JPH10328727A - 熱間押出製管用マンドレルの予熱方法およびその加熱装置 - Google Patents
熱間押出製管用マンドレルの予熱方法およびその加熱装置Info
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- JPH10328727A JPH10328727A JP9144796A JP14479697A JPH10328727A JP H10328727 A JPH10328727 A JP H10328727A JP 9144796 A JP9144796 A JP 9144796A JP 14479697 A JP14479697 A JP 14479697A JP H10328727 A JPH10328727 A JP H10328727A
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- mandrel
- extrusion tube
- frequency induction
- induction heating
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Abstract
(57)【要約】
【課題】使用前に短時間予熱が可能で、寸法の異なる小
口製品の製管時における頻繁な交換に遅滞なく対応でき
て生産性低下を招かないほか、内面品質の良好な押出管
が得られる熱間押出製管プレスのマンドレルの予熱方法
と装置。 【解決手段】熱間押出製管プレスにセットする直前また
はセット後のマンドレルを独立した電源装置に接続され
た複数個の環状コイルからなる横型の高周波誘導加熱炉
を用いて加熱する。その装置は、製管プレスの近傍に固
定設置された上記の高周波誘導加熱炉に対してマンドレ
ルを水平に保持して挿脱入させるマンドレル保持手段と
で構成するか、もしくは上記の高周波誘導加熱炉を昇降
自在に搭載した台車を熱間押出製管プレスのコンテナー
の入側にプレスの軸長方向に往復移動自在に設けて構成
する。
口製品の製管時における頻繁な交換に遅滞なく対応でき
て生産性低下を招かないほか、内面品質の良好な押出管
が得られる熱間押出製管プレスのマンドレルの予熱方法
と装置。 【解決手段】熱間押出製管プレスにセットする直前また
はセット後のマンドレルを独立した電源装置に接続され
た複数個の環状コイルからなる横型の高周波誘導加熱炉
を用いて加熱する。その装置は、製管プレスの近傍に固
定設置された上記の高周波誘導加熱炉に対してマンドレ
ルを水平に保持して挿脱入させるマンドレル保持手段と
で構成するか、もしくは上記の高周波誘導加熱炉を昇降
自在に搭載した台車を熱間押出製管プレスのコンテナー
の入側にプレスの軸長方向に往復移動自在に設けて構成
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱間押出製管に使
用されるマンドレルの予熱方法と、この方法に用いる加
熱装置に関する。
用されるマンドレルの予熱方法と、この方法に用いる加
熱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ユジーンセジュルネ法に代表される熱間
押出製管には、マンドレルが用いられることは周知の通
りである。このマンドレルは、通常、室温状態のものを
押出プレスのラムにねじ結合し、素材中空ビッレトの押
出しに供される。
押出製管には、マンドレルが用いられることは周知の通
りである。このマンドレルは、通常、室温状態のものを
押出プレスのラムにねじ結合し、素材中空ビッレトの押
出しに供される。
【0003】しかし、室温状態のマンドレルは、所定の
温度に加熱された中空ビッレトの内面温度を低下させ、
押出管の内面品質を悪化させる。このため、その使用に
先立ち、室温状態のマンドレルを所定の温度(通常、1
00〜250℃)に予熱することが行われる。
温度に加熱された中空ビッレトの内面温度を低下させ、
押出管の内面品質を悪化させる。このため、その使用に
先立ち、室温状態のマンドレルを所定の温度(通常、1
00〜250℃)に予熱することが行われる。
【0004】そして、従来は、熱間押出製管プレスの近
傍に固定設置された燃料にガスや重油などを用いたバー
ナー式の雰囲気加熱炉を用い、熱間押出製管プレスにセ
ットされる前のマンドレルを対象に予熱するようにして
いたが、下記(a)〜(c)の問題があった。
傍に固定設置された燃料にガスや重油などを用いたバー
ナー式の雰囲気加熱炉を用い、熱間押出製管プレスにセ
