JPH10325422A - 自動クラッチ制御装置 - Google Patents
自動クラッチ制御装置Info
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- JPH10325422A JPH10325422A JP9135531A JP13553197A JPH10325422A JP H10325422 A JPH10325422 A JP H10325422A JP 9135531 A JP9135531 A JP 9135531A JP 13553197 A JP13553197 A JP 13553197A JP H10325422 A JPH10325422 A JP H10325422A
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- clutch
- operation speed
- engine
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- Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
- Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 クラッチ係合時のショックを低減可能な自動
クラッチ制御装置を提供する。 【解決手段】 車両の発進時または変速操作の完了時に
行われるクラッチ係合制御では、通常、アクセルペダル
の踏込量(アクセル踏込量)Aに応じて設定されるクラ
ッチ操作速度CVにて、クラッチの係合が行われるよう
にクラッチアクチュエータへの操作指令Scを生成、出
力する(210〜280-Y,360,370)。アクセルペダルが急激
に踏み込まれ、アクセル踏込量Aが大きく増加すると、
タイマを起動し、タイムアウトするまでの操作量補正期
間Twの間、クラッチ操作速度VCを補正(CV←CV
−△CV)して制限する(280-N〜320,330-N)。その結
果、半クラッチ状態が長く継続し、この間にクラッチの
被伝達側回転軸の回転数が十分に上昇するので、完全係
合時に発生するショックが十分に軽減される。
クラッチ制御装置を提供する。 【解決手段】 車両の発進時または変速操作の完了時に
行われるクラッチ係合制御では、通常、アクセルペダル
の踏込量(アクセル踏込量)Aに応じて設定されるクラ
ッチ操作速度CVにて、クラッチの係合が行われるよう
にクラッチアクチュエータへの操作指令Scを生成、出
力する(210〜280-Y,360,370)。アクセルペダルが急激
に踏み込まれ、アクセル踏込量Aが大きく増加すると、
タイマを起動し、タイムアウトするまでの操作量補正期
間Twの間、クラッチ操作速度VCを補正(CV←CV
−△CV)して制限する(280-N〜320,330-N)。その結
果、半クラッチ状態が長く継続し、この間にクラッチの
被伝達側回転軸の回転数が十分に上昇するので、完全係
合時に発生するショックが十分に軽減される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の発進停止や
変速時にクラッチを自動的に断続する自動クラッチ制御
装置に関する。
変速時にクラッチを自動的に断続する自動クラッチ制御
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の自動クラッチ制御装
置では、例えば、特開昭60−12344号に開示され
ているように、アクセルペダルの踏込量(以下、アクセ
ル踏込量という)からクラッチを係合させる時の操作速
度(以下、クラッチ操作速度という)を決定するものが
知られている。
置では、例えば、特開昭60−12344号に開示され
ているように、アクセルペダルの踏込量(以下、アクセ
ル踏込量という)からクラッチを係合させる時の操作速
度(以下、クラッチ操作速度という)を決定するものが
知られている。
【0003】そして、ドライバが速やかな加速を望む場
合、ドライバはアクセルペダルを大きく踏み込むのが普
通であるため、この種の装置では、アクセル踏込量に応
じてクラッチ操作速度が大きくなるよう設定し、アクセ
ルペダルの踏み込み(即ちアクセル踏込量)が大きいほ
ど、クラッチを素早く係合して、エンジン出力を速やか
にトランスミッション等の駆動力伝達系に伝達すること
により、ドライバの要求に応じた加速を実現するように
されている。
合、ドライバはアクセルペダルを大きく踏み込むのが普
通であるため、この種の装置では、アクセル踏込量に応
じてクラッチ操作速度が大きくなるよう設定し、アクセ
ルペダルの踏み込み(即ちアクセル踏込量)が大きいほ
ど、クラッチを素早く係合して、エンジン出力を速やか
にトランスミッション等の駆動力伝達系に伝達すること
により、ドライバの要求に応じた加速を実現するように
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、エンジン出
力は、周知のように、アクセル踏込量に応じて制御され
るため、車両の停車時やシフトレバーの操作時などクラ
ッチが解放されている時に、アクセルペダルが大きく踏
み込まれると、そのアクセル踏込量に応じてクラッチが
係合されるまでのわずかな間にエンジン回転数が急激に
上昇し、その結果、クラッチの入力軸(エンジンの出力
軸)と、クラッチの出力軸(駆動力伝達系の入力軸)と
の間の回転数差が大きくなる。そして、このようにクラ
ッチの入出力軸間の回転数差が大きい状態で、アクセル
踏込量に応じたクラッチ操作速度にてクラッチが高速に
係合されると、駆動力伝達系の入力軸に加えられるトル
クが急激に変化するため車体に大きなショックが発生
し、乗員に不快感を与えてしまうという問題があった。
力は、周知のように、アクセル踏込量に応じて制御され
るため、車両の停車時やシフトレバーの操作時などクラ
ッチが解放されている時に、アクセルペダルが大きく踏
み込まれると、そのアクセル踏込量に応じてクラッチが
係合されるまでのわずかな間にエンジン回転数が急激に
上昇し、その結果、クラッチの入力軸(エンジンの出力
軸)と、クラッチの出力軸(駆動力伝達系の入力軸)と
の間の回転数差が大きくなる。そして、このようにクラ
ッチの入出力軸間の回転数差が大きい状態で、アクセル
踏込量に応じたクラッチ操作速度にてクラッチが高速に
係合されると、駆動力伝達系の入力軸に加えられるトル
クが急激に変化するため車体に大きなショックが発生
し、乗員に不快感を与えてしまうという問題があった。
【0005】本発明は、上記問題点を解決するために、
