれているように,車幅方向両側において車両の前後
方向に延びるサイドメンバ20と,後車軸4の中央位置
において車幅方向に延びるクロスメンバ29とから構成
されている。後車軸4の中央位置において,トルクロッ
ドブラケット22が取付け板23を介してサイドメンバ
20の外側面に固定されている。トルクロッドブラケッ
ト22は,駆動車軸5と従動車軸6との軸中心を結ぶレ
ベルよりも下方まで垂下している。駆動車軸5を回転自
在に支持するアクスルケース13と,従動車軸6を回転
自在に支持するアクスルケース14の両端下部には,取
付組立体25によって車両の前後方向に水平に延びるビ
ーム24が取り付けられている。各ビーム24の前後の
端部と車体フレーム2との間には,エアばね21が介装
されている。エアばね21は後車軸4について計8個用
いられており,車体フレーム2から後車軸4に作用する
荷重が8個のエアばね21に分散支持されるので,各エ
アばね21の負担が軽減している。エアばね21が支持
した荷重は,アクスルケース13又は14からタイヤ
8,9に伝達されて路面に支持される。エアばね21は
ばね定数が小さいので,エアばね21のみの支持では,
車体フレーム2は振動し易く且つ共振状態になると振動
の減衰が長期にわたって続く。これを防ぐため,各ビー
ム24と車体フレーム2との間にはショックアブソーバ
26が配設されて,車体フレーム2の振動減衰が図られ
ている。
描かれているように,車幅方向両側において車両の前後
方向に延びるサイドメンバ20と,後車軸4の中央位置
において車幅方向に延びるクロスメンバ29とから構成
されている。後車軸4の中央位置において,トルクロッ
ドブラケット22が取付け板23を介してサイドメンバ
20の外側面に固定されている。トルクロッドブラケッ
ト22は,駆動車軸5と従動車軸6との軸中心を結ぶレ
ベルよりも下方まで垂下している。駆動車軸5を回転自
在に支持するアクスルケース13と,従動車軸6を回転
自在に支持するアクスルケース14の両端下部には,取
付組立体25によって車両の前後方向に水平に延びるビ
ーム24が取り付けられている。各ビーム24の前後の
端部と車体フレーム2との間には,エアばね21が介装
されている。エアばね21は後車軸4について計8個用
いられており,車体フレーム2から後車軸4に作用する
荷重が8個のエアばね21に分散支持されるので,各エ
アばね21の負担が軽減している。エアばね21が支持
した荷重は,アクスルケース13又は14からタイヤ
8,9に伝達されて路面に支持される。エアばね21は
ばね定数が小さいので,エアばね21のみの支持では,
車体フレーム2は振動し易く且つ共振状態になると振動
の減衰が長期にわたって続く。これを防ぐため,各ビー
ム24と車体フレーム2との間にはショックアブソーバ
26が配設されて,車体フレーム2の振動減衰が図られ
ている。
【0006】車幅方向の各側において,トルクロッドブ
ラケット22と,アクスルケース13及びアクスルケー
ス14にそれぞれ取り付けられたビーム24との間に
は,トルクロッド17が設けられている。トルクロッド
17の各端部は,トルクロッドブラケット22の下端
と,ビーム24の下部とに対して車両横方向の軸を有す
る枢着部(片側のトルクロッド17についての枢着部2
7のみ図示)によって枢着されている。トルクロッド1
7は,ロッドの軸方向には力を伝達可能であるので,加
速時の駆動力や減速時の制動力等の車体フレーム2と車
輪側との間に働く車両前後方向の力を伝達する働きをす
るが,車両が凹凸路面を走行する場合に,車輪側,即
ち,タイヤ,アクスルケース13,14及びビーム24
が車体フレーム2に対して上下方向に変位するのを拘束
しない。したがって,この変位に対してはサスペンショ
ン装置が作動し,サスペンション装置は,路面からの衝
撃が車体フレーム2にそのまま伝達されるのを緩和する
働きをする。
ラケット22と,アクスルケース13及びアクスルケー
ス14にそれぞれ取り付けられたビーム24との間に
は,トルクロッド17が設けられている。トルクロッド
17の各端部は,トルクロッドブラケット22の下端
と,ビーム24の下部とに対して車両横方向の軸を有す
る枢着部(片側のトルクロッド17についての枢着部2
7のみ図示)によって枢着されている。トルクロッド1
7は,ロッドの軸方向には力を伝達可能であるので,加
速時の駆動力や減速時の制動力等の車体フレーム2と車
輪側との間に働く車両前後方向の力を伝達する働きをす
るが,車両が凹凸路面を走行する場合に,車輪側,即
ち,タイヤ,アクスルケース13,14及びビーム24
が車体フレーム2に対して上下方向に変位するのを拘束
しない。したがって,この変位に対してはサスペンショ
ン装置が作動し,サスペンション装置は,路面からの衝
撃が車体フレーム2にそのまま伝達されるのを緩和する
働きをする。
【0007】後車軸4の中央位置において,左右のサイ
ドメンバ20,20間には,クロスメンバ29が掛け渡
されて,例えばリベットやボルトにて一体的に固定され
ている。クロスメンバ29の両端部が車体フレーム2と
交差する交差部30と,アクスルケース13との間には
前方Vロッド32が配置され,交差部30とアクスルケ
