JPH1032896A - 増幅回路付き電気音響変換装置 - Google Patents
増幅回路付き電気音響変換装置Info
- Publication number
- JPH1032896A JPH1032896A JP20776696A JP20776696A JPH1032896A JP H1032896 A JPH1032896 A JP H1032896A JP 20776696 A JP20776696 A JP 20776696A JP 20776696 A JP20776696 A JP 20776696A JP H1032896 A JPH1032896 A JP H1032896A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- amplifier
- clip
- amplifiers
- electroacoustic transducer
- signal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Audible-Bandwidth Dynamoelectric Transducers Other Than Pickups (AREA)
- Obtaining Desirable Characteristics In Audible-Bandwidth Transducers (AREA)
- Circuit For Audible Band Transducer (AREA)
- Amplifiers (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 高ダイナミックレンジの信号の再生に於て
も、最大出力が大きい増幅器を使用しなくても、再生音
中に信号クリップに起因する歪み音が発生することがな
い、安価、且つ高性能な電気音響変換装置を提供する。 【解決手段】 複数個のボイスコイルM1,M2,…を具
備する複合駆動型の電気音響変換装置1と、当該複数個
のボイスコイルM1,M2,…の夫々に接続されている複
数個の増幅器A1,A2,…と、当該複数個の増幅器A
1,A2,…のうち最終段位の増幅器を除く各増幅器の出
力回路に接続されて夫々の出力信号からクリップ成分を
抽出するクリップ抽出回路C1,…とからなり、当該ク
リップ抽出回路C1,…は、接続されている増幅器A1,
…の出力信号中にクリップ成分が存在すれば当該クリッ
プ成分を抽出して次段の増幅器A2,…に入力するよう
に接続されている。前記複合駆動型の電気音響変換装置
1は、1振動系に複数個のボイスコイルを具備した単一
の動電型スピーカであり、又、通常の動電型スピーカを
複数個使用した方式でもよい。
も、最大出力が大きい増幅器を使用しなくても、再生音
中に信号クリップに起因する歪み音が発生することがな
い、安価、且つ高性能な電気音響変換装置を提供する。 【解決手段】 複数個のボイスコイルM1,M2,…を具
備する複合駆動型の電気音響変換装置1と、当該複数個
のボイスコイルM1,M2,…の夫々に接続されている複
数個の増幅器A1,A2,…と、当該複数個の増幅器A
1,A2,…のうち最終段位の増幅器を除く各増幅器の出
力回路に接続されて夫々の出力信号からクリップ成分を
抽出するクリップ抽出回路C1,…とからなり、当該ク
リップ抽出回路C1,…は、接続されている増幅器A1,
…の出力信号中にクリップ成分が存在すれば当該クリッ
プ成分を抽出して次段の増幅器A2,…に入力するよう
に接続されている。前記複合駆動型の電気音響変換装置
1は、1振動系に複数個のボイスコイルを具備した単一
の動電型スピーカであり、又、通常の動電型スピーカを
複数個使用した方式でもよい。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、増幅回路付き電
気音響変換装置に関し、複数個の駆動部を有する電気音
響変換装置を使用し、一個の駆動部に通常の信号を印加
し、増幅器がクリップした場合にクリップ成分を抽出し
て、別途設けた増幅器から他の駆動部に印加して、クリ
ップによる欠如信号を補うようにした増幅回路付き電気
音響変換装置に関する。
気音響変換装置に関し、複数個の駆動部を有する電気音
響変換装置を使用し、一個の駆動部に通常の信号を印加
し、増幅器がクリップした場合にクリップ成分を抽出し
て、別途設けた増幅器から他の駆動部に印加して、クリ
