JPH10324675A - ヒドロキシ−ヒドロペルオキシドから誘導される新規なペルオキシオキサレート類 - Google Patents

ヒドロキシ−ヒドロペルオキシドから誘導される新規なペルオキシオキサレート類

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JPH10324675A
JPH10324675A JP9366990A JP36699097A JPH10324675A JP H10324675 A JPH10324675 A JP H10324675A JP 9366990 A JP9366990 A JP 9366990A JP 36699097 A JP36699097 A JP 36699097A JP H10324675 A JPH10324675 A JP H10324675A
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JP9366990A
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Jose Sanchez
ホセ・サーンチェイス
Daryl Lee Stein
ダリル・リー・スタイン
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Elf Atochem North America Inc
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C409/00Peroxy compounds
    • C07C409/38Peroxy compounds the —O—O— group being bound between a >C=O group and a carbon atom, not further substituted by oxygen atoms, i.e. esters of peroxy acids

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヒドロキシ−ヒドロペルオキシドから誘導さ
れる新規なペルオキシオキサレート類を提供する。 【解決手段】 次の構造 【化1】 の新規なペルオキシオキサレート化合物並びにこの構造
のペルオキシオキサレート化合物のエチレン性不飽和
単量体の重合用及び不飽和ポリエステルの硬化用の開始
剤としての用途を開示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、3−ヒドロキシ
−1,1−ジメチルブチルヒドロペルオキシド及び3−
ヒドロキシ−1,1−ジメチルプロピルヒドロペルオキ
シドのようなヒドロキシ−ヒドロペルオキシドとハロゲ
ン化オキサリル及びエチルクロルオキサレートのような
アルキルハロオキサレートを無機又は有機塩基の存在下
又は不在下に反応させることによって製造できる次式の
構造
【化5】 [Q、R1 、R2 、R3 及びZの定義は、発明の概要の
項に示す]の新規なペルオキシオキサレートとして化学
分野で分類される化合物並びに構造の新規なペルオキ
シオキサレートの製造法及び用途に関する。構造のペ
ルオキシオキサレートは、これらを反応中間体として並
びにエチレン性不飽和単量体の重合及び不飽和ポリエス
テル樹脂の硬化のための開始剤として有用ならしめる固
有の適用特性を持っている。
【0002】重合体産業においては、改善された引張及
びその他の機械的性質を有する高分子量重合体を得るた
めに及び(又は)流通している重合体をより高い生産速
度で製造するように重合速度を増大させるためにエチレ
ン性不飽和単量体を低温で重合させるのに有効な遊離基
開始剤に対する要望が存在する。後者の筋書きでは、よ
り有効な遊離基開始剤は、新規で高価な生産設備を建設
する必要もなく重合体生産者が生産性を増大させるのを
可能にさせる。また、ポリエステル業界においては、不
飽和ポリエステル樹脂をより早く及び(又は)より低い
温度で硬化させる遊離基開始剤に対する要望が存在す
る。本発明の構造の新規なペルオキシオキサレート化
合物の固有の適用特性は、これらの重合体産業の要望を
満足させることができる。
【0003】
【従来の技術】P.D.バートレット他(J.Am.C
hem.Soc.,82,1762−8,1960)
は、溶液中でのジ−t−ブチルジペルオキシオキサレー
トの分解速度を記載し、その半減期がベンゼン中60℃
で6.8分であることを見出した。続報において、P.
D.バートレット及びR.E.ピンコック(J.Am.
Chem.Soc.,82,1769−73,196
0)は、ジ−t−ブチルジペルオキシオキサレート並び
にOO−t−ブチル O−エチルモノペルオキシオキサ
レート及びOO−t−ブチル O−ベンジルモノペルオ
キシオキサレートを含めていくつかのOO−t−ブチル
O−アルキルモノペルオキシオキサレートの分解速度
を開示した。この参考文献に基づいて、10時間半減期
温度(即ち、10時間でペルオキシドの50%が分解す
る温度)は、上記のペルオキシオキサレートについてそ
れぞれ26℃及び39℃と計算された。従って、ジ−t
−アルキルジペルオキシオキサレートは約25℃の10
時間半減期温度を有するが、OO−t−アルキル O−
アルキルモノペルオキシオキサレートは約40℃の10
時間半減期温度を有する。本発明のOO−t−アルキル
O−アルキルモノペルオキシオキサレート、即ち、次
式(I−1)
【化6】 のO−エチル OO−(3−エトキシカルボニルカルボ
ニルオキシ−1,1−ジメチルブチル)モノペルオキシ
オキサレート(I−1)は、トリクロルエチレン中で2
5℃の10時間半減期温度を有することがわかった。従
って、本発明の新規なOO−t−アルキル O−アルキ
ルモノペルオキシオキサレートは、従来技術のOO−t
−アルキル O−アルキルモノペルオキシオキサレート
よりも有意に活性である。
【0004】R.A.シャルドン及びJ.K.コチ
(J.Org.Chem.,35,1223−6,19
70)は、次の構造
【化7】 (ここで、Rはメチル、エチル、イソプロオイル及びベ
ンジルである)の種々のジ−t−アルキルジペルオキシ
オキサレートの分解速度を報告した。データは、バート
レットのものと一致した。
【0005】W.アダムス及びJ.サナビア(J.A
m.Chem.Soc.,99,2735−9,197
7)は、ピリジンの存在下に塩化オキサリルと2,5−
ジメチル−2,5−ジヒドロペルオキシヘキサンとから
環状のジペルオキシオキサレートである7,7,10,
10−テトラメチル−1,2,5,6−テトラオキサ−
3,4−ジオキソシクロデカンの合成を記載している。
この参照文献で与えられたデータに基づいて、この環状
のジペルオキシオキサレートの10時間半減期温度は、
約80℃であると計算された。
【0006】P.G.グリフィス他(J.Macrom
ol.Sci.Chem.,A17(1),45−5
0,1982)は、ジ−t−ブチルジペルオキシオキサ
レートを使用するメタクリル酸アルキルの重合を開示し
ている(GAS RN 1876−22−2)。
【0007】ヨーロッパ特許出願EP0049966A
1(04/21/82、ICIオーストラリア社)は、
開始剤としてジ−t−ブチルジペルオキシオキサレート
を使用して塩化ビニル(VCl)単量体を重合する方法
を開示している。
【0008】M.シュルツ他(J.Prakt.Che
m.,324(4),589−95,1982)は、次
【化8】 のアゾビス(イソブチル t−ブチルペルオキシオキサ
レート)の合成及び熱分解並びにアゾ−ペルオキシドの
逐次分解を記載している。
【0009】ヨーロッパ特許出願EP0095860A
2(12/07/83、ICIオーストラリア社)は、
開始剤として次の構造
【化9】 (ここで、R1 は第二若しくは第三アルキル基又はベン
ジル若しくは置換ベンジル基であり、R2 は第二若しく
は第三アルキル基又はベンジル若しくは置換ベンジル基
である)のモノペルオキシしゅう酸のジエステルを使用
してVClを重合させる方法を開示している。この特許
出願には、モノペルオキシしゅう酸のジエステルの製造
に使用される次の構造
【化10】 のt−アルキルペルオキシクロロオキサレートも開示さ
れている。
【0010】米国特許第4,859,794号(08/
22/89、ベロール・ノーベル・ナッカAB)は、V
Cl及びその他の単量体の重合を開始させるのに有用な
次の構造
【化11】 (R=C4 〜C10t−アルキル、R1 =C18〜C28第一
アルキル)のモノペルオキシしゅう酸のジアルキルエス
テル、例えば、OO−t−ブチルO−ドコシルモノペル
オキシオキサレートを開示している。
【0011】日本特許出願JP63/248806(1
0/17/1988、NOFCO)及びJP63/25
4110(10/20/88、NOFCO)は、臭い及
び着色が少ないVCl重合体を製造するための開始剤と
して次の構造
【化12】 (ここで、R1 =H、アルキル、R2 =C1 〜C7 アル
キル、(置換)C65など)のOO−t−アルキル
O−アルキルモノペルオキシオキサレートを開示してい
る。
【0012】ヨーロッパ特許出願EP0500624B
1(07/12/94、アクゾ・ノベルN.V.社)
は、次の構造
【化13】 (ここで、nは1〜4の整数であり、R1 及びR2 は同
一であっても異なっていてもよく、水素又は低級アルキ
ルから選択され、R3 は4〜8個の炭素原子を有するア
ルキル、5〜8個の炭素原子を有するアルケニルなどか
ら選択され、Xは遊離基付加に向けてオレフィン性不飽
和の反応性を高めることができる活性化基であり、mは
0又は1であり、Zは次の構造
【化14】 から選択される)のアリルペルオキシド連鎖移動剤を開
示している。Zが後者の構造であるならば、ヨーロッパ
特許出願EP0500624B1の化合物はモノペルオ
キシオキサレートであり得る。しかし、ヨーロッパ特許
出願EP0500624B1は、本発明の化合物を開示
していない。なぜならば、構造はアリルペルオキシド
ではないし、また本発明はヨーロッパ特許出願EP05
00624B1の化合物を包含しないからである。モノ
ペルオキシオキサレートは、ヨーロッパ特許出願EP0
500624B1の第5、7及び8頁のペルオキシドの
リスト又は製造例に含まれていないことに留意された
い。
【0013】全体として、上記の従来技術は、構造
おけるようなOO−t−アルキル基上にヒドロキシ、ク
ロルカルボニル−カルボニルオキシ、カルボキシカルボ
ニルオキシ又はアルコキシカルボニルカルボニルオキシ
基を持つOO−t−アルキルO−アルキルペルオキシオ
キサレートを開示していない。
【0014】米国特許第3,236,872号(02/
22/66、ラポルテ・ケミカル社)は、次の構造
【化15】 (ここで、RはH、アシル、アロイル又はアルキル基、
特にt−ブチル基、t−アミル基又はヘキシレングリコ
ール残基であり、R’はH又はアシル、アロイル若しく
はアルキル基である)のヒドロキシ−ペルオキシドを開
示している。
【0015】米国特許第4,525,308号(06/
25/85、ペンウオルト社)及び米国特許第4,63
4,753号(01/06/87、ペンウオルト社)
は、約75℃以下の10時間半減期温度を有するヒドロ
キシ−ペルオキシエステル(R’がHであり且つRがア
シル基である上記の構造)を開示している。米国特許第
3,853,957号(12/10/74、ペンウオル
ト社)は、ヒドロキシル及びアシルオキシ基を含有する
ジペルオキシケタール及びケトンペルオキシドを開示し
ている。
【0016】米国特許第3,671,651号(06/
20/72、ペンウオルト社)は、ヒドロキシ−ペルオ
キシエステル、t−ブチルペルオキシ−3−ヒドロキシ
プロピオネートを開示しているが、この物質は製造が困
難であり、さらに、合成に使用される基質、即ちβ−プ
ロピオラクトンは非常に毒性で発癌性の疑いのある物質
である。米国特許第3,706,818号(12/19
