JPH10328528A - オゾン脱臭方法及び装置 - Google Patents

オゾン脱臭方法及び装置

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JPH10328528A
JPH10328528A JP9144030A JP14403097A JPH10328528A JP H10328528 A JPH10328528 A JP H10328528A JP 9144030 A JP9144030 A JP 9144030A JP 14403097 A JP14403097 A JP 14403097A JP H10328528 A JPH10328528 A JP H10328528A
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JP
Japan
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ozone
reaction tank
gas
odor
odor component
Prior art date
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Pending
Application number
JP9144030A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanori Watanabe
正典 渡辺
Mitsuyoshi Minobe
充好 美濃部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
Ishikawajima Harima Heavy Industries Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Ishikawajima Harima Heavy Industries Co Ltd filed Critical Ishikawajima Harima Heavy Industries Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 臭気成分を効率よく除去できるようにする。 【解決手段】 入口管41から反応槽37の回廊部50
へ臭気成分を含んだガスAを流入させ且つガスAに対し
て霧化ノズル27からオゾンフォグOを噴霧して、反応
槽37の回流部51に側壁39及び仕切板48に沿って
周回し且つ反応槽37の中央部分に近づくほど流速が低
下する臭気成分を含んだガス、オゾン、微細水粒の混合
ガスBの循環流れを形成させ、オゾンと微細水粒の水分
子とからヒドロキシラジカルが生成される時間、及び該
ヒドロキシラジカルにより臭気成分が酸化除去される時
間を充分に確保するとともに、水溶性の臭気成分が溶解
した微細水粒を反応槽37の内部に滴下させ、混合ガス
Bに含まれている臭気成分を除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はオゾン脱臭方法及び
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】家庭から排出される生活排水や事業所か
ら排出される産業排水は、下水道を介して排水処理施設
に集められ、種々の処理が行われて浄化された後、河川
や海に放流されている。
【0003】一方、排水処理施設に集められた汚水の臭
気の拡散を抑止するために種々の脱臭装置が用いられて
いる。
【0004】図6は従来の液洗式のオゾン脱臭装置の一
例を示すもので、このオゾン脱臭装置は、内方下部に洗
浄水1を貯留可能な処理塔2と、処理塔2の内方上部に
配置された複数の散水ノズル3と、処理塔2の内方下部
と散水ノズル3との間で洗浄水1を循環させる循環ポン
プ4と、大気中の酸素を抽出する酸素発生器5と、酸素
発生器5より送出される酸素からオゾン(O3)を生成
するオゾン発生器6と、臭気ガス(臭気成分を含んだ空
