JPH10327898A - 核酸ベースの診断試験のための試料調製 - Google Patents
核酸ベースの診断試験のための試料調製Info
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- JPH10327898A JPH10327898A JP13673298A JP13673298A JPH10327898A JP H10327898 A JPH10327898 A JP H10327898A JP 13673298 A JP13673298 A JP 13673298A JP 13673298 A JP13673298 A JP 13673298A JP H10327898 A JPH10327898 A JP H10327898A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、核酸ベースの診断試験の感度を上
昇させる、液体生物学的材料のプールした試料のための
新規の試料調製法を提供する。本発明はまた、この方法
を実施するのに特に適したキットを提供する。 【解決手段】 沈殿剤(例えば、ポリエチレングリコー
ル、デキストラン硫酸、または硫酸アンモニウム)を加
えて核酸を選択的に沈殿させることにより、液体生物学
的材料のプールした試料中の感染性物質の核酸の検出の
ための診断試験の感度を上昇させる。好適な沈殿剤は、
分子量範囲が1,000〜10,000で最終濃度が1
〜5%(w/v) のポリエチレングリコール(PEG)であ
る。核酸の沈殿を増強するために1価または2価の塩、
好ましくは1価の塩が加られる。好適な1価の塩はNa
ClおよびKClである。加えられる塩の量は、生物学
的試料中にすでに存在する塩濃度に依存し、これは多く
の場合生理学的塩濃度の約145mM塩である。混合物中
の最終塩濃度は、好ましくは200〜450mM、最も好
ましくは270〜325mMである。
昇させる、液体生物学的材料のプールした試料のための
新規の試料調製法を提供する。本発明はまた、この方法
を実施するのに特に適したキットを提供する。 【解決手段】 沈殿剤(例えば、ポリエチレングリコー
ル、デキストラン硫酸、または硫酸アンモニウム)を加
えて核酸を選択的に沈殿させることにより、液体生物学
的材料のプールした試料中の感染性物質の核酸の検出の
ための診断試験の感度を上昇させる。好適な沈殿剤は、
分子量範囲が1,000〜10,000で最終濃度が1
〜5%(w/v) のポリエチレングリコール(PEG)であ
る。核酸の沈殿を増強するために1価または2価の塩、
好ましくは1価の塩が加られる。好適な1価の塩はNa
ClおよびKClである。加えられる塩の量は、生物学
的試料中にすでに存在する塩濃度に依存し、これは多く
の場合生理学的塩濃度の約145mM塩である。混合物中
の最終塩濃度は、好ましくは200〜450mM、最も好
ましくは270〜325mMである。
Description
【0001】本発明は、核酸ベースの診断試験の感度を
上昇させる、液体生物学的材料のプールした試料のため
の新規の試料調製法を提供する。本発明はまた、この方
法を実施するのに特に適したキットを提供する。
上昇させる、液体生物学的材料のプールした試料のため
の新規の試料調製法を提供する。本発明はまた、この方
法を実施するのに特に適したキットを提供する。
【0002】血液銀行製剤の安全性を向上させるため
に、各国の担当局は、このような製剤は患者に投与する
前に、核酸ベースの診断試験により分析するように要請
している。これは、感染性ウイルスに対する抗体は、実
際の感染が起きてから数週間または数ヶ月の間検出され
ないことがしばしばあることを考慮しているためであ
る。一方、しばしば感染性物体の核酸の増幅(例えば、
ポリメラーゼチェイン反応(PCR))を含む核酸ベー
スの診断試験は、感染後非常に早く感染性物体の存在を
検出できる。
に、各国の担当局は、このような製剤は患者に投与する
前に、核酸ベースの診断試験により分析するように要請
している。これは、感染性ウイルスに対する抗体は、実
際の感染が起きてから数週間または数ヶ月の間検出され
ないことがしばしばあることを考慮しているためであ
る。一方、しばしば感染性物体の核酸の増幅(例えば、
ポリメラーゼチェイン反応(PCR))を含む核酸ベー
スの診断試験は、感染後非常に早く感染性物体の存在を
検出できる。
【0003】例えば、ヒト免疫不全症ウイルス(HI
V)およびC型肝炎ウイルス(HCV)の検出は、酵素
免疫定量法(EIA)による抗体のスクリーニングに依
存している。近年HIVやHCV抗体検出法の感度は改
善されているが、感染と血清転換(seroconve
rsion)が検出されるまでとの間のウィンドウ期間
が存在する。HCV血清転換の約3分の1が感染後2週
間以内に起きる(リム(Lim)ら、J.Haemat
ol.,78:398)が、抗HCV抗体は、感染後6
ヶ月経ってからでないと出現しない(バンデルポエル
(Van derPoel)ら、Vox Sang,1
992,62:208、およびファルチ(Farci)
ら、N.Eng.J.Med.,1991,325:9
8)。現在の抗HIV−1抗体測定法は、感染後平均し
て22日目に陽性となる(ブッシュ(Busch)ら、
Transfusion,1995,35:91)。従
って、ウィンドウ期間に採取された抗HCV抗体および
抗HIV抗体が陰性の供与血液は、血液安全性スクリー
ニング法で検出されないことがある。ウイルスの核酸を
標的とする測定法によりウィンドウ期間を短縮すること
ができる。特に、PCR測定法はウィンドウ期間を、H
IV−1感染については11日間(ブッシュ(Busc
h)ら、Transfusion,1995,35:9
1)、およびHCV感染については59日間(アルター
・エィチ・ジェイ(Alter HJ)、Blood,
1995,85:1681)短縮すると評価されてい
る。
V)およびC型肝炎ウイルス(HCV)の検出は、酵素
免疫定量法(EIA)による抗体のスクリーニングに依
存している。近年HIVやHCV抗体検出法の感度は改
善されているが、感染と血清転換(seroconve
rsion)が検出されるまでとの間のウィンドウ期間
が存在する。HCV血清転換の約3分の1が感染後2週
間以内に起きる(リム(Lim)ら、J.Haemat
ol.,78:398)が、抗HCV抗体は、感染後6
ヶ月経ってからでないと出現しない(バンデルポエル
(Van derPoel)ら、Vox Sang,1
992,62:208、およびファルチ(Farci)
ら、N.Eng.J.Med.,1991,325:9
8)。現在の抗HIV−1抗体測定法は、感染後平均し
て22日目に陽性となる(ブッシュ(Busch)ら、
Transfusion,1995,35:91)。従
って、ウィンドウ期間に採取された抗HCV抗体および
抗HIV抗体が陰性の供与血液は、血液安全性スクリー
ニング法で検出されないことがある。ウイルスの核酸を
標的とする測定法によりウィンドウ期間を短縮すること
ができる。特に、PCR測定法はウィンドウ期間を、H
IV−1感染については11日間(ブッシュ(Busc
h)ら、Transfusion,1995,35:9
1)、およびHCV感染については59日間(アルター
・エィチ・ジェイ(Alter HJ)、Blood,
1995,85:1681)短縮すると評価されてい
る。
【0004】抗体をスクリーニングした血液からHCV
やHIVを伝搬するリスクは、HIV−1については4
93,000分の1であり、HCVについては103,
000分の1であると推定されている(シュライバー
(Schreiber)ら、N.Eng.J.Me
d.,1996,334:1685)。この低い発生率
のため、PCR測定法による血液の組織的なスクリーニ
ングの費用効果に対して懸念が発生している(アウブチ
ョン(AuBuchon)ら、Tansfusion,
1997,37:45)。すなわち、簡便でコストの低
い核酸増幅ベースのスクリーニング測定法に対するニー
ズが存在する。
やHIVを伝搬するリスクは、HIV−1については4
93,000分の1であり、HCVについては103,
000分の1であると推定されている(シュライバー
(Schreiber)ら、N.Eng.J.Me
d.,1996,334:1685)。この低い発生率
のため、PCR測定法による血液の組織的なスクリーニ
ングの費用効果に対して懸念が発生している(アウブチ
ョン(AuBuchon)ら、Tansfusion,
1997,37:45)。すなわち、簡便でコストの低
い核酸増幅ベースのスクリーニング測定法に対するニー
ズが存在する。
【0005】残念ながら、核酸増幅ベースの方法はいま
だに、機械が多数の試験試料を同時に扱うことができる
ように自動化することが容易でないいくつかの工程を利
用する。従って、試料をプールして、このプールした試
料について核酸ベースの診断試験を行うことが提唱され
ている。陽性と判定されたプール試料は、次に例えば、
プールの各試料を個別に試験するかまたは異なる重複試
料のプールを試験してプール中のどの試料が陽性である
かを見つけることにより、さらに分析される。すなわ
ち、陽性試料Cは、試料AB、AC、およびBCのプー
ルを分析して、プールACとBCが陽性となるはずであ
るから、容易に陽性であると決定される。もちろん、後
者のプール試験の場合は、試料Cを個別に試験して確認
試験を行うことにより安全性が上昇する。
だに、機械が多数の試験試料を同時に扱うことができる
ように自動化することが容易でないいくつかの工程を利
用する。従って、試料をプールして、このプールした試
料について核酸ベースの診断試験を行うことが提唱され
ている。陽性と判定されたプール試料は、次に例えば、
プールの各試料を個別に試験するかまたは異なる重複試
料のプールを試験してプール中のどの試料が陽性である
かを見つけることにより、さらに分析される。すなわ
ち、陽性試料Cは、試料AB、AC、およびBCのプー
ルを分析して、プールACとBCが陽性となるはずであ
るから、容易に陽性であると決定される。もちろん、後
者のプール試験の場合は、試料Cを個別に試験して確認
試験を行うことにより安全性が上昇する。
【0006】プール法の大きな欠点は、プールすると感
度が低下することである。
度が低下することである。
【0007】核酸ベースの診断試験の感度を上昇させる
必要性は、感染した個人の治療の追跡にも存在する。薬
物治療の変更または停止のための最適な時期を評価する
ために、ウイルスの核酸が検出レベル以下に下がった時
期を決定することが必要である。ショックメル(Sch
ockmel)らは、HIV−1 RNAの検出のため
の増強測定フォーマットを使用して、この問題を検討し
ており、1mlの血漿当たり20コピーのRNAを検出で
きるまで感度を上昇させることができた(J.of A
cquired Immune Deficiency
Syndrome and Human Retro
virology,1997,14:149−18
3)。
必要性は、感染した個人の治療の追跡にも存在する。薬
物治療の変更または停止のための最適な時期を評価する
ために、ウイルスの核酸が検出レベル以下に下がった時
期を決定することが必要である。ショックメル(Sch
ockmel)らは、HIV−1 RNAの検出のため
の増強測定フォーマットを使用して、この問題を検討し
ており、1mlの血漿当たり20コピーのRNAを検出で
きるまで感度を上昇させることができた(J.of A
cquired Immune Deficiency
Syndrome and Human Retro
virology,1997,14:149−18
3)。
【0008】核酸ベースの診断試験の感度をさらに上昇
させる問題は、本発明により解決され、この発明の基礎
は、添付の特許請求の範囲で規定される方法である。さ
らに詳しくは本発明は、液体生物学的材料のプールした
試料中の感染性物質の核酸の検出のための診断試験の感
度を上昇させる方法を提供し、この方法は、沈殿剤(例
えば、ポリエチレングリコール、デキストラン硫酸、ま
たは硫酸アンモニウム)を加えることにより核酸を選択
的に沈殿させることを特徴とする。好適な沈殿剤は、分
子量範囲が1,000〜10,000で最終濃度が1〜
5%(w/v) のポリエチレングリコール(PEG)であ
る。さらに詳しくは本発明は、沈殿剤は、プールした試
料中で、分子量範囲が7,000〜9,000で最終濃
度が2.0〜4.0%(w/v) のポリエチレングリコール
であり、さらに好ましくは最終濃度が2.5〜3.0%
(w/v) 、最も好ましくは最終濃度が約2.8〜2.9%
(w/v) のPEG6000であることを特徴とする。本発
明の方法において、核酸の沈殿を増強するために1価ま
たは2価の塩、好ましくは1価の塩が加られる。好適な
1価の塩はNaClおよびKClである。加えられる塩
の量は、生物学的試料中にすでに存在する塩濃度に依存
し、これは多くの場合生理学的塩濃度の約145mM塩で
ある。混合物中の最終塩濃度は、好ましくは200〜4
50mM、最も好ましくは270〜325mMである。
させる問題は、本発明により解決され、この発明の基礎
は、添付の特許請求の範囲で規定される方法である。さ
らに詳しくは本発明は、液体生物学的材料のプールした
試料中の感染性物質の核酸の検出のための診断試験の感
度を上昇させる方法を提供し、この方法は、沈殿剤(例
えば、ポリエチレングリコール、デキストラン硫酸、ま
たは硫酸アンモニウム)を加えることにより核酸を選択
的に沈殿させることを特徴とする。好適な沈殿剤は、分
子量範囲が1,000〜10,000で最終濃度が1〜
5%(w/v) のポリエチレングリコール(PEG)であ
る。さらに詳しくは本発明は、沈殿剤は、プールした試
料中で、分子量範囲が7,000〜9,000で最終濃
度が2.0〜4.0%(w/v) のポリエチレングリコール
であり、さらに好ましくは最終濃度が2.5〜3.0%
(w/v) 、最も好ましくは最終濃度が約2.8〜2.9%
(w/v) のPEG6000であることを特徴とする。本発
明の方法において、核酸の沈殿を増強するために1価ま
たは2価の塩、好ましくは1価の塩が加られる。好適な
1価の塩はNaClおよびKClである。加えられる塩
の量は、生物学的試料中にすでに存在する塩濃度に依存
