JPH1032722A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JPH1032722A
JPH1032722A JP8184390A JP18439096A JPH1032722A JP H1032722 A JPH1032722 A JP H1032722A JP 8184390 A JP8184390 A JP 8184390A JP 18439096 A JP18439096 A JP 18439096A JP H1032722 A JPH1032722 A JP H1032722A
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Yuichi Ichikawa
裕一 市川
Yoshiya Imoto
善弥 伊本
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Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カラー画像とモノクロ画像との判別精度向上
と走査速度ムラによる色ずれを低減すること。 【解決手段】 本発明は、原稿の画像情報を読み取るカ
ラーリニアイメージセンサを備えた画像読取部1と、カ
ラーリニアイメージセンサにてモノクロ画像情報を読み
取った際に得られる画像データの均等色空間中の色度図
上の分布を記憶する第3色信号変換部10と、カラーリ
ニアイメージセンサから出力されるカラー信号の非均等
色空間を均等色空間の画像データに変換する第1色信号
変換部3と、変換された画像データがカラーであるかモ
ノクロであるかを第3色信号変換部10に記憶された画
像データの均等色空間中の色度図上の分布に基づいて判
別する色/黒識別部11とを備えている画像読取装置で
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の色情報を読
み取るためのカラーリニアイメージセンサを備えた画像
読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】原稿の画像情報を読み取る画像読取装置
には、1チップ上にR(赤)、G(緑)、B(青)の3
色の読取画素列を持つ3ラインカラーリニアイメージセ
ンサが広く用いられている。
【0003】3ラインカラーリニアイメージセンサで
は、原稿情報を縮小光学系を構成する結像レンズにより
センサ面上に縮小投影し、1ライン分の主走査画像情報
の読み取りを行い、走査ミラー等の光学系移動手段によ
って機械的に結像画像とセンサとの位置関係を変化させ
ることで副走査方向の読み取りを順次行っている。
【0004】図14は3ラインカラーリニアイメージセ
ンサの画素列間隔を説明する模式図である。RGB3色
の各画素列近傍のレイアウト(素子配列)は各色に対応
した感光画素列と、奇数番目の画素からの信号を転送す
る転送電極と偶数番目の画素からの信号を転送する転送
電極との上下2つの水平方向転送電極とから構成されて
いる。すなわち、Rに対応した画素列20RはR用感光
画素列21Rと2つの水平方向転送電極22Rとともに
構成され、Gに対応した画素列20GはG用感光画素列
21Gと2つの水平方向転送電極22Gとともに構成さ
れ、Bに対応した画素列20BはB用感光画素列21B
と2つの水平方向転送電極22Bとともに構成されてい
る。
【0005】また、3ラインカラーリニアイメージセン
サの各感光画素列の副走査方向(図面縦方向)に沿った
並びの間隔は、通常、主走査方向の画素ピッチに対応す
る1ライン分の整数倍、例えば12ライン分だけ開けて
配置されている。
【0006】このため、RGBの各読取画素列から同時
に出力される画像信号は、原稿上では副走査方向に沿っ
た異なる位置の読み取りラインのものとなる。そこで、
機械的な副走査方向の移動により原稿面上を順次時系列
に読み出し、時系列に出力される読み出し信号に対して
整列用画像バッファメモリを用いて各色の読取ラインの
間隔に応じたライン単位の遅延操作を加え、これによっ
て3色の読取ラインの副走査方向に沿ったずれを補正し
て原稿面上で同一ラインの画像データとなるようにして
いる。
【0007】また、デジタルカラー複写機から成る画像
読取装置では、読み取った原稿上の画像がカラー画像で
あるか、モノクロ画像であるかを判別して画像出力部で
の処理の切り替えを行っている。
【0008】図15は従来のデジタルカラー複写機から
成る画像読取装置を説明する構成図である。この画像読
取装置では、画像読取部1’から出力される反射率比例
のRGB信号を、反射率→明度変換を行う入力階調補正
部2およびマトリクス演算を行う第1色信号変換部3に
よってL* * * 信号に変換する。
【0009】このL* * * 信号の流れは、色相回転