ース14との間には後方Vロッド33が配置されてい
る。前方Vロッド32は,交差部30と駆動車軸5のデ
ィファレンシャル装置を内蔵するハウジングカバー31
との間に,車両後方に向かって広がった状態に配置され
ている。即ち,駆動車軸5のアクスルケース13と一体
構成されたハウジングカバー31の膨出上部に取り付け
られた前方取付けブラケット35に対して,前方Vロッ
ド32の会合端部34が連結されている。また,前方V
ロッド32の各分岐端部36は,交差部30において車
体フレーム2とクロスメンバ29とに取付けられた交差
ブラケット37に対して連結されている。
ドメンバ20,20間には,クロスメンバ29が掛け渡
されて,例えばリベットやボルトにて一体的に固定され
ている。クロスメンバ29の両端部が車体フレーム2と
交差する交差部30と,アクスルケース13との間には
前方Vロッド32が配置され,交差部30とアクスルケ
ース14との間には後方Vロッド33が配置されてい
る。前方Vロッド32は,交差部30と駆動車軸5のデ
ィファレンシャル装置を内蔵するハウジングカバー31
との間に,車両後方に向かって広がった状態に配置され
ている。即ち,駆動車軸5のアクスルケース13と一体
構成されたハウジングカバー31の膨出上部に取り付け
られた前方取付けブラケット35に対して,前方Vロッ
ド32の会合端部34が連結されている。また,前方V
ロッド32の各分岐端部36は,交差部30において車
体フレーム2とクロスメンバ29とに取付けられた交差
ブラケット37に対して連結されている。
【0008】後方Vロッド33は,車体フレーム2と交
差する交差部30と,従動車軸6のアクスルケース14
に取り付けられた後方取付けブラケット38との間にお
いて,車両前方に向かって分岐した状態に配置されてい
る。即ち,従動車軸6のアクスルケース14の上面に取
り付けられた後方取付けブラケット38に対して,後方
Vロッド33の会合端部39が枢着され,後方Vロッド
33の各分岐端部40が,交差部30において車体フレ
ーム2とクロスメンバ29とに取付けられた交差ブラケ
ット41に対して連結されている。交差ブラケット41
は,前方Vロッド32についての交差ブラケット37と
対称配置されており,クロスメンバ29を間に挟んだ状
態で背中合わせにして連結されている。
差する交差部30と,従動車軸6のアクスルケース14
に取り付けられた後方取付けブラケット38との間にお
いて,車両前方に向かって分岐した状態に配置されてい
る。即ち,従動車軸6のアクスルケース14の上面に取
り付けられた後方取付けブラケット38に対して,後方
Vロッド33の会合端部39が枢着され,後方Vロッド
33の各分岐端部40が,交差部30において車体フレ
ーム2とクロスメンバ29とに取付けられた交差ブラケ
ット41に対して連結されている。交差ブラケット41
は,前方Vロッド32についての交差ブラケット37と
対称配置されており,クロスメンバ29を間に挟んだ状
態で背中合わせにして連結されている。
【0009】前方Vロッド32と後方Vロッド33と
は,トルクロッド17の場合と同様に,車両が凹凸路面
を走行する場合にサスペンションが機能するように,タ
イヤ8,9とアクスルケース13,14を含む後車軸4
が車体フレーム2に対して上下方向に変位するのを許容
しなければならない。そのため,前方Vロッド32と後
方Vロッド33において,会合端部34は前方取付けブ
ラケット35に対して駆動車軸5と平行な軸の回りに回
動可能に連結され,会合端部39は後方取付けブラケッ
ト38に対して従動車軸6に平行な軸の回りに回動可能
に連結されている。同様に,前方Vロッド32の分岐端
部36は交差ブラケット37に対して,また後方Vロッ
ド33の分岐端部40も交差ブラケット41に対して回
動可能に連結されている。会合端部34,39と分岐端
部36,40は,上記ブラケット35,38,37,4
1に対して回動可能に連結されるので,前方Vロッド3
2と後方Vロッド33とを各ブラケットに取り付けるに
際してロッドの姿勢を整えることもできる。なお,会合
端部34,39と分岐端部36,40は,上記ブラケッ
ト35,38,37,41に対して不用意な動きをしな
いように,摩擦滑りによって回動可能とする摩擦ブシュ
が介装されている。
は,トルクロッド17の場合と同様に,車両が凹凸路面
を走行する場合にサスペンションが機能するように,タ
イヤ8,9とアクスルケース13,14を含む後車軸4
が車体フレーム2に対して上下方向に変位するのを許容
しなければならない。そのため,前方Vロッド32と後
方Vロッド33において,会合端部34は前方取付けブ
ラケット35に対して駆動車軸5と平行な軸の回りに回
動可能に連結され,会合端部39は後方取付けブラケッ
ト38に対して従動車軸6に平行な軸の回りに回動可能
に連結されている。同様に,前方Vロッド32の分岐端
部36は交差ブラケット37に対して,また後方Vロッ
ド33の分岐端部40も交差ブラケット41に対して回
動可能に連結されている。会合端部34,39と分岐端
部36,40は,上記ブラケット35,38,37,4
1に対して回動可能に連結されるので,前方Vロッド3
2と後方Vロッド33とを各ブラケットに取り付けるに
