JPH10328174A - 放射線画像処理方法及び放射線画像処理装置 - Google Patents

放射線画像処理方法及び放射線画像処理装置

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JPH10328174A
JPH10328174A JP9147658A JP14765897A JPH10328174A JP H10328174 A JPH10328174 A JP H10328174A JP 9147658 A JP9147658 A JP 9147658A JP 14765897 A JP14765897 A JP 14765897A JP H10328174 A JPH10328174 A JP H10328174A
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智子 齋藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 放射線画像変換パネルに含まれる画像欠点を
迅速かつ正確に検出し補正することが可能な放射線画像
処理方法及び装置を提供する。 【解決手段】 所定のマーカを備えた放射線画像変換パ
ネルに被写体を透過させずに放射線を照射して作成(S
1)したベタ画像データから撮影前マーカ情報及び撮影
前画像欠点情報を抽出し(S2)、前記放射線画像変換
パネルに被写体を透過させて放射線を照射して作成(S
3)した撮影画像データから撮影時マーカ情報を抽出
し、前記撮影前マーカ情報,前記撮影時マーカ情報及び
撮影前画像欠点情報に基づいて撮影時画像欠点情報を生
成し、この撮影時画像欠点情報により撮影画像データを
補正する(S4)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、蓄積性蛍光体(輝
尽性蛍光体プレート)等の放射線画像変換パネルが有す
る微小な欠陥(画像欠点)を検出する方法及び装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】ある種の蛍光体に放射線(X線、α線、
β線、r線、紫外線等)を照射すると、この放射線エネ
ルギーの一部が蛍光体中に蓄積される。そして、この蛍
光体に可視光等の励起光を照射すると、蓄積されたエネ
ルギーに応じて蛍光体が輝尽発光を示すことが知られて
いる。このような性質を示す蛍光体は蓄積性蛍光体若し
くは輝尽性蛍光体と呼ばれる。
【0003】この輝尽性蛍光体を利用して、人体等の放
射線画像情報を一旦シート上に設けられた蓄積性蛍光体
(輝尽性蛍光体プレート)に記録し、この輝尽性蛍光体
プレートをレーザ光等の励起光で走査して輝尽発光光を
生ぜしめ、得られた輝尽発光光を光電的に読み出して画
像信号を得ることが可能である。
【0004】図10は輝尽性蛍光体プレートへの画像
(例えば、診断用画像)の記録(撮影)方法を示す模式
図である。この図10において、X線装置10から出射
されたX線は、被写体Mに照射される。そして、被写体
Mを透過したX線は、輝尽性蛍光体プレート21に入射
し、これによって、輝尽性蛍光体プレート21に被写体
Mの画像の潜像が形成される。
【0005】この潜像を読み取る際には、まず、励起光
発生部22で発生したレーザ光を偏向器23により走査
して、潜像が形成された輝尽性蛍光体プレート21に対
して照射する。
【0006】そして、それにより発光した輝尽発光光を
集光体24で集光し、光電子増倍管25(フォトマルチ
プライヤー)で光電変換し、その電気信号をLOGアン
プ27で増幅・対数変換し、A/D変換器28でディジ
タル信号に変換する。このようにして、ディジタル信号
としての画像データを読み取るようにする。
【0007】しかしながら、輝尽性蛍光体プレートはそ
の全面において常に均一ではあり得ず、画像欠点と呼ば
れる微小な欠陥を含んでいることがある。この種の技術
としては、特許第2532940号公報に偽画像信号の
検出方法として記載されたものがある。
【0008】これは、被写体を撮影した輝尽性蛍光体プ
レートを読み取り、撮影画像データを作成し、しきい値
よりも低い値をとる特異画像信号を求め、これが隣接し
て幾つ存在しているかを調べ、この画素数が所定値以上
である場合に、偽画像信号(≒画像欠点)とみなすよう
にしている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】画像欠点は、周囲と違
う信号値である画素であり、それを検出するためには、
検出のためのデータレベルを決定しなければならない。
【0010】そこで、被写体の構造物(血管,骨,微小
石灰化部分など)と画像欠点が重なっている場合には、
周囲の小領域の平均信号に基づいて検出のためのデータ
レベルを決定することが考えられる。
【0011】例えば、図11のような画像データのプロ
ファイルの場合、画像欠点a〜dは周囲の平均信号に対
して一定の検出レベルを定めることで画像欠点を検出す
ることが可能である。しかし、画像欠点eについては検
出のためのデータレベルを設定することが難しく、被写
体の構造物と画像欠点との区別が困難になる。また、画
像データに高周波のノイズが存在している場合もあり、
画像欠点との区別が更に困難になることもある。
【0012】このように、被写体情報やノイズを含んだ
画像から画像欠点を検出する場合、画像欠点に似た被写
体の細かい構造物が画像欠点と重なっていると、画像欠
点を検出する検出のためのデータレベルが設定しづら
く、画像欠点の正確な大きさを求められないという問題
があった。
【0013】本発明は以上のような被写体情報やノイズ
と区別し難い画像欠点の検出の問題を解決するためにな
されたもので、その目的は、放射線画像変換パネルに含
まれる画像欠点を迅速かつ正確に検出し、検出した画像
欠点を補正することが可能な放射線画像処理方法及び装
置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】従って、課題を解決する
