JPH10324623A - シート状貼付材 - Google Patents
シート状貼付材Info
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- JPH10324623A JPH10324623A JP9148724A JP14872497A JPH10324623A JP H10324623 A JPH10324623 A JP H10324623A JP 9148724 A JP9148724 A JP 9148724A JP 14872497 A JP14872497 A JP 14872497A JP H10324623 A JPH10324623 A JP H10324623A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 毛穴の奥深くに存在する角栓まで十分に除去
できるシート状貼付材を提供する。 【解決手段】 例えば、A成分としてポリビニルピロリ
ドン又は/及びビニルピロリドン・酢酸ビニル共重合
体、B成分としてA成分と相溶性のある液状可塑剤、及
びC成分として充填剤を含有する湿潤粘着性組成物に、
サリチル酸やクエン酸などの角質溶解成分が配合された
貼付層を、不織布や多孔性フィルムなどのシート状物か
らなる保持層上に形成し、更に貼付層上に剥離層を貼付
して、本願発明に係るシート状貼付材を作製する。
できるシート状貼付材を提供する。 【解決手段】 例えば、A成分としてポリビニルピロリ
ドン又は/及びビニルピロリドン・酢酸ビニル共重合
体、B成分としてA成分と相溶性のある液状可塑剤、及
びC成分として充填剤を含有する湿潤粘着性組成物に、
サリチル酸やクエン酸などの角質溶解成分が配合された
貼付層を、不織布や多孔性フィルムなどのシート状物か
らなる保持層上に形成し、更に貼付層上に剥離層を貼付
して、本願発明に係るシート状貼付材を作製する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はシート状貼付材に関
する。特に、角栓除去に適したシート状貼付材に関す
る。
する。特に、角栓除去に適したシート状貼付材に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、皮膚の角栓除去に適したシート状
貼付材として、シート状の保持層上に湿潤粘着性組成物
からなる貼付層が形成されたものが知られている。この
シート状貼付材においては、貼付層を形成する湿潤粘着
性組成物が、水又はエチルアルコールやメチルアルコー
ルなどの親水性媒体によって湿潤状態又は濡れ状態にさ
れて粘着性を示すものであり、貼付前に水又は親水性媒
体と接触させて湿潤状態又は濡れ状態とした後、貼付部
位に貼り付けるか、貼付部位に予め水又は親水性媒体を
塗布した後、貼り付けられる。そして、湿潤若しくは濡
れ状態となった貼付層が十分に乾燥し被膜を形成した後
に、保持層とともに貼付層が貼付部位から剥がされて使
用される。
貼付材として、シート状の保持層上に湿潤粘着性組成物
からなる貼付層が形成されたものが知られている。この
シート状貼付材においては、貼付層を形成する湿潤粘着
性組成物が、水又はエチルアルコールやメチルアルコー
ルなどの親水性媒体によって湿潤状態又は濡れ状態にさ
れて粘着性を示すものであり、貼付前に水又は親水性媒
体と接触させて湿潤状態又は濡れ状態とした後、貼付部
位に貼り付けるか、貼付部位に予め水又は親水性媒体を
塗布した後、貼り付けられる。そして、湿潤若しくは濡
れ状態となった貼付層が十分に乾燥し被膜を形成した後
に、保持層とともに貼付層が貼付部位から剥がされて使
用される。
【0003】このとき、湿潤若しくは濡れ状態となった
湿潤粘着性組成物が、皮膚の毛穴に侵入し、この侵入し
た湿潤粘着性組成物が毛穴に存在する角栓と結合する。
そして、乾燥した貼付層が引き剥がされると同時に、角
栓が毛穴から除去される。
湿潤粘着性組成物が、皮膚の毛穴に侵入し、この侵入し
た湿潤粘着性組成物が毛穴に存在する角栓と結合する。
そして、乾燥した貼付層が引き剥がされると同時に、角
栓が毛穴から除去される。
【0004】しかしながら、毛穴が小さい場合や角栓が
毛穴の奥深くに存在する場合には、湿潤粘着性組成物が
十分に角栓にまで達することができず、角栓を十分に除
