JPH10328332A - 繊維強化プラスチック製ラケット - Google Patents
繊維強化プラスチック製ラケットInfo
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- JPH10328332A JPH10328332A JP9155834A JP15583497A JPH10328332A JP H10328332 A JPH10328332 A JP H10328332A JP 9155834 A JP9155834 A JP 9155834A JP 15583497 A JP15583497 A JP 15583497A JP H10328332 A JPH10328332 A JP H10328332A
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Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Moulding By Coating Moulds (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 高反発性を有し、軽量で、振り抜き性の良
い、肘関節への負担が小さく、しかも衝撃強度などの物
性に優れたラケットを提供する。 【解決手段】 ガット5の交点をインパルス加振して、
ラケットフレームのグリップ3端部から50mmの位置
で振動を検出したとき、動剛性が2N/mm以上となる
ガット5の交点数n1 と、フェイス部1全体のガット5
の交点数n0 との比n1 /n0 が、n1 /n0 ≧0.4
である繊維強化プラスチック製ラケット、およびマトリ
ックス樹脂と強化繊維とからなる繊維強化プラスチック
製ラケットにおいて、フレームを形成する繊維強化プラ
スチック製曲がり管のグリップ3端から160mm以下
の範囲の少なくとも一部に、ラケット長手方向と直角の
方向における外周長が90mm以上である直管部を有
し、その直管部の外側に直接、グリップ保護部材が捲回
されている。
い、肘関節への負担が小さく、しかも衝撃強度などの物
性に優れたラケットを提供する。 【解決手段】 ガット5の交点をインパルス加振して、
ラケットフレームのグリップ3端部から50mmの位置
で振動を検出したとき、動剛性が2N/mm以上となる
ガット5の交点数n1 と、フェイス部1全体のガット5
の交点数n0 との比n1 /n0 が、n1 /n0 ≧0.4
である繊維強化プラスチック製ラケット、およびマトリ
ックス樹脂と強化繊維とからなる繊維強化プラスチック
製ラケットにおいて、フレームを形成する繊維強化プラ
スチック製曲がり管のグリップ3端から160mm以下
の範囲の少なくとも一部に、ラケット長手方向と直角の
方向における外周長が90mm以上である直管部を有
し、その直管部の外側に直接、グリップ保護部材が捲回
されている。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、繊維強化プラスチ
ック製ラケットに関し、詳しくは、打球時におけるフレ
ームの振動、剛体回転運動によるエネルギー損失を減少
させた、軽量で反発性能の良い繊維強化プラスチック製
ラケットに関するものである。
ック製ラケットに関し、詳しくは、打球時におけるフレ
ームの振動、剛体回転運動によるエネルギー損失を減少
させた、軽量で反発性能の良い繊維強化プラスチック製
ラケットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】テニスラケットのようなラケットには、
素材としてはアルミニウムなどの金属製、またはガラス
繊維や炭素繊維などを用いた繊維強化プラスチック製の
ものがあり、ガットを含む総重量は240〜360g、
また、ガットが張設されるフェイス部の形状はほぼ楕円
形であり、その面積は545〜775cm2 となってい
るものが一般的である。特に、最近のラケットは軽量化
が進み、総重量が300g未満のものも多くなってきて
いる。また、グリップ部は、例えばテニスラケットにお
いては、そのサイズが外周長によって4〜5種類あり、
フレーム成形後に、所定のサイズのグリップ成形金型に
ラケットフレームをセットして、たとえば図8に示すよ
うに、ポリウレタンなどの発泡性樹脂8を芯材の周りに
注入して発泡、硬化させて形成し、樹脂8の周囲にグリ
ップ保護部材7を捲回したようなものが一般的である。
素材としてはアルミニウムなどの金属製、またはガラス
繊維や炭素繊維などを用いた繊維強化プラスチック製の
ものがあり、ガットを含む総重量は240〜360g、
また、ガットが張設されるフェイス部の形状はほぼ楕円
形であり、その面積は545〜775cm2 となってい
るものが一般的である。特に、最近のラケットは軽量化
が進み、総重量が300g未満のものも多くなってきて
いる。また、グリップ部は、例えばテニスラケットにお
いては、そのサイズが外周長によって4〜5種類あり、
フレーム成形後に、所定のサイズのグリップ成形金型に
ラケットフレームをセットして、たとえば図8に示すよ
うに、ポリウレタンなどの発泡性樹脂8を芯材の周りに
注入して発泡、硬化させて形成し、樹脂8の周囲にグリ
ップ保護部材7を捲回したようなものが一般的である。
【0003】この種のラケットにおいては、ボールの衝