クラッチ係合時のショックを低減可能な自動クラッチ制
御装置を提供することを目的とする。
クラッチ係合時のショックを低減可能な自動クラッチ制
御装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
になされた発明である請求項1に記載の自動クラッチ制
御装置では、操作速度設定手段が、エンジン出力検出手
段の検出値に応じて、クラッチ駆動手段によるクラッチ
の操作速度を設定する。
になされた発明である請求項1に記載の自動クラッチ制
御装置では、操作速度設定手段が、エンジン出力検出手
段の検出値に応じて、クラッチ駆動手段によるクラッチ
の操作速度を設定する。
【0007】そして、増加量算出手段が、エンジン出力
検出手段にて検出されるエンジン出力に基づいて、該エ
ンジン出力の増加量を求め、その求めた増加量が予め設
定された許容値より大きい場合に、操作速度制限手段
が、操作速度設定手段にて設定されるクラッチ操作速度
の増加を一時的に制限する。
検出手段にて検出されるエンジン出力に基づいて、該エ
ンジン出力の増加量を求め、その求めた増加量が予め設
定された許容値より大きい場合に、操作速度制限手段
が、操作速度設定手段にて設定されるクラッチ操作速度
の増加を一時的に制限する。
【0008】このように、クラッチ操作速度の増加が制
限されると、クラッチが完全係合しないで動力の一部の
みを伝達する所謂半クラッチ状態が長く継続することに
なり、この間、ショックを発生することなく、エンジン
の出力軸の回転が動力伝達装置の入力軸に滑らかに伝達
され、動力伝達装置の入力軸の回転数が増加する。その
後、操作速度制限手段による制限が解除されることによ
り、クラッチの係合がエンジン出力に応じて高速に行わ
れても、その時には、エンジンの出力軸と動力伝達装置
の入力軸との間の回転数差が十分に小さくなっているた
め、クラッチ係合時のショックは十分に小さなものとな
る。
限されると、クラッチが完全係合しないで動力の一部の
みを伝達する所謂半クラッチ状態が長く継続することに
なり、この間、ショックを発生することなく、エンジン
の出力軸の回転が動力伝達装置の入力軸に滑らかに伝達
され、動力伝達装置の入力軸の回転数が増加する。その
後、操作速度制限手段による制限が解除されることによ
り、クラッチの係合がエンジン出力に応じて高速に行わ
れても、その時には、エンジンの出力軸と動力伝達装置
の入力軸との間の回転数差が十分に小さくなっているた
め、クラッチ係合時のショックは十分に小さなものとな
る。
【0009】従って、本発明の自動クラッチ制御装置に
よれば、クラッチの係合制御中にアクセルペダルが大き
く踏み込まれたとしても、クラッチの係合によって大き
なショックを発生することがなく、快適な走行を実現で
きる。なお、エンジン出力は、通常、アクセルペダルの
踏込量に応じて制御されるため、請求項2に記載のよう
に、エンジン出力検出手段は、アクセルペダルの踏込量
をエンジン出力として検出するように構成してもよい。
よれば、クラッチの係合制御中にアクセルペダルが大き
く踏み込まれたとしても、クラッチの係合によって大き
なショックを発生することがなく、快適な走行を実現で
きる。なお、エンジン出力は、通常、アクセルペダルの
踏込量に応じて制御されるため、請求項2に記載のよう
に、エンジン出力検出手段は、アクセルペダルの踏込量
をエンジン出力として検出するように構成してもよい。
【0010】ところで、上述のように、操作速度制限手
段によりクラッチの操作速度の増加を制限すると、クラ
ッチが完全係合しないで滑っている半クラッチ状態の期
間が長くなり、その間にアクセルペダルの踏込に応じて
エンジン出力が上昇してしまうため、操作速度制限手段
を設けない場合に比べて、エンジンの吹き上がりが発生
しやすくなる。
段によりクラッチの操作速度の増加を制限すると、クラ
ッチが完全係合しないで滑っている半クラッチ状態の期
間が長くなり、その間にアクセルペダルの踏込に応じて
エンジン出力が上昇してしまうため、操作速度制限手段
を設けない場合に比べて、エンジンの吹き上がりが発生
しやすくなる。
【0011】そこで、請求項3に記載の自動クラッチ制
御装置では、操作速度制限手段の作動中は、エンジンへ
の燃料噴射量を制限する噴射量制限手段を設けている。
従って、本発明の自動クラッチ制御装置によれば、操作
速度制限手段によりクラッチの操作速度の増加が制限さ
れている時には、エンジン出力の増加も制限されるた
め、クラッチ係合時のエンジンの吹き上がりを確実に抑
制することができる。
御装置では、操作速度制限手段の作動中は、エンジンへ
の燃料噴射量を制限する噴射量制限手段を設けている。
従って、本発明の自動クラッチ制御装置によれば、操作
速度制限手段によりクラッチの操作速度の増加が制限さ
れている時には、エンジン出力の増加も制限されるた
め、クラッチ係合時のエンジンの吹き上がりを確実に抑
制することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施例を図面と共
に説明する。図1は、本実施例の自動クラッチ制御装置
の全体構成を表すブロック図である。
に説明する。図1は、本実施例の自動クラッチ制御装置
の全体構成を表すブロック図である。
【0013】なお、本実施例の自動クラッチ制御装置
は、エンジン2と、シフトレバーSHの操作に応じて機
械的にギアを切り替え可能な5段変速のトランスミッシ
ョン4と、エンジン2の出力軸2aとトランスミッショ
ン4の入力軸4aとの間に設けられた周知の摩擦クラッ
チからなるクラッチ機構6とを備えた車両に適用される
ものである。
は、エンジン2と、シフトレバーSHの操作に応じて機
械的にギアを切り替え可能な5段変速のトランスミッシ
ョン4と、エンジン2の出力軸2aとトランスミッショ
ン4の入力軸4aとの間に設けられた周知の摩擦クラッ
チからなるクラッチ機構6とを備えた車両に適用される
ものである。
【0014】そして、図1に示すように、本実施例の自
動クラッチ制御装置は、操作指令Scに従ってクラッチ
機構6を作動させるクラッチアクチュエータ8と、クラ
ッチ機構6のクラッチストロークを検出するクラッチス
トロークセンサ10と、エンジン2の出力軸2aの回転
数(以下、エンジン回転数という)Neを検出する回転
センサ12と、従動輪の回転数から車速Vを検出する車
速センサ16と、アクセルペダルAPの踏込量(以下、
アクセル踏込量という)Aを検出するペダル位置センサ
18と、1〜5速,後退またはそのいずれでもない中立
のうちどの位置(以下、レバー位置という)Pにシフト
レバーSHがあるかを検出するレバー位置センサ20