手段としての発明は、以下に説明するものである。 (1)請求項1記載の発明は、所定のマーカを備えた放
射線画像変換パネルに被写体を透過させずに放射線を照
射して作成したベタ画像データから撮影前マーカ情報及
び撮影前画像欠点情報を抽出し、前記放射線画像変換パ
ネルに被写体を透過させて放射線を照射して作成した撮
影画像データから撮影時マーカ情報を抽出し、前記撮影
前マーカ情報,前記撮影時マーカ情報,及び前記撮影前
画像欠点情報に基づいて撮影時画像欠点情報を生成し、
この撮影時画像欠点情報により前記撮影画像データを補
正することを特徴とする放射線画像処理方法である。
【0015】また、請求項6記載の発明は、所定のマー
カを備えた放射線画像変換パネルに被写体を透過させず
に放射線を照射して作成したベタ画像データから撮影前
マーカ情報及び撮影前画像欠点情報を抽出し、前記放射
線画像変換パネルに被写体を透過させて放射線を照射し
て作成した撮影画像データから撮影時マーカ情報を抽出
し、前記撮影前マーカ情報,前記撮影時マーカ情報及び
撮影前画像欠点情報に基づいて撮影時画像欠点情報を生
成し、この撮影時画像欠点情報により撮影画像データを
補正する画像処理手段を有することを特徴とする放射線
画像処理装置である。
【0016】また、請求項7記載の発明は、所定のマー
カを備えた放射線画像変換パネルに被写体を透過させず
に放射線を照射して作成したベタ画像データから抽出さ
れた撮影前マーカ情報及び撮影前画像欠点情報を記憶す
る記憶手段と、被写体を透過した放射線を前記放射線画
像変換パネルに照射して作成した撮影画像データから撮
影時マーカ情報を抽出する撮影時情報抽出手段と、前記
記憶手段に記憶されている前記撮影前マーカ情報,前記
撮影時情報抽出手段により抽出された前記撮影時マーカ
情報,及び前記記憶手段に記憶されている前記撮影前画
像欠点情報に基づいて撮影時画像欠点情報を生成し、こ
の撮影時画像欠点情報により前記撮影画像データを補正
する画像処理手段と、を有することを特徴とする放射線
画像処理装置である。
【0017】これら請求項1,6,7記載の放射線画像
処理方法及び装置の発明では、放射線を照射して得たベ
タ画像データから基本的な画像欠点情報とマーカ情報と
を得ておき、撮影時のマーカ情報に基づいてキャリブレ
ーションを行って撮影時画像欠点情報を生成するように
している。
【0018】このようにベタ画像データから画像欠点の
検出を行うようにしていることで、被写体情報が存在し
ない状態のデータから画像欠点を検出することができる
ようになる。このため、画像欠点に似た被写体情報と画
像欠点とを区別する必要がなくなり、画像欠点の誤検出
を防止し、検出時間を短縮することができる。
【0019】また、撮影前と撮影時のマーカ情報により
キャリブレーションを行った画像欠点情報を生成してい
るので、ベタ画像データで得た画像欠点情報と撮影画像
データの画像欠点情報とのズレが生じない状態で、撮影
画像データから画像欠点を除くことが可能になる。
【0020】この結果、放射線画像変換パネルに含まれ
る画像欠点を迅速かつ正確に検出し補正することが可能
になる。 (2)請求項2記載の発明は、前記請求項1記載の放射
線画像処理方法において、所定のマーカは、所定の位
置,所定の形状,所定の信号値のうち少なくとも1つの
条件を備えたものであることを特徴とするものである。
【0021】また、請求項8記載の発明は、前記請求項
7記載の放射線画像処理装置において、所定のマーカ
は、所定の位置,所定の形状,所定の信号値のうち少な
くとも1つの条件を備えたものであり、画像処理手段
は、位置,形状,信号値の少なくとも1つの情報を含ん
だ撮影前マーカ情報により、撮影前画像欠点情報を修正
して撮影時画像欠点情報を生成することを特徴とするも
のである。
【0022】これら請求項2,8記載の放射線画像処理
方法及び装置の発明では、上記請求項1,7の効果に加
え、撮影前と撮影時のマーカ情報により位置,形状,信
号値の少なくとも1つについてキャリブレーションを行
った画像欠点情報を生成しているので、ベタ画像データ
で得た画像欠点情報と撮影画像データの画像欠点情報と
のズレが生じない状態で、撮影画像データから画像欠点
を除くことが可能になる。
【0023】この結果、放射線画像変換パネルに含まれ
る画像欠点を迅速かつ正確に検出し、より正確に補正す
ることが可能になる。 (3)請求項3記載の発明は、前記請求項2記載の放射
線画像処理方法において、前記撮影前画像欠点情報が、
ベタ画像データから検出された画像欠点の位置を示す情
報を含むことを特徴とするものである。
【0024】また、請求項9記載の発明は、前記請求項
8記載の放射線画像処理装置において、前記撮影前画像
欠点情報が、ベタ画像データから検出された画像欠点の
位置を示す情報を含むことを特徴とするものである。
【0025】すなわち、これら請求項3,9に記載の放
射線画像処理方法及び装置の発明では、上記請求項2,
8の効果に加え、撮影前画像欠点情報が画像欠点の位置
の情報であることにより、ベタ画像データ全ピクセル分
のデータを有する場合に比較してデータ量を極めて少な
くすることができる。また、データ量が少なくなること
により、補正データとしての撮影時画像欠点情報を迅速
に生成することが可能になり、撮影画像データの補正も
高速に行える。
【0026】この結果、放射線画像変換パネルに含まれ
る画像欠点を迅速かつ正確に検出し補正することが可能
になる。 (4)請求項4記載の発明は、前記請求項2記載の放射
線画像処理方法において、前記撮影前画像欠点情報が、
前記ベタ画像データから検出された画像欠点の位置,大
きさ,形状,または深さを示す情報を含むことを特徴と
するものである。
【0027】また、請求項10記載の発明は、前記請求
項8記載の放射線画像処理装置において、前記画像処理
手段が保持する前記撮影前画像欠点情報が、前記ベタ画
像データから検出された画像欠点の位置,大きさ,形
状,または深さを示す情報を含むことを特徴とするもの
である。
【0028】すなわち、これら請求項4,10記載の放