気)を処理塔2へ送給する臭気送給ブロワ7と、オゾン
を除去するオゾン除去器8とを備えている。
【0005】循環ポンプ4の吸引口には、処理塔2の内
方下部に連通する洗浄水移送管9に接続され、循環ポン
プ4の吐出口には、各散水ノズル3に連通する洗浄水移
送管10に接続されており、循環ポンプ4を作動させる
と、処理塔2の内方下部の洗浄水1が散水ノズル3へ送
給され、該散水ノズル3から処理塔2の内方下部へ向っ
て洗浄水1が散水されるようになっている。
【0006】オゾン発生器6の吐出口には、処理塔2の
内部の洗浄水1の液面よりも上側に連通するオゾン供給
管11が接続されており、オゾン発生器6によって生成
されたオゾンが処理塔2の内部へ送給されるようになっ
ている。
【0007】臭気送給ブロワ7の吸引口には、汚水貯留
槽(図示せず)の内方上部に連通する臭気吸引管12が
接続され、また、臭気送給ブロワ7の吐出口には、処理
塔2の内部の洗浄水1の液面よりも上側に連通する臭気
送給管13が接続されており、臭気送給ブロワ7を作動
させると、汚水貯留槽から処理塔2の内部へ臭気ガスが
送給されるようになっている。
【0008】オゾン除去器8の空気流入口には、処理塔
2の内方上部に連通する排気管14が接続され、また、
オゾン除去器8の空気流出口には、排気筒15が接続さ
れている。
【0009】図6に示すオゾン脱臭装置では、臭気送給
ブロワ7によって処理塔2の内部へ送給される臭気ガス
に含まれている硫化水素(H2S)などの臭気成分がオ
ゾン発生器6から処理塔2の内部へ送給されるオゾンと
が反応して酸化されること、及びアンモニア(NH3
などの臭気成分が散水ノズル3より散水される洗浄水1
に溶解することによって、臭気ガスが発散する臭気の低
減を図っている。
【0010】また、臭気送給ブロワ7による汚水貯留槽
から処理塔2への未処理の空気の送給に伴って、臭気成
分が除去され且つ反応オゾンガスを含むガスがオゾン除
去器8に流入する。
【0011】これにより、臭気の低減及び未反応のオゾ
ンが除去されたガス(空気)が、排気筒15から大気中
へ放出されることになる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところが、大気中にお
けるオゾンの半減期は約13時間程度であり、処理塔2
の内部において先に述べたように臭気成分がオゾンによ
って酸化される反応速度はあまり速くない。
【0013】また、処理塔2の内部へ送給されるオゾン
によって洗浄水1がオゾン水化される割合は極めて低
く、洗浄水1のオゾン水化による臭気成分の除去はあま
り期待できない。
【0014】これらの事由により、図6に示すオゾン脱
臭装置においては、臭気成分がオゾンによって充分に酸
化されていないガスが排気筒15から放出され、オゾン
脱臭装置の外部に臭気が拡散することがある。
【0015】本発明は上述した実情に鑑みてなしたもの
で、臭気成分を効率よく除去できるようにすることを目
的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1に記載したオゾン脱臭方法では、
反応槽の内部へ臭気成分を含んだガスを反応槽に流入さ
せるとともに、臭気成分を含んだガスに霧状のオゾンを
混合噴霧し、反応槽の内部に側壁に沿って周回し且つ側
壁近傍部分から反応槽中央部分に近づくほど流速が低下
する臭気成分、オゾン、及び微細水粒の混合ガスの循環
流を形成させて、オゾンと微細水粒の水分子とから生成
されるヒドロキシラジカルによって混合ガス中の臭気成
分を酸化除去した後、反応槽上部中央から反応槽外部へ
臭気成分が除去されたガスを導く。
【0017】また、本発明の請求項2に記載したオゾン
脱臭装置では、偏平に形成された反応槽と、反応槽の側
壁に設けた入口管と、反応槽の内方上部から外部へ連通
する出口管と、臭気成分を含んだガスを入口管へ送給す
るガス送給手段と、オゾンを生成するオゾン発生器と、
入口管の内部あるいは反応槽の内部の入口管近傍部分に
配置され且つオゾンと微細水粒とを混合噴霧する霧化ノ
