JPH10324883A - 潤滑油基油 - Google Patents
潤滑油基油Info
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- JPH10324883A JPH10324883A JP13679197A JP13679197A JPH10324883A JP H10324883 A JPH10324883 A JP H10324883A JP 13679197 A JP13679197 A JP 13679197A JP 13679197 A JP13679197 A JP 13679197A JP H10324883 A JPH10324883 A JP H10324883A
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Abstract
の添加で高粘度指数油を提供でき、しかもスラッジの生
成が少なく、有機材を膨潤させにくい潤滑油基油を提供
すること。 【解決手段】 一般式(I)又は(II) R1 −O− (R2-O) n −R3 ・・・(I) 【化1】 (R1 ,R3 ,R4 ,R8 はC1〜C80のアルキル基,
アルキルアリール基,アルキルカルボニル基又はアルキ
ルアリールカルボニル基、R2 ,R5 ,R6 ,R 7 はC
2〜C18のアルキレン基、nは平均値で0〜15、a,
b,cは平均値で0〜5であり、それらの合計が0〜1
0、dは平均値で0〜3、R1 とR3 の合計炭素数及び
R4 とR8 の合計炭素数は16以上)で表される炭素/
酸素原子比が10以上の化合物を含有し、粘度指数が1
50以上で、かつ流動点が−10℃以下である潤滑油基
油。
Description
し、さらに詳しくは、高温から低温までの広い範囲で良
好な潤滑油膜を保持し、高剪断下及び長期間にわたって
安定な粘度特性を示すとともに、スラッジの生成が少な
く、有機材料との適合性に優れた潤滑油基油に関するも
のである。
しては、低温(エンジン始動時など)では粘度が低く、
高温(運転時)には充分な油膜を保持するために、また
マルチグレードへの対応として、高粘度指数の潤滑油が
要求されている。このような高粘度指数の潤滑油の要求
に対して、現状では粘度指数向上剤を添加することで対
処している。しかしながら、粘度指数向上剤を添加した
潤滑油においては、高剪断下では一時的粘度低下を起こ
しやすく、また粘度指数向上剤が使用するに伴い分断さ
れて永久粘度低下が生じたり、粘度指数向上効果が喪失
したりする上、熱劣化や酸化劣化により、スラッジ化す
るなどの問題がある。したがって、このような問題を解
決するためには、粘度指数向上剤を使用しないか、ある
いは使用しても添加量が少なくてすむ高粘度指数の潤滑
油基油が必要となる。
い油では、配管中の低温度部分で粘度増加による効率低
下が起こり、また粘度指数向上剤を含む油は応答速度が
遅いなどの問題がある。これまで知られている潤滑油基
油としては、例えば(1)鉱油、(2)ポリα−オレフ
ィン、(3)エチレン−プロピレン共重合物、(4)ポ
リアルキレングリコール、(5)エステル、(6)ポリ
シロキサンなどを挙げることができるが、それぞれ以下
のような問題がある。
も140程度、(2)ポリα−オレフィンも流動点−5
0℃以下で粘度指数130〜140程度、流動点−30
℃以下では最高でも150程度、(3)エチレン−プロ
ピレン共重合物は100℃粘度10〜20mm2 /秒で
流動点−40〜−50℃のもので粘度指数は150程度
であり、また粘度指数向上剤等の添加剤との相溶性が悪
いといった問題点がある。また、(4)ポリアルキレン
グリコールは粘度指数は200〜300程度あるが、有
機材を膨潤させるという問題があり、(5)エステルも
粘度指数は最高で200程度あるが、やはり有機材を膨
潤させるという問題点がある。一方、(6)ポリシロキ
サンについては、例えばシリコーン油等は粘度指数が3
00〜400と高いが、潤滑性が悪く、しかも高価であ
るなどの問題を有している。
状況下で、粘度指数向上剤を使用せずに、又は少量の添
加で高粘度指数油を提供でき、高温から低温まで広い範
囲で良好な潤滑油膜を保持し、高剪断下において、ある