去することができなかった。
毛穴の奥深くに存在する場合には、湿潤粘着性組成物が
十分に角栓にまで達することができず、角栓を十分に除
去することができなかった。
【0005】本発明は叙上の従来例の欠点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的とするところは、毛穴の奥深
くに存在する角栓をも十分に除去できるシート状貼付材
を提供することにある。
れたものであり、その目的とするところは、毛穴の奥深
くに存在する角栓をも十分に除去できるシート状貼付材
を提供することにある。
【0006】そこで、本願発明者らは、鋭意努力の結
果、角質溶解成分を配合することにより、効果的に角栓
を除去することを見い出し、本願発明を完成するに至っ
た。
果、角質溶解成分を配合することにより、効果的に角栓
を除去することを見い出し、本願発明を完成するに至っ
た。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係るシート状貼
付材は、湿潤粘着性組成物を含む貼付層を有するシート
状貼付材において、前記貼付層は、角質溶解成分を含有
することを特徴としている。
付材は、湿潤粘着性組成物を含む貼付層を有するシート
状貼付材において、前記貼付層は、角質溶解成分を含有
することを特徴としている。
【0008】本発明に用いられる角質溶解成分として
は、ヒト皮膚表面の角質層を溶解若しくは軟化させるも
のであれば特に限定されるものではない。具体的には、
サリチル酸、クエン酸、リンゴ酸、乳酸、酒石酸、フマ
ル酸、コハク酸などの有機酸及びこれらの各種有機酸エ
ステルが挙げられ、これらの1種若しくは2種以上を用
いることができる。また、有機酸エステルとして、前記
有機酸の、主としてメチル、エチル、直鎖及び分岐ブチ
ルエステルなどが用いられ、水又はエチルアルコール等
の親水性媒体に溶解可能な成分が望ましい。この点、上
記の各種の有機酸にあっては、水や親水性媒体に溶けや
すいものが多く、貼付層表面若しくは貼付部位に塗布さ
れた水又は親水性媒体によって溶解され、角質層を効果
的に溶解若しくは軟化される点で有効である。もちろ
ん、これらの有機酸及び有機酸エステル以外にも、レゾ
ルシンやチロキソロンなどの各種の角質溶解成分を用い
ることができる。
は、ヒト皮膚表面の角質層を溶解若しくは軟化させるも
のであれば特に限定されるものではない。具体的には、
サリチル酸、クエン酸、リンゴ酸、乳酸、酒石酸、フマ
ル酸、コハク酸などの有機酸及びこれらの各種有機酸エ
ステルが挙げられ、これらの1種若しくは2種以上を用
いることができる。また、有機酸エステルとして、前記
有機酸の、主としてメチル、エチル、直鎖及び分岐ブチ
ルエステルなどが用いられ、水又はエチルアルコール等
の親水性媒体に溶解可能な成分が望ましい。この点、上
記の各種の有機酸にあっては、水や親水性媒体に溶けや
すいものが多く、貼付層表面若しくは貼付部位に塗布さ
れた水又は親水性媒体によって溶解され、角質層を効果
的に溶解若しくは軟化される点で有効である。もちろ
ん、これらの有機酸及び有機酸エステル以外にも、レゾ
ルシンやチロキソロンなどの各種の角質溶解成分を用い
ることができる。
【0009】これらの角質溶解成分は、角質溶解成分や
湿潤粘着性組成物の種類や性質によっても異なるが、湿
潤粘着性組成物100重量部に対して、0.1重量部〜
20重量部、好ましくは1重量部〜10重量部配合され
る。0.1重量部より少ない場合には、角質が十分に溶
解若しくは軟化させることができず、角質溶解成分によ
る効果を十分に発揮できない。また、20重量%を超え
て配合すると、角質溶解成分による皮膚刺激性が強くな
り、使用感を悪化させる。また、有機酸を用いた場合に
は、湿潤粘着性組成物のpHの低下を来し、粘着性が十
分に得られないという悪影響を及ぼす恐れがある。
湿潤粘着性組成物の種類や性質によっても異なるが、湿
潤粘着性組成物100重量部に対して、0.1重量部〜
20重量部、好ましくは1重量部〜10重量部配合され
る。0.1重量部より少ない場合には、角質が十分に溶
解若しくは軟化させることができず、角質溶解成分によ
る効果を十分に発揮できない。また、20重量%を超え
て配合すると、角質溶解成分による皮膚刺激性が強くな
り、使用感を悪化させる。また、有機酸を用いた場合に