/72、ペンウオルト社)及び米国特許第3,839,
390号(10/01/74、ペンウオルト社)は、同
じ分子内に異なった構造及び活性のペルオキシド部分を
持つ序列ポリペルオキシドを開示している。しかし、こ
の従来技術の構造は、本発明の構造の新規なペルオキ
シオキサレートを予期させるものではない。
【0017】定義 遊離基開始剤(例えば、有機過酸化物)の10hr半減
期温度は、10時間で開始剤の半分(50%)が分解す
る温度として定義される。
【0018】本発明においては、次の構造
【化16】 のモノペルオキシしゅう酸のアルキル t−アルキルエ
ステルをOO−t−アルキル O−アルキルモノペルオ
キシオキサレートと命名する。t−シクロアルキルと
は、次の構造
【化17】 (ここで、tは0〜2であり、Rx は1〜4個の炭素原
子を有する低級アルキル基である)の1価の基をいい、
t−アルキニルとは次の構造
【化18】 (ここで、Ry は水素又は1〜4個の炭素原子を有する
低級アルキル基である)の1価の基であり、t−アラル
キルとは次の構造
【化19】 (ここで、Rz は6〜10個の炭素原子を有するアリー
ル基である)の1価の基である。R、R1 、R2 、x、
nなどのような一般化された官能基又は指数のどれかが
一般式又は構造に1回よりも多く現れたときには、それ
ぞれの意味は互いに独立している。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、改善された
引張及びその他の機械的性質を有する高分子量重合体を
高い生産速度で製造するのを可能にさせると共にエチレ
ン性不飽和単量体を低温で重合させるのに有効な遊離基
開始剤並びに一層低温で不飽和ポリエステル樹脂をより
早く硬化させるのに有効な遊離基開始剤を提供すること
を目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】発明の概要 本発明は、物質の点からみれば、次の構造
【化20】 [ここで、R1 、R2 及びR3 は1〜4個の炭素原子を
有するアルキル基であり、さらにR3 は水素であること
ができ、Qはクロル、ブロム、R−O及びR4 −OO
{ここで、 ・RはH、1〜24個の炭素原子を有する置換若しくは
非置換アルキル基(置換基は1〜6個の炭素原子を有す
るアルキル基、1〜6個の炭素原子を有するアルコキシ
基、6〜10個の炭素原子を有するアリールオキシ基、
フルオル、クロル、ブロム、カルボキシ及びシアノの1
個以上である)、3〜12個の炭素原子を有する置換若
しくは非置換アルケニル基(置換基は1〜4個の炭素原
子を有する低級アルキル基の1個以上である)、6〜1
0個の炭素原子を有する置換若しくは非置換アリール基
(置換基は1〜6個の炭素原子を有するアルキル基、1
〜6個の炭素原子を有するアルコキシ基、6〜10個の
炭素原子を有するアリールオキシ基、クロル、ブロム及
びシアノの1個以上である)、7〜13個の炭素原子を
有する置換若しくは非置換アラルキル基(置換基は1〜
6個の炭素原子を有するアルキル基の1個以上であ
る)、5〜12個の炭素原子を有する置換若しくは非置
換シクロアルキル基(シクロアルカン環に1個以上の酸
素又は窒素原子を有することができ、また置換基は1〜
4個の炭素原子を有する低級アルキル基の1個以上であ
る)及び6〜14個の炭素原子を有する置換若しくは非
置換ビシクロアルキル基(置換基は1〜4個の炭素原子
を有する低級アルキル基の1個以上である)よりなる群
から選択され、 ・さらに、Rは次の構造(a)
【化21】 (ここで、R5 及びR6 は1〜4個の炭素原子を有する
アルキル基であり、R7は1〜3個の炭素原子を有する
非置換アルキレン基又は1〜3個の炭素原子を有する置
換アルキレン基(置換基は1〜4個の炭素原子を有する
低級アルキル基の1個以上である)であり、R8 は4〜
12個の炭素原子を有する非置換t−アルキル基、4〜
12個の炭素原子を有する置換t−アルキル基、6〜1
3個の炭素原子を有するt−シクロアルキル基、5〜9
個の炭素原子を有するt−アルキニル基、9〜13個の
炭素原子を有するt−アラルキル基、7〜11個の炭素
原子を有する非置換アロイル基及び7〜11個の炭素原
子を有する置換アロイル基(ここで、t−アルキル基の
置換基は4〜8個の炭素原子を有するt−アルキルペル
オキシ基であり、アロイル基の置換基は1〜4個の炭素
原子を有する低級アルキル基、1〜4個の炭素原子を有
するアルコキシ基、フェニル基、2〜8個の炭素原子を
有するアシルオキシ基、5〜9個の炭素原子を有するt
−アルキルペルオキシカルボニル基、フルオル、クロル
又はブロムの1個以上である)から選択され、またR8
は次の構造(b)、(c)及び(d)
【化22】 (ここで、xは0又は1であり、R9 は1〜18個の炭
素原子を有する置換若しくは非置換アルキル基(置換基
は1〜6個の炭素原子を有するアルキル基、4〜8個の
炭素原子を有するt−アルキルペルオキシ基、1〜6個
の炭素原子を有するアルコキシ基、6〜10個の炭素原
子を含有するアリールオキシ基、ヒドロキシ、クロル、
ブロム又はシアノの1個以上である)又は5〜12個の
炭素原子を有する置換若しくは非置換シクロアルキル基
(シクロアルカン環に1個以上の酸素又は窒素原子を有
することができ、また置換基は1〜4個の炭素原子を有
する低級アルキル基の1個以上である)であり、R10
2〜3個の炭素原子を有する置換若しくは非置換アルキ
レン基(置換基は1〜4個の炭素原子を有する低級アル
キル基の1個以上である)又は置換若しくは非置換1,
2−、1,3−若しくは1,4−フェニレン2価基(置
換基は1〜4個の炭素原子を有する低級アルキル基、ク
ロル、ブロム、ニトロ又はカルボキシの1個以上であ
る)から選択され、R11は1〜4個の炭素原子を有する
低級アルキル基であり、さらに2個のR11基は連結して
4〜5個の炭素原子を有するアルキレン2価基を形成で
き、R12は1〜4個の炭素原子を有する低級アルキル基
であり、R13、R14及びR15は水素、1〜8個の炭素原
子を有するアルキル基、6〜10個の炭素原子を有する
アリール基、1〜8個の炭素原子を有するアルコキシ基
及び6〜10個の炭素原子を有するアリールオキシ基か
ら選択される)であることができる)であることがで
き、 ・R4 は4〜12個の炭素原子を有する非置換t−アル
キル基、4〜12個の炭素原子を有する置換t−アルキ
ル基、6〜13個の炭素原子を有するt−シクロアルキ
ル基、5〜9個の炭素原子を有するt−アルキニル基及
び9〜13個の炭素原子を有するt−アラルキル基(こ
こで、t−アルキル基の置換基は4〜8個の炭素原子を
有するt−アルキルペルオキシ基である)から選択さ
れ、 ・好ましくは、RはH、1〜18個の炭素原子を有する
置換若しくは非置換アルキル基(置換基は1〜6個の炭
素原子を有するアルキル基、1〜6個の炭素原子を有す
るアルコキシ基、6〜10個の炭素原子を有するアリー
ルオキシ基、フルオル、クロル、ブロム、カルボキシ及
びシアノの1個以上である)、7〜13個の炭素原子を
有する置換若しくは非置換アラルキル基(置換基は1〜
6個の炭素原子を有するアルキル基の1個以上であ
る)、5〜12個の炭素原子を有する置換若しくは非置
換シクロアルキル基(置換基は1〜4個の炭素原子を有
する低級アルキル基の1個以上である)及び構造(a)
よりなる群から選択され、 ・さらに好ましくは、RはH、1〜18個の炭素原子を
有する置換若しくは非置換アルキル基(置換基は1〜6
個の炭素原子を有するアルキル基、1〜6個の炭素原子
を有するアルコキシ基、6〜10個の炭素原子を有する
アリールオキシ基、フルオル、クロル、ブロム、カルボ
キシ及びシアノの1個以上である)、5〜12個の炭素
原子を有する置換若しくは非置換シクロアルキル基(置
換基は1〜4個の炭素原子を有する低級アルキル基の1
個以上である)及び構造(a)よりなる群から選択され
る)}の基よりなる群から選択され、Zは水素並びに次
の構造(e)、(f)及び(g)
【化23】 (ここで、R16は1〜24個の炭素原子を有する置換若
しくは非置換アルキル基(置換基は1〜6個の炭素原子
を有するアルキル基、1〜6個の炭素原子を有するアル
コキシ基、6〜10個の炭素原子を有するアリールオキ
シ基、クロル、ブロム、カルボキシ及びシアノの1個以
上である)、3〜12個の炭素原子を有する置換若しく
は非置換アルケニル基(置換基は1〜4個の炭素原子を
有する低級アルキル基の1個以上である)、6〜10個
の炭素原子を有する置換若しくは非置換アリール基(置
換基は1〜6個の炭素原子を有するアルキル基、1〜6
個の炭素原子を有するアルコキシ基、6〜10個の炭素
原子を有するアリールオキシ基、クロル、ブロム及びシ
アノの1個以上である)、7〜13個の炭素原子を有す
る置換若しくは非置換アラルキル基(置換基は1〜6個
の炭素原子を有するアルキル基の1個以上である)、5
〜12個の炭素原子を有する置換若しくは非置換シクロ
アルキル基(シクロアルカン環に1個以上の酸素又は窒
素原子を有することができ、また置換基は1〜4個の炭
素原子を有する低級アルキル基の1個以上である)及び
6〜10個の炭素原子を有する置換若しくは非置換ビシ
クロアルキル基(置換基は1〜4個の炭素原子を有する
低級アルキル基の1個以上である)よりなる群から選択
される)よりなる群から選択され、好ましくは、Zは水
素又は構造(e)であり、さらに好ましくは構造(e)
である]のペルオキシオキサレートを提供する。
【0021】本発明は、方法の点からみれば、 ・不飽和ポリエステル樹脂組成物を開始剤として有効な
量の構造のペルオキシド化合物の存在下に適当な温度
に加熱することによって該樹脂組成物を遊離基硬化させ
るための硬化剤として構造のペルオキシド化合物を使
用する方法、及び ・エチレン性不飽和単量体(例えば、スチレン、エチレ
ンなど)を開始剤として有効な量の構造のペルオキシ
ド化合物を適当な温度で使用することによって重合させ
るための遊離基開始剤として構造のペルオキシド化合
物を使用する方法よりなる群から選択される、不飽和基
質の遊離基誘発付加反応の方法を提供する。
【0022】
【発明の実施の形態】好ましい具体例の詳細な説明 構造Aのペルオキシオキサレート化合物−製造法 構造の新規なペルオキシオキサレート化合物は、次の
構造
【化24】 のヒドロキシ−ヒドロペルオキシドを次の構造
【化25】 (ここで、X=Br又はCl、Q=Br、Cl、R−O
又はR4 −OO)のハロゲン化オキサリル、アルキルハ
ロオキサレート又はt−アルキルペルオキシハロオキサ
レートと、−90℃〜50℃で、随意に無機又は有機塩
基の存在下に、随意に1種以上の溶媒の存在下に、反応
させることによって製造することができる。構造の化
合物は、X及びQがBr及びClであるときは、ハロゲ
ン化オキサリル、例えば、臭化オキサリル及び塩化オキ
サリルである。構造の化合物は、XがBr又はClで
あり且つQがR−Oであるときは、アルキルハロオキサ
レートである。構造の化合物は、XがBr又はClで
あり且つQがR4 −OOであるときは、t−アルキルペ
ルオキシハロオキサレートである。
【0023】好適な随意のの溶媒の例には、ペンタン、
ヘキサン、ヘプタン、ドデカン、無臭ミネラルスピリッ
ト混合物、トルエン、キシレン、クメン、塩化メチレ
ン、酢酸エチル、酢酸2−エチルヘキシル、イソ酪酸イ
ソブチル、アジピン酸ジメチル、こはく酸ジメチル、グ
ルタル酸ジメチル(又はその混合物)、フタル酸ジメチ
ル、フタル酸ジブチル、フタル酸ベンジルブチル、ジエ
チルエーテル、メチルt−ブチルエーテル、酢酸2−メ
トキシエチルなどが含まれるが、これらに限定されな
い。
【0024】好適な随意の塩基の例には、トリエチルア
ミン、トリブチルアミン、N,N−ジイソプロピルエチ
ルアミン、2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、
N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジメチルアミノピ
リジン、2,4,6−コリジン、尿素、テトラメチル尿
素、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナト
リウム、水酸化カリウム、炭酸カリウム、炭酸水素カリ
ウム、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、水酸化
バリウム、炭酸カルシウム、燐酸三ナトリウムなどが含
まれるが、これらに限定されない。
【0025】構造のアルキルハロオキサレートと反応
させることができる構造の好適なヒドロキシ−ヒドロ
ペルオキシドの例には、3−ヒドロキシ−1,1−ジメ
チルプロピルヒドロペルオキシド及び3−ヒドロキシ−
1,1−ジメチルブチルヒドロペルオキシドがあるが、
これらの限定されない。
【0026】好適なハロゲン化オキサリルの例として
は、臭化オキサリル及び塩化オキサリルが含まれるが、
これらに限定されない。構造の好適なヒドロキシ−ヒ
ドロペルオキシドと反応させることができる構造の好
適なアルキルハロオキサレート(X=Br又はCl、Q
=R−O)の例には、エチルブロモオキサレート、メチ
ルクロロオキサレート、エチルクロロオキサレート、n
−ブチルクロロオキサレート、t−ブチルクロロオキサ
レート、2−エチルヘキシルクロロオキサレート、ドデ
シルクロロオキサレート、ドコシルクロロオキサレー
ト、ヘキサフルオルアミルクロロオキサレート、アリル
クロロオキサレート、フェニルクロロオキサレート、2
−フェノキシエチルクロロオキサレート、シクロヘキシ
ルクロロオキサレート、4−t−ブチルシクロヘキシル
クロロオキサレート、イソボルニルクロロオキサレー
ト、ボルニルクロロオキサレート、ベンジルクロロオキ
サレート、3−t−ブチルペルオキシ−1,3−ジメチ
ルブチルクロロオキサレート、3−(2−エチルヘキサ
ノイルペルオキシ)−1,3−ジメチルブチルクロロオ
キサレートが含まれるが、これらの限定されない。上記
のアルキルハロオキサレートは、0%〜100%過剰の
臭化オキサリル又は塩化オキサリルを相当するアルカノ
ールと反応が完了するまで反応させることによって製造
することができる。過剰のハロゲン化オキサリルは、ス
トリッピング又は蒸留によって除去される。構造のア
ルキルハロオキサレートを形成するようにハロゲン化オ
キサリルと反応させることができる好適なアルカノール
の例は、メタノール、エタノール、n−ブタノール、t
−ブタノール、2−エチルヘキサノール、ドデカノー
ル、ドコサノール、ヘキサフルオルアミルアルコール、
アリルアルコール、シクロヘキサノール、4−t−ブチ
ルシクロヘキサノール、メントール、イソボルネオー
ル、ボルネオール、フェノール、2−フェノキシエタノ
ール、ベンジルアルコール、3−t−ブチルペルオキシ
−1,3−ジメチルブタノール及び2−エチルペルオキ
シヘキサン酸3−ヒドロキシ−1,1−ジメチルブチル
を包含するが、これらに限定されない。
【0027】構造のヒドロキシ−ヒドロペルオキシド
と反応させることができる構造の好適なt−アルキル
ペルオキシハロオキサレート((X=Br又はCl、Q
=R4 −OO)の例には、t−ブチルペルオキシクロロ
オキサレート、t−アミルペルオキシクロロオキサレー
ト、1,1,3,3−テトラメチルブチルペルオキシク
ロロオキサレート及びイソプロピル−α−クミルペルオ
キシクロロオキサレートが含まれるが、これらに限定さ
れない。構造のt−アルキルペルオキシハロオキサレ
ートは、過剰のハロゲン化オキサリル、例えば、臭化オ
キサリル又は塩化オキサリルをt−アルキルヒドロペル
オキシドと、随意の1種以上の溶媒の存在下に、反応さ
せることによって製造することができる。過剰のハロゲ
ン化オキサリル及び随意の溶媒は、ストリッピング又は
蒸留によりt−アルキルペルオキシハロオキサレートか
ら分離することができる。好適な随意の溶媒の限定的で
はない例は上に示した。構造のt−アルキルペルオキ
シハロオキサレートを製造するのに好適なt−アルキル
ヒドロペルオキシドの例には、t−ブチルヒドロペルオ
キシド、t−アミルヒドロペルオキシド、t−ヘキシル
ヒドロペルオキシド、1,1,3,3−テトラメチルブ
チルヒドロペルオキシド、1−メチルシクロヘキシルヒ
ドロペルオキシド、パラメンタンヒドロペルオキシド、
2−ヒドロペルオキシ−2−メチル−3−ブチン、α−
クミルヒドロペルオキシド及びジイソプロピルベンゼン
モノドロペルオキシドが含まれるが、これらに限定され
ない。
【0028】本発明の合成法によって製造できる次の構
【化26】 の新規なO−アルキル OO−(ヒドロキシ−t−アル
キル)ペルオキシオキサレートは、アルキルハロオキサ
レート(又はハロゲン化オキサリル又はt−アルキルペ
ルオキシハロオキサレート)、ハロぎ酸アルキル及びカ
ルボン酸ハロゲン化物(カルボン酸無水物)と、随意に
無機又は有機塩基の存在下に、随意に溶媒の存在下で、
さらに反応させて、Zがそれぞれ構造(e)、(f)及
び(g)である構造の新規なモノペルオキシオキサレ
ートを形成させることができる。好適なハロゲン化オキ
サリル、アルキルハロオキサレート、無機又は有機塩基
及び随意の溶媒は上で示した。好適なハロぎ酸アルキル
の例としては、ブロムぎ酸イソプロピル、クロルぎ酸メ
チル、クロルぎ酸シクロヘキシル、クロルぎ酸4−t−
ブチルシクロヘキシル、クロルぎ酸2−フェノキシエチ
ル、クロルぎ酸3−t−ブチルペルオキシ−1,3−ジ
メチルブチル、クロルぎ酸フェニル及びクロルぎ酸ベン
ジルが含まれるが、これらに限定されない。好適なカル
ボン酸ハロゲン化物又はカルボン酸無水物の例として
は、塩化アセチル、塩化ベンゾイル、塩化イソブチリ
ル、塩化ラウロイル、塩化ピバロイル、塩化ネオデカノ
イル、無水酢酸、無水プロピオン酸及び無水こはく酸が
含まれるが、これらに限定されない。
【0029】次の構造
【化27】 (ここで、X=Br又はCl)の新規なペルオキシオキ
サレートは、ヒドロキシ−ヒドロペルオキシドを過剰の
ハロゲン化オキサリル、例えば臭化オキサリル又は塩化
オキサリルと反応させることにより製造することができ
る。構造の新規なペルオキシオキサレートは、構造
の新規なモノペルオキシオキサレートのいくつかに対す
る別の合成経路のための基質を提供する。例えば、構造
のモノペルオキシオキサレートは、過剰の水、アルカ
ノール又は過剰のt−アルキルヒドロペルオキシドと無
機又は有機塩基の存在下に、随意に溶媒の存在下に、さ
らに反応させて次の構造
【化28】 (ここで、Q=R−O又はR4 −OO)の新規なペルオ
キシオキサレートを生成させることができる。好適な無
機又は有機塩基、随意の溶媒、アルカノール及びt−ア
ルキルヒドロペルオキシドの限定的でない例は上にリス
トした。
【0030】構造Aの新規なペルオキシオキサレート化
合物−具体例 構造の新規なペルオキシオキサレートの例として、実
施例に示すものの他に、下記のようなものが包含される
が、もちろんこれらの限定されない。1−メチル−3−
(クロルカルボニルカルボニルペルオキシ)ブチルクロ
ロオキサレート、O−メチル OO−(3−ヒドロキシ
−1,1−ジメチルプロピル)モノペルオキシオキサレ
ート、O−シクロヘキシル OO−(3−ヒドロキシ−
1,1−ジメチルブチル)モノペルオキシオキサレー
ト、O−オクチル OO−(3−ヒドロキシ−1,1−
ジメチルブチル)モノペルオキシオキサレート、O−ド
デシル OO−(3−ヒドロキシ−1,1−ジメチルブ
チル)モノペルオキシオキサレート、O−(4−t−ブ
チルシクロヘキシル) OO−(3−ヒドロキシ−1,
1−ジメチルブチル)モノペルオキシオキサレート、O
−(2−フェノキシエチル) OO−(3−ヒドロキシ
−1,1−ジメチルブチル)モノペルオキシオキサレー
ト、O−アリル OO−(3−ヒドロキシ−1,1−ジ
メチルブチル)モノペルオキシオキサレート、O−フェ
ニル OO−(3−ヒドロキシ−1,1−ジメチルブチ
ル)モノペルオキシオキサレート、O−ベンジル OO
−(3−ヒドロキシ−1,1−ジメチルブチル)モノペ
ルオキシオキサレート、O−(3−t−ブチルペルオキ
シ−1,1−ジメチルブチル) OO−(3−ヒドロキ
シ−1,1−ジメチルブチル)モノペルオキシオキサレ
ート、O−メチル OO−(3−メトキシカルボニルカ
ルボニルオキシ−1,1−ジメチルブチル)モノペルオ
キシオキサレート、O−シクロヘキシル OO−(3−
シクロヘキソキシカルボニルカルボニルオキシ−1,1
−ジメチルブチル)モノペルオキシオキサレート、O−
ボルニル OO−(3−ボルニルオキシカルボニルカル
ボニルオキシ−1,1−ジメチルブチル)モノペルオキ
シオキサレート、O−ブチル OO−(3−ブトキシカ
ルボニルカルボニルオキシ−1,1−ジメチルブチル)
モノペルオキシオキサレート、O−オクチル OO−
(3−オクトキシカルボニルカルボニルオキシ−1,1
−ジメチルブチル)モノペルオキシオキサレート、O−
(2−エチルヘキシル) OO−[3−(2−エチルヘ
キソキシカルボニルカルボニルオキシ)−1,1−ジメ
チルブチル]モノペルオキシオキサレート、O−(4−
t−ブチルシクロヘキシル) OO−[3−(4−t−
ブチルシクロヘキソキシカルボニルカルボニルオキシ)
−1,1−ジメチルブチル]モノペルオキシオキサレー
ト、O−フェニル OO−(3−フェノキシカルボニル
カルボニルオキシ−1,1−ジメチルブチル)モノペル
オキシオキサレート、O−ベンジル OO−(3−ベン
ジルオキシカルボニルカルボニルオキシ−1,1−ジメ
チルブチル)モノペルオキシオキサレート、O−(2−
フェノキシエチル) OO−[3−(2−フェノキシエ
トキシカルボニルカルボニルオキシ)−1,1−ジメチ
ルブチル]モノペルオキシオキサレート、O−アリル
OO−(3−アリルオキシカルボニルカルボニルオキシ
−1,1−ジメチルブチル)モノペルオキシオキサレー
ト、O−シクロヘキシル OO−(3−メトキシカルボ
ニルオキシ−1,1−ジメチルブチル)モノペルオキシ
オキサレート、O−シクロヘキシル OO−(3−エト
キシカルボニルカルボニルオキシ−1,1−ジメチルブ
チル)モノペルオキシオキサレート、O−(2−エチル
ヘキシル) OO−(3−アセトキシ−1,1−ジメチ
ルブチル)モノペルオキシオキサレート、t−ブチル
3−t−ブチルペルオキシカルボニルカルボニルオキシ
−1,1−ジメチルブチル ジペルオキシオキサレー
ト、t−アミル 3−t−アミルペルオキシカルボニル
カルボニルオキシ−1,1−ジメチルブチルジペルオキ
シオキサレート。
【0031】構造Aの新規なペルオキシオキサレート−
有用性 A.エチレン性不飽和単量体の重合 エチレン性不飽和単量体の適当な温度及び圧力での遊離
基重合において、本発明の構造の新規なペルオキシオ
キサレート化合物は効率(開始剤に要求される要件の削
減など)に関して有効な開始剤であることが見出され
た。エチレン性不飽和単量体には、オレフィン類、例え
ば、エチレン、プロピレン、スチレン、α−メチルスチ
レン、p−メチルスチレン、クロルスチレン、ブロムス
チレン、塩化ビニルベンジル、ビニルピリジン及びジビ
ルベンゼン;ジオレフィン類、例えば、1,3−ブタジ
エン、イソプレン及びクロロプレン;ビニルエステル
類、例えば、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、ラウリ
ン酸ビニル、安息香酸ビニル及び炭酸ジビニル;不飽和
ニトリル類、例えば、アクリロニトリル及びメタクリロ
ニトリル;アクリル酸及びメタクリル酸並びにそれらの
無水物、エステル及びアミド、例えば、アクリル酸無水
物、アクリル酸アリル、メチル、エチル、n−ブチル、
2−ヒドロキシエチル、グリシジル、ラウリル及び2−
エチルヘキシル、メタクリル酸アリル、メチル、エチ
ル、n−ブチル、2−ヒドロキシエチル、グリシジル、
ラウリル及び2−エチルヘキシル、アクリルアミド及び
メタクリルアミド;無水マレイン酸及び無水イタコン
酸;マレイン酸、イタコン酸及びフマル酸並びにこれら
のエステル類;ビニルハロ及びビニリデンジハロ化合物
