JPH10324947A - 黒鉛均一分散用鋼材 - Google Patents
黒鉛均一分散用鋼材Info
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- JPH10324947A JPH10324947A JP14995197A JP14995197A JPH10324947A JP H10324947 A JPH10324947 A JP H10324947A JP 14995197 A JP14995197 A JP 14995197A JP 14995197 A JP14995197 A JP 14995197A JP H10324947 A JPH10324947 A JP H10324947A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 切削面粗さ、及び高周波焼入性、焼入・焼戻
後の靭性に優れた黒鉛均一分散鋼用鋼材を提供する。 【解決手段】 重量%で、C :0.1〜1.0%、S
i:0.01〜2.0%、Mn:0.1〜1.0%、P
:0.2%以下、S :0.001〜0.1%、B
:0.0001〜0.01%、N :0.0002〜
0.02%、Mg:0.0001〜0.01%、残部が
Fe及び不可避的不純物から成り、粒子径が0.005
〜10.0μmであるMgを含む酸化物あるいは硫化
物、またはその両方を含む介在物を103〜106個/m
m2含有する。
後の靭性に優れた黒鉛均一分散鋼用鋼材を提供する。 【解決手段】 重量%で、C :0.1〜1.0%、S
i:0.01〜2.0%、Mn:0.1〜1.0%、P
:0.2%以下、S :0.001〜0.1%、B
:0.0001〜0.01%、N :0.0002〜
0.02%、Mg:0.0001〜0.01%、残部が
Fe及び不可避的不純物から成り、粒子径が0.005
〜10.0μmであるMgを含む酸化物あるいは硫化
物、またはその両方を含む介在物を103〜106個/m
m2含有する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は切削及び冷間加工
(鍛造、引抜)して使用される機械構造用鋼に関わり、
特に黒鉛を微細かつ均一に分散させることにより切削面
粗さ及び高周波焼入性、焼入れ・焼戻し後の靭性を向上
させた黒鉛化鋼に関わるものである。
(鍛造、引抜)して使用される機械構造用鋼に関わり、
特に黒鉛を微細かつ均一に分散させることにより切削面
粗さ及び高周波焼入性、焼入れ・焼戻し後の靭性を向上
させた黒鉛化鋼に関わるものである。
【0002】
【従来の技術】中炭素鋼中のフェライト+パーライト組
織をフェライト+黒鉛の2相組織にすることによりその
冷間鍛造性および切削性が向上することは日本金属学会
誌vol.53(1989)P.206、日本金属学会
誌vol.52(1988)P.1285の研究論文に
報告されている。また工業的にも特公昭63−9580
号、特公昭53−15450号、特公昭53−1545
1号、特公昭53−46774号、特公昭53−536
7号、特公昭54−11773号、特開平2−1184
2号の各公報に開示されている。これらの従来技術で得
られる黒鉛粒径は特公昭53−46774号公報で述べ
られているように約30μm程度と粗大であり、この程
度の黒鉛粒径では焼入れ加熱の際に黒鉛が未分解のまま
残存し、あるいは炭素が拡散して黒鉛の存在していた箇
所が30μm程度の空孔として残存するという問題点が
残されていた。この欠点を解決するには黒鉛を微細に分
散させればよい。特開平2−111842号公報では黒
鉛微細化の具体的な方法として、BNを黒鉛の析出核と
して利用すること、酸素含有量を30ppm以下にする
ことが有効であることが開示されている。しかしこの方
法ではBNの分散状態が制御されていないため得られる
黒鉛粒径は約5〜10μm程度と微細化されているもの
の、黒鉛間最大距離は100μm程度であり、黒鉛分散
は不均一である。そのため焼入れ後の靭性は依然低い。
この理由は、よく知られているようにBNは結晶粒界に
偏析するという特徴があるためBNを核生成サイトとし
て析出する黒鉛も粒界に析出し黒鉛分散は不均一とな
り、黒鉛間距離の変動が大きくなりその最大値も大きく
なる。特に高周波加熱焼入れのような加熱保持時間が数
秒と短い場合には、黒鉛間距離の最大値が大きくなると
炭素の拡散が不十分となり均一なオーステナイト組織に
なりにくい。このような鋼では、たとえ黒鉛粒径を小さ
くして黒鉛の分解時間を短くしても、拡散律速となって
マルテンサイトとフェライトの混合組織となる。このよ
うな従来鋼は、混在組織と空孔が原因で、破壊靭性値
(衝撃値)が低い欠点がある。
織をフェライト+黒鉛の2相組織にすることによりその
冷間鍛造性および切削性が向上することは日本金属学会
誌vol.53(1989)P.206、日本金属学会
誌vol.52(1988)P.1285の研究論文に