際してロッドの姿勢を整えることもできる。なお,会合
端部34,39と分岐端部36,40は,上記ブラケッ
ト35,38,37,41に対して不用意な動きをしな
いように,摩擦滑りによって回動可能とする摩擦ブシュ
が介装されている。
【0010】前方Vロッド32と後方Vロッド33と
は,車体フレーム2とアクスルケース13,14との間
に作用する車両前後方向の力について,トルクロッド1
7と同様に伝達する機能を有する。更に,前方Vロッド
32と後方Vロッド33とは,V字形の構造の故に,ア
クスルケース13,14と車体フレーム2との間におい
て車両横方向の力を伝達することもできる。
は,車体フレーム2とアクスルケース13,14との間
に作用する車両前後方向の力について,トルクロッド1
7と同様に伝達する機能を有する。更に,前方Vロッド
32と後方Vロッド33とは,V字形の構造の故に,ア
クスルケース13,14と車体フレーム2との間におい
て車両横方向の力を伝達することもできる。
【0011】駆動車軸5のアクスルケース13の両側に
取付けられた各ビーム24の下部間には,駆動車軸側に
設けられたスタビライザ,即ち,第1スタビライザ42
が掛け渡されている。第1スタビライザ42について
は,車両の前方に延びる第1アーム部分44のみを示し
ている。第1アーム部分44の先端部は,車体フレーム
2にブラケット46を介して上側枢着部48によって回
動可能に取り付けられて垂下する第1ロッド47に対し
て,下側枢着部49によって枢着されている。従動車軸
6についても,同様に,各ビーム24の下部間には,第
2スタビライザ52が掛け渡されている。第2スタビラ
イザ52は,第2捩じり棒部分53と第2アーム部分5
4とから構成されており,各ビーム24の下部に設けら
れた支持部55によって回動自在に支持されている。第
2アーム部分54の先端部は,車体フレーム2にブラケ
ット56を介して上側枢着部58によって回動可能に取
り付けられて垂下する第2ロッド57に対して,下側枢
着部59によって枢着されている。車両が横揺れ即ちロ
ールを起こして車幅方向片側において車体フレーム2と
アクスルケース13,14との間で上下方向に相対変位
が生じると,第1スタビライザ42と第2スタビライザ
52は,その変位に応じて捩じり力を発生し,車幅方向
他側での車体フレーム2とアクスルケース13,14と
の間の高さに影響を及ぼして,車両の横揺れを防止す
る。
取付けられた各ビーム24の下部間には,駆動車軸側に
設けられたスタビライザ,即ち,第1スタビライザ42
が掛け渡されている。第1スタビライザ42について
は,車両の前方に延びる第1アーム部分44のみを示し
ている。第1アーム部分44の先端部は,車体フレーム
2にブラケット46を介して上側枢着部48によって回
動可能に取り付けられて垂下する第1ロッド47に対し
て,下側枢着部49によって枢着されている。従動車軸
6についても,同様に,各ビーム24の下部間には,第
2スタビライザ52が掛け渡されている。第2スタビラ
イザ52は,第2捩じり棒部分53と第2アーム部分5
4とから構成されており,各ビーム24の下部に設けら
れた支持部55によって回動自在に支持されている。第
2アーム部分54の先端部は,車体フレーム2にブラケ
ット56を介して上側枢着部58によって回動可能に取
り付けられて垂下する第2ロッド57に対して,下側枢
着部59によって枢着されている。車両が横揺れ即ちロ
ールを起こして車幅方向片側において車体フレーム2と
アクスルケース13,14との間で上下方向に相対変位
が生じると,第1スタビライザ42と第2スタビライザ
52は,その変位に応じて捩じり力を発生し,車幅方向
他側での車体フレーム2とアクスルケース13,14と
の間の高さに影響を及ぼして,車両の横揺れを防止す
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】図5には,エアばね2
1の断面図が示されている。エアばね21は,車軸を回
転自在に支持するアクスルケース(図4参照)に取り付
けられたビーム24に,車体フレーム2を支持するもの
である。エアばね21は,車体フレーム2(図4に示す
サイドメンバ20)に取り付けられた第1支持部材であ
るトッププレート61と,ビーム24に取り付けられた
第2支持部材であるピストン62と,環状の一端64が
トッププレート61に且つ環状の他端65がピストン6
2にそれぞれ密封状態に取り付けられたダイヤフラム6
3から成っている。ダイヤフラム63の内部には,エア
ばね21のエア室66を形成している。ビーム24は,
図4で示したように,アクスルケースの下部から車両の
前後方向に延びており,ビーム24の各端部と車体フレ
ーム2との間に,それぞれ上記構造のエアばね21が配
置されている。
1の断面図が示されている。エアばね21は,車軸を回
転自在に支持するアクスルケース(図4参照)に取り付
けられたビーム24に,車体フレーム2を支持するもの
である。エアばね21は,車体フレーム2(図4に示す
サイドメンバ20)に取り付けられた第1支持部材であ
るトッププレート61と,ビーム24に取り付けられた
第2支持部材であるピストン62と,環状の一端64が