は、湿潤粘着性組成物のpHの低下を来し、粘着性が十
分に得られないという悪影響を及ぼす恐れがある。
【0010】用いる湿潤粘着性組成物としても、特に限
定されるものではなく、ピールオフタイプの化粧料、つ
まりシート状に形成された貼付層が貼付部位に貼付さ
れ、一定時間放置経過後に乾燥した後に被膜が形成され
る組成物を意味し、使用時に塗布された水や化粧水、エ
チルアルコール等の親水性溶媒によって粘着性を有する
ものであればよい。特に、角栓除去に適したものが好ま
しく、例えば、ポリビニルアルコールとその他の高分子
と多価アルコールからなる組成物や、アルギン酸ナトリ
ウム及び多価アルコールとからなる組成物、ポリアクリ
ル酸ナトリウムとグリセリンなどポリアクリル酸ナトリ
ウムと相溶性を有し、溶解して可塑化効果を示す材料か
らなる混合物をはじめ、これら以外にもポリアクリルア
ミド、カルボシキメチルセルロース、アラビアゴム、ポ
リメチルビニルエーテルなどを主成分とする各種湿潤粘
着性組成物を用いることができる。特に、A成分として
ポリビニルピロリドン又は/及びビニルピロリドン・酢
酸ビニル共重合体、B成分としてA成分と相溶性のある
液状可塑剤、及びC成分として充填剤を含有する場合に
有効である。
定されるものではなく、ピールオフタイプの化粧料、つ
まりシート状に形成された貼付層が貼付部位に貼付さ
れ、一定時間放置経過後に乾燥した後に被膜が形成され
る組成物を意味し、使用時に塗布された水や化粧水、エ
チルアルコール等の親水性溶媒によって粘着性を有する
ものであればよい。特に、角栓除去に適したものが好ま
しく、例えば、ポリビニルアルコールとその他の高分子
と多価アルコールからなる組成物や、アルギン酸ナトリ
ウム及び多価アルコールとからなる組成物、ポリアクリ
ル酸ナトリウムとグリセリンなどポリアクリル酸ナトリ
ウムと相溶性を有し、溶解して可塑化効果を示す材料か
らなる混合物をはじめ、これら以外にもポリアクリルア
ミド、カルボシキメチルセルロース、アラビアゴム、ポ
リメチルビニルエーテルなどを主成分とする各種湿潤粘
着性組成物を用いることができる。特に、A成分として
ポリビニルピロリドン又は/及びビニルピロリドン・酢
酸ビニル共重合体、B成分としてA成分と相溶性のある
液状可塑剤、及びC成分として充填剤を含有する場合に
有効である。
【0011】この場合、A成分としては、ポリビニルピ
ロリドン又はビニルピロリドン・酢酸ビニル共重合体若
しくは両者の混合物を用いることができ、貼付乾燥後の
貼付層の機械的強度及び剥離残渣の観点から、重量平均
分子量5千〜500万のもの、特に2万〜120万のも
のが好ましい。さらに、貼付時に用いた水や親水性媒体
の乾燥時間を短縮するとともに、剥離時の痛みをさらに
和らげられるとの観点から、低分子量ポリマーつまり重
量平均分子量70万未満、好ましくは5000〜30万
のものと、高分子量ポリマーつまり重量平均分子量以下
70万以上、好ましくは100万〜500万のものとを
混合して用いるのが望ましい。このとき、両者の配合割
合は、用いるポリマーの分子量や使用する目的などによ
っても異なるが、おおよそ、高分子量ポリマーと低分子
量ポリマーの比が、重量比で、5:95〜95:5、好
ましくは20:80〜70:30の割合で使用でき、さ
らに好ましくは角栓の除去効率や剥がす際の痛さの観点
から、低分子量ポリマーの配合比が多くなるように混合
するのが好ましい。
ロリドン又はビニルピロリドン・酢酸ビニル共重合体若
しくは両者の混合物を用いることができ、貼付乾燥後の
貼付層の機械的強度及び剥離残渣の観点から、重量平均
分子量5千〜500万のもの、特に2万〜120万のも
のが好ましい。さらに、貼付時に用いた水や親水性媒体
の乾燥時間を短縮するとともに、剥離時の痛みをさらに
和らげられるとの観点から、低分子量ポリマーつまり重
量平均分子量70万未満、好ましくは5000〜30万
のものと、高分子量ポリマーつまり重量平均分子量以下
70万以上、好ましくは100万〜500万のものとを
混合して用いるのが望ましい。このとき、両者の配合割
合は、用いるポリマーの分子量や使用する目的などによ
っても異なるが、おおよそ、高分子量ポリマーと低分子
量ポリマーの比が、重量比で、5:95〜95:5、好
ましくは20:80〜70:30の割合で使用でき、さ
