JPH10329457A - 秘密情報を有するシート - Google Patents
秘密情報を有するシートInfo
- Publication number
- JPH10329457A JPH10329457A JP9155917A JP15591797A JPH10329457A JP H10329457 A JPH10329457 A JP H10329457A JP 9155917 A JP9155917 A JP 9155917A JP 15591797 A JP15591797 A JP 15591797A JP H10329457 A JPH10329457 A JP H10329457A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- color
- sheet
- heat
- secret information
- temperature
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Credit Cards Or The Like (AREA)
- Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 人に見られたくないように不可視状態で印字
され、受取人は簡便な手段により可視化できるようにし
た秘密情報を有したハガキやグリーティングカードなど
のシートの提供。 【課題の解決手段】 基材2面に感熱転写リボンの感熱
転写層から転移した、示温剤内包マイクロカプセルを含
有した熱溶融ワックスおよび/または熱可塑性樹脂、か
ら主としてなる印字により、秘密情報3が不可視状態で
施されてなるシート1。
され、受取人は簡便な手段により可視化できるようにし
た秘密情報を有したハガキやグリーティングカードなど
のシートの提供。 【課題の解決手段】 基材2面に感熱転写リボンの感熱
転写層から転移した、示温剤内包マイクロカプセルを含
有した熱溶融ワックスおよび/または熱可塑性樹脂、か
ら主としてなる印字により、秘密情報3が不可視状態で
施されてなるシート1。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、温度変化によって
発色・消色もしくは変色する示温剤を用いた特殊の感熱
転写リボンをもって秘密情報が施されてなる、ハガキや
グリーティングカードなどのシートに関する。
発色・消色もしくは変色する示温剤を用いた特殊の感熱
転写リボンをもって秘密情報が施されてなる、ハガキや
グリーティングカードなどのシートに関する。
【0002】
【従来の技術】現在、ワープロやパソコンの進展に伴
い、一般的に普及しているサーマルプリンタ用の感熱転
写リボンとは、熱溶融ワックスおよび/または熱可塑性
樹脂に有色染料や有色顔料を含有させてなる感熱転写層
を有するもので、この感熱転写リボンはサーマルプリン
タのサーマルヘッドにより感熱転写層が溶融され、シー
ト面に感熱転写層が部分的に転移して情報を施すもので
ある。
い、一般的に普及しているサーマルプリンタ用の感熱転
写リボンとは、熱溶融ワックスおよび/または熱可塑性
樹脂に有色染料や有色顔料を含有させてなる感熱転写層
を有するもので、この感熱転写リボンはサーマルプリン
タのサーマルヘッドにより感熱転写層が溶融され、シー
ト面に感熱転写層が部分的に転移して情報を施すもので
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような感熱転写リ
ボンにて印字された情報は、その感熱転写層に含有され
た有色染料や有色顔料の色で呈色する。したがって、当
然のことながら、これを用いて、例えば、ハガキやグリ
ーティングカードなどのシート面に、人に見られたくな
い秘密情報を不可視状態で印字することはできない。あ
るいは、仮にシートの印字部を感熱転写リボンのものと
同色として情報を不可視化しても、今度は受取人がこれ
を可視化する手段はない。
ボンにて印字された情報は、その感熱転写層に含有され
た有色染料や有色顔料の色で呈色する。したがって、当
然のことながら、これを用いて、例えば、ハガキやグリ
ーティングカードなどのシート面に、人に見られたくな
い秘密情報を不可視状態で印字することはできない。あ