ップによる欠如信号を補うようにした増幅回路付き電気
音響変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、周知のごとく、スピーカを増幅
器で駆動する場合、信号の大振幅時に増幅器がクリップ
すればスピーカから異音が発生する。これは信号がクリ
ップすることにより波形が歪み、ハイレベルの高次調波
成分が歪み成分として再生音中に混在するようになるか
らである。このような現象を防止するために、従来は増
幅器の入力部にリミッタ回路を挿入して大振幅時に入力
信号の振幅を抑制し、クリップしないようにしている。
器で駆動する場合、信号の大振幅時に増幅器がクリップ
すればスピーカから異音が発生する。これは信号がクリ
ップすることにより波形が歪み、ハイレベルの高次調波
成分が歪み成分として再生音中に混在するようになるか
らである。このような現象を防止するために、従来は増
幅器の入力部にリミッタ回路を挿入して大振幅時に入力
信号の振幅を抑制し、クリップしないようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のクリッ
プ防止手段は、使用するリミッタ回路の振幅リミット特
性があまり急峻な場合には、増幅器でクリップされたと
同一の結果となり、クリッピング歪みが発生するので、
この弊害を避けるためにリミッタが徐々に作動するよう
な特性としているが、結果として信号のダイナミックレ
ンジが狭くなると共に、大振幅の部分に挟まれた小振幅
の部分でもリミッタが作用するために、増幅器の最大出
力が十分に生かされないという欠点があり、又、クリッ
プすることなく十分なダイナミックレンジを確保するに
は、最大出力が大きい増幅器を使用しなければならず、
通常の使用状態に対して不経済となるという解決しなけ
ればならない課題を有していた。
プ防止手段は、使用するリミッタ回路の振幅リミット特
性があまり急峻な場合には、増幅器でクリップされたと
同一の結果となり、クリッピング歪みが発生するので、
この弊害を避けるためにリミッタが徐々に作動するよう
な特性としているが、結果として信号のダイナミックレ
ンジが狭くなると共に、大振幅の部分に挟まれた小振幅
の部分でもリミッタが作用するために、増幅器の最大出
力が十分に生かされないという欠点があり、又、クリッ
プすることなく十分なダイナミックレンジを確保するに
は、最大出力が大きい増幅器を使用しなければならず、
通常の使用状態に対して不経済となるという解決しなけ
ればならない課題を有していた。
【0004】そこで、本発明は、上記した従来の問題点
を解消するために、主となる増幅器に信号クリップが発
生した場合、そのクリップ成分を抽出して別途増幅し、
前記主となる増幅器の信号と併せて電気音響変換装置に
入力して再生することにより、高ダイナミックレンジの
信号の再生に於ても、主となる増幅器に、さほど最大出
力が大きい増幅器を使用しなくても、再生音中に信号ク
リップに起因する歪み音が再生される事のない電気音響
変換装置を提供することを目的とする。
を解消するために、主となる増幅器に信号クリップが発
生した場合、そのクリップ成分を抽出して別途増幅し、
前記主となる増幅器の信号と併せて電気音響変換装置に
入力して再生することにより、高ダイナミックレンジの
信号の再生に於ても、主となる増幅器に、さほど最大出
力が大きい増幅器を使用しなくても、再生音中に信号ク
リップに起因する歪み音が再生される事のない電気音響
変換装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】該目的を達成するための
本発明にいう増幅回路付き電気音響変換装置を、実施例
の説明に於いて使用する符号を用いて説明すると、本第
1発明は、n個のボイスコイルM1,M2,…,Mnを具
備する複合駆動型の電気音響変換装置1と、当該n個の
ボイスコイルM1,M2,…,Mnの夫々に接続されてい
るn個の増幅器A1,A2,…,Anと、当該増幅器のう
ち(n−1)番目までの増幅器A1,A2,…,A(n−
1)の各出力回路に接続されて夫々の出力信号からクリ
ップ成分を抽出するクリップ抽出回路C1,C2,…,C
(n−1)とからなり、当該クリップ抽出回路C1,C
2,…,C(n−1)は、各々が夫々接続されている前記
各増幅器A1,A2,…,A(n−1)の各出力信号中に