らに好ましくは角栓の除去効率や剥がす際の痛さの観点
から、低分子量ポリマーの配合比が多くなるように混合
するのが好ましい。
【0012】また、B成分としては、A成分に対して相
溶性を有し、A成分を溶解して可塑化効果を示す材料が
用いられる。例えば、エチレングリコール、ジエチレン
グリコール、トリエチレングリコール、ヘキサメチレン
グリコール、その他のポリエチレングリコール類、プロ
ピレングリコール、ジプロピレングリコール、その他の
ポリプロピレングリコール類、グリセリン、ジグリセリ
ン、その他のポリグリセリン類、1,3−ブチレングリ
コール、1,4−ブチレングリコール、などのブチレン
グリコール類、ソルビトール、マンニトールなどの糖ア
ルコール類、ラノリン、レシチン、オリーブ油などのグ
リセライド類などが、例示される。また、B成分として
これらの1種若しくは2種以上を併用することができ
る。
溶性を有し、A成分を溶解して可塑化効果を示す材料が
用いられる。例えば、エチレングリコール、ジエチレン
グリコール、トリエチレングリコール、ヘキサメチレン
グリコール、その他のポリエチレングリコール類、プロ
ピレングリコール、ジプロピレングリコール、その他の
ポリプロピレングリコール類、グリセリン、ジグリセリ
ン、その他のポリグリセリン類、1,3−ブチレングリ
コール、1,4−ブチレングリコール、などのブチレン
グリコール類、ソルビトール、マンニトールなどの糖ア
ルコール類、ラノリン、レシチン、オリーブ油などのグ
リセライド類などが、例示される。また、B成分として
これらの1種若しくは2種以上を併用することができ
る。
【0013】C成分としては、A成分とB成分との混合
物に対して、難溶性または不溶性の各種の無機又は有機
の充填剤が用いられる。無機の充填剤としては、例えば
シリカ、アルミナ、酸化亜鉛、酸化チタン、タルク、ク
レー、カオリン、硝子などの無機酸化物ないし複合酸化
物をはじめ、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、ハイドロ
キシアパタイト、セラミックス、カーボンなどのその他
の無機化合物類、金属や各種金属の合金等の金属類、な
どが例示される。無機の充填剤としては、例えば、セル
ロース、シルク、ポリエステル、ポリオレフィンなどの
繊維形成性高分子類、ポリアクリル酸エステル、ポリメ
タクリル酸エステル、ポリスチレン、その他の有機高分
子類、などが例示される。これらの充填剤は、通常粉体
状態で用いるのが好ましく、その形状は特に限定されな
いが、均一な分散性の観点から球形であることが好まし
く、その平均粒径は、0.01〜50μm、特に0.1
〜10μmのものが好ましい。また、C成分としてこれ
らの1種若しくは2種以上を併用することができる。
物に対して、難溶性または不溶性の各種の無機又は有機
の充填剤が用いられる。無機の充填剤としては、例えば
シリカ、アルミナ、酸化亜鉛、酸化チタン、タルク、ク
レー、カオリン、硝子などの無機酸化物ないし複合酸化
物をはじめ、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、ハイドロ
キシアパタイト、セラミックス、カーボンなどのその他
の無機化合物類、金属や各種金属の合金等の金属類、な
どが例示される。無機の充填剤としては、例えば、セル
ロース、シルク、ポリエステル、ポリオレフィンなどの
繊維形成性高分子類、ポリアクリル酸エステル、ポリメ
タクリル酸エステル、ポリスチレン、その他の有機高分
子類、などが例示される。これらの充填剤は、通常粉体
状態で用いるのが好ましく、その形状は特に限定されな
いが、均一な分散性の観点から球形であることが好まし
く、その平均粒径は、0.01〜50μm、特に0.1
〜10μmのものが好ましい。また、C成分としてこれ
らの1種若しくは2種以上を併用することができる。
【0014】組成割合としては、A成分の使用量に対す
るB成分の使用量が過大であると、湿潤粘着性組成物か
ら得られる貼付層を貼り付けて乾燥した後の機械的強度
が乏しくなり、逆に過小であると、湿潤粘着性組成物か
ら得られる貼付層の柔軟性が乏しく、貼付部位に良好に
フィットし難い。このため、B成分の使用量としては、
A成分100重量部に対して、好ましくは1〜75重量
部、より好ましくは5〜50重量部である。