類、例えば、塩化ビニル、臭化ビニル、弗化ビニル、塩
化ビニリデン及び弗化ビニリデン;ペルハロオレフィン
類、例えば、テトラフルオルエチレン、ヘキサフルオル
プロピレン及びクロルトリフルオルエチレン;ビニルエ
ーテル類、例えば、メチルビニルエーテル、エチルビニ
ルエーテル及びn−ブチルビニルエーテル;アリルエス
テル類、例えば、酢酸アリル、安息香酸アリル、炭酸エ
チルアリル、燐酸トリアリル、フタル酸ジアリル、フマ
ル酸ジアリル、グルタル酸ジアリル、アジピン酸ジアリ
ル、炭酸ジアリル、ジエチレングリコールビス(アリル
カーボネート)(即ち、ADC);アクロレイン;メチ
ルビニルケトン;或はこれらの混合物が含まれる。
【0032】0℃〜100℃、好ましくは20℃〜90
℃、さらに好ましくは30℃〜75℃の温度及び単量体
基準で0.002重量%〜10重量%又はそれ以上、好
ましくは0.005重量%〜2重量%、さらに好ましく
は0.01重量%〜1重量%の構造のペルオキシオキ
サレート量(純粋物基準で)が、エチレン性不飽和単量
体の慣用の重合及び共重合において通常使用される。本
発明の新規な過酸化物は、米国特許第4,525,30
8号の第4欄の下段から第5欄の上段に開示されたよう
なその他の遊離基開始剤と併用することができる。本発
明の過酸化物をこれらの開始剤と併用すると、重合体製
造者のプロセスの融通性が付加され、それらの重合法を
“うまく調整する”のを可能にさせる。
【0033】B.不飽和ポリエステルの硬化 遊離基硬化剤の存在下に適当な硬化温度で加熱すること
による不飽和樹脂組成物の硬化において、本発明の構造
の新規なペルオキシオキサレート化合物は、硬化性不
飽和ポリエステル樹脂組成物において高められた効果活
性を示す。本発明の新規なペルオキシオキサレート化合
物により硬化できる不飽和ポリエステルは、通常不飽和
ポリエステルと1種以上のエチレン性不飽和単量体を含
有する。
【0034】不飽和ポリエステルは、例えば、少なくと
も1種のエチレン性不飽和のジ−又はポリカルボン酸、
無水物又は酸ハロゲン化物、例えばマレイン酸、フマル
酸、グルタコン酸、イタコン酸、メサコン酸、シトラコ
ン酸、アリルマロン酸、テトラヒドロフタル酸などを、
飽和又は不飽和のジ−又はポリオール、例えば、エチレ
ングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレング
リコール、1,2−及び1,3−プロパンジオール、
1,2−、1,3−及び1,4−ブタンジオール、2,
2−ジメチル−1,3−プロパンジオール、2−ヒドロ
キシメチル−2−メチル−1,3−プロパンジオール、
2−ブテン−1,4−ジオール、2−ブチン−1,4−
ジオール、2,4,4−トリメチル−1,3−ペンタン
ジオール、ペンタエリスリトール、マンニットなどによ
りエステル化することによって得られるときのポリエス
テルである。このようなジ−若しくはポリカルボン酸の
混合物及び(又は)ジ−若しくはポリオールの混合物も
使用することができる。ジ−又はポリカルボン酸は、飽
和のジ−若しくはポリカルボン酸、例えば、アジピン
酸、こはく酸、セバシン酸など及び(又は)芳香族ジ−
若しくはポリカルボン酸、例えば、フタル酸、トリメリ
ット酸、ピロメリット酸、イソフタル酸、テレフタル酸
などによって一部置き換えることができる。使用される
酸は、ハロゲンのような基により置換されていてもよ
い。このような好適なハロゲン化された酸は、例えば、
テトラクロルフタル酸、テトラブロムフタル酸、5,6
−ジカルボキシ−1,2,3,4,7,7−ヘキサクロ
ルビシクロ[2.2.1]−2−ヘプテンなどである。
【0035】不飽和ポリエステル樹脂組成物のその他の
成分である重合性単量体医は、好ましくは、該不飽和ポ
リエステルと共重合できるエチレン性不飽和単量体、例
えば、スチレン、α−メチルスチレン、p−メチルスチ
レン、クロルスチレン、ブロムスチレン、塩化ビニルベ
ンジル、ジビニルベンゼン、マレイン酸ジアリル、フマ
ル酸ジブチル、燐酸トリアリル、シアヌル酸トリアリ
ル、フタル酸ジアリル、フマル酸ジアリル、アクリル酸
メチル、メタクリル酸メチル、アクリル酸n−ブチル、
メタクリル酸n−ブチル、アクリル酸エチルなど或いは
これらの混合物であり得る。
【0036】好ましい不飽和ポリエステル樹脂組成物
は、不飽和ポリエステル成分としての、1,2−プロパ
ンジオール(ポリオール)、無水マレイン酸(不飽和ポ
リカルボン酸の無水物)及び無水フタル酸(芳香族ジカ
ルボン酸の無水物)のエステル化生成物及び単量体成分
としてのスチレンを含有する。
【0037】その他のタイプの不飽和ポリエステル樹脂
組成物も、硬化剤として本発明の新規な過酸化物化合物
を使用して硬化させることができる。これらの樹脂は、
不飽和ビニルエステル樹脂と称せられ、ビニルエステル
樹脂部分と1種以上の重合性単量体成分とからなる。ビ
ニルエステル樹脂成分は、エピクロルヒドリンのような
クロルエポキシドを適当な量のビスフェノール、例え
ば、ビスフェノールA[2,2−(4−ヒドロキシフェ
ニル)プロパン]と、水酸化ナトリウムのような塩基の
存在下に反応させて、クロルエポキシドから誘導された
末端エポキシ基を有する縮合生成物となし、次いで、こ
の縮合生成物を重合性不飽和カルボン酸、例えばアクリ
ル酸又はメタクリル酸と、酸性又は塩基性触媒の存在下
又は不在下に反応させてビニルエステル樹脂成分を形成
させることによって製造することができる。通常、スチ
レンは、不飽和ビニルエステル樹脂組成物の製造を完了
させるために重合性単量体成分として添加される。
【0038】約20℃〜100℃の温度及び硬化性不飽
和ポリエステル樹脂組成物について0.05重量%〜5
重量%又はそれ以上、好ましくは0.10重量%〜4重
量%、さらに好ましくは0.25重量%〜3重量%の構
の新規なペルオキシオキサレート量が通常使用され
る。
【0039】前記した不飽和ポリエステル樹脂組成物に
は、種々の材料、例えば、硫黄、ガラス、炭素及び硼素
繊維、カーボンブラック、シリカ、金属珪酸塩、クレ
ー、金属炭酸塩、酸化防止剤(AO)、熱安定剤、紫外
線(UV)及び光安定剤、増感剤、染料、顔料、促進
剤、酸化亜鉛のような金属酸化物、成核剤などを充填す
ることができる。
【0040】C.アリルジグリコールカーボネート(A
DC)の硬化 次式
【化29】 のジエチレングリコールビス(アリルカーボネート)
(ADC)を適当な硬化温度で遊離基硬化剤の存在下に
加熱することによってADC単量体を硬化又は重合させ
るにあたって、本発明の構造の新規なペルオキシオキ
サレートは、ADC単量体組成物に対して高められた効
果又は重合活性を示す。ADCは、商業的にCR−39
単量体(CAS Reg.No.142−22−3)
(ピッツバーグ・プレート・ガラス社)として導入さ
れ、ジエチレングリコールビス(クロルホーメート)を
アルカリの存在下にアリルアルコールと反応させること
によって製造される(J.I.クロシュビッツ及びM.
ホーウエ編「カーク・オスマーのエンサイクロペデイア
オブ ケミカル テクノロジー」、R.ドウベンコ、
“アリル単量体及び重合体”J.I.クロシュビッツ及
びM.ホーウエ編、第4版第2巻、ウイリー−インタン
サイエンスパブリケーション、ジョンウイリー&ソンズ
社、ニューヨーク、1992,pp163−168)。
ADC単量体は、単独で又はその他の共単量体、例え
ば、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル、アリ
ルエステル、ジカルボン酸ジアリル(例えば、フタル酸
ジアリル)、無水マレイン酸及びその他の単量体と共に
硬化させ又は重合させて透明で強靭で耐破断性で耐溶剤
性である透明な注型品又はレンズを生成させることがで
きる。ADC単量体組成物の硬化又は重合は、バルクで
(溶媒を存在させずに)行われる。一般に、ADC単量
体組成物を硬化又は重合させて注型シート又はレンズを
形成させるのは、2段階で行われる。第一段階は、重合
の大部分を含み、硬化開始剤、通常は低級ジアルキルペ
ルオキシジカーボネートの存在下に35℃〜120℃の
温度で行われる。硬化又は重合時間は、約5時間〜約5
0時間の間である。一般に、第一段階では、時間−温度
プロフィルが使用される。時間−温度プロフィルの例を
以下の表に示す。
【0041】
【表1】
【0042】ADC単量体組成物の硬化又は重合の第二
段階は、ADC樹脂の100℃〜150℃での1〜数時
間にわたる後硬化又はアニーリングを含む。ADC樹脂
の後硬化は115℃で2時間であろう。
【0043】硬化性又は重合性ADC単量体組成物につ
いて約1重量%〜6重量%又はそれ以上、好ましくは2
重量%〜5重量%、さらに好ましくは2.5重量%〜4
重量%の新規なペルオキシオキサレート化合物量が通常
使用される。
【0044】上記のADC樹脂には、種々の材料、例え
ば、酸化防止剤(AO)、熱安定剤、紫外線(UV)及
び光安定剤、着色剤、光発色剤及び染料を充填すること
ができる。さらに、ADC樹脂組成物は、米国特許第
4,217,433号に開示されたアクリル系重合体及
び収縮防止性低分子量アクリル系樹脂を含有することが
できる。このような収縮防止性添加剤は、ADC単量体
が重合するときに起こる14%の収縮に逆らうために使
用される。
【0045】構造Aの新規なペルオキシオキサレート−
製造及び有用性の例 下記の実施例は、本発明の実施により意図される最良の
態様をさらに例示し、本発明の詳細な製造例及び有用性
を例示するために示すものであり、本発明の範囲を制限
するようなものではない。
【0046】例1:次式のO−エチル OO−(3−エ
トキシカルボニルカルボニルオキシ−1,1−ジメチル
ブチル)モノペルオキシオキサレート(I−1)の製造
【化30】
【0047】磁気撹拌棒、凝縮器、温度計及び滴下ロー
トを備え且つ氷浴で冷却した250mLの3口フラスコ
に4.3g(30.0ミリモル)の乾燥94.4%3−
ヒドロキシ−1,1−ジメチルブチルヒドロペルオキシ
ド、6.7g(85.0ミリモル)の乾燥ピリジン及び
60mLのメチルt−ブチルエーテル(MTBE)を装
入した。フラスコの内容物を1℃に冷却した。次いで、
得られた5〜8℃で激しく撹拌した溶液に、8.8g
(63.0ミリモル)の98%塩化エチルオキサリルを
10mLのMTBEに溶解してなる溶液をゆっくりと添
加した。添加が始まってから間もなく固体状の塩化ピリ
ジニウムが生成した。添加が完了した後、反応混合物を
2℃で45分間撹拌し、その後、10mLの水を添加
し、反応混合物を3〜4℃でさらに20分間撹拌した。
次いで、水性相を分離し、有機相を35mLづつの5%
HCl水溶液により3回洗浄し、次いで75mLづつの
水により2回洗浄した。生成物溶液を5重量%の無水M
gSO4 で乾燥し、使い果たした乾燥剤をろ別した後、
溶媒を真空下に除去して11.3g(理論値の>100
%、較正せず)の無色液体を得た。この生成物の赤外線
(IR)スペクトルは、3500cm-1の領域にわずか
なOHバンドをを示した。主要なモノペルオキシオキサ
レートのカルボニルバンドは1791.1cm-1に存在
し、主要なしゅう酸のカルボニルバンドは1741.6
cm-1に存在し、過酸化物(−OO−)はバンドは約8
60cm-1に存在した。この生成物は62℃の迅速加熱
試験[J.Chem.Ed.48,A451(197
0)]結果を有したが、これからこの生成物が非常に低
温用の過酸化物であることを確認された。この生成物
は、ペルオキシエステル活性酸素法に従って4.77%
の活性酸素(理論値4.79%)を含有し、従って生成
物の純度は99.6%であり、較正された収率は100
%であった。
【0048】製造方法、収率データ、迅速加熱データ及
び赤外線スペクトルデータに基づいて、この反応で得ら
れた生成物は、所望の標記化合物であった。O−エチル
OO−(3−エトキシカルボニルカルボニルオキシ−
1,1−ジメチルブチル)モノペルオキシオキサレート
(I−1)はトリクロルエチレン中で25℃の10時間