クリップ成分が存在すれば当該クリップ成分を抽出して
次段の増幅器に入力するように接続されている構成とな
っている。
本発明にいう増幅回路付き電気音響変換装置を、実施例
の説明に於いて使用する符号を用いて説明すると、本第
1発明は、n個のボイスコイルM1,M2,…,Mnを具
備する複合駆動型の電気音響変換装置1と、当該n個の
ボイスコイルM1,M2,…,Mnの夫々に接続されてい
るn個の増幅器A1,A2,…,Anと、当該増幅器のう
ち(n−1)番目までの増幅器A1,A2,…,A(n−
1)の各出力回路に接続されて夫々の出力信号からクリ
ップ成分を抽出するクリップ抽出回路C1,C2,…,C
(n−1)とからなり、当該クリップ抽出回路C1,C
2,…,C(n−1)は、各々が夫々接続されている前記
各増幅器A1,A2,…,A(n−1)の各出力信号中に
クリップ成分が存在すれば当該クリップ成分を抽出して
次段の増幅器に入力するように接続されている構成とな
っている。
【0006】
【発明の実施の形態】このような構成とした増幅回路付
き電気音響変換装置を実施するに当たって、一例として
n=2、即ちボイスコイルが2個の場合を図1、図2を
基に説明すると、電気音響変換装置1は、基本構造は衆
知の構造のダイナミックスピーカに類似し、駆動部Mを
第1のボイスコイルM1と第2のボイスコイルM2とを共
通の巻き枠Boに巻着した構造とし、この駆動部Mを振
動板Diの中心に固着した振動系を、前記第1のコイル
M1と第2のコイルM2とが磁気回路Gの磁気空隙内を接
触すること無く振動し得るように、フレームFrの内部
に、エッジEdにより支持した構造とする。
き電気音響変換装置を実施するに当たって、一例として
n=2、即ちボイスコイルが2個の場合を図1、図2を
基に説明すると、電気音響変換装置1は、基本構造は衆
知の構造のダイナミックスピーカに類似し、駆動部Mを
第1のボイスコイルM1と第2のボイスコイルM2とを共
通の巻き枠Boに巻着した構造とし、この駆動部Mを振
動板Diの中心に固着した振動系を、前記第1のコイル
M1と第2のコイルM2とが磁気回路Gの磁気空隙内を接
触すること無く振動し得るように、フレームFrの内部
に、エッジEdにより支持した構造とする。
【0007】上記電気音響変換装置1を駆動する増幅回
路は第1の増幅器A1と、クリップ成分を抽出するクリ
ップ抽出回路C1、及び第2の増幅器A2の各部分からな
り、第1の増幅器A1は通常の電力増幅器で、入力信号
Vi を増幅して主信号出力Vo1として前記電気音響変
換装置1の第1のコイルM1に印加する。
路は第1の増幅器A1と、クリップ成分を抽出するクリ
ップ抽出回路C1、及び第2の増幅器A2の各部分からな
り、第1の増幅器A1は通常の電力増幅器で、入力信号
Vi を増幅して主信号出力Vo1として前記電気音響変
換装置1の第1のコイルM1に印加する。
【0008】クリップ抽出回路C1は、2個の演算増幅
器C11,C12を使用し、一方の演算増幅器C11には、主
信号出力Vo1を分割抵抗R1,R2によって前記入力信
号Viと同レベルとした出力比較信号Vi2を正極性で入
力し、演算増幅器C11の出力を分圧して他方の演算増幅
器C12に負極性で入力すると共に前記入力信号Vi (=
Vi1)を同じく演算増幅器C12に正極性で入力すること
により、出力比較基準信号Vi2と入力信号Vi とを比較
して、第1の増幅器A1のクリップによって発生した歪
み成分電圧Vi3を抽出して第2の増幅器A2で増幅し、
クリップ成分Vclとして電気音響変換装置1の第2の
コイルM2に印加する。
器C11,C12を使用し、一方の演算増幅器C11には、主
信号出力Vo1を分割抵抗R1,R2によって前記入力信
号Viと同レベルとした出力比較信号Vi2を正極性で入
力し、演算増幅器C11の出力を分圧して他方の演算増幅
器C12に負極性で入力すると共に前記入力信号Vi (=
Vi1)を同じく演算増幅器C12に正極性で入力すること
により、出力比較基準信号Vi2と入力信号Vi とを比較
して、第1の増幅器A1のクリップによって発生した歪
み成分電圧Vi3を抽出して第2の増幅器A2で増幅し、
クリップ成分Vclとして電気音響変換装置1の第2の
コイルM2に印加する。
【0009】尚、参考までに、前述した入力信号Vi と
出力比較基準信号Vi2及び歪み成分電圧Vi3、並びに主
信号出力Vo1とクリップ成分出力Vo2の夫々の波形