し、これは多くの場合生理学的塩濃度の約145mM塩で
ある。混合物中の最終塩濃度は、好ましくは200〜4
50mM、最も好ましくは270〜325mMである。
【0009】本発明の方法において、沈殿は好ましくは
5℃未満の温度、例えば0〜4℃で行われる。
5℃未満の温度、例えば0〜4℃で行われる。
【0010】本発明の方法は、複数のタイプのウイル
ス、例えばHCVとHIV(例えば、同時感染試料)の
同時沈殿を行うのに適している。対照目的のためにも、
例えば組換えDNA技術により調製された規定されたウ
イルスが、定量目的の内部対照として使用できる。
ス、例えばHCVとHIV(例えば、同時感染試料)の
同時沈殿を行うのに適している。対照目的のためにも、
例えば組換えDNA技術により調製された規定されたウ
イルスが、定量目的の内部対照として使用できる。
【0011】沈殿効率は、担体核酸の添加によりさらに
向上される。このような担体核酸の例は、コウシ胸腺D
NAまたはサケ精子DNAである。この担体核酸はま
た、例えば感染性物体の核酸の沈殿の有効性を調節する
ことを可能にする規定された配列でもよい。すなわち、
例えば一定量のファージλDNAをこの目的のために加
えてもよい。本発明の方法(増幅工程および検出工程)
を含む全診断測定法の有効性を調節するために、別の核
酸を内部対照として加えることができる。この別の核酸
は、RNA、DNA、または合成オリゴヌクレオチドで
もよい。感染性物体の核酸がRNAである場合は、内部
対照核酸も好ましくはRNA分子である。内部対照の核
酸は、好ましくは感染性物体の核酸中で増幅される標的
配列と基本的に同じ長さと塩基組成を有し、フランキン
グ領域中の適切な位置で、標的配列の増幅に使用される
プライマーの配列に相補的な配列を含む。こうして感染
性物体の核酸の標的配列ならびに内部対照核酸配列は、
同じプライマーで増幅され、同じサイズの増幅産物(ア
ンプリコン)を生成する。次に、増幅された材料は、内
部対照核酸の中心領域に特異的なプローブを使用して、
増幅された内部対照核酸の存在について試験される。こ
うして感染性物体からの核酸を含有しない試料中でも、
沈殿および/または増幅反応の効率を追跡することがで
きる。これは陰性試料は陰性であり、すなわち偽の沈殿
および/または不完全な増幅反応により引き起こされて
いないことを確認する。すなわち、検出工程が、操作の
最後に試料中の内部対照核酸の適切な量の存在を示す時
は、操作のすべての工程(すなわち、沈殿、増幅および
検出)がうまく作用したことが確実になる。
向上される。このような担体核酸の例は、コウシ胸腺D
NAまたはサケ精子DNAである。この担体核酸はま
た、例えば感染性物体の核酸の沈殿の有効性を調節する
ことを可能にする規定された配列でもよい。すなわち、
例えば一定量のファージλDNAをこの目的のために加
えてもよい。本発明の方法(増幅工程および検出工程)
を含む全診断測定法の有効性を調節するために、別の核
酸を内部対照として加えることができる。この別の核酸
は、RNA、DNA、または合成オリゴヌクレオチドで
もよい。感染性物体の核酸がRNAである場合は、内部
対照核酸も好ましくはRNA分子である。内部対照の核
酸は、好ましくは感染性物体の核酸中で増幅される標的
配列と基本的に同じ長さと塩基組成を有し、フランキン
グ領域中の適切な位置で、標的配列の増幅に使用される
プライマーの配列に相補的な配列を含む。こうして感染
性物体の核酸の標的配列ならびに内部対照核酸配列は、
同じプライマーで増幅され、同じサイズの増幅産物(ア
ンプリコン)を生成する。次に、増幅された材料は、内
部対照核酸の中心領域に特異的なプローブを使用して、
増幅された内部対照核酸の存在について試験される。こ
うして感染性物体からの核酸を含有しない試料中でも、
沈殿および/または増幅反応の効率を追跡することがで
きる。これは陰性試料は陰性であり、すなわち偽の沈殿
および/または不完全な増幅反応により引き起こされて
いないことを確認する。すなわち、検出工程が、操作の
最後に試料中の内部対照核酸の適切な量の存在を示す時
は、操作のすべての工程(すなわち、沈殿、増幅および
検出)がうまく作用したことが確実になる。
【0012】沈殿剤および必要な場合は塩を加えて得ら
れる沈殿物は、前記のように、液体から分離され、ここ
で好ましくは遠心分離工程が使用される。
れる沈殿物は、前記のように、液体から分離され、ここ
で好ましくは遠心分離工程が使用される。
【0013】次の工程は、感染性物体の溶解であり、こ
れは当業者に公知の多くの方法により行われる。好適な
方法は、カオトロピック物質(例えば、チオシアン酸グ
アニジン)、界面活性剤(例えば、NP40またはトリ
トンX100)の添加、加熱処理、またはプロテイナー
ゼKのようなプロテアーゼによる消化(好ましくは界面
活性剤の存在下)である。溶解工程で放出されるRNA
分子を安定化するために、RNA分解のインヒビター
(例えば、RNasin(登録商標)、プロメガ(Prom
ega)、マジソン、ウィスコンシン州、米国、から入手で
きる)を溶解緩衝液に加えてもよい。溶解は、約15〜
45℃、好ましくは約37℃の温度で行われ、好適に
は、沈殿物は、0.5〜5ml、好ましくは約2.5mlの
溶解緩衝液に再懸濁される。好適な溶解緩衝液は、適当
な緩衝液中にチオシアン酸グアニジンのようなカオトロ
ピック物質、および好ましくはジチオスレイトールまた
は類似の物質を含む。最も好適な溶解緩衝液は、60mM
のトリス/塩酸(pH7.5)、68%(w/v) チオシア
ン酸グアニジン、3%(w/v) ジチオスレイトールであ
る。
れは当業者に公知の多くの方法により行われる。好適な
方法は、カオトロピック物質(例えば、チオシアン酸グ
アニジン)、界面活性剤(例えば、NP40またはトリ
トンX100)の添加、加熱処理、またはプロテイナー
ゼKのようなプロテアーゼによる消化(好ましくは界面
活性剤の存在下)である。溶解工程で放出されるRNA
分子を安定化するために、RNA分解のインヒビター
(例えば、RNasin(登録商標)、プロメガ(Prom
ega)、マジソン、ウィスコンシン州、米国、から入手で
きる)を溶解緩衝液に加えてもよい。溶解は、約15〜
45℃、好ましくは約37℃の温度で行われ、好適に
は、沈殿物は、0.5〜5ml、好ましくは約2.5mlの
溶解緩衝液に再懸濁される。好適な溶解緩衝液は、適当
な緩衝液中にチオシアン酸グアニジンのようなカオトロ
ピック物質、および好ましくはジチオスレイトールまた
は類似の物質を含む。最も好適な溶解緩衝液は、60mM
のトリス/塩酸(pH7.5)、68%(w/v) チオシア
ン酸グアニジン、3%(w/v) ジチオスレイトールであ
る。
【0014】溶解工程の後に、追加の精製工程を行っ
て、核酸からPEG(PCRを阻害する可能性がある)
およびタンパク質をさらに除去する。この精製は、多く
の確立された方法で行われ、ここで選択された方法は、
アンプリコア(AMPLICOR)(登録商標)試験
(エフ・ホフマン−ラ・ロッシュ社(F.Hoffma
nn−La Roche Ltd.)、バーゼル、スイ
ス、により製造されたPCRに基づく試験システムの製
品)について確立された標準的方法の使用に基づく。こ
の試験は、Anal.Biochem.1987,16
2:156−159に記載のコムクジンスキー・ピー
(Chomczinsky P.)とサッチ・エヌ(S
acchi N.)の方法に基づく。しかしこの方法
は、増幅に使用される最終核酸産物の純度を上げるため
に修飾されている。すなわち、例えば溶解試薬の容量は
2.5mlに増やされている。
て、核酸からPEG(PCRを阻害する可能性がある)
およびタンパク質をさらに除去する。この精製は、多く
の確立された方法で行われ、ここで選択された方法は、
アンプリコア(AMPLICOR)(登録商標)試験
(エフ・ホフマン−ラ・ロッシュ社(F.Hoffma
nn−La Roche Ltd.)、バーゼル、スイ
ス、により製造されたPCRに基づく試験システムの製
品)について確立された標準的方法の使用に基づく。こ
の試験は、Anal.Biochem.1987,16
2:156−159に記載のコムクジンスキー・ピー
(Chomczinsky P.)とサッチ・エヌ(S
acchi N.)の方法に基づく。しかしこの方法
は、増幅に使用される最終核酸産物の純度を上げるため
に修飾されている。すなわち、例えば溶解試薬の容量は
2.5mlに増やされている。
【0015】溶解後、核酸は沈殿される。これは通常、
等量のイソプロパノールを加えることにより行われる
(例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、な
らびにブタノール、ペンタノール、およびヘキサノール
の液体型[室温で]のような他の任意のC1 〜C6 アル
コールも使用できる)。数分後、好ましくは約2分後、
核酸を遠心分離によりペレットにする。次に核酸を好ま
しくは、約70%(w/v)のエタノール水溶液で再沈殿さ
せる(エタノールの代わりに、メタノール、プロパノー
ル、およびイソプロパノール、ならびにブタノール、ペ
ンタノール、およびヘキサノールの液体型[室温で]の
ような他の任意のC1 〜C6 アルコールも使用でき
る)。
等量のイソプロパノールを加えることにより行われる
(例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、な
らびにブタノール、ペンタノール、およびヘキサノール
の液体型[室温で]のような他の任意のC1 〜C6 アル
コールも使用できる)。数分後、好ましくは約2分後、
核酸を遠心分離によりペレットにする。次に核酸を好ま
しくは、約70%(w/v)のエタノール水溶液で再沈殿さ
せる(エタノールの代わりに、メタノール、プロパノー
ル、およびイソプロパノール、ならびにブタノール、ペ
ンタノール、およびヘキサノールの液体型[室温で]の
ような他の任意のC1 〜C6 アルコールも使用でき
る)。
【0016】遠心分離後ペレットを、増幅方法に適合さ
せた試料希釈緩衝液に再懸濁する。好適な方法におい
て、遠心分離後に得られるペレットは、RT−PCRや
PCRを行うのに適した溶液に直接再懸濁される。最も
好適な方法において、例1に例示するように、HIV、
HCV、およびHBVの以後の各RT−PCRを行うの
に適合させた溶液が使用される。しかし、当業者は、他
の感染性物質の核酸を個別にまたは組合せて測定できる
ように、例1に記載の方法を適合させることができる。
また、溶解緩衝液の容量も、試験される試料のタンパク
質含量の関数で適合させる必要があるかも知れない。
せた試料希釈緩衝液に再懸濁する。好適な方法におい
て、遠心分離後に得られるペレットは、RT−PCRや
PCRを行うのに適した溶液に直接再懸濁される。最も
好適な方法において、例1に例示するように、HIV、
HCV、およびHBVの以後の各RT−PCRを行うの
に適合させた溶液が使用される。しかし、当業者は、他
の感染性物質の核酸を個別にまたは組合せて測定できる
ように、例1に記載の方法を適合させることができる。
また、溶解緩衝液の容量も、試験される試料のタンパク
質含量の関数で適合させる必要があるかも知れない。
【0017】本発明の方法の効率は、添付の図面に示す
結果により支持される。
結果により支持される。
【0018】図1。減少する量のHCV RNAコピー
を含有するプールした血漿試料中のHCV RNAの検
出限界(2つの別々の実験からのデータ)。HCV R
NA陽性試料の希釈物を使用して、5mlのプールに加え
た(10から0.12コピー/プールまで)。試験した
各プールに、HIV−1 RNAも添加した(実験1の
1,000コピー/プールと実験2の100コピー/m
l)。
を含有するプールした血漿試料中のHCV RNAの検
出限界(2つの別々の実験からのデータ)。HCV R
NA陽性試料の希釈物を使用して、5mlのプールに加え
た(10から0.12コピー/プールまで)。試験した
各プールに、HIV−1 RNAも添加した(実験1の
1,000コピー/プールと実験2の100コピー/m
l)。
【0019】図2。減少する量のHIV RNAコピー
を含有するプールした血漿試料中のHIV−1 RNA
の検出限界。HIV RNA陽性試料の希釈物を使用し
て、5mlのプールに加えた(300から33コピー/プ
ールまで)。試験した各プールに、HCV RNAも添
加した(100コピー/ml)。
を含有するプールした血漿試料中のHIV−1 RNA
の検出限界。HIV RNA陽性試料の希釈物を使用し
て、5mlのプールに加えた(300から33コピー/プ
ールまで)。試験した各プールに、HCV RNAも添
加した(100コピー/ml)。
【0020】本発明の方法は、液体生物学的材料のプー
ルした試料中の感染性物体の核酸の検出のための診断試
験の感度を上昇させるのに使用される。「液体生物学的
材料」という用語は、尿、分泌液、血液(血漿または血
清)および唾液などの任意の体液を意味するが、これら
に限定されない。プールした試料は通常、異なる個体
(例えば、ヒト)から得られる。しかし、本発明の方法
に使用される試料はまた、診断方法の感度を上げるため
に、1つの個体から得られる大量の単一の試料でもよい
という点で、これは必須ではない。「感染性物体の核
酸」という用語は、特定の個体を感染させることができ
る生物の任意の核酸(例えば、DNAまたはRNA)を
含む。このような生物の例は、真菌、細菌およびウイル
スがある。本発明の方法は、肝炎の原因である肝炎ウイ
ルスの核酸(例えば、B型肝炎ウイルス[HBV]やC
型肝炎ウイルス[HCV]のような肝炎ウイルスからの
核酸)またはAIDSのような免疫不全症の原因である
核酸(例えば、HIV−1やHIV−2のようなヒト免
疫不全症ウイルスからの核酸)の検出の感度を上げるの
に特に有用である。
ルした試料中の感染性物体の核酸の検出のための診断試
験の感度を上昇させるのに使用される。「液体生物学的
材料」という用語は、尿、分泌液、血液(血漿または血
清)および唾液などの任意の体液を意味するが、これら
に限定されない。プールした試料は通常、異なる個体
(例えば、ヒト)から得られる。しかし、本発明の方法
に使用される試料はまた、診断方法の感度を上げるため
に、1つの個体から得られる大量の単一の試料でもよい