ットされる前のマンドレルを対象に予熱するようにして
いたが、下記(a)〜(c)の問題があった。
【0005】(a)加熱炉の性能にもよるが、例えば、
外径100〜200mmのマンドレルの表面温度が10
0〜250℃になるまでに1〜4時間が必要であるな
ど、予熱に長時間かかる。このため、寸法の異なる小口
製品の製管時にはマンドレルを頻繁に交換する必要があ
るが、その交換までに所定の温度に予熱することができ
ず、生産性が阻害される。また、長時間の加熱は、マン
ドレル表面に生成付着するスケール(主として鉄系酸化
物)が多くなり、これが押出管の内面品質を悪化させる
要因になる。
外径100〜200mmのマンドレルの表面温度が10
0〜250℃になるまでに1〜4時間が必要であるな
ど、予熱に長時間かかる。このため、寸法の異なる小口
製品の製管時にはマンドレルを頻繁に交換する必要があ
るが、その交換までに所定の温度に予熱することができ
ず、生産性が阻害される。また、長時間の加熱は、マン
ドレル表面に生成付着するスケール(主として鉄系酸化
物)が多くなり、これが押出管の内面品質を悪化させる
要因になる。
【0006】(b)炉内各部位毎の細かな温度制御が事
実上不可能である。このため、例えば、その押出加工中
に中空ビッレトのボトム側の温度が低下し、押出管の内
面品質を悪化させるが、これを防ぐためにマンドレル後
端部(ラム側)側を先端部側よりも高温に加熱するなど
する適宜な温度分布での加熱ができない。
実上不可能である。このため、例えば、その押出加工中
に中空ビッレトのボトム側の温度が低下し、押出管の内
面品質を悪化させるが、これを防ぐためにマンドレル後
端部(ラム側)側を先端部側よりも高温に加熱するなど
する適宜な温度分布での加熱ができない。
【0007】(c)雰囲気加熱炉の特性上、炉内各部
位、具体的にはバーナー設置部近傍と被加熱材料である
マンドレルの装入・抽出口近傍の温度差がある。このた
め、例えば、上記の小口製品製管時における頻繁なマン
ドレル交換に対応すべく、複数本のマンドレルを同時加
熱した場合には、マンドレル相互間の予熱温度にばらつ
きが生じ、これに起因して押出管相互間の内面品質もば
らつき、安定した品質確保ができなくなる。
位、具体的にはバーナー設置部近傍と被加熱材料である
マンドレルの装入・抽出口近傍の温度差がある。このた
め、例えば、上記の小口製品製管時における頻繁なマン
ドレル交換に対応すべく、複数本のマンドレルを同時加
熱した場合には、マンドレル相互間の予熱温度にばらつ
きが生じ、これに起因して押出管相互間の内面品質もば
らつき、安定した品質確保ができなくなる。
【0008】(d)雰囲気加熱炉は加熱に長時間かかる
ので、これを熱間押出製管プレス内に配置することがで
きない。このため、熱間押出製管プレスの近傍に雰囲気
加熱炉熱を固定設置してマンドレル予熱を行うのである
が、予想外のトラブルによってマンドレル交換作業に長
時間を要した場合、比較的厳密な温度管理が必要なマン
ドレル温度が低下し、これが原因で押出管の内面品質が
悪化する。尤も、かかる場合には、再度の予熱を行えば
よいのであるが、これでは生産性がより一層阻害され
る。
ので、これを熱間押出製管プレス内に配置することがで
きない。このため、熱間押出製管プレスの近傍に雰囲気
加熱炉熱を固定設置してマンドレル予熱を行うのである
が、予想外のトラブルによってマンドレル交換作業に長
時間を要した場合、比較的厳密な温度管理が必要なマン
ドレル温度が低下し、これが原因で押出管の内面品質が
悪化する。尤も、かかる場合には、再度の予熱を行えば
よいのであるが、これでは生産性がより一層阻害され
る。
【0009】このため、上記(a)〜(c)は勿論、
(d)に記載の欠点をも解消し得るマンドレルの予熱方
法と、その方法に用いる加熱装置の開発が望まれてい
た。
(d)に記載の欠点をも解消し得るマンドレルの予熱方
法と、その方法に用いる加熱装置の開発が望まれてい
た。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の実状
に鑑みてなされたもので、その課題は下記とは勿論
であるが、をも可能なマンドレルの予熱方法と、その
方法に用いる加熱装置を提供することにある。
に鑑みてなされたもので、その課題は下記とは勿論
であるが、をも可能なマンドレルの予熱方法と、その
方法に用いる加熱装置を提供することにある。
【0011】使用前のマンドレルを短時間に加熱でき
ること。 マンドレルの軸長方向に任意な温度分布を付与できる
こと。 熱間押出製管プレスにセット後のマンドレルを対象に