が、図1の該当箇所に記入されている。同図に於いて、
クリップ抽出回路C1の抵抗R4〜抵抗R9の値の設定
を、抵抗R4=抵抗R5=抵抗R6=抵抗R7、抵抗R8=
抵抗R9とし、又、増幅器A1,増幅器A2の増幅度を共
にAoとすると、 Vi3=Vi1−Vi2=Vi −Vo1・R2/(R1+R2) R2/(R1+R2)=1/Ao とすると、 Vi3=Vi −Vo1/Ao 増幅器A1がクリップした時、主信号出力Vo1はクリ
ップされない主信号出力(=Vi ・Ao)からクリップ
成分出力Vo2(=Vcl)が欠如された信号となるの
で、 Vo1=Vi ・Ao−Vcl ∴Vi3=Vi −(Vi ・Ao−Vcl)/Ao=Vcl/A
o ∴Vo2=Vi3・Ao=Vcl となって、電気音響変換器1の駆動部Mには Vo1+Vo2=Vi ・Ao 即ち、クリップされない主信号出力相当の駆動力が発生
する。
出力比較基準信号Vi2及び歪み成分電圧Vi3、並びに主
信号出力Vo1とクリップ成分出力Vo2の夫々の波形
が、図1の該当箇所に記入されている。同図に於いて、
クリップ抽出回路C1の抵抗R4〜抵抗R9の値の設定
を、抵抗R4=抵抗R5=抵抗R6=抵抗R7、抵抗R8=
抵抗R9とし、又、増幅器A1,増幅器A2の増幅度を共
にAoとすると、 Vi3=Vi1−Vi2=Vi −Vo1・R2/(R1+R2) R2/(R1+R2)=1/Ao とすると、 Vi3=Vi −Vo1/Ao 増幅器A1がクリップした時、主信号出力Vo1はクリ
ップされない主信号出力(=Vi ・Ao)からクリップ
成分出力Vo2(=Vcl)が欠如された信号となるの
で、 Vo1=Vi ・Ao−Vcl ∴Vi3=Vi −(Vi ・Ao−Vcl)/Ao=Vcl/A
o ∴Vo2=Vi3・Ao=Vcl となって、電気音響変換器1の駆動部Mには Vo1+Vo2=Vi ・Ao 即ち、クリップされない主信号出力相当の駆動力が発生
する。
【0010】言い換えれば、この様な構造とすることに
より、入力信号Vi が大振幅となって第1の増幅器A1
でクリップされた時、電気音響変換装置1のボイスコイ
ルM1にはクリップ成分Vclが欠如した主信号出力V
o1が、ボイスコイルM2にはクリップ成分Vclが、夫
々同時に流入し、あたかも駆動部Mに入力信号Vi がそ
のまま増幅されたクリップされていない主信号出力が印
加されたと同じ駆動力を発生する。従って、電気音響変
換装置の振動系は原信号波形はそのままに、十分な振幅
で振動して正常なダイナミックレンジの音響を放射す
る。
より、入力信号Vi が大振幅となって第1の増幅器A1
でクリップされた時、電気音響変換装置1のボイスコイ
ルM1にはクリップ成分Vclが欠如した主信号出力V
o1が、ボイスコイルM2にはクリップ成分Vclが、夫
々同時に流入し、あたかも駆動部Mに入力信号Vi がそ
のまま増幅されたクリップされていない主信号出力が印
加されたと同じ駆動力を発生する。従って、電気音響変
換装置の振動系は原信号波形はそのままに、十分な振幅
で振動して正常なダイナミックレンジの音響を放射す
る。
【0011】入力信号Vi のダイナミックレンジが更に
大きく、第2の増幅器A2がクリップを生じる場合に
は、第2の増幅器A2の出力部に第2のクリップ抽出回
路C2を接続し、更にこのクリップ抽出回路C2の出力部
に第3の増幅器A3を接続し、これら3個の増幅器を3
個のボイスコイルM1,M2,M3を有する電気音響変換
装置1に接続することにより対応する。この場合は前述
の、課題を解決するための手段の記載に於いて、(n=
3)の場合に相当する。
大きく、第2の増幅器A2がクリップを生じる場合に
は、第2の増幅器A2の出力部に第2のクリップ抽出回
路C2を接続し、更にこのクリップ抽出回路C2の出力部
に第3の増幅器A3を接続し、これら3個の増幅器を3
個のボイスコイルM1,M2,M3を有する電気音響変換
装置1に接続することにより対応する。この場合は前述
の、課題を解決するための手段の記載に於いて、(n=
3)の場合に相当する。
【0012】第1の増幅器A1がクリップしないとき
は、歪み成分電圧Vi3は抽出されず、従って、第2の増
幅器A2は動作しない。第2の増幅器A2はクリップ成分
Vclのみを増幅するのであり、特にダイナミックレン
ジが大きい低音専用スピーカによる音楽再生では、クリ
ップ成分は時間的にも、レベル的にも頻度が少ないの
で、電源部も含めて大出力に対する熱設計を必要としな