突などの負荷を受けると、フレーム、ガット、ボールな
どに複雑な振動挙動や、剛体回転運動が生じる。これら
の振動挙動や剛体回転運動は、衝突時のエネルギー損失
となりボールの反発性能に大きく影響する。またフレー
ムの振動は、その挙動によってはテニスエルボーと呼ば
れる肘関節障害の原因となったりする。
突などの負荷を受けると、フレーム、ガット、ボールな
どに複雑な振動挙動や、剛体回転運動が生じる。これら
の振動挙動や剛体回転運動は、衝突時のエネルギー損失
となりボールの反発性能に大きく影響する。またフレー
ムの振動は、その挙動によってはテニスエルボーと呼ば
れる肘関節障害の原因となったりする。
【0004】従来、ラケットの反発性能を向上させる方
法として、実開平5−91726号公報や特公平5−6
2553号公報にみられるように、フレームの固有振動
数を高めるという方法があるが、これらの方法による反
発性能向上の原理は、主にフレームの剛性を高めること
によって衝突時の変形量を小さくしたり、フレームの振
動方向を打球方向に一致させるというものである。
法として、実開平5−91726号公報や特公平5−6
2553号公報にみられるように、フレームの固有振動
数を高めるという方法があるが、これらの方法による反
発性能向上の原理は、主にフレームの剛性を高めること
によって衝突時の変形量を小さくしたり、フレームの振
動方向を打球方向に一致させるというものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な方法では、スイングスピードの遅い、非力な子供や女
性、初級者にとっては好都合であっても、スイングスピ
ードが速く、バックスイング時の変形を有効に利用して
打球方向をコントロールする上級者にとってはボールが
飛びすぎたり、打球方向のコントロールが難しくなると
いう問題がある。
な方法では、スイングスピードの遅い、非力な子供や女
性、初級者にとっては好都合であっても、スイングスピ
ードが速く、バックスイング時の変形を有効に利用して
打球方向をコントロールする上級者にとってはボールが
飛びすぎたり、打球方向のコントロールが難しくなると
いう問題がある。
【0006】また、ラケットの重量、バランス、現在入
手しうる素材、製造コストなどを加味すると、固有振動
数200Hz以上のラケットフレームを製造するために
は、フレームの厚さが25〜30mm以上のいわゆる厚
ラケにしなければならず、上級者にとってはサービスや
スピン時の振り抜き性を阻害するという問題もある。
手しうる素材、製造コストなどを加味すると、固有振動
数200Hz以上のラケットフレームを製造するために
は、フレームの厚さが25〜30mm以上のいわゆる厚
ラケにしなければならず、上級者にとってはサービスや
スピン時の振り抜き性を阻害するという問題もある。
【0007】さらに、これらの方法ではフレームの振動
による関節障害の解決手段に関しては何ら言及されてい
ない。
による関節障害の解決手段に関しては何ら言及されてい
ない。
【0008】また、軽量ラケットにおいては、図9に示
す座標系における、グリップ端を通る面内方向の、ラケ
ットの長手方向に直角な軸周りの慣性オーメントIEND
11を維持するために、重心位置を従来のラケットより
先端側に設定する必要があるが、そのためにはグリップ
側の重量を低減することが重要となる。従来のラケット
のグリップは、内圧成形法におけるプリフォームの膨ら
み性などから、フェイス部を形成するフレームの外周長
とほぼ同じ厚さになるように、グリップ部の外周長も8
0mm程度に設定され、フレーム成形後に、ポリウレタ
ンなどの発泡体樹脂8を注入し、発泡、硬化させて図8
に示したような所定の形状に加工している。そのため、
工程が増え、製造コスト上昇の原因となったり、軽量ラ
ケットを製造する際には、重心位置が手元側になり過ぎ
るという弊害がある。
す座標系における、グリップ端を通る面内方向の、ラケ
ットの長手方向に直角な軸周りの慣性オーメントIEND
11を維持するために、重心位置を従来のラケットより
先端側に設定する必要があるが、そのためにはグリップ
側の重量を低減することが重要となる。従来のラケット
のグリップは、内圧成形法におけるプリフォームの膨ら
み性などから、フェイス部を形成するフレームの外周長
とほぼ同じ厚さになるように、グリップ部の外周長も8
0mm程度に設定され、フレーム成形後に、ポリウレタ
ンなどの発泡体樹脂8を注入し、発泡、硬化させて図8
に示したような所定の形状に加工している。そのため、
工程が増え、製造コスト上昇の原因となったり、軽量ラ
ケットを製造する際には、重心位置が手元側になり過ぎ
るという弊害がある。
【0009】そこで、本発明の課題は、上記の事情に鑑
み、打球時におけるフレームの振動および剛体回転運動
によるエネルギー損失を減少させることに着目すること
によって、スイングスピードの遅い、非力な子供や女
性、初級者、あるいはスイングスピードの速い上級者の
いずれであっても、高反発性を有し、軽量で、振り抜き
性の良い、肘関節への負担が小さく、しかも衝撃強度な
どの物性に優れたラケットを提供することにある。
み、打球時におけるフレームの振動および剛体回転運動
によるエネルギー損失を減少させることに着目すること
によって、スイングスピードの遅い、非力な子供や女