等の編集処理へ向かうメインルートのビデオ信号と、色
黒識別を行うa* * の信号とに分けられる。メインル
ートのビデオ信号は、画像編集部4から第2色信号変換
部5へ渡されてYMC信号に変換され、墨生成処理部
6、画像切換部7、出力階調補正部8、画像出力部9を
介してYMCKのフルカラー画像として出力される。
【0010】画像切換部7では、色/黒識別部11’か
らの信号に基づいてフルカラーYMCKを選択するか、
* 信号のみを選択するかを決定する。すなわち、カラ
ー原稿の場合には色/黒識別部11’から画像切換部7
に原稿がカラーである旨の信号が渡され、フルカラーY
MCK信号を選択する。一方、モノクロ原稿の場合には
色/黒識別部11’から画像切換部7に原稿がモノクロ
である旨の信号が渡され、L* 信号を選択する。
【0011】色/黒識別部11’による色黒判別は、先
ず原稿読み取り時にカラーリニアイメージセンサから出
力されるRGB信号をL* * * 信号に変換し、この
うちの色度情報を示すa* * データより次式を用いて
彩度C* の値を求め、この彩度C* の値と予め設定した
閾値とを比較して、その閾値よりも大きいか否かを判定
することにより、原稿上の画像がカラー画像であるかモ
ノクロ画像であるかを識別している。
【0012】 C* ={(a* 2 +(b* 2 1/2
【0013】ここで、カラー画像であるかモノクロ画像
であるかを判定する閾値による境界ラインは、図16で
示すように、a* * 色度平面図上の原点を中心とする
半径CTHの円であり、彩度C* が円の内側になればモノ
クロ画像と判定し、円の外側となればカラー画像と判定
する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
画像読取装置には次のような問題がある。すなわち、機
械的な副走査において振動等の影響による走査速度ムラ
が存在すると、副走査方向の読取ラインの位置精度が劣
化し、ライン単位の遅延操作による位置ずれ補正が不完
全となり、結果として得られる画像データに色ずれ(以
下、色度エラーという。)が発生してしまう。
【0015】この走査速度ムラは周期的であり、その周
波数はモーターの回転を走査系に伝達するベルトと歯車
の歯数等に起因しており、歯数の変更による周波数調整
は可能であるが、周波数を低くすると振幅が大きくなる
傾向が有り、反対に周波数を高くすると走査ミラーの固
有振動数に重なって共振を起こす危険性があり、調整は
非常に困難である。
【0016】また、原稿がカラー画像であるかモノクロ
画像であるかの判定を行う場合、副走査時の振動や速度
ムラにより読取画像データに色ずれが発生し、読み取り
後のデータでは彩度C* 成分が大きくなって、この値が
予め設定した閾値を越えてしまい、モノクロ画像の原稿
をカラー画像であると誤判定してしまうという問題があ
る。
【0017】3ラインカラーリニアイメージセンサで
は、各感光画素列の副走査方向に沿った並びの間隔を縮
めることで副走査時の振動や速度ムラに起因する色度エ
ラーを改善することができるが、上記説明した数1によ
って求めた彩度C* の値からカラー画像かモノクロ画像
かを判定する場合の誤判定を改善するには至らない。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような課題
を解決するために成された画像読取装置である。すなわ
ち、本発明の画像読取装置は、原稿の画像情報を読み取
るカラーリニアイメージセンサと、カラーリニアイメー
ジセンサにてモノクロ画像情報を読み取った際に得られ
る画像データの均等色空間中の色度図上の分布を記憶す
る記憶手段と、カラーリニアイメージセンサから出力さ
れるカラー信号の非均等色空間を均等色空間の画像デー
タに変換する変換手段と、変換手段によって変換された
画像データがカラーであるかモノクロであるかを記憶手
段に記憶された画像データの均等色空間中の色度図上の
分布に基づいて判別する判別手段とを備えているもので
ある。
【0019】また、原稿に対する主走査方向に沿って複
数の光電変換素子が1ライン分並ぶ光電変換素子列を、
主走査方向と直角な副走査方向に沿って各々異なる色情
報を読み取るために所定のライン数分の間隔で複数配置
したカラーリニアイメージセンサと、原稿からの反射光
を集光し副走査方向に走査する光学系結像走査機構とを
備えている画像読取装置においては、カラーリニアイメ
ージセンサの各光電変換画素列のライン数分の間隔を、
光学系結像走査機構で光学系を副走査方向に走査する際
の光学系の固有振動の一周期で読み取るライン数の1/
3より小さくするとともに、複数の光電変換素子列のう
ち、色情報として緑の色情報を読み取るための光電変換
素子列を中心として配置するものでもある。
【0020】本発明の画像読取装置では、カラーリニア