という点で、これは必須ではない。「感染性物体の核
酸」という用語は、特定の個体を感染させることができ
る生物の任意の核酸(例えば、DNAまたはRNA)を
含む。このような生物の例は、真菌、細菌およびウイル
スがある。本発明の方法は、肝炎の原因である肝炎ウイ
ルスの核酸(例えば、B型肝炎ウイルス[HBV]やC
型肝炎ウイルス[HCV]のような肝炎ウイルスからの
核酸)またはAIDSのような免疫不全症の原因である
核酸(例えば、HIV−1やHIV−2のようなヒト免
疫不全症ウイルスからの核酸)の検出の感度を上げるの
に特に有用である。
【0021】本発明の方法は、好ましくは感染性物体の
精製と濃縮のために1つの共通の精製工程を使用して複
数の感染性物体による感染を検出するのに使用される。
こうして、感染性物体が濃縮され、次に適切な増幅/検
出法(例えば、RT−PCRおよび/またはPCR)を
使用してより高い感度で検出することができる。好適な
方法は、血漿試料のプールからのHCV RNAおよび
HIV−1 RNAの同時検出を可能にする。
精製と濃縮のために1つの共通の精製工程を使用して複
数の感染性物体による感染を検出するのに使用される。
こうして、感染性物体が濃縮され、次に適切な増幅/検
出法(例えば、RT−PCRおよび/またはPCR)を
使用してより高い感度で検出することができる。好適な
方法は、血漿試料のプールからのHCV RNAおよび
HIV−1 RNAの同時検出を可能にする。
【0022】本発明の方法の検出工程は、各感染性物体
の核酸に個別に対するように設計するか、またはいくつ
かの感染性物体の核酸の存在を同時に検出できるように
設計することができる(いわゆるマルチプレックスRT
−PCRおよび/またはPCR)。後者の場合、好まし
くはいわゆる逆ドットブロット法(例えば、インニス
(Innis)ら編、1995 PCR Strate
gies、アカデミックプレス社(Academic
Press Inc.)、サンジエゴ、カリホルニア
州、中、チェハブ(Chehab)ら、ヨーロッパ特許
EP−A−237362、およびヨーロッパ特許公報E
P−A−529493を参照)が使用され、ここでは増
幅された材料(これは好ましくは標識されている)は、
目的の感染性物体の検出に適した配列特異的オリゴヌク
レオチド(SSO)プローブを含む固体支持体(例え
ば、膜、フィルターまたはマイクロタイタープレートの
ウェル)に添加される。この方法では、標識されていな
いSSOプローブは、適切な厳密性のあるハイブリダイ
ゼーション条件下でプールした試料の標識され増幅され
た核酸に暴露される。次に、ハイブリダイゼーションし
ていない標識された試料の核酸は、適切な厳密性条件下
で洗浄して除去し、次にプローブ配列に結合した標識の
存在についてフィルターを追跡する。増幅した材料は、
標識された核酸前駆体(dNTP)を使用するかまたは
標識されたオリゴヌクレオチドプライマーを使用して標
識される。
の核酸に個別に対するように設計するか、またはいくつ
かの感染性物体の核酸の存在を同時に検出できるように
設計することができる(いわゆるマルチプレックスRT
−PCRおよび/またはPCR)。後者の場合、好まし
くはいわゆる逆ドットブロット法(例えば、インニス
(Innis)ら編、1995 PCR Strate
gies、アカデミックプレス社(Academic
Press Inc.)、サンジエゴ、カリホルニア
州、中、チェハブ(Chehab)ら、ヨーロッパ特許
EP−A−237362、およびヨーロッパ特許公報E
P−A−529493を参照)が使用され、ここでは増
幅された材料(これは好ましくは標識されている)は、
目的の感染性物体の検出に適した配列特異的オリゴヌク
レオチド(SSO)プローブを含む固体支持体(例え
ば、膜、フィルターまたはマイクロタイタープレートの
ウェル)に添加される。この方法では、標識されていな
いSSOプローブは、適切な厳密性のあるハイブリダイ
ゼーション条件下でプールした試料の標識され増幅され
た核酸に暴露される。次に、ハイブリダイゼーションし
ていない標識された試料の核酸は、適切な厳密性条件下
で洗浄して除去し、次にプローブ配列に結合した標識の
存在についてフィルターを追跡する。増幅した材料は、
標識された核酸前駆体(dNTP)を使用するかまたは
標識されたオリゴヌクレオチドプライマーを使用して標
識される。
【0023】標識された核酸前駆体(dNTP)は市販
されている。本発明に関連して使用されるオリゴヌクレ
オチドは、当該分野で公知の方法に基づき分光学的、光
化学的、生化学的、免疫化学的、または化学的手段によ
り検出可能な標識を取り込むことにより調製でき、標識
することができる。有用な標識物には、32P、蛍光色
素、電子密度の濃い試薬、酵素(ELISAで普通に使
用されるもの)、ビオチン(例えば、酵素基質と発色原
であるアビジン−酵素結合体とともに有用である)、ま
たは抗原決定基もしくはモノクローナル抗体が入手でき
るハプテンとタンパク質がある。
されている。本発明に関連して使用されるオリゴヌクレ
オチドは、当該分野で公知の方法に基づき分光学的、光
化学的、生化学的、免疫化学的、または化学的手段によ
り検出可能な標識を取り込むことにより調製でき、標識
することができる。有用な標識物には、32P、蛍光色
素、電子密度の濃い試薬、酵素(ELISAで普通に使
用されるもの)、ビオチン(例えば、酵素基質と発色原
であるアビジン−酵素結合体とともに有用である)、ま
たは抗原決定基もしくはモノクローナル抗体が入手でき
るハプテンとタンパク質がある。
【0024】検出工程に多くのオリゴヌクレオチドプロ
ーブが関与する場合、このプローブは好ましくは整列し
ている。このような整列では、複数オリゴヌクレオチド
プローブが、好ましくはシリコーン化ガラスから構成さ
れたいわゆるマイクロチップの表面に固定される。次
に、検出工程において、整列の表面は、プローブに結合
した標識された標的により放出される陽性のシグナルに
ついて走査される。好適な標識物は、適切な条件下で蛍
光シグナルを発することができる分子である。このマイ
クロチップ技術のさらなる詳細については、エム・ジェ
イ・コザール(Kozal,M.J.)ら、Natur
e Medicine,1996,2(7):735−
739;リプシュツ(Lipshutz)ら、Biot
echniques,1995,19(3):442−
447およびエム・エガーズ(Eggers M)とデ
ィー・アーリッヒ(Ehrlich D.)、Hema
tol.Pathol.,1995,9(1):1−1
5の刊行物を参照されたい。
ーブが関与する場合、このプローブは好ましくは整列し
ている。このような整列では、複数オリゴヌクレオチド
プローブが、好ましくはシリコーン化ガラスから構成さ
れたいわゆるマイクロチップの表面に固定される。次
に、検出工程において、整列の表面は、プローブに結合
した標識された標的により放出される陽性のシグナルに
ついて走査される。好適な標識物は、適切な条件下で蛍
光シグナルを発することができる分子である。このマイ
クロチップ技術のさらなる詳細については、エム・ジェ
イ・コザール(Kozal,M.J.)ら、Natur
e Medicine,1996,2(7):735−
739;リプシュツ(Lipshutz)ら、Biot
echniques,1995,19(3):442−
447およびエム・エガーズ(Eggers M)とデ
ィー・アーリッヒ(Ehrlich D.)、Hema
tol.Pathol.,1995,9(1):1−1
5の刊行物を参照されたい。
【0025】本発明の方法は、以下の分野の応用に特に
有用である: − 供与血液の試験; − ヒトで使用するための薬物製品の生物学的起源の中
間体と最終調製物の試験; − ヒトが消費するための製品(例えば、ヨーグルト)
の試験; − 獣医学的使用のための薬物製品の生物学的起源の中
間体と最終調製物の試験; − 例えば抗ウイルス治療後の感染性物体の低濃度の可
能性を有するヒトの試料(例えば、髄液または滑液)の
試験。
有用である: − 供与血液の試験; − ヒトで使用するための薬物製品の生物学的起源の中
間体と最終調製物の試験; − ヒトが消費するための製品(例えば、ヨーグルト)
の試験; − 獣医学的使用のための薬物製品の生物学的起源の中
間体と最終調製物の試験; − 例えば抗ウイルス治療後の感染性物体の低濃度の可
能性を有するヒトの試料(例えば、髄液または滑液)の
試験。
【0026】本発明の方法は、少容量中の感染性物体か
ら核酸を濃縮し、適当な検出法でそのような核酸のより
好感度の検出を可能にする核酸の精製された調製物を提
供する。好適な方法は、例1に記載する。所望であれ
ば、この方法は、PEGの濃度とタイプを変更し、塩
(例えば、NaCl)の濃度を適合させて、適合させる
ことができる。好適な方法において、PEGと塩濃度
は、いくつかの感染性物体を同時に沈殿させることがで
きるように選択される。最も好適な方法の第1段階で、
PEGと塩は、HIV、HCVおよびHBVの沈殿に適
した濃度で加えられる。HIVとHBVは塩とPEGの
非存在下でも沈殿させることができることがわかった。
一方HCVは、塩の存在下でのみ沈殿し、ショックメル
(Schockmel)ら(前述)が記載したような単
純な遠心分離工程では沈殿しない。上記の3つの感染性
物体についてPEGとNaClの最適濃度、ならびにこ
れらの物体について使用される最適インキュベーション
時間および遠心分離速度が決定されている(例1を参
照)。これらの種々の因子は、沈殿される感染性物体に
依存して変化する。最初の沈殿工程が、試験試料中の血
清タンパク質の95%を超える量の除去を可能にするこ
とがわかった。
ら核酸を濃縮し、適当な検出法でそのような核酸のより
好感度の検出を可能にする核酸の精製された調製物を提
供する。好適な方法は、例1に記載する。所望であれ
ば、この方法は、PEGの濃度とタイプを変更し、塩
(例えば、NaCl)の濃度を適合させて、適合させる
ことができる。好適な方法において、PEGと塩濃度
は、いくつかの感染性物体を同時に沈殿させることがで
きるように選択される。最も好適な方法の第1段階で、
PEGと塩は、HIV、HCVおよびHBVの沈殿に適
した濃度で加えられる。HIVとHBVは塩とPEGの
非存在下でも沈殿させることができることがわかった。
一方HCVは、塩の存在下でのみ沈殿し、ショックメル
(Schockmel)ら(前述)が記載したような単
純な遠心分離工程では沈殿しない。上記の3つの感染性
物体についてPEGとNaClの最適濃度、ならびにこ
れらの物体について使用される最適インキュベーション
時間および遠心分離速度が決定されている(例1を参
照)。これらの種々の因子は、沈殿される感染性物体に
依存して変化する。最初の沈殿工程が、試験試料中の血
清タンパク質の95%を超える量の除去を可能にするこ
とがわかった。
【0027】本発明はまた、液体生物学的材料のプール
した試料中の感染性物体の核酸、好ましくは血液試料
(血漿または血清)中のウイルス核酸、の存在を測定す
るためのキットであって、上記で定義した沈殿剤および
核酸の存在を検出するのに必要な他の試薬(例えば、配
列特異的オリゴヌクレオチドプローブ)の溶液を含むキ
ットを提供する。後者のプローブは、好ましくは固体支
持体に結合している。このキットはさらに、1価または
2価の塩、好ましくはNaClまたはKClを含む。こ
のキットはさらに、増幅反応を行うのに必要な試薬、例
えば、ポリメラーゼ(例えば、Taqポリメラーゼまた
はTthポリメラーゼのような熱安定性DNAポリメラ
ーゼ)およびプライマー(好ましくはプライマーの対)
を含む。このプライマーは好ましくは標識されている。
上記試薬は好ましくは、1つまたはそれ以上の複数の容
器のユニット中に充填され、このユニットは、本発明の
方法およびおそらくは感染性物体の核酸の増幅と検出を
実施するのに必要なすべての有用な成分を含む。キット
はまた、この方法を実施するための説明書を含有しても
よい。
した試料中の感染性物体の核酸、好ましくは血液試料
(血漿または血清)中のウイルス核酸、の存在を測定す
るためのキットであって、上記で定義した沈殿剤および
核酸の存在を検出するのに必要な他の試薬(例えば、配
列特異的オリゴヌクレオチドプローブ)の溶液を含むキ
ットを提供する。後者のプローブは、好ましくは固体支
持体に結合している。このキットはさらに、1価または
2価の塩、好ましくはNaClまたはKClを含む。こ
のキットはさらに、増幅反応を行うのに必要な試薬、例
えば、ポリメラーゼ(例えば、Taqポリメラーゼまた
はTthポリメラーゼのような熱安定性DNAポリメラ
ーゼ)およびプライマー(好ましくはプライマーの対)
を含む。このプライマーは好ましくは標識されている。
上記試薬は好ましくは、1つまたはそれ以上の複数の容
器のユニット中に充填され、このユニットは、本発明の
方法およびおそらくは感染性物体の核酸の増幅と検出を
実施するのに必要なすべての有用な成分を含む。キット
はまた、この方法を実施するための説明書を含有しても
よい。
【0028】好適な実施態様はRT−PCR増幅を含む
が、試料中の標的配列の増幅には、公知の任意の方法、
例えばリガーゼ鎖反応(LCR)、転写増幅、および自
己(self−sustained)配列複製、が使用
でき、この各々は、標的配列がSSOプローブに対する
核酸ハイブリダイゼーションにより検出できるように、
充分な増幅を与える。ティー・ホーン(Horn
T.)とエム・エス・ウルデア(Urdea M.
S.)、Nucl.Acids Res.,1989,
17(17):6959−6967、およびジェイ・エ
ー・ランニング(Running J.A.)とエム・
ウルデア(Urdea M.)、Biotechniq
ue,1990,8(3):276−279に記載の分
岐DNAシグナル増幅法により、本発明の方法により濃
縮された核酸を検出することも適切である。
が、試料中の標的配列の増幅には、公知の任意の方法、
例えばリガーゼ鎖反応(LCR)、転写増幅、および自
己(self−sustained)配列複製、が使用
でき、この各々は、標的配列がSSOプローブに対する
核酸ハイブリダイゼーションにより検出できるように、
充分な増幅を与える。ティー・ホーン(Horn
T.)とエム・エス・ウルデア(Urdea M.