射線画像処理方法及び装置の発明では、上記請求項2,
8の効果に加え、撮影前画像欠点情報が画像欠点の位
置,大きさ,形状,または深さを示す情報を含むことに
より、ベタ画像データ全ピクセル分のデータを有する場
合に比較してデータ量を極めて少なくすることができ
る。また、データ量が少なくなることにより、補正デー
タとしての撮影時画像欠点情報を迅速に生成することが
可能になり、撮影画像データの補正も高速に行える。
【0029】この結果、放射線画像変換パネルに含まれ
る画像欠点を迅速かつ正確に検出し補正することが可能
になる。 (5)請求項5記載の発明は、前記請求項1乃至請求項
4のいずれかに記載の放射線画像処理方法において、放
射線を照射することにより放射線画像情報が蓄積記録さ
れた前記放射線画像変換パネルを走査し、読み取ること
により、ベタ画像データと撮影画像データとを作成する
ことを特徴とするものである。
【0030】また、請求項11記載の発明は、前記請求
項6乃至請求項10記載の放射線画像処理装置におい
て、前記放射線画像変換パネル上を走査して放射線画像
情報を読み取る読み取り手段を有し、被写体を透過させ
ずに放射線を照射した前記放射線画像変換パネル上を走
査して得られる放射線画像情報からベタ画像データと撮
影画像データを作成することを特徴とするものである。
【0031】このような走査により読み取るものでは読
み取る毎にパネルに対して走査ズレが生じることがあ
る。すなわち、ベタ画像データの読み取りと撮影画像デ
ータの読み取りとの間に走査ズレが生じる可能性があ
る。しかし、撮影画像データにおいて画像欠点の補正を
する際に、ベタ画像データと撮影画像データとで画像欠
点の位置,大きさ,深さ,形状などをマーカを用いて合
わせるようにすることで走査ズレに対処することができ
る。
【0032】従って、走査し読み取ってベタ画像データ
と撮影画像データとを生成することで、被写体情報やノ
イズを含んだ状態の画像データにおいて迅速かつ正確に
画像欠点の位置,大きさ,深さを検出して補正すること
が可能になる。
【0033】(6)請求項12記載の発明は、所定のマ
ーカを備えた放射線画像変換パネルに被写体を透過させ
ずに放射線を照射し、この放射線の照射で作成した撮影
前ベタ画像データから撮影前マーカ情報及び撮影前画像
欠点情報を抽出し、前記放射線画像変換パネルに被写体
を透過させずに放射線を照射し、この放射線の照射で作
成した撮影画像データから撮影時マーカ情報を抽出し、
前記撮影前マーカ情報,前記撮影時マーカ情報,及び前
記撮影前画像欠点情報に基づいて撮影時画像欠点情報を
生成し、この撮影時画像欠点情報により前記撮影画像デ
ータを補正することを特徴とする放射線画像処理方法で
ある。
【0034】この請求項12記載の放射線画像処理方法
の発明では、撮影前ベタ画像データと撮影時画像データ
(撮影時ベタ画像データ)との間でキャリブレーション
を行って画像欠点を除いているので、画像欠点が正確に
除去されているかの正確性を評価することが可能にな
る。
【0035】この結果、放射線画像変換パネルに含まれ
る画像欠点を迅速かつ正確に検出し補正することが可能
になる。
【0036】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態例につ
いて図面を参照しつつ説明する。 <放射線画像処理装置の構成>まず、図2を参照して放
射線画像処理装置の構成を説明する。図2は本発明の実
施の形態例の放射線画像処理装置、または、本発明の実
施の形態例の放射線画像処理方法を実施する装置の一例
を示す構成図である。
【0037】この図2において、X線装置10は被写体
MにX線を照射するための装置であり、X線照射の制御
を行う制御部12と、制御部12の制御のもとでX線を
照射するX線管11で構成されている。
【0038】また、画像入力装置20は照射されたX線
を読み取るための装置であり、ここでは励起光発生手段
と読取手段を構成している。すなわち、輝尽性蛍光体プ
レートに被写体Mを透過させずに放射線を照射し、励起
光発生手段で発生した励起光を輝尽性蛍光体プレートに
照射して生じる輝尽発光光を検出することによりベタ画
像データを作成し、また、被写体Mを透過させた場合に
同様にして輝尽発光光から撮影画像データを作成するも
のである。
【0039】すなわち、この画像入力装置20は、輝尽
性蛍光体層を有する放射線画像変換パネルである輝尽性
蛍光体プレート21,レーザ光などの励起光を発する励
起光発生部22,ポリゴンミラーなどを用いて励起光を
走査する走査ミラー23,輝尽性蛍光体プレート21で
の輝尽発光光を集める集光体24,読み取り部としての
フォトマルチプライヤ25,フォトマルチプライヤ駆動
用の高圧電源26,フォトマルチプライヤ25の出力
(アナログ画像信号)を所定の特性で電圧増幅するLO
Gアンプ27,アナログ画像信号をディジタルのイメー
ジデータに変換してベタ画像データとして出力するA/
D変換器28,から構成されている。
【0040】尚、輝尽性蛍光体プレート21には、所定
の位置,所定の形状,所定の信号値のうち少なくとも1
つの条件を備えたマーカが設けられている。そして、こ
の所定の位置,所定の形状,所定の信号値のいずれかに
より、放射線画像を読み取った時点でマーカであること
を識別できるように構成されている。
【0041】ここで、マーカが備える条件のうちの所定
の信号値とは、所定の深さ(周囲の信号値に対する一定
の差)を有する場合と、周囲の信号値には一切関係な
く、マーカであることを示す特定の信号値を有する場
合、の2種類が考えられる。以下の実施の形態例の説明
では、所定の深さである場合により説明を行う。
【0042】そして、この実施の形態例において特徴部
分となる画像処理装置30は画像欠点を修正及び補正す
るための装置であり、ここでは請求項でいう画像処理手
段を構成するものであり、ベタ画像データから撮影前マ
ーカ情報及び撮影前画像欠点情報を抽出し、撮影画像デ
ータから撮影時マーカ情報を抽出し、撮影前マーカ情報
と撮影時マーカ情報との相違(例えば、差)から作成し