イメージセンサにてモノクロ画像情報を読み取った際に
得られる画像データの均等色空間中の色度図上の分布を
記憶手段に記憶しており、この分布に基づいて画像デー
タがカラーであるかモノクロであるかを判別している。
つまり、記憶手段に記憶された分布は、画像読取装置に
固有の読取画像データの色ずれを考慮したものであるた
め、その色ずれを見越した正確な色黒判定を行うことが
できるようになる。
【0021】また、光電変換画素列の副走査方向の間隔
を光学系の固有振動の一周期の期間で読み取る画像長さ
の1/3より小さくし、緑の色情報を読み取るための光
電変換素子列を中心に配置することで、光学系の走査機
構の振動等に起因する読取画像データの色ズレ量を低減
でき、原稿情報を忠実に読み取ることができるようにな
る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の画像読取装置に
おける実施の形態を図に基づいて説明する。図1は本実
施形態を説明する図であり、(a)は信号処理系のブロ
ック図、(b)は走査系の概略図である。
【0023】図1(b)に示すように、本実施形態にお
ける画像読取装置は、原稿台ガラスP上に載置された原
稿(図示せず)へ光源Kから光を照射し、その反射光を
ミラーM1〜M3で反射してレンズLで集光し、これを
3ラインカラーイメージセンサを備えた画像読取部1に
て受けるものである。
【0024】また、図1(a)に示すように、画像読取
部1にて読み取った信号を処理するため、RGB出力信
号を明度に比例した信号に変換する入力階調補正部2
と、この信号をL* * * 信号に変換する乗加算器か
ら成る第1色信号変換部3と、画像編集部4と、L*
* * 信号からYMC信号を生成する第2色信号変換部
5と、K信号を生成する墨生成処理部6と、画像切換部
7と、出力階調補正部8と、画像出力部9とを備えてい
る。
【0025】さらに、本実施形態の画像読取装置は、第
1色信号変換部3から出力されるL * * * のうちの
* * に基づき後述するα’β’を算出する第3色信
号変換部10と、このα’β’と所定の閾値との比較に
よって原稿がカラー画像であるかモノクロ画像であるか
の判定を行う色/黒識別部11と、システムCPU12
とを備えている。
【0026】ここで、変換係数を使用したa* * デー
タへの変換を行い、彩度C* データに変換して色黒判定
を行う処理の結果が3ラインカラーイメージセンサを使
った画像読取部の読取走査速度変動によってどのように
変わるかを、3ラインカラーイメージセンサの3色の画
素列の並び順の違いとともに説明する。
【0027】図2は走査速度ムラによる読取信号レベル
の変化を示す図で、無彩色のモジュレーション画像デー
タを読取走査する場合を示している。この読取画素位置
の3色間のずれは、読取走査速度が一定であれば位置の
ずれを時間のずれに置き換えてセンサからの出力信号に
遅延を与えることで補正できるが、読取走査速度に変動
がある場合には読取位置のずれが発生してしまう。
【0028】この3色の位置ずれにより、ラダーチャー
トなどのモジュレーション情報を読み取った際の3色の
レベルの差を図2上図に示す。原稿がカラー画像である
かモノクロ画像であるかを判定する場合には、RGBの
各色の読取レベル(反射率)をL* * * 信号に変換
した結果に基づいて行う。このL* * * 信号の値の
うち、L* が明るさ情報を示し、a* * が色相彩度情
報を示す。
【0029】このa* * 座標の原点が無彩色(白〜グ
レー〜黒)を表し、原点から外れるほど彩色に近づくこ
とを示す。無彩色のモジュレーションデータを読み取っ
た結果がa* * 座標の原点から外れることは、情報の
読取エラーを示している。これが色度エラーとなる。
【0030】原稿の画像情報を読み取った際のRGBの
各色の読取レベルは、読取走査振動の位相と、読取信号
のモジュレーションの位相とによって変化し、この変化
によって色判定データであるa* * の値も変化する。
このように、読取走査振動の位相と読取信号のモジュレ
ーションの位相とを各々振って、3ラインカラーイメー
ジセンサのライン間隔と各画素列の読み取り色の配列が
変化した場合に、色度エラーがどのように変化するかを
プロットした図を図3〜図8に示す。この時の条件は、
走査系の振動周波数を画像長さに換算したものが36ラ
インの場合で、実際の装置に基づいたものである。
【0031】図3はG用画素列を中心として、8ライン
間隔で各画素列を配置した場合、図4はB用画素列を中
心として、8ライン間隔で各画素列を配置した場合、図
5はR用画素列を中心として、8ライン間隔で各画素列
を配置した場合、図6はG用画素列を中心として、12
ライン間隔で各画素列を配置した場合、図7はB用画素
列を中心として、6ライン間隔で各画素列を配置した場
合、図8はG用画素列を中心として、4ライン間隔で各