S.)、Nucl.Acids Res.,1989,
17(17):6959−6967、およびジェイ・エ
ー・ランニング(Running J.A.)とエム・
ウルデア(Urdea M.)、Biotechniq
ue,1990,8(3):276−279に記載の分
岐DNAシグナル増幅法により、本発明の方法により濃
縮された核酸を検出することも適切である。
【0029】好適な増幅反応は、当該分野で公知であ
り、米国特許第4,683,195号;4,683,2
02号;および4,965,188号記載のポリメラー
ゼチェイン反応(PCR)増幅法である。市販の業者、
例えばパーキンエルマー(Perkin Elmer)(ノーウォー
ク(Norwalk)、コネチカット州)がPCR試薬
を販売し、PCRプロトコルを公表している。本発明の
利点の理解を容易にするために、PCRの要約を提供す
る。
り、米国特許第4,683,195号;4,683,2
02号;および4,965,188号記載のポリメラー
ゼチェイン反応(PCR)増幅法である。市販の業者、
例えばパーキンエルマー(Perkin Elmer)(ノーウォー
ク(Norwalk)、コネチカット州)がPCR試薬
を販売し、PCRプロトコルを公表している。本発明の
利点の理解を容易にするために、PCRの要約を提供す
る。
【0030】PCR増幅の各サイクルにおいて、2本鎖
標的配列は変性され、プライマーは変性した標的の各鎖
にアニーリングされ、プライマーはDNAポリメラーゼ
(好ましくは、熱安定性DNAポリメラーゼ、すなわ
ち、熱に対して比較的安定であり、ヌクレオシド三リン
酸の重合を触媒して、標的配列の核酸鎖の1つと相補的
なプライマー伸長産物を形成する)の作用で伸長され
る。DNAポリメラーゼはプライマーの3’末端で合成
を開始し、合成が停止するまで鋳型の5’末端の方向に
進める。精製された熱安定性DNAポリメラーゼは、パ
ーキンエルマー(Perkin Elmer)(ノーウ
ォーク(Norwalk)、コネチカット州)から販売
されている。典型的なポリメラーゼチェイン反応混合物
に存在するさらなる試薬は、オリゴヌクレオチドプライ
マー、ヌクレオチド三リン酸、および適切な緩衝液であ
る。好適な増幅反応混合物および好適な温度サイクリン
グ条件に関する情報は、当業者に公知であり、エフ・ホ
フマン−ラ・ロッシュ社(F.Hoffmann−La
Roche Ltd.)から販売されているアンプリ
コア(AMPLICOR)(登録商標)試験キットの説
明書に記載されている。増幅過程は典型的には、少なく
とも25回繰り返される。2つのプライマーが標的核酸
配列の反対の末端にアニーリングし、各プライマーの伸
長産物は標的配列の相補的なコピーであるような方向
で、かつその相補体から分離された時、他のプライマー
にハイブリダイズできるように、アニーリングする。各
サイクルが100%の効率なら、存在する標的配列の数
が2倍に増える。
標的配列は変性され、プライマーは変性した標的の各鎖
にアニーリングされ、プライマーはDNAポリメラーゼ
(好ましくは、熱安定性DNAポリメラーゼ、すなわ
ち、熱に対して比較的安定であり、ヌクレオシド三リン
酸の重合を触媒して、標的配列の核酸鎖の1つと相補的
なプライマー伸長産物を形成する)の作用で伸長され
る。DNAポリメラーゼはプライマーの3’末端で合成
を開始し、合成が停止するまで鋳型の5’末端の方向に
進める。精製された熱安定性DNAポリメラーゼは、パ
ーキンエルマー(Perkin Elmer)(ノーウ
ォーク(Norwalk)、コネチカット州)から販売
されている。典型的なポリメラーゼチェイン反応混合物
に存在するさらなる試薬は、オリゴヌクレオチドプライ
マー、ヌクレオチド三リン酸、および適切な緩衝液であ
る。好適な増幅反応混合物および好適な温度サイクリン
グ条件に関する情報は、当業者に公知であり、エフ・ホ
フマン−ラ・ロッシュ社(F.Hoffmann−La
Roche Ltd.)から販売されているアンプリ
コア(AMPLICOR)(登録商標)試験キットの説
明書に記載されている。増幅過程は典型的には、少なく
とも25回繰り返される。2つのプライマーが標的核酸
配列の反対の末端にアニーリングし、各プライマーの伸
長産物は標的配列の相補的なコピーであるような方向
で、かつその相補体から分離された時、他のプライマー
にハイブリダイズできるように、アニーリングする。各
サイクルが100%の効率なら、存在する標的配列の数
が2倍に増える。
【0031】DNAまたはRNA標的配列のいずれか
も、PCRにより増幅することができる。RNA標的
(例えば、HCVゲノム核酸の増幅)の場合、第1の工
程は標的配列のDNAコピー(cDNA)の合成からな
る。逆転写は別の工程として、または好ましくは逆転写
−ポリメラーゼチェイン反応(RT−PCR)(RNA
を増幅するためのポリメラーゼチェイン反応の変法)の
組合せにおいて実施できる。RNAのRT−PCR増幅
は当該分野で公知であり、米国特許第5,322,77
0号と5,310,652号;マイヤーズ(Myer
s)とゲルファンド(Gelfand),1991,B
iochemistry 30(31):7661−7
666;米国特許第5,527,669号;ヤング(Y
oung)ら,1993,J.Clin.Microb
iol.31(4):882−886;およびヤング
(Young)ら,1995,J.Clin.Micr
obiol.33(3):654−657に記載されて
いる。
も、PCRにより増幅することができる。RNA標的
(例えば、HCVゲノム核酸の増幅)の場合、第1の工
程は標的配列のDNAコピー(cDNA)の合成からな
る。逆転写は別の工程として、または好ましくは逆転写
−ポリメラーゼチェイン反応(RT−PCR)(RNA
を増幅するためのポリメラーゼチェイン反応の変法)の
組合せにおいて実施できる。RNAのRT−PCR増幅
は当該分野で公知であり、米国特許第5,322,77
0号と5,310,652号;マイヤーズ(Myer
s)とゲルファンド(Gelfand),1991,B
iochemistry 30(31):7661−7
666;米国特許第5,527,669号;ヤング(Y
oung)ら,1993,J.Clin.Microb
iol.31(4):882−886;およびヤング
(Young)ら,1995,J.Clin.Micr
obiol.33(3):654−657に記載されて
いる。
【0032】PCR法では莫大な増幅が可能なため、高
レベルのDNAを有する試料、陽性対照鋳型、または前
回の増幅物からの低レベルのDNA混入により、わざわ
ざ鋳型DNAを加えなくても、PCR産物を得ることが
できる。交差汚染を最小にする実験室の装置や方法は、
クウォク(Kwok)とヒグチ(Higuchi)、1
989,Nature,339:237−238、およ
びインニス(Innis)ら編、1995 PCR P
rotocols:A Guide to Metho
ds and Applications、アカデミッ
クプレス社(Academic Press In
c.)、サンジエゴ、カリホルニア州、中のクウォク
(Kwok)とオレゴ(Orrego)に記載されてい
る。前の反応で増幅された核酸によるPCRの汚染の問
題を減少させるための酵素的方法は、米国特許第5,4
18,149号、5,035,996号、およびヤング
(Young)ら,1995(前述)に記載されてい
る。
レベルのDNAを有する試料、陽性対照鋳型、または前
回の増幅物からの低レベルのDNA混入により、わざわ
ざ鋳型DNAを加えなくても、PCR産物を得ることが
できる。交差汚染を最小にする実験室の装置や方法は、
クウォク(Kwok)とヒグチ(Higuchi)、1
989,Nature,339:237−238、およ
びインニス(Innis)ら編、1995 PCR P
rotocols:A Guide to Metho
ds and Applications、アカデミッ
クプレス社(Academic Press In
c.)、サンジエゴ、カリホルニア州、中のクウォク
(Kwok)とオレゴ(Orrego)に記載されてい
る。前の反応で増幅された核酸によるPCRの汚染の問
題を減少させるための酵素的方法は、米国特許第5,4
18,149号、5,035,996号、およびヤング
(Young)ら,1995(前述)に記載されてい
る。
【0033】増幅反応混合物は典型的には、プライマー
ハイブリダイゼーションの特異性を確保するのに必要な
温度より充分低い温度の室温で集合させる。室温ではプ
ライマーは、他のほんのわずかに相補的な核酸配列に非
特異に結合することがあり、好ましくない核酸配列の合
成を開始するため、非特異増幅が生じる。これらの新た
に合成された好ましくない配列は、増幅反応中に目的の
標的配列と競合し、目的の配列の増幅効率を大きく低下
させることがある。非特異的増幅は、必要なハイブリダ
イゼーションの特異性を得るのに充分なだけ温度が上が
るまでプライマー伸長を阻止できる「ホットスタート」
を使用することにより減少させることができる。
ハイブリダイゼーションの特異性を確保するのに必要な
温度より充分低い温度の室温で集合させる。室温ではプ
ライマーは、他のほんのわずかに相補的な核酸配列に非
特異に結合することがあり、好ましくない核酸配列の合
成を開始するため、非特異増幅が生じる。これらの新た
に合成された好ましくない配列は、増幅反応中に目的の
標的配列と競合し、目的の配列の増幅効率を大きく低下
させることがある。非特異的増幅は、必要なハイブリダ
イゼーションの特異性を得るのに充分なだけ温度が上が
るまでプライマー伸長を阻止できる「ホットスタート」
を使用することにより減少させることができる。
【0034】あるホットスタート法では、必要なハイブ
リダイゼーションの特異性を得るのに充分なだけ温度が
上がるまで、反応混合物からの1つまたはそれ以上の試
薬が保持される。反応成分を分離または隔離するために
蝋のような熱不安定性材料を使用するホットスタート法
は、米国特許第5,411,876号、およびチョウ
(Chou)ら,1992,Nucl.Acids R
es.20(7):1717−1723に記載されてい
る。別のホットスタート法では、増幅の前または増幅の
第1工程として、高温のインキュベーションにより活性
化されるまでプライマー伸長を触媒しない逆不活性化D
NAポリメラーゼが使用される。そのような逆不活性化
DNAポリメラーゼの例は、アンプリタク(AmpliTaq)
(登録商標)ゴールド(GOLD)(ヨーロッパ特許出
願EP−A−771870;総説については、バーチ
(Birch)ら,1996,Nature 381:
445−446を参照)である。非特異的増幅はまた、
米国特許第5,418,149号に記載のように、増幅
の最初の高温工程の前に生成した伸長産物を酵素的に分
解することにより、低下させることができる。
リダイゼーションの特異性を得るのに充分なだけ温度が
上がるまで、反応混合物からの1つまたはそれ以上の試
薬が保持される。反応成分を分離または隔離するために
蝋のような熱不安定性材料を使用するホットスタート法
は、米国特許第5,411,876号、およびチョウ
(Chou)ら,1992,Nucl.Acids R
es.20(7):1717−1723に記載されてい
る。別のホットスタート法では、増幅の前または増幅の
第1工程として、高温のインキュベーションにより活性
化されるまでプライマー伸長を触媒しない逆不活性化D
NAポリメラーゼが使用される。そのような逆不活性化
DNAポリメラーゼの例は、アンプリタク(AmpliTaq)
(登録商標)ゴールド(GOLD)(ヨーロッパ特許出
願EP−A−771870;総説については、バーチ
(Birch)ら,1996,Nature 381:
445−446を参照)である。非特異的増幅はまた、
米国特許第5,418,149号に記載のように、増幅
の最初の高温工程の前に生成した伸長産物を酵素的に分
解することにより、低下させることができる。
【0035】PCR法により感染性物体の核酸の量が検
出できるレベルまで増加する。増幅された核酸を検出す
る方法は当該分野で公知である。例えば、増幅産物の存
在と量は、ゲル電気泳動により、当該分野で公知のプロ
トコル(例えば、サムブルーク(Sambrook)
ら、1989,モレキュラークローニング、実験室マニ
ュアル(Molecular Cloning−A L
aboratory Manual)、コールドスプリ
ングハーバーラボラトリー、コールド・スプリング・ハ
ーバー、ニューヨーク州、を参照)を使用して、直接測
定できる。
出できるレベルまで増加する。増幅された核酸を検出す
る方法は当該分野で公知である。例えば、増幅産物の存
在と量は、ゲル電気泳動により、当該分野で公知のプロ
トコル(例えば、サムブルーク(Sambrook)
ら、1989,モレキュラークローニング、実験室マニ
ュアル(Molecular Cloning−A L
aboratory Manual)、コールドスプリ
ングハーバーラボラトリー、コールド・スプリング・ハ
ーバー、ニューヨーク州、を参照)を使用して、直接測
定できる。
【0036】本発明の方法に関連して、増幅産物の検出
は好ましくは、オリゴヌクレオチドプローブを使用して
行われる。好ましくは配列特異的オリゴヌクレオチド
(SSO)プローブ、すなわち1つまたはそれ以上のオ
リゴヌクレオチドプローブ(ここで、各プローブは、検
出される配列に完全に相補的な「ハイブリダイズ領域」
と呼ばれる配列を有する)が使用される。典型的にはこ
のようなハイブリダイズ領域は、「配列特異的で、厳密
なハイブリダイゼーション条件」下で、完全に相補的な
標的配列にのみハイブリダイズする。ハイブリダイズ条
件の厳密性を緩和すると、一致しない配列も許容され
る、許容される不一致の程度は、ハイブリダイゼーショ
ン条件を適当に調整することで調節できる。分析される
配列により、1つまたはそれ以上の配列特異的オリゴヌ
クレオチドが使用される。
は好ましくは、オリゴヌクレオチドプローブを使用して
行われる。好ましくは配列特異的オリゴヌクレオチド
(SSO)プローブ、すなわち1つまたはそれ以上のオ
リゴヌクレオチドプローブ(ここで、各プローブは、検
出される配列に完全に相補的な「ハイブリダイズ領域」
と呼ばれる配列を有する)が使用される。典型的にはこ
のようなハイブリダイズ領域は、「配列特異的で、厳密
なハイブリダイゼーション条件」下で、完全に相補的な
標的配列にのみハイブリダイズする。ハイブリダイズ条
件の厳密性を緩和すると、一致しない配列も許容され
る、許容される不一致の程度は、ハイブリダイゼーショ
ン条件を適当に調整することで調節できる。分析される
配列により、1つまたはそれ以上の配列特異的オリゴヌ
クレオチドが使用される。
【0037】特定の感染性物体、例えばその特定の単離
体に特異的な配列は、その感染性物体またはその単離体
にユニークな配列であり、すなわち、他の感染性物体ま
たはそのような感染性物体の特定の単離体により共有さ
れない配列である。感染性物体に特異的な配列に相補的