ズルと、オゾン発生器により生成されるオゾンを霧化ノ
ズルへ送給する送気手段と、水を霧化ノズルへ送給する
送水手段とを備えている。
【0018】更に、本発明の請求項3に記載したオゾン
脱臭装置では、略矩形平面形状を有し且つ偏平に形成さ
れた反応槽と、反応槽の側壁一隅に設けた入口管と、反
応槽の内方上部から外部へ連通する出口管と、反応槽の
内部において入口管に隣接する側壁一辺内面及び該一辺
内面に連なる側壁他辺内面に沿って延び且つ反応槽の内
部に平面形状が鈎状の回廊部及び平面形状が矩形の回流
部を形成する仕切板と、臭気成分を含んだガスを入口管
へ供給するガス供給手段と、オゾンを生成するオゾン発
生器と、入口管の内部あるいは回廊部に配置され且つオ
ゾンと微細水粒とを混合噴霧する霧化ノズルと、オゾン
発生器により生成されるオゾンを霧化ノズルへ送給する
送気手段と、水を霧化ノズルへ送給する送水手段とを備
えている。
【0019】更にまた、本発明の請求項4に記載したオ
ゾン脱臭装置では、上述した本発明の請求項2あるいは
請求項3に記載のオゾン脱臭装置のいずれかにおける反
応槽を複数積層している。
【0020】本発明の請求項1に記載したオゾン脱臭方
法においては、反応槽の内部に側壁に沿って周回し且つ
反応槽の中央部分に近づくほど流速が低下する臭気成分
を含んだガス、オゾン、微細水粒の混合ガスの循環流れ
を形成させ、オゾンと微細水粒の水分子とからヒドロキ
シラジカルが生成される時間、及び該ヒドロキシラジカ
ルにより臭気成分が酸化除去される時間を充分に確保す
るとともに、水溶性の臭気成分が溶解した微細水粒を反
応槽の内部に滴下させ、混合ガスに含まれている臭気成
分を除去する。
【0021】また、本発明の請求項2に記載したオゾン
脱臭装置においては、入口管から反応槽の内部へ臭気成
分を含んだガスを流入させ且つ霧化ノズルからオゾンと
微細水粒とを混合噴霧して、反応槽の内部に側壁に沿っ
て周回し且つ反応槽の中央部分に近づくほど流速が低下
する臭気成分を含んだガス、オゾン、微細水粒の混合ガ
スの循環流れを形成させ、オゾンと微細水粒の水分子と
からヒドロキシラジカルが生成される時間、及び該ヒド
ロキシラジカルにより臭気成分が酸化除去される時間を
充分に確保するとともに、水溶性の臭気成分が溶解した
微細水粒を反応槽の内部に滴下させ、混合ガスに含まれ
ている臭気成分を除去する。
【0022】更に、本発明の請求項3に記載したオゾン
脱臭装置においては、入口管から反応槽の回廊部へ臭気
成分を含んだガスを流入させ且つ霧化ノズルからオゾン
と微細水粒とを混合噴霧して、反応槽の回流部に側壁及
び仕切板に沿って周回し且つ反応槽の中央部分に近づく
ほど流速が低下する臭気成分を含んだガス、オゾン、微
細水粒の混合ガスの循環流れを形成させ、オゾンと微細
水粒の水分子とからヒドロキシラジカルが生成される時
間、及び該ヒドロキシラジカルにより臭気成分が酸化除
去される時間を充分に確保するとともに、水溶性の臭気
成分が溶解した微細水粒を反応槽の内部に滴下させ、混
合ガスに含まれている臭気成分を除去する。
【0023】更にまた、本発明の請求項4に記載したオ
ゾン脱臭装置においては、複数の反応槽を積層して、設
置面積を拡大することなく、臭気成分の処理能力の増大
を図る。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。
【0025】図1から図5は本発明のオゾン脱臭装置の
実施の形態の一例を示すものであり、図中、図6と同一
の符号を付した部分は同一物を表している。
【0026】このオゾン脱臭装置は、オゾン発生器6、
空気オゾン混合器22、送気ブロワ24、送水ポンプ2
6、霧化ノズル(二流体ノズル)27、反応槽37を備
えている。
【0027】空気オゾン混合器22は、ボデー16の一
端面からボデー他端側へ向って延び且つ下流端寄り部分
で徐々に流路断面が縮小する空気流路17と、該空気流
路17の下流端からボデー他端側へ向って延び且つ空気
流路17の下流端に略等しい流路断面を有するスロート
18と、前記の空気流路17並びにスロート18よりも