るB成分の使用量が過大であると、湿潤粘着性組成物か
ら得られる貼付層を貼り付けて乾燥した後の機械的強度
が乏しくなり、逆に過小であると、湿潤粘着性組成物か
ら得られる貼付層の柔軟性が乏しく、貼付部位に良好に
フィットし難い。このため、B成分の使用量としては、
A成分100重量部に対して、好ましくは1〜75重量
部、より好ましくは5〜50重量部である。
【0015】また、A成分の使用量に対するC成分の使
用量が過大であると、湿潤粘着性組成物から得られる貼
付層の柔軟性が乏しくて、貼付部位に良好にフィットし
難く、逆に過小であると、上記湿潤粘着性組成物から得
られる貼付層を貼り付けて乾燥した後の機械的強度の改
善効果が乏しく、貼付後の乾燥に要する時間が長くな
る。このため、C成分の使用量としては、A成分100
重量部に対して、好ましくは10〜200重量部、より
好ましくは25〜100重量部である。
用量が過大であると、湿潤粘着性組成物から得られる貼
付層の柔軟性が乏しくて、貼付部位に良好にフィットし
難く、逆に過小であると、上記湿潤粘着性組成物から得
られる貼付層を貼り付けて乾燥した後の機械的強度の改
善効果が乏しく、貼付後の乾燥に要する時間が長くな
る。このため、C成分の使用量としては、A成分100
重量部に対して、好ましくは10〜200重量部、より
好ましくは25〜100重量部である。
【0016】これらの湿潤粘着性組成物は、エチルアル
コールなどの親水性媒体や水等と共に塗布液とした後、
以下に述べるような剥離層となるシート状物或いは保持
層となるシート状物の上に塗布乾燥され、シート状の貼
付層に作製される。また、塗布液中には、必要に応じて
化粧料、香料、防腐剤、着色剤、アルコール、紫外線吸
収剤、あるいはその他の貼付材に通常使用される薬剤や
添加剤を通常量添加できる。
コールなどの親水性媒体や水等と共に塗布液とした後、
以下に述べるような剥離層となるシート状物或いは保持
層となるシート状物の上に塗布乾燥され、シート状の貼
付層に作製される。また、塗布液中には、必要に応じて
化粧料、香料、防腐剤、着色剤、アルコール、紫外線吸
収剤、あるいはその他の貼付材に通常使用される薬剤や
添加剤を通常量添加できる。
【0017】また、当該貼付層には、一般には保持層が
形成される。保持層としては、例えば、貼付後における
貼付層の乾燥速度や貼付前後における柔軟性を阻害する
ことなく、機械的強度の向上に寄与できるものであれ
ば、特に限定されるものではなく、種々の材料からなる
種々の構造のものを用いることができる。このとき、貼
付層の乾燥速度の観点から、透湿性のあるものを用いる
のが好ましい。構造に関しては、織布、不織布、編布、
紙などの繊維の集合体類、および多孔性フィルム、透気
性フィルムなどのフィルム類等のシート状物が例示され
る。これらのうち、貼付部位の曲面になじみ易い適度の
伸縮性を有するものが特に好ましい。また、材料に関し
ては、ナイロン、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、ポリウレタン、セルロース、などの合成ある
いは天然の有機高分子類が例示される。
形成される。保持層としては、例えば、貼付後における
貼付層の乾燥速度や貼付前後における柔軟性を阻害する
ことなく、機械的強度の向上に寄与できるものであれ
ば、特に限定されるものではなく、種々の材料からなる
種々の構造のものを用いることができる。このとき、貼
付層の乾燥速度の観点から、透湿性のあるものを用いる
のが好ましい。構造に関しては、織布、不織布、編布、
紙などの繊維の集合体類、および多孔性フィルム、透気
性フィルムなどのフィルム類等のシート状物が例示され
る。これらのうち、貼付部位の曲面になじみ易い適度の
伸縮性を有するものが特に好ましい。また、材料に関し
ては、ナイロン、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、ポリウレタン、セルロース、などの合成ある
いは天然の有機高分子類が例示される。
【0018】また、本発明のシート状貼付材にあって
は、貼付層を衛生的に保存できる点や、貼付材を積み重
ねたり、ロール状にして保管できる点から、貼付層上に
さらに剥離層が積層されることが好ましい。この剥離層