報告されている。また工業的にも特公昭63−9580
号、特公昭53−15450号、特公昭53−1545
1号、特公昭53−46774号、特公昭53−536
7号、特公昭54−11773号、特開平2−1184
2号の各公報に開示されている。これらの従来技術で得
られる黒鉛粒径は特公昭53−46774号公報で述べ
られているように約30μm程度と粗大であり、この程
度の黒鉛粒径では焼入れ加熱の際に黒鉛が未分解のまま
残存し、あるいは炭素が拡散して黒鉛の存在していた箇
所が30μm程度の空孔として残存するという問題点が
残されていた。この欠点を解決するには黒鉛を微細に分
散させればよい。特開平2−111842号公報では黒
鉛微細化の具体的な方法として、BNを黒鉛の析出核と
して利用すること、酸素含有量を30ppm以下にする
ことが有効であることが開示されている。しかしこの方
法ではBNの分散状態が制御されていないため得られる
黒鉛粒径は約5〜10μm程度と微細化されているもの
の、黒鉛間最大距離は100μm程度であり、黒鉛分散
は不均一である。そのため焼入れ後の靭性は依然低い。
この理由は、よく知られているようにBNは結晶粒界に
偏析するという特徴があるためBNを核生成サイトとし
て析出する黒鉛も粒界に析出し黒鉛分散は不均一とな
り、黒鉛間距離の変動が大きくなりその最大値も大きく
なる。特に高周波加熱焼入れのような加熱保持時間が数
秒と短い場合には、黒鉛間距離の最大値が大きくなると
炭素の拡散が不十分となり均一なオーステナイト組織に
なりにくい。このような鋼では、たとえ黒鉛粒径を小さ
くして黒鉛の分解時間を短くしても、拡散律速となって
マルテンサイトとフェライトの混合組織となる。このよ
うな従来鋼は、混在組織と空孔が原因で、破壊靭性値
(衝撃値)が低い欠点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
を解決するため案出されたものであり、成分及び介在物
に改良を加えることにより、黒鉛化処理後の黒鉛の平均
粒径を小さくし、かつ、粒界に留まらずフェライト粒内
にも黒鉛を均一に分散させ、高周波焼入性及び靭性を回
復することが可能な黒鉛均一分散用鋼材及び黒鉛均一分
散鋼を提供するものである。
を解決するため案出されたものであり、成分及び介在物
に改良を加えることにより、黒鉛化処理後の黒鉛の平均
粒径を小さくし、かつ、粒界に留まらずフェライト粒内
にも黒鉛を均一に分散させ、高周波焼入性及び靭性を回
復することが可能な黒鉛均一分散用鋼材及び黒鉛均一分
散鋼を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは種々検討を
重ねた結果、鋼にMgを特定の量添加することにより形
成されるMgを含有する酸化物あるいは硫化物を含むM
g系介在物が黒鉛、あるいは黒鉛析出サイトであるBN
の核生成サイトとして機能し、黒鉛の均一分散が実現可
能であることを見出した。結晶粒界あるいは凝固の際に
形成された粗大なBNが黒鉛の析出サイトとなる場合と
異なり、Mg酸化物あるいはMg硫化物を含む介在物は
鋼中に均一にかつ微細に分散させることができ、従って
それらを生成サイトとする黒鉛あるいはBNは鋼中に均
一に分散することになり、黒鉛の均一微細分散が可能と
なるものである。またMg系介在物はγ粒径を顕著に細
粒化するため、γ粒界上に析出するBNも微細化するこ
とができ、黒鉛の微細分散が可能となる。従って高周波
加熱のように加熱保持時間が短い場合にも従来鋼のよう
なマルテンサイト+フェライト混合組織とはならず、ま
た黒鉛が分解した後でも粗大な空孔も残存することがな
く、更にはMg酸化物あるいはMg硫化物を含む介在物
自体もがピニング粒子として機能し結晶粒が細粒化する
ため、高い破壊靭性値が確保できる。
重ねた結果、鋼にMgを特定の量添加することにより形
成されるMgを含有する酸化物あるいは硫化物を含むM
g系介在物が黒鉛、あるいは黒鉛析出サイトであるBN
の核生成サイトとして機能し、黒鉛の均一分散が実現可
能であることを見出した。結晶粒界あるいは凝固の際に
形成された粗大なBNが黒鉛の析出サイトとなる場合と
異なり、Mg酸化物あるいはMg硫化物を含む介在物は
鋼中に均一にかつ微細に分散させることができ、従って
それらを生成サイトとする黒鉛あるいはBNは鋼中に均
一に分散することになり、黒鉛の均一微細分散が可能と
なるものである。またMg系介在物はγ粒径を顕著に細
粒化するため、γ粒界上に析出するBNも微細化するこ
とができ、黒鉛の微細分散が可能となる。従って高周波
加熱のように加熱保持時間が短い場合にも従来鋼のよう
なマルテンサイト+フェライト混合組織とはならず、ま
た黒鉛が分解した後でも粗大な空孔も残存することがな
く、更にはMg酸化物あるいはMg硫化物を含む介在物
自体もがピニング粒子として機能し結晶粒が細粒化する
ため、高い破壊靭性値が確保できる。