るいは、仮にシートの印字部を感熱転写リボンのものと
同色として情報を不可視化しても、今度は受取人がこれ
を可視化する手段はない。
【0004】そこで、本発明は、人に見られたくないよ
うに不可視状態で印字され、受取人は簡便な手段により
可視化できるようにした秘密情報を有するハガキやグリ
ーティングカードなどのシートの提供を課題とする。
うに不可視状態で印字され、受取人は簡便な手段により
可視化できるようにした秘密情報を有するハガキやグリ
ーティングカードなどのシートの提供を課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】従来より、温度変化によ
り発色・消色や変色を具現する示温剤は、マイクロカプ
セルに内包され、これをインキビヒクルに混合されてな
る示温剤インキとして実用化されており、例えば、示温
カードやマグカップあるいはTシャツなどに使用されて
いる。
り発色・消色や変色を具現する示温剤は、マイクロカプ
セルに内包され、これをインキビヒクルに混合されてな
る示温剤インキとして実用化されており、例えば、示温
カードやマグカップあるいはTシャツなどに使用されて
いる。
【0006】そこで、本発明者らは、温度変化により発
色・消色や変色する示温剤の機能、とりわけ、常温では
無色であるが、加熱もしくは冷却により発色する示温剤
に注目し、この示温剤を内包したマイクロカプセルを熱
溶融ワックスおよび/または熱可塑性樹脂に含有させて
なる感熱転写層を有した感熱転写リボンをもって秘密情
報をシートの基材面に印字することにより、上記課題を
達成できることを見いだし、本発明を想到した。
色・消色や変色する示温剤の機能、とりわけ、常温では
無色であるが、加熱もしくは冷却により発色する示温剤
に注目し、この示温剤を内包したマイクロカプセルを熱
溶融ワックスおよび/または熱可塑性樹脂に含有させて
なる感熱転写層を有した感熱転写リボンをもって秘密情
報をシートの基材面に印字することにより、上記課題を
達成できることを見いだし、本発明を想到した。
【0007】すなわち、本発明の秘密情報を有するシー
トは、基材面に感熱転写リボンの感熱転写層から転移し
た、示温剤内包マイクロカプセルを含有した熱溶融ワッ
クスおよび/または熱可塑性樹脂、から主としてなる印
字により、秘密情報が不可視状態で施されてなることを
特徴とする。
トは、基材面に感熱転写リボンの感熱転写層から転移し
た、示温剤内包マイクロカプセルを含有した熱溶融ワッ
クスおよび/または熱可塑性樹脂、から主としてなる印
字により、秘密情報が不可視状態で施されてなることを
特徴とする。
【0008】特に好ましくは、本発明の秘密情報を有す
るシートは、上記示温剤が常温では無色であるが、加熱
もしくは冷却により発色するものであることを特徴とす
る。
るシートは、上記示温剤が常温では無色であるが、加熱
もしくは冷却により発色するものであることを特徴とす
る。
【0009】あるいは、本発明の秘密情報を有するシー
トは、上記示温剤が常温で特定色を示し、加熱もしくは
冷却により変色するものであって、且つ、少なくとも秘
密情報の印字領域を前記特定色と同色としてなることを
特徴とする。
トは、上記示温剤が常温で特定色を示し、加熱もしくは
冷却により変色するものであって、且つ、少なくとも秘
密情報の印字領域を前記特定色と同色としてなることを
特徴とする。
【0010】
【発明の実施形態】以下、本発明を好適な実施形態に基
づき、さらに詳述する。図1に示したものは、グリーテ
ィングカードとして構成された本発明の秘密情報を有す
るシート1の斜視図で、これは基材2面に従来の感熱転
写リボンをもって印字された所定情報4が施されている
と共に、示温剤内包マイクロカプセルを熱溶融ワックス
および/または熱可塑性樹脂に含有させてなる感熱転写
層を有した感熱転写リボンをもって印字された秘密情報
3が、常温で無色の不可視状態で施されてなる。
づき、さらに詳述する。図1に示したものは、グリーテ
ィングカードとして構成された本発明の秘密情報を有す
るシート1の斜視図で、これは基材2面に従来の感熱転
写リボンをもって印字された所定情報4が施されている
と共に、示温剤内包マイクロカプセルを熱溶融ワックス
および/または熱可塑性樹脂に含有させてなる感熱転写