なサブ配列を含有するプローブは、厳密な条件下(例え
ば、2×SSC、0.1% SDS−PAGEで70℃
で固体支持体を洗浄)で、別の感染性物体のゲノムの対
応部分にハイブリダイズしないであろう。プローブと標
的核酸配列の間で生成したハイブリッドを検出するため
の適切なプロトコルは、当該分野で公知である。そのよ
うなプロトコルの例は、米国特許第5,527,669
号;ヤング(Young)ら、1993、前述;および
ヤング(Young)ら、1995、前述、記載されて
いる。
体に特異的な配列は、その感染性物体またはその単離体
にユニークな配列であり、すなわち、他の感染性物体ま
たはそのような感染性物体の特定の単離体により共有さ
れない配列である。感染性物体に特異的な配列に相補的
なサブ配列を含有するプローブは、厳密な条件下(例え
ば、2×SSC、0.1% SDS−PAGEで70℃
で固体支持体を洗浄)で、別の感染性物体のゲノムの対
応部分にハイブリダイズしないであろう。プローブと標
的核酸配列の間で生成したハイブリッドを検出するため
の適切なプロトコルは、当該分野で公知である。そのよ
うなプロトコルの例は、米国特許第5,527,669
号;ヤング(Young)ら、1993、前述;および
ヤング(Young)ら、1995、前述、記載されて
いる。
【0038】PCRとともに使用される別の検出法は、
いわゆる5’−ヌクレアーゼ測定法であり、これは米国
特許第5,210,015号、およびホランド(Hol
land)ら、Proc.Natl.Acad.Sc
i.USA,1991,88:7276−7280に記
載されている。5’−ヌクレアーゼ測定法では、PCR
増幅反応混合物中に標識された検出プローブが関与す
る。このプローブは、プローブがDNA合成のプライマ
ーとして作用することを防ぐように修飾される。合成工
程(すなわち、プライマー伸長)の間、標的DNAにハ
イブリダイズするプローブは、DNAポリメラーゼ(r
Tth DNAポリメラーゼ)の5’−ヌクレアーゼ活
性により分解される。分解したプローブの存在は、プロ
ーブと標的DNAの間のハイブリダイゼーションが起き
たこと、および増幅が起きたことの両方を示す。プロー
ブ分解を検出するための方法は、米国特許第5,21
0,015号、EP−A−699768号およびEP−
A−713921号に記載されている。
いわゆる5’−ヌクレアーゼ測定法であり、これは米国
特許第5,210,015号、およびホランド(Hol
land)ら、Proc.Natl.Acad.Sc
i.USA,1991,88:7276−7280に記
載されている。5’−ヌクレアーゼ測定法では、PCR
増幅反応混合物中に標識された検出プローブが関与す
る。このプローブは、プローブがDNA合成のプライマ
ーとして作用することを防ぐように修飾される。合成工
程(すなわち、プライマー伸長)の間、標的DNAにハ
イブリダイズするプローブは、DNAポリメラーゼ(r
Tth DNAポリメラーゼ)の5’−ヌクレアーゼ活
性により分解される。分解したプローブの存在は、プロ
ーブと標的DNAの間のハイブリダイゼーションが起き
たこと、および増幅が起きたことの両方を示す。プロー
ブ分解を検出するための方法は、米国特許第5,21
0,015号、EP−A−699768号およびEP−
A−713921号に記載されている。
【0039】ある増幅された核酸の存在を検出するため
のさらなる方法は、ヒグチ(Higuchi)ら、19
92、Bio/Technology 10:413−
417;ヒグチ(Higuchi)ら、1993、Bi
o/Technology11:1026−1030;
およびヨーロッパ特許公報EP−A−487,218号
およびEP−A−512,334号に記載されている。
この方法では、反応混合物中の2本鎖DNAの総量の増
加が追跡される。2本鎖標的DNAの検出は、2本鎖D
NAに結合した時の、臭化エチジウム(EtBr)の蛍
光の増加と他の結合標識物に依存する。増幅は2本鎖D
NAの量を増加させ、蛍光の上昇が検出できるようにな
る。非特異的増幅およびプライマー−ダイマー生成もま
た、2本鎖DNAが生成するため、この方法では非特異
的増幅とプライマー−ダイマー生成が少量になる適当な
プライマーを使用するべきである。
のさらなる方法は、ヒグチ(Higuchi)ら、19
92、Bio/Technology 10:413−
417;ヒグチ(Higuchi)ら、1993、Bi
o/Technology11:1026−1030;
およびヨーロッパ特許公報EP−A−487,218号
およびEP−A−512,334号に記載されている。
この方法では、反応混合物中の2本鎖DNAの総量の増
加が追跡される。2本鎖標的DNAの検出は、2本鎖D
NAに結合した時の、臭化エチジウム(EtBr)の蛍
光の増加と他の結合標識物に依存する。増幅は2本鎖D
NAの量を増加させ、蛍光の上昇が検出できるようにな
る。非特異的増幅およびプライマー−ダイマー生成もま
た、2本鎖DNAが生成するため、この方法では非特異
的増幅とプライマー−ダイマー生成が少量になる適当な
プライマーを使用するべきである。
【0040】しかし、増幅された核酸はクローニングま
たは配列決定法にも使用できるため(例えば、米国特許
第4,683,195号を参照)、本発明の方法と増幅
法の組合せは、必ずしも検出測定法に限定されない。
たは配列決定法にも使用できるため(例えば、米国特許
第4,683,195号を参照)、本発明の方法と増幅
法の組合せは、必ずしも検出測定法に限定されない。
【0041】分子生物学と核酸化学の従来法のさらなる
情報(これは当該分野で公知である)は、サムブルーク
(Sambrook)ら、1989,モレキュラークロ
ーニング、実験室マニュアル(Molecular C
loning−A Laboratory Manua
l)、コールドスプリングハーバーラボラトリー、コー
ルド・スプリング・ハーバー、ニューヨーク州;オリゴ
ヌクレオチド合成(Olygonucleotide
Synthesis)(エム・ジェイ・ゲイト(M.
J.Gait)編、1984);核酸ハイブリダイゼー
ション(Nucleic Acid Hybridiz
ation)(ビー・ディー・ハメス(B.D.Ham
es)とエス・ジェイ・ヒギンス(S.J.Higgi
ns)編、1984);および、Methods in
Enzymology(アカデミックプレス社(Ac
ademic Press Inc.)のシリーズに記
載されている。前述のおよび後述の本明細書に記載のす
べての特許、特許出願、および刊行物は、参考のため本
明細書に組み込まれる。
情報(これは当該分野で公知である)は、サムブルーク
(Sambrook)ら、1989,モレキュラークロ
ーニング、実験室マニュアル(Molecular C
loning−A Laboratory Manua
l)、コールドスプリングハーバーラボラトリー、コー
ルド・スプリング・ハーバー、ニューヨーク州;オリゴ
ヌクレオチド合成(Olygonucleotide
Synthesis)(エム・ジェイ・ゲイト(M.
J.Gait)編、1984);核酸ハイブリダイゼー
ション(Nucleic Acid Hybridiz
ation)(ビー・ディー・ハメス(B.D.Ham
es)とエス・ジェイ・ヒギンス(S.J.Higgi
ns)編、1984);および、Methods in
Enzymology(アカデミックプレス社(Ac
ademic Press Inc.)のシリーズに記
載されている。前述のおよび後述の本明細書に記載のす
べての特許、特許出願、および刊行物は、参考のため本
明細書に組み込まれる。
【0042】血漿ドナーのプールのPCRベースの分析
は、ユニークな核酸調製物を使用して、HCV RNA
やHIV−1 RNAの同時検出に応用できることの証
拠を以下の例に示す。これは、PCR反応物中の精製し
たウイルスRNAの投入量を増やすウイルス粒子の調製
物を含有させることにより行われた。プールの各試料に
ついてのPCR反応中のRNAの投入量は、市販の測定
法により個々の試験について使用される場合より、本プ
ール法を使用すると2〜10倍多い理論的血漿容量に匹
敵する。本発明の方法は、50の供与血液のプール当た
り3.3未満のHCV RNAコピーの検出を可能に
し、33コピー/ml未満を含有する各陽性血漿試料の検
出に対応する。これは、現在入手できる最も好感度の測
定法(コバス(Cobas)アンプリコア(AMPLI
COR)(登録商標)HCV)の感度より低い検出感度
である。従ってHIV−1 RNA検出の限界は、50
供与血液のプール当たり約100 HIV−1 RNA
コピーである。
は、ユニークな核酸調製物を使用して、HCV RNA
やHIV−1 RNAの同時検出に応用できることの証
拠を以下の例に示す。これは、PCR反応物中の精製し
たウイルスRNAの投入量を増やすウイルス粒子の調製
物を含有させることにより行われた。プールの各試料に
ついてのPCR反応中のRNAの投入量は、市販の測定
法により個々の試験について使用される場合より、本プ
ール法を使用すると2〜10倍多い理論的血漿容量に匹
敵する。本発明の方法は、50の供与血液のプール当た
り3.3未満のHCV RNAコピーの検出を可能に
し、33コピー/ml未満を含有する各陽性血漿試料の検
出に対応する。これは、現在入手できる最も好感度の測
定法(コバス(Cobas)アンプリコア(AMPLI
COR)(登録商標)HCV)の感度より低い検出感度
である。従ってHIV−1 RNA検出の限界は、50
供与血液のプール当たり約100 HIV−1 RNA
コピーである。
【0043】HIV−1 RNA検出の増強測定法の最
近の進展は、高速遠心分離を使用するウイルス粒子の単
純な前精製工程により市販の測定法の感度を10〜30
倍上昇させることができる(ジー・ショックメル(Sc
hockmel G)ら、J.Acquir.Immu
n.Defic.Syn.,1997,14:179)
ことを証明したため、本発明に至る研究の過程で、研究
の焦点はHCV RNAの検出であった。HCVウイル
ス粒子の高速遠心分離では、ペレット中のウイルス粒子
の回収率は増加しなかった。ポリエチレングリコール
(PEG)沈殿によりHCVウイルス粒子を濃縮できる
可能性がまず検討された。3%PEG、145mM Na
Clおよび低速遠心分離を使用して、ペレット中に総ウ
イルスの約50%が回収されたため、これは部分的に成
功であった。より高濃度のPEGの使用は、ペレット中
のウイルスの回収を上昇させたが、溶解試薬中のペレッ
トの再懸濁は、非常に困難であった。さらに周波数が高
い場合に、PCR反応の阻害が観察された。大量の溶解
試薬の使用とエタノールの完全な除去は、PCR反応の
阻害を排除するのに重要な因子であった。PEG沈殿測
定法を使用すると、HIV RNAとHCV RNAに
ついて試験した50の供与血液のうち20以下のプール
で、PCR反応の阻害は観察されなかった。これらの結
果は、残存PEGはPCR反応を阻害せず、阻害活性を
有する血漿は、血液ドナーの集団中で低頻度であるか、
またはPEG沈殿は、血漿成分を排除することで阻害活
性を除去していることを示している(ショックメル(S
chockmel)ら、J.ofAcquired I
mmune Deficiency Syndrome
and Human Retrovirology,1
997,14:179)。さらにプールした試料の試験
はバックグランドレベルを上昇させない。いつも陽性と
陰性結果の間の明瞭なカットオフが観察された。
近の進展は、高速遠心分離を使用するウイルス粒子の単
純な前精製工程により市販の測定法の感度を10〜30
倍上昇させることができる(ジー・ショックメル(Sc
hockmel G)ら、J.Acquir.Immu
n.Defic.Syn.,1997,14:179)
ことを証明したため、本発明に至る研究の過程で、研究
の焦点はHCV RNAの検出であった。HCVウイル
ス粒子の高速遠心分離では、ペレット中のウイルス粒子
の回収率は増加しなかった。ポリエチレングリコール
(PEG)沈殿によりHCVウイルス粒子を濃縮できる
可能性がまず検討された。3%PEG、145mM Na
Clおよび低速遠心分離を使用して、ペレット中に総ウ
イルスの約50%が回収されたため、これは部分的に成
功であった。より高濃度のPEGの使用は、ペレット中
のウイルスの回収を上昇させたが、溶解試薬中のペレッ
トの再懸濁は、非常に困難であった。さらに周波数が高
い場合に、PCR反応の阻害が観察された。大量の溶解
試薬の使用とエタノールの完全な除去は、PCR反応の
阻害を排除するのに重要な因子であった。PEG沈殿測
定法を使用すると、HIV RNAとHCV RNAに
ついて試験した50の供与血液のうち20以下のプール
で、PCR反応の阻害は観察されなかった。これらの結
果は、残存PEGはPCR反応を阻害せず、阻害活性を
有する血漿は、血液ドナーの集団中で低頻度であるか、
またはPEG沈殿は、血漿成分を排除することで阻害活
性を除去していることを示している(ショックメル(S
chockmel)ら、J.ofAcquired I
mmune Deficiency Syndrome
and Human Retrovirology,1
997,14:179)。さらにプールした試料の試験
はバックグランドレベルを上昇させない。いつも陽性と
陰性結果の間の明瞭なカットオフが観察された。
【0044】PCRベースのスクリーニング法の主要な
関心は、特異的抗体が存在しない場合のウイルス核酸を
有する血漿試料の同定である。これらの試料は、主に急
性感染を有する個人からの血清転換前の試料に対応する
(デ・サウスレ(De Saussure)ら、Tra
nsfusion,1993,33:164;エム・ピ
ー・ブッシュ(Busch MP)、Vox San
g,1994,67(増刊3):13;エム・ピー・ブ
ッシュ(Busch MP)とジー・エー・サテン(S
atten GA)、Am.J.Med.,1997,
102:117)。8人の個人の血清転換前の試料はH
CV RNA陽性であり、抗HCV抗体は検出されなか
った。これらの試料をプールに導入すると、本発明のP
EG測定法は、5,000コピー/ml未満のRNAを有
する3つのプール試料を含む、これらのすべてを検出し
た。これは、HCVウイルス粒子への特異的抗体の結合
は、ウイルス粒子のPEG沈殿の必要条件ではないこと
を示している。HCVの血清転換前の試料のいくつか
に、予想外に低濃度のHCV RNAが観察された。例
に示す結果は、PCRベースのプール測定法によるHC
V血清転換の検出のために非常に好感度の測定法が必要
であることを示している。血清転換前の試料で高レベル
のHIV−1 RNAが全体に報告されている(エム・
ピー・ブッシュ(Busch MP)とジー・エー・サ
テン(Satten GA)、Am.J.Med.,1
997,102:117;キンロッチ−デ・ロエス(K
inloch−de Loes)ら、N.Engl.