【0005】本発明者らはこのような知見に基づいて、
従来困難であった黒鉛の均一分散化と微細化を実現し、
靭性に優れた冷間加工用黒鉛均一分散鋼を得るに至った
ものである。その要旨は以下の通りである。
従来困難であった黒鉛の均一分散化と微細化を実現し、
靭性に優れた冷間加工用黒鉛均一分散鋼を得るに至った
ものである。その要旨は以下の通りである。
【0006】(1) 重量%で、C :0.1〜1.0
%、Si:0.01〜2.0%、Mn:0.1〜1.0
%、P :0.2%以下、S :0.001〜0.1
%、B :0.0001〜0.01%、N :0.00
02〜0.02%、Mg:0.0001〜0.01%、
を含有し、残部がFe及び不可避的不純物から成り、粒
子径が0.005〜10.0μmであるMgを含む酸化
物あるいは硫化物、またはその両方を含む介在物を10
3〜106個/mm2含有し、黒鉛化焼鈍後に平均粒径が
5.0μm以下の黒鉛を有することを特徴とする黒鉛均
一分散用鋼材である。
%、Si:0.01〜2.0%、Mn:0.1〜1.0
%、P :0.2%以下、S :0.001〜0.1
%、B :0.0001〜0.01%、N :0.00
02〜0.02%、Mg:0.0001〜0.01%、
を含有し、残部がFe及び不可避的不純物から成り、粒
子径が0.005〜10.0μmであるMgを含む酸化
物あるいは硫化物、またはその両方を含む介在物を10
3〜106個/mm2含有し、黒鉛化焼鈍後に平均粒径が
5.0μm以下の黒鉛を有することを特徴とする黒鉛均
一分散用鋼材である。
【0007】(2) 重量%で、(A)Mo:0.01
〜0.5%、Cr:0.01〜0.4%、Ni:0.0
5〜3.0%、Co:0.05〜3.0%、Cu:0.
05〜3.0%の1種または2種以上、あるいは(B)
Al:0.001〜0.1%、Ti:0.001〜0.
03%、Nb:0.005〜0.05%、V :0.0
5〜0.2%、Zr:0.05〜0.2%の1種または
2種以上、あるいは(C)Pb:0.05〜0.35
%、Bi:0.05〜0.35%、Te:0.002〜
0.02%、Se:0.002〜0.02%の1種また
は2種以上からなる(A)、(B)、(C)の群の1群
または2群以上をさらに含有することを特徴とする
(1)記載の黒鉛均一分散用鋼材である。
〜0.5%、Cr:0.01〜0.4%、Ni:0.0
5〜3.0%、Co:0.05〜3.0%、Cu:0.
05〜3.0%の1種または2種以上、あるいは(B)
Al:0.001〜0.1%、Ti:0.001〜0.
03%、Nb:0.005〜0.05%、V :0.0
5〜0.2%、Zr:0.05〜0.2%の1種または
2種以上、あるいは(C)Pb:0.05〜0.35
%、Bi:0.05〜0.35%、Te:0.002〜
0.02%、Se:0.002〜0.02%の1種また
は2種以上からなる(A)、(B)、(C)の群の1群
または2群以上をさらに含有することを特徴とする
(1)記載の黒鉛均一分散用鋼材である。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の化学成分の請求範囲を上
記のように定めた理由を以下に示す。
記のように定めた理由を以下に示す。
【0009】Cは黒鉛を生成し工具寿命を向上させると
ともに、焼入れ後の強度を確保するため必要不可欠の元
素である。工具寿命改善に必要な黒鉛量、あるいは焼入
れ後の強度を十分確保するためその下限値を0.1%と
した。上限は冷間加工後の熱処理における焼き割れを防
止するために1.0%とした。
ともに、焼入れ後の強度を確保するため必要不可欠の元
素である。工具寿命改善に必要な黒鉛量、あるいは焼入
れ後の強度を十分確保するためその下限値を0.1%と
した。上限は冷間加工後の熱処理における焼き割れを防
止するために1.0%とした。
【0010】Siは鋼中の炭素原子との結合力が小さ
く、黒鉛化を促進する有力な元素の一つである。焼鈍処
理により十分な黒鉛を析出させて高い黒鉛化率とするた
めにはSiを添加することが必要であり、その下限値は
0.01%である。ただしSi含有量が増大するとフェ
ライト層が固溶硬化し冷間加工性の劣化を招くので、上
限値を2.0%とした。
く、黒鉛化を促進する有力な元素の一つである。焼鈍処
理により十分な黒鉛を析出させて高い黒鉛化率とするた
めにはSiを添加することが必要であり、その下限値は
0.01%である。ただしSi含有量が増大するとフェ
ライト層が固溶硬化し冷間加工性の劣化を招くので、上
限値を2.0%とした。
【0011】MnはSと結合してMnS介在物として存
在し、MgOあるいはMgSとの複合体を形成し、黒鉛
あるいはBNの生成サイトとなることから必要な元素で
もある。十分な生成サイトを確保するためその下限値を
0.1%とした。ただしMn量が大きくなると黒鉛化を
著しく阻害するので上限値は1.0%とした。
在し、MgOあるいはMgSとの複合体を形成し、黒鉛