半減期温度を有することがわかった。従って、I−1
は、従来技術のOO−t−アルキル O−アルキルモノ
ペルオキシオキサレートと比べて、極めて活性な過酸化
物であった。
【0049】例2:次式の1,3−ジメチル−3−(ク
ロルカルボニルカルボニルペルオキシ)ブチルクロルオ
キサレート(I−2)の製造
【化31】
【0050】磁気撹拌棒、凝縮器、温度計及び滴下ロー
トを備え且つ氷浴で冷却した250mLの3口フラスコ
に38.1g(300ミリモル)の塩化オキサリル及び
80mLのMTBEを装入した。次いでフラスコ内容物
を1℃に冷却した。次いで、4.3g(30ミリモル)
の乾燥94.4%3−ヒドロキシ−1,1−ジメチルブ
チルヒドロペルオキシド及び9.5gのメトキシエチル
エーテル(ジグリム)を20mLのMTBEに溶解した
ものをフラスコ内容物に1℃で30分間わたりゆっくり
と添加した。ジグリムは、生成物のための安全希釈剤と
して使用した。次いで、反応混合物をさらに0℃で12
0分間撹拌し、その後、MTBE及び過剰の塩化オキサ
リルを0℃で水アスピレーターを使用して減圧下に除去
して23.5g(理論値の>100%、較正せず、所期
の収量=19gのジグリム希釈生成物)のわずかに黄色
の液体を得た。この生成物のIRスペクトルは、350
0cm-1の領域に痕跡に過ぎないOHバンドを示した。
主要なモノペルオキシオキサレートのカルボニルバンド
は1790cm-1に存在し、主要なしゅう酸のカルボニ
ルバンドは約1750cm-1に存在した。この生成物
は、このものが非常に低温用の過酸化物であることを確
認する66℃の迅速加熱試験結果を有した。製造方法、
粗収率データ、迅速加熱データ及び赤外線スペクトルデ
ータに基づいて、この反応で得られた生成物は、所望の
標記化合物であった。
【0051】標記過酸化物の第二の製造を、4.0gだ
けのジグリム安全希釈剤を使用したことを除いて、上記
と類似の態様で行った。この実験では、16.8g(理
論理の>100%、較正せず、所期の収量=13.5g
のジグリム希釈生成物)のわずかに黄色の液状生成物が
得られた。この生成物のIRスペクトルは、3500c
-1の領域に痕跡に過ぎないOHバンドを示した。主要
なモノペルオキシオキサレートのカルボニルバンドは1
795cm-1に存在し、主要なしゅう酸のカルボニルバ
ンドは約1750cm-1に存在した。この生成物は、こ
のものが非常に低温用の過酸化物であることをやはり確
認する63℃(大きくポンとはじける)の迅速加熱試験
結果を有した。この実験では、製造方法、得られた粗収
率データ、迅速加熱データ及び赤外線スペクトルデータ
に基づいて、所望の過酸化物生成物が製造された。
【0052】標記過酸化物の第三の製造を、ジグリム安
全希釈剤を使用しなかったことを除いて、上記と類似の
態様で行った。この実験では、9.5g(理論理の10
0%、較正せず、所期の収量=9.5gのジグリム希釈
生成物)のわずかに黄色の液状生成物が得られた。この
生成物のIRスペクトルは、3500cm-1の領域に痕
跡に過ぎないOHバンドを示した。主要なモノペルオキ
シオキサレートのカルボニルバンドは1795cm-1
存在し、主要なしゅう酸のカルボニルバンドは約175
0cm-1に存在した。この生成物は、このものが非常に
低温用の過酸化物であることをやはり確認する51℃の
迅速加熱試験結果を有した。この実験では、製造方法、
粗収率データ、迅速加熱データ及び赤外線スペクトルデ
ータに基づいて、所望の過酸化物生成物が製造された。
【0053】例3:(I−2)からO−エチル OO−
(3−エトキシカルボニルカルボニルオキシ−1,1−
ジメチルブチル)モノペルオキシオキサレート(I−
1)の製造 磁気撹拌棒、凝縮器、温度計及び滴下ロートを備え且つ
氷浴で冷却した250mLの3口フラスコに2.8g
(60ミリモル)のエタノール、3.4g(43ミリモ
ル)の乾燥ピリジン及び60mLのMTBEを装入し
た。フラスコの内容物を0℃に冷却した。次いで、得ら
れた0℃で激しく撹拌した溶液に、4.8g(15ミリ
モル)の1,3−ジメチル−3−(クロルカルボニルカ
ルボニルペルオキシ)ブチルクロロオキサレート(I−
2)を10mLのMTBEに溶解してなる溶液をゆっく
りと添加した。添加が完了した後、反応混合物を2℃で
60分間撹拌し、その後、20mLの水を添加し、反応
混合物を3〜4℃でさらに5分間撹拌した。次いで、水
性相を分離し、有機相を35mLづつの5%HCl水溶
液により3回洗浄し、次いで75mLづつの水により2
回洗浄した。生成物溶液を5重量%の無水MgSO4
乾燥し、使い果たした乾燥剤をろ別した後、溶媒を0℃
で水アスピレーター/真空ポンプを使用して真空下に除
去して3.6g(理論値の72%、較正せず)の無色液
体を得た。この生成物のIRスペクトルは、3500c
-1の領域にわずかなOHバンドをを示した。主要なモ
ノペルオキシオキサレートのカルボニルバンドは179
1.1cm-1に存在し、主要なしゅう酸のカルボニルバ
ンドは1741.6cm-1に存在した。過酸化物(−O
O−)はバンドは約860cm-1に存在した。この生成
物は、このものが非常に低温用の過酸化物であることを
やはり確認する60℃の迅速加熱試験結果を有した。
【0054】製造方法、収率データ、迅速加熱データ及
び赤外線スペクトルデータに基づいて、この反応で得ら
れた生成物は所望の過酸化物生成物(I−1)であっ
た。この例からの生成物のIRスペクトルは、例1から
の生成物のIRスペクトルと正に同じであった。故に、
二つの異なる合成法、即ち、この例の方法及び例1の方
法ががO−エチル OO−(3−エトキシカルボニルカ
ルボニルオキシ−1,1−ジメチルブチル)モノペルオ
キシオキサレートを製造するのに使用された。
【0055】例4:次式のO−エチル OO−(3−ヒ
ドロキシ−1,1−ジメチルブチル)モノペルオキシオ
キサレート(I−3)の製造
【化32】
【0056】磁気撹拌棒、凝縮器、温度計及び滴下ロー
トを備え且つドライアイス浴で冷却した250mLの3
口フラスコに6.0g(44.0ミリモル)の乾燥98
%3−ヒドロキシ−1,1−ジメチルブチルヒドロペル
オキシド、9.8g(80.0ミリモル)の乾燥2,
4,6−コリジン及び50mLの塩化メチレンを装入し
た。フラスコの内容物を−78℃に冷却した。次いで、
得られた−78℃で激しく撹拌した溶液に、5.6g
(40.0ミリモル)の98%塩化エチルオキサリルを
40mLの塩化メチレンに溶解してなる溶液を15〜2
0分間にわたりゆっくりと添加した。添加が完了した
後、反応混合物を−78℃で4時間撹拌し、次いで25
℃で60分間撹拌し、その後、100mLの水を添加
し、反応混合物を25℃でさらに5分間撹拌した。次い
で、水性相を分離し、有機相を50mLづつの5%HC
l水溶液により2回洗浄し、次いで50mLづつの水に
より洗浄水が中性になるまで洗浄した。生成物溶液を5
重量%の無水MgSO4 で乾燥し、使い果たした乾燥剤
をろ別した後、溶媒を真空下に除去して5.5g(理論
値の59%、較正せず)の無色油状物を得た。この生成
物のIRスペクトルは、3500cm-1の領域に大きい
OHバンドを示し、主要なモノペルオキシオキサレート
のカルボニルバンドは1790cm-1に存在し、主要な
しゅう酸のカルボニルバンドは1735cm-1に存在し
た。この生成物は、この生成物が非常に低温用の過酸化
物であることを確認する55℃の迅速加熱試験結果を有
した。この生成物は、ペルオキシエステル活性酸素法に
従って3.71%の活性酸素(理論値6.83%)を含
有し、従って生成物の純度は54%であり、較正された
収率は32%であった。製造方法、活性酸素含有量、迅
速加熱データ及び赤外線スペクトルデータに基づいて、
この反応で得られた生成物は、所望の標記化合物であっ
た。
【0057】例5:次式のO−(2−エチルヘキシル)
OO−(3−ヒドロキシ−1,1−ジメチルブチル)
モノペルオキシオキサレート(I−4)の製造
【化33】
【0058】磁気撹拌棒、凝縮器、温度計及び滴下ロー
トを備え且つドライアイス浴で冷却した250mLの3
口フラスコに6.4g(44.0ミリモル)の乾燥92
%3−ヒドロキシ−1,1−ジメチルブチルヒドロペル
オキシド、9.8g(80.0ミリモル)の乾燥2,
4,6−コリジン及び50mLの塩化メチレンを装入し
た。フラスコの内容物を−78℃に冷却した。次いで、
得られた−78℃で激しく撹拌した溶液に、9.0g
(40.0ミリモル)の98%塩化2−エチルヘキシル
オキサリル(過剰の塩化オキサリルと2−エチルヘキサ
ノールを反応させ、次いで過剰の塩化オキサリルを除去
することによって製造した)を40mLの塩化メチレン
に溶解してなる溶液を15〜20分間にわたりゆっくり
と添加した。添加が完了した後、反応混合物を−78℃
で4時間撹拌し、次いで25℃で60分間撹拌し、その
後、100mLの水を添加し、反応混合物を25℃でさ
らに5分間撹拌した。次いで、水性相を分離し、有機相
を50mLづつの5%HCl水溶液により2回洗浄し、
次いで50mLづつの水により洗浄水が中性になるまで
洗浄した。生成物溶液を5重量%の無水MgSO4 で乾
燥し、使い果たした乾燥剤をろ別した後、溶媒を真空下
に除去して10.0g(理論値の79%、較正せず)の
無色油状物を得た。この生成物のIRスペクトルは、3
500cm-1の領域に大きいOHバンドを示した。この
生成物は、この生成物が低温用の過酸化物であることを
確認する58℃の迅速加熱試験結果を有した。この生成
物は、ペルオキシエステル活性酸素法に従って3.98
%の活性酸素(理論値5.02%)を含有し、従って生
成物の純度は79%であり、較正された収率は62%で
あった。製造方法、収量データ、迅速加熱データ及び赤
外線スペクトルデータに基づいて、この反応で得られた
生成物は、所望の標記化合物であった。
【0059】例6:次式のO−(2−エチルヘキシル)
OO−[3−(2−エチルヘキソキシカルボニルカル
ボニルオキシ)−1,1−ジメチルブチル]モノペルオ
キシオキサレート(I−5)の製造
【化34】
【0060】磁気撹拌棒、温度計及び滴下ロートを備え
且つ循環氷冷水で冷却したジャケット付き頂部開口反応
器(約250mL)に2.9g(20ミリモル)の乾燥
91.7%3−ヒドロキシ−1,1−ジメチルブチルヒ
ドロペルオキシド、3.5g(44ミリモル)の乾燥ピ
リジン及び75mLの塩化メチレンを装入した。フラス
コの内容物を0℃に冷却した。次いで、得られた約0℃
で激しく撹拌した溶液に、8.8g(40.0ミリモ
ル)の98%2−エチルヘキシルクロロオキサレート
(過剰の塩化オキサリルと2−エチルヘキサノールを反
応させ、次いで過剰の塩化オキサリルを除去することに
よって予め製造した)を25mLの塩化メチレンに溶解
してなる溶液をゆっくりと添加した。添加が終了した
後、反応混合物を0℃で60分間撹拌し、その後、50
mLの水を添加し、反応混合物を5℃でさらに10分間
撹拌した。次いで、水性相を分離し、有機相を20mL
づつの5%HCl水溶液により洗浄し、次いで50mL
づつの水により2回洗浄した。生成物溶液を約5重量%
の無水MgSO4 で乾燥し、使い果たした乾燥剤をろ別
した後、溶媒を真空下に除去して10.5g(理論値の
>100%、較正せず)の無色液体を得た。この生成物
のIRスペクトルは、約1790cm-1で主要なモノペ
ルオキシオキサレートのカルボニルバンドを、約175
0cm-1で主要なしゅう酸のカルボニルバンドを示し
た。この生成物は、この生成物が非常に低温用の過酸化
物であることを確認する72〜75℃の迅速加熱試験結
果を有した。この生成物は、ペルオキシエステル活性酸
素法に従って2.86%の活性酸素(理論値3.18
%)を含有し、従って生成物の純度は90%であり、較
正された収率は94%であった。製造方法、収量デー
タ、迅速加熱データ及び赤外線スペクトルデータに基づ
いて、この反応で得られた生成物は、所望の標記化合物
であった。
【0061】例7:次式のOO−[3−(4−メチル−
2−ペントキシカルボニルカルボニルオキシ)−1,−