画素列を配置した場合である。
【0032】これらの図より、3色のうちRやBの画素
列を中心に配置した場合、振動モジュレーションの位相
による無彩色からのa* * のずれの変化が大きくな
り、最悪値も大きくなる。一方、G用画素列を中心とし
て配置すると分布の歪みが小さくなり、最悪値も小さく
できることが分かる。また、画素列間隔を小さくすれば
するほどこの傾向が大きくなる。
【0033】図9は3ラインカラーイメージセンサの読
取位置と走査振動の位相との関係が同じとなる場合を示
す図である。このように、走査ムラの発生する周期が、
3ラインカラーイメージセンサの画素列間隔の3倍とな
ると、RGB3色の画素列の並びとは無関係となる。
【0034】図10は画素列間隔と色度エラー最大値と
の関係を、3ラインカラーイメージセンサの3列の画素
列の配列(RGBどの色の画素列を中心とするか)をパ
ラメータとして示した図である。
【0035】このように、画素列間隔が12ラインの場
合、走査系の振動周波数の1/3となってRGB3色の
画素列の並び順と色度エラー最大値とは無関係であるこ
とが分かるが、色度エラーを小さくするため、画素列間
隔を小さくしていくと、RGB3色の画素列の並び順が
色度エラーの特性差となって現れてしまう。
【0036】以上のことから、画素列間隔を12ライン
(走査ムラの発生する周期で読み取るライン数の1/
3)より小さくして色度エラーを小さくする場合には、
単に画素列間隔を狭くするだけでなく、RGB3色の画
素列の中心にG用画素列を配置するようにする。
【0037】一方、画素列間隔を上記のように小さくし
た場合には、RGB3色の画素列の並び順によって色度
エラーの傾向が変わってしまう。これは、RGB信号か
らL * * * 信号へ変換する際に使用するマトリクス
の係数に起因している。
【0038】図1(a)に示す第1色信号変換部3で使
用するマトリクス係数は、RGBデータに入力階調補正
処理を施した値LR 、LG 、LB に対して、 a* =−0.24×LB +1.11×LG −0.87×
R* =1.08×LB −0.81×LG −0.27×L
R という係数をかけてa* * (厳密には、a* * 値を
8ビットデータに割り振るためにスケール変換をしたも
の)に変換している。この係数は3色のグレイバランス
を崩さないように考慮されたものであり、LR =LG
B の場合、a * =b* =0となるようになっている。
【0039】この係数のうち、a* についてのLB の係
数、b* についてのLR の係数の大きさが他の係数より
も小さくなっている。この性質により、3色のデータの
グレイからのばらつきによるa* * の量のばらつき
は、図11に示すようになり、何色を中心とするかでば
らつきに差が生じる。
【0040】このことは、元々のa* * の値の定義が
図12に示す分光感度特性x(xバー)・y(yバー)
・z(zバー)を持つ測定器での読取値X・Y・Zを a* =500・(X1/3 −Y1/3 ) b* =200・(X1/3 −Z1/3 ) のように変換したもので、Y1/3 がほぼLG に、Z1/3
がほぼLB に、X1/3がほぼLR に対応しているためで
ある。
【0041】このため、a* についてのLB の係数、b
* についてのLR の係数の大きさが他の係数よりも小さ
くなっている。L* * * 表色系は、元々人間の目の
視感的特性を近似するために作られたものであるから、
上記a* * のマトリクス係数の意味はすなわち人間の
目の性質に起因したものとなる。
【0042】こうした人間の目の性質に起因するマトリ
クス係数を用いることから、3ラインカラーリニアイメ
ージセンサを使用した読み取ったカラー信号出力をL*
** 等の表色系に変換して、このうち色彩情報を持
つ2つのa* * 値を使用して色黒判定を行うには、以
下の性質がある。 3ラインカラーリニアイメージセンサの3色の画素列
の配置として、G用画素列を3ラインの中心とした場
合、走査系の読取振動に起因する色度エラーの量が小さ
くなる。 走査振動に起因する色度エラーの発生はa* * 座標
上で方向性がある。
【0043】このの性質については、前述したよう
に、画素列間隔を走査ムラの発生する周期で読み取るラ
イン数の1/3より小さくした場合に現れる。
【0044】また、の性質も、走査系の振動周波数に
対して、「読取周波数×(画素列間隔のライン数)」が
十分に小さい場合に現れる。すなわち、図6に示す12
ライン間隔の場合(「読取周波数×(画素列間隔のライ
ン数)」が振動周波数の1/3の場合)は、色度エラー
の分布が比較的円に近い領域で現れているが、図3〜図
5に示す8ライン間隔となると、色の並び順により色度
エラーに固有の方向性が現れている。
【0045】以上のことから、3ラインカラーイメージ