あるいはBNの生成サイトとなることから必要な元素で
もある。十分な生成サイトを確保するためその下限値を
0.1%とした。ただしMn量が大きくなると黒鉛化を
著しく阻害するので上限値は1.0%とした。
【0012】Pは鋼中で粒界偏析や中心偏析を起こし靭
性劣化の原因となるので、その上限値を0.2%とし
た。
性劣化の原因となるので、その上限値を0.2%とし
た。
【0013】SはMg、MnあるいはCu等の合金元素
と反応して硫化物として存在する。これらの硫化物は、
黒鉛あるいはBNの核生成サイトとして有効である。た
だし0.001%未満では黒鉛あるいはBNの核生成サ
イトとしての効果が現れないことから下限値を0.00
1%とした。またS量が多すぎると冷間加工性を劣化さ
せるため上限値を0.1%とした。
と反応して硫化物として存在する。これらの硫化物は、
黒鉛あるいはBNの核生成サイトとして有効である。た
だし0.001%未満では黒鉛あるいはBNの核生成サ
イトとしての効果が現れないことから下限値を0.00
1%とした。またS量が多すぎると冷間加工性を劣化さ
せるため上限値を0.1%とした。
【0014】BはNと結合してBNを生成し黒鉛の析出
サイトとして機能する。このため黒鉛微細化に有効であ
る。微細化効果を得るには0.0001%以上を添加し
なければならない。ただし0.01%以上添加するとB
化合物が粒界に析出し破壊靭性を著しく劣化させるため
上限値を0.01%とした。
サイトとして機能する。このため黒鉛微細化に有効であ
る。微細化効果を得るには0.0001%以上を添加し
なければならない。ただし0.01%以上添加するとB
化合物が粒界に析出し破壊靭性を著しく劣化させるため
上限値を0.01%とした。
【0015】NはBと結合してBNを生成する。0.0
001%〜0.01%のBをBNにするために、0.0
002%〜0.02%が必要である。
001%〜0.01%のBをBNにするために、0.0
002%〜0.02%が必要である。
【0016】Mgは酸化物あるいは硫化物等の介在物を
形成させる。このMg系介在物は鋼中に均一に分散し、
黒鉛あるいはBNの核生成サイトを与え黒鉛を均一微細
分散させる。0.0001%未満では黒鉛の微細化効果
は得られず、また0.01%以上添加すると、黒鉛の微
細化効果は飽和する。
形成させる。このMg系介在物は鋼中に均一に分散し、
黒鉛あるいはBNの核生成サイトを与え黒鉛を均一微細
分散させる。0.0001%未満では黒鉛の微細化効果
は得られず、また0.01%以上添加すると、黒鉛の微
細化効果は飽和する。
【0017】次に本発明の請求項2の成分限定理由につ
いて述べる。これらの元素は必要に応じて1種または2
種以上添加される。
いて述べる。これらの元素は必要に応じて1種または2
種以上添加される。
【0018】Moは焼入性を確保するために添加され
る。焼入性の効果を十分得るために、添加量の下限値を
0.01%とした。また0.5%を超えて添加するとフ
ェライト地の硬さが上昇し冷間加工性が損なわれるため
上限値を0.5%とした。
る。焼入性の効果を十分得るために、添加量の下限値を
0.01%とした。また0.5%を超えて添加するとフ
ェライト地の硬さが上昇し冷間加工性が損なわれるため
上限値を0.5%とした。
【0019】Crは焼入性を確保するために添加され
る。焼入性の効果を十分得るために、添加量の下限値を
0.01%とした。また0.4%を超えて添加すると著
しく黒鉛化を阻害するため、上限値を0.4%とした。
る。焼入性の効果を十分得るために、添加量の下限値を
0.01%とした。また0.4%を超えて添加すると著
しく黒鉛化を阻害するため、上限値を0.4%とした。
【0020】Ni、Co、Cuは炭素原子との結合力が
小さく、セメンタイトを不安定化させ、黒鉛化を促進さ
せるとともに、焼入性を高め、強度を確保するのに効果
的である。0.05%未満では効果が不十分であり、ま
た3.0%を超えて添加しても効果は飽和するとともに
経済的に極めて不利となるため、下限を0.05%と
し、上限を3.0%とした。
小さく、セメンタイトを不安定化させ、黒鉛化を促進さ
せるとともに、焼入性を高め、強度を確保するのに効果
的である。0.05%未満では効果が不十分であり、ま
た3.0%を超えて添加しても効果は飽和するとともに
経済的に極めて不利となるため、下限を0.05%と
し、上限を3.0%とした。
【0021】AlはAlNを形成し、ピニング粒子とし
て機能し、γ粒の成長を抑制する効果があり、破壊靭性
値を向上させる。0.001%未満では、結晶粒細粒化
の効果は小さく、また0.1%を超えて添加すると逆に
靭性が劣化するため、下限を0.001%、上限を0.
1%とした。
て機能し、γ粒の成長を抑制する効果があり、破壊靭性
値を向上させる。0.001%未満では、結晶粒細粒化
の効果は小さく、また0.1%を超えて添加すると逆に
靭性が劣化するため、下限を0.001%、上限を0.
