JPH10324336A - パレット用の間隔保持具セット - Google Patents

パレット用の間隔保持具セット

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JPH10324336A
JPH10324336A JP13504497A JP13504497A JPH10324336A JP H10324336 A JPH10324336 A JP H10324336A JP 13504497 A JP13504497 A JP 13504497A JP 13504497 A JP13504497 A JP 13504497A JP H10324336 A JPH10324336 A JP H10324336A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 間隔保持部材の各端部にそれぞれ締付部材を
螺合することによって両パレット板を組立てるうるよう
にした間隔保持具セットにおいて、従来では、パレット
使用時の振動等によって締付部材が弛むことがあった。 【解決手段】 間隔保持部材2の螺筒22を周方向にネ
ジなし部26を設けた不連続ネジ25とする一方、締付
部材3の螺筒31に内外方向に弾性変形可能なストッパ
ー片4を形成している。そして、締付部材3の螺入方向
回転時にはストッパー片4が不連続ネジ25の分割ネジ
山27に押されて弾性変形して締付部材3の螺入操作を
許容し、締付部材3の螺解方向回転時にはストッパー片
4が分割ネジ山27の端面29に衝合して螺解動作を不
能にすることにより、特別な操作をすることなく締付部
材3の弛みを確実に防止し得るようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、物品の載置台と
なるパレット関連の技術であり、さらに詳しくは2枚の
パレット板を間隔を保持した状態で組付けるためのパレ
ット用の間隔保持具セットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のパレットとしては、木材
製のものが一般的である。この木材製のパレットは、上
下2枚のパレット板(例えばベニヤ板)間にスペーサー
となる桟木を複数本介在させて、該各パレット板をそれ
ぞれ表裏各面から桟木に釘打ちして形成されていた。と
ころが、木材製のパレットでは、釘打ちによって簡易に
形成できるものの、表面がささくれ易くなって危険であ
る(手にトゲが刺さり易くなる)とともに、長期間使用
していると釘頭が木材表面から浮き上がることがあっ
て、その釘頭で載置物品を傷つけるおそれがあった。
【0003】ところで、近年では、木材製のパレットに
代えて、プラスチック板製やダンボール紙製のパレット
板を採用したものが製作されている。このようなプラス
チック板製やダンボール紙製のパレット板では、両板間
に介在されるスペーサー(間隔保持部材)に対して釘打
ちで固定することができず、専用の間隔保持具セットを
使用して組付けていた。即ち、この間隔保持具セット
は、所定高さを有し且つ上下各端面にそれぞれ螺筒を形
成した間隔保持部材と、該間隔保持部材の上下各螺筒に
螺合可能な螺筒を有し且つ該螺筒の一端にフランジを設
けた上下一対の締付部材とで構成されている。他方、上
下パレット板には、その複数箇所(例えば9箇所)にそ
れぞれ穴を形成しておく。そして、上下2枚のパレット
板間の各穴に対応する位置にそれぞれ間隔保持部材を介
在させ、上下各締付部材の螺筒をそれぞれパレット板の
穴を通して間隔保持部材の上下各螺筒に螺合させて、パ
レット板の穴の口縁を間隔保持部材の上下各端面と締付
部材のフランジとの間で緊締することでパレットを形成
している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
間隔保持具セットを使用して組付けたパレットでは、長
期間使用していると、振動等によって締付部材の螺筒が
間隔保持部材の螺筒に対して弛むことがある。そして、
締付部材が弛むと、上下のパレット板同士あるいはパレ