ジメチルブチル] O−(4−メチル−2−ペンチル)
モノペルオキシオキサレート(I−6)の製造
【化35】
【0062】この例では、上記化合物を二つの合成工程
で製造した。第一の工程では、4−メチル−2−ペンタ
ノールを50モル%過剰の塩化オキサリルと反応させ
た。反応が完了したならば、過剰の塩化オキサリルを生
成物から減圧下にストリッピングして96.2%の純度
を有する4−メチル−2−ペンチルクロロオキサレート
を88.2%の較正された収率で生成させた。第二の工
程では、4−メチル−2−ペンチルクロロオキサレート
をピリジンの存在下に3−ヒドロキシ−1,1−ジメチ
ルブチルヒドロペルオキシドと反応させて以下に記載の
ように化合物を生成させた。
【0063】磁気撹拌棒、凝縮器、温度計及び滴下ロー
トを備え且つ氷浴で冷却した250mLの3口フラスコ
に4.3g(30.0ミリモル)の乾燥94.4%3−
ヒドロキシ−1,1−ジメチルブチルヒドロペルオキシ
ド、6.7g(85.0ミリモル)の乾燥ピリジン及び
50mLのメチルt−ブチルエーテル(MTBE)を装
入した。フラスコの内容物を3℃に冷却した。次いで、
得られた3〜8℃で激しく撹拌した溶液に、11.9g
(59.4ミリモル)の96.2%4−メチル−2−ペ
ンチルクロロオキサレートを25mLのMTBEに溶解
してなる溶液を30分間にわたりゆっくりと添加した。
反応混合物を0〜5℃で60分間撹拌し、その後、10
0mLの水、50mLづつの5%塩酸水溶液により2回
洗浄し、次いで100mLづつの水により7のpHまで
洗浄した。生成物溶液を5重量%の無水MgSO4 で乾
燥し、使い果たした乾燥剤をろ別した後、溶媒を真空下
に除去して12.6g(理論値の95%、較正せず)の
無色液体を得た。この生成物のIRスペクトルは、35
00cm-1の領域に有意のOHバンドを示さなかった。
主要なモノペルオキシオキサレートのカルボニルバンド
は1795cm-1に存在し、主要なしゅう酸のカルボニ
ルバンドは約1740cm-1に存在した。この生成物
は、この生成物が非常に低温用の過酸化物であることを
確認する48℃の迅速加熱試験結果を有した。製造方
法、収量データ、迅速加熱データ及び赤外線スペクトル
データに基づいて、この反応で得られた生成物は、所望
の標記化合物であった。
【0064】例8:次式のO−t−ブチル OO−[3
−(t−ブトキシカルボニルカルボニルオキシ)−1,
1−ジメチルブチル]モノペルオキシオキサレート(I
−7)の製造
【化36】
【0065】磁気撹拌棒、凝縮器、温度計及び滴下ロー
トを備え且つ氷浴で冷却した250mLの3口フラスコ
に4.3g(30.0ミリモル)の乾燥94.4%3−
ヒドロキシ−1,1−ジメチルブチルヒドロペルオキシ
ド、6.7g(85.0ミリモル)の乾燥ピリジン及び
60mLのMTBEを装入した。フラスコの内容物を0
℃に冷却した。次いで、得られた5〜8℃で激しく撹拌
した溶液に、10.4g(63.0ミリモル)の100
%t−ブチルクロロオキサレート(過剰の塩化オキサリ
ルをt−ブタノールと反応させ、次いで過剰の塩化オキ
サリルを除去することによって予め製造した)を10m
LのMTBEに溶解してなる溶液をゆっくりと添加し
た。添加が完了した後、反応混合物を0℃で45分間撹
拌し、次いで10mLの水を添加し、反応混合物を3〜
4℃でさらに20分間撹拌した。次いで、水性相を分離
し、有機相を35mLづつの5%HCl水溶液により3
回洗浄し、次いで75mLづつの水により2回洗浄し
た。生成物溶液を5重量%の無水MgSO4 で乾燥し、
使い果たした乾燥剤をろ別した後、溶媒を真空下に除去
して11.0g(理論値の94%、較正せず)の無色液
体を得た。この生成物のIRスペクトルは、3500c
-1の領域に有意のOHバンドを示さなかった。主要な
モノペルオキシオキサレートのカルボニルバンドは17
90cm-1に存在し、主要なしゅう酸のカルボニルバン
ドは約1735cm-1に存在した。この生成物は、この
生成物が非常に低温用の過酸化物であることを確認する
迅速加熱試験結果(36℃)を有した。製造方法、収率
データ、迅速加熱データ及び赤外線スペクトルデータに
基づいて、この反応で得られた生成物は、所望の標記化
合物であった。
【0066】例9:次式のO−ネオペンチル OO−
(3−ネオペントキシカルボニルカルボニルオキシ−
1,1−ジメチルブチル)モノペルオキシオキサレート
(I−8)の製造
【化37】
【0067】磁気撹拌棒、凝縮器、温度計及び滴下ロー
トを備え且つ氷浴で冷却した250mLの3口フラスコ
に2.9g(20.0ミリモル)の乾燥94.4%3−
ヒドロキシ−1,1−ジメチルブチルヒドロペルオキシ
ド、4.5g(57ミリモル)の乾燥ピリジン及び60
mLのMTBEを装入した。フラスコの内容物を0℃に
冷却した。次いで、得られた0℃で激しく撹拌した溶液
に、7.5g(42ミリモル)の100%ネオペンチル
クロロオキサレート(過剰の塩化オキサリルをネオペン
チルアルコールと反応させ、次いで過剰の塩化オキサリ
ルを除去することによって予め製造した)を10mLの
MTBEに溶解してなる溶液をゆっくりと添加した。添
加が終了した後、反応混合物を0℃で45分間撹拌し、
次いで10mLの水を添加し、反応混合物を3〜4℃で
さらに20分間撹拌した。次いで、水性相を分離し、有
機相を35mLづつの5%HCl水溶液により3回洗浄
し、次いで75mLづつの水により2回洗浄した。生成
物溶液を5重量%の無水MgSO4 で乾燥し、使い果た
した乾燥剤をろ別した後、溶媒を真空下に除去して9.
0g(理論値の>100%、較正せず)の無色液体を得
た。この生成物のIRスペクトルは、3500cm-1
領域に小さいOHバンドを示した。主要なモノペルオキ
シオキサレートのカルボニルバンドは約1790cm-1
に存在し、主要なしゅう酸のカルボニルバンドは約17
35cm-1に存在した。この生成物は、この生成物が非
常に低温用の過酸化物であることを確認する75℃の迅
速加熱試験結果を有した。この生成物は、ペルオキシエ
ステル活性酸素法に従って3.61%の活性酸素(理論
値3.82%)を含有し、従って生成物の純度は95%
であり、較正された収率は100%であった。製造方
法、活性酸素含有量、迅速加熱データ及び赤外線スペク
トルデータに基づいて、この反応で得られた生成物は、
所望の標記化合物であった。
【0068】例10:次式のO−ベンジル OO−(3
−ベンジルオキシカルボニルカルボニルオキシ−1,1
−ジメチルブチル)モノペルオキシオキサレート(I−
9)の製造
【化38】
【0069】磁気撹拌棒、凝縮器、温度計及び滴下ロー
トを備え且つ氷浴で冷却した250mLの3口フラスコ
に2.9g(20.0ミリモル)の乾燥94.4%3−
ヒドロキシ−1,1−ジメチルブチルヒドロペルオキシ
ド、4.5g(57ミリモル)の乾燥ピリジン及び60
mLのMTBEを装入した。フラスコの内容物を1℃に
冷却した。次いで、得られた0℃で激しく撹拌した溶液
に、8.6g(42ミリモル)の96.6%ベンジルク
ロロオキサレート(過剰の塩化オキサリルをベンジルア
ルコールと反応させ、次いで過剰の塩化オキサリルを除
去することによって予め製造した)を10mLのMTB
Eに溶解してなる溶液をゆっくりと添加した。添加が終
了した後、反応混合物を2℃で45分間撹拌し、次いで
10mLの水を添加し、反応混合物を3〜4℃でさらに
20分間撹拌した。次いで、水性相を分離し、有機相を
35mLづつの5%HCl水溶液により3回洗浄し、次
いで75mLづつの水により2回洗浄した。生成物溶液
を5重量%の無水MgSO4 で乾燥し、使い果たした乾
燥剤をろ別した後、溶媒を真空下に除去して9.1g
(理論値の99%、較正せず)の無色液体を得た。この
生成物のIRスペクトルは、3500cm-1の領域にわ
ずかなOHバンドを示した。主要なモノペルオキシオキ
サレートのカルボニルバンドは1790cm-1に存在
し、主要なしゅう酸のカルボニルバンドは約1740c
-1に存在した。この生成物は、この生成物が非常に低
温用の過酸化物であることを確認する73℃の迅速加熱
試験結果を有した。この生成物は、ペルオキシエステル
活性酸素法に従って3.02%の活性酸素(理論値3.
49%)を含有し、従って生成物の純度は87%であ
り、較正された収率は86%であった。製造方法、収率
データ、迅速加熱データ及び赤外線スペクトルデータに
基づいて、この反応で得られた生成物は、所望の標記化
合物であった。
【0070】例11:次式のO−ヘキサフルオルアミル
OO−(3−ヘキサフルオルアミルオキシカルボニル
カルボニルオキシ−1,1−ジメチルブチル)モノペル
オキシオキサレート(I−10)の製造
【化39】
【0071】磁気撹拌棒、凝縮器、温度計及び滴下ロー
トを備え且つ氷浴で冷却した250mLの3口フラスコ
に1.5g(10.0ミリモル)の乾燥94.4%3−
ヒドロキシ−1,1−ジメチルブチルヒドロペルオキシ
ド、2.3g(29ミリモル)の乾燥ピリジン及び60
mLのMTBEを装入した。フラスコの内容物を1℃に
冷却した。次いで、得られた0℃で激しく撹拌した溶液
に、6.6g(21ミリモル)の91.3%ヘキサフル
オルアミルクロロオキサレート(過剰の塩化オキサリル
をヘキサフルオルアミルアルコールと反応させ、次いで
過剰の塩化オキサリルを除去することによって予め製造
した)を10mLのMTBEに溶解してなる溶液をゆっ
くりと添加した。添加が終了した後、反応混合物を0℃
で45分間撹拌し、次いで10mLの水を添加し、反応
混合物を3〜4℃でさらに20分間撹拌した。次いで、
水性相を分離し、有機相を35mLづつの5%HCl水
溶液により3回洗浄し、次いで75mLづつの水により
2回洗浄した。生成物溶液を5重量%の無水MgSO4
で乾燥し、使い果たした乾燥剤をろ別した後、溶媒を真
空下に除去して7.3g(理論値の>100%、較正せ
ず)の無色液体を得た。この生成物は、ペルオキシエス
テル活性酸素法に従って1.77%の活性酸素(理論値
2.52%)を含有し、従って生成物の純度は70%で
あり、較正された収率は81%であった。この生成物
は、この生成物が低温用の過酸化物であることを確認す
る93℃の迅速加熱試験結果を有した。他の類似のモノ
ペルオキシオキサレートと比べて高い迅速加熱温度は、
他のモノペルオキシオキサレートの活性酸素含有量より
も化合物中の活性酸素含有量が低いためであった。製造
方法、収率データ、迅速加熱データ及び赤外線スペクト
ルデータに基づいて、この反応で得られた生成物は、所
望の標記化合物であった。
【0072】例12:次式のOO−[3−(3−t−ブ
チルペルオキシ−1,3−ジメチルブトキシカルボニル
カルボニルオキシ)−1,1−ジメチルブチル] O−
(3−t−ブチルペルオキシ−1,3−ジメチルブチ
ル)モノペルオキシオキサレート(I−11)の製造
【化40】
【0073】この例では、上記化合物を二つの合成工程
で製造した。第一の工程では、3−t−ブチルペルオキ
シ−1,3−ジメチルブタノールを100%モル過剰の
塩化オキサリルと反応させた。反応が完了したならば、
過剰の塩化オキサリルを生成物から減圧下にストリッピ
ングして98.1%の純度を有する3−t−ブチルペル
オキシ−1,3−ジメチルブチルクロロオキサレートを
98.4%の較正された収率で生成させた。第二の工程
では、3−t−ブチルペルオキシ−1,3−ジメチルブ
チルクロロオキサレートをピリジンの存在下に3−ヒド
ロペルオキシ−1,1−ジメチルブタノールと反応させ
て以下に記載のように化合物を生成させた。
【0074】磁気撹拌棒、凝縮器、温度計及び滴下ロー
トを備え且つ氷浴で冷却した250mLの3口フラスコ
に2.9g(20.0ミリモル)の乾燥94.1%3−
ヒドロキシ−1,1−ジメチルブチルヒドロペルオキシ
ド、4.8g(61.0ミリモル)の乾燥ピリジン及び
40mLのMTBEを装入した。フラスコの内容物を3
℃に冷却した。次いで、得られた3〜7℃で激しく撹拌
した溶液に、11.5g(40.0ミリモル)の98.