と、周知のマイクロコンピュータを中心に構成され、上
述の各センサにて検出される車速V,アクセル踏込量
A,エンジン回転数Ne等に基づいて各種制御信号Se
を生成し、エンジン2の燃料噴射量や点火時期等を制御
するエンジンECU22と、同様に周知のマイクロコン
ピュータを中心に構成され、上述の各センサにて検出さ
れる車速V,アクセル踏込量A,レバー位置P,クラッ
チストロークC,エンジン回転数Ne等に基づいてクラ
ッチアクチュエータ8に入力する操作指令Scを生成
し、クラッチストローク(即ちクラッチ係合量)や係合
時の操作速度等を制御する自動クラッチECU24と、
を備えている。
動クラッチ制御装置は、操作指令Scに従ってクラッチ
機構6を作動させるクラッチアクチュエータ8と、クラ
ッチ機構6のクラッチストロークを検出するクラッチス
トロークセンサ10と、エンジン2の出力軸2aの回転
数(以下、エンジン回転数という)Neを検出する回転
センサ12と、従動輪の回転数から車速Vを検出する車
速センサ16と、アクセルペダルAPの踏込量(以下、
アクセル踏込量という)Aを検出するペダル位置センサ
18と、1〜5速,後退またはそのいずれでもない中立
のうちどの位置(以下、レバー位置という)Pにシフト
レバーSHがあるかを検出するレバー位置センサ20
と、周知のマイクロコンピュータを中心に構成され、上
述の各センサにて検出される車速V,アクセル踏込量
A,エンジン回転数Ne等に基づいて各種制御信号Se
を生成し、エンジン2の燃料噴射量や点火時期等を制御
するエンジンECU22と、同様に周知のマイクロコン
ピュータを中心に構成され、上述の各センサにて検出さ
れる車速V,アクセル踏込量A,レバー位置P,クラッ
チストロークC,エンジン回転数Ne等に基づいてクラ
ッチアクチュエータ8に入力する操作指令Scを生成
し、クラッチストローク(即ちクラッチ係合量)や係合
時の操作速度等を制御する自動クラッチECU24と、
を備えている。
【0015】なお、自動クラッチECU24は、燃料噴
射量を通常時より制限することを要求する「燃料噴射量
制限要求」、又は燃料噴射量を通常通りに戻すことを要
求する「燃料噴射量復帰要求」のいずれかからなるエン
ジン出力調整要求信号SrをエンジンECU22に対し
て出力し、エンジンECU22は、このエンジン出力調
整要求信号Srに従って、「燃料噴射量制限要求」が入
力されると「燃料噴射量復帰要求」が入力されるまでの
間は、燃料噴射量を制限してエンジン出力を通常制御時
より減少させる制御を行うように構成されている。
射量を通常時より制限することを要求する「燃料噴射量
制限要求」、又は燃料噴射量を通常通りに戻すことを要
求する「燃料噴射量復帰要求」のいずれかからなるエン
ジン出力調整要求信号SrをエンジンECU22に対し
て出力し、エンジンECU22は、このエンジン出力調
整要求信号Srに従って、「燃料噴射量制限要求」が入
力されると「燃料噴射量復帰要求」が入力されるまでの
間は、燃料噴射量を制限してエンジン出力を通常制御時
より減少させる制御を行うように構成されている。
【0016】ここで図2は、クラッチアクチュエータ8
の構成を表す油圧回路図である。図2に示すように、ク
ラッチアクチュエータ8は、クラッチ油を貯留するドレ
インタンク30と、ドレインタンク30のクラッチ油を
圧送する一対のポンプ32と、この一対のポンプ32を
駆動するモータ34と、ポンプ32から供給される圧油
によって作動するクラッチレリーズシリンダ(以下、単
にシリンダという)36と、ポンプ32からシリンダ3
6への油圧経路に設けられた増圧用の制御弁38と、シ
リンダ36からドレインタンク30への油圧経路に設け
られた減圧用の制御弁40とを備えている。
の構成を表す油圧回路図である。図2に示すように、ク
ラッチアクチュエータ8は、クラッチ油を貯留するドレ
インタンク30と、ドレインタンク30のクラッチ油を
圧送する一対のポンプ32と、この一対のポンプ32を
駆動するモータ34と、ポンプ32から供給される圧油
によって作動するクラッチレリーズシリンダ(以下、単
にシリンダという)36と、ポンプ32からシリンダ3
6への油圧経路に設けられた増圧用の制御弁38と、シ
リンダ36からドレインタンク30への油圧経路に設け
られた減圧用の制御弁40とを備えている。
【0017】そして、各ポンプ32の入力側及び出力側
の油圧経路には、クラッチ油の逆流を防止する逆止弁4
2が夫々設けられており、また、増圧用の制御弁38の
入力側(以下、増圧路という)と減圧用の制御弁40の
出力側(以下、減圧路という)との間には、増圧路の油
圧が設定値以上に上昇すると増圧路のクラッチ油を減圧
路を介してドレインタンク30に逃がすことにより、増
圧路の油圧が設定値以上に上昇することを防止するリリ
ーフ弁44が設けられている。
の油圧経路には、クラッチ油の逆流を防止する逆止弁4
2が夫々設けられており、また、増圧用の制御弁38の
入力側(以下、増圧路という)と減圧用の制御弁40の
出力側(以下、減圧路という)との間には、増圧路の油
圧が設定値以上に上昇すると増圧路のクラッチ油を減圧
路を介してドレインタンク30に逃がすことにより、増
圧路の油圧が設定値以上に上昇することを防止するリリ
ーフ弁44が設けられている。
【0018】なお、制御弁38,40は、いずれも、ク
ラッチ油を通過させる連通位置と、クラッチ油の通過を
遮断する保持位置とからなる2位置弁であり、自動クラ
ッチECU24からの操作指令Scに応じて弁の位置が
切り換わるように構成されている。また、シリンダ36
のプッシュロッド36aは、クラッチ機構6において、
クラッチを解放するために操作するクラッチレリーズフ
ォーク(図示せず)を作動させるように構成されてい
る。
ラッチ油を通過させる連通位置と、クラッチ油の通過を
遮断する保持位置とからなる2位置弁であり、自動クラ
ッチECU24からの操作指令Scに応じて弁の位置が
切り換わるように構成されている。また、シリンダ36
のプッシュロッド36aは、クラッチ機構6において、
クラッチを解放するために操作するクラッチレリーズフ
ォーク(図示せず)を作動させるように構成されてい
る。
【0019】このように構成されたクラッチアクチュエ
ータ8では、モータ34を駆動してポンプ32を作動さ
せ、増圧用の制御弁38を連通位置、減圧用の制御弁4
0を保持位置に設定すると、クラッチ油がシリンダ36
に供給されプッシュロッド36aがクラッチレリーズフ
ォークを作動させることにより、クラッチ機構6のクラ
ッチが解放方向に作動し、逆に、増圧用の制御弁38を
保持位置、減圧用の制御弁40を連通位置に設定する