ット板と間隔保持具セットとがガタつくおそれがあると
ともに、締付部材のフランジ面がパレット板表面から浮
き上がって物品を載置するときの邪魔になるという問題
があった。
【0005】尚、締付部材と間隔保持部材間にパレット
板を緊締した後、締付部材が弛まないようにするため
に、該締付部材のフランジ部分をパレット板に対して、
例えばビスで固定することが考えられるが、その場合に
はパレット板側にビス用の穴を加工をする必要があり、
さらに締付部材で緊締した後にビスをネジ込む作業が必
要となるという問題が生じる。
【0006】本願発明は、このような間隔保持具セット
を使用したパレットにおいて、間隔保持部材に螺合・緊
締させた締付部材が特別な作業を行うことなく確実に弛
まないようにし得る構造のパレット用間隔保持具セット
を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願発明は、上記課題を
解決するための手段として次の構成を有している。即
ち、本願発明にかかるパレット用の間隔保持具セット
は、所定高さを有し且つ上下各端面にそれぞれ上下方向
に向く螺筒を形成した間隔保持部材と、該間隔保持部材
の上下各螺筒に螺合可能な螺筒を有し且つ該螺筒の一端
にフランジを設けた上下一対の締付部材とで構成されて
いる。尚、間隔保持部材側の螺筒と締付部材側の螺筒
は、どちらの螺筒を雌螺筒(又は雄螺筒)にしてもよ
い。
【0008】そして、この間隔保持具セットは、上下2
枚のパレット板間に間隔保持部材を介在させた状態で各
締付部材の螺筒をパレット板の穴を通してそれぞれ間隔
保持部材の各螺筒に螺合させることによって、パレット
板の穴の口縁を間隔保持部材の上下各端面と締付部材の
フランジとの間で緊締し得るようにしている。
【0009】又、本願発明では、間隔保持部材の螺筒又
は締付部材の螺筒のいずれか一方は、周方向にネジなし
部を設けた不連続ネジとしている。このネジなし部は、
少なくとも周方向に1箇所あればよいが、3箇所程度設
けるのが好ましい。
【0010】他方、間隔保持部材の螺筒又は締付部材の
螺筒のいずれか他方(即ち不連続ネジが形成されていな
い側の螺筒)には、内外方向に弾性変形可能なストッパ
ー片を形成している。このストッパー片は、螺筒の筒壁
の一部に例えば「コ形」の切溝を形成するとともに、そ
の連続部分(非切溝部分)を薄肉部とすることで、内外
方向に弾性変形せしめ得るようになる。尚、このストッ
パー片の形成箇所は、少なくとも1箇所あればよいが、
対向位置(角度180°間隔)の2箇所に設けるとよ
い。又、その場合(ストッパー片が2箇所)、上記不連
続ネジのネジなし部を角度120°間隔で3箇所形成し
ておくと、間隔保持部材の螺筒に締付部材の螺筒を螺合
させたときに、少なくとも1つのストッパー片が不連続
ネジのネジなし部に対応するようになる。
【0011】又、このストッパー片は、締付部材の螺入
方向回転時には該ストッパー片が前記不連続ネジの分割
ネジ山に押されて弾性変形して該締付部材の螺入操作を
許容し、締付部材の螺解方向回転時には該ストッパー片
が該分割ネジ山の螺入方向奥側端面に衝合して螺解動作
を不能にする機能を有している。
【0012】本願発明の間隔保持具セットは、上下2枚
のパレット板に対して複数セット(例えば9セット)が
使用され、次のようにしてパレットを構成する。尚、上
下各パレット板には、間隔保持具セットが配置される位
置にそれぞれ穴が形成されているが、この各穴の穴径
は、間隔保持部材の外径及び締付部材のフランジよりそ
れぞれ小さく、且つ締付部材の螺筒の外径より僅かに大
きい程度に設定されている。そして、上下2枚のパレッ
ト板間の各穴に対応する位置に、それぞれ間隔保持部材
を介在させた状態で、上下各締付部材の螺筒をそれぞれ
パレット板の穴を通して間隔保持部材の上下各螺筒に螺
合・緊締させる。このとき、ストッパー片が不連続ネジ
の分割ネジ山に対応したときには、該ストッパー片が分
割ネジ山で押されて弾性変形し、締付部材の螺入操作が
許容される。又、ストッパー片が不連続ネジの分割ネジ
山を乗り越えてネジなし部に対応したときには、該スト