J.Med.,1995,333:408;バウムバー
ガー(Baumberger)ら、AIDS,199
3,7(増刊2):59)ため、HIV−1 RNA検
出の問題は別であった。血液中のウイルス核酸の最小検
出レベルと最小感染量の関係は決定的に重要な問題であ
ることに注目されたい。
関心は、特異的抗体が存在しない場合のウイルス核酸を
有する血漿試料の同定である。これらの試料は、主に急
性感染を有する個人からの血清転換前の試料に対応する
(デ・サウスレ(De Saussure)ら、Tra
nsfusion,1993,33:164;エム・ピ
ー・ブッシュ(Busch MP)、Vox San
g,1994,67(増刊3):13;エム・ピー・ブ
ッシュ(Busch MP)とジー・エー・サテン(S
atten GA)、Am.J.Med.,1997,
102:117)。8人の個人の血清転換前の試料はH
CV RNA陽性であり、抗HCV抗体は検出されなか
った。これらの試料をプールに導入すると、本発明のP
EG測定法は、5,000コピー/ml未満のRNAを有
する3つのプール試料を含む、これらのすべてを検出し
た。これは、HCVウイルス粒子への特異的抗体の結合
は、ウイルス粒子のPEG沈殿の必要条件ではないこと
を示している。HCVの血清転換前の試料のいくつか
に、予想外に低濃度のHCV RNAが観察された。例
に示す結果は、PCRベースのプール測定法によるHC
V血清転換の検出のために非常に好感度の測定法が必要
であることを示している。血清転換前の試料で高レベル
のHIV−1 RNAが全体に報告されている(エム・
ピー・ブッシュ(Busch MP)とジー・エー・サ
テン(Satten GA)、Am.J.Med.,1
997,102:117;キンロッチ−デ・ロエス(K
inloch−de Loes)ら、N.Engl.
J.Med.,1995,333:408;バウムバー
ガー(Baumberger)ら、AIDS,199
3,7(増刊2):59)ため、HIV−1 RNA検
出の問題は別であった。血液中のウイルス核酸の最小検
出レベルと最小感染量の関係は決定的に重要な問題であ
ることに注目されたい。
【0045】別の関心事は、ウイルスのサブタイプの多
様性である。この意味で、PCRベースの測定法の標的
であるゲノム領域は、多様なウイルス株中で高度に保存
されなければならない。HCVゲノムの高度に保存され
た5’非翻訳領域に存在するプライマーの選択は、後述
の例に示すように大多数のHCVサブタイプの検出を可
能にする(バック(Buck)ら、Proc.Nat
l.Acad.Sci.USA,1992,89:18
7;ヤング(Young)ら、J.Clin.Micr
obiol.,1993,31:882)。HIVサブ
タイプの検出は、HIV−1増幅のためのプライマーが
得られるgag遺伝子中に高い変動が報告されているた
め、より問題が多い(マイアーズ(Myers)ら、理
論生物学と生物物理(Theoretical Bio
logy and Biophysics)、ロスアラ
モス国立研究所(Los Alamos Nation
alLaboratory)、ロスアラモス、ニューメ
キシコ州、米国、1995)。さらに複数のクレードか
ら得られた遺伝子領域を有する組換えHIVウイルス株
が、最近観察されている(ジアズ(Diaz)ら、19
95,J.Virol.69:3273)。最近、アン
プリコア(AMPLICOR)(登録商標)HIVモニ
ター試験(HIV Monitor Test)中の大
多数のHIV−1サブタイプの検出を可能にする新しい
プライマーの実現により、特定のHIV−1サブタイプ
を見逃すリスクが減少した(ミチェル(Michae
l)ら、レトロウイルスと日和見感染についての第4回
会議(IV Conference on Retro
viruses and Opportunistic
Infections)、ワシントン・ディー・シー、
(抄録279)、1997)。しかし、HIV−1の遺
伝的進化の絶え間ない世界的評価に注目すべきである。
様性である。この意味で、PCRベースの測定法の標的
であるゲノム領域は、多様なウイルス株中で高度に保存
されなければならない。HCVゲノムの高度に保存され
た5’非翻訳領域に存在するプライマーの選択は、後述
の例に示すように大多数のHCVサブタイプの検出を可
能にする(バック(Buck)ら、Proc.Nat
l.Acad.Sci.USA,1992,89:18
7;ヤング(Young)ら、J.Clin.Micr
obiol.,1993,31:882)。HIVサブ
タイプの検出は、HIV−1増幅のためのプライマーが
得られるgag遺伝子中に高い変動が報告されているた
め、より問題が多い(マイアーズ(Myers)ら、理
論生物学と生物物理(Theoretical Bio
logy and Biophysics)、ロスアラ
モス国立研究所(Los Alamos Nation
alLaboratory)、ロスアラモス、ニューメ
キシコ州、米国、1995)。さらに複数のクレードか
ら得られた遺伝子領域を有する組換えHIVウイルス株
が、最近観察されている(ジアズ(Diaz)ら、19
95,J.Virol.69:3273)。最近、アン
プリコア(AMPLICOR)(登録商標)HIVモニ
ター試験(HIV Monitor Test)中の大
多数のHIV−1サブタイプの検出を可能にする新しい
プライマーの実現により、特定のHIV−1サブタイプ
を見逃すリスクが減少した(ミチェル(Michae
l)ら、レトロウイルスと日和見感染についての第4回
会議(IV Conference on Retro
viruses and Opportunistic
Infections)、ワシントン・ディー・シー、
(抄録279)、1997)。しかし、HIV−1の遺
伝的進化の絶え間ない世界的評価に注目すべきである。
【0046】以下に示す本発明の例は、例示目的のみで
あり、決して本発明の範囲を限定するものではない。前
述の説明と以下の例を読んだ後に、例の指針に従えば本
発明の範囲内で本発明の多くの実施態様が可能であるこ
とが当業者には明らかであろう。
あり、決して本発明の範囲を限定するものではない。前
述の説明と以下の例を読んだ後に、例の指針に従えば本
発明の範囲内で本発明の多くの実施態様が可能であるこ
とが当業者には明らかであろう。
【0047】例1 この例では、プールした血漿中のHIV、HBV、およ
びHCVの検出のための好適なプロトコルが記載され
る。変更が添付の請求項の範囲内にある限り、このプロ
トコルの変更が可能性であることを理解すべきである。
そのような変更は特許請求された本発明の範囲内であ
る。
びHCVの検出のための好適なプロトコルが記載され
る。変更が添付の請求項の範囲内にある限り、このプロ
トコルの変更が可能性であることを理解すべきである。
そのような変更は特許請求された本発明の範囲内であ
る。
【0048】プロトコル 1. RNAを添加したかまたは添加していない5000
μlの血漿プール、270μlの3M NaClおよび
320μlの50%PEG6000(例えば、フルカ
(Fluka)81304)水溶液を、15mlの無菌試
験管(例えば、ファルコンチューブ#2097のような
円錐ポリプロピレン管;ベクトンディッキンソン社(B
ecton Dickinson Co.)から入手で
きる)に加える; 2. 混合し、氷上で30分インキュベートする; 3. 5,000rpm で4℃で30分遠心分離する(例え
ば、ヘラエウスミニフュージ(Heraeus min
ifuge)GL); 4. 上清を捨てる(例えば、ディスポのパスツールピペ
ットで); 5. 2.5mlの溶解緩衝液(60mMトリス/塩酸(pH
7.5)、68%(w/v)チオシアン酸グアニジン、3%
(w/v) ジチオスレイトール)に再懸濁する; 6. 37℃で10分インキュベートする(例えば、標準
的インキュベーターまたは水浴中で); 7. 2.6mlのイソプロパノールを加える(メタノー
ル、エタノール、プロパノール、ならびにブタノール、
ペンタノール、およびヘキサノールの液体型[室温で]
のような他アルコールも使用できる); 8. 室温で2分インキュベートする(約15〜25
℃); 9. 5,000rpm で室温で15分遠心分離する(例え
ば、ヘラエウスミニフュージ(Heraeus min
ifuge)GL); 10. 上清を捨てる; 11. 70%(v/v)エタノール水溶液1mlを加える(エタ
ノールの代わりに、メタノール、プロパノール、イソプ
ロパノール、ならびにブタノール、ペンタノール、およ
びヘキサノールの液体型[室温で]のような他アルコー
ルも使用できる); 12.2mlの試験管に移し(例えば、サルステット(Sa
rstedt)、No.72.693.105のような
キャップのついた無菌試験管); 13. 15,000rpm で室温で5分遠心分離する(例え
ば、エッペンドルフ5415遠心分離機); 14. 上清を捨てる; 15. 55μlのHIV試料希釈液[10mMトリス−塩
酸、0.1mM EDTA、20μg/ml poly rA
RNA、0.05%(w/v) アジ化ナトリウム]を加
え、ペレットを再懸濁する; 16. 再懸濁したペレット25μlを取り、25μlの試
料希釈液を加える; 17. この混合物50μlを、HIVの増幅と検出に使用
する; 18. 工程15からの再懸濁したペレット25μlを取
り、25μlの2xHCV試料希釈液(100mMビシン
(Bicine)、200mM酢酸カリウム、14mM酢酸
マンガン(II)、0.05%(w/v) アジ化ナトリウム)
を加える; 19. この混合物50μlを、HCVの増幅と検出に使用
する。
μlの血漿プール、270μlの3M NaClおよび
320μlの50%PEG6000(例えば、フルカ
(Fluka)81304)水溶液を、15mlの無菌試
験管(例えば、ファルコンチューブ#2097のような
円錐ポリプロピレン管;ベクトンディッキンソン社(B
ecton Dickinson Co.)から入手で
きる)に加える; 2. 混合し、氷上で30分インキュベートする; 3. 5,000rpm で4℃で30分遠心分離する(例え
ば、ヘラエウスミニフュージ(Heraeus min
ifuge)GL); 4. 上清を捨てる(例えば、ディスポのパスツールピペ
ットで); 5. 2.5mlの溶解緩衝液(60mMトリス/塩酸(pH
7.5)、68%(w/v)チオシアン酸グアニジン、3%
(w/v) ジチオスレイトール)に再懸濁する; 6. 37℃で10分インキュベートする(例えば、標準
的インキュベーターまたは水浴中で); 7. 2.6mlのイソプロパノールを加える(メタノー
ル、エタノール、プロパノール、ならびにブタノール、
ペンタノール、およびヘキサノールの液体型[室温で]
のような他アルコールも使用できる); 8. 室温で2分インキュベートする(約15〜25
℃); 9. 5,000rpm で室温で15分遠心分離する(例え
ば、ヘラエウスミニフュージ(Heraeus min
ifuge)GL); 10. 上清を捨てる; 11. 70%(v/v)エタノール水溶液1mlを加える(エタ
ノールの代わりに、メタノール、プロパノール、イソプ
ロパノール、ならびにブタノール、ペンタノール、およ
びヘキサノールの液体型[室温で]のような他アルコー
ルも使用できる); 12.2mlの試験管に移し(例えば、サルステット(Sa
rstedt)、No.72.693.105のような
キャップのついた無菌試験管); 13. 15,000rpm で室温で5分遠心分離する(例え
ば、エッペンドルフ5415遠心分離機); 14. 上清を捨てる; 15. 55μlのHIV試料希釈液[10mMトリス−塩
酸、0.1mM EDTA、20μg/ml poly rA
RNA、0.05%(w/v) アジ化ナトリウム]を加
え、ペレットを再懸濁する; 16. 再懸濁したペレット25μlを取り、25μlの試
料希釈液を加える; 17. この混合物50μlを、HIVの増幅と検出に使用
する; 18. 工程15からの再懸濁したペレット25μlを取
り、25μlの2xHCV試料希釈液(100mMビシン
(Bicine)、200mM酢酸カリウム、14mM酢酸
マンガン(II)、0.05%(w/v) アジ化ナトリウム)
を加える; 19. この混合物50μlを、HCVの増幅と検出に使用
する。
【0049】上記方法をHCV、HIV、およびHBV
のためのアンプリコア(AMPLICOR)(登録商
標)試験キットを用いる標準的方法と組合せると、プー
ルした試料中のHCV、HIV、およびHBVの特異的
検出が可能になる。
のためのアンプリコア(AMPLICOR)(登録商
標)試験キットを用いる標準的方法と組合せると、プー
ルした試料中のHCV、HIV、およびHBVの特異的
検出が可能になる。
【0050】工程1に関して、試料投入量は、沈殿によ
ってのみ増幅を阻害する可能性のある物質を除去できる
という意味で重要であることに注意すべきである。この
好適な濃度の塩の添加は、HCVの沈殿には決定的に重
要である。HCV核酸の回収は、PEGと塩の非存在下
で25,000xgで1時間遠心分離後は50%未満で
あった。異なる濃度の異なるタイプのPEGを使用する
こともできる。しかしPEGの分子量および/またはそ
の濃度を変化させると、沈殿を助けるために加えられる
塩のタイプおよび/または濃度を変化させる必要も生じ
ることに注意すべきである。プールした試料から沈殿さ
れるウイルスが前記のものと異なる場合は、これらのウ
イルスに関してPEGや塩の濃度を最適にすることが必
要になることもある。
ってのみ増幅を阻害する可能性のある物質を除去できる
という意味で重要であることに注意すべきである。この
好適な濃度の塩の添加は、HCVの沈殿には決定的に重
要である。HCV核酸の回収は、PEGと塩の非存在下
で25,000xgで1時間遠心分離後は50%未満で
あった。異なる濃度の異なるタイプのPEGを使用する
こともできる。しかしPEGの分子量および/またはそ
の濃度を変化させると、沈殿を助けるために加えられる
塩のタイプおよび/または濃度を変化させる必要も生じ
ることに注意すべきである。プールした試料から沈殿さ