と、シリンダ36からドレインタンク30にクラッチ油
が戻されることにより、クラッチが係合方向に作動す
る。
ータ8では、モータ34を駆動してポンプ32を作動さ
せ、増圧用の制御弁38を連通位置、減圧用の制御弁4
0を保持位置に設定すると、クラッチ油がシリンダ36
に供給されプッシュロッド36aがクラッチレリーズフ
ォークを作動させることにより、クラッチ機構6のクラ
ッチが解放方向に作動し、逆に、増圧用の制御弁38を
保持位置、減圧用の制御弁40を連通位置に設定する
と、シリンダ36からドレインタンク30にクラッチ油
が戻されることにより、クラッチが係合方向に作動す
る。
【0020】なお、クラッチの係合時には、制御弁3
8,40の連通位置と保持位置とを断続的に切り替える
パルス信号によって制御弁38,40を駆動し、このパ
ルス信号のパルス間隔やデューティを適宜変更すること
で、クラッチの操作速度を変化させる。
8,40の連通位置と保持位置とを断続的に切り替える
パルス信号によって制御弁38,40を駆動し、このパ
ルス信号のパルス間隔やデューティを適宜変更すること
で、クラッチの操作速度を変化させる。
【0021】次に、自動クラッチECU24が実行する
自動クラッチ制御を、図3〜図5に示すフローチャート
に沿って説明する。なお、自動クラッチECU24を構
成するマイクロコンピュータは、後述する操作速度補正
期間Twを測定するためのタイマと、後述するクラッチ
操作速度設定用マップ、補正値設定用マップを記憶した
メモリとを備えている。
自動クラッチ制御を、図3〜図5に示すフローチャート
に沿って説明する。なお、自動クラッチECU24を構
成するマイクロコンピュータは、後述する操作速度補正
期間Twを測定するためのタイマと、後述するクラッチ
操作速度設定用マップ、補正値設定用マップを記憶した
メモリとを備えている。
【0022】まず図3は、自動クラッチECU24が実
行する自動クラッチ制御のメイン処理であり、この処理
は、図示しないイグニッションキーが操作されて自動ク
ラッチECU24に電源が投入されると、以後、電源が
オフされるまでの間、繰り返し実行される。
行する自動クラッチ制御のメイン処理であり、この処理
は、図示しないイグニッションキーが操作されて自動ク
ラッチECU24に電源が投入されると、以後、電源が
オフされるまでの間、繰り返し実行される。
【0023】本処理が起動されると、まずステップ(以
下、単に「S」とする)110にて、車速センサ16か
らの検出信号に基づいて車速Vを検出し、続くS120
にて、レバー位置センサ20からの検出信号に基づいて
レバー位置Pを検出し、更にS130にて、ペダル位置
センサ18からの検出信号に基づいてアクセル踏込量A
を検出して、S140に進む。
下、単に「S」とする)110にて、車速センサ16か
らの検出信号に基づいて車速Vを検出し、続くS120
にて、レバー位置センサ20からの検出信号に基づいて
レバー位置Pを検出し、更にS130にて、ペダル位置
センサ18からの検出信号に基づいてアクセル踏込量A
を検出して、S140に進む。
【0024】続くS140では、S110〜S130に
て検出した車速V,レバー位置P,アクセル踏込量Aに
基づいて、車両が停止しようとしているか否か、又は変
速操作が開始されたか否かを判断する。即ち、車速Vが
所定速度(クラッチが完全係合かつエンジン回転がアイ
ドル回転の時に走行しうる速度)以下である場合に、車
両が停止しようとしていると判断し、また、レバー位置
Pが1〜5速または後退のいずれかの位置から中立位置
に変化した場合に、変速操作が開始されたと判断する。
て検出した車速V,レバー位置P,アクセル踏込量Aに
基づいて、車両が停止しようとしているか否か、又は変
速操作が開始されたか否かを判断する。即ち、車速Vが
所定速度(クラッチが完全係合かつエンジン回転がアイ
ドル回転の時に走行しうる速度)以下である場合に、車
両が停止しようとしていると判断し、また、レバー位置
Pが1〜5速または後退のいずれかの位置から中立位置
に変化した場合に、変速操作が開始されたと判断する。
【0025】そして、S140にて否定判断された場合
には、S160に移行し、一方、肯定判断された場合に
は、S150に移行して、クラッチ解放制御を実行後、
本処理を終了する。S160では、S140と同様に、
S110〜S130にて検出した車速V,レバー位置
P,アクセル踏込量Aに基づいて、車両が発進しようと
しているか否か、又は変速操作が完了したか否かを判断
する。
には、S160に移行し、一方、肯定判断された場合に
は、S150に移行して、クラッチ解放制御を実行後、
本処理を終了する。S160では、S140と同様に、
S110〜S130にて検出した車速V,レバー位置
P,アクセル踏込量Aに基づいて、車両が発進しようと
しているか否か、又は変速操作が完了したか否かを判断
する。
【0026】即ち、車両が停止(車速V=0)している
状態で、アクセルペダルAPが踏み込まれた(アクセル
踏込量A≠0)場合に、車両が発進しようとしていると
判断し、また、レバー位置Pが中立位置から1〜5速ま
たは後退のいずれかの位置に変化した時に、変速操作が
完了したと判断する。
状態で、アクセルペダルAPが踏み込まれた(アクセル
踏込量A≠0)場合に、車両が発進しようとしていると
判断し、また、レバー位置Pが中立位置から1〜5速ま
たは後退のいずれかの位置に変化した時に、変速操作が
完了したと判断する。
【0027】そして、S160にて否定判断された場合
には、そのまま本処理を終了し、一方、肯定判断された
場合には、S170に移行して、クラッチ係合制御を実
行後、本処理を終了する。即ち、メイン処理では、シフ
トレバーSHが操作された場合、或は車両が停止/発進
しようとしている場合に、クラッチの解放/係合制御を
実行するのである。
には、そのまま本処理を終了し、一方、肯定判断された
場合には、S170に移行して、クラッチ係合制御を実
行後、本処理を終了する。即ち、メイン処理では、シフ
トレバーSHが操作された場合、或は車両が停止/発進
しようとしている場合に、クラッチの解放/係合制御を
実行するのである。
【0028】なお、S150のクラッチ解放制御は、ク
ラッチアクチュエータ8の増圧用の制御弁38を連通位
置に、また減圧用の制御弁40を保持位置に保持する操
作指令Scを、クラッチストロークセンサ10によりク
ラッチの全開が検出されるまでの間出力することにより
行われる。この時、クラッチの解放は、この装置におい
て可能な最大操作速度にて行われることになる。
ラッチアクチュエータ8の増圧用の制御弁38を連通位