として、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、表面をポリマー処理した紙、あるいはその他のフィ
ルムやシートが例示される。
は、貼付層を衛生的に保存できる点や、貼付材を積み重
ねたり、ロール状にして保管できる点から、貼付層上に
さらに剥離層が積層されることが好ましい。この剥離層
として、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、表面をポリマー処理した紙、あるいはその他のフィ
ルムやシートが例示される。
【0019】
【実施例】次に、本発明に係る各種実施例のシート状貼
付材及び比較例のシート状貼付材を作製し、本発明の効
果を確認した。以下において、「部」は重量部を、
「%」は重量%を意味するものとする。
付材及び比較例のシート状貼付材を作製し、本発明の効
果を確認した。以下において、「部」は重量部を、
「%」は重量%を意味するものとする。
【0020】(実施例1)重量平均分子量120万のポ
リビニルピロリドン50部、グリセリン15部、無水ケ
イ酸35部、サリチル酸1部及び適量の水を攪拌混合し
て塗布液となる液状物を得た。この液状物を、表面(貼
付層との接触面)が剥離処理された厚さ50μmのポリ
エチレンフィルム上に均一に塗布し、その上に坪量40
g/m2のポリエステル不織布を積層した。このものを
乾燥して3層構造の実施例1のシート状貼付材を得た。
このシート状貼付材の貼付層の厚みは300μm、含水
率は22%(75℃、30分間乾燥後の重量変化により
算出した。以下同様。)であった。
リビニルピロリドン50部、グリセリン15部、無水ケ
イ酸35部、サリチル酸1部及び適量の水を攪拌混合し
て塗布液となる液状物を得た。この液状物を、表面(貼
付層との接触面)が剥離処理された厚さ50μmのポリ
エチレンフィルム上に均一に塗布し、その上に坪量40
g/m2のポリエステル不織布を積層した。このものを
乾燥して3層構造の実施例1のシート状貼付材を得た。
このシート状貼付材の貼付層の厚みは300μm、含水
率は22%(75℃、30分間乾燥後の重量変化により
算出した。以下同様。)であった。
【0021】(実施例2)重量平均分子量10万のポリ
アクリル酸ナトリウム70部、グリセリン30部、リン
ゴ酸0.5部及び適量の水を攪拌混合して液状物を得
た。この液状物を、表面(貼付層との接触面)が剥離処
理された厚さ50μmのポリエチレンフィルム上に均一
に塗布し、その上にメリヤス布を積層した。このものを
乾燥して3層構造の実施例2のシート状貼付材を得た。
このシート状貼付材の貼付層の厚みは700μm、含水
率は5%であった。
アクリル酸ナトリウム70部、グリセリン30部、リン
ゴ酸0.5部及び適量の水を攪拌混合して液状物を得
た。この液状物を、表面(貼付層との接触面)が剥離処
理された厚さ50μmのポリエチレンフィルム上に均一
に塗布し、その上にメリヤス布を積層した。このものを
乾燥して3層構造の実施例2のシート状貼付材を得た。
このシート状貼付材の貼付層の厚みは700μm、含水
率は5%であった。
【0022】(比較例1)サリチル酸を除き、実施例1
のシート状貼付材と同様にして、比較例1のシート状貼
付材を得た。このシート状貼付材の貼付層の厚みは30
0μm、含水率は22%であった。
のシート状貼付材と同様にして、比較例1のシート状貼
付材を得た。このシート状貼付材の貼付層の厚みは30
0μm、含水率は22%であった。
【0023】(比較例2)リンゴ酸を除き、実施例2の
シート状貼付材と同様にして、比較例2のシート状貼付
材を得た。このシート状貼付材の貼付層の厚みは700
μm、含水率は5%であった。
シート状貼付材と同様にして、比較例2のシート状貼付
材を得た。このシート状貼付材の貼付層の厚みは700
μm、含水率は5%であった。
【0024】これら実施例及び比較例の各シート状貼付
材を、10名のパネラーに実際に使用してもらい、角栓
除去性及び乾燥性、皮膚刺激性について評価した。
材を、10名のパネラーに実際に使用してもらい、角栓
除去性及び乾燥性、皮膚刺激性について評価した。
【0025】〔評価試験〕実施例及び比較例の各シート
状貼付材を適当な大きさに裁断して、水で濡らした各パ
ネラーの鼻部に貼付し、10分間放置して乾燥させた
後、シート状貼付材を剥離した。その際、角栓除去性及