性、初級者、あるいはスイングスピードの速い上級者の
いずれであっても、高反発性を有し、軽量で、振り抜き
性の良い、肘関節への負担が小さく、しかも衝撃強度な
どの物性に優れたラケットを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の繊維強化プラスチック製ラケットは、ガッ
トの交点をインパルス加振して、ラケットフレームのグ
リップ端部から50mmの位置で振動を検出したとき、
動剛性が2N/mm以上となるガットの交点数n1 と、
フェイス部全体のガットの交点数n0 との比n1 /n0
が、n1 /n0≧0.4であることを特徴とするものか
らなる。
に、本発明の繊維強化プラスチック製ラケットは、ガッ
トの交点をインパルス加振して、ラケットフレームのグ
リップ端部から50mmの位置で振動を検出したとき、
動剛性が2N/mm以上となるガットの交点数n1 と、
フェイス部全体のガットの交点数n0 との比n1 /n0
が、n1 /n0≧0.4であることを特徴とするものか
らなる。
【0011】また、本発明に係る繊維強化プラスチック
製ラケットは、マトリックス樹脂と強化繊維とからなる
繊維強化プラスチック製ラケットにおいて、フレームを
形成する繊維強化プラスチック製曲がり管のグリップ端
から160mm以下の範囲の少なくとも一部に、ラケッ
ト長手方向と直角の方向における外周長が90mm以上
である直管部を有し、その直管部の外側に直接、グリッ
プ保護部材が捲回されていることを特徴とするものから
なる。
製ラケットは、マトリックス樹脂と強化繊維とからなる
繊維強化プラスチック製ラケットにおいて、フレームを
形成する繊維強化プラスチック製曲がり管のグリップ端
から160mm以下の範囲の少なくとも一部に、ラケッ
ト長手方向と直角の方向における外周長が90mm以上
である直管部を有し、その直管部の外側に直接、グリッ
プ保護部材が捲回されていることを特徴とするものから
なる。
【0012】さらに、本発明に係る繊維強化プラスチッ
ク製ラケットは、マトリックス樹脂中にエポキシ樹脂と
フェノキシ樹脂が含まれていることを特徴とするものか
らなる。
ク製ラケットは、マトリックス樹脂中にエポキシ樹脂と
フェノキシ樹脂が含まれていることを特徴とするものか
らなる。
【0013】ラケットの反発性能には、ボールの衝突現
象中における各種のエネルギー損失が密接に関係する
が、そのエネルギー損失は、ボールとガットの衝突によ
るエネルギー損失、ラケットの剛体回転運動によるエネ
ルギー損失、フレームの振動によるエネルギー損失の和
となる。
象中における各種のエネルギー損失が密接に関係する
が、そのエネルギー損失は、ボールとガットの衝突によ
るエネルギー損失、ラケットの剛体回転運動によるエネ
ルギー損失、フレームの振動によるエネルギー損失の和
となる。
【0014】したがって、本発明の繊維強化プラスチッ
ク製ラケットでは、上記のような高い動剛性を有する構
成とすることにより、フレームの振動によるエネルギー
損失を小さくするとともに、肘関節への負担も小さくす
ることができる。つまり、フレームの振動によるエネル
ギー損失を小さくするために、動剛性が高く設定されて
おり、同じ衝撃力に対してフレームの振幅が小さく押さ
えられ、反発性能を向上させることができる。
ク製ラケットでは、上記のような高い動剛性を有する構
成とすることにより、フレームの振動によるエネルギー
損失を小さくするとともに、肘関節への負担も小さくす
ることができる。つまり、フレームの振動によるエネル
ギー損失を小さくするために、動剛性が高く設定されて
おり、同じ衝撃力に対してフレームの振幅が小さく押さ
えられ、反発性能を向上させることができる。
【0015】また、繊維強化プラスチック製曲がり管の
グリップ部の少なくとも特定範囲を、従来のように発泡
樹脂を注入しなくてもよい大径部分として一体成形する
ことにより、重心位置を容易にラケット先端側に設定す
ることができ、ラケットの剛体回転運動によるエネルギ
ー損失を小さくすることができる。
グリップ部の少なくとも特定範囲を、従来のように発泡
樹脂を注入しなくてもよい大径部分として一体成形する
ことにより、重心位置を容易にラケット先端側に設定す
ることができ、ラケットの剛体回転運動によるエネルギ
ー損失を小さくすることができる。
【0016】さらに、マトリックス樹脂中にエポキシ樹
脂とフェノキシ樹脂を有することにより、動剛性を高め
るとともに、衝撃強度などの物性を改善することができ
る。
脂とフェノキシ樹脂を有することにより、動剛性を高め
るとともに、衝撃強度などの物性を改善することができ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の繊維強化プラスチック製
ラケットに用いられる強化繊維としては、炭素繊維、ガ
ラス繊維、金属繊維、各種有機繊維(たとえばポリアラ
ミド繊維)等の高強度・高弾性率繊維を用いることがで
き、軽量化、フレームの振動の抑制を考慮すると、引張
弾性率130GPa以上の炭素繊維を用いることが好ま
しく、さらに、振幅方向に垂直な面や振動の節の近傍に
は引張弾性率250GPa以上の炭素繊維を用いること
がより好ましい。
ラケットに用いられる強化繊維としては、炭素繊維、ガ
ラス繊維、金属繊維、各種有機繊維(たとえばポリアラ