置に、また減圧用の制御弁40を保持位置に保持する操
作指令Scを、クラッチストロークセンサ10によりク
ラッチの全開が検出されるまでの間出力することにより
行われる。この時、クラッチの解放は、この装置におい
て可能な最大操作速度にて行われることになる。
【0029】次に、S170のクラッチ係合制御を、図
4に示すフローチャートに沿って説明する。本処理が起
動されると、まずS210では、本処理にて使用される
フラグFA,FBをクリア(FA←0,FB←0)す
る。なお、フラグFAは、クラッチ操作速度の補正を行
う操作速度補正期間Twを測定するためのタイマが作動
中であるか否か、またフラグFBは、この操作速度補正
期間Twが終了しているか否かを表すものである。
4に示すフローチャートに沿って説明する。本処理が起
動されると、まずS210では、本処理にて使用される
フラグFA,FBをクリア(FA←0,FB←0)す
る。なお、フラグFAは、クラッチ操作速度の補正を行
う操作速度補正期間Twを測定するためのタイマが作動
中であるか否か、またフラグFBは、この操作速度補正
期間Twが終了しているか否かを表すものである。
【0030】そしてS220では、ペダル位置センサ1
8からの検出信号に基づいて、アクセル踏込量Aを検出
し、S230では、このアクセル踏込量Aに基づいて、
クラッチ操作速度CVを設定する。なお、クラッチ操作
速度CVの算出は、自動クラッチECU24を構成する
マイクロコンピュータのメモリに予め記憶されたクラッ
チ操作速度設定用マップを用いて行う。このクラッチ操
作速度設定用マップは、図5(a)に示すように、アク
セル踏込量Aに応じてクラッチ操作速度CVが増加する
ように設定されている。但し、クラッチアクチュエータ
8の増圧用の制御弁38を保持位置、減圧用の制御弁4
0を連通位置に保持し続けた時に得られる最大クラッチ
操作速度CVmax を超えることがないようにされてい
る。
8からの検出信号に基づいて、アクセル踏込量Aを検出
し、S230では、このアクセル踏込量Aに基づいて、
クラッチ操作速度CVを設定する。なお、クラッチ操作
速度CVの算出は、自動クラッチECU24を構成する
マイクロコンピュータのメモリに予め記憶されたクラッ
チ操作速度設定用マップを用いて行う。このクラッチ操
作速度設定用マップは、図5(a)に示すように、アク
セル踏込量Aに応じてクラッチ操作速度CVが増加する
ように設定されている。但し、クラッチアクチュエータ
8の増圧用の制御弁38を保持位置、減圧用の制御弁4
0を連通位置に保持し続けた時に得られる最大クラッチ
操作速度CVmax を超えることがないようにされてい
る。
【0031】続くS240では、フラグFAがセットさ
れているか否かを判断し、セット(FA=1)されてい
れば、即ち操作速度補正期間Twを測定するタイマが作
動中であれば、S250に移行し、今度はフラグFBが
セットされているか否かを判断する。そして、フラグF
Bがセット(FB=1)されていれば、即ち操作速度補
正期間Twが既に終了しているのであればS360に移
行し、一方、フラグFBがクリア(FB=0)されてい
れば、即ち操作速度補正期間が未だ終了していないので
あればS260に移行する。
れているか否かを判断し、セット(FA=1)されてい
れば、即ち操作速度補正期間Twを測定するタイマが作
動中であれば、S250に移行し、今度はフラグFBが
セットされているか否かを判断する。そして、フラグF
Bがセット(FB=1)されていれば、即ち操作速度補
正期間Twが既に終了しているのであればS360に移
行し、一方、フラグFBがクリア(FB=0)されてい
れば、即ち操作速度補正期間が未だ終了していないので
あればS260に移行する。
【0032】S260では、先のS220にて検出され
たアクセル踏込量Aの前回の検出値に対する増加量△A
を算出し、続くS270では、このアクセル踏込量の増
加量△Aに基づいて、クラッチ操作速度補正値(以下、
単に補正値という)△CVを設定する。
たアクセル踏込量Aの前回の検出値に対する増加量△A
を算出し、続くS270では、このアクセル踏込量の増
加量△Aに基づいて、クラッチ操作速度補正値(以下、
単に補正値という)△CVを設定する。
【0033】なお、補正値△CVの算出は、自動クラッ
チECU24を構成するマイクロコンピュータのメモリ
に予め記憶された補正値設定用マップを用いて行う。こ
の補正値設定用マップは、図5(b)に示すように、ア
クセル踏込量の増加量△Aが所定値A0より小さい場合
には、補正値△CVはゼロに設定され、増加量△Aが所
定値A0以上では、その増加量△Aに応じて補正値△C
Vが増加するように設定されている。つまり、アクセル
ペダルAPがある程度以上急激に踏み込まれた場合にの
み、アクセル踏込量Aの補正が行われるようにされてい
る。
チECU24を構成するマイクロコンピュータのメモリ
に予め記憶された補正値設定用マップを用いて行う。こ
の補正値設定用マップは、図5(b)に示すように、ア
クセル踏込量の増加量△Aが所定値A0より小さい場合
には、補正値△CVはゼロに設定され、増加量△Aが所
定値A0以上では、その増加量△Aに応じて補正値△C
Vが増加するように設定されている。つまり、アクセル
ペダルAPがある程度以上急激に踏み込まれた場合にの
み、アクセル踏込量Aの補正が行われるようにされてい
る。
【0034】そして、続くS280では、S270にて
設定された補正値△CVがゼロであるか否かを判断し、
補正値△CVがゼロであれば、即ちクラッチ操作速度C
Vを補正する必要がない時には、S360に移行し、補
正値△CVがゼロでなければ、即ちクラッチ操作速度C
Vを補正する必要がある時には、S290に移行する。
設定された補正値△CVがゼロであるか否かを判断し、
補正値△CVがゼロであれば、即ちクラッチ操作速度C
Vを補正する必要がない時には、S360に移行し、補
正値△CVがゼロでなければ、即ちクラッチ操作速度C
Vを補正する必要がある時には、S290に移行する。
【0035】S290では、操作速度補正期間Twを測
定するタイマを起動し、続くS300にてタイマが作動
中であることを表すフラグFAをセット(FA←1)す
る共に、S310にてエンジンECU22に対して「燃
料噴射量減少要求」を出力し、更にS320にて、先の
S230にて設定されたクラッチ操作速度CVから、先
のS270にて設定された補正値△CVを減算したもの
を、新たにクラッチ操作速度CV(←CV−△CV)と
して再設定した後、S360に進む。
定するタイマを起動し、続くS300にてタイマが作動