1%3−t−ブチルペルオキシ−1,3−ジメチルブチ
ルクロロオキサレートを10mLのMTBEに溶解して
なる溶液を30分間にわたりゆっくりと添加した。反応
混合物を0〜10℃で120分間撹拌し、その後、10
0mLの水、50mLづつの5%塩酸水溶液により2回
洗浄し、次いで100mLづつの水により7のpHまで
洗浄した。生成物溶液を5重量%の無水MgSO4 で乾
燥し、使い果たした乾燥剤をろ別した後、溶媒を真空下
に除去して12.1g(理論値の97%、較正せず)の
無色液体を得た。この生成物のIRスペクトルは、35
00cm-1の領域に有意のOHバンドを示さなかった。
主要なモノペルオキシオキサレートのカルボニルバンド
は約1800cm-1に存在し、主要なしゅう酸のカルボ
ニルバンドは約1750cm-1に存在した。モノペルオ
キシオキサレートの活性酸素含有量(2.08)に基づ
いて、この生成物の純度は約80%であり、較正された
収率は約78%であった。製造方法、純度及び収率デー
タ、赤外線スペクトルデータに基づいて、この反応で得
られた生成物は、所望の標記化合物であった。
【0075】例13:次式のt−ブチル 3−t−ブチ
ルペルオキシカルボニルカルボニルオキシ−1,1−ジ
メチルブチルジペルオキシオキサレート(I−12)の
製造
【化41】
【0076】この例では標記化合物を二つの合成工程で
製造した。第一工程では、t−ブチルヒドロペルオキシ
ドを100%モル過剰の塩化オキサリルと反応させて次
式(A−1)
【化42】 のt−ブチルペルオキシクロロオキサレートを形成させ
た。第二工程で、t−ブチルペルオキシクロロオキサレ
ート(A−1)を3−ヒドロキシ−1,1−ジメチルブ
チルヒドロペルオキシドとピリジンの存在下に反応させ
て化合物(I−12)を生成させた。
【0077】125mLのフラスコに9.3g(100
ミリモル)の97%t−ブチルヒドロペルオキシド、7
5mLのペンタン及び3gの無水MgSO4 を室温で装
入した。内容物を30分間撹拌し、その後、内容物をろ
過し、使い果たした乾燥剤を25mLのペンタンで洗浄
し、ペンタン洗浄液をろ液と一緒にした。磁気撹拌棒、
凝縮器、温度計及び滴下ロートを備え且つ氷浴で冷却し
た3口フラスコに25.4g(200ミリモル)の塩化
オキサリル及び25mLのペンタンを装入した。溶液を
0℃に冷却した。次いで、撹拌した塩化オキサリル/ペ
ンタン容液にt−ブチルヒドロペルオキシドの乾燥ペン
タン溶液を0℃で60分間でゆっくりと添加した。反応
混合物を0℃でさらに3時間撹拌した。次いで、ペンタ
ン及び過剰の塩化オキサリルを氷冷水温度でストリッピ
ングすることによって除去し、18.5g(理論値の>
100%、較正せず、理論収量=18.1g)の液状生
成物を得た。この生成物のIRスペクトルは、3500
cm-1の領域に非常にわずかなOHバンド及び1797
cm-1で1個の主要なモノペルオキシオキサレートのカ
ルボニルバンドを示した。この生成物は、生成物t−ブ
チルペルオキシクロロオキサレートが非常に低温用の過
酸化物であることを確認する45℃(非常に大きくパン
とはじけた)の迅速加熱試験結果を有した。衝撃試験
[J.Chem.Ed.48,A451(1971)]
は、この生成物が3inで衝撃に敏感であったが1in
では衝撃に敏感ではなかったことを示した。この生成物
が熱及び衝撃に敏感であるために、続いて使用する前に
これを等重量のジグリムで希釈した。ジグリムで希釈さ
れた生成物は、60℃(穏やかな分解)の迅速加熱試験
結果及び20inより大の衝撃感度を有した。
【0078】第二の工程では、磁気撹拌棒、凝縮器、温
度計及び滴下ロートを備え且つ氷浴で冷却した250m
Lの3口フラスコに1.4g(10.0ミリモル)の乾
燥94.4%3−ヒドロキシ−1,1−ジメチルブチル
ヒドロペルオキシド、2.3g(29.0ミリモル)の
乾燥ピリジン及び60mLのMTBEを装入した。フラ
スコの内容物を0℃に冷却した。次いで、得られた0℃
で激しく撹拌した溶液に、7.7g(21.0ミリモ
ル)のt−ブチルペルオキシクロロオキサレートの約5
0%ジグリム溶液を10mLのMTBEに溶解してなる
溶液をゆっくりと添加した。添加が完了した後、反応混
合物を0℃で60分間撹拌し、その後、10mLの水を
添加し、反応混合物を0℃でさらに20分間撹拌する。
次いで、水性相を分離し、有機相を35mLづつの5%
HCl水溶液により3回洗浄し、次いで75mLづつの
5%NaHCO3 水溶液により2回洗浄した。生成物溶
液を5重量%の無水MgSO4 で乾燥し、使い果たした
乾燥剤をろ別した後、溶媒を真空下に除去して3.9g
(理論値の91%、較正せず、理論収量=4.3g)の
無色液体を得た。この生成物のIRスペクトルは、35
00cm-1の領域にわずかなOHバンドを示した。主要
なモノペルオキシオキサレートのカルボニルバンドは1
797cm-1に存在し、しゅう酸のカルボニルバンドは
約1750cm-1に存在し、過酸化物(−OO−)バン
ドは約845cm-1に存在した。衝撃試験は、この生成
物が3inで衝撃に敏感であったが1inでは衝撃に敏
感ではなかったことを示した。生成物の衝撃感度を抑制
するために生成物を等重量のジグリムにより(約50%
活性まで)希釈した。ジグリムで希釈された生成物は、
20inより大の衝撃感度及び45〜48℃の迅速加熱
試験結果を有した。後者の結果は、この生成物が極めて
低温用の過酸化物であることを示した。製造方法、収率
データ、迅速加熱データ及び赤外線スペクトルデータに
基づいて、この反応で得られた生成物は、所望の標記化
合物であった。
【0079】例14:開始剤としてOO−[3−(4−
メチル−2−ペントキシカルボニルカルボニルオキシ)
−1,1−ジメチルブチル] O−(4−メチル−2−
ペンチル)モノペルオキシオキサレート(I−6)を使
用するメタクリル酸メチルの重合
【0080】磁気撹拌棒、凝縮器及び温度計を備えた3
口フラスコに75gのメチルエチルケトン(MEK)及
び30gのメタクリルメチル(MMA)を装入した。得
られた53〜56℃で激しく撹拌した溶液に、2.4g
(約5.0ミリモル)のOO−[3−(4−メチル−2
−ペントキシカルボニルカルボニルオキシ)−1,1−
ジメチルブチル] O−(4−メチル−2−ペンチル)
モノペルオキシオキサレート(I−6)を25mLのM
EKに溶解してなる溶液を約30分間にわたりゆっくり
と添加する。反応混合物を55℃で15分間、次いで6
5〜70℃で約120分間撹拌する。次いで、重合体溶
液を約30℃に冷却し、約1500mLの激しく撹拌し
た水中に注ぎ入れてポリ(メタクリル酸メチル)(PM
MA)を沈殿させた。スラリーを終夜放置し、その後、
固体PMMAをろ別し、20〜25℃で3時間風乾し
た。重合体を50mLのペンタンで洗浄し、ろ過し、乾
燥した。11.3gのPMMA重合体(理論値の約35
%、較正せず)が得られた。この例は、本発明の新規な
モノペルオキシオキサレート化合物がMMAのようなエ
チレン性不飽和単量体を重合させるのに有効な遊離基開
始剤であることを示した。
【0081】例15:開始剤としてのOO−[3−(3
−t−ブチルペルオキシ−1,3−ジメチルブトキシカ
ルボニルカルボニルオキシ)−1,1−ジメチルブチ
ル] O−(3−t−ブチルペルオキシ−1,3−ジメ
チルブチル)モノペルオキシオキサレート(I−11)
を使用するペルオキシド末端基を有するメタクリル酸メ
チル重合体の製造
【0082】磁気撹拌棒、凝縮器及び温度計を備えた3
口フラスコに75gのMEK及び30gのMMAを装入
した。得られた53〜56℃で激しく撹拌した溶液に、
4.0g(約5.1ミリモル)のOO−[3−(3−t
−ブチルペルオキシ−1,3−ジメチルブトキシカルボ
ニルカルボニルオキシ)−1,1−ジメチルブチル]O
−(3−t−ブチルペルオキシ−1,3−ジメチルブチ
ル)モノペルオキシオキサレート(I−11)を25m
LのMEKに溶解してなる溶液を約30分間にわたりゆ
っくりと添加する。反応混合物を55℃で15分間、次
いで65〜70℃で約120分間撹拌する。次いで、重
合体溶液を約30℃に冷却し、約1500mLの激しく
撹拌した水中に注ぎ入れてPMMAを沈殿させた。スラ
リーを終夜放置し、その後、固体PMMAをろ別し、2
0〜25℃で3時間風乾した。重合体を50mLのペン
タンで洗浄し、ろ過し、乾燥した。過酸化物末端基を持
つ12.8gのPMMA重合体(理論値の約39%、較
正せず)が得られた。示差走査熱量法(DSC)による
生成物の分析は、重合体連鎖の末端で共有結合した過酸
化物基の存在を確認する約190℃での主要な過酸化物
分解発熱を示した。このペルオキシ重合体は、下記の分
子量及び分子量分布を有することがわかった。
【数1】 この例は、本発明の新規なモノペルオキシオキサレート
化合物がMMAのようなエチレン性不飽和単量体を重合
させるのに有効な遊離基開始剤であることを示した。
【0083】例16:O−エチル OO−(3−エトキ
シカルボニルカルボニルオキシ−1,1−ジメチルブチ
ル)モノペルオキシオキサレート(I−1)の140°
F(60℃)SPI発熱データ この例で使用した不飽和ポリエステル樹脂組成物は、不
飽和ポリエステルとスチレン単量体との混合物であっ
た。不飽和ポリエステルは、下記の表に示す成分をエス
テル化することによって製造されたアルキッド樹脂であ
った。
【0084】
【表2】
【0085】得られた樹脂に0.013重量%のヒドロ
キノン禁止剤を添加した。アルキッド樹脂は、45〜5
0の酸価を有した。上記の不飽和ポリエステルアルキッ
ド樹脂の7重量部を3重量部のスチレン単量体で希釈し
た。得られた不飽和ポリエステル樹脂組成物は、下記の
性質を有した。 ・粘度(ブルックフィールド、NO.2、20rpm:
13.0ポイズ ・比重:1.14
【0086】ジ(4−t−ブチルシクロヘキシル)ペル
オキシジカーボネート(A−1)(不飽和ポリエステル
樹脂組成物を硬化させるのに使用される市販の過酸化
物)、ペルオキシネオデカン酸t−ブチル(A−2)
(不飽和ポリエステル樹脂組成物を硬化させるのに使用
される別の市販の過酸化物)、ペルオキシネオデカン酸
α−クミル(市販の低温用過酸化物開始剤)及び本発明
の新規なモノペルオキシオキサレートであるO−エチル
OO−(3−エトキシカルボニルカルボニルオキシ−
1,1−ジメチルブチル)モノペルオキシオキサレート
(I−1)のゲル化及び硬化特性を、標準SPI発熱法
操作(発熱曲線を求めるためのSPI法の提案−ポリエ
ステル樹脂、第24回技術会議年会−補強プラスチック
/複合物分会、プラスチック工業会、1969)を使用
して決定した。この方法を140°F(60℃)で使用
して、A−1、A−2、A−3及びI−1を比較評価し
た。I−1の量は、純粋基準で樹脂100g当たり1.