び乾燥性並びに皮膚刺激性について、次の評価基準で評
価してもらい、各シート状貼付材ごとに平均点を算出し
た。なお、試験は、実施例1、実施例2、比較例1、比
較例2の順序で、それぞれ3日間の間隔を空けて行なっ
た。
状貼付材を適当な大きさに裁断して、水で濡らした各パ
ネラーの鼻部に貼付し、10分間放置して乾燥させた
後、シート状貼付材を剥離した。その際、角栓除去性及
び乾燥性並びに皮膚刺激性について、次の評価基準で評
価してもらい、各シート状貼付材ごとに平均点を算出し
た。なお、試験は、実施例1、実施例2、比較例1、比
較例2の順序で、それぞれ3日間の間隔を空けて行なっ
た。
【0026】〔評価基準〕 (角栓除去性) ・良く取れた :3点 ・取れた :2点 ・取れなかった :1点 (乾燥性) ・良く乾燥した :3点 ・乾燥した :2点 ・乾燥しなかった:1点 (皮膚刺激性) ・赤みを生じた :3点 ・やや赤みを生じた :2点 ・赤みを生じなかった:1点
【0027】〔評価結果〕評価結果は、表1に示すとお
りであった。表1から分かるように、実施例1、2のシ
ート状貼付材にあっては、角栓溶解成分を加えない各比
較例1、2に比べて、角栓が除去されやすいという結果
を得られた。一方、角栓溶解成分を加えることによって
は、乾燥性に大きく影響せず、また、皮膚に対しても刺
激性を与えることがなかった。また、表1には示してい
ないが、剥離時の糊のこりについても、比較例と比べて
低下することはなかった。
りであった。表1から分かるように、実施例1、2のシ
ート状貼付材にあっては、角栓溶解成分を加えない各比
較例1、2に比べて、角栓が除去されやすいという結果
を得られた。一方、角栓溶解成分を加えることによって
は、乾燥性に大きく影響せず、また、皮膚に対しても刺
激性を与えることがなかった。また、表1には示してい
ないが、剥離時の糊のこりについても、比較例と比べて
低下することはなかった。
【0028】
【表1】
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、貼付層中に角質溶解成
分が含有されているため、シート状貼付材を貼付した際
に、貼付部位表面の角質層が溶解若しくは軟化される。
この結果、毛穴が小さい場合や角栓が毛穴の奥深くに存
在する場合であっても、角栓を十分に除去することがで
きる。
分が含有されているため、シート状貼付材を貼付した際
に、貼付部位表面の角質層が溶解若しくは軟化される。
この結果、毛穴が小さい場合や角栓が毛穴の奥深くに存
在する場合であっても、角栓を十分に除去することがで
きる。
【0030】特に角質溶解成分として有機酸を用いれ
ば、水やエチルアルコールなどの親水性媒体に溶けやす
いものが多く、効果的に角栓を除去できる。
ば、水やエチルアルコールなどの親水性媒体に溶けやす
いものが多く、効果的に角栓を除去できる。
Claims (3)
- 【請求項1】 湿潤粘着性組成物を含む貼付層を有する
シート状貼付材において、 前記貼付層は、角質溶解成分を含有することを特徴とす
るシート状貼付材。 - 【請求項2】 前記角質溶解成分は、有機酸である請求
項1に記載のシート状貼付材。 - 【請求項3】 前記湿潤粘着性組成物は、A成分として
ポリビニルピロリドン又は/及びビニルピロリドン・酢
酸ビニル共重合体、B成分としてA成分と相溶性のある
液状可塑剤、及びC成分として充填剤を含有する請求項
1又は2に記載のシート状貼付材。
Priority Applications (9)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9148724A JPH10324623A (ja) | 1997-05-21 | 1997-05-21 | シート状貼付材 |
| PCT/JP1997/002733 WO1998006375A1 (en) | 1996-08-13 | 1997-08-06 | Wet tacky compositions, plaster patches comprising the same, and methods for using the same |