1%とした。
【0022】TiはTiNあるいはTiCを形成し、ピ
ニング粒子として機能し、γ粒の成長を抑制する効果が
あり、破壊靭性値を向上させる。0.001%以上で
は、結晶粒細粒化の効果は小さく、また0.1%を超え
て添加すると逆に靭性が劣化するため下限を0.001
%、上限を0.03%とした。
ニング粒子として機能し、γ粒の成長を抑制する効果が
あり、破壊靭性値を向上させる。0.001%以上で
は、結晶粒細粒化の効果は小さく、また0.1%を超え
て添加すると逆に靭性が劣化するため下限を0.001
%、上限を0.03%とした。
【0023】NbはNbCあるいはNbNを形成し、ピ
ニング粒子として機能し、γ粒の成長を抑制する効果が
あり、破壊靭性値を向上させる。0.005%以上で
は、結晶粒細粒化の効果は小さく、また0.05%を超
えて添加すると逆に靭性が劣化するため下限を0.00
5%、上限を0.05%とした。
ニング粒子として機能し、γ粒の成長を抑制する効果が
あり、破壊靭性値を向上させる。0.005%以上で
は、結晶粒細粒化の効果は小さく、また0.05%を超
えて添加すると逆に靭性が劣化するため下限を0.00
5%、上限を0.05%とした。
【0024】VはVCあるいはVNを形成し、ピニング
粒子として機能し、γ粒の成長を抑制する効果があり、
破壊靭性値を向上させる。0.05%以上では、結晶粒
細粒化の効果は小さく、また0.2%を超えて添加する
と逆に靭性が劣化するため下限を0.05%、上限を
0.2%とした。
粒子として機能し、γ粒の成長を抑制する効果があり、
破壊靭性値を向上させる。0.05%以上では、結晶粒
細粒化の効果は小さく、また0.2%を超えて添加する
と逆に靭性が劣化するため下限を0.05%、上限を
0.2%とした。
【0025】ZrはZrNを形成し、ピニング粒子とし
て機能し、γ粒の成長を抑制する効果があり、破壊靭性
値を向上させる。0.05%以上では、結晶粒細粒化の
効果は小さく、また0.2%を超えて添加すると逆に靭
性が劣化するため下限を0.05%、上限を0.2%と
した。
て機能し、γ粒の成長を抑制する効果があり、破壊靭性
値を向上させる。0.05%以上では、結晶粒細粒化の
効果は小さく、また0.2%を超えて添加すると逆に靭
性が劣化するため下限を0.05%、上限を0.2%と
した。
【0026】Pb、Biは工具と被削材の界面において
凝着を抑制する作用があるので、切削仕上げ面粗さを顕
著に改善する。0.05%未満では効果が小さく、0.
35%を超えると熱間加工性が低下するとともに、黒鉛
化を著しく阻害するので、上限を0.35%、下限を
0.05%とした。
凝着を抑制する作用があるので、切削仕上げ面粗さを顕
著に改善する。0.05%未満では効果が小さく、0.
35%を超えると熱間加工性が低下するとともに、黒鉛
化を著しく阻害するので、上限を0.35%、下限を
0.05%とした。
【0027】Te、SeもPb、Bi同様に切削仕上げ
面を改善する効果がある。0.002%未満では効果が
小さく、0.02%を超えると熱間加工性が低下するの
で、上限を0.02%、下限を0.002%とした。
面を改善する効果がある。0.002%未満では効果が
小さく、0.02%を超えると熱間加工性が低下するの
で、上限を0.02%、下限を0.002%とした。
【0028】本発明鋼は特定の範囲の大きさのMg系介
在物を特定の範囲の個数を含有する。ここで、Mg系介
在物とはMgを含む酸化物、硫化物あるいはこれらの複
合体からなる介在物を示す。Mg系介在物を具体的に説
明すると、MgO、MgS、(Mg、X)O、(Mg、
X)Sの化学式で表されるものである。ここでXはM
n、Cu等の合金元素である。このMg系介在物は鋼中
に均一に分散し黒鉛あるいはBNの核生成サイトを与
え、黒鉛を微細化する。特に図1に示すように、MgS
等のMg系硫化物は上記作用を著しく高める。しかしな
がら、Mg系介在物の個数が103個/mm2未満であれ
ば析出サイトが不足し黒鉛は均一に分散することなく、
平均粒径5.0μmを超える黒鉛が形成される。個数の
上限を106個/mm2としたのは、通常のMg添加方法
では0.005μm以上のMg系介在物をこれ以上増や
すのは困難だからである。なお、ここで、Mg系介在物
の粒径を0.005〜5.0μmと限定したのは、0.