中であることを表すフラグFAをセット(FA←1)す
る共に、S310にてエンジンECU22に対して「燃
料噴射量減少要求」を出力し、更にS320にて、先の
S230にて設定されたクラッチ操作速度CVから、先
のS270にて設定された補正値△CVを減算したもの
を、新たにクラッチ操作速度CV(←CV−△CV)と
して再設定した後、S360に進む。
【0036】一方、先のS240にて、フラグFAがセ
ット(FA=1)されている、即ち操作速度補正期間T
wを測定するタイマが作動中であると判断されると、S
330に移行して、タイマがタイムアウトしたか否かを
判断する。そして、タイムアウトしていなければ、S3
20に移行して、先に説明したようにクラッチ操作速度
CVを再設定する。
ット(FA=1)されている、即ち操作速度補正期間T
wを測定するタイマが作動中であると判断されると、S
330に移行して、タイマがタイムアウトしたか否かを
判断する。そして、タイムアウトしていなければ、S3
20に移行して、先に説明したようにクラッチ操作速度
CVを再設定する。
【0037】一方、S330にてタイマがタイムアウト
したと判断されると、S340に移行して、タイマが作
動中でないことを示すためにフラグFAをクリア(FA
←0)すると共に、操作速度補正期間Twが終了したこ
とを示すためにフラグFBをセット(FB←1)し、続
くS350にて、エンジンECU22に対して「燃料噴
射量復帰要求」を出力した後、S360に進む。
したと判断されると、S340に移行して、タイマが作
動中でないことを示すためにフラグFAをクリア(FA
←0)すると共に、操作速度補正期間Twが終了したこ
とを示すためにフラグFBをセット(FB←1)し、続
くS350にて、エンジンECU22に対して「燃料噴
射量復帰要求」を出力した後、S360に進む。
【0038】S360では、先のS230にて設定され
たクラッチ操作速度CV、又は操作速度補正期間Tw
(フラグFA=1の間)中であれば先のS320にて再
設定されたクラッチ操作速度CVに基づき、操作指令S
cを生成してクラッチアクチュエータ8に出力する。こ
れにより、クラッチ機構6のクラッチは、クラッチアク
チュエータ8により、アクセル踏込量A、延いてはエン
ジン出力の大きさに応じたクラッチ操作速度CVにて係
合されることになる。
たクラッチ操作速度CV、又は操作速度補正期間Tw
(フラグFA=1の間)中であれば先のS320にて再
設定されたクラッチ操作速度CVに基づき、操作指令S
cを生成してクラッチアクチュエータ8に出力する。こ
れにより、クラッチ機構6のクラッチは、クラッチアク
チュエータ8により、アクセル踏込量A、延いてはエン
ジン出力の大きさに応じたクラッチ操作速度CVにて係
合されることになる。
【0039】続く、S370では、クラッチストローク
センサ10の検出値(クラッチストローク)Cに基づい
て、クラッチの係合が終了したか否かを判断し、まだ係
合が終了していなければ、S220に戻って、上述の処
理を繰り返し実行し、一方、クラッチの係合が終了した
と判断された場合は、本処理を終了する。
センサ10の検出値(クラッチストローク)Cに基づい
て、クラッチの係合が終了したか否かを判断し、まだ係
合が終了していなければ、S220に戻って、上述の処
理を繰り返し実行し、一方、クラッチの係合が終了した
と判断された場合は、本処理を終了する。
【0040】即ち、本処理では、アクセル踏込量Aに応
じて設定されるクラッチ操作速度CVに従ってクラッチ
を係合させるのであるが、アクセルペダルAPが大きく
踏み込まれることにより、アクセル踏込量の増加量△A
が所定値A0を超えた場合には、それ以後、所定の操作
量補正期間Twの間、アクセル踏込量の増加量△Aに応
じて設定される補正値△CVだけクラッチ操作速度CV
を減少させ、クラッチ操作速度CVの増加を少なくして
いるのである。
じて設定されるクラッチ操作速度CVに従ってクラッチ
を係合させるのであるが、アクセルペダルAPが大きく
踏み込まれることにより、アクセル踏込量の増加量△A
が所定値A0を超えた場合には、それ以後、所定の操作
量補正期間Twの間、アクセル踏込量の増加量△Aに応
じて設定される補正値△CVだけクラッチ操作速度CV
を減少させ、クラッチ操作速度CVの増加を少なくして
いるのである。
【0041】ここで、図6は、シフトレバーSHにより
変速操作が行われた時のクラッチストロークCの変化を
表す説明図である。図6において、t0は、レバー位置
Pが中立位置から1〜5速または後退のいずれかの位置
に変化(即ち変速操作が完了)した時刻を示し、ts
は、その後アクセルペダルAPが大きく踏み込まれた時
刻を示す。また、ドライバは、時刻tsにてアクセルペ
ダルAPを大きく踏み込んだ後、その踏み込んだアクセ
ルペダルAPの位置を保持しているものとする。
変速操作が行われた時のクラッチストロークCの変化を
表す説明図である。図6において、t0は、レバー位置
Pが中立位置から1〜5速または後退のいずれかの位置
に変化(即ち変速操作が完了)した時刻を示し、ts
は、その後アクセルペダルAPが大きく踏み込まれた時
刻を示す。また、ドライバは、時刻tsにてアクセルペ
ダルAPを大きく踏み込んだ後、その踏み込んだアクセ
ルペダルAPの位置を保持しているものとする。
【0042】図6に示すように、シフトレバーSHを操
作後、アクセルペダルAPが踏み込まれるまでの間t0
〜tsは、アクセル踏込量Aが略ゼロのまま変化しない
ため、設定されるクラッチ操作速度CVが小さく、補正
値△CVもゼロとなる(S220〜S270,S280
−YES)。この時、操作指令値Scは、補正されてい
ないクラッチ操作速度CVに基づいて生成(S360)
されるため、クラッチは、アクセル踏込量Aに応じた低
速なクラッチ操作速度CVにて操作され、クラッチスト
ロークCがゆるやかに変化する。なお、グラフの傾きが
クラッチ操作速度CVに相当する。
作後、アクセルペダルAPが踏み込まれるまでの間t0
〜tsは、アクセル踏込量Aが略ゼロのまま変化しない
ため、設定されるクラッチ操作速度CVが小さく、補正
値△CVもゼロとなる(S220〜S270,S280
−YES)。この時、操作指令値Scは、補正されてい
ないクラッチ操作速度CVに基づいて生成(S360)
されるため、クラッチは、アクセル踏込量Aに応じた低
速なクラッチ操作速度CVにて操作され、クラッチスト
ロークCがゆるやかに変化する。なお、グラフの傾きが
クラッチ操作速度CVに相当する。
【0043】その後、時刻tsにて、アクセルペダルA
Pが大きく踏み込まれると、大きなアクセル踏込量Aが