予熱できること。
ること。 マンドレルの軸長方向に任意な温度分布を付与できる
こと。 熱間押出製管プレスにセット後のマンドレルを対象に
予熱できること。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記の課題
を達成すべく種々実験検討の結果、マンドレルの予熱は
必ずしもその中心部と表層部の温度を同じにする必要は
なく、少なくとも表層部の温度を所望の温度にすればよ
いことを確認した。このことから、表層部のみを円周方
向均一に所定の温度に急速加熱することが可能で、しか
も発生スケール量の可及的に少ない高周波誘導加熱技術
に注目して本発明をなすにいたった。
を達成すべく種々実験検討の結果、マンドレルの予熱は
必ずしもその中心部と表層部の温度を同じにする必要は
なく、少なくとも表層部の温度を所望の温度にすればよ
いことを確認した。このことから、表層部のみを円周方
向均一に所定の温度に急速加熱することが可能で、しか
も発生スケール量の可及的に少ない高周波誘導加熱技術
に注目して本発明をなすにいたった。
【0013】上記の知見に基づく本発明の要旨は、下記
(1)および(2)の熱間押出製管用マンドレルの予熱
方法と、下記(3)および(4)の熱間押出製管用マン
ドレルの加熱装置にある。
(1)および(2)の熱間押出製管用マンドレルの予熱
方法と、下記(3)および(4)の熱間押出製管用マン
ドレルの加熱装置にある。
【0014】(1)熱間押出製管に使用するマンドレル
の予熱方法であって、マンドレルを熱間押出製管プレス
にセットする直前に、高周波誘導加熱手段を用いてマン
ドレル軸長方向の温度分布が所定のパターンになるよう
に加熱することを特徴とする熱間押出製管用マンドレル
の予熱方法。
の予熱方法であって、マンドレルを熱間押出製管プレス
にセットする直前に、高周波誘導加熱手段を用いてマン
ドレル軸長方向の温度分布が所定のパターンになるよう
に加熱することを特徴とする熱間押出製管用マンドレル
の予熱方法。
【0015】(2)熱間押出製管に使用するマンドレル
の予熱方法であって、マンドレルを熱間押出製管プレス
にセットした後、高周波誘導加熱手段を用いてマンドレ
ル軸長方向の温度分布が所定のパターンになるように加
熱することを特徴とする熱間押出製管用マンドレルの予
熱方法。
の予熱方法であって、マンドレルを熱間押出製管プレス
にセットした後、高周波誘導加熱手段を用いてマンドレ
ル軸長方向の温度分布が所定のパターンになるように加
熱することを特徴とする熱間押出製管用マンドレルの予
熱方法。
【0016】(3)上記(1)に記載の方法に用いる加
熱装置であって、独立した電源装置に接続された複数組
の環状コイルがその軸心を一致させて連設配置されると
ともに、各環状コイルの部分に被加熱体であるマンドレ
ルの表面温度を測定する温度測定手段を備えた横型の高
周波誘導加熱炉と、前記温度測定手段の測温結果に基づ
いて前記各電源装置の出力を制御する温度制御装置と、
マンドレルを水平に保持するマンドレル保持手段とから
なり、前記高周波誘導加熱炉が熱間押出製管プレスの近
傍に固定設置され、マンドレル保持手段が高周波誘導加
熱炉に対して接離動自在に設けられていることを特徴と
する熱間押出製管用マンドレルの加熱装置。
熱装置であって、独立した電源装置に接続された複数組
の環状コイルがその軸心を一致させて連設配置されると
ともに、各環状コイルの部分に被加熱体であるマンドレ
ルの表面温度を測定する温度測定手段を備えた横型の高
周波誘導加熱炉と、前記温度測定手段の測温結果に基づ
いて前記各電源装置の出力を制御する温度制御装置と、
マンドレルを水平に保持するマンドレル保持手段とから
なり、前記高周波誘導加熱炉が熱間押出製管プレスの近
傍に固定設置され、マンドレル保持手段が高周波誘導加
熱炉に対して接離動自在に設けられていることを特徴と
する熱間押出製管用マンドレルの加熱装置。
【0017】(4)上記(2)に記載の方法に用いる加
熱装置であって、独立した電源装置に接続された複数組
の環状コイルがその軸心を一致させて連設配置されると
ともに、各環状コイルの部分に被加熱体であるマンドレ
ルの表面温度を測定する温度測定手段を備えた横型の高
周波誘導加熱炉と、前記温度測定手段の測温結果に基づ
いて前記各電源装置の出力を制御する温度制御装置とか
らなり、前記高周波誘導加熱炉が熱間押出製管プレスの
コンテナーの入側に、上下または水平方向に移動自在で
あり、かつ熱間押出製管プレスの軸長方向に往復移動自
在に設けられていることを特徴とする熱間押出製管用マ