005μm以下では核生成サイトとして効果がなく、
5.0μm超ではMg系介在物自体が破壊の起点となり
靭性の劣化を招くためである。
在物を特定の範囲の個数を含有する。ここで、Mg系介
在物とはMgを含む酸化物、硫化物あるいはこれらの複
合体からなる介在物を示す。Mg系介在物を具体的に説
明すると、MgO、MgS、(Mg、X)O、(Mg、
X)Sの化学式で表されるものである。ここでXはM
n、Cu等の合金元素である。このMg系介在物は鋼中
に均一に分散し黒鉛あるいはBNの核生成サイトを与
え、黒鉛を微細化する。特に図1に示すように、MgS
等のMg系硫化物は上記作用を著しく高める。しかしな
がら、Mg系介在物の個数が103個/mm2未満であれ
ば析出サイトが不足し黒鉛は均一に分散することなく、
平均粒径5.0μmを超える黒鉛が形成される。個数の
上限を106個/mm2としたのは、通常のMg添加方法
では0.005μm以上のMg系介在物をこれ以上増や
すのは困難だからである。なお、ここで、Mg系介在物
の粒径を0.005〜5.0μmと限定したのは、0.
005μm以下では核生成サイトとして効果がなく、
5.0μm超ではMg系介在物自体が破壊の起点となり
靭性の劣化を招くためである。
【0029】Mg系介在物の大きさと個数を本発明の請
求項範囲を満たすためには、鋼材中にMgを含有させる
ことがポイントとなる。以下に本発明鋼の製造方法につ
いて述べる。本発明鋼の製造方法は特に限定するもので
はない。即ち、母溶鋼の溶製は高炉−転炉法あるいは電
気炉法のいずれでもよい。また、溶鋼へのMg添加方法
も特定するものでなく、Mg源を自然落下による添加、
不活性ガスを用いた吹込み、Mg源を充填した鉄製ワイ
ヤーを溶鋼中へ供給する等の方法を採用してよい。添加
場所も溶鋼取鍋、連続鋳造タンディッシュ、連続鋳造モ
ールド等を自由に選定してよい。Mg源としては金属M
g、Mg−Coke、Mg−Al合金、Mg−Si合
金、Mg−Si−Mn合金等の粒状品を使用でき、これ
らとFe、Al、Fe−Si合金の粒状品を混合して使
用することも可能である。
求項範囲を満たすためには、鋼材中にMgを含有させる
ことがポイントとなる。以下に本発明鋼の製造方法につ
いて述べる。本発明鋼の製造方法は特に限定するもので
はない。即ち、母溶鋼の溶製は高炉−転炉法あるいは電
気炉法のいずれでもよい。また、溶鋼へのMg添加方法
も特定するものでなく、Mg源を自然落下による添加、
不活性ガスを用いた吹込み、Mg源を充填した鉄製ワイ
ヤーを溶鋼中へ供給する等の方法を採用してよい。添加
場所も溶鋼取鍋、連続鋳造タンディッシュ、連続鋳造モ
ールド等を自由に選定してよい。Mg源としては金属M
g、Mg−Coke、Mg−Al合金、Mg−Si合
金、Mg−Si−Mn合金等の粒状品を使用でき、これ
らとFe、Al、Fe−Si合金の粒状品を混合して使
用することも可能である。
【0030】従来の黒鉛鋼の製造方法は、特開平7−9
7659号公報あるいは特開平7−41851号公報に
開示してあるように、黒鉛を微細分散させるためには、
凝固の際に析出していた粗大なBNあるいはAlNを再
度鋼中に固溶させるため、それらの固溶温度以上に加熱
して熱間圧延し、0.01℃/sを下回らない冷却速度
が望ましいとしている。しかしながら本発明の鋼材は、
凝固ままで微細分散しているMg系介在物を利用してい
るため、圧延条件の制限は緩くしてもよく、通常圧延可
能な加熱温度とすることができる。
7659号公報あるいは特開平7−41851号公報に
開示してあるように、黒鉛を微細分散させるためには、
凝固の際に析出していた粗大なBNあるいはAlNを再
度鋼中に固溶させるため、それらの固溶温度以上に加熱
して熱間圧延し、0.01℃/sを下回らない冷却速度
が望ましいとしている。しかしながら本発明の鋼材は、
凝固ままで微細分散しているMg系介在物を利用してい
るため、圧延条件の制限は緩くしてもよく、通常圧延可
能な加熱温度とすることができる。
【0031】また本発明の鋼材は、A1点以下、望まし
くは650℃から720℃の温度範囲で黒鉛化焼鈍する
ことにより、平均粒径5μm以下の黒鉛が均一に分散し
た組織を得ることが可能である。5μmを超えると、焼
入れ組織がフェライトとマルテンサイトの混合組織とな
って、あるいは黒鉛が溶解した跡の空孔が残存して衝撃
値が低下するが、本発明の鋼材では、上記の処理を施す
ことによって、黒鉛平均粒径を5μm以下とすることが
できるので、靭性(衝撃特性)において優れている。
くは650℃から720℃の温度範囲で黒鉛化焼鈍する
ことにより、平均粒径5μm以下の黒鉛が均一に分散し
た組織を得ることが可能である。5μmを超えると、焼
入れ組織がフェライトとマルテンサイトの混合組織とな
って、あるいは黒鉛が溶解した跡の空孔が残存して衝撃
値が低下するが、本発明の鋼材では、上記の処理を施す
ことによって、黒鉛平均粒径を5μm以下とすることが
できるので、靭性(衝撃特性)において優れている。
【0032】
【実施例】以下に本発明の効果を実施例によりさらに具
体的に示す。
体的に示す。
【0033】表1に供試鋼の化学成分、表2に黒鉛化
率、黒鉛化用鋼材の製造方法、0.005〜10.0μ
mのMg系介在物の粒子数、黒鉛化焼鈍後の黒鉛平均粒
径、黒鉛間最大距離及び黒鉛化後に焼入れ焼戻した場合