たマーカ相違情報によって撮影前画像欠点情報を修正し
て補正データとしての撮影時画像欠点情報を生成し、こ
の撮影時画像欠点情報により撮影画像データを補正する
ものである。
【0043】すなわち、この画像処理装置30は、ベタ
画像データから撮影前マーカ情報及び撮影前画像欠点情
報を抽出すると共に撮影画像データから撮影時マーカ情
報を抽出するマーカ・欠点抽出部31,撮影前マーカ情
報と撮影前画像欠点情報とを記憶するマーカ・欠点記憶
部32,撮影前マーカ情報と撮影時マーカ情報との相違
(例えば、差)からマーカ相違情報を作成する補正デー
タ生成部33,補正データによって撮影前画像欠点情報
を補正して生成した撮影時画像欠点情報により撮影画像
データを補正する補正部34,とから構成されている。
【0044】尚、ここでは画像処理装置30を機能ブロ
ック毎に示した一例であるため、各部を共通のメモリ手
段や共通のプロセッサ及びソフトウェア等で構成するこ
とが可能である。
【0045】また、画像欠点が補正された撮影画像デー
タは表示装置40に画像表示され、また、画像データ記
憶部50に記憶されるように構成されている。 <放射線画像処理装置の動作,放射線画像処理方法の処
理手順>ここで、図1のフローチャート及び後述する説
明図を参照して本実施の形態例の動作説明を行う。
【0046】(1)まず、所定のマーカを備えた輝尽性
蛍光体プレート21に対してX線装置10から一様なX
線を照射し、このときの輝尽性蛍光体プレート21を画
像入力装置20で読取ってベタ画像データを作成する
(図1S1)。
【0047】すなわち、X線装置10から出射されたX
線は、一切の被写体を通過しない状態で輝尽性蛍光体プ
レート21に照射される。これによって、輝尽性蛍光体
プレート21に一様な画像(ベタ)の潜像が形成され
る。
【0048】この潜像を読み取る際には、まず、励起光
発生部22で発生したレーザ光を偏向器23により走査
して、潜像が形成された輝尽性蛍光体プレート21に対
して照射する。
【0049】そして、それにより発光した輝尽発光光を
集光体24で集光し、フォトマルチプライヤー25で光
電変換し、その電気信号をLOGアンプ27で増幅・対
数変換し、A/D変換器28でディジタルのイメージデ
ータとしてのベタ画像データに変換する。このようにし
て、作成されたベタ画像データは画像処理装置30に供
給される。
【0050】(2)そして、このベタ画像データについ
て、マーカ・欠点抽出部31が撮影前マーカ情報及び撮
影前画像欠点情報を抽出する(図1S2)。この撮影前
マーカ情報と撮影前画像欠点情報とは、マーカ・欠点記
憶部32に記憶される。
【0051】図3(A)は画像欠点a〜cと所定のマー
カmを含むベタ画像データの一例を概念的に示し、図3
(B)はベタ画像データから得られる撮影前マーカ情報
と撮影前画像欠点情報との様子を概念的に示している。
ここでは、3つの画像欠点a〜cがベタ画像データ上に
存在している場合を例として示している。
【0052】また、この撮影前マーカ情報と撮影前画像
欠点情報とについては、位置情報,形状情報,大きさ情
報,信号値情報について抽出しておく。ここで、位置情
報は、図3(B)においては、(xm,ym),(xa,
ya),(xb,yb),(xc,yc)が該当する。尚、
画像データの四隅のいずれか1ヶ所を原点として定めて
おく。また、形状情報は、図3(B)において、円錐の
底面の形状が該当する。
【0053】また、大きさ情報は、図3(B)におい
て、円錐の底面の画素数や面積(外接する円の直径や面
積など)が該当する。そして、信号値情報は、図3
(B)において、円錐の高さが該当する。
【0054】尚、この大きさ情報については、図4
(a)のような読み取り画素が得られた場合には、その
画素数を用いることが可能である。また、この読み取り
画素に内接する円(図4(b))の面積または直径、こ
の読み取り画素に外接する円(図4(c))の面積また
は直径、この読み取り画素に内接する長方形(図4
(d))の面積、この読み取り画素に外接する長方形
(図4(e))の面積、で表すことも可能である。
【0055】そして、撮影前マーカ情報については、予
めマーカが有している所定の位置,所定の形状,所定の
信号値のうち少なくとも1つの条件から判断して、マー
カであることを確認して撮影前マーカ情報として抽出す
る。
【0056】尚、このベタ画像データから撮影前マーカ
情報及び撮影前画像欠点情報を抽出する処理を複数の輝
尽性蛍光体プレート21に対して実行する場合には、個
々の輝尽性蛍光体プレートと各撮影前マーカ情報及び撮
影前画像欠点情報とを識別することが可能なように、輝
尽性蛍光体プレート21のID番号などで管理すること
が好ましい。
【0057】すなわち、輝尽性蛍光体プレート21のI
D番号と、撮影前マーカ情報と撮影前画像欠点情報とを
対応づけて、マーカ・欠点記憶部32に記憶する。 (3)以上のようにして撮影前画像欠点情報が抽出され
ている輝尽性蛍光体プレート21に対して被写体Mを透
過させて放射線を照射することで撮影を実行する(図1
S3)。
【0058】すなわち、X線装置10から出射されたX
線は、被写体Mを通過した状態で輝尽性蛍光体プレート
21に照射される。これによって、輝尽性蛍光体プレー
ト21に被写体Mの潜像が形成される。
【0059】この潜像を読み取る際には、まず、励起光
発生部22で発生したレーザ光を偏向器23により走査
して、潜像が形成された輝尽性蛍光体プレート21に対
して照射する。
【0060】そして、それにより発光した輝尽発光光を
集光体24で集光し、フォトマルチプライヤー25で光
電変換し、その電気信号をLOGアンプ27で増幅・対
数変換し、A/D変換器28でディジタルのイメージデ
ータとしての撮影画像データに変換する。このようにし
て、作成された撮影画像データは画像処理装置30に供
給される。
【0061】(4)ここで、補正データ生成部33はマ
ーカ・欠点記憶部32から撮影前マーカ情報(図3
(A)m)を読み出す(図1S4)。複数の輝尽性蛍