ンドレルの加熱装置。
熱装置であって、独立した電源装置に接続された複数組
の環状コイルがその軸心を一致させて連設配置されると
ともに、各環状コイルの部分に被加熱体であるマンドレ
ルの表面温度を測定する温度測定手段を備えた横型の高
周波誘導加熱炉と、前記温度測定手段の測温結果に基づ
いて前記各電源装置の出力を制御する温度制御装置とか
らなり、前記高周波誘導加熱炉が熱間押出製管プレスの
コンテナーの入側に、上下または水平方向に移動自在で
あり、かつ熱間押出製管プレスの軸長方向に往復移動自
在に設けられていることを特徴とする熱間押出製管用マ
ンドレルの加熱装置。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係わるマンドレル
の予熱方法と、その方法に用いる加熱装置について添付
図面を参照して詳細に説明する。
の予熱方法と、その方法に用いる加熱装置について添付
図面を参照して詳細に説明する。
【0019】《予熱方法について》本発明では、図1に
示すように、その軸心を一致させて連設配置され、それ
ぞれが独立した電源装置21 、22 、23 、…に接続さ
れた複数個(図示例は3個)の環状コイル11 、12 、
13 、…からなる横型の高周波誘導加熱炉5が用いられ
る。
示すように、その軸心を一致させて連設配置され、それ
ぞれが独立した電源装置21 、22 、23 、…に接続さ
れた複数個(図示例は3個)の環状コイル11 、12 、
13 、…からなる横型の高周波誘導加熱炉5が用いられ
る。
【0020】上記の高周波誘導加熱炉5には、各環状コ
イル11 、12 、13 、…の連設方向のほぼ中央部に、
被加熱材料であるマンドレル4の表面温度を測定するた
めの輻射温度計などからなる温度測定手段31 、32 、
33 、…が設けられており、これらは上記の電源装置2
1 、22 、23 、…とともに、温度制御装置6に接続さ
れている。
イル11 、12 、13 、…の連設方向のほぼ中央部に、
被加熱材料であるマンドレル4の表面温度を測定するた
めの輻射温度計などからなる温度測定手段31 、32 、
33 、…が設けられており、これらは上記の電源装置2
1 、22 、23 、…とともに、温度制御装置6に接続さ
れている。
【0021】そして、上記の温度制御装置6は、環状コ
イル11 、12 、13 、…内に挿入されて加熱され、各
温度測定手段31 、32 、33 、…によって測定される
マンドレル4の軸長方向各部位の表面温度と、温度制御
装置6内に予め設定されたマンドレル4の軸長方向各部
位の目標予熱温度との比較結果に基づいて各電源装置2
1 、22 、23 、…の出力を調整し、これによってその
軸長方向に所定の温度分布を付与してマンドレル4を予
熱するようになっている。
イル11 、12 、13 、…内に挿入されて加熱され、各
温度測定手段31 、32 、33 、…によって測定される
マンドレル4の軸長方向各部位の表面温度と、温度制御
装置6内に予め設定されたマンドレル4の軸長方向各部
位の目標予熱温度との比較結果に基づいて各電源装置2
1 、22 、23 、…の出力を調整し、これによってその
軸長方向に所定の温度分布を付与してマンドレル4を予
熱するようになっている。
【0022】上記のように構成された横型の高周波誘導
加熱炉5を用いる場合には、下記(A)および(B)の
効果が得られる。
加熱炉5を用いる場合には、下記(A)および(B)の
効果が得られる。
【0023】(A)高周波誘導加熱であるので、マンド
レルを所定の予熱温度に短時間で加熱することができ
る。その結果、寸法の異なる小口製品の製管時に必要な
マンドレルの頻繁な交換に際して迅速に対応することが
可能で、生産性が阻害されることがない。また、短時間
加熱であるので、マンドレル表面に生成付着するスケー
ルが少なく、押出管の内面品質の悪化が抑制される。
レルを所定の予熱温度に短時間で加熱することができ
る。その結果、寸法の異なる小口製品の製管時に必要な
マンドレルの頻繁な交換に際して迅速に対応することが
可能で、生産性が阻害されることがない。また、短時間
加熱であるので、マンドレル表面に生成付着するスケー
ルが少なく、押出管の内面品質の悪化が抑制される。
【0024】(B)高周波誘導加熱炉が独立した電源装
置に接続された複数個の環状コイルで構成されており、
各環状コイルで加熱される部分のマンドレルの表面温度
を温度測定手段で測定して温度制御し得るので、マンド
レルの軸長方向に任意な温度分布を付与することができ
る。その結果、例えば、その押出加工中に温度低下して