長い全長を有してスロート18の下流端からボデー16
の他端面へ貫通し且つスロート18よりもやや大きな流
路断面を有する混合気流路19と、ボデー16の外側面
から混合気流路19の上流端近傍へ向って延び且つボデ
ー中心寄り部分で流路断面が小さくなるオゾン流路20
と、該オゾン流路20の下流端から混合気流路19の上
流端近傍へ連通するオゾン注入口21とを有しており、
ボデー16は、金属素材の機械加工、あるいは精密金属
鋳造によって形成されている(図4参照)。
【0028】上記の空気流路17には、空気供給管23
を介して送気ブロワ24の吐出口が接続され、オゾン流
路20には、オゾン供給管25を介してオゾン発生器6
の吐出口が接続されている。
【0029】なお、オゾン発生器6には、酸素に対する
無声放電によりオゾンを生成するもの、酸素に対する沿
面放電によりオゾンを生成するもの、酸素に対する紫外
線照射によりオゾンを生成するもののいずれをも適用す
ることができる。
【0030】この空気オゾン混合器22では、空気流路
17に対して送気ブロワ24から圧力が3〜5kg/c
2程度の圧縮空気流を供給すると、該圧縮空気流は、
空気流路17からスロート18へ流入する際に圧縮さ
れ、スロート18を経て混合気流路19を流通する際に
膨張し、該混合気流路19を下流側へ向って超音速で流
通しようとする。
【0031】次いで、オゾン流路20に対してオゾン発
生器6から圧力が1kg/cm2よりも低いオゾン流を
供給すると、該オゾン流は、混合気流路19を流通する
圧縮空気流の膨張に起因する圧力低下に伴い、オゾン流
路20からオゾン注入口21を経て混合気流路19の上
流端近傍部分へ吸引され、空気とオゾンとの混合流が混
合気流路19を下流側へ向って流通する。
【0032】霧化ノズル27は、気体流路29を有する
気体流通部30と、該気体流通部30の下流端寄り部分
の外周面のまわりに渦流室31を形成するように気体流
通部30に対して一体的に形成され且つ下流端寄り部分
に噴霧口32を有する渦流室形成部33と、該渦流室形
成部33に対して一体的に形成され且つ渦流室31に連
通する液体流路34を有する液体流通部35とによって
構成されている(図5参照)。
【0033】上記の気体流路29には、送気管36を介
して空気オゾン混合器22の混合気流路19が接続さ
れ、液体流路34には、送水管28を介して送水ポンプ
26の吐出口が接続されている。
【0034】なお、送水管28から霧化ノズル27への
送水圧が確保されるのであれば、送水ポンプ26を用い
ずに、送水管28に止め弁を介して水道管を接続するよ
うにしてもよい。
【0035】この霧化ノズル27では、気体流路29に
対して空気オゾン混合器22から空気とオゾンとの混合
流を供給し、液体流路34に対して送水ポンプ26から
水を供給すると、液体流路34から渦流室31へ流れ込
んで旋回力が付与された水流に、気体流路29からの空
気とオゾンとの混合流が吹き付けられ、霧化ノズル27
の噴霧口32よりオゾンと微細水粒とが混ざり合ったオ
ゾンフォグOが噴霧される。
【0036】反応槽37は、四隅のうちの3箇所が円弧
状に加工され且つ他の1箇所が直角に加工された底板3
8と、上方から見て四隅のうちの3箇所が湾曲し且つ他
の1箇所が直角になった略矩形枠状に形成されて底板3
8の気密に固着された側壁39と、底板39と同形状に
加工され且つ下面が側壁39の上縁に気密に固着された
頂板40とによって構成されている。
【0037】この反応槽37は、偏平な形状となるよう
に、側壁39の高さ寸法が、底板38、頂板40の一辺
の長さ寸法よりも小さく設定されている。
【0038】側壁39の直角になった隅部には、略水平
に延びる上下2本の入口管41の気体流通方向下流端
が、反応槽37の内部に連通し且つ入口管41の管軸が
側壁39の所定の隅部に隣接する側壁一辺内面42に対
して平行に位置するように取り付けられている。
【0039】この入口管41の気体流通方向上流端に
は、臭気送給管13を介して臭気送給ブロワ7の吐出口
が接続され、また、入口管41の気体流通方向下流寄り