のシャルピー吸収エネルギーを示す。実施例の製造条件
は、転炉から排出した取鍋内溶鋼に、金属Mg粒及びF
e−Si合金粒の混合物を充填したFe製ワイヤーを供
給する方法によりMgを添加した。この溶鋼を鋳型に鋳
込んで鋼塊とし、これを分塊圧延後空冷し、指定温度に
再加熱し熱間圧延を行い、熱延ラインの延長線上に設置
した水冷装置により全表面に冷却水を均一に散水するこ
とにより冷却した。表2の製造条件の欄には圧延抽出温
度、圧延後の冷却速度を示した。圧延後にオフラインの
焼鈍炉にて700℃で黒鉛化処理を行った。黒鉛化率は
次式により算出した。
率、黒鉛化用鋼材の製造方法、0.005〜10.0μ
mのMg系介在物の粒子数、黒鉛化焼鈍後の黒鉛平均粒
径、黒鉛間最大距離及び黒鉛化後に焼入れ焼戻した場合
のシャルピー吸収エネルギーを示す。実施例の製造条件
は、転炉から排出した取鍋内溶鋼に、金属Mg粒及びF
e−Si合金粒の混合物を充填したFe製ワイヤーを供
給する方法によりMgを添加した。この溶鋼を鋳型に鋳
込んで鋼塊とし、これを分塊圧延後空冷し、指定温度に
再加熱し熱間圧延を行い、熱延ラインの延長線上に設置
した水冷装置により全表面に冷却水を均一に散水するこ
とにより冷却した。表2の製造条件の欄には圧延抽出温
度、圧延後の冷却速度を示した。圧延後にオフラインの
焼鈍炉にて700℃で黒鉛化処理を行った。黒鉛化率は
次式により算出した。
【0034】 (鋼中黒鉛含有量/鋼の炭素含有量)×100(%) 鋼の炭素含有量および黒鉛含有量は化学分析により定量
した。Mgを含む酸化物または硫化物を含む非金属介在
物の粒子数は、抽出レプリカ試料を作製し電子顕微鏡に
て5000倍の写真を20視野撮影し、粒子数を測定し
た。黒鉛粒径は黒鉛粒子に電子線を照射して、反射電子
線の強度を2値化して画像解析システムを利用して測定
した。黒鉛粒間最大距離は光学顕微鏡写真上に黒鉛が存
在しない領域のみを含む円弧を描き、その直径の最大値
を黒鉛間の最大距離とした。シャルピー衝撃値は黒鉛析
出状態の棒鋼を用い、焼入れ(950℃×30分→氷食
塩水冷却)、焼戻し(600℃×60分→水冷)を行っ
た後、2mmUノッチシャルピー衝撃試験片(JIS
Z2202 No3)を採取し、試験温度20℃でシャ
ルピー衝撃試験を行った。
した。Mgを含む酸化物または硫化物を含む非金属介在
物の粒子数は、抽出レプリカ試料を作製し電子顕微鏡に
て5000倍の写真を20視野撮影し、粒子数を測定し
た。黒鉛粒径は黒鉛粒子に電子線を照射して、反射電子
線の強度を2値化して画像解析システムを利用して測定
した。黒鉛粒間最大距離は光学顕微鏡写真上に黒鉛が存
在しない領域のみを含む円弧を描き、その直径の最大値
を黒鉛間の最大距離とした。シャルピー衝撃値は黒鉛析
出状態の棒鋼を用い、焼入れ(950℃×30分→氷食
塩水冷却)、焼戻し(600℃×60分→水冷)を行っ
た後、2mmUノッチシャルピー衝撃試験片(JIS
Z2202 No3)を採取し、試験温度20℃でシャ
ルピー衝撃試験を行った。
【0035】表2に示したように、本発明鋼の請求範囲
を満足する鋼1〜20はいずれも黒鉛平均粒径が5μm
以下であるのに対し、Mgの添加量が請求範囲を外れる
鋼21〜24あるいはSの添加量が請求範囲を下回る鋼
22はいずれも6μm以上である。また、黒鉛間の最大
距離は本発明鋼の成分範囲を満足する鋼1〜20は比較
例の鋼21〜24と比べ小さく黒鉛が均一微細分散して
いることがわかる。焼入れ焼戻し後のシャルピー吸収エ
ネルギーは鋼1〜20では比較例の鋼21〜24と比べ
著しく大きく、本発明鋼は靭性に優れていることがわか
る。
を満足する鋼1〜20はいずれも黒鉛平均粒径が5μm
以下であるのに対し、Mgの添加量が請求範囲を外れる
鋼21〜24あるいはSの添加量が請求範囲を下回る鋼
22はいずれも6μm以上である。また、黒鉛間の最大
距離は本発明鋼の成分範囲を満足する鋼1〜20は比較
例の鋼21〜24と比べ小さく黒鉛が均一微細分散して
いることがわかる。焼入れ焼戻し後のシャルピー吸収エ
ネルギーは鋼1〜20では比較例の鋼21〜24と比べ
著しく大きく、本発明鋼は靭性に優れていることがわか
る。
【0036】
【表1】
【0037】
【表2】
【0038】
【発明の効果】以上の実施例からも明らかなように本発
明によれば、切削性及び冷間鍛造性に優れ、かつ焼入れ
焼戻し後の靭性の優れた黒鉛均一分散鋼を提供すること
が可能であり、産業上の効果は極めて顕著なるものがあ
る。
明によれば、切削性及び冷間鍛造性に優れ、かつ焼入れ
焼戻し後の靭性の優れた黒鉛均一分散鋼を提供すること
が可能であり、産業上の効果は極めて顕著なるものがあ
る。
【図1】Mg系酸化物とMg系硫化物の個数と黒鉛粒径
との関係を示した図である。
との関係を示した図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 重量%で、C :0.1〜1.0%、S
i:0.01〜2.0%、Mn:0.1〜1.0%、P
:0.2%以下、S :0.001〜0.1%、B
:0.0001〜0.01%、N :0.0002〜
0.02%、Mg:0.0001〜0.01%、残部が
Fe及び不可避的不純物から成り、粒子径が0.005
〜10.0μmであるMgを含む酸化物あるいは硫化
物、またはその両方を含む介在物を103〜106個/m