ッパー片が元の位置に弾性復帰する。尚、締付部材を螺
入操作していくと、ストッパー片が不連続ネジのネジな
し部分と分割ネジ山部分とに交互に対応するようにな
り、ストッパー片が分割ネジ山部分に対応する度に該ス
トッパー片が弾性変形して分割ネジ山部分を乗り越える
ようになる。順次同様に、使用される全部の間隔保持具
セットを組付けると、パレットの組立ては完了する。
【0013】尚、このパレットの組立てに際して、まず
一方のパレット板に必要個数の間隔保持部材をそれぞれ
一方の締付部材で緊締しておき、その後でもう1枚のパ
レット板を各間隔保持部材に接合させて、それぞれ他方
の締付部材で緊締するようにすると組立て作業が容易と
なる。この組付け状態では、上下各パレット板の各穴の
口縁が間隔保持部材の端面と締付部材のフランジとで挟
圧されており、両パレット板間に間隔保持部材の高さ間
隔の空間部を隔てた状態で一体化されている。又、この
このようにした組立てられたパレットでは、水平縦横方
向の何れ側からでもフォークリフトのフォークを差込む
ことができる。
【0014】ところで、締付部材に、締付け状態から螺
解方向に回転させるような作用が働くと、ストッパー片
が不連続ネジのネジなし部に対応した時点で該ストッパ
ー片が弾性復帰し、ストッパー片先端が不連続ネジの分
割ネジ山の端面に衝合し得る位置で静止している。そし
て、その状態から、締付部材をさらに螺解方向に回動さ
せる力が働いても、ストッパー片先端が分割ネジ山の端
面に衝合して、それ以上の螺解動作が禁止されるように
なる。従って、該締付部材が間隔保持部材に対してそれ
以上螺解されることはない。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図7を参照して本願
発明の実施形態を説明すると、この実施形態の間隔保持
具セットは、上下2枚のパレット板5,5を所定間隔を
維持させた状態で組付けるためのものである。尚、図1
〜図6には本願第1実施形態の間隔保持具セットが示さ
れ、図7には第1実施形態の変形例(第2実施形態)が
示されている。
【0016】図1〜図6に示す第1実施形態の間隔保持
具セット1は、それぞれプラスチック製で、所定高さを
有する間隔保持部材2と、上下2つの締付部材3,3と
で構成されている。
【0017】間隔保持部材2は、外筒21と上下に連続
する2つの内筒22,22とを水平連結板23及び縦連
結板24とで連結した状態で一体成形されている。上下
の各内筒22,22は相互に同径で且つ同心状に位置さ
せている。さらに、両内筒22,22は、間隔保持部材
2の高さ方向中間位置において、仕切り板23Aで上下
に区画されている。尚、この各内筒22,22は、特許
請求範囲中における間隔保持部材2側の螺筒に該当する
ものであり、又、この実施形態では、各内筒22,22
にそれぞれ雌ネジを形成している関係上、以下の説明で
はこの各内筒をそれぞれ雌螺筒22と称することにす
る。
【0018】この間隔保持部材2は、外筒21の外径が
120mm程度、高さが80mm程度の大きさに形成されて
いる。又、各雌螺筒22,22の内径は約70mm、外筒
21及び各雌螺筒22,22の厚さはそれぞれ約2mmで
ある。尚、外筒21の上下各端面と各雌螺筒22,22
の上端面又は下端面とは、それぞれ同一高さに揃えてい
る。
【0019】上下各雌螺筒22,22の内面に形成して
いる雌ネジは、周方向にネジなし部26を形成した不連
続ネジ25としている。この不連続ネジ25は、例えば
角度40°〜50°程度づつの範囲の分割ネジ山27を
周方向に3箇所形成し、該各分割ネジ山27,27間に
それぞれ角度80°〜70°程度の範囲のネジなし部2
6(3箇所)を形成している。尚、各分割ネジ山27
(3箇所)の高さは、2〜3mmである。
【0020】他方、上下の各締付部材3,3は、相互に
同形で、それぞれ円板33の片面に螺筒31を一体成形
して構成されている。この螺筒31は、間隔保持部材2
側の雌螺筒22に螺合されるもので、この実施形態では
締付部材3側の螺筒31に連続雄ネジ32が形成されて
いる。尚、以下の説明では、締付部材3側の螺筒を雄螺