| US09/242,294 US20030044599A1 (en) | 1996-08-13 | 1997-08-06 | Wet pressure-sensitive adhesive composition, adhesive sheet using the same and using method thereof |
| EP97934707A EP0947189B1 (en) | 1996-08-13 | 1997-08-06 | Wet tacky compositions, plaster patches comprising the same, and methods for using the same |
| AT97934707T ATE292949T1 (de) | 1996-08-13 | 1997-08-06 | Nasse und klebrige zusammensetzungen dieselben enthaltende pflaster und verfahren zur anwendung derselben |
| KR1019997001210A KR20000029965A (ko) | 1996-08-13 | 1997-08-06 | 습윤점착성조성물,이를사용한첩부재및이의사용방법 |
| ES97934707T ES2237798T3 (es) | 1996-08-13 | 1997-08-06 | Composiciones adherentes humedas, parches de escayola que comprenden las mismas y procedimientos para su utilizacion. |
| DE69733028T DE69733028T2 (de) | 1996-08-13 | 1997-08-06 | Nasse und klebrige zusammensetzungen dieselben enthaltende pflaster und verfahren zur anwendung derselben |
| TW86111724A TW480177B (en) | 1996-08-13 | 1997-08-12 | Wet pressure-sensitive adhesive composition and adhesive sheet using the same |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9148724A JPH10324623A (ja) | 1997-05-21 | 1997-05-21 | シート状貼付材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10324623A true JPH10324623A (ja) | 1998-12-08 |
Family
ID=15459199
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9148724A Pending JPH10324623A (ja) | 1996-08-13 | 1997-05-21 | シート状貼付材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10324623A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005255649A (ja) * | 2004-03-15 | 2005-09-22 | Mycoal Products Corp | 貼付シート |
-
1997
- 1997-05-21 JP JP9148724A patent/JPH10324623A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005255649A (ja) * | 2004-03-15 | 2005-09-22 | Mycoal Products Corp | 貼付シート |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20051118 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070717 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20071120 |