部分には、噴霧口32が反応槽37の内方を向くように
先に述べた霧化ノズル27が内装されており、入口管4
1から反応槽37の内部に、オゾンと微細水粒とが混ざ
り合ったオゾンフォグO、並びに臭気成分を含んだガス
(空気)Aが流入するようになっている。
【0040】側壁39の所定箇所の上縁近傍部分には、
略水平に延びる出口管44の気体流通方向中間部分が、
側壁39を貫通し且つ出口管44の気体流通方向上流端
が頂板40の下面中央部直下に位置するように取り付け
られている。
【0041】この出口管44の気体流通方向上流端に
は、ガス中の微細水粒を取り除くためのデミスタ45が
設けられ、また、出口管44の気体流通方向下流端に
は、オゾン除去器8が接続されている。
【0042】上記のデミスタ45は、極細線径の金属線
集合体、あるいはセラミックス径多孔質材を短円筒状に
形成したもので、デミスタ45の下端には、下蓋板46
が固着されている。
【0043】底板38の所定位置には、反応槽37の内
部において凝縮した水滴を外部に排出するための排水管
47が設けられており、該排水管47には、回収槽(図
示せず)が接続されている。
【0044】更に、反応槽37の内部には、流路形成用
に回廊仕切板48と案内板49とが設けられている。
【0045】回廊仕切板48は、上方から見ると、入口
管41の気体流通方向下流端に隣接する側壁一辺内面4
2及びそれに連なる側壁他辺内面43に沿って延び、下
縁が底板38の上面に固着され且つ上縁が頂板40の下
面に固着されている。
【0046】この回廊仕切板48によって反応槽37の
内部が、平面形状が略鈎状の回廊部50と平面形状が略
矩形状の回流部51とに分けられ、入口管41から反応
槽37の内部に流入するオゾンと微細水粒とが混ざり合
ったオゾンフォグO、並びに臭気成分を含んだガスA
は、オゾン、微細水粒、臭気成分、空気の混合ガスBと
して回廊部50を通過した後、回流部51へ流通するよ
うになっている。
【0047】また、回廊仕切板48の一端部(入口管4
1に隣接する端部)と側壁39との間には、間隙が形成
されている。
【0048】案内板49は、上方から見ると、回廊仕切
板48の他端部において、側壁39の隅部に沿って湾曲
し、下縁が底板38の上面に固着され且つ上縁が頂板4
0の下面に固着されている。
【0049】この案内板49により、オゾン、微細水
粒、臭気成分、空気の混合ガスBが、回廊部50から回
流部51へ導かれるようになっている。
【0050】以下、図1から図5に示すオゾン脱臭装置
の作動を説明する。
【0051】汚水処理槽などにおける臭気成分を含んだ
ガス(空気)の脱臭処理を行う際には、酸素発生器5、
オゾン発生器6、臭気送給ブロワ7、送気ブロワ24、
送水ポンプ26を作動させて、オゾンフォグOと臭気成
分に含んだガスAとを、入口管41から反応槽37の回
廊部50へ流入させる。
【0052】このとき、オゾンフォグOのオゾンの濃度
が、脱臭処理されるべきガスAに含まれている臭気成分
の濃度の約2倍程度になり、また、霧化ノズル27にお
けるオゾンガスと水との混合比を約200〜300程度
になるように、オゾン発生器6、臭気送給ブロワ7、送
水ポンプ26などの作動条件を設定しておく。
【0053】回廊部50へ流入するオゾンフォグOに含
まれる微細水粒のうち、粒径が過大なものは、側壁39
の側壁一辺内面42、側壁他辺内面43、頂板40の下
面、回廊仕切板48などに接触して底板38の上面に落
下し、排水管47を経て反応槽37の外部へ排出され
る。
【0054】また、オゾンフォグOと臭気成分を含んだ
ガスAは、オゾン、微細水粒、臭気成分、空気が混ざり
合った混合ガスBとして回廊部50を流通し、案内板4
9に導かれて回流部51へ流入する。
【0055】回流部51に流入した混合ガスBの主流
は、反応槽37の中央部分を中心として側壁39の回廊
仕切板48に対峙していない部分、及び回廊仕切板48
に沿うように回流部51を周回する循環流れを形成し、
また、混合ガスBの一部は、回廊仕切板48の一端部