光体プレート21を用いている場合には、該当するID
の輝尽性蛍光体プレート21の撮影前マーカ情報を読み
出す。
【0062】また、上記(3)で得られたの撮影画像デ
ータについて、マーカ・欠点抽出部31が撮影時マーカ
情報(図3(C)m′)を抽出する(図1S4)。
尚、この撮影時マーカ情報については、予めマーカが有
している撮影前マーカ情報である所定の位置,所定の形
状,所定の大きさ,所定の信号値のうち少なくとも1つ
の条件と合致することから判断して、マーカであること
を確認して撮影時マーカ情報として抽出する。この撮影
時マーカ情報は、マーカ・欠点記憶部32に記憶され
る。
【0063】ここで、補正データ生成部33は上記撮影
時マーカ情報を読み出し、上記の撮影前マーカ情報と比
較して相違(例えば、差)を検出し、マーカ相違情報を
生成する(図1S4)。
【0064】尚、このように撮影の前後でマーカ情報に
相違が生じるのは、撮影前と撮影時の読取りにおいて、
読取り位置や読取り感度などで微妙な相違が生じるため
である。そして、このマーカ相違情報については、相違
位置情報,相違形状情報,相違大きさ情報,相違信号値
情報,について抽出しておく。
【0065】そして、補正データ生成部33は、このマ
ーカ相違情報を用いて、ベタ画像データから得た撮影前
画像欠点情報の位置,形状,信号値を修正することで、
撮影画像データに含まれる撮影時画像欠点情報を生成し
(図1S4)、補正部34に供給する。
【0066】尚、このようにマーカ相違情報を用いて撮
影前画像欠点情報から撮影時画像欠点情報を生成するに
は、以下のように行う。 (a) ベタ画像データから得た撮影前画像欠点情報の位置
を、マーカ相違情報から得られた相違位置情報により修
正することで、撮影画像データの読み取り位置に該当す
る撮影時画像欠点情報を生成する。これにより、ベタ画
像データと撮影画像データとの読み取り位置のズレを修
正できる。
【0067】例えば、図5(a)のように撮影前マーカ
位置が(xm ,ym )であり、図5(b)のように撮影
時マーカ位置が(xm',ym')であれば、(xm −x
m',ym −ym')を相違位置情報として、撮影前画像欠
点情報に加算して撮影時画像欠点情報を生成する。
【0068】(b) ベタ画像データから得た撮影前画像欠
点情報の形状を、マーカ相違情報から得られた相違形状
情報により修正することで、撮影画像データの読み取り
状況に応じた撮影時画像欠点情報を生成する。これによ
り、ベタ画像データと撮影画像データとの間で発生した
光学的な収差の違いなどに起因した形状のズレを修正で
きる。
【0069】例えば、撮影前マーカ形状が図6(a)の
mのような形状であり、撮影時マーカ形状が図6(b)
のm’のような形状であれば、撮影前マーカ形状を撮影
時マーカ形状に変化させるような情報を相違形状情報と
して、撮影前画像欠点情報に形状変更画像処理を施して
撮影時画像欠点情報を生成する。
【0070】(c) ベタ画像データから得た撮影前画像欠
点情報の信号値を、マーカ相違情報から得られた相違信
号値情報により修正することで、撮影画像データの読み
取り感度に応じた撮影時画像欠点情報を生成する。これ
により、ベタ画像データと撮影画像データとの読み取り
感度の違いや信号オフセットの違いなどを修正できる。
【0071】例えば、図7(a)のように撮影前マーカ
信号値がhm であり、図7(b)のように撮影時マーカ
信号値がhm'であれば、hm /hm'またはhm −hm'を
相違信号値情報として、撮影前画像欠点情報に反映して
撮影時画像欠点情報を生成する。
【0072】(d) ベタ画像データから得た撮影前画像欠
点情報の大きさを、マーカ相違情報から得られた相違大
きさ情報により修正することで、撮影画像データの読み
取り状況に応じた撮影時画像欠点情報を生成する。これ
により、ベタ画像データと撮影画像データとの間で発生
した光学的な収差(倍率など)の違いなどに起因した大
きさのズレを修正できる。
【0073】以上のようにして、撮影前と撮影時とのマ
ーカの位置,形状,大きさ,信号値,の違いを利用し
て、撮影前の画像欠点情報(図8)に対して、位置の
修正(図8(a)),形状の修正(図8(b)),信号
値の修正(図8(c))を行って、撮影画像データに含
まれている撮影時画像欠点情報(図8)を生成するこ
とで、 撮影前に被写体の影響の無いベタ画像データを用いる
こと, 撮影前と撮影時の読み取りの違いを修正しているこ
と, の2つの理由によりにより、撮影画像データに含まれる
画像欠点を迅速かつ正確に検出し補正することが可能に
なる。
【0074】また、このようにして、撮影前後のマーカ
情報と、撮影前画像欠点情報とを用いるようにしたこと
で、ベタ画像データの2次元イメージ全体の全ピクセル
データを保持する場合に比較して、画像欠点のために保
持するデータ量を極めて小さく抑えることが可能にな
る。このため、演算時間や演算量を抑えることも可能に
なる。
【0075】ここで、補正部34は、生成された撮影時
画像欠点情報を用いて撮影画像データから画像欠点を除
去する画像処理を実行する(図1S4)。尚、画像欠
点を除去する画像処理の際には、修正された形状情報か
ら得られる画像欠点の形状(輪郭)と、修正された信号
値情報から得られる画像欠点の最大若しくは最小値(頂
点)とを結んでできる略円錐形状の立体画像欠点を、修
正された位置情報に合わせて、撮影画像データに当ては
めるようにして行う。
【0076】すなわち、撮影時画像欠点情報を基にし
て、撮影画像データの画像欠点を埋める(または、突出
をなくす)ような補正データ(図9,)を生成し、
加算または減算などにより画像処理を実行する。尚、補
正データが符号を有している場合には、加算か減算かの
一方のみでも可能である。
【0077】この場合、補正データはスムージングして
おいてもよく、また、補正データの形状(輪郭)と信号
値(最大または最小値:頂点)とを結んでできる略円錐
を用いるようにしてもよい。
【0078】(5)このようにして画像欠点を除去した
撮影画像データは、表示部40で画像表示され、また、