0gであったが、A−1、A−2及びA−3の量(樹脂
100g当たり)は活性酸素含有量においてI−1の
1.0g量(純粋基準)に等価であった。この研究の結
果を例16の表に示すが、I−1が樹脂をA−1、A−
2及びA−3よりもはるかに早くゲル化させ硬化させる
ことを示している。従って、本発明の新規なモノペルオ
キシオキサレートであるI−1は不飽和ポリエステル樹
脂を硬化させるにあたり、最低温度の市販の過酸化物触
媒の3種よりもはるかに活性であった。
【0087】
【表3】

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の構造 【化1】 [ここで、 R1 、R2 及びR3 は1〜4個の炭素原子を有するアル
    キル基であり、さらにR3 は水素であることができ、 Qはクロル、ブロム、R−O及びR4 −OO{ここで、 ・RはH、1〜24個の炭素原子を有する置換若しくは
    非置換アルキル基(置換基は1〜6個の炭素原子を有す
    るアルキル基、1〜6個の炭素原子を有するアルコキシ
    基、6〜10個の炭素原子を有するアリールオキシ基、
    フルオル、クロル、ブロム、カルボキシ及びシアノの1
    個以上である)、3〜12個の炭素原子を有する置換若
    しくは非置換アルケニル基(置換基は1〜4個の炭素原
    子を有する低級アルキル基の1個以上である)、6〜1
    0個の炭素原子を有する置換若しくは非置換アリール基
    (置換基は1〜6個の炭素原子を有するアルキル基、1
    〜6個の炭素原子を有するアルコキシ基、6〜10個の
    炭素原子を有するアリールオキシ基、クロル、ブロム及
    びシアノの1個以上である)、7〜13個の炭素原子を
    有する置換若しくは非置換アラルキル基(置換基は1〜
    6個の炭素原子を有するアルキル基の1個以上であ
    る)、5〜12個の炭素原子を有する置換若しくは非置
    換シクロアルキル基(シクロアルカン環に1個以上の酸
    素又は窒素原子を有することができ、また置換基は1〜
    4個の炭素原子を有する低級アルキル基の1個以上であ
    る)及び6〜14個の炭素原子を有する置換若しくは非
    置換ビシクロアルキル基(置換基は1〜4個の炭素原子
    を有する低級アルキル基の1個以上である)よりなる群
    から選択され、 ・さらに、Rは次の構造(a) 【化2】 (ここで、R5 及びR6 は1〜4個の炭素原子を有する
    アルキル基であり、R7は1〜3個の炭素原子を有する
    非置換アルキレン基又は1〜3個の炭素原子を有する置
    換アルキレン基(置換基は1〜4個の炭素原子を有する
    低級アルキル基の1個以上である)であり、R8 は4〜
    12個の炭素原子を有する非置換t−アルキル基、4〜
    12個の炭素原子を有する置換t−アルキル基、6〜1
    3個の炭素原子を有するt−シクロアルキル基、5〜9
    個の炭素原子を有するt−アルキニル基、9〜13個の
    炭素原子を有するt−アラルキル基、7〜11個の炭素
    原子を有する非置換アロイル基及び7〜11個の炭素原
    子を有する置換アロイル基(ここで、t−アルキル基の
    置換基は4〜8個の炭素原子を有するt−アルキルペル
    オキシ基であり、アロイル基の置換基は1〜4個の炭素
    原子を有する低級アルキル基、1〜4個の炭素原子を有
    するアルコキシ基、フェニル基、2〜8個の炭素原子を
    有するアシルオキシ基、5〜9個の炭素原子を有するt
    −アルキルペルオキシカルボニル基、フルオル、クロル
    又はブロムの1個以上である)から選択され、またR8
    は次の構造(b)、(c)及び(d) 【化3】 (ここで、xは0又は1であり、R9 は1〜18個の炭
    素原子を有する置換若しくは非置換アルキル基(置換基
    は1〜6個の炭素原子を有するアルキル基、4〜8個の
    炭素原子を有するt−アルキルペルオキシ基、1〜6個
    の炭素原子を有するアルコキシ基、6〜10個の炭素原
    子を含有するアリールオキシ基、ヒドロキシ、クロル、
    ブロム又はシアノの1個以上である)又は5〜12個の
    炭素原子を有する置換若しくは非置換シクロアルキル基
    (シクロアルカン環に1個以上の酸素又は窒素原子を有
    することができ、また置換基は1〜4個の炭素原子を有
    する低級アルキル基の1個以上である)であり、R10
    2〜3個の炭素原子を有する置換若しくは非置換アルキ
    レン基(置換基は1〜4個の炭素原子を有する低級アル
    キル基の1個以上である)又は置換若しくは非置換1,
    2−、1,3−若しくは1,4−フェニレン2価基(置
    換基は1〜4個の炭素原子を有する低級アルキル基、ク
    ロル、ブロム、ニトロ又はカルボキシの1個以上であ
    る)から選択され、R11は1〜4個の炭素原子を有する
    低級アルキル基であり、さらに2個のR11基は連結して
    4〜5個の炭素原子を有するアルキレン2価基を形成で
    き、R12は1〜4個の炭素原子を有する低級アルキル基
    であり、R13、R14及びR15は水素、1〜8個の炭素原
    子を有するアルキル基、6〜10個の炭素原子を有する
    アリール基、1〜8個の炭素原子を有するアルコキシ基
    及び6〜10個の炭素原子を有するアリールオキシ基か
    ら選択される)であることができる)であることがで
    き、 ・R4 は4〜12個の炭素原子を有する非置換t−アル
    キル基、4〜12個の炭素原子を有する置換t−アルキ
    ル基、6〜13個の炭素原子を有するt−シクロアルキ
    ル基、5〜9個の炭素原子を有するt−アルキニル基及
    び9〜13個の炭素原子を有するt−アラルキル基(こ
    こで、t−アルキル基の置換基は4〜8個の炭素原子を
    有するt−アルキルペルオキシ基である)から選択さ
    れ、 ・好ましくは、RはH、1〜18個の炭素原子を有する
    置換若しくは非置換アルキル基(置換基は1〜6個の炭
    素原子を有するアルキル基、1〜6個の炭素原子を有す
    るアルコキシ基、6〜10個の炭素原子を有するアリー
    ルオキシ基、フルオル、クロル、ブロム、カルボキシ及
    びシアノの1個以上である)、7〜13個の炭素原子を
    有する置換若しくは非置換アラルキル基(置換基は1〜
    6個の炭素原子を有するアルキル基の1個以上であ
    る)、5〜12個の炭素原子を有する置換若しくは非置
    換シクロアルキル基(置換基は1〜4個の炭素原子を有
    する低級アルキル基の1個以上である)及び構造(a)
    よりなる群から選択され、 ・さらに好ましくは、RはH、1〜18個の炭素原子を
    有する置換若しくは非置換アルキル基(置換基は1〜6
    個の炭素原子を有するアルキル基、1〜6個の炭素原子
    を有するアルコキシ基、6〜10個の炭素原子を有する
    アリールオキシ基、フルオル、クロル、ブロム、カルボ
    キシ及びシアノの1個以上である)、5〜12個の炭素
    原子を有する置換若しくは非置換シクロアルキル基(置
    換基は1〜4個の炭素原子を有する低級アルキル基の1
    個以上である)及び構造(a)よりなる群から選択され
    る)}の基よりなる群から選択され、 Zは水素並びに次の構造(e)、(f)及び(g) 【化4】 (ここで、R16は1〜24個の炭素原子を有する置換若
    しくは非置換アルキル基(置換基は1〜6個の炭素原子
    を有するアルキル基、1〜6個の炭素原子を有するアル
    コキシ基、6〜10個の炭素原子を有するアリールオキ
    シ基、クロル、ブロム、カルボキシ及びシアノの1個以
    上である)、3〜12個の炭素原子を有する置換若しく
    は非置換アルケニル基(置換基は1〜4個の炭素原子を
    有する低級アルキル基の1個以上である)、6〜10個
    の炭素原子を有する置換若しくは非置換アリール基(置
    換基は1〜6個の炭素原子を有するアルキル基、1〜6
    個の炭素原子を有するアルコキシ基、6〜10個の炭素
    原子を有するアリールオキシ基、クロル、ブロム及びシ
    アノの1個以上である)、7〜13個の炭素原子を有す
    る置換若しくは非置換アラルキル基(置換基は1〜6個
    の炭素原子を有するアルキル基の1個以上である)、5
    〜12個の炭素原子を有する置換若しくは非置換シクロ
    アルキル基(シクロアルカン環に1個以上の酸素又は窒
    素原子を有することができ、また置換基は1〜4個の炭
    素原子を有する低級アルキル基の1個以上である)及び
    6〜10個の炭素原子を有する置換若しくは非置換ビシ
    クロアルキル基(置換基は1〜4個の炭素原子を有する
    低級アルキル基の1個以上である)よりなる群から選択
    される)よりなる群から選択される]のペルオキシオキ
    サレート。
  2. 【請求項2】 下記の化合物: O−エチル OO−(3−エトキシカルボニルカルボニ
    ルオキシ−1,1−ジメチルブチル)モノペルオキシオ
    キサレート、 OO−[3−(4−メチル−2−ペントキシカルボニル
    カルボニルオキシ)−1,1−ジメチルブチル] O−
    (4−メチル−2−ペンチル)モノペルオキシオキサレ
    ート、 OO−[3−(3−t−ブチルペルオキシ−1,3−ジ
    メチルブトキシカルボニルカルボニルオキシ)1,1−
    ジメチルブチル] O−(3−t−ブチルペルオキシ−
    1,3−ジメチルブチル)モノペルオキシオキサレー
    ト、 1,3−ジメチル−3−(クロルカルボニルカルボニル
    ペルオキシ)ブチルクロルオキサレート、 O−エチル OO−(3−ヒドロキシ−1,1−ジメチ
    ルブチル)モノペルオキシオキサレート、 O−(2−エチルヘキシル) OO−(3−ヒドロキシ
    −1,1−ジメチルブチル)モノペルオキシオキサレー
    ト、 O−(2−エチルヘキシル) OO−[3−(2−エチ
    ルヘキソキシカルボニルカルボニルオキシ)−1,1−
    ジメチルブチル]モノペルオキシオキサレート、 OO−t−ブチル OO−[3−(t−ブトキシカルボ
    ニルカルボニルオキシ)−1,1−ジメチルブチル]モ
    ノペルオキシオキサレート、 O−ネオペンチル OO−(3−ネオペントキシカルボ
    ニルカルボニルオキシ−1,1−ジメチルブチル)モノ
    ペルオキシオキサレート、 O−ベンジル OO−(3−ベンジルオキシカルボニル
    カルボニルオキシ−1,1−ジメチルブチル)モノペル
    オキシオキサレート、 O−ヘキサフルオルアミル OO−(3−ヘキサフルオ
    ルアミルオキシカルボニルカルボニルオキシ)モノペル
    オキシオキサレート、及び t−ブチル 3−t−ブチルペルオキシカルボニルカル
    ボニルオキシ−1,1−ジメチルブチルジペルオキシオ
    キサレート よりなる群から選択される請求項1に記載のモノペルオ
    キシオキサレート。
  3. 【請求項3】 Zが構造(e)である請求項1に記載の
    モノペルオキシオキサレート。
  4. 【請求項4】 Zが水素である請求項1に記載のモノペ
    ルオキシオキサレート。
  5. 【請求項5】 開始剤として有効な量の請求項1に記載
    の新規なモノペルオキシオキサレートの存在下に不飽和
    ポリエステル樹脂組成物を適当な温度に加熱することに
    よって該樹脂組成物を硬化させるための遊離基開始剤と
    して請求項1に記載のモノペルオキシオキサレートを使
    用する方法。
  6. 【請求項6】 開始剤として有効な量の請求項1に記載
    の新規なモノペルオキシオキサレートを適当な温度で使
    用することによってエチレン性不飽和単量体(例えば、
    スチレン、エチレンなど)を重合させるための遊離基開
    始剤として請求項1に記載のモノペルオキシオキサレー
    トを使用する方法。
JP9366990A 1996-12-30 1997-12-26 ヒドロキシ−ヒドロペルオキシドから誘導される新規なペルオキシオキサレート類 Pending JPH10324675A (ja)

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