(入口管41に隣接する端部)と側壁39との間の間隙
から回廊部50へ再び流入する。
【0056】このとき、混合ガスBの循環流れの中にお
いては、オゾンと微細水粒の水分子(H2O)とが反応
して高活性なヒドロキシラジカル(OHラジカル)が生
成され、該ヒドロキシラジカルにより、硫化水素(H2
S)などの臭気成分が酸化除去される。
【0057】また、一部の微細水粒に水溶性の臭気成分
であるアンモニア(NH3)が溶解する。
【0058】先に述べたように、回廊部50から回流部
51へ流入する混合ガスBの流速は、回流部51のほう
が回廊部50よりも流路断面積が大きくなることに起因
して減速され、回流部51における混合ガスBの循環流
れの流速は、反応槽37の中央部分に近づくほど低下す
る。
【0059】すなわち、回流部51に流入した混合ガス
Bには、オゾンと微細水粒の水分子とからヒドロキシラ
ジカルを生成するための時間と、ヒドロキシラジカルに
よって臭気成分を酸化除去するための時間が充分に与え
られる。
【0060】このヒドロキシラジカルの活性度はオゾン
よりも高く、ヒドロキシラジカルによって臭気成分が酸
化する速度は、オゾンによって臭気成分が酸化する速度
よりも速いので、回流部51を周回する混合ガスBの循
環流れから臭気成分が確実に除去される。
【0061】また、臭気成分が取り除かれた後の処理ガ
スCは、デミスタ45、出口管44を経てオゾン除去器
8に流入し、残留しているオゾンが除去された後、排気
筒15より大気中に放出される。
【0062】前記のヒドロキシラジカルはオゾンと微細
水粒とから生成されるため、反応槽37から出口管44
へ流出する処理ガスCが含むオゾンは極めて微量であ
る。
【0063】従って、適宜オゾン除去器8の運転を停止
したり、あるいは、オゾン除去器8を設置しない構成と
することもできる。
【0064】更に、反応槽37は、偏平な形状に形成さ
れているので、混合ガスBの循環流れの上向き速度成分
は、水平方向速度成分に比べて小さい。
【0065】これにより、混合ガスBに含まれる微細水
粒のうち、粒径が過大なものは、出口管44へと吹き上
げられることなく、底板38の上面に落下し、排水管4
7を経て反応槽37の外部へ排出される。
【0066】これに対して、反応槽37が偏平でなく縦
長の形状であると、混合ガスBの循環流れの上向き速度
成分が大きくなる傾向を呈し、先に述べたヒドロキシラ
ジカルの生成に要する時間、及び臭気成分の酸化除去に
要する時間を充分に確保することができなくなる。
【0067】また、反応槽37が球形であると、球内側
面に沿って流れるガス流の方向が絶えず方向を変えるた
め、遠心力の作用により微細水粒が内側面に付着してし
まうので、ヒドロキシラジカルの生成、及び臭気成分の
酸化除去がほとんど行われない。
【0068】図1から図5に示すオゾン脱臭装置におけ
る反応槽37の内部を浮遊する微細水粒(水滴)が速度
Uの混合ガスBから受ける抗力(水滴を上昇させる力)
Dは下記の数式によって求められる。
【0069】
【数1】 D=6πμrU D:水滴に作用する抗力 μ:水の粘度 17.64×10-6kg/m/s r:水滴の球半径m U:ガス上昇速度m/s
【0070】また、質量Mの水滴が自重で落下する力F
は、下記の数式によって求められる。
【0071】
【数2】 F=Mg=3/4(πr3ρg) ρ:水滴の密度 1000kg/m3 g:重力加速度 9.8m/s2
【0072】更に、速度Uの混合ガスBに対して水滴が
落下もせず且つ吹き上げられもしない条件は、抗力Dと
力Fとが釣り合ったときであり、水滴が浮遊を継続し得
るガス上昇速度Uは、下記の数式によって求められる。
【0073】
【数3】U=(2ρr2/9μ)g
【0074】この数式から水滴直径2rとガス上昇速度
Uとの関係を具体的に計算すると、直径20μmの水滴
を浮遊させる場合には、ガス上昇速度Uを0.012m
/sに設定し、直径100μmの水滴を浮遊させるのに
は、ガス上昇速度を0.309m/sに設定することに
なる。
【0075】従って、回流部51における混合ガスBの