トッププレート61に且つ環状の他端65がピストン6
2にそれぞれ密封状態に取り付けられたダイヤフラム6
3から成っている。ダイヤフラム63の内部には,エア
ばね21のエア室66を形成している。ビーム24は,
図4で示したように,アクスルケースの下部から車両の
前後方向に延びており,ビーム24の各端部と車体フレ
ーム2との間に,それぞれ上記構造のエアばね21が配
置されている。
【0013】第2支持部材であるピストン62は,ビー
ム24に取り付けられたボス部67と,ボス部67の周
りに補助エア室69を形成するハウジング部68から成
っている。ピストン62は,エアばね21が支える車体
フレーム2の荷重に応じてエア室66内で相対往復動す
る。ピストン62のハウジング部68は,ダイヤフラム
63が密封状態に取り付けられる頂部70と,頂部70
から垂下したスカート部71と,スカート部71の下部
開口部を密封状態に閉鎖する底部72とから構成されて
いる。補助エア室69は,頂部70,スカート部71及
び底部72によって囲まれて形成されている。ピストン
62のビーム24への取付けは,取付けボルト74をビ
ーム24に形成した孔75に挿通させてピストン62の
ボス部67にねじ込むことにより行われる。ピストン6
2がビーム24の上面76に押し付けられるようにして
取付けられる。
ム24に取り付けられたボス部67と,ボス部67の周
りに補助エア室69を形成するハウジング部68から成
っている。ピストン62は,エアばね21が支える車体
フレーム2の荷重に応じてエア室66内で相対往復動す
る。ピストン62のハウジング部68は,ダイヤフラム
63が密封状態に取り付けられる頂部70と,頂部70
から垂下したスカート部71と,スカート部71の下部
開口部を密封状態に閉鎖する底部72とから構成されて
いる。補助エア室69は,頂部70,スカート部71及
び底部72によって囲まれて形成されている。ピストン
62のビーム24への取付けは,取付けボルト74をビ
ーム24に形成した孔75に挿通させてピストン62の
ボス部67にねじ込むことにより行われる。ピストン6
2がビーム24の上面76に押し付けられるようにして
取付けられる。
【0014】補助エア室69は,ハウジング部68の頂
部70に形成された連通孔73を通じてエア室66と連
通している。エアばね21が支える荷重が変動すると,
エア室66と補助エア室69とに収容されているエア圧
が上昇又は低下することになるが,ダイヤフラム63が
形成するエア室66は容積が変化するのに対して,補助
エア室69は容積が変化せず,補助エア室69内部に収
容されているエアがエア室66内に収容されているエア
と同時に圧力変化する。したがって,車体フレーム2と
ビーム24との相対的な上下方向変位に対して,エア室
66及び補助エア室69内のエア圧の変化が少なくな
り,復元力が大きくなり過ぎることがなく,より安定し
たサスペンション作用を奏することが可能になる。
部70に形成された連通孔73を通じてエア室66と連
通している。エアばね21が支える荷重が変動すると,
エア室66と補助エア室69とに収容されているエア圧
が上昇又は低下することになるが,ダイヤフラム63が
形成するエア室66は容積が変化するのに対して,補助
エア室69は容積が変化せず,補助エア室69内部に収
容されているエアがエア室66内に収容されているエア
と同時に圧力変化する。したがって,車体フレーム2と
ビーム24との相対的な上下方向変位に対して,エア室
66及び補助エア室69内のエア圧の変化が少なくな
り,復元力が大きくなり過ぎることがなく,より安定し
たサスペンション作用を奏することが可能になる。
【0015】ダイヤフラム63は,ピストン62とトッ
ププレート61とに対して,嵌め合わされて取り付けら
れいる。トッププレート61には,起立片77を一体的
に設けて,サイドメンバ20の側面に対して取り付けて
もよい。ダイヤフラム63の両端部64,65は,環状
の膨大部となっており,それぞれトッププレート61の
下面に形成された環状凹部78と,ピストン62の頂部
70の上面に形成された環状凹部79とに嵌着されてい
る。エア室66内のエア圧は,高くなればなるほど,ダ
イヤフラム62の両端部64,65をトッププレート6
1の環状凹部78とピストン62の環状凹部79とに対
して強く密封する方向に押圧するので,ダイヤフラム6
3をピストン62とトッププレート61とに接着等の手
段で一体化する必要がない。
ププレート61とに対して,嵌め合わされて取り付けら
れいる。トッププレート61には,起立片77を一体的
に設けて,サイドメンバ20の側面に対して取り付けて
もよい。ダイヤフラム63の両端部64,65は,環状
の膨大部となっており,それぞれトッププレート61の
下面に形成された環状凹部78と,ピストン62の頂部
70の上面に形成された環状凹部79とに嵌着されてい
る。エア室66内のエア圧は,高くなればなるほど,ダ
イヤフラム62の両端部64,65をトッププレート6
1の環状凹部78とピストン62の環状凹部79とに対
して強く密封する方向に押圧するので,ダイヤフラム6
3をピストン62とトッププレート61とに接着等の手
段で一体化する必要がない。