いは長期間にわたり安定な粘度特性を示すとともに、ス
ラッジの生成が少なく、しかも有機材を膨潤させにくい
潤滑油基油を提供することを目的とするものである。
ましい性質を有する潤滑油基油を開発すべく鋭意研究を
重ねた結果、炭素/酸素原子比が10以上の特定の化合
物を含有するものがその目的に適合しうることを見出し
た。本発明は、かかる知見に基づいて完成したものであ
る。すなわち、本発明は、
0のアルキル基,炭素数7〜80のアルキルアリール
基,炭素数2〜80のアルキルカルボニル基又は炭素数
8〜80のアルキルアリールカルボニル基を示し、R2
は炭素数2〜18のアルキレン基を示し、nは平均値で
0〜15の数を示す。R1 とR3 の合計炭素数は16以
上が好ましく、また、R2 Oは構成単位毎に同一であっ
ても、異なっていてもよい。)で表される炭素/酸素原
子比が10以上の化合物を含有し、粘度指数が150以
上で、かつ流動点が−10℃以下であることを特徴とす
る潤滑油基油(以下、潤滑油基油I又は基油Iと称
す。)、及び(2)一般式(II)
炭素数1〜80のアルキル基,炭素数7〜80のアルキ
ルアリール基,炭素数2〜80のアルキルカルボニル基
又は炭素数8〜80のアルキルアリールカルボニル基を
示し、R5 ,R6 及びR7 は、それぞれ独立に炭素数2
〜18のアルキレン基を示し、a,b及びcは、それぞ
れ平均値で0〜5の数を示すが、それらの合計が0〜1
0であり、dは平均値で0〜3の数を示す。また、好ま
しくはR4 とR8 の合計炭素数は16以上であり、また
R5 O,R6 O及びR7 Oは、それぞれにおいて、構成
単位毎に同一であっても、異なっていてもよい。)で表
される炭素/酸素原子比が10以上の化合物を含有し、
粘度指数が150以上で、かつ流動点が−10℃以下で
あることを特徴とする潤滑油基油(以下、潤滑油基油II
又は基油IIと称す。)を提供するものである。
は、一般式(I) R1 −O−( R2 −O) n −R3 ・・・(I) で表される炭素/酸素原子比が10以上の化合物(化合
物I)が用いられる。一方、潤滑油基油IIにおいては、
一般式(II)
化合物(化合物II)が用いられる。上記一般式(I)及
び(II)で表される化合物において、炭素/酸素原子比
が10未満では有機材を膨潤しやすくなるので、有機材
の膨潤を抑制するために、例えばポリα−オレフィン,
エチレン−プロピレン共重合物,アルキルベンゼンなど
の炭化水素系油を本発明の基油に多量に混合しなければ
ならず、その結果、高い粘度指数を有する潤滑油基油が
得られにくくなる。ちなみに、ポリα−オレフィンの粘
度指数は130〜140、アルキルベンゼンの粘度指数
は100以下である。したがって、炭素/酸素原子比は
14以上が好ましく、特に16以上が好ましい。
一般式(II)におけるR4 及びR8は、それぞれ炭素数
1〜80のアルキル基,炭素数7〜80のアルキルアリ
ール基,炭素数2〜80のアルキルカルボニル基又は炭
素数8〜80のアルキルアリールカルボニル基を示す。
R1 ,R3 ,R4 ,R8 が炭素数0、すなわち水素原子
の場合は潤滑性及び粘度指数が低下する。また、炭素数
が大きいほど炭素/酸素原子比が大きくなって、有機材
を膨潤させにくくなるので好ましいが、炭素数が80を
超えると原料の入手が困難であり、また流動点が高くな
る。潤滑性,粘度指数,炭素/酸素原子比,原料の入手
の容易さ,流動点などのバランスの面から、R1 ,
R3 ,R4 ,R8 の好ましい炭素数は12〜60の範囲
であり、特に18〜50の範囲が好ましい。
キル基及び他の基のアルキル部分は、直鎖状,分岐状,
環状のいずれであってもよい。また、アルキルアリール
基としては、アルキルフェニル基やアルキルナフチル基
などが挙げられるが、これらの中でアルキルフェニル基
が好ましい。アルキルアリールカルボニル基としては、
アルキルフェニルカルボニル基やアルキルナフチルカル
ボニル基などが挙げられるが、これらの中でアルキルフ
ェニルカルボニル基が好ましい。さらに、炭素/酸素原
子比を10以上、好ましくは14以上、より好ましくは
16以上とするには、R1 とR3 の合計炭素数及びR4
とR8 の合計炭素数は、16以上、好ましくは28以