層を有した感熱転写リボンをもって印字された秘密情報
3が、常温で無色の不可視状態で施されてなる。
【0011】また、図2に示したものは、ハガキとして
構成された本発明の秘密情報を有するシート11の斜視
図で、これは基材12面に従来の感熱転写リボンをもっ
て印字された所定情報14が施されていると共に、示温
剤内包マイクロカプセルを熱溶融ワックスおよび/また
は熱可塑性樹脂に含有させてなる感熱転写層を有した感
熱転写リボンをもって印字された秘密情報13が、常温
において、その印字色と同色としてなる印字領域Pに不
可視状態で施されてなる。
構成された本発明の秘密情報を有するシート11の斜視
図で、これは基材12面に従来の感熱転写リボンをもっ
て印字された所定情報14が施されていると共に、示温
剤内包マイクロカプセルを熱溶融ワックスおよび/また
は熱可塑性樹脂に含有させてなる感熱転写層を有した感
熱転写リボンをもって印字された秘密情報13が、常温
において、その印字色と同色としてなる印字領域Pに不
可視状態で施されてなる。
【0012】本発明の秘密情報を有するシートは、示温
剤内包マイクロカプセルを熱溶融ワックスおよび/また
は熱可塑性樹脂に含有させてなる感熱転写層を有した感
熱転写リボンをもって、サーマルプリンタにて秘密情報
が施されることにより形成される。
剤内包マイクロカプセルを熱溶融ワックスおよび/また
は熱可塑性樹脂に含有させてなる感熱転写層を有した感
熱転写リボンをもって、サーマルプリンタにて秘密情報
が施されることにより形成される。
【0013】以下、本発明に関連する特殊な感熱転写リ
ボンの感熱転写層を構成する熱溶融ワックスおよび/ま
たは熱可塑性樹脂と、示温剤内包マイクロカプセルにつ
いて詳述する。熱溶融ワックスとしては、融点が60〜
150℃程度のパラフィンワックス、カウナバルワック
ス、モンタンワックス、石油系ワックス、セラックワッ
クス、合成酸化ワックスおよびその誘導体、あるいは脂
肪酸エステル系ワックス、水添系ワックスなどから適宜
選択して好適に使用できる。一方、熱可塑性樹脂として
は、融点または軟化点が60〜150℃程度のポリエチ
レン、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニル、ポリスチエ
ン、ポリアクリル酸エステルなどから適宜選択したもの
が好適に使用できる。熱溶融ワックス、熱可塑性樹脂
は、単独もしくは混合しても使用できるが、最も好適に
は転移性が優れた熱溶融ワックスがよい。
ボンの感熱転写層を構成する熱溶融ワックスおよび/ま
たは熱可塑性樹脂と、示温剤内包マイクロカプセルにつ
いて詳述する。熱溶融ワックスとしては、融点が60〜
150℃程度のパラフィンワックス、カウナバルワック
ス、モンタンワックス、石油系ワックス、セラックワッ
クス、合成酸化ワックスおよびその誘導体、あるいは脂
肪酸エステル系ワックス、水添系ワックスなどから適宜
選択して好適に使用できる。一方、熱可塑性樹脂として
は、融点または軟化点が60〜150℃程度のポリエチ
レン、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニル、ポリスチエ
ン、ポリアクリル酸エステルなどから適宜選択したもの
が好適に使用できる。熱溶融ワックス、熱可塑性樹脂
は、単独もしくは混合しても使用できるが、最も好適に
は転移性が優れた熱溶融ワックスがよい。
【0014】本発明における示温剤とは、温度変化によ
り可逆的に発色・消色もしくは変色するサーモクロミッ
ク材料であって、このようなものとしては、例えば、メ
タモカラー、縮合芳香環置換エチレン誘導体、液晶など
がある。メタモカラーとは、電子供与性有機化合物、電
子受容性化合物および極性有機化合物から構成されてい
る。電子供与性有機化合物は発色色を決定するもので、
例えば、3,6−ジメトキシフルオラン(黄)、3−シ
クロヘキシルアミノ−6−クロロフルオラン(橙)、3
−ジエチルアミノ−6−メチル−7−クロロフルオラン
(朱)、3−ジエチルアミノベンズフルオラン、(桃)
ローダミンBラクタム(赤)、クリスタルバイオレット
ラクトン(青)、3−ジエチルアミノ−7−ジベンジル
アミノフルオラン(緑)、3−ジエチルアミノ−6−メ
チル−7−アニリノフルオラン(黒)などが挙げられ