【0016】ビーム24を鋳鉄で形成すると,車両の重
量が増して燃費を悪化させる。そこで,ビーム24をア
ルミニウム合金によって製作することで,車両の軽量化
を図ることが考えられている。ところで,一般に,上記
のようなエアばね21をビーム24に取り付ける構造で
は,車輪と車体フレーム2との間に衝撃が加わったとき
に,ビーム24は,二点鎖線で示すようなアクスルケー
スに取り付けられる中央部から端部に向かうほど変位量
が多くなる曲げ変形を生じる。ビーム24をアルミニウ
ム合金によって形成すると,アルミニウム合金のヤング
率が,一般に鋳鉄のそれと比較して約3分の1の大きさ
であるので,ビーム24の上記の曲げ変形量が大きくな
り,ビーム24の上面76とスカート部71の下端部8
0とから成る,特に図においてAで示す領域で,ビーム
24に損傷を与えると共に,スカート部71と底部72
との溶接部が損傷を受けて補助エア室69及び連通孔7
3を通じて補助エア室69と連通するエア室66内の圧
縮エアが外部に漏出したり,取付けボルト74による締
め付けに弛みを生じて,エアばね21がその本来の機能
を奏することができなくなるという問題がある。
量が増して燃費を悪化させる。そこで,ビーム24をア
ルミニウム合金によって製作することで,車両の軽量化
を図ることが考えられている。ところで,一般に,上記
のようなエアばね21をビーム24に取り付ける構造で
は,車輪と車体フレーム2との間に衝撃が加わったとき
に,ビーム24は,二点鎖線で示すようなアクスルケー
スに取り付けられる中央部から端部に向かうほど変位量
が多くなる曲げ変形を生じる。ビーム24をアルミニウ
ム合金によって形成すると,アルミニウム合金のヤング
率が,一般に鋳鉄のそれと比較して約3分の1の大きさ
であるので,ビーム24の上記の曲げ変形量が大きくな
り,ビーム24の上面76とスカート部71の下端部8
0とから成る,特に図においてAで示す領域で,ビーム
24に損傷を与えると共に,スカート部71と底部72
との溶接部が損傷を受けて補助エア室69及び連通孔7
3を通じて補助エア室69と連通するエア室66内の圧
縮エアが外部に漏出したり,取付けボルト74による締
め付けに弛みを生じて,エアばね21がその本来の機能
を奏することができなくなるという問題がある。
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明の目的は,上記
課題を解決することであり,即ち,車軸を回転自在に支
持するアクスルケースに車両に取付けたビームと車体フ
レームとの間に,ダイヤフラムが形成するエア室とピス
トンの内部に形成される補助エア室とを有するエアばね
を配置した車用エアサスペンション装置であって,ビー
ムが変形してもビームとビームに取り付けられるエアば
ねのハウジング部の下端部との干渉を回避することによ
り,ビームの損傷を防止可能とすると共にピストンの破
損による補助エア室のエア漏れを防止することを可能と
する車両用サスペンション装置を提供することである。
課題を解決することであり,即ち,車軸を回転自在に支
持するアクスルケースに車両に取付けたビームと車体フ
レームとの間に,ダイヤフラムが形成するエア室とピス
トンの内部に形成される補助エア室とを有するエアばね
を配置した車用エアサスペンション装置であって,ビー
ムが変形してもビームとビームに取り付けられるエアば
ねのハウジング部の下端部との干渉を回避することによ
り,ビームの損傷を防止可能とすると共にピストンの破
損による補助エア室のエア漏れを防止することを可能と
する車両用サスペンション装置を提供することである。
【0018】この発明は,上記の目的を解決するため,
以下のように構成されている。即ち,この発明は,車軸
を回転自在に支持するアクスルケースに取り付けられた
ビームに,車体フレームを支持するエア室を備えたエア
ばねから成る車両用サスペンション装置において,前記
エアばねは,前記車体フレームに取り付けられた第1支
持部材,前記ビームに取り付けられた第2支持部材,及
び一端が前記第1支持部材に且つ他端が前記第2支持部
材にそれぞれ密封状態に取り付けられた前記エア室を形
成するダイヤフラムから成り,前記第2支持部材は,前
記ビームに取り付けられたボス部と前記ボス部の周りに
形成されたハウジング部から成り,前記ハウジング部と
前記ビームとの少なくとも一方には,前記ビームの変形
により前記ビームと前記ハウジング部とが干渉するのを
回避する逃げ部が形成されていることを特徴とする車両
用サスペンション装置に関する。
以下のように構成されている。即ち,この発明は,車軸
を回転自在に支持するアクスルケースに取り付けられた
ビームに,車体フレームを支持するエア室を備えたエア
ばねから成る車両用サスペンション装置において,前記
エアばねは,前記車体フレームに取り付けられた第1支
持部材,前記ビームに取り付けられた第2支持部材,及
び一端が前記第1支持部材に且つ他端が前記第2支持部
材にそれぞれ密封状態に取り付けられた前記エア室を形
成するダイヤフラムから成り,前記第2支持部材は,前
記ビームに取り付けられたボス部と前記ボス部の周りに
形成されたハウジング部から成り,前記ハウジング部と