筒31と称することにする。
【0021】締付部材3の円板33の外径は110mm程
度、雄螺筒31の外径は約70mmであり、該雄螺筒31
の外側(円板33の外周)に約20mm幅のフランジ34
が形成されている。尚、円板33及び雄螺筒31の厚さ
はそれぞれ約2mmである。又、円板33の外面側中心部
には、回動工具を差込むための六角穴30が形成されて
いる。
【0022】雄螺筒31には、該雄螺筒31の対向位置
(角度180°間隔)の2箇所にそれぞれ内外方向に弾
性変形可能なストッパー片4,4が形成されている。こ
の各ストッパー片4,4は、雄螺筒31の筒壁の一部に
「コ形」の切溝41を形成するとともに、その連続部分
(非切溝部分)を図6に拡大図示するように薄肉部42
とすることで、内外方向に弾性変形せしめ得るようにし
ている。尚、この各ストッパー片4,4は、螺入方向の
前側が連続するように「コ形」の切溝41で区画してお
り、該ストッパー片4の先端側(符号43側)が内外方
向に弾性変形し得る。又、各ストッパー片4,4の先端
部43は、厚肉状に形成されており、しかも該先端部4
3の外端は、自然状態において雄ネジ32のネジ山高さ
と同位置に位置している。さらにストッパー片4の外面
側における先端部43から薄肉部42の範囲は傾斜面4
4となっている。
【0023】この間隔保持具セット1が使用されるパレ
ット板5としては、強度を必要とするものではプラスチ
ック板が適当であり、又比較的軽量物品を載置するもの
では段ボール紙を使用することができる。又、パレット
板5の大きさは、用途に応じて適宜面積のものが適用可
能である。尚、図2に示すパレット板5では、一辺が1
m程度の正方形のものが採用されている。又、パレット
板5には、間隔保持具セット1が組付けられる位置にそ
れぞれ穴51が形成されている。尚、図2のパレット板
5では、合計9個の穴51が形成されている。この穴5
1は、図3及び図4に示すように、締付部材3の雄螺筒
31の外径より僅かに大きい程度の穴径に形成されてい
る。又、この穴51の口縁52には、その外面側に締付
部材3のフランジ34を嵌入させる凹段部53を形成し
ている。
【0024】そして、この第1実施形態の間隔保持具セ
ット1は、図2に示すように、上下2枚のパレット板
5,5に対して複数セット(例えば9セット)が使用さ
れ、次のようにしてパレットを構成する。即ち、上下2
枚のパレット板5,5間の各穴51に対応する位置に、
それぞれ間隔保持部材2を介在させた状態で、上下各締
付部材3,3の雄螺筒31をそれぞれ上下各パレット板
5,5の穴51,51を通して間隔保持部材2の上下各
雌螺筒22,22に螺合・緊締させる。尚、締付部材3
の螺入操作は、円板33の六角穴30に回動工具を差込
んで行う。又、このパレットの組立てに際して、まず一
方のパレット板5に必要個数の間隔保持部材2をそれぞ
れ一方の締付部材3で緊締しておき、その後でもう1枚
のパレット板5を各間隔保持部材2に接合させて、それ
ぞれ他方の締付部材3で緊締するようにすると組立て作
業が容易となる。この組付け状態では、上下各パレット
板5,5の各穴51の口縁52が間隔保持部材2の端面
2と締付部材3のフランジ34とでそれぞれ挟圧されて
おり、両パレット板5,5間に間隔保持部材2の高さ
(約80mm)間隔の空間部を隔てた状態で一体化されて
いる。尚、各締付部材3,3を最大限まで締付けた状態
では、締付部材3のフランジ34が穴口縁52の凹段部
53内に嵌入し、パレット板5の外面と締付部材3の円
板33の外面とが面一状に揃うようになる。
【0025】ところで、締付部材3の雄螺筒31を間隔
保持部材2の雌螺筒22に対して螺入させていくとき
に、ストッパー片4が雌螺筒22側の不連続ネジ25の
ネジなし部26に対応しているときには、図6における
符号4′で示す状態にあり、この符号4′の状態から締
付部材3をさらに螺入方向(図6の矢印R方向)に回転
させていくと、ストッパー片4の傾斜面44が雌螺筒2
2側の分割ネジ山27の螺入方向手前側端面28に衝合
し、続いて該傾斜面44が分割ネジ山27に押されて薄