上、より好ましくは38以上である。R1 ,R3 ,
R4 ,R8 の好ましいものは、アルキル基及びアルキル
カルボニル基である。一般式(I)において、R1 とR
3 は、たがいに同一であってもよく、異なっていてもよ
い。また、一般式(II)において、R4 とR8 は、たが
いに同一であってもよく、異なっていてもよい。
8 −O−の例としては、炭素数8のものとして2−エチ
ルヘキサノール残基などの各種オクタノール残基、2−
エチルヘキサン酸残基などの各種オクタン酸残基など、
炭素数9のものとして各種ノナノール残基,各種ノナン
酸残基など,炭素数10のものとして各種デカノール残
基,各種デカン酸残基など、炭素数12のものとして各
種ドデカノール残基,各種トデカン酸残基など、炭素数
14のものとして各種テトラデカノール残基,各種テト
ラデカン酸残基など、炭素数16のものとして各種ヘキ
サデカノール残基,各種ヘキサデカン酸残基など、炭素
数18のものとしてイソステアリルアルコール残基など
の各種オクデカノール残基,イソステアリン酸残基など
の各種オクタデカン酸残基などが挙げられる。さらに
は、ゲルベ反応により得られる下記一般式
ール残基、及びこれらから誘導される下記一般式
フィン及びその重合物から誘導される一級又は二級アル
コール残基、これらから誘導されるカルボン酸残基、下
記一般式 (R) m −Ph−OH (式中、Rは炭素数6〜24のアルキル基、Phはフェ
ニレン基、mは1〜3の整数を示す。)で表されるモノ
アルキルフェノール,ジアルキルフェノール又はトリア
ルキルフェノールの残基などを挙げることができる。前
記一般式(I)におけるR2 、一般式(II)におけるR
5 ,R6 及びR7 は、それぞれ炭素数2〜18のアルキ
レン基を示す。炭素数19以上のアルキレン基を有する
ものは工業的に入手が困難である。このアルキレン基は
直鎖状,分岐状,環状のいずれであってもよく、具体例
としてはエチレン基,プロピレン基,ブチレン基,ヘキ
シレン基,ノニレン基,デシレン基,ドデシレン基,シ
クロペンチレン基,シクロヘキシレン基などが挙げられ
る。
均値で0〜15の数を示す。また、R2 Oは構成単位毎
に同一であっても、異なっていてもよい。一方、一般式
(II)においては、a,b及びcは、それぞれ平均値
で0〜5の数を示すが、それらの合計は0〜10であ
り、また、dは平均値で0〜3の数を示す。R5 ,R6
及びR7 は、たがいに同一であってもよく、異なってい
てもよい。また、R5 O,R6 O及びR7 Oは、それぞ
れにおいて、構成単位毎に同一であっても、異なってい
てもよい。また、〔(R6 −O) b −COO〕基が複数
導入されている場合、それらはたがいに同一であっても
よく、異なっていてもよい。本発明の潤滑油基油I及び
IIは、粘度指数が150以上で、かつ流動点が−10℃
以下のものである。粘度指数が150未満では、高温か
ら低温の広範囲にわたり、良好な潤滑油膜が保持できな
い上、高剪断下において、あるいは長期間にわたって安
定な粘度特性が得られず、本発明の目的が達せられな
い。性能の点から、この粘度指数は160以上が好まし
く、特に165以上、さらには170以上が好ましい。
また、流動点が−10℃より高いと、内燃機関用に供し
た場合、寒冷地などで始動不良を起こすおそれがある。
好ましい流動点は、−20℃以下、さらに好ましくは−
30℃以下である。なお、この粘度指数は、JIS K
2283−1983に準拠して測定した値であり、流動
点は、JIS K2269−1987に準拠して測定し
た値である。
度100℃の動粘度が1.0〜50mm2 /秒の範囲にあ
るのが好ましい。この動粘度が1.0mm2 /秒未満では
油膜切れで潤滑不足が生じるおそれがあり、50mm2
/秒を超えると摩擦抵抗が増加する傾向がみられる。良
好な潤滑性能及び耐摩擦性が得られる点から、好ましい
動粘度は2.0〜30mm2 /秒の範囲であり、特に2.0
〜20mm2 /秒の範囲が好適である。なお、この動粘
度は、JIS K2283−1983に準拠して測定し
た値である。さらに、アニリン点は60℃以上が好まし
い。このアニリン点が60℃未満では、これまでの潤滑
油基油対応の装置に使用されている有機材(ゴム)を膨