押出管の内面品質悪化を招く中空ビッレトのボトム側に
位置するマンドレルの後端部側を先端部側よりも高温に
加熱することが可能で、押出管の内面品質悪化が抑制さ
れる。
置に接続された複数個の環状コイルで構成されており、
各環状コイルで加熱される部分のマンドレルの表面温度
を温度測定手段で測定して温度制御し得るので、マンド
レルの軸長方向に任意な温度分布を付与することができ
る。その結果、例えば、その押出加工中に温度低下して
押出管の内面品質悪化を招く中空ビッレトのボトム側に
位置するマンドレルの後端部側を先端部側よりも高温に
加熱することが可能で、押出管の内面品質悪化が抑制さ
れる。
【0025】《加熱装置について》本発明に係わる加熱
装置は2通りあり、その1つは熱間押出製管プレスにセ
ットされる前のマンドレルを予熱対象にするもので、熱
間押出製管プレスの近傍に設置された装置である。ま
た、他の1つは熱間押出製管プレスにセットされたマン
ドレルを予熱対象にするもので、熱間押出製管プレス内
に設置された装置である。
装置は2通りあり、その1つは熱間押出製管プレスにセ
ットされる前のマンドレルを予熱対象にするもので、熱
間押出製管プレスの近傍に設置された装置である。ま
た、他の1つは熱間押出製管プレスにセットされたマン
ドレルを予熱対象にするもので、熱間押出製管プレス内
に設置された装置である。
【0026】図2は、熱間押出製管プレスの近傍に設置
された加熱装置を示す模式的側面図であり、この加熱装
置は、図に示すように、フロアーに支柱を用いて固定設
置された上記構成からなる横型の高周波誘導加熱炉5
と、この高周波誘導加熱炉5に対して例えば復動シリン
ダー7bなどの適宜な手段を用いて接離動自在とされた
台車7とで構成されている。
された加熱装置を示す模式的側面図であり、この加熱装
置は、図に示すように、フロアーに支柱を用いて固定設
置された上記構成からなる横型の高周波誘導加熱炉5
と、この高周波誘導加熱炉5に対して例えば復動シリン
ダー7bなどの適宜な手段を用いて接離動自在とされた
台車7とで構成されている。
【0027】上記の台車7上には、マンドレル4の後端
部に成形された雄ねじ4a(図1参照)が螺合する雌ね
じが設けられた支持板7aが立設されており、マンドレ
ル4を水平に片持ち保持できるようになっている。
部に成形された雄ねじ4a(図1参照)が螺合する雌ね
じが設けられた支持板7aが立設されており、マンドレ
ル4を水平に片持ち保持できるようになっている。
【0028】そして、台車7を図中の太実線で示す位置
から一点鎖線で示す位置に移動させることによってマン
ドレル4を横型の高周波誘導加熱炉5内に挿入して所定
の温度に予熱し、その後台車7を太実線で示す位置に復
帰させて支持板7aからマンドレル4を取り外して熱間
押出製管プレスにセットするようになっている。
から一点鎖線で示す位置に移動させることによってマン
ドレル4を横型の高周波誘導加熱炉5内に挿入して所定
の温度に予熱し、その後台車7を太実線で示す位置に復
帰させて支持板7aからマンドレル4を取り外して熱間
押出製管プレスにセットするようになっている。
【0029】図3は、熱間押出製管プレス内に設置され
た加熱装置を示す模式的側面図であり、この加熱装置
は、図に示すように、熱間押出製管プレスを構成する中
空ビッレトが装入されるコンテナー8とラムが内貫する
ステム9の後退限との間に設けられ、上記同様に例えば
復動シリンダー7bなどの適宜な手段により、コンテナ
ー8の入側面8aとステム9の後退限間を往復動自在と
された台車7と、この台車7上に例えば復動シリンダー
5aなどの適宜な手段を用いて昇降自在に搭載された上
記構成からなる横型の高周波誘導加熱炉5とで構成され
ている。
た加熱装置を示す模式的側面図であり、この加熱装置
は、図に示すように、熱間押出製管プレスを構成する中
空ビッレトが装入されるコンテナー8とラムが内貫する
ステム9の後退限との間に設けられ、上記同様に例えば
復動シリンダー7bなどの適宜な手段により、コンテナ
ー8の入側面8aとステム9の後退限間を往復動自在と
された台車7と、この台車7上に例えば復動シリンダー
5aなどの適宜な手段を用いて昇降自在に搭載された上
記構成からなる横型の高周波誘導加熱炉5とで構成され
ている。
【0030】そして、常時(製管中)は、台車7と横型
の高周波誘導加熱炉5とを図中の太実線で示す位置に待
機させておき、寸法の異なる製品管の製管に対応すべく
使用済みのマンドレルをラムから取り外して新たなマン
ドレル4をラムにセットした後、台車7と横型の高周波