肉部42が符号42″で示すように内方側に撓み、スト
ッパー片4が符号4″で示すように弾性変形する。さら
に、その状態からストッパー片4″が分割ネジ山27を
乗り越えると、該ストッパー片4が元の位置まで弾性復
帰する。尚、締付部材3を螺入操作していくと、ストッ
パー片4が不連続ネジ25のネジなし部分26と分割ネ
ジ山部分27とに交互に対応するようになり、ストッパ
ー片4が分割ネジ山27部分に対応する度に該ストッパ
ー片4が弾性変形して分割ネジ山27部分を乗り越える
ようになる。そして、締付部材3を締込んだ状態では、
不連続ネジ25のネジなし部26,26,26が120
°間隔でストッパー片4,4が180°間隔であるの
で、2つのストッパー片4,4のうちの少なくとも一方
が不連続ネジ25のネジなし部26に対応するようにな
る。この状態では、ネジなし部26に対応しているスト
ッパー片4は外側に弾性復帰しており、この締付け状態
から、例えば振動等によって締付部材3が螺解方向(矢
印L方向)に回動する作用が働いても、図6に示すよう
にストッパー片4の先端部43が分割ネジ山27の螺入
方向奥側端面29に衝合した時点で、それ以上の螺解動
作が不能になる。
【0026】従って、この間隔保持具セット1を使用し
たものでは、締付部材3が間隔保持部材2に対して不用
意に弛むことがなく、しかも締付部材3を組立て時に一
度締め付けるだけで弛み止め機能が生じるので、弛み防
止のために特別な操作が不要となる。
【0027】図7に示す第2実施形態の間隔保持具セッ
トでは、締付部材3の雄螺筒31側に、ネジなし部36
と分割ネジ山37を周方向に3箇所づつ設けた不連続ネ
ジ35を形成し、他方、間隔保持部材2の雌螺筒22に
連続雌ネジ25Aを形成するとともに、該雌螺筒22の
対向位置(角度180°間隔)にそれぞれ内外方向に弾
性変形可能な2つのストッパー片4を形成している。
尚、各ストッパー片4は、傾斜面44が内面側に位置す
るように形成しているほかは、第1実施形態の構造と同
じである。そして、このストッパー片4は、自由状態で
は、実線図示するように先端部43が雄螺筒31の分割
ネジ山37に衝合する位置で静止し、該ストッパー片4
が分割ネジ山37に乗り上げると、鎖線図示(符号
4′)するように薄肉部42部分で外側に撓むようにな
っている。
【0028】従って、この図7に示す第2実施形態の間
隔保持具セットでも、上記第1実施形態のものと同様の
機能を有する。即ち、締付部材3を螺入方向(矢印R方
向)に回転させるときには、分割ネジ山37の螺入方向
先行側端面38がストッパー片4の傾斜面44に衝合し
た時点以降に該ストッパー片4を外方に撓ませて(符号
4′)、螺入方向の回動操作を許容し、逆に締付部材3
を螺解方向(矢印L方向)に回転させようとしても、分
割ネジ山37の螺入方向後行側端面(螺解方向先行側端
面)39がストッパー片4の先端部43に衝合して、該
締付部材3の螺解方向の回動を禁止するようになってい
る。
【0029】尚、上記の各実施形態では、間隔保持部材
2側の螺筒22を雌螺筒とし、締付部材3側の螺筒31
を雄螺筒としているが、他の実施形態では間隔保持部材
2側の螺筒22を雄螺筒とし、締付部材3側の螺筒31
を雌螺筒としてもよい。又、その場合も、ストッパー片
4の形成位置は、間隔保持部材2側の螺筒22でも締付
部材3側の螺筒31でもよい。尚、上記各実施形態にお
ける各種寸法は、あくまでも一例であり、適宜に設計変
更可能であることはもちろんである。
【0030】
【発明の効果】本願発明のパレット用の間隔保持具セッ
トは、間隔保持部材2の螺筒22,22又は締付部材3
の螺筒31のいずれか一方を、周方向にネジなし部(2
6,36)を設けた不連続ネジ(25,35)とする一
方、間隔保持部材2の螺筒22,22又は締付部材3の
螺筒31のいずれか他方に、内外方向に弾性変形可能な
ストッパー片4を形成し、さらに該ストッパー片4は、
締付部材3の螺入方向回転時にはストッパー片4が不連
続ネジ(25,35)の分割ネジ山(27,37)に押
されて弾性変形して締付部材3の螺入操作を許容し、締