潤させるおそれがある。また、アニリン点が高すぎると
有機材を収縮させて、シール漏れを起こす場合がある。
したがって、好ましいアニリン点は60〜140℃の範
囲であり、さらに好ましくは70〜140℃、特に好ま
しくは80〜130℃の範囲である。なお、このアニリ
ン点は、JIS K2256−1985に準拠して測定
した値である。
を一種含有していてもよく、二種以上含有していてもよ
い。また、本発明の潤滑油基油IIには、前記化合物IIを
一種含有していてもよく、二種以上含有していてもよ
い。さらに、これらの潤滑油基油には、化合物I及びII
の両方を含有していてもよく、また、本発明の目的が損
なわれない範囲で他の基油を適宜含有していてもよい。
この他の基油としては、例えば鉱油,ポリα−オレフィ
ン,エチレン−プロピレン共重合物,エステル(モノエ
ステル,ジエステル,ポリオールエステルなど),ポリ
エーテル(ポリアルキレングリコールなど),アルキル
ベンゼンなどが挙げられる。本発明の潤滑油基油に対
し、通常使用されている潤滑油用添加剤、例えば酸化防
止剤,防錆剤,消泡剤,粘度指数向上剤,流動点降下
剤,耐摩耗剤,抗乳化剤,金属清浄剤,清浄分散剤,極
圧剤などを適宜配合することにより、各種用途に好適な
潤滑油組成物が得られる。この潤滑油組成物の用途とし
ては、例えば内燃機関用を始め、油圧作動油,自動変速
機油,手動変速機油,緩衝器油,歯車油,軸受油,摺動
面油,冷凍機油などとしての用途が挙げられる。
らに詳細に説明するが、本発明は、これらの例によって
なんら限定されるものではない。なお、以下に説明する
製造例に示す化合物の構造決定はガスクロマトグラフ
(以下GCと略す)分析装置,核磁気共鳴吸収(以下N
MRと略す)分析装置,赤外吸収分光(以下IRと略
す)分析装置を用いて行った。使用した装置は以下のと
おりである。 GC分析装置:株式会社日立製作所製 263−70型
(カラム:ジーエルサイエンス株式会社製 OV1パッ
クドカラム;2m) 核磁気共鳴吸収装置:日本電子株式会社製 EX90
(90MHz),GSX400(400MHz) 赤外吸収分析装置:日本分光株式会社製 FT/IR−
7000
ルクロリド400g(2.1モル),ピリジン1500ミ
リリットルを入れ氷水浴中で5分間攪拌した。次いで、
1,9−ノナンジオール160g(1.0モル)を入れ1
時間攪拌した。途中、反応熱による温度上昇が認められ
た。反応混合物を3リットルの氷水に注ぎこんだ。しば
らく攪拌し、析出した白色の結晶をろ別回収し、減圧で
乾燥した。得られた白色固体をエタノール500gとと
もに加熱し溶解させ、次いで一晩放置した。析出した白
色固体をろ別し、次いで、減圧下エタノール等を留去し
て白色結晶物250gを得た。NMR分析,IR分析よ
り、このものは1,9−ノナンジオールジトシレートで
あることが確認された。
攪拌器、滴下ロートを取り付けた。テトラヒドロフラン
1000ミリリットル,水素化ナトリウム24.0g(1.
0モル)を入れた。滴下ロートより2−ノニル−1−ウ
ンデカノール(ヘンケル社製:商品名ゲルビトール)2
50g(0.85モル)を1時間かけて滴下した。滴下中
水素の発生および発熱が認められた。次いでジメチルス
ルホキシド500gを加え、1時間攪拌した。1,9−
ノナンジオールジトシレート187g(0.40モル)を
1時間かけて5回に分けて加えた。途中発熱が認められ
た。そのまま2時間攪拌した。反応液を洗浄槽に移し、
ヘキサン2リットルを加え蒸留水1リットルで3回洗浄
した。
した後、2つ口ナシ型フラスコに移しさらに真空ポンプ
減圧下、加熱し、ガラスキャピラリーより少量の窒素を
流しつつ、軽質分を留去した。次いで、カラムクロマト
用のシリカゲル,アルミナで精製した後に、ロータリー
エバポレーターで減圧下、溶媒等を留去し、淡黄色油状
物180gを得た。このものは、GC分析,NMR分
析,IR分析により、以下の構造であることが確認され
た。
ジエチレングリコールを用いた以外は、製造例1と同様
にして実施し、淡黄色油状物を得た。このものは、GC
分析,NMR分析,IR分析により以下の構造であるこ
とが確認された。
3−メチル−1,5−ペンタンジオールを用い、かつ2
−ノニル−1−ウンデカノールの代わりにイソステアリ