ミド繊維)等の高強度・高弾性率繊維を用いることがで
き、軽量化、フレームの振動の抑制を考慮すると、引張
弾性率130GPa以上の炭素繊維を用いることが好ま
しく、さらに、振幅方向に垂直な面や振動の節の近傍に
は引張弾性率250GPa以上の炭素繊維を用いること
がより好ましい。
【0018】また、上記繊維強化プラスチック製ラケッ
トに用いられるマトリックス樹脂としては、エポキシ樹
脂、不飽和ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂、フ
ェノール樹脂などの熱硬化性樹脂や、ナイロン樹脂など
の熱可塑性樹脂などを用いることができる。
トに用いられるマトリックス樹脂としては、エポキシ樹
脂、不飽和ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂、フ
ェノール樹脂などの熱硬化性樹脂や、ナイロン樹脂など
の熱可塑性樹脂などを用いることができる。
【0019】本発明の繊維強化プラスチック製ラケット
は、たとえば図1ないし図3に示すように構成できる。
図において、1はフェイス部、2はシャフト、3はグリ
ップ、4はヨーク、5は張設されたガットを、それぞれ
示している。グリップ3においては、図3に示すよう
に、グリップ端から160mm以下の範囲の少なくとも
一部に、外周長が90mm以上の直管部6が設けられて
おり、その直管部6の外側に直接、グリップ保護部材7
が捲回されている。
は、たとえば図1ないし図3に示すように構成できる。
図において、1はフェイス部、2はシャフト、3はグリ
ップ、4はヨーク、5は張設されたガットを、それぞれ
示している。グリップ3においては、図3に示すよう
に、グリップ端から160mm以下の範囲の少なくとも
一部に、外周長が90mm以上の直管部6が設けられて
おり、その直管部6の外側に直接、グリップ保護部材7
が捲回されている。
【0020】このような本発明に係るラケットは、ガッ
トの交点をインパルス加振して、ラケットフレームのグ
リップ端部から50mmの位置で振動を検出したとき、
動剛性が2N/mm以上となるガットの交点数n1 と、
フェイス部全体のガットの交点数n0 との比n1 /n0
が、n1 /n0 ≧0.4であることを特徴としている。
トの交点をインパルス加振して、ラケットフレームのグ
リップ端部から50mmの位置で振動を検出したとき、
動剛性が2N/mm以上となるガットの交点数n1 と、
フェイス部全体のガットの交点数n0 との比n1 /n0
が、n1 /n0 ≧0.4であることを特徴としている。
【0021】この本発明に用いられる動剛性の測定方法
としては、図4に示すように、ガット5を張設したラケ
ットを宙吊りにし、ガット5の交点をインパルスハンマ
12を用いて加振し、そのときの衝撃位置に与えられた
加振力およびグリップ端部から50mmの位置に取り付
けた加速度ピックアップ13から得られる加速度を、F
FT演算器14を用いて伝達関数を求めることによって
行われるものである。なお、フレームの振動によるエネ
ルギー損失は、全体のエネルギー損失に占める割合など
から、1次の固有振動(フレームの2節曲げモード)に
対する動剛性を測定対象としている。
としては、図4に示すように、ガット5を張設したラケ
ットを宙吊りにし、ガット5の交点をインパルスハンマ
12を用いて加振し、そのときの衝撃位置に与えられた
加振力およびグリップ端部から50mmの位置に取り付
けた加速度ピックアップ13から得られる加速度を、F
FT演算器14を用いて伝達関数を求めることによって
行われるものである。なお、フレームの振動によるエネ
ルギー損失は、全体のエネルギー損失に占める割合など
から、1次の固有振動(フレームの2節曲げモード)に
対する動剛性を測定対象としている。
【0022】また、本発明の繊維強化プラスチック製ラ
ケットは、フレームを形成する繊維強化プラスチック製
曲がり管の、グリップ端から160mm以下の範囲の少
なくとも一部に、ラケット長手方向と直角の方向におけ
る外周長が90mm以上である直管部6を有し、その直
管部6の外側に直接、グリップ保護部材7が捲回されて
いる構成としたものであり、ポリウレタンなどの発泡性
樹脂を用いたグリップ成形工程を経ず、フレーム成形と
同時に、いわゆるグリップ一体成形としてグリップ部を
形成することができる。したがって、工程の短縮が可能
となるとともに、従来のラケットで使用されていたポリ
ウレタンなどの発泡性樹脂の重量分、約20〜25gの
軽量化が可能となる。しかも、重心位置が先端側に移動
するため、グリップ端を通る面内方向の、ラケットの長
手方向に直角な軸周りの慣性モーメントIEND を低下さ
せることなく軽量化が達成でき、フレームの剛体回転運
動によるエネルギー損失を低減させることができる。
ケットは、フレームを形成する繊維強化プラスチック製
曲がり管の、グリップ端から160mm以下の範囲の少
なくとも一部に、ラケット長手方向と直角の方向におけ
る外周長が90mm以上である直管部6を有し、その直
管部6の外側に直接、グリップ保護部材7が捲回されて
いる構成としたものであり、ポリウレタンなどの発泡性
樹脂を用いたグリップ成形工程を経ず、フレーム成形と
同時に、いわゆるグリップ一体成形としてグリップ部を
形成することができる。したがって、工程の短縮が可能