る。
り可逆的に発色・消色もしくは変色するサーモクロミッ
ク材料であって、このようなものとしては、例えば、メ
タモカラー、縮合芳香環置換エチレン誘導体、液晶など
がある。メタモカラーとは、電子供与性有機化合物、電
子受容性化合物および極性有機化合物から構成されてい
る。電子供与性有機化合物は発色色を決定するもので、
例えば、3,6−ジメトキシフルオラン(黄)、3−シ
クロヘキシルアミノ−6−クロロフルオラン(橙)、3
−ジエチルアミノ−6−メチル−7−クロロフルオラン
(朱)、3−ジエチルアミノベンズフルオラン、(桃)
ローダミンBラクタム(赤)、クリスタルバイオレット
ラクトン(青)、3−ジエチルアミノ−7−ジベンジル
アミノフルオラン(緑)、3−ジエチルアミノ−6−メ
チル−7−アニリノフルオラン(黒)などが挙げられ
る。
【0015】また、電子受容性化合物は発色濃度を決定
するもので、通常、没食子酸ピロピルエステルなどが挙
げられる。さらに、極性有機化合物は変色温度を決定す
るもので、例えば、n−オクチルアルコール、n−デン
シルアルコ−ラウリルアルコール、ミリスチルアルコー
ル、セチルアルコール、ステアリルアルコールなどの高
級アルコールなどが挙げられる。変色温度はこれらのア
ルコールを適宜混合して用いることにより、約−40〜
50℃の範囲で任意に選択できる。
するもので、通常、没食子酸ピロピルエステルなどが挙
げられる。さらに、極性有機化合物は変色温度を決定す
るもので、例えば、n−オクチルアルコール、n−デン
シルアルコ−ラウリルアルコール、ミリスチルアルコー
ル、セチルアルコール、ステアリルアルコールなどの高
級アルコールなどが挙げられる。変色温度はこれらのア
ルコールを適宜混合して用いることにより、約−40〜
50℃の範囲で任意に選択できる。
【0016】次に、縮合芳香環置換エチレン誘導体と
は、例えば、ジ−α,β−ナフトイソスピロピラン、ベ
ンゾ−β−ナフトイソスピロピラン、3−アルキル−ジ
−β−ナフトスピロピランなどのスピロピラン系化合
物、ビアンスロン、ジキサンチレン、キサンチリデンア
ンスロンなどのアンスロン系化合物が挙げられる。特に
好ましくはスピロピラン系化合物で、これには冷却変色
型と加熱変色型があり、特定の温度を境に無色から有色
となり、これは可逆的に変化する。
は、例えば、ジ−α,β−ナフトイソスピロピラン、ベ
ンゾ−β−ナフトイソスピロピラン、3−アルキル−ジ
−β−ナフトスピロピランなどのスピロピラン系化合
物、ビアンスロン、ジキサンチレン、キサンチリデンア
ンスロンなどのアンスロン系化合物が挙げられる。特に
好ましくはスピロピラン系化合物で、これには冷却変色
型と加熱変色型があり、特定の温度を境に無色から有色
となり、これは可逆的に変化する。
【0017】さらに、液晶はサーモクロミック材料とし
て使用できるコレステリック型液晶が好ましく、これは
コレステリンの誘導体で、その分子配列における螺旋の
変形エネルギーが極めて小さく、螺旋ピッチは温度によ
って容易に変化するので、このピッチ変化が光学的な色
彩変化としてとらえられる。変色温度はその種類や混合
比により適宜選択することができる。
て使用できるコレステリック型液晶が好ましく、これは
コレステリンの誘導体で、その分子配列における螺旋の
変形エネルギーが極めて小さく、螺旋ピッチは温度によ
って容易に変化するので、このピッチ変化が光学的な色
彩変化としてとらえられる。変色温度はその種類や混合
比により適宜選択することができる。
【0018】示温剤が常温において特定色で発色するも
のを選択した場合は、その特定色と同色でベタ印刷や地
紋印刷されてなる印字領域を基材面に施すことで秘密情
報は不可視状態となる。しかしながら、最も好ましく
は、常温において無色であり、加熱もしくは冷却により
発色する示温剤を選択し、調製するのがよく、この条件
を満たす好適な示温剤とはスピロピラン系化合物であ
る。
のを選択した場合は、その特定色と同色でベタ印刷や地
紋印刷されてなる印字領域を基材面に施すことで秘密情
報は不可視状態となる。しかしながら、最も好ましく
は、常温において無色であり、加熱もしくは冷却により
発色する示温剤を選択し、調製するのがよく、この条件
を満たす好適な示温剤とはスピロピラン系化合物であ