検出され、その増加量△Aも大きなもの(△A>A0)
となる。その結果、ゼロではない補正値△CVが設定
(S280−NO)されることにより、操作速度補正期
間Twが開始(S290〜S310)される。以後、操
作速度補正期間Twが終了する時刻teまでの間、補正
されたクラッチ操作速度CV(←CV−△CV)に基づ
いて、操作指令Scが生成(S320,S330−N
o,S360)されるため、クラッチは、クラッチ操作
量Aが大きいにも関わらず、比較的低速なクラッチ操作
速度CVにて操作される。
Pが大きく踏み込まれると、大きなアクセル踏込量Aが
検出され、その増加量△Aも大きなもの(△A>A0)
となる。その結果、ゼロではない補正値△CVが設定
(S280−NO)されることにより、操作速度補正期
間Twが開始(S290〜S310)される。以後、操
作速度補正期間Twが終了する時刻teまでの間、補正
されたクラッチ操作速度CV(←CV−△CV)に基づ
いて、操作指令Scが生成(S320,S330−N
o,S360)されるため、クラッチは、クラッチ操作
量Aが大きいにも関わらず、比較的低速なクラッチ操作
速度CVにて操作される。
【0044】なお、時刻tsの時に設定された補正値△
CVは、操作速度補正期間Twの間ずっと保持される。
しかも、ここでは、アクセルペダルAPが踏み込まれた
まま保持されている場合を仮定しており、検出されるア
クセル踏込量A、延いては設定されるクラッチ操作速度
CVが一定となるので、操作速度補正期間Twの間は、
補正されたクラッチ操作速度CVも一定なものとなる。
CVは、操作速度補正期間Twの間ずっと保持される。
しかも、ここでは、アクセルペダルAPが踏み込まれた
まま保持されている場合を仮定しており、検出されるア
クセル踏込量A、延いては設定されるクラッチ操作速度
CVが一定となるので、操作速度補正期間Twの間は、
補正されたクラッチ操作速度CVも一定なものとなる。
【0045】更に、時刻teにて操作速度補正期間Tw
が終了(S330−YES,S340,S350)する
と、以後、クラッチ操作速度CVの補正は行われず、未
補正のクラッチ操作速度CVに基づいて操作指令Scが
生成(S260−YES,S360)されるため、クラ
ッチは、アクセル踏込量Aに従った早いクラッチ操作速
度CVにて操作される。
が終了(S330−YES,S340,S350)する
と、以後、クラッチ操作速度CVの補正は行われず、未
補正のクラッチ操作速度CVに基づいて操作指令Scが
生成(S260−YES,S360)されるため、クラ
ッチは、アクセル踏込量Aに従った早いクラッチ操作速
度CVにて操作される。
【0046】なお、図中点線で示すグラフは、クラッチ
操作速度CVを補正しない場合のクラッチストロークC
の変化を表したものである。以上、説明したように、本
実施例の自動クラッチ制御装置においては、クラッチ係
合制御を行う際に、アクセル踏込量Aに応じてクラッチ
操作速度CVを設定しているが、アクセルペダルAPが
大きく踏み込まれて、アクセル踏込量Aが急激に増大し
た場合には、その後、操作速度補正期間Twの間だけ、
クラッチ操作速度CVの増加を制限するようにされてい
る。
操作速度CVを補正しない場合のクラッチストロークC
の変化を表したものである。以上、説明したように、本
実施例の自動クラッチ制御装置においては、クラッチ係
合制御を行う際に、アクセル踏込量Aに応じてクラッチ
操作速度CVを設定しているが、アクセルペダルAPが
大きく踏み込まれて、アクセル踏込量Aが急激に増大し
た場合には、その後、操作速度補正期間Twの間だけ、
クラッチ操作速度CVの増加を制限するようにされてい
る。
【0047】このため、クラッチ機構6では、クラッチ
が完全係合しないで動力の一部のみを伝達する所謂半ク
ラッチ状態が長く継続することになり、この間に、エン
ジンの出力軸2aの回転がトランスミッション4の入力
軸4aに滑らかに伝達され、入力軸4aの回転数が増加
する。
が完全係合しないで動力の一部のみを伝達する所謂半ク
ラッチ状態が長く継続することになり、この間に、エン
ジンの出力軸2aの回転がトランスミッション4の入力
軸4aに滑らかに伝達され、入力軸4aの回転数が増加
する。
【0048】従って、本実施例の自動クラッチ制御装置
によれば、操作速度補正期間Twの終了後にクラッチの
係合が高速に行われたとしても、その時には、出力軸2
aと入力軸4aとの間の回転数差が十分に小さくなって
いるため、クラッチ係合時のショックは十分に小さなも
のとなり、乗員に不快感を与えることがなく、快適な走
行を実現することができる。
によれば、操作速度補正期間Twの終了後にクラッチの
係合が高速に行われたとしても、その時には、出力軸2
aと入力軸4aとの間の回転数差が十分に小さくなって
いるため、クラッチ係合時のショックは十分に小さなも
のとなり、乗員に不快感を与えることがなく、快適な走
行を実現することができる。
【0049】また、本実施例の自動クラッチ制御装置で
は、操作速度補正期間Twの開始時に「噴射量減少要
求」を、その終了時に「噴射量復帰要求」をエンジンE
CU22に出力して、操作速度補正期間Twの間、エン
ジン出力を制限するようにされている。
は、操作速度補正期間Twの開始時に「噴射量減少要
求」を、その終了時に「噴射量復帰要求」をエンジンE
CU22に出力して、操作速度補正期間Twの間、エン
ジン出力を制限するようにされている。
【0050】従って、本実施例の自動クラッチ制御装置
によれば、アクセル踏込量Aが大きく且つ半クラッチ状
態が比較的長く継続するにも関わらず、エンジンの出力
軸2aの回転数Neの急激な上昇、即ちエンジンの吹き
上がりを確実に防止することができる。
によれば、アクセル踏込量Aが大きく且つ半クラッチ状
態が比較的長く継続するにも関わらず、エンジンの出力
軸2aの回転数Neの急激な上昇、即ちエンジンの吹き
上がりを確実に防止することができる。
【0051】以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、様
々な態様にて実施することができる。例えば、上記実施
例では、操作速度補正期間Twの間、最初に設定された
補正値△CVを保持し続けるように構成したが、時間の
経過に従って、徐々に補正値△CVを小さくするように
構成してもよい。この場合、図7に示すように、操作速
度補正期間Twの間、クラッチ操作速度CVは連続的に
増加するため、操作速度補正期間Twの終了時に、クラ
ッチ操作速度CVが急激に変化することがなく、クラッ
チの係合をより滑らかに行うことができる。