となるとともに、従来のラケットで使用されていたポリ
ウレタンなどの発泡性樹脂の重量分、約20〜25gの
軽量化が可能となる。しかも、重心位置が先端側に移動
するため、グリップ端を通る面内方向の、ラケットの長
手方向に直角な軸周りの慣性モーメントIEND を低下さ
せることなく軽量化が達成でき、フレームの剛体回転運
動によるエネルギー損失を低減させることができる。
【0023】上記ラケット長手方向と直角の方向におけ
る外周長が90mm以上である直管部6は、50mm以
上連続していることが好ましいが、軽量化、応力集中の
緩和などを考慮すると、120mm以上連続しているこ
とがより好ましい。
る外周長が90mm以上である直管部6は、50mm以
上連続していることが好ましいが、軽量化、応力集中の
緩和などを考慮すると、120mm以上連続しているこ
とがより好ましい。
【0024】また、上記外周長が90mm以上である直
管部6は、触感およびフェイス部の安定を重視すると6
〜12の平面から構成されていることが、つまり6〜1
2角形の横断面を有することが最も好ましい。
管部6は、触感およびフェイス部の安定を重視すると6
〜12の平面から構成されていることが、つまり6〜1
2角形の横断面を有することが最も好ましい。
【0025】ここで、上記グリップ保護部材7とは、天
然皮革、人口皮革などを使用した、一般に、グリップレ
ザーと呼ばれているものである。
然皮革、人口皮革などを使用した、一般に、グリップレ
ザーと呼ばれているものである。
【0026】また、本発明の繊維強化プラスチック製ラ
ケットにおいては、フレームを形成する繊維強化プラス
チック製曲がり管の、グリップ端から30mm以上80
mm以下の範囲の表面積をa0 、グリップ端の開口部面
積をa1 としたとき、a1 /a0 ≦0.1となる構成と
することが好ましく、グリップ部にポリウレタンなどの
発泡性樹脂を用いない、グリップ一体成形のラケットに
おいて、グリップ端の開口断面による剛性の低下を軽減
することができる。
ケットにおいては、フレームを形成する繊維強化プラス
チック製曲がり管の、グリップ端から30mm以上80
mm以下の範囲の表面積をa0 、グリップ端の開口部面
積をa1 としたとき、a1 /a0 ≦0.1となる構成と
することが好ましく、グリップ部にポリウレタンなどの
発泡性樹脂を用いない、グリップ一体成形のラケットに
おいて、グリップ端の開口断面による剛性の低下を軽減
することができる。
【0027】上記グリップ端から30mm以上80mm
以下の範囲の表面積a0 は、手の大きさにより異なる
が、4000〜6000mm2 が好ましく、より好まし
くは4500〜5500mm2 である。
以下の範囲の表面積a0 は、手の大きさにより異なる
が、4000〜6000mm2 が好ましく、より好まし
くは4500〜5500mm2 である。
【0028】また、上記グリップ端の開口部面積a
1 は、10〜450mm2 であることが好ましいが、あ
まり小さいとフレーム成形時の圧縮空気の流量が制限さ
れ、プリフォームの膨らみ方にむらが生じたり、逆にあ
まり大きいと、グリップ端部における剛性が低下するた
め、より好ましくは25〜350mm2 である。
1 は、10〜450mm2 であることが好ましいが、あ
まり小さいとフレーム成形時の圧縮空気の流量が制限さ
れ、プリフォームの膨らみ方にむらが生じたり、逆にあ
まり大きいと、グリップ端部における剛性が低下するた
め、より好ましくは25〜350mm2 である。
【0029】また、本発明の繊維強化プラスチック製ラ
ケットは、マトリックス樹脂中に、エポキシ樹脂とフェ
ノキシ樹脂を含む構成とすることが好ましく、鎖状ポリ
マーの緩和作用を利用することにより、ラケットフレー
ムの振動を低減し、動剛性を高めるとともに、成形時に
生じる内部応力を低下せしめ、フレーム強度、特に衝撃
強度を向上させることが可能となる。
ケットは、マトリックス樹脂中に、エポキシ樹脂とフェ
ノキシ樹脂を含む構成とすることが好ましく、鎖状ポリ
マーの緩和作用を利用することにより、ラケットフレー
ムの振動を低減し、動剛性を高めるとともに、成形時に
生じる内部応力を低下せしめ、フレーム強度、特に衝撃
強度を向上させることが可能となる。
【0030】上記エポキシ樹脂とフェノキシ樹脂のマト
リックス樹脂中における比率としては、エポキシ樹脂1
00重量部に対して、フェノキシ樹脂5〜20重量部が
好ましいが、成形時の樹脂の流動性、および成形品のガ
ラス転移温度の低下などを考慮すると10〜15重量部
がより好ましい。
リックス樹脂中における比率としては、エポキシ樹脂1
00重量部に対して、フェノキシ樹脂5〜20重量部が
好ましいが、成形時の樹脂の流動性、および成形品のガ
ラス転移温度の低下などを考慮すると10〜15重量部
がより好ましい。
【0031】
【実施例】以下、本発明を具体的な実施例に基づいて説
明する。 (実施例1)図1および図2に示した、本発明に係る繊
維強化プラスチック製テニスラケットを製造した。すな
わち、上記テニスラケットは総重量297g、グリップ
端からの重心位置が360mmであり、その動剛性分布
は図5に示すように、フェイス部全体のガットの交点数
n0 =276に対して、動剛性が2N/mm以上となる
ガットの交点数n1 =130、すなわち、n1 /n0 ≒