画像データ記憶部50に記憶される(図1S5)。 <その他の実施の形態例>以上のように、ベタ画像デ
ータから得ておいた撮影前マーカ情報と撮影前画像欠点
情報と、撮影画像データから得た撮影時マーカ情報とか
ら撮影時画像欠点情報を生成する場合に、読み取りサン
プリングピッチが複数種類存在する装置においては、ベ
タ画像データと撮影画像データとのサンプリングピッチ
が異なる場合も有り得る。
【0079】そのような場合には、 全ての読み取りサンプリングピッチにおいて撮影前マ
ーカ情報と撮影前画像欠点情報とを生成しておく, いくつかの近い読み取りサンプリングピッチ毎にグル
ープ化して、各グループ毎に撮影前マーカ情報と撮影前
画像欠点情報とを生成しておく。そして、各グループの
撮影前マーカ情報と撮影前画像欠点情報とを、グループ
内で縮小/拡大して用いるようにする, 全ての読み取りサンプリングピッチ若しくはグループ
内の読み取りサンプリングピッチを代表させる場合につ
いて、整数倍の拡大/縮小により他の読み取りサンプリ
ングピッチを容易に生成できるものを選択して、撮影前
マーカ情報と撮影前画像欠点情報とを生成しておく,な
どが考えられる。
【0080】<その他の実施の形態例>尚、ベタ画像
データから得た撮影前マーカ情報と撮影前画像欠点情報
とを記憶しておき、被写体を用いない撮影により撮影画
像データ(撮影ベタ画像データ)を生成して、このベタ
画像データを読み取り、このように後に読み込んだベタ
画像データについてマーカを介して位置合わせして画像
欠点を補正することも可能である。
【0081】すなわち、撮影前と撮影時のマーカ情報に
よりキャリブレーションを行った画像欠点情報を生成し
ているので、撮影前ベタ画像データで得た画像欠点情報
と撮影画像データの画像欠点情報とのズレが生じない状
態で、撮影画像データから画像欠点を除くことが可能に
なる。
【0082】そして、撮影前ベタ画像データと撮影時画
像データ(撮影時ベタ画像データ)との間でキャリブレ
ーションを行って画像欠点を除いているので、画像欠点
が正確に除去されているかの正確性を評価することが可
能になる。
【0083】<実施の形態例により得られる効果>以上
詳細に説明したように、本発明の各実施の形態例の放射
線画像処理方法と放射線画像処理装置とにより、以下に
示すような動作により効果とが得られる。
【0084】所定のマーカを備えた放射線画像変換パ
ネルに被写体を透過させずに放射線を照射して作成した
ベタ画像データから撮影前マーカ情報と撮影前画像欠点
情報を抽出し、撮影画像データから撮影時マーカ情報を
抽出し、撮影前マーカ情報と撮影時マーカ情報からのマ
ーカ相違情報によって撮影前画像欠点情報を修正して撮
影時画像欠点情報を生成し、この撮影時画像欠点情報に
より撮影画像データを補正するようにしていることで、
被写体情報が存在しない状態のデータから画像欠点を検
出することができるようになる。このため、画像欠点に
似た被写体情報やノイズと画像欠点とを区別する必要が
なくなり、画像欠点の誤検出を防止し、検出時間を短縮
することができる。また、撮影前と撮影時のマーカ情報
によりキャリブレーションを行った画像欠点情報を生成
しているので、ベタ画像データで得た画像欠点情報と撮
影画像データの画像欠点情報とのズレが生じない状態
で、撮影画像データから画像欠点を除くことが可能にな
る。
【0085】この結果、放射線画像変換パネルに含まれ
る画像欠点を迅速かつ正確に検出し補正することが可能
になる。 上記において、撮影前マーカ情報と撮影時マーカ情
報からのマーカ相違情報によって、位置,形状,信号値
の少なくとも1つについて撮影前画像欠点情報を修正し
て撮影時画像欠点情報を生成し、この撮影時画像欠点情
報により撮影画像データを補正するようにしてること
で、上記の効果に加え、撮影前と撮影時のマーカ情報
により位置,形状,信号値の少なくとも1つについてキ
ャリブレーションを行った画像欠点情報を生成すること
になり、ベタ画像データで得た画像欠点情報と撮影画像
データの画像欠点情報とのズレが生じない状態で、撮影
画像データから画像欠点を除くことが可能になる。
【0086】この結果、放射線画像変換パネルに含まれ
る画像欠点を迅速かつ正確に検出し補正することが可能
になる。 上記において、撮影前画像欠点情報が画像欠点の位
置の情報であることにより、上記の効果に加え、撮影
前画像欠点情報が画像欠点個数分であることにより、ベ
タ画像データ全ピクセル分のデータを有する場合に比較
してデータ量が極めて少なくなる。また、データ量が少
なくなることにより、補正データとしての撮影時画像欠
点情報を迅速に生成することが可能になり、撮影画像デ
ータの補正も高速に行える。
【0087】この結果、放射線画像変換パネルに含まれ
る画像欠点を迅速かつ正確に検出し補正することが可能
になる。 上記において、前記撮影前画像欠点情報が、前記ベ
タ画像データから検出された画像欠点の位置,大きさ,
形状,または深さを示す情報を含むことにより、上記
の効果に加え、ベタ画像データ全ピクセル分のデータを
有する場合に比較してデータ量を極めて少なくすること
ができる。また、データ量が少なくなることにより、撮
影時画像欠点情報を迅速に生成することが可能になり、
撮影画像データの補正も高速に行える。
【0088】この結果、放射線画像変換パネルに含まれ
る画像欠点を迅速かつ正確に検出し補正することが可能
になる。 上記〜に関して、放射線を照射することにより放
射線画像情報が蓄積記録された前記放射線画像変換パネ
ルを走査し読み取ることでベタ画像データと撮影画像デ
ータとを作成する際にも、ベタ画像データと撮影画像デ
ータとで画像欠点の位置,大きさ,深さ,形状などをマ
ーカを用いて合わせるようにすることで、ベタ画像デー
タの読み取りと撮影画像データの読み取りとの間で生じ
る可能性のある走査ズレに対処することができる。
【0089】従って、走査し読み取ってベタ画像データ
と撮影画像データとを生成する際にも、ノイズを含んだ
状態のパネルから読み取った画像データにおいて迅速か
つ正確に画像欠点の位置,大きさ,深さを検出して補正