れるウイルスが前記のものと異なる場合は、これらのウ
イルスに関してPEGや塩の濃度を最適にすることが必
要になることもある。
【0051】工程5に関して、大量の溶解緩衝液に再懸
濁することは、これは沈殿剤(PEG)を除去すること
を助けるため、決定的に重要なことに注意すべきであ
る。容量が1mlより少ない場合は、PCR反応の部分的
または完全な阻害が起きることもある。
濁することは、これは沈殿剤(PEG)を除去すること
を助けるため、決定的に重要なことに注意すべきであ
る。容量が1mlより少ない場合は、PCR反応の部分的
または完全な阻害が起きることもある。
【0052】工程15に記載の条件は、HCVを検出す
るのに特に適している。さらにHCVに対する試験を行
う場合は、後者の溶液は、2倍濃度で加えられる。HC
Vのみを試験する場合は、ペレットはHCV試料希釈液
[50mMビシン(Bicine)、100mM酢酸カリウ
ム、7mM酢酸マンガン(II)、0.05%(w/v) アジ化
ナトリウム]に直接再懸濁してもよい。この容量は、標
準的アンプリコア(AMPLICOR)(登録商標)モ
ニター法中の容量(1ml/100μl血清)より、投入
試料量(55μl/5ml血清)と比較するとはるかに少
ない。その結果、PCRを開始するのに5μlの代わり
に、5mlの出発容量に等しい量が使用される。このた
め、多くの試料のプールではなく、1つの試料を使用す
る時の感度は1000倍上昇する。もちろん多くの試料
をプールすると、個々の試料に比較して感度は低下す
る。
るのに特に適している。さらにHCVに対する試験を行
う場合は、後者の溶液は、2倍濃度で加えられる。HC
Vのみを試験する場合は、ペレットはHCV試料希釈液
[50mMビシン(Bicine)、100mM酢酸カリウ
ム、7mM酢酸マンガン(II)、0.05%(w/v) アジ化
ナトリウム]に直接再懸濁してもよい。この容量は、標
準的アンプリコア(AMPLICOR)(登録商標)モ
ニター法中の容量(1ml/100μl血清)より、投入
試料量(55μl/5ml血清)と比較するとはるかに少
ない。その結果、PCRを開始するのに5μlの代わり
に、5mlの出発容量に等しい量が使用される。このた
め、多くの試料のプールではなく、1つの試料を使用す
る時の感度は1000倍上昇する。もちろん多くの試料
をプールすると、個々の試料に比較して感度は低下す
る。
【0053】例1の方法は、5mlのプールした血漿中の
約100コピーのHCV核酸を再現性良く検出すること
を可能にする。HCV核酸の回収率は、70〜100%
の間であると計算される(1ml当たり8000コピーの
HCV核酸を含有する出発血漿を、まず標準的HCVア
ンプリコア(AMPLICOR)(登録商標)試験で試
験し、次に試料を400倍希釈した後再試験した方法に
基づく)。
約100コピーのHCV核酸を再現性良く検出すること
を可能にする。HCV核酸の回収率は、70〜100%
の間であると計算される(1ml当たり8000コピーの
HCV核酸を含有する出発血漿を、まず標準的HCVア
ンプリコア(AMPLICOR)(登録商標)試験で試
験し、次に試料を400倍希釈した後再試験した方法に
基づく)。
【0054】本発明の測定法は、HCVを検出するため
の任意の方法に特に有用である。高速遠心分離(50,
000gを60分)してもペレット中のHCVウイルス
粒子は濃縮されないことが観察された。従って、ウイル
ス粒子を溶解する前に、ポリエチレングリコール(PE
G)、NaCl沈殿法を最初の工程として行った。最大
の回収率と簡便なペレット再懸濁を達成するのに必要な
PEGとNaClの最適濃度を評価した。血漿プールへ
の3%PEGと145mM NaClの添加が最適である
ことがわかった。50の選択していない供与血液100
μlを含有する15のプールについて、定量的検出測定
法(アンプリコア(AMPLICOR)(登録商標)H
CVモニター(HCV Monitor))を使用し
て、PCR反応の阻害の可能性を評価した。
の任意の方法に特に有用である。高速遠心分離(50,
000gを60分)してもペレット中のHCVウイルス
粒子は濃縮されないことが観察された。従って、ウイル
ス粒子を溶解する前に、ポリエチレングリコール(PE
G)、NaCl沈殿法を最初の工程として行った。最大
の回収率と簡便なペレット再懸濁を達成するのに必要な
PEGとNaClの最適濃度を評価した。血漿プールへ
の3%PEGと145mM NaClの添加が最適である
ことがわかった。50の選択していない供与血液100
μlを含有する15のプールについて、定量的検出測定
法(アンプリコア(AMPLICOR)(登録商標)H
CVモニター(HCV Monitor))を使用し
て、PCR反応の阻害の可能性を評価した。
【0055】
【表1】
【0056】表1は、既知のHCV RNAコピー数を
含有する血漿の添加有りおよび無しで試験した15のプ
ールの結果を示す。表では以下の略語を使用する:OD
は、光学密度を意味する(アンプリコア(AMPLIC
OR)(登録商標)HIVモニター(HIV Moni
tor))、IQSは、内部定量標準物質を意味し、D
Fは検出法の希釈倍率を意味する。試験した15のプー
ルのすべては、HCVRNAが陰性(OD HCV<
0.2)であり、既知数のHCV RNAコピーを含有
するすべてプール(5,000〜45コピー/5ml)は
陽性であった。750の供与血液の血漿試料を含む30
のPCR反応で、内部HCV定量標準物質(IQS)の
OD値が示すように、PCR反応の阻害は観察されなか
った。
含有する血漿の添加有りおよび無しで試験した15のプ
ールの結果を示す。表では以下の略語を使用する:OD
は、光学密度を意味する(アンプリコア(AMPLIC
OR)(登録商標)HIVモニター(HIV Moni
tor))、IQSは、内部定量標準物質を意味し、D
Fは検出法の希釈倍率を意味する。試験した15のプー
ルのすべては、HCVRNAが陰性(OD HCV<
0.2)であり、既知数のHCV RNAコピーを含有
するすべてプール(5,000〜45コピー/5ml)は
陽性であった。750の供与血液の血漿試料を含む30
のPCR反応で、内部HCV定量標準物質(IQS)の
OD値が示すように、PCR反応の阻害は観察されなか
った。
【0057】5mlプール中のHCV RNA検出のため
のPEG法の感度限界を、定量検出法を使用して評価し
た(コバス(Cobas)アンプリコア(AMPLIC
OR)(登録商標)HCV試験(HCV Tes
t))。この測定法の感度は約100HCV RNAコ
ピー/mlであり、これは定量測定法より少なくとも10
倍低い。図1は、HCV RNAコピー/プールの投入
量に従うHCV RNA陽性プールの割合を示す。2つ
の実験で使用したHCV RNA陽性血漿は、4つの希
釈で二重測定で定量し、平均HCV RNAレベルは2
3,300コピー/mlであった(範囲、16,340〜
30,210)。この患者は、HCV遺伝子型4hに感
染していた。それぞれ10および3.3のHCV RN
Aコピーを含有する5mlプールのすべて多重測定物(1
0/10および14/14)、1.1コピーを含有する
13/14多重測定物、および0.37コピーを含有す
る2/14多重測定物は陽性であり、0.12コピーを
有する多重測定物はいずれも陽性ではなかった。試験し
た58プールにおいて内部対照(IC)のOD値は3.
0を超えていたため、PCR反応の阻害は観察されなか
った。試験した各プールでHIV−1 RNAも添加し
た(最初の実験については、1,000コピー/プー
ル、および第2の実験については、100コピー/プー
ル)。試験したすべての58プールは陽性であった。1
00のHIV−1 RNAコピーの投入は、1/1希釈
倍率(DF)で2.056〜0.219(1/125D
F)の範囲のOD HIVでいつも明瞭に検出され、P
CR反応の阻害は観察されなかった(OD IQS>
3.5)。
のPEG法の感度限界を、定量検出法を使用して評価し
た(コバス(Cobas)アンプリコア(AMPLIC
OR)(登録商標)HCV試験(HCV Tes
t))。この測定法の感度は約100HCV RNAコ
ピー/mlであり、これは定量測定法より少なくとも10
倍低い。図1は、HCV RNAコピー/プールの投入
量に従うHCV RNA陽性プールの割合を示す。2つ
の実験で使用したHCV RNA陽性血漿は、4つの希
釈で二重測定で定量し、平均HCV RNAレベルは2
3,300コピー/mlであった(範囲、16,340〜
30,210)。この患者は、HCV遺伝子型4hに感
染していた。それぞれ10および3.3のHCV RN
Aコピーを含有する5mlプールのすべて多重測定物(1
0/10および14/14)、1.1コピーを含有する
13/14多重測定物、および0.37コピーを含有す
る2/14多重測定物は陽性であり、0.12コピーを
有する多重測定物はいずれも陽性ではなかった。試験し
た58プールにおいて内部対照(IC)のOD値は3.
0を超えていたため、PCR反応の阻害は観察されなか
った。試験した各プールでHIV−1 RNAも添加し
た(最初の実験については、1,000コピー/プー
ル、および第2の実験については、100コピー/プー
ル)。試験したすべての58プールは陽性であった。1
00のHIV−1 RNAコピーの投入は、1/1希釈
倍率(DF)で2.056〜0.219(1/125D
F)の範囲のOD HIVでいつも明瞭に検出され、P
CR反応の阻害は観察されなかった(OD IQS>
3.5)。
【0058】5mlプール中のHIV−1 RNA検出の
ためのPEG法の感度限界を、HIV−1 RNA陽性
血漿の希釈物を使用して評価した(図2)。試料は2つ
の希釈で二重測定で定量し、平均HIV RNAレベル
は、40,000コピー/mlであった(範囲、35,8
00〜49,450)。300および100のHIVR
NAコピーを含有する5mlプールのすべて、および33
のHIV−1 RNAコピーを含有する2/5多重測定
物は陽性であった。試験した各プールでHCV−1 R
NAも添加し(100コピー/プール)、試験したすべ
ての15プールは陽性であった。PCR反応の阻害は観
察されなかった(OD HIV−1IQS>3.0およ
びOD HCV IC>3.7)。
ためのPEG法の感度限界を、HIV−1 RNA陽性
血漿の希釈物を使用して評価した(図2)。試料は2つ
の希釈で二重測定で定量し、平均HIV RNAレベル
は、40,000コピー/mlであった(範囲、35,8
00〜49,450)。300および100のHIVR
NAコピーを含有する5mlプールのすべて、および33
のHIV−1 RNAコピーを含有する2/5多重測定
物は陽性であった。試験した各プールでHCV−1 R
NAも添加し(100コピー/プール)、試験したすべ
ての15プールは陽性であった。PCR反応の阻害は観
察されなかった(OD HIV−1IQS>3.0およ
びOD HCV IC>3.7)。
【0059】PEG沈殿後のペレットと上清の間のHC
V RNAの分離を、定量検出測定法を使用して評価し
た(表2)。HCV感染が確立している1人の個人
(K)および3人の血清転換前の個人(S1、S2、S
4)からの既知のHCV RNAコピー数を有する4つ
の異なる血漿試料を使用して、50の供与血液の血漿1
00μlを含有する5mlのプールに加えた。PEG沈殿
後の上清中のHCV RNAのHCV RNAの濃度
を、100μlの上清を使用して、標準的方法(アンプ
リコア(AMPLICOR)(登録商標)HCVモニタ
ー(HCV Monitor))で評価した。HCV
RNAの総回収率(ペレット+上清)は、53〜132
%で変動し、ペレット中のHCV RNAの回収率は4
0〜68%で変動した。確立したHCV感染と血清転換
前試料についても同様のHCV RNA回収率が観察さ
れた。試料Kで使用したHCV株の遺伝子型は、1aで
ある。試料S1、S2、S4のHCV遺伝子型は、表3
に示す。この実験では、試料S1は1/10希釈で使用
した。
V RNAの分離を、定量検出測定法を使用して評価し
た(表2)。HCV感染が確立している1人の個人
(K)および3人の血清転換前の個人(S1、S2、S
4)からの既知のHCV RNAコピー数を有する4つ
の異なる血漿試料を使用して、50の供与血液の血漿1
00μlを含有する5mlのプールに加えた。PEG沈殿
後の上清中のHCV RNAのHCV RNAの濃度
を、100μlの上清を使用して、標準的方法(アンプ
リコア(AMPLICOR)(登録商標)HCVモニタ
ー(HCV Monitor))で評価した。HCV
RNAの総回収率(ペレット+上清)は、53〜132
%で変動し、ペレット中のHCV RNAの回収率は4
0〜68%で変動した。確立したHCV感染と血清転換
前試料についても同様のHCV RNA回収率が観察さ
れた。試料Kで使用したHCV株の遺伝子型は、1aで
ある。試料S1、S2、S4のHCV遺伝子型は、表3
に示す。この実験では、試料S1は1/10希釈で使用
した。
【0060】
【表2】
【0061】複合体を形成する抗体の存在がウイルスを
沈殿させる能力に影響するかどうかを調べるために、8
人の患者の血清転換前試料(HCV RNA陽性、抗H
CV抗体陰性)を使用して5mlのプールで分析した。8
つの血清転換前試料の10倍希釈物を使用して、5mlの
プールに加えた。
沈殿させる能力に影響するかどうかを調べるために、8
人の患者の血清転換前試料(HCV RNA陽性、抗H
CV抗体陰性)を使用して5mlのプールで分析した。8
つの血清転換前試料の10倍希釈物を使用して、5mlの
プールに加えた。
【0062】
【表3】
【0063】表3は、血清転換前試料の希釈に従う陽性
プールの数を示す。血清転換前試料のHCV RNAレ
ベルを二重測定で測定し、1,250〜762,000
コピー/mlで変動した。未希釈血漿試料100μlを使
用して、HCV RNAレベルの最も低い3つの血清転
換前試料(S3、S4、S5)は二重測定で陽性であ
り、1/2多重測定は1/10希釈で陽性であった(投
入量10μl/プール)。すべての他の血清転換前試料
は、二重測定で1/100希釈で絶えず検出された。希