前記ビームとの少なくとも一方には,前記ビームの変形
により前記ビームと前記ハウジング部とが干渉するのを
回避する逃げ部が形成されていることを特徴とする車両
用サスペンション装置に関する。
【0019】また,前記第2支持部材の前記ハウジング
部は,前記ボス部の周りに前記エア室と連通する補助エ
ア室を形成しているものである。
部は,前記ボス部の周りに前記エア室と連通する補助エ
ア室を形成しているものである。
【0020】この発明による車両用サスペンション装置
は,上記のように構成されているので,次のように作動
する。即ち,ビームに取り付けられる第2支持部材を,
前記ビームに取り付けられたボス部,及びボス部の周り
にエア室と連通する補助エア室を形成するハウジング部
から構成し,ハウジング部とビームとの少なくとも一方
には,ビームの変形によりビームとハウジング部とが干
渉するのを回避する逃げ部を形成したので,ビームが車
体フレームを支持する荷重によって曲げ変形しても,ビ
ームと第2支持部材のハウジング部とは互いに干渉する
ことがなく,ビームに損傷を与えることも,ハウジング
部を破損させて補助エア室のエア漏れを生じることもな
い。
は,上記のように構成されているので,次のように作動
する。即ち,ビームに取り付けられる第2支持部材を,
前記ビームに取り付けられたボス部,及びボス部の周り
にエア室と連通する補助エア室を形成するハウジング部
から構成し,ハウジング部とビームとの少なくとも一方
には,ビームの変形によりビームとハウジング部とが干
渉するのを回避する逃げ部を形成したので,ビームが車
体フレームを支持する荷重によって曲げ変形しても,ビ
ームと第2支持部材のハウジング部とは互いに干渉する
ことがなく,ビームに損傷を与えることも,ハウジング
部を破損させて補助エア室のエア漏れを生じることもな
い。
【0021】また,この車両用サスペンション装置にお
いて,前記ビームはアルミニウム合金製であることから
成る。アルミニウム合金は,一般的には,鋳鉄よりもヤ
ング率が小さいので,曲げ変形を起こし易い。この場合
に,ビームとハウジング部との干渉を防ぐ逃げ部を形成
すると,エアばねの損傷防止が効果的である。
いて,前記ビームはアルミニウム合金製であることから
成る。アルミニウム合金は,一般的には,鋳鉄よりもヤ
ング率が小さいので,曲げ変形を起こし易い。この場合
に,ビームとハウジング部との干渉を防ぐ逃げ部を形成
すると,エアばねの損傷防止が効果的である。
【0022】また,この車両用サスペンション装置にお
いて,前記第2支持部材は,エアばねが支える荷重に応
じてエア室内で相対往復動するピストンであることから
成る。第2支持部材はピストンで形成することにより,
エアばねは,大きなエア室内にピストンが嵌入する安定
したエアばねとなると共に,大きな作動面積が得られ
る。
いて,前記第2支持部材は,エアばねが支える荷重に応
じてエア室内で相対往復動するピストンであることから
成る。第2支持部材はピストンで形成することにより,
エアばねは,大きなエア室内にピストンが嵌入する安定
したエアばねとなると共に,大きな作動面積が得られ
る。
【0023】また,この車両用サスペンション装置にお
いて,前記第2支持部材のハウジング部は,ダイヤフラ
ムが密封状態に取り付けられる頂部,この頂部から垂下
したスカート部,及びこのスカート部の下部開口部を密
封状態に閉鎖する底部から成る。ハウジング部をこのよ
うに構成すると,ハウジング部の内部に補助エア室が効
率よく形成される。また,その分,ハウジング部の損傷
で,補助エア室のシールが破壊され易いので,ビームと
ハウジング部との間に逃げ部を形成しておくことに技術
的な意義がある。
いて,前記第2支持部材のハウジング部は,ダイヤフラ
ムが密封状態に取り付けられる頂部,この頂部から垂下
したスカート部,及びこのスカート部の下部開口部を密
封状態に閉鎖する底部から成る。ハウジング部をこのよ
うに構成すると,ハウジング部の内部に補助エア室が効
率よく形成される。また,その分,ハウジング部の損傷
で,補助エア室のシールが破壊され易いので,ビームと
ハウジング部との間に逃げ部を形成しておくことに技術
的な意義がある。
【0024】更に,この車両用サスペンション装置にお
いて,前記ビームは,アクスルケースの下部から車両の
前後方向に延びており,前記エアばねはビームの両端部
と車体フレームとの間に設けられている。このように各
ビームの両端にエアばねが設けられると,各エアばねが
車体フレームの荷重の支持を分担して行い,エアばねの
負担が軽減されることになり,アクスルケースに対する
荷重のバランスも,アクスルケースに対する対称性が確
保され,良好となる。
いて,前記ビームは,アクスルケースの下部から車両の
前後方向に延びており,前記エアばねはビームの両端部
と車体フレームとの間に設けられている。このように各
ビームの両端にエアばねが設けられると,各エアばねが
車体フレームの荷重の支持を分担して行い,エアばねの
負担が軽減されることになり,アクスルケースに対する
荷重のバランスも,アクスルケースに対する対称性が確
保され,良好となる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下,添付図面を参照しつつ,こ