い。
は、歪み成分電圧Vi3は抽出されず、従って、第2の増
幅器A2は動作しない。第2の増幅器A2はクリップ成分
Vclのみを増幅するのであり、特にダイナミックレン
ジが大きい低音専用スピーカによる音楽再生では、クリ
ップ成分は時間的にも、レベル的にも頻度が少ないの
で、電源部も含めて大出力に対する熱設計を必要としな
い。
【0013】
【実施例】図1は、(n=2)の場合に相当する、最も
簡単で基本的な構造の第1実施例の回路説明図、図2は
第1実施例に於ける電気音響変換装置1の断面図、図3
は第1実施例の変形例の説明図である。
簡単で基本的な構造の第1実施例の回路説明図、図2は
第1実施例に於ける電気音響変換装置1の断面図、図3
は第1実施例の変形例の説明図である。
【0014】図1、図2に於て、第1実施例の電気音響
変換装置1に付随する増幅回路に於ける増幅器A1、増
幅器A2、及び演算増幅器C11、並びに演算増幅器C12
は共に通常多用されている構造の増幅器が用いられる。
増幅器A1はクリップ動作をしても良いので、従来の同
程度のアンプよりも小パワーでよく、特に増幅器A2は
クリップ成分のみを増幅するので、クリップ成分が時間
的にもレベル的にも頻度が少ないため、大パワーに対す
る熱設計は必要ない。実験結果ではパワー増幅部、電源
部の熱設計は、増幅器A1のみの場合と殆ど同等とする
ことができ、増幅器A1、増幅器A2の電源電圧が等しい
場合は、謂ゆるミュージックパワーは増幅器A1の2倍
となる。
変換装置1に付随する増幅回路に於ける増幅器A1、増
幅器A2、及び演算増幅器C11、並びに演算増幅器C12
は共に通常多用されている構造の増幅器が用いられる。
増幅器A1はクリップ動作をしても良いので、従来の同
程度のアンプよりも小パワーでよく、特に増幅器A2は
クリップ成分のみを増幅するので、クリップ成分が時間
的にもレベル的にも頻度が少ないため、大パワーに対す
る熱設計は必要ない。実験結果ではパワー増幅部、電源
部の熱設計は、増幅器A1のみの場合と殆ど同等とする
ことができ、増幅器A1、増幅器A2の電源電圧が等しい
場合は、謂ゆるミュージックパワーは増幅器A1の2倍
となる。
【0015】電気音響変換装置1は、図2に示すように
基本構造は衆知の構造のダイナミックスピーカに類似
し、駆動部Mを第1のボイスコイルM1と第2のボイス
コイルM2とを共通の巻き枠Boに2重に巻着した構造
とし、この駆動部Mを振動板Diの中心に固着した振動
系を、前記第1のコイルM1と第2のコイルM2とが磁気
回路Gの磁気空隙内を接触すること無く振動し得るよう
に、フレームFrの内部に、エッジEdにより支持した
構造としているが、これと等価な構造として、駆動部M
を、第1のボイスコイルM1及び第2のボイスコイルM2
を別々の巻き枠Boに巻着した、従来構造のボイスコイ
ルの集合体とし、共通の(例えば長円形の)振動板に固
着した構造も考えることができる。
基本構造は衆知の構造のダイナミックスピーカに類似
し、駆動部Mを第1のボイスコイルM1と第2のボイス
コイルM2とを共通の巻き枠Boに2重に巻着した構造
とし、この駆動部Mを振動板Diの中心に固着した振動
系を、前記第1のコイルM1と第2のコイルM2とが磁気
回路Gの磁気空隙内を接触すること無く振動し得るよう
に、フレームFrの内部に、エッジEdにより支持した
構造としているが、これと等価な構造として、駆動部M
を、第1のボイスコイルM1及び第2のボイスコイルM2
を別々の巻き枠Boに巻着した、従来構造のボイスコイ
ルの集合体とし、共通の(例えば長円形の)振動板に固
着した構造も考えることができる。
【0016】図3は、図1に示した第1実施例の変形例
であって、電気音響変換装置1が夫々に単一のボイスコ
イルを有するスピーカS1,S2の集合体となっている。
従ってボイスコイルM1はスピーカS1に、ボイスコイル
M2はスピーカS2に、夫々装着せられ、増幅器A1はス
ピーカS1に、増幅器A2はスピーカS2に、夫々接続さ
れている。この変形例は、従来構造のダイナミックスピ
ーカをそのまま使用できるので装置として手軽、且つ安
価であり、振動板の総合的な実効面積を大きくすること
が容易であり、従って低音再生専用とするに適した構造
である特徴を有する。又、図3では、スピーカS1,S2
は1個のキャビネットCaに取り付けられているが、ス
ピーカ個々に独立したキャビネットを設けても同様であ