誘導加熱炉5とを図中の一点鎖線で示す位置に移動させ
てマンドレル4を所定の温度に予熱し、次いで台車7と
横型の高周波誘導加熱炉5とを太実線で示す位置に復帰
させてマンドレル4を直ちに製管に供するようになって
いる。
の高周波誘導加熱炉5とを図中の太実線で示す位置に待
機させておき、寸法の異なる製品管の製管に対応すべく
使用済みのマンドレルをラムから取り外して新たなマン
ドレル4をラムにセットした後、台車7と横型の高周波
誘導加熱炉5とを図中の一点鎖線で示す位置に移動させ
てマンドレル4を所定の温度に予熱し、次いで台車7と
横型の高周波誘導加熱炉5とを太実線で示す位置に復帰
させてマンドレル4を直ちに製管に供するようになって
いる。
【0031】上記2通りの加熱装置のうち、図2に示す
加熱装置による場合には、加熱後のマンドレル4を支持
板7aから取り外して熱間押出製管プレスのラムにセッ
トする間の温度低下が避けられない。このため、その予
熱温度を温度低下を見込んでより高温に加熱する必要が
あり、その分マンドレル4の表面に生成付着するスケー
ルが多くなって押出管の内面品質の悪化抑制効果が損な
われるが、図3に示す加熱装置による場合には、このよ
うなことがない。従って、図3に示す装置を用いるのが
より好ましい。
加熱装置による場合には、加熱後のマンドレル4を支持
板7aから取り外して熱間押出製管プレスのラムにセッ
トする間の温度低下が避けられない。このため、その予
熱温度を温度低下を見込んでより高温に加熱する必要が
あり、その分マンドレル4の表面に生成付着するスケー
ルが多くなって押出管の内面品質の悪化抑制効果が損な
われるが、図3に示す加熱装置による場合には、このよ
うなことがない。従って、図3に示す装置を用いるのが
より好ましい。
【0032】なお、図2に示す加熱装置と同様に、熱間
押出製管プレスにセットされる前のマンドレルを予熱対
象とし、複数本のマンドレルを同時に加熱したい場合に
は、例えば図4に示す装置構成にすればよい。すなわ
ち、高周波誘導加熱炉5として内径の大きなもの(同図
(c)および(d)参照)を準備する一方、台車7上に
は同一円周上に複数本のマンドレル4、4、…を片持ち
保持し得る支持板7c(同図(a)および(b)参照)
を立設した構成にすればよい。ただし、この場合、各マ
ンドレル4は周方向に偏熱加熱されるので、内径の小さ
な環状コイルを各マンドレルの軸心に一致させて配置し
た高周波誘導加熱炉にするのが望ましい。
押出製管プレスにセットされる前のマンドレルを予熱対
象とし、複数本のマンドレルを同時に加熱したい場合に
は、例えば図4に示す装置構成にすればよい。すなわ
ち、高周波誘導加熱炉5として内径の大きなもの(同図
(c)および(d)参照)を準備する一方、台車7上に
は同一円周上に複数本のマンドレル4、4、…を片持ち
保持し得る支持板7c(同図(a)および(b)参照)
を立設した構成にすればよい。ただし、この場合、各マ
ンドレル4は周方向に偏熱加熱されるので、内径の小さ
な環状コイルを各マンドレルの軸心に一致させて配置し
た高周波誘導加熱炉にするのが望ましい。
【0033】
【実施例】表1に示す仕様の高周波誘導加熱炉を備える
図2に示す加熱装置と、表2に示す仕様の雰囲気加熱炉
を準備した。
図2に示す加熱装置と、表2に示す仕様の雰囲気加熱炉
を準備した。
【0034】
【表1】
【0035】
【表2】
【0036】そして、外径157.3mm、長さ140
0mmのSDK61製マンドレルを上記の高周波誘導加
熱炉と雰囲気加熱炉で予熱し、外径285mm、内径1
65mm、長さ930mmで、1210℃に加熱された
SUS304製の中空ビッレトから外径168.7m
m、肉厚7.1mm、長さ6900mmの押出管を得る
製管に供した。
0mmのSDK61製マンドレルを上記の高周波誘導加
熱炉と雰囲気加熱炉で予熱し、外径285mm、内径1
65mm、長さ930mmで、1210℃に加熱された
SUS304製の中空ビッレトから外径168.7m
m、肉厚7.1mm、長さ6900mmの押出管を得る
製管に供した。
【0037】なお、マンドレルの予熱温度は、高周波誘
導加熱炉の場合、先端部分を120℃、中間部分を15
0℃、後端部分を180℃に加熱することにした。これ
に対して雰囲気加熱炉の場合には、温度差付与加熱がで
きないので、その全長を150℃に加熱することとし
た。
導加熱炉の場合、先端部分を120℃、中間部分を15
0℃、後端部分を180℃に加熱することにした。これ
に対して雰囲気加熱炉の場合には、温度差付与加熱がで