上昇速度Uを、0.012m/s以下に設定すれば、2
0μmを超える直径の微細水粒が混合ガスBによって吹
き上げられなくなり、先に述べたように、アンモニアが
溶け込んだ微細水粒は重量の増加により、反応槽37の
底板38の上面に滴下し、排水管47により回収され
る。
【0076】一方、通常、デミスタ45を通過し得る微
細水粒の直径は、20μm以下であり、また、大気中に
放出される微細水粒の直径が20μm以下であれば、こ
の微細水粒は凝縮滴下することなく拡散するので、回流
部51における混合ガスBのガス上昇速度を適宜設定す
れば、デミスタ45の設置を省略することもできる。
【0077】このように、図1から図5に示すオゾン脱
臭装置では、反応槽37の内部に側壁39に沿って周回
し且つ反応槽37の中央部分に近づくほど流速が低下す
る臭気成分を含んだガス、オゾン、微細水粒の混合ガス
Bの循環流れを形成させて、オゾンと水分子とからヒド
ロキシラジカルが生成される時間、及び該ヒドロキシラ
ジカルによって臭気成分が酸化除去される時間を充分に
確保し、また、臭気成分が溶解した微細水粒を反応槽3
7の内部に滴下させるので、混合ガスBに含まれている
臭気成分の除去を確実に行うことができる。
【0078】更にまた、大容量のオゾン脱臭装置が必要
な場合は、図1から図3に示す反応槽37を複数積層す
れば、設置面積を拡大することなく、臭気成分の処理能
力の増大を図ることができる。
【0079】この場合、下側に位置する反応槽37の頂
板40と上側に位置する反応槽37の底板38とを同一
部材によって兼用させてもよく、各反応槽37に対する
入口管41の気体流通方向上流端、及び出口管44の気
体流通方向下流端を集合させる構成としてもよい。
【0080】なお、本発明のオゾン脱臭方法及び装置は
上述した実施の形態のみに限定されるものではなく、本
発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加え
得ることは勿論である。
【0081】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のオゾン脱臭
方法及び装置では、下記のような種々の優れた効果を奏
し得る。
【0082】(1)本発明の請求項1に記載したオゾン
脱臭方法では、反応槽の内部に側壁に沿って周回し且つ
反応槽の中央部分に近づくほど流速が低下する臭気成分
を含んだガス、オゾン、微細水粒の混合ガスの循環流れ
を形成させることにより、オゾンと微細水粒の水分子と
からヒドロキシラジカルが生成される時間、及び該ヒド
ロキシラジカルにより臭気成分が酸化除去される時間を
充分に確保し、また、水溶性の臭気成分が溶解した微細
水粒を反応槽の内部に滴下させるので、臭気成分を確実
に除去することができ、反応槽の外部へ臭気成分や未反
応の多量のオゾンが放出されない。
【0083】(2)本発明の請求項2から請求項4に記
載したオゾン脱臭装置のいずれにおいても、入口管から
反応槽の内部へ臭気成分を含んだガスを流入させ且つ霧
化ノズルからオゾンと微細水粒とを混合噴霧して、反応
槽の内部に側壁に沿って周回し且つ反応槽の中央部分に
近づくほど流速が低下する臭気成分を含んだガス、オゾ
ン、微細水粒の混合ガスの循環流れを形成させることに
より、オゾンと微細水粒の水分子とからヒドロキシラジ
カルが生成される時間、及び該ヒドロキシラジカルによ
り臭気成分が酸化除去される時間を充分に確保し、ま
た、水溶性の臭気成分が溶解した微細水粒を反応槽の内
部に滴下させるので、臭気成分を確実に除去することが
でき、反応槽の外部へ臭気成分や未反応の多量のオゾン
が放出されない。
【0084】(3)本発明の請求項3に記載したオゾン
脱臭装置では、反応槽の内部に仕切板を設けて回廊部と
回流部とを形成しているので、反応槽の内部に側壁に沿
って周回し且つ反応槽の中央部分に近づくほど流速が低
下する臭気成分を含んだガス、オゾン、微細水粒の混合
ガスの循環流れを確実に形成させることができる。
【0085】(4)本発明の請求項4に記載したオゾン