が、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、様
々な態様にて実施することができる。例えば、上記実施
例では、操作速度補正期間Twの間、最初に設定された
補正値△CVを保持し続けるように構成したが、時間の
経過に従って、徐々に補正値△CVを小さくするように
構成してもよい。この場合、図7に示すように、操作速
度補正期間Twの間、クラッチ操作速度CVは連続的に
増加するため、操作速度補正期間Twの終了時に、クラ
ッチ操作速度CVが急激に変化することがなく、クラッ
チの係合をより滑らかに行うことができる。
【0052】また、上記実施例では、操作速度補正期間
Twが常に一定であるが、これを補正量△CVに応じて
可変に設定するように構成してもよい。
Twが常に一定であるが、これを補正量△CVに応じて
可変に設定するように構成してもよい。
【図1】 実施例の自動クラッチ制御装置の全体構成を
表すブロック図である。
表すブロック図である。
【図2】 クラッチアクチュエータの構成を表す油圧回
路図である。
路図である。
【図3】 自動クラッチ制御のメイン処理を表すフロー
チャートである。
チャートである。
【図4】 図3のステップ170にて実行されるクラッ
チ係合制御を表すフローチャートである。
チ係合制御を表すフローチャートである。
【図5】 クラッチ操作速度設定用マップ、及び補正値
設定用マップの設定内容を表す説明図である。
設定用マップの設定内容を表す説明図である。
【図6】 クラッチ係合制御時のクラッチストロークの
変化を表す説明図である。
変化を表す説明図である。
【図7】 本実施例の変形例での動作を表す説明図であ
る。
る。
2…エンジン 4…トランスミッション 6…
クラッチ機構 8…クラッチアクチュエータ 10…クラッチスト
ロークセンサ 12…回転センサ 16…車速センサ 18…
ペダル位置センサ 20…レバー位置センサ 22…エンジンECU 24…自動クラッチECU 30…ドレインタンク
32…ポンプ 34…モータ 36…シリンダ 38,40…
制御弁 42…逆止弁 44…リリーフ弁
クラッチ機構 8…クラッチアクチュエータ 10…クラッチスト
ロークセンサ 12…回転センサ 16…車速センサ 18…
ペダル位置センサ 20…レバー位置センサ 22…エンジンECU 24…自動クラッチECU 30…ドレインタンク
32…ポンプ 34…モータ 36…シリンダ 38,40…
制御弁 42…逆止弁 44…リリーフ弁
Claims (3)
- 【請求項1】 エンジンの出力軸と該出力軸の動力を車
輪に伝達する動力伝達装置の入力軸との間に介在された
クラッチを作動させるクラッチ駆動手段と、 前記エンジンの出力を検出するエンジン出力検出手段
と、 該エンジン出力検出手段の検出値に応じて、前記クラッ
チ駆動手段による前記クラッチの操作速度を設定する操
作速度設定手段と、 を備えた自動クラッチ制御装置において、 前記エンジン出力検出手段にて検出されるエンジン出力
に基づいて、該エンジン出力の増加量を求める増加量算
出手段と、 該出力増加量算出手段の算出値が予め設定された許容値
より大きい場合に、前記操作速度設定手段にて設定され
るクラッチ操作速度の増加を一時的に制限する操作速度
制限手段と、 を設けたことを特徴とする自動クラッチ制御装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の自動クラッチ制御装置
において、 前記エンジン出力検出手段は、アクセルペダルの踏込量
を前記エンジン出力として検出することを特徴とする自
動クラッチ制御装置。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の自動ク
ラッチ制御装置において、 前記操作速度制限手段の作動中は、前記エンジンへの燃
料噴射量を制限する噴射量制限手段を設けたことを特徴
とする自動クラッチ制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9135531A JPH10325422A (ja) | 1997-05-26 | 1997-05-26 | 自動クラッチ制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9135531A JPH10325422A (ja) | 1997-05-26 | 1997-05-26 | 自動クラッチ制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10325422A true JPH10325422A (ja) | 1998-12-08 |
Family
ID=15153958
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9135531A Pending JPH10325422A (ja) | 1997-05-26 | 1997-05-26 | 自動クラッチ制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10325422A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP3505786A1 (en) * | 2017-11-27 | 2019-07-03 | Honda Motor Co., Ltd. | Clutch control device |
| CN111907525A (zh) * | 2019-05-07 | 2020-11-10 | 现代自动车株式会社 | 车辆传动系统及其方法 |
-
1997
- 1997-05-26 JP JP9135531A patent/JPH10325422A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP3505786A1 (en) * | 2017-11-27 | 2019-07-03 | Honda Motor Co., Ltd. | Clutch control device |
| US10760628B2 (en) | 2017-11-27 | 2020-09-01 | Honda Motor Co., Ltd. | Clutch control device |
| CN111907525A (zh) * | 2019-05-07 | 2020-11-10 | 现代自动车株式会社 | 车辆传动系统及其方法 |
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