きないので、その全長を150℃に加熱することとし
た。
【0038】その結果、マンドレルの予熱完了までに要
した時間は、雰囲気加熱炉の場合には約2時間かかり、
マンドレルの表面にスケールが多く生成付着したため
に、押出管の内表面に疵が多く発生した。
した時間は、雰囲気加熱炉の場合には約2時間かかり、
マンドレルの表面にスケールが多く生成付着したため
に、押出管の内表面に疵が多く発生した。
【0039】これに対し、高周波誘導加熱炉の場合には
約3分で予熱が完了し、マンドレルの表面にスケールが
ほとんど生成付着しなかったために、押出管の内表面の
疵は雰囲気加熱炉で予熱した場合に比べて約1/3と少
なかった。
約3分で予熱が完了し、マンドレルの表面にスケールが
ほとんど生成付着しなかったために、押出管の内表面の
疵は雰囲気加熱炉で予熱した場合に比べて約1/3と少
なかった。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、製管に供するマンドレ
ルを所定の温度に短時間加熱することができるほか、そ
の軸長方向に任意な温度分布を付与することができる。
その結果、内面品質の良好な押出管を得ることが可能に
なるのみならず、寸法の異なる小口製品の製管時におけ
る頻繁なマンドレル交換にも十分に対応することが可能
で、生産性が阻害されることがない。
ルを所定の温度に短時間加熱することができるほか、そ
の軸長方向に任意な温度分布を付与することができる。
その結果、内面品質の良好な押出管を得ることが可能に
なるのみならず、寸法の異なる小口製品の製管時におけ
る頻繁なマンドレル交換にも十分に対応することが可能
で、生産性が阻害されることがない。
【図1】本発明に係わるマンドレルの予熱態様を示す模
式的側面図である。
式的側面図である。
【図2】本発明に係わる加熱装置の一例を示す模式的側
面図である。
面図である。
【図3】本発明に係わる加熱装置の他の例を示す模式的
側面図である。
側面図である。
【図4】本発明に係わる加熱装置のさらに他の例を示す
模式的図で、同図(a)は台車の正面図、同図(b)は
台車の側面図、同図(c)は高周波誘導加熱炉の正面
図、同図(d)は高周波誘導加熱炉縦断面図である。
模式的図で、同図(a)は台車の正面図、同図(b)は
台車の側面図、同図(c)は高周波誘導加熱炉の正面
図、同図(d)は高周波誘導加熱炉縦断面図である。
1 ;環状コイル、 2 ;電源装置、 3 ;温度測定手段、 4 ;マンドレル、 4a;雄ねじ、 5 ;高周波誘導加熱炉、 5a;復動シリンダー、 6 ;温度制御装置、 7 ;台車、 7a;支持板、 7b;復動シリンダー、 7c;支持板、 8 ;コンテナー、 8a;コンテナーの入側面、 9 ;ステム。
Claims (4)
- 【請求項1】熱間押出製管に使用するマンドレルの予熱
方法であって、マンドレルを熱間押出製管プレスにセッ
トする直前に、高周波誘導加熱手段を用いてマンドレル
軸長方向の温度分布が所定のパターンになるように加熱
することを特徴とする熱間押出製管用マンドレルの予熱
方法。 - 【請求項2】熱間押出製管に使用するマンドレルの予熱
方法であって、マンドレルを熱間押出製管プレスにセッ
トした後、高周波誘導加熱手段を用いてマンドレル軸長
方向の温度分布が所定のパターンになるように加熱する
ことを特徴とする熱間押出製管用マンドレルの予熱方
法。 - 【請求項3】請求項1に記載の方法に用いる加熱装置で
あって、独立した電源装置に接続された複数組の環状コ
イルがその軸心を一致させて連設配置されるとともに、
各環状コイルの部分に被加熱体であるマンドレルの表面
温度を測定する温度測定手段を備えた横型の高周波誘導
加熱炉と、前記温度測定手段の測温結果に基づいて前記
各電源装置の出力を制御する温度制御装置と、マンドレ
ルを水平に保持するマンドレル保持手段とからなり、前
記高周波誘導加熱炉が熱間押出製管プレスの近傍に固定
設置され、マンドレル保持手段が高周波誘導加熱炉に対
して接離動自在に設けられていることを特徴とする熱間
押出製管用マンドレルの加熱装置。 - 【請求項4】請求項2に記載の方法に用いる加熱装置で
あって、独立した電源装置に接続された複数組の環状コ
イルがその軸心を一致させて連設配置されるとともに、
各環状コイルの部分に被加熱体であるマンドレルの表面
温度を測定する温度測定手段を備えた横型の高周波誘導
加熱炉と、前記温度測定手段の測温結果に基づいて前記
各電源装置の出力を制御する温度制御装置とからなり、
前記高周波誘導加熱炉が熱間押出製管プレスのコンテナ