ルアルコール(2〜4位にメチル分岐を1つ有する構
造,ヘンケル社製:商品名エメリー3060)を用いた
以外は、製造例1と同様にして実施し、淡黄色油状物を
得た。このものは、GC分析,NMR分析,IR分析に
より、以下の構造であることが確認された。
ジプロピレングリコールを用い、かつ2−ノニル−1−
ウンデカノールの代わりにイソステアリルアルコール
(製造例3と同じもの)を用いた以外は、製造例1と同
様に実施して、淡黄色油状物を得た。このものは、GC
分析,NMR分析,IR分析により、以下の構造である
ことが確認された。
コにイソステアリルアルコール(製造例3に同じ)54
0g(2.0モル),エピクロロヒドリン278g(3.0
モル),水酸化ナトリウム40g,ヘキサン300gを
入れ、反応液を100℃としヘキサンを還流させつつ、
反応により生成した水を除きながら10時間反応させ
た。反応混合物をろ別した後、洗浄槽に移し、ヘキサン
をさらに300ミリリットル加え、蒸留水300ミリリ
ットルで3回洗浄した。この後、ロータリーエバポレー
ターで未反応のエピクロロヒドリン,ヘキサン等を除去
し液状物570gを得た。主成分は、イソステアリルア
ルコール,イソステアリルグリシジルエーテルであっ
た。
ロートを取り付け、フラスコ内に水素化リチウムアルミ
ニウ38g(1モル),テトラヒドロフラン500ミリ
リットルを入れた。滴下ロートに前記のイソステアリル
アルコール,イソステアリルグリシジルエーテル混合物
を入れ、合計570gを2時間かけて滴下した。滴下終
了後1時間攪拌し、次いで酢酸エチル300gを入れ2
時間攪拌し、さらにテトラヒドロフラン200ミリリッ
トルに水80gを溶解させた溶液を徐々に加えた。水酸
化アルミニウムを主成分とする白色固体が生成したの
で、ろ別し、さらに、この固体をテトラヒドロフラン2
00ミリリットルで3回洗浄した。ろ別した溶液、洗浄
した溶液を集め、まず、テトラヒドロフラン等を留去し
た後、減圧下、蒸留を行い、イソステアリルアルコール
より高沸点留分として無色透明の液体210gを得た。
このものは、GC分析,NMR分析,IR分析により、
下記構造の2−イソステアリルオキシ−1−メチル−エ
タノールであることが確認された。 iso −C18H37−O−CH2 −CH(CH3)−OH
3つ口フラスコに2−イソステアリルオキシ−1−メチ
ル−エタノール156g(0.5モル),イソステアリン
酸(2〜4位にメチル分岐を1つ含有する構造;ユニケ
マ社製)156g(0.55モル),触媒としてチタンエ
トキシレート1.0g,トルエン100gを入れた。反応
液を140〜160℃とし、トルエンを還流させながら
生成してくる水を除き10時間反応させた。触媒,未反
応原料をカラムクロマト用のアルミナ,シリカゲルで除
去し、油状分240gを得た。このものは、GC分析,
NMR分析,IR分析により、以下の構造であることが
確認された。
ルクロリド209g(1.1モル),ピリジン1000g
を入れ氷水浴中で5分間攪拌した。次いで、2−ノニル
−1−ドデカノール298g(1.0モル)を入れ1時間
攪拌した。途中、反応熱による温度上昇が認められた。
反応混合物をトルエン2リットル,氷水3リットルの2
層溶液に注ぎこんだ。5分間攪拌後水層を除去した。さ
らに水1リットルで3回洗浄後トルエン層をフラスコに
移し、ロータリーエバポレーターで減圧下、トルエン等
を除去した。淡黄色油状物415gを得た。このものは
2−ノニル−1−ドデカノール(未反応原料)と2−ノ
ニル−1−ウンデカノールトシレートであった。
管,滴下ロートを取り付け、フラスコ内に水酸化ナトリ
ウム24.0g(1.0モル),テトラヒドロフラン100
ミリリットルを入れ、滴下ロートよりジプロピレングリ
コール354g(3.0モル)を1時間かけて滴下した。
1時間攪拌後、滴下ロートより前記の2−ノニル−1−
ドデカノールと2−ノニル−1−ウンデカノールトシレ
ートの混合物415gをテトラヒドロフランに溶解させ
た溶液を徐々に滴下した。滴下終了後、加熱し反応液を
60〜70℃に保ち2時間反応させた。反応混合物をろ
別した後、洗浄槽に移し、ヘキサン1000ミリリット
ルを加え、蒸留水1000ミリリットルで3回洗浄し