センサを使用する場合には、画素列間隔の小さいものの
うちでも、G用画素列が中心となっているものを使用す
るとともに、色黒判定の領域を、色度エラーの発生しや
すい方向に拡大した楕円領域とする。
【0046】これによって色黒判定の精度を向上させる
ことが可能となる。ここで、色黒判定の領域を図13に
示すような楕円にするためには、以下の数2のように変
数変換を行えばよい。
【0047】
【数1】
【0048】この数2を行うには数3のようなマトリク
ス変換を行えばよい。
【0049】
【数2】
【0050】このようなマトリクス変換は、図1(a)
に示す第3色信号変換部10にて行う。この第3色信号
変換部10では、a* * をα’β’に変換し、色/黒
識別部11では、このα’β’が半径mの内円に有るか
否かによってカラー画像かモノクロ画像かの判定を行
う。
【0051】これにより、特に3ラインカラーイメージ
センサの画素列間隔を小さくする場合に色黒判定を正確
に行うことが可能となる。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像読取
装置によれば次のような効果がある。すなわち、画像読
取装置に固有の読取画像データの色ずれを考慮した上
で、画像データがカラーであるかモノクロであるかを判
別することから、判別精度を向上させることが可能とな
る。
【0053】また、光学系の走査機構の振動等に起因す
る読取画像データの色ずれ量を低減することができるた
め、より原稿情報に忠実な読取画像情報を得ることが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態を説明する図である。
【図2】 走査速度ムラによる読取信号レベルの変化を
示す図である。
【図3】 色度エラー量の変化を示す図(その1)であ
る。
【図4】 色度エラー量の変化を示す図(その2)であ
る。
【図5】 色度エラー量の変化を示す図(その3)であ
る。
【図6】 色度エラー量の変化を示す図(その4)であ
る。
【図7】 色度エラー量の変化を示す図(その5)であ
る。
【図8】 色度エラー量の変化を示す図(その6)であ
る。
【図9】 読取位置変化と走査振動との関係を示す図で
ある。
【図10】 画素列間隔と色度エラー最大値との関係を
示す図である。
【図11】 LR G B の値の変動に対するC* 値の
変化を示す図である。
【図12】 測色器の分光感度特性を示す図である。
【図13】 本実施形態の色黒判定領域を示す図であ
る。
【図14】 画素列間隔を説明する模式図である。
【図15】 従来例を説明する構成図である。
【図16】 従来の色黒判定領域を示す図である。
【符号の説明】
1 画像読取部 2 入力階調補
正部 3 第1色信号変換部 4 画像編集部 5 第2色信号変換部 6 墨生成処理
部 7 画像切換部 8 出力階調補
正部 9 画像出力部 10 第3色信
号変換部 11 色/黒識別部 12 システム
CPU

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿の画像情報を読み取るカラーリニア
    イメージセンサと、前記カラーリニアイメージセンサに
    てモノクロ画像情報を読み取った際に得られる画像デー
    タの均等色空間中の色度図上の分布を記憶する記憶手段
    と、 前記カラーリニアイメージセンサから出力されるカラー
    信号の非均等色空間を均等色空間の画像データに変換す
    る変換手段と、 前記変換手段によって変換された画像データがカラーで
    あるかモノクロであるかを前記記憶手段に記憶された画
    像データの均等色空間中の色度図上の分布に基づいて判
    別する判別手段とを備えていることを特徴とする画像読
    取装置。
  2. 【請求項2】 原稿に対する主走査方向に沿って複数の
    光電変換素子が1ライン分並ぶ光電変換素子列を、該主
    走査方向と直角な副走査方向に沿って各々異なる色情報
    を読み取るために所定のライン数分の間隔で複数配置し
    たカラーリニアイメージセンサと、 前記原稿からの反射光を集光し前記副走査方向に走査す
    る光学系結像走査機構とを備えている画像読取装置にお
    いて、 前記カラーリニアイメージセンサの各光電変換画素列の
    ライン数分の間隔を、前記光学系結像走査機構で光学系
    を前記副走査方向に走査する際の該光学系の固有振動の
    一周期で読み取るライン数の1/3より小さくするとと
    もに、 前記複数の光電変換素子列のうち、前記色情報として緑
    の色情報を読み取るための光電変換素子列を中心として
    配置することを特徴とする画像読取装置。
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