って、共に本発明の権利範囲に属する事は言うまでもな
い(図示省略)。
であって、電気音響変換装置1が夫々に単一のボイスコ
イルを有するスピーカS1,S2の集合体となっている。
従ってボイスコイルM1はスピーカS1に、ボイスコイル
M2はスピーカS2に、夫々装着せられ、増幅器A1はス
ピーカS1に、増幅器A2はスピーカS2に、夫々接続さ
れている。この変形例は、従来構造のダイナミックスピ
ーカをそのまま使用できるので装置として手軽、且つ安
価であり、振動板の総合的な実効面積を大きくすること
が容易であり、従って低音再生専用とするに適した構造
である特徴を有する。又、図3では、スピーカS1,S2
は1個のキャビネットCaに取り付けられているが、ス
ピーカ個々に独立したキャビネットを設けても同様であ
って、共に本発明の権利範囲に属する事は言うまでもな
い(図示省略)。
【0017】図4は、第2実施例の構造を示す。第2実
施例は、第1実施例に於いては2段であったクリップレ
ベルの分割段数を3段としたもので、(n=3)の場合
に相当する。増幅回路部分の構造は、第1実施例の構造
を3段に拡張したもので、第2の増幅器A2の出力部に
第2のクリップ抽出回路C2を接続し、更にこのクリッ
プ抽出回路C2の出力部に第3の増幅器A3を接続し、こ
れら3個の増幅器を3個のボイスコイルM1,M2,M3
と夫々に駆動部分を有する電気音響変換装置1に接続す
る。この、第2実施例の構造を,更に多段に拡張した構
成も考えられ、一般的にn段とした場合、クリップ抽出
回路は(n−1)段目の増幅器まで接続され、クリップ抽
出回路(n−1)が出力するクリップ成分は、最終段の
増幅器nに入力されることになる。この様に多段に拡張
した構成もやはり本発明の権利範囲に属する。
施例は、第1実施例に於いては2段であったクリップレ
ベルの分割段数を3段としたもので、(n=3)の場合
に相当する。増幅回路部分の構造は、第1実施例の構造
を3段に拡張したもので、第2の増幅器A2の出力部に
第2のクリップ抽出回路C2を接続し、更にこのクリッ
プ抽出回路C2の出力部に第3の増幅器A3を接続し、こ
れら3個の増幅器を3個のボイスコイルM1,M2,M3
と夫々に駆動部分を有する電気音響変換装置1に接続す
る。この、第2実施例の構造を,更に多段に拡張した構
成も考えられ、一般的にn段とした場合、クリップ抽出
回路は(n−1)段目の増幅器まで接続され、クリップ抽
出回路(n−1)が出力するクリップ成分は、最終段の
増幅器nに入力されることになる。この様に多段に拡張
した構成もやはり本発明の権利範囲に属する。
【0018】第2実施例に於ける電気音響変換装置1
は、図4に示したように、上記3個のボイスコイルM
1,M2,M3を共通の巻き枠Boに巻着した、1振動板
を有する構造でもよいが、第1実施例の変形例と同じ
く、3個のボイスコイルを3個のスピーカに分散し、共
通のキャビネット或いはスピーカ個々にキャビネットに
取り付ける構造とするのが実際的である。図5ではこの
変形例に相当する、個々にキャビネットCaに取り付け
る構造が記載されている。
は、図4に示したように、上記3個のボイスコイルM
1,M2,M3を共通の巻き枠Boに巻着した、1振動板
を有する構造でもよいが、第1実施例の変形例と同じ
く、3個のボイスコイルを3個のスピーカに分散し、共
通のキャビネット或いはスピーカ個々にキャビネットに
取り付ける構造とするのが実際的である。図5ではこの
変形例に相当する、個々にキャビネットCaに取り付け
る構造が記載されている。
【0019】以上本発明の代表的と思われる実施例、変
形例について説明したが、本発明は必ずしもこれらの実
施例、変形例の構造のみに限定されるものではなく、本
発明にいう前記の構成要件を備え、本発明にいう目的を
達成し、以下にいう効果を有する範囲内において適宜改
変して実施することができるものである。
形例について説明したが、本発明は必ずしもこれらの実
施例、変形例の構造のみに限定されるものではなく、本
発明にいう前記の構成要件を備え、本発明にいう目的を
達成し、以下にいう効果を有する範囲内において適宜改
変して実施することができるものである。
【0020】
【発明の効果】本発明にいう増幅回路付き電気音響変換
装置は、主となる増幅器と、当該主となる増幅器がクリ
ップした時にクリップ成分のみを増幅する増幅器を備
え、これら2個の増幅器を使って複数の駆動部を有する