の発明による車両用エアサスペンション装置の一実施例
を説明する。図1はこの発明による車両用エアサスペン
ション装置の断面図である。図1に示された車両用エア
サスペンション装置は,図4に示された後2軸車両用の
サスペンション装置として適合可能であり,且つ図5に
示した車両用エアサスペンション装置と比較して,逃げ
部を形成した点以外の基本的な構成において同等であ
る。したがって,図5に示された構成要素と同等の構成
要素には,同じ符号を付して再度の説明を省略する。
の発明による車両用エアサスペンション装置の一実施例
を説明する。図1はこの発明による車両用エアサスペン
ション装置の断面図である。図1に示された車両用エア
サスペンション装置は,図4に示された後2軸車両用の
サスペンション装置として適合可能であり,且つ図5に
示した車両用エアサスペンション装置と比較して,逃げ
部を形成した点以外の基本的な構成において同等であ
る。したがって,図5に示された構成要素と同等の構成
要素には,同じ符号を付して再度の説明を省略する。
【0026】この発明による車両用エアサスペンション
装置は,後2軸1軸駆動(6×2)の形式の車両及びそ
の他の軸駆動(例えば6×4)の形式の車両に適用でき
るものである。図1に示す実施例では,ビーム24の上
面76は平坦に加工されており,ピストン85のスカー
ト部71の下端部81は,エアばね60が想定されるサ
スペンション機能を奏する範囲では,ビーム24と干渉
しないように上面76から離れた位置に設定されてい
る。したがって,ビーム24とハウジング部68との間
には,ビーム24が車体フレーム2の荷重を支持するこ
とによって両端部ほど下方へ撓む曲げ変形を生じたとき
に,その変形によりビーム24とハウジング部68とが
干渉するのを回避する逃げ部82が形成されている。ビ
ーム24がアルミニウム合金製であると変形量が大きく
なるが,その場合でも,逃げ部82が形成されているた
めにハウジング部68がビーム24と干渉せず,ハウジ
ング部68の変形によって補助エア室69内の圧縮空気
が外部に漏出して従来のエアばね21で生じていたエア
ばねの機能を失うというような事態が回避される。な
お,ピストン85の底部83は,全体的に厚みを薄くさ
れ,中央寄りにビーム24の上面76と当接する環状の
当接部分84以外は,スカート部71の底面より外方に
突出することがない。
装置は,後2軸1軸駆動(6×2)の形式の車両及びそ
の他の軸駆動(例えば6×4)の形式の車両に適用でき
るものである。図1に示す実施例では,ビーム24の上
面76は平坦に加工されており,ピストン85のスカー
ト部71の下端部81は,エアばね60が想定されるサ
スペンション機能を奏する範囲では,ビーム24と干渉
しないように上面76から離れた位置に設定されてい
る。したがって,ビーム24とハウジング部68との間
には,ビーム24が車体フレーム2の荷重を支持するこ
とによって両端部ほど下方へ撓む曲げ変形を生じたとき
に,その変形によりビーム24とハウジング部68とが
干渉するのを回避する逃げ部82が形成されている。ビ
ーム24がアルミニウム合金製であると変形量が大きく
なるが,その場合でも,逃げ部82が形成されているた
めにハウジング部68がビーム24と干渉せず,ハウジ
ング部68の変形によって補助エア室69内の圧縮空気
が外部に漏出して従来のエアばね21で生じていたエア
ばねの機能を失うというような事態が回避される。な
お,ピストン85の底部83は,全体的に厚みを薄くさ
れ,中央寄りにビーム24の上面76と当接する環状の
当接部分84以外は,スカート部71の底面より外方に
突出することがない。
【0027】図2は,図1に示された車両用サスペンシ
ョン装置と比較して,逃げ部の形成を,ビーム24側に
形成した点で異なる。図2に示した車両用サスペンショ
ン装置は,逃げ部に関する構造以外は,図1に示された
車両用サスペンション装置と同じ構造を有しており,更
に,ピストン62は,図5に示した構造と同じ構造を有
している。したがって,同等の構成要素には同じ符号を
付すことにして,再度の詳細な説明を省略する。図2に
示した車両用サスペンション装置において,逃げ部88
は,図5に示したビーム24と比較して,ビーム24の
上面86を下げ,スカート部71の下端部80との間に
隙間を設けることによって形成されている。ハウジング
部68の底部72とビーム24との当接は,ビーム24
に当接部分87を残すことによって確保されている。な
お,特に図示はしないが,逃げ部をピストン側とビーム
側にそれぞれ分担して形成してもよい。
ョン装置と比較して,逃げ部の形成を,ビーム24側に
形成した点で異なる。図2に示した車両用サスペンショ
ン装置は,逃げ部に関する構造以外は,図1に示された
車両用サスペンション装置と同じ構造を有しており,更
に,ピストン62は,図5に示した構造と同じ構造を有
している。したがって,同等の構成要素には同じ符号を
付すことにして,再度の詳細な説明を省略する。図2に
示した車両用サスペンション装置において,逃げ部88
は,図5に示したビーム24と比較して,ビーム24の
上面86を下げ,スカート部71の下端部80との間に