る。
【0019】示温剤のマイクロカプセル化方法について
は、従来のマイクロカプセル化製法において慣用のもの
でよく、特に制限はない。例えば、界面重合法、インサ
イチュ法、コアセルベーション法、オリフィス法などが
利用できるが、好適なマイクロカプセル化の実施例を挙
げると次のようになる。スチレン−無水マレイン酸共重
合体の酸性水溶液中に示温剤を加え、高速かきまぜて乳
化または分散させる。一方、ホルマリンおよびメラミン
の混合液にアルカリを加え、pH8〜10に調整した
後、50〜100℃程度に加熱してメチロール化メラミ
ンからなるメラミン−ホルムアルデヒド初期縮合物の水
溶液を調製する。次いで、このメラミン−ホルムアルデ
ヒド初期縮合物の水溶液を前記スチレン−無水マレイン
酸共重合体と示温剤とを含む乳化液または分散液中に加
え、40〜90℃程度で30分ないし4時間かきまぜな
がら反応させ、示温剤の周囲にメラミン樹脂からなる壁
膜を形成させ、示温剤内包マイクロカプセル水溶液を得
る。
は、従来のマイクロカプセル化製法において慣用のもの
でよく、特に制限はない。例えば、界面重合法、インサ
イチュ法、コアセルベーション法、オリフィス法などが
利用できるが、好適なマイクロカプセル化の実施例を挙
げると次のようになる。スチレン−無水マレイン酸共重
合体の酸性水溶液中に示温剤を加え、高速かきまぜて乳
化または分散させる。一方、ホルマリンおよびメラミン
の混合液にアルカリを加え、pH8〜10に調整した
後、50〜100℃程度に加熱してメチロール化メラミ
ンからなるメラミン−ホルムアルデヒド初期縮合物の水
溶液を調製する。次いで、このメラミン−ホルムアルデ
ヒド初期縮合物の水溶液を前記スチレン−無水マレイン
酸共重合体と示温剤とを含む乳化液または分散液中に加
え、40〜90℃程度で30分ないし4時間かきまぜな
がら反応させ、示温剤の周囲にメラミン樹脂からなる壁
膜を形成させ、示温剤内包マイクロカプセル水溶液を得
る。
【0020】このように得られた示温剤内包マイクロカ
プセル水溶液から水分を除去し、示温剤内包マイクロカ
プセルを熱溶融ワックスおよび/または熱可塑性樹脂に
含有させる方法としては、示温剤内包マイクロカプセル
水溶液を乾燥噴霧法により乾燥させ、得られたマイクロ
カプセル粉体を所定の熱溶融ワックスもしくは熱可塑性
樹脂、あるいはこれらの混合物に混練させるのが一般的
であるが、最も好ましくは、示温剤内包マイクロカプセ
ル水溶液にグリコール類などの低級アルコールを加え
(必要に応じ、スピンドル油などの油類も添加する)、
真空脱水法を利用して水分を気化した後、熱溶融ワック
スに混合する方法がよい。
プセル水溶液から水分を除去し、示温剤内包マイクロカ
プセルを熱溶融ワックスおよび/または熱可塑性樹脂に
含有させる方法としては、示温剤内包マイクロカプセル
水溶液を乾燥噴霧法により乾燥させ、得られたマイクロ
カプセル粉体を所定の熱溶融ワックスもしくは熱可塑性
樹脂、あるいはこれらの混合物に混練させるのが一般的
であるが、最も好ましくは、示温剤内包マイクロカプセ
ル水溶液にグリコール類などの低級アルコールを加え
(必要に応じ、スピンドル油などの油類も添加する)、
真空脱水法を利用して水分を気化した後、熱溶融ワック
スに混合する方法がよい。
【0021】この方法によれば、粉体化工程を経ないた
め、カプセル同士が結着して肥大化粒子が形成されず、
しかも、カプセル生成時の弾力性、強度などの物理的性
質が損なわれないないため、専用塗布機もしくはオフセ
ット印刷機にて、好適に基材面に感熱転写層を形成でき
る。感熱転写層における示温剤内包マイクロカプセルの
含有率は、発色濃度に応じるが、乾燥重量比で5〜70
%、好ましくは10〜60%、さらに好ましくは20〜
50%程度がよい。
め、カプセル同士が結着して肥大化粒子が形成されず、
しかも、カプセル生成時の弾力性、強度などの物理的性
質が損なわれないないため、専用塗布機もしくはオフセ
ット印刷機にて、好適に基材面に感熱転写層を形成でき
る。感熱転写層における示温剤内包マイクロカプセルの
含有率は、発色濃度に応じるが、乾燥重量比で5〜70
%、好ましくは10〜60%、さらに好ましくは20〜
50%程度がよい。
【0022】この感熱転写層は、塗布機もしくは印刷機