電気音響変換器を動作させる構造となっている。従っ
て、ダイナミックレンジが拡大され、クリップによる音
質の劣化を防ぐ事ができる。
装置は、主となる増幅器と、当該主となる増幅器がクリ
ップした時にクリップ成分のみを増幅する増幅器を備
え、これら2個の増幅器を使って複数の駆動部を有する
電気音響変換器を動作させる構造となっている。従っ
て、ダイナミックレンジが拡大され、クリップによる音
質の劣化を防ぐ事ができる。
【0021】又、主となる増幅器は、音楽信号に於いて
時間率の低いハイレベルの部分に対しクリップの影響を
あまり考慮する必要がないので、従来のようにダイナミ
ックレンジを考慮した最大出力の大きい増幅器を使用す
る必要はない。
時間率の低いハイレベルの部分に対しクリップの影響を
あまり考慮する必要がないので、従来のようにダイナミ
ックレンジを考慮した最大出力の大きい増幅器を使用す
る必要はない。
【0022】特にクリップ成分のみを増幅する増幅器で
は、信号のハイレベルの部分に於てクリップにより生じ
た歪み成分のみからなり、時間的にもレベル的にも頻度
が少ないため、主となる増幅器より更に小出力の増幅器
でもよい。そのため電源回路の熱設計もほぼ主となる増
幅器のみと同等とすることができるので、当該クリップ
成分のみを増幅する小増幅器と各小増幅器に対し演算増
幅器2個及び抵抗若干を追加するだけで、上記主となる
増幅器の小形化と相俟って製造原価を低減すると共に、
効率よく音質改善ができるという効果が得られるに至っ
たのである。
は、信号のハイレベルの部分に於てクリップにより生じ
た歪み成分のみからなり、時間的にもレベル的にも頻度
が少ないため、主となる増幅器より更に小出力の増幅器
でもよい。そのため電源回路の熱設計もほぼ主となる増
幅器のみと同等とすることができるので、当該クリップ
成分のみを増幅する小増幅器と各小増幅器に対し演算増
幅器2個及び抵抗若干を追加するだけで、上記主となる
増幅器の小形化と相俟って製造原価を低減すると共に、
効率よく音質改善ができるという効果が得られるに至っ
たのである。
【図1】第1実施例の構成を示す回路説明図である。
【図2】図1の電気音響変換装置の断面図である。
【図3】第1実施例の変形例の説明図である。
【図4】第2実施例の構成を示す回路説明図である。
【図5】第2実施例の変形例の説明図である。
1 電気音響変換装置 S1 動電型スピーカ S2 動電型スピーカ S3 動電型スピーカ M 駆動部 M1 ボイスコイル M2 ボイスコイル M3 ボイスコイル Bo 巻き枠 Di 振動板 G 磁気回路 Fr フレーム Ed エッジ Ca キャビネット A1 増幅器 A2 増幅器 A3 増幅器 C1 クリップ成分抽出回路 C2 クリップ成分抽出回路 C11 演算増幅器 C22 演算増幅器
Claims (3)
- 【請求項1】 n個のボイスコイル(M1),(M2),
…,(Mn)を具備する複合駆動型の電気音響変換装置
(1)と、当該n個のボイスコイル(M1),(M2),
…,(Mn)の夫々に接続されているn個の増幅器(A
1),(A2),…,(An)と、当該増幅器のうち(n
−1)番目までの増幅器(A1),(A2),…,(A
(n−1))の各出力回路に接続されて夫々の出力信号
からクリップ成分を抽出するクリップ抽出回路(C
1),(C2),…,(C(n−1))とからなり、当該
クリップ抽出回路(C1),(C2),…,(C(n−
1))は、各々が夫々接続されている前記各増幅器(A
1),(A2),…,(A(n−1))の各出力信号中に
クリップ成分が存在すれば当該クリップ成分を抽出して
次段の増幅器に入力するように接続されていることを特
徴とする増幅回路付き電気音響変換装置。 - 【請求項2】 前記電気音響変換装置(1)が、n個の
ボイスコイル(M1),(M2),…,(Mn)が共通の
巻枠(Bo)に捲着された駆動部(M)と、磁気回路
(G)及び振動板(Di)とを具備する複合ボイスコイ
ルを有する単一の動電型スピーカである請求項1記載の
増幅回路付き電気音響変換装置。 - 【請求項3】 前記電気音響変換装置(1)が、複数個
の動電型スピーカ(S1),(S2),…,(Sn)の集