0.47となる構成に設定してなるものである。また、
フェイス部1、シャフト2、グリップ3、ヨーク4は炭
素繊維とエポキシ樹脂からなる繊維強化プラスチックの
フレームによって構成され、フェイス部1を形成するフ
レームの最大厚さは21.59mm、フェイス部1の面
積は613cm2 である。
明する。 (実施例1)図1および図2に示した、本発明に係る繊
維強化プラスチック製テニスラケットを製造した。すな
わち、上記テニスラケットは総重量297g、グリップ
端からの重心位置が360mmであり、その動剛性分布
は図5に示すように、フェイス部全体のガットの交点数
n0 =276に対して、動剛性が2N/mm以上となる
ガットの交点数n1 =130、すなわち、n1 /n0 ≒
0.47となる構成に設定してなるものである。また、
フェイス部1、シャフト2、グリップ3、ヨーク4は炭
素繊維とエポキシ樹脂からなる繊維強化プラスチックの
フレームによって構成され、フェイス部1を形成するフ
レームの最大厚さは21.59mm、フェイス部1の面
積は613cm2 である。
【0032】また、重心を通る面内方向の、ラケット長
手方向に直角な軸周りの慣性モーメントIX 9(図9に
図示)は12.97g・m2 、重心を通り、ラケット長
手方向の軸周りの慣性モーメントIY 10(図9に図
示)は1.48g・m2 、グリップ端を通る面内方向
の、ラケット長手方向に直角な軸周りの慣性モーメント
IEND 11(図9に図示)は51.14g・m2 であ
る。
手方向に直角な軸周りの慣性モーメントIX 9(図9に
図示)は12.97g・m2 、重心を通り、ラケット長
手方向の軸周りの慣性モーメントIY 10(図9に図
示)は1.48g・m2 、グリップ端を通る面内方向
の、ラケット長手方向に直角な軸周りの慣性モーメント
IEND 11(図9に図示)は51.14g・m2 であ
る。
【0033】上記テニスラケットの製造方法は従来とほ
ぼ同様であるが、その構造は、図6に示すように、フレ
ームの1次の固有振動の方向に垂直な方向にある面に、
引張弾性率430GPa以上の高弾性炭素繊維および引
張強度5400MPa以上の高強度炭素繊維からなる補
強層17を設けて集中的に補強している。15は内圧成
形用のナイロンチューブ、16はプリプレグを示してい
る。
ぼ同様であるが、その構造は、図6に示すように、フレ
ームの1次の固有振動の方向に垂直な方向にある面に、
引張弾性率430GPa以上の高弾性炭素繊維および引
張強度5400MPa以上の高強度炭素繊維からなる補
強層17を設けて集中的に補強している。15は内圧成
形用のナイロンチューブ、16はプリプレグを示してい
る。
【0034】また、図3に示したように、フレームを形
成する繊維強化プラスチック製曲がり管の、グリップ端
から158mm以下の範囲において、ラケット長手方向
と直角の方向における外周長は102mmとなってお
り、8平面からなる(横断面8角形の)直管で構成され
ている。さらに、この直管部6の外側に直接グリップ保
護部材7が捲回されている。また、グリップ端から30
mm以上80mm以下の範囲の表面積a0 は5100m
m2 、グリップ端の開口部の面積a1 は221mm2 で
あり、a1 /a0 ≒0.043となっている。
成する繊維強化プラスチック製曲がり管の、グリップ端
から158mm以下の範囲において、ラケット長手方向
と直角の方向における外周長は102mmとなってお
り、8平面からなる(横断面8角形の)直管で構成され
ている。さらに、この直管部6の外側に直接グリップ保
護部材7が捲回されている。また、グリップ端から30
mm以上80mm以下の範囲の表面積a0 は5100m
m2 、グリップ端の開口部の面積a1 は221mm2 で
あり、a1 /a0 ≒0.043となっている。
【0035】上記したテニスラケットを用いて実際に試
打したところ、軽量で振り抜き性が良く、高い反発性を
有していることが確認できた。また、グリップ部の剛性
も高く、打球時に弾性変形するというようなことはなか
った。
打したところ、軽量で振り抜き性が良く、高い反発性を
有していることが確認できた。また、グリップ部の剛性
も高く、打球時に弾性変形するというようなことはなか
った。
【0036】(実施例2)実施例1の繊維強化プラスチ
ック製テニスラケットにおいて、1次の固有振動の方向
に垂直な面への補強に加え、1次の固有振動の節周辺
を、引張弾性率430GPa以上高弾性炭素繊維および
引張強度5400MPa以上の高強度炭素繊維からなる
層を設けてさらに補強し、n1 /n0 =0.51に設定
してなるテニスラケットを得た。
ック製テニスラケットにおいて、1次の固有振動の方向
に垂直な面への補強に加え、1次の固有振動の節周辺
を、引張弾性率430GPa以上高弾性炭素繊維および
引張強度5400MPa以上の高強度炭素繊維からなる
層を設けてさらに補強し、n1 /n0 =0.51に設定
してなるテニスラケットを得た。
【0037】得られたテニスラケットは、実施例1と同
様に高い反発性を有し、グリップ部の剛性も高く、打球
時に弾性変形するというようなこともなかった。特に、
打球位置が安定しない初心者にとって、打球感が良く、
使用し易いものであった。
様に高い反発性を有し、グリップ部の剛性も高く、打球
時に弾性変形するというようなこともなかった。特に、