釈分析に基づき、試験した異なるHCV遺伝子型(1
a、2a/c、3a、3c、4c/d、4h)の間でH
CV RNA検出限界の差は観察されなかった。
プールの数を示す。血清転換前試料のHCV RNAレ
ベルを二重測定で測定し、1,250〜762,000
コピー/mlで変動した。未希釈血漿試料100μlを使
用して、HCV RNAレベルの最も低い3つの血清転
換前試料(S3、S4、S5)は二重測定で陽性であ
り、1/2多重測定は1/10希釈で陽性であった(投
入量10μl/プール)。すべての他の血清転換前試料
は、二重測定で1/100希釈で絶えず検出された。希
釈分析に基づき、試験した異なるHCV遺伝子型(1
a、2a/c、3a、3c、4c/d、4h)の間でH
CV RNA検出限界の差は観察されなかった。
【0064】例2 供与血液のプール 血液供与志願者から7mlのEDTA試験管に全血を採取
し(輸血センター、ジュネーブ大学病院(Geneva
University Hospital))、1,
000gで室温で10分遠心分離して血漿を分離した。
各血漿2mlを使用して、50の供与血液のプールを作成
し、このプールを再度1,000gで10分遠心分離し
た。5mlのプールと各血漿のアリコートを4時間以内に
−75℃で保存した。試験プロトコルは、地域の倫理委
員会で承認された。既知のRNAコピー数を有するHC
VまたはHIV−1陽性血漿の希釈物をプールに加え
て、PCRベースのプール測定法の感度を評価した。
し(輸血センター、ジュネーブ大学病院(Geneva
University Hospital))、1,
000gで室温で10分遠心分離して血漿を分離した。
各血漿2mlを使用して、50の供与血液のプールを作成
し、このプールを再度1,000gで10分遠心分離し
た。5mlのプールと各血漿のアリコートを4時間以内に
−75℃で保存した。試験プロトコルは、地域の倫理委
員会で承認された。既知のRNAコピー数を有するHC
VまたはHIV−1陽性血漿の希釈物をプールに加え
て、PCRベースのプール測定法の感度を評価した。
【0065】血清転換患者 連続的試料から抗HCV抗体陰性(アキシム(Axsy
m)3.0、アボットラボラトリーズ(Abbott
Laboratories)、アボットパーク(Abb
ott Park)、イリノイ州)とHCV RNA陽
性(アンプリコア(AMPLICOR)(登録商標)H
CV試験(HCV Test))の血漿試料を、我々の
−75℃血漿コレクションから選択した。
m)3.0、アボットラボラトリーズ(Abbott
Laboratories)、アボットパーク(Abb
ott Park)、イリノイ州)とHCV RNA陽
性(アンプリコア(AMPLICOR)(登録商標)H
CV試験(HCV Test))の血漿試料を、我々の
−75℃血漿コレクションから選択した。
【0066】試料調製 HCV RNAとHIV−1 RNAの抽出は、製造業
者の説明書(アンプリコア(AMPLICOR)(登録
商標)モニター(Monitor))に従って行ったが
若干の修飾を加え、まずウイルス粒子の溶解の前にポリ
エチレングリコール(PEG)沈殿工程を、そして第2
にPCR反応中の抽出RNAの投入量を上げるために試
薬容量を変化させた。簡単に説明すると、145mM N
aClと3% PEG(PEG6000溶液、フルカ
(Fluka)、ブックス(Buchs)、スイス)
を、15ml試験管(ファルコン(Falcon)、ベク
トンディッキンソン(Becton Dickinso
n)、リンカーンパーク(Lincoln Par
k)、ニュージャージー州)中の5mlのプールに加え
た。試験管を氷上で30分インキュベートし、次に1,
500gで4℃で30分遠心分離した。上清を除去し、
ペレットを再度2.5mlの溶解試薬(コバス(Coba
s)アンプリコア(AMPLICOR)(登録商標)H
CV)に再懸濁し、室温で10分維持した。2.6mlの
イソプロパノールを添加後、試験管を1,500gで室
温で15分遠心分離した。ペレットを1mlの70%エタ
ノールに再懸濁し、1.5mlの試験管(サルステット
(Sarstedt)、セヴェレン(Sevele
n)、スイス)に移し、12,500rpm で室温で5分
遠心分離した。ディスポのパスツールピペットを使用し
てエタノールを完全に除去し、試験管を15分オープン
にして微量のエタノールを除去した。ペレットを、55
μlのHIV試料希釈液(アンプリコア(AMPLIC
OR)(登録商標)HIVモニター(HIV Moni
tor))に再懸濁した。
者の説明書(アンプリコア(AMPLICOR)(登録
商標)モニター(Monitor))に従って行ったが
若干の修飾を加え、まずウイルス粒子の溶解の前にポリ
エチレングリコール(PEG)沈殿工程を、そして第2
にPCR反応中の抽出RNAの投入量を上げるために試
薬容量を変化させた。簡単に説明すると、145mM N
aClと3% PEG(PEG6000溶液、フルカ
(Fluka)、ブックス(Buchs)、スイス)
を、15ml試験管(ファルコン(Falcon)、ベク
トンディッキンソン(Becton Dickinso
n)、リンカーンパーク(Lincoln Par
k)、ニュージャージー州)中の5mlのプールに加え
た。試験管を氷上で30分インキュベートし、次に1,
500gで4℃で30分遠心分離した。上清を除去し、
ペレットを再度2.5mlの溶解試薬(コバス(Coba
s)アンプリコア(AMPLICOR)(登録商標)H
CV)に再懸濁し、室温で10分維持した。2.6mlの
イソプロパノールを添加後、試験管を1,500gで室
温で15分遠心分離した。ペレットを1mlの70%エタ
ノールに再懸濁し、1.5mlの試験管(サルステット
(Sarstedt)、セヴェレン(Sevele
n)、スイス)に移し、12,500rpm で室温で5分
遠心分離した。ディスポのパスツールピペットを使用し
てエタノールを完全に除去し、試験管を15分オープン
にして微量のエタノールを除去した。ペレットを、55
μlのHIV試料希釈液(アンプリコア(AMPLIC
OR)(登録商標)HIVモニター(HIV Moni
tor))に再懸濁した。
【0067】HCV RNAとHIV−1 RNAの増
幅と検出 HCV PCR反応のために、25μlの抽出試料を2
5μlのHCV試料希釈液(2X)(2Xの内部対照
(IC)を含有)と50μlのHCVマスターミックス
と混合した。HCV RNAの増幅サイクルと検出は、
PCRと検出工程の完全な自動化を提供するコバス(C
obas)装置の製造業者の説明書に従って行った。H
IV−1 PCR反応のために、25μlの抽出試料を
25μlのHIV試料希釈液と50μlのHIVマスタ
ーミックスと混合した。PCRは、アンプリコア(AM
PLICOR)(登録商標)HIVモニター(HIV
Monitor)を使用して、製造業者の説明書に従っ
て行ったが、増幅サイクルの数を36から40に増やし
た。内部HIV定量標準物質(IQS)を溶解試薬に加
えた(試料当たり6.6μlのIQS)。これは、精製
工程中のRNAの回収率の調節を可能にする。
幅と検出 HCV PCR反応のために、25μlの抽出試料を2
5μlのHCV試料希釈液(2X)(2Xの内部対照
(IC)を含有)と50μlのHCVマスターミックス
と混合した。HCV RNAの増幅サイクルと検出は、
PCRと検出工程の完全な自動化を提供するコバス(C
obas)装置の製造業者の説明書に従って行った。H
IV−1 PCR反応のために、25μlの抽出試料を
25μlのHIV試料希釈液と50μlのHIVマスタ
ーミックスと混合した。PCRは、アンプリコア(AM
PLICOR)(登録商標)HIVモニター(HIV
Monitor)を使用して、製造業者の説明書に従っ
て行ったが、増幅サイクルの数を36から40に増やし
た。内部HIV定量標準物質(IQS)を溶解試薬に加
えた(試料当たり6.6μlのIQS)。これは、精製
工程中のRNAの回収率の調節を可能にする。
【0068】HCV検出の光学密度(OD)が0.2を
超えICのODが0.2を超え、そしてHIV検出のO
Dが0.2を超え、IQSのODが0.3を超えた時、
試料は陽性であると見なした。
超えICのODが0.2を超え、そしてHIV検出のO
Dが0.2を超え、IQSのODが0.3を超えた時、
試料は陽性であると見なした。
【0069】各試料のHCV RNAとHIV−1 R
NAレベルの定量は、アンプリコア(AMPLICO
R)(登録商標)モニター(Monitor)(ロッシ
ュ(Roche))を使用して製造業者の説明書に従っ
て行った。
NAレベルの定量は、アンプリコア(AMPLICO
R)(登録商標)モニター(Monitor)(ロッシ
ュ(Roche))を使用して製造業者の説明書に従っ
て行った。
【0070】HCV遺伝子型 HCV遺伝子型とサブタイプは、アンプリコア(AMP
LICOR)(登録商標)HCVシステムで増幅後、市
販のアッセイ(イノ−リパ(INNO−LiPA)HC
V II、イノゲネティクス社(Innogenetic
s N.V.)、ジンドレヒト(Zwijndrech
t)、ベルギー)を使用して評価した。
LICOR)(登録商標)HCVシステムで増幅後、市
販のアッセイ(イノ−リパ(INNO−LiPA)HC
V II、イノゲネティクス社(Innogenetic
s N.V.)、ジンドレヒト(Zwijndrech
t)、ベルギー)を使用して評価した。
【図1】減少する量のHCV RNAコピーを含有する
プールした血漿試料中のHCVRNAの検出限界を示
す。
プールした血漿試料中のHCVRNAの検出限界を示
す。
【図2】減少する量のHIV RNAコピーを含有する
プールした血漿試料中のHIV−1 RNAの検出限界
を示す。
プールした血漿試料中のHIV−1 RNAの検出限界
を示す。
Claims (13)
- 【請求項1】 沈殿剤を加えることにより核酸を選択的
に沈殿させることを特徴とする、液体生物学的材料のプ
ールした試料中の感染性物体の核酸の検出のための診断
試験の感度を上昇させる方法であって、好適な沈殿剤は
分子量範囲が1,000〜10,000で最終濃度が1
〜5%(w/v) のポリエチレングリコールである、上記方
法。 - 【請求項2】 沈殿剤は、プールした試料中で分子量範
囲が7,000〜9,000で最終濃度が2.0〜4.
0%(w/v) のポリエチレングリコール、好ましくは最終
濃度が約2.8〜2.9%(w/v) のPEG6000であ
る、請求項1記載の方法。 - 【請求項3】 核酸の沈殿を助けるために1価または2
価の塩、好ましくは1価の塩を加える、請求項1記載の
方法。 - 【請求項4】 1価の塩はNaClまたはKClであ
り、好ましくは塩は、最終濃度200〜450mM、最も
好ましくは270〜325mMの塩になるように加えられ
る、請求項3記載の方法。 - 【請求項5】 沈殿は5℃未満の温度で行われる、請求
項1〜4までのいずれか1項に記載の方法。 - 【請求項6】 複数のタイプのウイルスの同時沈殿を含
む、請求項1〜5までのいずれか1項に記載の方法。 - 【請求項7】 好ましくはカオトロピック物質による、
感染性物体の溶解が後に続く、請求項1〜6のいずれか
1項に記載の方法。 - 【請求項8】 好ましくはイソプロパノールまたは別の
C1 〜C6 アルコールを使用する沈殿工程である、追加
の精製工程が後に続く、請求項7項に記載の方法。 - 【請求項9】 液体生物学的材料のプールした試料中の
感染性物体の核酸の検出感度を上昇させるための、また
は種々の生物学的試料中の各物体の検出感度を上昇させ
るための、診断試験における、請求項1〜8のいずれか
1項に記載の方法の使用。 - 【請求項10】 液体生物学的材料のプールした試料中
の感染性物体の核酸、好ましくは血液試料(血漿または
血清)中のウイルス核酸、の存在を測定するためのキッ
トであって、請求項1または2で定義したポリエチレン
グリコールの溶液、および好ましくは核酸の存在を検出
するのに必要な他の試薬(例えば、配列特異的オリゴヌ
クレオチドプローブ)の溶液を含む、上記キット。 - 【請求項11】 1価または2価の塩、好ましくはNa
ClまたはKClの溶液をさらに含む、請求項10記載
のキット。 - 【請求項12】 適切な緩衝液中のチオシアン酸グアニ
ジンの溶液をさらに含む、請求項10または11のいず
れか1項に記載のキット。 - 【請求項13】 増幅反応および好ましくは検出工程を
行うのに必要な試薬をさらに含む、請求項10〜12の
いずれか1項に記載のキット。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| EP97108118 | 1997-05-20 | ||
| EP97108118.7 | 1997-05-20 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10327898A true JPH10327898A (ja) | 1998-12-15 |
Family
ID=8226806
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13673298A Pending JPH10327898A (ja) | 1997-05-20 | 1998-05-19 | 核酸ベースの診断試験のための試料調製 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10327898A (ja) |
| CA (1) | CA2236613A1 (ja) |
-
1998
- 1998-05-04 CA CA 2236613 patent/CA2236613A1/en not_active Abandoned
- 1998-05-19 JP JP13673298A patent/JPH10327898A/ja active Pending
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| CA2236613A1 (en) | 1998-11-20 |
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