ーの入側に、上下または水平方向に移動自在であり、か
つ熱間押出製管プレスの軸長方向に往復移動自在に設け
られていることを特徴とする熱間押出製管用マンドレル
の加熱装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9144796A JPH10328727A (ja) | 1997-06-03 | 1997-06-03 | 熱間押出製管用マンドレルの予熱方法およびその加熱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9144796A JPH10328727A (ja) | 1997-06-03 | 1997-06-03 | 熱間押出製管用マンドレルの予熱方法およびその加熱装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10328727A true JPH10328727A (ja) | 1998-12-15 |
Family
ID=15370666
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9144796A Pending JPH10328727A (ja) | 1997-06-03 | 1997-06-03 | 熱間押出製管用マンドレルの予熱方法およびその加熱装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10328727A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010029922A (ja) * | 2008-07-30 | 2010-02-12 | Mitsubishi Materials Corp | 押し出しによる金属管の製造方法、マンドレル及び押出装置 |
| JP2011245513A (ja) * | 2010-05-27 | 2011-12-08 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 内面フィン付管の製造方法 |
| CN104550288A (zh) * | 2014-12-26 | 2015-04-29 | 辽宁忠旺集团有限公司 | 高硅铝合金无缝管挤压工艺 |
| CN110125206A (zh) * | 2019-05-13 | 2019-08-16 | 西安威特电力电子设备研究所 | 一种有色金属棒变频感应梯度加热设备及加热方法 |
| CN113967667A (zh) * | 2021-09-16 | 2022-01-25 | 惠州高康达实业有限公司 | 铝型材挤压成型设备以及铝型材挤压成型方法 |
| CN119525308A (zh) * | 2025-01-22 | 2025-02-28 | 安徽国泰铝业有限公司 | 一种汽车铝型材挤压成型设备及其成型方法 |
-
1997
- 1997-06-03 JP JP9144796A patent/JPH10328727A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010029922A (ja) * | 2008-07-30 | 2010-02-12 | Mitsubishi Materials Corp | 押し出しによる金属管の製造方法、マンドレル及び押出装置 |
| JP2011245513A (ja) * | 2010-05-27 | 2011-12-08 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 内面フィン付管の製造方法 |
| CN104550288A (zh) * | 2014-12-26 | 2015-04-29 | 辽宁忠旺集团有限公司 | 高硅铝合金无缝管挤压工艺 |
| CN110125206A (zh) * | 2019-05-13 | 2019-08-16 | 西安威特电力电子设备研究所 | 一种有色金属棒变频感应梯度加热设备及加热方法 |
| CN113967667A (zh) * | 2021-09-16 | 2022-01-25 | 惠州高康达实业有限公司 | 铝型材挤压成型设备以及铝型材挤压成型方法 |
| CN119525308A (zh) * | 2025-01-22 | 2025-02-28 | 安徽国泰铝业有限公司 | 一种汽车铝型材挤压成型设备及其成型方法 |
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