打球位置が安定しない初心者にとって、打球感が良く、
使用し易いものであった。
【0038】(実施例3)フレームの成形に用いられる
一方向性プリプレグのマトリックス樹脂に、エポキシ樹
脂100重量部に対してフェノキシ樹脂12重量部を添
加し、n1 /n0=0.52に設定してなるほかは、実
施例1と全く同様のテニスラケットを得た。
一方向性プリプレグのマトリックス樹脂に、エポキシ樹
脂100重量部に対してフェノキシ樹脂12重量部を添
加し、n1 /n0=0.52に設定してなるほかは、実
施例1と全く同様のテニスラケットを得た。
【0039】得られたテニスラケットは、実施例1と同
様に高い反発性を有し、グリップ部の剛性も高く、打球
時に弾性変形するというようなこともなかった。さら
に、静強度が実施例1に比較して5%以上改善され、連
続耐久試験や、落下衝撃試験においても全く問題がなか
った。
様に高い反発性を有し、グリップ部の剛性も高く、打球
時に弾性変形するというようなこともなかった。さら
に、静強度が実施例1に比較して5%以上改善され、連
続耐久試験や、落下衝撃試験においても全く問題がなか
った。
【0040】(比較例1)従来の繊維強化プラスチック
製テニスラケットおよびアルミニウム製テニスラケット
の動剛性測定結果を、表1に示す。
製テニスラケットおよびアルミニウム製テニスラケット
の動剛性測定結果を、表1に示す。
【0041】
【表1】
【0042】これらのラケットでは、スウィートスポッ
トを外して打ったときの打球感の落差が大きく、初心者
にとっては使いづらいものであった。また、スウィート
スポットを外して打ったときに、手に伝わる振動も大き
く、長時間の使用においては肘関節への疲労の蓄積が大
きかった。
トを外して打ったときの打球感の落差が大きく、初心者
にとっては使いづらいものであった。また、スウィート
スポットを外して打ったときに、手に伝わる振動も大き
く、長時間の使用においては肘関節への疲労の蓄積が大
きかった。
【0043】(比較例2)総重量297g、グリップ端
からの重心位置360mmのラケットを製造した。グリ
ップ部の構造は、図7に示すように一体成形となってお
り、ラケット長手方向と直角の方向の外周長は102m
mで、8平面から(横断面8角形に)構成され、その外
側に直接グリップ保護部材7が捲回されている。また、
グリップ端から30mm以上80mm以下の範囲の表面
積a0 は5100mm2 、グリップ端開口部の面積a1
は570mm2 であり、a1 /a0 =0.112となっ
ている。得られたラケットは、ボールのインパクト時に
グリップ部が弾性変形し、使いづらいものであった。
からの重心位置360mmのラケットを製造した。グリ
ップ部の構造は、図7に示すように一体成形となってお
り、ラケット長手方向と直角の方向の外周長は102m
mで、8平面から(横断面8角形に)構成され、その外
側に直接グリップ保護部材7が捲回されている。また、
グリップ端から30mm以上80mm以下の範囲の表面
積a0 は5100mm2 、グリップ端開口部の面積a1
は570mm2 であり、a1 /a0 =0.112となっ
ている。得られたラケットは、ボールのインパクト時に
グリップ部が弾性変形し、使いづらいものであった。
【0044】
【発明の効果】本発明の繊維強化プラスチック製ラケッ
トは、(1)高い動剛性を有し、(2)グリップが一体
成形である、(3)マトリックス樹脂中にフェノキシ樹
脂を有する、構成を特徴としており、実施例にも示した
ように、これらの構成により、とくにこれらを組み合わ
せることにより、高反発性を有し、軽量で、振り抜き性
の良い、肘関節への負担が小さく、しかも衝撃強度など
の物性に優れたラケットとなる。
トは、(1)高い動剛性を有し、(2)グリップが一体
成形である、(3)マトリックス樹脂中にフェノキシ樹
脂を有する、構成を特徴としており、実施例にも示した
ように、これらの構成により、とくにこれらを組み合わ
せることにより、高反発性を有し、軽量で、振り抜き性
の良い、肘関節への負担が小さく、しかも衝撃強度など
の物性に優れたラケットとなる。
【図1】本発明に係る繊維強化プラスチック製ラケット
の概略正面図である。
の概略正面図である。
【図2】図1のラケットの概略側面図である。
【図3】図1のラケットのグリップ部の拡大部分斜視図
である。
である。
【図4】動剛性測定方法を示す概略構成図である。
【図5】実施例1に係る繊維強化プラスチック製ラケッ
トの動剛性分布図である。
トの動剛性分布図である。
【図6】実施例1に係る繊維強化プラスチック製ラケッ
トのフェイス部およびシャフト部の部分斜視図である。
トのフェイス部およびシャフト部の部分斜視図である。
【図7】比較例2に係る繊維強化プラスチック製ラケッ
トのグリップ部の部分斜視図である。
トのグリップ部の部分斜視図である。
【図8】従来の繊維強化プラスチック製ラケットのグリ
ップ部の斜視図である。
ップ部の斜視図である。
【図9】ラケットのモーメントの座標系を示す説明図で
ある。
ある。
1 フェイス部 2 シャフト 3 グリップ 4 ヨーク 5 ガット 6 直管部 7 グリップ保護部材 8 発泡性樹脂 9 IX 10 IY 11 IEND 12 インパルスハンマ 13 加速度ピックアップ 14 FFT演算器 15 ナイロンチューブ 16 プリプレグ 17 補強層