することが可能になる。
【0090】被写体を用いない撮影を行うことで、撮
影前ベタ画像データと撮影時画像データ(撮影時ベタ画
像データ)との間でキャリブレーションを行って画像欠
点を除くことで、画像欠点が正確に除去されているかの
正確性を評価することが可能になる。
【0091】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、この明細書
に記載の各発明によれば以下に示すような効果が得られ
る。
【0092】(1)請求項1,6,7記載の発明では、
ベタ画像データから画像欠点の検出を行うようにしてい
ることで、被写体情報が存在しない状態のデータから画
像欠点を検出することができるようになる。このため、
画像欠点に似た被写体情報と画像欠点とを区別する必要
がなくなり、画像欠点の誤検出を防止し、検出時間を短
縮することができる。
【0093】また、撮影前と撮影時のマーカ情報により
キャリブレーションを行った画像欠点情報を生成してい
るので、ベタ画像データで得た画像欠点情報と撮影画像
データの画像欠点情報とのズレが生じない状態で、撮影
画像データから画像欠点を除くことが可能になる。
【0094】この結果、放射線画像変換パネルに含まれ
る画像欠点を迅速かつ正確に検出し補正することが可能
になる。 (2)請求項2,8記載の発明では、撮影前と撮影時の
マーカ情報により位置,形状,信号値の少なくとも1つ
についてキャリブレーションを行った画像欠点情報を生
成しているので、ベタ画像データで得た画像欠点情報と
撮影画像データの画像欠点情報とのズレが生じない状態
で、撮影画像データから画像欠点を除くことが可能にな
る。
【0095】この結果、放射線画像変換パネルに含まれ
る画像欠点を迅速かつ正確に検出し補正することが可能
になる。 (3)請求項3,9記載の発明では、撮影前画像欠点情
報が画像欠点の位置の情報であることにより、ベタ画像
データ全ピクセル分のデータを有する場合に比較してデ
ータ量を極めて少なくすることができる。また、データ
量が少なくなることにより、撮影時画像欠点情報を迅速
に生成することが可能になり、撮影画像データの補正も
高速に行える。
【0096】この結果、放射線画像変換パネルに含まれ
る画像欠点を迅速かつ正確に検出し補正することが可能
になる。 (4)請求項4,10記載の発明では、撮影前画像欠点
情報が画像欠点の位置,大きさ,形状,または深さを示
す情報を含むことにより、ベタ画像データ全ピクセル分
のデータを有する場合に比較してデータ量を極めて少な
くすることができる。また、データ量が少なくなること
により、撮影時画像欠点情報を迅速に生成することが可
能になり、撮影画像データの補正も高速に行える。
【0097】この結果、放射線画像変換パネルに含まれ
る画像欠点を迅速かつ正確に検出し補正することが可能
になる。 (5)請求項5,11記載の発明では、以上の(1)〜
(4)の各々の放射線画像処理方法に関して、放射線を
照射することにより放射線画像情報が蓄積記録された前
記放射線画像変換パネルを走査し読み取ることでベタ画
像データと撮影画像データとを作成する際に、ベタ画像
データと撮影画像データとで画像欠点の位置,大きさ,
深さ,形状などをマーカを用いて合わせるようにするこ
とで、ベタ画像データの読み取りと撮影画像データの読
み取りとの間で生じる可能性のある走査ズレに対処する
ことができる。
【0098】従って、走査し読み取ってベタ画像データ
と撮影画像データとを生成する際にも、ノイズを含んだ
状態のパネルから読み取った画像データにおいて迅速か
つ正確に画像欠点の位置,大きさ,深さを検出して補正
することが可能になる。
【0099】(6)請求項12記載の発明では、被写体
を用いない撮影を行って、撮影前ベタ画像データと撮影
時画像データ(撮影時ベタ画像データ)との間でキャリ
ブレーションを行って画像欠点を除いているので、画像
欠点が正確に除去されているかの正確性を評価すること
が可能になる。この結果、放射線画像変換パネルに含ま
れる画像欠点を迅速かつ正確に検出し補正することが可
能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態例の放射線画像欠点検出の
全体の様子を示すフローチャートである。
【図2】本発明の実施の形態例で用いる放射線画像処理
装置の構成を示す構成図である。
【図3】本発明の実施の形態例においてマーカ情報と画
像欠点情報との抽出の様子を示す模式図である。
【図4】本発明の実施の形態例においてマーカ情報と画
像欠点情報との抽出の様子を示す模式図である。
【図5】本発明の実施の形態例において、撮影前マーカ
情報と撮影時マーカ情報との位置の関係を示す説明図で
ある。
【図6】本発明の実施の形態例において、撮影前マーカ
情報と撮影時マーカ情報との形状の関係を示す説明図で
ある。
【図7】本発明の実施の形態例において、撮影前マーカ
情報と撮影時マーカ情報との信号値の関係を示す説明図
である。
【図8】本発明の実施の形態例において、マーカ相違情
報により、撮影時画像欠点情報を生成する様子を示す説
明図である。
【図9】本発明の実施の形態例において、補正データに
基づいて撮影画像データを補正する様子を示す説明図で
ある。
【図10】輝尽性蛍光体プレートを用いた被写体の撮影
の概要を説明するための説明図である。
【図11】画像欠点と被写体情報とが重畳した状態の画
像データのプロファイルの一例を示す説明図である。
【符号の説明】
10 X線装置 11 X線管 12 制御部 20 画像入力装置 21 輝尽性蛍光体プレート 22 励起光発生部 23 走査ミラー 34 集光体 25 フォトマルチプライヤ(光電子増倍管) 26 高圧電源 27 LOGアンプ 28 A/D変換部 30 画像処理装置 31 マーカ・欠点抽出部 32 マーカ・欠点記憶部 33 補正データ生成部 34 補正部 40 表示部 50 画像データ記憶部

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のマーカを備えた放射線画像変換パ