隙間を設けることによって形成されている。ハウジング
部68の底部72とビーム24との当接は,ビーム24
に当接部分87を残すことによって確保されている。な
お,特に図示はしないが,逃げ部をピストン側とビーム
側にそれぞれ分担して形成してもよい。
【0028】
【発明の効果】この発明は,上記のように構成されてい
るので,次のような効果を奏する。即ち,この発明によ
る車両用サスペンション装置置は,車軸を回転自在に支
持するアクスルケースに車両に取付けたビームと車体フ
レームとの間に,ダイヤフラムが形成するエア室とピス
トンの内部に形成される補助エア室とを有するエアばね
を配置した車用エアサスペンション装置であって,ビー
ムが変形してもビームとビームに取り付けられるエアば
ねのハウジング部の下端部との干渉を回避することによ
り,ビームの損傷を防止可能とすると共にピストンの破
損による補助エア室のエア漏れを防止することができ
る。
るので,次のような効果を奏する。即ち,この発明によ
る車両用サスペンション装置置は,車軸を回転自在に支
持するアクスルケースに車両に取付けたビームと車体フ
レームとの間に,ダイヤフラムが形成するエア室とピス
トンの内部に形成される補助エア室とを有するエアばね
を配置した車用エアサスペンション装置であって,ビー
ムが変形してもビームとビームに取り付けられるエアば
ねのハウジング部の下端部との干渉を回避することによ
り,ビームの損傷を防止可能とすると共にピストンの破
損による補助エア室のエア漏れを防止することができ
る。
【図1】この発明による車両用サスペンション装置の一
実施例を示す断面図である。
実施例を示す断面図である。
【図2】この発明による車両用サスペンション装置の別
の実施例を示す断面図である。
の実施例を示す断面図である。
【図3】従来の後2軸車両の全体の概要を示す説明図で
ある。
ある。
【図4】後2軸車両用サスペンション装置にエアばねを
用いた後車軸の一例を示す斜視図である。
用いた後車軸の一例を示す斜視図である。
【図5】従来の車両用サスペンション装置の断面図であ
る。
る。
1 後2軸車両 2 車体フレーム 4 後車軸 5 駆動車軸 6 従動車軸 13 第1アクスルケース 14 第2アクスルケース 21 エアばね 24 ビーム 60 エアばね 61 トッププレート(第1支持部材) 62 ピストン(第2支持部材) 63 ダイヤフラム 64 ダイヤフラムの一端 65 ダイヤフラムの他端 66 エア室 67 ボス部 68 ハウジング部 69 補助エア室 70 頂部 71 スカート部 72 底部 82 逃げ部 85 ピストン(第2支持部材) 88 逃げ部
Claims (6)
- 【請求項1】 車軸を回転自在に支持するアクスルケー
スに取り付けられたビームに,車体フレームを支持する
エア室を備えたエアばねから成る車両用サスペンション
装置において,前記エアばねは,前記車体フレームに取
り付けられた第1支持部材,前記ビームに取り付けられ
た第2支持部材,及び一端が前記第1支持部材に且つ他
端が前記第2支持部材にそれぞれ密封状態に取り付けら
れた前記エア室を形成するダイヤフラムから成り,前記
第2支持部材は,前記ビームに取り付けられたボス部と
前記ボス部の周りに形成されたハウジング部から成り,
前記ハウジング部と前記ビームとの少なくとも一方に
は,前記ビームの変形により前記ビームと前記ハウジン
グ部とが干渉するのを回避する逃げ部が形成されている
ことを特徴とする車両用サスペンション装置。 - 【請求項2】 前記第2支持部材の前記ハウジング部
は,前記ボス部の周りに前記エア室と連通する補助エア
室を形成していることから成る請求項1に記載の車両用
サスペンション装置。 - 【請求項3】 前記ビームはアルミニウム合金製である
ことから成る請求項1又は2に記載の車両用サスペンシ
ョン装置。 - 【請求項4】 前記第2支持部材は,前記エアばねが支
える荷重に応じて前記エア室内で相対往復動するピスト
ンであることから成る請求項1〜3のいずれか1項に記
載の車両用サスペンション装置。 - 【請求項5】 前記第2支持部材の前記ハウジング部
は,前記ダイヤフラムが密封状態に取り付けられる頂
部,前記頂部から垂下したスカート部,及び前記スカー
ト部の下部開口部を密封状態に閉鎖する底部から成るこ
とから成る請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両用
サスペンション装置。 - 【請求項6】 前記ビームは,前記アクスルケースの下
部から車両の前後方向に延びており,前記エアばねは前
記ビームの両端部と前記車体フレームとの間に配置され
ていることから成る請求項1〜5のいずれか1項に記載
の車両用サスペンション装置。
Priority Applications (5)
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| JP9149942A JPH10324126A (ja) | 1997-05-26 | 1997-05-26 | 車両用サスペンション装置 |
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