た。この後、ロータリーエバポレーターでヘキサン,テ
トラヒドロフラン等を留去した後、減圧下、蒸留し淡黄
色の液体185gを得た。
ディーンシュタウク管を取り付けた1リットル3つ口フ
ラスコに入れ、イソステアリン酸(製造例5と同様)1
25g(0.44モル)、触媒としてチタンエトキシレー
ト1.0g,トルエン100gを入れた。反応液内部を1
40〜160℃とし、トルエンを還流させながら生成し
てくる水を除き10時間反応させた。触媒、未反応原料
をカラムクロマト用のアルミナ,シリカゲルで除去し、
油状物225gを得た。このものは、GC分析,NMR
分析,IR分析により、以下の二種類の構造の化合物の
混合物であることが確認された。
/酸素原子比を第1表に示す。
他の基油とから第2表に示す供試油を調製し、その性能
を評価した。結果を第3表に示す。
ON社製,商品名「HITEC170」,100℃の動
粘度10mm2 /秒 エチレン−プロピレン共重合物:三井石油化学(株)
製,商品名「ルーカントHC20」,100℃の動粘度
20mm2 /秒
果を第4表に示す。
983に準拠して測定 2)VI(粘度指数):JIS K2283−1983
に準拠して測定 3)流動点:JIS K2269−1987に準拠して
測定 4)ゴム膨潤試験:JIS K6301に準拠し、12
0℃,70時間後のニトリルゴムの硬度の変化(膨潤の
程度)を評価 5)アニリン点:JIS K2256−1985に準拠
して測定
を使用せずに、又は少量の添加で高粘度指数油を提供す
ることができる。そして、高温から低温まで広い範囲で
良好な潤滑油膜を保持し、高剪断下においてあるいは長
期間にわたり安定な粘度特性を示すとともに、スラッジ
の生成が少なく、しかも有機材を膨潤させにくいなどの
優れた性能を有している。
Claims (7)
- 【請求項1】 一般式(I) R1 −O−( R2 −O) n −R3 ・・・(I) (式中、R1 及びR3 は、それぞれ独立に炭素数1〜8
0のアルキル基,炭素数7〜80のアルキルアリール
基,炭素数2〜80のアルキルカルボニル基又は炭素数
8〜80のアルキルアリールカルボニル基を示し、R2
は炭素数2〜18のアルキレン基を示し、nは平均値で
0〜15の数を示す。R2 Oは構成単位毎に同一であっ
ても、異なっていてもよい。)で表される炭素/酸素原
子比が10以上の化合物を含有し、粘度指数が150以
上で、かつ流動点が−10℃以下であることを特徴とす
る潤滑油基油。 - 【請求項2】 一般式(II) 【化1】 (式中、R4 及びR8 は、それぞれ独立に炭素数1〜8
0のアルキル基,炭素数7〜80のアルキルアリール
基,炭素数2〜80のアルキルカルボニル基又は炭素数
8〜80のアルキルアリールカルボニル基を示し、
R5 ,R6 及びR7 は、それぞれ独立に炭素数2〜18
のアルキレン基を示し、a,b及びcは、それぞれ平均
値で0〜5の数を示すが、それらの合計が0〜10であ
り、dは平均値で0〜3の数を示す。また、R4 とR8
の合計炭素数は16以上であり、またR5O,R6 O及
びR7 Oは、それぞれにおいて、構成単位毎に同一であ
っても、異なっていてもよい。)で表される炭素/酸素
原子比が10以上の化合物を含有し、粘度指数が150
以上で、かつ流動点が−10℃以下であることを特徴と
する潤滑油基油。 - 【請求項3】 粘度指数が160以上、アニリン点が6
0℃以上であり、かつ温度100℃における動粘度が1.
0〜50mm2 /秒である請求項1又は2記載の潤滑油
基油。 - 【請求項4】 一般式(I)におけるR1 及びR3 が、
それぞれ炭素数12〜50の基である請求項1記載の潤
滑油基油。 - 【請求項5】 一般式(II)におけるR4 及びR8 が、
それぞれ炭素数12〜50の基である請求項2記載の潤
滑油基油。 - 【請求項6】 一般式(I)で表される化合物が、炭素
/酸素原子比14以上のものである請求項1記載の潤滑
油基油。 - 【請求項7】 一般式(II)で表される化合物が、炭素
/酸素原子比14以上のものである請求項2記載の潤滑
油基油。
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