    ネルに被写体を透過させずに放射線を照射して作成した
    ベタ画像データから撮影前マーカ情報及び撮影前画像欠
    点情報を抽出し、 前記放射線画像変換パネルに被写体を透過させて放射線
    を照射して作成した撮影画像データから撮影時マーカ情
    報を抽出し、 前記撮影前マーカ情報,前記撮影時マーカ情報,及び前
    記撮影前画像欠点情報に基づいて撮影時画像欠点情報を
    生成し、 この撮影時画像欠点情報により前記撮影画像データを補
    正することを特徴とする放射線画像処理方法。
  2. 【請求項2】 前記所定のマーカは、所定の位置,所定
    の形状,所定の信号値のうち少なくとも1つの条件を備
    えたものであることを特徴とする請求項1記載の放射線
    画像処理方法。
  3. 【請求項3】 前記撮影前画像欠点情報は、前記ベタ画
    像データから検出された画像欠点の位置を示す情報を含
    むことを特徴とする請求項2記載の放射線画像処理方
    法。
  4. 【請求項4】 前記撮影前画像欠点情報は、前記ベタ画
    像データから検出された画像欠点の位置,大きさ,形
    状,または深さを示す情報を含むことを特徴とする請求
    項2記載の放射線画像処理方法。
  5. 【請求項5】 放射線を照射することにより放射線画像
    情報が蓄積記録された前記放射線画像変換パネルを走査
    し、読み取ることにより、ベタ画像データと撮影画像デ
    ータとを作成することを特徴とする請求項1乃至4のい
    ずれかに記載の放射線画像処理方法。
  6. 【請求項6】 所定のマーカを備えた放射線画像変換パ
    ネルに被写体を透過させずに放射線を照射して作成した
    ベタ画像データから撮影前マーカ情報及び撮影前画像欠
    点情報を抽出する撮影前情報抽出手段と、 被写体を透過した放射線を前記放射線画像変換パネルに
    照射して作成した撮影画像データから撮影時マーカ情報
    を抽出する撮影時情報抽出手段と、 前記撮影前情報抽出手段により抽出された撮影前マーカ
    情報,前記撮影時情報抽出手段により抽出された前記撮
    影時マーカ情報,及び前記撮影前情報抽出手段により抽
    出された前記撮影前画像欠点情報に基づいて撮影時画像
    欠点情報を生成し、この撮影時画像欠点情報により前記
    撮影画像データを補正する画像処理手段と、 を有することを特徴とする放射線画像処理装置。
  7. 【請求項7】 所定のマーカを備えた放射線画像変換パ
    ネルに被写体を透過させずに放射線を照射して作成した
    ベタ画像データから抽出された撮影前マーカ情報及び撮
    影前画像欠点情報を記憶する記憶手段と、 被写体を透過した放射線を前記放射線画像変換パネルに
    照射して作成した撮影画像データから撮影時マーカ情報
    を抽出する撮影時情報抽出手段と、 前記記憶手段に記憶されている前記撮影前マーカ情報,
    前記撮影時情報抽出手段により抽出された前記撮影時マ
    ーカ情報,及び前記記憶手段に記憶されている前記撮影
    前画像欠点情報に基づいて撮影時画像欠点情報を生成
    し、この撮影時画像欠点情報により前記撮影画像データ
    を補正する画像処理手段と、 を有することを特徴とする放射線画像処理装置。
  8. 【請求項8】 前記所定のマーカは、所定の位置,所定
    の形状,所定の信号値のうち少なくとも1つの条件を備
    えたものであり、 前記画像処理手段は、位置,形状,信号値の少なくとも
    1つの情報を含んだ撮影前マーカ情報により、撮影前画
    像欠点情報を修正して撮影時画像欠点情報を生成するこ
    とを特徴とする請求項7記載の放射線画像処理装置。
  9. 【請求項9】 前記画像処理手段が保持する撮影前画像
    欠点情報は、前記ベタ画像データから検出された画像欠
    点の位置を示す情報を含むことを特徴とする請求項8記
    載の放射線画像処理装置。
  10. 【請求項10】 前記画像処理手段が保持する前記撮影
    前画像欠点情報は、前記ベタ画像データから検出された
    画像欠点の位置,大きさ,形状,または深さを示す情報
    を含むことを特徴とする請求項8記載の放射線画像処理
    装置。
  11. 【請求項11】 前記放射線画像変換パネル上を走査し
    て放射線画像情報を読み取る読み取り手段を有し、 被写体を透過させずに放射線を照射した前記放射線画像
    変換パネル上を走査して得られる放射線画像情報からベ
    タ画像データと撮影画像データを作成することを特徴と
    する請求項6乃至10のいずれかに記載の放射線画像欠
    点検出装置。
  12. 【請求項12】 所定のマーカを備えた放射線画像変換
    パネルに被写体を透過させずに放射線を照射し、この放
    射線の照射で作成した撮影前ベタ画像データから撮影前
    マーカ情報及び撮影前画像欠点情報を抽出し、 前記放射線画像変換パネルに被写体を透過させずに放射
    線を照射し、この放射線の照射で作成した撮影画像デー
    タから撮影時マーカ情報を抽出し、 前記撮影前マーカ情報,前記撮影時マーカ情報,及び前
    記撮影前画像欠点情報に基づいて撮影時画像欠点情報を
    生成し、 この撮影時画像欠点情報により前記撮影画像データを補
    正することを特徴とする放射線画像処理方法。
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EP1780596A3 (en) * 2005-10-28 2010-10-20 Fujifilm Corporation Radiographic image conversion panel and radiographic image acquisition system

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