にて基材面に設けられ、サーマルプリンタ用の感熱転写
リボンとして成形される。なお、感熱転写層の塗布量
は、従来の感熱転写リボンと同程度で、基材1平方メー
トル当たり1〜10gでよい。このように得られた感熱
転写リボンは、通常、従来の感熱転写リボンと同様にカ
セット内に収納され、従来のものと同様にプリンタ印字
に使用される。
にて基材面に設けられ、サーマルプリンタ用の感熱転写
リボンとして成形される。なお、感熱転写層の塗布量
は、従来の感熱転写リボンと同程度で、基材1平方メー
トル当たり1〜10gでよい。このように得られた感熱
転写リボンは、通常、従来の感熱転写リボンと同様にカ
セット内に収納され、従来のものと同様にプリンタ印字
に使用される。
【0023】このような特殊な感熱転写リボンにて基材
面に施された秘密情報を受取人が可視化する場合には、
示温剤の発色・消色、変色温度に応じた温度変化を与え
ればよく、例えば、冷蔵庫内にシートを入れて冷却した
り、あるいはドライヤーの温風を吹きかけて加熱させる
ことにより秘密情報を無色から有色に発色させたり、あ
るいは変色を生じさせて印字領域の色とのコントラスト
を生じさせるなどすれば可視化できる。
面に施された秘密情報を受取人が可視化する場合には、
示温剤の発色・消色、変色温度に応じた温度変化を与え
ればよく、例えば、冷蔵庫内にシートを入れて冷却した
り、あるいはドライヤーの温風を吹きかけて加熱させる
ことにより秘密情報を無色から有色に発色させたり、あ
るいは変色を生じさせて印字領域の色とのコントラスト
を生じさせるなどすれば可視化できる。
【0024】
【発明の効果】本発明の秘密情報を有するシートによれ
ば、示温剤内包マイクロカプセルを含有した熱溶融ワッ
クスおよび/または熱可塑性樹脂、から主としてなる印
字により、人に見られたくない秘密情報が不可視状態で
施され、受取人は簡便な手段によりそれを可視化できる
といった効果を奏する。
ば、示温剤内包マイクロカプセルを含有した熱溶融ワッ
クスおよび/または熱可塑性樹脂、から主としてなる印
字により、人に見られたくない秘密情報が不可視状態で
施され、受取人は簡便な手段によりそれを可視化できる
といった効果を奏する。
【図1】グリーティングカードとして構成された本発明
の秘密情報を有するシートの斜視図。
の秘密情報を有するシートの斜視図。
【図2】ハガキとして構成された本発明の秘密情報を有
するシートの斜視図。
するシートの斜視図。
1、11 本発明の秘密情報を有したシート 2、12 基材 3、13 秘密情報 4、14 所定情報 P 印字領域
Claims (3)
- 【請求項1】 基材面に感熱転写リボンの感熱転写層か
ら転移した、示温剤内包マイクロカプセルを含有した熱
溶融ワックスおよび/または熱可塑性樹脂、から主とし
てなる印字により、秘密情報が不可視状態で施されてな
るシート。 - 【請求項2】 示温剤が常温では無色であるが、加熱も
しくは冷却により発色するものである請求項1記載のシ
ート。 - 【請求項3】 示温剤が常温で特定色を示し、加熱もし
くは冷却により変色するものであって、且つ、少なくと
も秘密情報の印字領域を前記特定色と同色としてなる請
求項1記載のシート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9155917A JPH10329457A (ja) | 1997-05-29 | 1997-05-29 | 秘密情報を有するシート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9155917A JPH10329457A (ja) | 1997-05-29 | 1997-05-29 | 秘密情報を有するシート |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10329457A true JPH10329457A (ja) | 1998-12-15 |
Family
ID=15616344