Claims (10)
- 【請求項1】 ガットの交点をインパルス加振して、ラ
ケットフレームのグリップ端部から50mmの位置で振
動を検出したとき、動剛性が2N/mm以上となるガッ
トの交点数n1 と、フェイス部全体のガットの交点数n
0 との比n1/n0 が、n1 /n0 ≧0.4であること
を特徴とする繊維強化プラスチック製ラケット。 - 【請求項2】 マトリックス樹脂と強化繊維とからなる
繊維強化プラスチック製ラケットにおいて、フレームを
形成する繊維強化プラスチック製曲がり管のグリップ端
から160mm以下の範囲の少なくとも一部に、ラケッ
ト長手方向と直角の方向における外周長が90mm以上
である直管部を有し、その直管部の外側に直接、グリッ
プ保護部材が捲回されていることを特徴とする繊維強化
プラスチック製ラケット。 - 【請求項3】 マトリックス樹脂と強化繊維とからなる
繊維強化プラスチック製ラケットにおいて、フレームを
形成する繊維強化プラスチック製曲がり管のグリップ端
から160mm以下の範囲の少なくとも一部に、ラケッ
ト長手方向と直角の方向における外周長が90mm以上
である直管部を有し、その直管部の外側に直接、グリッ
プ保護部材が捲回されていることを特徴とする請求項1
記載の繊維強化プラスチック製ラケット。 - 【請求項4】 前記直管部の横断面が6〜12角形であ
る、請求項2または3の繊維強化プラスチック製ラケッ
ト。 - 【請求項5】 前記6〜12角形の直管部が、ラケット
長手方向に50mm以上連続している、請求項4の繊維
強化プラスチック製ラケット。 - 【請求項6】 フレームを形成する繊維強化プラスチッ
ク製曲がり管の、グリップ端から30mm以上80mm
以下の範囲の表面積をa0 、グリップ端部の開口部面積
をa1 としたとき、a1 /a0 ≦0.1である、請求項
2ないし5のいずれかに記載の繊維強化プラスチック製
ラケット。 - 【請求項7】 マトリックス樹脂中にエポキシ樹脂とフ
ェノキシ樹脂が含まれていることを特徴とする繊維強化
プラスチック製ラケット。 - 【請求項8】 マトリックス樹脂と強化繊維とからなる
繊維強化プラスチック製ラケットにおいて、マトリック
ス樹脂中に、エポキシ樹脂とフェノキシ樹脂が含まれて
いることを特徴とする、請求項1ないそ6のいずれかに
記載の繊維強化プラスチック製ラケット。 - 【請求項9】 フェイス部を形成するフレームの最大厚
さが22mm以下である、請求項1ないし8のいずれか
に記載の繊維強化プラスチック製ラケット。 - 【請求項10】 ガットを含む総重量が310g以下で
ある、請求項1ないし9のいずれかに記載の繊維強化プ
ラスチック製ラケット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9155834A JPH10328332A (ja) | 1997-05-29 | 1997-05-29 | 繊維強化プラスチック製ラケット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9155834A JPH10328332A (ja) | 1997-05-29 | 1997-05-29 | 繊維強化プラスチック製ラケット |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10328332A true JPH10328332A (ja) | 1998-12-15 |
Family
ID=15614527
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9155834A Pending JPH10328332A (ja) | 1997-05-29 | 1997-05-29 | 繊維強化プラスチック製ラケット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10328332A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002200200A (ja) * | 2000-10-24 | 2002-07-16 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | テニスラケット |
| CN114642866A (zh) * | 2022-03-29 | 2022-06-21 | 界首市扬泰体育用品科技有限公司 | 一种碳纤维复合匹克球拍及其制备方法 |
-
1997
- 1997-05-29 JP JP9155834A patent/JPH10328332A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002200200A (ja) * | 2000-10-24 | 2002-07-16 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | テニスラケット |
| CN114642866A (zh) * | 2022-03-29 | 2022-06-21 | 界首市扬泰体育用品科技有限公司 | 一种碳纤维复合匹克球拍及其制备方法 |
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