合体である請求項1記載の増幅回路付き電気音響変換装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20776696A JPH1032896A (ja) | 1996-07-17 | 1996-07-17 | 増幅回路付き電気音響変換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20776696A JPH1032896A (ja) | 1996-07-17 | 1996-07-17 | 増幅回路付き電気音響変換装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1032896A true JPH1032896A (ja) | 1998-02-03 |
Family
ID=16545189
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20776696A Pending JPH1032896A (ja) | 1996-07-17 | 1996-07-17 | 増幅回路付き電気音響変換装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1032896A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004511927A (ja) * | 2000-07-11 | 2004-04-15 | アメリカン・テクノロジー・コーポレーション | パラメトリックスピーカー用電力アンプ |
-
1996
- 1996-07-17 JP JP20776696A patent/JPH1032896A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004511927A (ja) * | 2000-07-11 | 2004-04-15 | アメリカン・テクノロジー・コーポレーション | パラメトリックスピーカー用電力アンプ |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| KR100337411B1 (ko) | 저역 통과 필터 피드백없이 위상 지연이 없는 d급 증폭기 | |
| US4649565A (en) | Electro-acoustic converter with compensated frequency response characteristic | |
| CN106373603A (zh) | 一种根据音量大小控制录音的装置及其方法 | |
| US5243656A (en) | Audio circuit | |
| JP2820899B2 (ja) | 電力増幅装置及びこれを具えるマルチウェイスピーカ装置 | |
| US5912978A (en) | Loudspeaker | |
| JPH1032896A (ja) | 増幅回路付き電気音響変換装置 | |
| JPS60196098A (ja) | 低歪スピ−カ装置 | |
| JP3147662B2 (ja) | 音響再生装置 | |
| JP3106718B2 (ja) | スピーカ駆動装置 | |
| US8155353B2 (en) | Device and method for driving speaker | |
| US7079660B2 (en) | Bass compensation device and a sound system using the device | |
| CN86107860A (zh) | 双绕组音圈扬声器及其功放电路 | |
| KR102856243B1 (ko) | 혼합 신호 처리 스피커 장치 | |
| JPH0327699A (ja) | 音声再生装置 | |
| JPS6310999A (ja) | スピ−カ | |
| JPH0522795A (ja) | スピーカ | |
| JP3525632B2 (ja) | 音響再生装置 | |
| JP2578812Y2 (ja) | 電子機器用音声回路 | |
| JPH07120908B2 (ja) | 電力増幅回路 | |
| JPH0370406B2 (ja) | ||
| JPH04108205A (ja) | 低周波増幅器 | |
| JP2000253484A (ja) | スピーカ駆動装置及びこれを具備した音響機器 | |
| JPS6119296A (ja) | スピ−カ装置 | |
| JPS62232298A (ja) | 重低音再生装置 |