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9155917A Pending JPH10329457A (ja) | 1997-05-29 | 1997-05-29 | 秘密情報を有するシート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10329457A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006347103A (ja) * | 2005-06-20 | 2006-12-28 | Toppan Forms Co Ltd | 情報隠蔽シート組 |
| US7465693B2 (en) | 2006-09-13 | 2008-12-16 | Flint Trading, Inc. | Thermochromatic temperature marking for outdoor surfaces |
-
1997
- 1997-05-29 JP JP9155917A patent/JPH10329457A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006347103A (ja) * | 2005-06-20 | 2006-12-28 | Toppan Forms Co Ltd | 情報隠蔽シート組 |
| US7465693B2 (en) | 2006-09-13 | 2008-12-16 | Flint Trading, Inc. | Thermochromatic temperature marking for outdoor surfaces |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3396787B2 (ja) | 感温変色性色彩記憶性マイクロカプセル顔料 | |
| JP3726217B2 (ja) | 感温変色性色彩記憶性マイクロカプセル顔料 | |
| JP3306609B2 (ja) | 感温変色性色彩記憶性組成物 | |
| JP4878930B2 (ja) | 可逆感温変色性ヒステリシス組成物 | |
| JPS5919193A (ja) | 感熱記録紙 | |
| JPS62202783A (ja) | 部分感圧紙 | |
| JPH10329457A (ja) | 秘密情報を有するシート | |
| JP2015024582A (ja) | 可逆熱変色積層体への粘着層の配設方法および可逆熱変色性貼着体 | |
| JPH0263076B2 (ja) | ||
| JP3870996B2 (ja) | 感温変色性熱転写記録媒体の製造方法 | |
| JPH10329429A (ja) | 感熱転写リボン | |
| JP3783184B2 (ja) | 示温剤マイクロカプセル | |
| JPH10329437A (ja) | 感熱転写剤 | |
| JPH11129621A (ja) | 偽造防止用感熱複写シート | |
| JP2592811B2 (ja) | 温度変化により色変化する感熱転写媒体 | |
| JPS6168290A (ja) | 多数回熱転写媒体 | |
| JP3870994B2 (ja) | 感温変色性熱転写記録媒体 | |
| JPH1086542A (ja) | 感温変色性熱転写記録媒体 | |
| JP2002121427A (ja) | 可逆熱変色性スタンプ用インキ組成物 | |
| JP2001171237A (ja) | 感熱転写剤 | |
| JP2001171236A (ja) | 秘密情報を有するシート | |
| JPH11129622A (ja) | 情報隠蔽用感熱複写シート | |
| JPS6257518B2 (ja) | ||
| JP3973806B2 (ja) | 感熱記録材料及びその製造方法 | |
| JP2001171235A (ja) | 感熱転写リボン |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20051219 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060221 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060424 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20061003 |