付部材3の螺解方向回転時にはストッパー片4が分割ネ
ジ山(27,37)の端面(29,39)に衝合して螺
解動作を不能にする機能を有するようにしている。
【0031】従って、本願発明の間隔保持具セットを使
用したものでは、締付部材3が間隔保持部材2に対して
不用意に弛むことがなく、しかも締付部材3を組立て時
に一度締め付けるだけで弛むことがかくなるので、弛み
防止のために特別な操作が不要となるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願第1実施形態の間隔保持具セットの分解斜
視図である。
【図2】図1の間隔保持具セットを使用して組立てたパ
レットの斜視図である。
【図3】図2のIII−III拡大断面図である。
【図4】図3の分解図である。
【図5】図3のV−V断面図である。
【図6】図5の一部拡大図である。
【図7】本願第2実施形態の間隔保持具セットにおける
図6相当図である。
【符号の説明】
1は間隔保持具セット、2は間隔保持部材、3は締付部
材、4はストッパー片、5はパレット板、22は螺筒
(雌螺筒)、25は不連続ネジ、26はネジなし部、2
7は分割ネジ山、28,29は端面、31は螺筒(雄螺
筒)、33は円板、34はフランジ、35は不連続ネ
ジ、36はネジなし部、37は分割ネジ山、41は切
溝、42は薄肉部、43は先端部、51は穴、52は口
縁である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定高さを有し且つ上下各端面にそれぞ
    れ上下方向に向く螺筒(22,22)を形成した間隔保
    持部材(2)と、該間隔保持部材(2)の上下各螺筒
    (22,22)に螺合可能な螺筒(31)を有し且つ該
    螺筒(31)の一端にフランジ(34)を設けた上下一
    対の締付部材(3,3)とで構成され、上下2枚のパレ
    ット板(5,5)間に間隔保持部材(2)を介在させた
    状態で各締付部材(3,3)の螺筒(31,31)をパ
    レット板(5)の穴(51)を通してそれぞれ間隔保持
    部材(2)の各螺筒(22,22)に螺合させることに
    よってパレット板(5,5)の穴(51)の口縁(5
    2)を間隔保持部材(2)の上下各端面(2a,2a)
    と締付部材(3)のフランジ(34)との間で緊締し得
    るようにしたパレット用の間隔保持具セットであって、 前記間隔保持部材(2)の螺筒(22,22)又は前記
    締付部材(3)の螺筒(31)のいずれか一方は、周方
    向にネジなし部(26,36)を設けた不連続ネジ(2
    5,35)とする一方、 前記間隔保持部材(2)の螺筒(22,22)又は前記
    締付部材(3)の螺筒(31)のいずれか他方には、内
    外方向に弾性変形可能なストッパー片(4)を形成する
    とともに、 該ストッパー片(4)は、締付部材(3)の螺入方向回
    転時には該ストッパー片(4)が前記不連続ネジ(2
    5,35)の分割ネジ山(27,37)に押されて弾性
    変形して該締付部材(3)の螺入操作を許容し、締付部
    材(3)の螺解方向回転時には該ストッパー片(4)が
    前記分割ネジ山(27,37)の端面(29,39)に
    衝合して螺解動作を不能にする機能を有する、 ことを特徴とするパレット用の間隔保持具セット。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008056862A1 (en) * 2006-11-08 2008-05-15 Samjung Carryworld Co., Ltd Assembly type pallet
JP2018002207A (ja) * 2016-06-30 2018-01-11 宇部エクシモ株式会社 組立式パレット
JP2018100111A (ja) * 2016-12-20 2018-06-28 株式会社山口紙器工業所 パレット

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