脱臭装置では、複数の反応槽を積層するので、設置面積
を拡大することなく、臭気成分の処理能力の増大を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のオゾン脱臭装置の実施の形態の一例を
示す水平断面図である。
【図2】図1のII−II矢視図である。
【図3】図1のIII−III矢視図である。
【図4】図1における空気オゾン混合器の詳細を示す縦
断面図である。
【図5】図1における霧化ノズルの詳細を示す縦断面図
である
【図6】従来のオゾン脱臭装置の一例を示す概念図であ
る。
【符号の説明】
6 オゾン発生器 7 臭気送給ブロワ(ガス送給手段) 13 臭気送給管(ガス送給手段) 22 空気オゾン混合器(送気手段) 23 空気供給管(送気手段) 24 送気ブロワ(送気手段) 25 オゾン供給管(送気手段) 26 送水ポンプ(送水手段) 27 霧化ノズル 28 送水管(送水手段) 36 送気管(送気手段) 37 反応槽 39 側壁 41 入口管 42 側壁一辺内面 43 側壁他辺内面 44 出口管 48 仕切板 50 回廊部 51 回流部 A 臭気成分を含んだガス B 混合ガス C 処理ガス(臭気成分が除去されたガス) O オゾンフォグ(オゾン/微細水粒)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 反応槽の内部へ臭気成分を含んだガスを
    反応槽に流入させるとともに、臭気成分を含んだガスに
    霧状のオゾンを混合し、反応槽の内部に側壁に沿って周
    回し且つ側壁近傍部分から反応槽中央部分に近づくほど
    流速が低下する臭気成分、オゾン、及び微細水粒の混合
    ガスの循環流を形成させて、オゾンと微細水粒の水分子
    とから生成されるヒドロキシラジカルによって混合ガス
    中の臭気成分を酸化除去した後、反応槽上部中央から反
    応槽外部へ臭気成分が除去されたガスを導くことを特徴
    とするオゾン脱臭方法。
  2. 【請求項2】 偏平に形成された反応槽と、反応槽の側
    壁に設けた入口管と、反応槽の内方上部から外部へ連通
    する出口管と、臭気成分を含んだガスを入口管へ送給す
    るガス送給手段と、オゾンを生成するオゾン発生器と、
    入口管の内部あるいは反応槽の内部の入口管近傍部分に
    配置され且つオゾンと微細水粒とを混合噴霧する霧化ノ
    ズルと、オゾン発生器により生成されるオゾンを霧化ノ
    ズルへ送給する送気手段と、水を霧化ノズルへ送給する
    送水手段とを備えてなることを特徴とするオゾン脱臭装
    置。
  3. 【請求項3】 略矩形平面形状を有し且つ偏平に形成さ
    れた反応槽と、反応槽の側壁一隅に設けた入口管と、反
    応槽の内方上部から外部へ連通する出口管と、反応槽の
    内部において入口管に隣接する側壁一辺内面及び該一辺
    内面に連なる側壁他辺内面に沿って延び且つ反応槽の内
    部に平面形状が鈎状の回廊部及び平面形状が矩形の回流
    部を形成する仕切板と、臭気成分を含んだガスを入口管
    へ供給するガス供給手段と、オゾンを生成するオゾン発
    生器と、入口管の内部あるいは回廊部に配置され且つオ
    ゾンと微細水粒とを混合噴霧する霧化ノズルと、オゾン
    発生器により生成されるオゾンを霧化ノズルへ送給する
    送気手段と、水を霧化ノズルへ送給する送水手段とを備
    えてなることを特徴とするオゾン脱臭装置。
  4. 【請求項4】 反応槽を複数積層した請求項2あるいは
    請求項3のいずれかに記載のオゾン脱臭装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107344064A (zh) * 2017-07-25 2017-11-14 北京凯创金源科技开发有限公司 废气处理系统

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