m2含有し、黒鉛化焼鈍後に平均粒径が5.0μm以下
の黒鉛を有することを特徴とする黒鉛均一分散用鋼材。 - 【請求項2】 重量%で、 (A)Mo:0.01〜0.5%、 Cr:0.01〜0.4%、 Ni:0.05〜3.0%、 Co:0.05〜3.0%、 Cu:0.05〜3.0% の1種または2種以上、あるいは (B)Al:0.001〜0.1%、 Ti:0.001〜0.03%、 Nb:0.005〜0.05%、 V :0.05〜0.2%、 Zr:0.05〜0.2% の1種または2種以上、あるいは (C)Pb:0.05〜0.35%、 Bi:0.05〜0.35%、 Te:0.002〜0.02%、 Se:0.002〜0.02% の1種または2種以上からなる(A)、(B)、(C)
の群の1群または2群以上をさらに含有することを特徴
とする請求項1記載の黒鉛均一分散用鋼材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14995197A JPH10324947A (ja) | 1997-05-26 | 1997-05-26 | 黒鉛均一分散用鋼材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14995197A JPH10324947A (ja) | 1997-05-26 | 1997-05-26 | 黒鉛均一分散用鋼材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10324947A true JPH10324947A (ja) | 1998-12-08 |
Family
ID=15486161
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14995197A Pending JPH10324947A (ja) | 1997-05-26 | 1997-05-26 | 黒鉛均一分散用鋼材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10324947A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0922783A4 (en) * | 1997-05-26 | 2000-08-23 | Nippon Steel Corp | UNHARDENED STEEL FOR MECHANICAL STRUCTURES |
| EP1045044A4 (en) * | 1998-03-04 | 2002-08-07 | Nippon Steel Corp | STEELS FOR COLD FORGING AND METHOD FOR THE PRODUCTION THEREOF |
| US6579385B2 (en) * | 2000-08-31 | 2003-06-17 | Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho (Kobe Steel, Ltd.) | Free machining steel for use in machine structure of excellent mechanical characteristics |
| CN105671441A (zh) * | 2014-12-09 | 2016-06-15 | Posco公司 | 石墨化热处理用钢材及切削性和冷锻性优异的石墨钢 |
-
1997
- 1997-05-26 JP JP14995197A patent/JPH10324947A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0922783A4 (en) * | 1997-05-26 | 2000-08-23 | Nippon Steel Corp | UNHARDENED STEEL FOR MECHANICAL STRUCTURES |
| EP1045044A4 (en) * | 1998-03-04 | 2002-08-07 | Nippon Steel Corp | STEELS FOR COLD FORGING AND METHOD FOR THE PRODUCTION THEREOF |
| US6579385B2 (en) * | 2000-08-31 | 2003-06-17 | Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho (Kobe Steel, Ltd.) | Free machining steel for use in machine structure of excellent mechanical characteristics |
| CN105671441A (zh) * | 2014-12-09 | 2016-06-15 | Posco公司 | 石墨化热处理用钢材及切削性和冷锻性优异的石墨钢 |
| CN105671441B (zh) * | 2014-12-09 | 2018-08-17 | Posco公司 | 石墨化热处理用钢材及切削性和冷锻性优异的石墨钢 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20030701 |